JP6532427B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用型の走行車体と、前記走行車体の前部に連結される油圧操作式のフロントローダとを備えた作業車に関する。
上記のような作業車としては、フロントローダ用のバルブユニット(ローダコントロールバルブ)が取り付けられる取付板を、車体の左右中央に配備されるトランスミッションケースに備えることで、バルブユニットを、トランスミッションケースの左右に配備されるリアフェンダ(後輪フェンダ)よりも車体の左右中央側に配備しているものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2007−255150号公報(段落番号0019、図2〜3)
上記の構成では、例えば、作業者が、フロントローダ用のバルブユニットの交換又はメンテナンスなどを行うために、バルブユニットに接続された外部油路の取り外し、及び、取付板からのバルブユニットの取り外しなどを行う場合に、バルブユニットの車体横外側に位置するリアフェンダなどが邪魔になる。
つまり、車体に対するフロントローダ用のバルブユニットの着脱、及び、車体に組み付けたバルブユニットの各ポートに対する外部油路の着脱が行い難くなっている。
又、トランスミッションケース側の各ポートとバルブユニット側の各ポートとにわたる複数の外部油路は、それらの対応するポートにわたる形状に屈曲された金属製の油圧管で形成されることが一般的である。そのため、作業者が、バルブユニットをトランスミッションケースの取付板に組み付けた後、トランスミッションケース側の各ポートに接続されている外部油路形成用の各油圧管をバルブユニットの各ポートに接続する場合には、バルブユニットの組み付け誤差などによって生じる位置ズレにより、バルブユニットの各ポートへの各外部油路の接続が行い難くなることがある。そして、その位置ズレが生じている状態で、各油圧管をバルブユニットの各ポートに接続すると、各接続部にゆがみが生じ易くなり、そのゆがみに起因した気密性の低下で、各接続部において油漏れを引き起こす虞がある。
つまり、車体に対するフロントローダ用のバルブユニットの着脱、及び、車体に組み付けたバルブユニットに対する各外部油路の着脱を行い易くした上で、各外部油路とバルブユニットとの接続部において油漏れが生じる虞を回避できるようにすることが望まれている。
上記の課題を解決するための手段として、
本発明に係る作業車は、乗用型の走行車体と、前記走行車体の前部に連結される油圧操作式のフロントローダとを備え、
前記走行車体は、ローダ配管用の複数のポートを有するトランスミッションケースと、前記トランスミッションケースの左右に配置される左右の後側走行装置と、左右の前記後側走行装置を覆う左右のリアフェンダと、複数のポートを有するフロントローダ用のバルブユニットと、対応するトランスミッションケース側の前記ポートとバルブユニット側の前記ポートとにわたる複数の外部油路と、車体フレームから左右に延出して搭乗ステップの後部を支持する第1支持部材と、前記車体フレームから左右に延出して左右の前記リアフェンダにおける後側上端部の裏面側を支持する第2支持部材と、前記第2支持部材から前方に延出して左右の前記リアフェンダにおける前側上端部の裏面側を支持する左右の第3支持部材と、前記バルブユニットと同じ左右一方側に位置して前記第1支持部材から前記第3支持部材の前端部に着脱可能に架設される第4支持部材と、を備え、
前記バルブユニットは、左右一方側の前記後側走行装置と前記リアフェンダとの間の空間に配備されるとともに前記第4支持部材に支持され
前記トランスミッションケースは、前記バルブユニットが隣接配備される左右一側部に複数の前記ポートを有し、
複数の前記外部油路は、剛性を有してトランスミッションケース側の前記ポートに接続される第1油路部と、剛性を有してバルブユニット側の前記ポートに接続される第2油路部と、柔軟性を有して前記第1油路部と前記第2油路部とに接続される第3油路部とを備えている。
この手段によると、例えば、作業者が、フロントローダ用のバルブユニットの交換又はメンテナンスなどを行うために、バルブユニットに対する各外部油路の着脱、及び、車体に対するバルブユニットの着脱を行う場合には、車体後部の横外側から、バルブユニットの配置空間である後側走行装置とリアフェンダとの間の空間に容易に手を差し入れることができる。そして、その空間に差し入れた手で、バルブユニットに対する各外部油路の着脱、及び、その空間での車体に対するバルブユニットの着脱を容易に行うことができる。
又、作業者が、バルブユニットの車体への取り付け後に、トランスミッションケースからの各外部油路をバルブユニットの各ポートに接続する場合において、バルブユニットの組み付け誤差などによって、各外部油路とバルブユニットの各ポートとの間に位置ズレが生じていたとしても、それらの位置ズレを柔軟性を有する第3油路部において吸収することができる。これにより、各外部油路とバルブユニットの各ポートとの接続部において、前述した位置ズレによるゆがみを無くすことができ、そのゆがみに起因した気密性の低下で各接続部において油漏れが生じる虞を回避することができる。
そして、トランスミッションケース側の各ポートには剛性を有する第1油路部が接続され、又、バルブユニット側の各ポートには剛性を有する第2油路部が接続されることで、柔軟性を有する第3油路部の変形を規制することができる。これにより、第3油路部が不必要に変形して周辺の他物に接触する虞を回避することができる。
その結果、車体に対するフロントローダ用のバルブユニットの着脱、及び、車体に組み付けたバルブユニットの各ポートに対する各外部油路の着脱が行い易くなる上に、各外部油路とバルブユニットの各ポートとの接続部において油漏れが生じる虞を回避することができる。
また、この手段によると、例えば、作業者が、フロントローダ用のバルブユニットを車体に組み付ける場合には、バルブユニットを第4支持部材に支持させた後、車体後部の横外側から、第4支持部材を、第1支持部材から第3支持部材の前端部に架設することにより、バルブユニットを車体に対する所定位置に簡単に組み付けることができる。
又、作業者が、各外部油路との接続が解除されたフロントローダ用のバルブユニットを車体から取り外す場合には、車体の横外側から、第4支持部材を、第1支持部材及び第3支持部材から取り外すことにより、バルブユニットを車体の所定位置から簡単に取り出すことができる。
そして、バルブユニットを車体に組み付けた状態では、バルブユニットを支持する第4支持部材が、第1支持部材と第3支持部材との両持ち支持で強固に支持されていることから、バルブユニットを車体の所定位置に安定状態で配備することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記第4支持部材は、前記バルブユニットの左右幅よりも幅広の左右幅を有し、
前記バルブユニットは、前記第4支持部材における前記リアフェンダとの対向部位に前記第4支持部材の左右幅内で支持されている。
この手段によると、フロントローダ用のバルブユニットを後側走行装置とリアフェンダとの間の空間に配備しながらも、後側走行装置により跳ね上げられた土などがバルブユニットに衝突する不都合の発生を防止することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記第4支持部材は、前記第1支持部材から前記第3支持部材にわたる第1鋼板と、前記第1鋼板におけるリアフェンダ側の表面との間に空間を有する状態で前記第1鋼板に接続される第2鋼板とを備え、
前記バルブユニットは、少なくとも複数の前記ポートのうちの一つが車体の横外側に面する外側面に位置する姿勢で前記第2鋼板に取り付けられ、
複数の前記外部油路は、それらのうちの前記バルブユニットの前記外側面に位置する前記ポートに接続される外側外部油路が、前記第4支持部材の前記空間を通ってトランスミッションケース側の前記ポートに接続されている。
この手段によると、トランスミッションケース側のポートに接続された外側外部油路は、第4支持部材とリアフェンダとの間におけるバルブユニットの配置空間とは異なる第4支持部材の空間を通ってバルブユニット側のポートに接続されることになる。
これにより、柔軟性を有する第3油路部を備えてバルブユニットを横切る状態に形成される外側外部油路が、後側走行装置又はバルブユニットのスプールなどに接触する虞を回避することができる。又、後側走行装置により跳ね上げられた土などが外側外部油路に衝突する不都合の発生を防止することができる。
トラクタの右側面図である。 トラクタの平面図である。 フロントローダ用の操作レバーなどの配置を示す要部の平面図である。 フロントローダ用のバルブユニットの配置及び配管構造などを示す要部の縦断右側面図である。 フロントローダ用のバルブユニットに対する配管構造などを示す要部の縦断正面図である。 フロントローダ用のバルブユニットに対する配管構造などを示す要部の横断平面図である。 フロントローダ用のバルブユニットに対する配管構造などを示す要部の斜視図である。 フロントローダ用のバルブユニットの支持構造及び配管構造などを示す要部の斜視図である。 操作レバー及びロック機構などの構成を示す要部の横断平面図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明を、作業車の一例であるトラクタに適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、図1に記載した符号Fの矢印が指し示す方向がトラクタの前側であり、符号Uの矢印が指し示す方向がトラクタの上側である。
又、図2に記載した符号Fの矢印が指し示す方向がトラクタの前側であり、符号Lの矢印が指し示す方向がトラクタの左側である。
図1及び図2に示すように、本実施形態で例示するトラクタは、乗用型の走行車体1と、走行車体1の前部に連結される油圧操作式のフロントローダ2とを備えている。
図1〜4に示すように、走行車体1は、車体の骨組みを形成する車体フレーム3、車体の前部側に搭載されるエンジン(図示せず)、車体の後部側に配置される変速ユニット4と搭乗式の運転部5、操舵可能で駆動可能な左右の前輪6、エンジンからの動力で駆動される左右の後輪(左右の後側走行装置の一例)7、左右の後輪7を覆う左右のリアフェンダ8、車体フレーム3の後端部に連結された保護フレーム9、及び、複数のポート10a〜10gを有するフロントローダ用のバルブユニット10、などを備えている。
図4及び図5に示すように、変速ユニット4は、主変速装置として使用する静油圧式無段変速装置(以下、HSTと称する)11、及び、ローダ配管用の3つのポート12a〜12cを有するトランスミッションケース(以下、T/Mケースと称する)12、などを備えている。
図示は省略するが、T/Mケース12は、副変速装置として使用するギア式変速装置、後輪用の差動装置、及び、左右の前輪6への伝動を断続する前輪クラッチ、などを内蔵している。又、T/Mケース12は、油圧機器の作動油に使用するオイルを貯留するオイルタンクを兼ねている。
図1、図2及び図4に示すように、走行車体1は、その後部に、車体後部への耕耘装置などの作業装置(図示せず)の着脱を可能にするリンク機構13を昇降揺動可能に備えている。T/Mケース12は、その上端部に、リンク機構13を介して作業装置を昇降駆動する油圧操作式のシリンダユニット14が連接されている。シリンダユニット14は、昇降用のバルブユニット(図示せず)にて制御されるオイルの流れに基づいて伸縮作動する。
図1〜4に示すように、運転部5は、運転部5の床面を形成する搭乗ステップ15、前輪操舵用のステアリングホイール16、左右にアームレスト17Aを有して変速ユニット4の上方に配置される運転座席17、車速の無段階の変速操作を可能にする変速ペダル18、車速の移動用の高速と作業用の低速との変速操作を可能にする副変速レバー19、走行状態の二輪駆動状態と四輪駆動状態との切り替え操作を可能にする切替レバー20、作業装置の昇降操作を可能にする昇降レバー21、及び、フロントローダ用の操作レバー22、などを備えている。
変速ペダル18は、前進変速用の前側ペダル部18Aと後進変速用の後側ペダル部18Bとを備えて、運転部5の右側足元部位に配備されている。変速ペダル18は、主変速用の連係機構(図示せず)を介してHST11に操作連係されている。副変速レバー19、切替レバー20、昇降レバー21、及び、操作レバー22は、運転部5における運転座席17の前部に対する右外側の位置に集中配備されている。副変速レバー19は、副変速用の連係機構(図示せず)を介してギア式変速装置に操作連係されている。切替レバー20は、前輪クラッチ用の連係機構(図示せず)を介して前輪クラッチに操作連係されている。昇降レバー21は、昇降用の連係機構(図示せず)を介して昇降用のバルブユニットに操作連係されている。操作レバー22は、フロントローダ用の連係機構23を介してバルブユニット10に操作連係されている。
操作レバー22の配置について詳述すると、操作レバー22は、右側のアームレスト17Aよりも前側の右外側の位置で、かつ、右側のリアフェンダ8の左右幅内における該リアフェンダ8の前端よりも後側の位置に配備されている。
これにより、運転者は、右腕を右側のアームレスト17Aに乗せた状態で、右手で操作レバー22を楽に操作することができる。その結果、ローダ作業時における運転者の疲労度を軽減することができる。又、運転者が運転部5に対して車体右側から乗降する場合に、運転者が操作レバー22に接触し難くなることから、運転部5に対する車体右側からの乗降が行い易くなる。
左右の後輪7は、左右のリアフェンダ8とともにT/Mケース12の左右に配備されている。右側のリアフェンダ8は、その下方から上方への副変速レバー19及び切替レバー20などの延出を許容する開口8Aが形成されている。右側のリアフェンダ8は、副変速レバー19及び切替レバー20などを操作案内するガイド部材24を備えている。
図1及び図2に示すように、フロントローダ2は、車体フレーム3に着脱可能に連結される左右の固定ブラケット25、左右の固定ブラケットに上下揺動可能に連結される左右のブーム26、左右のブーム26の遊端部に上下揺動可能に連結されるバケット27、左右のブーム26を揺動駆動する油圧式で複動型の左右のブームシリンダ28、及び、バケット27を揺動駆動する油圧式で複動型のバケットシリンダ29、などを備えている。
図1及び図4〜8に示すように、バルブユニット10は、右側の後輪7とリアフェンダ8との間の空間30に配備されている。T/Mケース12は、バルブユニット10が隣接配備される右側部に3つのポート12a〜12cを有している。T/Mケース12の各ポート12a〜12cには、対応するT/Mケース側の各ポート12a〜12cとバルブユニット側の各ポート10a〜10cとにわたる3系統の外部油路61〜63が接続されている。バルブユニット10における残りの各ポート10d〜10gには、フロントローダ2に向かう4系統の外部油路64〜67が接続されている。
上記の構成により、例えば、作業者が、バルブユニット10の交換又はメンテナンスなどを行うために、バルブユニット10に対する各外部油路61〜67の着脱、及び、車体に対するバルブユニット10の着脱を行う場合には、車体後部の右外側から、バルブユニット10の配置空間である右側の後輪7とリアフェンダ8との間の空間30に容易に手を差し入れることができる。そして、その空間30に差し入れた手で、バルブユニット10に対する各外部油路61〜67の着脱、及び、その空間30での車体に対するバルブユニット10の着脱を容易に行うことができる。
その結果、車体に対するバルブユニット10の着脱、及び、車体に組み付けたバルブユニット10の各ポート10a〜10gに対する各外部油路61〜67の着脱が行い易くなる。
図4〜8に示すように、前述した3系統の外部油路61〜63は、それぞれ、剛性を有してT/Mケース側の各ポート12a〜12cに接続される第1油路部61A〜63A、剛性を有してバルブユニット側の各ポート10a〜10cに接続される第2油路部61B〜63B、及び、柔軟性を有して第1油路部61A〜63Aと第2油路部61B〜63Bとに接続される第3油路部61C〜63C、を備えている。
上記の構成により、例えば、作業者が、バルブユニット10の車体への取り付け後に、T/Mケース12からの各外部油路61〜63をバルブユニット10の各ポート10a〜10cに接続する場合において、バルブユニット10の組み付け誤差などによって、各外部油路61〜63とバルブユニット10の各ポート10a〜10cとの間に位置ズレが生じていたとしても、それらの位置ズレを柔軟性を有する第3油路部61C〜63Cにおいて吸収することができる。これにより、T/Mケース12からの各外部油路61〜63とバルブユニット10の各ポート10a〜10cとの接続部において、前述した位置ズレによるゆがみを無くすことができ、そのゆがみに起因した気密性の低下で各接続部において油漏れが生じる虞を回避することができる。
そして、T/Mケース側の各ポート12a〜12cには剛性を有する第1油路部61A〜63Aが接続され、又、バルブユニット側の各ポート10a〜10cには剛性を有する第2油路部61B〜63Bが接続されることで、柔軟性を有する第3油路部61C〜63Cの変形を規制することができる。これにより、第3油路部61C〜63Cが不必要に変形して周辺の他物に接触する虞を回避することができる。
前述した3系統の外部油路61〜63は、それらの第1油路部61A〜63Aが、T/Mケース12の各ポート12a〜12cにねじ込み接続される金属製の第1管継手68〜70、第1管継手68〜70にねじ込み接続される金属製の第1エルボ71〜73、及び、第1エルボ71〜73にねじ込み接続される金属製の第2管継手74〜76、により形成されている。これにより、第1油路部61A〜63Aは剛性を有している。
前述した3系統の外部油路61〜63は、それらの第2油路部61B〜63Bが、バルブユニット10の各ポート10a〜10cにねじ込み接続される金属製の第2エルボ77〜79、及び、第2エルボ77〜79にねじ込み接続される金属製の第3管継手80〜82、により形成されている。これにより、第2油路部61B〜63Bは剛性を有している。
前述した3系統の外部油路61〜63は、それらの第3油路部61C〜63Cが、第2管継手74〜76と第3管継手80〜82とに接続されるゴム製の油圧ホース83〜85により形成されている。これにより、第3油路部61C〜63Cは柔軟性を有している。
前述した3系統の外部油路61〜63のうち、第1外部油路61は、油圧ポンプ(図示せず)で圧送されたオイルをフロントローダ用のバルブユニット10に供給する供給油路である。第2外部油路62は、フロントローダ用のバルブユニット10からT/Mケース12に備えた昇降用のバルブユニットへのオイルの供給を可能にするバイパス油路である。第3外部油路63は、フロントローダ用のバルブユニット10からT/Mケース内へのオイルの排出を可能にする排出油路である。
前述した4系統の外部油路64〜67のうち、第4外部油路64及び第5外部油路65は、バルブユニット10の第4ポート12d又は第5ポート12eに接続されるブームシリンダ用の給排油路である。第6外部油路66及び第7外部油路67は、バルブユニット10の第6ポート12f又は第7ポート12gに接続されるバケットシリンダ用の給排油路である。
図4〜8に示すように、バルブユニット10は、第1外部油路61が接続される第1ポート10aを、車体の左右中央側に面する内側面となるバルブユニット10の左側面に有している。バルブユニット10は、第2外部油路62又は第3外部油路63が接続される第2ポート10bと第3ポート10cとを、車体の横外側に面する外側面となるバルブユニット10の右側面に有している。バルブユニット10は、第4外部油路64〜第7外部油路67のいずれかが接続される第4ポート10d〜第7ポート10gを、バルブユニット10の前面に有している。
図4〜9に示すように、バルブユニット10は、ブーム操作用の第1スプール10Aaを摺動可能に備えるブーム用の第1コントロールバルブ10A、及び、バケット操作用の第2スプール10Baを摺動可能に備えるバケット用の第2コントロールバルブ10B、などを備えている。
フロントローダ用の連係機構23は、左右向きの第1支軸31を支点にして操作レバー22と前後方向に一体揺動する第1揺動部材32、前後向きの第2支軸33を支点にして操作レバー22と左右方向に一体揺動する第2揺動部材34、第1揺動部材32を第1スプール10Aaに連係する第1連係ロッド37、及び、第2揺動部材34を第2スプール10Baに連係する第2連係ロッド38、などを備えて、右側の後輪7とリアフェンダ8との間の空間30に配備されている。
第1連係ロッド37は、その一端部が第1自在継手39を介して第1揺動部材32に連結されている。第1連係ロッド37は、その他端部が前後向きの第1連結ピン40を介して第1スプール10Aaに連結されている。第2連係ロッド38は、その一端部が第2自在継手41を介して第2揺動部材34に連結されている。第2連係ロッド38は、その他端部が前後向きの第2連結ピン42を介して第2スプール10Baに連結されている。第1連係ロッド37及び第2連係ロッド38は、それらの雄ネジ部が第1自在継手39の雌ネジ部又は第2自在継手41の雌ネジ部にねじ込み連結されることで、長さ調節可能になっている。
上記の構成により、作業者は、バルブユニット10と操作レバー22との連動調整を行う場合には、車体後部の右外側から、右側の後輪7とリアフェンダ8との間の空間30に配備された第1連係ロッド37又は第2連係ロッド38の長さ調節を行うことで、バルブユニット10と操作レバー22との連動調整を容易に行うことができる。
図1、図2、図4〜6、図8及び図9に示すように、走行車体1は、車体フレーム3から左右に延出して搭乗ステップ15の後部を支持する左右の第1支持部材43、車体フレーム3から左右に延出して左右のリアフェンダ8における後側上端部の裏面側を支持する第2支持部材44、第2支持部材44から前方に延出して左右のリアフェンダ8における前側上端部の裏面側を支持する左右の第3支持部材45、及び、バルブユニット10と同じ右側に位置して第1支持部材43から第3支持部材45の前端部に着脱可能に架設される第4支持部材46、を備えている。
バルブユニット10は、操作レバー22及び連係機構23とともに第4支持部材46に支持されている。
これにより、例えば、作業者が、バルブユニット10を車体に組み付ける場合には、バルブユニット10を、操作レバー22及び連係機構23とともに第4支持部材46に組み付けることで、これらをローダ操作ユニット47としてユニット化することができる。そして、このユニット化後に、車体後部の右外側から、第4支持部材46を、右側の第1支持部材43から右側の第3支持部材45の前端部に架設することにより、バルブユニット10を含むローダ操作ユニット47を車体に対する所定位置に簡単に組み付けることができる。
又、作業者が、バルブユニット10を車体から取り外す場合には、車体後部の右外側から、各外部油路61〜67をバルブユニット10から取り外した後、第4支持部材46を、右側の第1支持部材43及び右側の第3支持部材45から取り外すことにより、バルブユニット10を含むローダ操作ユニット47を車体の所定位置から簡単に取り出すことができる。
そして、バルブユニット10を車体に組み付けた状態では、バルブユニット10などを支持する第4支持部材46が、第1支持部材43と第3支持部材45との両持ち支持で強固に支持されていることから、バルブユニット10を含むローダ操作ユニット47を車体の所定位置に安定状態で配備することができる。
尚、操作レバー22は、その上端部に着脱可能にねじ込み連結された握り部22Aを取り外すことにより、ガイド部材24に形成された操作レバー用の開口24Aに対する抜き差しを可能にすることができる。
左右の第1支持部材43は、鋼板製で、車体フレーム3の左右の外側部にボルト連結されている。第2支持部材44は、鋼板製で、車体フレーム3から左右に延出する左右幅を有して、シリンダユニット14にボルト連結されている。左右の第3支持部材45は、鋼板製で、それらの後端部が第2支持部材44にボルト連結されている。第4支持部材46は、鋼板製で、その下端部が右側の第1支持部材43の後端部にボルト連結され、その上端部が右側の第3支持部材45の前端部にボルト連結されている。
図1〜4に示すように、走行車体1は、左右のリアフェンダ8の上面に連接された左右の手摺り部材48を備えている。左右の手摺り部材48は、側面視で下向きU字状に形成されている。左側の手摺り部材48は、その前後両端部が左側のリアフェンダ8とともに左側の第3支持部材45にボルト連結されている。右側の手摺り部材48は、その後側の下端部が、右側のリアフェンダ8とともに右側の第3支持部材45にボルト連結されている。右側の手摺り部材48は、その前側の下端部が、右側のリアフェンダ8及び第4支持部材46の上端部とともに右側の第3支持部材45にボルト連結されている。
これにより、左右のリアフェンダ8、左右の手摺り部材48、及び、第4支持部材46の上端部を、左右の第3支持部材45に個別にボルト連結する場合に比較して、それらの組み付けに要する手間を削減することができる。
図5、図6、図8及び図9に示すように、第4支持部材46は、バルブユニット10の左右幅よりも幅広の左右幅を有している。バルブユニット10は、第4支持部材46における右側のリアフェンダ8との対向部位に第4支持部材46の左右幅内で支持されている。
上記の構成により、バルブユニット10を右側の後輪7とリアフェンダ8との間の空間30に配備しながらも、右側の後輪7により跳ね上げられた土などがバルブユニット10に衝突する不都合の発生を防止することができる。
図4〜6、図8及び図9に示すように、第4支持部材46は、右側の第1支持部材43から第3支持部材45の前端部にわたる第1鋼板46A、及び、第1鋼板46Aにおけるリアフェンダ側の表面との間に空間46Bを有する状態で第1鋼板46Aに接続される第2鋼板46C、などを備えている。
バルブユニット10は、前述したように複数のポート10a〜10gのうちの第2ポート10bと第3ポート10cとが、車体の横外側に面する外側面となるバルブユニット10の右側面に位置する姿勢で第2鋼板46Cに取り付けられている。
複数の外部油路61〜67は、それらのうちのバルブユニット10の第2ポート10b又は第3ポート10cに接続されることで外側外部油路となる第2外部油路62と第3外部油路63とが、第4支持部材46の空間46Bを通ってT/Mケース側の第2ポート12b又は第3ポート12cに接続されている。
上記の構成により、T/Mケース側の第2ポート12b又は第3ポート12cに接続された第2外部油路62及び第3外部油路63は、第4支持部材46と右側のリアフェンダ8との間におけるバルブユニット10の配置空間とは異なる第4支持部材46の空間46Bを通ってバルブユニット側の第2ポート10b又は第3ポート10cに接続されることになる。
これにより、柔軟性を有する第3油路部62C,63Cを備えてバルブユニット10を横切る状態に形成される第2外部油路62及び第3外部油路63が、右側の後輪7又はバルブユニット10の各スプール10Aa,10Baなどに接触する虞を回避することができる。又、右側の後輪7で跳ね上げられた土などが第2外部油路62及び第3外部油路63に衝突する不都合の発生を防止することができる。
第4支持部材46は、第1鋼板46Aにおけるリアフェンダ側の表面に、側面視で下向きL字状に屈曲形成された第2鋼板46Cの上下両端部を溶接することで、第4支持部材46の強度を高めながら、前述した空間46Bを確保するとともに、第1鋼板46Aの上端部と第2鋼板46Cの上端部との間に、操作レバー用の支持領域を確保している。第4支持部材46は、第1鋼板46Aの上端部に第2支軸33を回動可能に支持する第1ボス46Dを備えている。
図4〜図7及び図9に示すように、操作レバー22は、操作レバー用の支持領域から、右側のリアフェンダ8の開口8A及び右側のガイド部材24の開口24Aを通って、右側のリアフェンダ8の上方に延出している。
フロントローダ用の連係機構23において、第1揺動部材32は、矩形のブロック状で、操作レバー22の下端部に固定されている。第1揺動部材32は、第1支軸31を兼ねるボルトなどにより、第2揺動部材34に前後方向に相対揺動可能に連結されている。第1揺動部材32は、その前端部が第1スプール10Aaに操作連係されている。第2揺動部材34は、鋼板製で、第1揺動部材32が連結されるU字状の連結部34Aと、第2スプール10Baに操作連係される連係部34Bとを有する形状に屈曲形成されている。連結部34Aは、その後端から後方に延出する姿勢で第2支軸33が溶接されている。連結部34Aは、その左右の内側面が第1揺動部材32の左右の外側面に面接触することで、第1揺動部材32と左右方向に一体揺動する。連結部34Aは、その後部の内面と第1揺動部材32の背面との間に隙間を有することで、第1揺動部材32の前後方向への相対揺動を許容している。連係部34Bは、連結部34Aの右側の前端部から右方に延出している。第1自在継手39は、第1揺動部材32に連結される支軸部の軸心が、第2支軸33の軸心の延長線上に位置している。
これにより、運転者が操作レバー22の前後方向への揺動操作を行うと、第1揺動部材32が第2揺動部材34に対して前後方向に揺動し、この揺動に連動して、ブーム操作用の第1スプール10Aaが上下方向に摺動する。よって、左右のブーム26を上下方向に揺動させることができる。
又、運転者が操作レバー22の左右方向への揺動操作を行うと、第1揺動部材32と第2揺動部材34とが左右方向に一体揺動し、この揺動に連動して、バケット操作用の第2スプール10Baが上下方向に摺動する。よって、バケット27を上下方向に揺動させることができる。
図3〜9に示すように、走行車体1は、操作レバー22を中立位置に固定するロック機構51を備えている。ロック機構51は、操作レバー22と前後左右の各方向に一体揺動する揺動部材52、揺動部材52に形成された貫通孔52Aに挿入可能なロックピン53、及び、ロックピン53を操作するロックレバー54、などを備えている。揺動部材52及びロックピン53は、右側の後輪7とリアフェンダ8との間の空間30に配備されている。
これにより、作業者は、揺動部材52とロックピン53との位置調節などのロック機構51に関するメンテナンスを、車体後部の右外側から容易に行うことができる。
ロックピン53及びロックレバー54は第4支持部材46に支持されている。
これにより、ロック機構51を、バルブユニット10及び操作レバー22などとともにローダ操作ユニット47としてユニット化することができる。その結果、作業者は、走行車体1に対するバルブユニット10、操作レバー22、及び、ロック機構51の着脱が行い易くなる。
ロックレバー54は、操作レバー22との隣接箇所において、右側の後輪7とリアフェンダ8との間の空間30から右側のリアフェンダ8の上方に延出している。
これにより、運転者は、ロックレバー54が操作レバー22の近くに位置することにより、ローダ作業の開始前に行うロックレバー54による操作レバー22のロック解除、及び、ローダ作業の終了後に行うロックレバー54による操作レバー22のロックが行い易くなる。
揺動部材52は、操作レバー22における第1揺動部材32の左側面に溶接されている。ロックピン53は、第1鋼板46Aの上端部に備えられた第2ボス46Eに、前後方向に摺動可能に支持されている。ロックピン53は、第2ボス46Eの支持により、操作レバー22が中立位置に位置するときに、揺動部材52の貫通孔52Aへの挿入が可能になる位置に配置されている。ロックレバー54は、その下部がロックピン53の後端に溶接されている。ロックレバー54は、その上部側が、ロックピン53の後端部から、右側のリアフェンダ8の開口8A及び右側のガイド部材24のガイド溝24Bを通って、右側のリアフェンダ8の上方に延出している。ロックレバー54は、その下端部が、ロックピン53の後端部から下方に延出している。ガイド溝24Bは、ロックレバー54の前側のロック位置での保持を可能にする第1保持部、ロックレバー54の後側の解除位置での保持を可能にする第2保持部、及び、第1保持部と第2保持部とにわたるガイド部、を有するU字状に形成されている。ロックレバー54は、その下端部から第4支持部材46にわたる引っ張りバネ55により、ロックレバー54の上部側が、第1保持部及び第2保持部に対するはめ込み方向である左方向に揺動付勢されている。
これにより、運転者は、操作レバー22が中立位置に位置する状態において、ロックレバー54を、第2保持部から抜き出して、後側の解除位置から前側のロック位置に移動させることで、ロックピン53を揺動部材52の貫通孔52Aに挿入することができる。そして、このロック位置では、引っ張りバネ55の作用により、ロックレバー54を第1保持部に嵌め込み保持することができる。その結果、ロックレバー54をロック位置に保持することができ、操作レバー22を中立位置に固定保持することができる。
運転者は、操作レバー22が中立位置に固定保持されている状態において、ロックレバー54を、第1保持部から抜き出して、前側のロック位置から後側の解除位置に移動させることで、ロックピン53を揺動部材52の貫通孔52Aから抜き出すことができる。そして、この解除位置では、引っ張りバネ55の作用により、ロックレバー54を第2保持部に嵌め込み保持することができる。その結果、ロックレバー54を解除位置に保持することができ、操作レバー22の中立位置からの揺動操作を許容することができる。
図示は省略するが、バルブユニット10は、第1スプール10Aaを給排停止位置に復帰付勢する第1バネ、及び、第2スプール10Baを給排停止位置に復帰付勢する第2バネ、を内蔵している。操作レバー22は、バルブユニット10の第1バネ及び第2バネにより、中立位置に復帰付勢されている。
図2及び図5に示すように、副変速レバー19及び切替レバー20は、それらが左右に並ぶ配置で、運転座席17と操作レバー22との間における右側のリアフェンダ8の前下部側に配備されている。昇降レバー21は、運転座席17と操作レバー22との間における右側のリアフェンダ8の上部側に配備されている。
これにより、作業装置を装着した作業走行時において、副変速レバー19及び切替レバー20よりも使用頻度が高くなる昇降レバー21を、副変速レバー19及び切替レバー20よりも着座位置からの操作が行い易い右側のリアフェンダ8の上部側に配備することができる。
これにより、運転者は、作業装置を装着した作業走行時に頻繁に行う必要のある昇降レバー21を使用した作業装置の昇降操作が行い易くなる。
副変速レバー19は、運転座席17と操作レバー22との間における操作レバー22に近い右側に配備されている。切替レバー20は、運転座席17と操作レバー22との間における運転座席17に近い左側に配備されている。
〔別実施形態〕
本発明は、上記の実施形態で例示した構成に限定されるものではなく、以下、本発明に関する代表的な別実施形態を例示する。
〔1〕作業車は下記の構成が採用されたものであってもよい。
例えば、作業車は、左右の後側走行装置7として左右のクローラを備えるミクローラ仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車は、エンジンの代わりに電動モータを備える電動仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車は、エンジンと電動モータとを備えるハイブリッド仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車は、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルタ)を有する排気処理装置を備える構成であってもよい。
〔2〕フロントローダ用のバルブユニット10の配置は変更可能である。
例えば、バルブユニット10は、左側の後側走行装置7とリアフェンダ8との間の空間30に配備されていてもよい。この場合、T/Mケース12は、バルブユニット10が隣接配備される左側部に複数のポート12a〜12cを有することになる。
例えば、バルブユニット10は、左右一方側の後側走行装置7とリアフェンダ8との間の空間30における後側走行装置7の上端とリアフェンダ8の上端と間に、第1スプール10Aa及び第2スプール10Baが車体前後向きになる前後向き姿勢で配備されていてもよい。
〔3〕第1油路部61A〜63A及び第2油路部61B〜63Bの形成に使用する金属製の管継手及び金属製のエルボの数量は、第1油路部61A〜63A及び第2油路部61B〜63Bの経路に応じて種々の変更が可能である。
例えば、第1油路部61A〜63A及び第2油路部61B〜63Bは、単一の金属製の管継手又はエルボで形成されていてもよい。
〔4〕第1油路部61A〜63A及び第2油路部61B〜63Bは、金属製の油圧管などで形成されていてもよい。
〔5〕第3油路部61C〜63Cは、ビニル製の油圧ホース又は金属製のフレキシブルホースなどで形成されていてもよい。
〔6〕第1支持部材43は、車体フレーム3から左右に延出する左右幅を有した単一部材であってもよい。
又、第1支持部材43には、L形鋼材又はC形鋼材などを採用してもよい。
〔7〕第2支持部材44は、車体フレーム3の左右の外側部に連結される左右の2部材であってもよい。
又、第2支持部材44には、L形鋼材又はC形鋼材などを採用してもよい。
〔8〕第3支持部材45には、L形鋼材又はC形鋼材などを採用してもよい。
〔9〕第4支持部材46は、第2鋼板46Cを備えない構成であってもよい。
又、第4支持部材46には、L形鋼材又はC形鋼材などを採用してもよい。
本発明は、乗用型の走行車体と、前記走行車体の前部に連結される油圧操作式のフロントローダとを備えたトラクタ又はホイールローダなどの作業車に適用することができる。
1 走行車体
2 フロントローダ
3 車体フレーム
7 後側走行装置
8 リアフェンダ
10 フロントローダ用のバルブユニット
10a 第1ポート
10b 第2ポート
10c 第3ポート
10d 第4ポート
10e 第5ポート
10f 第6ポート
10g 第7ポート
12 トランスミッションケース
12a 第1ポート
12b 第2ポート
12c 第3ポート
15 搭乗ステップ
30 空間
43 第1支持部材
44 第2支持部材
45 第3支持部材
46 第4支持部材
46A 第1鋼板
46B 空間
46C 第2鋼板
61 第1外部油路
61A 第1油路部
61B 第2油路部
61C 第3油路部
62 第2外部油路(外側外部油路)
62A 第1油路部
62B 第2油路部
62C 第3油路部
63 第3外部油路(外側外部油路)
63A 第1油路部
63B 第2油路部
63C 第3油路部

Claims (3)

  1. 乗用型の走行車体と、前記走行車体の前部に連結される油圧操作式のフロントローダとを備え、
    前記走行車体は、ローダ配管用の複数のポートを有するトランスミッションケースと、前記トランスミッションケースの左右に配置される左右の後側走行装置と、左右の前記後側走行装置を覆う左右のリアフェンダと、複数のポートを有するフロントローダ用のバルブユニットと、対応するトランスミッションケース側の前記ポートとバルブユニット側の前記ポートとにわたる複数の外部油路と、車体フレームから左右に延出して搭乗ステップの後部を支持する第1支持部材と、前記車体フレームから左右に延出して左右の前記リアフェンダにおける後側上端部の裏面側を支持する第2支持部材と、前記第2支持部材から前方に延出して左右の前記リアフェンダにおける前側上端部の裏面側を支持する左右の第3支持部材と、前記バルブユニットと同じ左右一方側に位置して前記第1支持部材から前記第3支持部材の前端部に着脱可能に架設される第4支持部材と、を備え、
    前記バルブユニットは、左右一方側の前記後側走行装置と前記リアフェンダとの間の空間に配備されるとともに前記第4支持部材に支持され
    前記トランスミッションケースは、前記バルブユニットが隣接配備される左右一側部に複数の前記ポートを有し、
    複数の前記外部油路は、剛性を有してトランスミッションケース側の前記ポートに接続される第1油路部と、剛性を有してバルブユニット側の前記ポートに接続される第2油路部と、柔軟性を有して前記第1油路部と前記第2油路部とに接続される第3油路部とを備えている作業車。
  2. 前記第4支持部材は、前記バルブユニットの左右幅よりも幅広の左右幅を有し、
    前記バルブユニットは、前記第4支持部材における前記リアフェンダとの対向部位に前記第4支持部材の左右幅内で支持されている請求項に記載の作業車。
  3. 前記第4支持部材は、前記第1支持部材から前記第3支持部材にわたる第1鋼板と、前記第1鋼板におけるリアフェンダ側の表面との間に空間を有する状態で前記第1鋼板に接続される第2鋼板とを備え、
    前記バルブユニットは、少なくとも複数の前記ポートのうちの一つが車体の横外側に面する外側面に位置する姿勢で前記第2鋼板に取り付けられ、
    複数の前記外部油路は、それらのうちの前記バルブユニットの前記外側面に位置する前記ポートに接続される外側外部油路が、前記第4支持部材の前記空間を通ってトランスミッションケース側の前記ポートに接続されている請求項又はに記載の作業車。
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