JP6532518B2 - 高効率太陽電池の製造方法 - Google Patents
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前記絶縁膜はポリイミドからなり、
前記絶縁膜はTOF−SIMS法においてBi5 ++イオンを加速電圧30kVで0.2pA照射された際のC6H11O2検出カウント数が100以下であることを特徴とする太陽電池を提供する。
前記エミッタ領域に接するエミッタ電極と、前記ベース領域に接するベース電極とを形成する工程と、
前記エミッタ領域と前記ベース領域の電気的短絡を防ぐ絶縁膜としてカルボキシ基を含まないポリイミドを形成する工程と
を有することを特徴とする太陽電池の製造方法を提供する。
第1導電型を有する半導体基板を備え、該半導体基板の第1主表面に、前記第1導電型と反対の導電型である第2導電型を有するエミッタ領域と、前記エミッタ領域に接するエミッタ電極と、前記第1導電型を有するベース領域と、前記ベース領域に接するベース電極と、前記エミッタ領域と前記ベース領域の電気的短絡を防ぐ絶縁膜とを備えた太陽電池であって、
前記絶縁膜はポリイミドからなり、
前記絶縁膜はTOF−SIMS法においてBi5 ++イオンを加速電圧30kVで0.2pA照射された際のC6H11O2検出カウント数が100以下であることを特徴とする太陽電池が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
第1導電型を有する半導体基板の第1主表面に、前記第1導電型と反対の導電型である第2導電型を有するエミッタ領域と、前記第1導電型を有するベース領域とを形成する工程と、
前記エミッタ領域に接するエミッタ電極と、前記ベース領域に接するベース電極とを形成する工程と、
前記エミッタ領域と前記ベース領域の電気的短絡を防ぐ絶縁膜としてカルボキシ基を含まないポリイミドを形成する工程と
を有することを特徴とする太陽電池の製造方法が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
以下、本発明の太陽電池について、図面を用いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は、本発明に係る裏面電極型太陽電池の裏面構造を示す図である。また、図2は、本発明に係る裏面電極型太陽電池の断面構造を示す図であり、図1の一点鎖線Aにおける断面の一部を示したものである。図1、2に示すように、本発明の太陽電池100は、第1導電型を有する半導体基板110を備える。また、半導体基板110の第1主表面に、第1導電型と反対の導電型である第2導電型を有するエミッタ領域112と、エミッタ領域112に接するエミッタ電極122と、第1導電型を有するベース領域113と、ベース領域113に接するベース電極123と、エミッタ領域112とベース領域113の電気的短絡を防ぐ絶縁膜118とを備える。
本発明の方法は絶縁体を用いる太陽電池一般に適用可能であるが、以下に例を挙げながら説明する。例えば、本発明の方法は、上記図1、2に示す太陽電池に適用できる。以下に、具体的な本発明の太陽電池製造方法をN型基板の場合を例に図1、2を用いて説明する。
本発明の太陽電池モジュールは、上記本発明の太陽電池を電気的に接続して成るものである。例えば、上記のようにして得られた複数の太陽電池を電気的に直列接続することで、太陽電池モジュールが得られる。太陽電池モジュール916の一例を図9に示す。太陽電池の正電極923が隣接する太陽電池の負電極922にタブ912によって電気的に接続され、所定の出力に必要な枚数の太陽電池(太陽電池セル)900が連結されている。接続された太陽電池900は、図には示してないが、カバーガラスと充填剤、更にバックシートによって封止される。カバーガラスにはソーダライムガラスが広く使用される。また、充填剤にはエチレンビニルアセテートやポリオレフィン又はシリコーン等が使用される。バックシートにはポリエチレンテレフタレートを使用した機能性フィルムが一般的に用いられている。なお、1つの太陽電池の正電極923は太陽電池モジュール916の正極端子913に接続され、別の1つの太陽電池の負電極922は太陽電池モジュール916の負極端子914に接続されている。
本発明の太陽電池発電システムは、上記本発明の太陽電池モジュールを複数接続して成るものである。図10は本発明のモジュールを連結した太陽光発電システムの基本構成を示したものである。図10に示すように、複数の太陽電池モジュール1016が配線1015で直列に連結され、インバータ1017を経由して外部負荷回路1018に発電電力を供給する。同図には示していないが、当該システムは発電した電力を蓄電する2次電池を更に備えていて良い。
本発明の方法を用いて、図1、2に示す太陽電池の作製を行った。
実施例1と同様の基板を使用した同様の太陽電池製造工程において、エミッタ領域の一部とベース電極の一部へ形成する絶縁膜として図3における絶縁膜Cを適用して太陽電池を作製した。なお、絶縁膜Cの形成条件等は、上述の表1に示した通りである。
実施例1と同様の基板を使用した同様の太陽電池製造工程において、エミッタ領域の一部とベース電極の一部へ形成する絶縁膜として図3における絶縁膜Aを適用して太陽電池を作製した。なお、絶縁膜Aの形成条件等は、上述の表1に示した通りである。
Claims (2)
- 第1導電型を有する半導体基板の第1主表面に、前記第1導電型と反対の導電型である第2導電型を有するエミッタ領域と、前記第1導電型を有するベース領域とを形成する工程と、
前記エミッタ領域に接し、銀を含むエミッタ電極と、前記ベース領域に接し、銀を含むベース電極とを形成する工程と、
前記エミッタ領域と前記ベース領域の電気的短絡を防ぐ絶縁膜としてカルボキシ基を含まないポリイミドを、アミック酸を含まない絶縁膜前駆体を用いて形成する工程と
を有することを特徴とする太陽電池の製造方法。 - 前記半導体基板として結晶シリコン基板を用いることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
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