JP2009122934A - コネクタを備える電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷電流による出力電圧の変動を著しく小さく制限しながら、コネクタに外部負荷が接続されたかどうかを確実に安定して判定する。
【解決手段】コネクタを備える電源は、外部負荷が脱着自在に連結されるコネクタ3と、このコネクタ3に接続されてコネクタ3に電源電力を出力する電源回路1と、この電源回路1とコネクタ3との間に接続されて、コネクタ3の外部負荷の接続を判定する接続判定回路2とを備える。接続判定回路2は、電源回路1からコネクタ3の方向に電流を流すように接続してなるダイオード4と、このダイオード4と並列に接続している検出スイッチ5と、この検出スイッチ5をオンオフに切り変えてダイオード4の電圧降下を検出する制御回路6とを備える。この電源は、制御回路6が、検出スイッチ5をオンオフに切り変えてダイオード4の電圧降下の変化電圧値を検出し、検出される変化電圧の大小からコネクタ3の接続状態を判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力を出力するコネクタを備える電源に関し、とくに、コネクタに外部負荷が接続されたかどうかを判定する接続判定回路を備える電源に関する。
コネクタを備える電源は、コネクタに外部負荷が接続されたかどうかを判定して、種々の処理ができる。たとえば、コネクタに外部負荷が接続されない状態では、省電力モードに切り換えて無駄な電力消費を削減し、あるいは出力電圧を遮断して安全性を向上できる。従来の電源回路は、コネクタに外部負荷が接続されたかどうかを検出スイッチで物理的に検出している。検出スイッチは、コネクタの近傍に配設されて、コネクタに連結される接続プラグでオンオフに切り変えられる。検出スイッチを設ける構造は、部品コストが高くなるばかりでなく、信頼性に欠ける欠点がある。それは、機械的な可動部分のあるスイッチの耐久性が、可動部分のない電子回路に比較して短くなるからである。また、検出スイッチは、外部負荷のみでなく、検出スイッチを切り換える応力が作用して誤動作することがあることも信頼性を低下させる原因となる。この欠点を解消するために、外部負荷の接続を電流を検出して電気的に判定する回路が開発されている。(特許文献1参照)
特開2007−206012号公報
特許文献1の回路図を図1に示す。この電源回路は、電源90と負荷91との間に、電圧降下発生用抵抗92とスイッチング用トランジスタ93を直列に接続している。電圧降下発生用抵抗92は、スイッチング用トランジスタ93よりも電源90に近い側に接続している。電圧降下発生用抵抗92で降圧された電圧を出力電圧として検出し、この検出電圧から負荷91のショート異常やオープン異常を判定する。
この電源回路は、負荷電流が大きくなるにしたがって、電圧降下発生用抵抗の電圧降下が大きくなるので、負荷電流によって出力電圧が変化する。このため、出力電圧で外部負荷が接続されたかどうかを判定できる。しかしながら、この回路は、負荷電流が増加するにしたがって負荷の供給電圧が変動する欠点がある。電源回路において、出力電圧を安定化して出力することは極めて大切な特性である。とくに、負荷電流が変動して出力電圧を安定化する安定化回路を内蔵する電源回路にあっては、安定化回路からの出力電圧をいかに定電圧に保持できても、出力側に接続している電圧降下発生用抵抗で電圧が変動するのでは安定化を実現できない。このため、負荷電流によって出力電圧が変動する特性は、電源としての電気特性を著しく低下させる。
負荷電流が大きくなって出力電圧を低下する割合を小さくするには、電圧降下発生用抵抗の電気抵抗を小さくする必要がある。ただ、電圧降下発生用抵抗の電気抵抗を小さくすると、電流に対する電圧降下発生用抵抗の電圧降下が小さくなる。このため、電圧降下発生用抵抗の電圧降下を増幅率の高いアンプで増幅して検出する必要があり、回路構成が複雑になる。また、小さい電圧降下を大きく増幅して電流を判定するので、雑音の影響を受けやすく、正確に判定するのが難しくなる欠点もある。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、負荷電流による出力電圧の変動を著しく小さく制限しながら、コネクタに外部負荷が接続されたかどうかを確実に安定して判定できるコネクタを備える電源を提供することにある。
本発明のコネクタを備える電源は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
コネクタを備える電源は、外部負荷が脱着自在に連結されるコネクタ3と、このコネクタ3に接続されてコネクタ3に電源電力を出力する電源回路1と、この電源回路1とコネクタ3との間に接続されて、コネクタ3の外部負荷の接続を判定する接続判定回路2とを備える。接続判定回路2は、電源回路1からコネクタ3の方向に電流を流すように接続してなるダイオード4と、このダイオード4と並列に接続している検出スイッチ5と、この検出スイッチ5をオンオフに切り変えてダイオード4の電圧降下を検出する制御回路6とを備える。この電源は、制御回路6が、検出スイッチ5をオンオフに切り変えてダイオード4の電圧降下の変化電圧値を検出し、検出される変化電圧の大小からコネクタ3の接続状態を判定する。
本発明の請求項2の電源は、ダイオード4を、ショットキーバリヤダイオードとしている。また、本発明の請求項3の電源は、コネクタ3を、USBコネクタ3Aとしている。さらにまた、本発明の請求項4の電源は、制御回路6が、コネクタ3に出力される電圧を検出してダイオード4の電圧降下を検出している。
さらに、本発明の請求項5の電源は、電源回路1を、DC/DCコンバータ10としている。さらにまた、本発明の請求項6の電源は、電源回路1がDC/DCコンバータ10で、制御回路6が、コネクタ3に外部負荷が接続されない状態を検出して、DC/DCコンバータ10を所定の周期で省電力モードに切り換えている。
本発明の電源は、負荷電流による出力電圧の変動を著しく小さく制限しながら、コネクタに外部負荷が接続されたかどうかを確実に安定して判定できる特徴がある。それは、本発明の電源が、電源回路とコネクタとの間に、コネクタの外部負荷の接続を判定する接続判定回路を接続して、この接続判定回路を、電源回路からコネクタの方向に電流を流すように接続してなるダイオードと、このダイオードと並列に接続している検出スイッチと、この検出スイッチをオンオフに切り変えてダイオードの電圧降下を検出する制御回路とで構成し、制御回路でもって、検出スイッチをオンオフに切り変えてダイオードの電圧降下の変化電圧値を検出し、検出される変化電圧の大小からコネクタの接続状態を判定するからである。
本発明の電源は、検出スイッチをオフに切り換える状態でダイオードの両端に電圧降下が発生する。ダイオードの電流に対する順方向電圧(Vf)の変化特性を図3に示す。この図に示すように、ダイオードの順方向電圧(Vf)は、電流が極めて小さい微少電流範囲にあっては、電流によって急激に大きくなるが、電流がある範囲から大きくなる定格電流範囲においては、ほとんど変化しない。このため、ダイオードと並列に接続しているスイッチをオフに切り換えて、負荷電流が全てのダイオードに流れる状態において、ダイオードの順方向電圧(Vf)がそれほど大きくなることはない。また、電流が定格電流まで増加してもほとんど変化しない。定格電流におけるダイオードの順方向電圧(Vf)は約0.6Vと極めて小さく、ショットキーバリヤダイオードにあっては、順方向電圧(Vf)が約0.3V〜0.4Vとさらに小さくなる。このため、本発明の電源は、検出スイッチをオフに切り換える状態における出力電圧の低下を極めて小さくできる。検出スイッチをオンに切り換える状態では、ダイオードによる出力電圧の低下はない。したがって、検出スイッチをオンオフに切り変えて変化する電圧変動を小さくできる。ただ、外部負荷が接続されない状態では電流が流れないので、検出スイッチをオフに切り換える状態でダイオードの電圧降下はほとんど0Vとなり、外部負荷を接続する状態ではダイオードの順方向電圧(Vf)となるので、検出スイッチをオフに切り換える状態と、検出スイッチをオンに切り換える状態での電圧降下を検出して、この電圧降下の大きさからコネクタに外部負荷が接続されたかどうかを確実に判定できる。
本発明の請求項2の電源は、ダイオードをショットキーバリヤダイオードとするので、出力電圧をより電圧変化の少ない状態に安定化できる。それは、ショットキーバリヤダイオードの順方向電圧(Vf)が極めて小さいからである。
また、本発明の請求項3の電源は、コネクタをUSBコネクタとする。この電源は、規格化されたUSBコネクタを特別な形状とすることなく、規格化されたUSBコネクタを使用して外部負荷の接続を確実に判定できる。
さらにまた、本発明の請求項4の電源は、コネクタに出力される電圧を検出してダイオードの電圧降下を検出する。この電源は、簡単な電圧検出回路でダイオードの電圧降下を検出できる。このため、制御回路を簡単な回路構成として、外部負荷の接続を確実に判定できる。
また、本発明の請求項5の電源は、電源回路をDC/DCコンバータとする。DC/DCコンバータは出力電圧を安定化するフィードバック回路を備えるので、DC/DCコンバータで安定化された出力電圧を、負荷電流によって変動させることなく外部負荷に電力を供給できる。
また、本発明の請求項6の電源は、電源回路をDC/DCコンバータとし、制御回路でもってコネクタに外部負荷が接続されない状態を検出して、DC/DCコンバータを所定の周期で省電力モードに切り換える。この電源は、外部負荷が接続されない状態ではDC/DCコンバータを省電力モードにできるので無駄な電力消費を少なくできる。また、所定の周期でDC/DCコンバータを省電力モードに切り換えるので、外部負荷が接続されると、外部負荷の接続を検出してDC/DCコンバータを動作状態に切り換えできる。すなわち、外部負荷が接続されるとDC/DCコンバータを動作モードとして、外部負荷が接続されない状態では省電力モードにできる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのコネクタを備える電源を例示するものであって、本発明は電源を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2の電源は、電池7を内蔵する携帯式電源である。この携帯式電源は、外部負荷をPDA(携帯情報端末)、携帯電話、ICプレーヤなどの電子機器として、これ等の電子機器に電力を供給して、内蔵電池を緊急充電するのに使用される。ただ、本発明は、電源を携帯式電源には特定しない。本発明の電源は、コネクタを介して外部負荷を接続して、外部負荷に電力を供給する全ての電源に使用できる。
図2の電源は、外部負荷を脱着自在に連結するためのコネクタ3と、このコネクタ3に接続されてコネクタ3に電源電力を出力する電源回路1と、この電源回路1とコネクタ3との間に接続されて、コネクタ3の外部負荷の接続を判定する接続判定回路2とを備える。
コネクタ3は、電源電力を出力するコネクタである。コネクタ3は、USBコネクタ3Aである。USBコネクタ3Aは、種々の電子機器を外部負荷として接続して電力を供給できる。ただし、コネクタには、USBコネクタに代わって、外部負荷を接続する全てのコネクタとすることもできる。図の電源は、充電できる電池7を内蔵するので、この電池7に電力を供給して充電するACアダプタを接続する入力コネクタ8も備えている。
電源回路1は、入力コネクタ8から入力される電力で電池7を充電する充電回路11と、充電回路11で充電される電池7と、この電池7の電圧を調整して出力するDC/DCコンバータ10を内蔵する。DC/DCコンバータ10は、出力電圧を安定化してコネクタ3に出力する。充電回路11は、入力コネクタ8から入力される電力で電池7を定電流、または定電流定電圧充電して満充電する。充電できる電池をニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池とする電源は、充電回路で定電流充電して電池を満充電し、電池をリチウムイオン電池とする電源は、充電回路で定電流定電圧充電して電池を満充電する。
接続判定回路2は、電源回路1からコネクタ3の方向に電流を流すように接続してなるダイオード4と、このダイオード4と並列に接続している検出スイッチ5と、この検出スイッチ5をオンオフに切り変えてダイオード4の電圧降下を検出する制御回路6とを備える。
ダイオード4は、ショットキーバリヤダイオードである。ショットキーバリヤダイオードは、順方向電圧(Vf)が小さく、検出スイッチ5をオンオフに切り変える状態での出力電圧の変動を小さくできる。ただ、ダイオードは、ショットキーバリヤダイオードには特定せず、全てのダイオードを使用できる。さらに、このダイオードと並列に接続されるFETの寄生ダイオードを使用することもできる。
検出スイッチ5は、制御回路6でオンオフに制御されるスイッチである。図の電源の検出スイッチ5はFETである。ただし、検出スイッチには、FETに代わってトランジスタやリレー等、制御回路6でオンオフに制御できる全てのスイッチを使用できる。ただし、本発明の電源は、この検出スイッチ5をオンオフに切り変えてダイオード4の電圧降下を検出して外部負荷の接続を判定するので、検出スイッチ5には、オン状態における電圧降下がダイオード4の順方向電圧(Vf)よりも小さいものが使用される。
制御回路6は、検出スイッチ5をオンオフに切り変えてダイオード4の電圧降下の変化電圧値を検出し、検出された変化電圧の大小からコネクタ3の接続状態を判定する。図の制御回路6は、検出スイッチ5をオンオフに切り変えて、コネクタ3に出力される電圧を検出してダイオード4の電圧降下を検出する。ダイオード4の電圧降下は、電源回路1の出力電圧とコネクタ3側の電圧との差であるから、電源回路1の出力電圧が一定ないしほぼ一定であれば、コネクタ3に出力される電圧を検出してダイオード4の電圧降下を検出できる。とくに、本発明の電源は、検出スイッチ5をオンオフに切り変えて、ダイオード4の電圧降下の差電圧から外部負荷の接続を判定するので、ダイオード4の電圧降下の差は、コネクタ3に出力される電圧の差電圧となる。つまり、検出スイッチ5をオンオフに切り変える状態で、コネクタ3に出力される電圧の差は、ダイオード4の電圧降下の差電圧となる。したがって、制御回路6は、検出スイッチ5をオンオフに切り変えて、コネクタ3に出力される電圧の差を検出して、ダイオード4の電圧降下の差を検出できる。
図4は、外部負荷を接続する状態と、接続しない状態で検出スイッチ5をオンオフに切り変えて、コネクタ3に出力される電圧が変化する状態を示している。コネクタ3に外部負荷が接続される状態(電流が流れる状態)で、検出スイッチ5がオフに切り換えられるとコネクタ3への出力電圧は低下する。それは、電源回路1の出力電圧が、ダイオード4の電圧降下である順方向電圧(Vf)に相当して低下するが、外部負荷を接続する状態では、ダイオード4に順方向に電流が流れて、順方向電圧(Vf)は無負荷の状態にくらべて大きくなる。たとえば、ショットキーバリヤダイオードにあっては、定格電流における順方向電圧(Vf)が0.3V〜0.4Vとなるので、コネクタ3に出力される電圧は、電源回路1の出力電圧よりも0.3V〜0.4V低くなる。この状態で、検出スイッチ5をオンにすると、検出スイッチ5による電圧降下は無視できる程度に小さく、コネクタ3に出力される電圧は電源電圧まで上昇する
これに対して、コネクタ3に外部負荷が接続されない状態で、検出スイッチ5がオフに切り換えられると、コネクタ3への出力電圧はほとんど低下しない。それは、電源回路1の出力電圧が、ダイオード4の電圧降下である順方向電圧(Vf)に相当して低下するが、外部負荷を接続しない状態では、ダイオード4にほとんど電流が流れず、順方向電圧(Vf)が極めて小さくなるからである。したがって、検出スイッチ5をオフに切り換えても、コネクタ3の電圧はほとんど低下しない。この状態で、検出スイッチ5をオンにすると、コネクタ3に出力される電圧は電源電圧まで上昇するが、検出スイッチ5をオフにする状態でも、コネクタ3に出力される電圧はほとんど低下しないので、検出スイッチ5をオンオフに切り変えて、コネクタ3の電圧はほとんど変化しない。
したがって、制御回路6は、検出スイッチ5をオンからオフに切り変えてコネクタ3の電圧が大きく低下すると、いいかえると、検出スイッチ5をオフに切り換えて、ダイオード4の電圧降下が大きくなると、コネクタ3に外部負荷が接続されたと判定する。また、検出スイッチ5をオンからオフに切り変えて、コネクタ3の電圧が低下しないと、外部負荷が接続されないと判定する。
さらに、図の電源は、電源回路1の出力側にDC/DCコンバータ10を省電力モードに切り換える省電力モード切換回路12を設けている。省電力モード切換回路12は、コネクタ3に外部負荷を接続されない状態を検出すると、DC/DCコンバータ10を所定の周期で省電力モードに切り換える。この省電力モード切換回路12は、DC/DCコンバータ10の出力側とアースとの間に接続しているツェナーダイオード13とコンデンサー14からなる直列回路と、この直列回路のツェナーダイオード13とコンデンサー14との接続点をベースに入力している入力トランジスタ15とこの入力トランジスタ15のコレクタにベースを接続しているスイッチングトランジスタ16とを備える。
ツェナーダイオード13は、DC/DCコンバータ10の出力電圧よりも小さい電圧で降伏する電気特性を有する。入力トランジスタ15は、入力抵抗17を介してツェナーダイオード13とコンデンサー14との接続点にベースを接続している。入力抵抗17の電気抵抗と、コンデンサー14の静電容量の時定数は、DC/DCコンバータ10を動作状態と省電力モードに切り換える周期を特定する。入力抵抗17の電気抵抗を大きくして、コンデンサー14の静電容量を大きくすると、DC/DCコンバータ10を動作状態と省電力モードに切り換える周期は長くなる。入力トランジスタ15は、負荷抵抗18を介して電源20に接続され、スイッチングトランジスタ16は、ベース抵抗19を介してベースを入力トランジスタ15のコレクタに接続している。この省電力モード切換回路12は、スイッチングトランジスタ16が”High”の信号を出力して、DC/DCコンバータ10を省電力モードとし、”Low”を出力して、DC/DCコンバータ10を動作モードとする。
以上の省電力モード切換回路12は以下の動作をして、DC/DCコンバータ10を動作モードと省電力モードに所定の周期(例えば、動作モード1〜5秒と省電力モード1〜10秒)で切り換える。
最初は、電源20のVccによってスイッチングトランジスタ16がオンに制御される。オン状態のスイッチングトランジスタ16は、コレクタの電圧が低下して”Low”を出力する。”Low”信号はDC/DCコンバータ10に入力され、DC/DCコンバータ10は動作状態となる。動作状態になったDC/DCコンバータ10は、安定化された電圧を出力する。DC/DCコンバータ10から出力される電圧でツェナーダイオード13が降伏する。降伏したツェナーダイオード13はコンデンサー14を充電して、コンデンサー14の電圧を上昇させる。コンデンサー14の電圧が上昇するにしたがって、入力トランジスタ15のベース電流が増加する。ベース電流が増加して、入力トランジスタ15がオンに切り換えられる。入力トランジスタ15がオンになる時間は、コンデンサー14の静電容量と入力抵抗17の電気抵抗で特定される。入力トランジスタ15がオンになると、コレクタの電圧が低下し、スイッチングトランジスタ16のベース電流が減少して、スイッチングトランジスタ16がオフに切り換えられる。オフ状態になったスイッチングトランジスタ16は、コレクタ電圧が上昇して”High”を出力する。スイッチングトランジスタ16から出力される”High”信号は、DC/DCコンバータ10に入力されて、DC/DCコンバータ10を省電力モードに切り換える。その後、コンデンサー14が入力抵抗17で放電されて電圧が低下する。コンデンサー14の電圧が低下すると、入力トランジスタ15がオフに切り換えられる。入力トランジスタ15がオフになると、スイッチングトランジスタ16がオンに切り換えられる。オン状態のスイッチングトランジスタ16は”Low”を出力して、DC/DCコンバータ10を動作モードに切り換える。以下、この状態を繰り返して、DC/DCコンバータ10は所定の周期で動作モードと、省電力モードに切り換えられる。
DC/DCコンバータ10は、制御回路6によっても制御され、コネクタ3に外部負荷が接続される状態では、DC/DCコンバータ10を動作モードに保持する。制御回路6は、コネクタ3に外部負荷が接続されないことを検出すると、DC/DCコンバータ10を所定の周期で動作モードと省電力モードに切り換えて、無駄な電力消費を削減する。
従来の電源の回路図である。 本発明の一実施例にかかるコネクタを備える電源のブロック図である。 ダイオードの電流に対する順方向電圧(Vf)の変化特性を示すグラフである。 検出スイッチをオンオフに切り変えて出力電圧が変化する状態を示すグラフである。
符号の説明
1…電源回路
2…接続判定回路
3…コネクタ 3A…USBコネクタ
4…ダイオード
5…検出スイッチ
6…制御回路
7…電池
8…入力コネクタ
10…DC/DCコンバータ
11…充電回路
12…省電力モード切換回路
13…ツェナーダイオード
14…コンデンサー
15…入力トランジスタ
16…スイッチングトランジスタ
17…入力抵抗
18…負荷抵抗
19…ベース抵抗
20…電源
90…電源
91…負荷
92…電圧降下発生用抵抗
93…スイッチング用トランジスタ

Claims (6)

  1. 外部負荷が脱着自在に連結されるコネクタ(3)と、このコネクタ(3)に接続されてコネクタ(3)に電源電力を出力する電源回路(1)と、この電源回路(1)とコネクタ(3)との間に接続されて、コネクタ(3)の外部負荷の接続を判定する接続判定回路(2)とを備え、
    前記接続判定回路(2)は、電源回路(1)からコネクタ(3)の方向に電流を流すように接続してなるダイオード(4)と、このダイオード(4)と並列に接続している検出スイッチ(5)と、この検出スイッチ(5)をオンオフに切り変えてダイオード(4)の電圧降下を検出する制御回路(6)とを備え、
    制御回路(6)が、検出スイッチ(5)をオンオフに切り変えてダイオード(4)の電圧降下の変化電圧値を検出し、検出された変化電圧の大小からコネクタ(3)の接続状態を判定するコネクタを備える電源。
  2. 前記ダイオード(4)がショットキーバリヤダイオードである請求項1に記載されるコネクタを備える電源。
  3. 前記コネクタ(3)がUSBコネクタ(3A)である請求項1に記載されるコネクタを備える電源。
  4. 前記制御回路(6)が、コネクタ(3)に出力される電圧を検出してダイオード(4)の電圧降下を検出する請求項1に記載されるコネクタを備える電源。
  5. 前記電源回路(1)がDC/DCコンバータ(10)である請求項1に記載されるコネクタを備える電源。
  6. 前記電源回路(1)がDC/DCコンバータ(10)で、前記制御回路(6)はコネクタ(3)に外部負荷が接続されない状態を検出して、DC/DCコンバータ(10)を所定の周期で省電力モードに切り換える請求項1に記載されるコネクタを備える電源。
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