JP6534095B2 - 車室内におけるケーブルの配設構造 - Google Patents
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Description
キーインターロック機構は、シフトレバー機構とキーシリンダとを連結し、シフトレバーの操作をキーシリンダに伝えるケーブルを含んで構成されている。
シフトロック機構は、ブレーキペダルとシフトレバー機構とを連結し、ブレーキペダルの操作をシフトレバー機構に伝えるケーブルを含んで構成されている。
これらケーブルは、金属製のインナーケーブルと、筒状に形成されてインナーケーブルを保護する合成樹脂製のアウターケーブルとを有し、車室内に配設されている。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、ケーブルの耐久性を確保する上で有利な車室内におけるケーブルの配設構造を提供することを目的とする。
請求項2記載の発明は、前記複数の水抜き孔は、前記アウターケーブルの前記湾曲部の下部を構成する箇所の長手方向および周方向の全域に間隔をおいて設けられ、前記吸水部材は、前記アウターケーブルの前記湾曲部の下部を構成する箇所の外周面全体を覆うように設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記吸水部材は、前記アウターケーブルから取り外し可能であることを特徴とする。
湾曲部に至った水や飲み物は、湾曲部の下部の複数の水抜き孔からアウターケーブルの外部に速やかに排出される。吸水部材に吸水された水や飲み物は、吸水部材から蒸発する。
したがって、インナーケーブルの錆の発生を抑制でき、ケーブルの耐久性の向上を図る上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、複数の水抜き孔は、アウターケーブルの箇所の長手方向および周方向の全域に間隔をおいて設けられているので、アウターケーブル内部に侵入した水や飲み物の排出を速やかに行なう上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、吸水部材の交換を行えるので、インナーケーブルの錆の発生を抑制する上で有利となる。
図1は実施の形態に係る車室内におけるケーブルの配設構造を示す説明図であり、車室前部を車幅方向から見た状態を示す。
本実施の形態では、車両が自動変速機を備えるAT車である場合について説明する。
車室10は、その下部がフロアパネル12によって仕切られており、車室10の前部は、フロアパネル12の前縁から起立されるダッシュパネル14によって仕切られている。
運転席の前方にはステアリング装置16が配設されている。
運転席の側方のフロアパネル12箇所にはセンターコンソール18が配設されている。
シフトレバー機構20を構成するシフトレバー2002は、センターコンソール18の上面から上方に突設されている。
シフトレバー2002を車両前後方向あるいは車幅方向に移動することで、シフトレバー2002は、パーキング位置、リバース位置、ニュートラル位置、ドライブ位置の各シフト位置に位置決めされ、シフトレバー2002の操作に基づいて自動変速機の変速が行われる。
ステアリングコラム1606の上部には、イグニッションキーが挿入されて回動操作されるキーシリンダ22が取着されている。
そして、キーシリンダ22とシフトレバー機構20とを連結するキーインターロック機構24が設けられている。
キーインターロック機構24は、シフトレバー2002がパーキング位置以外の位置にあるとイグニッションキーをキーシリンダ22から抜くことができないようにしたものである。
なお、シフトレバー機構20やキーインターロック機構24には従来公知の様々な構造が採用可能である。
本実施の形態では、シフトレバー2002の各シフト位置により、すなわちシフトレバー2002の操作により、イグニッションキーの抜き取りを可能とした状態と、イグニッションキーの抜き取りを不能とした状態とにキーシリンダ22が切り替えられる。したがって、本実施の形態では、シフトレバー機構20が操作部に相当し、キーシリンダ22が被操作部に相当し、ケーブル26は操作部と被操作部との間を連結している。
インナーケーブル2602は、例えば、金属製の単線あるいは撚り線で構成されるなど従来公知の様々な構造が採用可能である。
アウターケーブル2604は、インナーケーブル2602がその内部に挿通されるもので、合成樹脂製の筒体や、細い鋼板をスパイラル状に巻いた芯線と該芯線の周囲を覆う合成樹脂製の被膜とで形成された筒体など従来公知の様々な構造が採用可能である。
一方の湾曲部28Aは、キーシリンダ22の近傍でキーシリンダ22よりも低い箇所に位置するケーブル26の箇所に位置している。
他方の湾曲部28Bは、シフトレバー機構20の近傍でシフトレバー機構20よりも低い箇所に位置するケーブル26の箇所に位置している。
各湾曲部28A、28Bは、最も低い位置に位置する底部2802と、底部2802の両側から湾曲状に起立する両側の側部2804とを有し、下方にたわませて設けられている。本実施の形態では、各湾曲部28A、28Bの下部を構成する箇所は、底部2802と、両側の側部2804の下部である。
キーシリンダ22の近傍に設けられた湾曲部28Aは、ステアリングコラム1606の下端の下方に位置している。
シフトレバー機構20の近傍に設けられた湾曲部28Bは、シフトレバー機構20の前方のフロアパネル12上に配置されている。
本実施形態では、複数の水抜き孔30は、アウターケーブル2604の湾曲部28A、28Bの下部を構成する箇所の長手方向および周方向の全域に間隔をおいて設けられている。
吸水部材32は、アウターケーブル2604の外周面に設けられ、水抜き孔30を覆っている。
本実施形態では、吸水部材32は、アウターケーブル2604の湾曲部28A、28Bの下部を構成する箇所の周囲を囲むように設けられている。
吸水部材32としては、フェルト、マイクロファイバー、吸水性繊維など吸水性を有する従来公知の様々な材料が使用可能である。
車室10内を水拭きしたり、あるいは、車室10内で飲み物をこぼし、水や飲み物がアウターケーブル2604の端部からアウターケーブル2604の内部に侵入したものとする。
水や飲み物は、アウターケーブル2604の端部から湾曲部28A、28Bに至るが、湾曲部28A、28Bが下方にたわんでいるため、湾曲部28A、28Bに留まり、湾曲部28A、28Bから先への侵入が阻止される。
図3に示すように、湾曲部28A、28Bに至った水Wや飲み物Wは、複数の水抜き孔30からアウターケーブル2604の外部に速やかに排出され、吸水部材32に吸水され、水Wや飲み物Wは湾曲部28A、28Bからアウターケーブル2604の外部へ速やかに排出される。
吸水部材32に吸水された水Wや飲み物Wは、吸水部材32から蒸発する。
したがって、インナーケーブル2602の錆の発生を抑制でき、ケーブル26の耐久性の向上を図る上で有利となる。
また、複数の水抜き孔30は、アウターケーブル2604の箇所の長手方向および周方向の全域に間隔をおいて設けられているので、アウターケーブル2604内部に侵入した水Wや飲み物Wの排出を速やかに行なう上で有利となる。
また、水抜き孔30や吸水部材32は、湾曲部28A、28Bの全域に設けても良いが、実施の形態のように、複数の水抜き孔30を湾曲部28A、28Bの下部を構成する箇所のみに設けると、加工工数を減少し、吸水部材32の使用量を削減する上で有利となる。
また、吸水部材32をアウターケーブル2604から取り外し可能に設けるようにしてもよく、このように構成すると、吸水部材32の交換を行え、インナーケーブル2602の錆の発生を抑制する上で有利となる。
また、本実施の形態では、本発明をキーインターロック機構24を構成するケーブル26に適用した場合について説明したが、本発明は、ブレーキペダルとシフトレバー機構20とを連結し、ブレーキペダル(操作部)の操作をシフトレバー機構20(被操作部)に伝えるシフトロック機構を構成するケーブルなど、車室10内において操作部と被操作部とを連結する様々なケーブルに広く適用可能である。
20 シフトレバー機構(操作部)
22 キーシリンダ(被操作部)
26 ケーブル
28A、28B 湾曲部
30 水抜き孔
32 吸水部材
Claims (3)
- インナーケーブルとアウターケーブルとを有し、車室内で操作部と被操作部との間に連結される車室内におけるケーブルの配設構造であって、
前記操作部の近傍で前記操作部よりも低い箇所に位置する前記ケーブルの箇所および前記被操作部の近傍で前記被操作部よりも低い箇所に位置する前記ケーブルの箇所に、それぞれ下方に撓んだ湾曲部を形成し、
前記アウターケーブルの少なくとも前記湾曲部の下部を構成する箇所の少なくとも下面に前記アウターケーブルの長手方向に並んだ複数の水抜き孔を設けるとともに、前記アウターケーブルの外周面に前記水抜き孔を覆う吸水部材を設けた、
ことを特徴とする車室内におけるケーブルの配設構造。 - 前記複数の水抜き孔は、前記アウターケーブルの前記湾曲部の下部を構成する箇所の長手方向および周方向の全域に間隔をおいて設けられ、
前記吸水部材は、前記アウターケーブルの前記湾曲部の下部を構成する箇所の外周面全体を覆うように設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の車室内におけるケーブルの配設構造。 - 前記吸水部材は、前記アウターケーブルから取り外し可能である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車室内におけるケーブルの配設構造。
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