JP6538523B2 - 遊技用装置 - Google Patents
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Description
表示部材53は、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられた表示部材受け部109に対し、鉛直方向の上部軸支構造123と下部軸支構造125を介して回動可能に備えられており、
少なくとも、前記下部軸支構造125は、前記表示部材受け部109の下面から、前記表示部材53の下端に向けて鉛直方向に差し込まれる軸部材121を有し、
前記軸部材121の鉛直方向の長さをL1とし、
前記表示部材受け部109の下方にて、前記装置本体(台間装置本体63)から突出して備えられている取り外し可能な所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅をL2としたときに、
前記L1の長さの方が、前記L2の幅よりも長いことを特徴とする遊技用装置としたことである。
また、不正遊技者が不正目的で前記軸部材121を抜こうとする操作を未然に防止することもできる。
そして、表示部材53のメンテナンス時などには、所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)を取り外せば、軸部材121を抜いて表示部材を簡単に取り外すことができる。
本実施形態では、図1に示すように、遊技媒体としての遊技球が転動流下することによって種々の遊技を行なうことが可能なパチンコ遊技機に隣接して備えられる台間装置を本発明遊技用装置の実施の一形態として説明する。図中符号1は遊技機、符号37は台間装置(遊技用装置)を示す。
なお、本発明において遊技媒体とは、パチンコ遊技機に用いられる遊技球や、パチスロ遊技機、スロットマシン機及びルーレットマシン機等のゲーミングマシンなどに用いられるメダルなどの遊技媒体全般を言うものとする。
そして、遊技機1に隣接して前記本実施形態の台間装置37が備えられており、この台間装置37に案内装置(各台計数装置)35が接続されている。
前記案内装置(各台計数装置)35は、遊技機1の皿ユニット15の下皿19の下方に備えられ、遊技機1の下皿19から案内装置35の案内皿41に落下した遊技球は、案内装置35内に設けられた計数用通路47を介して、台間装置37の計数用投入口(図示省略)に投入されて計数装置(計数ユニット)によって計数される。
表枠構成部材には、例えば、透明板ユニット13、皿ユニット15、操作ユニット33、各種装飾部材(トップ飾り21、右側装飾部材23、左側装飾部材25)、遊技球を発射するための発射装置27などがある。
透明板ユニット13は、例えば、前面扉(表枠)5に設けた表枠開口部(窓部)7に対して、前面扉(表枠)5の裏面側(背面側)から着脱自在に取り付けられており、当該前面扉(表枠)5を本体枠3に対して閉じた状態において、遊技盤の表面(前面)側に対向し、かつその表面(前面)側を覆うように構成されている。
フロント上部41には、状態表示灯49、紙幣を投入可能な紙幣投入口51が備えられ、フロント中部43には、表示部材53、カメラ部55が備えられ、フロント下部47には、非接触ICカードリーダライタ57、スピーカカバー59、カード挿入口61が備えられている。
そして、遊技者からの払出指示がある場合には、サーバ装置は、持玉情報を更新し、台間装置37は、払出装置を駆動させ、遊技球の払出制御を実行する。また、遊技者により紙幣が投入されると、その紙幣の額(投入金額)に応じた残額情報をサーバ装置に送信する。そして、遊技者からの払出指示がある場合には、サーバ装置は、残額情報を更新し、台間装置37は、同様に遊技球の払出制御を実行する。
本発明は、表示部材53と表示部材受け部109の構造に特徴的な技術的手段を講じているものであるため、以下、表示部材53と表示部材受け部109について中心に述べ、その他の構造についての説明は省略する。
保護カバー83と前記したベース部材82とには、締結部材(例えばネジ)止めするための図示しない挿通孔が設けられており、各々の挿通孔と表面部材73に設けられた図示しない締結用の挿通部(孔、又はネジ孔)に締結部材を挿通することによって、表面部材73に基板81とモニター部79とが固定される。
保護カバー83に所定の孔部(保護カバー83の孔部を通して基板が触れる程度)を設けていれば基板81の熱を排熱することも可能である。本実施形態では、保護カバー83に孔部(通孔)83aを設けており、基板81の排熱機能とともに、基板81に接続されるハーネス等の配線部材85を背面部材75側に案内する機能をも兼ねている。
また、上記では、ベース部材82を設けた場合について説明したが、基板81とモニター部79とは接触していても良いし、近接していても良い。いすれの部材もベース部材82を介して表面部材73に固定されていると記載したが、ベース部材82を介さず表面部材73に固定されていても良いし、保護カバー83に固定されていても良い。
また、表面部材73と本体部77とは、一体に形成されていても良い。よって、表面部材73を本体部77として実施しても良い。
また、突出部89の前面部(後カバー部99内方に対向する面部)と下面部(表示部材53内方に対向する面部)は開放されている。そして、前面部(後カバー部99内に対向する面部)は、全域が開放されているのではなく、表面部材73の側面壁部69と第一面部89aの上端領域89a1の先端部との間で形成される隙間領域が第二通孔87として開放されており、この第二通孔87を介して配線部材85が引き出されている(図9、図10、図12乃至図14参照。)。
また、表面部材73の一側の下面には、表示部材受け部109を介して回動可能に軸支する下軸部(軸部材)121とともに下部軸支構造125を構成する軸受け用下孔部93が設けられている。
なお、着脱可能な係止構造は本実施形態に限らず本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、後カバー部99の前端面部100には、前記表示装置53の突出部89が出没可能な矩形状の突出部出没孔100aが形成されている。
下側受け部113は、前カバー部97の前面から突出し、前記表示部材53の一側の下端に設けられた軸受け用下孔部93と連通し、下軸部(軸部材)121が挿通される第二軸受け用孔部139が設けられている。
そして、下側受け部113の第二軸受け用孔部139を介して突出した係止部材には、例えばeリングなどの抜け止め部材141を嵌めて下軸部(軸部材)の121の抜け止め防止を図っている。
すなわち、下軸部(軸部材)121の鉛直方向の長さをL1とし、前記表示部材受け部109の下方にて、前記台間装置本体63から突出して備えられている球案内ノズル部45の上カバー(所定の突出部)115と、前記表示部材受け部109との間に形成される隙間143の鉛直方向幅をL2としたときに、L1で示す長さの方がL2で示す幅よりも長く構成した関係を有するように構成されている(L1>L2の関係ともいう。)。
なお、隙間L2の鉛直方向幅は、本実施形態にて図示した幅に限定されるものではなく、下軸部(軸部材)121が脱落しない程度の幅を有するように構成されていればよく、本発明の範囲内で任意に設計変更可能である。
また、上述のような構成を採用していることから、不正遊技者が不正目的で前記軸部材121を抜こうとする操作を未然に防止することもできる。
そして、表示部材53のメンテナンス時などには、球案内ノズル部45の上カバー115を取り外せば、軸部材121を抜いて表示部材を簡単に取り外すことができる。
前記相対向する突起部151間の隙間153は、前記ガイド軸95の最大径よりも小径に形成され、前記隙間153を前記ガイド軸95が押し広げつつ隣の保持孔149へと移動可能な隙間幅に形成されている(図7及び図8参照。)。
なお、保持孔149・突起部151間の隙間は、特に限定解釈されるものではなく、配設数・隙間間隔などは本発明の範囲内で設計変更可能である。
なお、伸縮スリット155の形状・配設数などは本実施形態に限定されず、上記力の分散が効率よく行なえるのが好ましいが、本発明の範囲内で設計変更可能である。
なお、表示部材53が最も遊技者の方向に向いた状態とは、表示部53やモニター部79が最も遊技機の方向へ向いた状態であってもよい。また、表示部53が移動(又は回動)することによってモニター部79の視認性が変化するように構成されていることを想定しているが、これに限られるものではなく、表示部53の移動に加えてモニター部79が移動(又は回動)可能であってもよい。このように表示部53の移動に加えてモニター部79が移動することで視認性をさらに変化させることも可能となるため、遊技者が最も見やすい位置に調整する(又は、目的にあった視認性を提供する)ことが可能となる。
このとき、ガイド軸95は、係止部材145の保持部147における所定の保持孔(例えば第一の保持孔149a)に嵌め込まれる。
また、表示部材53内の基板81に連結されているハーネスなどの配線部材85は、背面部材75の第二通孔87からフロント中部43の内方へと案内される。このとき、配線部材85などは、背面部材75に設けたカバー部89によって外部と遮蔽されているため、不正遊技者などが配線部材85などに不正を加えようとすることを阻止できる。
すなわち、ガイド軸95は、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へと移動する際に、突起部151間の隙間153をガイド軸95が押し広げつつ移動するため、ガイド軸95がその突起部151間の隙間153を通過すれば、突起部151間の隙間153幅がガイド軸95の最大径よりも小径であるため、表示部材53の回動方向への所定の力が掛からない限りその保持孔(例えば第二の保持孔149b)内にガイド軸95が保持される。よって、表示部材53の移動は制限される。このとき、ガイド軸95が突起部151間の隙間153を押し広げる力が発生するが、伸縮スリット155によって吸収することができる。
また、不正遊技者が不正目的で前記軸部材121を抜こうとする操作を未然に防止することもできる。
そして、表示部材53のメンテナンス時などには、所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)を取り外せば、軸部材121を抜いて表示部材を簡単に取り外すことができる。
このような可動する表示部材は、一側を単に軸支しただけで遊技者が自由に可動させて所定位置で止めて使用するものであったため、所定位置での保持ができていなかった。
また、表示装置の可動機構を、モータやギア部材などを用いた機械的な駆動機構を介して行なうものもあったが、遊技設備全体のコストが高騰する虞があり、かつメンテナンス手間も掛る虞があった。
すなわち、ガイド軸95は、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へと移動する際に、突起部151間の隙間153をガイド軸95が押し広げつつ移動するため、ガイド軸95がその突起部151間の隙間153を通過すれば、突起部151間の隙間153幅がガイド軸95の最大径よりも小径であるため、回動方向への所定の力がかからない限りその保持孔149内にガイド軸95が保持される。よって、表示部材53の移動は制限される。
また、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へとガイド軸95が移動する際に、突起部151間の隙間153を弾性に抗して押し広げようとする力が働く。
ところで、この表示部材は、所定の遊技情報などを電気的に表示するようにLED基板などを配設した構造を採用しており、所定のハーネスなどの配線構造が表示部材側から台間装置本体側へとわたって配されることとなる。
このような電気的な配線構造などが外部に露呈してしまうようなことがあると、不正遊技者などによる悪質な操作や悪戯などを招く虞がある。
また、不正遊技者が不正目的で前記軸部材121を抜こうとする操作を未然に防止することもできる。
そして、表示部材53のメンテナンス時などには、所定の突出部(球案内ノズル部45の上カバー115)を取り外せば、軸部材121を抜いて表示部材を簡単に取り外すことができる。
すなわち、ガイド軸95は、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へと移動する際に、突起部151間の隙間153をガイド軸95が押し広げつつ移動するため、ガイド軸95がその突起部151間の隙間153を通過すれば、突起部151間の隙間153幅がガイド軸95の最大径よりも小径であるため、回動方向への所定の力がかからない限りその保持孔149内にガイド軸95が保持される。よって、表示部材53の移動は制限される。
また、保持孔(例えば第一の保持孔149a)から保持孔(例えば第二の保持孔149b)へとガイド軸95が移動する際に、突起部151間の隙間153を弾性に抗して押し広げようとする力が働く。
なお、上記実施形態では、遊技用装置の一例として台間装置を示し、この台間装置に設けられた表示部材の移動構造について説明したが、これに限定されるものではなく、遊技用装置として、データ表示機、サイネージ、計数機、遊技媒体貸出装置、情報表示装置等も対象とされ、これら遊技用装置に設けられた何らかの部材(又は遊技用装置そのもの)を、段階的若しくは無段階的に移動又は調節する機構にも適用可能である。
53 表示部材
63 台間装置本体(装置本体)
109 表示部材受け部
115 上カバー
121 軸部材
123 上部軸支構造
125 下部軸支構造
143 隙間
L1 軸部材の鉛直方向の長さ
L2 上カバーと表示部材受け部との間に形成される隙間の鉛直方向幅
Claims (1)
- 装置本体に表示部材を少なくとも備えてなる遊技用装置であって、
表示部材は、前記装置本体から突出して備えられた表示部材受け部に対し、鉛直方向の上部軸支構造と下部軸支構造を介して回動可能に備えられており、
少なくとも、前記下部軸支構造は、前記表示部材受け部の下面から、前記表示部材の下端に向けて鉛直方向に差し込まれる軸部材を有し、
前記軸部材の鉛直方向の長さをL1とし、
前記表示部材受け部の下方にて、前記装置本体から突出して備えられている取り外し可能な所定の突出部と、前記表示部材受け部との間に形成される隙間の鉛直方向幅をL2としたときに、
前記L1の長さの方が、前記L2の幅よりも長いことを特徴とする遊技用装置。
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