JP6531590B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、画像処理装置に関する。
画像形成部と画像読取部とを含む複数のハードウェアを備え、複数のハードウェアを動作させて画像形成機能と画像読取機能とを含む複数の機能を実行可能な画像処理装置が知られている。このような画像処理装置は、複数の機能を実現するための複数のソフトウェアモジュールを圧縮状態で記憶する記憶領域と、複数の機能の実行処理に利用される処理領域とを含む記憶部を備える。一般に、記憶領域に記憶された複数のソフトウェアモジュールは、画像処理装置の起動時に、記憶領域から読み出され、非圧縮状態に変換されて処理領域に格納される。機能の実行の際には、処理領域に格納された非圧縮状態のソフトウェアモジュールが用いられる(例えば特許文献1参照)。
特表2012−529681号公報
上記従来の技術では、記憶領域に記憶されたすべてのソフトウェアモジュールが、使用されるか否かにかかわらず一律に非圧縮状態にされて処理領域に格納されるため、処理領域が不必要に使用された状態が発生し得る。例えば、ユーザ毎に複数の機能のそれぞれについて許可/不許可の別が設定されている場合に、上記従来の技術では、ユーザに許可されていない機能を実現するためのソフトウェアモジュールも、非圧縮状態にされて処理領域に格納され、処理領域が不必要に使用された状態が発生する。処理領域が不必要に使用されると、処理領域の空き容量が低下して機能の実行に支障を来すおそれがある。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
本明細書に開示される画像処理装置は、画像形成部と画像読取部とを含む複数のハードウェアと、前記複数のハードウェアを動作させて画像形成機能と画像読取機能とを含む複数の機能を実現する複数のソフトウェアモジュールを圧縮状態で格納するモジュール記憶領域と、前記複数の機能の内、ユーザ毎に許可された許可機能を特定する許可情報および各機能に対応するソフトウェアモジュールを特定する対応情報を格納する情報記憶領域と、前記複数の機能の実行処理に利用される処理領域と、を含む記憶部と、インターフェース部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記インターフェース部を介してユーザを特定するユーザ情報を取得する情報取得処理と、前記許可情報を参照して、取得された前記ユーザ情報により特定されるユーザについての前記許可機能を特定する機能特定処理と、特定された前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを対象として、前記対象となる前記ソフトウェアモジュールを前記モジュール記憶領域から読み出し、非圧縮状態にして前記処理領域に格納する展開処理と、前記インターフェース部を介して前記許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、前記処理領域に格納された前記ソフトウェアモジュールを用いて、選択された前記許可機能を実行する機能実行処理と、を実行する。この画像処理装置によれば、モジュール記憶領域に格納された複数のソフトウェアモジュールの内、ユーザに許可された機能を実現するためのソフトウェアモジュールが選択的に非圧縮状態にされて処理領域に格納されるため、実行される可能性の低い機能に対応するソフトウェアモジュールが処理領域に格納されることが回避され、処理領域が不必要に使用された状態が発生することを回避することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像処理装置、画像処理装置と他の装置とを備える画像処理システム、これらの装置やシステムの制御方法、その制御方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することが可能である。
本実施形態における画像処理システム10の構成を示す説明図である。 複合機200の構成を示す説明図である。 許可情報PIおよび機能特定情報FIの一例を示す説明図である。 対応情報CIの一例を示す説明図である。 ソフトウェアモジュール制御処理を示すフローチャートである。 ソフトウェアモジュール制御処理を示すフローチャートである。 ソフトウェアモジュール制御処理の具体例を示す説明図である。 ソフトウェアモジュール制御処理の具体例を示す説明図である。
A.実施形態:
A−1.画像処理システム10の構成:
図1は、本実施形態における画像処理システム10の構成を示す説明図である。画像処理システム10は、複合機200と、外部端末110、120、130とを備える。複合機200は、例えば有線のLANを介して、外部端末110と通信可能である。また、複合機200は、例えば無線LANアクセスポイント140を用いた無線LAN(以下、「WLAN」という)を介して、外部端末120、130と通信可能である。
複合機200は、スキャン機能やプリント機能、コピー機能等の複数の機能を備える装置であり、画像処理装置の一例である。図2に示すように、複合機200は、CPU220と、記憶部230と、表示部240を含む操作部250と、通信部260と、画像形成部202と、画像読取部204と、FAX送受信部206とを備える。
複合機200の画像形成部202は、電子写真方式やインクジェット方式等により紙等のシートに画像を形成するハードウェアである。画像読取部204は、イメージセンサを有し、原稿を読み取って原稿の画像を表す画像データを生成するハードウェアである。FAX送受信部206は、モデムを有し、ファクシミリの送受信のための処理を行うハードウェアである。表示部240は、例えば液晶ディスプレイを有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示する。操作部250は、例えば各種のボタンやスイッチを有し、ユーザによる各種の入力指示を取得する。例えば、操作部250は、複合機200が備える複数の機能の中から1つの機能を選択する選択指示を取得したり、ユーザログインのためのユーザIDおよびパスワードを取得したりする。以下の説明では、ユーザログインのためのユーザIDおよびパスワードを、ユーザ情報ともいう。なお、本実施形態では、操作部250は、表示部240に設けられたタッチパネルを含む。通信部260は、他の機器との通信のための通信インターフェースであり、例えば有線LANインターフェースや無線LANインターフェース、USBインターフェース等を有する。操作部250と通信部260との少なくとも一方は、インターフェース部の一例である。
複合機200の記憶部230は、1つまたは複数の記憶装置により構成されており、モジュール記憶領域MAと、情報記憶領域IAと、処理領域PAとを含む。情報記憶領域IAは、各種の情報を格納するための領域であり、例えばROMにより構成されている。情報記憶領域IAには、例えば、許可情報PI、機能特定情報FIおよび対応情報CIが格納されている。
許可情報PIは、図3(a)に示すように、ユーザ毎に、複合機200が備える複数の機能(コピー機能、FAX送信機能、PCプリント機能、PCスキャン機能、外部連携機能)の内、利用が許可された機能を特定する情報である。図3(a)では、利用が許可された許可機能が「〇」で示され、利用が許可されていない不許可機能が「×」で示されている。例えば、ユーザXは、コピー機能とFAX送信機能とPCプリント機能とPCスキャン機能の利用を許可されているが、外部連携機能の利用を許可されていない。機能特定情報FIは、図3(b)に示すように、複合機200が備える機能の内、実行指示の指示元に応じて、どの機能が実行可能であるかを特定するための対応情報である。図3(b)では、実行可能な機能が「〇」で示され、実行ができない機能が「×」で示されている。図3(b)に示すように、複合機200の操作部250からの操作や、後述するように操作部250の代替装置として機能する外部連携機器130による操作からは、複合機200が備えるすべての機能の実行指示が可能である。一方、外部端末110、120からの実行指示については、プリント機能、スキャン機能の実行指示が可能であるが、コピー機能、FAX送信機能については実行指示を行うことはできない。
また、対応情報CIは、図4に示すように、複合機200が備える機能毎に、機能の実行に使用されるソフトウェアモジュールを特定する情報である。図4では、機能の実行に使用されるソフトウェアモジュールが「〇」で示され、機能の実行に使用されないソフトウェアモジュールが「×」で示されている。例えば、コピー機能の実行には、コピーUIと、コピーコアと、プリントサービスと、スキャンサービスと、外部連携サービスとが使用される。なお、図4に示された各種ソフトウェアモジュールは、UI層と、コア層と、サービス層とに分類される。UI層は、各機能の実行の際に操作部250の動作を制御するためのソフトウェアモジュールであり、コア層は、各機能を実際に実行するためのソフトウェアモジュールであり、サービス層は、各機能の実行のために画像形成部202や画像読取部204等のハードウェアを制御するためのソフトウェアモジュールである。サービス層には、いわゆるドライバを含む。UI層は、第1の種類のソフトウェアモジュールの一例である。
記憶部230のモジュール記憶領域MA(図2)は、各種のソフトウェアモジュールを圧縮状態で格納するための領域であり、例えばROMにより構成されている。モジュール記憶領域MAに格納されるソフトウェアモジュールとしては、例えば、図4に示されたソフトウェアモジュールや、複合機200の待機モード時に必要とされるソフトウェアモジュールが挙げられる。待機モード時に必要なソフトウェアモジュールとしては、例えば、表示部240にホーム画面を表示させるためのソフトウェアモジュールや、FAX受信時に操作部250やFAX送受信部206を制御するためのソフトウェアモジュール等が挙げられる。
記憶部230の処理領域PAは、複合機200が備える各機能を実行する際の作業領域やデータの一時的な記憶領域として利用される領域であり、例えばRAMにより構成される。例えば、処理領域PAには、非圧縮状態のソフトウェアモジュールや、画像読取部204によって生成された画像データ、FAXの受信データ等が格納される。
複合機200のCPU220は、記憶部230のモジュール記憶領域MAに格納された各種ソフトウェアモジュールを読み出し、非圧縮状態にして処理領域PAに格納し、処理領域PAに格納された各種ソフトウェアモジュールを実行することにより、複合機200の各部を制御する。CPU220は、制御部の一例である。なお、CPU220がモジュール記憶領域MAからソフトウェアモジュールを読み出し、非圧縮状態にして処理領域PAに格納することを、展開処理またはロードともいう。また、図4に示すように、対応情報CIは、各ソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量(展開処理後の容量)を特定する容量情報SIを含んでいる。
外部端末110、120、130(図1)は、例えばパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)やスマートフォンやタブレット型端末であり、複合機200を利用するクライアントとして機能する。例えば、外部端末110はPCであり、外部端末110には複合機200のプリンタドライバがインストールされている。外部端末110は、このプリンタドライバを介して、複合機200に対しPCプリントの実行指示を行う。なお、外部端末110にスキャンドライバがインストールされており、外部端末110が、スキャンドライバを介して、複合機200に対しPCスキャンの実行指示を行ってもよい。外部端末120は、複合機200に画像処理を実行させるためのアプリケーションを格納する。アプリケーションを起動し、操作画面に従い外部端末120に入力される操作に応じて、画像やドキュメントの印刷指示や原稿のスキャン指示を複合機200に対して送信することができる。すなわち、外部端末120は、複合機200が備えるプリント機能やスキャン機能の実行指示を発行することができる。一方、外部端末120は、複合機200が備えるコピー機能やFAX送信機能の実行指示を発行することはできない。
外部端末130は、複合機200が備える外部連携機能を利用するための連携アプリケーションを格納する。外部端末130は、連携アプリケーションを実行することにより、複合機200の操作部250の代替装置として機能する。なお、連携アプリケーションを実行して複合機200にアクセスする場合の外部端末130を、外部連携機器130ともいう。具体的には、外部連携機器130は、複合機200を操作するための画面データ(UIデータ)を複合機200から受信し、受信した画面データを用いて複合機200の操作画面を外部連携機器130のディスプレイ上に表示し、外部連携機器130に入力される操作に応じて、複合機200に対して各種機能の実行指示を送信することができる。
A−2.ソフトウェアモジュール制御処理:
次に、複合機200において実行されるソフトウェアモジュール制御処理について説明する。ソフトウェアモジュール制御処理は、各種条件に応じて、記憶部230における各種ソフトウェアモジュールの格納状態を変化させる処理である。ソフトウェアモジュール制御処理は、複合機200が起動されると開始される。
図5に示すように、はじめに複合機200のCPU220は、上述した待機モード時に必要なソフトウェアモジュールをロードする(S110)。具体的には、図7(a)に示すように、ホーム画面を表示するためのHOME UI、FAXを受信するためのFAX受信UI、FAX受信コア、モデムドライバをロードする。ホーム画面には、複合機200が備える各機能のうち、ユーザが実行したい機能を選択するための操作ボタンが含まれる。なお、ユーザのログイン前は、各機能に対応するソフトウェアモジュールがロードされていないため、操作ボタンを操作しても機能の実行は行われない。その後、CPU220は、ログインのためのユーザ情報(ユーザIDおよびパスワード)の取得を待機し(S120)、ユーザ情報を取得すると(S120:YES)、ユーザIDとパスワードとの対応関係が適切であることを条件に、ユーザIDによる特定されるユーザによる複合機200の利用を許可する。また、CPU220は、許可情報PI(図3(a))を参照して、ユーザIDにより特定されるユーザに対して許可された許可機能を特定する(S130)。例えば、ユーザIDにより特定されるユーザがユーザXである場合には、コピー機能とFAX送信機能とPCプリント機能とPCスキャン機能が、許可機能として特定される。
その後、複合機200のCPU220は、ログインのためのユーザ情報が取得された態様に応じて、異なる処理を実行する。本実施形態では、ユーザ情報の取得態様としては、複合機200の操作部250を介して取得される態様の他に、通信部260を介して外部端末120から取得される態様と、PCプリントのために通信部260を介して外部端末110から取得される態様と、通信部260を介して外部連携機器130から取得される態様との4つの態様がある。
ログインのためのユーザ情報が複合機200の操作部250を介して取得された場合(S140:YES)、複合機200のCPU220は、容量情報SIを含む対応情報CIを参照して全必要モジュールの非圧縮状態での容量の合計を特定し、当該容量の合計が記憶部230の処理領域PAにおける使用可能容量以下であるか否かを判定することによって、全必要モジュールをロードすることができるか否かを判定する(S150)。なお、ここでいう全必要モジュールは、S130において特定された許可機能の実行に必要なすべてのソフトウェアモジュールである。また、処理領域PAの使用可能容量とは、処理領域PAの空き容量から、FAX受信やソートコピー用に確保されるべき所定の容量を差し引いた容量である。
複合機200のCPU220は、全必要モジュールの非圧縮状態での容量の合計が処理領域PAにおける使用可能容量以下であり、ロードすることができると判定した場合には(S150:YES)、全必要モジュールをロードする(S160)。これにより、ログインしたユーザに対して許可された許可機能のすべてが実行可能な状態となる。なお、不許可機能に対応するソフトウェアモジュールはロードされない。例えば、図7(b)では、ユーザZが操作部250を操作してログインした場合であって、全必要モジュールがロード可能であると判断した場合にロードされる各ソフトウェアモジュールを示している。具体的には、ユーザZに許可されたコピー機能に対応するソフトウェアモジュール(コピーUI、コピーコア、プリントサービス、スキャンサービス、外部連携サービス)が、追加でロードされる。一方、CPU220は、全必要モジュールの非圧縮状態での容量の合計が処理領域PAにおける使用可能容量より大きく、ロードすることができないと判定した場合には(S150:NO)、全必要モジュールのロード(S160)を実行しない。この場合には、CPU220は、操作部250により許可機能の1つを選択する選択指示が取得されるのを待機し(S170)、選択指示が取得されると(S170:YES)、選択された機能の実行に必要なソフトウェアモジュールを選択的にロードする(S180)。これにより、選択された1つの機能が実行可能な状態となる。例えば、ユーザXがログインした場合であって、全必要モジュールがロード不可能と判断した場合に、ユーザXがホーム画面からコピー機能を選択した場合にも、図7(b)で示される各ソフトウェアモジュールがロードされることになる。
また、ログインのためのユーザ情報が外部端末120から取得された場合(S140:NO、S190:YES)、複合機200のCPU220は、S130において特定された許可機能の内、外部端末120からの実行指示が可能な外部機能を特定する(S200)。上述したように、本実施形態では、外部端末120は、複合機200が備えるコピー機能やFAX送信機能の実行指示を発行することはできないため、仮に許可機能にコピー機能やFAX送信機能が含まれていても、それらの機能は外部機能には含まれない。また、CPU220は、容量情報SIを含む対応情報CIを参照してUI層を除く全必要ソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量の合計を特定し、当該容量の合計が記憶部230の処理領域PAにおける使用可能容量以下であるか否かを判定することによって、UI層を除く全必要ソフトウェアモジュールをロードすることができるか否かを判定する(S210)。なお、ここでいうUI層を除く全必要ソフトウェアモジュールは、許可機能の内の外部機能の実行に必要なソフトウェアモジュールの内、コア層とサービス層に属するソフトウェアモジュールである。
複合機200のCPU220は、UI層を除く全必要モジュールの非圧縮状態での容量の合計が処理領域PAにおける使用可能容量以下であり、ロードすることができると判定した場合には(S210:YES)、UI層を除く全必要モジュールをロードする(S220)。これにより、外部端末120からログインしたユーザに対して許可された許可機能の内の外部機能が実行可能な状態となる。なお、不許可機能に対応するソフトウェアモジュールや、許可機能の内の外部機能に含まれない機能に対応するソフトウェアモジュールはロードされない。例えば、ユーザXが外部端末120のアプリケーションを実行することにより複合機200にログインした場合であって、UI層を除く全必要モジュールをロード可能であると判断した場合は、図7(c)に示すように、PCプリントコア、PCスキャンコア、プリントサービス、スキャンサービス、外部連携サービスの各ソフトウェアモジュールがロードされる。一方、CPU220は、UI層を除く全必要モジュールの非圧縮状態での容量の合計が処理領域PAにおける使用可能容量より大きく、ロードすることができないと判定した場合には(S210:NO)、UI層を除く全必要モジュールのロード(S220)を実行しない。この場合には、CPU220は、外部端末120から機能の1つを選択する選択指示が取得されるのを待機し(S230)、選択指示が取得されると(S230:YES)、選択された機能の実行に必要なソフトウェアモジュール(ただしUI層を除く)を選択的にロードする(S240)。これにより、選択された1つの機能が実行可能な状態となる。なお、上述したように、外部端末120は、複合機200を操作するための画面データを有しており、当該操作画面に従い外部端末120に入力される操作に応じて、印刷指示を複合機200に対して発行することができる。そのため、ログインのためのユーザ情報が外部端末120から取得された場合には、UI層に属するソフトウェアモジュールのロードは不要である。
また、ログインのためのユーザ情報が、外部端末110からPCプリントのために取得された場合(S190:NO、S250:YES)、複合機200のCPU220は、PCプリント機能の実行に必要なソフトウェアモジュールをロードする(S260)。これにより、外部端末110からの指示に応じたPCプリントが実行可能な状態となる。なお、PCプリント機能以外の機能に対応するソフトウェアモジュールはロードされない。一般に、外部端末110からのPCプリント機能の実行指示の際には、ユーザ情報と、PCプリント機能の選択指示とが同時に取得される。また、ログインしたユーザに対してPCプリント機能の利用が許可されていない場合には、S260の処理はスキップされる。なお、本実施形態ではPCプリント機能の場合を説明したが、同様にPCスキャン機能のための指示であれば、同様にPCスキャン機能に対応するソフトウェアモジュールがロードされる。
また、外部端末130が連携アプリケーションを使って複合機200にログインする場合、すなわち、ログインのためのユーザ情報が外部連携機器130の連携アプリケーションから取得された場合(S250:NO)、複合機200のCPU220は、容量情報SIを含む対応情報CIを参照して全必要モジュールの非圧縮状態での容量の合計を特定し、当該容量の合計が記憶部230の処理領域PAにおける使用可能容量以下であるか否かを判定することによって、全必要モジュールをロードすることができるか否かを判定する(S270)。なお、ここでいう全必要モジュールは、S130において特定された許可機能の実行に必要なすべてのソフトウェアモジュールである。
複合機200のCPU220は、全必要モジュールの非圧縮状態での容量の合計が処理領域PAにおける使用可能容量以下であり、ロードすることができると判定した場合には(S270:YES)、全必要モジュールをロードする(S280)。これにより、ログインしたユーザに対して許可された許可機能のすべてが実行可能な状態となる。なお、不許可機能に対応するソフトウェアモジュールはロードされない。一方、CPU220は、全必要モジュールの非圧縮状態での容量の合計が処理領域PAにおける使用可能容量より大きく、ロードすることができないと判定した場合には(S270:NO)、全必要モジュールのロード(S280)を実行しない。この場合には、CPU220は、外部連携機能の実行に必要なソフトウェアモジュールを選択的にロードする(S290)。外部連携機能の実行に必要なソフトウェアモジュール(外部連携UI、外部連携コア、外部連携サービス)を選択的にロードした場合の例を図8(a)に示す。これにより、外部連携機器130を複合機200の操作部250の代替装置として機能させることが可能となる。すなわち、外部連携機器130の操作画面で、複合機200のホーム画面と同様の画面を表示させ、複合機200のホーム画面としてユーザに操作させることができる。その後、CPU220は、外部連携機器130から許可機能の1つを選択する選択指示が取得されるのを待機し(S300)、選択指示が取得されると(S300:YES)、選択された機能の実行に必要なソフトウェアモジュールを選択的にロードする(S310)。これにより、選択された1つの機能が実行可能な状態となる。
その後、図6に示すように、複合機200のCPU220は、操作部250や通信部260を介して機能実行指示が取得されることを待機し(S320)、機能実行指示が取得されると(S320:YES)、画像形成部202や画像読取部204等のハードウェアを制御して、指示された機能を実行する(S330)。例えば、図8(b)では、PCスキャン機能を選択した場合を例に示す。また、CPU220は、ユーザからのログアウト指示(利用終了指示)の取得を待機し(S340)、ログアウト指示を取得すると(S340:YES)、ユーザIDによる特定されるユーザによる複合機200の利用を制限すると共に、上述の各ステップにおいてロードされたソフトウェアモジュールをアンロードし(すなわち、処理領域PAから削除して図7(a)の状態に戻し)、ソフトウェアモジュール制御処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、複合機200のCPU220は、操作部250または通信部260を介してユーザを特定するユーザ情報を取得する情報取得処理と、許可情報PIを参照して、ユーザ情報により特定されるユーザに対して許可された許可機能を特定する機能特定処理とを実行する。また、CPU220は、特定された許可機能に対応するソフトウェアモジュールを対象として、対象となるソフトウェアモジュールを記憶部230のモジュール記憶領域MAから読み出し、非圧縮状態にして処理領域PAに格納する展開処理を行い、操作部250または通信部260を介して許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、処理領域PAに格納されたソフトウェアモジュールを用いて、選択された機能を実行する機能実行処理を実行する。そのため、本実施形態の複合機200によれば、記憶部230のモジュール記憶領域MAに格納された複数のソフトウェアモジュールの内、ユーザに許可された許可機能を実現するためのソフトウェアモジュールが選択的に非圧縮状態にされて処理領域PAに格納されるため、機能が選択された後にソフトウェアモジュールをロードする態様と比較して機能実行までの時間を短縮することができる。また、本実施形態の複合機200によれば、実行される可能性の低い機能に対応するソフトウェアモジュールが処理領域PAに格納されることが回避され、処理領域PAが不必要に使用された状態が発生することを回避することができる。これにより、記憶部230の処理領域PAの空き容量が低下することが抑制され、例えば、FAXの受信処理やソートコピーといった処理領域PAを使用する他の機能の実行に支障を来すことを抑制することができる。例えば、記憶部230の処理領域PAの容量上、複合機200が備える機能の数に制限が必要となる場合であっても、例えば、ユーザ毎に利用可能な機能が制限されるといった場合には、処理領域PAの容量以上の機能を複合機200に備えることが可能となる。
また、本実施形態では、複合機200のCPU220は、ユーザ情報を取得したことに応じて、ユーザ情報により特定されるユーザによる複合機200の使用を許可し、操作部250または通信部260を介して、ログアウト指示(ユーザ情報により特定されるユーザによる複合機200の使用の終了指示)が入力されたことに応じて、ユーザ情報により特定されるユーザによる複合機200の使用を制限する管理処理を実行する。このとき、CPU220は、ユーザ情報が取得されたことに応じて、上記機能特定処理と展開処理とを実行する。また、CPU220は、操作部250または通信部260を介してログアウト指示が入力されたことに応じて、上記展開処理において記憶部230の処理領域PAに格納されたソフトウェアモジュールを削除する解放処理を実行する。そのため、本実施形態の複合機200によれば、実行される可能性の高い機能に対応するソフトウェアモジュールが処理領域PAに格納されると共に、実行される可能性の低い機能に対応するソフトウェアモジュールが処理領域PAに格納されることが回避され、機能の実行の際の待ち時間を低減しつつ、処理領域PAが不必要に使用された状態が発生することを回避することができる。
また、本実施形態では、複合機200の記憶部230の情報記憶領域IAに、各ソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量を特定する容量情報SIを含む対応情報CI(図4)が格納されており、CPU220は、容量情報SIを参照して、許可機能に対応するソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量の合計が、記憶部230の処理領域PAにおける使用可能容量以下であるか否かを判定する判定処理を実行する。CPU220は、判定処理において容量の合計が使用可能容量以下であると判定した場合には、上記展開処理を実行する。一方、CPU220は、判定処理において容量の合計が使用可能容量より大きいと判定した場合には、上記展開処理を実行せず、操作部250または通信部260を介して許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、選択された許可機能に対応するソフトウェアモジュールを、モジュール記憶領域MAから読み出し、非圧縮状態にして処理領域PAに格納する指示後展開処理を実行する。そのため、本実施形態の複合機200によれば、許可機能に対応するソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量の合計が処理領域PAにおける使用可能容量より大きい場合に、上記展開処理が実行されることが回避され、選択された機能の実行を確保しつつ、処理領域PAの空き容量が過小となって他の機能の実行に支障を来すことを回避することができる。
また、本実施形態では、複合機200のCPU220は、上記情報取得処理において、操作部250を介してユーザ情報を取得した場合には、許可機能に対応するソフトウェアモジュールのすべてを対象として上記展開処理を実行する一方、上記情報取得処理において、通信部260を介して外部端末120からユーザ情報を取得した場合には、許可機能に対応するソフトウェアモジュールの内、操作部250の動作を制御するUI層を除くソフトウェアモジュールを対象として上記展開処理を実行する。そのため、本実施形態の複合機200によれば、通信部260を介して外部端末120からユーザ情報が取得された場合には、使用される可能性が低いUI層は上記展開処理の対象外とされるため、処理領域PAが不必要に使用された状態が発生することをさらに効果的に回避することができる。
また、本実施形態では、複合機200の記憶部230の情報記憶領域IAに、複合機200が備える複数の機能の内、通信部260を介した外部端末120からの実行指示が可能な外部機能を特定する外部機能特定情報が格納されている。また、CPU220は、上記情報取得処理において、通信部260を介して外部端末120からユーザ情報を取得した場合には、許可機能の内の外部機能に対応するソフトウェアモジュールを対象として上記展開処理を実行する。そのため、本実施形態の複合機200によれば、通信部260を介して外部端末120からユーザ情報が取得された場合には、外部端末120からの実行指示ができない機能に対応するソフトウェアモジュールは上記展開処理の対象外とされるため、処理領域PAが不必要に使用された状態が発生することをさらに効果的に回避することができる。
また、本実施形態では、外部端末110からのPCプリント機能の実行指示の際のように、ユーザ情報と許可機能の選択指示とが同時に取得された場合には、CPU220は、許可機能の内、選択された許可機能に対応するソフトウェアモジュールを対象として上記展開処理を実行する。そのため、本実施形態の複合機200によれば、処理領域PAが不必要に使用された状態が発生することをさらに効果的に回避することができる。
また、本実施形態では、複合機200は、操作部250の代替装置として外部連携機器130を使用することを可能とする外部連携機能を実行可能であり、また、記憶部230の情報記憶領域IAには、各ソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量を特定する容量情報SIを含む対応情報CI(図4)が格納されている。CPU220は、上記情報取得処理において、通信部260を介して外部連携機器130からユーザ情報を取得した場合に、容量情報SIを参照して、許可機能に対応するソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量の合計が、記憶部230の処理領域PAにおける使用可能容量以下であるか否かを判定する判定処理を実行する。CPU220は、容量の合計が使用可能容量以下であると判定した場合には、許可機能に対応するソフトウェアモジュールすべてを対象として上記展開処理を実行する。一方、CPU220は、容量の合計が使用可能容量より大きいと判定した場合には、許可機能の内の外部連携機能に対応するソフトウェアモジュールを対象として上記展開処理を実行すると共に、許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、選択された許可機能に対応するソフトウェアモジュールを、モジュール記憶領域MAから読み出し、非圧縮状態にして処理領域PAに格納する指示後展開処理を実行する。そのため、本実施形態の複合機200によれば、操作部250の代替装置として外部連携機器130を使用する場合であって、許可機能に対応するソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量の合計が処理領域PAにおける使用可能容量より大きい場合には、外部連携機能に対応するソフトウェアモジュールを対象として展開処理が実行された後に指示後展開処理が実行されるため、処理領域PAの空き容量が過小となって他の機能の実行に支障を来すことを回避することができる。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における画像処理システム10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態において、複合機200が備える複数の機能はあくまで一例であり、複合機200が図3に示された複数の機能の一部を備えないとしてもよいし、複合機200が図3に示された機能以外の機能を備えていてもよい。また、上記実施形態において、複合機200が備えるハードウェアはあくまで一例であり、複合機200は、複合機200が備える機能を実現するために必要なハードウェアを備えていればよい。また、上記実施形態において、記憶部230の情報記憶領域IAやモジュール記憶領域MAは、外部メモリやクラウドサーバ等の記憶手段により構成されるとしてもよい。
また、上記実施形態において、画像処理システム10を構成する各装置間の通信は、有線LANや無線LANに限られず、USBやBluetooth(登録商標)等の他の通信手段を介して行われてもよい。
また、上記実施形態において、ハードウェアによって実現されている構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、反対に、ソフトウェアによって実現されている構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
また、上記実施形態のソフトウェアモジュール制御処理において、一部のステップを省略したり、内容を変更したり、他のステップと順番を入れ替えたりしてもよい。例えば、上記実施形態では、ユーザIDおよびパスワードが取得されたことに応じて、上記機能特定処理と上記展開処理とが実行されるとしているが、ユーザIDの取得が完了し、かつ、パスワードの取得が完了していないタイミングで、上記機能特定処理と上記展開処理とが実行されるとしてもよい。一般に、パスワードの取得が完了していなくても、ユーザIDによってユーザを特定することができるため、このような処理も実現可能である。このようにすれば、機能の実行の際の待ち時間をさらに短縮することができる。
また、記憶部230の処理領域PAにおける使用可能容量が極端に少ない場合には、例えば、操作部250にUIを表示させる処理を実行する際にはUI層をロードし、その後、機能の実行指示が取得されたタイミングでUI層をアンロードすると共にコア層をロードする、というように、機能の実行のための各段階における必要性に応じて、各ソフトウェアモジュールのロードおよびアンロードを繰り返し実行するとしてもよい。この場合には、処理の都度表示が切り替わり、どのUIを表示すべきかわからなくなる場合があるため、UI層を表示位置記憶機能と表示データ記憶機能とに分け、表示位置記憶機能についてはロードされた状態を維持し、表示データ記憶機能についてはロードおよびアンロードを繰り返し実行するとしてもよい。また、例えば、クラウドサーバ上の写真やドキュメントを複合機200によってプリントする場合のように、UI画面データがクラウドサーバから複合機200に送信される場合でも、ユーザ情報が外部端末ではなく操作部250により取得されるとみなされる場合もある。
110:外部端末 120:外部端末 130:外部端末(外部連携機器) 200:複合機 202:画像形成部 204:画像読取部 220:CPU 230:記憶部 240:表示部 250:操作部 260:通信部

Claims (7)

  1. 画像形成部と画像読取部とを含む複数のハードウェアと、
    前記複数のハードウェアを動作させて画像形成機能と画像読取機能とを含む複数の機能を実現する複数のソフトウェアモジュールを圧縮状態で格納するモジュール記憶領域と、前記複数の機能の内、ユーザ毎に許可された許可機能を特定する許可情報および各機能に対応するソフトウェアモジュールを特定する対応情報を格納する情報記憶領域と、前記複数の機能の実行処理に利用される処理領域と、を含む記憶部と、
    インターフェース部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インターフェース部を介してユーザを特定するユーザ情報を取得する情報取得処理と、
    前記許可情報を参照して、取得された前記ユーザ情報により特定されるユーザについての前記許可機能を特定する機能特定処理と、
    特定された前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを対象として、前記対象となる前記ソフトウェアモジュールを前記モジュール記憶領域から読み出し、非圧縮状態にして前記処理領域に格納する展開処理と、
    前記インターフェース部を介して前記許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、前記処理領域に格納された前記ソフトウェアモジュールを用いて、選択された前記許可機能を実行する機能実行処理と、
    を実行し、
    前記インターフェース部は、
    操作を受け付ける操作部と、
    外部端末と通信する通信部と、
    を含み、
    前記複数のソフトウェアモジュールは、前記操作部の動作を制御する第1の種類のソフトウェアモジュールを含み、
    前記制御部は、
    前記情報取得処理において、前記操作部を介して前記ユーザ情報を取得した場合には、前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールのすべてを対象として前記展開処理を実行し、
    前記情報取得処理において、前記通信部を介して前記外部端末から前記ユーザ情報を取得した場合には、前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールの内の前記第1の種類のソフトウェアモジュールを除く前記ソフトウェアモジュールを対象として前記展開処理を実行する、画像処理装置。
  2. 画像形成部と画像読取部とを含む複数のハードウェアと、
    前記複数のハードウェアを動作させて画像形成機能と画像読取機能とを含む複数の機能を実現する複数のソフトウェアモジュールを圧縮状態で格納するモジュール記憶領域と、前記複数の機能の内、ユーザ毎に許可された許可機能を特定する許可情報および各機能に対応するソフトウェアモジュールを特定する対応情報を格納する情報記憶領域と、前記複数の機能の実行処理に利用される処理領域と、を含む記憶部と、
    インターフェース部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インターフェース部を介してユーザを特定するユーザ情報を取得する情報取得処理と、
    前記許可情報を参照して、取得された前記ユーザ情報により特定されるユーザについての前記許可機能を特定する機能特定処理と、
    特定された前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを対象として、前記対象となる前記ソフトウェアモジュールを前記モジュール記憶領域から読み出し、非圧縮状態にして前記処理領域に格納する展開処理と、
    前記インターフェース部を介して前記許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、前記処理領域に格納された前記ソフトウェアモジュールを用いて、選択された前記許可機能を実行する機能実行処理と、
    を実行し、
    前記インターフェース部は、外部端末と通信する通信部を含み、
    前記情報記憶領域には、前記複数の機能の内、前記通信部を介した前記外部端末からの実行指示が可能な機能である外部機能を特定する外部機能特定情報が格納されており、
    前記制御部は、前記情報取得処理において、前記通信部を介して前記外部端末から前記ユーザ情報を取得した場合には、前記許可機能の内の前記外部機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを対象として前記展開処理を実行する、画像処理装置。
  3. 画像形成部と画像読取部とを含む複数のハードウェアと、
    前記複数のハードウェアを動作させて画像形成機能と画像読取機能とを含む複数の機能を実現する複数のソフトウェアモジュールを圧縮状態で格納するモジュール記憶領域と、前記複数の機能の内、ユーザ毎に許可された許可機能を特定する許可情報および各機能に対応するソフトウェアモジュールを特定する対応情報を格納する情報記憶領域と、前記複数の機能の実行処理に利用される処理領域と、を含む記憶部と、
    インターフェース部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インターフェース部を介してユーザを特定するユーザ情報を取得する情報取得処理と、
    前記許可情報を参照して、取得された前記ユーザ情報により特定されるユーザについての前記許可機能を特定する機能特定処理と、
    特定された前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを対象として、前記対象となる前記ソフトウェアモジュールを前記モジュール記憶領域から読み出し、非圧縮状態にして前記処理領域に格納する展開処理と、
    前記インターフェース部を介して前記許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、前記処理領域に格納された前記ソフトウェアモジュールを用いて、選択された前記許可機能を実行する機能実行処理と、
    を実行し、
    前記制御部は、前記ユーザ情報と前記許可機能の選択指示とが同時に取得された場合、前記許可機能の内、選択された前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを対象として前記展開処理を実行する、画像処理装置。
  4. 画像形成部と画像読取部とを含む複数のハードウェアと、
    前記複数のハードウェアを動作させて画像形成機能と画像読取機能とを含む複数の機能を実現する複数のソフトウェアモジュールを圧縮状態で格納するモジュール記憶領域と、前記複数の機能の内、ユーザ毎に許可された許可機能を特定する許可情報および各機能に対応するソフトウェアモジュールを特定する対応情報を格納する情報記憶領域と、前記複数の機能の実行処理に利用される処理領域と、を含む記憶部と、
    インターフェース部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インターフェース部を介してユーザを特定するユーザ情報を取得する情報取得処理と、
    前記許可情報を参照して、取得された前記ユーザ情報により特定されるユーザについての前記許可機能を特定する機能特定処理と、
    特定された前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを対象として、前記対象となる前記ソフトウェアモジュールを前記モジュール記憶領域から読み出し、非圧縮状態にして前記処理領域に格納する展開処理と、
    前記インターフェース部を介して前記許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、前記処理領域に格納された前記ソフトウェアモジュールを用いて、選択された前記許可機能を実行する機能実行処理と、
    を実行し、
    前記インターフェース部は、
    操作を受け付ける操作部と、
    外部連携機器と通信する通信部と、
    を含み、
    前記複数の機能は、前記操作部の代替として前記外部連携機器を使用することを可能とする外部連携機能を含み、
    前記情報記憶領域には、各前記ソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量を特定する容量情報が格納されており、
    前記制御部は、
    前記情報取得処理において、前記通信部を介して前記外部連携機器から前記ユーザ情報を取得した場合に、前記容量情報を参照して特定される許可機能に対応するソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量の合計が、前記処理領域における使用可能容量以下であるか否かを判定する判定処理を実行し、
    前記判定処理において前記容量の合計が前記使用可能容量以下であると判定した場合には、前記許可機能に対応するソフトウェアモジュールすべてを対象として前記展開処理を実行し、
    前記判定処理において前記容量の合計が前記使用可能容量より大きいと判定した場合には、前記許可機能の内の前記外部連携機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを対象として前記展開処理を実行すると共に、前記許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、選択された前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを、前記モジュール記憶領域から読み出し、非圧縮状態にして前記処理領域に格納する指示後展開処理を実行する、画像処理装置。
  5. 画像形成部と画像読取部とを含む複数のハードウェアと、
    前記複数のハードウェアを動作させて画像形成機能と画像読取機能とを含む複数の機能を実現する複数のソフトウェアモジュールを圧縮状態で格納するモジュール記憶領域と、前記複数の機能の内、ユーザ毎に許可された許可機能を特定する許可情報および各機能に対応するソフトウェアモジュールを特定する対応情報を格納する情報記憶領域と、前記複数の機能の実行処理に利用される処理領域と、を含む記憶部と、
    インターフェース部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インターフェース部を介してユーザを特定するユーザ情報を取得する情報取得処理と、
    前記許可情報を参照して、取得された前記ユーザ情報により特定されるユーザについての前記許可機能を特定する機能特定処理と、
    特定された前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを対象として、前記対象となる前記ソフトウェアモジュールを前記モジュール記憶領域から読み出し、非圧縮状態にして前記処理領域に格納する展開処理と、
    前記インターフェース部を介して前記許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、前記処理領域に格納された前記ソフトウェアモジュールを用いて、選択された前記許可機能を実行する機能実行処理と、
    を実行し、
    前記制御部は、
    前記情報取得処理では、前記ユーザ情報として、ユーザIDとパスワードとを取得し、
    前記ユーザ情報のうち、少なくとも前記ユーザIDを取得したタイミングで、前記機能特定処理と前記展開処理とを実行し、
    前記機能実行処理では、前記ユーザ情報により特定される前記ユーザIDに対応する前記パスワードが一致する場合に、前記選択された前記許可機能を実行する、画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記情報取得処理において前記ユーザ情報が取得されたことに応じて、前記ユーザ情報により特定されるユーザによる前記画像処理装置の使用を許可し、前記インターフェース部を介して前記ユーザ情報により特定されるユーザによる前記画像処理装置の使用の終了指示が入力されたことに応じて、前記ユーザ情報により特定されるユーザによる前記画像処理装置の使用を制限する管理処理を実行し、
    前記情報取得処理において前記ユーザ情報が取得されたことに応じて、前記機能特定処理と、前記展開処理とを実行し、
    前記インターフェース部を介して前記終了指示が入力されたことに応じて、前記展開処理において前記処理領域に格納された前記ソフトウェアモジュールを削除する解放処理を実行する、画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記情報記憶領域には、各前記ソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量を特定する容量情報が格納されており、
    前記制御部は、
    前記容量情報を参照して、特定される許可機能に対応するソフトウェアモジュールの非圧縮状態での容量の合計が、前記処理領域における使用可能容量以下であるか否かを判定する判定処理を実行し、
    前記判定処理において前記容量の合計が前記使用可能容量以下であると判定した場合には、前記展開処理を実行し、
    前記判定処理において前記容量の合計が前記使用可能容量より大きいと判定した場合には、前記展開処理を実行せず、前記インターフェース部を介して前記許可機能の内の1つを選択する指示を取得したことに応じて、選択された前記許可機能に対応する前記ソフトウェアモジュールを、前記モジュール記憶領域から読み出し、非圧縮状態にして前記処理領域に格納する指示後展開処理を実行する、画像処理装置。
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