JP6538523B2 - 遊技用装置 - Google Patents

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Description

本発明は遊技用装置、例えば、パチンコ機やスロットマシン機等の遊技機に隣接して配設され、遊技情報などを表示可能な表示部材を少なくとも備えてなる台間装置(各台対応装置、台間玉貸機ともいう。)などの遊技用装置に関する。
従来、台間装置などの遊技用装置としては、特許文献1に開示のものが提案されており、球数等の遊技情報や遊技場のイベント情報などの遊技情報を表示可能なモニターなどの表示部材が設けられている。
特開2011−104112号公報
近年、視認性の向上や、隣接する遊技機との干渉を避けることから、上記した表示部材を可動するように台間装置本体に軸支して備えたものが存在している。
このような場合において、表示部材の軸支構造をしっかりとした構造とすると、メンテナンス時などに表示部材を取り外すことが困難となってしまうということに鑑みて簡易な軸支構造を採用しているものが多いため、表示部材の可動操作回数が増えれば、表示部材を回動可能に軸支している部分に負荷が掛り、軸部材の脱落などが生じ、結果的に表示部材が落下するような事態が生じ易くなることも考えられる。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、簡易な可動構造で表示部材を移動可能とした、遊技場に有益な遊技用装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、装置本体(台間装置本体63)に表示部材53を少なくとも備えてなる遊技用装置(台間装置)であって、
表示部材53は、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられた表示部材受け部109に対し、鉛直方向の上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動可能に備えられており、
少なくとも、前記下部軸支構造125は、前記表示部材受け部109の下面から、前記表示部材53の下端に向けて鉛直方向に差し込まれる軸部材121を有し、
前記軸部材121の鉛直方向の長さをL1とし、
前記表示部材受け部109の下方にて、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられている取り外し可能な所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅をL2としたときに、
前記L1の長さの方が、前記L2の幅よりも長いことを特徴とする遊技用装置としたことである。
第1の発明によれば、前記軸部材121の鉛直方向の長さ(L1)と、前記表示部材受け部109の下方にて、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられている所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅(L2)との関係を、前記L1の長さの方が、前記L2の幅よりも長いとの関係としたため、簡単な軸支構造であっても軸部材121が抜け落ちて表示部材53が落下してしまうといった不具合が生じ難い。
また、不正遊技者が不正目的で前記軸部材121を抜こうとする操作を未然に防止することもできる。
そして、表示部材53のメンテナンス時などには、所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)を取り外せば、軸部材121を抜いて表示部材を簡単に取り外すことができる。
本発明によれば、簡易な可動構造で表示部材を移動可能とした、遊技場に有益な遊技用装置を提供し得た。
本発明遊技用装置の一実施形態である台間装置を遊技機に隣接して備えた配設状態を示す概略斜視図である。 図1に示す台間装置の概略斜視図である。 表示部材周辺を部分的に拡大して示す概略斜視図である。 表示部材の回動状態を示す概略平面図である。 表示部材の軸支構造を断面して示す部分拡大概略図である。 下部軸支構造を部分的に拡大して示す概略図である。 表示部材が段階的に回動し、その回動位置にて保持されている状態を部分的に拡大して底面側から見た状態の概略図で、(a)はガイド軸が第一の保持孔に保持されている状態、(b)はガイド軸が第三の保持孔に保持されている状態、(c)はガイド軸が第五の保持孔に保持されている状態をそれぞれ示す。 係止部材の概略平面図で、(a)は保持部に設けられた保持孔にガイド軸が保持されている状態を示し、(b)は隣り合う保持孔間に存する突起部間の隙間をガイド軸が押し広げつつ隣の保持孔へと移動し、かつ保持部にそって設けられているスリットが変形している状態を示す。 表示部材の回動状態を部分的に拡大して示す概略斜視図であって、表示部材と装置本体とが離間している状態を示す。 表示部材の回動状態を部分的に拡大して示す概略斜視図であって、表示部材と装置本体とが近接している状態を示す。 図9のXI−XI断面図を示す。 図9のXII-XII断面図を示す。 図10のXIII−XIII断面図で、表示部材と装置本体とが近接している状態を示す。 (a)は図13の矢印A方向から見た状態の概略図、(b)は図12の矢印A方向から見た状態の概略図である。
以下、本発明の一実施形態に係る遊技用装置について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、図1に示すように、遊技媒体としての遊技球が転動流下することによって種々の遊技を行なうことが可能なパチンコ遊技機に隣接して備えられる台間装置を本発明遊技用装置の実施の一形態として説明する。図中符号1は遊技機、符号37は台間装置(遊技用装置)を示す。
なお、本発明において遊技媒体とは、パチンコ遊技機に用いられる遊技球や、パチスロ遊技機、スロットマシン機及びルーレットマシン機等のゲーミングマシンなどに用いられるメダルなどの遊技媒体全般を言うものとする。
例えば、本実施形態にて図示した遊技機1は、遊技球が転動流下可能な遊技領域を有する遊技盤が着脱可能に設けられた本体枠3と、遊技盤を視認可能な開口部7(以下、表枠開口部という)が設けられ、本体枠3の前方(遊技者と対峙(対向)する側)において当該本体枠3により回動可能に軸支された前面扉(表枠)5と、本体枠3の後方(反遊技者対峙(対向)側)において当該本体枠3により回動可能に支持された図示しない後枠とを備え、前記本体枠3に備えられる本体枠構成部材(各種制御基板・中継基板など)と、前記前面扉(表枠)5に備えられる表枠構成部材と、前記後枠に備えられている図示しない表示部材とを含んで構成されている。
本実施形態に係る遊技機は、外枠11を介して島設備(図示しない)に取り付けられており、その状態において、上記した本体枠3は、本体枠ヒンジを介して外枠11に回動可能に支持されている。
そして、遊技機1に隣接して前記本実施形態の台間装置37が備えられており、この台間装置37に案内装置(各台計数装置)35が接続されている。
前記案内装置(各台計数装置)35は、遊技機1の皿ユニット15の下皿19の下方に備えられ、遊技機1の下皿19から案内装置35の案内皿41に落下した遊技球は、案内装置35内に設けられた計数用通路47を介して、台間装置37の計数用投入口(図示省略)に投入されて計数装置(計数ユニット)によって計数される。
表枠構成部材には、例えば、透明板ユニット13、皿ユニット15、操作ユニット33、各種装飾部材(トップ飾り21、右側装飾部材23、左側装飾部材25)、遊技球を発射するための発射装置27などがある。
前面扉(表枠)5において、上記した表枠開口部7には、透過性を有する透明板ユニット13(保護ガラスともいう)が設けられている。
透明板ユニット13は、例えば、前面扉(表枠)5に設けた表枠開口部(窓部)7に対して、前面扉(表枠)5の裏面側(背面側)から着脱自在に取り付けられており、当該前面扉(表枠)5を本体枠3に対して閉じた状態において、遊技盤の表面(前面)側に対向し、かつその表面(前面)側を覆うように構成されている。
さらに、前面扉(表枠)5の表面(前面)には、表枠開口部7の下側に、皿ユニット15が設けられており、当該皿ユニット15は、貸出球や賞球を貯留するための上皿17と、上皿17の下方側に設けられ、例えば上皿17が満杯時に溢れた遊技球などを貯留することが可能な下皿19とが設けられている。
また、上皿17には、球貸しを受けるための球貸ボタン29、台間装置37からカードを返却するための返却ボタン31などのほか、所定の遊技中に遊技者が操作(回転操作、押圧操作)することで各種演出の表示態様に変化を与えるための操作ユニット33が設けられている。なお、操作ユニット33の配置構成(位置、向き)について、特に制限はないが、図面では一例として、上皿17から垂直方向に突出させて構成配置されている。
台間装置37は、前面部39と筐体81とから構成される台間装置本体(装置本体)63と、台間装置本体63の表示部材受け部109に備えられる表示部材(タッチパネルLCD)53と、表示部材53の下位に備えられ、遊技機1の上皿17へと遊技球を排出する球案内ノズル部45とで構成されている(図1乃至図3参照。)。
前面部39は、鉛直方向で上方から、フロント上部41、フロント中部43、球案内ノズル部45、フロント下部47で構成されている。
フロント上部41には、状態表示灯49、紙幣を投入可能な紙幣投入口51が備えられ、フロント中部43には、表示部材53、カメラ部55が備えられ、フロント下部47には、非接触ICカードリーダライタ57、スピーカカバー59、カード挿入口61が備えられている。
台間装置37は、スイッチングハブやコントローラ等を介してサーバ装置と接続されており、遊技者によりカードが挿入されると、当該カードのICチップ等に付加されたカードIDや会員ID等の識別情報(以下、単に「識別情報」という。)を図示しないサーバ装置に送信し、サーバ装置は、受信した識別情報に対応付けて記憶されたその遊技者の持玉情報(遊技情報)を台間装置37に送信し、その持玉情報を表示部材53にて表示する。
そして、遊技者からの払出指示がある場合には、サーバ装置は、持玉情報を更新し、台間装置37は、払出装置を駆動させ、遊技球の払出制御を実行する。また、遊技者により紙幣が投入されると、その紙幣の額(投入金額)に応じた残額情報をサーバ装置に送信する。そして、遊技者からの払出指示がある場合には、サーバ装置は、残額情報を更新し、台間装置37は、同様に遊技球の払出制御を実行する。
本発明は、表示部材53と表示部材受け部109の構造に特徴的な技術的手段を講じているものであるため、以下、表示部材53と表示部材受け部109について中心に述べ、その他の構造についての説明は省略する。
表示部材53は、前記台間装置本体63から突出して備えられた表示部材受け部109に対し、鉛直方向の上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動可能に備えられている(図5参照。)。
表示部材53は、薄肉の全体矩形状に形成されており、所定の窓部68が形成されており、所定幅の上面壁部67、側面壁部69、及び下面壁部71とを備えた枠状の表面部材73と、表面部材73の後側に一体に取り付けられる略平板状の背面部材(第1のカバー部)75とによって、所定の内部収容空間を形成している薄肉箱状に形成された本体部77と、前記窓部68から前面側を臨ませて前記本体部77の内部収容空間に収容されるモニター部79と、モニター部79の背面側、すなわち、モニター部79と背面部材75との間に収容される基板81とを備えて構成されている(図5、図11乃至図13参照。)。
基板81と背面部材75との間には、基板81の背面を保護(又は固定)するための透明樹脂製の保護カバー83が備えられており、基板81とモニター部79との間には基板81とモニター部79を表面部材73に固定するためのベース部材82が備えられている(図11乃至図13参照。)。
保護カバー83と前記したベース部材82とには、締結部材(例えばネジ)止めするための図示しない挿通孔が設けられており、各々の挿通孔と表面部材73に設けられた図示しない締結用の挿通部(孔、又はネジ孔)に締結部材を挿通することによって、表面部材73に基板81とモニター部79とが固定される。
なお、保護カバー83とベース部材82は樹脂製(非電導)であり、基板81又はモニター部79から発生する静電気が各々の動作に影響を与えないようにすることも考慮され、基板81は保護カバー83とベース部材82とによって周囲(又は全面)を保護されているとも表現することが可能であるが、保護カバー83は基板81を完全に密封していても良いし、完全に密封せず保護カバー83に所定の孔部を設けていても良い。
保護カバー83に所定の孔部(保護カバー83の孔部を通して基板が触れる程度)を設けていれば基板81の熱を排熱することも可能である。本実施形態では、保護カバー83に孔部(通孔)83aを設けており、基板81の排熱機能とともに、基板81に接続されるハーネス等の配線部材85を背面部材75側に案内する機能をも兼ねている。
また、上記では、ベース部材82を設けた場合について説明したが、基板81とモニター部79とは接触していても良いし、近接していても良い。いすれの部材もベース部材82を介して表面部材73に固定されていると記載したが、ベース部材82を介さず表面部材73に固定されていても良いし、保護カバー83に固定されていても良い。
また、表面部材73と本体部77とは、一体に形成されていても良い。よって、表面部材73を本体部77として実施しても良い。
背面部材75には、配線部材85を通過可能(挿通可能)とする第二通孔(開放領域)87を有するとともに、第二通孔87を覆い、通過する配線部材85を外部から遮蔽可能とする突出部(配線カバー部)89を備えており、突出部89は、表示部材53の回動作動にしたがって、後述する後カバー部99の突出部出没孔100a内を出没可能に構成されている。
本実施形態において突出部89は、背面部材75の所定位置から一体に膨出するように突設され、前記第二通孔87を背面部材75の一側(本実施形態では、軸支構造側)寄りに向けて開放状に設けている(図9乃至図13参照。)。
本実施形態の突出部89は、表示部材53の回動軌道S1と同じように円弧状に背面部材75から一体に立ち上げ形成される湾曲板状の第一面部89aと、第一面部89aの両側縁と背面部材75との間で、略1/4円板形状をもってそれぞれ架け渡される左右の第二面部89bとで構成され、第一面部89aと左右の第二面部89bで囲まれた空間102に配線部材85が収容される(図9乃至図13参照。)。
また、突出部89の前面部(後カバー部99内方に対向する面部)と下面部(表示部材53内方に対向する面部)は開放されている。そして、前面部(後カバー部99内に対向する面部)は、全域が開放されているのではなく、表面部材73の側面壁部69と第一面部89aの上端領域89a1の先端部との間で形成される隙間領域が第二通孔87として開放されており、この第二通孔87を介して配線部材85が引き出されている(図9、図10、図12乃至図14参照。)。
また、突出部89の大きさは、表示装置53の開いた状態の時(図9及び図12に示す表示部材53と台間装置本体63とが離間している状態の時)には、第一面部89aの上端領域89a1が、後カバー部99の突出部出没孔100aの内壁面100bに当接し、一方、表示装置53の閉じた状態の時(図10及び図13に示す表示部材53と台間装置本体63とが近接している状態の時)には、第一面部89aの下端領域89a2が後カバー部99の突出部出没孔100aの開口縁100cに当接して、表示装置55の回動作動が規制される程度の大きさとする(図12及び図13参照。)。
上述のように構成されることにより、湾曲板状の第一面部89aと、第一面部89aの両側縁から背面部材75にわたって形成される第二面部89bとで構成された突出部89の空間102に配線部材85が案内収容され、配線部材85は、突出部89と側面壁部69とで形成された第二通孔87を介して前カバー97と後カバー部99で形成されている空間領域へと案内されるため、表示部材85の回動作動時において、配線部材85が潰されたり、噛んだりする虞もない。
表面部材73の一側の上面には、表示部材受け部109に設けられている軸受け用上孔部117とともに上部軸支構造123を構成する上軸部91が一体に突設されている。
また、表面部材73の一側の下面には、表示部材受け部109を介して回動可能に軸支する下軸部(軸部材)121とともに下部軸支構造125を構成する軸受け用下孔部93が設けられている。
また、本実施形態では、表面部材73の一側の下面で、前記軸受け用下孔部93の近傍にてガイド軸95を突出して一体に設けている。ガイド軸95は、後述する係止部材145に嵌って移動する軸部材で、係止部材145の保持孔149に嵌って移動可能に備えられる。
フロント中部43は、前カバー部97と、前カバー部97と着脱可能な後カバー部(第2のカバー部)99とで一体に構成されており、鉛直方向で上方にカメラ部55が設けられ、カメラ部55の下方に表示部材受け部109が設けられている。
また、本実施形態では、この前カバー部97に第一係止部101と第二係止部103が設けられており、一方、後カバー部99には、前記第一係止部101と第二係止部103にそれぞれ着脱可能に係止される第一被係止部105と第二被係止部107とが設けられている(図11乃至図13参照。)。
なお、着脱可能な係止構造は本実施形態に限らず本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、後カバー部99の前端面部100には、前記表示装置53の突出部89が出没可能な矩形状の突出部出没孔100aが形成されている。
表示部材受け部109は、前カバー部97の鉛直方向で上方に設けられているカメラ部55の窓部55aの下方に設けられており、鉛直方向で上方に設けられた上側受け部111と、鉛直方向下方に備えられている球案内ノズル部45の上カバー115上に設けた下側受け部113を少なくとも有して構成されている。
上側受け部111は、前カバー部97の前面から突出し、前記表示部材53の上軸部91を回動可能に収納する軸受け用孔部117が設けられている。
下側受け部113は、前カバー部97の前面から突出し、前記表示部材53の一側の下端に設けられた軸受け用下孔部93と連通し、下軸部(軸部材)121が挿通される第二軸受け用孔部139が設けられている。
下軸部(軸部材)121は、薄肉円板状に形成された係止板部127と、係止板部127上に一体に設けられ、係止板部127よりも小径な円柱軸部129と、円柱軸部129上に一体に設けられ、円柱軸部129よりも短尺小径な係止軸部131と、係止軸部131上に一体に設けられ、係止軸部131よりも大径の抜け止め部133とで構成されている。
係止板部127は、板部の外面側に薄肉矩形状の脱落防止部材135を一体に備え、係止板部127は、下側受け部113の外面に設けられた係止板部収容領域137に収められる。
そして、下側受け部113の第二軸受け用孔部139を介して突出した係止部材には、例えばeリングなどの抜け止め部材141を嵌めて下軸部(軸部材)の121の抜け止め防止を図っている。
また、本実施形態では、前記表示部材受け部109の下方にて、前記台間装置本体63から突出して備えられている球案内ノズル部45の上カバー(所定の突出部)115と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅と、下軸部(軸部材)121の鉛直方向の長さとを調整している。
すなわち、下軸部(軸部材)121の鉛直方向の長さをL1とし、前記表示部材受け部109の下方にて、前記台間装置本体63から突出して備えられている球案内ノズル部45の上カバー(所定の突出部)115と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅をL2としたときに、L1で示す長さの方がL2で示す幅よりも長く構成した関係を有するように構成されている(L1>L2の関係ともいう。)。
なお、本実施形態では、球案内ノズル部45の上カバー115を突出部として想定しているが、突出部は仕様に応じて適宜設計変更可能であって特に限定解釈されるものではない。また、本実施形態では、上カバー115を取り外し可能に構成している。
このようにL1で示す長さの方がL2で示す幅よりも長く構成した関係を有するように構成しているため、球案内ノズル部45の上カバー(所定の突出部)115と表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅L2よりも、下軸部(軸部材)121の長さL1のほうが長いため、例えば何らかの要因でeリング141などが不意に外れたとしても下軸部(軸部材)121が落下してしまうという不具合もない。
なお、隙間L2の鉛直方向幅は、本実施形態にて図示した幅に限定されるものではなく、下軸部(軸部材)121が脱落しない程度の幅を有するように構成されていればよく、本発明の範囲内で任意に設計変更可能である。
また、上述のような構成を採用していることから、不正遊技者が不正目的で前記軸部材121を抜こうとする操作を未然に防止することもできる。
そして、表示部材53のメンテナンス時などには、球案内ノズル部45の上カバー115を取り外せば、軸部材121を抜いて表示部材を簡単に取り外すことができる。
また、本実施形態では、後カバー部99の突出片部99aによって隙間を埋めて不正防止を図っている(図9参照。)
本実施形態の表示部材53は、係止部材145を介して段階的に回動可能・所定位置で保持可能に構成されている(図3、図7及び図8参照。)。
係止部材145は、下側受け部113上、すなわち、表示部材53と下側受け部113との間に組み込まれ、表示部材53のガイド軸95が嵌った状態で移動し、所定位置でその状態を保持可能な保持部147を備えている(図3、図7及び図8参照。)。
保持部147は、薄肉平板状に形成されるとともに、ガイド軸95と略同一径若しくは少し大径とした平面視で円形状の複数個の保持孔149と、隣接する保持孔149間に備えられ、相対向して備えられる各突起部151とによって一連の長尺連続溝状に形成されている。本実施形態では、前記保持部147は、前記上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動する表示部材53の軌跡に対応したアーチ状に形成されている(図7及び図8参照。)。
前記保持孔149は、前記ガイド軸95が収容可能な孔径を有する短尺筒状に形成され、連続溝方向に第一の保持孔149a、第二の保持孔149b、第三の保持孔149c、第四の保持孔149d、そして第五の保持孔149eの計5個の保持孔が形成されている(図7及び図8参照。)。
前記相対向する突起部151間の隙間153は、前記ガイド軸95の最大径よりも小径に形成され、前記隙間153を前記ガイド軸95が押し広げつつ隣の保持孔149へと移動可能な隙間幅に形成されている(図7及び図8参照。)。
なお、保持孔149・突起部151間の隙間は、特に限定解釈されるものではなく、配設数・隙間間隔などは本発明の範囲内で設計変更可能である。
本実施形態では、保持部147に沿って伸縮スリット155が設けられ、前記ガイド軸95が相対向する突起部151間の隙間153を押し広げつつ隣の保持孔149へと移動する際の力を分散させるようにしている(図7及び図8参照。)。
本実施形態によれば、保持部147を挟んで両側に伸縮スリット155が設けられており、ガイド軸95が突起部151間の隙間153を押し広げつつ移動しても、この押し広げる力によって伸縮するスペースが十分に確保できるため、係止部材145の耐久性を向上させることが可能である。また、保持部147の溝形状を表示部材53の回動するアーチ状の軌跡に合わせてアーチ状にするとともに、その保持部147を挟んで保持部147の溝形状と同じように形成・配設する構成を採用しているため、力の分散効率に優れている。
なお、伸縮スリット155の形状・配設数などは本実施形態に限定されず、上記力の分散が効率よく行なえるのが好ましいが、本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、本実施形態では、伸縮スリット155の間にブリッジ部163を設けているため、伸縮スリット155を押し潰す方向に力が掛かっても強度面を向上する。図中矢印A1が力の掛かる方向を示す(図8参照。)。
図7は、ガイド軸95と保持部147との関係を示す概略図で、(a)は保持部147に設けられた第一の保持孔149aにガイド軸95が保持されている状態を示し、(b)は隣り合う第一の保持孔149aと第二の保持孔149bとの間に存する第一の突起部151間の隙間153を、ガイド軸95が押し広げつつ第二の保持孔149bへと移動し、かつ保持部147にそって設けられている伸縮スリット155が第一の状態(力が掛かっていない自然状態)157から第二の状態(力が作用し押し潰されている状態)159に変形している状態を示す。
すなわち、本実施形態によれば、図7(a)の状態では、表示部材53が最も遊技者の方向に向く(モニター部79が最も遊技者の方向に向く)ように回動し、第一の保持孔149aにガイド軸95が保持されている状態であり、この状態となったときに、表示装置53は、台間装置本体63の幅内に位置するように備えられる。
なお、表示部材53が最も遊技者の方向に向いた状態とは、表示部53やモニター部79が最も遊技機の方向へ向いた状態であってもよい。また、表示部53が移動(又は回動)することによってモニター部79の視認性が変化するように構成されていることを想定しているが、これに限られるものではなく、表示部53の移動に加えてモニター部79が移動(又は回動)可能であってもよい。このように表示部53の移動に加えてモニター部79が移動することで視認性をさらに変化させることも可能となるため、遊技者が最も見やすい位置に調整する(又は、目的にあった視認性を提供する)ことが可能となる。
また、本実施形態では、係止部材145の一側面145aを傾斜状に形成しているため、表示部材53を取り付ける際にこの傾斜状の一側面145aがガイド面(案内面)となって表示部材53を取り付け案内できるため、取り付け性が容易かつ向上する(図6参照。)。
従って、表示部材53は、上端の上軸部91を軸受け用孔部117に差込収容し、そして、表示部材53の下端を前記係止部材145の傾斜上の一側面145aに沿って押し込むとともに、下側受け部113の第二軸受け用孔部139と、係止部材145の第三軸受け用孔部160と、表示部材53の軸受け用下孔部117とを連通させた状態で、前記第二軸受け用孔部139の外方から下軸部(軸部材)121を挿通する。
このとき、ガイド軸95は、係止部材145の保持部147における所定の保持孔(例えば第一の保持孔149a)に嵌め込まれる。
そして、下軸部(軸部材)121の係止軸部131と抜け止め部133が表示部材53内に突出し、係止軸部131にeリング141を係止させる。
また、表示部材53内の基板81に連結されているハーネスなどの配線部材85は、背面部材75の第二通孔87からフロント中部43の内方へと案内される。このとき、配線部材85などは、背面部材75に設けたカバー部89によって外部と遮蔽されているため、不正遊技者などが配線部材85などに不正を加えようとすることを阻止できる。
そして、表示部材53を所定の位置になるように回動させると、表示部材53の回動動作に応じて、ガイド軸95が所定の保持孔149(例えば第一の保持孔149a)から保持部147の連続溝方向に位置する所定の他の保持孔(例えば第二の保持孔149b)へと移動して、その保持孔(例えば第二の保持孔149b)内に保持されることによって、表示部材53は所定角度に回動した状態で保持される。
すなわち、ガイド軸95は、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へと移動する際に、突起部151間の隙間153をガイド軸95が押し広げつつ移動するため、ガイド軸95がその突起部151間の隙間153を通過すれば、突起部151間の隙間153幅がガイド軸95の最大径よりも小径であるため、表示部材53の回動方向への所定の力が掛からない限りその保持孔(例えば第二の保持孔149b)内にガイド軸95が保持される。よって、表示部材53の移動は制限される。このとき、ガイド軸95が突起部151間の隙間153を押し広げる力が発生するが、伸縮スリット155によって吸収することができる。
本発明は遊技用装置、例えば、パチンコ機やスロットマシン機等の遊技機に隣接して配設され、遊技情報などを表示可能な表示部材を少なくとも備えてなる台間装置(各台対応装置、台間玉貸機ともいう。)などの遊技用装置に関する。
従来、台間装置などの遊技用装置としては、特許文献1に開示のものが提案されており、球数等の遊技情報や遊技場のイベント情報などの遊技情報を表示可能なモニターなどの表示部材が設けられている。
特開2011−104112号公報
近年、視認性の向上や、隣接する遊技機との干渉を避けることから、上記した表示部材を可動するように台間装置本体に軸支して備えたものが存在している。
このような場合において、表示部材の軸支構造をしっかりとした構造とすると、メンテナンス時などに表示部材を取り外すことが困難となってしまうということに鑑みて簡易な軸支構造を採用しているものが多いため、表示部材の可動操作回数が増えれば、表示部材を回動可能に軸支している部分に負荷が掛り、軸部材の脱落などが生じ、結果的に表示部材が落下するような事態が生じ易くなることも考えられる。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、簡易な可動構造で表示部材を移動可能とした、遊技場に有益な遊技用装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、装置本体(台間装置本体63)に表示部材53を少なくとも備えてなる遊技用装置(台間装置)であって、表示部材53は、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられた表示部材受け部109に対し、鉛直方向の上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動可能に備えられており、少なくとも、前記下部軸支構造125は、前記表示部材受け部109の下面から、前記表示部材53の下端に向けて鉛直方向に差し込まれる軸部材121を有し、前記軸部材121の鉛直方向の長さをL1とし、前記表示部材受け部109の下方にて、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられている取り外し可能な所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅をL2としたときに、前記L1の長さの方が、前記L2の幅よりも長いことを特徴とする遊技用装置としたことである。
第1の発明によれば、前記軸部材121の鉛直方向の長さ(L1)と、前記表示部材受け部109の下方にて、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられている所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅(L2)との関係を、前記L1の長さの方が、前記L2の幅よりも長いとの関係としたため、簡単な軸支構造であっても軸部材121が抜け落ちて表示部材53が落下してしまうといった不具合が生じ難い。
また、不正遊技者が不正目的で前記軸部材121を抜こうとする操作を未然に防止することもできる。
そして、表示部材53のメンテナンス時などには、所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)を取り外せば、軸部材121を抜いて表示部材を簡単に取り外すことができる。
本発明によれば、簡易な可動構造で表示部材を移動可能とした、遊技場に有益な遊技用装置を提供し得た。
本発明は遊技用装置、例えば、パチンコ機やスロットマシン機等の遊技機に隣接して配設され、遊技情報などを表示可能な表示部材を少なくとも備えてなる台間装置(各台対応装置、台間玉貸機ともいう。)などの遊技用装置に関する。
従来、台間装置などの遊技用装置としては、特許文献1に開示のものが提案されており、球数等の遊技情報や遊技場のイベント情報などの遊技情報を表示可能なモニターなどの表示部材が設けられている。
特開2011−104112号公報
近年、視認性の向上や、隣接する遊技機との干渉を避けることから、上記した表示部材を遊技者側に向けて傾斜状に配設するものが存在している。このようにすることで、広い視認領域が確保できつつも、隣接する遊技機との干渉を避けることができる。
しかし、遊技者によって表示部材の視認良好性が異なり、表示装置が可動することが望まれており、昨今、表示部材が可動し得るように構成されているものも提案されている。
このような可動する表示部材は、一側を単に軸支しただけで遊技者が自由に可動させて所定位置で止めて使用するものであったため、所定位置での保持ができていなかった。
また、表示装置の可動機構を、モータやギア部材などを用いた機械的な駆動機構を介して行なうものもあったが、遊技設備全体のコストが高騰する虞があり、かつメンテナンス手間も掛る虞があった。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、簡易な可動構造で表示部材を移動可能かつ所定位置で保持可能とした、遊技場に有益な遊技用装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、装置本体(台間装置本体63)に表示部材53を少なくとも備えてなる遊技用装置(台間装置37)であって、表示部材53は、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられた表示部材受け部109に対し、鉛直方向の上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動可能に備えられており、前記表示部材53の下端には、ガイド軸95が突設され、前記表示部材受け部109の下端内面には、前記ガイド軸95が移動可能な保持部147を設けた係止部材145が備えられており、前記保持部147は、前記複数個の保持孔149(第一の保持孔149a、第二の保持孔149b、第三の保持孔149c、第四の保持孔149d、第五の保持孔149e)と前記各突起部151とによって一連の長尺連続溝状に形成されており、前記保持部147は、前記上部軸支構造123と前記下部軸支構造125を介して回動する表示部材53の軌跡に対応したアーチ状に形成され、前記保持孔149は、前記ガイド軸95が収容可能な孔径を有する短尺筒状に形成され、前記相対向する突起部151間の隙間153は、前記ガイド軸95し広げつつ隣の保持孔149へと移動可能な隙間幅に形成されていることを特徴とする遊技用装置(台間装置)としたことである
第1の発明によれば、表示部材53の回動動作に応じて、ガイド軸95が所定の保持孔149(例えば第一の保持孔149a)から連続溝方向に位置する所定の他の保持孔149(例えば第二の保持孔149b)へと移動して、その保持孔(例えば第二の保持孔149b)内に保持されることによって、表示部材53は所定角度に回動した状態で保持される。
すなわち、ガイド軸95は、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へと移動する際に、突起部151間の隙間153をガイド軸95が押し広げつつ移動するため、ガイド軸95がその突起部151間の隙間153を通過すれば、突起部151間の隙間153幅がガイド軸95の最大径よりも小径であるため、回動方向への所定の力がかからない限りその保持孔149内にガイド軸95が保持される。よって、表示部材53の移動は制限される。
また、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へとガイド軸95が移動する際に、突起部151間の隙間153を弾性に抗して押し広げようとする力が働く。
第2の発明は、第1の発明において、前記保持部147に沿って伸縮スリット155が設けられていることを特徴とする遊技用装置としたことである。
第2の発明によれば、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へとガイド軸95が移動する際に、突起部151間の隙間153を押し広げようとする力が働くが、そのような力を伸縮スリット155によって吸収することができ、係止部材145の損傷などを防止することができる。
本発明によれば、簡易な可動構造で表示部材を移動可能かつ所定位置で保持可能とした、遊技場に有益な遊技用装置を提供し得た。
本発明は遊技用装置、例えば、パチンコ機やスロットマシン機等の遊技機に隣接して配設され、遊技情報などを表示可能な表示部材を少なくとも備えてなる台間装置(各台対応装置、台間玉貸機ともいう。)などの遊技用装置に関する。
従来、台間装置などの遊技用装置としては、特許文献1に開示のものが提案されており、球数等の遊技情報や遊技場のイベント情報などの遊技情報を表示可能なモニターなどの表示部材が設けられている。
特開2011−104112号公報
近年、視認性の向上や、隣接する遊技機との干渉を避けることから、上記した表示部材を遊技者側に向けて傾斜状に配設するものが存在している。このようにすることで、広い視認領域が確保できつつも、隣接する遊技機との干渉を避けることができる。
しかし、遊技者によって表示部材の視認良好性が異なり、表示装置が可動することが望まれており、昨今、表示部材が可動し得るように構成されているものも提案されている。
ところで、この表示部材は、所定の遊技情報などを電気的に表示するようにLED基板などを配設した構造を採用しており、所定のハーネスなどの配線構造が表示部材側から台間装置本体側へとわたって配されることとなる。
このような電気的な配線構造などが外部に露呈してしまうようなことがあると、不正遊技者などによる悪質な操作や悪戯などを招く虞がある。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、可動するように配設した表示部材の配線構造を、簡易かつ安価な構造で外部から視認不可能とした遊技用装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、装置本体(台間装置本体63)に表示部材53を少なくとも備えてなる遊技用装置(台間装置37)であって、表示部材53は、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられた表示部材受け部109に対し、鉛直方向の上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動可能に備えられており、前記表示部材53と前記台間装置本体63との間には、表示部材53側に設けられた第1のカバー部(背面部材75)と、装置本体(台間装置本体63)側に設けられた第2のカバー部(後カバー部99)とが備えられ、前記第1のカバー部(背面部材75)には、円弧形状の突出部(配線カバー部89)が設けられ、前記表示部材53と前記装置本体(台間装置本体63)との間にわたって配設される配線構造(ハーネス85等)は、前記突出部(配線カバー部89)を挿通可能であり、前記表示部材53と前記装置本体(台間装置本体63)とが近接している場合には前記突出部(配線カバー部89)の少なくとも一部が前記第2のカバー部(後カバー部99)内に入り込み、前記表示部材53と前記装置本体(台間装置本体63)とが離間している場合には、前記配線構造(ハーネス85)が前記突出部(配線カバー部89)によって視認不可能となることを特徴とする遊技用装置(台間装置)としたことである。
第1の発明によれば、突出部(カバー部89)により配線構造(ハーネス85)が外部から視認不可能となるため不正遊技者等による不正行為を未然に防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記突出部(配線カバー部89)は、前記表示部材53の回動軌道に対応する円弧形状であることを特徴とする遊技用装置としたことである。
第2の発明によれば、前記突出部(配線カバー部89)が、前記表示部材53の回動軌道に対応する円弧形状を有し、その突出部(配線カバー部89)内を配線構造(ハーネス85)が挿通可能であるため、表示部材53の回動作動時において、配線部材(ハーネス85等)が潰されたりする虞もない。
本発明によれば、可動するように配設した表示部材の配線構造を、簡易かつ安価な構造で外部から視認不可能とした遊技用装置を提供し得た。
本発明は遊技用装置、例えば、パチンコ機やスロットマシン機等の遊技機に隣接して配設され、遊技情報などを表示可能な表示部材を少なくとも備えてなる台間装置(各台対応装置、台間玉貸機ともいう。)などの遊技用装置に関する。
従来、台間装置などの遊技用装置としては、特許文献1に開示のものが提案されており、球数等の遊技情報や遊技場のイベント情報などの遊技情報を表示可能なモニターなどの表示部材が設けられている。
登録実用新案第3036606号公報
しかし、特許文献1に開示の先行技術にあっては、表示部材は位置が固定されていることから、遊技者の体格や着座姿勢など、あるいはホールの照明や遊技機の装飾部材などの光の影響などによっては、表示部材が遊技者から見づらいということがある。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、遊技者の利便性の向上を図り得る遊技用装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、装置本体(台間装置本体63)に表示部材53を少なくとも備えてなる遊技用装置(台間装置)であって、表示部材53は、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられた表示部材受け部109に対し、鉛直方向の上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動可能に備えられており、少なくとも、前記下部軸支構造125は、前記表示部材受け部109の下面から、前記表示部材53の下端に向けて鉛直方向に差し込まれる軸部材121を有し、前記軸部材121の鉛直方向の長さをL1とし、前記表示部材受け部109の下方にて、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられている取り外し可能な所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅をL2としたときに、前記L1の長さの方が、前記L2の幅よりも長いことを特徴とする遊技用装置としたことである。
第1の発明によれば、前記軸部材121の鉛直方向の長さ(L1)と、前記表示部材受け部109の下方にて、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられている所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅(L2)との関係を、前記L1の長さの方が、前記L2の幅よりも長いとの関係としたため、簡単な軸支構造であっても軸部材121が抜け落ちて表示部材53が落下してしまうといった不具合が生じ難い。
また、不正遊技者が不正目的で前記軸部材121を抜こうとする操作を未然に防止することもできる。
そして、表示部材53のメンテナンス時などには、所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)を取り外せば、軸部材121を抜いて表示部材を簡単に取り外すことができる。
第3の発明は、装置本体(台間装置本体63)に表示部材53を少なくとも備えてなる遊技用装置(台間装置37)であって、表示部材53は、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられた表示部材受け部109に対し、鉛直方向の上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動可能に備えられており、前記表示部材53の下端には、ガイド軸95が突設され、前記表示部材受け部109の下端内面には、前記ガイド軸95が移動可能な保持部147を設けた係止部材145が備えられており、前記保持部147は、前記複数個の保持孔149(第一の保持孔149a、第二の保持孔149b、第三の保持孔149c、第四の保持孔149d、第五の保持孔149e)と前記各突起部151とによって一連の長尺連続溝状に形成されており、前記保持部147は、前記上部軸支構造123と前記下部軸支構造125を介して回動する表示部材53の軌跡に対応したアーチ状に形成され、前記保持孔149は、前記ガイド軸95が収容可能な孔径を有する短尺筒状に形成され、前記相対向する突起部151間の隙間153は、前記ガイド軸95し広げつつ隣の保持孔149へと移動可能な隙間幅に形成されていることを特徴とする遊技用装置(台間装置)としたことである
第3の発明によれば、表示部材53の回動動作に応じて、ガイド軸95が所定の保持孔149(例えば第一の保持孔149a)から連続溝方向に位置する所定の他の保持孔149(例えば第二の保持孔149b)へと移動して、その保持孔(例えば第二の保持孔149b)内に保持されることによって、表示部材53は所定角度に回動した状態で保持される。
すなわち、ガイド軸95は、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へと移動する際に、突起部151間の隙間153をガイド軸95が押し広げつつ移動するため、ガイド軸95がその突起部151間の隙間153を通過すれば、突起部151間の隙間153幅がガイド軸95の最大径よりも小径であるため、回動方向への所定の力がかからない限りその保持孔149内にガイド軸95が保持される。よって、表示部材53の移動は制限される。
また、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へとガイド軸95が移動する際に、突起部151間の隙間153を弾性に抗して押し広げようとする力が働く。
第4の発明は、第3の発明において、前記保持部147に沿って伸縮スリット155が設けられていることを特徴とする遊技用装置としたことである。
第4の発明によれば、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へとガイド軸95が移動する際に、突起部151間の隙間153を押し広げようとする力が働くが、そのような力を伸縮スリット155によって吸収することができ、係止部材145の損傷などを防止することができる。
第5の発明は、装置本体(台間装置本体63)に表示部材53を少なくとも備えてなる遊技用装置(台間装置37)であって、表示部材53は、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられた表示部材受け部109に対し、鉛直方向の上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動可能に備えられており、前記表示部材53と前記台間装置本体63との間には、表示部材53側に設けられた第1のカバー部(背面部材75)と、装置本体(台間装置本体63)側に設けられた第2のカバー部(後カバー部99)とが備えられ、前記第1のカバー部(背面部材75)には、円弧形状の突出部(配線カバー部89)が設けられ、前記表示部材53と前記装置本体(台間装置本体63)との間にわたって配設される配線構造(ハーネス85等)は、前記突出部(配線カバー部89)を挿通可能であり、前記表示部材53と前記装置本体(台間装置本体63)とが近接している場合には前記突出部(配線カバー部89)の少なくとも一部が前記第2のカバー部(後カバー部99)内に入り込み、前記表示部材53と前記装置本体(台間装置本体63)とが離間している場合には、前記配線構造(ハーネス85)が前記突出部(配線カバー部89)によって視認不可能となることを特徴とする遊技用装置(台間装置)としたことである。
第5の発明によれば、突出部(カバー部89)により配線構造(ハーネス85)が外部から視認不可能となるため不正遊技者等による不正行為を未然に防止することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記突出部(配線カバー部89)は、前記表示部材53の回動軌道に対応する円弧形状であることを特徴とする遊技用装置としたことである。
第6の発明によれば、前記突出部(配線カバー部89)が、前記表示部材53の回動軌道に対応する円弧形状を有し、その突出部(配線カバー部89)内を配線構造(ハーネス85)が挿通可能であるため、表示部材53の回動作動時において、配線部材(ハーネス85等)が潰されたりする虞もない。
本発明によれば、遊技者の利便性の向上を図り得る遊技用装置を提供し得た。
本発明は、パチンコ遊技機の他、パチスロ機、スロットマシン機及びルーレットマシン等のゲーミングマシン(ゲーム機)にも利用可能である。
なお、上記実施形態では、遊技用装置の一例として台間装置を示し、この台間装置に設けられた表示部材の移動構造について説明したが、これに限定されるものではなく、遊技用装置として、データ表示機、サイネージ、計数機、遊技媒体貸出装置、情報表示装置等も対象とされ、これら遊技用装置に設けられた何らかの部材(又は遊技用装置そのもの)を、段階的若しくは無段階的に移動又は調節する機構にも適用可能である。
37 台間装置(遊技用装置)
53 表示部材
63 台間装置本体(装置本体)
109 表示部材受け部
115 上カバー
121 軸部材
123 上部軸支構造
125 下部軸支構造
143 隙間
L1 軸部材の鉛直方向の長さ
L2 上カバーと表示部材受け部との間に形成される隙間の鉛直方向幅

Claims (1)

  1. 装置本体に表示部材を少なくとも備えてなる遊技用装置であって、
    表示部材は、前記装置本体から突出して備えられた表示部材受け部に対し、鉛直方向の上部軸支構造と下部軸支構造を介して回動可能に備えられており、
    少なくとも、前記下部軸支構造は、前記表示部材受け部の下面から、前記表示部材の下端に向けて鉛直方向に差し込まれる軸部材を有し、
    前記軸部材の鉛直方向の長さをL1とし、
    前記表示部材受け部の下方にて、前記装置本体から突出して備えられている取り外し可能な所定の突出部と、前記表示部材受け部との間に形成される隙間の鉛直方向幅をL2としたときに、
    前記L1の長さの方が、前記L2の幅よりも長いことを特徴とする遊技用装置。

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