JP6538330B2 - タイルユニットの製造装置及びタイルユニットの製造方法 - Google Patents
タイルユニットの製造装置及びタイルユニットの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6538330B2 JP6538330B2 JP2014230904A JP2014230904A JP6538330B2 JP 6538330 B2 JP6538330 B2 JP 6538330B2 JP 2014230904 A JP2014230904 A JP 2014230904A JP 2014230904 A JP2014230904 A JP 2014230904A JP 6538330 B2 JP6538330 B2 JP 6538330B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- adhesive
- application
- back surface
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
裏面上向きの状態にして前記配列どおりに並べた貼着前のタイルに対し、その裏面に前記貼着剤を塗布する貼着剤塗布装置を備えており、
前記貼着剤塗布装置は、流動状の貼着剤を貯めるためのトレーを有する貼着剤貯留部と、そのトレー内の貼着剤を前記タイルの裏面に塗布すべく前記貼着剤貯留部の上方と前記タイルの上方との間を相対的に移動可能に設けられた塗布手段と、を有し、
さらに前記塗布手段は、前記貼着剤貯留部と前記タイルに対して夫々の上方に対応する位置から相対的に上下動可能に設けられた摺動ガイド部と、その摺動ガイド部に上下摺動可能且つ下降方向に付勢された状態に装着されると共に外周に抜け落ち防止用の係止部としてOリングを嵌め且つ底面が平らな棒形状である塗布部と、を設けてなり、
前記貼着剤貯留部に対して前記塗布手段を相対的に上下動させて前記塗布部の下部を前記トレー内の貼着剤に浸けて引き上げ、そうして塗布部の下部外周に貼着剤を付着させ、
そこからその塗布手段を前記タイルの上方に相対的に移動させると共にその移動位置で塗布手段を相対的に上下動させて前記塗布部の下端を前記タイルの裏面に当接させて引き上げ、そうして塗布部に付着した前記貼着剤をタイルの裏面に塗布するようになっており、
その貼着剤により前記連結シートをタイルの裏面に貼着するようにしたタイルユニットの製造装置を提供する。
裏面上向きの状態にして前記配列どおりに並べた貼着前のタイルに対し、その裏面に前記貼着剤を塗布する貼着剤塗布装置を使用するものであり、
前記貼着剤塗布装置は、流動状の貼着剤を貯めるためのトレーを有する貼着剤貯留部と、そのトレー内の貼着剤を前記タイルの裏面に塗布すべく前記貼着剤貯留部の上方と前記タイルの上方との間を相対的に移動可能に設けられた塗布手段と、を有し、
さらに前記塗布手段は、前記貼着剤貯留部と前記タイルに対して夫々の上方に対応する位置から相対的に上下動可能に設けられた摺動ガイド部と、その摺動ガイド部に上下摺動可能且つ下降方向に付勢された状態に装着されると共に外周に抜け落ち防止用の係止部としてOリングを嵌め且つ底面が平らな棒形状である塗布部と、を設けてなり、
先ず、前記貼着剤貯留部に対して前記塗布手段を相対的に上下動させて前記塗布部の下部を前記トレー内の貼着剤に浸けて引き上げ、そうして塗布部の下部外周に貼着剤を付着させ、
次に、その塗布手段を前記タイルの上方に相対的に移動させると共にその移動位置で塗布手段を相対的に上下動させて前記塗布部の下端を前記タイルの裏面に当接させて引き上げ、そうして塗布部に付着した前記貼着剤をタイルの裏面に塗布するようになし、
こうして塗布した貼着剤で前記連結シートをタイルの裏面に貼着するようにしたタイルユニットの製造方法を提供する。
また、本発明の貼着剤塗布装置は、塗布部を摺動ガイド部に上下摺動可能に且つ下降方向に付勢された状態に装着したため、塗布部の下端をタイルに当接させる際の衝撃が、塗布部自身が摺動ガイド部を相対的に上昇することで吸収される。したがって、タイルはもちろん、塗布部自体の損傷も防止することができる。
[タイルユニット]
タイルユニットTUは、図1(a),(b)に示したように、複数(実施形態では3×6=18(枚))のタイルT,T…同士を、目地間隔Mを含む所定の配列(碁盤の目のように配列するいわゆる「通し目地」)に並べてその裏面に連結シート4a,4bを貼着し、そうして一体に連結してなる。
タイルユニットTUを構成する各タイルTは、陶磁製であって自然の風合いを醸し出すために表面1が凸凹に加工され、一方、平坦な裏面2に剥離防止用の溝3が筋状に複数本(実施形態では三本)形成されている。
連結シート4a,4bは、紙、合成樹脂、不織布等、柔軟性を有する素材を細長い帯状に加工したものである。
このうちの一つの連結シート4aは、図1(a)においてタイルユニットTUの裏面の左右両縁に位置するものであり、上下のタイルT,Tのコーナー同士を繋ぐ単純な一本の帯形態になっている。
また、もう一方の連結シート4bは、図1(a)においてタイルユニットTUの中間に位置するものであり、上下のタイルT,Tのコーナー同士と、隣合うタイルT,Tのコーナー同士を繋ぐほぼ梯子形態になっている。
次に、上記タイルユニットTUを製造するための製造装置6について説明する。
図7は、タイルユニットTUの製造装置6の概略を示す平面図である。この製造装置6は、ローラーコンベアやベルトコンベア等からなるタイル移送ライン7を有しており、そのタイル移送ライン7に、後述する型枠8にタイルT,T…を載置するタイル載置部9と、各タイルT,T…の裏面2に連結シート4a,4bを載置する連結シート載置部10と、各タイルT,T…の裏面2が面一に揃うように各タイルT,T…の姿勢を矯正する姿勢矯正部11と、連結シート4a,4bの貼着処理を行う貼着処理部12と、前記型枠8からタイルユニットTUを取り出すタイルユニット取出部13と、を備えている。
タイルユニットTUを構成するタイルT,T…は、準備段階で図13に示した従来型の型枠101に表面上向きの状態にして載置されており、その状態でタイル載置部9の始端部に供給される。このタイル載置部9には、前記型枠101にあるタイルT,T…をそのまま吸着して表裏を反転させ且つ水平方向の向きを90度回転させる吸引式の移送装置14が設けられており、この移送装置14で各タイルT,T…が、本発明の型枠8の後述する型パレット15に裏面上向きの状態にして目地間隔Mを含む所定の配列に載せ替えられる。
前記型枠8は、図2〜図5に示したように、貼着前のタイルT,T…を配列どおりに裏面上向きの状態にして並べる型パレット15と、その型パレット15に並べたタイルT,T…を下向きに押圧する押圧盤16と、を備えている。
前記型パレット15は、図4、図5に示したように、下に位置する基板17と、その基板17上にスペーサー18分の隙間を開けて設置した整列板19と、タイルTを上下動可能な恰も四つのコーナーを独立懸架状態に支え得る弾性支持部材20と、を有する。
前記基板17は、前記タイルユニットTUより大きいほぼ四角い金属製の板で形成されている。
前記整列板19は、タイルTの厚さより薄い四角い金属製の板で形成されており、タイルTの輪郭とほぼ整合する形状で且つタイルTの配列に合わせた位置に貫通状の受孔21が形成されている。実施形態のタイルユニットTUは、前記のように四角いタイルT,T…を所定の目地間隔Mを開けて碁盤の目のように配列したものであり、これに合わせて整列板19の受孔21も碁盤の目のように縦横に規則的に配列されている。
前記弾性支持部材20は、基板17の上面であって整列板19の各受孔21の両短手辺に対応する位置にそれぞれ取り付けられており、その上面が整列板19の下面にほぼ接する厚みを有する。弾性支持部材20は、例えばゴムや樹脂製の合成スポンジで形成された弾性体の上面に例えば超高分子ポリエチレンフィルム等の薄い摺動層22を接着したものであり、図6に示したように、一つの受孔21の両短手辺に対応する二つでタイルTの両端を橋脚状に支え得る。前記のように整列板19の厚さはタイルTの厚さより薄いため、タイルTを弾性支持部材20に載置した状態ではその上面(タイルTの裏面)が整列板19の上面より上に突出する。
前記押圧盤16は、タイル移送ライン7の前記姿勢矯正部11で型パレット15に被さり、自己の重みでタイルTを押圧するものである。
押圧盤16は、多数の貫通孔23,23…を設けた金属製の板であり、型パレット15の整列板19の上面全部を覆い得る大きさである。この押圧盤16の下面は、タイルT,T…の全ての裏面が面一に揃っているとき、そのタイルT,T…の裏面に整合し得る押圧面16aになっている。
押圧盤16の前記貫通孔23は、少なくともタイルTのコーナー部分、つまりタイルTと連結シート4との貼着ポイントに対応する位置に設けられている。実施形態では、そのような貫通孔23が貼着ポイント数以上に多数設けられており、そうすることによりタイルT,T…の配列が、通し目地以外の、例えば馬踏み目地(一列ごとに互い違いになる目地割り)等のタイルユニットにも対応可能になる。
なお、押圧盤16の下面のコーナー部分には位置合わせ用のピン24,24…が突設され、一方、型パレット15にはこれに対応するピン孔25,25…が穿設されており、両者を嵌め合わせることによって押圧盤16の貫通孔23が確実に貼着ポイントに対応するようになっている。
連結シート載置部10は、連結シート4a,4bを貼着可能な状態にしてタイルT,T…の裏面に載置するものであり、連結シート4a,4bを貼着可能な状態にするための貼着剤5をタイルT,T…の裏面に塗布する貼着剤塗布装置26と、貼着剤5が塗布されていない連結シート4a,4bをタイルT,T…の裏面2の貼着剤5の上に載置するシート供給装置27とからなる。
連結シート載置部10の貼着剤塗布装置26は、流動状の貼着剤5を、各タイルT,T…の裏面2の前記貼着ポイントにほぼ点状に塗布するものであり、図9に示したように、タイル移送ライン7の横に併設された貼着剤貯留部28と、この貼着剤貯留部28とタイル移送ライン7の上の型パレット15との間をフレーム29伝いに往復移動して貼着剤5を前記貼着ポイントに塗布する塗布手段30と、を備えている。
この塗布部38は、金属製の真っ直ぐな中実丸棒であり、その中間に抜け落ち防止用の係止部たるOリング39が嵌められている。
一方、前記摺動ガイド部37は、前記垂直昇降体36の下面に着脱可能にネジ止めされた金属製の支持板40と、その支持板40に真っ直ぐ下向きに突設され且つ中心に垂直方向に貫通する摺動孔41を有するボルト状のガイド筒42と、を備えている。
このガイド筒42の摺動孔41に前記塗布部38が遊嵌され、自重による下降方向の付勢を受けつつ中間のOリング39の引っ掛かりで止まっている。
なお、実施形態の摺動ガイド部37は、一つの支持板40に複数のガイド筒42,42…と複数の塗布部38,38…が設けられている。具体的には、前記連結シート4aの貼着ポイントに対応する位置に塗布部38が一列に配列された単列タイプ(図11参照)と、連結シート4bの貼着ポイントに対応する位置に塗布部38が二列に配列された複列タイプ(図12参照)がある。また、摺動ガイド部37は、タイルTの裏面2の溝3を避ける間隔でさらに多くのガイド筒42,42…が配列されており、これらのガイド筒42の中から貼着ポイントに対応するものを選択してそこに塗布部38を単に差し込むだけで、他の目地割りのタイルユニットにも柔軟に対応し得る。
また、貼着剤5が紫外線硬化型接着剤である場合、連結シート載置部10は、全体が図9に示したように遮光カバー43で覆われていて、一連の工程中に貼着剤5が硬化しないようになっている。
次に、図9想像線のように塗布手段30を水平移動体35でタイル移送ライン7に載った型パレット15の上方に移動させ、この位置で塗布手段30の垂直昇降体36を真っ直ぐ下降させ、全ての塗布部38の下端をタイルTの裏面2に当てて元の位置に上昇させる。そうすると塗布部38の底面と下方部分の外周に付着していた前記貼着剤5がタイルTの裏面2にほぼ点状に付着する。
そして、塗布手段30を水平移動体35で貼着剤貯留部28の上方に移動させ、以下同様の動作を行えば、タイル移送ライン7上を流れる型パレット15のタイルT,T…に、迅速且つ確実に貼着剤5を塗布することができる。
なお、塗布手段30を下降させて貼着剤貯留部28の当板32やタイルTに塗布部38を当接させる際の衝撃は、塗布部38が摺動ガイド部37の摺動孔41内を相対的に上昇することで吸収される。したがって当板32やタイルTはもちろん、塗布部38自体も損傷しない。
また、塗布部38に貼着剤5を付着させるための動作は、棒状の塗布部38をトレー31の貼着剤5に真っ直ぐ差してそのまま抜くだけであって殆ど抵抗を伴わないため、少ない動力で運転することができる。
連結シート載置部10のシート供給装置27は、タイル移送ライン7の横に併設されたシート供給ライン44に、必要な長さと枚数の連結シート4a,4bをタイルユニットTU上に配置する配列に並べてセットし、その連結シート4a,4bを適宜な吸引装置で吸着し、それを前記貼着剤塗布装置26で貼着剤5が塗布された後のタイルユニットTUの裏面に載置するものである。
前記のように実施形態のタイルTは、表面1が凸凹に加工されているため、型パレット15の弾性支持部材20上に裏面上向きに載置された状態で、それぞれが不規則に傾いている。このように各タイルT,T…の裏面に傾きや高低差があると、連結シート4a,4bを貼着剤5で貼着したとき、密着が不十分で貼着不良の箇所ができたり、或は連結シート4a,4bに皺ができてタイルT,T…の配列が乱れるおそれがある。
姿勢矯正部11は、このような型パレット15上にある各タイルT,T…の裏面2を面一に揃えるべく各タイルT,T…の姿勢を矯正するものであり、具体的にはタイル移送ライン7に併設された押圧盤搬送ライン45の終端(図7において右端)にある押圧盤16をタイル移送ライン7にある型パレット15上に移送して被せるものである。
このように型パレット15の上に押圧盤16を被せると、型パレット15の整列板19の上に突出したタイルTの裏面に押圧盤16の自重が加わるため、弾性支持部材20の弾性に抗して各タイルT,T…が沈下する。そうすると、各タイルT,T…の裏面2が押圧盤16の押圧面16aに整合した姿勢に自然と矯正されるため、裏面が面一の状態に揃う。
なお、前記押圧盤搬送ライン45は、始端(図7において左端)が後述する貼着処理部12とタイルユニット取出部13の間に対応位置しており、貼着処理部12で連結シート4a,4bの貼着処理が完了した後、型パレット15から外した押圧盤16がここに供給される。したがって押圧盤16は、タイル移送ライン7の貼着処理部12と、押圧盤搬送ライン45の間で繰り返し循環する。
前記貼着処理部12は、連結シート4a,4bの貼着処理、具体的には連結シート4a,4bをタイルTに貼着するための貼着剤5を硬化させるに必要な処理を行うものである。例えば、貼着剤5が熱硬化型接着剤である場合には、硬化に必要な温度と時間で型枠8ごと加熱し、また、貼着剤5が紫外線硬化型接着剤である場合には、硬化所要時間、押圧盤16の上から貫通孔23越しに紫外線を照射する。そのため貼着処理部12は、ヒーター又は紫外線照射装置を備えたトンネル型カバー46で覆われている。
なお、貼着処理部12では、前記姿勢矯正部11によって連結シート4a,4bの上に型枠8の押圧盤16が載せられているが、押圧盤16には前記のように少なくとも前記貼着ポイントに対応する部分に貫通孔23が設けられているため、その貫通孔23を通して加熱や紫外線の照射が良好に行える。
タイルユニット取出部13は、タイル移送ライン7の終端に位置し、完成したタイルユニットTUを型枠8の型パレット15から適宜な吸引装置等又は手作業により取り出すものである。
なお、図7に想像線で示したようにタイル載置部9の終端領域に、例えば毛先を下向きにした真っ直ぐなブラシ47をゲート状に配設し、その下を潜る型パレット15のタイルT,T…にブラシ47の毛先を当てて軽い抵抗を付与するようにすれば、弾性支持部材20の摺動層22の上でタイルT,T…が滑って各々が受孔21の一側に同じように揃うため、出来上がったタイルユニットTUのタイルT,T…の配列を正確にすることができる。さらに好ましくは、タイルT,T…に、図7において上向きに滑らせる力をも付与すれば、同様にタイルT,T…が摺動層22の上で滑って各々が受孔21の特定のコーナー側(図7において右上のコーナー)に揃うため、タイルユニットTUのタイルT,T…の配列をより正確にすることができる。
例えば、実施形態では、タイル載置部9において、従来型の型枠101に載置されたタイルT,T…を本発明の型枠8に機械で自動的に載せ替えるようにしたが、本発明の型パレット15に直接手作業でタイルT,T…を載置するようにしてもよい。
また、実施形態の製造装置6は、表面1が凸凹に加工されたタイルTに対応可能であって、表面1が平らなタイルにももちろん対応し得る。
また、実施形態では、塗布部38に係止部たるOリング39を嵌めて下方への抜け落ちを防止するようにしたが、Oリング39に代わる係止部として塗布部38の途中に金属製のフランジを形成するようにしてもよい。もっとも係止部としてOリング39を使用した場合には、塗布部38の製造コストが安価であることはもちろん、塗布部38の突出長さを調節することが容易になる優位性がある。
また、実施形態では、摺動ガイド部37が貼着剤貯留部28とタイルT,T…に対して上下動するようになっているが、摺動ガイド部37を固定して貼着剤貯留部28とタイルT,T…を上下動させるようになし、もって摺動ガイド部37を相対的に上下動させるようにしてもよい。
また、実施形態では、タイルTを陶磁製にしたが、それ以外にもガラス、石、木、金属、合成樹脂などであってもよい。
T …タイル
M …目地間隔
2 …裏面
4a,4b …連結シート
6 …製造装置
26 …貼着剤塗布装置
28 …貼着剤貯留部
30 …塗布手段
31 …トレー
37 …摺動ガイド部
38 …塗布部
39 …Oリング(係止部)
Claims (4)
- 目地間隔を含む所定の配列に並べた複数のタイル同士の裏面に貼着剤で連結シートを貼着して一体に連結してなるタイルユニットを製造するための装置であって、
裏面上向きの状態にして前記配列どおりに並べた貼着前のタイルに対し、その裏面に前記貼着剤を塗布する貼着剤塗布装置を備えており、
前記貼着剤塗布装置は、流動状の貼着剤を貯めるためのトレーを有する貼着剤貯留部と、そのトレー内の貼着剤を前記タイルの裏面に塗布すべく前記貼着剤貯留部の上方と前記タイルの上方との間を相対的に移動可能に設けられた塗布手段と、を有し、
さらに前記塗布手段は、前記貼着剤貯留部と前記タイルに対して夫々の上方に対応する位置から相対的に上下動可能に設けられた摺動ガイド部と、その摺動ガイド部に上下摺動可能且つ下降方向に付勢された状態に装着されると共に外周に抜け落ち防止用の係止部としてOリングを嵌め且つ底面が平らな棒形状である塗布部と、を設けてなり、
前記貼着剤貯留部に対して前記塗布手段を相対的に上下動させて前記塗布部の下部を前記トレー内の貼着剤に浸けて引き上げ、そうして塗布部の下部外周に貼着剤を付着させ、
そこからその塗布手段を前記タイルの上方に相対的に移動させると共にその移動位置で塗布手段を相対的に上下動させて前記塗布部の下端を前記タイルの裏面に当接させて引き上げ、そうして塗布部に付着した前記貼着剤をタイルの裏面に塗布するようになっており、
その貼着剤により前記連結シートをタイルの裏面に貼着するようにしたことを特徴とするタイルユニットの製造装置。 - 前記摺動ガイド部に前記塗布部を複数且つそれぞれが独立して上下摺動可能な状態に装着してなることを特徴とする請求項1記載のタイルユニットの製造装置。
- 前記塗布部は、前記係止部を含む自重によって下降方向に付勢されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイルユニットの製造装置。
- 目地間隔を含む所定の配列に並べた複数のタイル同士の裏面に貼着剤で連結シートを貼着して一体に連結してなるタイルユニットを製造するための方法であって、
裏面上向きの状態にして前記配列どおりに並べた貼着前のタイルに対し、その裏面に前記貼着剤を塗布する貼着剤塗布装置を使用するものであり、
前記貼着剤塗布装置は、流動状の貼着剤を貯めるためのトレーを有する貼着剤貯留部と、そのトレー内の貼着剤を前記タイルの裏面に塗布すべく前記貼着剤貯留部の上方と前記タイルの上方との間を相対的に移動可能に設けられた塗布手段と、を有し、
さらに前記塗布手段は、前記貼着剤貯留部と前記タイルに対して夫々の上方に対応する位置から相対的に上下動可能に設けられた摺動ガイド部と、その摺動ガイド部に上下摺動可能且つ下降方向に付勢された状態に装着されると共に外周に抜け落ち防止用の係止部としてOリングを嵌め且つ底面が平らな棒形状である塗布部と、を設けてなり、
先ず、前記貼着剤貯留部に対して前記塗布手段を相対的に上下動させて前記塗布部の下部を前記トレー内の貼着剤に浸けて引き上げ、そうして塗布部の下部外周に貼着剤を付着させ、
次に、その塗布手段を前記タイルの上方に相対的に移動させると共にその移動位置で塗布手段を相対的に上下動させて前記塗布部の下端を前記タイルの裏面に当接させて引き上げ、そうして塗布部に付着した前記貼着剤をタイルの裏面に塗布するようになし、
こうして塗布した貼着剤で前記連結シートをタイルの裏面に貼着するようにしたことを特徴とするタイルユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014230904A JP6538330B2 (ja) | 2014-11-13 | 2014-11-13 | タイルユニットの製造装置及びタイルユニットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014230904A JP6538330B2 (ja) | 2014-11-13 | 2014-11-13 | タイルユニットの製造装置及びタイルユニットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016094739A JP2016094739A (ja) | 2016-05-26 |
JP6538330B2 true JP6538330B2 (ja) | 2019-07-03 |
Family
ID=56070749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014230904A Active JP6538330B2 (ja) | 2014-11-13 | 2014-11-13 | タイルユニットの製造装置及びタイルユニットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6538330B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106269667B (zh) * | 2016-08-18 | 2018-11-02 | 庄艺阳 | 一种马赛克瓷砖用重量达标检测装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61164802A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-07-25 | 株式会社イナックス | 連結タイル群製造用設備 |
US4851073A (en) * | 1987-02-03 | 1989-07-25 | Satou Kagaku Kougyou Kabushiki Kaisha | Apparatus for connecting tiles in sets |
JPH0463208U (ja) * | 1990-10-04 | 1992-05-29 | ||
JP2873360B2 (ja) * | 1993-11-10 | 1999-03-24 | 高浜工業株式会社 | アルミナ液塗布装置 |
ITMO20040047A1 (it) * | 2004-02-27 | 2004-05-27 | F T P Automazioni S P A | Dispositivo e metodo per la deposizione di punti di materiale collante su una superficie secondo una prestabilita distribuzione |
-
2014
- 2014-11-13 JP JP2014230904A patent/JP6538330B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016094739A (ja) | 2016-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102326457B1 (ko) | 보호 부재의 형성 방법 | |
ES2564800T3 (es) | Un método de fabricación de una lama de suelo | |
US20150037593A1 (en) | Laminated product, an apparatus and a method for forming a laminated product | |
EP2576241A1 (en) | Process and system for the formation of sheets of tesserae of mosaic | |
JP6538330B2 (ja) | タイルユニットの製造装置及びタイルユニットの製造方法 | |
EP1722897B1 (en) | A device for depositing drops of adhesive material on a surface in a predetermined distribution pattern | |
TWI513382B (zh) | Radiator placement method and device | |
KR101699415B1 (ko) | 기능성 패널 제조 자동화 장치 | |
KR101512858B1 (ko) | 도포 장치, 도포 방법 및 이를 이용한 평판 디스플레이 장치의 제조 방법 | |
KR101387358B1 (ko) | 글래스 표면에 패턴을 인쇄하는 인쇄장치 | |
ES2902593T3 (es) | Procedimiento y aparato para consolidar una losa de material de piedra natural o artificial | |
JP6486206B2 (ja) | インプリント用のテンプレート製造装置 | |
JP6612497B2 (ja) | タイル連結用の型枠及びタイルユニットの製造装置若しくはタイルユニットの製造方法 | |
TWI656965B (zh) | 壓印設備及壓印方法 | |
WO2016159312A1 (ja) | インプリント用のテンプレート製造装置 | |
CN105729981A (zh) | 剥离方法及剥离装置 | |
TW201442876A (zh) | 黏貼裝置 | |
KR20090006945A (ko) | 도포방법 및 장치 | |
TWI650183B (zh) | 顯示面板側邊塗膠方法及其系統 | |
KR100838596B1 (ko) | 장식용 핫 픽스의 부착방법 및 그 장치 | |
KR100744162B1 (ko) | 실크스크린 인쇄방식을 이용한 억세스 플로어 패널의제조방법 | |
KR101061267B1 (ko) | 원적외선 세라믹성형체를 매트리스에 부착하는 기계장치 및 방법 | |
KR100636312B1 (ko) | 멤브레인 프레스에 사용되는 실리콘 고무시트의 제조 장치및 그 방법 | |
JP7322557B2 (ja) | 化粧部材の製造装置、その製造装置を用いる化粧部材の製造方法、並びにその製造方法で形成された被賦形部材 | |
KR101328219B1 (ko) | 비접착 시공형 바닥재 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171030 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20171030 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180802 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180904 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20181101 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6538330 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |