JP6536891B2 - アダプタ及び電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、アダプタ及び電動工具に関するものである。
従来、電動工具として、電動工具本体と電池パックとの間に、定格電圧の異なる電池パックを装着可能なアダプタを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種のアダプタでは、電動工具本体と電池パックとの間の電流経路にスイッチング素子を設け、電池パックから供給される電池電圧を、上記スイッチング素子のオン・オフ動作により降圧又は昇圧して、電動工具本体への供給電力を調整している。
特許第4968624号公報
しかし、上記電動工具では、スイッチング素子が短絡故障すると、電動工具本体に適合しない電池パックの電圧が電動工具本体に印加されてしまう。特に、電池パックの電圧が電動工具本体の定格電圧よりも高い場合には、電動工具本体に定格電圧を超える電圧が印加されるという危険性がある。
なお、アダプタの構成部品であるスイッチング素子等を電動工具本体側に備えたもの、つまりアダプタを内蔵した電動工具であっても同様のことが考えられる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、安全性を向上させることが可能なアダプタ及び電動工具を提供することにある。
上記課題を解決するために、電池パックと電気的に接続される入力側端子と、負荷と電気的に接続される出力側端子と、前記入力側端子と前記出力側端子との間に接続された第1スイッチング素子を有し、前記第1スイッチング素子のオン・オフ動作により、前記電池パックから出力される電圧を電圧変換する電圧変換回路と、前記第1スイッチング素子の前記負荷側の端子における端子電圧に基づいて、前記第1スイッチング素子の短絡故障を検出して故障検出信号を生成する故障検出回路と、を備えている。
本発明のアダプタ及び電動工具によれば、安全性を向上させることが可能となる。
一実施形態における電動工具の概略構成を説明するための回路図である。 一実施形態における電動工具の概略構成図である。 一実施形態における電動工具の動作例を説明するための波形図である。 一実施形態における電動工具の動作例を説明するための波形図である。
以下、アダプタを備えた電動工具の一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の電動工具10は、電動工具本体11と、電池パック12と、電動工具本体11と電池パック12との間に設けられるアダプタ13とを有している。
図2に示すように、電動工具本体11は、略筒状のハウジング21と、ハウジング21の長手方向途中から下方に延出する把持部22とを備えている。ハウジング21内には、負荷としてのモータ23が収容されている。モータ23は、例えば、複数のギア列により構成された減速機構(図示略)と連結されており、この減速機構を介して電動工具本体11の出力部24に駆動力を伝達する。出力部24は、ハウジング21の先端側に回転可能に設けられ、その先端に先端工具(ビット)が取着可能に構成されている。
把持部22の上端には、使用者が電動工具10の運転・停止を指示するためのトリガスイッチ25が設けられている。把持部22の下端には、アダプタ13又は電池パック12を装着するための装着部26が設けられている。装着部26は、アダプタ13又は電池パック12のいずれかが選択的に装着されるものである。例えば、電池パック12の電圧(電池電圧)が電動工具本体11の定格電圧と一致している場合には、装着部26に電池パック12が直接装着される。一方、電池電圧が電動工具本体11の定格電圧と異なる場合には、電動工具本体11の装着部26にアダプタ13が装着され、そのアダプタ13に電池パック12が装着される。この装着部26には、アダプタ13又は電池パック12と電気的に接続される端子が設けられている。この端子は、図1に示すように、電池パック12の正極側に接続される工具側端子28と、電池パック12の負極側に接続される工具側端子29とを有している。
電池パック12は、充電可能な電池30を内蔵している。電池30は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池で構成される。電池パック12は、電池30の正極と接続された電源側端子31と、電池30の負極と接続された電源側端子32とを有している。
図2に示すように、アダプタ13は、電動工具本体11と電池パック12との間に装着される。アダプタ13は、その上端部が電動工具本体11の装着部26に装着可能に構成され、下端部が電池パック12と装着可能に構成されている。また、アダプタ13は、発光ダイオード71を備えている。このアダプタ13は、電池パック12から供給される電圧を電動工具本体11に適合する値(ここでは、電動工具本体11の定格電圧)に変換し、その変換後の電圧を電動工具本体11に供給するものである。
図1に示すように、アダプタ13は、電池パック12の電源側端子31と電気的に接続される入力側端子41と、電源側端子32と電気的に接続される入力側端子42とを備えている。また、アダプタ13は、電動工具本体11の工具側端子28と電気的に接続される出力側端子43と、工具側端子29と電気的に接続される出力側端子44とを備えている。さらに、アダプタ13は、電源回路45と、電圧変換回路50と、故障検出回路60と、報知回路70と、スイッチング素子80とを備えている。
電源回路45は、電池パック12からの電圧(例えば、14.4V)を所定の定電圧Vcc(例えば、5V)に変換し、その定電圧Vccを電圧変換回路50に動作電圧として供給する。
電圧変換回路50は、入力側端子42と出力側端子44との間に設けられたスイッチング素子51をオン・オフ制御し、電池電圧(例えば、14.4V)を降圧して電動工具本体11の定格電圧(例えば、12V)に変換する。故障検出回路60は、スイッチング素子51の両端子が低いインピーダンスで電気的に接続された状態が継続する故障(短絡故障)を検出し、その検出結果に応じた信号レベルを持つ故障検出信号ESを出力する。例えば、故障検出回路60は、短絡故障を検出した場合に第1レベルの故障検出信号ESを出力し、短絡故障を検出していない場合には第2レベルの故障検出信号ESを出力する。
報知回路70は、例えば、第1レベルの故障検出信号ESに応じて上記発光ダイオード71を点灯し、第2レベルの故障検出信号ESに応じて発光ダイオード71を消灯する。スイッチング素子80は、入力側端子42とスイッチング素子51との間に接続され、スイッチング素子51と直列に接続されている。スイッチング素子80は、第1レベルの故障検出信号ESに応じてオフし、第2レベルの故障検出信号ESに応じてオンする。すなわち、短絡故障が検出されていない場合には、発光ダイオード71が消灯され、スイッチング素子80がオンされる一方で、短絡故障が検出された場合には、発光ダイオード71が点灯され、スイッチング素子80がオフされる。
次に、電圧変換回路50の内部構成例について説明する。
電圧変換回路50は、上記スイッチング素子51と、スイッチング素子51をオン・オフ制御する制御回路52と、出力側端子43,44間に設けられた平滑用のコンデンサ53とを備えている。
スイッチング素子51は、例えば、電界効果トランジスタ(FET:Field effect transistor)である。本例のスイッチング素子51は、Nチャネル型のMOSFETである。スイッチング素子51は、ソース端子がスイッチング素子80を介して入力側端子42に接続され、ドレイン端子が出力側端子44及びコンデンサ53に接続されている。スイッチング素子51のゲートには、制御回路52が接続されている。そして、スイッチング素子51は、制御回路52からの制御信号S1によりオン・オフ制御される。
制御回路52は、電池パック12がアダプタ13を介して電動工具本体11に装着された場合に、電源回路45からの定電圧Vccを動作電圧として動作する。制御回路52は、入力側端子41と入力側端子42との間の入力電圧Vinを、電池電圧として検出する。制御回路52は、入力電圧Vinに基づいて、電池電圧が電動工具本体11の定格電圧よりも高いと判定したときに、故障検出回路60を動作させる制御信号S2を故障検出回路60に出力する。また、制御回路52は、入力電圧Vinに基づいて、スイッチング素子51のスイッチング周波数やデューティ比を制御する。例えば、制御回路52は、入力電圧Vinに基づいて、出力側端子43と出力側端子44との間の出力電圧Voutが電動工具本体11の定格電圧となるように、スイッチング素子51のデューティ比を制御する制御信号S1(パルス信号)を生成する。
以上説明した電圧変換回路50では、制御信号S1に応じてスイッチング素子51が所定のデューティ比でオン・オフされ、入力電圧Vinがパルス状の電圧に変換される。そして、変換されたパルス状の電圧がコンデンサ53で平滑化され、その平滑化された出力電圧Voutが出力側端子43,44を介して電動工具本体11に供給される。これにより、電池電圧(入力電圧Vin)が所定のデューティ比に応じて降圧され、その降圧された出力電圧Voutが電動工具本体11(モータ23)に供給される。
次に、故障検出回路60の内部構成例について説明する。
故障検出回路60は、スイッチング素子51のドレイン端子(つまり、負荷側の端子)の端子電圧であるドレイン電圧Vdに基づいて、スイッチング素子51の短絡故障を検出する。この故障検出回路60は、ドレイン電圧Vdを直流化(直流電圧化)する直流化回路61と、基準電圧Vrを生成する基準電圧生成回路62と、直流化された電圧Vaと基準電圧Vrとを比較する比較回路63とを備えている。
本例の直流化回路61は、スイッチング素子51のドレイン端子に接続された抵抗R1と、抵抗R1に直列に接続されたコンデンサC1とからなる積分回路である。そして、直流化回路61は、ドレイン電圧Vdを積分して直流化し、その直流化した電圧Va、つまり抵抗R1とコンデンサC1との接続点の電圧Vaを比較回路63の反転入力端子に供給する。
基準電圧生成回路62は、定電圧Vccが供給される電源端子64とグランド端子との間に直列に接続された抵抗R2,R3を有し、それら抵抗R2,R3間の接続点に、定電圧Vccを分圧した基準電圧Vrを生成する。そして、基準電圧生成回路62は、基準電圧Vrを比較回路63の非反転入力端子に供給する。
比較回路63は、電圧Vaと基準電圧Vrとを比較し、その比較結果に応じた故障検出信号ESを生成する。
ここで、電動工具本体11にアダプタ13を介して電池パック12が装着された状態で、トリガスイッチ25がオンされている場合のドレイン電圧Vd及び電圧Vaについて説明する。
図3に示すように、スイッチング素子51が短絡故障していない場合には、スイッチング素子51のオン・オフ動作により、ドレイン電圧Vdはパルス状の電圧波形となる。具体的には、スイッチング素子51がオフすると、ドレイン電圧Vdが電池30の正極と略同電位(例えば、略14.4V)になる。また、スイッチング素子51がオンすると、ドレイン電圧Vdが電池30の負極と略同電位、つまり略グランド電位(例えば、略0V)になる。なお、略グランド電位は、例えば、0〜0.5V程度の範囲の電圧である。このように略グランド電位となるのは、配線抵抗分を加味したためである。
図3に示すように、ドレイン電圧Vdがパルス状の電圧波形である場合には、ドレイン電圧Vdの電圧変化に伴って直流化回路61(図1参照)内のコンデンサC1の充放電が繰り返され、ドレイン電圧Vdが三角波状の電圧Vaに変換される。このとき、直流化回路61では、三角波状の電圧Vaの下限値が基準電圧Vrよりも低くならないように、抵抗R1の抵抗値とコンデンサC1の容量値とによって決まる時定数の値が設定されている。このため、スイッチング素子51が短絡故障していない場合には、電圧Vaが基準電圧Vrよりも高くなる。
これに対し、図4に示すように、スイッチング素子51が短絡故障している場合には、スイッチング素子51が常にオン状態となる。このため、スイッチング素子51が短絡故障している場合には、スイッチング素子51のドレイン電圧Vdが略グランド電位に維持される。このようなドレイン電圧Vdが直流化回路61(図1参照)に入力された場合には、略グランド電位に維持された電圧Vaが生成される。このとき、基準電圧Vrは、略グランド電位(例えば、0.5V)よりも高い電圧であって、且つ上記三角波状の電圧Va(図3参照)の下限値よりも低い電圧(例えば、2〜4V程度)に設定されている。このため、スイッチング素子51が短絡故障した場合には、電圧Vaが基準電圧Vrよりも低くなる。
そこで、図1に示した比較回路63では、電圧Vaと基準電圧Vrとを比較することにより、スイッチング素子51の短絡故障を検出している。すなわち、比較回路63は、電圧Vaが基準電圧Vrよりも高い場合には、スイッチング素子51が短絡故障していないことを示す第2レベル(例えば、グランドレベル)の故障検出信号ESを生成する。また、比較回路63は、電圧Vaが基準電圧Vrよりも低い場合には、スイッチング素子51が短絡故障していることを示す第1レベル(例えば、入力電圧Vinレベル)の故障検出信号ESを生成する。そして、比較回路63は、故障検出信号ESを報知回路70及びスイッチング素子80に出力する。
報知回路70は、入力側端子41が接続される電源端子72とグランド端子との間に直列に接続された、抵抗R4と上記発光ダイオード71とスイッチング素子73とを有している。本例のスイッチング素子73は、例えば、Nチャネル型のMOSFETである。報知回路70では、抵抗R4の第1端子が電源端子72に接続され、抵抗R4の第2端子が発光ダイオード71のアノードと接続されている。発光ダイオード71のカソードがスイッチング素子73のドレイン端子に接続され、スイッチング素子73のソース端子がグランド端子に接続されている。スイッチング素子73のゲートには故障検出信号ESが供給される。スイッチング素子73は、第1レベルの故障検出信号ESに応答してオンし、第2レベルの故障検出信号ESに応答してオフする。そして、スイッチング素子73がオフしている場合には発光ダイオード71が消灯し、スイッチング素子73がオンすると発光ダイオード71が点灯する。
スイッチング素子80は、例えば、Pチャネル型のMOSFETである。スイッチング素子80は、ソース端子がスイッチング素子51のソース端子に接続され、ドレイン端子が入力側端子42に接続されている。スイッチング素子80のゲートには、故障検出信号ESが供給される。そして、スイッチング素子80は、第1レベルの故障検出信号ESに応じてオフし、第2レベルの故障検出信号ESに応じてオンする。
次に、本実施形態の電動工具10の一動作例について説明する。
電動工具本体11のトリガスイッチ25が引き込まれると、電池パック12から電力供給が開始されて、制御回路52は、スイッチング素子51を所定のデューティ比でオン・オフさせて降圧を開始させる。このとき、制御回路52は、入力電圧Vinが電動工具本体11の定格電圧よりも高いと判定したときに、制御信号S2を故障検出回路60に出力する。この制御信号S2に応答して、故障検出回路60は故障検出動作を開始する。すなわち、故障検出回路60は、スイッチング素子51のドレイン電圧Vdを積分して生成した電圧Vaと基準電圧Vrとを比較し、スイッチング素子51に短絡故障が発生しているか否かを検出する。このとき、短絡故障が発生していない場合には、電圧Vaが基準電圧Vrよりも高くなり、故障検出回路60は、第2レベルの故障検出信号ESを出力する。この第2レベルの故障検出信号ESに応答して、報知回路70内の発光ダイオード71が消灯し、スイッチング素子80がオンする。
一方、スイッチング素子51の短絡故障が発生し、電圧Vaが基準電圧Vrよりも低くなると、故障検出回路60は、第1レベルの故障検出信号ESを出力する。この第1レベルの故障検出信号ESに応答して、報知回路70内のスイッチング素子73がオンし、発光ダイオード71が点灯する。この発光ダイオード71の点灯により、使用者にスイッチング素子51が短絡故障していることを報知することができる。また、第1レベルの故障検出信号ESに応答して、スイッチング素子80がオフする。これにより、電池パック12と電動工具本体11との間の閉回路が開放されるため、電動工具本体11への電力の供給を遮断することができる。この結果、電動工具本体11に定格電圧を超える電圧が印加されることを好適に抑制することができる。
なお、故障検出回路60は、制御回路52から制御信号S2が入力されていない場合には、故障検出動作を停止し、第2レベル固定の故障検出信号ESを出力する。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)アダプタ13に、スイッチング素子51のドレイン電圧Vdに基づいて、スイッチング素子51の短絡故障を検出して故障検出信号ESを生成する故障検出回路60を設けた。この故障検出信号ESを、短絡故障の報知や、電池パック12と電動工具本体11との間の電流経路の遮断等に利用することによって、定格電圧を超える電圧が電動工具本体11に印加されることを抑制できる。これにより、使用者の安全性を向上させることができる。
(2)スイッチング素子51と直列に接続され、そのスイッチング素子51の短絡故障を検出したことを示す第1レベルの故障検出信号ESに応じてオフするスイッチング素子80を設けた。これにより、短絡故障発生時に、電池パック12と電動工具本体11との間の電流経路を遮断することができ、電動工具本体11への電力の供給を遮断することができる。この結果、電動工具本体11に定格電圧を超える電圧が印加されることを好適に抑制することができ、使用者の安全性を向上させることができる。
(3)第1レベルの故障検出信号に基づいて発光ダイオード71を点灯させて、短絡故障の発生を報知する報知回路70を設けた。この発光ダイオード71の点灯により、スイッチング素子51が短絡故障していることを使用者に報知することができる。これにより、短絡故障が発生している状態での電動工具10の使用を迅速に停止させることが可能となり、使用者の安全性を向上させることができる。
(4)また、報知回路70やスイッチング素子80を設けたことにより、電動工具本体11に定格電圧を超える電圧が印加されることを抑制できるため、モータ23等の破損を好適に抑制できる。これにより、電動工具10の信頼性を向上させることができる。
(5)故障検出回路60は、ドレイン電圧Vdを直流化する直流化回路61と、直流化した電圧Vaと基準電圧Vrとの比較結果に基づいて故障検出信号ESを生成する比較回路63とによって、スイッチング素子51の短絡故障を検出するようにした。これにより、比較的簡易な構成によってスイッチング素子51の短絡故障を検出することができる。
(6)また、故障検出回路60によって、制御回路52の故障に起因してスイッチング素子51がオン状態に維持される故障についても検出することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・報知回路70を電池パック12に設けてもよい。また、報知回路70を電動工具本体11に設けてもよい。
・上記実施形態では、スイッチング素子51の短絡故障を検出したときに、発光ダイオード71を点灯するようにしたが、発光ダイオード71を点滅させてもよい。
・上記実施形態では、故障検出を報知する報知手段として発光ダイオード71に具体化したが、これに限定されない。例えば、報知手段として、警告音を出すブザーや、電動工具10を振動させる手段等に具体化してもよい。
・上記実施形態の電圧変換回路50の内部構成は特に限定されない。例えば、上記実施形態では、電池30の負極側の入力側端子42と出力側端子44との間にスイッチング素子51を設けたが、電池30の正極側の入力側端子41と出力側端子43との間にスイッチング素子51を設けるようにしてもよい。また、コンデンサ53を省略してもよい。
・上記実施形態の電圧変換回路50を、電池パック12からの電圧を昇圧する電圧変換回路に具体化してもよい。また、電池パック12からの電圧を昇降圧する電圧変換回路に具体化してもよい。
・上記実施形態の故障検出回路60の内部構成は特に限定されない。例えば、上記実施形態では、直流化回路61を、抵抗R1とコンデンサC1とからなる積分回路に具体化した。これに限らず、例えば、直流化回路61を、ドレイン電圧Vdを平滑化して直流化する平滑回路に具体化してもよい。
・上記実施形態における制御信号S2の生成を省略してもよい。この場合には、例えば、トリガスイッチ25がオンしているときに故障検出回路60を常時動作させる。
・上記実施形態では、スイッチング素子51の一例としてNチャネル型のMOSFETを開示したが、Pチャネル型のMOSFETやバイポーラトランジスタを用いてもよい。
・上記実施形態では、スイッチング素子80の一例としてPチャネル型のMOSFETを開示したが、Nチャネル型のMOSFETやバイポーラトランジスタを用いてもよい。
・上記実施形態のスイッチング素子80を、スイッチング素子51と出力側端子44との間に、スイッチング素子51と直列に接続するようにしてもよい。
・上記実施形態のスイッチング素子80を省略してもよい。
・アダプタ13を電動工具本体11に内蔵してもよい。すなわち、アダプタ13を構成する回路(電源回路45、電圧変換回路50、故障検出回路60等)を電動工具本体11に内蔵してもよい。
・上記実施形態では、アダプタ13を備えた電動工具10に具体化したが、これに限定されない。例えば、クリーナ(掃除機)、ブロワー(送風機)又は照明装置等においても同様にアダプタ13を備えてもよい。
・上記実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
次に、上記実施形態及び変形例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(付記1)電池パックと電気的に接続される入力側端子と、負荷と電気的に接続される出力側端子と、前記入力側端子と前記出力側端子との間に接続された第1スイッチング素子を有し、前記第1スイッチング素子のオン・オフ動作により、前記電池パックから出力される電圧を電圧変換する電圧変換回路と、前記第1スイッチング素子の前記負荷側の端子における端子電圧に基づいて、前記第1スイッチング素子の短絡故障を検出して故障検出信号を生成する故障検出回路と、を備えていることを特徴とするアダプタ。
(付記2)付記1に記載のアダプタにおいて、前記入力側端子と前記出力側端子との間において前記第1スイッチング素子と直列に接続され、前記故障検出信号に応じてオフする第2スイッチング素子を備えていることを特徴とするアダプタ。
(付記3)付記1又は2に記載のアダプタにおいて、前記故障検出信号に基づいて、前記短絡故障の発生を報知する報知回路を備えていることを特徴とするアダプタ。
(付記4)付記1〜3のいずれか一項に記載のアダプタにおいて、前記故障検出回路は、前記端子電圧を直流化する直流化回路と、前記直流化された電圧と基準電圧との比較結果に基づいて前記故障検出信号を生成する比較回路と、を備えていることを特徴とするアダプタ。
(付記5)付記1〜4のいずれか一項に記載のアダプタにおいて、前記電池パックから出力される電圧が前記負荷の定格電圧よりも高い場合に、前記故障検出回路を動作させる制御信号を生成する制御回路を備えていることを特徴とするアダプタ。
(付記6)前記電池パックと、前記負荷を有する電動工具本体と、前記電池パックと前記電動工具本体との間に設けられた、請求項1〜5のいずれか一項に記載のアダプタと、を備えていることを特徴とする電動工具。
10…電動工具、11…電動工具本体、12…電池パック、13…アダプタ、23…モータ(負荷)、41,42…入力側端子、43,44…出力側端子、50…電圧変換回路、51…スイッチング素子(第1スイッチング素子)、52…制御回路、60…故障検出回路、61…直流化回路、63…比較回路、70…報知回路、80…スイッチング素子(第2スイッチング素子)。

Claims (5)

  1. 電池パックと電気的に接続される入力側端子と、
    負荷と電気的に接続される出力側端子と、
    前記入力側端子と前記出力側端子との間に接続された第1スイッチング素子を有し、前記第1スイッチング素子のオン・オフ動作により、前記電池パックから出力される電圧を電圧変換する電圧変換回路と、
    前記第1スイッチング素子の前記負荷側の端子における端子電圧に基づいて、前記第1スイッチング素子の短絡故障を検出して故障検出信号を生成する故障検出回路と、
    前記電池パックから出力される電圧が前記負荷の定格電圧よりも高い場合に、前記故障検出回路を動作させる制御信号を生成する制御回路と、を備えていることを特徴とするアダプタ。
  2. 請求項1に記載のアダプタにおいて、
    前記入力側端子と前記出力側端子との間において前記第1スイッチング素子と直列に接続され、前記故障検出信号に応じてオフする第2スイッチング素子を備えていることを特徴とするアダプタ。
  3. 請求項1又は2に記載のアダプタにおいて、
    前記故障検出信号に基づいて、前記短絡故障の発生を報知する報知回路を備えていることを特徴とするアダプタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のアダプタにおいて、
    前記故障検出回路は、
    前記端子電圧を直流化する直流化回路と、
    前記直流化された電圧と基準電圧との比較結果に基づいて前記故障検出信号を生成する比較回路と、を備えていることを特徴とするアダプタ。
  5. 前記電池パックと、
    前記負荷を有する電動工具本体と、
    前記電池パックと前記電動工具本体との間に設けられた、請求項1〜4のいずれか一項に記載のアダプタと、を備えていることを特徴とする電動工具。
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