JP6536216B2 - 従動ホイール - Google Patents
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Description
上記課題を解決する従動ホイールは、軸を受ける軸受部と、長尺物と係合するリム部とを有し、前記長尺物の移動に伴って回転する従動ホイールであって、複数の同一の板金部材を接合することによって形成される。
この構成によれば、複数の板金部材同士を接合する際に溶接工程が不要となるため、金属製の従動ホイールを効率よく製造することができる。
上記従動ホイールにおいて、前記嵌合部は、前記各板金部材を切り起こすことによって形成されることが好ましい。
上記従動ホイールにおいて、2つの同一の前記板金部材を軸方向に重ね合わせた状態で接合することによって形成され、前記嵌合部は、前記板金部材の周方向に等間隔となるように複数配置されていることが好ましい。
上記従動ホイールにおいて、前記嵌合部同士が嵌合する嵌合方向は、前記板金部材の周方向に沿っており、2つの前記板金部材は、それらの複数の前記嵌合部同士が前記周方向で隣り合うように重ね合わせた状態で相対回転させることによって、それらの複数の前記嵌合部同士が同時に嵌合することが好ましい。
図1に示すように、汚泥掻き寄せ機11は、下水が貯留される横長の直方体状をなす沈殿槽12を備えている。沈殿槽12の底部における長手方向の一端部には、下水に含まれる汚泥を集積させるための汚泥ピット13が沈殿槽12の短手方向に延びるように凹設されている。
図2及び図3に示すように、従動スプロケット17は、軸18を受ける軸受部25と、チェーン19が巻き掛けられるリム部26と、軸受部25とリム部26とを連結する連結部27とを有し、チェーン19の移動に伴って軸18とともに一体回転する。従動スプロケット17は、2つの同一の円形状の板金部材31を軸方向Xに重ね合わせた状態で接合することによって形成される。
図3及び図4に示すように、本実施形態における板金部材31は、1枚のステンレス鋼の板材を絞りプレス加工することによって形成される。そして、板金部材31は、軸受部25を形成する部分である円筒状の軸受部形成部32と、リム部26を形成する部分である断面視略L字板状をなす円環状のリム部形成部33と、連結部27を形成する部分である円環板状の連結部形成部34とを備えている。
さて、図6及び図7に示すように、従動スプロケット17を組み立てる場合には、まず、2つの板金部材31を、それらの4つずつの嵌合舌片部35同士が板金部材31の周方向でそれぞれ隣り合うように軸方向Xに重ね合わせた状態にする。このとき、一方の板金部材31の4つの嵌合舌片部35の先端側屈曲部35bと、他方の板金部材31の4つの嵌合舌片部35の先端側屈曲部35bとがそれぞれ板金部材31の周方向において対向する。
(1)従動スプロケット17は、2つの同一の板金部材31を接合することによって形成される。すなわち、金属製の従動スプロケット17は、1種類の板金部材31を2つ接合することによって形成される。このため、従動スプロケット17の製造に必要な部材の種類数を低減することができる。加えて、従動スプロケット17は、板金部材31を形成するための金型が1つあれば製造できるので、寸法がばらつくことを抑制できる。
(8)従動スプロケット17の軸受部25は、絞りプレス加工された2つの板金部材31の軸受部形成部32によって形成されているため、軸18を受ける軸受部25の内周面(軸受面)が粗くなっている。このため、軸受部25に対する軸18の摺動が抑制されるので、軸受部25の摩耗を抑制できる。
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・図9に示すように、板金部材31は、嵌合舌片部35の代わりに嵌合部の一例としての矩形L字板状の凸部40を周縁全体に等間隔で複数形成するようにしてもよい。この場合、各凸部40は、軸方向Xの一方側に向かってほぼ真っ直ぐに延びた後、板金部材31の径方向の外側に向かって屈曲している。そして、図10に示すように、2つの板金部材31を軸方向Xに重ね合わせつつ、一方の板金部材31の各凸部40間に他方の板金部材31の各凸部40を嵌合させて2つの板金部材31を接合することにより、従動スプロケット17が形成される。この場合、従動スプロケット17における一方の板金部材31の各凸部40と他方の板金部材31の各凸部40との間の領域にチェーン19が巻き掛けられる。したがって、一方の板金部材31の各凸部40と他方の板金部材31の各凸部40とによってリム部26が形成される。
・各嵌合舌片部35は、先端側屈曲部35bを省略してもよい。
・2つの板金部材31の4つずつの嵌合舌片部35同士が嵌合する嵌合方向は、必ずしも板金部材31の周方向に沿っている必要はない。
・従動スプロケット17を構成する板金部材31の4つの嵌合舌片部35は、必ずしも板金部材31の周方向に等間隔となるように配置される必要はない。すなわち、4つの嵌合舌片部35は、板金部材31の周方向にそれぞれ異なる間隔で配置してもよい。
・従動スプロケット17を構成する2つの板金部材31は、必ずしもそれらの嵌合舌片部35同士を嵌合させることによって接合する必要はない。すなわち、2つの板金部材31は、溶接によって接合するようにしてもよいし、ボルトとナットによって接合するようにしてもよい。
Claims (3)
- 2つの同一の板金部材を軸方向に重ね合わせた状態で接合することによって形成され、軸を受ける軸受部と、長尺物と係合するリム部と、前記板金部材同士を接合するときに嵌合させる嵌合部とを有し、前記長尺物の移動に伴って回転する従動ホイールであって、
前記嵌合部は、前記板金部材に対して当該板金部材の周方向の一端側でのみ繋がる形状に前記各板金部材から各々切り起こした部分を前記板金部材における前記軸受部を形成する部分である軸受部形成部が突出する側の面とは反対側の面に沿って延びるように曲げ加工を行うことによって形成される弾性変形可能な嵌合舌片部と、前記各板金部材における前記各嵌合舌片部が切り起こされた部分に前記嵌合舌片部とは前記軸方向において重なる形状で形成される貫通孔と、を含んで構成され、
前記嵌合舌片部は、前記貫通孔に嵌合した状態において当該貫通孔の周縁に対して前記板金部材の周方向の一端側で係止可能に屈曲した形状の基端側屈曲部を有し、
2つの前記板金部材は、互いの前記嵌合舌片部同士が前記板金部材の周方向で隣り合うように前記板金部材同士を前記軸方向に重ね合わせた状態で相対回転されることによって、一方の前記板金部材における前記嵌合舌片部及び前記貫通孔と他方の前記板金部材における前記貫通孔及び前記嵌合舌片部とが同時に嵌合することを特徴とする従動ホイール。 - 前記軸受部と前記リム部とを連結する連結部をさらに備え、
前記嵌合部は、前記各板金部材における前記連結部を形成する部分である連結部形成部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の従動ホイール。 - 前記嵌合部は、前記板金部材の周方向に等間隔となるように複数配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の従動ホイール。
Priority Applications (1)
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JP2015127614A JP6536216B2 (ja) | 2015-06-25 | 2015-06-25 | 従動ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015127614A JP6536216B2 (ja) | 2015-06-25 | 2015-06-25 | 従動ホイール |
Publications (2)
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JP2017009088A JP2017009088A (ja) | 2017-01-12 |
JP6536216B2 true JP6536216B2 (ja) | 2019-07-03 |
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ID=57761310
Family Applications (1)
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JP2015127614A Active JP6536216B2 (ja) | 2015-06-25 | 2015-06-25 | 従動ホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6536216B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2015
- 2015-06-25 JP JP2015127614A patent/JP6536216B2/ja active Active
Also Published As
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JP2017009088A (ja) | 2017-01-12 |
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