JP6530274B2 - ナビゲーション装置及びルート探索方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動運転道路区間を含む道路網データベースから案内ルートを探索して決定し、その決定された案内ルートに従ってナビゲーション処理を行うナビゲーション装置及び、その案内ルートを探索するルート探索方法に関する。
近年、道路環境を検出してアクセル操作、ブレーキ操作、操舵等の車両運転操作の全部または一部を自動的に行って走行する自動運転車両の開発が進んでいる。そして、今後、そのような自動運転車両が走行可能な自動運転道路として多くの道路が認められることが予想される。
そのような状況の中で、前記自動運転車両に搭載されるナビゲーション装置として、2つの地点間の案内ルートを探索する際に、自動運転道路区間が優先的に選択されるものが提案されている。このナビゲーション装置では、自動運転道路区間を構成するリンクのコストを他の道路を構成するリンクのコストより低く設定することにより、総コストがなるべく低くなるという探索条件に従って2つの地点間の案内ルートが探索される際に、その案内ルート内に自動運転道路区間が含まれ易くしている。
特許第3928537号公報
しかしながら、上述したナビゲーション装置(特許文献1参照)では、2地点間のルート全体のコストを考慮して1つの案内ルートが決められるので、自動運転道路区間を構成するリンクのコストを他の道路を構成するリンクコストより低く設定したとしても、必ずしも探索される案内ルート内に自動運道路区間が含まれるとは限らない。このため、利用者は、自動運転車両の恩恵を積極的に享受できるとは限らない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、自動運転車両の恩恵を積極的に享受することのできる案内ルートに従ったナビゲーション処理が可能となるナビゲーション装置、及びそのような案内ルートの探索が可能となるルート探索方法を提供するものである。
本発明に係るナビゲーション装置は、第1地点から第2地点までの案内ルートを、自動運転道路区間を含む道路網を表す道路情報から、探索条件に従って探索して決定し、その決定された案内ルートに従ってナビゲーション処理を行うナビゲーション装置であって、所定探索条件に従って探索して前記第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補を取得する第1の手段と、該第1の手段により得られた前記複数の案内ルート候補から、前記第1地点から最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補を前記ナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定する第2の手段とを有する構成となる。
このような構成により、所定探索条件に従った探索により第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補が取得され、当該複数の案内ルート候補から、前記第1地点から最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補がナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定される。そして、その推奨案内ルートに従ってナビゲーション処理が行われ得る。
本発明に係るナビゲーション装置において、前記第2の手段は、前記第1の手段にて得られた前記複数の案内ルート候補から、自動運転道路区間を含む案内ルート候補を抽出する第1自動運転案内ルート候補抽出手段と、該第1自動運転案内ルート候補抽出手段により自動運転道路区間を含む複数の案内ルートが抽出された場合、該複数の案内ルート候補から、複数の自動運転道路区間が断続的に含まれる案内ルート候補を除いて、単一の自動運転道路区間を含む案内ルート候補を抽出する第2自動運転案内ルート候補抽出手段と、該第2自動運転案内ルート候補抽出手段により単一の自動運転道路区間を含む複数の案内ルート候補が抽出された場合、該複数の案内ルート候補から、前記第1地点から最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補を前記推奨案内ルートとして決定する手段とを有する構成とすることができる。
このような構成により、所定探索条件に従った探索により取得された第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補から、自動運転道路区間を含む複数の案内ルート候補が抽出されると、その複数の案内ルート候補から、複数の自動運転道路区間が断続的に含まれる案内ルート候補が除かれて、単一の自動運転道路区間を含む案内ルート候補が抽出される。そして、単一の自動運転道路区間を含む複数の案内ルート候補が抽出されると、その複数の案内ルート候補から、最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補がナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定される。
本発明に係るナビゲーション装置は、第1地点から第2地点までの案内ルートを、自動運転道路区間を含む道路網を表す道路情報から、探索条件に従って探索して決定し、その決定された案内ルートに従ってナビゲーション処理を行うナビゲーション装置であって、所定探索条件に従って探索して前記第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補を取得する第1の手段と、該第1の手段により得られた前記複数の案内ルート候補のそれぞれを表す案内ルート候補情報を、当該案内ルート候補に含まれる前記第1地点に最も近い自動運転道路区間までの予測時間とともに表示部に表示させる表示制御手段と、前記自動運転道路区間までの予測時間とともに前記表示部に表示された前記案内ルート候補情報が操作部での選択操作により選択されたときに、その選択された案内ルート候補情報にて表される案内ルート候補を前記ナビゲーション処理にて使用される案内ルートとして決定する第2の手段とを有する構成となる。
このような構成により、所定探索条件に従った探索により第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補が取得されると、その複数の案内ルート候補のそれぞれを表す案内ルート情報が、当該案内ルート候補に含まれる第1地点に最も近い自動運転道路区間までの予測時間とともに表示部に表示される。そして、操作部での選択操作により、前記表示部に表示された案内ルート候補情報が選択されると、その選択された案内ルート候補情報にて表される案内ルート候補がナビゲーション処理にて使用される案内ルートとして決定される。そして、その案内ルートに従ってナビゲーション処理が行われ得る。
利用者は、表示部に表示された複数の案内ルート候補のそれぞれを表す案内ルート候補情報から、案内ルート候補に含まれる第1地点に最も近い自動運転道路区間までの予測時間を考慮して、希望する案内ルート候補を選択することができる。
本発明に係るナビゲーション装置は、第1地点から第2地点までの案内ルートを、自動運転道路区間を含む道路網を表す道路情報から、探索条件に従って探索して決定し、その決定された案内ルートに従ってナビゲーション処理を行うナビゲーション装置であって、所定探索条件に従って検索して前記第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補を取得する第1の手段と、該第1の手段により得られた前記複数の案内ルート候補から、自動運転道路区間の終端から最も早く前記第2地点に至ると予測される案内ルート候補を前記ナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定する第2の手段とを有する構成となる。
このような構成により、所定探索条件に従った探索により第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補が取得され、当該複数の案内ルート候補から、自動運転道路区間の終端から最も早く第2地点に至ると予測される案内ルート候補がナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定される。そして、その推奨案内ルートに従ってナビゲーション処理が行われ得る。
本発明に係るルート探索方法は、第1地点から第2地点までの案内ルートを、自動運転道路区間を含む道路網を表す道路情報から、探索条件に従って探索して決定するルート探索方法であって、所定探索条件に従って探索して複数の案内ルート候補を取得する第1のステップと、該第1のステップにより得られた前記複数の案内ルート候補のそれぞれを表す案内ルート候補情報を、当該案内ルート候補に含まれる前記第1地点に最も近い自動運転道路区間までの予測時間とともに表示部に表示するステップと、前記自動運転道路区間までの予測時間とともに前記表示部に表示された前記案内ルート候補情報が操作部での選択操作により選択されたときに、その選択された案内ルート候補情報にて表される案内ルート候補をナビゲーション処理にて使用される案内ルートとして決定する第2のステップとを有する構成となる。
本発明に係るルート探索方法は、第1地点から第2地点までの案内ルートを、自動運転道路区間を含む道路網を表す道路情報から、検索条件に従って検索して決定するルート探索方法であって、所定検索条件に従って検索して複数の案内ルート候補を取得する第1のステップと、該第1のステップにより得られた前記複数の案内ルート候補から、自動運転道路区間の終端から最も早く前記所定地点に至ると予測される案内ルート候補を前記ナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定する第2のステップとを有する構成となる。
本発明に係るナビゲーション装置及びルート探索方法によれば、所定探索条件に従った探索により取得された第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補から、前記第1地点から最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補がナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定されるので、その推奨案内ルートに従ったナビゲーション処理により、第1地点から発した自動運転車両は、より早く自動運転道路区間を走行するように案内される。従って、自動運転車両の恩恵を積極的に享受することのできる案内ルートに従ったナビゲーション処理が可能となる。
また、本発明に係るナビゲーション装置によれば、利用者は、表示部に表示された複数の案内ルート候補のそれぞれを表す案内ルート候補情報から、案内ルート候補に含まれる第1地点に最も近い自動運転道路区間までの予測時間を考慮して、希望する案内ルート候補を選択することができるので、より早く自動運転道路区間を走行するように案内される案内ルートを決定することが可能になり、よって、自動運転車両の恩恵を積極的に享受することのできる案内ルートに従ったナビゲーション処理が可能となる。
更に、本発明に係るナビゲーション装置及びルート探索方法によれば、所定探索条件に従った探索により取得された第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補から、自動運転道路区間の終端から最も早く第2地点に至ると予測される案内ルート候補がナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定されるので、その推奨案内ルートに従ったナビゲーション処理により、第2地点(到着地点)により近い地点まで自動運転道路区間を走行するように案内される。従って、自動運転車両の恩恵を積極的に享受することのできる案内ルートに従ったナビゲーション処理が可能となる。
本発明の実施の形態に係るナビゲーション装置を含む車載機器を示すブロック図である。 案内ルートの探索処理の手順を示すフローチャートである。 レイヤ構造となる道路網の一例を表す図である。 出発地点と到着地点との間に設定されるルートの一例を示す図である。 図3に示す各ルート(案内ルート候補)の選択の状況を示す図である。 案内ルート候補の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
本発明の実施の一形態に係るナビゲーション装置を含む車載機器は、図1に示すように構成される。
図1において、車載機器100は、コンピュータユニット(CPUを含む)によって構成され、プログラムに従って各種処理を実行する処理ユニット11を有している。処理ユニット11には、各種音源や映像源(例えば、CDやDVD)の再生処理を行うAVユニット17及び車両のルート案内等のナビゲーション処理を行うナビゲーションユニット18が接続されている。また、処理ユニット11には、スピーカ16が接続された出力回路が接続されている。処理ユニット11の制御のもと、AVユニット17及びナビゲーションユニット18からの音声信号が出力回路15を介してスピーカ16に供給され、その音声信号に基づいた音声がスピーカ16から出力される。処理ユニット11には、更に、AVユニット17により再生処理されるオーディオ情報やビデオ情報、また、ナビゲーションユニット18での処理に利用される自動運転道路区間を含む道路網(リンクとノードを含む)を表す道路データベース(道路情報)等の各種情報を記憶する記憶部14(例えば、ハードディスクドライブ)が接続されている。
また、車載装置100は、LCDパネルによって構成され、車室内の例えばインストルメントパネル等に設けられた表示部13と、その表示部13(LCDパネル)に一体的に設けられたタッチパネル等によって構成される操作部12とを有している。処理ユニット11は、操作部12での操作に従った入力情報に基づいて各種の処理を実行し、各種の処理により得られる画像等の情報を表示部13に表示させることができる。
なお、上述した車載機器100において、ナビゲーションユニット18及び処理ユニット11の機能によって、本発明の実施の一形態に係るナビゲーション装置が構成される。
上述した車載機器100を搭載する車両は、例えば、複数のカメラにて得られる映像に基づいて車両の周辺状況を把握しながらステアリング、アクセル及びブレーキの動作を制御する自動運転制御装置200を有している。この自動運転制御装置200によるステアリング、アクセル及びブレーキの動作制御により、乗員の運転操作によらない自動運転モードでの走行が実現される。自動運転制御装置200は、それが有効に動作している状態、即ち、自動運転モードの状態、及びそれが有効に動作していない状態、即ち、車両が乗員の運転操作に従って走行する通常運転モードの状態のいずれかの状態を表す状態信号を車載機器100の処理ユニット11に提供する。処理ユニット11は、自動運転制御装置200からの前記状態信号に基づいて、車両の運転モードが、前記自動運転モード及び前記通常運転モードのいずれであるかを判定することができる。
処理ユニット11は、操作部12の操作に基づいてナビゲーションユニット18でのナビゲーション処理に使用される案内ルートの探索処理を、図2に示す手順に従って実行する。なお、記憶部14に格納された道路データベースは、図3Aに示すように、詳細道路についての道路網を表すレイヤLY0の情報、主要道路についての道路網を表すレイヤLY1の情報、及び高速道路についての道路網を表すレイヤLY2の情報にて構成されている。なお、以下、レイヤLY0の道路網での案内ルートの探索処理について説明する。
図2において、処理ユニット11は、記憶部14に記憶された道路網を表す道路データベース(レイヤLY0)から、各道路を構成するリンクに付与された時間等のコストに基づいた探索条件に従って探索して、車両の現在位置ST(第1地点)からレイヤLY0からレイヤLY1に接続するアップリンク地点UL(第2地点)との間の複数の案内ルート候補を取得する(S11:第1の手段)。そして、処理ユニット11は、コストに基づいた探索条件に従った探索により得られた複数の案内ルート候補から、総コストの低い順に、例えば、上位4つの案内ルート候補を抽出する(S12)。
上記のように4つの案内ルート候補を抽出すると、処理ユニット11は、その4つの案内ルート候補に自動運転道路区間を含む案内ルートがあるか否かを判定する(S13)。前記4つの案内ルート候補に自動運転道路区間を含む案内ルートが存在すると(S13でYES)、処理ユニット11は、その4つの案内ルート候補から、自動運転道路区間を含む案内ルート候補を抽出する(S14:第1自動運転案内ルート候補抽出手段)。そして、処理ユニット11は、抽出された案内ルート候補が1つであるか否かを判定する(S15)。抽出された案内ルート候補が1つでない場合(S15でNO)、即ち、自動運転道路区間を含む複数の案内ルート候補が抽出された場合、処理ユニット11は、更に、その複数の案内ルート候補から、複数の自動運転道路区間が断続的に含まれる案内ルート候補を除いて、単一の(連続した)自動運転道路区間を含む案内ルート候補を抽出する(S16:第2自動運転案内ルート候補抽出手段)。そして、処理ユニット11は、抽出された案内ルート候補が1つであるか否かを判定する(S17)。抽出された案内ルート候補が1つでない場合(S17でNO)、即ち、単一の自動運転道路区間を含む複数の案内ルート候補が抽出された場合、処理ユニット11は、その複数の案内ルート候補から、車両の現在位置STから最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補を抽出する(S18)。例えば、車両の現在位置STから自動運転道路区間の開始点までの距離が最小となる案内ルート候補、あるいは、車両の現在位置STから自動運転道路区間の開始点までの予測走行時間が最小となる案内ルート候補を、車両の現在位置STから最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補として定義することができる。
そして、処理ユニット11は、その最終的に抽出された案内ルート候補を車両の現在位置STからアップリンク地点ULまでの推奨案内ルートとして決定する(S19)。なお、上述したステップS14〜S19の処理は、本発明における推奨案内ルートを決定するための第2の手段に相当する。
なお、コストに基づいた探索条件に従って探索して得られた前記4つの案内ルート候補から、自動運転道路区間を含む案内ルート候補が1つしか抽出されなかった場合(S15でYES)、または、単一の(連続した)自動運転道路区間を含む案内ルート候補が1つしか抽出されなかった場合(S17でYES)、処理ユニット11は、その抽出された1つの案内ルート候補を推奨案内ルートとして決定する(S19)。更に、抽出された上記4つの案内ルート(S12参照)に自動運転道路区間を含む案内ルートが存在しない場合(S13でNO)、処理ユニット11は、その4つの案内ルート候補から最低コストの案内ルートを抽出し(S20)、その案内ルートを推奨案内ルートとして決定する(S19)。
上記のようにしてレイヤLY0の道路網において決定された推奨案内ルートは、同様の手順に従って、あるいは、それぞれ独自の手順に従ってレイヤLY1及びレイヤLY2のそれぞれの道路網において決定された推奨案内ルートと結合されて、車両の現在位置STから目的地GLまでの最終的な推奨案内ルートとして処理ユニット11からナビゲーションユニット18に提供される。そして、例えば、利用者(例えば、運転者)による操作部12での操作によってその推奨案内ルートが、最終的な案内ルートとして決定されると、ナビゲーションユニット18は、その推奨案内ルートに従って車両のルート案内等のナビゲーション処理を行う。
上述したレイヤLY0の道路網での案内ルートの探索処理について、更に、具体的に説明する。
コストに基づいた検索条件に従った探索(S11)により、例えば、図3Bに示すように、車両の現在位置STとアップリンク地点ULとの間に、5つの案内ルート候補が取得されたとする。
即ち、図4に示すように、
ルート1:ST→B→K→UL
ルート2:ST→B→D⇒I→UL
ルート3:ST→C⇒H→UL
ルート4:ST→E⇒G→J⇒L→UL
ルート5:ST→A→F⇒L→UL
の5つの案内ルート候補が取得されたとする。
この5つの案内ルート候補から、総コストの低い順に、例えば、4つの案内ルート候補(ルート1、ルート3、ルート4、ルート5)が抽出される(図2におけるS11、S12参照)。そして、その4つの案内ルート候補から自動運転道路区間を含む3つの案内ルート候補(ルート3、ルート4、ルート5)が抽出される(図2におけるS13、S14参照)。次に、その3つの案内ルート候補から単一の自動運転区間を含む2つの案内ルート候補(ルート3、ルート5)が抽出される(図2におけるS16参照)。そして、最終的に、前記2つの案内ルート候補から、車両の現在位置STから最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補(ルート3)が抽出され(S18)、その案内ルート候補(ルート3)が推奨案内ルートとして決定される(S19)。
上述したような案内ルートの探索処理(図2参照)によれば、リンクのコストに基づいた探索条件に従った探索により取得された車両の現在位置ST(第1地点)とアップリンク地点UL(第2地点)との間における5つの案内ルート候補(図3、図4参照)から、前記車両の現在位置STから最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補がナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定されるので、その推奨案内ルートに従ったナビゲーション処理により、車両の現在地点STから走行する自動運転車両は、より早く自動運転道路区間を走行するように案内される。従って、自動運転車両の恩恵を積極的に享受することのできる案内ルートに従ったナビゲーション処理が可能となる。
前述した案内ルートの探索処理では、5つの案内ルート候補から1つの案内ルート候補まで絞って、その1つの案内ルート候補をナビゲーション処理に使用される推奨案内ルートとするものであったが、最終的にナビゲーション処理に使用され案内ルートを利用者の選択操作によって決めるようにすることもできる。
この場合、例えば、処理ユニット11は、コストに基づいた検索条件に従って探索により車両の現在位置ST(第1地点)とアップリンク地点UL(第2地点)との間における複数(例えば、3つ)の案内ルート候補を取得する(第1の手段)と、それら3つの案内ルート候補のそれぞれを走行する場合のアップリンク地点ULへの到達予測時刻を演算する。また、処理ユニット11は、各案内ルート候補に含まれる車両の現在位置STに最も近い自動運転区間までの予測時間(自動運転開始予測時間)を演算する。そして、例えば、図5に示すように、処理ユニット11は、表示部13に、3つの案内ルート候補を表す案内ルート候補情報、例えば、ルート名(ルート1、ルート2、ルート3)を、前記到達予測時刻と、自動運転開始予測時間とともに表示させる(表示制御手段)。なお、図5に示す例では、案内ルート候補(ルート1)は、自動運転道路区間を含まないので、自動運転開始予測時間は、「なし」になっている。
利用者(運転者)による操作部12の所定の選択操作により、その表示部13に表示されたルート名(ルート1、ルート2、ルート3)のいずれかが選択されると、処理ユニット11は、その選択されたルート名で表される案内ルート候補をナビゲーション処理にて使用される案内ルートとして決定する。そして、その案内ルートをナビゲーションユニット18に提供する。ナビゲーションユニット18は、処理ユニット11から提供される案内ルートに従ってナビゲーション処理を行う。
このようなナビゲーション装置によれば、利用者は、表示部13に表示された3つ(複数)の案内ルート候補のそれぞれを表す案内ルート候補情報(ルート名)から、案内ルート候補に含まれる車両の現在位置STに最も近い自動運転道路区間までの予測時間(自動運転開始予測時間)を考慮して、希望する案内ルート候補を選択することができるので、より早く自動運転道路区間を走行するように案内される案内ルートを決定することが可能になり、よって、自動運転車両の恩恵を積極的に享受することのできる案内ルートに従ったナビゲーション処理が可能となる。
図2に示す手順に従った案内ルートの探索処理では、最終的に、単一の自動運転道路区間を含む複数の案内ルート候補から、車両の現在位置STから最も早く自動運転道路区間に至ると予測される案内ルート候補がナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定されるものであった。これに対して、例えば、レイヤLY0の道路網において、レイヤYL1との間のアップリンク地点ULから目的地GLまでの間で、所定の検索条件に従った探索により複数の案内ルート候補が得られた場合、その複数の案内ルート候補から、自動運転道路区間の終端から最も早く目的地GL(第2地点)に至ると予測される案内ルートを前記ナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定する(第2の手段)ようにすることができる。この場合、図3B及び図4に示す例において車両の現在位置STをレイヤLY1との間のアップリンク地点ULとし、アップリンク地点ULを目的地GLとして考えると、単一の自動運転道路区間を含む2つの案内ルート候補(ルート3、ルート5)から、ルート3ではなく、自動運転道路区間の終端Lから目的地GLに最も早く至ると予測されるルート5が推奨案内ルートとして決定される。
このような案内ルートの探索処理によれば、コストに基づいた探索条件に従った探索により取得されたレイヤLY1との間のアップリンクUL(第1地点)と目的地GL(第2地点)との間における複数(例えば、5つ)の案内ルート候補から、自動運転道路区間の終端から最も早く目的地GLに至ると予測される案内ルート候補がナビゲーション処理にて使用される推奨案内ルートとして決定されるので、その推奨案内ルートに従ったナビゲーション処理により、目的地GLにより近い地点まで自動運転道路区間を走行するように案内される。従って、自動運転車両の恩恵を積極的に享受することのできる案内ルートに従ったナビゲーション処理が可能となる。
なお、前述した各例では、コストに基づいた探索条件に従った探索により取得された車両の現在位置(アップリンク地点UL)STとアップリンク地点UL(目的地GL)との間における複数の案内ルート候補から、最終的な推奨案内ルートを決定するものであったが、これに限定されない。コストに基づいた探索条件以外の探索条件、或いは、コストに基づいた探索条件や他の探索条件を含む複合的な探索条件に従った探索により得られた複数の案内ルート候補から、最終的な推奨案内ルートを決定するものであってもよい。
以上、説明したように、本発明に係るナビゲーション装置及びルート探索方法は、自動運転車両の恩恵を積極的に享受することのできる案内ルートに従ったナビゲーション処理が可能となるという効果を有し、自動運転道路区間を含む道路網データベースから案内ルートを探索して決定し、その決定された案内ルートに従ってナビゲーション処理を行うナビゲーション装置及び、その案内ルートを探索するルート探索方法として有用である。
11 処理ユニット
12 操作部
13 表示部
14 記憶部
15 出力回路
16 スピーカ
17 AVユニット
18 ナビゲーションユニット
100 車載機器
200 自動運転制御装置

Claims (2)

  1. 第1地点から第2地点までの案内ルートを、自動運転道路区間を含む道路網を表す道路情報から、探索条件に従って探索して決定し、その決定された案内ルートに従ってナビゲーション処理を行うナビゲーション装置であって、
    所定探索条件に従って探索して前記第1地点と第2地点との間における複数の案内ルート候補を取得する第1の手段と、
    該第1の手段により得られた前記複数の案内ルート候補のそれぞれを表す案内ルート候補情報を、当該案内ルート候補に含まれる前記第1地点に最も近い自動運転道路区間までの予測時間とともに表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記自動運転道路区間までの予測時間とともに前記表示部に表示された前記案内ルート候補情報が操作部での選択操作により選択されたときに、その選択された案内ルート候補情報にて表される案内ルート候補を前記ナビゲーション処理にて使用される案内ルートとして決定する第2の手段とを有するナビゲーション装置。
  2. 第1地点から第2地点までの案内ルートを、自動運転道路区間を含む道路網を表す道路情報から、探索条件に従って探索して決定するルート探索方法であって、
    所定探索条件に従って探索して複数の案内ルート候補を取得する第1のステップと、
    該第1のステップにより得られた前記複数の案内ルート候補のそれぞれを表す案内ルート候補情報を、当該案内ルート候補に含まれる前記第1地点に最も近い自動運転道路区間までの予測時間とともに表示部に表示するステップと、
    前記自動運転道路区間までの予測時間とともに前記表示部に表示された前記案内ルート候補情報が操作部での選択操作により選択されたときに、その選択された案内ルート候補情報にて表される案内ルート候補をナビゲーション処理にて使用される案内ルートとして決定する第2のステップとを有するルート探索方法。
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