JP6538796B2 - 比較した設定データの相違点の反映機能を備えるロボット制御装置 - Google Patents

比較した設定データの相違点の反映機能を備えるロボット制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、ロボット制御装置の設定データを他のロボット制御装置の設定データ或いは過去のロボット制御装置の設定データと比較し、相違点をロボット制御装置の画面に比較可能な形で表示し、設定を行うロボット制御装置の設定データに、相違点を反映できる機能を有するロボット制御装置に関する。
ロボット制御装置の設定を行う際、すでに設定が完了している他の制御装置の設定データを参考に設定したい場合がある。その理由は、ロボット制御装置の場合、多くの設定項目が共通する設定データとなる事が多いためである。この場合、ロボット制御装置間で設定データのコピーを行うことがある。このコピー作業は、設定データを記載した紙や、他のロボット教示操作盤を見比べながら手入力で行うことになる。
制御装置間でデータを参照する例として、数値制御工作機械に工作物を供給するパレットを含む複数の加工セルを制御するセルコントローラがある。セルコントローラにおいて、セルコントローラにある画面上に複数の数値制御装置の画面を表示し、数値制御装置間でデータを反映させる技術が、特許文献1に記載されている。同様に、1台の表示装置上に、複数の制御装置の画面を表示し、比較しながら設定を行う事も可能である。また、ある制御装置のデータをファイルとして保存し、別の制御装置に読み込むことによって設定することが可能である。
特開平5−346811号公報
しかし、ロボット制御装置の設定データを手入力でコピーする場合、設定項目が多数の場合は多大な工数が必要になる。一方、設定ファイルのロードは、操作は簡単であるが、他の制御装置からコピーすべきではないデータも一括してロードされてしまう場合がある。このような場合は再設定が必要となり、時間の無駄が生じる。更に、再設定の必要性に気が付かない場合や、再設定が非常に困難な事も多く、効率的ではない。
また、特許文献1に開示のように、1つの画面に複数の制御装置の画面を表示する方法では、単に画面の表示編集が可能であるだけなので、操作者はデータを比べて相違点を探し出し、設定データを移す必要があり、効率が良くないという課題がある。
本発明は、特定のロボット制御装置の設定を行う場合に、このロボット装置の設定データを、他のロボット制御装置の設定データや、記録媒体に記録された過去の設定データ等と比較することが可能なロボット制御装置を提供することを目的とする。また、設定データを比較する場合に、相違点をロボット制御装置の画面に比較可能な形で表示し、相違点の中で必要なものを選択して、選択したデータを、設定を行うロボット制御装置の設定データに反映させることを可能にすることも目的とする。
前記課題を解決するために本発明の第1の形態では、表示装置及び制御部を備えると共に、他のロボット制御装置との間でデータ通信を行うデータ通信装置、及びロボット制御装置の設定データを格納した記録媒体との間で設定データの読み書きを行うデータ読書手段の、少なくとも一方を備えるロボット制御装置であって、制御部に設定されている第1の設定データを、他のロボット制御装置にある制御部に設定されている第2の設定データ、及び記録媒体に格納された第3の設定データの少なくとも一方と、項目毎に比較する比較手段と、比較手段による比較によって第1の設定データと他の設定データの間に相違のあった項目と、相違のあった項目の設定データとを、少なくとも比較可能に表示装置に表示する表示手段とを備えることを特徴とするロボット制御装置が提供される。
前記課題を解決するために本発明の第2の形態では、データ通信手段で接続され、設定データを表示可能な表示装置を少なくとも1つ備えた複数のロボット制御装置であって、特定のロボット制御装置に設定されている設定データを主データとし、他のロボット制御装置に設定されている設定データを副データとして、主データと副データを項目毎に比較可能な比較手段と、少なくとも、主データに対して、相違のあった副データの項目と、相違のあった項目の設定データとを、比較可能に表示装置に表示する表示手段とを備えることを特徴とする複数のロボット制御装置が提供される。
前記課題を解決するために本発明の第3の形態では、設定データを表示可能な表示装置を備えたロボット制御装置であって、他のロボット制御装置の設定データが格納されている記録媒体、及び、ロボット制御装置の設定データの少なくとも一部の項目が変更された設定データが格納されている記録媒体の、少なくとも一方と設定データの読み書きを行うロボット制御装置において、ロボット制御装置に設定されている設定データを主データとし、記録媒体に格納されている設定データを副データとして、主データと副データを項目毎に比較可能な比較手段と、少なくとも、主データに対して、相違のあった副データの項目と、相違のあった項目の設定データとを、比較可能に表示装置に表示する表示手段とを備えることを特徴とするロボット制御装置が提供される。
本発明のロボット制御装置によれば、操作者は他の制御装置と設定中の制御装置のデータの内、異なるデータを容易に認識し、必要なものだけ選択して一方の制御装置から他方の制御装置に反映させることが可能になり、制御装置のデータ設定の工数削減が可能になるという効果がある。
本発明のロボット制御装置の一実施例の構成を示すブロック図である。 本発明のロボット制御装置の他の実施例の構成を示すブロック図である。 図2に示した表示装置の画面の一例を示す図である。 図2に示した表示装置において、操作メニューからデータ比較を選択した時の表示装置の画面の一例を示す図である。 図2に示した表示装置において、操作メニューからデータ比較を選択した時に、図3に示した表示装置の画面に相違するデータが表示された例を示す図である。 図5に示した表示装置の画面において相違するデータが置き換えられて同じになった状態を示す表示装置の画面の一例を示す図である。 1つの制御装置のデータの一部に他の制御装置のデータをバックアップしたファイルがある場合のバックアップファイルの呼び出し画面を示す図である。 図7に示した画面に置いて、操作メニューからデータ比較を選択した時の表示装置の画面の一例を示す図である。 操作メニューからデータ比較を選択した時の、ロボット制御装置における処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を用いて本発明の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
図1には、ロボット1を制御するロボット制御装置10と、ロボット2を制御するロボット制御装置20の2つのロボット制御装置が示されており、2つのロボット制御装置10、20はデータ通信ネットワーク5でデータの交換可能に接続されている。ロボット制御装置10、20の各個は、本発明の一実施例の構成を備えており、各構成はブロック図で示してある。また、ロボット制御装置10、20内の構成は同じであるので、同じ構成部材には同じ符号を付して、ロボット制御装置10のみの構成を説明する。
ロボット制御装置10の内部には、データ通信装置11、表示装置12、制御部13、記録媒体14、比較手段15、表示手段16、データ読書手段17、選択手段18及びコピー手段19が設けられている。データ通信装置11は、データ通信ネットワーク5で接続された他のロボット制御装置、例えば図示のロボット制御装置20のデータ通信装置11とデータ通信を行ってデータの交換を行う。データ通信ネットワーク5は、例えば、イーサネット(Ethernet:登録商標)、LAN等で構成される。
表示装置12は、本実施例ではロボット制御装置10の本体に設けられており、表示手段16によって各種データの表示を行うことができる。また、表示装置12は、ロボット制御装置10の設定時に、設定データを表示することができる。制御部13には、ロボット制御装置10の設定データを記録する領域があり、この領域に記録された記録データを第1の設定データD1とする。表示手段16は、制御部13に記録された第1の設定データD1を表示装置12に表示することができる。
なお、ロボット制御装置20の制御部13の構成は、ロボット制御装置10と同じであるが、記録する設定データはロボット制御装置20の設定データであり、ロボット制御装置10の設定データとは異なる。そこで、ロボット制御装置20の制御部13に記録される設定データは、第2の設定データD2とする。
また、ロボット制御装置10には記録媒体14があり、記録媒体14には、各種のデータ、例えば、ロボット制御装置10の過去の設定データ(これを第3の設定データD3とする)を記録することができる。記録媒体14に記録された設定データは、データ読書手段17によって読み出すことができる。また、データ読書手段17は、記録媒体14への設定データの書き込みも行うことが可能である。データ読書手段17によって記録媒体14から読み出された第3の設定データD3は、表示手段16によって表示装置12に表示することができる。
同様に、ロボット制御装置10とロボット制御装置20では、記録媒体14の構成は同じであるが、記録する各種データ、例えばロボット制御装置の過去の設定データはロボット制御装置20の設定データであり、ロボット制御装置10の設定データとは異なる。そこで、ロボット制御装置20の記録媒体14に記録される過去の設定データは、第4の設定データD4とする。
比較手段15は、制御部13に設定されている第1の設定データD1を、他のロボット制御装置、例えばロボット制御装置20にある制御部13に設定されている第2の設定データD2と比較することができる。この場合は、例えば、ロボット制御装置10の制御部13がロボット制御装置20の制御部13に、データ通信装置11とデータ通信ネットワーク5を通じて指令を送る。すると、ロボット制御装置20の制御部13は第2の設定データD2をデータ通信装置11とデータ通信ネットワーク5を通じてロボット制御装置10の比較手段15に送る。この結果、ロボット制御装置10の比較手段15は、第1の設定データD1と第2の設定データD2を比較することができる。
また、比較手段15は、制御部13に設定されている第1の設定データD1を、ロボット制御装置10の記録媒体14又はロボット制御装置20の記録媒体14に記録されている第3の設定データD3又は第4の設定データD4と比較することができる。この場合、第3の設定データD3又は第4の設定データD4は、ロボット制御装置10のデータ読書手段17又はロボット制御装置20のデータ読書手段17から入手すれば良い。
比較手段15が第1の設定データD1を他の設定データと比較する場合は、第1の設定データD1と他の設定データの間に相違のあった項目と、相違のあった項目の設定データとを、表示手段16を通じて表示装置12に表示することができる。比較手段15、表示手段16及び表示装置12による、相違のあった項目の設定データの表示については後に例を挙げて詳述する。
次に、選択手段18とコピー手段19について説明する。選択手段18は、第1の設定データD1と他の設定データ間に相違のあった項目の中から、所望の設定データをコピーする項目を選択できる機能を備える。また、コピー手段19は、選択手段18によって選択された項目の設定データの、コピー元とコピー先を指定できる機能を備える。例えば、ロボット制御装置10,20の間でコピーを行う場合、コピー元とコピー先には、ロボット制御装置10,20の第1から第4の設定データの何れかを指定できる。この場合のコピーとは、コピー元の設定データの相違のあった項目のうちの選択された項目の設定データで、コピー先の設定データを上書きして書き換えることを含む。
例えば、第1の設定データD1がコピー元であり、コピー先がロボット制御装置20の場合には、コピー手段19は、ロボット制御装置20の制御部13に、コピー元がロボット制御装置10の第1の設定データD1であり、コピー先がロボット制御装置20の第2の設定データD2であることを指令する。そして、コピー手段19により、第2の設定データD2の選択された項目の設定データが、第1の設定データD1の選択された項目の設定データで上書きされ、その項目の設定データが同じ値になる。
逆に、第2の設定データD2がコピー元であり、コピー先がロボット制御装置10の場合には、コピー手段19は、ロボット制御装置20の制御部13に、コピー元がロボット制御装置20の第1の設定データD2であり、コピー先がロボット制御装置10の第1の設定データD1であることを指令する。そして、コピー手段19により、第1の設定データD1の選択された項目の設定データが、第2の設定データD2の選択された項目の設定データで上書きされ、その項目の設定データが同じ値になる。
前述の実施例では、データ通信ネットワーク5に接続された2つのロボット制御装置10の間で設定データのコピーを行っているが、データ通信ネットワーク5に接続されて設定データのコピーを行うロボット制御装置の数は限定されるものではない。また、表示装置がロボット制御装置の外部に設けられていても良く、表示装置の数も、1台のロボット制御装置に必ず1台、表示装置が接続されていなくても良い。
図2は、イーサネット(登録商標)等のネットワークにより接続された3台のロボット制御装置10A,10B,10Cがあり、表示装置12がロボット制御装置10Aのみに設けられている実施例のシステム構成を示すブロック図である。なお、図2には、ロボット制御装置10A,10B,10Cは、単に制御装置A、制御装置B、及び制御装置Cと記載してある。ロボット制御装置10A,10B,10Cの各個の構成は前述のロボット制御装置10と同様であり、図示は省略するが、データ通信装置、制御部、比較手段、選択手段及びコピー手段が設けられているものとする。この実施例では、ロボット制御装置10Aにだけ、表示装置12に表示を行わせるための表示手段が設けられている。
図2に示したシステムでは、特定のロボット制御装置に設定されている設定データを主データとし、他のロボット制御装置に設定されている設定データを副データとして、比較手段により主データと副データを項目毎に比較することが可能である。なお、ここではデータを区別するために主データ、副データの用語を使用しており、主データと副データの間に相違はない。そして、主データに対して、相違のあった副データの項目と、相違のあった項目の設定データとを、表示手段によって、1台の表示装置12に表示することが可能である。
この場合、主データと副データの間に相違のあった項目の中から、選択手段によって設定データをコピーする項目が選択できる。そして、選択手段によって選択された項目の設定データの、コピー元とコピー先を、選択手段によって主データと副データの中から指定できる。更に、コピー手段により、選択手段によって選択された項目の設定データの、コピー元からコピー先へのコピーを実行することができる。前述のように、主データと副データの間に相違はないので、主データと副データの何れもコピー元、コピー先にすることが可能である。
更に、ロボット制御装置に記録媒体とデータ読書手段が設けられている場合は、記録媒体に格納されている他のロボット制御装置の設定データ、ロボット制御装置の設定データの少なくとも一部の項目が変更された設定データ、或いはロボット制御装置の過去の設定データの、何れとも設定データの読み書きを行えるようにする。すると、特定のロボット制御装置に設定されている設定データを主データとし、記録媒体に格納されている設定データを副データとして、比較手段によって主データと副データを項目毎に比較することが可能である。ここでもデータを区別するために主データ、副データの用語を使用しており、主データと副データの間に相違はない。
この場合も、主データに対して、相違のあった副データの項目と、相違のあった項目の設定データとを、表示手段によって比較可能に表示装置に表示することができる。そして、選択手段により、主データと副データの間に相違のあった項目の中から、設定データをコピーする項目を選択することができる。更に、選択手段によって選択された項目の設定データの、コピー元とコピー先を、主データと副データの中から指定できると共に、選択手段によって選択された項目の設定データは、コピー手段によってコピー元からコピー先へのコピーを実行することができる。
なお、以上説明した実施例においては、表示装置12にタッチパネルを設けることが可能である。表示装置12にタッチパネルが設けられていれば、選択手段による設定データをコピーする項目の選択、及びコピー手段による設定データのコピー元とコピー先の指定は、タッチパネルへの入力によって行うことができる。
ここで、図2に示したロボット制御装置10A,10B,10Cを用いたシステムにおける表示装置12の画面を用いて、主データと副データの比較及び主データと副データの間のデータのコピーについて説明する。
図3は、図2に示したロボット制御装置10Aに接続されている表示装置12の、画面30の表示例を示すものである。図3には、表示装置12の画面30を、左画面30Lと右画面30Rの左右に分割して表示するモードとした実施例が示されている。本実施例では、左画面30Lに、ロボット制御装置10A(制御装置A)の設定データを示す画面が表示されており、比較対象とする設定データの項目がR[1]からR[10]まで表示されている。項目R[1]からR[10]には設定データが数値で表示されている。右画面30Rに、ロボット制御装置10B(制御装置B)の設定データを示す画面が表示されており、比較対象とする設定データの項目がR[1]からR[10]まで表示されている。項目R[1]からR[10]には設定データが数値で表示されている。ロボット制御装置10Aは、比較相手のロボット制御装置10Bから右画面30Rに対応するデータを既に説明した方法で取得する。
図4は、図2に示した表示装置12において、操作メニューからデータ比較を選択した時の表示装置12の画面30の一例を示すものである。操作メニューは、図示は省略するが、表示装置12に操作ボタンとして設けられていても良く、また、設定メニューボタンを押すと画面30に、図4に示すような子画面(ウインドウ)Wとして表示されるものであっても良い。
図5は、図4に示した画面30において、操作メニューからウインドウW内の「データ比較」が選択された時に、図3に示した表示装置12の画面30に、相違するデータとチェックボックス31とコピー方向ボタン32が表示された例を示している。図4に示した「データ比較」が選択されると、ロボット制御装置10Aは、左画面30Lに対応するデータと、右画面30Rに示される取得したロボット制御装置10Bの設定データを比較する。
そして、比較の結果、画面30を更に分割して、左画面30Lの左隣りにチェックボックス画面30Cを表示し、画面30の下側にコピー指示画面30Bを形成し、コピー指示画面30Bに、コピー方向ボタン32を表示する。本実施例では、設定データに相違のある項目R[3]、R[8]及びR[10]の隣りのチェックボックス画面30Cにチェックボックス31が表示されている。また、コピー方向ボタン32には、ロボット制御装置10Aからロボット制御装置10Bに設定データをコピーする操作を示す「A→B」ボタンと、ロボット制御装置10Bからロボット制御装置10Aに設定データをコピーする操作を示す「B→A」ボタンとが表示されている。
ここで、項目R[3]及び項目R[8]の設定データについてはロボット制御装置10Bの設定データをロボット制御装置10Aの設定データに変更し、項目R[10]の設定データについては、ロボット制御装置10Bの設定データを変更しない場合の操作について説明する。この場合は、項目R[3]及び項目R[8]の左側にあるチェックボックス31を選択し、項目R[10]のチェックボックス31は選択しない。この操作により、項目R[3]及び項目R[8]の左側にあるチェックボックス31に「レ点」が入る。
この状態で、ロボット制御装置10Aからロボット制御装置10Bに設定データをコピーする操作を示す「A→B」ボタンを選択した場合について説明する。この場合は、左画面30Lの項目R[3]及び項目R[8]の設定データが、右画面30Rの項目R[3]及び項目R[8]にコピーされ、右画面30Rの項目R[3]及び項目R[8]の設定データが、左画面30Lの項目R[3]及び項目R[8]の設定データに置換される。即ち、項目R[3]及び項目R[8]の設定データについては、ロボット制御装置10Bの設定データが、ロボット制御装置10Aの設定データに変更される。
図6に示す画面30には、項目R[3]及び項目R[8]の設定データが、ロボット制御装置10Bの設定データからロボット制御装置10Aの設定データに変更された後の状態が示されている。項目R[10]の設定データについては、項目R[10]の左側にあるチェックボックス31に「レ点」が入っていなかったので、設定データは変更されていない。
以上説明した実施例では、ロボット制御装置10Aの設定データとロボット制御装置10Bの設定データを同じ画面30を用いて比較しているが、画面30で比較できるロボット制御装置の数は限定されるものではない。例えば、図2に示したロボット制御装置10A,10B及び10Cの3台のロボット制御装置の設定データを、画面30を3分割して表示することも可能である。また、以上説明した実施例では、ロボット制御装置の設定データの項目を全て表示しているが、ロボット制御装置間で相違のあった項目のみ表示することも可能である。例えば、図3に示した画面30において、設定データに相違のある項目R[3]、R[8]及びR[10]のみをデータと共に表示するようにしても良い。
また、以上説明した実施例では、複数のロボット制御装置が通信可能に接続されているものを説明したが、設定データの比較を行う際に、ロボット制御装置が通信可能になっていない実施例が可能であり、その実施例を以下に説明する。ロボット制御装置が他のロボット制御装置と通信可能になっていないロボット制御装置には、記録媒体のデータ読書手段と表示装置が備えられている。データ読書手段は他のロボット制御装置の設定データが格納されている記録媒体を読み書きできる。また、データ読書手段は、ロボット制御装置の設定データの少なくとも一部の項目が変更された設定データが格納されている記録媒体に対して、設定データの読み書きを行うことができる。
ロボット制御装置内には、ロボット制御装置に設定されている設定データを主データとし、記録媒体に格納されている設定データを副データとして、主データと副データを項目毎に比較可能な比較手段がある。また、主データに対して、相違のあった副データの項目と、相違のあった項目の設定データとを、比較可能に表示装置に表示する表示手段も設けられている。
図7は、1つのロボット制御装置にある記録媒体のデータの一部に、他のロボット制御装置のデータをバックアップしたファイルがある場合に、データ読書手段によって読み出すことができるバックアップファイルの呼び出し画面30を示すものである。この画面30に示されるデータ「NUMREG_B」が、他のロボット制御装置のデータをバックアップしたファイルが記録媒体に格納されていることを示している。
そこで、図8に示すように、図7に示した画面30において、操作メニューによって画面30に表示されるウインドウWから「データ比較」を選択することにより、ロボット制御装置に設定されている主データを、記録媒体に格納されている副データと比較できる。ウインドウWから「データ比較」を選択した時に表示されるデータは、図3に示した画面30と同様に、左画面30Lにロボット制御装置に設定されている主データが表示され、右画面30Rに、記録媒体に格納されている副データが表示されたものである。
一般に、「NUMREG_B」で示されるようなバックアップファイルをロードすると、バックアップファイル「NUMREG_B」に格納されているデータが全て反映される。ところが、本発明の手法によれば、データの反映の前に、バックアップファイル「NUMREG_B」に格納されているデータのうち、ロボット制御装置の設定に必要な設定データ、例えば、項目R[1]から項目R[10]のみを、画面30に、主データと副データを対比させて表示することが可能である。
この結果、バックアップファイル「NUMREG_B」がバイナリファイルであっても、内容を視覚的に確認し、必要な部分だけを選択してロボット制御装置の画面30に表示させることができ、データ設定を行うロボット制御装置の設定データに、記録媒体に格納されている設定データを反映することが可能である。
図9は、操作メニューからデータ比較を選択した時の、ロボット制御装置(以後単に制御装置と記す)における処理手順の一例を示すフローチャートである。ステップ901では、設定を行う制御装置及び比較する設定データを指定する。この指定は、比較する設定データが他の制御装置にあるのか、記録媒体にあるのか、その両方にあるのかによって、多種多様である。ここでは、比較する設定データが他の制御装置にある場合について説明する。
比較する設定データがある場所が指定されると、ステップ902において、指定された他の制御装置から指定の設定データが、設定を行う制御装置によって取得される。続くステップ903では、取得したデータの比較、相違点の抽出が行われる。そして、ステップ904に進んで、比較したデータに相違点があるか否かが判定され、相違点がない場合(いいえ)はステップ908に進み、設定を行う制御装置の表示装置に、比較した他の制御装置にある設定データが、設定を行う制御装置と同一である旨を表示してこのルーチンを終了する。
一方、ステップ904の判定において、比較した設定データに相違点がある場合(はい)はステップ905に進む。ステップ905では、設定を行う制御装置の表示装置に、図5に示したような、相違点、コピー方向の選択ボタンが示された画面が表示される。
次のステップ906では、ステップ905で得られた比較画面を見て、相違点の判定を選択するか否かが問われる。設定を行う制御装置の操作者が相違点の反映を選択しない(いいえ)を選んだ場合は、このまま何もせずにこのルーチンを終了する。一方、設定を行う制御装置の操作者が相違点の反映を選択する(はい)を選んだ場合はステップ907に進み、選択した設定データを、指定の制御装置間で、指定の方向にコピーしてこのルーチンを終了する。この場合、他の制御装置の設定データが、設定を行う側の制御装置の設定データとしてコピーされる。
制御装置と、制御装置に挿入された記録媒体との間で設定データの参照、反映を行う場合も、図9に示した手順と同じ手順で設定データをコピーすることが可能である。
5 データ通信ネットワーク
10,10A,10B,10C,20 ロボット制御装置
30 画面
30B コピー指示画面
30C チェックボックス画面
30L 左画面
30R 右画面
31 チェックボックス
32 コピー方向ボタン

Claims (6)

  1. 表示装置及びロボット制御装置の設定データの格納領域がある制御部を備えると共に、他のロボット制御装置との間でデータ通信を行ってデータの交換を行うデータ通信装置、及び前記ロボット制御装置の設定データを格納した記録媒体と前記制御部の前記設定データの格納領域との間で設定データの読み書きを行うデータ読書手段の、少なくとも一方を備えるロボット制御装置であって、
    前記ロボット制御装置に前記データ通信装置が設けられている場合は、前記制御部の前記設定データの格納領域に設定項目毎に設定されている第1の設定データを、前記他のロボット制御装置にある制御部の前記設定データの格納領域に設定項目毎に設定されている第2の設定データと項目毎に比較可能であり前記ロボット制御装置に前記データ読書手段が設けられている場合は、前記第1の設定データを、前記記録媒体に設定項目毎に格納された第3の設定データと項目毎に比較可能な比較手段と、
    前記表示装置に、前記比較手段による比較によって前記第1の設定データと比較した他の設定データとを項目毎に表示すると共に、前記設定データに相違のあった項目の近傍に、この項目を選択可能な選択用のマークを並べて表示し、更に、前記設定データの、コピー元とコピー先を示すボタンを表示する表示手段と、
    前記第1の設定データと他の設定データ間に相違のあった項目の中から、前記選択用のマークに選択印が入れられた項目の設定データだけを選択できる選択手段と、
    前記選択手段によって選択された項目の設定データの、コピー元とコピー先を前記ボタンの選択によって指定できるコピー手段とを備え、
    前記選択手段と前記コピー手段により、前記選択用のマークに選択印が入れられた項目の前記設定データだけを、前記ボタンの選択に応じて変更するロボット制御装置。
  2. 前記コピー手段は、該コピー手段が属するロボット制御装置自身がコピー元の場合には、前記コピー先である前記他のロボット制御装置にコピー元が前記コピー手段が属するロボット制御装置自身であることを指令し、前記コピー手段が属するロボット制御装置自身がコピー先の場合には、コピー元に前記コピー先が前記コピー手段が属するロボット制御装置自身であることを指令してコピーを実行する請求項1に記載のロボット制御装置。
  3. ロボット制御装置の設定データの格納領域がある制御部を備えると共に、他のロボット制御装置との間でデータ通信を行ってデータの交換を行うデータ通信装置、及び前記制御部の前記設定データの格納領域に格納された設定データの読み書きを行うデータ読書手段を備えるロボット制御装置の、前記データ通信装置がデータ通信手段で接続され、前記設定データを表示可能な表示装置を、前記ロボット制御装置の少なくとも1つに備えた複数のロボット制御装置であって、
    特定のロボット制御装置に設定項目毎に設定されている設定データを主データとし、他のロボット制御装置に設定項目毎に設定されている設定データを副データとして、前記主データと前記副データを項目毎に比較可能な比較手段と、
    前記表示装置に、前記主データに対して、相違のあった前記副データの項目と、前記相違のあった項目の設定データとを項目毎に比較可能に表示すると共に、前記主データと前記副データに相違のあった項目の近傍に、この項目を選択可能な選択用のマークを並べて表示し、更に、前記設定データの、コピー元とコピー先を示すボタンを表示する表示手段と、
    前記主データと前記副データの間に相違のあった項目の中から、前記選択用のマークに選択印が入れられた項目の設定データだけを選択できる選択手段と、
    前記選択手段によって選択された項目の設定データの、コピー元とコピー先を、前記ボタンの選択によって指定できるコピー手段を備え、
    前記選択手段と前記コピー手段により、前記選択用のマークに選択印が入れられた項目の前記設定データだけを、前記ボタンの選択に応じて変更するロボット
    制御装置。
  4. ロボット制御装置の設定データの格納領域がある制御部、前記設定データを表示可能な
    表示装置、他のロボット制御装置の設定データが格納されている記録媒体、及び、前記ロボット制御装置の設定データの少なくとも一部の項目が変更された設定データが格納されている記録媒体の、少なくとも一方の記録媒体と前記制御部との間で設定データの読み書きを行うデータ読書手段を備えるロボット制御装置であって、
    前記ロボット制御装置に設定項目毎に設定されている設定データを主データとし、前記記録媒体に設定項目毎に格納されている設定データを副データとして、前記主データと前記副データを項目毎に比較可能な比較手段と、
    前記表示装置に、前記主データに対して、相違のあった前記副データの項目と、前記相違のあった項目の設定データとを、比較可能に前記表示装置に表示すると共に、前記主データと前記副データに相違のあった項目の近傍に、この項目を選択可能な選択用のマークを並べて表示し、更に、前記設定データの、コピー元とコピー先を示すボタンを表示する表示手段と、
    前記主データと前記副データの間に相違のあった項目の中から、前記選択用のマークに選択印が入れられた項目の設定データだけを選択できる選択手段と、
    前記選択手段によって選択された項目の設定データの、コピー元とコピー先を、前記ボタンの選択によって指定できるコピー手段を備え、
    前記選択手段と前記コピー手段により、前記選択用のマークに選択印が入れられた項目の前記設定データだけを、前記ボタンの選択に応じて変更するロボット制御装置。
  5. 前記表示装置がタッチパネルを備えており、前記選択手段による設定データをコピーする項目の前記選択用のマークに選択印を入れる選択、及び前記表示装置に表示されたコピー方向を示す前記ボタンによる設定データのコピー元とコピー先の指定は、前記タッチパネルへの入力によって行うことができる請求項1から4の何れか1項に記載のロボット制御装置。
  6. 前記表示装置が、前記ロボット制御装置の本体の外部に独立して設けられている請求項1から5の何れか1項に記載のロボット制御装置。
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