JP6533905B2 - コアビット - Google Patents

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本発明は、コアドリルに取付けられる、コンクリート構造物穿孔用のコアビットに関し、ことにコンクリート構造物にあけられる孔がコンクリート構造物を貫通したときにコアビット内のコアが押出されるようにしたコアビットに関する。
コンクリート構造物に孔あけを行うコアビットがコンクリート構造物を貫通すると、周りのコンクリート構造物と縁切りされたコアビット内のコアは孔が下向きにあけられる場合、孔が貫通されると同時に抜け落ちることもあるが、コアビットをコンクリート構造物にあけた孔より抜き取るとき、コアビット内のコアもコアビット内に残ったまま、コアビットと共に抜き取られることが多い。
コアビット内に残るコアはコアビットを叩いたりして人力によって取り除いているが、それには多くの労力と時間を要していた。
本発明は、上記の問題を解消し、コアビットがコンクリート構造物を貫通すると同時にコアがコアビットから抜け出るように構成されたコアドリル用コアビットを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、円筒状をなすボデーと、該ボデーの先端にダイヤモンドチップを備え、コアドリルに取外し可能に取着されるコアビットであって、コアビット内にコアビットの軸方向にのみ移動可能に装着されるコマと、該コマの軸芯に取付けられ、コンクリート構造物に押し当てられる円錐形状のセンターと、前記コマをコアビットより押出す方向に付勢するバネ手段とよりなり、前記ダイヤモンドチップは、内径が前記ボデーと同じ薄刃チップと、内径が前記ボデーより若干小さな厚刃チップよりなり、前記ダイヤモンドチップが設けられるコアビットの全円周のうち、少なくとも半周部分には前記薄刃チップのみが設けられることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記コマはコアビットに進退可能に装着される外側コマと、該外側コマ内に外側コマとは回転のみ可能に装着され、コンクリート構造物に押し当てられ、前記センターを構成する内側コマよりなることを特徴とし、
請求項に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、前記コマには、コアビット内に供給され冷却水を通す穴又は溝がコアビットの軸方向に設けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明によると、コアビットによるコンクリート構造物への穿孔時、ダイヤモンドチップにより形成される環状溝内のコアに当たるコマが切込みの進行に伴い、バネ手段の作用に抗してコアビット内に次第に押込められる。コンクリート構造物に穿孔される孔がコンクリート構造物を貫通すると、コアビット内のコアが周りのコンクリート構造物と縁切りされることにより、コマと共にバネ手段の作用により押出され、コアビット内のコアをコアビットより押出す。これによりコアビット内にコアが残らないようにできるため、従来のような人力によるコアの抜き取り作業が省略でき、作業能率を向上させることができる。またセンターによりコアビットによる穿孔作業の芯出しが行われ、センターがコアの軸芯を押えて穿孔を行うことによりコアの姿勢が安定し、穿孔がスムースに行える。しかもコアビットに設けられるダイヤモンドチップのうち、少なくとも半周部分のダイヤモンドチップは、内径が全てボデーと同じ薄刃チップであるため、貫通孔が形成された後のコアが薄刃チップ側に寄って、該薄刃チップに引掛かることなくバネ手段の作用により容易に押出され、抜け出るようになる。
請求項に係る発明によると、コンクリート構造物への穿孔時、内側コはコンクリート構造物を押えて静止し、外側コがコアビットと共に回転するが、内側コがコンクリート構造物に当たる箇所は偏心していてもよく、コンクリート構造物への芯出しは必要でない。
請求項に係る発明によると、コアビット内に供給された冷却水がコマに設けた穴を通して穿孔箇所に供給され、ダイヤモンドチップの冷却と、コアビット外への切粉の排出を行うことができる。
本実施形態に係るコアビットの断面図。 図1に示すコアビットの底面図。 図1に示すコアビットによりコンクリート構造物に切込みが入れられるときの断面図。 コアビットがコンクリート構造物に切込んだときの断面図。 図4のA−A線断面図。 コアビットがコンクリート構造物を貫通したときの断面図。 コアビットの別の例の要部の拡大断面図。
以下、本発明の実施形態のコアビットについて図面により説明する。
図1に示すコアビット1は、円筒状のボデー2の一端にフランジ管状のカップリング3を溶接にて固着し(捻じ込んで取着してもよい)、先端にダイヤモンドチップ4を溶接又はろう付けしてなるもので、カップリング3において図示しないコアドリルのシャフトに取外し可能に取付けられる。ダイヤモンドチップ4は図2に示すように、外径が同じでボデー2の外径より若干大きいが、内径はボデー2と同じで、厚みの薄い薄刃チップ4aと、内径がボデー2より若干小さな厚みの大なる厚刃チップ4bよりなっている。
前記薄刃チップ4aの刃数は図2に示すように、コアビット1に溶接またはろう付けされるダイヤモンドチップ4の総数のうちの1/2以上で、全円周の1/2以上をなす片側は全て薄刃チップ4aとなっている(図2に示す具体例においては、図の左側に配置される厚刃4bの刃数5に対し、図の右側に配置される薄刃4aの刃数は7となっている)。
コアビット1には、カップリング3の内側にフランジ状のバネ押え5がボルト6により止着されると共に、凹形断面のコマ7がコアビット1の軸方向にのみスライド可能に装着されている。そしてコマ7とバネ押え5との間には、バネ手段としてのコイルばね8が装着され、このコイルばね8はコマ7を押出す方向に付勢しているが、ボデー2より内径の小さな前記厚刃チップ4bがコアビット1内に若干せり出して前記コマ7に係止することにより、コマ7のコアビット1よりの抜け出しを防いでいる。
コマ7は、周面に周溝11と、周溝11の上下に周溝11に通ずる冷却水を通すための凹溝12を周方向に適当間隔、図2においては一定間隔で三か所形成している。コマ7の先端部には、該コマ7の軸芯に先端の尖った断面矢印状のセンター13が差込んで取付けられている。このセンター13は抜き差し可能に単に差込んで取付けられているだけでもよいが、好ましくはネジ止め又は接着剤により接着して固定される。図中、14はコイルバネ8をコマ7に係止する係止板である。
本実施形態のコアビット1を用いたコンクリート構造物16への穿孔は次のようにして行われる。
先ずセンター13の尖端を穿けようとする孔の中心に合わせて位置決めし、押し付ける(図3)。これに前後して図示しないコアビット1の送りモータ及びコアビット1の回転駆動モータを駆動し、コアビット1を送りながら回転駆動する。送りに伴いコアビット1先端のダイヤモンドチップ4がコンクリート構造物16に接地すると、センター13の尖端でコンクリート構造物16を押えた状態で切込みが開始され、ダイヤモンドチップ4によりセンター13の尖端を中心とする環状の切込溝18が形成されていく。切込み中、コアビット内には、冷却水が供給され、供給された冷却水はコマ7の凹溝12を通り、切込溝18内に流入してダイヤモンドチップ4の冷却と、切込溝内の切粉の排出を行う。穿孔中においてはまた、切込みが進むにつれ、コマ7がコイルバネ8を圧縮しながらコアビット1内に押込められる(図4参照)。図5は図4のA−A線断面を示すもので、符号19は切込溝18の内側の円形断面をなすコアを示している。
ダイヤモンドチップ4がコンクリート構造物16を貫通し、貫通孔21が形成されると、コア19が周りのコンクリート構造物16と縁切りされ、圧縮されたコイルバネ8の作用でコマ7と共にコア19が押出される(図6)。
前記実施形態では、コマ7の押込みにより圧縮し、コマ7を押し出す方向に付勢するバネ手段としてコイルバネ8を例示したが、バネ手段として前記バネ押え5とコマ7を連結する空気圧シリンダーを用いることもできる。
本実施形態において、コマ7はセンター13の尖端がコンクリート構造物16に押付けられた状態で穿孔が行われるが、センター13はコンクリート構造物16に点接触ないし点接触に近い状態で押付けられるため、コマ7と共にセンター13が回転してもコンクリート構造物16との摩擦抵抗はほとんどなく、したがってコマ7はコアビット1との摩擦によりコアビット1と共に回転し、コアビット1に対しては該コアビット1の軸方向にのみ移動する。センター13はまた、ダイヤモンドチップによって形成される環状の切込溝18内のコア19の軸心を押え、芯出しした状態で穿孔作業が行われるため、穿孔時のコアの姿勢が安定し、穿孔がスムースに行える。貫通孔21が形成され、コア19が周りのコンクリート構造物16と縁切りされると、コア19は前述するようにコイルバネ8の作用でコマ7と共に押出されるが、この際、薄刃チップ4a側に寄って厚刃チップ4bと引掛かることなく抜け出ることが可能となる。
図7に示すコアビット23が前述のコアビット1と異なる点は、コマの構造で、図7に示す実施形態のコマ24は、凹形断面をなして円筒状ボデー2内に軸方向にスライド可能に装着される外側コマ25と、小径部26aが軸受である転がり軸受27を介して外側コマ25に回転自在に軸支され、前記センターに相当する段付軸状の内側コマ26とで構成され、外側コマ25と内側コマ26とで内外より挟み込まれて径方向に支持される上下の転がり軸受27は、アウターレースが外側コマ25の底部と、該外側コマ25に固定される押え30とで上下より挟み込まれて軸方向にも支持されることによりコアビット23に固定される。
内側コマ26は、上下の転がり軸受27のインナーレースを内側コマ26の小径部26aに固定されるリング31と小径部26a根元の段とで上下より挟持することにより転がり軸受27に支持され、これにより内側コマ26は外側コマ25に対しては回転自在であるが、軸方向(図の上下方向)には一体となって移動し、回転のみ可能となっている。そして大径部26bには先端の尖った円錐形状の突部26cが下向きに突出形成されている。図中、32は前述の凹溝12と同様、冷却水が通される凹溝である。
本実施形態においては、コンクリート構造物16への穿孔中、コンクリート構造物16に押し当てられて静止する内側コマ26の周りを外側コマ25とコアビット23が共に回転しながらダイヤモンドチップ4による穿孔が行われる。
本実施形態においても内側コマ26は、その軸線上においてコンクリート構造物16に押し当てられるが、静止状態で押し当てられるため、芯出しが不要で、コンクリート構造物16に偏心して押し当てられるようになっていてもよい。
前記実施形態では、内側コマ26は外側コマ25への軸受けとして転がり軸受27を用いているが、滑り軸受を用いてもよい。
1、23・・コアビット
2・・円筒状のボデー
3・・カップリング
4、4a、4b・・ダイヤモンドチップ
5・・バネ押え
7、24・・コマ
8・・コイルバネ
11・・周溝
12、32・・凹溝
13・・センター
16・・コンクリート構造物
18・・切込溝
19・・コア
21・・貫通孔
25・・外側コマ
26・・内側コマ

Claims (3)

  1. 円筒状をなすボデーと、該ボデーの先端にダイヤモンドチップを備え、コアドリルに取外し可能に取着されるコアビットであって、コアビット内にコアビットの軸方向にのみ移動可能に装着されるコマと、該コマの軸芯に取付けられ、コンクリート構造物に押し当てられる円錐形状のセンターと、前記コマをコアビットより押出す方向に付勢するバネ手段とよりなり、前記ダイヤモンドチップは、内径が前記ボデーと同じ薄刃チップと、内径が前記ボデーより若干小さな厚刃チップよりなり、前記ダイヤモンドチップが設けられるコアビットの全円周のうち、少なくとも半周部分には前記薄刃チップのみが設けられることを特徴とするコアビット。
  2. 前記コマはコアビットに進退可能に装着される外側コマと、該外側コマ内に外側コマとは回転のみ可能に装着され、コンクリート構造物に押し当てられ、前記センターを構成する内側コマよりなることを特徴とする請求項記載のコアビット。
  3. 前記コマには、コアビット内に供給された冷却水を通す穴又は溝がコアビットの軸方向に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のコアビット。
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