JP6531417B2 - 情報処理端末、近距離無線通信制御プログラム及び近距離無線通信制御方法 - Google Patents

情報処理端末、近距離無線通信制御プログラム及び近距離無線通信制御方法 Download PDF

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本発明は、情報処理端末、近距離無線通信制御プログラム及び近距離無線通信制御方法に関する。
従来、非接触ICカード等に埋め込まれたID情報等を記録したICタグから、数cm〜数mの近距離で、電磁界や電波等の無線通信を介し、該ICタグに記録された情報等のやり取りを行う、RFID(Radio Frequency IDentifier)技術が知られている。
近年の、ICT(情報通信技術:Information and Communication Technology)の普及に伴い、RFID等に対応する近距離無線通信機能を備えた携帯電話、スマートフォン、タブレットPC(PC:Personal Computer)等の情報処理端末が増えてきている。情報
処理端末の備える近距離無線通信機能として、例えば、FeliCa、Mifare (ISO/IEC 14443)、ISO/IEC 18092等のNFC(Near Field Communication)が例示できる。
近距離無線通信機能を備える情報処理端末は、ICタグ(RFIDタグとも称す)に対して所定の搬送波を近距離から送出することで、該ICタグに記録された情報の読み取りを行うリーダとして機能することができる。
また、近距離無線通信機能を備える情報処理端末はICタグとして機能することができる。例えば、情報処理端末は、RFIDのリーダとして機能する機器から送出された所定の搬送波を受信し、該リーダにID情報等の所定情報を読み取らせることができる。なお、情報処理端末は、ICタグへの情報の書き込みを行うアプリケーションソフトウェア(以下、アプリとも称す)を搭載することで、所定の搬送波に対応付けられたICタグ内に情報を記録するライタとして機能することができる。情報処理端末は、ICタグのリーダ、ライタ、RFIDリーダに対するICタグとして機能するための、各種搬送波の周波数や変調方式等に対応する、複数の無線通信インターフェースを有している。
なお、本明細書で説明する技術に関連する技術が記載されている先行技術文献としては、以下の特許文献が存在している。
特開2013−73291号公報 特開2013−187783号公報 特表2009−501990号公報
近距離無線通信機能を備える情報処理端末では、例えば、近距離無線通信機能が有効なときには、複数種の型式の搬送波が一定周期ごとに自動的に切り替えられて送出される。情報処理端末は、例えば、対象となるICタグに記録された情報の読み取りを行う。近距離無線通信機能が有効な場合、情報処理端末では、例えば、ディスプレイ点灯時や情報処理端末の操作中には、複数種の型式の搬送波が一定周期ごとに切り替えられて送出し続ける状態となる。
例えば、それぞれに情報が記録された複数のICタグが配列し、各ICタグに関連付けられた情報の読み取りを、近距離無線通信機能が有効な情報処理端末で行うケースを想定する。このケースでは、情報処理端末を操作中の利用者(ユーザとも称す)が意図しないタイミングで情報の読み取り入力が発生する虞がある。
例えば、近距離無線通信機能が有効な情報処理端末から、タイプA,タイプB,タイプFといった3種類の型式の搬送波が送出されるケースを想定する。このケースでは、タイプAに対応するICタグの情報の取得中にタイプBに対応するICタグの情報を検出する虞がある。また、タイプAに対応するICタグの情報の取得中に、タイプAの搬送波に対応する他のICタグの情報を検出する虞がある。
操作中のユーザが意図しないタイミングで検出された情報は、例えば、近距離無線通信機能が有効な情報処理端末のアプリケーション動作に反映されることとなる。例えば、情報処理端末の備える表示デバイスに、ユーザの意図しないタイミングで読み込まれた、ICタグの情報が表示される場合があった。
1つの側面では、本発明は、RFIDタグとの通信に伴うユーザの意図に反したアプリ
ケーション動作を抑制する技術を提供する。
上記技術は、次の情報処理端末の構成によって例示できる。すなわち、情報処理端末は、RFIDタグとの通信を行う通信部を介してRFIDタグに関連付けられた情報の種別を取得する取得手段と、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する読み取り動作を決定する制御手段と、を備える。
上記の携帯端末装置によれば、RFIDタグとの通信に伴うユーザの意図に反したアプリケーション動作を抑制する技術が提供できる。
本実施形態の携帯端末装置のハードウェア構成例を示す図である。 複数に配列された各ICタグからの情報の読み取りを説明する説明図である。 ケース1の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 ケース1の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 ケース1の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 ケース1の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 ケース2の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 ケース2の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 ケース2の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 ケース2の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 ケース3の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 ケース3の携帯端末装置の動作制御部の処理を説明する説明図である。 動作制御処理を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して、一実施形態に係る情報処理端末について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、情報処理端末は実施形態の構成には限定されない。
以下、図1から図4の図面に基づいて、情報処理端末を説明する。
<実施例>
図1に、本実施形態の情報処理端末のハードウェアの構成を例示する。本実施形態の情報処理端末10は、例えば、RFID(Radio Frequency IDentifier)に対応する近距離無線通信機能を備える。情報処理端末10は、例えば、非接触ICカード等に埋め込まれたID情報等を記録しているICタグ(RFIDタグとも称す)との情報のやり取りを行う。情報処理端末10は、例えば、数cm〜数mの近距離で、電磁界や電波等の無線通信を介し、ICタグに記録された情報等のやり取りを行う。
情報処理端末10の備える、RFIDに対応する近距離無線通信機能として、例えば、FeliCa、Mifare (ISO/IEC 14443)、ISO/IEC 18092等のNFC(Near Field Communication)が例示できる。以下の説明では、情報処理端末10は、RFIDに対応する近距離無
線通信機能として、FeliCa、Mifare (ISO/IEC 14443)、ISO/IEC 18092等の搬送波を使用
するNFCを備えるものとして説明する。
情報処理端末10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC(PC:Personal Computer)、PDA(Personal Data Assistance)、ゲーム機等の情報処理装置
を含む。なお、RFID等に対応する近距離無線通信機能を搭載可能な電子機器であれば、情報処理端末10は、例えば、PC、ノートPC、デジタルカメラ、デジタルオーディオプレイヤー、家電製品、カーナヴィゲーション装置等であってもよい。情報処理端末10は、例えば、搬送波の送出口をICタグにかざすことにより、該ICタグに記録された情報の読み取りや書き込みが可能な電子機器であればよい。或いは、情報処理端末10は、各種情報が記録されたICタグを搬送波の送出口にかざすことにより、該ICタグに記録された情報の読み取りや書き込みが可能な電子機器であればよい。
情報処理端末10は、例えば、ICタグに対して所定の搬送波を送出することで、該ICタグに関連付けられた情報の読み取りを行うリーダとして機能する。ICタグには、例えば、各種情報が記録されたICチップ、近距離無線通信のリーダ機能を備える機器から送出された所定の搬送波を受信するためのアンテナが含まれる。ICタグでは、例えば、アンテナを介して受信した搬送波の誘導電流に基づいてICチップが動作する。すると、ICチップに記録された情報がアンテナを介して近距離無線通信のリーダ機能を備える機器に送信される。近距離無線通信のリーダ機能を備える機器は、ICタグから送信された情報を受信することで、該ICタグに関連付けられた情報の読み取りを行うことが可能となる。
ICタグは、例えば、非接触ICカード等に埋め込まれる他、粘着用途のシート等と組合せ、広告やポスター等の様々な物体に貼付し、実装することが可能である。情報処理端末10は、例えば、通信部16のNFC−IF16aを介し、広告やポスター等に実装されたICタグに対し、所定の搬送波を送出することにより、該ICタグに記録された各種情報の読み取りを行うことができる。ICタグに記録される各種情報には、例えば、文字や記号等のテキスト情報、URL情報、画像情報、コマンド情報等が含まれる。
なお、情報処理端末10は、例えば、ICタグへの情報の書き込みを行うアプリケーションソフトウェア(以下、アプリとも称す)を搭載することで、所定の搬送波に対応するICタグへの情報の書き込みを行うことが可能である。情報処理端末10は、ICタグ内に情報を記録するライタとして機能することができる。
また、情報処理端末10は、例えば、ICタグとしての機能(カードエミュレーション機能とも称す)を有する。情報処理端末10は、例えば、カードエミュレーション機能により、近距離無線通信のリーダとして機能する機器から送出された所定の搬送波を受信し、ID情報等の所定情報を読み取らせるICタグとして機能する。情報処理端末10はカ
ードエミュレーション機能の実行により、例えば、商品売買の電子決済や鉄道,バス等の交通機関等の料金支払い等を行うことができる。
情報処理端末10は、ICタグのリーダ、ライタ、ICタグとして機能するための、近距離無線通信に使用される各種搬送波の周波数や変調方式等に応じた、複数のインターフェースを備える。情報処理端末10は、例えば、Mifare,ISO/IEC 14443で規定されるタ
イプA、ISO/IEC 14443で規定されるタイプB、FeliCa,ISO/IEC 18092で規定されるタイプFに対応する通信インターフェースを備える。タイプAは、例えば、ICテレホンカード、タバコ購入用の成人認証カード、交通系カード等で採用されている通信規格である。タイプBは、例えば、住民基本台帳カード、運転免許証等に採用されている通信規格である。タイプFは、例えば、Suica(登録商標)、nanaco(登録商標)等の交通系カード、
電子決済系カード等で採用されている通信規格である。
情報処理端末10は、例えば、近距離無線通信機能が有効なときには、“AutoPolling
”と呼ばれる機能を有する。“AutoPolling”では、情報処理端末10は、例えば、上述
したタイプA,タイプB,タイプFで規定される3種類の搬送波を一定周期ごとに自動的に切り替えて送出する。情報処理端末10は、例えば、“AutoPolling”の何れかのタイ
プの搬送波に対応するICタグを検出した場合には、該ICタグの応答に基づいて該ICタグに書き込まれた各種情報の読み取り・解析を行う。
ここで、情報処理端末10では、近距離無線通信機能が有効な場合、例えば、LCD15a等のディスプレイ点灯時や操作ボタン等の入力デバイスの操作中には“AutoPolling
”機能が動作し続ける。このため、情報処理端末10からは、“AutoPolling”で使用さ
れる複数の搬送波が送出し続ける状態となる。
例えば、図2に例示するように、それぞれに情報が記録された複数のICタグを配列し、各ICタグに関連付けられた情報の読み取りを“AutoPolling”動作中の情報処理端末
10で行う場合を想定する。図2は、例えば、1個のICタグに、1つの仮名文字を割り当てて記憶し、該仮名文字が記憶されたそれぞれのICタグを50音表のように並列し、近距離無線通信機能を介して文字入力を行う場合の説明図である。情報処理端末10の利用者(以下、ユーザとも称す)は、並列されたICタグ群の中の意図する仮名文字が割り当てられたICタグに対して“AutoPolling”動作中の情報処理端末10を順々にかざす
ことで所定の文字入力を行うことが可能となる。
図2の説明例では、ICタグTG1には仮名文字“あ”、ICタグTG2には仮名文字“い”、ICタグTG3には仮名文字“う”、ICタグTG4には仮名文字“え”、ICタグTG5には仮名文字“お”が記録されている。また、ICタグTG1,3,5はタイプA、ICタグ2,4はタイプBで規定される搬送波に対応して、各ICタグに記録された文字情報を情報処理端末10が読み取る。
図2のタイムチャートに示す“AutoPolling”は、タイプA,タイプB,タイプFで規
定される3種類の搬送波を、タイプA→タイプB→タイプF→タイプFの順で一定周期ごとに自動的に切り替えて送出する例である。図2のタイムチャートでは、左右方向は時間軸を表し、上下方向は情報処理端末10から送出される搬送波の強度を表している。図2のタイムチャート上の、“W1”はタイプAの搬送波の送出期間、“W2”はタイプBの搬送波の送出期間、“W3”はタイプFの搬送波の送出期間を表している。
図2の例では、例えば、“AutoPolling”動作中の情報処理端末10は、タイプAに対
応するICタグの情報の読み取り・解析中にタイプBに対応するICタグの情報を検出する虞があった。また、例えば、“AutoPolling”動作中の情報処理端末10は、タイプA
に対応するICタグの情報の読み取り・解析中に、他のタイプAに対応するICタグの情報を検出する虞があった。
例えば、ICタグTG1に記録された仮名文字“あ”を連続して読取りLCD15a等に表示するケースを想定する。このケースでは、1文字目の“あ”と2文字目の“あ”の処理中に、所定の切替周期で送出されたタイプBの搬送波に対応して、ICタグTG2に記録された仮名文字“い”を検出する虞があった。また、1文字目の“あ”の読み取り表示後に、2文字目としてICタグTG3に記録された仮名文字“う”を検出する虞があった。
ユーザの意図する“ああ”との情報入力に対し、例えば、“あい”、“あう”といったユーザの意図しないタイミングで検出された情報の入力が発生する虞があった。このように、操作中のユーザが意図しないタイミングで検出されたICタグ情報は、例えば、“AutoPolling”動作中の情報処理端末のアプリケーション動作に反映されることとなる。
本実施形態の情報処理端末10は、直近に読取ったICタグの搬送波の種別、ICタグに記録された情報の種別、ICタグの読取り回数等に応じて、所定期間内の読取・書込み動作を決定する。本実施形態の情報処理端末10は、例えば、所定期間内のICタグからの情報の読み取りを、直近に読取ったICタグの搬送波の種別、ICタグに記録された情報の種別、ICタグの読取回数等に応じて抑制する。また、例えば、情報処理端末10は、所定期間内の、特定種別のICタグに対する情報の読み取りを、直近に読取ったICタグの搬送波の種別、ICタグに記録された情報の種別、ICタグの読取り回数等に応じて可能にする。本実施形態の情報処理端末10では、RFIDタグとの通信に伴うユーザの意図に反したアプリケーション動作を抑制できる。
〔装置構成〕
図1に戻り、本実施形態の情報処理端末10は、接続バスB1によって相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)11、主記憶部12、補助記憶部13、入力部1
4、出力部15、通信部16を有する。主記憶部12及び補助記憶部13は、情報処理端末10が読み取り可能な記録媒体である。
情報処理端末10は、CPU11が補助記憶部13に記憶されたプログラムを主記憶部12の作業領域に実行可能に展開し、プログラムの実行を通じて周辺機器の制御を行う。これにより、情報処理端末10は、上述した所定の目的に合致した機能を実現することができる。
図1に例示の情報処理端末10において、CPU11は、情報処理端末10全体の制御を行う中央処理演算装置である。CPU11は、補助記憶部13に格納されたプログラムに従って処理を行う。主記憶部12は、CPU11がプログラムやデータをキャッシュしたり、作業領域を展開したりする記憶媒体である。主記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。
補助記憶部13は、各種のプログラム及び各種のデータを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部13は、外部記憶装置とも呼ばれる。補助記憶部13には、OS、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。OSは、例えば、搭載されたアプリに対し、管理するリソースへのインターフェースをアプリに提供する。情報処理端末10に搭載されたアプリは、OSによって提供されたリソースへのインターフェースを使用することで、アプリ機能を実現する。OSは、通信部16を介して接続される外部装置等とのデータの受け渡しを行う通信インターフェースプログラムを含む。外部装置等には、例えば、図示しないネットワーク上の、PCやサーバ等の他の情報処理装置、外部記憶装置等が含
まれる。
補助記憶部13は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ソリッドス
テートドライブ装置、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)装置等であ
る。また、補助記憶部13としては、例えば、CDドライブ装置、DVDドライブ装置、BDドライブ装置等が提示できる。記録媒体としては、例えば、不揮発性半導体メモリ(フラッシュメモリ)を含むシリコンディスク、ハードディスク、CD、DVD、BD、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード等がある。
入力部14は、ユーザ等からの操作指示等を受け付ける。入力部14は、カメラ、入力ボタン14a、タッチセンサ14b、ポインティングデバイス、マイクロフォン等の入力デバイスである。入力部14には、キーボード、ワイヤレスリモコン等が含まれるとしてもよい。ポインティングデバイスには、例えば、タッチセンサ14bとLCD15a等が組み合わされたタッチパネル、マウス、トラックボール、ジョイスティック等が含まれる。入力部14から入力された情報は、接続バスB1を介してCPU11に通知される。例えば、入力ボタン14a、タッチパネル等を介して入力された操作情報は、接続バスB1を介してCPU11に通知される。
出力部15は、CPU11で処理されるデータや主記憶部12に記憶されるデータを出力する。出力部15は、LCD15a、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)パネル、有機ELパネル等
の表示デバイスを含む。また、出力部15には、プリンタ、スピーカ等の出力デバイスが含まれる。
通信部16は、例えば、情報処理端末10が接続するネットワーク等とのインターフェースである。ネットワークには、例えば、インターネット等の公衆ネットワーク、携帯電話網等の無線ネットワーク、LAN(Local Area Network)等が含まれる。また、通信部16には、例えば、近距離無線通信のインターフェースであるNFC−IF16aが含まれる。情報処理端末10は、例えば、NFC−IF16aを介して、RFIDに対応するICタグ、リーダ機器との近距離無線通信を行う。NFC−IF16aには、タイプFで規定される認証機能が含まれる。情報処理端末10は、例えば、NFC−IF16aに含まれる認証機能に基づいて、電子決済等のカードエミュレーション機能を実現する。
情報処理端末10は、CPU11が補助記憶部13に記憶されているOS、各種プログラムや各種データを主記憶部12に読み出して実行することにより、対象プログラムの実行と共に、図1に例示の各処理手段を実現する。情報処理端末10は、対象プログラムの実行により、図1に例示のイベント検出部101、動作制御部102を実現する。但し、図1に例示の各処理手段のいずれか、あるいは、これらの一部がハードウェア回路によって動作するものであってもよい。
情報処理端末10は、以上の各処理手段が参照し、或いは、管理するデータの保存先として補助記憶部13を備える。なお、図1に例示の各処理手段のうち、いずれかが、他の情報処理装置等に含まれてもよい。例えば、イベント検出部101を含む情報処理端末と、動作制御部102を含む情報処理装置と、外部記憶部とがネットワークを介して接続し、情報処理端末10として機能するとしてもよい。
〔処理ブロック構成〕
図1に例示の情報処理端末10において、イベント検出部101は、例えば、入力部14を介して受け付けたユーザの操作入力に基づいて、端末操作に係るイベントの発生を特定する。イベント検出部101は、例えば、入力ボタン14aを介して受け付けた操作入
力に基づいて端末操作に係るイベントの発生を特定する。また、イベント検出部101は、例えば、タッチセンサ14bを介して受け付けたLCD15a等の表示デバイスの表示領域の座標情報に基づいて、タッチイベントや表示領域のスクロールイベント等の端末操作に係るイベントの発生を特定する。なお、表示領域の座標情報は、例えば、LCD15a等の表示デバイスの左上角部を原点とし、表示デバイスの左右方向をX軸、上下方向をY軸とした(X,Y)の2次元座標として表すことができる。
イベント検出部101は、例えば、入力部14aを介して受け付けたユーザの操作入力に基づいて特定された端末操作に係るイベントの発生を“0”、“1”の2値状態で表されるフラグ値として主記憶部12の所定の領域に一時的に記憶する。イベント検出部101は、例えば、端末操作に係るイベントのフラグ値を動作制御部102に引き渡す。イベント検出部101は、例えば、端末操作に係るイベントの発生を特定した場合には、フラグ値“1”を動作制御部102に引き渡す。
但し、イベント検出部101は、例えば、LCD15a等の表示デバイスの点灯・消灯、表示画面のロック設定・解除等に係る端末操作の入力を受け付けた場合には、該端末操作についてのイベントの発生は特定しない。このため、例えば、LCD15a等の表示デバイスの点灯・消灯、表示画面のロック設定・解除等に係る端末操作を受け付けても、イベントの発生を示すフラグ値が動作制御部102に引き渡されることはない。
動作制御部102は、例えば、“AutoPolling”動作中において、直近に読取ったIC
タグの搬送波の種別、ICタグに記録された情報の種別、ICタグの読み込み回数等に応じて所定期間内の読取・書込み動作を決定する。ICタグに記録された情報の種別として、例えば、文字、英記号等のテキスト情報、URL(Uniform Resource Locator)情報、画像情報、情報処理端末10が実行可能なコマンド情報等が例示できる。
“AutoPolling”動作中の動作制御部102は、例えば、複数のICタグに関連付けら
れた情報を連続して読み込み中に、ICタグを検出した搬送波のタイプ、ICタグに記録された情報の種別、情報の種別毎の読み込み回数等をカウントする(条件1とも称す)。また、動作制御部102は、例えば、ICタグに関連付けされた情報を読み込みんだときからの経過時間を計測する(条件2とも称す)。そして、動作制御部102は、例えば、イベント検出部101から引き渡されるフラグ値“1”(条件3とも称す)、及び、条件1、2に応じて所定期間の読取・書込み動作を決定する。
ここで、所定期間とは、例えば、搬送波のタイプ、ICタグに記録された情報の種別に応じて予め定められた秒単位、分単位の期間である。例えば、情報処理端末10から送出される搬送波の種別毎、ICタグに記録された情報の種別毎に情報の読み込み・解析を実験的に行い、所定期間を定めるとすればよい。なお、条件3の端末操作に係るイベントが特定されている場合には、所定期間は、例えば、端末操作のイベントが終了するまでの期間とすることができる。
また、動作制御部102が決定する、所定期間の読取・書込み動作として、例えば、直近のICタグからの読み込み、或いは、リーダ機器への書き込みに使用していないタイプの搬送波を所定期間に渡り送出することが例示できる。また、例えば、指定されたタイプの以外の搬送波を、ICタグに記録された情報の種別に応じて所定期間に渡り送出することが例示できる。また、例えば、搬送波の送出を抑制し、ICタグに記録された情報の読み取り期間、或いは、リーダ機器からの搬送波を受信する受信期間を所定期間に渡り継続するとしてもよい。なお、以下の説明において、リーダ機器からの搬送波を受信する受信期間を“Listen状態”とも称する。
以下、動作制御部102の処理について、図3A−3Jを参照し、説明する。
(ケース1)
図3A−3Dに、ICタグのそれぞれに1つの仮名文字を割り当てて50音表のように並列したICタグ群を用いて文字入力を行い、入力された文字列について文字変換等の端末操作を行う形態における動作制御部102の説明図を例示する。図3A−3Dに例示の情報処理端末10では、例えば、ICタグに関連付けられた“あ”、“い”、“う”といった単体の仮名文字が近接無線通信を介して連続して読み込まれる。読み込まれた各仮名文字情報は、例えば、情報処理端末10のLCD15a等の表示デバイスに表示される。情報処理端末10のLCD15a等の表示デバイスには、連続して読み込まれた仮名文字に基づいた文字列“あいう”が表示される。情報処理端末10では、例えば、LCD15a等の表示デバイスに表示された文字列に対する文字変換等の端末操作が行われる。
図3Aに例示のように、例えば、ICタグTG6には仮名文字“あ”、ICタグTG7には仮名文字“い”、ICタグTG8には仮名文字“う”、ICタグTG9には仮名文字“え”、ICタグTG10には仮名文字“お”が記録されている。各ICタグに記録された仮名文字情報は、例えば、タイプAの搬送波に基づいて読み取りが行われるものとする。
なお、図3Aのタイムチャート、及び、タイムチャートに示す“AutoPolling”は、図
2に例示の説明図と同様である。すなわち、図3Aのタイムチャートでは、左右方向は時間軸を表し、上下方向は情報処理端末10から送出される搬送波の強度を表している。図3B−3Dに例示のタイムチャートについても同様である。
また、図3Aのタイムチャート上の、“W1”はタイプAの搬送波の送出期間、“W2”はタイプBの搬送波の送出期間、“W3”はタイプFの搬送波の送出期間を表している。“AutoPolling”中の情報処理端末10では、例えば、タイプA,タイプB,タイプF
で規定される3種類の搬送波が送出される。図3Aの例では、情報処理端末10は、タイプA→タイプB→タイプF→タイプFの順で各搬送波を一定周期ごとに自動的に切り替えて送出する。
図3Aに例示の情報処理端末10では、例えば、タイプAの搬送波に基づいて、各ICタグに記録された仮名文字情報の読み取りが行われる。各ICタグに記録された仮名文字情報の読み取りは、例えば、“AutoPolling”中のタイプAの搬送波の送出期間W1で行
われる。情報処理端末10のLCD15a等の表示デバイスには、該情報処理端末10の処理(アプリケーション動作例)により、例えば、ICタグTG6,7から読み込んだ仮名文字情報に基づく文字列“あい”が表示される。
ケース1の情報処理端末10では、動作制御部102は、例えば、ICタグを検出した搬送波の種別とICタグに記録された情報の種別を対応付けて、ICタグの読み込み回数等をカウントする(条件1)。図3Aの動作制御部102では、例えば、タイプAの搬送波による文字情報(テキスト情報)が記録された、ICタグの読み込み回数等がカウントされる。
また、動作制御部102では、例えば、ICタグに関連付けされた情報を読み込みんだときからの経過時間(条件2)やイベント検出部101から引き渡されるフラグ値“1”(条件3)に基づいた、ユーザによる端末操作の有無が判定される。そして、動作制御部102は、例えば、端末操作が無い場合に、カウントした、ICタグを検出した搬送波のタイプ、ICタグに記録された情報の種別、読み込み回数等に応じて、所定期間の間、連続読み込み中に送出する搬送波の種別を決定する。
図3Bに、動作制御部102による、所定期間の間に送出される搬送波の決定例を例示する。図3Bは、例えば、ICタグに関連付けられた情報を連続して読み込むため、所定期間に送出される搬送波を、タイプA,タイプBの順で一定周期ごとに自動的に切替える場合の例である。図3Aの例では、動作処理部102は、例えば、カウントした搬送波のタイプと読み込み情報の種別とを関連付けたICタグの読み込み回数を所定の閾値と比較し、同種の搬送波による同種の情報が連続して読み込まれていることを判定する。そして、動作制御部102は、例えば、タイプA等の直近に読取った搬送波の種別、テキスト情報等のICタグに記録された情報の種別から、タイプA,タイプBの搬送波の繰り返しによる読み取り動作を所定期間に渡り継続することを決定する。
動作制御部102は、例えば、図3Bに例示のように、複数のICタグから読み取った文字列等に対する文字変換等の端末操作イベントは特定されていないため、文字の読み取り動作の継続を決定する。また、動作制御部102は、例えば、直近に読み取ったタイプAの搬送波による読み込みが連続していることから、読み取り動作の搬送波にタイプAを含むことを決定する。また、動作制御部102は、ICタグからの文字情報(テキスト情報)の読み込みが連続していることから、読み取り動作に係るタイプAの搬送波の繰り返し送出周期を変更することを決定する。この結果、動作制御部102では、図3Bに例示するように、読み取り動作に係る搬送波について、タイプA,タイプBの搬送波による一定周期の繰り返し送出が決定される。
タイプA,タイプBの搬送波の繰り返しによる読み取り動作中の情報処理端末10では、例えば、図3Bに例示のように、ICタグTG8に記憶された仮名文字“う”が読み込まれる。そして、情報処理端末10のLCD15a等の表示デバイスには文字列“あいう”が表示される。タイプA,タイプBの搬送波の繰り返しによる読み取り動作の決定により、情報処理端末10では、例えば、読み取り動作に不要な搬送波(例えば、タイプF)の送出が抑制できる。また、情報処理端末10では、例えば、読み取りに係る搬送波についてのICタグからの誤入力を防止することができる。なお、動作処理部102は、読み取り動作に係る搬送波の繰り返し送出周期の変更において、例えば、図3BのタイプBの搬送波をタイプFとするとしてもよい。
次に、図3Cに、文字変換等の端末操作が発生した場合の動作制御部102の説明図を例示する。図3Cは、文字変換等の端末操作が発生した際に、読み取り動作に係る搬送波の送出を停止し、“Listen状態”とする場合の動作例である。なお、図3Cにおける、読み取り動作に係る搬送波の送出を停止し、“Listen状態”とする動作は、例えば、文字変換等の端末操作の終了、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定期間が経過するまで継続される。
図3Cにおいて、情報処理端末10のイベント検出部101は、例えば、LCD15a等の表示デバイスに表示された文字列“あいう”等の文字列についての端末操作を検出する。例えば、イベント検出部101は、入力ボタン14a、タッチセンサ14b等を介して受け付けた操作入力に基づいて、端末操作に係るユーザの操作イベントを検出する。動作制御部102は、例えば、イベント検出部101から引き渡された端末操作に係るフラグ値に基づいて、読み取り動作に係る搬送波の送出を停止し、“Listen状態”とする。
図3Cに例示の状態では、文字変換等の端末操作の間は、ICタグに記録された仮名文字等のテキスト情報を読み込むための搬送波の送出は行われない。このため、情報処理端末10では、文字変換等の端末操作の間、ICタグの検出が抑制できる。読み取り動作に係る搬送波の送出を停止した情報処理端末10では、文字変換等の端末操作の期間中はICタグの検出が抑制されるため、ICタグに関連付けられた情報の誤入力を防止することができる。
なお、読み取り動作に係る搬送波の送出中に文字変換等の端末操作の発生を検出した場合には、動作制御部102は、例えば、読み取り動作に使用されていないタイプの搬送波を送出するとしてもよい。読み取り動作に使用されていないタイプの搬送波が送出される場合においても、情報処理端末10は、図3Cで説明した、ICタグに関連付けられた情報の誤入力を抑制する効果を奏することができる。
図3Dに、読み取り動作に係る搬送波の送出中に文字変換等の端末操作が発生したときに、読み取り動作に使用されていないタイプの搬送波を送出する場合の動作制御部102の説明図を例示する。図3Dに例示の説明図において、LCD15a等の表示デバイスに表示された文字列“あいう”等の文字列についての端末操作の検出は、例えば、図3Cと同様である。情報処理端末10における文字変換等の端末操作は、例えば、イベント検出部101により検出される。
図3Dは、例えば、読み取り動作に使用されていない搬送波としてタイプFの搬送波を送出する場合の動作例である。動作制御部102は、例えば、イベント検出部101から引き渡された端末操作に係るフラグ値等に基づいて、読み取り動作に係る搬送波の種別を、直近のICタグからの情報の読み取りに使用されていないタイプFに決定する。
そして、動作制御部102は、図3Dに例示のように、例えば、文字変換等の端末操作の終了、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定期間が経過するまで、タイプFの搬送波を読み取り動作に係る搬送波として送出する。端末操作が検出された文字読み取り中の情報処理端末10では、例えば、図3Bに例示の、タイプA,Bの搬送波の繰り返し送出に替えて、文字情報の読み取りに使用されていないタイプFの搬送波が送出される。
なお、図3Dに例示するように、端末操作を検出した場合に送出される搬送波は、例えば、直近の読み込み対象となったICタグの情報の種別とは異なる種別の他のICタグに使用される搬送波であってもよい。図3Dの例では、タイプFの搬送波は、例えば、ICタグに記録された情報として“文字変換”等のコマンド情報が記録されたICタグTG11に対応付けられている。
動作制御部102は、例えば、ICタグTG11の情報の読み込みに対応するタイプFの搬送波の送出を行うことで、ICタグTG11の情報の種別とは異なる、文字情報等のテキスト情報が記録された他のICタグ(TG9,10)の誤検出を抑制できる。図3C、3Dに例示のように、端末操作を検出した情報処理端末10では、動作制御部102により読み取り動作の形態(送出する搬送波の種別、周期、搬送波送出の有無等)が決定される。そして、端末操作の終了、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定時間経過後の情報処理端末10では、例えば、図3Aに例示する“AutoPolling”
による搬送波の送出が実行される。
(ケース2)
次に、図3E−3Hに例示の図面を参照し、ケース2の形態における動作制御部102の処理を説明する。図3E−3Hは、ICタグのそれぞれに1つの英文字を割り当てて26音表のように並列したICタグ群を用いて単語入力を行い、単語入力後に辞書等のアプリが起動されるケース2の形態の説明図である。図3E−3Hに例示の情報処理端末10では、例えば、ICタグに関連付けられた“a”、“b”、“c”といった単体の英文字(アルファベット)が近接無線通信を介して連続して読み込まれる。各ICタグから連続して読み込まれた英文字による文字列(単語)等はLCD15a等の表示デバイスに表示される。情報処理端末10では、例えば、LCD15a等の表示デバイスに表示された英
文字の文字列(単語)について、意味等を調べるための辞書やブラウザのアプリ起動等の端末操作が行われる。
ケース2では、例えば、図3Eに例示のように、ICタグTG12には英文字“a”、ICタグTG13には英文字“b”、ICタグTG14には英文字“c”、ICタグTG15には英文字“d”、ICタグTG16には英文字“e”が記録されている。各ICタグに記録された英文字情報は、例えば、タイプAの搬送波に基づいて読み取りが行われるものとする。
図3Eのタイムチャート、及び、タイムチャートに示す“AutoPolling”は、図2に例
示の説明図と同様である。すなわち、図3Eのタイムチャートでは、左右方向は時間軸を表し、上下方向は情報処理端末10から送出される搬送波の強度を表している。図3F−3Hに例示のタイムチャートについても同様である。
図3Eのタイムチャート上の、“W1”はタイプAの搬送波の送出期間、“W2”はタイプBの搬送波の送出期間、“W3”はタイプFの搬送波の送出期間を表している。“AutoPolling”中の情報処理端末10では、例えば、タイプA,タイプB,タイプFで規定
される3種類の搬送波が送出される。図3Eの例では、情報処理端末10は、タイプA→タイプB→タイプF→タイプFの順で各搬送波を一定周期ごとに自動的に切り替えて送出する。
図3Eに例示の情報処理端末10では、例えば、タイプAの搬送波に基づいて、各ICタグに記録された英文字情報の読み取りが行われる。各ICタグに記録された英文字情報の読み取りは、例えば、“AutoPolling”中のタイプAの搬送波の送出期間W1で行われ
る。情報処理端末10のLCD15a等の表示デバイスには、該情報処理端末10の処理(アプリケーション動作例)により、例えば、ICタグTG12から読み込んだ英文字“a”が表示される。
ケース2の情報処理端末10においても、ケース1と同様に、動作制御部102では、例えば、ICタグを検出した搬送波の種別とICタグに記録された情報の種別を対応付けて、ICタグの読み込み回数等がカウントされる。図3Eに例示の動作制御部102では、例えば、タイプAの搬送波によるり文字情報(テキスト情報)が記録された、ICタグの読み込み回数等がカウントされる。
また、動作制御部102では、例えば、ICタグ毎に関連付けされた情報を読み込んだときからの経過時間やイベント検出部101から引き渡されるフラグ値“1”に基づいて、ユーザによる端末操作の有無が判定される。動作制御部102は、例えば、端末操作が無い場合に、カウントした、ICタグを検出した搬送波のタイプ、ICタグの情報の種別、読み込み回数等に応じて、所定期間の間、連続読み込み中に送出する搬送波の種別を決定する。
図3Fに、ケース2における、所定期間の間に送出する搬送波の決定例を例示する。図3Fは、例えば、ICタグの情報を連続して読み込むため、所定期間に送出される搬送波を、タイプAに固定し、一定周期ごとに繰り返す場合の例である。図3Fの例では、動作制御部102は、例えば、カウントした搬送波のタイプと読み込み情報の種別とを関連付けたICタグの読み込み回数を所定の閾値と比較し、同種の搬送波による同種の情報が連続して読み込まれていることを判定する。そして、動作制御部102は、例えば、直近に読取った搬送波の種別、テキスト情報等のICタグの情報の種別から、送出する搬送波をタイプAに固定して一定周期ごとに繰り返す読み取り動作を、所定期間に渡って継続することを決定する。
搬送波をタイプAに固定した読み取り動作中の情報処理端末10では、例えば、図3Fに例示のように、各ICタグに記録された英文字の組合せによる英単語“apple”がLC
D15a等の表示デバイスに表示される。なお、動作制御部102は、例えば、ICタグの情報の読み取りに係る搬送波を固定後に、連続して読取った文字列が補助記憶部13等に格納した単語辞書等の文字列とマッチする場合、読取りに使用した搬送波を送出し続ける状態にするとしてもよい。
複数のICタグから読み込んだ英文字列が単語辞書等に格納された単語とマッチする場合には、読取りに使用した搬送波を送出状態とすることにより、他のICタグからの情報の読み取りを行う受信期間が抑止できる。この結果、読取りに使用した搬送波を送出状態とされた情報処理端末10では、ICタグに情報処理端末10をかざしながら移動する際の文字情報の誤入力が防止できる。図3Fの例では、情報処理端末10は、例えば、“apple”入力後の、他のICタグからの英文字情報の読み取り動作を抑制できる。
次に、図3Gに、複数のICタグから読み取られた文字列についての単語辞書やブラウザ等の起動に係る端末操作が発生した場合の動作制御部102の説明図を例示する。図3Gは、例えば、搬送波のタイプをICタグの情報の種別に固定し、一定周期ごとに繰り返して送出中に、端末操作が発生した場合の動作例である。動作制御部102は、例えば、イベント検出部101から引き渡された端末操作に係るフラグ値等に基づいて、読み取り動作に係る搬送波の送出を停止し、“Listen状態”とする。なお、図3Gにおいて、読み取り動作に係る搬送波の送出を停止し、“Listen状態”とする状態は、例えば、端末操作の終了、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定期間が経過するまで継続される。
図3Gに例示の状態では、端末操作の間は、ICタグに記録された英文字等のテキスト情報を読み込むための搬送波の送出は行われない。このため、情報処理端末10では、端末操作の間、英文字情報が記録されたICタグの検出が抑制できる。読み取り動作に係る搬送波の送出を停止した情報処理端末10では、ICタグの検出が抑止されるため、端末操作の期間中の、ICタグに関連付けられた情報の誤入力を防止することができる。
なお、ケース2においても、動作制御部102は、例えば、読み取り動作に係る搬送波の送出中に端末操作の発生を検出した場合には、読み取り動作に使用されていないタイプの搬送波を送出することができる。読み取り動作に使用されていないタイプの搬送波を送出する場合においても、情報処理端末10は、図3Gで説明した、端末操作の期間中の、ICタグに関連付けられた情報の誤入力を防止できる。
図3Hに、読み取り動作に係る搬送波の送出中に端末操作が発生したときに、読み取り動作に使用されていないタイプの搬送波を送出する場合の動作制御部102の説明図を例示する。図3Hは、例えば、読み取り動作に使用されていない搬送波としてタイプBの搬送波を送出する場合の動作例である。
動作制御部102は、例えば、イベント検出部101から引き渡された端末操作に係るフラグ値等に基づいて、読み取り動作に係る搬送波の種別を、直近のICタグからの情報の読み取りに使用されていないタイプBに決定する。そして、動作制御部102は、図3Hに例示のように、例えば、端末操作の終了、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定期間が経過するまでの間、タイプBの搬送波を読み取り動作に係る搬送波として送出する。
なお、図3Hに例示するように、端末操作を検出した場合に送出される搬送波は、例え
ば、直近の読み込み対象となったICタグの情報の種別とは異なる種別の他のICタグに使用される搬送波であってもよい。図3Hの例では、タイプBの搬送波は、例えば、ICタグに記録された情報として“アプリ(辞書)起動”、“アプリ(ブラウザ)起動”等のコマンド情報が記録されたICタグTG17,18に対応付けられている。
動作制御部102は、例えば、ICタグTG17,18の情報の読み込みに対応するタイプBの搬送波の送出を行うことで、文字情報等のテキスト情報が記録された他のICタグ(TG15,16)の誤検出を抑制できる。図3G、3Hに例示のように、端末操作を検出した情報処理端末10では、動作制御部102により読み取り動作の形態(送出する搬送波の種別、周期、搬送波送出の有無等)が決定される。そして、端末操作の終了、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定時間経過後の情報処理端末10では、例えば、図3Eに例示する“AutoPolling”による搬送波の送出が実行される。
(ケース3)
次に、図3I−3Jに例示の図面を参照し、ケース3の形態における動作制御部102の処理を説明する。図3I−3Jは、例えば、店舗等に設けられたポスター等に埋め込まれたICタグの情報を読み取り、該情報の読み取り後に店舗等で購入した商品についての電子決済等を行うケース3の形態の説明図である。
図3I−3Jに例示のケース3の形態では、例えば、情報処理端末10は、ポスター等に埋め込まれたICタグに記録されたURL情報等の読み取りを行う。ICタグに記録されたURL情報には、例えば、店舗等の商品購入に使用可能なクーポン等が関連付けられている。情報処理端末10は、例えば、ICタグに記録されたURL情報を読み取り、LCD15a等の表示デバイスに表示する。情報処理端末10は、例えば、表示デバイスに表示されたURLへ移行するためユーザによる端末操作を検出する。情報処理端末10は、例えば、URL情報が記録されたICタグの情報の種別に応じて、“AutoPolling”中
の読取動作を停止し、電子決済等の使用が可能な“Listen状態”とする。この結果、ケース3の形態の情報処理端末10は、例えば、ICタグに関連付けられたURL情報に基づくクーポン等の商品購入に係る所定サービスを反映した電子決済等を行うことが可能となる。
ケース3では、例えば、図3Iに例示のように、店舗等のポスター等に埋め込まれたICタグTG19には“http://www.・・・”等のURL情報が記録されている。ICタグ
TG19に記録されたURL情報は、例えば、タイプAの搬送波に基づいて読み取りが行われるものとする。なお、図3Iのタイムチャート、及び、タイムチャートに示す“AutoPolling”は、図2に例示の説明図と同様である。すなわち、図3Iのタイムチャートで
は、左右方向は時間軸を表し、上下方向は情報処理端末10から送出される搬送波の強度を表している。図3Jに例示のタイムチャートについても同様である。
図3Iのタイムチャート上の、“W1”はタイプAの搬送波の送出期間、“W2”はタイプBの搬送波の送出期間、“W3”はタイプFの搬送波の送出期間を表している。“AutoPolling”中の情報処理端末10では、例えば、タイプA,タイプB,タイプFで規定
される3種類の搬送波が送出される。図3Iの例では、情報処理端末10は、タイプA→タイプB→タイプF→タイプFの順で各搬送波を一定周期ごとに自動的に切り替えて送出する。
図3Iに例示の情報処理端末10では、例えば、タイプAの搬送波に基づいて、ポスター等に埋め込まれたICタグに記録されたURL情報の読み取りが行われる。ICタグに記録されたURL情報の読み取りは、例えば、“AutoPolling”中のタイプAの搬送波の
送出期間W1で行われる。情報処理端末10のLCD15a等の表示デバイスには、該情
報処理端末10の処理(アプリケーション動作例)により、例えば、ICタグTG19から読み込んだURL情報“http://www.・・・”が表示される。
ケース3の動作制御部102では、例えば、ICタグを検出したタイプAの搬送波、ICタグの情報の種別(URL情報)、ICタグの読み込み回数等がカウントされる。また、動作制御部102では、例えば、ICタグの情報を読み込んだときからの経過時間やイベント検出部101から引き渡されるフラグ値“1”に基づいて、ユーザによる端末操作の有無が判定される。動作制御部102は、例えば、端末操作が有る場合に、カウントした、ICタグを検出した搬送波のタイプ、ICタグの情報の種別、読み込み回数等に応じて、所定期間の間の情報処理端末10の、読取・書込み動作を決定する。
図3Jに、ケース3における、URL情報の読み取り後の読取・書込み動作の決定例を例示する。図3Jは、例えば、端末操作中に送出される搬送波を停止し、電子決済等の機能が使用可能なように、“Listen状態”とする場合の例である。図3Jにおいて、リーダ機器20は、例えば、店舗等に設置された電子決済等の電子機器である。
図3Jに例示の情報処理端末10のイベント検出部101は、例えば、ICタグTG19から読み取ったURL情報に対する端末操作を検出する。そして、動作制御部102は、例えば、イベント検出部101から引き渡された端末操作に係るフラグ値等に基づいて、読み取り動作に係る“AutoPolling”中の搬送波の送出を停止し、電子決済等に使用可
能な“Listen状態”とする。なお、図3Jにおいて、読み取り動作に係る搬送波の送出を停止し、“Listen状態”とする状態は、例えば、端末操作の終了、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定期間が経過するまで継続される。
図3Jに例示の状態では、端末操作の間は、“AutoPolling”中の搬送波の送出は行わ
れないため、情報処理端末10ではICタグの検出が抑制できる。また、情報処理端末10では、端末操作の間は、“Listen状態”が継続するため、リーダ機器20を対象として、例えば、URLを介して取得したクーポン等を反映させた電子決済等が可能となる。
図3Jに例示の情報処理端末10では、例えば、電子決済終了や端末操作の終了、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定時間経過後に、図3Iに例示する“AutoPolling”による搬送波の送出が開始される。
なお、例えば、近距離無線通信機能を備える情報処理端末10同士で機器間通信を行いICタグから読み取ったURL情報等の交換を行う利用形態が想定される。情報処理端末10同士の機器間通信で使用されるタイプの搬送波は、例えば、タイプAといった1種類の搬送波である。例えば、機器間通信でULR情報が送信された相手側の対向機においては、受信したURL情報に基づいたブラウザ起動が可能である。但し、ブラウザが起動した情報処理端末10間では、再び、機器間通信が可能な状態となるため、例えば、意図しないURL情報の再送信といった動作が発生することとなる。
ケース3に例示の動作制御形態を機器間通信に採用することにより、例えば、端末操作が発生した対向機側の情報処理端末10では、端末操作の間は、機器間通信に係る搬送波の送出が抑止可能となる。このため、例えば、意図しないURL情報の再送信といった動作を防止することが可能となる。
〔処理フロー〕
以下、図4に例示のフローチャートを参照し、本実施形態の情報処理端末10の近距離無線通信に係る読取・書込み処理を説明する。情報処理端末10は、例えば、主記憶部12に実行可能に展開されたコンピュータプログラムにより、図4に例示のフローチャート
の処理を実行する。
図4に例示のフローチャートにおいて、近距離無線通信に係る読取・書込み処理の開始は、例えば、情報処理端末10の電源投入のときが例示できる。情報処理端末10は、例えば、ユーザによる操作入力に基づいて、LCD15a等の表示デバイスのディスプレイ点灯(S1)、画面ロックの解除(S2)等の処理を行う。
情報処理端末10は、例えば、S1、S2の処理の実行後、図3A等に例示の“AutoPolling”動作を開始する(S3)。“AutoPolling”動作中の情報処理端末10では、例えば、タイプA,タイプB,タイプFで規定される3種類の搬送波が、一定周期ごとに自動的に切り替えて送出される。なお、“AutoPolling”動作中のそれぞれの搬送波に対応し
たICタグからの、各種情報の読み込みについては図3A等で説明した。情報処理端末10では、例えば、“AutoPolling”の何れかのタイプの搬送波に対応するICタグを検出
した場合には、各搬送波の送出時に読み込まれたICタグの各種情報の読み取り・解析が行われる。
情報処理端末10は、例えば、S3の処理で送出された各搬送波に対応するICタグ(図4では、“NFCタグ”と記載)の検出の有無を判定する(S4)。情報処理端末10は、例えば、“AutoPolling”の各搬送波の送出中に読み取られた情報に基づいて、各搬
送波に対応するICタグの検出の有無を判定する。
情報処理端末10は、例えば、“AutoPolling”に対応するICタグを検出しない場合
には(S4,“NO”)、S16の処理に移行し、画面ロック設定あるいはLCD15a等の表示デバイスのディスプレイ消灯に係る操作の有無を判定する(S16)。情報処理端末10は、例えば、画面ロック設定あるいはLCD15a等の表示デバイスのディスプレイ消灯に係る操作が有る場合には(S16,“YES”)、“AutoPolling”動作を終
了し(S17)、実行中の読取・書込み処理を終了する。また、情報処理端末10は、例えば、画面ロック設定あるいはLCD15a等の表示デバイスのディスプレイ消灯に係る操作がな場合には(S16,“NO”)、S4の処理に移行する。S4の処理に移行した情報処理端末10では、例えば、継続して実行される“AutoPolling”動作に基づいて各
搬送波に対応するICタグの検出が繰り返し行われる。
一方、情報処理端末10は、例えば、“AutoPolling”に対応するICタグを検出した
場合には(S4,“YES”)、S5の処理に移行し、検出されたICタグに記録された各種情報の読込・解析を行う。なお、S5の処理で読込・解析されたICタグの各種情報は、例えば、情報処理端末10のアプリケーション動作により、LCD15a等の表示デバイスに表示される。
S6の処理では、情報処理端末10は、例えば、S4−S5の処理で検出したICタグの搬送波のタイプとICタグに記録された情報の種別とを関連付けたICタグの読込回数をカウントする。カウント値は、例えば、主記憶部12の所定の領域に一時的に記憶される。
なお、S6の処理では、情報処理端末10は、例えば、ICタグを検出した搬送波のタイプ、ICタグに記録された情報の種別、ICタグの読み込み回数を項目毎にカウントするとしてもよい。項目毎にカウントされた情報を、例えば、S9の処理に反映するとしてもよい。
そして、情報処理端末10は、S7の処理に移行し、例えば、同じ搬送波のタイプ、同じ情報種別のICタグを連続して一定回数以上の読込中であるかを判定する。情報処理端
末10は、例えば、S6の処理に基づいて、同じ搬送波のタイプ、同じ情報種別のICタグを連続して一定回数以上の読込中であるかを判定する。なお、S6−S7の処理については、例えば、図3A−3J等で説明した。
情報処理端末10は、例えば、同じ搬送波のタイプ、同じ情報種別のICタグを連続して一定回数以上の読込中でない場合には(S7,“NO”)、S14の処理に移行し、S6の処理でカウントしたカウント値をリセットする。S14の処理後、情報処理端末10は、例えば、S4の処理に移行し、継続して実行される“AutoPolling”動作に基づくI
Cタグの検出を繰り返し実行する。
S7の処理において、情報処理端末10は、例えば、同じ搬送波のタイプ、同じ情報種別のICタグを連続して一定回数以上の読込中である場合には(S7,“YES”)、S8の処理に移行する。S8の処理では、例えば、情報処理端末10は、ユーザによる端末操作中、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定時間経過していないことを判定する。なお、S8の処理については、例えば、図1、図3A−3J等で説明した。
情報処理端末10は、例えば、ユーザによる端末操作中でない、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定時間経過している場合には(S8,“NO”)、S15の処理に移行する。S15の処理では、情報処理端末10は、例えば、S9−S13の処理で決定された読取・書込み動作を解消し、図3A等に例示の“AutoPolling”動
作を再開する。“AutoPolling”動作を再開させた情報処理端末10は、例えば、S4の
処理に移行し、再開した“AutoPolling”動作に基づいてICタグの検出が繰り返し行わ
れる。
一方、情報処理端末10は、例えば、ユーザによる端末操作中、或いは、ICタグに記録された情報の読み取りのときから一定時間経過していない場合には(S8,“YES”)、S9の処理に移行する。S9の処理では、情報処理端末10は、例えば、直近に読取ったICタグに関連付けられた情報の“種別”を判定する。
なお、S9−S13の処理における情報の“種別”とは、例えば、ICタグに記録された仮名文字あるいは英文字等のテキスト情報、URL情報、画像情報、情報処理端末10で実行可能なコマンド情報等が例示できる。但し、ICタグに記録された各種情報について、対応する搬送波の種別、読込回数、端末操作に係るアプリ動作等を関連付けた情報を、直近に読取ったICタグに関連付けられた情報の“種別”とするとしてもよい。情報処理端末10は、例えば、より細やかな“種別”に応じた読み取り・書込み動作を決定することができる。
情報処理端末10は、例えば、予めICタグに関連付けられた情報の“種別”をユーザの端末操作等により設定可能とし、該設定された“種別”情報を例えば、補助記憶部13に格納するとすればよい。
また、以下の説明では、判定に係る“種別”を、“種別1”、“種別2”、“種別3”、“種別n”として説明するが、判定に係る“種別”の個数が4種に限定されるわけではない。近距離無線通信機能を備える情報処理端末10の動作に応じて判定に係る“種別”を増減するとしてもよい。
S9の処理において、情報処理端末10は、例えば、直近に読取ったICタグに関連付けされた情報の種別が“種別1”に該当する場合には(S9,“種別1”)、S10の処理に移行する。S10の処理では、情報処理端末10は、例えば、ICタグの読込に使用
していないタイプの搬送波を送出して読み取り動作を行うように決定する。例えば、“種別1”は、英文字等のテキスト情報であり、該テキスト情報についてのタイプAの搬送波による連続した読み込みが行われる場合に、図3Hに例示の、ICタグの読込に使用されないタイプB、タイプFの搬送波を送出する形態が例示できる。なお、送出される搬送波について、例えば、搬送波の送出期間、“Listen状態”とする期間等の長短を可変するとしてもよい。さらに、送出する搬送波の繰り返し周期を可変するとしてもよい。
また、情報処理端末10は、例えば、直近に読取ったICタグに関連付けされた情報の種別が“種別2”に該当する場合には(S9,“種別2”)、S11の処理に移行する。S11の処理では、情報処理端末10は、例えば、予め指定したタイプ以外の搬送波を送出して読み取り動作を行うように決定する。例えば、“種別2”は仮名文字等のテキスト情報であり、ICタグの読込について予め指定されたタイプの搬送波がタイプA,タイプBの場合、図3Dに例示の、タイプFの搬送波を送出する形態が例示できる。
なお、送出される搬送波について、例えば、搬送波の送出期間、“Listen状態”とする期間等の長短を可変するとしてもよい。さらに、送出する搬送波の繰り返し周期を可変するとしてもよい。
また、情報処理端末10は、例えば、直近に読取ったICタグに関連付けされた情報の種別が“種別3”に該当する場合には(S9,“種別3”)、S12の処理に移行する。S12の処理では、情報処理端末10は、例えば、搬送波の送出を停止を行うように決定する。
例えば、“種別3”は繰り返し読み込まれるテキスト情報であり、図3C、3Gに例示の、搬送波の送出を停止し、“Listen状態”とする形態が例示できる。また、例えば、“種別3”はURL情報であり、図3Jに例示の、搬送波の送出を停止し、電子決済機能を機能させるために“Listen状態”とする形態が例示できる。
また、情報処理端末10は、例えば、直近に読取ったICタグに関連付けされた情報の種別が“種別n”に該当する場合には(S9,“種別n”)、S13の処理に移行する。S13の処理では、情報処理端末10は、例えば、読取り動作に使用される搬送波を継続して送出する等の“処理n”による読み取り動作、或いは、書込み動作を行うように決定する。例えば、“種別n”は繰り返し読み込まれる英文字等のテキスト情報であり、“処理n”は、図3Fに例示の、読み込まれた文字列が単語辞書等に登録された単語とマッチする場合、文字読込に係る搬送波を継続して送出する形態が例示できる。
S9−S13の処理後、情報処理端末10は、例えば、S4の処理に移行し、S9−S13の何れかの処理で決定された読み取り動作、或いは、書込み動作に基づいてICタグの検出を繰り返し実行する。S9−S13の処理により、情報処理端末10は、例えば、図3A−3Jに例示の説明図で説明した読み取り動作、或いは、書込み動作を実行することができる。
ここで、情報処理端末10で実行されるS3−S6の処理は、RFIDタグとの通信を行う通信部を介して、RFIDタグに関連付けられた情報の種別を介して取得する取得ステップの一例である。また、情報処理端末10のCPU11等は、RFIDタグとの通信を行う通信部を介して、RFIDタグに関連付けられた情報の種別を介して取得する取得手段の一例としてS3−S6の処理を実行する。
また、情報処理端末10で実行されるS7−S13の処理は、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する読み取り
動作を決定する制御ステップの一例である。また、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する読み取り動作を決定する制御手段の一例としてS7−S13の処理を実行する。
以上、説明したように、本実施形態の情報処理端末10は、直近に読取ったICタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内の読取・書込み動作を決定することができる。情報処理端末10は、例えば、直近に読取ったICタグの搬送波の種別、ICタグに記録された情報の種別、読取り回数、端末操作に係るアプリ動作等に応じて所定期間内のICタグからの情報の読み取りを抑制する。また、情報処理端末10は、例えば、直近に読取ったICタグの搬送波の種別、ICタグに記録された情報の種別、読取り回数、端末操作に係るアプリ動作等に応じて、所定期間内のICタグからの情報の読み取りを可能とする。また、情報処理端末10は、例えば、直近に読取ったICタグの搬送波の種別、ICタグに記録された情報の種別、読取り回数、端末操作に係るアプリ動作等に応じて、電子決済等のリーダ機器へのを可能とする。
本実施形態の情報処理端末10では、直近に読取ったICタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内の読取・書込み動作を決定できるため、RFIDに伴うユーザの意図に反したアプリケーション動作を抑制することができる。この結果、本実施形態の情報処理端末10は、RFIDに伴うユーザの意図に反したアプリケーション動作を抑制する技術を提供することができる。
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
《その他》
以上の実施形態は、さらに以下の付記と呼ぶ態様を含む。以下の各付記に含まれる構成要素は、他の付記に含まれる構成と組み合わせることができる。
(付記1)
RFIDタグとの通信を行う通信部を介して前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別を介して取得する取得手段と、
直近に取得した前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する読み取り動作を決定する制御手段と、
を備える情報処理端末。
(付記2)
前記制御手段は、さらに、直近に取得した前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する書込み動作を決定する、付記1に記載の情報処理端末。
(付記3)
前記取得手段は、RFIDタグを検出した搬送波のタイプ、前記RFIDタグに記録さ
れた記録情報の種別、前記RFIDタグの読み取り回数の項目の少なくとも1つ以上をカウントし、
前記制御手段は、前記取得手段でカウントされた、前記RFIDタグを検出した搬送波のタイプ、前記RFIDタグに記録された記録情報の種別、前記RFIDタグの読み取り回数の何れかまたはカウント項目の組合せに基づいて、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別を判定する、付記1または付記2に記載の情報処理端末。
(付記4)
前記制御手段は、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、前記直近のRFIDタグに記録された情報の読み取りに使用していないタイプの搬送波を所定周期で送出する、付記3に記載の情報処理端末。
(付記5)
前記制御手段は、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、RFIDタグに記録された情報の読み取りとして予め指定されたタイプ以外の搬送波を所定周期で送出する、付記3に記載の情報処理端末。
(付記6)
前記制御手段は、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、RFIDタグに記録された情報の読み取りとして送出される搬送波を停止する、付記3に記載の情報処理端末。
(付記7)
前記制御手段は、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、前記直近のRFIDタグに記録された情報の読み取りに使用された搬送波を送出し続ける、付記3に記載の情報処理端末。
(付記8)
RFIDタグとの通信を行う通信部を備えるコンピュータに、
RFIDタグに関連付けられた情報の種別を前記通信部を介して取得する取得ステップと、
直近に取得した前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する読み取り動作を決定する制御ステップと、を実行させるための近距離無線通信制御プログラム。
(付記9)
前記制御ステップは、さらに、直近に取得した前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する書込み動作を決定する、付記8に記載の近距離無線通信制御プログラム。
(付記10)
前記取得ステップは、RFIDタグを検出した搬送波のタイプ、前記RFIDタグに記録された記録情報の種別、前記RFIDタグの読み取り回数の項目の少なくとも1つ以上をカウントし、
前記制御ステップは、前記取得ステップでカウントされた、前記RFIDタグを検出した搬送波のタイプ、前記RFIDタグに記録された記録情報の種別、前記RFIDタグの読み取り回数の何れかまたはカウント項目の組合せに基づいて、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別を判定する、付記8または付記9に記載の近距離無線通信制御プログラム。
(付記11)
前記制御ステップは、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、前記直近のRFIDタグに記録された情報の読み取りに使用していないタイプの搬送波を所定周期で送出する、付記10に記載の近距離無線通信制御プログラム。
(付記12)
前記制御ステップは、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、RFIDタグに記録された情報の読み取りとして予
め指定されたタイプ以外の搬送波を所定周期で送出する、付記10に記載の近距離無線通信制御プログラム。
(付記13)
前記制御ステップは、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、RFIDタグに記録された情報の読み取りとして送出される搬送波を停止する、付記10に記載の近距離無線通信制御プログラム。
(付記14)
前記制御ステップは、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、前記直近のRFIDタグに記録された情報の読み取りに使用されたタイプの搬送波を送出し続ける、付記10に記載の近距離無線通信制御プログラム。
(付記15)
RFIDタグとの通信を行う通信部を備えるコンピュータが、
RFIDタグに関連付けられた情報の種別を前記通信部を介して取得する取得ステップと、
直近に取得した前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する読み取り動作を決定する制御ステップと、を実行する近距離無線通信制御方法。
(付記16)
前記制御ステップは、さらに、直近に取得した前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する書込み動作を決定する、付記15に記載の近距離無線通信制御方法。
(付記17)
前記取得ステップは、RFIDタグを検出した搬送波のタイプ、前記RFIDタグに記録された記録情報の種別、前記RFIDタグの読み取り回数の項目の少なくとも1つ以上をカウントし、
前記制御ステップは、前記取得ステップでカウントされた、前記RFIDタグを検出した搬送波のタイプ、前記RFIDタグに記録された記録情報の種別、前記RFIDタグの読み取り回数の何れかまたはカウント項目の組合せに基づいて、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別を判定する、付記15または付記16に記載の近距離無線通信制御方法。
(付記18)
前記制御ステップは、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、前記直近のRFIDタグに記録された情報の読み取りに使用していないタイプの搬送波を所定周期で送出する、付記17に記載の近距離無線通信制御方法。
(付記19)
前記制御ステップは、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、RFIDタグに記録された情報の読み取りとして予め指定されたタイプ以外の搬送波を所定周期で送出する、付記17に記載の近距離無線通信制御方法。
(付記20)
前記制御ステップは、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、RFIDタグに記録された情報の読み取りとして送出される搬送波を停止する、付記17に記載の近距離無線通信制御方法。
(付記21)
前記制御ステップは、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、前記直近のRFIDタグに記録された情報の読み取りに使用されたタイプの搬送波を送出し続ける、付記17に記載の近距離無線通信制御方法。
10 情報処理端末
11 CPU
12 主記憶部
13 補助記憶部
14 入力部
14a 入力ボタン
14b タッチセンサ
15 出力部
15a LCD
16 通信部
16a NFC−IF
20 リーダ機器
101 イベント検出部
102 動作制御部

Claims (9)

  1. RFIDタグとの通信を行う通信部を介して前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別を取得する取得手段と、
    直近に取得した前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する読み取り動作を決定する制御手段と、
    を備え
    前記取得手段は、RFIDタグを検出した搬送波のタイプおよび前記RFIDタグに記録された記録情報の種別の少なくとも1つ以上をカウントし、
    前記制御手段は、前記取得手段でカウントされた、前記RFIDタグを検出した搬送波のタイプのカウント数、前記RFIDタグに記録された記録情報の種別のカウント数または搬送波のタイプと記録情報の種別との組合せに対するカウント数に基づいて、前記所定期間内のRFIDタグに対する読み取り動作を決定する情報処理端末。
  2. 前記制御手段は、さらに、直近に取得した前記RFIDタグに関連付けられた情報の種別に応じて、所定期間内のRFIDタグに対する書込み動作を決定する、請求項1に記載の情報処理端末。
  3. 記制御手段は、前記取得手段でカウントされた、前記RFIDタグを検出した搬送波のタイプのカウント数、前記RFIDタグに記録された記録情報の種別のカウント数または搬送波のタイプと記録情報の種別との組合せに対するカウント数に基づいて、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別を判定する、請求項1または請求項2に記載の情報処理端末。
  4. 前記制御手段は、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、前記直近のRFIDタグに記録された情報の読み取りに使用していないタイプの搬送波を所定周期で送出する、請求項3に記載の情報処理端末。
  5. 前記制御手段は、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、RFIDタグに記録された情報の読み取りとして予め指定されたタイプ以外の搬送波を所定周期で送出する、請求項3に記載の情報処理端末。
  6. 前記制御手段は、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、RFIDタグに記録された情報の読み取りとして送出される搬送波を停止する、請求項3に記載の情報処理端末。
  7. 前記制御手段は、直近に取得したRFIDタグに関連付けられた情報の種別が前記判定された種別と一致する場合には、前記直近のRFIDタグに記録された情報の読み取りに使用されたタイプの搬送波を送出し続ける、請求項3に記載の情報処理端末。
  8. RFIDタグとの通信を行う通信部を備えるコンピュータに、
    RFIDタグに関連付けられた情報の種別を前記通信部を介して取得し、前記RFIDタグを検出した搬送波のタイプおよび前記RFIDタグに記録された記録情報の種別の少なくとも1つ以上をカウントする取得ステップと、
    前記取得ステップでカウントされた、前記RFIDタグを検出した搬送波のタイプのカウント数、前記RFIDタグに記録された記録情報の種別のカウント数または搬送波のタイプと記録情報の種別との組合せに対するカウント数に基づいて、所定期間内のRFIDタグに対する読み取り動作を決定する制御ステップと、を実行させるための近距離無線通信制御プログラム。
  9. RFIDタグとの通信を行う通信部を備えるコンピュータが、
    RFIDタグに関連付けられた情報の種別を前記通信部を介して取得し、前記RFIDタグを検出した搬送波のタイプおよび前記RFIDタグに記録された記録情報の種別の少なくとも1つ以上をカウントする取得ステップと、
    前記取得ステップでカウントされた、前記RFIDタグを検出した搬送波のタイプのカウント数、前記RFIDタグに記録された記録情報の種別のカウント数または搬送波のタイプと記録情報の種別との組合せに対するカウント数に基づいて、所定期間内のRFIDタグに対する読み取り動作を決定する制御ステップと、を実行する近距離無線通信制御方法。
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