JP6538849B2 - 時間スロットチャネルホッピング(tsch)macのためのスケジューリングアルゴリズムおよび方法 - Google Patents

時間スロットチャネルホッピング(tsch)macのためのスケジューリングアルゴリズムおよび方法 Download PDF

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Description

ここで説明する実施形態は、一般に、ワイヤレスネットワークのためのスケジューリングシステムに関し、より詳細には、時間スロットチャネルホッピング媒体アクセス制御(TSCH MAC:Time Slotted Channel Hopping Medium Access Control)およびIEEE802.15.4eネットワークのためのスケジューリングシステムに関する。
ワイヤレスネットワークにおいて、TSCH技術は、ワイヤレス帯域幅を時間と周波数とに分割し、ワイヤレスノードは、特定の帯域幅(すなわち周波数チャネル)を介してタイムスロット中で通信する(すなわち、データを送信および/または受信する)ことができる。時分割多元接続(TDMA)スケジュールは、ノードがそれのネイバーに/からデータをどのタイムスロット中にどの周波数チャネルを介して送信または受信すべきかを決定する。
最近規定されたIEEE802.15.4e規格では、TSCHスケジュールがネットワーク中でどのように動作するのかについての機構が規定されたが、最適化されたスケジュールがどのように構築されるのかは明記されていない。TSCHに準拠し、IEEE802.15.4e TSCH MACに基づいて動作するスケジューリング方法を有することが望ましい。
産業上の用途は、異なるレイテンシ需要を有することがある。たとえば、プロセス制御または監視用途(たとえば、環境監視)は、非時間制約型であり得る。一方、工場自動化用途、防災および災害安全用途などは、遅延に高感度であり得る。したがって、そのような用途のレイテンシおよびシステム応答時間は、重要であり、サービス品質(QoS)要件は、しばしば、数百ミリ秒のスケールにある。
多くのワイヤレスネットワークは、低品質のノード間のリンクを有し、これらのノード間の高率の通信失敗をもたらす結果となる。さらに、ノード間のいくつかのリンクは、より高いトラフィック需要を有し得る(すなわち、スケジューリング期間中により多くのデータパケットを送信するように要求される)。スケジューリング方法にとって、スケジュールを定義するときにリンクの信頼性とトラフィック需要とにおけるこれらの変動を考慮することは有利であり得る。
ワイヤレスネットワークノードは、しばしば、容量が限られたバッテリーによって電力供給される。したがって、電力効率は、最大化されるべきであり、デバイス内の不要な電力使用量は、最小限に抑えられるべきである。
ワイヤレスネットワークを概略的に示す図。 さらなるワイヤレスネットワークを概略的に示す図。 図2のワイヤレスネットワークのためのスケジュールの図式的な表現の図。 図2のワイヤレスネットワークのためのスケジュールの図式的な表現の図。 図2のワイヤレスネットワークのためのスケジュールの図式的な表現の図。 ホップ距離に関するノード活動を示すグラフ。 一実施形態による、ワイヤレスネットワークを概略的に示す図。 図5Aのワイヤレスネットワークに対して定義されるスケジュールの図式的な表現。 送信機のための一実施形態において使用される方法のためのフローチャート。 受信機のための一実施形態において使用される方法のためのフローチャート。 そのうちの1つが一実施形態に従って定義され、そのうちの1つが一実施形態に従って定義されていない、2つのスケジュールのスループットを図式的に示す2つのグラフ。 一実施形態によることがある、方法の態様を示す図。 一実施形態において使用される方法のためのフローチャート。 一実施形態による、ハブを概略的に示す図。 一実施形態による、ノードを概略的に示す図。 一実施形態の動作を概略的に示す図。 代替実施形態の動作を概略的に示す図。 スーパーフレーム当たりの平均遅延に関して一実施形態のパフォーマンスを示すグラフ。 エネルギー消費に関して一実施形態のパフォーマンスを示すグラフ。 ネットワークにおける異なる平均トラフィック量に基づく一実施形態のシミュレーション中の異なるスーパーフレーム長を示す表。 ネットワークにおけるノードのランタイムキューサイズを示すグラフ。 一実施形態による、ネットワーク中のノードの無線デューティサイクルを示すグラフ。 ノードバッファサイズ制限が5つのパケットのランタイムノードキューのグラフ。 異なる平均リンク品質設定に基づくパケット配信比率を示すグラフ。
一実施形態によるものは、ワイヤレスローカルエリアネットワークのためのネットワークデバイスであって、ここにおいて、ネットワークデバイスは、セルをリンクに割り振るスケジュールに従って少なくとも1つの周波数チャネルを介して複数のワイヤレスネットワークノードとワイヤレス通信するように動作可能である、ここにおいて、セルは、周波数チャネル上のタイムスロットであり、リンクは、2つのネットワークノード間またはネットワークノードとネットワークデバイスとの間の通信を表す、ネットワークデバイスは、スケジューリング期間中にネットワークノードの各々が送信する予定になっているパケットの数を備えるトラフィック情報を受信するように動作可能な無線と、スケジュールを定義するように構成されたプロセッサと、ここにおいて、スケジュールは、より前に割り振られるセル中でのリンクによるパケットの通信が失敗するときにパケットを通信するための冗長セルとしてリンクに割り振られる少なくとも1つのセルを備える、を備えるネットワークデバイスである。
ネットワークデバイスは、IEEE802.15.4e規格のためのインターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)6TiSCHを使用するか、それとの互換性があるか、またはそれに従うように構成され得る。
ネットワークデバイスは、任意のワイヤレスネットワークにおいて使用するためのものであり得る。そのようなワイヤレスネットワークは、ネットワークデバイスと複数のネットワークノードとを備え得る。ネットワークデバイスは、ハブであるか、またはそれを備え得る。ネットワークデバイスは、ネットワークノードと同じであり得る。ネットワークデバイスは、したがって、ネットワークノードに関してここで説明するいずれかの方法を実行するように構成され得る。ネットワークデバイスは、経路計算要素(PCE:Path Computation Element)であり得る。ネットワークデバイスは、ネットワーク局であり得る。ネットワークデバイスは、パーソナルエリアネットワーク(PAN)コーディネータとして指定されたネットワークノードであり得る。
ネットワークデバイスは、プロセッサとストレージデバイスとを備え得る。プロセッサは、ストレージデバイス上に記憶される命令を実行するように構成され得、命令は、プロセッサによって実行されたとき、スケジュールを定義するように構成される。スケジュールは、より前に割り振られるセル中でのリンクによるパケットの通信が失敗するときにパケットを通信するための冗長セルとしてリンクに割り振られる少なくとも1つのセルを備え得る。
一実施形態による任意のネットワークデバイスは、プロセッサとストレージデバイスとを備え得る。プロセッサは、ストレージデバイス上に記憶される命令を実行するように構成され得る。命令は、一実施形態によるいずれかの方法に関して説明する方法ステップであるか、またはプロセッサもしくはネットワークデバイスが行うように構成されているものとしてここで説明されるいずれかの方法ステップであり得る。
ワイヤレスネットワークのネットワークデバイスとネットワークノードとは、複数の周波数チャネルを介して通信するように動作可能であり得る。ネットワークデバイスとネットワークノードとが通信するように動作可能である周波数チャネルの数は、技術規格において定義され得る。
リンクは、2つのネットワークノードの、またはネットワークノードとネットワークデバイスとのペアリングである。リンクは、単一の直接通信を表す。リンクを介してパケットが通信されるとき、ネットワークノード(またはネットワークデバイス)のうちの1つが、送信機または送信側になることになり、他方が、受信機になることになる。送信ノードは、受信機にデータパケットを送信することになり、受信に成功した場合、受信機は、送信側に肯定応答を送ることになる。リンクを介した通信は、単一のホップを表す。いくつかのネットワークノードは、単一のリンクによってネットワークデバイスに直接接続されないことがある。したがって、それらのデータパケットは、ネットワークデバイスに達するために他のノードによってリレーされる必要があり得る。ノードから導出されたデータパケットをネットワークデバイスに送信するために使用される必要があるリンクの最小数は、それぞれのノードのホップ距離ID(HID)である。
スケジューリング期間は、スケジュールが定義されるべき時間期間であり、これは、経時的に繰り返すことになる。スケジューリング期間は、スーパーフレームと呼ばれることがある。スケジューリング期間は、複数のタイムスロットに分割され得る。スケジューリング期間は、ネットワークデバイスによって決定される時間の標準単位であり得、ここにおいて、スケジューリング期間に対して定義されるスケジュールは、スケジューリング期間にわたって反復して実行される。
セルは、特定の周波数チャネル上の特定のタイムスロットとして定義される。したがって、スケジューリング期間は、スケジューリング期間中のタイムスロットの数と、ネットワークデバイスとネットワークノードとが通信するように動作可能である周波数チャネルの数との積に等しいセルの総数を備える。
ネットワークデバイスは、ネットワークノードに/からデータを送信および受信するように動作可能であり得る無線を備え得る。無線は、1つまたはそれぞれのネットワークノードにスケジュールを送信するように動作可能であり得る。無線は、1つまたはそれぞれのノードから予想受信値を周期的に受信するように動作可能であり得る。無線は、アンテナを備え得る。
ネットワークデバイスは、コントレインドアプリケーションプロトコル(Contrained Application Protocol)または他の軽量アプリケーションレイヤプロトコルを使用してネットワークノードにスケジュールまたはスケジュール情報を送信するように構成され得る。
プロセッサは、スケジュールを定義するためのストレージデバイス上に記憶され得る命令を実行するように構成され得る。プロセッサは、ネットワークノードに無線を介してスケジュールを送るようにさらに構成され得る。プロセッサは、1つまたはそれぞれのノードに無線を介してスケジュールを送信するように構成され得る。プロセッサは、スケジュールを実施するために1つまたはそれぞれのノードに無線を介してコマンドを送信するように構成され得る。
プロセッサは、1つまたはそれぞれのノードに無線を介してコマンドを送信するように構成され得る。コマンドは、ノードに、セルにある(すなわち、特定の周波数チャネル上の特定の時間にある)間にパケットを通信するように命令するように構成され得る。パケットを通信することは、パケットを受信するためにリッスンすることまたはパケットを送信すること(送ること)を備え得る。コマンドは、ノードに、1次スケジュールの一部として割り振られるセル中または冗長セル中にパケットを通信するように命令するように構成され得る。
ノードに、冗長セルにおいてパケットを通信するように命令するようにコマンドが構成されるとき、ノードは、関係するセル中にパケットを送信または受信すると予想している場合にしかパケットを通信しないことがある。
無線は、議論のあるワイヤレスネットワーク方法を使用してトラフィック情報を受信するように動作可能であり得る。無線は、制約つきアプリケーションプロトコルのような軽量アプリケーションレイヤプロトコルを使用してトラフィック情報を受信するように動作可能であり得る。ネットワークノードについて、固定ビットレートが仮定され得る。トラフィック情報は、動作の期間中に一度だけ受信され得る。トラフィック情報は、ネットワークデバイスまたはネットワークの初期設定時にのみ受信され得る。トラフィック情報はまた、ネットワークノードのトラフィック情報が変更されたときはいつでも受信され得る。
トラフィック情報は、ネットワークノードの各々がスケジューリング期間中に送信する予定であるパケットの数を備え得る。パケットは、データパケットであり、ネットワーク上のトラフィックである。ネットワークノードの各々がスケジューリング期間中に送信する予定であるパケットの数は、各ノードによってなされる提案であり得る。ネットワークノードの各々がスケジューリング期間中に送信する予定であるパケットの数は、スケジューリング期間中にネットワークノードによって生成されるデータパケットの数を備え得るか、またはそれに等しくなり得る。いくつかの実施形態では、ノードが送信する予定になっているデータパケットの数は、より前のスケジューリング期間中に送信されなかったパケットの数を備え得る。
セルがパケットを通信するためのものである場合、パケットを通信するためのセルのタイムスロットにおいておよび周波数チャネル上でそれぞれのリンクによってパケットを通信するために、セルが好適であると読み取られるべきである。同様に、パケットがセルにおいて、セル中で、セルの間にまたはセル上で通信されるべきであるとき、セルのそれぞれのタイムスロット中およびそれぞれの周波数においてパケットが通信されることを意味する。
既知の方法では、割り振られるタイムスロット中でのデータパケットの送信が劣悪なリンク状態などにより失敗する場合、MAC再送信が行われることになり、他のパケットのためにスケジュールされるセルが、再送信によって占有され得る。送信が失敗したリンクのために利用可能な他のいかなるスケジュールされるセルもない場合、再送信は、次のスーパーフレーム中に行われなければならない。これは、かなりの遅延、レイテンシの増加、およびスループットの低減が生じる結果となることがある。
一実施形態では、セルは、冗長セルとしてリンクに割り振られる。データパケットのためにそのリンクに割り当てられる第1のセル中に送信が成功しなかったそのデータパケットは、別のパケットを送信するために以前に割り振られるセルを再送信で占有することなしに、冗長セル中に/冗長セルを使用して送信され得る。これは、第1のスーパーフレーム中で送信されなかったデータパケットが、第2のスーパーフレームに持ち越されるのを防ぐ。
冗長セルは、セルが割り振られるリンクによるそのまたはさらなるパケットの通信がより前に割り振られるセル中に失敗するときにパケットが通信され得るように構成され得る。
冗長セルは、リンクに割り振られるが特定のパケットに割り振られていないセルであり得る。冗長セルは、第1のデータパケットを送信または再送信するために冗長セルを使用することが第2のデータパケットの送信を置き換えないように構成され得る。冗長セルは、特定のリンクを介して任意のデータパケットを送信するためのものであり得る。第1のパケットの送信または再送信のために冗長セルを使用することは、第2のデータパケットの送信または再送信に影響を及ぼすことも、変更することも、またはキャンセルもしないことになる。
冗長セルは、パケットが通信されるべきであることを検査した後にそれぞれのリンクが冗長セル中に通信するのみであるように構成され得る。
代替実施形態では、冗長セルは、より前に割り振られるセル中でのさらなるリンクによるパケットの通信が失敗するときにパケットを通信するためのものであり得る。
本開示によるいくつかの実施形態では、セルは、リンクのプロパティに基づいて冗長セルとしてそのリンクに割り振られる。セルは、冗長送信ルートの一部となるべき冗長セルとして割り振られず、それにより、2次ルート全体がセルを割り振られる。したがって、冗長セルは、それぞれのリンクによる送信が失敗したあらゆるパケットを通信することができ、失敗が発生するイベント中での特定のパケットまたは特定のソースノードからのパケットを通信するために冗長セルが割り振られないように構成される。
リンクに割り振られる冗長セルの数は、リンクによってスケジューリング期間中に通信されるパケットの数に依存し得る。スケジューリング期間中に通信されるパケットの数は、スケジューリング期間中に通信されるものとして予測されるパケットの数に等しくなり得るか、またはそれを備え得る。
リンクに割り振られる冗長セルの数は、リンクによってスケジューリング期間中に通信されるパケットの数によって決定され得る。リンクに割り振られる冗長セルの数は、それぞれのリンクの送信側ノードによってスケジューリング期間中にネットワークノードが送信する予定であるパケットの数によって決定され得る。リンクに割り振られる冗長セルの数は、それぞれのリンクの送信側ノードによってスケジューリング期間中に生成されるパケットの数によって決定され得る。冗長セルの数は、リンクによってスケジューリング期間中に通信されるパケットの数に正比例し得る。
それぞれのリンクのまたはさらなるリンクのネットワークノードのルーティング経路は、スケジューリング期間中にリンクによって通信されるパケットの数を決定するために決定され得る。それぞれのノードのためのルーティング経路は、それぞれのノードからネットワークデバイスにデータを転送するためのリンクまたは一連のリンクを備え得る。ネットワークノードのすべてのルーティング経路は、スケジューリング期間中にリンクによって通信されるパケットの数を決定するために決定され得る。各ノードによって生成されるか、または送信される予定であるパケットの数が、ネットワークトポロジーおよびトラフィック情報の一部として知られるので、スケジューリング期間中に通信されるパケットの数が決定され得、ネットワークノードのルーティング経路は、リレーリンクとして働くことによってどのリンクが過剰トラフィックを通信することになるのかを決定する。
リンクに割り振られる冗長セルの数は、重み付け値に依存し得る。重み付け値は、スケジューリング期間中のタイムスロットの総数と、リンクのノードとネットワークデバイスとについてのトラフィック情報とのうちの少なくとも1つに依存し得る。
それぞれのリンクについて複数の重み付け値が計算され得る。それぞれのリンクの送信ノードおよび/または受信ノードについて重み付け値が計算され得る。冗長セルの数は、複数の重み付け値の最小値または最大値に依存し得る。
冗長セルの数および/または重み付け値は、以下のうちの1つまたは複数に依存し得る。
・ スケジューリング期間中のタイムスロットの総数。
・ それぞれのリンクのノードの一方または両方によって送信されるトラフィックの量。
・ それぞれのリンクのノードの一方または両方によって受信されるトラフィックの量。
・ 前のホップの対応するリンク(すなわち、注目するリンクからのパケットがネットワークデバイスまでの途中で進み得る、より小さいホップ距離IDを有する隣接リンク)に割り振られる冗長セルの数。
送信ネットワークノードiと受信ネットワークノードjとの間のリンク
に割り当てられる冗長セルの数Tcは、
によって決定され得、
ここで、
は、リンク
のためのスケジューリング期間当たりのパケットのデータレートであり、
であり、
であり、
ここで、Ttotalは、スケジューリング期間中のセルの総数であり、Rtx()およびRrx()はそれぞれ、送信ネットワークノードまたは受信ネットワークノードとしてのノードNvを伴うリンクlのための、スケジューリング期間中の送信パケットおよび受信パケットであり、
は、送信側としてのNvとのリンクにすでに割り当てられている冗長セルの数である。これは、ルーティング経路中の前のリンクであり得る。
ルーティング経路中の前のリンクは、より小さいHID番号を有する(すなわち、ネットワークデバイスにより近い)リンク、または、冗長セルがそれにすでに割り振られているリンクであり得る。
注目するリンクのノード、または注目するリンクの両方のノード、またはさらなるノードに対してルーティング経路が定義され得る。そのようなルーティング経路は、ここで任意の場所で説明するように決定され得る。
プロセッサは、スケジュールされるセルについて、ネットワークデバイスがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査するようにさらに構成され得、ここにおいて、スケジュールされるセルは、スケジュール中にリンクに割り振られるセルである。この場合、リンクは、ネットワークデバイスに関連するリンクであり得る。ネットワークデバイスは、スケジュールされるセルについて、セルが割り振られるリンクを介してパケットを受信するとネットワークデバイスが予想しているのかどうかを検査するように構成され得る。
プロセッサは、セルが割り振られるリンクを介してパケットが予想されるタイムスロットの間にのみ無線を電源投入するように構成され得る。プロセッサは、セルが割り振られるリンクを介してパケットが予想されるときにのみネットワークデバイスを「起動する」ように構成され得る。パケットが予想されないとき、ネットワークデバイスは、エネルギーを節約するために低電力モードにあり得る。
電力消費量を最小限に抑えるために、ネットワークデバイスは、スケジュールされるセルをネットワークデバイスが有するときにいつでもパケットをリッスンするよりむしろ、ネットワークデバイスがパケットを受信すると予想しているときにのみパケットを受信するためにリッスンし得る。したがって、ネットワークデバイスが受信機として働くリンクにスケジュールされる各セルの前に、ネットワークデバイスは、それぞれのリンクを介してパケットが予想されるのかどうかを検査し得る。パケットが予想されない場合、ネットワークデバイスは、スケジュールされるセル中にリッスンしないことになる。事実上、ネットワークデバイスは、パケットを受信すると予想していない場合、スケジュールされるセルを無視し得る。
ネットワークデバイスがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することは、受信キューを検査することを備え得る。受信キューB(i)は、
として定義され得、
ここで、B(i−1)は、ネットワークデバイスのための前のスケジューリング期間から持ち越されたパケットの数であり、Erは、スケジューリング期間中にネットワークノードによって受信されることが予想されるパケットの数である。この定義は、スケジューリング期間の開始のための最初の定義であり得る。プロセッサは、パケットがネットワークデバイスによって受信されるたびに、受信キューを更新するように構成され得る。パケットは、B(i)>0であるときに予想され得る。
前のスケジューリング期間から持ち越されたパケットは、前のスケジューリング期間中に通信されなかったパケットである。
予想受信Erは、ネットワークデバイスによって取得または計算され得る。Erは、ノードのランタイムキューサイズを収集することによって周期的に更新され得、ここにおいて、ノードは、それらのランタイムキューサイズに関する情報をネットワークデバイスに送信し、ネットワークデバイスは、情報を照合し、各ノードのErに関する情報をそれぞれのノードに送る。したがって、ノードは、ネットワークデバイスから更新されたErを周期的に受信し得る。
ネットワークデバイスがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することは、キュー送信の終了がネットワークノードから受信されたのかどうかを検査することを備え得る。ネットワークデバイスが第1のノードからパケットを受信することが予想されるのかどうかを検査することは、キュー送信の終了が第1のノードから受信されたのかどうかを検査することを備え得る。ネットワークデバイスがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することは、ネットワークデバイスに送信することができるネットワークノードのすべてからキュー送信の終了が受信されたのかどうかを検査することを備え得る。ネットワークノードに送信することができる隣接ノードからキュー送信の終了が受信されなかったとき、パケットが受信されることが予想され得る。
キュー送信の終了は、送信側ノードが受信機に送られるべきさらなるデータパケットを有しないことを受信機(それがネットワークデバイスであろうと、あるいはノードであろうと)に通知する、別個のデータパケットであるか、または既存のデータパケットへの追加であり得る。
キュー送信の終了は、第1のノードに送信することができるノードのすべてから第1のノードによってキュー送信の終了が受信されたときにのみ、第1のノードによって送られ得る。
キュー送信の終了がネットワークノードから受信された場合、対応するリンクのための受信機が、現在のスケジューリング期間中にそのリンクに割り振られるセルのために起動する必要がないことが知られる。したがって、ネットワークデバイスが現在のスケジューリング期間中にこれ以上パケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することは、アクティブスケジューリング期間中にネットワークデバイスに送信することができるネットワークノードのすべてからキュー送信の終了が受信されたのかどうかを検査することを備え得る。
そのような実施形態では、ネットワークデバイスは、そのような命令が、ネットワークデバイスに直接送信するように動作可能な、ノードから、または、ノードのすべてから受信されたのかどうかを検査し得、そうであれば、次いで、現在のスケジューリング期間中にさらなるパケットが受信されることがないと仮定し、したがって、ネットワークデバイスは、もはや現在のスケジューリング期間中の割り振られるセル中にリッスンする必要がない。
ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスに直接送信するように動作可能なノードのうちの少なくとも1つから現在のスケジューリング期間中にキュー送信の終了が受信されなかったときにのみ、パケットのためにアクティブ化する/リッスンするように構成され得る。
無線は、ネットワークトポロジーを受信するように動作可能であり得る。スケジュールは、通信が失敗しない場合に、スケジューリング期間中にネットワークノードが送信する予定であるパケットのすべてを通信するための、1次スケジュールをさらに備え得る。1次スケジュールを定義することは、ネットワークノードシーケンスを定義することと、各ネットワークノードのためのルーティング経路を決定することと、ここにおいて、それぞれのノードのためのルーティング経路は、それぞれのノードからネットワークデバイスにデータを転送するためのリンクまたは一連のリンクを備える、それぞれのルーティング経路の各リンクによって通信されるべきパケットの数を決定することと、各パケットのためのセルをそれぞれのルーティング経路の各リンクに割り振ることと、ここにおいて、リンクがセルを割り振られる順序は、ネットワークノードシーケンスと、対応するルーティング経路とによって決定される、を備え得る。
スケジュールは、1次スケジュールを備え得る。1次スケジュールは、すべてのパケットの完全な通信(すなわち、誤り、衝突または干渉がない)を仮定すると、それぞれのネットワークノードからネットワークデバイスに、必要なデータパケットのすべてを送信するのに十分であるスケジュールであり得る。
プロセッサは、1次スケジュールを定義するように構成され得る。1次スケジュールを定義するために、プロセッサは、ネットワークトポロジー情報を必要とし得る。この情報は、ネットワークノードのHIDと1ホップの通信干渉距離を備え得る。ネットワークトポロジー情報は、競合ベースの方法を使用することによってネットワークデバイスによって取得され得る。
ネットワークノードシーケンスは、リンクが1次スケジュール中でセルを割り振られる順序に影響を及ぼす。ネットワークノードシーケンスは、最適化されたネットワークノードシーケンスを与えるために、たとえば、最適化アルゴリズム、遺伝的アルゴリズムまたは確率手法を使用して決定され得る。単純な、低複雑性の貪欲アルゴリズム(すなわち、大局的最適を発見するという目的で各段階において局所的最適選定を行う問題解決ヒューリスティックに従うアルゴリズム)が使用され得、これは、スケジューリング時間を最小限に抑える。
ネットワークノードシーケンスにおける各ネットワークノードについて、ルーティング経路が決定され、定義される。ルーティング経路は、ネットワークデバイスにそれぞれのノードを接続するリンクまたは一連のリンク(すなわち、ネットワークデバイスに達するためにデータパケットが送信され得る一連のノード)である。ルーティング経路は、たとえば、最短経路ベース、負荷分散ベースまたはリンク品質ベース(RPL)のうちの1つを最適化するための、またはそれによる最適化アルゴリズムによって決定され得る。ルーティング経路は、ネットワークデバイスに達するためのホップの最小数を表し得る。
各リンクによって通信される必要があるパケットの数を決定することは、ネットワークデバイスによって取得されるトラフィック情報と、ルーティング経路とを使用して行われ得る。ノードごとにルーティング経路が決定され、ノードごとにスケジューリング期間中に送信する予定であるトラフィックの量が知られると、各ルーティング経路の各リンクが送信しなければならないトラフィックの量が導出され得る。
1次スケジュールを定義するために、セルが各リンクに割り振られ得る。リンクがセルを割り振られる順序は、ネットワークノードシーケンスとルーティング経路とによって決定される。ネットワークノードシーケンスは、拡張され得、ここにおいて、各ネットワークノードは、それぞれのネットワークノードからネットワークデバイスまで逐次的順序で配置されたそれぞれのルーティング経路によって置き換えられる。セルは、次いで、ネットワークノードと、対応するルーティング経路とによって定義される順序で、リンクに割り振られ得る。たとえば、第1のネットワークノードが、スケジューリング期間中に単一のパケットを送信する予定であるだけであり、それの対応するルーティング経路は、第2のネットワークノードを介して第1のネットワークノードからネットワークデバイスに進むために2つのリンク(2ホップ)を有する場合、セルは、最初に、第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクに割り振られ、セルは、次いで、第2のネットワークノードからネットワークデバイスへのリンクに割り振られる。
セルは、ルーティング経路を含むように拡張されたネットワークノードシーケンスの順序に従って、各ルーティング経路の各リンクの各データパケットのために割り振られる。したがって、上記の例では、第1のネットワークノードが、スケジューリング期間中に2つのパケットを送信する予定であり、それの対応するルーティング経路が、第2のネットワークノードを介して第1のネットワークノードからネットワークデバイスに進むために2つのリンク(2ホップ)を有する場合、セルが、最初に選択され、データパケットのうちの1つのために第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクに割り振られ、次に、さらなるセルが、選択され、もう一方のデータパケットのために第1のネットワークノードから第2のネットワークノードへのリンクに割り振られる。次いで、第2のセルが選択されてもう一方のデータパケットのために第2のネットワークノードからネットワークデバイスへのリンクに割り振られる前に、セルが、データパケットのうちの1つのために第2のネットワークノードからネットワークデバイスへのリンクに割り振られる。
スケジュールを定義することは、それぞれのリンクに割り振るためのセルを選択することをさらに備え得る。それぞれのリンクのためのセルを選択することは、第1のタイムスロットについて、それぞれのリンクに関連する、2つのノード、または、ノードとネットワークデバイスとが、そのタイムスロット中にセルをすでに割り振られているのかどうかを検査することと、2つのノードのうちの1つ、または、ノードとネットワークデバイスとのうちの1つが、第1のタイムスロット中にセルをすでに割り振られていたとき、さらなるタイムスロットについて、それぞれのリンクに関連する、2つのノード、または、ノードとネットワークデバイスとが、そのタイムスロット中にセルをすでに割り振られているのかどうかを検査すること、あるいは2つのノードのいずれも、または、ノードとネットワークデバイスとのいずれも、第1のタイムスロット中にセルを割り振られていなかったとき、第1のタイムスロット中の第1の周波数チャネルについて、第1の周波数チャネル上でそれぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたはネットワークデバイスがセルをすでに割り振られているのかどうかを検査することと、干渉するノードまたはネットワークデバイスが第1のタイムスロット中にセルを割り振られていたとき、さらなる周波数チャネルについて、第1の周波数チャネル上でそれぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたはネットワークデバイスがスロットをすでに割り振られているのかどうかを検査すること、あるいは干渉するノードまたはネットワークデバイスが第1のタイムスロット中にセルを割り振られていないとき、それぞれのリンクに第1の周波数チャネル上で第1のセルを割り振ることとを備え得る。
第1の周波数チャネル上でそれぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたはネットワークデバイスがセルをすでに割り振られているのかどうかを検査するときに、第1の周波数チャネル上でそれぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたはネットワークデバイスが、第1の周波数チャネルに干渉し得る周波数チャネル上でセルを割り振られているのかどうかが検査され得る。
それぞれのリンクに割り振るためのセルを選択する上記の実施形態は、1次スケジュールのためのセルを選択するために、および/または、冗長セルとして割り振るためにセルを選択するために使用され得る。
セルがリンクに割り振られる前に、好適なセルが選択され得る。好適なセルは、衝突または干渉を生じる結果とならないセルであり得る。
干渉は、物理的に十分に近い少なくとも2つのリンクによって生じ、したがって、リンクのうちの1つの上でのワイヤレス通信は、いくつかの周波数チャネル上でさらなるリンクのワイヤレス通信と干渉し、それに作用することができる。これは、1つのリンクの送信側ノード、受信機ノードまたはその両方のノードのいずれかが、さらなるリンクのノードのうちの少なくとも1つとワイヤレスに干渉する結果である。これは、潜在的に干渉するリンクが潜在的に干渉する周波数チャネル上で同時には動作しないことを保証することによって回避され得る。互いに干渉することがないリンク(たとえば、それらが十分に遠く離れている)は、同時に同じ周波数チャネル上で(すなわち、同じセル中で)動作することができる。これにより帯域幅を節約することができる。
衝突は、1つのネットワークノードが(送信機、受信機またはその両方のいずれかとして)2つの異なるリンクを介して同時に通信するようにスケジュールされたときに発生する。衝突は、各ネットワークノードが一度に単一のリンクだけを介して通信するようにスケジュールされることを保証することによって回避され得る。
第1のリンクに割り振るためのセルを選択するために、第1のリンクの、2つのノードのいずれも、または、ノードとネットワークデバイスとのいずれも、最初に検討されるタイムスロット中に(任意の周波数チャネル上で)セルをすでに割り振られてはいないことが検査され得る。そうであれば、これは衝突を生じることになり、したがって、さらなるタイムスロットが検討される。衝突を生じないことになるタイムスロットが発見されると、周波数チャネルが検討される。検査は、次いで、第1のリンクに関連するネットワークノード(またはネットワークノードとネットワークデバイスと)に干渉することが可能な(ネットワークデバイスを含む)任意のネットワークノードがセル(すなわち検討される周波数チャネルに干渉することが可能な周波数チャネル上のセル)を割り振られているのかどうかに関して行われる。第1のネットワークノードに干渉することが可能なネットワークノードは、ネットワークトポロジー情報から知られる。
第1の周波数チャネル上でそれぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたはネットワークデバイスがセルをすでに割り振られているのかどうかを検査することは、干渉を生じさせることが可能な周波数チャネル上のセルがそのようなノードまたはネットワークデバイスに割り振られているのかどうかを検査することのみを備え得る。
セルは、衝突を生じさせないタイムスロット中の、干渉を生じさせない周波数チャネル上で発見されると、リンクのために選択され、リンクに割り振られる。
冗長セルは、複数のリンクに割り当てられ得る。リンクが冗長セルを割り振られる順序は、それぞれのリンクの送信ノードのためのルーティング経路中の、リンクの最小数によって決定され得、ここにおいて、ノードのためのルーティング経路は、ノードからネットワークデバイスにデータを転送するためのリンクまたは一連のリンクを備え、より短いルーティング経路をもつリンクが、より長いルーティング経路をもつリンクの前に、冗長セルを割り当てられる。
リンクが冗長セルを割り振られる順序は、リンクのノードのうちの1つのHID番号によって決定され得る。より低いHID番号を有するリンクが冗長セルを最初に割り当てられ得る。
一実施形態によるネットワークデバイスと、ネットワークノードと、ワイヤレスネットワークとは、時間スロットチャネルホッピング媒体アクセス制御プロトコルとともに使用するように構成され得る。ネットワークデバイスは、IEEE802.15.4e規格とともに使用するように構成され得る。IETF 6TISCH規格は、経路計算要素(PCE)またはPCEモジュールを指定し得る。PCEは、中心管理エンティティであり得る。PCEは、ネットワークバックボーン上に位置し得る。PCEは、必要なネットワーク情報、たとえば、ネットワークトポロジーおよび/またはトラフィック情報を収集するために、CoAP(制約つきアプリケーションプロトコル)のような軽量アプリケーションレイヤプロトコルを使用し得る。PCEは、集中スケジュールを計算するためのものであり得る。
トラフィック情報を受信し、スケジュールを定義するネットワークデバイスは、PCEまたはPCEモジュールであり得る。
IETF 6TiSCH規格を使用するとき、6Topサブレイヤが、TSCH MACに基づいて、割り当てられるスケジュールを解釈することおよび/またはパケットを送ることを行うために、ネットワークノードによって使用され得る。
1次スケジュールの一部としてまたは冗長セルとしてのいずれでもリンクに割り振られないセルは、バックアップセルとして割り振られ得る。バックアップセルは、ランダムにまたはリンクの信頼性に基づいてリンクに割り振られ得る。
さらなる実施形態によるものは、ワイヤレスローカルエリアネットワークのためのネットワークデバイスであって、ネットワークデバイスは、セルをリンクに割り振るスケジュールに従って少なくとも1つの周波数チャネルを介して複数のワイヤレスネットワークノードとワイヤレス通信するように動作可能である、ここにおいて、セルは、周波数チャネル上のタイムスロットであり、リンクは、2つのネットワークノード間またはネットワークノードとネットワークデバイスとの間の通信を表す、ネットワークデバイスである。本実施形態によるネットワークデバイスは、ネットワークトポロジーと、ネットワークノードの各々がスケジューリング期間中に送信する予定であるパケットの数を備えるトラフィック情報とを受信するように動作可能な無線を備え得る。ネットワークデバイスは、スケジュールを定義するように構成されたプロセッサをさらに備え得る。スケジュールを定義することは、ネットワークノードシーケンスを定義することと、各ネットワークノードのためのルーティング経路を決定することと、ここにおいて、それぞれのノードのためのルーティング経路は、それぞれのノードからネットワークデバイスにデータを転送するためのリンクまたは一連のリンクを備える、各ルーティング経路の各リンクのためのパケットの関連する数を決定することと、各パケットのために周波数チャネル上のタイムスロットを各ルーティング経路の各リンクに割り振ることとを備え得る。リンクがタイムスロットを割り振られる順序は、ネットワークノードシーケンスと、対応するルーティング経路とによって決定され得る。
本開示による1次スケジュールは、独立した実施形態として、またはここで説明する任意の他の実施形態と組み合わせて定義され得る。したがって、一実施形態では、1次スケジュールは、冗長セルを備えるスケジュールの一部であり得るが、さらなる実施形態では、1次スケジュールは、スタンドアロンスケジュールであり得る。
上記の、冗長セルを備えるスケジュールの一部として1次スケジュールを定義するように構成されたネットワークデバイスに関する説明と、1次スケジュール自体に関する対応する説明とは、本実施形態に必要な変更を加えて適用される。
スケジュールを定義することは、それぞれのリンクに割り振るためのセルを選択することをさらに備え得、それぞれのリンクのためのセルを選択することは、第1のタイムスロットについて、それぞれのリンクに関連する、2つのノード、または、ノードとネットワークデバイスとが、そのタイムスロット中にセルをすでに割り振られているのかどうかを検査することと、2つのノードのうちの1つ、または、ノードとネットワークデバイスとのうちの1つが、第1のタイムスロット中にセルをすでに割り振られていたとき、さらなるタイムスロットについて、それぞれのリンクに関連する、2つのノード、または、ノードとネットワークデバイスとが、そのタイムスロット中にセルをすでに割り振られているのかどうかを検査すること、あるいは2つのノードのいずれも、または、ノードとネットワークデバイスとのいずれも、第1のタイムスロット中にセルを割り振られていなかったとき、第1のタイムスロット中の第1の周波数チャネルについて、第1の周波数チャネル上でそれぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたはネットワークデバイスがセルをすでに割り振られているのかどうかを検査することと、干渉するノードまたはネットワークデバイスが第1のタイムスロット中にセルを割り振られていたとき、さらなる周波数チャネルについて、第1の周波数チャネル上でそれぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたはネットワークデバイスがスロットをすでに割り振られているのかどうかを検査すること、あるいは干渉するノードまたはネットワークデバイスが第1のタイムスロット中にセルを割り振られていないとき、それぞれのリンクに第1の周波数チャネル上で第1のセルを割り振ることとを備え得る。
本開示の任意の実施形態によるネットワークデバイスは、上記で定義したようにそれぞれのリンクに割り振るためのセルを選択するように構成され得る。そのようなネットワークデバイスは、本開示の任意の他の実施形態と組み合わされるか、またはそれとは無関係であり得る。
上記の、リンクに割り振るためのセルを選択するように構成されたネットワークデバイスに関する説明と、方法自体に関する対応する説明とは、本実施形態に必要な変更を加えて適用される。
さらなる実施形態によるものは、ここで開示する一実施形態によるネットワークデバイスとともに、ワイヤレスローカルエリアネットワーク上で動作可能なネットワークノードである。ネットワークノードは、ここで開示するネットワークデバイスから受信されるスケジュールに従って少なくとも1つの周波数チャネルを介して複数のワイヤレスネットワークノードとワイヤレス通信するように動作可能であり得る。ネットワークノードは、隣接ネットワークノードまたはネットワークデバイスにパケットを送信および受信するための無線と、スケジュールされるセルについて、ネットワークノードがパケットを受信すると予想しているのかどうか、または送信キューを検査することによってネットワークノードがパケットを送信すると予想しているのかどうかのうちの少なくとも1つを検査するように構成されたプロセッサとを備え得る。スケジュールされるセルは、ノードに関連するリンクにスケジュール中で割り振られるセルであり得る。プロセッサは、パケットが送信または受信されることが予想されるタイムスロットの間にのみ無線を電源投入するように構成され得る。
ネットワークノードのプロセッサは、スケジュールされるセルについて、スケジュールされるセルが割り振られるリンクを介してパケットを受信するとネットワークノードが予想しているのかどうかを検査するように構成され得る。プロセッサは、パケットが送信または受信されることが予想されないタイムスロットの間に無線を低電力状態またはオフに切り替えられた状態に維持するように構成され得る。
スケジュールは、ワイヤレスネットワークの開始時に一度だけネットワークデバイスから受信され得る。ネットワークノードは、次いで、6TiSCHスタックに基づいてスケジュールに従って動作し得る。
ネットワークノードは、ここで開示する一実施形態によるネットワークデバイスとともに動作するように構成され得る。ネットワークノードは、一実施形態によるネットワークデバイスによって定義されたスケジュールを受信し、実施するように動作可能であり得る。
一実施形態によるネットワークノードは、プロセッサとストレージデバイスとを備え得る。プロセッサは、ストレージデバイス上に記憶される命令を実行するように構成され得る。命令は、一実施形態によるいずれかの方法に関して説明する方法ステップであるか、またはプロセッサが行うように構成されているものとして説明するいずれかの方法ステップであり得る。
ネットワークノードは、ネットワークノードまたはネットワークデバイスに/からデータを送信および受信するように動作可能であり得る無線を備え得る。無線は、ネットワークデバイスからスケジュールを受信するように動作可能であり得る。無線は、ネットワークデバイスに予想受信値を周期的に送信するように動作可能であり、および/またはそのように構成され得る。無線は、アンテナを備え得る。
ネットワークノードがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することは、送られるのを待っている何らかのパケットがあるのかどうかを確かめるために送信キューを検査することを備え得る。
電力消費量を最小限に抑えるために、ノードは、スケジュールされるセルをノードが有するときにいつでもパケットをリッスンするよりむしろ、ノードがパケットを受信すると予想しているときにのみパケットを受信するためにリッスンし得る。したがって、ノードが受信ノードであるリンクにスケジュールされる各セルの前に、ノードは、パケットが予想されるのかどうかを検査し得る。ノードは、その特定のリンクを介してパケットが受信されることが予想されるのかどうかを検査し得る。パケットが予想されない場合、ノードは、スケジュールされるセル中にリッスンしないことになる。事実上、ノードは、パケットを受信すると予想していない場合、スケジュールされるセルを無視し得る(およびその間にアクティブ化しないことがある)。
ネットワークノードがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することは、受信キューを検査することを備え得る。スケジューリング期間の開始時に、受信キューB(i)が、
として定義され得、
ここで、B(i−1)は、ネットワークノードのための前のスケジューリング期間から持ち越されたパケットの数であり、Erは、スケジューリング期間中にネットワークノードによって受信されることが予想されるパケットの数である。プロセッサは、パケットがネットワークノードによって受信されるたびに、受信キューを更新するように構成され得、B(i)>0であるときにパケットが受信されることが予想され得る。
これは、ノードが無線を電源投入すべきかどうかを決定するための第1のMAC方法であり得る。上記の、ネットワークデバイスとともに使用する等価な方法に関する説明は、ネットワークノードの実施形態に必要な変更を加えて適用される。
ネットワークノードのプロセッサは、すべてのネットワークノードのパケットが送信されたとき、隣接ノードまたはネットワークデバイスにキュー送信の終了を送信するようにさらに構成され得る。プロセッサは、ネットワークノードに送信することができる1つまたはすべての他のネットワークノードからキュー送信の終了が受信されたときにキュー送信の終了を送信するように構成され得る。プロセッサは、ネットワークノードに送信することができるネットワークノードのすべてからキュー送信の終了が受信されたときにキュー送信の終了を送信するように構成され得る。ネットワークノードに送信することができるこれらのネットワークノードは、第1のネットワークノードが関連付けられるリンク上の送信側ノードであり得る。
ネットワークノードがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することは、キュー送信の終了がノードから受信されたのかどうかを検査することを備え得る。ネットワークノードが特定のリンクを介してパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することは、そのリンクのための対応する送信側ノードからキュー送信の終了が受信されたのかどうかを検査することを備え得る。ネットワークノードが特定のスケジューリング期間中に何らかのパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することは、ネットワークノードに送信することができる隣接ノードのすべてからキュー送信の終了が受信されたのかどうかを検査することを備え得る。ネットワークノードに送信することができる隣接ノードからキュー送信の終了が受信されなかったとき、パケットが受信されることが予想され得る。
これは、ノードが無線を電源投入すべきかどうかを決定するための第2のMAC方法であり得る。
上記の、キュー送信の終了と、ネットワークデバイスがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することとに関する説明は、ネットワークノードがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することに必要な変更を加えて適用される。
ネットワークノードは、別個のデータパケットまたは既存のデータパケットへの追加のいずれかとしてキュー送信の終了を送信するように構成され得る。この送信は、ネットワークノードが受信機に送られるべきさらなるデータパケットを有しないことを受信機に通知し得る。ネットワークノードは、送信キューが空になると、送るべきさらなるデータパケットを有していないことがある。
さらなる実施形態によるものは、ネットワークデバイスとネットワークノードとを備えるワイヤレスローカルエリアネットワークであって、ここにおいて、ネットワークデバイスは、スケジュールを定義するように構成される、ワイヤレスローカルエリアネットワークである。スケジュールは、より前に割り振られるセル中でのリンクによるパケットの通信が失敗するときにパケットを通信するための冗長セルとしてリンクに割り振られる少なくとも1つのセルを備え得、ここにおいて、セルは、周波数チャネル上のタイムスロットであり、リンクは、2つのネットワークノード間またはネットワークノードとネットワークデバイスとの間の通信を表す。ネットワークデバイスは、ネットワークノードにスケジュールを送信するようにさらに構成され得る。ネットワークノードは、ネットワークデバイスからスケジュールを受信することと、スケジュールを実施することとを行うように構成され得る。
ネットワークノードは、スケジュールされるセルについて、ネットワークノードがパケットを受信すると予想しているのかどうか、または送信キューを検査することによってネットワークノードがパケットを送信すると予想しているのかどうかのうちの少なくとも1つを検査するように構成され得る。スケジュールされるセルは、ノードに関連するリンクにスケジュール中で割り振られるセルであり得る。ネットワークノードは、パケットが送信または受信されることが予想されるタイムスロットの間にのみ無線を電源投入するように構成され得る。
一実施形態によるワイヤレスネットワークは、一実施形態によるネットワークノードと一実施形態によるネットワークデバイスとのうちの少なくとも1つを備え得る。
さらなる実施形態によるものは、ネットワークデバイスと複数のワイヤレスネットワークノードとを備えるワイヤレスローカルエリアネットワークのためにリンクにセルを割り振るスケジュールを定義するための方法であって、ここにおいて、セルは、周波数チャネル上のタイムスロットであり、リンクは、2つのネットワークノード間またはネットワークノードとネットワークデバイスとの間の通信を表す、方法である。本方法は、通信が失敗しない場合にスケジューリング期間中にネットワークノードが送信する予定であるパケットのすべてを通信するための1次スケジュールを定義することと、1次スケジュール中でのリンクによるパケットの通信が失敗するときにパケットを通信するための冗長セルとして少なくとも1つのセルをリンクに割り振ることとを備え得る。
一実施形態による方法は、一実施形態によるネットワークデバイスまたはネットワークノードのプロセッサが行うように構成されたステップを備え得る。
一実施形態によるネットワークデバイスまたはネットワークノードのプロセッサと、それらが行うように構成されたステップとに関する説明は、一実施形態による等価の方法に必要な変更を加えて、適用される。
さらに、一実施形態によるものは、プロセッサ上で実行されたとき、ここで開示する方法を実行することをプロセッサに行わせるコンピュータ実行可能命令を搬送するコンピュータ可読担体媒体である。
ここで開示する実施形態の利点は、以下を備える。
・ エンドツーエンド接続ルーティング経路の各セットのためのルートに沿って通信リソースを予約することによってマルチホップスケジューリングを可能にすること。
・ IEEE802.15.4e規格との互換性。
・ 低複雑度。
・ トラフィック、衝突および干渉アウェアシステム。
・ トラフィックの中継による集約トラフィックの考慮。
・ 競合または干渉がないという条件で、セルが複数のリンクにより共有され得ることによるスペクトル効率の改善。
・ アクティブな通信リンクのみに冗長セルを割り当て、したがって、通信失敗イベントが発生する場合に通信リソースを予約することによる、通信の信頼性の改善とシステムスループットの最適化。
・ ネットワーク動作中のノードの平均ランタイムキューサイズを低減。
・ 冗長セル割振り方法を使用することによってエンドツーエンドパケット遅延を低減。
・ 冗長セルであっても少ないエネルギー消費。
次に図を参照すると、図に、例示的な実施形態を示す。ここで説明する実施形態のネットワークデバイスはハブである。この実施形態ではハブ12であるネットワークデバイスとネットワークノード14a〜14sとを備えるワイヤレスネットワーク10が図1に示される。ハブ12と、ネットワークノード14a〜14sと、ワイヤレスネットワーク10とは、IEEE802.15.4e TSCH MAC準拠である。ハブ12とネットワークノード14a〜14sとの間の通信の可能な線は、図1中で線16によって接続されている。各線は、リンク16を表す。リンクは、したがって、2つのネットワークノード14の間またはネットワークノード14とハブ12との間の直接通信である。2つのネットワークノード14のうちの1つ、または、ネットワークノード14とハブとのうちの1つは、送信機として働き、データパケットを送信することになり、もう一方は、データパケットを受信するために受信機として働くことになる。リンク16によってさらなるノードまたはハブ12に接続されたノードは、さらなるノードまたはハブ12からデータを送信および/または受信することが可能である。この実施形態では、複数のネットワークノード14a〜14sによって生成されるすべてのデータは、ハブ12によって受信されるべきである。
いくつかのノード(たとえば、ノード14m)は、リンク16によってハブ12に直接接続されていない。したがって、データパケットがこれらのノードからハブ12に達するために、データパケットは、リンク16によってハブに直接接続された別のノードを介して通信されなければならない。リンク16による各接続をホップと呼ぶ。各ノード14a〜14sは、データパケットがノードからハブ12に達するのに要するホップの最小数(すなわち、ノード14からハブ12にデータを送信するために使用されなければならないリンク16の最小数)に等しいホップ距離ID(HID)を有することになる。
スケジュールを定義するとき、ネットワークのリンクは、データを通信するためにセルまたは複数のセルが割り振られることになり、したがって、ネットワークノードからのデータのすべては、スーパーフレーム中にハブによって受信される。セルは、周波数チャネル上の特定のタイムスロットである。
ある(通常、所定の)時間量の単一のスーパーフレームを図示することによってここで示すスケジュールの表現は、x軸に沿って(しばしば10ms)のタイムスロットに分割し、表現を列に分割する。y軸に沿って、ネットワークノードとハブとが通信し得る異なる周波数チャネルが行として図示される。周波数チャネル上の各タイムスロットはセルである。
一実施形態によるスケジュールを定義するためのアルゴリズムは、衝突、狭帯域干渉およびマルチパスフェージングの効果を回避または緩和しようと試みるための検査を備え得る。異なる周波数チャネル間で切り替えるノードの能力は、この点について役立ち、したがって、通信信頼性を改善する。複数のリンクは、それらが、(同じ受信機および/または送信機を有する)競合リンクでも、互いに干渉を生じさせることもない限り、同じタイムスロット中の同じセルまたは異なるセルに割り振られ得る。
セルが、リンクに割り振られ、送信側と受信機とが、割り振られるタイムスロット中に通信すべきであるとき、送信側と受信機の両方は、通信のためにどの周波数が使用されるべきであるかを決定するために式(1)を使用することになる。
ここで、fは、通信中に使用される実チャネル周波数であり、CHoffsetは、図2Aに示すTSCHスケジュール行列中のチャネルオフセットであり、絶対スロット番号(ASN:Absolute Slot Number)は、ネットワークの開始から経過したタイムスロットの総数であり、ASN=K*S+Tであり、ここで、Kは、スーパーフレームサイクルであり、Sは、スーパーフレームサイズを示し、Tは、割り振られるタイムスロットであり、%は、(1)中のモジュラ除算であり、Nchは、利用可能なチャネルの数を示し、最後に、Fmapは、チャネルマッピングテーブルからチャネル周波数を発見するためのマッピング関数である。
通信が成功する場合に割り振られるセルにおいて、送信機はデータパケットを送り、受信機は、受信が成功したとき肯定応答を返送する。これは、本開示による任意の実施形態の場合であり得る。
図2は、必ずしも一実施形態によるとは限らない概略ワイヤレスネットワーク20である。ワイヤレスネットワーク20は、(図3Aにおいて「1」とラベルをつけられた)ハブ22と(「2」〜「5」とラベルをつけられた)ワイヤレスネットワークノード24とを備える。
各ノードNxはデータレートR(Nx)を有し、これは、スーパーフレーム中にハブ22に送信されるべきパケットの数である。データパケットは、単一のセル中に通信され得ると仮定される。図からわかるように、ノード2〜5のためのデータレートは、それぞれ1、1、2および1である。ノード4および5は、ハブ22に直接接続されていない。したがって、それらのデータパケットは、データパケットがハブ22によって受信され得る前に、最初に、1のHIDを有するノードに転送されなければならない。したがって、ノード4および5のためのデータパケットは、ハブ22に送信される前に、それぞれノード2および3に送信される。
各リンクは、
として定義され、ここで、iは送信側を表し、jは、受信機を表す。各リンクは、対応するデータレートを有し、やはり、
の、スーパーフレーム当たりのパケット数として定義される。図2からわかるように、


および
のデータレートは、それぞれ、2、1、3および2である。
ハブ22に最も近いリンクは、ノード4および5から発信されたデータパケットならびにノード2および3から発信されたデータパケットをリレーする必要がある。ハブ22に最も近いリンクは、ノード4および5から発信されたデータパケットがノード2および3によって受信されるまで、ノード4および5から発信されたデータパケットを送信することができない。一実施形態によるスケジューリングアルゴリズムは、スケジュールを定義するときにこの要件を考慮する。
図3A、図3Bおよび図3Cは、図2のワイヤレスネットワークのための3つのスケジュールを図式的に表す。図3Aにおけるスケジュールは、リンクに割り振られている無駄になるセルがないので、良好なスケジュールである。図3Bにおけるスケジュールは、強調表示されたセルが無駄になるセルであるので、悪いスケジュールである。それぞれの場合(たとえば、ノード2)において送信機ノードは、それ自身のデータパケットをすでに送信しており、割り振られるセルが発生する前に隣接ノード(ノード4)から中継するためのデータパケットを受信していないので、これらのセル中にリレー送信が行われないことがある。したがって、送信機ノードは、これらのセル中にハブ22に送るべきパケットを有しない。これらの無駄になるセル中に、セルが割り振られるリンクに対する受信機ノードは、起動し、データをリッスンすることになるが、何も受信しないことになる。これは、起動しリッスンする(すなわち、無線を電源投入する)ために使用されるエネルギーが無駄になり、パケットは、スーパーフレーム中に後で配信されないことになることを意味する。この未配信のパケットは、ノードのキューに追加されることになり、これにより、遅延が生じることになる。図3Cにおけるスケジュールは、干渉があるので悪いスケジュールの別の例であり、それによって、互いの通信とワイヤレスに干渉することが可能な2つのリンクが同時に同じ周波数チャネルに割り振られて、干渉を生じさせる。さらに、ノード1は、同じタイムスロット中に2つの異なるノード(2および3)からパケットを受信するようにスケジュールされ、衝突を生じさせる。
図4に、ハブ、ならびに、1つのホップ、2つのホップ、3つのホップおよび4つのホップのHIDを有するノードについて、送信(Tx)および受信(Rx)イベントの数とスーパーフレーム当たりのパケットにおける集約トラフィックとの変動の一例を示す。ハブにより近いノードが、概して、より多くのTxおよびRxイベントを有し、より集約されたトラフィックを有することになることがわかる。これは、ノードがハブに近くなればなるほど、より大きいHIDを有するノードからのより多くのトラフィックをノードは中継する必要があるからである。これらの理由で、ハブにより近いリンクが衝突または干渉により失敗する可能性が高くなることがあり得る。ハブにより近いリンクが、より大きいHIDを有するものよりも高い優先度を有すると見なされることもあり得る。
本開示の実施形態によれば、複数のノードからハブにデータが通信されることを可能にするために定義されるスケジュールは、より前のタイムスロット中にリンク上での通信が失敗するときにのみ使用するためにそのリンクに割り振られるセルを備え得る。そのようなセルは、より前に割り振られるセル中でのリンクによるパケットの通信が失敗するときにパケットを通信するための冗長セルであり得る。
冗長セルは、より前に割り振られるセル中でのリンクによる通信が不成功である場合にのみ必要とされ得る。したがって、一実施形態によるスケジュールは、リンクに割り振られる複数のセルを備える1次スケジュールを備え得、1次スケジュールは、1次スケジュール中の通信試みが失敗しない場合、スーパーフレーム中で複数のノードからハブにすべてのデータを通信するのに十分である。スケジュールは、次いで、それぞれのリンクを介したパケットの通信が1次スケジュール中に失敗する場合にパケットを通信するように構成された、リンクに割り当てられる冗長セルを備え得る。
図5Aに、一実施形態によるワイヤレスネットワーク30を概略的に図示する。図5Aのワイヤレスネットワークは、図3Aのワイヤレスネットワークと、同じデータレートを有するハブ32と複数のノード34(ノード「2」〜「5」)の同じ配置を備える。
図5Bは、本開示によるハブまたは方法によって定義されるスケジュールを図式的に表す。図5Bのスケジュールのスーパーフレーム期間は、図3A〜図3Cにおいて使用される6つのタイムスロットから10個のタイムスロットに拡張された。
図5Bのスケジュールはまた、より前に割り振られるセル中でのリンクによるパケットの通信が失敗するときにパケットを通信するための、冗長セルとしてリンクに割り振られる複数のセルを備える。図5Bに示すスケジュールは、依然として利用可能であるいくつかの空のセルを依然として有する。
特定のリンクに割り振られる冗長セルの数は式に従って計算される。各リンクに割り振られる冗長セルの数が計算される順序は、HIDの昇順に基づく。これは、ハブに1ホップノードを接続するリンクに割り振られる冗長セルの数が最初に計算されることを意味する。その後、2、3などのHIDを有するネットワークノードを接続するリンクについて計算される。図5Aのワイヤレスネットワークの各リンク
に割り振られる冗長セルTcの数は、
によって決定された。
ここで、
は、リンク
のためのスケジューリング期間当たりのパケットのデータレートであり、
は重み付けパラメータである。
リンク
について、重み付けパラメータ
が、以下の(3)を使用して送信ノードNiについて計算され、重み付けパラメータ
が、以下の(4)を使用して受信ノードNjについて計算される。次いで、冗長セルの数が上記の(2)を使用して計算される。
(3)および(4)において、Ttotalが、スケジューリング期間(たとえば、スーパーフレーム)中のタイムスロットの総数であり、Rtx()およびRrx()がそれぞれ、送信ネットワークノードまたは受信ネットワークノードとしてのノードNvを伴うリンクlのための、スケジューリング期間中の送信パケットおよび受信パケットであり(たとえば、
は、スケジューリング期間中にノードNiによって送信されるパケットの総数である)、
が、送信側としてのNvとのリンクにすでに割り当てられている冗長セルの数である。
次に、図5Aのネットワークのために上記の式を使用する。

の場合、
となる。

の場合、
となる。

の場合、
となる。

の場合、
となる。
したがって、


および
となる。
リンクに割り振られる冗長セルの数を計算する他の方法が、本開示の範囲内にあり得る。そのような方法は、各リンク上にスケジュールされる実際のトラフィック負荷に基づいて公平なおよび比例する冗長セル割振りを与え得るとともに、割り振られる冗長セルがスーパーフレーム中で利用可能な空のセルを超えないことをも保証する。
各リンクのための冗長セルの数が決定されると、セルは、任意の好適な方法を使用して割り振られ得る。冗長セルは、割り振られるべきいくつかの冗長セルによってトラフィックが置き換えられた状態で、以下で詳述する方法を使用して割り振られ得る。代替的に、セルは、ランダムまたは順次割振りのような任意の他の方法を使用して割り振られ得る。
上記で詳述した冗長セルの割振りは、概して、ワイヤレスネットワークの信頼性とレイテンシとを増加させることになる。しかしながら、リンクに割り振られる冗長セルは、関係する送信機ノードおよび受信機ノードの観点からは、1次スケジュールの一部としてリンクに割り振られるセルと同一であることになる。したがって、適応されていないノードは、パケットを受信するためにリッスンするか、またはパケットを送信しようと試みるかのいずれかのために、そのノードに関連するリンクに割り振られる冗長セルごとに起動し得る。これにより、デューティサイクルの増加と高いエネルギー消費とがもたらされる結果となり得る。
上記に対処するために働き得る、実施形態による方法が提案される。第1の方法によれば、1つまたはそれぞれのノードは、スーパーフレーム中の送信のためのキューQ(i)を有する。送信キューQ(i)は、先入れ先出しルール(FIFO)に従う。したがって、ワイヤレスネットワークノードは、Q(i)>0であるときのみパケットを送信するために起動する必要がある。Q(i)=0であるとき、送信すべきパケットがなく、したがって、ネットワークノードは、それが送信機であるリンクに割り振られるセルについて、起動またはアクティブ化する必要がない。
図6は、一実施形態による、ネットワークノードのためのフロー図である。スケジュールされるセルにおいてパケットを送信するために起動する必要があるのかどうかを決定するためにネットワークノードによって使用されるプロセスをフロー図に示す。スーパーフレーム中の第1のスケジュールされるセルにおいて、ノードが起動するS10。ノードは、次いで、Q(i)=0であるのかどうかを検査する、S12。そうである場合、ノードは、送信すべきパケットを有さず、したがって、次のスーパーフレームまでスリープすることができるS22。当然、これは、ノードがパケットを受信するために起動する必要がないと仮定する。Q(i)≠0である場合、ノードは、最初にスケジュールされるまたは割り振られるセルにおいてパケットを送信するS14。このパケットが送信されると、肯定応答送信(ACK)が受信されたのかどうか、またはMAC再送信>αであるのかどうかが検査される、S16。
MAC再送信>αは、送信側がACKメッセージを受信しないパケットの再送を指す。パケットがドロップされ、受信機からACKメッセージが送信側によって受信されない場合、プロトコルにより、αとしてここで定義される一定回数、送信側がパケットを再送信することが可能になる。パケットは、次いで、メモリ中にバッファリングされることになる。パケットを再送するα回の試みの後にACKが送信側によって受信されない場合、パケットは送信側によってドロップされる。
肯定応答送信(ACK)が受信されたか、またはMAC再送信>αである場合、S16、上記に対する返答は、はいであり、Q(i)=Q(i)−1である、S18。Q(i)=0であるのかどうかのさらなる検査、S20。そうである場合、ノードは、次のスーパーフレームまでスリープするS22。S20の後に、Q(i)≠0であるか、あるいは、S16の後に、ACKが受信されていないか、または
であった場合、それぞれのセルが現在のスーパーフレーム中の最後のスケジュールされるセルであるのかどうかが決定されるS24。そうである場合、ノードは、次のスーパーフレームまでスリープするS22。そうでない場合、ノードは、スリープし、次のスケジュールされるセルにおいて起動しS26、その後、それは、再び、スケジュールされるセルにおいてパケットを送信するS14。
一実施形態によるさらなる方法によれば、1つまたはそれぞれのノードは、スーパーフレーム中にパケットを受信することに関係するキューB(i)を有する。受信キューB(i)は、各スーパーフレーム期間(すなわちスケジューリング期間)中に受信されることが予想されるパケットの数を示す。スケジューリング期間F(i)中に、B(i)=0である場合、受信機は、そのスーパーフレーム中にすべてのそれの予想されるパケットを受信した。受信機ノードは、次いで、次のスーパーフレームまでスリープし得る。
一実施形態によれば、トラフィックレートは、集中スケジューリングの使用により、ハブによって知られる。したがって、各ノードは、(以下で定義するように)MMSからの予想受信(Er)を検査することができ、ここで、Erは、定数である。Erは、ハブによってスケジュールとともにノードに通知される。Erは、ノードのランタイムキューサイズを周期的に収集することによってハブによって周期的に更新される。
図7は、一実施形態による、ネットワークノードのためのフロー図である。スケジュールセルにおいてパケットを受信するために起動する必要があるのかどうかを決定するためにネットワークノードによって使用されるプロセスをフロー図に示す。スーパーフレーム中の第1のスケジュールされるセルにおいて、ノードが起動するS30。ノードは、B(i)=B(i−1)+Erを設定し、S32、ここで、B(i−1)は、前のスーパーフレームからのキューの終了値である。S34は、B(i)=0であるのかどうかの検査である。これが真である場合、ノードは、次のスーパーフレームまでスリープするS44。これが真でない場合、受信機ノードは、対応する送信側ノードから何かを受信することが予想され、受信機ノードは、次のスケジュールされるセルにおいてリッスンするS36。ノードは、ノードが受信ノードであるリンクに割り振られる次のセルにおいてリッスンし得る。スケジュールされるセル中でパケットドロップまたはMAC再送信が発生することによりスケジュールされるセルが無駄になるときが、B(i)≠0になる場合であり得る。ノードは、B(i)≠0であるときのあらゆるスケジュールされるセルにおいて起動し得る。
ノードは、パケットが受信されたのかどうかを検査しS38、パケットが受信された場合、それは、肯定応答(ACK)を送り、B(i)=B(i)−1を設定する、S40。B(i)=0であるのかどうかを確かめるためにさらなる検査が実行され、そうである場合、ノードは、次のスーパーフレームまでスリープする、S44。パケットが受信されないか、または第2の検査の後にB(i)≠0である場合(S42)、ノードは、現在のセルが現在のスーパーフレーム中の最後のスケジュールされるセルであるのかどうかを検査するS46。そうである場合、ノードは、次のスーパーフレームまでスリープするS44。そうでない場合、ノードは、パケットをリッスンする前にS36、スリープし、次のスケジュールされるセルにおいて起動するS48。
いずれの実施形態においても、TSCHにおける周期同期化プロセス中に受信ノードとのそれらのQ(i)ステータスを送信ノードが更新することによってB(i)のより正確な推定が達成され得る。
さらなる実施形態によれば、それぞれのリンクの送信ノードは、それの送信キューQ(i)が空になったら受信ノードに報知する。これは、キュー中に記憶される最後のメッセージにEnd−of−Q通知が追加されることによって行われる。代替的に、すべてのパケットが送信されたことを受信ノードに報知する通知を備える追加のメッセージが、後で割り当てられる冗長スロット中で送られ得る。特定のリンクのための受信機として働くノードは、それがパケットを受信し得るノードからすべてのそのような通知を受信すると、スリープして、次のスケジュールされる期間の間に起動することができる。そのような実施形態については、図7のフロー図が採用され得、ここにおいて、B(i)の設定は、除去され、決定ステップS34およびS42は、End−of−Q通知のすべてが受信されたのかどうかを決定する決定ステップと置き換えられる。
上記で説明したような一実施形態による方法を使用することによって、スケジュールは、1次スケジュールと冗長セルとの両方を備え、割り振られる冗長セルにより消費される追加リソースの量を最小限に抑え得る。
図8に、知られているトラフィックのみに基づく(a)、仮のセルを追加することによる(b)セル割振り(すなわち、スケジュールのスループット)を示す。ネットワークに対する平均トラフィックは、ノードごとに3つのセルである。セルの陰影は、同じセルに割り当てられる同時リンクの数を示す。提案される実施形態は、知られている実施形態よりも高いリソース利用率を有することができる。
冗長セルを備えるスケジュールは、実施のためにハブによってネットワークノードに送られる。
さらに、一実施形態によるものは、スケジュールを定義するように構成されたハブと、スケジュールを定義する方法とである。そのようなスケジュールは、上記の実施形態の場合のように1次スケジュールと呼ばれ得る。
一実施形態によれば、(スケジュールを定義するように構成されたデバイスに言及するために使用されることになる)ハブは、最初に、ネットワーク情報を取得し、ここにおいて、ネットワーク情報は、ネットワークトポロジーとトラフィック情報とを備える。ハブは、無線を介してこの情報を取得する。たとえば、ネットワークトポロジーとトラフィック情報とを発見し、Routing Protocol for Low−Power and Lossy Networks(RPL)において定義されるような宛先広告オブジェクト(DAO:Destination Advertisement Object)メッセージのようなシグナリングメッセージを介してハブにこれを返送するために、キャリア検知多重アクセス(CSMA:Carrier Sense Multiple Access)またはRPLプロトコルを使用して、ネットワーク情報は、ネットワーク動作の最初に競合ベースのMAC手順を使用して取得される。情報が取得されると、ネットワークは、次いで、予約ベースのスケジューリング手法に切り替わる。これは、本開示による任意の実施形態の場合であり得る。
ネットワークトポロジーは、ホップ距離ID(HID)を備える。各ノードについて、ハブに達するためのホップの最小数(すなわち、1つのノードから別のノードまでの送信)がHIDとして知られる。この情報は、たとえば、ハブがHelloメッセージをブロードキャストし、このメッセージを受信するネットワークノードがHIDを割り当てられ、ノードがHIDを割り当てられた後、ノードが、ハブに返信される、HIDを含む肯定応答メッセージにより返答することによって、ネットワーク開始プロセス中にハブによって取得される。これは、好適な方法の一例であり、任意の他の好適な方法が本開示の範囲内にある。
異なるルーティングプロトコルでは、異なる方法を適用し得る。たとえば、RPLの場合、ノードは、ランクを計算するためにHIDを使用し、そのノードに送信することができる隣接ノード(親)とそれが送信することができるノード(子)とを学習するためにDestination Orientated Directed Acrylic Graph Information Object(DIO)とDAOとを使用することができる。
トラフィック情報は、ワイヤレスネットワーク中の複数のノードの各々が生成するパケットの数を備える。固定ビットレート(CBR:Constant Bit Rate)トラフィックモデルが使用される。したがって、ハブは、各ネットワークノードが各スケジューリング期間中に何個のパケットを送信する予定であるのか(本実施形態における各ネットワークノードによって生成されるパケットの数に等しい)を知る。当然、これは、スケジュール自体に依存するマルチホップリレートラフィックを含まない。
ネットワーク情報は、1ホップの通信干渉距離をさらに備える。これは、どのノードおよびリンクが、使用中に互いに干渉するのかに関する情報を備える。この情報は、干渉するリンクが干渉する周波数チャネル上で同時にアクティブになるようにスケジュールされないことを保証するためにスケジュールするときに使用される。この情報は、受信信号強度表示(RSSI)に基づいてネットワーク初期設定段階中に推定され得る。代替的に、干渉情報を取得するために、2ホップ干渉モデルのようなあらかじめ定義されたモデルが使用され得る。
ハブは、以下の方法に従ってスケジュールを定義するように構成されたプロセッサをさらに備える。ネットワークノードシーケンスが定義される。2×N行列、ここで、Nは、パケットを生成するネットワークノードの数である、が作成される。行列の第1の行は、ノードIDを表し、第2の行は、対応するノードデータレート(すなわち、スケジューリング期間当たりのパケット)である。この行列は、スケジューリングシーケンス(SS)行列と呼ばれる。図5AのワイヤレスネットワークのためのSS行列は、以下の通りであり得る。
SS行列の第1の行中の、ネットワークノードシーケンスにノードが記載される順序は、最終スケジュールに影響を及ぼし得る。上記のSS行列では、順序を決定するためにノードのキューサイズに基づく低複雑性の貪欲アルゴリズムが使用され、これは、スケジューリング時間を低減する。ノード順序を選択するために他の方法が採用され得、ノード順序を決定するために最適化アルゴリズムが使用され得、そのようなアルゴリズムの使用は、本開示の範囲内にある。順序を決定するための例示的なアルゴリズムは、遺伝的アルゴリズムと確率手法とを含み得る。
SS行列中のノードの各々について、ルーティング経路がネットワークノードからハブまで決定される。ルーティング経路は、データがネットワークノードからハブまで転送されることを可能にする直列リンクを備える。最適なルートを与えるために異なるルーティングアルゴリズムおよびプロトコルが使用され得る。すべてのそのような方法が本開示の範囲内にある。例示的なルーティングアルゴリズムには、最短経路ベースのもの、負荷分散ベースのもの、またはリンク品質ベースのもの(RPL)が含まれる。本実施形態では、次に、これらのルーティング経路を含むようにSS行列が拡張される。SS行列中のノードの各々について、ルーティング経路がノードを置き換える。ルーティング経路のホップが検討され行列に入れられる順序は、ノードからハブまでのルーティング経路が要求する順序に基づき、これは、マルチホップ通信が今度はスケジュールされることを保証する。したがって、ノード「4」について、ルーティング経路「4→2、2→1」が使用される。これは、3行のマルチホップスケジューリングシーケンス(MSS:Multihop Scheduling Sequence)行列の最初の2つの行を占有する。各ルートの各ホップに対する対応するトラフィックが、第3の行に記載される。これは、図9に示される。
次に、セルをリンクに割り振ることによって1次スケジュールが定義され得る。そうするために、各ルーティング経路の各リンクに対する関連するパケットの数が決定される必要がある。上記の例では、この値は、MSS行列の第3の行中に表される。一方、例示的なネットワークとして図5Aのワイヤレスネットワークが使用されることに留意されたい。図5Bに、1次スケジュールと、リンクに割り振られる冗長セルとを示す。図5Bに示すスケジュールの1次スケジュール部分は、必ずしもこの実施形態の方法によって定義される1次スケジュールであるとは限らない。図3Aにおいて図式的に示したスケジュールが上記のプロセスによって定義される1次スケジュールである。
スケジュールは、各リンクを介して各トラフィックユニット(データパケット)にセルを割り振ることによって定義される。リンクがセルを割り振られる順序は、MSS行列中のシーケンスである、上記で決定されたシーケンスによって決定される。本実施形態では、リンク
は、それの第1のデータパケットのためにスケジュール中でセルを最初に割り振られる。リンク
は、次いで、第2のデータパケットのために第2のセルを割り振られる。
概して、スケジューリング期間中のより前のセルは、最初にリンクに割り振られる。概して、より小さい周波数チャネル番号に対応するセルは、最初にリンクに割り振られる。しかしながら、他の実施形態の任意のものから独立してまたはそれと組み合わせて使用され得る、本開示の一実施形態によるものは、衝突および干渉に照らしてリンクに割り振られるべきセルを選択する方法と、それを実行するように構成されたハブとである。
セルを選択する方法が図10のフローチャートに示され、本方法は、干渉と衝突とが回避されるようにセルを選択し、割り振る。
セルを選択し、割り振るための方法は、衝突と干渉とについて検査するための通信行列Ωを利用することができる。通信行列Ωは、M×Nch×S行列であり、ここにおいて、Mは、ネットワーク中のノードの総数であり、Nchは、チャネルオフセットの数であり、Sは、スケジューリング期間中のタイムスロットの総数である。リンクがセルを割り振られるべきであるたびに、すでに割り振られているセルと衝突または干渉しないセルを選択するために行列Ωが検査される。セルが割り振られると、そのリンクの送信側および受信機ノードのための対応するエントリがΩ行列中でマーキングされる。
セル中の通信が、送信側がパケットを送信するのと受信機が肯定応答を送るのとの2つの通信を備えるので、あらゆるスケジュールされるセルのための干渉(送信または受信の両方)について送信側ネットワークノードと受信機ネットワークノードとの両方のネイバーが検査される必要がある。
図10は、上記の通信行列Ωを使用してリンクに割り振るためにセルを選択する方法のためのフローチャートである。本方法は、MSS中の各リンクに対して行われるS60。それぞれのリンクのトラフィック負荷が検査されるS62。各ルーティング経路の各リンク上の各データパケットについて、Ω中で競合リンクがマーキングされていないタイムスロットが発見されるS64。Ω中で干渉する隣接通信がマーキングされていないチャネルについて検査されるS66。チャネルが発見されたかどうかを確かめるために検査が行われるS68。そうでない場合、スケジューリング期間中のすべてのタイムスロットが検査されたかどうかを確かめるために検査が行われS70、そうでない場合、Ω中で競合リンクをもたない異なるタイムスロットが発見されS64、そうである場合、空のセルが発見されないことがありS72、すべてのリンクがスケジュールされたかどうかを確かめるために検査が行われるS78。
検査S68中に、チャネルが発見された場合、それぞれのリンクの送信側ノードと受信機ノードとのためのΩ行列エントリがマーキングされるS74。次いで、そのリンクのためのすべてのトラフィック負荷が、選択されそれに割り振られるセルを有しているのかどうかに関する検査が行われる。そうでない場合、ステップS62が再び行われ、それぞれのリンクのトラフィック負荷が検査され、Ω中で競合リンクのないタイムスロットが発見されるS64。それぞれのリンクのためのすべてのトラフィック負荷がスケジュールされた場合、すべてのリンクがスケジュールされたかどうかに関する検査が行われるS78。そうでない場合、さらなるリンクについてステップS60からプロセスが再び開始する。そうである場合、1次スケジュールのためのセルの選択と割振りとを完了するS80。
本方法は、以下の「擬似コード」で提示され得る。
上記の擬似コードからわかるように、本方法は、各ルーティング経路の各リンクの各データパケットについて、衝突が発生しないタイムスロットについて反復的に検査することと、タイムスロットが発見されると、送信側または受信機ノードのいずれについても干渉がないことになる周波数チャネルについて検査することとを本質的に備える。タイムスロットと周波数チャネルとが、最も前から開始して、衝突または干渉が発生するたびにタイムスロットとチャネルとを1だけ増加して反復的に検査される。
1次スケジュールが定義されると、いずれかの実施形態により、1次スケジュールは、ハブによって、実施のためにネットワークノードに送られる。
ネットワークトポロジーが変更する(たとえば、ノードの障害またはルーティングが変更する)場合、一実施形態による方法を使用してネットワーク全体または影響を及ぼされるリンクに対して再スケジューリングを実行するようハブに通知するためにアップリンクメッセージ(たとえば、DAOメッセージ)が使用され得る。
図11に、一実施形態によるネットワークデバイス40を概略的に示す。図40のネットワークデバイス40は、図5Aのワイヤレスネットワークにおいて使用するためのものであり得る。図10のネットワークデバイス40は、トラフィック情報を受信するための無線42と、スケジュールを定義するように構成されたプロセッサ44とを備える。ネットワークデバイス40はまた、命令を記憶するためのストレージデバイス46を備える。
図12に、一実施形態によるネットワークノード50を示す。ネットワークノード50は、隣接ネットワークノードまたはネットワークデバイス(たとえばハブ)にパケットを送信し、隣接ネットワークノードまたはネットワークデバイス(たとえばハブ)からパケットを受信するための無線52を備える。無線52はまた、ネットワークデバイス(たとえば、ハブ)からスケジュールを受信するためのものであり得る。ネットワークノード50はまた、プロセッサ54を備える。さらなる実施形態によるネットワークノードはまた、ストレージデバイスを備え得る。
図13に、一実施形態によるハブを備え得る集中適応型マルチホップスケジューリング(AMUS:Adaptive Multi-hop Scheduling)アルゴリズムを概略的に示す。図13のAMUS方法は、ネットワーク情報を収集し、1次スケジュールを定義し冗長セルを割り振り、ランタイムキューサイズを周期的に収集し、予想受信を推定し、これは、次いで、ブロードキャストされる。
図14に、上記で説明したように、一実施形態によるハブによって実行され得る集中適応型マルチホップスケジューリング(AMUS)アルゴリズムを概略的に示す。図14のAMUS方法は、ネットワーク情報を収集し、1次スケジュールを定義し、冗長セルを割り振る。図14のAMUSは、スケジュールされるセルの間にノードがそれの無線を電源投入すべきであるのかどうかを監視するための第2のMAC方法を利用する。本方法は、スケジューリング期間中に送るべきさらなるパケットをノードが有さなくなると、キューの終了(「End−of−Q」)通知がノードによって送られることに依拠する。
トラフィックアウェアなスケジューリングアルゴリズム(TASA:traffic aware scheduling algorithm)(Palattella,M.R.、Accettura,N.、Dohler,M.、Grieco,L.A.、Boggia,G.、「Traffic Aware Scheduling Algorithm for reliable low−power multi−hop IEEE 802.15.4e networks」、Personal Indoor and Mobile Radio Communications(PIMRC)、における2012年の第23回IEEE国際シンポジウム、巻、番号、327、332ページ、2012年9月9〜12日)とともに(AMUSおよびAMUS(CAP)と呼ばれる)一実施形態による方法を使用する一実施形態によるネットワークデバイスと、チャネルホッピング技術を使用しない従来の貪欲スケジューリングアルゴリズムとが、シミュレーションを通して評価された。
図15Aに、スーパーフレーム当たりの平均遅延に関するAMUSのパフォーマンスを示す。これは、スーパーフレームkが終了した時点から、k中にスケジュールされるすべてのパケットが配信された時点までに経過した時間として計算される。たとえば、いかなるパケットドロップもない完全なチャネル条件では、すべてのスケジュールされるパケットがスーパーフレームの継続時間内に配信されるべきであり、0遅延をもたらす。そうでない場合、それは遅延を招く。AMUSアルゴリズムが、特に低データレートセットアップにおいて遅延を低減することができることが観測され得る。しかしながら、データレートが増加するとき、それのパフォーマンスマージンは低下する。これは、高データレートのためにスーパーフレームセルがすでに一杯であり、したがって、冗長セル割振りのために利用可能な空のセルがより少ないという理由に由来する。図15Bは、エネルギー消費に関して一実施形態のパフォーマンスを示すグラフである。
スーパーフレームの長さは、ネットワークが動作し始める前に一度構成されると調整するのは簡単ではないので、AMUSは、異なるトラフィック状態に適応できる。さらに、低ネットワークトラフィックの場合、長いスーパーフレーム長を有することは、AMUSに、仮のセルを割り振るより多くの機会を与えることになる。したがって、ネットワークトラフィックによって必要とされる最小スケジュール長にスーパーフレーム長が等しく設定される条件において実験が行われた。図16に、ネットワークにおける異なる平均トラフィック量に基づくAMUS(CAP)のための異なるスーパーフレーム長設定を示す。平均ノードトラフィックレートがスーパーフレーム当たり6つのパケットよりも高いとき、最小スケジュール長が、100個のタイムスロットとしてのデフォルトシミュレーション設定よりも高く、したがって、AMUS=AMUS(CAP)となることが観測され得る。一方、ノードが、より少ないトラフィックを生成するので、最小スケジュール長はデフォルト設定よりも小さい。それにもかかわらず、図15Aから、AMUS(CAP)がAMUSと比較してわずかな性能劣化しか有さないことが観測可能である。
図17に、ネットワークにおけるノードのランタイムキューサイズを示す。実施形態が小さいキューサイズを有することに注意されたい。これは、AMUSでは、スーパーフレーム中の失敗した通信が、単に、同じスーパーフレームの後のタイムスロット中の、または、存在しない場合は次のサブフレーム中の、同じリンクに対して割り当てられる冗長セル中にそれのパケットを再送信することができるからである。したがって、パケットがキューイングされる可能性がより低い。
仮のセルを導入することによって、ノードは、リッスンまたは送信するためにスーパーフレーム中でより多くの回数起動しなければならず、図18に示すように高い無線デューティサイクルを生じる結果となり得る。しかしながら、上記の提案されたプロトコルを使用することによって、ノードは、それが送るべき何かを有するか、またはそれが他からパケットを受信すると予想する条件にのみ起動し得る。したがって、送信/受信されるべき実データがない場合、それは、エネルギーを浪費することを回避する。スーパーフレーム当たりに消費される総エネルギーは、これによりあまり増加しない。これには、ネットワークがキューイングされたメッセージを配信するだけの長さ動作する必要がないという事実が役に立つ。
最後に、いくつかのノードは、再送信される必要があるパケットをバッファリングするために限られたメモリを有し得る。各ノードが限られたバッファサイズを有する実験の別のセットが行われ、それは5つのパケットに設定される。これは、ネットワーク中の任意のノードがキュー中に最大5つのパケットを記憶できるのみであることを意味する。バッファがオーバーフローする場合、パケットは、ドロップされることになる。図19に、5つのパケットまでのノードバッファサイズ制限をもつランタイムノードキューを示す。AMUS方法は、メモリ中で低いキューを有する。
図20は、異なる平均リンク品質設定に基づくパケット配信比率を示すグラフである。たとえば、L=0.7は、ネットワークリンク品質の統計的平均が70%である(パケット送信が成功する確率)ことを意味する。ただし、異なるチャネルを介した個別のリンクのパケット配信成功比率は、シミュレーションでは変動する。図20から、劣悪なリンク状態設定において、および良好なリンク品質設定において、AMUSが良好なパケット配信比率を与えることができることが観測され得る。LLNにある間、ネットワークが損失リンクを有する可能性がより高く、したがって、実施形態は、通信信頼性を著しく改善することができる。
いくつかの実施形態について説明がなされたが、これらの実施形態は、単に例として提示されたもので、本発明の範囲が限定されることを意図するものではない。実際、ここで説明した新規の方法、デバイスおよび装置は、様々な他の形態で具現化され得、さらに、ここで説明した方法および装置の形態における様々な省略、置換および変更が、本発明の精神から逸脱することなく行われ得る。添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物は、本発明の範囲および精神内に入るであろうそのような形態または変更を包含することを意図するものである。

Claims (16)

  1. ワイヤレスローカルエリアネットワークのためのネットワークデバイスであって、ここにおいて、前記ネットワークデバイスが、セルをリンクに割り振るスケジュールに従って少なくとも1つの周波数チャネルを介して複数のワイヤレスネットワークノードとワイヤレス通信するように動作可能である、
    ここにおいて、セルが、周波数チャネル上のタイムスロットであり、リンクが、2つのネットワークノード間またはネットワークノードと前記ネットワークデバイスとの間の通信を表す、
    前記ネットワークデバイスが、
    スケジューリング期間中に前記ネットワークノードの各々が送信する予定になっているパケットの数を備えるトラフィック情報を受信するように動作可能な無線と、
    スケジュールを定義するように構成されたプロセッサと、
    ここにおいて、前記スケジュールが、より前に割り振られるセル中でのリンクによるパケットの通信が失敗するときにパケットを通信するための冗長セルとして前記リンクに割り振られる少なくとも1つのセルを備える、
    を備え、
    リンクに割り振られる冗長セルの数が、前記リンクによってスケジューリング期間中に通信されるパケットの前記数に依存する、ネットワークデバイス。
  2. 前記プロセッサが、ネットワークノードに前記無線を介して前記スケジュールを送るようにさらに構成された、請求項1に記載のネットワークデバイス。
  3. リンクに割り振られる冗長セルの数が、重み付け値に依存し、前記重み付け値が、前記スケジューリング期間中のタイムスロットの総数と、前記リンクのノードについてと前記ネットワークデバイスについてとのトラフィック情報とのうちの少なくとも1つに依存する、請求項1に記載のネットワークデバイス。
  4. 送信ネットワークノードiと受信ネットワークノードjとの間のリンク
    に割り当てられる冗長セルの数Tcが、
    によって決定される、
    ここで、
    が、リンク
    のためのスケジューリング期間当たりのパケットのデータレートであり、
    であり、
    である、
    ここで、Ttotalが、スケジューリング期間中のタイムスロットの総数であり、Rtx()およびRrx()がそれぞれ、前記送信ネットワークノードまたは前記受信ネットワークノードとしてのノードNvを伴うリンクlのための、スケジューリング期間中の送信パケットおよび受信パケットであり、Tc(lNv)が、送信側としてのNvとのリンクにすでに割り当てられている冗長セルの数である、
    ここにおいて、それぞれのノードのためのルーティング経路が、前記それぞれのノードから前記ネットワークデバイスにデータを転送するためのリンクまたは一連のリンクを備える、請求項1に記載のネットワークデバイス。
  5. 前記無線が、ネットワークトポロジーを受信するようにさらに動作可能であり、前記スケジュールが、通信が失敗しない場合にスケジューリング期間中に前記ネットワークノードが送信する予定である前記パケットのすべてを通信するための1次スケジュールをさらに備える、ここにおいて、前記1次スケジュールを定義することが、
    ネットワークノードシーケンスを定義することと、
    各ネットワークノードのためのルーティング経路を決定することと、
    ここにおいて、それぞれのノードのためのルーティング経路が、前記それぞれのノードから前記ネットワークデバイスにデータを転送するためのリンクまたは一連のリンクを備える、
    それぞれのルーティング経路の各リンクによって通信されるべきパケットの数を決定することと、
    各パケットのためのセルをそれぞれのルーティング経路の各リンクに割り振ることと、 ここにおいて、前記リンクがセルを割り振られる順序が、前記ネットワークノードシーケンスと、対応するルーティング経路とによって決定される、
    を備える、請求項1に記載のネットワークデバイス。
  6. 前記スケジュールを定義することが、
    それぞれのリンクに割り振るためのセルを選択することをさらに備え、
    ここにおいて、それぞれのリンクのためのセルを選択することが、第1のタイムスロットについて、前記それぞれのリンクに関連する、2つのノード、または、前記ノードと前記ネットワークデバイスとが、そのタイムスロット中にセルをすでに割り振られているのかどうかを検査することと、
    前記2つのノードのうちの1つ、または、前記ノードと前記ネットワークデバイスとのうちの1つが、前記第1のタイムスロット中にセルをすでに割り振られていたとき、さらなるタイムスロットについて、前記それぞれのリンクに関連する、前記2つのノード、または、前記ノードと前記ネットワークデバイスとが、そのタイムスロット中にセルをすでに割り振られているのかどうかを検査すること、あるいは
    前記2つのノードのいずれも、または、前記ノードと前記ネットワークデバイスとのいずれも、前記第1のタイムスロット中にセルを割り振られていなかったとき、前記第1のタイムスロット中の第1の周波数チャネルについて、前記第1の周波数チャネル上で前記それぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたは前記ネットワークデバイスがセルをすでに割り振られているのかどうかを検査することと、
    干渉するノードまたはネットワークデバイスが前記第1のタイムスロット中にセルを割り振られていたとき、さらなる周波数チャネルについて、前記第1の周波数チャネル上で前記それぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたは前記ネットワークデバイスが前記第1のタイムスロット中にセルを割り振られているのかどうかを検査すること、あるいは
    干渉するノードまたはネットワークデバイスが前記第1のタイムスロット中にセルを割り振られていないとき、前記それぞれのリンクに前記第1の周波数チャネル上で第1のセルを割り振ることと
    を備える、請求項1に記載のネットワークデバイス。
  7. 冗長セルが複数のリンクに割り当てられ、リンクが冗長セルを割り振られる順序が、それぞれのリンクの送信ノードのためのルーティング経路中のリンクの最小数によって決定される、
    ここにおいて、ノードのためのルーティング経路が、前記ノードから前記ネットワークデバイスにデータを転送するためのリンクまたは一連のリンクを備え、
    より短いルーティング経路をもつリンクが、より長いルーティング経路をもつリンクの前に、冗長セルを割り当てられる、請求項1に記載のネットワークデバイス。
  8. TSCH MACおよびIEEE802.15.4eネットワークとともに使用するように構成された、請求項1に記載のネットワークデバイス。
  9. ワイヤレスローカルエリアネットワークのためのネットワークデバイスであって、ここにおいて、前記ネットワークデバイスが、セルをリンクに割り振るスケジュールに従って少なくとも1つの周波数チャネルを介して複数のワイヤレスネットワークノードとワイヤレス通信するように動作可能である、
    ここにおいて、セルが、周波数チャネル上のタイムスロットであり、リンクが、2つのネットワークノード間またはネットワークノードと前記ネットワークデバイスとの間の通信を表す、
    前記ネットワークデバイスが、
    ネットワークトポロジーと、前記ネットワークノードの各々がスケジューリング期間中に送信する予定であるパケットの数を備えるトラフィック情報とを受信するように動作可能な無線と、
    スケジュールを定義するように構成されたプロセッサと、ここにおいて、前記スケジュールを定義することが、
    ネットワークノードシーケンスを定義することと、
    各ネットワークノードのためのルーティング経路を決定することと、
    ここにおいて、それぞれのノードのためのルーティング経路が、前記それぞれのノードから前記ネットワークデバイスにデータを転送するためのリンクまたは一連のリンクを備える、
    各ルーティング経路の各リンクのためのパケットの関連する数を決定することと、 各パケットのためのセルを各ルーティング経路の各リンクに割り振ることと、
    ここにおいて、前記リンクがタイムスロットを割り振られる順序が、前記ネットワークノードシーケンスと、対応するルーティング経路とによって決定される、
    を備える、
    を備える、ネットワークデバイス。
  10. 前記スケジュールを定義することが、
    それぞれのリンクに割り振るためのセルを選択することをさらに備え、
    ここにおいて、それぞれのリンクのためのセルを選択することが、第1のタイムスロットについて、前記それぞれのリンクに関連する、2つのノード、または、前記ノードと前記ネットワークデバイスとが、セルをすでに割り振られているのかどうかを検査することと、
    前記2つのノードのうちの1つ、または、前記ノードと前記ネットワークデバイスとのうちの1つが、前記第1のタイムスロット中にセルをすでに割り振られていたとき、さらなるタイムスロットについて、前記それぞれのリンクに関連する、前記2つのノード、または、前記ノードと前記ネットワークデバイスとが、周波数チャネル上にスケジュールされているのかどうかを検査すること、あるいは
    前記2つのノードのいずれも、または、前記ノードと前記ネットワークデバイスとのいずれも、前記第1のタイムスロット中にセルを割り振られていなかったとき、前記第1のタイムスロット中の第1の周波数チャネルについて、前記第1の周波数チャネル上で前記それぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたは前記ネットワークデバイスがセルをすでに割り振られているのかどうかを検査することと、
    干渉するノードまたはネットワークデバイスが前記第1のタイムスロット中にセルを割り振られていたとき、さらなる周波数チャネルについて、前記第1の周波数チャネル上で前記それぞれのリンクに干渉することが可能な任意のノードまたは前記ネットワークデバイスがスケジュールされているのかどうかを検査すること、あるいは
    干渉するノードまたはネットワークデバイスが前記第1のタイムスロット中にセルを割り振られていないとき、前記それぞれのリンクに前記第1の周波数チャネル上で第1のセルを割り振ることと
    を備える、請求項9に記載のネットワークデバイス。
  11. 請求項1に記載のネットワークデバイスとともに、ワイヤレスローカルエリアネットワーク上で動作可能なネットワークノードであって、ここにおいて、前記ネットワークノードが、請求項1に記載のネットワークデバイスから受信されるスケジュールに従って少なくとも1つの周波数チャネルを介して複数のワイヤレスネットワークノードとワイヤレス通信するように動作可能である、
    前記ネットワークノードが、
    隣接ネットワークノードまたは前記ネットワークデバイスにパケットを送信および受信するための無線と、
    スケジュールされるセルについて、
    前記ネットワークノードがパケットを受信すると予想しているのかどうか、または 送信キューを検査することによって前記ネットワークノードがパケットを送信すると予想しているのかどうか、
    ここにおいて、スケジュールされるセルが、前記ノードに関連するリンクに前記スケジュール中で割り振られるセルである、
    のうちの少なくとも1つを検査するように構成されたプロセッサと、ここにおいて、 前記プロセッサが、パケットが送信または受信されることが予想されるタイムスロットの間にのみ前記無線を電源投入するように構成された、
    を備えるネットワークノード。
  12. 前記ネットワークノードがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することが、受信キューを検査することを備え、前記受信キューB(i)が、スケジューリング期間の開始時に、
    として定義され、
    ここで、B(i−1)は、前記ネットワークノードのための前のスケジューリング期間から持ち越されたパケットの数であり、Erは、スケジューリング期間中に前記ネットワークノードによって受信されることが予想されるパケットの数である、
    ここにおいて、前記プロセッサが、パケットが前記ネットワークノードによって受信されるたびに、前記受信キューを更新するように構成された、
    B(i)>0であるときにパケットが受信されることが予想される、請求項11に記載のネットワークノード。
  13. すべての前記ネットワークノードのパケットが送信され、前記ネットワークノードに送信することができる他のすべてのネットワークノードからキュー送信の終了が受信されたとき、前記プロセッサが、隣接ノードまたは前記ネットワークデバイスにキュー送信の終了を送信するようにさらに構成され、
    前記ネットワークノードがパケットを受信すると予想しているのかどうかを検査することが、前記ネットワークノードに送信することができる前記隣接ノードのすべてからキュー送信の終了が受信されたのかどうかを検査することを備える、
    ここにおいて、前記ネットワークノードに送信することができる隣接ノードからキュー送信の終了が受信されなかったとき、パケットが受信されることが予想される、請求項11に記載のネットワークノード。
  14. ネットワークデバイスとネットワークノードとを備えるワイヤレスローカルエリアネットワークであって、ここにおいて、
    前記ネットワークデバイスが、
    スケジュールを定義することと、前記スケジュールが、
    より前に割り振られるセル中でのリンクによるパケットの通信が失敗するときに前記パケットを通信するための冗長セルとして前記リンクに割り振られる少なくとも1つのセルを備え、
    ここにおいて、セルが、周波数チャネル上のタイムスロットであり、リンクが、2つのネットワークノード間またはネットワークノードと前記ネットワークデバイスとの間の通信を表す、
    前記ネットワークノードに前記スケジュールを送信することと
    を行うように構成され、
    前記ネットワークノードが、
    前記ネットワークデバイスから前記スケジュールを受信することと、
    前記スケジュールを実施することと
    を行うように構成され、
    リンクに割り振られる冗長セルの数が、前記リンクによってスケジューリング期間中に通信されるパケットの数に依存する、ワイヤレスローカルエリアネットワーク。
  15. ネットワークデバイスと複数のワイヤレスネットワークノードとを備えるワイヤレスローカルエリアネットワークのためにリンクにセルを割り振るスケジュールを定義するための方法であって、
    ここにおいて、セルが、周波数チャネル上のタイムスロットであり、リンクが、2つのネットワークノード間またはネットワークノードと前記ネットワークデバイスとの間の通信を表す、
    前記方法が、
    通信が失敗しない場合にスケジューリング期間中に前記ネットワークノードが送信する予定であるパケットのすべてを通信するための1次スケジュールを定義することと、 前記1次スケジュール中でのリンクによるパケットの通信が失敗するときにパケットを通信するための冗長セルとして少なくとも1つのセルを前記リンクに割り振ることと を備え、
    リンクに割り振られる冗長セルの数が、前記リンクによってスケジューリング期間中に通信されるパケットの数に依存する、方法。
  16. プロセッサ上で実行されたとき、請求項15に記載の方法を実行することを前記プロセッサに行わせるコンピュータ実行可能命令を搬送するコンピュータ可読記憶媒体。
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