JP6531199B1 - オーバーヘッドドア - Google Patents

オーバーヘッドドア Download PDF

Info

Publication number
JP6531199B1
JP6531199B1 JP2018082794A JP2018082794A JP6531199B1 JP 6531199 B1 JP6531199 B1 JP 6531199B1 JP 2018082794 A JP2018082794 A JP 2018082794A JP 2018082794 A JP2018082794 A JP 2018082794A JP 6531199 B1 JP6531199 B1 JP 6531199B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
wire
drum
overhead door
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018082794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019190092A (ja
Inventor
弘典 高島
弘典 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kongo Corp
Original Assignee
Kongo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kongo Corp filed Critical Kongo Corp
Priority to JP2018082794A priority Critical patent/JP6531199B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6531199B1 publication Critical patent/JP6531199B1/ja
Publication of JP2019190092A publication Critical patent/JP2019190092A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

【課題】 ウエイトを用い、ねじりばねを必要とせずに、オーバーヘッドドアを上昇させる力を提供するとともに、ウエイトの移動軌跡を短くすることができるオーバーヘッドドアを提供する。【解決手段】トラックバースの各開口部に取り付けられるオーバーヘッドドア10は、ドアパネル1と、ドアパネル1をワイヤ3を介して巻きあげるワイヤドラム5と、ワイヤドラム5が取り付けられた回転軸12に取り付けられて軸方向に異なる外径を有するウエイトドラム20と、ウエイトドラム20に巻き付けられたワイヤ26が巻通る動滑車22と、動滑車22に吊り下げられたウエイトWを備える。ウエイトドラム20によりドアパネル1の上昇位置に応じてドアパネルの上昇に必要な力を加えることができ、動滑車22によりウエイト20の移動軌跡を短くできる。【選択図】図1

Description

本発明は、ねじりばねを使用することなくドアパネルの開放を容易にすることができるオーバーヘッドドアに関し、さらに詳細には、ねじりばねを使用することなく、シンプルな構造で耐久性に優れ、冷蔵食品の大型倉庫等に好適なオーバーヘッドドアに関する。
ガレージなどの建築物の開口部を開閉するために、開口時に上方で回転するかあるいは天井と平行に納まるオーバーヘッドドア(オーバードアとも呼ばれる)が知られている。典型的なオーバーヘッドドアは、図6に示すように、ドアパネル1を、床から逆L字型に延在するガイドレール2に沿って、鉛直方向から水平方向に屈曲させながら移動させる。ドアパネル1に止着されたワイヤ3が回転シャフト12に取り付けられたワイヤドラム5により巻き上げられることによりドアパネル1は上昇する。ドアパネル1を上昇するときに比較的軽い力で引き上げられるように、回転シャフト12にはねじりばね(トーションスプリング)13が取り付けられている。
オーバーヘッドドアは、ねじりばねの回転反発力を利用することで、比較的小さな力でドアパネルを上昇させることができるが、ねじりばねには常時、負荷がかかるため、機械的な寿命があった。この問題に対処するために、出願人による特許文献1は、ねじりばねの代わりに、開き用ウエイトとその下方に垂下されるウエイト用チェーンの重量によってドアパネルに上向きの力を付与するオーバーヘッドドアを開示している。また、オーバーヘッドドアは、前述のように開口部の上部で水平に屈曲して移動するために、ドアパネルの上昇に従って巻き上げトルクは徐々に小さくなる。そこで、特許文献1では、ウエイト用チェーンの有効長を変化させて、ドアパネルに付与される上向きの力をドアパネルが閉状態に近い時と開状態に近いときとで異なるようにしている。
特許文献2は、ドアパネルの巻き上げトルクを徐々に小さくするために、ワイヤドラムの回転半径がシャフトの軸方向で異なるV字状の溝を有するプーリーを用いてシャフトに取り付けられたコイルスプリングの張力に対するバランスを与えることを開示している。
特許文献3は、パネル体をスムーズに昇降することができる開閉装置において、チェーンが、ウエイトを吊り下げた動滑車、駆動スプロケット等に巻回されていることにより、チェーンがパネル体を収納するまで巻上げられても、地面にウエイト38が接地しないことを開示している。または、ワイヤドラムの回転半径がシャフトの軸方向で徐々に小さくなるような円錐型のワイヤドラムやV字状の溝を有するプーリーを用いてカウンターバランスを与えることも開示している。
特開2001−140556号公報 米国特許第2314015号公報 特開平7−310472号公報
オーバーヘッドドアは、コンビニなどの小売店に商品を配送するための配送センターにも使用されている。配送センターでは大型の冷蔵倉庫を内部に備え、トラックが接車するトラックバースにおける倉庫壁面には冷蔵商品を積卸しするための複数の開口が並列して設けられている。これらの開口を開閉し、倉庫内の冷気を外部と遮断するためのオーバーヘッドドアがそれぞれ設けられている(図5参照)。特に、冷蔵倉庫では、比較的早い開閉スピードが要求されているために巻き取り式のシャッターは不向きであり、開口上部にて屈曲して水平移動するオーバーヘッドドアがもっぱら使用されている。このような倉庫におけるオーバーヘッドドアの開閉は多いときで数百回/日を超えて行われることもあり、ねじりばねの劣化や切断が深刻な問題となる。ねじりばねが一旦切断または故障したときは、ねじりばねの交換のために冷蔵倉庫の一部または全体が使用できなくなるため、配送センターの機能や冷蔵倉庫の温度制御に悪影響を及ぼすことになる。一方で、ねじりばねの部品確保はコストがかかりまた、交換に時間を要していた。従って、オーバーヘッドドアを複数備える大型設備においては、ねじりばねを用いた従来のオーバーヘッドドアを、耐久性の高く、ねじりばねの交換やメンテナンスが不要なオーバーヘッドドアに変換することが強く要望されていた。
本発明は、ねじりばねを用いることなく、オーバーヘッドドアのドアパネルを引き上げる力を与えることができ、ドアパネルの上昇位置に応じた引き上げ力を提供することができる新規なオーバーヘッドドアを提供することを目的とする。本発明は、また、既存のねじりばねを用いたオーバーヘッドドアの基本骨格を残したまま、簡単な作業で、ねじりばねを用いないタイプのオーバーヘッドドアに改変することができる構造を有する新規なオーバーヘッドドアを提供することにある。
本発明に従えば、複数のトラックが接車して荷物を積卸しするための複数の開口部を有する倉庫に取り付けられるオーバーヘッドドアであって、
屈曲可能なドアパネルと、
鉛直部と水平部を有し、前記ドアパネルを両側から前記鉛直部と前記水平部との間で移動可能に支持するブラケットと、
前記ドアパネルに取り付けられて前記ドアパネルを引き上げるための第1ワイヤと、
第1ワイヤを巻き上げるためのワイヤドラムと、
前記ワイヤドラムが取り付けられた回転軸及びそれを回転駆動する駆動装置と、
前記回転軸にワイヤドラムと同軸に取り付けられ、軸方向に異なる外径を有するウエイトドラムと、
前記ウエイトドラムに巻き付けられる第2ワイヤと、
第2ワイヤが掛回される動滑車と、
前記動滑車に吊り下げられて、ドアパネルを上昇させる方向に作用するウエイトを備えるオーバーヘッドドアが提供される。
本発明のオーバーヘッドドアにおいて、前記ウエイトドラムが、前記ワイヤドラムの軸方向外側に取り付けられていてもよい。
本発明のオーバーヘッドドアにおいて、前記ウエイトが上下移動するときに前記ウエイトの軌跡に沿って前記ウエイトをカバーする保護カバーを備え得る。
本発明のオーバーヘッドドアにおいて、前記ウエイトまたは動滑車に連結され、第2ワイヤの破損時にウエイトの落下を防止する落下防止具を備え得る。
本発明のオーバーヘッドドアにおいて、第2ワイヤの一端が前記ウエイトドラムに取り付けられ、他端が前記オーバーヘッドドアのいずれかの部位または倉庫の壁面に固定され得る。
本発明のオーバーヘッドドアにおいて、前記倉庫は、その内部に冷蔵空間を有し、前記開口部が前記冷蔵空間と連通する低温空間と連通していてもよい。
本発明のオーバーヘッドドアは、回転シャフト上でねじりばねを用いる代わりに、ウエイト付きの動滑車をワイヤを介して支持するウエイトドラムを用いたので、ねじりばねの金属疲労に伴う故障を防止して、オーバーヘッドドアの耐久性を向上することができる。また、ウエイトドラムには、軸方向の外径が異なるドラムを採用しているので、ドアパネルの上昇に伴う引き上げ力とバランスさせることができる。本発明のオーバーヘッドドアのウエイトドラムはドアパネルを持ち上げるために駆動する回転シャフトに同軸に取り付けられているために、従来型のねじりばねを用いたオーバーヘッドドアの基本骨格を維持しつつ、その場で簡単に本発明のオーバーヘッドドアに改変することができる。
本発明の実施形態に従うオーバーヘッドドアの構造を示す概念図である。 本発明の実施形態に従うオーバーヘッドドアの側面図である。 本発明の実施形態に従うオーバーヘッドドアのウエイトドラム及びウエイトの近傍を示す概念図である。 本発明の実施形態に従うオーバーヘッドドアに用いられるウエイトドラムとワイヤを概念的に示す図である。 本発明の実施形態に従うオーバーヘッドドアが使用される倉庫の配置構造を概念的に示す図である。 従来のオーバーヘッドドアの構造を示す概念図である。
本発明のオーバーヘッドドアについて、コンビニなどの小売店に冷蔵食品をトラックで配送する配送センターの冷蔵倉庫に好適に用いられるオーバーヘッドドアを例に挙げて説明する。図5は、そのような配送センターの倉庫の構造及び配置空間を表わしており、トラックバース28と面する倉庫の外壁には複数のオーバーヘッドドア10が装備される開口部32が設けられている。開口部32を介して外部と連通する倉庫内側空間はプラットフォームと呼ばれ、プラットフォームの奥に位置する冷蔵庫に保管された冷蔵商品をフォークリフトなどにより開口部32に運搬する作業場である。プラットフォームは、10℃〜15℃のような比較的低温に維持されている。このような倉庫で使用されるオーバーヘッドドア10は、外部空間とプラットフォーム間の連通を遮断しているため、故障があるとプラットフォームでの作業のみならず、プラットフォームやその奥の冷蔵庫の温度管理に重大な悪影響を与えることになる。オーバーヘッドドアのメンテナンスにおいても極力、そのような悪影響を与えることは望ましくない。
本実施形態のオーバーヘッドドア10は、図1に示すように、倉庫の開口部32を覆うように倉庫内壁に設けられている。オーバーヘッドドア10は、複数のパネル体1Aをヒンジ7で屈曲自在に連結したドアパネル1と、ドアパネル1の側部側のヒンジ7に回転可能に取り付けられたローラ4と、床から逆L字型に延在してローラ4が摺動するガイドレール2と、ドアパネル1の上方に設けられた複数の軸受け15によって軸支された回転シャフト12とを主に備える。ガイドレール2の鉛直部2Vと軸受け15は、それぞれ、倉庫内壁に取り付けられている。回転シャフト12には、ドアパネル1の両端の上方位置に、一対のワイヤドラム5が同軸に取り付けられている。一対のワイヤドラム5に巻き付けられたワイヤ3の端部は、それぞれ、最下のパネル体1Aの両端に止着されている。回転シャフト12には、一方のワイヤドラム5の軸方向外側に、ウエイトドラム20がワイヤドラム5と同軸に取り付けられている。なお、逆L字型のガイドレール3は、鉛直部2V、水平部2H及びそれらの間の屈曲部を有するが、鉛直部2Vは必ずしも床面に対して垂直である必要はなく、または、水平部2Hは必ずしも床面に平行または水平である必要はなく、それらは例えば数度から十数度の傾斜角で傾斜していてもよい。
図4に示すように、ウエイトドラム20は、外径が軸方向外側(ワイヤドラム5と反対側)に向かって徐々に小さくなる円錐形の巻き取りドラムであり、ワイヤ26の一端は、外径の小さい側に固定されて外径が大きくなる方に徐々に巻き付けられている。図2に示すように、ワイヤ26の他端26aは、ウエイトドラム20の下方で動滑車22を懸架するように動滑車22を下方から半巻だけ掛渡されて内壁に取り付けられたワイヤ固定部33に固定されている。動滑車22には、複数の分割ウエイトからなるウエイトWがアイナット34を介して吊り下げられている。分割ウエイトの間には分割ウエイトよりやや径の大きな摺動プレート36が挟持されており、ウエイトWが揺れて周囲へ衝突することを防止している。ウエイトドラム20に巻き付けられたワイヤ26の巻き付け方向は、ワイヤドラム5に巻き付けられたワイヤ3の巻き付け方向と逆である。従って、ワイヤ26、動滑車22及びウエイトドラム20を介して回転シャフト12に吊り下げられたウエイトWの重量は、ドアパネル1を引き上げる方向に作用している。
図3に示すように、ウエイトWの上部にはアイナット34を介してチェーン28の一端が連結され、チェーン28の他端が内壁のチェーン固定部35に固定されている。チェーン28は、ワイヤ26が万が一破断した場合であっても、ウエイトWが落下すること防止する。また、図1に示したように、ガイドレール2の鉛直部2VとウエイトWとの間には、ウエイトWの移動経路に渡って鉛直方向に延在する保護カバー30が設けられている。保護カバー30は、ウエイトWの上下移動の間に、ウエイトWの四方を囲んで、ウエイトWの左右方向の変位や揺れを抑止することができる。なお、保護カバー30は、説明の都合上、図1では外側(外枠)の上部を省略して表示しており、図2及び3では、保護カバー30の外側を省略してある。なお、オーバーヘッドドア10のドアパネル1には、ドアパネル1を引き上げるためのハンドル(不図示)やドアパネルを引き下げるためのロープ(不図示)が取り付けられており、ドアパネル1は手動で開閉される。
オーバーヘッドドア10の動作を図1〜4を参照ながら説明する。操作者がドアパネル1を手動で持ち上げると、回転シャフト12が正方向(例えば図1の左側から見て時計方向)に回転する。前述のように、ウエイトWの重量はドアパネル1を引き上げる方向に作用しているので、ドアパネル1を持ち上げる力を軽減する。ウエイトドラム20に巻き付けられたワイヤ26はワイヤドラム5のワイヤ3と逆方向に巻き付けられているために、回転シャフト12の回転によりにワイヤ26を引き出して動滑車22及びそれに吊り下げられたウエイトWを下降させる。すなわち、ウエイトWの重量は、ワイヤドラム5、ワイヤ3、回転シャフト12、ワイヤ26、ウエイトドラム20などを通じてドアパネル1の重量とバランスされている。
ドアパネル1が引き上げられて、最上部のパネル1Aがガイドレール2の屈曲部に達すると、その後は、最上部のパネル1A、さらにはそれに続くパネル1Aが水平部2Hに沿って水平移動するためにドアパネル1を引き上げるのに必要な力は徐々に低減する。そして、全てのドアパネル1が水平部2Hに入ることによって、ドアパネル1は水平方向に向き、格納位置に収納される。これにより、開口部32は完全に開放される。
このような動作において、回転シャフト12の回転によりワイヤ26が引き出されるに従ってワイヤ26がウエイトドラム20から離れる位置がウエイトドラム20の軸方向において外側、即ち、図4の矢印に示すようにウエイトドラム20の直径が小さくなる方向に移動する。この結果、ウエイト22の重量によってワイヤ26を介してシャフトを正方向に回転させようとするトルクは徐々に小さくなる。このため、ドアパネル1の上昇に伴ってそれを上昇させるのに要する力が徐々に小さくなるとともに、ウエイトWの重量による回転トルクも小さくなって、両者はドアパネル1の上昇位置に関わらず常にバランスされることになる。
本実施形態のオーバーヘッドドア10は、次のような技術的効果を有する。
(1)ウエイトドラム20によりワイヤ26及び動滑車22を介して吊り下げられたウエイトWの重量により、ドアパネル1の上昇のために要する力が低減される。従って、劣化や破損が問題となるねじりばねを用いる必要がなくなる。このため、ねじりばねの保守・点検及び交換に要する作業が不要となり、複数のオーバーヘッドドア10が設けられた配送センターにおける商品の積卸作業を継続して行うことができる。
(2)オーバーヘッドドア10で用いるウエイトドラム20は、ワイヤが引き出されるに従ってワイヤの巻き付け径が小さくなるように、軸方向に傾斜した周面(円錐面)を有する。これによりウエイトWによる回転シャフト12にかかるトルクを徐々に低減することができ、オーバーヘッドドア10の上昇に伴って低減されるオーバーヘッドドア10の引き上げ力とバランスすることができる。従って、オーバーヘッドドア10の引き上げ動作が容易となる。
(3)ウエイトWを吊り下げるワイヤ26は動滑車22を介して連結されているので、ウエイトWのストロークは動滑車22がない場合に比べて半分となり、ウエイトWの移動経路設計の自由度が高くなる。また、動滑車22を用いることでウエイトWの移動速度は、ウエイトをワイヤで直接懸架する場合に比べて、1/2となるため、ウエイトWの重量が2倍になったとしても、運動エネルギ(1/2・mv)は全体として1/2に低減することができる。それゆえ、ウエイトWの移動に伴う周囲への衝撃力を低減することができる。また、ワイヤ26の端部26aは、動滑車22を掛回されて建物内壁に固定されている。このようにワイヤ26の一端が固定端となるために、動滑車22に吊り下げられたウエイトWの左右の揺れは、動滑車22がない場合に比べて抑制される。
(4)オーバーヘッドドア10は、既存のねじりばねを用いたタイプのオーバーヘッドドアとは、主に、ウエイトドラム20、それにワイヤ26で懸架された動滑車22及びウエイトW等の部品を用いる点で異なるが、それらの部品は既存のねじりばねを用いたタイプのオーバーヘッドドアに、ねじりばねを除いた後に簡単に取り付けることができる。特に、動滑車22及びウエイトWをワイヤ26で支持するウエイトドラム20は、ワイヤドラム5を回転駆動する回転シャフト12に同軸に取り付けられるので、新たな支持構造は不要である。また、ウエイトドラム20の軸方向外側は、隣設し合うオーバーヘッドア間の領域(隣り合う開口部間の内壁)の一部であり、いずれのドアパネル開閉動作にも影響しないため、動滑車22やウエイトWを上下移動させるためのスペースを確保できる。従って、倉庫開口部での大掛かりな工事を要することなく、既存のオーバーヘッドドアの主要構造を残したまま、耐久性の高いオーバーヘッドドア10に低コストで改変することができる。
本発明を実施形態により具体的に説明してきたが、本発明はそれらに限定されず、当業者が本願から容易に思いつく改変や改良も本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。例えば、ドアパネルやブラケット等のパーツの形状や材料などは任意のものを使用することができる。ウエイトドラムの外径や形状についても適宜異なるものを採用することができる。上記実施形態では、ウエイトドラム、動滑車及びウエイトは、回転シャフトの一方の側(図1の右側)に取り付けたが他方の側(図1の右側)に取り付けてもよい。動滑車とウエイトを一体型としてもよい。ウエイトの落下を防止する落下防止具として、チェーンを用いたが、チェーンの代わりにワイヤなどの任意の部材を用い得る。また、上記実施形態では、ドアパネルを手動で持ち上げる例を示したが、駆動モータなどを使用して回転シャフトを回転駆動してドアパネルを開閉してもよく、また、手動による力を補助してもよい。本発明のオーバーヘッドドアが設置される倉庫は、図5に示したような配置構造の場所に限らず、複数のトラックが同時に接車することができる開口を有する任意の建物に適用可能である。
本発明のオーバーヘッドドアは、コンパクトな構造でありながら、ねじりばねを使用せずにドアパネルを上昇させるに要する力を補填することができるので、多くのトラックが接車する倉庫開口部の開閉に極めて有効である。また、既存のねじりばねを使用したオーバーヘッドドアと共通構造を有するので、簡単な作業で本発明のオーバーヘッドドアに改変することができ、メンテナンスも容易となる。それゆえ、本発明は冷蔵設備等を備える大型倉庫における業務遂行を確実にし、管理コストを低廉化することができる。
1 ドアパネル, 1A ドアパネル体
2 ガイドレール
2V 鉛直部, 2H 水平部
3 ワイヤ
5 ワイヤドラム
10 オーバーヘッドドア
20 ウエイトドラム
22 動滑車
26 ワイヤ
28 チェーン
30 カバー
32 倉庫開口部
33 ワイヤ固定部
34 アイナット
35 チェーン固定部
W ウエイト

Claims (5)

  1. 複数のトラックが接車して荷物を積卸しするための複数の開口部を有する倉庫に取り付けられるオーバーヘッドドアであって、
    屈曲可能なドアパネルと、
    鉛直部と水平部を有し、前記ドアパネルを両側から前記鉛直部と前記水平部との間で移動可能に支持するブラケットと、
    前記ドアパネルに取り付けられて前記ドアパネルを引き上げるための第1ワイヤと、
    第1ワイヤを巻き上げるためのワイヤドラムと、
    前記ワイヤドラムが取り付けられた回転軸及びそれを回転駆動する駆動装置と、
    前記回転軸に前記ワイヤドラムと同軸に取り付けられ、軸方向に異なる外径を有するウエイトドラムと、
    前記ウエイトドラムに巻き付けられる第2ワイヤと、
    第2ワイヤが掛回される動滑車と、
    前記動滑車に吊り下げられて、前記ドアパネルを上昇させる方向に作用するウエイトと、
    前記ウエイトまたは前記動滑車に連結され、第2ワイヤの破損時に前記ウエイトの落下を防止する落下防止具を備えるオーバーヘッドドア。
  2. 前記ウエイトドラムが、前記ワイヤドラムの軸方向外側に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のオーバーヘッドドア。
  3. 前記ウエイトが上下移動するときに前記ウエイトの軌跡に沿って前記ウエイトをカバーする保護カバーを備える請求項1または2に記載のオーバーヘッドドア。
  4. 第2ワイヤの一端が前記ウエイトドラムに取り付けられ、他端が前記オーバーヘッドドアのいずれかの部位または前記倉庫の壁面に固定されている請求項1〜のいずれか一項に記載のオーバーヘッドドア。
  5. 前記倉庫内に冷蔵空間を有し、前記開口部が前記冷蔵空間と連通する低温空間と連通している請求項1〜のいずれか一項に記載のオーバーヘッドドア。
JP2018082794A 2018-04-24 2018-04-24 オーバーヘッドドア Active JP6531199B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018082794A JP6531199B1 (ja) 2018-04-24 2018-04-24 オーバーヘッドドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018082794A JP6531199B1 (ja) 2018-04-24 2018-04-24 オーバーヘッドドア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6531199B1 true JP6531199B1 (ja) 2019-06-12
JP2019190092A JP2019190092A (ja) 2019-10-31

Family

ID=66821662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018082794A Active JP6531199B1 (ja) 2018-04-24 2018-04-24 オーバーヘッドドア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6531199B1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3146406B2 (ja) * 1994-05-16 2001-03-19 富士変速機株式会社 パネル体の開閉装置
JP2001140556A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Kongo Sangyo Kk ド ア
JP2005163468A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体装置のバランス機構
JP5832808B2 (ja) * 2011-07-29 2015-12-16 新明和工業株式会社 横引き扉の非常時閉鎖システム
WO2014057527A1 (ja) * 2012-10-09 2014-04-17 金剛産業株式会社 オーバーヘッドドア用断熱装置及びオーバーヘッドドア
JP2015014141A (ja) * 2013-07-05 2015-01-22 任昭 岩崎 シャッタ装置
US9027281B2 (en) * 2013-07-14 2015-05-12 Eddy Shalom Safety enhanced design of rail type garage door opener with over the door drive assembly
JP6264678B1 (ja) * 2017-06-12 2018-01-24 利春 森園 ドア閉簡易装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019190092A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2981276C (en) Motor-operable and vertically movable gate
US6089304A (en) Compact track system with rear mount counterbalance system for sectional doors
KR102062601B1 (ko) 문화재 전시용 진열장
US7234502B2 (en) Overhead door apparatus with enclosed counterbalance mechanism
CN115885080A (zh) 门操作器系统
US8453707B2 (en) Two-motor drive arrangement for a roller curtain
JP6531199B1 (ja) オーバーヘッドドア
US20080245484A1 (en) Overhead door cable engagement apparatus
US20190225456A1 (en) Cable drum construction for multiple, horizontal, articulating panel door assembly
US20030221370A1 (en) Door closing device
US6719033B2 (en) Power operated multi-paneled garage door opening system
US20060163009A1 (en) Elevator system having no machineroom
JP2005289636A (ja) 昇降装置
CA2532824C (en) Sectional door cable tensioner
CN105668384A (zh) 电梯轿厢及防轿厢意外移动的方法
KR200340446Y1 (ko) 차량의 승하강식 적재함
CN103492305B (zh) 电梯的门开闭装置
JP2572947B2 (ja) リフター
CN210944460U (zh) 钢丝绳式自动门
JP6978535B2 (ja) オーバーヘッドドアに取り付けられる衝撃緩和装置及びそれを備えたオーバーヘッドドア
US6560927B2 (en) Counteraction system for a sectional door
WO2012000052A1 (en) A clutch
US11674570B1 (en) Self-adaptive heavy-duty gear transmission walking device
US20100088965A1 (en) Overhead door with dual track mounting
AU2005100075A4 (en) Powered door system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6531199

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250