JP6537561B2 - 母乳搾乳器 - Google Patents
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Description
この母乳搾乳器によれば、乳頭を覆うように乳房に密着させたカップ体を手で揉んで母乳を絞り出し、哺乳瓶に貯えることができる。
この母乳搾乳器によれば、内筒のラッパ状の開口を、乳頭を覆うように乳房に密着させたまま、内筒に対して外筒を後退させると、内筒と外筒で区画される空間の容積が拡大し、チェック弁で哺乳瓶から外部への空気の流出が阻止されているので、内筒の内部が負圧になる。そして、負圧で乳頭から母乳が吸引される。吸引された母乳は外筒の底部に溜まり、外筒を前進させるとチェック弁を通って哺乳瓶に貯えられる。
また、内筒と外筒で区画される空間の容積を拡大して生じる負圧で母乳を搾乳する母乳搾乳器は、カップ体を手で揉む母乳搾乳器に比べて搾乳効率が高い。しかし、内筒と、キャップを設けた外筒とチェック弁の3部品、これに加えて哺乳瓶や外筒に内筒を気密に嵌入するためのパッキン等を必要とするなど、部品点数が多く、構造が複雑で、製造コストが高い。
本発明はかかる点に鑑み、負圧で効率的に母乳を搾乳でき、かつ構造がシンプルで製造コストも低い母乳搾乳器を提供することを目的とする。
乳頭部分を覆うとともにその周辺の乳房に密着させることができるカップ体と、カップ体に連通する母乳貯留部を備えた母乳搾乳器であって、
母乳貯留部の内部から外部へ空気が流出するのを許容し、外部から内部へ空気が流入するのを阻止し、かつ押圧すると開いて母乳貯留部に外部から空気が流入し、押圧を解除すると閉じるチェック弁を母乳貯留部に設け、
カップ体と母乳貯留部及びチェック弁を、軟質プラスチックで一体成形したことを特徴とする。
母乳貯留部に縦に延びる少なくとも2本の薄肉帯を対向する位置に形成したことを特徴とする。
また、好ましくは、前記チェック弁として、内部の中空部が母乳貯留部に連通する押ボタンを母乳貯留部に凸設し、押ボタンの外周部にスリットを形成し、押ボタンを押圧するとスリットが開き、開いたスリットから押ボタンの内部を通って空気が母乳貯留部に流入するように構成する。
さらにまた、好ましくは母乳貯留部の底部にフランジ部を設ける。
かかる一連の動作を繰り返して所要量の母乳を母乳貯留部に貯えることができる。
母乳貯留部が復元した後にチェック弁を押圧して開くと、母乳貯留部に空気が外部から流入するので、負圧が減少し、負圧で乳房に密着していたカップ体を乳房から外すことができる。
しかして、本発明によれば、母乳貯留部に発生する負圧で母乳を吸引するので、効率的に母乳を搾乳できる。
カップ体と母乳貯留部とチェック弁を軟質プラスチックで一体成形したので、構造が極めてシンプルになり、低コストで製造でき、また洗浄作業も容易となる。
また押ボタン式チェック弁13を指で押圧すると、スリット13bが開き、開いたスリット13bから押ボタン式チェック弁13の内部を通って空気が外部から母乳貯留部12に流入する。押ボタン式チェック弁13の押圧を解除するとスリット13bが閉じて外部から母乳貯留部12への空気の流入が停止する。
また、母乳貯留部12の底部12dは厚底に形成さるとともに、拡開したフランジ部12fを設けている。
カップ体11を乳房に密着させ、軟質プラスチック製の母乳貯留部12を手で握って窄めると、母乳貯留部12内の空気は圧縮され押ボタン式チェック弁13を通して外部に流出する。母乳貯留部12を握っている手を緩めると、窄まっていた母乳貯留部12が軟質プラスチックの弾力で樽型に復元して、母乳貯留部12の容積が拡大するので、哺乳貯留部12に負圧が発生する。この負圧で乳頭から母乳が吸引され、カップ体11を通って母乳貯留部12に貯えられる。
かかる一連の動作を繰り返して所要量の母乳を母乳貯留部12に貯えることができる。
母乳貯留部12が復元した後に押ボタン式チェック弁13を押圧して開くと、母乳貯留部12に空気が外部から流入するので、負圧が減少し、負圧で乳房に密着していたカップ体11を乳房から外すことができる。
きる。カップ体11と母乳貯留部12と押ボタン式チェック弁13を軟質プラスチックで一体成形したので、構造が極めてシンプルになり、低コストで製造でき、また洗浄作業も容易となる。
母乳貯留部12の底部12dを厚底に形成するとともに、フランジ部12fを設けたので、母乳の溜まった母乳搾乳器10をテーブル等に置いたとき、安定して立てることができ、倒れ難いので、取り扱いが容易になる。
11…カップ体
12…母乳貯留部
12b…リング状の凸条
12c…薄肉帯
12d…底部
12f…フランジ部
13…押ボタン式チェック弁
13b…スリット
Claims (5)
- 乳頭部分を覆うとともにその周辺の乳房に密着させることができるカップ体と、カップ体に連通する母乳貯留部を備えた母乳搾乳器であって、
母乳貯留部の内部から外部へ空気が流出するのを許容し、外部から内部へ空気が流入するのを阻止し、かつ押圧すると開いて母乳貯留部に外部から空気が流入し、押圧を解除すると閉じるチェック弁を母乳貯留部に設け、
カップ体と母乳貯留部及びチェック弁を、軟質プラスチックで一体成形したことを特徴とする母乳搾乳器。 - 母乳貯留部に縦に延びる2本の薄肉帯を対向する位置に形成したことを特徴とする請求項1に記載
の母乳搾乳器。 - 母乳貯留部の外周部の中間位置にリング状の凸条を一体成形したことを特徴とする請求項1に記載
の母乳搾乳器。 - 前記チェック弁として、内部の中空部が母乳貯留部に連通する押ボタンを母乳貯留部に凸設し、押ボタンの外周部にスリットを形成し、押ボタンを押圧するとスリットが開き、開いたスリットから押ボタンの内部を通って空気が母乳貯留部に流入するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の母乳搾乳器。
- 前記母乳貯留部の底部にフランジ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の母乳搾乳器。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017121878A JP6537561B2 (ja) | 2017-06-22 | 2017-06-22 | 母乳搾乳器 |
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JP6537561B2 true JP6537561B2 (ja) | 2019-07-03 |
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Family Applications (1)
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JP2017121878A Active JP6537561B2 (ja) | 2017-06-22 | 2017-06-22 | 母乳搾乳器 |
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- 2017-06-22 JP JP2017121878A patent/JP6537561B2/ja active Active
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