JP2002084213A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2002084213A
JP2002084213A JP2001185570A JP2001185570A JP2002084213A JP 2002084213 A JP2002084213 A JP 2002084213A JP 2001185570 A JP2001185570 A JP 2001185570A JP 2001185570 A JP2001185570 A JP 2001185570A JP 2002084213 A JP2002084213 A JP 2002084213A
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Katsuaki Abe
克明 安倍
Masayuki Orihashi
雅之 折橋
Kleopa Musuya Job
ジョブ・クレオパ・ムスヤ
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信データ量の冗長度増加を低く抑えな
がらも、通信品質を向上させること。 【解決手段】 送信装置101から、通常のタイムスロ
ットで送信処理をするとともに、通信品質向上のための
副タイムスロットを用いて、副データの送信を行う。受
信装置102では、通常のタイムスロットの受信結果が
失敗に終わった場合、副タイムスロットを受信し、受信
結果を通常のタイムスロットの受信結果と合成して再復
号することにより、受信誤りを軽減する。副データとし
ては、送信符号化時にパンクチャ処理で削除されたデー
タや、多値変調等を用いる際に、あらかじめ受信特性が
悪いことが明らかなビット等のデータが用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として送信装置
と受信装置との間で無線通信を行う無線通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の無線通信需要の増加に伴い、無線
通信システムにおける通信速度の高速化が推進されてい
る。しかしながら、一般に通信速度を高速化すると、通
信誤り率が増加して通信品質の低下を招いてしまうた
め、通信品質を向上するために、様々な技術が用いられ
ている。その一手段としてダイバーシチ技術がある。
【0003】この技術は、同一のバーストデータを複数
のダイバーシチブランチに分けて送受信する技術であ
る。例えば、時間ダイバーシチでは、送信側において、
同一のバーストデータを時間的に複数回に分けて繰り返
して送信し、受信側において、複数回の受信結果を合成
処理等することにより、受信品質を改善する。
【0004】以下、図10を参照して従来の時間ダイバ
ーシチ通信方式の構成と動作について簡単に説明する。
図10に示す無線通信システム1の送信装置11におい
て、送信バーストデータは、変調送信部21により変調
送信されるとともに、記憶部22により記憶される。ダ
イバーシチ送信部23では、所定の時間後に記憶部22
に記憶されているバーストデータを読み出して変調送信
部21に供給して、このバーストデータを再度送信す
る。
【0005】受信装置12では、受信処理部24におい
て、複数回送信された信号がそれぞれ受信復調され、復
調結果として、例えば軟判定値が記憶部26に記憶され
る。記憶された複数回分の軟判定値は、合成処理部25
において平均化処理されることにより、雑音成分による
影響が低減され、通信品質が改善される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、通信品質が改善される反面、過去に送信したデータ
と同一のバーストデータを再送信するため、回線の容量
が低下してしまう。
【0007】また、通信品質を向上するための別の解決
方法としては、ARQ(自動再送要求)に基づく再送方
式もある。これは、フォワードリンクの受信時に受信誤
りを検出した場合、リターンリンクにおいて再送要求を
行い、これに応じてフォワードリンクで同一バーストデ
ータを再送するものである。この場合においても、再送
される場合は、バーストデータ内の一部のみに誤りがあ
った場合においても、バーストデータ全体がそのまま再
送されるため、回線の容量が低下してしまう。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、通信データ量の冗長度増加を低く抑えながらも、
通信品質を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信システ
ムでは、送信装置と受信装置の間でタイムスロット単位
に時分割で通信が行われ、通信フレームフォーマット内
に、通常のタイムスロット(以下、主タイムスロット)
以外に、無線通信リンクの通信品質を向上するために用
いられる副タイムスロットを設け、送信部では、主タイ
ムスロットにおいて送信したデータの一部を、副タイム
スロットにおいて再送信し、受信部では、主タイムスロ
ットと副タイムスロットの双方もしくは一方を用いて受
信処理する。
【0010】本発明によれば、主タイムスロットの受信
時に受信誤りが生じても、副タイムスロットを受信して
主タイムスロットの復調結果と合成して再度復号処理す
ることにより、受信誤りを低減することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る無線通信システムの構成を示すブロック図
である。
【0013】無線通信システム100においては、送信
装置101は、送信するデータを無線送信するものであ
り、少なくともチャネル符号化部1011、記憶部10
12、送信処理部1013、補助送信バースト生成部1
014を有する。
【0014】チャネル符号化部1011は、送信するデ
ータに対し、例えば誤り検出符号の付加、畳み込み符号
化、パンクチャ処理、バースト生成等の処理を行うもの
であり、本実施の形態では、一例としてCRCパリティ
符号を付加した後、符号化率1/2の畳み込み符号化お
よびパンクチャ率3/4のパンクチャ処理を行い、符号
化率2/3の符号化を行う。
【0015】記憶部1012は、チャネル符号化部10
11において符号化処理する過程の符号化データ列、も
しくはその一部を記憶しておき、必要に応じて読み出さ
れるものである。本実施の形態では、パンクチャ処理の
際に削除されたデータを記憶しておく。
【0016】送信処理部1013は、入力されるバース
トデータを図2(a)に示すようなフレームフォーマッ
トに準じて変調送信処理するものであり、その動作の詳
細については後に述べる。補助送信バースト生成部10
14は、記憶部1012に記憶されたデータから、補助
送信用バーストを生成して出力する。
【0017】なお、送信装置101におけるその他の構
成要素については、本実施の形態では規定されない。
【0018】受信装置102aは、自局宛の信号を選択
受信して受信データを生成するものであり、少なくとも
受信処理部1021、チャネル復号化部1022、記憶
部1023、合成処理部1024と受信成否判定部10
25を有する。
【0019】受信処理部1021は、図2(a)に示す
ようなフレームフォーマットに従って送信された信号か
ら、自局宛の信号を選択受信して復調し、復調結果を出
力する。本実施の形態では、復調結果の一例として0.
0から1.0の間の軟判定値を出力する。ここで、0.0
がデータ"0"の尤度が最も高い値を示し、1.0がデー
タ"1"の尤度が最も高い値を示すこととする。
【0020】チャネル復号化部1022は、例えば、チ
ャネル符号化部1011に対応した方式により、受信バ
ーストの復調結果から符号化データ部分を抽出し、デパ
ンクチャ処理、ビダビ復号処理、及び誤り検出処理を行
う。
【0021】記憶部1023は、復調結果を記憶してお
く。合成処理部1024は、複数の復調結果を合成し、
合成結果を出力する。受信成否判定部1025は、チャ
ネル復号化部1022における誤り検出処理の結果に基
づき、復号結果の出力や合成処理部1024とチャネル
復号化部1022に対して、以下に述べるような制御を
行う。
【0022】また、送信装置101、受信装置102
は、無線通信システム100内に複数存在してもよい
が、本実施の形態では、送信装置1局と複数局の受信装
置(102a〜102c)との1対N通信を仮定する。
【0023】送信装置101と受信装置102aとの間
の通信の際には、図2(a)に示すようなフレームフォ
ーマットに準じて通信が行われる。すなわち、3多重の
時分割多重多元接続(TDMA)方式であるものとし、
ある時点において、タイムスロット201aは、送信装
置101と受信装置102a間の通信、タイムスロット
201bは、送信装置101と受信装置102b間、タ
イムスロット201cは、送信装置101と受信装置1
02c間の通信に割り当てられているものとする。これ
らを、以下主タイムスロットと呼ぶ。
【0024】タイムスロット202aは、タイムスロッ
ト201aによる送信装置101と受信装置102a間
の通信の品質維持を補助するために割り当てられるタイ
ムスロットであり、タイムスロットの長さは主タイムス
ロット201aよりも短いものとする。本実施の形態で
は、一例として主タイムスロットの1/3の長さである
ものとする。タイムスロット202b、202cも、同
様にタイムスロット101b、101cに対応して同様
に用いられるものである。これらを、以下副タイムスロ
ットと呼ぶ。
【0025】以上のように構成された無線通信システム
において、副タイムスロットを用いた補助送信の方法
と、受信装置102aにおける受信品質改善の手順につ
いて、図3(a)及び図3(b)を用いながら以下で説
明する。
【0026】送信装置101から受信装置102aへ送
信されるデータ列[a0,b0,c0,d0,e0,f0,g
0,h0,...]に対しては、図3(a)に示すように、送
信装置101内のチャネル符号化部1011により、誤
り検出符号の付加、畳み込み符号化、パンクチャ処理、
及びバースト生成が行われ、これにより生成されたバー
ストデータが出力される(ここで、a0,b0,c0,...
は、それぞれ"0"か"1"のビットデータを表す)。パン
クチャ処理部では、あらかじめ定められた方式に従い、
入力されたビットの1/4が削除される。パンクチャに
より削除されるデータ[b2,d2,f2,h2]は、記憶
部1012に記憶される。
【0027】送信処理部1013では、チャネル符号化
部1011により生成されたバーストデータを、図2
(a)に示すフレームフォーマットに基づき、主タイム
スロット201aにおいて変調送信する。一方、記憶部
1012に記憶されたデータ列は、補助送信バースト生
成部1014により、副タイムスロット202aにおけ
る送信用のバーストに生成され、送信処理部1013に
より、副タイムスロット202aにおいて送信されるこ
とになる。
【0028】受信装置102aでは、図3(b)に示す
ように、受信処理部1021において、自局に割り当て
られた主タイムスロット202aにおける信号を受信復
調し、復調結果の軟判定値列[a’1,a’2,b’
1,c’1,c’2,d’1,e’1,e’2,f’
1,g’1,g’2,h’1,...]が出力される。復調
結果は、一方ではチャネル復号化部1022によりチャ
ネル復号化処理が施され、復号化されたデータと誤り検
出結果が受信成否判定部1025へ出力される。また一
方では、記憶部1023において記憶される。
【0029】受信成否判定部1025では、チャネル復
号化部1022での誤り検出処理の結果、誤りが検出さ
れなかった場合には、復号化されたデータがそのまま出
力される。誤りが検出された場合、合成処理部1024
とチャネル復号化部1022に対して以下の制御を行
う。すなわち、受信処理部1021における副タイムス
ロット202aの受信復調結果、すなわちパンクチャ処
理部で削除されたデータに相当する軟判定値の部分
[b’2,d’2,f’2,h’2,...]と、記憶部1
023に記憶されていた主タイムスロット201aの受
信復調結果とが、合成処理部1024により合成され、
[a’1,a’2,b’1,b’2,c’1,c’2,
d’1,d’2,e’1,e’2,f’1,f’2,
g’1,g’2,h’1,h’2,...]という軟判定値
列が生成される。
【0030】この合成により、主タイムスロットにおけ
る送信時のチャネル符号化段階でパンクチャ処理により
削除された部分のデータが、全て補間される。合成され
た結果に対し、チャネル復号化部1022aにおいてビ
タビ復号が行われ、復号化されたデータが受信データと
して出力される。
【0031】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、主タイムスロット201aの受信復調結果のみを用
いた復号が失敗した場合においても、副タイムスロット
の受信復調結果と合成して再度復号処理することにより
復号誤りを軽減し、通信品質を改善することが可能とな
る。また、主タイムスロットと補助送信用タイムスロッ
トを時間的に分離することにより、フェージング環境下
においても、フェージング変動の時間的相関の低い信号
が得られるため、時間ダイバーシチ効果による通信品質
改善効果も期待できる。
【0032】なお、本実施の形態において示した、畳み
込み符号化、パンクチャ処理の符号化率や、時分割多重
の多重数は、一例を示したに過ぎず、他の値を用いた構
成としてもよいし、タイムスロットの配置も、図2
(a)に限らず、図2(b)または図2(c)に示すよ
うな配置としてもよい。
【0033】また、補助送信用のタイムスロット202
a〜202cは、固定的に割り当てられ、毎回送信され
る構成としたがこの限りではなく、例えば、通常は主タ
イムスロットのみで4多重のTDMA方式とし、トラフ
ィックが空いている場合のみ、1タイムスロット分を副
タイムスロット送信用に割り当て、3多重+副タイムス
ロットとする構成としてもよい。この場合、第4のタイ
ムスロットが主タイムスロットか副タイムスロットか
は、各端末への送信データ内に重畳されていてもよい
し、制御チャネルが別に確保されていて、この制御チャ
ネル上で提供されることとしてもよい。
【0034】また、副タイムスロットのバースト受信
は、主タイムスロットの受信復号結果に誤りが検出され
た場合のみに行う構成としてもよいし、毎回必ず行う構
成としてもよい。さらには合成処理も毎回行う構成とし
てもよい。
【0035】また、本実施の形態では、チャネル符号化
部1011及びチャネル復号化部1022において、畳
み込み符号化/復号化及びパンクチャ/デパンクチャ処
理が行われ、副タイムスロットではパンクチャ処理時に
削除されるデータを送信することとしたが、この限りで
はなく、例えば畳み込み符号化及びパンクチャ処理の代
わりにターボ符号化を用い、副タイムスロットでは、タ
ーボ符号化時にパンクチャ処理により削除されるデータ
を送信する構成としてもよい。
【0036】この場合、回線品質を測定し、測定された
回線品質に応じて、符号化におけるパンクチャ処理のパ
ンクチャ率と副タイムスロットでの送信に用いる変調方
式とを適応的に切換制御することが望ましい。これによ
り、回線品質の変化に対応してパンクチャ処理及び副タ
イムスロットの送信を行うことができ、効率良い通信を
行うことができる。
【0037】また、本実施の形態では、3つ受信装置1
02a,102b,102c宛の副送信バーストそれぞ
れにタイムスロットを割り当てる構成としたが、この限
りではなく、例えば3つの副送信バーストを1つのバー
ストにまとめ、主タイムスロットと同じ長さの1タイム
スロットで送信し、各受信部では、このタイムスロット
を受信復調し、自局用の補助送信データ部分のみを抽出
して合成に用いる構成としてもよいし、別々のタイムス
ロットとして割り当てられていた、主タイムスロットと
過去の主タイムスロット副のタイムスロットの双方のデ
ータを混合したバースト長でタイムスロットを構成する
(主タイムスロットに対応する部分と副タイムスロット
に対応する部分とからなる新たなバースト長の1つのタ
イムスロットを構成する)こととしてもよい。
【0038】また、補助送信用タイムスロットは、1ス
ロットのみ確保しておくこととし、各受信装置102
a,102b,102cはアップリンク系の手段を有
し、受信誤りを検出した場合にのみ副バーストの送信を
要求し、これに応じて前記副タイムスロットにおいて副
バースト送信が行われる構成としてもよい。
【0039】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係る無線通信システムの構成を示すブロック図
である。無線通信システム300は、双方向の無線通信
が可能なシステムであり、送受信の機能を備えた複数の
送受信装置301,302により構成される。
【0040】本実施の形態では、送受信装置301から
送受信装置302への通信リンクをダウンリンクと称
し、ダウンリンクの通信品質を改善するための構成を示
す。送受信機301は、少なくともチャネル符号化部3
011、送信処理部3012、記憶部3013、受信処
理部3014、受信品質情報抽出部3015、区間デー
タ再送処理部3016を有する。
【0041】チャネル符号化部3011は、送信するデ
ータを所定の方式でチャネル符号化して出力する。送信
処理部3012は、入力されたデータを所定のフレーム
フォーマット、変調方式に従って送信処理するものであ
る。記憶部3013は、符号化されたデータ列を記憶し
ておき、必要に応じて読み出される。
【0042】受信処理部3014は、所定の符号化方
式、フレームフォーマット、変調方式に従って、自局宛
に送信された信号を選択受信して復調・復号し受信デー
タを生成する。受信品質情報抽出部3015は、受信処
理部3014における受信結果から、ダウンリンク側の
受信品質情報を抽出する。区間データ再送処理部301
6は、ダウンリンク側の受信品質情報に基づき、受信品
質が悪い区間のデータのみを、記憶部3013から読み
出し、所定のフレームフォーマット、変調方式に基づい
て再送処理するようバースト生成し、送信処理部301
2へ供給する。
【0043】送受信装置302は、少なくとも受信処理
部3021、局所受信品質推定部3022、送信処理部
3023、受信品質情報挿入部3024、記憶部302
5、合成処理部3026、チャネル復号化部3027を
有する。
【0044】受信処理部3021は、所定のフレームフ
ォーマットにより送信された信号から、自局宛の信号を
選択受信し、復調結果を出力する。局所受信品質推定部
3022は、受信するバースト内の部分的な区間毎の受
信品質を推定し、推定結果を出力する。本実施の形態で
は、受信品質を示すパラメータとして、受信バーストの
先頭から1/3バーストずつ3区間それぞれの平均受信
信号強度(RSSI)を測定するRSSI測定部により
構成される。
【0045】送信処理部3023は、入力された送信デ
ータを所定の符号化方式、フレームフォーマット、変調
方式に従って送信処理する。受信品質情報挿入部302
4は、ダウンリンクバースト受信時の部分的な区間毎の
受信品質推定結果を、アップリンク送信用のデータに挿
入して出力する。記憶部3025は、ダウンリンクバー
ストの受信復調結果を記憶しておき、必要に応じて読み
出す。
【0046】合成処理部3026は、記憶部3025か
ら読み出した、過去の受信復調結果と受信処理部302
1から出力される受信復調結果の対応する部分どうしを
合成し、合成結果を出力する。本実施の形態では、記憶
部に記憶されている、過去の主タイムスロット受信時の
受信復調結果と、部分再送信されたバーストの受信復調
結果の対応する部分同士を、軟判定値の状態で合成す
る。チャネル復号化部3027は、入力された受信復調
結果を用いてチャネル復号化処理し、復号結果を受信デ
ータとして出力する。
【0047】本実施の形態では、上記構成の説明におけ
る所定の符号化方式、フレームフォーマット、変調方式
は特に規定されるものではないが、ダウンリンク側のフ
レームフォーマットについては、一例として、実施の形
態1で用いた図2のフォーマットが用いられるものとす
る。また、ダウンリンクとアップリンクで、符号化方
式、フレームフォーマット、変調方式を同一とする必要
は無い。本実施の形態では、一例として、アップリンク
の変調方式を、ダウンリンクのものよりも低速で誤り耐
性の強い方式に設定することとする。
【0048】以上のように構成された無線通信システム
において、ダウンリンクの送信信号を部分的に再送し、
通信品質を向上させる方法について、以下で説明する。
【0049】送受信装置301では、送受信装置302
への送信データが、チャネル符号化部3011によりチ
ャネル符号化され、一方では、送信処理部3012によ
り、図2に示すフレームフォーマットにおけるタイムス
ロット201aにおいて変調送信される。また一方でチ
ャネル符号化されたデータは、記憶部3013に記憶さ
れる。送受信装置302では、受信処理部3021にお
いて、送受信装置301からタイムスロット201aで
送信された信号を選択受信し、復調結果が出力される。
復調結果は、一方ではチャネル復号化部3027におい
てチャネル復号化処理され、また一方では記憶部302
5において記憶される。
【0050】また、局所受信品質推定部3022では、
受信したバーストについて、1/3バースト区間毎の平
均受信信号強度が測定される。測定結果は、受信品質情
報挿入部3024において、アップリンク送信データに
挿入され、送信処理部3023において送信データと共
にアップリンク送信される。送受信装置302からのア
ップリンク送信信号は、送受信装置301における受信
処理部3014により受信処理され、そのデータ内か
ら、受信品質情報抽出部3015により、ダウンリンク
受信時のバースト内の区間毎の平均受信信号強度情報が
抽出される。
【0051】区間データ再送処理部3016では、得ら
れた区間毎の平均受信信号強度情報をもとに、最も平均
受信信号強度の弱かった区間の符号化データを記憶部3
013より読み出し、所定のバースト構成とした後、送
信処理部3012へ供給され、図2のタイムスロット2
02aにより部分再送信される。この再送信されたバー
ストは、送受信装置302の受信処理部3021により
受信復調され、合成処理部3026により、過去に記憶
されていたタイムスロット201aの復調結果と対応す
る部分同士が合成され、チャネル復号化部3027によ
りチャネル復号化される。
【0052】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、ダウンリンク受信時における、受信バースト内の部
分的区間毎の平均受信信号強度の測定結果をアップリン
クで報告し、この情報をもとに、信号強度の弱かった区
間のデータを部分再送信することにより、ダウンリンク
の通信品質を向上することが可能となる。
【0053】なお、本実施の形態では、受信品質情報と
して、1/3バースト長毎の平均受信信号強度を測定
し、各区間毎の測定結果をアップリンク送信する構成と
したが、測定する区間の長さや、アップリンク送信のし
かたは、これに限るものではない。例えば、アップリン
ク送信時に、平均受信信号強度測定結果が最も弱かった
区間の位置情報のみを送信することとしてもよい。
【0054】また、本実施の形態では、局所受信品質推
定部3022として、受信信号の区間毎のRSSIを測
定することとしたが、この限りではなく、例えば、受信
バーストの部分的な区間毎の搬送波電力対雑音電力比
(CNR)の平均値を測定する構成としてもよい。もし
くは、チャネル復号化部において、ビタビ復号処理を行
う場合、ビタビ復号処理を軟出力処理する構成とし、軟
出力値に基づいて区間毎の尤度を推定する構成としても
よい。
【0055】さらには、受信バーストの区間毎の受信品
質測定を毎回行い、アップリンク送信する構成とした
が、この限りではなく、例えば、主タイムスロット20
1aを受信した際に、チャネル復号化部3027による
チャネル復号化が正常に行われなかった場合にのみ、部
分再送信及び受信合成が行われる構成としてもよい。こ
の場合には、アップリンク送信時に、局所受信品質情報
に加えて、再送要求等の信号が用いられることとしても
よい。
【0056】また、本実施の形態における受信品質情報
挿入部で行う操作は、上位レイヤの処理において、送信
データを生成する際に挿入するものとしてもよい。
【0057】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3に係る無線通信システムの構成を示すブロック図
である。
【0058】無線通信システム400は、多値変調方式
による無線通信が可能なシステムであり、複数の送信装
置401と受信装置402により構成されるものであ
る。
【0059】送信装置401は、送信データを多値変調
し、所定のフレームフォーマットに従って送信、および
部分再送信するものであり、少なくとも多値変調送信部
4011、記憶部4012、部分再送処理部4013と
を有する。多値変調送信部4011は、送信データを多
値変調し、所定のフレームフォーマットに従って送信、
および部分再送信するものであり、本実施の形態では、
多値変調方式の一例として16値QAMを用いるものと
し、その信号点は、入力されるデータ4ビット毎にグレ
イ符号化に従って図6に示すように配置されるものとす
る。
【0060】また、所定のフレームフォーマットとし
て、図2(c)に示すフレームフォーマットに従い、主
タイムスロットによる送信と副タイムスロットによる部
分再送信をするものとし、その詳細については後述す
る。
【0061】記憶部4012は、送信データを記憶して
おき、必要に応じて読み出すものである。部分再送処理
部4013は、記憶部に記憶されている送信データのう
ち、特定のデータを抽出して部分的に再送するために、
多値変調送信部4011へ供給するものであり、抽出す
るデータ及び再送タイミングの詳細については、後述す
る。
【0062】受信装置402は、送信部401から送信
された多値変調信号を、所定のフレームフォーマットに
従って選択受信するものであり、少なくとも多値変調信
号受信部4021、記憶部4022、合成処理部402
3とを有する。多値変調信号受信部4021は、図2
(c)に示すフレームフォーマットに従って自局宛に送
信された16値QAM信号を受信復調するものであり、
主タイムスロットと副タイムスロットの信号を受信す
る。
【0063】記憶部4022は、多値変調信号受信部4
021による主タイムスロットの受信復調結果を記憶し
ておくものであり、本実施の形態では、受信復調結果の
ビット毎の軟判定値を記憶しておく。合成処理部402
3は、多値変調信号受信部4021から出力される受信
復調結果と記憶部4022に記憶されている受信復調結
果の対応する部分同士を合成するものであり、その詳細
については後述する。
【0064】送信装置401、受信装置402における
その他の構成要素については、本実施の形態で規定され
ない。例えば、送信データ、受信データにチャネル符号
化、復号化が施されるか否かは限定されない。
【0065】以上のように構成された無線通信システム
において、副タイムスロットを用いた補助送信の方法
と、受信装置402における受信品質改善の手順につい
て、以下で説明する。
【0066】送信装置401では、送信データに対し、
多値変調送信部4011により16値QAMの変調が行
われ、主タイムスロット203aにおいて送信が行わ
れ、同時に送信データは記憶部4012に記憶される。
一般に、16値QAMでは、4ビットデータの信号点配
置に応じて、特定ビットの受信誤り率が相対的に悪いこ
とが知られている。すなわち、図6に示すような信号点
配置の場合、ビットc、dは、ビットa、bに比べ、信
号点間の距離が平均的に小さいため、受信誤り率が相対
的に悪い。
【0067】部分再送処理部4013では、記憶部40
12に記憶されている、既に主タイムスロットで送信さ
れたデータのうち、16値QAMの信号点配置時にビッ
トcとして使用されたビットデータのみを抽出して多値
変調送信部4011へ供給され、副タイムスロット20
4aにおいて多値変調送信される。
【0068】受信装置402では、多値変調信号受信部
4021により主タイムスロット203aにおいて送信
部401から送信された多値変調信号を受信復調し、復
調結果の軟判定値が記憶部4022に記憶される。続い
て、副タイムスロット204aにおいて送信装置401
から送信された多値変調信号についても受信復調を行
い、復調結果の軟判定値が出力される。
【0069】合成処理部4023では、記憶部4022
に記憶されている主タイムスロットの復調結果の軟判定
値と、多値変調信号受信部4021から出力される副タ
イムスロットの復調結果の軟判定値の対応する部分どう
しが合成される。具体的には、主タイムスロットの復調
結果の軟判定値のうち、図6のビットa、b、d相当す
る位置については、そのまま出力され、ビットcに相当
する位置については、副タイムスロットの復調結果にお
いて対応する位置の軟判定値との平均値が出力される。
【0070】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、あらかじめ受信誤り率特性が相対的に悪いことが明
らかなビットの位置のデータを部分的に再送信し、受信
部において合成することにより、通信品質を向上するこ
とが可能となる。
【0071】なお、本実施の形態では、16値QAM信
号で信号点配置する際のビットcの位置のデータのみを
再送信する構成としたが、これに限るものでなく、例え
ば、ビットdの位置のデータを再送してもよいし、ビッ
トc、dのデータのそれぞれ一部ずつを再送することと
してもよい。さらには、副タイムスロット長を2倍に確
保することが可能であれば、ビットc、dのデータを共
に再送することとしてもよい。
【0072】また、多値変調方式は16値QAMに限る
ものではなく、グレイ符号化された信号点配置のもので
あれば、例えば8値PSKや64値QAM等の他多値変
調方式でもよい。
【0073】また、本実施の形態では、主タイムスロッ
ト、副タイムスロットともに16値QAMを用いること
としたが、この限りではなく、主タイムスロットと副タ
イムスロットで変調方式の異なるものを用いてもよい。
例えば、主タイムスロットで多値QAMを用い、副タイ
ムスロットでPSK変調を用いる構成としてもよいし、
逆に主タイムスロットでPSK変調を用い、副タイムス
ロットで多値QAMを用いる構成としてもよい。
【0074】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4に係る無線通信システムの構成を示すブロック図
である。
【0075】無線通信システム600は、周波数ホッピ
ング方式による無線通信が可能なシステムである。
【0076】図7において、送信装置301における送
信処理部3012の代わりに周波数ホッピング送信処理
部6011を設け、受信装置302における受信処理部
3021、局所受信品質推定部3022の代わりに、周
波数ホッピング受信処理部6021、局所受信品質測定
部6022を設けたこと以外は、図4の構成と同じであ
るので、図4と同じ部分については、図4と同じ符号を
付してその詳細な説明は省略する。
【0077】周波数ホッピング送信処理部6011は、
入力されたデータを、所定のフレームフォーマット、変
調方式に従って送信処理するものであり、本実施の形態
では一例として、変調信号を送信する際に6種類の搬送
波周波数により、シンボルレートと同様もしくはそれよ
り低速で、図8に示すような周波数ホッピングを行う低
速周波数ホッピングを行う。
【0078】周波数ホッピング受信処理部6021は、
所定の符号化方式、フレームフォーマット、変調方式に
従って、自局宛てに送信された信号を選択受信して復調
し、復調結果を出力するものであり、本実施の形態で
は、周波数ホッピング送信処理部6011で用いられる
ものと同様の変調方式、低速周波数ホッピング方式に対
応した受信復調をするものとする。局所受信品質測定部
6022は、受信するバースト内で、周波数ホッピング
に用いられているそれぞれの搬送波周波数毎の受信品質
を推定し、推定結果を出力する。本実施の形態では、受
信品質を示すパラメータとして、各搬送波周波数毎の平
均受信信号強度(RSSI)を測定するRSSI測定部
により構成される。
【0079】本実施の形態におけるその他の構成と動作
については、図4と同様である。また、本実施の形態で
は、所定の符号化方式、フレームフォーマットは、特に
規定されるものではないが、一例としてダウンリンク側
のフレームフォーマットを、第1の実施の形態で用いた
図2(a)のフォーマットとする。また、ダウンリンク
とアップリンクで、符号化方式、フレームフォーマッ
ト、変調方式を同一とする必要は無い。本実施の形態で
は、一例として、アップリンクの変調方式を、ダウンリ
ンクのものよりも低速で誤り耐性の強い方式に設定する
こととする。
【0080】以上のように構成された無線通信システム
において、ダウンリンクの送信信号を部分的に再送し、
通信品質を向上する方法について、以下で説明する。
【0081】送受信装置601では、送受信装置602
への送信データが、チャネル符号化部3011によりチ
ャネル符号化され、周波数ホッピング送信処理部601
1により、図2(a)に示すフレームフォーマットにお
けるタイムスロット201aで送信するための送信バー
ストが生成され、変調された後に図8に示すように周波
数ホッピングを施して送信される。またチャネル符号化
されたデータは、記憶部3013に記憶される。
【0082】送受信装置602では、周波数ホッピング
受信処理部6021により、送受信装置601からタイ
ムスロット201aで送信された信号が選択受信され、
復調結果が出力される。受信復調結果は、一方ではチャ
ネル復号化部3027においてチャネル復号化処理さ
れ、また一方では記憶部3025において記憶される。
また、局所受信品質測定部6022では、受信したバー
ストに対して、周波数ホッピングで用いられた各搬送波
周波数毎の平均受信信号強度が測定される。測定結果
は、受信品質情報挿入部3024において、アップリン
ク送信データに挿入され、送信処理部3023において
送信データと共にアップリンク送信される。
【0083】送受信装置601では、送受信装置602
からのアップリンク送信信号を、受信処理部3014に
より受信処理し、そのデータ内から、受信品質情報抽出
部3015により、ダウンリンク受信時の各搬送波周波
数毎の平均受信信号強度情報が抽出される。区間データ
再送処理部3016では、得られた各搬送波周波数毎の
平均受信信号強度情報をもとに、平均受信信号強度の弱
かった方から順に2つの搬送波周波数で送信された部分
の符号化データを記憶部3013より読み出す。すなわ
ち、例えば図8において周波数f2とf5にホッピング
して送信した区間のデータを読み出す。
【0084】読み出されたデータ列に対して、バースト
生成した後、周波数ホッピング送信処理部6011へ供
給され、図2(a)のタイムスロット202aにより部
分再送信される。この再送信されたバーストは、送受信
装置602の周波数ホッピング受信処理部6021によ
り復調され、合成処理部3026により、過去に記憶さ
れていたタイムスロット201aの復調結果と対応する
部分同士が合成され、チャネル復号化部3027により
チャネル復号化される。
【0085】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、周波数ホッピングによりダウンリンクの通信が行わ
れる無線通信システムにおいて、ダウンリンク受信時に
周波数ホッピングで用いられた各搬送波周波数毎の平均
受信信号強度の推定結果をアップリンクで報告し、この
情報をもとに、信号強度の弱かった搬送波周波数で送信
された部分のデータを再送信することにより、ダウンリ
ンクの通信品質を向上することが可能となる。
【0086】なお、本実施の形態では、副タイムスロッ
ト202aにより部分再送されるバーストについて、周
波数ホッピングするか否かは規定されない。また、周波
数ホッピングせずに送信する場合、ダウンリンク時に受
信品質が悪かった搬送波周波数を避けて部分再送するこ
ととしてもよい。
【0087】また、本実施の形態では、周波数ホッピン
グを6搬送波周波数によるものとし、部分再送信は受信
信号強度の弱かった方の2搬送波周波数の部分とした
が、設定数値はこれに限るものではない。
【0088】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の
形態5に係る無線通信システムの構成を示すブロック図
である。
【0089】図9において、送信装置101におけるチ
ャネル符号化部1011、送信処理部1013、補助送
信バースト生成部1014の代わりに、チャネル符号化
部7011、送信処理部7012と補助送信バースト生
成部7013を設け、受信装置102における受信処理
部1021、チャネル復号化部1022の代わりに受信
処理部7021、チャネル復号化部7022を設けたこ
と以外は、図1の構成と同じであるので、図1と同じ部
分について図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省
略する。
【0090】チャネル符号化部7011は、図1におけ
るチャネル符号化部1011と同様に、誤り検出符号の
付加、畳み込み符号化、パンクチャ処理、バースト生成
等の処理を行うが、パンクチャ処理時のパンクチャ率
は、チャネル符号化部1011と異なり、6/7である
とする。送信処理部7012は、入力されるバーストデ
ータを例えば図2(a)に示すようなフレームフォーマ
ットに準じて変調送信処理するが、主タイムスロットと
副タイムスロットで、変調方式が異なる。
【0091】本実施の形態では、一例として主タイムス
ロット201a、b、cにおいては16値QAMを用
い、副タイムスロット202a、b、cにおいてはQP
SK変調方式を用いる。補助送信バースト生成部701
3は、記憶部1012に記憶された符号化データを補助
送信バーストに生成して出力するが、補助送信用のデー
タとしては、主タイムスロットで送信されたデータ数に
対して1/6のデータ数で構成される。
【0092】受信処理部7021は、図2(a)に示す
ようなフレームフォーマットにより送信された信号か
ら、自局宛の信号を選択受信復調し、復調結果を出力す
るが、この際、主タイムスロットと副タイムスロット
で、異なる変調方式により送信された信号をそれぞれ受
信復調する。本実施の形態では、送信処理部7012に
対応して、主タイムスロットは16値QAM、副タイム
スロットはQPSK変調方式の信号を受信復調する。チ
ャネル復号化部7022は、チャネル符号化部7011
に対応した方式により、受信バーストから符号化データ
部分を抽出し、デパンクチャ処理、ビダビ復号処理、及
び誤り検出処理を行う。図9におけるその他の構成と動
作については図1と同様である。
【0093】以上のように構成された無線通信システム
において、副タイムスロットを用いた補助送信の方法
と、受信装置102における受信品質改善の手順につい
ては、基本的に実施の形態1と同様であるが、ここでは
実施の形態1と異なる部分について説明する。
【0094】送信装置701から、主タイムスロット2
01aを用いて受信装置702aへ送信されるデータ
は、16値QAMにより変調されて送信されるが、その
際、パンクチャ処理時にパンクチャされたデータが、記
憶部1012に記憶される。この記憶されたデータは、
補助送バースト生成部7013により、副タイムスロッ
ト202aにより送信される際のバースト生成時に読み
出される。そして、この副タイムスロット202aにお
いて送信されるデータは、QPSK変調方式により送信
される。
【0095】受信装置702aでは、主タイムスロット
201aにおける信号を受信復調し、チャネル復号化部
7022によりチャネル復号化処理が施される。一方
で、復調結果は記憶部1023において記憶される。受
信処理部7021により副タイムスロット202aで送
信されたQPSK変調信号の受信復調が行われる。この
復調結果、すなわち送信時のチャネル符号化でパンクチ
ャの際に削除されたデータに相当する部分が、合成処理
部1024により、記憶部1023に記憶されていた主
タイムスロット201aの受信復調結果と合成され、チ
ャネル復号化部7022においてビタビ復号が行われ、
復号化されたデータが受信データとして出力される。
【0096】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、主タイムスロット201aの復調結果のみを用いた
復号が失敗した場合においても、副タイムスロットの復
調結果と合成して再度復号処理することにより復号誤り
を軽減し、通信品質を改善することが可能となる。その
際、再送信部分の信号は、主タイムスロットでの送信時
の変調方式よりも受信感度特性の良いQPSK変調方式
を用いているため、より高い受信品質改善効果が期待で
きる。
【0097】なお、本実施の形態では、主タイムスロッ
トと副タイムスロットで異なる変調方式を用いることの
一例として、主タイムスロットで16値QAM、副タイ
ムスロットでQPSKを用いる構成としたが、この限り
ではない。また、副タイムスロットの方に受信感度特性
の良い方式を用いることとしたが、この限りではなく、
逆に副タイムスロットの方の変調方式における多値数を
増やすことにより、副タイムスロットで送信できるデー
タ数を相対的に増やす構成としても良い。例えば、主タ
イムスロット長と副タイムスロット長の比を3:1のま
まで構成する場合、チャネル符号化部7011における
パンクチャ処理時のパンクチャ率を3/5とし、主タイ
ムスロットでQPSK、副タイムスロットで16値QA
Mを用いる構成とすればよい。
【0098】また、チャネル符号化部7011における
パンクチャ処理時のパンクチャ率、主タイムスロットと
副タイムスロットにおける変調方式を、通信リンクの品
質に応じて適応的に切り換える構成としてもよい。例え
ば、主タイムスロットにおける変調方式を64値QAM
に設定しておき、通信リンクの品質に応じて、パンクチ
ャ率と副タイムスロットにおける変調方式の組み合わせ
を、(9/10、QPSK)、(9/11、16値QA
M)、(3/4、64値QAM)の3通りで適応的に切
り換える構成としてもよい。この場合、パンクチャ率と
変調方式の切り替え制御方法には特に限定されるもので
はないが、例えば、タイムスロット内に特定の識別パイ
ロットを挿入しておき、これを識別することによりパン
クチャ率と変調方式を把握する構成としても良いし、主
タイムスロットで送信するデータ内にこの制御情報を挿
入しておく構成としても良い。
【0099】また、本実施の形態では、主タイムスロッ
トと副タイムスロットで異なる変調方式を用いる方法
を、実施の形態1に対して適用した例を示したが、この
限りではなく、本方法を実施の形態2〜4に適用するこ
とも容易に考えられる。
【0100】本発明の無線通信システムは、送信部と受
信部の間でタイムスロット単位に時分割で無線通信が行
われる無線通信システムであって、通信フレームフォー
マット内に、主タイムスロット以外に、無線通信リンク
の通信品質を向上するために用いられる副タイムスロッ
トを設け、送信部では、主タイムスロットにおいて送信
したデータの一部を、副タイムスロットにおいて再送信
し、受信部では、主タイムスロットと副タイムスロット
の双方もしくは一方を用いて受信処理する。
【0101】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、主タイムスロットにおいて送信されるデータ
を、符号化時にパンクチャ処理が施されたものとし、副
タイムスロットでは、前記パンクチャ処理により削除さ
れたデータもしくはその一部を送信する。
【0102】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、主タイムスロットにおいて送信されるデータ
を、符号化時にターボ符号化処理が施されたものとし、
副タイムスロットでは、前記ターボ符号化時にパンクチ
ャにより削除されたデータもしくはその一部を送信す
る。
【0103】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、送信部として、送信するデータに対してチャネ
ル符号化を施すチャネル符号化部と、前記チャネル符号
化部において符号化されたデータ、及び補助送信用のデ
ータを所定のフレームフォーマットに従って変調送信す
る送信処理部と、前記チャネル符号化時に生成される過
程の符号化データ列、もしくはその一部を記憶しておく
第1の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されたデータ
を読み出し、補助送信用のバーストデータを生成し、前
記補助送信用のデータとして出力する補助送信バースト
生成部と、を設ける。
【0104】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、受信部として、所定のフレームフォーマットに
より送信された信号から、主タイムスロットと副タイム
スロットにより自局宛に送信されている信号を選択受信
復調し、復調結果を出力する受信処理部と、前記受信処
理部から出力された復調結果にチャネル復号化を施し、
復号化されたデータを出力するチャネル復号化部と、前
記受信処理部から出力される主タイムスロットの復調結
果を記憶しておく第2の記憶部と、前記受信処理部から
出力される前記副タイムスロットの復調結果と前記第2
の記憶部に記憶されている主タイムスロットの復調結果
の対応する個所との合成処理を行い、合成結果を前記復
調結果として前記チャネル復号化部へ供給する合成部と
を設ける。
【0105】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、送信部と受信部の代わりに、双方の機能を備え
た複数の送受信部を設けたものである。これにより、前
記送受信機により双方向無線通信を行うことができる。
【0106】本発明の無線通信システムは、第1の送受
信部において、自局宛の主タイムスロットの信号を受信
する際に、受信バーストの部分的な区間毎の通信品質を
推定する局所受信品質推定部と、前記局所受信品質測定
部による推定結果を受信品質情報として送信データ内に
組み込む、受信品質情報挿入部を設け、第2の送受信部
において、前記第1の送受信部から送信されたデータか
ら前記受信品質情報を抽出して出力する、受信品質情報
抽出部と、前記受信品質情報に基づき、受信品質の悪か
った区間のデータを副タイムスロットで再送信する、区
間データ再送処理部を設けたものである。これにより、
受信時の受信品質をバースト内の部分的な区間毎に測定
してリターンリンクで報告し、前記測定情報に基づき、
受信品質の悪かった区間のデータのみを再送することが
できる。
【0107】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、局所受信品質推定部として、区間平均受信電力
推定部を設けたものである。これにより、受信品質情報
として、受信バースト内の部分的な区間毎の平均受信電
力を測定することができる。
【0108】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、無線通信システムにおける局所受信品質測定部
として、区間CNR測定部を設けたものである。これに
より、受信品質情報として、受信バースト内の部分的な
区間毎の平均CNR(搬送波電力対雑音電力比)を測定
することができる。
【0109】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、第1の送受信部に、ビタビ軟出力アルゴリズム
により復調結果もしくは復号結果を出力するビタビ処理
部を設け、局所受信品質推定部として、区間尤度測定部
を設けたものである。これにより、受信品質情報とし
て、前記ビタビ処理部から出力される軟出力値による、
受信バースト内の部分的な区間毎の尤度を測定すること
ができる。
【0110】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、通信品質向上用に再送信されるデータを、他の
ユーザ宛に再送信されるデータとともに、1タイムスロ
ットに割り当てる(図2(a),図2(c))。
【0111】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、主タイムスロットに対応する部分と副タイムス
ロットに対応する部分とからなる新たなバースト長の1
つのタイムスロットを構成する。
【0112】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、通信に用いられる変調方式を多値変調方式と
し、前記多値変調時のビット配置において、あらかじめ
通信性能が悪いことが明らかなビットに割り当てられた
データを、副タイムスロットで再送信する。
【0113】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、多値変調方式を多値直交振幅変調(QAM)方
式とした。
【0114】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、主タイムスロットでの通信に用いる変調方式と
副タイムスロットでの通信に用いる変調方式を異なるも
のとした。
【0115】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、主タイムスロットの通信には多値QAMを用
い、副タイムスロットにはPSK変調を用いることとし
た。
【0116】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、主タイムスロットの通信にはPSK変調を用
い、副タイムスロットには多値QAMを用いることとし
た。
【0117】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、副タイムスロットによる再送信を、主タイムス
ロットによる送信後毎回行うこととした。
【0118】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、第1の送受信装置に、受信部における受信が失
敗した場合に、再送要求を送信部より送信する再送要求
部を設けたものである。これにより、前記第1の送受信
装置において、再送要求を行った場合にのみ、第2の送
受信装置において、副タイムスロットによる部分再送信
を行うことができる。
【0119】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、受信部に、主タイムスロットにおける受信が成
功したか否かを判定する受信成否判定部を設けたもので
ある。これにより、前記受信成否判定結果が受信失敗で
あった場合にのみ副タイムスロットを受信し、前記受信
失敗したバーストデータと前記副タイムスロットにおい
て受信したバーストデータを用いて受信処理することが
できる。
【0120】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、送信部に、システムのトラフィック量を測定す
るトラフィック量測定部を設けたものである。これによ
り、前記測定されたトラフィック量が少ない場合にの
み、副タイムスロットによる再送信を実施することがで
き、効率良い通信を行うことが可能となる。
【0121】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、無線通信システムを、送受信装置間の通信に周
波数ホッピング方式を用いるシステムとし、第1の送受
信装置における局所受信品質測定部として、受信するバ
ースト内で、周波数ホッピングに用いられている搬送波
周波数の区間毎の受信品質を推定し、推定結果を出力す
るホッピング周波数別受信品質測定部を設け、第2の送
受信装置における区間データ再送処理部の代わりに、前
記第1の送受信装置から送信された搬送波周波数毎の受
信品質情報に基づき、受信品質の悪かった搬送波周波数
で送信されたデータを副タイムスロットで再送信する、
ホッピング周波数別データ再送処理部を設けたものであ
る。これにより、周波数ホッピングで用いられた搬送波
周波数毎の受信品質を測定し、受信品質の悪かった周波
数により送信されたデータのみを、副タイムスロットで
再送信することができる。
【0122】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、ホッピング周波数別受信品質測定部として、ホ
ッピング周波数別平均受信電力測定部を設けたものであ
る。これにより、周波数ホッピングで用いられる各搬送
波周波数の区間毎の平均受信信号強度を測定することが
できる。
【0123】本発明の無線通信システムは、上記構成に
おいて、副タイムスロットにおける送信時は、周波数ホ
ッピングを用いないこととした。
【0124】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送信符号
化時にパンクチャにより削除されたデータや、通信品質
が悪かった個所のデータを、通信品質副のタイムスロッ
トを用いて送信し、受信部において副タイムスロットの
信号を用いることにより、通信データ量の冗長度増加を
低く抑えながらも、通信品質を向上させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線通信システム
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る無線通信システム
において使用されるフレームフォーマットを示す図
【図3】本発明の本発明の実施の形態1に係る無線通信
システムの送信側及び受信側の処理を説明するための図
【図4】本発明の実施の形態2に係る無線通信システム
の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係る無線通信システム
の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る変調方式における
信号空間ダイヤグラムの一例を示した図
【図7】本発明の実施の形態4に係る無線通信システム
の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態4に係る無線通信システム
における周波数割り当てを説明するための図
【図9】本発明の実施の形態5に係る無線通信システム
の構成を示すブロック図
【図10】従来の無線通信システムの構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
101,401 送信装置 102a〜102c,402a〜402c 受信装置 1011,3011 チャネル符号化部 1012,1023,3013,4012,4022
記憶部 1013,3012,3023 送信処理部 1014 補助送信バースト生成部 1021,3014,3021 受信処理部 1022,3027 チャネル復号化部 1024,3026,4023 合成処理部 1025 受信成否判定部 3015 受信品質情報抽出部 3016 区間データ再送処理部 3022 局所受信品質推定部 3024 受信品質情報挿入部 4011 多値変調送信部 4013 部分再送処理部 4021 多値変調信号受信部 6011 周波数ホッピング送信処理部 6021 周波数ホッピング受信処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョブ・クレオパ・ムスヤ 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K014 AA01 CA06 FA06 FA11 GA01 5K028 AA01 BB04 CC05 DD01 DD02 FF11 5K059 BB08 CC07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1装置と第2装置との間で無線通信を
    行う無線通信システムであって、 第1装置は、送信するデータを記憶する手段と、前記デ
    ータを主タイムスロットで送信すると共に、記憶された
    前記データの一部を前記主タイムスロットと異なる副タ
    イムスロットで送信する手段と、を具備し、 第2装置は、前記主タイムスロットで送信されたデータ
    の誤りを検出する手段と、前記データに誤りが検出され
    ないときには受信データとして出力し、前記データに誤
    りが検出されたときには前記副タイムスロットで送信さ
    れたデータと前記主タイムスロットで送信されたデータ
    とを用いて受信データとして出力する手段と、を具備す
    る無線通信システム。
  2. 【請求項2】 主タイムスロットで送信されるデータ
    は、符号化時にパンクチャ処理が施されており、副タイ
    ムスロットで送信されるデータは、前記パンクチャ処理
    で削除されたデータ又はその一部のデータである請求項
    1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 第2装置は、データにおける受信品質を
    推定する手段と、前記推定の結果を第1装置に送る手段
    を具備し、第1装置は、前記推定の結果に基づいて前記
    第2装置における受信品質が悪い部分のデータを副タイ
    ムスロットで送信する請求項1記載の無線通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 データに対する変調が多値変調方式であ
    り、第1装置は、前記多値変調方式において、誤り易い
    ビットに割り当てられたデータを副タイムスロットで送
    信する請求項1記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 主タイムスロットで送信するデータに対
    する変調方式と副タイムスロットで送信データに対する
    変調方式とが異なる請求項4記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 副タイムスロットで送信されるデータ
    は、他のユーザ宛に送信されるデータとともに、1タイ
    ムスロットに割り当てられる請求項1記載の無線通信シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 システムのトラフィック量が少ない場合
    にのみ副タイムスロットの送信を行う請求項1記載の無
    線通信システム。
  8. 【請求項8】 回線品質に応じて、符号化におけるパン
    クチャ処理のパンクチャ率と副タイムスロットでの送信
    に用いる変調方式とを適応的に切換制御する請求項2記
    載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 主タイムスロットに対応する部分と副タ
    イムスロットに対応する部分とからなる新たなバースト
    長の1つのタイムスロットを構成する請求項1記載の無
    線通信システム。
  10. 【請求項10】 第1装置と第2装置との間で無線通信
    を行う無線通信システムであって、 第1装置は、送信するデータを記憶する手段と、前記デ
    ータを主タイムスロットで送信すると共に、記憶された
    前記データの一部を前記主タイムスロットと異なる副タ
    イムスロットで送信する手段と、を具備し、 第2装置は、前記副タイムスロットで送信されたデータ
    と前記主タイムスロットで送信されたデータとを用いて
    受信データとして出力する手段を具備する無線通信シス
    テム。
  11. 【請求項11】 第1装置と第2装置との間で無線通信
    を行う無線通信システムであって、 第1装置は、送信するデータを記憶する手段と、前記デ
    ータを周波数ホッピングした主タイムスロットで送信す
    る手段と、前記推定の結果に基づいて前記第2装置にお
    ける受信品質が悪い部分のデータを副タイムスロットで
    送信する手段と、を具備し、 第2装置は、データにおける受信品質を推定する手段
    と、前記推定の結果を第1装置に送る手段と、前記副タ
    イムスロットで送信されたデータと前記主タイムスロッ
    トで送信されたデータとを用いて受信データとして出力
    する手段と、を具備する無線通信システム。
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