JP6534244B2 - ウイングレット取付具およびスプリットウイングレットを主翼に取り付ける方法 - Google Patents

ウイングレット取付具およびスプリットウイングレットを主翼に取り付ける方法 Download PDF

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Description

本開示は、概して主翼端装置に関し、詳細には、スプリットウイングレットを航空機の主翼に取り付けるためのウイングレット取付具に関する。
ウイングレットは、航空機の主翼が空中を移動するとき、主翼によって生成される空気抵抗を減少させるために航空機の主翼端に含まれ得る。ウイングレットによって主翼の後縁の長さが効果的に増加し、それによって後縁および主翼端によってもたらされる渦の分布が広がる。主翼の後縁に沿った渦の再分布によって、結果的に、誘導空気抵抗が著しく減少し、航空機の性能を向上させることができる。
ウイングレットは、主翼端から上方に延在する単一のウイングレットとして設けられ得る。ウイングレットは、また、主翼端から上方および下方にそれぞれ延在する上側ウイングレットおよび下側ウイングレットを有するスプリットウイングレットとして設けられてもよい。ウイングレットは、ウイングレットと主翼端連結箇所における曲げ荷重に耐えることができるやり方で、主翼構造体に連結されなければならない。
しばしば、ウイングレットを航空機から取り外し、そのウイングレットを同じまたは異なる構造の新しいウイングレットと交換する必要が生じることがある。スプリットウイングレットでは、下側ウイングレットだけを取り外して交換するのが望ましいことも、上側ウイングレットだけを取り外して交換するのが望ましいこともある。残念ながら、ウイングレットを取り付ける従来の手段では、装着、取り外しおよび交換にかなり長い時間を必要とすることがある。さらに、従来のウイングレットの装着、取り外しおよび交換の手段は、ウイングレットを取り外し再装着するためにウイングレットと主翼端連結箇所において主翼を部分的に分解する必要があるような複雑な操作を伴うことがある。
上記から理解できるように、当技術分野では、ウイングレットの装着、取り外しおよび交換にかかる時間を短縮でき、主翼の部分的な分解の必要がない、ウイングレットを主翼に取り付けるためのシステムが必要とされている。
航空機の主翼にウイングレットを取り付けることに関する上述した必要性は、具体的に、主翼取付部、上側ウイングレット取付部および下側ウイングレット取付部を含むことができるウイングレット取付具を提供する本開示によって対処され改善される。上側ウイングレット取付部は、主翼取付部に連結され上側ウイングレットを支持するように構成され得る。下側ウイングレット取付部は、やはりまた主翼取付部に連結され下側ウイングレットを支持するように構成され得る。主翼取付部は、締結具を使用して主翼端に着脱可能に取り付け可能であってよい。締結具は、引張締結具を含むことができ、主翼端の機内側から装着され得る。
さらに、主翼端および主翼外板を含む主翼を有する航空機が開示される。航空機は、主翼取付部、上側ウイングレット取付部および下側ウイングレット取付部を有するウイングレット取付具を含むことができる。主翼取付部は、主翼外板に設けられたアクセスパネルを介して装着される引張締結具によって主翼端に脱着可能に取り付けられ得る。引張締結具は、主翼端の機内側を通って延在することができ、主翼取付部に係合され得る。上側ウイングレット取付部は、主翼取付部に連結され上側ウイングレットを支持することができる。下側ウイングレット取付部は、やはりまた主翼取付部に連結され下側ウイングレットを支持することができる。
さらに、スプリットウイングレットを航空機の主翼端に固定する方法が開示される。方法は、主翼取付部を有するウイングレット取付具の上側ウイングレット取付部に上側ウイングレットを締結することを含むことができる。方法は、さらに、ウイングレット取付具の下側ウイングレット取付部に下側ウイングレットを締結することを含むことができる。方法は、さらに、主翼端の機内側から装着される引張締結具を使用して、主翼取付部を主翼端に締結してスプリットウイングレットを主翼に固定することを含むことができる。
さらなる実施形態では、スプリットウイングレットを使用する方法が開示される。方法は、スプリットウイングレットを主翼に取り付けるウイングレット取付具を有する航空機を準備することを含むことができる。方法は、さらに、航空機が飛行していないとき、ウイングレット取付具が胴体に対して第1の高さに維持されることを含むことができる。方法は、さらに、航空機が飛行しているとき、ウイングレット取付具が胴体に対して第1の高さよりも高い第2の高さに動くことを含むことができる。
ここまで論じてきた特徴、機構および利点は、本開示の様々な実施形態において独立して達成可能であり、またはさらなる実施形態と組み合わせてもよく、そのさらなる詳細は、以下の説明および図面を参照すれば理解することができる。
本開示の上記その他の特徴は、図面を参照すればより明らかになるであろう。図面を通して同じ番号は同じ部分を示している。
主翼の主翼端に据え付けられたスプリットウイングレットを有する航空機の斜視図である。 上反角に向いている上側ウイングレットと下反角に向いている下側ウイングレットを備えるスプリットウイングレットを示す、図1の航空機の正面図である。 主翼端に据え付けられたスプリットウイングレットを示す、図1の線3に沿ったスプリットウイングレットの一実施形態の斜視図である。 上側ウイングレットおよび下側ウイングレットを主翼端に取り付けるためのウイングレット取付具を示す、図3のウイングレットの分解斜視図である。 主翼取付部、上側ウイングレット取付部および下側ウイングレット取付部を備える、単片の一体型構造として構成されているウイングレット取付具の一実施形態の斜視図である。 複数の引張締結具を使用してウイングレットを主翼端リブに取り付けるための取付具付根端を示す、図5のウイングレットのさらなる斜視図である。 上側ウイングレット前桁、上側ウイングレット中間桁および上側ウイングレット後桁を有する、図3の線7に沿った上側ウイングレットの一実施形態の一部の断面図である。 複数のせん断締結具を使用した上側ウイングレット取付部と上側ウイングレットの相互連結を示す、図3の線8に沿った上側ウイングレットの断面図である。 主翼取付部を主翼端リブに締結するために主翼端の機内側から装着されている引張締結具を示す、図5のウイングレット取付具を使用して主翼端に取り付けられたスプリットウイングレットの断面図である。 ウイングレットを主翼端に固定する引張締結具を装着するために、主翼内部への片側だけからの(one−sided)アクセスを可能にするアクセスパネルを示す、図2の線10に沿った主翼の下面の斜視図である。 下側ブラケットと下側ウイングレット取付部にヒンジ連結された上側ブラケットと上側ウイングレット取付部を含むウイングレット取付具のさらなる実施形態の斜視図である。 図11のウイングレット取付具の主翼取付部の斜視図である。 主翼取付部を主翼端リブに締結している引張締結具を示す、図11のウイングレット取付具を使用して主翼端に取り付けられたスプリットウイングレットの断面図である。 主翼取付部、上側ウイングレット取付部および下側ウイングレット取付部が、シヤーピンを使用して一緒に連結されるように構成された別個の構成要素である、ウイングレット取付具のさらなる実施形態の斜視図である。 主翼端リブに締結されている主翼取付部を示す、図14のウイングレット取付具の上面図である。 主翼取付部に組み込まれた拘束機構を示す、図14のウイングレット取付具の主翼取付部の斜視図である。 図14のウイングレット取付具の主翼取付部の側面図である。 上側ウイングレット取付部の上側突出部に連結された取付具付根端の付根部クレビスの斜視図である。 付根部クレビスを上側突出部に連結している中心ピンを示す、図18の線19に沿った断面図である。 取付具付根端が主翼端リブと一体に形成されている一実施形態におけるウイングレット取付具の斜視図である。 図20のウイングレット取付具の上面図である。 シヤーピンを使用して下側ウイングレットを下側ウイングレット取付部に連結するための1対のクレビス継手をさらに示す、一体型構造として形成されている主翼取付部と上側ウイングレット取付部に上側ウイングレットを締結するための外板スプライスおよび桁スプライスを有するウイングレット取付具のさらなる実施形態の斜視図である。 図22に示されているウイングレット取付具、外板スプライス、桁スプライス、ならびに前方および後方のクレビス継手の分解斜視図である。 せん断締結具を使用して、上側ウイングレットを上側ウイングレット取付部に連結している外板スプライス、および下側ウイングレットを下側ウイングレット取付部に連結しているクレビス継手をさらに示す、引張締結具を使用して主翼端リブに連結されている図23のウイングレット取付具の断面図である。 せん断締結具を使用して上側ウイングレットに締結されている外板スプライスおよび桁スプライスを示す、図24の線25に沿ったウイングレット取付具の断面図である。 スプリットウイングレットを主翼端に固定する方法の一実施形態のフローチャートである。 ウイングレット取付具を使用する方法の一実施形態のフローチャートである。 航空機製造および点検手順の流れ図である。 航空機のブロック図である。
次に、本開示の様々な実施形態を例示する目的で示されている図面を参照すると、図1は、胴体102を有する航空機100の斜視図である。胴体102は、乗客および航空機搭乗員のためのキャビンを含むことができる。胴体102は、航空機100の前端部の機首から、胴体102の後端部の尾部104まで延在する。尾部104は、航空機100の方向制御および安定性のための垂直尾108(例えば、垂直安定板)および/または水平尾106(例えば、水平安定板)などの1つまたは複数の尾面を含むことができる。航空機100は、さらに、1対の主翼112、および1つまたは複数の推進ユニットを含むことができる。各主翼112は、主翼端114に据え付けられたスプリットウイングレット298を含むことができる。スプリットウイングレット298のそれぞれは、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400を含むことができる。スプリットウイングレット298は、本明細書に記載されているようなウイングレット取付具150を使用して主翼端114に据え付けられ得る。
有利には、ウイングレット取付具150は、以下により詳細に説明するように、引張締結具172(図4)または他のタイプのねじ付き締結具などの限定された数の締結具を使用して、スプリットウイングレット298全体の比較的迅速な装着および取り外しを可能にするように構成される。しかし、スプリットウイングレット298は、引張荷重がかけられない締結具を使用して主翼端114に取り付けられてもよい。例えば、本明細書で開示される実施形態のいずれにおいても、締結具は、スプリットウイングレット298を主翼端114に取り付けるためのせん断荷重がかけられるねじ付き締結具(図示せず)、またはせん断と引張が組み合わさった荷重がかけられる締結具(図示せず)を含むことができる。さらに、本明細書に開示される実施形態のいずれにおいても、1つまたは複数の機械的特徴(図示せず)がウイングレット取付具150および/または主翼端114に組み込まれ、それによって、ねじ付き締結具を使用しなくても、主翼端114から、例えば主翼端114の片側(例えば、機内側)から、スプリットウイングレット298を着脱可能に簡単に取り付けることができるようになる。
一実施形態では、スプリットウイングレット298は、主翼端114の片側(例えば、機内側134、図3)から装着され得る引張締結具172を含む、ねじ付き締結具などの機械的締結具を使用して、主翼端114に取り付けられ得る。例えば、スプリットウイングレット298を主翼端114に取り付けるのに、引張締結具172のようなねじ付き締結具の他のタイプの締結具が主翼端114の機内側134において主翼内部132に貫入されてもよい。他の実施形態では、ウイングレット取付具150は、ねじ付き締結具を必要とせずに主翼端114に固定されてもよい。さらに、ウイングレット取付具150の実施形態は、有利には、下側ウイングレット400を主翼端114に取り付けたまま、上側ウイングレット300を比較的迅速に装着、取り外しおよび/もしくは交換する、または上側ウイングレット300を主翼端114に取り付けたまま、下側ウイングレット400を比較的迅速に装着、取り外しおよび/または交換するための手段を提供する。
ウイングレット取付具150は、スプリットウイングレット298を図1に示される胴体と主翼からなる航空機100などの固定主翼航空機に据え付ける文脈で説明されているが、ウイングレット取付具150は、制限なく、あらゆる構造のあらゆる航空機にスプリットウイングレット298を据え付けるのに使用することができる。例えば、本明細書で開示されるウイングレット取付具150の実施形態のいずれも、民間、商用または軍用航空機にスプリットウイングレット298を据え付けるのに使用することができる。さらに、本明細書に開示されるウイングレット取付具150のいずれも、別の航空機構造にスプリットウイングレット298を据え付けるのに使用することができ、図1に示された胴体と主翼からなる航空機100構造に限定されない。例えば、ウイングレット取付具150は、ハイブリッドウイングボディ航空機またはブレンデッドウイング航空機にスプリットウイングレット298を据え付けるのに使用することができる。さらに、本明細書に開示されるウイング取付具150の実施形態のいずれも、これらに限定されるわけではないが、水平安定板、カナードまたは他のタイプの空力面を含む、別のタイプの空力面にスプリットウイングレット298を据え付けるのに使用することができる。
図2を参照すると、上側ウイングレット300は、上側ウイングレット付根304および上側ウイングレット先端306を有することができる。上側ウイングレット付根304は、ウイングレット取付具150に付けられるまたは締結され得る。上側ウイングレット300は、航空機100の主翼112から上方に延在し、水平方向に対して上反角302に向けられ得る。一実施形態では、上側ウイングレット300は、主翼112が上方に撓曲することができる約1gの飛行荷重下にあるとき、水平方向に対して少なくとも約60度の上反角302に向けられ得る。しかし、上側ウイングレット300は、約1gの飛行荷重下で、水平方向に対して約60度未満の上反角302に向けられてもよい。一実施形態では、上側ウイングレット300は、水平方向に対して約45〜80度の上反角302に向けられ得る。例えば、上側ウイングレット300は、主翼112が約1gの飛行荷重下にあるとき、水平方向に対して約60度プラスマイナス5度の上反角302に向けられ得る。
図2において、下側ウイングレット400は、下側ウイングレット付根404および下側ウイングレット先端406を有することができる。下側ウイングレット付根404は、ウイングレット取付具150に付けられるまたは別の方法で連結され得る。下側ウイングレット400は、航空機100の主翼112から下方に延在することができ、主翼112が上方に撓曲することができる約1gの飛行荷重下にあるとき、水平方向に対して下反角402に向けられ得る。一実施形態では、下側ウイングレット400は、約30度までまたはそれ以上の下反角402に向けられ得る。例えば、一実施形態では、下側ウイングレット400は、主翼112が約1gの飛行荷重下にあるとき、水平方向に対して約15度プラスマイナス5度の下反角402に向けられ得る。しかし、下側ウイングレット400は、あらゆる下反角402に向けられてよい。上側ウイングレット300および/または下側ウイングレット400は、ウイングレット付根304、404からウイングレット先端306、406まで延在する比較的直線的な部材として図示されているが、非直線形状で設けることができ、かつ湾曲形状または自由輪郭形状を含んでもよく、さらに直線形状、湾曲形状および自由輪郭形状の組み合わせを含むこともできる。
図3を参照すると、一実施形態では、下側ウイングレット付根404は、ウイングレット取付具150のところで上側ウイングレット付根304(図4)と交差するまたはそれに接合され得る。一実施形態では、上側ウイングレット300(図4)の前縁および/または下側ウイングレット400の前縁は、主翼の前縁と概ね一致する場所、または主翼の前縁の全体的に後方の場所のところで、主翼端114と交差することができる。同様に、上側ウイングレット300の後縁および/または下側ウイングレット400の後縁は、主翼の後縁と概ね一致する場所、または主翼の後縁の全体的に後方の場所のところで、主翼端114と交差することができる。
図3において、一実施形態では、スプリットウイングレット298は、上側ウイングレット付根の主翼弦および/または下側ウイングレット付根の主翼弦が、主翼端の主翼弦とほぼ同じ長さになり得るように構成され得る。例えば、一実施形態では、上側ウイングレット付根の主翼弦および/または下側ウイングレット付根の主翼弦は、主翼端の主翼弦の長さの約60〜100パーセントまたはそれ以上の長さをそれぞれ有することができる。この点に関連して、スプリットウイングレット298は、上側ウイングレット付根の主翼弦および/または下側ウイングレット付根の主翼弦が主翼端の主翼弦よりも長いまたは短くなり得るように構成されてよい。
図4を参照すると、図は、ウイングレット取付具150を使用した上側ウイングレット300および下側ウイングレット400と主翼端114の相互連結を示す、スプリットウイングレット298の分解図である。図示の実施形態では、ウイングレット取付具150は、一体型構造192として機械加工、鋳造および/または別の方法で形成され得る、単片の取付具として構成され、その断面は全体的にV字形であってよい。ウイングレット取付具150は、主翼端114に着脱可能に締結されるように構成された取付具付根端154(図9)を有する主翼取付部152を含む。例えば、取付具付根端154は、主翼端リブ128に直接連結され得る。
一実施形態では、主翼取付部152は、主翼端リブ128に当接して接触するように配置され、引張締結具172(図9)または他のタイプの締結具(例えば、せん断締結具)によってそれに締結され得る。例えば、締結具は、機内側134(図3)から主翼端リブ128を貫通して延在することができる。引張締結具172または他のタイプの締結具は、ウイングレット取付具150に直接係合することができる。例えば、引張締結具172または他のタイプの締結具は、ウイングレット取付具150に形成され得る対応する数量のねじ穴(図示せず)にねじ係合され得る。引張締結具172および/またはせん断締結具174などの締結具は、スプリットウイングレット298を主翼端114に取り付けるのに、主翼端114の機外側から装着されてもよい。締結具は、さらに、例えばウイングレット取付具150に据え付けられ得るねじ付きレセプタクル(図示せず)にねじ係合されてもよい。図9に示される実施形態では、引張締結具172または他のタイプの締結具は、取付具付根端154に形成されたバレルナット穴166(図5)に入れられるまたは据え付けられ得る、対応する数量のバレルナット168(図5)にねじ係合され得る。一実施形態では、取付具付根端154は、図20〜21に示され以下に説明されるウイングレット取付具150と同様のやり方で、主翼端リブ128と一体に形成され得る。
図4において、主翼112は、主翼前桁118および/または主翼後桁120および1つまたは複数の主翼中間桁(図示せず)のような少なくとも1つの主翼桁116(図14)を含むことができる。主翼桁116は、主翼112の最外リブを構成することができる主翼端リブ128で終端することができる。一実施形態では、上側主翼外板122または下側主翼外板124は、アクセスパネル126(図10)を含むことができ、それによって主翼端リブ128を貫通して引張締結具172を装着するために主翼内部132に引張締結具172を挿入して主翼取付部分152に含まれ得るバレルナット168にねじ係合することができるようになる。バレルナット168および引張締結具172によって、有利には、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400が取り付けられたウイングレット取付具150の片側だけからの装着および取り外しが可能になる。このように、ウイングレット取付具150によって、スプリットウイングレット298を主翼端114から取り外す前に上側ウイングレット300または下側ウイングレット400をウイングレット取付具150から取り外す必要がなくなる。
図4において、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、主翼取付部152に連結され得る。上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、主翼取付部152の機外側136(例えば、スプリットウイングレット298の側)から、主翼取付部152の機内側134(例えば、主翼端114の側)に対して反対に延在することができる。上側ウイングレット取付部176は、主翼取付部152に対してある角度をなして上方に延在することができる。例えば、上側ウイングレット取付部176は、主翼取付部152から、水平方向に対して少なくとも約60度の角度に上方に延在することができる。一実施形態では、上側ウイングレット取付部176は、約1gの飛行荷重下において主翼112が上方に撓曲するときに水平方向に対して少なくとも約60度の上反角302に向けられ得る上側ウイングレット300の上反角302(図2)を補完することができる角度に向けられ得る。
下側ウイングレット取付部184は、主翼取付部152に対してある角度をなして下方に向けられ得る。例えば、下側ウイングレット取付部184は、水平方向に対して約30度までまたはそれ以上の角度に下方に延在することができる。下側ウイングレット取付部184の傾けられる向きは、下側ウイングレット400の傾けられる向きを補完するように構成され得る、または下側ウイングレット取付部184は下側ウイングレット400の傾けられる向きにそろえられ得る。一実施形態では、下側ウイングレット400は、主翼112が上述のように約1gの飛行荷重下にあるとき、約30度までまたはそれ以上の下反角402(図2)に向けられ得る。しかし、下側ウイングレット取付部184は、下側ウイングレット400とは異なる角度に向けられてもよい。一実施形態では、主翼取付部152は、主翼端リブ128の長さの少なくとも一部の縦方向(主翼弦方向)に沿って延在することができる。主翼取付部152は、主翼端リブ128の概ね垂直に向いた面と整合する、取付具付根端154(図5)上の概ね垂直に向いた面を有することができる。しかし、主翼取付部152および主翼端リブ128は、互いに対合する垂直でない面を備えることもできる。
図4において、一実施形態では、上述したように、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、主翼取付部152と一体に形成されて一体型構造を形成することができる。上側ウイングレット取付部176は、上側ウイングレット300の上側ウイングレット付根304端部の全体的に中空の内部に上側ウイングレット取付部176がストーブパイピング(stove−pipineg)されるまたは摺動可能に挿入されるように構成される、全体的に中空の箱形終端部182(図5)を有することができる。同様に、下側ウイングレット取付部184は、下側ウイングレット400の下側ウイングレット付根404端部の全体的に中空の内部に下側ウイングレット取付部184がストーブパイピングされるように構成される、全体的に中空の箱形終端部190(図5)を有することができる。一実施形態では、上側ウイングレット300および/または下側ウイングレット400は、それぞれのウイングレット外板314、414の間に延在することができる1つまたは複数のウイングレット桁308、310、312、408、410、412を含むことができる。例えば、上側ウイングレット300は、上側ウイングレット前桁308、上側ウイングレット中間桁310および上側ウイングレット後桁312を含むことができる。同様に、下側ウイングレット400は、下側ウイングレット前桁408、下側ウイングレット中間桁410および下側ウイングレット後桁412を含むことができる。しかし、上側ウイングレット300および/もしくは下側ウイングレット400は、任意の数の桁を含んでよく、または上側ウイングレット300および/もしくは下側ウイングレット400に桁がなくてもよい。
図4において、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400は、外部からアクセスできるせん断締結具174などの少なくとも1つのせん断締結具174を使用して、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184にそれぞれ取り付けられ得る。一実施形態では、せん断締結具174は、上側ウイングレット外板314および下側ウイングレット外板414をそれぞれ貫通して延在することができる。例えば、せん断締結具174は、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184の終端部182の壁部178の内側に据え付けられ得る、ナットプレート(図示せず)または他のねじ付きレセプタクルにねじ係合され得る。せん断締結具174は、さらに、これらに限定されるわけではないが、ブラインドボルト、リベットおよび任意の他のタイプのねじ式でない片側だけからの締結具を含む、ねじ式でない締結具として構成されてもよい。一実施形態では、ウイングレット取付具150は、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400を上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184にそれぞれ取り付ける引張締結具172を装着するためにウイングレット取付具150に内部アクセスする必要性を最低限に抑えるまたはなくすように構成され得る。しかし、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、以下により詳細に説明するように、上側ウイングレットおよび下側ウイングレットの、前桁308、408、中間桁310、410、および/または後桁312、412に機械的に締結されるように構成されてもよい。
図5を参照すると、図には、ウイングレットの従来の取り付け方法に比べて短縮した時間でのスプリットウイングレット298全体の装着および取り外しを可能にすることができる、一体型構造192として構成されたウイングレット取付具150の一実施形態が示されている。上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、主翼取付部152のところで一緒に接合されて一体型構造192のウイングレット取付具150を形成することができる。上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、主翼取付部152のところで互いに交差することができる。図示されない一実施形態では、ウイングレット取付具は、下側ウイングレット取付部184が上側ウイングレット取付部176に接合され、上側ウイングレット取付部176が、次に、主翼取付部152に接合される構造に構成され得る。上述したように、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400にそれぞれ挿入可能なように構成され得る。上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、上述したように、せん断締結具174を使用して上側ウイングレット300および下側ウイングレット400にそれぞれ機械的に締結され得る。
図6には、図5のウイングレット取付具150の機内側の取付具付根端154が示されている。取付具付根端154は、バレルナット168を収容する一連の垂直に向いたバレルナット穴166が付いた比較的厚いブロックとして形成され得る。バレルナット穴166は、垂直方向に向いていなくてもよいが、バレルナット穴166を垂直の向きにすると、ウイングレット取付具150からのバレルナット168の取り外しおよび交換が容易になり得る。取付具付根端154は、さらに、バレルナット穴166に整列され得る対応する一連の水平方向に向いた締結具穴170を含むことができる。引張締結具172(図4)は、主翼端リブ128(図4)の締結具穴170および取付具付根端154の締結具穴170を通って延在し、バレルナット168にねじ係合され、それによってウイングレット取付具150が主翼端リブ128に取り付けられ得る。
しかし、ウイングレット取付具150を主翼端リブ128に取り付けるのに、他のタイプの締結具を使用することもできる。例えば、ウイングレット取付具150を主翼端リブ128に取り付けるのに、引張締結具またはせん断締結具のようなねじ付き締結具を使用してもよい。一実施形態では、引張締結具172は、バレルナット168以外のねじ付きレセプタクル(図示せず)に係合され得る。例えば、引張締結具172は、ウイングレット取付具150の取付具付根端154に直接形成され得るねじ穴(図示せず)にねじ係合されてもよい。さらに、引張締結具172は、主翼端リブ128の機外側136に据え付けられ得るナットプレート(図示せず)にねじ係合されてもよい。ただし、バレルナット168の1つまたは複数は、ダメージを受けたら取り外して交換することができ、したがってねじ穴がダメージを受けてもウイングレット取付具150全体を取り換える必要を回避することができる。有利には、バレルナット穴166を概ね垂直の向きにすることによって、ウイングレット取付具150から1つまたは複数のバレルナット168を比較的迅速に取り外して交換することが可能になり得る。
図6の一実施形態では、ウイングレット取付具150は、ウイングレット取付具150の前面158および後面160からそれぞれ延在する前方タブ162(図22)および/または後方タブ164を含むことができる。前方タブ162および後方タブ164によって、比較的小さな前縁リブ(図示せず)または後縁リブ(図示せず)のウイングレット取付具150への取り付けが容易になり得る。そのような前縁リブおよび/または後縁リブは、主翼112(図4)の前縁および後縁とスプリットウイングレット298(図4)との間に空力学的な連続面をもたらす1つまたは複数の空力フェアリング(図示せず)を支持することができる。
図7には、明確にするため、上側ウイングレット300の後縁が省略されている、上側ウイングレット300の一部の断面が示されている。上述したように、上側ウイングレット300は、両側の上側ウイングレット外板314の間に延在する、上側ウイングレット前桁308、上側ウイングレット中間桁310および上側ウイングレット後桁312を含むことができる。しかし、上側ウイングレット300は、あらゆる数の桁を備えてよく、図7に示される構造に限定されない。上述したように、上側ウイングレット300の取付部は、上側ウイングレット300の両側(すなわち、機内側および機外側)において上側ウイングレット外板314に機械的に締結されるように構成され得る。さらに、上側ウイングレット取付部176は、以下に説明するように、上側ウイングレット前桁308、上側ウイングレット中間桁310および/または上側ウイングレット後桁312に機械的に締結されるように構成され得る。下側ウイングレット400は、上側ウイングレット300と同様に構成され、下側ウイングレット取付部184(図4)が締結され得る、下側ウイングレット前桁408(図4)、下側ウイングレット中間桁410(図4)および下側ウイングレット後桁412(図4)を含むことができる。
図8には、上側ウイングレット取付部176と上側ウイングレット300の相互連結を示す、上側ウイングレット300(図7)の断面が示されている。複数のせん断締結具174は、上側ウイングレット外板314および上側ウイングレット取付部176の壁部178を貫通して延在することができる。図示されないが、せん断締結具174は、上側ウイングレット取付部176の内部に据え付けられ得るナットプレートまたは他のねじ付きレセプタクルに係合することができる。上述したように、せん断締結具174は、さらに、これらに限定されるわけではないが、ブラインドボルト、リベットおよび他のタイプのねじ式でない片側だけからの締結具のような、ねじ式でない締結具として構成されてもよい。上側ウイングレット取付部176は、適宜、1つまたは複数のリブを含むことができ、それによって上側ウイングレット取付部176についての構造的な支持および剛性が向上する。上側ウイングレット取付部176の外面は、最少シミングまたはシミングなしで上側ウイングレット外板314の内面に係合するような寸法および構成にされ得る。
一実施形態では、上側ウイングレット取付部176(図8)は、上側ウイングレット前桁308、および上側ウイングレット後桁312(図8)の内面に対して入れ子式になるように構成され得る。1つまたは複数の機械的締結具は、上側ウイングレット前桁308および/または上側ウイングレット後桁312を貫通して上側ウイングレット取付部176の壁部178内へと延在することができ、ナットプレート(図示せず)または他のねじ付きレセプタクルにねじ係合することができる。あるいは、ねじ式でない締結具(例えば、片側だけからの締結具)を上側ウイングレット前桁308および/または上側ウイングレット後桁312を上側ウイングレット取付部176の壁部178に取り付けるのに使用してもよい。下側ウイングレット400(図4)は、上側ウイングレット取付部176への上側ウイングレット300の締結と同様のやり方で、下側ウイングレット取付部184(図6)に締結され得る。
図9には、せん断締結具174を使用した上側ウイングレット300の上側ウイングレット取付部176への取り付け、およびせん断締結具174を使用した下側ウイングレット400の下側ウイングレット取付部184への取り付けを示す、一体型構造192のウイングレット取付具150の断面が示されている。上述したように、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184の終端部182、190は、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400(図4)がそれぞれ上に嵌合され得る、全体的に中空の箱形ダクトとしてそれぞれ構成され得る。この点に関連して、上側ウイングレット300は上側ウイングレット取付部176上にストーブパイピングされ、下側ウイングレット400は、下側ウイングレット取付部184上にストーブパイピングされ得る。上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、終端部182、190に、上側ウイングレット300の付根端および下側ウイングレット400の付根端に当接するように機械加工または形成された段180、188を有することができる。
図9には、主翼取付部152を主翼端リブ128に締結する、主翼端114の機内側134から装着される引張締結具172が示されている。主翼端リブ128は、上縁および下縁上に垂直フランジ130を含むことができる。締結具穴170は、主翼取付部152の取付具付根端154を貫通して延在する締結具穴170に整列するように垂直フランジ130を貫通して形成され得る。締結具穴170は、主翼端リブ128の他の場所に形成されてもよい。
一実施形態では、1つまたは複数の別個のフェアリング(図示せず)が、フェアリングを貫通して延在し小さなバレルナット、ナットプレート、ねじ穴または他のねじ付きレセプタクルに係合する小さな機械的締結具を使用して、ウイングレット取付具150(図9)および/または上側ウイングレット300(図9)および下側ウイングレット400(図4)に取り付けられ得る。この点に関連して、ウイングレット取付具150は、スプリットウイングレット298の機内側134に据え付けられたウイングレット上側内側フェアリング196(図9)およびウイングレット下側内側フェアリング198を含むことができ、それによって、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400の機内側134から上側主翼外板122および下側主翼外板124の外側成形ラインまでの空力学的に滑らかな移行部がもたらされる。図示されないが、ウイングレット上側内側フェアリング196およびウイングレット下側内側フェアリング198は、フェアリングブラケット200の内部に据え付けられたナットプレートまたは他のねじ付きレセプタクルに係合するねじ付き締結具を使用して締結され得る。
フェアリングブラケット200(図9)は、取付具付根端154と主翼端リブ128の間に挟まることができる。あるいは、ウイングレット取付具150(図9)の外面が、上側主翼外板122と上側ウイングレット外板314(図9)の間、および下側主翼外板124と下側ウイングレット外板414の間においてフェアリングとして機能するような寸法および構成にされてもよい。さらに、ウイングレット外側フェアリング194が、上側ウイングレット外板314の機外側136(図9)と下側ウイングレット外板414の機外側136の間に空力学的に滑らかな移行部をもたらすために装着され得る。しかし、図示されない実施形態では、ウイングレット取付具150自体の外面が、上側ウイングレット外板314と下側ウイングレット外板414の間においてフェアリングとして機能してもよい。
図10には、主翼内部132へのアクセスを可能にするアクセスパネル126を取り外すことによって開けられ得る開口125を示す、主翼112の下面が示されている。開口125の大きさは、引張締結具172の装着および取り外しのための手工具の挿入を可能するのに十分な大きさであるのが好ましい。アクセスパネル126によって、ウイングレットを主翼端114に固定する引張締結具172の装着のための主翼内部132への片側だけからのアクセスが容易になる。引張締結具172は、ウイングレット取付具150(図9)の主翼取付部152(図9)の取付具付根端154(図9)に形成されたバレルナット穴166(図9)に収められ得るバレルナット168(図9)にねじ係合され得る。このように、本明細書に開示されるウイングレット取付具150の実施形態は、上側ウイングレット300および下側ウイングレットを含むスプリットウイングレット298全体の比較的迅速な装着、取り外しおよび交換のための手段を提供する。以下に説明するウイングレット取付具150の実施形態によって、上側ウイングレット300を主翼端114に取り付けたままでの下側ウイングレット400(図4)の装着、取り外しおよび交換、または下側ウイングレット400を主翼端114に取り付けたままでの上側ウイングレット300の装着、取り外しおよび交換が可能になり得る。
図11、12には、ヒンジ接合部204によって下側ブラケット208と下側ウイングレット取付部184にヒンジ連結された上側ブラケット206と上側ウイングレット取付部176を含むウイングレット取付具150の一実施形態が示されている。主翼取付部152は、別個の構成要素である上側ブラケット206および下側ブラケット208からなる。上側ブラケット206は、上側ウイングレット取付部176と一体であってよい。例えば、上側ブラケット206および上側ウイングレット取付部176は、一体型構造192として形成されてよい。同様に、下側ブラケット208は、下側ウイングレット取付部184と一体であってよい。上側ブラケット206と上側ウイングレット取付部176からなる単片は、下側ブラケット208と下側ウイングレット取付部184からなる単片とは別個の構成要素であってよい。
図11、12において、上側ブラケット206と上側ウイングレット取付部176からなる単片は、下側ブラケット208と下側ウイングレット取付部184からなる単片にヒンジ連結され得る。上側ブラケット206および下側ブラケット208は、図4〜9に関して上述したようなねじ付き締結具(例えば、引張締結具174)などの1つまたは複数の締結具を使用して、主翼端リブ128に締結され得る。上側ブラケット206および下側ブラケット208を主翼端リブ128に締結することによって、上側ブラケット206および下側ブラケット208が互いに関連して動かないようにすることができる。1つまたは複数のヒンジピン212は、上側ブラケット206および下側ブラケット208のヒンジボス210に形成されたピン穴202を通って延在することができる。ヒンジボス210同士は、ヒンジピン212によって相互連結され得る。上側ブラケット206および下側ブラケット208のヒンジボス210は、互いに噛み合って、上側ブラケット206および下側ブラケット208が主翼端リブ128に締結されるとき、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184を互いに固定した関係で保持する回転不能なヒンジ接合部204として特徴づけられる、ヒンジ接合部204を形成することができる。
ヒンジピン212は、航空機100の機首方向110に沿うような気流方向に向けられ得る。しかし、ヒンジピン212はあらゆる方向に向けられてよい。有利には、ヒンジピン212によって、上側ウイングレット300(図4)を主翼端114(図9)に取り付けた(例えば、締結した)ままでの下側ウイングレット400(図4)の取り外し、または下側ウイングレット400を主翼端114に取り付けた(例えば、締結した)ままでの上側ウイングレット300の取り外しが可能になる。ウイングレット取付具150を2つの別個の構成要素に分割することによって、有利には、各構成要素(例えば、上側ブラケット206と上側ウイングレット取付部176、および下側ブラケット208と下側ウイングレット取付部184)の空隙(cavity)の深さおよび外形が最小限にされ、製造または機械加工が簡単になり得る。
図12、13には、2つの別個の構成要素として形成されている、上側ブラケット206および下側ブラケット208が示されている。上側ブラケット206および下側ブラケット208はそれぞれ図5、6に示され上述したような取付具付根端154と同様の構造であってよい。この点に関連して、上側ブラケット206および下側ブラケット208は、複数のバレルナット168を収容するための一連のバレルナット穴166をそれぞれ含むことができる。引張締結具172は、バレルナット穴166に収められたバレルナット168に係合するように、主翼端リブ128の締結具穴170を通り、上側ブラケット206および下側ブラケット208の締結具穴170を通って延在することができる。あるいは、ウイングレット取付具150は、図5、6および図9のウイングレット取付具150に関して上述したように、引張締結具172を受けるバレルナット168以外のねじ付きレセプタクルを含むこともできる。上側ウイングレット300および下側ウイングレット400は、図9に示され上述したのと同様の方法で、せん断締結具174を使用して上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184上にそれぞれストーブパイピングされ得る。
図14には、主翼取付部152、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184がシヤーピン262を使用して一緒に結合され得る3つの別個の構成要素を構成している、ウイングレット取付具150のさらなる実施形態が示されている。一実施形態では、シヤーピン262は、1対の中心ピン222、1対の上側シヤーピン262(図22)および1対の下側シヤーピン262を含むことができる。上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184は、少なくとも1つの突出部234、236をそれぞれ含むことができる。図示の実施形態では、上側ウイングレット取付部176は1対の上側突出部234を含み、下側ウイングレット取付部184は1対の下側突出部236を含む。しかし、上側ウイングレット取付部176は、あらゆる数量の上側突出部234を含んでよい。例えば、図示されないが、上側ウイングレット取付部176は、上側ウイングレット前桁308に整列される上側突出部234、中間桁310に整列される上側突出部234、および後桁312に整列される上側突出部234を含むこともできる。同様に、下側ウイングレット取付部184は、上側ウイングレット取付部176の上側突出部234の数量に合った対応する数量の下側突出部236を含むことができる。
主翼取付部152(図14)は、取付具付根端154からその機外側136に外方に延在する付根部クレビス220のような少なくとも1つのクレビス220を含むことができる。例えば、図示の実施形態では、主翼取付部152は、取付具付根端154から外方に延在する1対の付根部クレビス220を含む。ただし、主翼取付部152は、上側突出部234および下側突出部236の数量に合った任意の数量の付根部クレビス220を含むことができる。図14に示される実施形態では、上側ウイングレット取付部176の1対の上側突出部234は、1対の上側ピン230(例えば、前方および後方の上側ピン230)ならびに1対の中心ピン222(例えば、前方および後方の中心ピン222)など、少なくとも1本のピン220、230を使用して、1対の付根部クレビス220に連結され得る。同様に、下側ウイングレット取付部184の1対の下側突出部236は、1対の下側ピン232(例えば、前方および後方の下側ピン232)ならびに1対の中心ピン222(例えば、前方および後方の中心ピン222)を使用して1対の付根部クレビス220に連結され得る。
ただし、上側ピン230、下側ピン232および中心ピン222は、上側突出部234、下側突出部236および付根部クレビス220の数量に対応する数量で設けられ得る。例えば、3つの上側突出部236、3つの下側突出部234および3つのクレビス220を有する上述の実施形態は、突出部234、236を付根部クレビス220に連結する、3本の上側ピン230、3本の下側ピン232および3本の中心ピン222を含むことができる。有利には、上側ピン230は、下側突出部236を通って延在しなくてよく、下側ピン232は、上側突出部234を通って延在しなくてよい。このように、上側ウイングレット300または下側ウイングレット400は、主翼端114から主翼取付部152を取り外さなくても、主翼取付部152から取り外すことができる。一実施形態では、上側ピン230、下側ピン232および中心ピン222は、両頭スタッド(double−ended stud)(図示せず)として提供され得る。
一実施形態では、中心ピン222(図14)および上側ピン230または下側ピン232は、ヒューズピンとして機能するように寸法設定され、それによって上側ウイングレット300および/または下側ウイングレット400が主翼取付部152から分離またはきれいに壊れて外れることができるようになる。例えば、中心ピン222および上側ピン230および/または下側ピン232は、下側ウイングレット400の接触のときおよび/または物体が付いたウイングレットを動作させるときに起こり得るような、下側ウイングレット400および/または上側ウイングレット300に十分な大きさの前方荷重または後方荷重がかかりそれが中心ピン222および上側および/または下側ピン230、232における所定のせん断荷重に達したとき、せん断されるように構成され得る。
さらなる実施形態では、上側ウイングレット取付部176は、2つの別個の構成要素(図示せず)である、上側ウイングレット300の機内側134において上側ウイングレット外板314に締結され、上側ピン230を使用して付根クレビス部220に係合することができる上側突出部234の一部を含むことができる一方の構成要素と、上側ウイングレット300の機外側136において上側ウイングレット外板314に締結され、中心ピン222を使用して付根クレビス部220に係合することができる上側突出部234の一部を含むことができる他方の構成要素を含む、2つの別個の構成要素に分割され得る。同様に、下側ウイングレット取付部184は、2つの別個の構成要素(図示せず)である、下側ウイングレット400の機内側134において下側ウイングレット外板414に締結され、下側ピン232を使用して付根クレビス部220に係合することができる下側突出部236の一部を含むことができる一方の構成要素と、下側ウイングレット400の機外側136において下側ウイングレット外板414に締結され、中心ピン222を使用して付根クレビス部220に係合することができる下側突出部236の一部を含むことができる他方の構成要素を含む、2つの別個の構成要素に分割され得る。上側ウイングレット取付部176を2つの別個の構成要素に分割することによって、上側ウイングレット取付部176の機械加工および上側ウイングレット300への組み付けが簡単になり得る。そうした機械加工および組み付けの利点は、2つの別個の構成要素に分割された下側ウイングレット取付部184にも当てはまる。
図15には、引張締結具172を使用して主翼端リブ128に締結されている、図14のウイングレット取付具150の主翼取付部152が示されている。取付具付根端154は、図5、6に示されるウイングレット取付具150の取付具付根端154と実質的に同様に構成され得る。引張締結具172は、主翼取付部152のバレルナット168にねじ係合され得る。この構成によって、スプリットウイングレット298が、完成品として、主翼端114に装着および/またはそこから取り外され得るようになる。
図16、17には、図15のウイングレット取付具150の主翼取付部152が示されている。図には、取付具付根端154から外方に延在する1対の付根部クレビス220が示されている。一実施形態では、主翼取付部152は、1つまたは複数の拘束機構238を含むことができる。拘束機構238によって、中心ピン222がウイングレット取付具から取り外されたとき、クレビスに対する、上側ウイングレット取付部176の上側突出部234の自由な(例えば、下方への)回転および/または下側ウイングレット取付部184の下側突出部236の自由な(例えば、下方への)回転が防止され得る。図示の実施形態では、拘束機構238は、1対の上側突出部234、1対の下側突出部236および1対の付根部クレビス220に含まれる、突出部支承部240(図19)およびクレビス支承部242を含む。
図18は、取付具付根端154の付根部クレビス220と上側ウイングレット取付部176の上側突出部234の連結の斜視図である。図示されないが、上側ピン230によって、付根部クレビス220を上側突出部234に連結することができる。同様の構成が、下側ウイングレット取付部184の下側突出部236と付根部クレビス220の連結にももたらされ得る。上述したように、拘束機構238は、付根部クレビス220および上側突出部234に組み込まれ、付根部クレビス220に対する上側突出部234の回転を防止することができる。図示の実施形態では、拘束機構238は、上側突出部234に形成された突出部支承部240、付根部クレビス220に形成され得る対合するクレビス支承部242(図16、17)を含むことができ、それらは突出部234、236がシヤーピン262(図22)によって付根部クレビス220に連結されるとき互いに当接して接触するように配置され得る。
図19には、取付具付根端154(図18)から外方に延在する付根部クレビス220に上側ウイングレット取付部176を連結する上側ピン230の一実施形態が示されている。上側ピン230は、上側ピン230の中心を貫通して延在することができる保持ピン224を含むことができる。保持クリップ228は、付根部クレビス220の両側に取り付けられ得る。ナット226は、保持ピン224の一端に固定され得る。中心ピン222(図16)および下側ピン232(図16)は、図19に示される上側ピン230の構成と同様の保持ピン224および保持クリップ228を含むことができる。一実施形態では、中心ピン222にかかるより大きなせん断荷重に対応するように、上側ピン230および下側ピン232よりも大きな直径の中心ピン222が設けられ得る。
図20、21には、図14、15に示され上述したウイングレット取付具150の実施形態と同様に構成され得るウイングレット取付具150の一実施形態が示されているが、図20、21の主翼取付部152の取付具付根端154は、主翼端リブ128と一体244になっている。この点に関連して、主翼取付部152は、1つまたは複数の主翼桁116の一端部に取り付けられるように構成され得る。例えば、図示の実施形態では、一体になった主翼取付部152/主翼端リブ128は、主翼前桁118および主翼後桁120に締結され得る。有利には、図20、21に示される実施形態の場合、主翼取付部152と主翼端リブ128を一体にすることにより、結果的に、別々に形成された主翼取付部152と主翼端リブ128に比べて質量が大幅に減少する。一体になった主翼取付部152/主翼端リブ128の質量の大幅な減少は、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400から主翼端リブ128に荷重を伝達するバレルナット168(図16)およびバレルナット168を囲繞するウイングレット取付具150の支承材料がないことによるものである。
図20、21の主翼取付部152/主翼端リブ128を一体にすることにより得られるさらなる利点は、引張締結具172の片側だけからの装着のために主翼内部132にアクセスする必要がないことである。上述したように、上側ピン230および/または下側ピン232および中心ピン222を取り外すことによって上側ウイングレット300および/または下側ウイングレット400を取り外すことができるので、主翼内部132にアクセスする必要がなくなる。一体に形成された主翼取付部152/主翼端リブ128は、本明細書に開示されるウイングレット取付具150のいずれにも実装することができる。
図22には、主翼取付部152および上側ウイングレット取付部176が一体型構造として形成され、下側ウイングレット400取付部がシヤーピン262を使用して主翼取付部152に別個に接合され得る、ウイングレット取付具150のさらなる実施形態が示されている。主翼取付部152は、上述のウイングレット取付具150の取付具付根端154と同様に(例えば、バレルナット168、機械的締結具、または他のねじ付きレセプタクル付きで)構成され得る取付具付根端154を含むことができる。上側ウイングレット300は、外板スプライス264および/または桁スプライス266を使用して、上側ウイングレット取付部176に締結され得る。下側ウイングレット400は、主翼取付部152への下側ウイングレット400の着脱可能な締結を可能にすることができるクレビス継手254、256を使用して下側ウイングレット取付部184に連結され得る。
図23は、図22のウイングレット取付具150の分解図であり、上側ウイングレット300を上側ウイングレット取付部176に連結する複数の外板スプライス264および複数の桁スプライス266が示されている。下側ウイングレット取付部184は、上側ウイングレット取付部176と一体であってもよく、下側ウイングレット取付部184から外方に延在する1つまたは複数の突出部250、252を含むことができる。例えば、図23には、下側ウイングレット取付部184から延在する前方突出部250および後方突出部252が示されている。
図23には、下側ウイングレット400を下側ウイングレット取付部184に連結するクレビス継手254、256が示されている。一実施形態では、クレビス継手254、256は、下側ウイングレット400に締結され得る。クレビス継手は、シヤーピン262を使用して下側ウイングレット取付部184の前方突出部250および後方突出部252にそれぞれ連結する前方クレビス継手254および後方クレビス継手256からなってよい。一実施形態では、各クレビス継手254、256は、クレビス継手254、256に形成されたピン穴202および突出部250、252に形成されたピン穴202を通って延在することができる1対のシヤーピン262によって突出部250、252に連結され得る。クレビス/突出部の連結部のうちの少なくとも一方に少なくとも2本のシヤーピン262を設けることによって、ある角度に向いた下側ウイングレット400が、主翼端114に対して回転不能に固定され得るようになる。一実施形態では、シヤーピン262は、所定のせん断荷重でせん断されるように構成され、それによって、下側ウイングレット400が物体に衝突しても主翼112にダメージを与えることなく下側ウイングレット400が分離することが可能になる。
図24を参照すると、図には、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400を主翼端114に連結する図23のウイングレット取付部150の断面が示されている。主翼取付部152は、図9、13に示され上述した構造と同様の、主翼取付部152の取付具付根端154内に収められたバレルナット168に係合され得る引張締結具172を使用して、主翼端リブ128に締結され得る。外板スプライス264は、上側ウイングレット外板314の内面に装着され、ロックボルトなどのせん断締結具174または他の締結具を使用して上側ウイングレット外板314に締結され得る。桁スプライス266は、ウイングレット桁308、310、312の表面に装着され得る。桁スプライス266およびウイングレット桁308、310、312は、機械的締結具を使用して一緒に締結され得る。
図25を参照すると、図には、上側ウイングレット300に締結されている外板スプライス264および桁スプライス266が示されている。外板スプライス264は、1つまたは複数のせん断締結具174を使用して上側ウイングレット外板314に締結され得る。桁スプライス266は、1つまたは複数の機械的締結具を使用してウイングレット桁308、310、312の1つまたは複数に締結され得る。図示されないが、スプライスの1つまたは複数は、外板スプライス/桁スプライスの組み合わせとして構成され、機械的締結具を使用して上側ウイングレット外板314および/または1つもしくは複数のウイングレット桁308、310、312に締結され得る。一実施形態では、外板スプライス264および桁スプライス266は、電界腐食を最低限に抑える材料で形成され得る。例えば、外板スプライス264および桁スプライス266は、複合材料(例えば炭素繊維エポキシ樹脂)の上側ウイングレット300の場合、電界腐食を最低限に抑えるようにチタンで形成されてよい。しかし、外板スプライス264および桁スプライス266は、アルミニウム、鋼または非金属材料などの他の材料で形成されてもよい。
図25において、クレビス継手のスプライス部260は、上側ウイングレット外板314の内面および/またはウイングレット桁308、310、312に装着され、機械的締結具を使用してそこに締結され得る。上側ウイングレット300は、外板スプライス264および桁スプライス266を上側ウイングレット取付部176の終端部182に挿入し機械的締結具で固定することによって、上側ウイングレット取付部176に連結され得る。下側ウイングレット400は、クレビス継手254、256のクレビス部258を、下側ウイングレット取付部184から外方に延在する突出部250、252に整列させることによって、ウイングレット取付具150に連結され得る。シヤーピン262は、ピン穴202に挿入され、それによって下側ウイングレット400がウイングレット取付具150に回転不能に固定され得る。
図24、25に示される実施形態では、外板スプライス264は、ダブラとして働くように構成され得る。例えば、上側ウイングレット取付部176の壁部178は、上側ウイングレット外板314の1列または2列のせん断締結具174がある部分の下縁にオーバーラップする(図示せず)ように構成され得る。外板スプライス264は、上側ウイングレット外板314上にオーバーラップしている上側ウイングレット取付部176の壁部178のところに締結され、上側ウイングレット300内にさらに延在し、せん断締結具174のさらなる列を捕えることができる。そうした構造は、上側ウイングレット300から主翼端114への荷重の伝達の助けとなる。同様の構造は、下側ウイングレット400にも提供され、下側ウイングレット取付部184の壁部186は、下側ウイングレット外板414の1列または2列のせん断締結具174がある部分にオーバーラップすることができ、外板スプライス264は、下側ウイングレット400から主翼端114への荷重の伝達の助けとなるように下側ウイングレット400内にさらに延在してせん断締結具174のさらなる列を捕えることができる。
本明細書に開示されるいずれの実施形態においても、ウイングレット取付具150は、上側ウイングレット300および下側ウイングレット400を主翼端114に取り付けるのに適した強度および剛性の特性をもたらす材料で形成され得る。一実施形態では、ウイングレット取付具150は、アルミニウム、チタンまたは他の材料などの金属材料で形成され得る。しかし、ウイングレット取付具150は、複合材料(例えば、炭素繊維エポキシ樹脂)、複合材料と金属材料の組み合わせとして、または他の材料で形成されてもよい。
図26は、スプリットウイングレット298を主翼112の主翼端114に固定する方法500の一実施形態のフローチャートである。有利には、方法は、主翼端114への片側だけからのアクセスにより、上側ウイングレット300と下側ウイングレット400を主翼112の主翼端114に取り付ける手段を提供する。さらに、方法は、主翼端114からウイングレット取付具150を分離または引き離すことなく、下側ウイングレット400を取り外さずに主翼端114から上側ウイングレット300を取り外す、および上側ウイングレット300を取り外さずに主翼端114から下側ウイングレット400を取り外す手段を提供する。
図26の方法500のステップ502は、主翼取付部152を有するウイングレット取付具150の上側ウイングレット取付部176に上側ウイングレット300を連結することを含むことができる。例えば、図9、13および図14に示されるように、ウイングレット取付具150は、上側ウイングレット300が上側ウイングレット取付部176の終端部182上にストーブパイピングされ得るように構成される。図示の実施形態では、せん断締結具174は、上側ウイングレット外板314を貫通して上側ウイングレット取付部176の終端部182の壁部178内へと延在することができる。図22に示されるウイングレット取付具150のさらなる実施形態では、上側ウイングレット300は、上述したように、外板プライス264および/または桁スプライス266によって上側ウイングレット取付部176に取り付けられ得る。外板スプライス264および/または桁スプライス266は、せん断締結具174を使用して上側ウイングレット外板314に締結され得る。機械的締結具は、上側ウイングレット300の桁を桁スプライス266に締結することができる。
図26の方法500のステップ504は、下側ウイングレット400をウイングレット取付具150の下側ウイングレット取付部184に連結することを含むことができる。図9、13および図14には、下側ウイングレット400が、下側ウイングレット取付部184の終端部190上にストーブパイピングされ、下側ウイングレット外板414を貫通して下側ウイングレット取付部184の終端部190の壁部186内に延在するせん断締結具174で固定される、ウイングレット取付具150の一実施形態が示されている。図22に示されるウイングレット取付具150の実施形態では、上側ウイングレット300は、上側ウイングレット外板314を貫通して装着されるせん断締結具174を使用して上側ウイングレット300に締結され得る外板スプライス264および/または桁スプライス266によって、上側ウイングレット取付部176に取り付けられ得る。機械的締結具は、桁スプライス266をウイングレット桁308、310、312に締結するのに使用され得る。
図11〜13に示されるウイングレット取付具150の実施形態では、上側ウイングレット取付部176は、1本または複数のヒンジピン212によって下側ウイングレット取付部184に固定され得る。図15〜21に示されるウイングレット取付具150の実施形態では、上側ウイングレット取付部176は、突出部234、236および付根部クレビス220を通って延在する中心ピン222、上側ピン230および下側ピン232によって、下側ウイングレット取付部184に固定され得る。図15〜21のウイングレット取付具150の場合、方法は、中心ピン222が抜けた後に上側ウイングレット300および/または下側ウイングレット400が回転しないように、1つまたは複数の突出部支承部240を、クレビス220のクレビス支承部242を支承してそれと接触するように配置することを含むことができる。
図26の方法500のステップ506は、引張締結具172を使用して主翼取付部152を主翼端114に締結することを含むことができる。上述したように、引張締結具172は、例えば、図10に示されている下側主翼外板124上にあるアクセスパネル126によって覆われている開口125を通って、主翼内部132へと入れられ得る。引張締結具172は、主翼端リブ128の締結具穴170に挿入され、主翼取付部152に収められたまたはそれに据え付けられたバレルナット168または他のねじ付きレセプタクルにねじ係合され得る。有利には、ウイングレット取付具150によって、スプリットウイングレット298を主翼に固定するのに、引張締結具172の片側だけから、例えば主翼端114の機内側134からの装着が可能になる。
図26の方法500のステップ508は、主翼取付部152を主翼端114に固定している引張締結具172を取り外すことによって主翼112からウイングレット取付具150を取り外すことを含むことができる。引張締結具172は、アクセスパネル126によって覆われ得る、主翼外板122、124にある開口125を介してアクセスおよび/または取り外され得る。図5、6、10〜12および図14、15に示されるウイングレット取付具150の実施形態の場合、引張締結具172の取り外しによって、上側ウイングレット300および/または下側ウイングレット400を主翼取付部152に取り付けたまま、主翼端114から主翼取付部152を取り外すことができる。
図11〜13に示されるウイングレット取付具150の実施形態の場合、方法は、上側ウイングレット取付部176を下側ウイングレット取付部184に取り付けるヒンジピン212を取り外し、図13に示されるように上側ブラケット206および/または下側ブラケット208を主翼端114に対して固定している引張締結具172を取り外すことを含むことができる。引張締結具172を取り外した後、方法は、主翼端114から上側ウイングレット300および/または下側ウイングレット400を取り外すことをさらに含むことができる。図14、15に示されるウイングレット取付具150の実施形態の場合、方法は、上側ウイングレット取付部176の上側突出部234と下側ウイングレット取付部184の下側突出部236および主翼取付部152のクレビスを相互連結している中心ピン222を取り外すことを含むことができる。方法は、さらに、上側ウイングレット取付部176および下側ウイングレット取付部184をクレビス220に固定している上側ピン230および/または下側ピン232(例えば、シヤーピン)を取り外し、その後に主翼取付部152から上側ウイングレット300および/または下側ウイングレット400を取り外すことを含むことができる。
図22〜25に示されるウイングレット取付具150の実施形態の場合、方法は、下側ウイングレット400に締結され得るクレビス継手254、256に下側ウイングレット取付部184の取付具突出部250、252を固定しているシヤーピン262を取り外すことを含むことができる。シヤーピン262を取り外した後、方法は、上側ウイングレット300を主翼端114に取り付けたまま、主翼取付部152から下側ウイングレット400を取り外すことを含むことができる。有利には、図22〜25に示されるウイングレット取付具150によって、比較的少ない数量のシヤーピン262(例えば、4本のシヤーピン)を取り外すことにより下側ウイングレット400を迅速に取り外しおよび/または再装着することが可能になる。
図27を参照すると、図は、ウイングレット取付具150を使用する方法600に含まれ得る動作を示すフローチャートである。方法600のステップ602は、航空機100(図2)の主翼112(図2)にスプリットウイングレット298を取り付けることができるウイングレット取付具150を有する航空機100を準備することを含むことができる。スプリットウイングレット298は、本開示の範囲内にある他のウイングレット取付具150の実施形態を含むことができる、図面に示され得る、上述したウイングレット取付具150の実施形態のいずれかを使用して航空機100に取り付けられ得る。
図27の方法600のステップ604は、空港のターミナルゲートに駐機されているなど、航空機100が地上にあるおよび/または静止位置(図示せず)にあるときなど、飛行していないときに、胴体(図2)に対して第1の高さ(図示せず)にウイングレット取付具150が維持されることを含むことができる。静止位置では、航空機100のほとんどの重量は航空機着陸装置(図示せず)によって支持され、したがって主翼112は地上静止荷重を受けて若干下方に撓曲を呈することができる。主翼112にかかる地上静止荷重は、主翼構造体、燃料、推進ユニット、および/または主翼112によって支持され得る他のシステムの質量に働く重力によるものであり得る。
図27の方法600のステップ606は、航空機100が飛行しているとき、胴体(図2)に対して第1の高さよりも高い第2の高さ(図示せず)にウイングレット取付具150が動くことを含むことができる。第1の高さから第2の高さへのウイングレット取付具150の移動は、例えば約1gの飛行荷重下で主翼112が空力学的に上方に撓曲する結果として起こり得る。主翼112の上方撓曲によって、主翼端114、ウイングレット取付具150および/またはスプリットウイングレット298が第2の高さの方に上方に動かされ得る。ウイングレット取付具150の第2の高さへの移動は、滑走路から離陸する間、離陸中の急上昇の間、水平巡航の間、または航空機100の重量の少なくとも一部が主翼112によって支持される飛行の任意の他の間など、航空機100の重量の少なくとも一部が主翼112によって支持されるときに起こり得る。
図28、29を参照すると、本開示の実施形態が、図28に示されるような航空機製造および点検方法700、ならびに図29に示されるような航空機702の文脈で説明され得る。生産準備期間では、例示的な方法700は、航空機702の仕様および設計704ならびに材料の調達706を含むことができる。生産中、航空機702の構成要素およびサブアセンブリの製造708、ならびにシステムインテグレーション710が行われる。その後、航空機702は、運航714のために、検定を経て引き渡され得る712。顧客によって運航されている間、航空機702には、(修理、再構成および改修などを含むことができる)定期保守および点検716が予定される。
方法700のプロセスのぞれぞれは、システムインテグレータ、第三者および/またはオペレータ(例えば、顧客)によって実施または実行され得る。この説明の目的のため、システムインテグレータは、非限定的に、任意の数の航空機製造会社および主要システムの下請け会社を含むことができ、第三者は、非限定的に、任意の数の販売業者、下請け会社および供給業者を含むことができ、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事エンティティおよびサービス組織などであってよい。
図29に示されるように、例示的な方法700によって生産される航空機702は、複数のシステム720および内部722を有する機体718を含むことができる。ハイレベルシステム720の例には、推進システム724、電気システム726、油圧システム728および環境システム730のうちの1つまたは複数が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。航空宇宙例が示されているが、開示の実施形態の原理は、自動車産業などの他の産業にも適用することができる。
本明細書で具現化されている装置および方法は、生産および点検方法700の任意の1つまたは複数の段階の間に用いられてよい。例えば、生産プロセス708に対応する構成要素またはサブアセンブリは、航空機702が運航している間に生産される構成要素またはサブアセンブリと類似したやり方で作られるまたは製造されてもよい。さらに、1つまたは複数の装置の実施形態、方法の実施形態、またはその組み合わせは、例えば、航空機702のアセンブリを実質的に早めるまたはコストを減少させることによって、生産段階708、710の期間中に用いられてもよい。同様に、1つまたは複数の装置の実施形態、方法の実施形態またはその組み合わせは、例えば非限定的に、保守および点検716までの航空機702の運航の間に用いられてもよい。
本開示の一態様によれば、スプリットウイングレット(298)を主翼(112)に取り付けるウイングレット取付具(150)が提供される。ウイングレット取付具(150)は、主翼取付部(152)、主翼取付部(152)に連結され上側ウイングレット(300)を支持するように構成された上側ウイングレット取付部(176)、および主翼取付部(152)に連結され下側ウイングレット(400)を支持するように構成された下側ウイングレット取付部(184)を備える。主翼取付部(152)は、締結具を使用して、主翼端(114)に着脱可能に取り付けられ得る。有利には、上側ウイングレット取付部(176)および下側ウイングレット(400)は、互いに関連してある角度をなすように向けられる。
本開示の一態様によれば、主翼端(114)および主翼外板(122、124)を有する主翼(112)、主翼取付部(152)を含むウイングレット取付具(150)、主翼取付部(152)に連結され上側ウイングレット(300)を支持する上側ウイングレット取付部(176)、および主翼取付部(152)に連結され下側ウイングレット(400)を支持する下側ウイングレット取付部(184)を備える航空機(100、702)が提供される。主翼取付部(152)は、主翼外板(122、124)にある開口(125)を介して装着される引張締結具(172)によって主翼端(114)に着脱可能に取り付けられる。引張締結具(172)は、主翼端(114)の機内側(134)を通って延在し主翼取付部(152)に係合する。
本開示の一態様によれば、スプリットウイングレット(298)を固定する方法が提供される。方法は、主翼取付部(152)を有するウイングレット取付具(150)の上側ウイングレット取付部(176)に上側ウイングレット(300)を締結するステップ、ウイングレット取付具(150)の下側ウイングレット取付部(184)に下側ウイングレット(400)を締結するステップ、および締結具を使用して主翼取付部(152)を主翼端(114)に締結してスプリットウイングレット(298)を主翼(112)に固定するステップを含む。有利には、さらなるステップは、上側ウイングレット(300)を主翼端(114)に取り付けた状態で主翼取付部(152)から下側ウイングレット(400)を取り外すことを含む。
本開示の一態様によれば、スプリットウイングレット(298)を使用する方法が提供される。方法は、スプリットウイングレット(298)を主翼(112)に取り付けるウイングレット取付具(150)を有する航空機(100)を準備するステップ、航空機(100)が飛行していないとき、胴体(102)に対して第1の高さにウイングレット取付具(150)が維持されるステップ、および航空機(100)が飛行しているとき、胴体(102)に対して第1の高さよりも高い第2の高さにウイングレット取付具(150)が動くステップを含む。
本開示のさらなる変更および改善が当業者には明らかであろう。したがって、本明細書に記載され例示された部分の特定の組み合わせは、本開示のいくつかの実施形態を表すだけのものであり、本開示の精神および範囲内での代替実施形態または装置を限定しようとするものではない。
3 線
7 線
8 線
10 線
19 線
25 線
100 航空機
102 胴体
104 尾部
106 水平尾
108 垂直尾
110 機首方向
112 主翼
114 主翼端
116 主翼桁
118 主翼前桁
120 主翼後桁
122 上側主翼外板
124 下側主翼外板
125 開口
126 アクセスパネル
128 主翼端リブ
130 垂直フランジ
132 主翼内部
134 機内側
136 機外側
150 スプリットウイングレット取付具
152 主翼取付部
154 取付具付根端
158 前面
160 後面
162 前方タブ
164 後方タブ
166 バレルナット穴
168 バレルナット
170 締結具穴
172 引張締結具
174 せん断締結具
176 上側ウイングレット取付部
178 壁部
180 段
182 終端部
184 下側ウイングレット取付部
186 壁部
188 段
190 終端部
192 一体型構造
194 ウイングレット外側フェアリング
196 ウイングレット上側内側フェアリング
198 ウイングレット下側内側フェアリング
200 フェアリングブラケット
202 ピン穴
204 ヒンジ接合部
206 上側ブラケット
208 下側ブラケット
210 ヒンジボス
212 ヒンジピン
220 クレビス、付根部クレビス
222 中心ピン
224 保持ピン
226 ナット
228 保持クリップ
230 上側ピン
232 下側ピン
234 突出部、上側突出部
236 突出部、下側突出部
238 拘束機構
240 突出部支承部
242 クレビス支承部
244 一体
250 前方突出部
252 後方突出部
254 クレビス継手
256 クレビス継手
258 クレビス部
260 スプライス部
262 シヤーピン、上側シヤーピン、下側シヤーピン
264 外板プライス
266 桁プライス
298 スプリットウイングレット
300 上側ウイングレット
302 上反角
304 上側ウイングレット付根
306 上側ウイングレット先端
308 上側ウイングレット前桁
310 上側ウイングレット中間桁
312 上側ウイングレット後桁
314 上側ウイングレット外板
400 下側ウイングレット
402 下反角
404 下側ウイングレット付根
406 下側ウイングレット先端
408 下側ウイングレット前桁
410 下側ウイングレット中間桁
412 下側ウイングレット後桁
414 下側ウイングレット外板

Claims (15)

  1. スプリットウイングレット(298)を主翼(112)に取り付けるためのウイングレット取付具(150)であって、
    主翼取付部(152)と、
    前記主翼取付部(152)に連結され上側ウイングレット(300)を支持するように構成された上側ウイングレット取付部(176)と、
    前記主翼取付部(152)に連結され下側ウイングレット(400)を支持するように構成された下側ウイングレット取付部(184)と
    を備え、
    前記主翼取付部(152)が、締結具を使用して主翼端(114)に着脱可能に取り付けられており、
    前記上側ウイングレット取付部(176)および前記下側ウイングレット取付部(184)が、前記主翼取付部(152)において一緒に接合されて一体型構造(192)を形成し、
    前記上側ウイングレット取付部(176)および前記下側ウイングレット取付部(184)の少なくとも一方が、前記上側ウイングレット(300)および前記下側ウイングレット(400)のうちの対応する一方に挿入可能であり、かつ少なくとも1つのせん断締結具(174)を使用してそれに取り付けられ得る、ウイングレット取付具(150)。
  2. 前記締結具が前記主翼端(114)の機内側(134)から装着される、請求項1に記載のウイングレット取付具(150)。
  3. 前記締結具が引張締結具(172)を含む、請求項1または2に記載のウイングレット取付具(150)。
  4. 前記主翼取付部(152)が、バレルナット(168)を収容するように構成されたバレルナット穴(166)を含み、
    前記引張締結具(172)が前記バレルナット(168)にねじ係合可能である、
    請求項3に記載のウイングレット取付具(150)。
  5. 前記上側ウイングレット(300)が、せん断締結具(174)を使用して前記上側ウイングレット取付部(176)に取り付けられ、
    前記下側ウイングレット(400)が、せん断締結具(174)を使用して前記下側ウイングレット取付部(184)に取り付けられる、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載のウイングレット取付具(150)。
  6. 前記主翼取付部(152)が、上側ブラケット(206)および下側ブラケット(208)からなり、
    前記上側ブラケット(206)が、前記上側ウイングレット取付部(176)と一体になっており、
    前記下側ブラケット(208)が、前記下側ウイングレット取付部(184)と一体になっており、
    前記上側ブラケット(206)および前記上側ウイングレット取付部(176)が、前記下側ブラケット(208)および前記下側ウイングレット取付部(184)とは別個の構成要素であり、
    前記上側ブラケット(206)と前記上側ウイングレット取付部(176)とが、前記上側ブラケット(206)および前記下側ブラケット(208)から延在するヒンジボス(210)に形成されたピン穴(202)を通って延在するヒンジピン(212)によって、前記下側ブラケット(208)と前記下側ウイングレット取付部(184)とにヒンジ連結される、
    請求項1ないし5のいずれか一項に記載のウイングレット取付具(150)。
  7. 前記主翼取付部(152)、前記上側ウイングレット取付部(176)および前記下側ウイングレット取付部(184)が、シヤーピン(262)を使用して一緒に連結されるように構成された別個の構成要素である、請求項1ないし6のいずれか一項に記載のウイングレット取付具(150)。
  8. 前記上側ウイングレット取付部(176)および前記下側ウイングレット取付部(184)が、少なくとも1つの突出部(234、236)をそれぞれ含み、
    前記主翼取付部(152)が、少なくとも1つのクレビス(220)を含み、
    前記上側ウイングレット取付部(176)の前記突出部(234)および前記下側ウイングレット取付部(184)の前記突出部(236)が、少なくとも1本のピン(230、232)を使用して前記クレビスに連結されるように構成される、
    請求項1ないし7のいずれか一項に記載のウイングレット取付具(150)。
  9. 前記上側ウイングレット取付部(176)の突出部(234)が、中心ピン(222)および上側ピン(230)によって前記主翼取付部(152)の前記クレビス(220)に連結され、
    前記下側ウイングレット取付部(184)の突出部(236)が、前記中心ピン(222)および下側ピン(232)によって前記クレビス(220)に連結される、
    請求項8に記載のウイングレット取付具(150)。
  10. 前記主翼取付部(152)に含まれて、前記中心ピン(222)が前記ウイングレット取付具(150)から取り外されるとき、前記クレビス(220)に対して少なくとも1つの突出部(234、236)が回転しないようにする、拘束機構(238)をさらに備える、
    請求項9に記載のウイングレット取付具(150)。
  11. 前記上側ウイングレット(300)を前記上側ウイングレット取付部(176)に連結するように構成された外板スプライス(264)および桁スプライス(266)の少なくとも1つと、
    前記下側ウイングレット(400)を、前記下側ウイングレット取付部(184)と一体に形成された突出部(250、252)に連結するように構成された少なくとも1つのクレビス継手(254、256)と
    をさらに備え、
    前記主翼取付部(152)および前記上側ウイングレット取付部(176)が一体型構造(192)として形成される、
    請求項1ないし10のいずれか一項に記載のウイングレット取付具(150)。
  12. 上側ウイングレット取付部(176)および下側ウイングレット取付部(184)が、主翼取付部(152)において一緒に接合されて一体型構造(192)を形成し、前記上側ウイングレット取付部(176)および前記下側ウイングレット取付部(184)の少なくとも一方が、上側ウイングレット(300)および下側ウイングレット(400)のうちの対応する一方に挿入可能であり、かつ少なくとも1つのせん断締結具(174)を使用してそれに取り付けられ得る、ウイングレット取付具(150)により、スプリットウイングレット(298)を固定する方法であって、
    前記上側ウイングレット(300)を、前記主翼取付部(152)を有する前記ウイングレット取付具(150)の前記上側ウイングレット取付部(176)に締結するステップと、
    前記下側ウイングレット(400)を前記ウイングレット取付具(150)の前記下側ウイングレット取付部(184)に締結するステップと、
    前記締結具を使用して前記主翼取付部(152)を主翼端(114)に固定することにより、前記スプリットウイングレット(298)を主翼(112)に固定するステップと
    を含む、方法。
  13. 前記主翼端(114)の機内側(134)から前記締結具を装着すること
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記上側ウイングレット取付部(176)を前記下側ウイングレット取付部(184)に取り付けるヒンジピン(212)を取り外すことであって、前記上側ウイングレット取付部(176)が上側ブラケット(206)と一体に形成され、前記下側ウイングレット取付部(184)が前記上側ブラケット(206)とは別個の構成要素である下側ブラケット(208)と一体に形成され、前記上側ブラケット(206)および前記下側ブラケット(208)が前記主翼取付部(152)を構成することと、
    前記上側ブラケット(206)および前記下側ブラケット(208)の少なくとも一方を前記主翼端(114)に固定している前記締結具を取り外すことと、
    前記上側ウイングレット(300)および前記下側ウイングレット(400)の少なくとも一方を前記主翼端(114)から取り外すことと
    をさらに含む、請求項12または13に記載の方法。
  15. 前記上側ウイングレット取付部(176)の突出部(234)、前記下側ウイングレット取付部(184)の突出部(236)、および前記主翼取付部(152)のクレビス(220)を通って延在しそれらを相互に連結している中心ピン(222)を取り外すことと、
    前記上側ウイングレット取付部(176)および前記下側ウイングレット取付部(184)の少なくとも一方を前記クレビス(220)に固定しているシヤーピン(230、232)を取り外すことと、
    前記主翼取付部(152)から前記上側ウイングレット(300)および前記下側ウイングレット(400)の少なくとも一方を取り外すことと
    をさらに含む、請求項12ないし14のいずれか一項に記載の方法。
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