JP6538479B2 - 樹脂成形体 - Google Patents

樹脂成形体 Download PDF

Info

Publication number
JP6538479B2
JP6538479B2 JP2015163872A JP2015163872A JP6538479B2 JP 6538479 B2 JP6538479 B2 JP 6538479B2 JP 2015163872 A JP2015163872 A JP 2015163872A JP 2015163872 A JP2015163872 A JP 2015163872A JP 6538479 B2 JP6538479 B2 JP 6538479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
connection
conductor
conductors
resin molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015163872A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017039298A (ja
Inventor
翼 渡辺
翼 渡辺
河野 務
務 河野
忍 田代
忍 田代
小澤 正之
正之 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2015163872A priority Critical patent/JP6538479B2/ja
Publication of JP2017039298A publication Critical patent/JP2017039298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6538479B2 publication Critical patent/JP6538479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、樹脂成形体に関する。
コンピュータと周辺機器、電子機器などを接続し、電気的に連絡するために、接続器、いわゆる、コネクタが用いられる。コネクタには、数本から数十本の接続用導体を、インサート成形により形成する構造を有するものがある。このようなコネクタは、複数の突起が配列された一次成形品を形成し、接続用導体である端子金具に形成した取付孔を各突起に嵌合して端子金具を位置決めし、この状態で二次成形することによって形成される。
上記方法では、端子金具は、その配列方向への移動を規制することはできるが、型抜き方向への移動を規制することはできず、二次成形の際に、端子金具が型抜き方向に移動する可能性がある。そこで、一次成形用の金型に、根元側が拡大された傾斜面を有する金型ピンを配列して設け、端子金具を金型ピン間に配置して金型ピンの傾斜面に押し付けた状態で二次成形する方法が知られている。このようにすれば、一次成形の際、端子金具が型抜き方向に移動するのを規制することができ、この一次成形品を用いて二次成形を行えば、型抜き方向への移動を抑制したコネクタを得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−66858号公報
従来の樹脂成形体であるコネクタでは、成形時の樹脂圧力等の負荷により接続用導体である端子金具が変形する可能性がある。
本発明の樹脂成形体は、互いに離間して並置された複数の接続用導体と、前記接続用導体それぞれの少なくとも一端部を露出した状態で複数の前記接続用導体を覆う樹脂部とを有し、複数の前記接続用導体と前記樹脂部とはモールド成形による一体構造であり、前記複数の接続用導体の配列方向の前記樹脂部の一側面には、樹脂充填によるゲート痕が形成されており、前記複数の接続用導体は、それぞれが前記ゲート痕に向かう方向に並置され、前記ゲート痕と対峙する前記接続用導体には、前記接続用導体の一端部側が前記樹脂部に埋設される箇所に変形抑制部が設けられ、前記変形抑制部が形成される前記接続用導体は、前記ゲート痕に最も近い接続用導体を含み、前記変形抑制部の断面積は、前記接続用導体の他の箇所の断面積よりも大きくされており、複数の接続用導体のうち少なくとも1つは前記変形抑制部が形成されない
本発明によれば、成形時の樹脂圧力等の負荷による接続用導体の変形が抑制された樹脂成形体とすることができる。
本発明の樹脂成形体の第1の実施形態を示す平面図。 図2(A)〜(C)は、図1に図示された樹脂成形体をモールド成形する方法を説明するための図であり、図2(A)は、図2(B)のIIA―IIA線断面図、図2(B)は、図2(A)のIIB−IIB線断面図、図2(C)は、図2(A)のIIC−IIC線断面図。 図3(A)、(B)は、図2(A)〜(C)において、樹脂の注入が始まった状態を示す図であり、図3(A)は、図2(A)に対応し、図3(B)は、図2(C)に対応する。 図4(A)、(B)は、比較品の樹脂成形体のモールド成形の状態を示す図。 本発明の樹脂成形体の第2の実施形態を示す。図5(A)〜図5(C)は、樹脂成形体のモールド成形状態を示す断面図であり、図5(A)は、図5(B)のVA―VA線断面図、図5(B)は、図5(A)のVB−VB線断面図、図5(C)は、図5(A)のVC−VC線断面図。 本発明の樹脂成形体の第3の実施形態を示す。図6(A)〜図6(C)は、樹脂成形体のモールド成形状態を示す断面図であり、図6(A)は、図6(B)のVIA―VIA線断面図、図6(B)は、図6(A)のVIB−VIB線断面図、図6(C)は、図6(A)のVIC−VIC線断面図。 本発明の樹脂成形体の第4の実施形態であり、樹脂成形体のモールド成形状態を示す断面図。 図8(A)〜(C)は、本発明の樹脂成形体の第5の実施形態を示し、図8(A)は正面図、図8(B)は上面図、図8(C)は右側面図。 図9(A)〜(C)は、図8(A)〜(C)に図示された樹脂成形体のモールド成形状態を示す断面図であり、図9(A)は正面図、図9(B)は、図9(A)のIXB−IXB線断面図、図9(C)は、図9(B)のIXC−IXC線断面図。 図10(A)〜(C)は、図8(A)〜(C)に図示された樹脂成形体の接続用導体を模擬した解析モデル図であり、図10(A)は、図10(B)のXA−XA線断面図、図10(B)は、図10(A)のXB−XB線断面図、図10(C)は、図10(A)の右側面図。 図11(A)、(B)は、第1のゲート位置における接続用導体を模擬した解析モデル図であり、図11(A)は正面図、図11(B)は、図11(A)の右側面図。 図12(A)、(B)は、第2のゲート位置における接続用導体を模擬した解析モデル図であり、図12(A)は正面図、図12(B)は、図12(A)の右側面図。 比較品の樹脂成形体の接続用導体を模擬した解析モデル図であり、図13(A)は、図13(B)のXIIIA−XIIIA線断面図、図13(B)は、図13(A)のXIIIB−XIIIB線断面図、図13(C)は、図13(A)の右側面図。 解析に用いた樹脂の物性を示す図であり、せん断速度−粘度−温度に関する特性図。 解析に用いた樹脂の物性を示す図であり、温度−比容積−圧力に関する特性図。 第1のゲート位置における本発明の実施例と比較品とのゲート痕に最も近い接続用導体の変形量の比較を示す図。 第2のゲート位置における本発明の実施例と比較品とのゲート痕に最も近い接続用導体の変形量の比較を示す図。 第1のゲート位置における本発明の実施例と比較品とのゲート痕に2番目に近い接続用導体の変形量の比較を示す図。 第2のゲート位置における本発明の実施例と比較品とのゲート痕に2番目に近い接続用導体の変形量の比較を示す図。
−第1の実施形態―
以下、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の樹脂成形体の第1の実施形態を示す平面図である。図2(A)〜(C)は、図1に図示された樹脂成形体をモールド成形する方法を説明するための図であり、図2(A)は、図2(B)のIIA―IIA線断面図、図2(B)は、図2(A)のIIB−IIB線断面図、図2(C)は、図2(A)のIIC−IIC線断面図である。
一般的にコネクタと言われる樹脂成形体100は、複数の接続用導体2a〜2cと、各接続用導体2a〜2cの両端部を露出した状態で、接続用導体2a〜2cを覆う樹脂部11とを有する。樹脂成形体100は、接続用導体2a〜2cを数本〜数十本有しているが、以下の実施形態では、接続用導体2a〜2cを三本として説明する。また、接続用導体2a〜2cを、適宜、接続用導体2として説明する。
接続用導体2a〜2cは、ほぼ等間隔に、平面的に、換言すれば、二次元的に配列されている。図2(A)に図示されるように、接続用導体2a〜2cの長手方向(X方向)の一端部は、タイバー3により連結されており、接続用導体2a〜2cの長手方向(X方向)の他端部には端子部5a〜5cが形成されている。接続用導体2a〜2cおよびタイバー3は、金属製部材をプレス加工して一体に成形される。以下では、タイバー3と接続用導体2a〜2cとが一体の部材をタイバー付接続用導体30という。
なお、X方向、Y方向、Z方向は、それぞれ、各図に図示の通りである。
樹脂成形体100は、インサート射出成形等のモールド成形により形成される。接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)の樹脂部11の一側面11aにはゲート痕8aが形成されている。ゲート痕8aが形成された樹脂部11の一側面11aに最も近い接続用導体2aには、タイバー3に連結された一端部側に変形抑制部14が形成されている。変形抑制部14は、接続用導体2の配列方向(Y方向)に突出する突出部として形成されている。突出部は、ゲート痕8aが形成された樹脂部11の一側面11a側に突出している。図1に図示されるように、変形抑制部14の一部は、樹脂部11のタイバー3側に位置する一端面11bから露出している。後述する如く、変形抑制部14の残部は、樹脂部11に覆われている。換言すれば、変形抑制部14の他の一部は、樹脂部11内に埋没している。変形抑制部14、すなわち、突出部の一部と残部とは、連続する一体部分として形成されている。各接続用導体2a〜2cは、変形抑制部14とタイバー3との間で樹脂部11の一端面11bに平行な二点鎖線の位置で切断され、タイバー3が切り落とされる。タイバー3が除去されることによりコネクタが得られる。なお、以下では、樹脂部11の一端面11b側を前方、反対側を後方とする。
接続用導体2、すなわちタイバー付接続用導体30は、例えば、銅、鉄、鉛などの金属により形成される。または、接続用導体2は、樹脂やセラミックス等に導電性微粒子が混入され全体が導電性を有する材料により形成することもできる。あるいは、接続用導体2は、絶縁性部材の表面に金、ニッケル、亜鉛などの導電性金属がめっきされた部材であってもよい。
樹脂部11は、例えば、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂により形成することができる。あるいは、樹脂部11は、樹脂中にガラスやマイカなどの絶縁性微粒子が混入された材料により形成することもできる。
接続用導体2aの変形抑制部14は、接続用導体2の配列方向(Y方向)に突出する突出部とされているために、変形抑制部14の配列方向(Y方向)の断面積は、変形抑制部14以外の部分より大きくなっている。また、変形抑制部14を有する接続用導体2aは、変形抑制部14を有していない接続用導体2b、2cよりも変形がし難くなっている。
上金型6および下金型7は、矩形形状の周側壁を有する。上・金型6、7の長手方向(X方向)の長さは、接続用導体2の長手方向(X方向)の全長より短い。図2(C)に図示されるように、上金型6には上部壁が形成され、下金型7には下部壁が形成されている。図2(A)、(C)に図示されるように、上金型6の上部壁と周側壁で囲まれる内部、および下金型7の下部壁と周側壁で囲まれる内部は空洞部9とされている。下金型7の一側壁18には、ゲート用開口8が設けられている。上・下金型6、7の空洞部9に対応する領域は、接続用導体2a〜2cが樹脂部11内に埋没する埋没部4a〜4bとなる。
図2(C)に図示されるように、接続用導体2a〜2cの埋没部4a〜4cおよびゲート用開口8は、平面的、換言すれば、二次元的に配置されている。従って、樹脂成形体100は、接続用導体2a〜2cの埋没部4a〜4cおよびゲート用開口8が平面的に配置された構造となる。
モールド成形を行うには、タイバー付接続用導体30を上金型6と下金型7との間に固定する。詳細には、接続用導体2a〜2cを下金型7の前後方側の側壁に形成された凹部内に収容する。このとき、変形抑制部14を有する接続用導体2aが、下金型7のゲート用開口8を有する一側壁18に対面した状態とする。つまり、接続用導体2a〜2cの中で、変形抑制部14を有する接続用導体2aが接続用導体2の配列方向(Y方向)において下金型7のゲート用開口8に最も近い位置にする。
この状態では、図2(A)に図示されるように、変形抑制部14の一部は、上・下金型6、7の前方側の側壁上に位置し、変形抑制部14の残部は、上・下金型6、7の空洞部9に、所定長延在される。また、接続用導体2aの変形抑制部14は、下金型7のゲート用開口8を有する一側壁18側に向いて突出している。
図3(A)、(B)は、図2(A)〜(C)において、樹脂の注入が始まった状態を示す図であり、図3(A)は、図2(A)に対応し、図3(B)は、図2(C)に対応する。
樹脂成形体100は、不図示の射出成型機により、成形用樹脂10をゲート用開口8から上・下金型6、7の空洞部9内に充填することにより形成される。上・下金型6、7のゲート用開口8から成形用樹脂10を注入すると、成形用樹脂10は、空洞部9内を流動して変形抑制部14を有する接続用導体2aの埋没部4aに衝突する。接続用導体2aの埋没部4aに衝突した成形用樹脂10は、図3(B)に図示されるように、接続用導体2aの埋没部4aを迂回するように空洞部9内を流動して、接続用導体2b、2cの埋没部4b、4cに衝突する。
成形用樹脂10が接続用導体2aの埋没部4aに衝突する状態では、成形用樹脂10による成形速度および成形圧力は大きい。しかし、接続用導体2aには、接続用導体2の配列方向(Y方向)における断面積が大きくされた変形抑制部14が形成されており、この変形抑制部14が下金型7により支持されている。これにより、接続用導体2aの埋没部4aは剛性が大きくされている。この結果、接続用導体2aの埋没部4aは、成形樹脂の負荷による変形が抑制される。
成形用樹脂10は、接続用導体2aの埋没部4aに衝突することにより、その成形速度および成形圧力が低減される。つまり、接続用導体2b、2cの埋没部4b、4cに衝突する際の成形用樹脂10の成形速度および成形圧力は、接続用導体2aの埋没部4aに衝突する際の成形速度および成形圧力よりも低減している。このため、接続用導体2b、2cの埋没部4b、4cは、成形時の負荷による変形が抑制される。
図4(A)、(B)は、比較品の樹脂成形体のモールド成形の状態を示す図である。
比較品の樹脂成形体では、接続用導体2は、すべて、変形抑制部14を有していない、同一の構造の部材とされている。つまり、比較品の樹脂成形体における接続用導体2は、本発明の第1の実施形態における接続用導体2b、2cと同一の構造を有する。
比較品では、上金型6における接続用導体2の配列方向(Y方向)のほぼ中央部にゲート用開口8が形成されている。つまり、接続用導体2の配列方向(Y方向)における中央の接続用導体2の埋没部4に対向する位置にゲート用開口8が設けられている。
比較品において、ゲート用開口8から上・下金型6、7の空洞部9内に注入された成形用樹脂10は、その一部が接続用導体2の配列方向(Y方向)における中央の接続用導体2の埋没部4に衝突する。このとき、同時に、成形用樹脂10の他の一部が、他の2つの接続用導体2の埋没部4にも衝突する。このため、すべての接続用導体2の埋没部4に衝突する成形用樹脂10の成形速度および成形圧力は大きい。しかも、比較品の接続用導体2のいずれにも、変形抑制部14は形成されていない。従って、比較品の樹脂成形体においては、各接続用導体2の埋没部4は変形されやすい。
上記第1の実施形態によれば下記の効果を奏する。
(1)樹脂成形体100は、複数の接続用導体2a〜2cと、該接続用導体2a〜2cを覆う樹脂部11を備えており、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)において、ゲート痕8aが形成された樹脂部11の一側面11aに最も近い接続用導体2aは、樹脂部11から露出する部分と、樹脂部11内に埋没する部分とを有する変形抑制部14を備え、変形抑制部14の接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)における断面積は、他の接続用導体2b、2cの配列方向(Y方向)における断面積よりも大きく形成されている。このため、樹脂部11をモールド成形する際の成形用樹脂10の負荷による接続用導体2aの変形を抑制することができる。また、成形用樹脂10が接続用導体2aに衝突することにより接続用導体2b、2cに対する成形用樹脂10による負荷が低減するので、モールド成形の際の接続用導体2b、2cの変形を抑制することができる。この結果、モールド成形の際の、すべての接続用導体2a〜2cの変形を抑制することができる。
(2)接続用導体2aの変形抑制部14は、単に、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)に突出する突出部を有する構造である。このため、構造が簡素となり、安価にすることができる。また、接続用導体2aの変形抑制部14、およびすべての接続用導体2a〜2cの両端部側を、上・下金型6、7により挟んで固定するだけで、モールド成形することができる。従って、上・下金型6、7の構造が簡素となり、また、成形作業を効率的に行うことができる。
(3)接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)に突出する突出部として形成された変形抑制部14を、ゲート痕8aが形成された樹脂部11の一側面11aに最も近い接続用導体2aのみに設けた。このため、樹脂成形体100の接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)のサイズを小さくすることができる。
(4)接続用導体2aの変形抑制部14を、ゲート痕8aが形成された樹脂部11の一側面11a側に向けて突出した。この構造は、変形抑制部14を、隣接の接続用導体2b側に向けて突出する構造に比し、短絡が生じる可能性を低減することができる。
−第2の実施形態−
図5は、本発明の樹脂成形体の第2の実施形態を示す。図5(A)〜図5(C)は、樹脂成形体のモールド成形状態を示す断面図であり、図5(A)は、図5(B)のVA―VA線断面図、図5(B)は、図5(A)のVB−VB線断面図、図5(C)は、図5(A)のVC−VC線断面図である。
第2の実施形態の樹脂成形体では、変形抑制部14Aが、接続用導体2aの厚さ方向(Z方向)に突出する突出部として形成されている。
第1の実施形態と同様、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)において、ゲート用開口8が形成された下金型7の一側壁18に最も近い接続用導体2aには、変形抑制部14Aが形成されている。変形抑制部14Aは、図5(B)に図示されるように、他の接続用導体2b、2cよりも下金型7の下部壁側に突出する突出部を有する構造とされている。つまり、変形抑制部14Aは、接続用導体2aの厚さ方向(Z方向)に突出している。
第2の実施形態における変形抑制部14Aは、接続用導体2aの他の部分、および接続用導体2b、2cよりも接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)における断面積が大きくなっている。
第2の実施形態の他の構造は、第1の実施形態と同様であり、対応する部材に同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態においても、第1の実施形態の効果(1)、(2)と同様な効果を奏する。
また、第2の実施形態では、変形抑制部14Aが、接続用導体2aの厚さ方向(Z方向)に突出しているので、第1の実施形態と同様、樹脂成形体100の接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)のサイズを小さくし、かつ、隣接する接続用導体2bとの短絡の発生を抑制することができる。
−第3の実施形態−
図6は、本発明の樹脂成形体の第3の実施形態を示す。図6(A)〜図6(C)は、樹脂成形体のモールド成形状態を示す断面図であり、図6(A)は、図6(B)のVIA―VIA線断面図、図6(B)は、図6(A)のVIB−VIB線断面図、図6(C)は、図6(A)のVIC−VIC線断面図である。
第3の実施形態の樹脂成形体では、変形抑制部14Bが、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)と接続用導体2aの厚さ方向(Z方向)との両方向に突出する突出部として形成されている。
第1の実施形態と同様、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)において、ゲート用開口8が形成された下金型7の一側壁18に最も近い接続用導体2aには、変形抑制部14Bが形成されている。図6(B)に図示されるように、変形抑制部14Bは、他の接続用導体2b、2cよりも接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)における長さ、換言すれば、幅が大きい。また、変形抑制部14Bは、他の接続用導体2b、2cよりも厚さ方向(Z方向に)に突出している。
従って、第3の実施形態における変形抑制部14Bは、接続用導体2aの他の部分、および接続用導体2b、2cよりも接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)における断面積が大きくなっている。
第3の実施形態の他の構造は、第1の実施形態と同様であり、対応する部材に同一の符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態においても、第1の実施形態の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏する。
第3の実施形態では、変形抑制部14Bは、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)と接続用導体2の厚さ方向(Z方向)との両方向に突出する構造を有する。このため、変形抑制部14Bの接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)における断面積をより大きくすることができる。これにより、樹脂部11をモールド成形する際の成形用樹脂10の負荷による接続用導体2aの変形の抑制効果を一層高めることができる。
−第4の実施形態−
図7は、本発明の樹脂成形体の第4の実施形態であり、樹脂成形体のモールド成形状態を示す断面図である。
第4の実施形態の樹脂成形体では、接続用導体2a〜2cが、タイバー3に連結される前方側と、後方側の端子部5a〜5cとで、異なるピッチとされている。
第1の実施形態と同様、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)において、ゲート用開口8が形成された下金型7の一側面に最も近い接続用導体2aには、変形抑制部14が形成されている。
変形抑制部14が形成された接続用導体2aは、埋没部4aの中間でゲート用開口8が形成された下金型7の一側壁18側にL字形状に屈曲され、さらに、L字形状に屈曲されて下金型7の後方側の側壁から外部に突出するように延在されている。接続用導体2cは、埋没部4cの中間でゲート用開口8が形成された下金型7の一側壁18とは反対側の他側壁側にL字形状に屈曲され、さらに、L字形状に屈曲されて下金型7の後方側の側壁から外部に突出するように延在されている。
これにより、接続用導体2a〜2cの、タイバー3に連結される前方側のピッチは、後方側の端子部5a〜5cのピッチより小さくなっている。
図7に図示されるように、変形抑制部14は、接続用導体2aにおける、ピッチが狭い前方側に形成されている。接続用導体2a〜2cの変形はピッチが狭い場合に、短絡等の悪影響を発生する。このため、接続用導体2aの変形抑制部14をピッチが狭い側に設けることにより、接続用導体2a〜2cの変形抑制の効果を顕著に受けることができる。
第4の実施形態の他の構造は、第1の実施形態と同様であり、対応する部材に同一の符号を付して説明を省略する。
第4の実施形態においても、第1の実施形態の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏する。
第4の実施形態の樹脂成形体は、接続端子部のピッチが異なる機器を接続する接続器、つまりコネクタとして適用することができる。
なお、第4の実施形態では、接続用導体2aの変形抑制部14を、実施形態1と同様、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)に突出する構造として例示した。しかし、接続用導体2aの変形抑制部14を、第2の実施形態と同様、接続用導体2の厚さ方向(Z方向)に突出したり、第3の実施形態と同様、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)と接続用導体2の厚さ方向(Z方向)との両方向に突出したりするようにしてもよい。
−第5の実施形態−
図8(A)〜(C)は、本発明の樹脂成形体の第5の実施形態を示し、図8(A)は正面図、図8(B)は上面図、図8(C)は右側面図である。図9(A)〜(C)は、図8に図示された樹脂成形体のモールド成形状態を示す断面図であり、図9(A)は正面図、図9(B)は図9(A)のIXB−IXB線断面図、図9(C)は、図9(B)のIXC−IXC線断面図である。
第5の実施形態として示す樹脂成形体100では、図9(A)に図示されるように、複数の接続用導体2a〜2cのそれぞれは、埋没部4a〜4cの長手方向(X方向)のほぼ中央部の屈曲部15で厚さ方向(Z方向)にL字形状に屈曲されている。つまり、接続用導体2a〜2cは、図9(A)において、屈曲部15の左側部分である水平部分21と、屈曲部15の下方部分である垂直部分22とを有する。樹脂部11は、埋没部4a〜4cの全体を覆って、接続用導体2a〜2cの形状に対応するほぼL字形状に形成されている。つまり、樹脂部11は、接続用導体2a〜2cの水平部分21を覆う水平部12と、接続用導体2a〜2cの垂直部分22を覆う垂直部13とを有する。
図8(A)〜(C)に図示されるように、第1の実施形態と同様、樹脂部11の接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)の一側面11aに最も近い接続用導体2aには、変形抑制部14が形成されている。
図9(A)〜(C)に図示されるように、上金型6Aには、樹脂部11の水平部12の上半部に対応する空洞部9aが形成されている。下金型7Aには、樹脂部11の水平部12の下半部および樹脂部11の垂直部13に対応する空洞部9bが形成されている。下金型7Aの空洞部9bは、第1の実施形態における下金型7よりも、樹脂部11の垂直部13に対応する分だけ、深くなっている。
第5の実施形態における接続用導体2a〜2cは、屈曲部15で屈曲されたL字形状を有しているため、第1〜第4の実施形態における接続用導体2a〜2cより、その全長が長くなっている。モールド成形時の成形用樹脂10の流動時の負荷による接続用導体2a〜2cの変形量は、接続用導体2a〜2cの全長が長いほど大きくなる。このため、第5の実施形態では、変形抑制部14を備えていない従来品に対し、変形抑制の効果をより一層大きくすることができる。
第5の実施形態における他の構造は、第1の実施形態と同様であり、対応する部材の同一の符号を付して説明を省略する。
第5の実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果を奏する。
第5の実施形態の樹脂成形体100は、接続端子部が異なる方向を向いている機器を接続する接続器、つまりコネクタとして適用することができる。
なお、第5の実施形態では、接続用導体2aの変形抑制部14を、実施形態1と同様、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)に突出する構造として例示した。しかし、接続用導体2aの変形抑制部14を、第2の実施形態と同様、接続用導体2の厚さ方向(Z方向)に突出したり、第3の実施形態と同様、接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)と接続用導体2の厚さ方向(Z方向)との両方向に突出したりするようにしてもよい。
図10〜図19を用いて、本発明の樹脂成形体の評価結果を示す。
第5の実施形態として示す構造の樹脂成形体100を実施例として評価した。
図10(A)〜(C)は、図8(A)〜(C)に図示された樹脂成形体の接続用導体を模擬した解析モデル図であり、図10(A)は、図10(B)のXA−XA線断面図、図10(B)は、図10(A)のXB−XB線断面図、図10(C)は、図10(A)の右側面図である。
接続用導体2a〜2cの幅、厚さはそれぞれ、0.64mmであり、間隙は0.64mmである。変形抑制部14の突出し高さは、0.64mmである。接続用導体2の埋没部4は、水平部分21および垂直部分22の長さが共に14.68mmである。他の長さは図示の通りである。
図11(A)、(B)は、第1のゲート位置における接続用導体を模擬した解析モデル図であり、図11(A)は正面図、図11(B)は、図11(A)の右側面図である。
すなわち、樹脂部11の一側面11aに形成されたゲート痕8aは、接続用導体2の厚さ方向(Z方向)において、平面的に配列された接続用導体2a〜2cと全く重ならないようにずれた位置に形成されている。なお、図11(A)、(B)に記載された寸法の単位は「mm」である。
図12(A)、(B)は、第2のゲート位置における接続用導体を模擬した解析モデル図であり、図12(A)は正面図、図12(B)は、図12(A)の右側面図である。
すなわち、樹脂部11の一側面11aに形成されたゲート痕8aは、平面的に配列された接続用導体2a〜2cの面と、接続用導体2の厚さ方向(Z方向)において、同一位置に形成されている。なお、図12(A)、(B)に記載された寸法の単位は「mm」である。
図13は、比較品の樹脂成形体の接続用導体を模擬した解析モデル図であり、図13(A)は、図13(B)のXIIIA−XIIIA線断面図、図13(B)は、図13(A)のXIIIB−XIIIB線断面図、図13(C)は、図13(A)の右側面図である。なお、図13(A)、(B)に記載された寸法の単位は「mm」である。
比較品は、要するに、図10(A)〜(C)に図示された実施例とは、樹脂部11の一側面11aに最も近い接続用導体2aに変形抑制部14が形成されていない点でのみ相違するものである。以下では、混同を回避するために、比較品における樹脂部11の一側面11aに最も近い接続用導体2aを、適宜、接続用導体2rとする。
図14および図15は、樹脂部11を構成する樹脂の物性を示す図であり、図14は、せん断速度−粘度−温度に関する特性図であり、図15は、温度−比容積−圧力に関する特性図である。
図には示していないが、接続用導体2は、ヤング率が80.8GPaであり、ポアソン比が0.35であり、密度が8.53g/cm3 である。
また、成形用樹脂10の初期温度を270℃とし、上・下金型6、7および接続用導体2の温度を80℃とし、成形用樹脂10の充填速度を920cm/sとした。
以上の条件で、成形用樹脂10が30%充填された時点における接続用導体2aまたは2bのXYZ方向における最大変形量を算出し、実施例と比較品とを比較した。
その結果が図16〜図19に図示されている。
図16は、第1のゲート位置における本発明の実施例と比較品とのゲートに最も近い接続用導体2aの変形量の比較を示す図である。
図16に示される通り、実施例の接続用導体2aの最大変形量は、比較品の接続用導体2rの最大変形量の66%であった。
図17は、第2のゲート位置における本発明の実施形態と比較品とのゲートに最も近い接続用導体の変形量の比較を示す図である。
図17に示される通り、実施例の接続用導体2aの最大変形量は、比較品の接続用導体2rの最大変形量の66%であった。
図16および図17から、第1のゲート位置の場合でも、第2のゲート位置の場合でも、ゲートに最も近い接続用導体2aに変形抑制部14を設けると、接続用導体2aの最大変形量が抑制される効果を確認することができた。
図18は、1のゲート位置における本発明の実施形態と比較品とのゲートに2番目に近い接続用導体2bの変形量の比較を示す図である。
図18に示される通り、実施例の接続用導体2bの最大変形量は、比較品の接続用導体2bの最大変形量の100%であった。つまり、両者に相違はなかった。
図19は、第2のゲート位置における本発明の実施形態と比較品とのゲートに2番目に近い接続用導体の変形量の比較を示す図である。
図19に示される通り、実施例の接続用導体2bの最大変形量は、比較品の接続用導体2bの最大変形量の91%であった。
図18および図19から、ゲートに2番目に近い接続用導体2bの最大変形量は、第1のゲート位置の場合には、実施例と比較品とは差異が無く、第2のゲート位置の場合には、実施例は比較品に対して、接続用導体2bの最大変形量が抑制される効果を確認することができた。
上記を総合すると、第2のゲート位置の場合には、実施例は、ゲートに最も近い接続用導体2aおよびゲートに2番目に近い接続用導体2bのどちらの最大変形量も、比較品よりも抑制することができる。また、第1のゲート位置の場合には、実施例のゲートに最も近い接続用導体2aの最大変形量を比較品よりも抑制することができるが、実施例のゲートに2番目に近い接続用導体2bの最大変形量は、比較品と相違が無い。つまり、第1のゲート位置の場合でも、実施例は、ゲートに2番目に近い接続用導体2bの最大変形量を抑制する程ではないにしても、ゲートに最も近い接続用導体2aの最大変形量を抑制する効果はある。
なお、図12(B)において、樹脂部11の一側面11aに形成されたゲート痕8aと接続用導体2a〜2cとは、接続用導体2の厚さ方向(Z方向)において、同一位置に配置されている構造として例示した。しかし、ゲート痕8aや接続用導体2a、2b、2cは、接続用導体2の厚さ方向(Z方向)における同一位置に配置されていなくてもよい。接続用導体2a、2b、2cは、矢印Lで示すように、ゲート痕8a側から接続用導体2a〜2cの配列方向(Y方向)に平行に投影した場合、各接続用導体2a、2b、2cは、その一部がゲート痕8aの、点線で示す射影領域SL内に配置されていれば、モールド成形時の負荷による接続用導体2a〜2cの変形の抑制効果を十分に得ることができる。
上記各実施形態において、接続用導体2の配列方向(Y方向)において、ゲート痕8aが形成された樹脂部11の一側面11aに最も近い接続用導体2aにのみ変形抑制部14を設けた構造として例示した。しかし、接続用導体2の数が多数の場合や、接続用導体2のピッチが小さい場合等においては、ゲート痕8aが形成された樹脂部11の一側面11aに最も近い接続用導体2aを含む、一側面11a側寄りの複数の接続用導体2に変形抑制部14を設けるようにしてもよい。但し、すべての接続用導体2に変形抑制部14を設けると、樹脂成形体100の接続用導体2の配列方向(Y方向)のサイズが大きくなるので、一部の接続用導体2のみに変形抑制部14を設けるようにすることが好ましい。
上記各実施形態において、変形抑制部14を、接続用導体2aのタイバー3に連結される前方側にのみ設けた構造として例示した。しかし、変形抑制部14を、接続用導体2の後方側である端子部5a側に設けるようにしてもよい。
接続用導体2の形状は、直線やL字形状以外の形状、例えば、湾曲部や、傾斜部を有する形状、つづら折り状に折畳まれた形状とすることができる。また、接続用導体2は、全体が同一の幅ではなく、一端部側と他端部側の幅が異なるものであってもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。以上要するに本発明の樹脂成形体は、互いに離間して並置された複数の接続用導体と、接続用導体それぞれの少なくとも一端部を露出した状態で複数の接続用導体を覆う樹脂部とを有し、複数の接続用導体と樹脂部とはモールド成形による一体構造であり、複数の接続用導体の配列方向の樹脂部の一側面には、樹脂充填によるゲート痕が形成されており、複数の接続用導体は、それぞれがゲート痕に向かう方向に並置され、ゲート痕と対峙する接続用導体には、当該接続用導体の一端部側が樹脂部に埋設される箇所に変形抑制部が設けられ、変形抑制部が形成される接続用導体は、ゲート痕に最も近い接続用導体を含み、変形抑制部の断面積は、前記接続用導体の他の箇所の断面積よりも大きくされている。
このような樹脂成形体によるモールド成形では、変形抑制部は金型で固定されている。金型のゲートから充填される樹脂は、ゲートと対峙する接続用導体に衝突し、接続用導体には曲げモーメントが働く。接続用導体の全長領域で曲げモーメントが発生し、この変形抑制部には大きな曲げモーメントが発生する。しかし、変形抑制部は金型で固定されており、発生する曲げモーメントによる変形量は許容値以下になる。変形抑制部が形成されない従来構造では、同様な曲げモーメントに対して大きく変形する。
本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
2、2a、2b、2c、2r 接続用導体
5a、5b、5c 端子部(他端部)
8a ゲート痕
11 樹脂部
11a 一側面
11b 一端面(一端部)
14、14A、14B 変形抑制部
15 屈曲部
100 樹脂成形体
L 射影領域

Claims (8)

  1. 互いに離間して並置された複数の接続用導体と、
    前記接続用導体それぞれの少なくとも一端部を露出した状態で複数の前記接続用導体を覆う樹脂部とを有し、
    複数の前記接続用導体と前記樹脂部とはモールド成形による一体構造であり、
    前記複数の接続用導体の配列方向の前記樹脂部の一側面には、樹脂充填によるゲート痕が形成されており、
    前記複数の接続用導体は、それぞれが前記ゲート痕に向かう方向に並置され、
    前記ゲート痕と対峙する前記接続用導体には、前記接続用導体の一端部側が前記樹脂部に埋設される箇所に変形抑制部が設けられ、前記変形抑制部が形成される前記接続用導体は、前記ゲート痕に最も近い接続用導体を含み、
    前記変形抑制部の断面積は、前記接続用導体の他の箇所の断面積よりも大きくされており、
    複数の接続用導体のうち少なくとも1つは前記変形抑制部が形成されない、樹脂成形体。
  2. 請求項1に記載された樹脂成形体において、
    前記変形抑制部は、前記接続用導体の配列方向に突出する突出部を有する、樹脂成形体。
  3. 請求項2に記載された樹脂成形体において、
    前記突出部は、前記ゲート痕が形成された前記一側面に向かって突出している、樹脂成形体。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載された樹脂成形体において、
    前記変形抑制部は、前記接続用導体の厚さ方向に突出する突出部を有する、樹脂成形体。
  5. 請求項1に記載された樹脂成形体において、
    複数の前記接続用導体は、それぞれ、他端部が前記樹脂部から露出されており、複数の前記接続用導体の前記樹脂部から露出した前記一端部の根元側のピッチは、前記接続用導体の前記樹脂部から露出した前記他端部の根元側のピッチよりも小さい、樹脂成形体。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の樹脂成形体において、
    複数の前記接続用導体は、前記ゲート痕側から複数の前記接続用導体の配列方向に平行に投影した場合、少なくともその一部が前記ゲート痕の射影領域内に配置されている、樹脂成形体。
  7. 請求項1に記載された樹脂成形体において、
    前記複数の接続用導体は一つの平面上に並置され、前記ゲート痕は前記平面が前記一側面を横切る位置に形成されている樹脂成形体。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載された樹脂成形体において、
    前記変形抑制部は、前記ゲート痕に最も近い接続用導体のみに形成される、樹脂成形体。
JP2015163872A 2015-08-21 2015-08-21 樹脂成形体 Active JP6538479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015163872A JP6538479B2 (ja) 2015-08-21 2015-08-21 樹脂成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015163872A JP6538479B2 (ja) 2015-08-21 2015-08-21 樹脂成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017039298A JP2017039298A (ja) 2017-02-23
JP6538479B2 true JP6538479B2 (ja) 2019-07-03

Family

ID=58205933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015163872A Active JP6538479B2 (ja) 2015-08-21 2015-08-21 樹脂成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6538479B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS639140A (ja) * 1986-06-30 1988-01-14 Mitsubishi Electric Corp 樹脂封止型半導体装置の製造方法
JPH01140843U (ja) * 1988-03-18 1989-09-27
JPH051174U (ja) * 1991-06-21 1993-01-08 株式会社富士通ゼネラル コネクタのピン構造
JP3053332B2 (ja) * 1994-04-13 2000-06-19 株式会社三井ハイテック 半導体装置の樹脂封止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017039298A (ja) 2017-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100524957C (zh) 插塞式连接器
JP4242401B2 (ja) 半導体装置
JP5165630B2 (ja) コネクタ
TWI641190B (zh) 電連接器及其製造方法
JP5509915B2 (ja) 電気コネクタとその成形方法
JP2010192759A (ja) 電子機器用筐体の電磁シールド構造
JP5926951B2 (ja) コネクタ
KR20130039293A (ko) 리드 프레임, 접점 군을 제조하는 방법 및 커넥터
JP6538479B2 (ja) 樹脂成形体
JP6737135B2 (ja) コネクタ
JP6187374B2 (ja) フレキシブル基板接続用コネクタ
TWI549389B (zh) Electrical connector and manufacturing method thereof
US20140094068A1 (en) Electrical connector with new insert-molding method for terminal retaining
JP6125334B2 (ja) 電気接続箱
WO2015191317A2 (en) Electrical connector
US9924598B2 (en) Electronic control device and production method thereof
JP6998199B2 (ja) コネクタ
CN202159789U (zh) 电连接器
JP5694672B2 (ja) 接触子および電気コネクタ
JP2016015272A (ja) シールドコネクタ
JP6538602B2 (ja) 樹脂成形体
JP7099131B2 (ja) コネクタ
CN102832472A (zh) 电连接器以及电连接器的制造方法
JP7196402B2 (ja) コネクタ装置
JP6933195B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170126

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6538479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250