JP6532214B2 - 放射線撮像装置及び放射線撮像システム - Google Patents

放射線撮像装置及び放射線撮像システム Download PDF

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Description

本発明は、放射線撮像装置及び放射線撮像システムに関する。
特許文献1には、センサアレイの各画素が、照射された放射線量に応じた信号(以下、信号Sと示す)を保持する保持部(サンプルホールド回路)を有する放射線撮像装置が開示されている。更に、特許文献1には、各画素において、例えば2つの感度で信号(以下、信号S1、S2と示す)をそれぞれ取得し、これらの信号S1及びS2を用いて画像データを生成する撮像装置が開示されている。特許文献1によると、2つの保持部を各画素に設け、各感度で得られた信号S1及びS2を、各保持部でそれぞれ保持して個別に読み出すことが可能である。
一方、特許文献2には、複数の画素と選択部と制御部と判定部とを有する放射線撮像装置が開示されている。特許文献2の画素は、放射線を信号に変換する変換部と、変換部からの信号の保持を行う保持部と、保持部に保持された信号の出力を行う出力部と、変換部のリセットを行うリセット部と、を含む。特許文献2の選択部は、保持された信号を出力する画素の選択動作を行い、複数の画素から保持された信号を出力する。引用文献2の制御部は、放射線の発生のタイミングを示す信号に基づいてリセットを複数の画素に対して一括で行うように、且つ、保持を複数の画素に対して一括で行うように、複数の画素を制御する。特許文献2の判定部は、タイミングを示す信号に基づくリセットが行われる際に、直前のタイミングを示す信号に基づく複数の画素回路に対する選択動作が終了するか否かを判定する。そして、特許文献2では、判定部により選択動作が終了しないと判定された場合、選択部が選択動作を複数の画素回路のうちの一部の画素回路を残して停止し、制御部によってリセットが行われた後に一部の画素回路に対する選択動作を再開する。特許文献2では、このような制御及び選択動作により、特許文献1の放射線撮像装置より高フレームレートで、且つ、リセットによるアーチファクトを抑制した動画撮影が可能となる。
特表2011−525983号公報 特開2012−085124号公報
しかしながら、特許文献1及び2の放射線撮像装置にあっては、動画撮影開始後1フレーム目の画像に発生し得るアーチファクトについて、十分な検討がなされていない。そのため、場合によっては、動画撮影開始後1フレーム目の画像にアーチファクトが発生するおそれがあった。例えば、特許文献2では、1フレーム目と2フレーム目以降とで、リセットと保持の間の期間、すなわち変換部の蓄積期間における選択動作に相違があり、その相違に基づくアーチファクトが発生するおそれがあった。そこで、本発明は、動画撮影開始後1フレーム目の画像に発生し得るアーチファクトを低減するのに有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の放射線撮像装置は、放射線を電荷に変換する変換部と、前記変換部の電荷に応じた信号の保持を行う保持部と、前記保持部に保持された信号の出力を行う出力部と、前記変換部のリセットを行うリセット部と、を各々が含む複数の画素が2次元状に配列された画素アレイと、放射線の発生のタイミングを示す制御信号に基づいて、前記リセットを前記複数の画素に対して一括で行うリセット動作と、前記保持を前記複数の画素に対して一括で行う保持動作と、を行うように、前記画素アレイを制御する制御部と、前記複数の画素から前記保持された信号を出力するために、前記保持された信号を出力する画素を前記複数の画素から順に選択する選択動作を行う選択部と、を有する放射線撮像装置であって、前記選択部は、複数の前記制御信号のうちの最初の制御信号に基づいて前記制御部が前記リセット動作を行ってから前記保持動作を行うまでの期間に、放射線が前記変換部で変換された電荷が前記保持部で保持された信号を前記複数の画素から出力するための選択動作と同じ選択動作で、前記複数の画素のうちの少なくとも一部の画素を選択することを特徴とする。
本発明により、動画撮影開始後の1フレーム目の画像においてもアーチファクトを低減した画像を得ることが可能となる。
実施形態の放射線撮像装置における一画素の概略等価回路図 実施形態の放射線撮像装置の画素アレイ及び信号読出部の等価回路図 実施形態の放射線撮像装置及び放射線撮像システムの模式図 実施形態の放射線撮像装置を用いたダイナミックレンジ拡張を行う動作モードのタイミングチャート 実施形態の放射線撮像装置を用いたダイナミックレンジ拡張を行う動作モードのタイミングチャート 実施形態の放射線撮像装置を用いた実施例1の制御のタイミングチャート 実施形態の放射線撮像装置を用いた実施例2の制御のタイミングチャート 実施形態の放射線撮像装置を用いた実施例3の制御のタイミングチャート 実施形態の放射線撮像装置を用いた実施例4の制御のタイミングチャート
本発明を実施するための形態の放射線撮像装置は、画素アレイと制御部と選択部とを有する。画素アレイは、複数の画素が2次元状に配列されており、複数の画素は夫々、放射線を電荷に変換する変換部と、変換部の電荷に応じた信号の保持を行う保持部と、前記保持部に保持された信号の出力を行う出力部と、変換部のリセットを行うリセット部と、を含む。制御部は、放射線の発生のタイミングを示す制御信号に基づいて、リセットを複数の画素に対して一括で行うリセット動作と、保持を複数の画素に対して一括で行う保持動作と、を行うように、画素アレイを制御する。選択部は、複数の画素から保持された信号を出力するために、保持された信号を出力する画素を複数の画素から順に選択する選択動作を行う。
このような放射線撮像装置において、2フレーム目以降は、その前のフレームのリセット動作が行われてから保持動作が行われるまでの期間に、すなわち変換部の蓄積期間に、複数の画素のうちの少なくとも一部の画素が選択される動作が行われている。一方、1フレーム目については、変換部の蓄積期間に画素が選択される動作が行われないと、2フレーム以降と画素に対する蓄積期間中の動作が異なり、放射線又は光を受ける前の各画素の準備状態が2フレーム以降と異なることとなる。そのような場合、フレーム間の各画素の準備状態及び動作の連続性が低下し、1フレーム目の画像と2フレーム目以降の画像との間での連続性が低下し、連続性の低下が1フレーム目のアーチファクトとなって現れるおそれがある。
そこで本発明では、選択部は、複数の制御信号のうちの最初の制御信号に基づいて制御部が複数の画素に対して一括でリセット動作を行ってから保持動作を行うまでの期間に、複数の画素のうちの少なくとも一部の画素を選択する。それにより、1フレーム目の画像と2フレーム目以降の画像との間での連続性の低下が抑制され、動画撮影開始後の1フレーム目の画像においてもアーチファクトを低減した画像を得るのに有利な技術を提供することが可能となる。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態の撮像装置における一画素の概略回路を説明する等価回路図である。画素Pは、変換部CPと増幅部APとリセット部RPと第1保持部SH1と第2保持部SH2と第3保持部SH3と第1出力部OP1と第2出力部OP2と第3出力部OP3とを含み得る。
変換部CPは、フォトダイオードPDと、トランジスタM1と、フローティングディフュージョン容量CFD(以下、FD容量CFD)と、感度切り替え用の付加容量CFD’とを有しうる。フォトダイオードPDは光電変換素子であり、照射された放射線に応じて波長変換体であるシンチレータで生じた光を電気信号に変換する。すなわち、変換部に含まれる変換素子として、放射線を光に変換する波長変換体と、光を電荷に変換する光電変換素子と、が用いられ得る。ただし、変換素子として、放射線を直接電荷に変換する素子を用いてもよい。具体的には、当該光に応じた量の電荷がフォトダイオードPDで発生し、発生した電荷量に応じたFD容量CFDの電圧が増幅部APに出力される。また、感度切り替え用の容量CFD’は、画素Pの放射線に対する感度を切り替えるために用いられ、トランジスタM1(スイッチ素子)を介してフォトダイオードPDに接続されている。WIDE信号が活性化されることによってトランジスタM1が導通状態になり、FD容量CFDと容量CFD’との合成容量の電圧が増幅部APに出力される。すなわち、トランジスタM1の導通状態を制御することにより、第1感度の変換部CPで変換された電荷に応じた電圧である第1信号と、第1感度と異なる第2感度の変換部で変換された電荷に応じた電圧である第2信号と、が増幅部APに出力され得る。
増幅部APは、第1制御トランジスタM3と第1増幅トランジスタM4とクランプ容量CCLと第2制御トランジスタM6と第2増幅トランジスタM7と各定電流源とを有する。第1制御トランジスタM3と第1増幅トランジスタM4と定電流源(例えばカレントミラー構成のトランジスタ)とは電流経路を形成するように直列に接続されている。第1制御トランジスタM3のゲートに入力されるイネーブル信号ENが活性化されることによって、変換部CPからの電圧を受ける第1増幅トランジスタM4が動作状態となる。このようにしてソースフォロワ回路が形成され、変換部CPからの電圧を増幅した電圧が第1増幅トランジスタM4から出力される。第1増幅トランジスタM4から出力された電圧は、クランプ容量CCLを介して第2増幅トランジスタM7に入力される。第2制御トランジスタM6と第2増幅トランジスタM7と定電流源とは電流経路を形成するように直列に接続されている。第2制御トランジスタM6のゲートに入力されるイネーブル信号ENが活性化されることによって、第1増幅トランジスタM4からの電圧を受ける第1増幅トランジスタM4が動作状態となる。このようにしてソースフォロワ回路が形成され、第1増幅トランジスタM4からの電圧を増幅した電圧が第2増幅トランジスタM7から出力される。クランプ容量CCLは第1増幅トランジスタM4と第2増幅トランジスタM7の間に直列に配置されている。クランプ容量CCLによるクランプ動作については、後に説明するリセット部RPと併せて説明する。
リセット部RPは、第1リセットトランジスタM2と第2リセットトランジスタM5とを含む。第1リセットトランジスタM2は、PRES信号が活性化されることによってフォトダイオードPDに所定の電位を供給してフォトダイオードPDの電荷を初期化し、増幅部APに出力される電圧をリセットする。第2リセットトランジスタM5は、クランプ容量CCLと第2増幅トランジスタM7との間の接続ノードに所定の電位を供給することにより、第2増幅トランジスタM7から出力される電圧をリセットする。第1リセットトランジスタM2によるリセット時の変換部CPからの電圧に応じた電圧がクランプ容量CCLの端子n1に入力される。また、クランプ信号PCLが活性化されることにより第2リセットトランジスタM5が導通状態になり、所定の電位であるクランプ電圧VCLがクランプ容量CCLの端子n2に入力される。このようにして、クランプ容量CCLの両端子n1−n2間で生じた電位差をノイズ成分としてクランプし、その後のフォトダイオードPDでの電荷の発生および蓄積に伴う電圧の変化分を信号成分として出力する。これがクランプ容量CCLを用いたクランプ動作であり、クランプ動作により変換部CPで生じるkTCノイズや第1増幅トランジスタM4のオフセット等のノイズ成分が抑制される。
第1保持部SH1は、第1感度の変換部CPで変換された電荷が増幅部APで増幅された第1信号を保持するための部分であり、第1転送トランジスタM8と第1保持容量CS1とを含むサンプルホールド回路である。具体的には、制御信号TS1を用いて第1転送トランジスタM8の状態(導通状態または非導通状態)を切り替えることにより、第1感度の変換部CPで変換された電荷が増幅部APで増幅された第1信号を容量CS1に転送して保持するサンプルホールドを行う。第1出力部OP1は、第1信号増幅トランジスタM10と第1出力スイッチSW9とを含む。第1信号増幅トランジスタM10は、第1保持容量CS1に保持された電圧を増幅した信号を出力するためのトランジスタであり、第1出力スイッチSW9は第1信号増幅トランジスタM10によって出力された信号を転送するスイッチである。具体的には、第1出力スイッチSW9に入力される制御信号VSRによって第1出力スイッチSW9が導通状態となることにより、後段の定電流源(不図示)と第1信号増幅トランジスタM10とでソースフォロワ回路が形成される。これにより、第1出力部OP1によって、画素Pから第1信号又は第1保持容量CS1に保持された電圧に基づく第1出力信号が出力され得る。
第2保持部SH2は、第1感度と異なる第2感度の変換部CPで変換された電荷が増幅部APで増幅された第2信号を保持するための部分であり、第2転送トランジスタM11と第2保持容量CS2とを含むサンプルホールド回路である。具体的には、制御信号TS2を用いて第2転送トランジスタM11の状態(導通状態または非導通状態)を切り替えることにより、第2感度の変換部CPで変換された電荷が増幅部APで増幅された第2信号を容量CS2に転送して保持するサンプルホールドを行う。第2出力部OP2は、第2信号増幅トランジスタM13と第2出力スイッチSW12とを含む。第2信号増幅トランジスタM13は、第2保持容量CS2に保持された電圧を増幅した信号を出力するためのトランジスタであり、第2出力スイッチSW12は第2信号増幅トランジスタM13によって出力された信号を転送するスイッチである。具体的には、第2出力スイッチSW12に入力される制御信号VSRによって第2出力スイッチSW12が導通状態となることにより、後段の定電流源(不図示)と第2信号増幅トランジスタM13とでソースフォロワ回路が形成される。これにより、第2出力部OP2によって、画素Pから第2信号又は第2保持容量CS2に保持された電圧に基づく第2出力信号が出力され得る。
第3保持部SH3は、増幅部APのオフセット信号を保持するための部分であり、第3転送トランジスタM14と第2保持容量CNとを含むサンプルホールド回路である。具体的には、制御信号TS3を用いて第3転送トランジスタM14の状態(導通状態または非導通状態)を切り替えることにより、増幅部APのオフセット信号を容量CNに転送して保持するサンプルホールドを行う。第3出力部OP3は、第3信号増幅トランジスタM16と第2出力スイッチSW15とを含む。第3信号増幅トランジスタM16は、第3保持容量CNに保持された電圧を増幅した信号を出力するためのトランジスタであり、第3出力スイッチSW15は第3信号増幅トランジスタM16によって出力された信号を転送するスイッチである。具体的には、第3出力スイッチSW15に入力される制御信号VSRによって第3出力スイッチSW15が導通状態となることにより、後段の定電流源(不図示)と第3信号増幅トランジスタM16とでソースフォロワ回路が形成される。これにより、第3出力部OP3によって、画素Pからオフセット信号に基づく第3出力信号が出力され得る。
このような画素が二次元アレイ状に複数配列されて画素アレイ120が構成される。そして、画素アレイ120からの信号は信号読出部120によって読み出される。次に図2(a)及び図2(b)を用いて、本実施形態の撮像装置の画素アレイ120及び信号読出部20を説明する。
まず、図2(a)を用いて本実施形態の撮像装置の画素アレイ120を説明する。図2(a)は、本実施形態の撮像装置の画素アレイ120の概略構成を説明するための等価回路図である。
画素アレイ120は、複数の画素Pと、各画素Pを駆動するための垂直走査回路403と、各画素Pから信号読出を行うための水平走査回路404と、を備える。垂直走査回路403および水平走査回路404は、例えばシフトレジスタで構成されており、制御部109からの制御信号に基づいて動作する。垂直走査回路403は、制御線405を介して各画素Pに制御信号VSRを入力し、当該制御信号VSRに基づいて各画素Pを行単位で駆動する。すなわち、垂直走査回路403は行選択部として機能し、信号読出を行うべき画素Pを行ごとに選択する。また、水平走査回路404は列選択部として機能し、制御信号HSRに基づいて各画素Pを列ごとに選択して、当該各画素Pからの信号を順に出力させる(水平転送)。ここで、行選択部(垂直走査回路404)の動作周波数は、列選択部(水平走査回路404)の動作周波数に比べて大きく、即ち、行選択部(垂直走査回路404)は列選択部(水平走査回路404)に比べて動作が遅い。ここで、本発明の選択部は、垂直走査回路403及び水平走査回路404を含む。
また、画素アレイ120は、各画素Pの容量CS1に保持された第1信号を読み出すための端子ES1と、容量CS2に保持された第2信号を読み出すための端子ES2と、容量CNに保持された電圧を読み出すための端子Eと、を有する。また、各画素アレイ120はセレクト端子ECSをさらに有し、端子ECSが受ける信号が活性化されることによって、当該画素アレイ120の各画素Pの信号が、端子ES1、ES2及びEを介して読み出されうる。
具体的には、前述の各画素Pの端子S1、S2及びNは、各端子に対応する列信号線406〜408に接続されている。当該列信号線406〜408は、水平走査回路404からの制御信号に応答して導通状態になるスイッチSWを介して、アナログ出力線409〜411に接続されている。当該アナログ出力線409〜411の信号は、端子ECSが受ける信号に応答して導通状態になるスイッチSWCSを介して、端子ES1、ES2及びEから出力される。
また、各画素アレイ120は、垂直走査回路403および水平走査回路404を制御するための各制御信号を受ける端子HST、CLKH、VSTおよびCLKVをさらに有する。端子HSTは、水平走査回路404に入力されるスタートパルスを受ける。端子CLKHは、水平走査回路404に入力されるクロック信号を受ける。端子VSTは、垂直走査回路403に入力されるスタートパルスを受ける。端子CLKVは、垂直走査回路403に入力されるクロック信号を受ける。これらの各制御信号は、後述する制御部109から入力される。水平走査回路404は入力されたスタートパルスとクロック信号とに基づいて制御信号HSRを生成して出力し、垂直走査回路403は入力されたスタートパルスとクロック信号とに基づいて制御信号VSRを生成して出力する。これにより、第1信号又は第1出力信号、第2出力信号、及び、第3出力信号が、各画素からX−Yアドレス方式で順次に読み出される。すなわち、画素アレイ120では、各画素Pは行単位で制御され、各保持部に保持された信号が列単位で出力され(水平転送が為され)、信号読出が為される。
次に、図2(b)を用いて本実施形態の撮像装置の信号読出部20を説明する。図2(b)は、本実施形態の撮像装置の信号読出部20の概略構成を説明するための等価回路図である。
信号読出部20は、例えば差動アンプ等を含む信号増幅部107とAD変換を行うAD変換部108とを有しうる。端子ES1からの信号は、端子TRO1からの制御信号に応答して導通状態になるスイッチM50を介して、信号増幅部107の反転入力端子に入力される。また、端子ES2からの信号は、端子TRO2からの制御信号に応答して導通状態になるスイッチM51を介して、当該反転入力端子に入力される。スイッチM50及びM51は、端子ES1及び端子ES2の一方の信号が当該反転入力端子に入力されるように制御される。なお、スイッチM50及びM51並びに信号増幅部107は、信号ADCLKの周期に追従可能な応答特性を有するように設計されればよい。
また、端子Eからの信号は信号増幅部107の非反転入力端子に入力される。信号増幅部107では、端子ES1からの信号と端子Eからの信号との差分、又は端子ES2からの信号と端子Eからの信号との差分が増幅され、当該差分はAD変換部108でADCLK端子を介して入力されるクロック信号に基づいてAD変換される。このような構成により、前述の固定パターンノイズが除去されると共に、画素アレイ120の画像データ(デジタルデータ)が得られ、ADOUT端子を介して後述する制御部109に出力される。
以上のような画素アレイ120及び信号読出部20を用いて、本実施形態の撮像装置100及び放射線撮像システムSYSが構成される。次に、図3を用いて本実施形態の撮像装置100及び放射線撮像システムSYSを説明する。図3は、本実施形態の撮像装置100及び放射線撮像システムSYSの概略構成を説明するための模式図である。
放射線撮像システムSYSは、放射線撮像装置100(以下、撮像装置100)と、放射線を発生する放射線発生装置104と、曝射制御部103と、画像処理およびシステム制御を行う処理部101と、ディスプレイ等を含む表示部102と、を具備する。放射線撮影を行う際には、処理部101によって撮像装置100と曝射制御部103とが同期制御されうる。被検者を通過した放射線(X線、α線、β線、γ線等)は、撮像装置100によって検知され、処理部101等において所定の処理が為された後、当該放射線に基づく画像データが生成される。当該画像データは表示部102に放射線画像として表示される。撮像装置100は、撮像領域10を有する撮像パネル105と、撮像領域10から信号を読み出す信号読出部20と、各ユニットを制御する制御部109とを備える。
撮像パネル105は、複数の画素アレイ120が板状の基台の上にタイリング(2次元配列)されて構成され、このような構成により大型の撮像パネル105が形成されうる。なお、各画素アレイ120には複数の画素Pが配列されており、撮像領域10は、複数の画素アレイ120によって行および複数の列を形成するように配列された複数の画素Pを含む。また、ここでは、複数の画素アレイ120が7列×2行を形成するようにタイリングされた構成が例示されているが、この構成に限られるものではない。
放射線を電荷に変換する場合には、撮像領域10の上には、例えば、放射線を光に変換する波長変換体としてのシンチレータ(不図示)が設けられうる。各画素Pには、光電変換を行う公知の画素が用いられればよい。これにより、照射された放射線量に基づく電気信号が得られる。
制御部109は、例えば処理部101との間で、制御コマンドの通信を行い、同期信号の通信を行い、また、処理部101への画像データの出力を行う。また、制御部109は、撮像領域10ないし各ユニットを制御し、例えば、各画素の駆動制御や動作モード制御を行う。また、制御部109は、信号読出部20のAD変換部108によりAD変換された各画素アレイ120の画像データ(デジタルデータ)を用いて1つのフレームデータに合成し、処理部101に出力する。すなわち、本発明の補正部110は、制御部109に含まれ得る。補正部110については、後程詳細に説明する。
制御部109と処理部101との間では、各種インターフェースを介して、制御コマンドないし制御信号および画像データの授受が行われる。処理部101は、制御用インターフェース110を介して、動作モードや各種パラメータなどの設定情報ないし撮影情報を制御部109に出力する。また、制御部109は、制御用インターフェース110を介して、撮像装置100の動作状態などの装置情報を処理部101に出力する。また、制御部109は、画像データインターフェース111を介して、撮像装置100で得られた画像データを処理部101に出力する。また、制御部109は、READY信号112を用いて、撮像装置100が撮影可能な状態になったことを処理部101に通知する。また、処理部101は、外部同期信号113を用いて、制御部109からのREADY信号112に応答して制御部109に、放射線の照射開始(曝射)のタイミングを通知する。また、制御部109は、曝射許可信号114がイネーブル状態の間に、曝射制御部103に制御信号を出力して放射線照射を開始させる。ここで、外部同期信号113が、本発明における、放射線の発生のタイミングを示す制御信号に相当する。
このような撮像装置100は、各画素において、例えば2つの感度で信号をそれぞれ取得し、これらの信号を用いて画像データを生成する動作モード(例えば、ダイナミックレンジ拡張を行う動作モード等)を有しうる。この動作モードを達成する1つの方法として、第1感度で得られた第1信号と第2感度で得られた第2信号とを、各画素Pの第1保持部SH1及び第2保持部SH2でそれぞれ保持して個別に読み出し、読み出された各感度の信号を画素毎に合成する方式がある。以下に、図4及び図5を用いて、本実施形態の撮像装置を用いたダイナミックレンジ拡張を行う動作モードについて、詳細に説明する。図4(a)は、本実施形態の撮像装置におけるダイナミックレンジ拡張を行う動作モードの全体シーケンスを説明するための模式的なタイミングチャートである。図4(b)は、図4(a)中のリセット駆動RDを説明するための模式的なタイミングチャートであり、図4(c)は、図4(a)中のサンプリング駆動SDを説明するための模式的なタイミングチャートである。図5(a)は、図4(a)中の読出駆動READS1〜READSNにおける選択動作を説明するための模式的なタイミングチャートであり、図5(b)は図5(a)の一部期間を拡大して説明するための模式的なタイミングチャートである。なお、図4(a)〜図5(b)において、先に説明したものと同じものは同一の符号を付与し詳細な説明は省略する。
まず、図4(a)に示されるように、時刻t1で動作モード設定および撮影開始設定が為される。その後、時刻t2では、複数の制御信号である外部同期信号SYNCに基づいて、図5(b)の拡大図に例示されるリセット駆動RDと、図5(c)の拡大図に例示されるサンプリング駆動SDとが交互に繰り返される。また、サンプリング駆動SDの後(かつ、その次のリセット駆動RDの前)において、撮像領域10から画素を順に選択することによって信号読出を行う読出駆動READS1〜READSNが為される。ここで、本発明の選択動作は読出駆動READS1〜READSNに相当する。
リセット駆動RDでは、リセット動作とクランプ動作とを行う。具体的には、図3(b)で示されるように、時刻t2でイネーブル信号ENをHiレベルにして、第1制御トランジスタM3及び第2制御トランジスタM6を導通状態にする。これにより、第1増幅トランジスタM4及び第2増幅トランジスタM7がソースフォロア動作を行う状態になる。また、時刻t2では、信号PRESをHiレベルにして、第1リセットトランジスタM2を導通状態にする。これにより、フォトダイオードPDは基準電圧VRESに接続され、フォトダイオードPDがリセットされる。また、リセット直後のトランジスタM4のゲート電圧に応じた電圧が、クランプ容量CCLの一方の端子n1(トランジスタM4側の端子)に入力される。時刻t3では、信号PCLをHiレベルにして、第2リセットトランジスタトランジスタM5を導通状態にする。これにより、クランプ電圧VCLがクランプ容量CCLの他方の端子n2(トランジスタM7側の端子)に入力される。時刻t4では、信号TS1、TS2およびTNをHiレベルにして、第1転送トランジスタM8、第2転送トランジスタM11および第3転送トランジスタM14を導通状態にする。これにより、容量CS1、CS2およびCNはいずれも初期状態(第2増幅トランジスタM7のゲート電圧が基準電圧VCLのときの増幅部APの出力値の電圧)になる。また、時刻t4では、信号WIDEをHiレベルにして、感度切替え用のトランジスタM1を導通状態にする。これにより、容量CFD’は基準電圧VRESに接続され、容量CFD’の電圧もリセットされる。時刻t5では、信号TS1、TS2およびTNをLowレベルにして、第1転送トランジスタM8、第2転送トランジスタM11および第3転送トランジスタM14を非導通状態にする。これにより、容量CS1、CS2およびCNの電圧が固定される。また、時刻t5では、信号WIDEをLoレベルにして、感度切替え用のトランジスタM1を非導通状態にする。これにより、容量CFD’は、基準電圧VRESに固定される。次に、時刻t6では、信号PRESをLowレベルにして、第1リセットトランジスタM2を非導通状態にする。これにより、クランプ容量CCLの端子n1は、リセット直後の第1増幅トランジスタM4のゲート電圧に応じた電圧にセットされる。時刻t7では、信号PCLをLowレベルにして、第2リセットトランジスタM5を非導通状態にする。これにより、端子n1と端子n2との電位差に応じた電荷がクランプ容量CCLに保持され、変換部CPのkTCノイズ及び第1増幅トランジスタのオフセット等のノイズ成分がクランプ容量CCLに保持される。これらによりリセット動作とクランプ動作が完了する。そして、時刻t8では、イネーブル信号ENをLowレベルにして、第1制御トランジスタM3及び第2制御トランジスタM6を非導通状態にする。これにより、第1増幅トランジスタM4及び第2増幅トランジスタM7を非動作状態にする。以上のようにして、リセット駆動RDの一連の動作が終了する。即ち、リセット駆動RDでは、フォトダイオードPDをリセットすると共に、変換部CPのkTCノイズや第1増幅トランジスタのオフセットに起因するノイズ成分がクランプ容量CCLに保持され、また、容量CS1、CS2およびCNが初期化される。なお、このようなリセット駆動RDは、全ての画素Pに対して一括で行われる。即ち、各制御信号EN、PRES、PCL、TS1、TS2、TN、WIDEは、全ての画素に対して一括に同じタイミングで供給される。
次に、ダイナミックレンジ拡張を行う動作モードにおけるサンプリング駆動SDは、画素Pを2つの感度で駆動し、各感度で得られる信号を各容量CS1およびCS2に保持する動作を行う。具体的には、図5(c)に示される。時刻t11でイネーブル信号ENをHiレベルにして第1制御トランジスタM3及び第2制御トランジスタM6を導通状態にし、第1増幅トランジスタM4及び第2増幅トランジスタM7がソースフォロア動作を行う状態になる。なお、時刻t11では信号WIDEはLowレベルであり、画素Pは、第1感度に対応する高感度モードになっている。第1増幅トランジスタM4のゲート電圧(即ち、FD容量CFDの電圧)は、フォトダイオードPDで発生し蓄積された電荷量に応じて変化する。この変化したゲート電圧に応じた電圧がクランプ容量CCLの一方の端子n1に入力され、端子n1の電位が変化する。クランプ容量CCLの他方の端子n2の電位変化は、当該端子n1の電位変化にしたがう。ここで、前述のとおり、クランプ容量CCLにはkTCノイズに相当する電圧が保持されているため、この電位変化の量が信号成分として第2増幅トランジスタM7から出力される。時刻t12では、信号TS1をHiレベルにして第1転送トランジスタM8を導通状態にし、即ち、上述の高感度モードにおける増幅部APの出力についてのサンプリング(転送)を開始する。具体的には、第1保持容量CS1は、時刻t11の駆動にしたがう増幅部APから出力される電圧(第2増幅トランジスタM7のゲート電圧に応じた電圧)が転送される。次に、時刻t13では、時刻t12でサンプリングを開始したので、曝射許可信号(不図示)をLowレベル(禁止状態)にする。その後、時刻t14では、信号TS1をLowレベルにして第1転送トランジスタM8を非導通状態にし、即ち、増幅部APから出力された電圧の転送を終了して第1保持容量CS1に保持する。具体的には、第1保持容量CS1の電圧が増幅部APから出力された電圧で固定される。即ち、時刻t12〜t14では、第1感度の変換部CPの電荷に基づく第1信号が、第1保持部SH1の第1保持容量CS1に保持される。時刻t15では、信号WIDEをHiレベルとして、感度切替え用のトランジスタM1を導通状態にする。これにより、トランジスタM1を介して容量CFD’がフォトダイオードPDに電気的に接続され、トランジスタM4のゲート電圧は、FD容量CFDと容量CFD’との合成容量の電圧となる。当該合成容量の値は、FD容量CFDの値よりも大きいため、第1増幅トランジスタM4のゲート電圧が変化しにくくなり、即ち、画素Pは、第2感度に対応する低感度モードに切り替わる。一方で、フォトダイオードPDの電荷を、さらに読み出すことが可能になる。時刻t16では、信号TS2をHiレベルにして第2転送トランジスタM11を導通状態にし、即ち、上述の低感度モードにおける増幅部APの出力についてのサンプリング(転送)を開始する。具体的には、第2保持容量CS2は、時刻t15の駆動にしたがう増幅部APから出力される電圧になる。その後、時刻t17では、信号TS2をLowレベルにして第2転送トランジスタM11を非導通状態にし、即ち、増幅部APから出力された電圧の転送を終了して第2保持容量CS2に保持する。具体的には、第2保持容量CS2の電圧が増幅部APから出力された電圧で固定される。即ち、時刻t16〜t17では、第2感度の変換部CPの電荷に基づく第2信号が、第2保持部SH2の第2保持容量CS2に保持される。次に、時刻t18では、信号PRESをHiレベルにして、第1リセットトランジスタM2を導通状態にする。これにより、FD容量CFD及び容量CFD’の電圧をリセットして基準電圧VRESにし、端子n1の電圧も時刻t3と同じ状態にリセットされる。時刻t19では、信号PCLをHiレベルにして第2リセットトランジスタM5を導通状態にし、クランプ電圧VCLがクランプ容量CCLの他方の端子n2(トランジスタM7側の端子)に入力される。時刻t20では、信号PRES及びWIDEをLowレベルにしてトランジスタM1及び第1リセットトランジスタM2を非導通状態にする。これにより、容量CFD’はリセット直後の電圧で固定され、また、クランプ容量CCLの端子n1は、リセット直後の第1増幅トランジスタM4のゲート電圧に応じた電圧にセットされる。時刻t21では、信号TNをHiレベルにして第3転送トランジスタM14を導通状態にする。これにより、第2層複トランジスタM7のゲート電圧が基準電圧VCLのときの増幅部APから出力される電圧が転送され、第3保持容量CNの電圧になる。時刻t22では、信号TNをLowレベルにして第3転送トランジスタM14を非導通状態にする。これにより、第3保持容量CNの電圧が固定される。即ち、時刻t21〜t22では、オフセット信号が第3保持容量CNに保持される。このオフセット信号は、増幅部APの回路構成に依存する熱ノイズ、1/fノイズ、温度差、プロセスばらつき等の、第2増幅トランジスタM7のオフセットに起因するノイズ成分に相当する電圧に基づく。そして、時刻t23では信号PCLをLowレベルにして第2リセットトランジスタM5を非導通状態にし、時刻t24ではイネーブル信号ENをLowレベルにして第1制御トランジスタM3及び第2制御トランジスタM6を非導通状態にする。以上のようにして、サンプリング駆動SDの一連の動作が終了する。即ち、サンプリング駆動SDでは、第1感度の画素Pで得られる第1信号が第1保持容量CS1に、第2感度の画素Pで得られる第2信号が第2保持容量CS2に、増幅部APのオフセット信号が第3保持容量CNに、それぞれ保持される。なお、サンプリング駆動SDは、前述のリセット駆動RDと同様に、各画素アレイ120の制御タイミングのずれを防ぐため、全ての画素Pに対して一括で行われる。即ち、各制御信号EN、PRES、PCL、TS1、TS2、TN、WIDEは、全ての画素に対して一括に同じタイミングで供給される。すなわち、サンプリング駆動SDが本発明の保持動作に相当する。
このように、各画素Pの各保持部に保持された各信号は、複数の画素Pが行単位で選択され、選択された行の複数の画素Pを列毎に順次選択され、行単位で上記動作を繰り返すことで、全ての画素Pからの画像信号が読み出される。これは、図4(a)の読出駆動READS1〜READSNで示すもので、図5(a)及び図5(b)を用いて更に説明する。図5(a)及び図5(b)は、図2(a)及び図2(b)に示す制御用の各端子(VST、CLKV、TRO1、TRO2、HST、CLKHおよびADCLK)に入力される制御信号について、信号読出を行うためのタイミングチャートを例示している。
図5(a)及び図5(b)に示す例では、第1行目の各画素Pから信号を読み出す時刻t210〜t220の間のうち、前半では各画素Pからの第1信号の読み出しを行い、後半では当該各画素Pからの第2信号の読み出しを行う。なお、画素アレイ120から信号読出を行う際は、当該画素アレイ120の端子ECSにはHiレベルが入力され、スイッチSWCSは導通状態になっている。
具体的には、以下のシーケンスにしたがう。まず、時刻t200において端子VSTでスタートパルスを受けた後、時刻t210でクロック信号CLKVを受けて垂直走査回路403が第1行目の制御線405を介して第1行目の画素Pの各出力部OP1〜OP3に制御信号VSRを出力する。これにより、第1行目の画素Pの各出力スイッチSW9、SW12、SW15が導通状態となり、第1行目の各画素Pが選択される。その後、時刻t211〜t215にわたって信号TRO1をHiレベルにし、信号TRO2をLowレベルにする。これにより、当該各画素Pの第1信号が出力される状態になる。時刻t211において端子HSTでスタートパルスを受けた後、時刻t212でクロック信号CLKHを受ける。水平走査回路404は、クロック信号CLKHを受けるたびに、選択している列を、第1列目から第n列目まで順にシフトさせる。各クロック信号CLKHの間(例えば、時刻t213)では信号ADCLKが入力され、これにより、選択されている列における画素Pからの第1信号についてのAD変換が為される。その後、例えば時刻t214で、次の列の画素Pが選択され、当該画素Pについての第1信号の出力およびAD変換が同様にして為される。このようにして、第1信号の読出動作が第1列目から第n列目まで順に列ごとに為される。その後、時刻t215では、信号TRO1をLowレベルにし、信号TRO2をHiレベルにして、第1列目から第n列目まで順に列ごとに、第2信号の読出動作を同様の手順で行う。ここで、制御部109に出力されたデジタルデータは、信号読出部20で読み出された順番で、撮像パネル105の行ごとに画像データインターフェース111により処理部101に送信され、各信号に対応した1フレーム分の画像信号が得られる。以上により、第1感度で取得した信号に基づく画像信号および第2感度で取得した信号に基づく画像信号の両方が読み出される。また、オフセット信号に基づく1フレーム分のオフセット画像信号も読み出される。そして、第1感度で取得した信号に基づく画像信号と第2感度で取得した信号に基づく画像信号とを各画素Pに対応させて合成することにより、ダイナミックレンジが拡張された画像信号が得られる。そして、オフセット画像信号を用いて各画素Pに対応させてノイズ低減処理がなされる。このノイズ低減処理は合成される前の各画像信号に対して行われてもよいし、合成された後の画像信号に対して行われてもよい。
このような実施形態の構成において、より高フレームレートで且つ動画撮影開始後1フレーム目の画像に発生し得るアーチファクトを低減するために、以下の各実施例で説明する制御を行うことが好ましい。
まず、図1、図3、及び、図6を用いて、実施例1に係る放射線撮像装置の制御を説明する。図6は、実施例1に係る放射線撮像装置の制御を説明するためのタイミングチャートである。
実施例1では、あるフレームの読出駆動ROの最中に次のフレームのリセット動作RDが開始された場合である。このとき、選択部である垂直走査回路403及び水平走査回路404は、複数の画素Pのうちの一部の画素Pを残して停止することによって読出駆動を中断し、リセット駆動RDを行った後に該中断された一部の画素Pに対する読出駆動を再開する。ここで、中断前の動作をROn−aを第1動作、再開後の動作ROn−bを最2動作と称する(nはフレーム番号。n≧1)。すなわち、選択動作である読出駆動ROは、第1動作ROn−aと第2動作ROn−bを含む。この読出動作ROは、放射線の発生のタイミングを示す制御信号である外部同期信号SYNCを制御部109が受けることに基づいて選択部で行われる。動画撮影においては、フレーム毎に制御部109が外部同期信号SYNCを受け、複数の外部同期信号SYNCの夫々に基づいて、各フレームのリセット駆動RD、サンプリング駆動SD、及び、読出駆動ROが行われる。読出駆動ROに必要な時間が複数の外部同期信号SYNCの間隔よりも短いと制御部109が判定した場合には、選択部は第1動作ROn−aと第2動作ROn−bを行う。すなわち、制御部109が、外部同期信号SYNCに基づくリセット駆動RDが行われる際に直前の外部同期信号SYNCに基づく読出駆動ROが終了するか否かを判定する判定部としての機能を備える。その制御部109によって読出駆動ROが終了しないと判定された場合、選択部は、第1動作ROn−aと第2動作ROn−bを行う。
ここで、読出駆動ROは、2フレーム目以降ではリセット駆動RDの前には外部同期信号SYNCに基づく1つ前のフレームの読出駆動ROがあるが、1フレーム目においては、リセット駆動RDの前には外部同期信号SYNCに基づく読出駆動ROが存在しない。そこで、本実施例では、最初の外部同期信号SYNCに基づいて制御部109がサンプリング駆動SDを行うまでの期間に、制御部が選択動作であるダミー読出駆動ROd−a及びダミー読出駆動ROd−bを行う。ここで、ダミー読出駆動とは、読出動作ROと同様に画素を選択する選択動作は行うが、画素からは放射線に応じた信号が出力されない動作であり、本実施例ではREAD ENABLEがオフとされている。ダミー読出駆動ROd−aは第1動作ROn−aと同じ選択動作であり、ダミー読出駆動ROd−bは第2動作ROn−bと同じ選択動作である。図1に示すような画素Pにあっては、読出駆動ROの期間中に、画素内に流れる電流により電圧降下が発生し、各画素Pに供給されている電圧が降下する特性を有し得る。ダミー読出駆動が行われない場合、1フレーム目のリセット駆動RD後の蓄積期間中に読出駆動が行われないため、各画素Pに供給している電圧は降下しない。一方、2フレーム目以降の蓄積期間中には、読出駆動が行われるため、各画素Pに供給している電圧が降下する。この電圧降下の有無によって、1フレーム目と2フレーム目以降とで画素から出力される信号に相違が生じ、その相違が1フレーム目に対するアーチファクトとなり得る。本実施例のように、最初の外部同期信号SYNCに基づいて制御部109がサンプリング駆動SDを行うまでの期間に、制御部が選択動作を行うことにより、1フレーム目も2フレーム目以降と同様な電圧降下の影響を受ける。それにより、1フレーム目に対するアーチファクトが抑制される。なお、制御部109が判定部の機能を備えるとしたが、本発明はそれに限定されるものではなく、処理部101が判定部の機能を備えていてもよい。
図6に示すように、まず、処理部101から制御部109に撮影モード及び撮影開始設定を示す制御信号が送られる。制御部109は、設定された撮影モードに応じたフレームレート、すなわち、複数の外部同期信号SYNCの間隔と、読出駆動ROに必要な時間と、を比較する。それによって制御部109は、外部同期信号SYNCに基づくリセット駆動RDが行われる際に直前の外部同期信号SYNCに基づく読出駆動ROが終了するか否かを判定する。制御部109によって読出駆動ROが終了しないと判定された場合、選択部は、第1動作ROn−aと第2動作ROn−bを行うように準備する。なお、この準備としては、垂直走査回路403や水平走査回路404にデコーダ等の任意に出力ラインを設定できる走査回路を用いるのであれば、設定により容易に準備できる。一方、シフトレジスタ等の任意に出力ラインを設定できない走査回路であれば、例えば制御部109内のメモリに、停止するラインの情報を記憶しておき、その情報を用いて制御部109が各走査回路を制御するように準備すればよい。
次に、制御部109は、撮影モード及び撮影開始設定を示す制御信号を受けてから複数の外部同期信号SYNCのうちの最初の外部同期信号SYNCを受けるまでの間に、選択部は第1動作ROn−aと同じ選択動作であるダミー読出駆動ROd−aを行う。選択部は、撮影モード及び撮影開始設定を示す制御信号を受けてから最初の外部同期信号SYNCを受けるまでの間に、ダミー読出駆動ROd−aを複数回行ってもよい。
次に、最初の外部同期信号SYNCを受けた制御部109は、リセット駆動RDを行うように、画素アレイ120を制御する。なお、リセット駆動RDの終了からサンプリング駆動SDにおける変換部CPのリセットの開始までの期間Tnは、変換部CPで電荷の蓄積が行わる蓄積期間である。制御部109が、最初の外部同期信号SYNCに基づいて、リセット駆動RDを行ってから保持動作であるサンプリング駆動SDにおける信号Ts2によるサンプリングを行うまでの間に、選択部はダミー読出駆動ROd−bを行う。すなわち、選択部は、最初の外部同期信号SYNCに基づく1フレーム目の信号のための蓄積期間に、第2動作ROn−bと同じ選択動作であるダミー読出駆動ROd−bを行う。選択部によるダミー読出駆動ROd−bの後に、制御部109は、サンプリング駆動RDを行うように、画素アレイ120を制御する。制御部109がサンプリング駆動SDを行った後に、選択部は第1動作ROn−aを行う。そして、選択部が第1動作ROn−aを行った後に、制御部109が次の外部同期信号SYNCに基づくリセット駆動RDを行う。その後、選択部は第2動作ROn−bを行う。その後は、サンプリング駆動SD、第1動作ROn−a、リセット駆動RD、第2動作ROn−bがこの順で繰り返し行われることにより、動画撮影が実行される。
次に、図1、図3、及び、図7を用いて、実施例2に係る放射線撮像装置の制御を説明する。図7は、実施例2に係る放射線撮像装置の制御を説明するためのタイミングチャートである。なお、実施例2については実施例1と同じものについては同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図7に示す実施例2では、図6で示す実施例1の制御に比べて、以下の点で相違する。実施例2では、制御部109が、撮影モード及び撮影開始設定を示す制御信号を受けてから最初の外部同期信号SYNCを受けるまでの間に、制御部が109は画素Pの各接続ノードに定電位が供給されるように画素アレイを制御する。制御部109は、第1リセットトランジスタM2、第1制御トランジスタM3、第2リセットトランジスタM5、第2制御トランジスタM6、第1転送トランジスタM8、第2転送トランジスタM11、及び、第3転送トランジスタM14を導通状態とする。また、制御部109は、トランジスタM1も導通状態とする。これにより、画素P内の各接続ノードに所定の電位が供給される。このような制御により、画素P内の各接続ノードの電位が不定になることを抑制し、得られる画像の安定性が向上する。そして、この制御の後に、選択部は第1動作ROn−aと同じ選択動作であるダミー読出駆動ROd−aを行う。この制御部109による制御と選択部によるダミー読出駆動ROd−aの組が、制御部109が最初の外部同期信号SYNCを受けるまで所定の周期で繰り返し行われることが好ましい。
次に、図1、図3、及び、図8を用いて、実施例3に係る放射線撮像装置の制御を説明する。図8は、実施例3に係る放射線撮像装置の制御を説明するためのタイミングチャートである。なお、実施例3については実施例1と同じものについては同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示す実施例3では、図6で示す実施例1の制御に比べて、以下の点で相違する。実施例3では、制御部109が最初の外部同期信号SYNCを受けると、選択部が第1動作ROn−aと同じ選択動作であるダミー読出駆動ROd−aを行う。選択部によるダミー読出駆動ROd−aが終了した後、制御部109は最初の外部同期信号SYNCに基づいてリセット駆動RDを行うように、画素アレイ120を制御する。制御部109による最初の外部同期信号SYNCに基づくリセット駆動RDの後に、選択部は第2動作ROn−bと同じ選択動作であるダミー読出駆動ROd−bを行う。選択部によるダミー読出駆動ROd−bの後に、制御部109は、サンプリング駆動RDを行うように、画素アレイ120を制御する。制御部109がサンプリング駆動SDを行った後に、選択部は第1動作ROn−aを行う。そして、選択部が第1動作ROn−aを行った後に、制御部109が次の外部同期信号SYNCに基づくリセット駆動RDを行う。その後、選択部は第2動作ROn−bを行う。このような制御により、実施例1より簡便に制御することができる。
次に、図1、図3、及び、図9を用いて、実施例4に係る放射線撮像装置の制御を説明する。図9は、実施例4に係る放射線撮像装置の制御を説明するためのタイミングチャートである。なお、実施例4については実施例1又は2と同じものについては同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図9に示す実施例4では、Nフレーム目の読出駆動ROnを、(N+1)フレーム目のリセット駆動後、すなわち(N+1)フレーム目の蓄積期間中に行う。これは、Cアーム装置を使用した3D撮影等において、蓄積期間一定でフレームレートを加速または減速しながら撮影を行う際に有効な手段である。最初の外部同期信号SYNCを受けた制御部109は、リセット駆動RD及びその後にサンプリング駆動SDを行うように、画素アレイ120を制御する。そして、次の外部同期信号SYNCを制御部109が受けた後に、選択部が最初の外部同期信号SYNCに基づく読出駆動ROを行う。
しかし、1フレーム目では、それ以前のフレームの読出駆動が存在しない。そこで、1フレーム目のリセット動作終了後に、選択部はダミー読出駆動ROdを実施する。すなわち、制御部109が、最初の外部同期信号SYNCに基づいて、リセット駆動RDを行ってからサンプリング駆動SDを行うまでの間に、選択部は読出駆動ROと同じ選択動作であるダミー読出駆動ROdを行う。本実施例では読出駆動ROを中断しないため、ダミー読出駆動ROdも1ライン目から最終ラインまでの1連の選択動作である。
なお、本実施形態では、ダイナミックレンジ拡張を行う動作モードを用いて説明したが、本発明はそれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、第1保持部SH1及び第2保持部SH2のいずれか一方を放射線に応じた電荷に基づく信号を保持する前記保持部として使用する場合にも適用できる。更に、特許文献2に開示されたような画素の構成の放射線撮像装置であっても適用できる。
また、本発明は、上述の実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
CP 変換部
SH 保持部 (第1保持部SH1〜第3保持部SH3)
OP 出力部 (第1出力部OP1〜第3出力部OP3)
RP リセット部
P 画素
120 画素アレイ
109 制御部
403 垂直走査回路
404 水平走査回路

Claims (14)

  1. 放射線を電荷に変換する変換部と、前記変換部の電荷に応じた信号の保持を行う保持部と、前記保持部に保持された信号の出力を行う出力部と、前記変換部のリセットを行うリセット部と、を各々が含む複数の画素が2次元状に配列された画素アレイと、
    放射線の発生のタイミングを示す制御信号に基づいて、前記リセットを前記複数の画素に対して一括で行うリセット動作と、前記保持を前記複数の画素に対して一括で行う保持動作と、を行うように、前記画素アレイを制御する制御部と、
    前記複数の画素から前記保持された信号を出力するために、前記保持された信号を出力する画素を前記複数の画素から順に選択する選択動作を行う選択部と、
    を有する放射線撮像装置であって、
    前記選択部は、複数の前記制御信号のうちの最初の制御信号に基づいて前記制御部が前記リセット動作を行ってから前記保持動作を行うまでの期間に、放射線が前記変換部で変換された電荷が前記保持部で保持された信号を前記複数の画素から出力するための選択動作と同じ選択動作で、前記複数の画素のうちの少なくとも一部の画素を選択することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記選択部は、前記選択動作を前記一部の画素を残して停止する第1動作と、前記制御部が前記リセット動作を行った後に前記一部の画素に対する前記選択動作を再開する第2動作と、を行い、且つ、前記期間に前記第2動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記制御信号に基づく前記リセット動作が行われる際に直前の前記制御信号に基づく前記複数の画素に対する選択動作が終了するか否かを判定する判定部を更に含み、
    前記選択部は、前記判定部により前記選択動作が終了しないと判定された場合に前記第1動作と前記第2動作とを行うことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記選択部は、前記期間に前記選択動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記複数の画素は夫々、前記電荷を増幅するための増幅部を更に含み、
    前記保持部は、第1感度の前記変換部で変換された電荷が前記増幅部で増幅された第1信号を保持するための第1保持部と、前記1感度と異なる第2感度の前記変換部で変換された電荷が前記増幅部で増幅された第2信号を保持するための第2保持部と、前記増幅部のオフセット信号を保持するための第3保持部と、を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記第2保持部から出力された第2出力信号又は前記第1保持部から出力された第1出力信号と、前記第3保持部から出力された第3出力信号と、を用いて前記第1信号を補正する補正部を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記制御部は、前記複数の画素に対して、前記第1保持部へ前記第1信号を保持する動作と、前記第2保持部へ前記第2信号を保持する動作と、前記第3保持部へ前記オフセット信号を保持する動作と、を一括で行わせる制御を行うことを特徴とする請求項に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記画素は、前記第1保持部から前記第1信号又は前記第1出力信号を出力するための第1出力部と、前記第2保持部から前記第2出力信号を出力するための第2出力部と、前記第3保持部から前記第3出力信号を出力するための第3出力部と、を更に有し、
    前記選択部は、前記複数の画素から順次に前記第1出力信号を出力して第1画像信号を生成し、前記複数の画素から順次に前記第2出力信号を出力して第2画像信号を生成し、前記複数の画素から順次に前記第3出力信号を出力して第3画像信号を生成するように、前記第1出力部と前記第2出力部と前記第3出力部を選択することを特徴とする請求項6又は7に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記変換部は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子と、付加容量と、前記変換素子の感度を前記第1感度と前記第2感度とで切り換えるために前記変換素子と前記付加容量との間に配置されたトランジスタと、を含み、
    前記増幅部は、前記変換素子の電荷を増幅した電圧を出力する第1増幅トランジスタと、前記第1増幅トランジスタの動作状態を制御する第1制御トランジスタと、前記第1増幅トランジスタから出力された電圧を増幅した電圧を出力する第2増幅トランジスタと、
    前記第1増幅トランジスタと前記第2増幅トランジスタの間で前記第1増幅トランジスタ及び前記第2増幅トランジスタに直列に接続されたクランプ容量と、前記第2増幅トランジスタの動作状態を制御する第2制御トランジスタと、を含み、
    前記リセット部は、前記変換素子に所定の電位を供給するための第1リセットトランジスタと、前記クランプ容量と前記第2増幅トランジスタとの間の接続ノードに所定の電位を供給するための第2リセットトランジスタと、含むことを特徴とする請求項8に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記第1リセットトランジスタによる前記変換素子への所定の電位の供給が完了した後に、前記第2のリセットトランジスタによる前記接続ノードへの前記所定の電位の供給を完了させることにより、前記クランプ容量に前記第1増幅トランジスタのオフセットが保持させるクランプ動作を行わせ、且つ、前記クランプ動作を前記画素アレイに配列された複数の前記画素に対して一括で行わせる制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記第1保持部は、前記第2増幅トランジスタから出力された電圧を転送する第1転送トランジスタと、前記第1転送トランジスタで転送された電圧を保持するための第1保持容量と、を含み、
    前記第2保持部は、前記第2増幅トランジスタから出力された電圧を転送する第2転送トランジスタと、前記第2転送トランジスタで転送された電圧を保持するための第2保持容量と、を含み、
    前記第3保持部は、前記第増幅トランジスタから出力された電圧を転送する第3転送トランジスタと、前記第3転送トランジスタで転送された電圧を保持するための第3保持容量と、を含むことを特徴とする請求項10に記載の放射線撮像装置。
  12. 前記第1出力部は、前記第1保持容量に保持された電圧を増幅した信号を出力する第1信号増幅トランジスタと、前記第1信号増幅トランジスタによって出力された信号を転送することにより前記画素から第1信号又は前記第1出力信号を出力する第1出力スイッチと、を含み、
    前記第2出力部は、前記第2保持容量に保持された電圧を増幅した信号を出力する第2信号増幅トランジスタと、前記第2信号増幅トランジスタによって出力された信号を転送することにより前記画素から第2出力信号を出力する第2出力スイッチと、を含み、
    前記第3出力部は、前記第3保持容量に保持された電圧を増幅した信号を出力する第3信号増幅トランジスタと、前記第3信号増幅トランジスタによって出力された信号を転送することにより前記画素から第3出力信号を出力する第3出力スイッチと、を含むことを特徴とする請求項11に記載の放射線撮像装置。
  13. 前記変換素子は、前記放射線を光に変換する波長変換体と、前記光を前記電荷に変換する光電変換素子と、を含むことを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の放射線撮像装置と、
    前記放射線撮像装置からの信号を処理する処理装置と、
    前記放射線撮像装置に向けて放射線を発生する放射線発生装置と、
    を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
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