JP6531800B2 - 造型システム及び造型プログラム - Google Patents
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Description
ここで、CMYKのトナー画像の代わりに、インクジェットプリンタを使用して、CMYKのインク画像を熱膨張層に形成することが考えられる。このインク画像の面積が広いときには、熱膨張性シートに含浸する水分量が増加し、熱膨張層を加熱したときの膨張量(高さ)が不安定になってしまう。また、熱膨張性シートに含浸する水分量は、湿度等の環境にも依存する問題点がある。
の品質を安定させることができる造型システム及び造型プログラムを提供することを目的とする。
ここで、本実施形態では「立体画像」とは、造型物(造形物)を示し、造型物には単純な形状、幾何学形状、文字等広く形状一般が含まれる。更に造型物は、加飾の結果として形成される装飾をも含む。装飾とは、視覚及び/又は触覚を通じて美感を想起させるものである。また、「立体画像を形成する」とは、造型物を形成することだけでなく、加飾(造飾)をも含む。
図1は、本発明の第1実施形態である造型システムの構成図である。
本実施形態は、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層(発泡層)を一方の面上に有する媒体(例えば、熱膨張性シート(熱発泡性シート/発泡シート))上に、電磁波を熱に変換する材料(例えば、カーボンなどの電磁波熱変換材料)を含む黒いインクで所望の画像を印刷し、膨張層のうち媒体に前記画像が形成された部位を電磁波の照射によって膨張させて盛り上げることにより、立体画像を形成する方法に関するものである。
造型システム1000は、制御装置100と、該制御装置に接続される表示操作部150と、膨張装置200と、二次元画像形成手段としての二次元画像形成装置250とを備え、ネットワークNWを介して管理装置300と通信可能に接続される。なお、二次元画像形成装置250と膨張装置200とは、立体画像形成装置290を構成する。
また、二次元画像形成装置250は、熱膨張性シート400の表面において発泡及び膨張させる部分を示すデータである表面データに基づき、黒色インクを用いて印刷する。同様に、熱膨張性シート10の裏面において発泡及び膨張させる部分を示すデータである裏面データに基づき、黒色インクを用いて印刷する。また、カーボンブラックを含む黒色インクは、電磁波を熱に変換する材料の一例である。なお、電磁波を熱に変換する材料としては、これ以外を利用してもよい。黒色インクの濃度がより濃く形成された部分ほど、熱膨張層の膨張高さは高くなる。このため、黒色インクの濃度は、目標高さに対応するように濃淡が決定される。
膨張装置200は、黒色画像が二次元形成された熱膨張性シート400の表面又は両面を、輻射熱で加熱膨張する膨張手段としての機能と、インクが塗布された熱膨張性シート400を輻射熱で乾燥させる乾燥手段としての機能を実現する。つまり、膨張手段としての機能と乾燥手段としての機能とは、同一物としての膨張装置200が実現する。
膨張装置200は、給紙部220と、駆動ローラ231,232と、従動ローラ233,234と、光照射ユニット210と、モータ335と、上ガイド337と、下ガイド338と、室温センサ225と、入口センサ341と、出口センサ342とを備える。ここで、給紙部220は、熱膨張性シート400を搬送路に給紙するものである。なお、駆動ローラ231,232と、従動ローラ233,234と、モータ335と、上ガイド337と、下ガイド338とで、搬送ユニット(搬送手段)を構成する。
熱膨張性シート400は、基材415と熱膨張層410とが積層されたシート状媒体である。つまり、熱膨張性シート400は、一面側(表面側)に熱膨張層410が面し、他面側(裏面側)に基材415が面している。基材415は、弾性変形可能な紙葉類である。熱膨張層410は、熱により膨張(発泡)する膨張樹脂層である。熱膨張性シート400は、二次元画像形成装置(印刷装置)250で、印刷が施され、熱膨張性シート400の熱膨張層410が膨張により隆起することにより、熱膨張性シート400の表面に凹凸が形成される。このような熱膨張層410の隆起(バンプ)によって凸若しくは凹凸形状を造ることにより、熱膨張性シート400に立体画像が(立体物又は造型物)が形成される。
熱膨張層410は、基材415の一方の面(図3では、上面)上に形成される。熱膨張層410は、加熱温度、加熱時間に応じた大きさに膨張する層であって、バインダ中に複数の熱膨張性材料(熱膨張性マイクロカプセル、マイクロパウダー )が分散配置されている。また、本実施形態では、基材11の上面(表面)上に、及び/又は基材11の下面(裏面)に電磁波を熱に変換する図4の電磁波熱変換層420(以下、単に変換層と称する)を形成し、光を照射することで、変換層420が設けられた領域を発熱させる。電磁波熱変換層は、電磁波の照射により、熱を帯びる。熱膨張層410は、熱膨張性シート400の表面及び/又は裏面に設けられた変換層で生じた熱を吸収して発泡し、膨張する。これにより、熱膨張性シート400の特定の領域のみを選択的に膨張させることができる。熱膨張性材料は、例えば80℃から120℃程度の温度に加熱されると、発泡及び膨張する。
特に、図4(a)は、二次元画像形成装置250(図1)が熱膨張性シート400の表面側、つまり、熱膨張層410に対して、CMYKのカラーインク(多色液体現像剤)を用いてカラー画像層425を二次元形成した状態の断面図である。図4(b)は、熱膨張性シート400の裏面側、つまり、基材415に対して、膨張装置200のハロゲンランプ215(図2)が近赤外光を放射して、輻射熱でカラーインクを乾燥させたときの断面図である。この乾燥は、熱膨張層410が膨張(発泡)しない程度の温度にしたり、熱膨張層410が膨張(発泡)しないような搬送速度にしたりする。この温度や搬送速度の調整により、熱膨張層410の非膨張状態(非膨張状態)が維持される。なお、熱膨張性シート400の裏面側は、カラーインク(特に、黒色インク)での二次元画像が非形成状態になっている。
このルーチンは、電源投入又はリセットによって起動する。まず、画像選択手段32は、予め制作された複数のコンテンツ(画像サンプル)を一覧するコンテンツ一覧表示画面を表示操作部150に表示し、操作者によるコンテンツ(サンプルデータ)の選択を受け付ける(S11)。
コンテンツ一覧表示画面500は、操作パネル510と、一覧表示パネル520とを備える。操作パネル510は、「印刷」ボタン511と、「編集」ボタン512と、「新規」ボタン513と、「切り取り」ボタン514と、「コピー」ボタン515と、「貼り付け」ボタン516と、「削除」ボタン517と、「名前の変更」ボタン518と、「フォルダ作成」ボタン519とを備える。
図7は、印刷開始表示画面の一例である。
印刷パネル600aは、ガイダンス画像610(610a)と、ガイダンス説明画像620(620a)と、「タイトル」表示欄601と、「サイズ」表示欄602と、複数の工程表示と、「確認」ボタン631と、「中止」ボタン632と、「スキップ」ボタン633と、「インク残量」ボタン634と、「ノズル」ボタン635とを備える。
印刷パネル600bは、印刷パネル600a(図7)に比較して、「おもて面 バンプデータ印刷」工程表示603が実線になり、網掛けが削除された点と、ガイダンス画像610a、及びガイダンス説明画像620aがガイダンス画像610b、及びガイダンス説明画像620bに変更されている点で相違する。ここで、「おもて面 バンプデータ印刷」工程表示603の実線、及び網掛けの削除は、「おもて面 バンプデータ印刷」工程の実行中であることを示す。
ガイダンス説明画像620bは、文字列「表面バンプ用の印刷を行います。A4の用紙を右側のプリンタにセットします。用紙を横にして切り欠きが左上に来るようにセットして下さい。用紙の表側は、印刷のない白い色をしています。 セットできましたら、確認ボタンを押して下さい。」から構成されている。ここで、「プリンタ」は、二次元画像形成装置250(図1)を意味しており、「確認」ボタン631が押下されると、二次元画像形成装置250は、所定の濃度で黒色印刷を実行する。
印刷パネル600dは、印刷パネル600c(図9)に比較して、「おもて面 バンプ」工程表示604に「網掛け」が追加され、「カラー印刷」工程表示605の「網掛け」が削除され、「白地表示」に変更された点と、ガイダンス画像610d、及びガイダンス説明画像620dに変更されている点とで相違する。
印刷パネル600eは、印刷パネル600d(図10)に比較して、「カラー印刷」工程表示605に「網掛け」が追加された点と、「うら面からの乾燥」工程表示606の「網掛け」が削除され、「白地表示」に変更された点と、ガイダンス画像610e、及びガイダンス説明画像620eに変更されている点とで相違する。
印刷パネル600fは、印刷パネル600e(図11)に比較して、「うら面からの乾燥」工程表示606に「網掛け」が追加され、「うら面 バンプデータ印刷」工程表示607の「網掛け」が削除され、「白地表示」に変更された点で相違する。また、印刷パネル600fは、ガイダンス画像610f、及びガイダンス説明画像620fに変更されている点でも相違する。
0(図2)に載置されることを意味する矢印画像とから構成される。ガイダンス説明画像620gは、文字列「裏面のバンプを行います。A4の用紙を左側のフォーマーにセットします。用紙を横にして切り欠きが右上に来るようにセットして下さい。用紙の裏側は、薄い青色でメーカロゴとバーコードが印刷されており、濃淡が印刷されています。 セットできましたら、確認ボタンを押して下さい。」から構成されている。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記実施形態の造型システム1000は、熱膨張性シート400の表面に黒色濃淡印刷を行ってから(S15)、表面を上にして熱膨張層410を膨張(発泡)させたが(S16)、熱膨張性シート400の表面に黒色濃淡印刷を行ってから、裏面を上にして乾燥させても構わない。
二次元画像形成制御手段21は、二次元画像形成装置250に対して、熱膨張性シート400の表面に黒色(K)の濃淡印刷を行わせる(S51)。次に、乾燥制御手段22は、熱膨張性シート400の裏面を上にして乾燥搬送を行わせる(S53)。S53の処理後、二次元画像形成制御手段21は、二次元画像形成装置250に対して、熱膨張性シート400の表面にCMYのカラー印刷を行わせる(S55)。S55の処理後、再び、乾燥制御手段22は、熱膨張性シート400の裏面を上にして乾燥搬送を行わせる(S57)。S57の処理後、二次元画像形成制御手段21は、表面を上にして膨張搬送を行う(S58)。これにより、熱膨張層410は、S51で行われた黒色の濃淡画像の部位が膨張する。S58の処理後、二次元画像形成制御手段21は、二次元画像形成装置250に対して、熱膨張性シート400の裏面に黒色(K)の濃淡印刷を行わせる(S59)。S59の処理後、膨張制御手段23は、熱膨張性シート400の裏面を上にして膨張搬送を行わせ、裏面から熱膨張性シート400膨張させる(S61)。
図16は、第2変形例の二次元画像形成システムの動作を説明するためのフローチャートである。
二次元画像形成制御手段21は、二次元画像形成装置250に対して、熱膨張性シート400の表面に黒色(K)の濃淡印刷を行わせる(S71)。次に、乾燥制御手段22は、熱膨張性シート400の裏面を上にして乾燥搬送を行わせる(S73)。この乾燥は、熱膨張層410が膨張(発泡)しない程度の温度にしたり、熱膨張層410が膨張(発泡)しないような搬送速度にしたりする。この温度や搬送速度の調整により、熱膨張層410の非膨張状態(非膨張状態)が維持される。S73の処理後、膨張制御手段23は、熱膨張性シート400の裏面を上にして膨張搬送を行わせ、表面から熱膨張性シート400膨張させる(S75)。
図17は、第3変形例の二次元画像形成システムの動作を説明するためのフローチャートである。
二次元画像形成制御手段21は、二次元画像形成装置250に対して、熱膨張性シート400の表面にCMYKのカラー印刷を行わせる(S81)。次に、乾燥制御手段22は、熱膨張性シート400の裏面を上にして乾燥搬送を行わせる(S83)。S83の処理後、二次元画像形成制御手段21は、二次元画像形成装置250に対して、熱膨張性シート400の裏面に黒色濃淡印刷を行わせる(S85)。S85の処理後、膨張制御手段23は、熱膨張性シート400の裏面を上にして膨張搬送を行わせ、裏面から熱膨張性シート400膨張させる(S87)。
本実施形態では、画像の印刷後であって膨張制御処理前に乾燥制御処理を行うことで、インクを乾かすことができ、熱膨張性シートを十分に膨張させることができる。また、乾燥させるインクはカラーインクであっても黒インクであってもよい。
〔付記〕
<請求項1>
一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを部分的に加熱して造形物を形成させる造型システムであって、
黒色インクを含むインクを用いて、前記一面側に二次元画像を形成する二次元画像形成手段と、
前記熱膨張性シートの他面側から前記熱膨張層が非膨張状態を維持可能な程度に加熱することにより前記インクを乾燥させる乾燥手段と、
前記乾燥が行われた熱膨張性シートを前記一面側及び前記他面側の何れか一方から加熱して膨張させる膨張手段と、
を備えることを特徴とする造型システム。
<請求項2>
一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを部分的に加熱して造形物を形成させる造型システムであって、
インクを用いて、前記一面側に二次元画像を形成する第1の二次元画像形成手段と、
前記熱膨張性シートの他面側から前記インクを乾燥させる乾燥手段と、
前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成する第2の二次元画像形成手段と、
前記乾燥が行われた熱膨張性シートを前記他面側から加熱して膨張させる膨張手段と、
を備えることを特徴とする造型システム。
<請求項3>
一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを部分的に加熱して造形物を形成させる造型システムであって、
インクを用いて、前記一面側に二次元画像を形成する二次元画像形成手段と、
前記熱膨張性シートの他面側の二次元画像が非形成状態であるとき、当該他面側から光を照射して加熱することにより、前記一面側に形成された二次元画像のインクを乾燥させる乾燥手段と、
を備えることを特徴とする造型システム。
<請求項4>
請求項3に記載の造型システムであって、
前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成された熱膨張性シートを加熱して膨張させる膨張手段を備え、
前記二次元画像形成手段は、前記乾燥手段が前記熱膨張性シートを乾燥させた後に、前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成し、
前記膨張手段は、前記二次元画像が形成された後に熱膨張性シートを前記他面側から加熱して膨張させる
ことを特徴とする造型システム。
<請求項5>
請求項1、請求項2、または請求項4に記載の造型システムであって、
前記乾燥手段と前記膨張手段とは、同一物で構成されている
ことを特徴とする造型システム。
<請求項6>
一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートに二次元画像を形成する二次元画像形成装置と、該熱膨張性シートを部分的に加熱膨張させる膨張装置とを制御するコンピュータに実現させる造型プログラムであって、
インクを用いて、前記熱膨張性シートの前記一面側に二次元画像を形成させる二次元画像形成制御手段と、
前記熱膨張性シートの他面側から前記インクを乾燥させる乾燥制御手段と、
前記乾燥が行われた熱膨張性シートを加熱膨張させる膨張制御手段と、
に実現させることを特徴とする造型プログラム。
<請求項7>
請求項6に記載の造型プログラムであって、
前記二次元画像形成制御手段は、前記乾燥制御手段が前記熱膨張性シートを乾燥させた後にも、前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成させ、
前記膨張制御手段は、前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成された熱膨張性シートを前記他面側から加熱して膨張させる
ことを特徴とする造型プログラム。
<請求項8>
一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートに二次元画像を形成する二次元画像形成装置と、該熱膨張性シートを部分的に加熱膨張させる膨張装置と、該二次元画像形成装置及び該膨張装置を制御する制御装置のコンピュータに実現させる造型プログラムであって、
黒色インクを含むインクを用いて、前記熱膨張性シートの前記一面側に二次元画像を形成させる旨の表示を表示操作部に行わせ、
前記インクを用いた二次元画像が形成された前記熱膨張性シートの他面側から前記黒色インクを含むインクを乾燥させる旨の表示を前記表示操作部に行わせ、
前記黒色インクを用いた二次元画像が形成された熱膨張性シートを前記一面側及び前記他面側の何れか一方から加熱膨張させる旨の表示を前記表示操作部に行わせる表示操作制御部としての機能を実現させることを特徴とする造型プログラム。
<請求項9>
一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートに二次元画像を形成する二次元画像形成装置と、該熱膨張性シートを部分的に加熱膨張させる膨張装置と、該二次元画像形成装置及び該膨張装置を制御する制御装置のコンピュータに実現させる造型プログラムであって、
インクを用いて、前記熱膨張性シートの前記一面側に二次元画像を形成させる旨の表示を表示操作部に行わせ、
前記インクを用いた二次元画像が形成された前記熱膨張性シートの他面側から前記インクを乾燥させる旨の表示を前記表示操作部に行わせ、
前記熱膨張性シートの他面側に黒色インクで二次元画像を形成させる旨の表示を表示操作部に行わせ、
前記黒色インクを用いた二次元画像が形成された熱膨張性シートを前記他面側から加熱膨張させる旨の表示を前記表示操作部に行わせる表示操作制御部としての機能を実現させることを特徴とする造型プログラム。
<請求項10>
CMYのカラーインクを用いて、媒体の一面側に二次元画像を形成する二次元画像形成手段と、
前記媒体の前記一面側、及び他面側の何れか一方又は双方から加熱して、前記カラーインクを乾燥させる乾燥手段と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。
<請求項11>
請求項10に記載の画像形成システムであって、
前記媒体は、一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートであり、
前記乾燥手段は、前記熱膨張性シートの前記一面側から加熱する
ことを特徴とする画像形成システム。
20 立体画像形成制御手段
21 二次元画像形成制御手段(第1の二次元画像形成制御手段、第2の二次元画像形成制御手段)
22 乾燥制御手段
23 発泡制御手段
31 表示操作制御部
32 画像選択手段
50 不揮発性記憶部(ROM)
52 アプリケーションプログラム
55 揮発性記憶部(RAM)
100 制御装置
150 表示操作部
200 膨張装置(乾燥手段、発泡手段)
210 光照射ユニット
211 反射鏡
213 冷却ファン
214 温度センサ
215 ハロゲンランプ(線状光源)
220 給紙部
225 室温センサ
231,232 駆動ローラ(駆動手段)
233,234 従動ローラ(駆動手段)
250 二次元画像形成装置(二次元画像形成手段)
290 立体画像形成装置
300 管理装置
400 熱膨張性シート(発泡シート)
410,410a 熱膨張層(発泡樹脂層)
415 基材
420 黒色画像層
425 カラー画像層
500 コンテンツ一覧表示画面
510 操作パネル
520 一覧表示パネル
600,600a,600b,600c,600d,600e,600f,600g,600h 印刷パネル
610,610a,610b,610c,610d,610e,610f,610g ガイダンス画像
620,620a,620b,620c,620d,620e,620f,620g ガイダンス説明画像
1000 立体画像形成システム
Claims (10)
- 一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを部分的に加熱して造形物を形成させる造型システムであって、
黒色インクを含むインクを用いて、前記一面側に二次元画像を形成する二次元画像形成手段と、
前記二次元画像形成手段により前記一面側に前記二次元画像が形成された前記熱膨張性シートの他面側から前記熱膨張層が非膨張状態を維持可能な程度に加熱することにより前記インクを乾燥させる乾燥手段と、
前記乾燥手段により乾燥が行われた前記熱膨張性シートを前記一面側及び前記他面側の何れか一方から加熱して膨張させる膨張手段と、
を備えることを特徴とする造型システム。 - 一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを部分的に加熱して造形物を形成させる造型システムであって、
インクを用いて、前記一面側に二次元画像を形成する第1の二次元画像形成手段と、
前記熱膨張性シートの他面側から前記インクを乾燥させる乾燥手段と、
前記乾燥手段により乾燥された前記熱膨張性シートの前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成する第2の二次元画像形成手段と、
前記乾燥が行われた熱膨張性シートを前記他面側から加熱して膨張させる膨張手段と、
を備え
ることを特徴とする造型システム。 - 一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを部分的に加熱して造形物を形成させる造型システムであって、
インクを用いて、前記一面側に二次元画像を形成する二次元画像形成手段と、
前記二次元画像形成手段により前記一面側に前記二次元画像が形成された前記熱膨張性シートの他面側に二次元画像が非形成状態であるとき、当該他面側から光を照射して加熱することにより、前記一面側に形成された二次元画像のインクを乾燥させる乾燥手段と、
を備えることを特徴とする造型システム。 - 請求項3に記載の造型システムであって、
前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成された熱膨張性シートを加熱して膨張させる膨張手段を備え、
前記二次元画像形成手段は、前記乾燥手段が前記熱膨張性シートを乾燥させた後に、前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成し、
前記膨張手段は、前記二次元画像が形成された後に熱膨張性シートを前記他面側から加熱して膨張させる
ことを特徴とする造型システム。 - 請求項1、請求項2、または請求項4に記載の造型システムであって、
前記乾燥手段と前記膨張手段とは、同一物で構成されている
ことを特徴とする造型システム。 - 一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートに二次元画像を形成する二次元画像形成装置と、該熱膨張性シートを部分的に加熱膨張させる膨張装置とを制御するコンピュータに実現させる造型プログラムであって、
インクを用いて、前記熱膨張性シートの前記一面側に二次元画像を形成させる二次元画像形成制御手段と、
前記二次元画像形成制御手段により前記一面側に前記二次元画像が形成された前記熱膨張性シートの他面側から前記インクを乾燥させる乾燥制御手段と、
前記乾燥が行われた前記熱膨張性シートを加熱膨張させる膨張制御手段と、
に実現させることを特徴とする造型プログラム。 - 請求項6に記載の造型プログラムであって、
前記二次元画像形成制御手段は、前記乾燥制御手段が前記熱膨張性シートを乾燥させた後にも、前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成させ、
前記膨張制御手段は、前記他面側に黒色インクで二次元画像を形成された熱膨張性シートを前記他面側から加熱して膨張させる
ことを特徴とする造型プログラム。 - 一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートに二次元画像を形成する二次元画像形成装置と、該熱膨張性シートを部分的に加熱膨張させる膨張装置と、該二次元画像形成装置及び該膨張装置を制御する制御装置のコンピュータに実現させる造型プログラムであって、
黒色インクを含むインクを用いて、前記熱膨張性シートの前記一面側に二次元画像を形成させる旨の表示を表示操作部に行わせ、
前記インクを用いた二次元画像が前記一面側に形成された前記熱膨張性シートの他面側から前記黒色インクを含むインクを乾燥させる旨の表示を前記表示操作部に行わせ、
前記黒色インクを用いた二次元画像が形成された熱膨張性シートを前記一面側及び前記他面側の何れか一方から加熱膨張させる旨の表示を前記表示操作部に行わせる表示操作制御部としての機能を実現させることを特徴とする造型プログラム。 - 一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートに二次元画像を形成する二次元画像形成装置と、該熱膨張性シートを部分的に加熱膨張させる膨張装置と、該二次元画像形成装置及び該膨張装置を制御する制御装置のコンピュータに実現させる造型プログラムであって、
インクを用いて、前記熱膨張性シートの前記一面側に二次元画像を形成させる旨の表示を表示操作部に行わせ、
前記インクを用いた二次元画像が形成された前記熱膨張性シートの他面側から前記インクを乾燥させる旨の表示を前記表示操作部に行わせ、
前記熱膨張性シートの他面側に黒色インクで二次元画像を形成させる旨の表示を表示操作部に行わせ、
前記黒色インクを用いた二次元画像が前記一面側に形成された熱膨張性シートを前記他面側から加熱膨張させる旨の表示を前記表示操作部に行わせる表示操作制御部としての機能を実現させることを特徴とする造型プログラム。 - 一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを部分的に加熱して造形物を形成させる造型システムであって、
CMYのカラーインクを用いて、前記熱膨張性シートの一面側に二次元画像を形成する二次元画像形成手段と、
前記熱膨張性シートの前記一面側、及び他面側の何れか一方又は双方から加熱して、前記カラーインクを乾燥させる乾燥手段と、
を備えることを特徴とする造型システム。
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