JP6529926B2 - 圧力調整ドレン弁 - Google Patents

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Description

本発明は、液体の圧力を調整する圧力調整ドレン弁に係り、特に、圧力を調整する液体の流入口および排出口を備えた圧力調整ドレン弁に関する。
一般的に、高圧ポンプによって高圧水等の高圧の液体を生成する高圧液体回路では、液体の圧力を調整する圧力調整弁、および昇圧用・降圧用の昇降圧弁(リリーフ弁やドレン弁)の2つの弁を別に設けて使用されることが多い。
また、従来、圧力調整弁と昇降圧弁との2つの機能を持たせた圧力調整弁が知られている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1に記載された圧力調整弁は、弁体(22)と同軸に可動する制御ピストン(12)を設けて、弁ばねの力を変化させて最高圧力を調整することができる。制御ピストン(12)は、送出ポンプ(34)の圧力によって弁体(22)に対して位置を変えることができる。
特許文献2に記載された圧力調整弁は、高圧水の流通路に開口する弁孔(21)を開閉する弁体(4)をエアーシリンダー機構によって制御する。弁体(4)は、エアーシリンダー機構を構成するピストン(52)によって押圧され、所定圧力のもとに弁孔(21)を閉鎖する。ピストン(52)の移動速度は、ピストンロッド側の空室(51b)内に封入した圧縮エアの流出量を調整する流量調整弁(57)で制御する。
特開昭57−161374号公報(第3頁の右上欄から右下欄) 実開昭49−92526号公報(実用新案請求の範囲)
しかしながら、特許文献1に記載された圧力調整弁では、送出ポンプ(34)の圧力によって制御ピストン(12)の位置を変えて調整するため、脈動の影響を受けやすく、設定した圧力値に安定して保持しにくいという問題があった。
特許文献2に記載された圧力調整弁では、エアーシリンダー機構を構成するピストンの移動を制御する圧縮エアのエア圧が不安定な場合には、高圧水の圧力が変動して安定しにくいという問題があった。
そこで、本発明は、前記した問題点を解決すべく、一つの弁で液体の圧力を調整する圧力調整弁と昇圧用・降圧用の昇降圧弁との2つの機能を有し、安定して液体を設定圧力に昇圧して保持することができる圧力調整ドレン弁を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、圧力を調整する液体の流入口および前記液体を排出する排出口が形成された液体室と、前記排出口から所定流量の液体を排出して前記液体の圧力を調整する液体圧力調整機構と、を有する圧力調整ドレン弁であって、前記液体圧力調整機構は、前記排出口に対して進退自在に配設され当該排出口を閉塞または開放する弁体と、前記排出口を閉塞する方向に所定の押圧力を付与して前記弁体を押圧する弾性部材と、前記弾性部材の後端部を支持する支持部材と、この支持部材を前記弾性部材の押圧方向に進退させて前記押圧力を調整するねじ部を有する押圧力調整機構と、前記支持部材を前記押圧方向に往復移動させるピストンシリンダ機構を有する前記液体の昇降圧機構と、を備え、前記ピストンシリンダ機構は、シリンダと、このシリンダ内に収容されたピストンと、前記シリンダの後部に圧力流体を供給して前記ピストンを前進方向に移動させる圧力流体供給口と、前記ピストンの前進方向の移動を規制するストッパ部材と、を備え、前記支持部材は、前記弾性部材の後端部に当接する弾性部材保持部と、前記弾性部材保持部の中心から後方へ向けて軸方向に沿って立設され、前記ねじ部を介して前記ピストンに連結されている軸部材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る圧力調整ドレン弁は、圧力を調整する液体(高圧水等)の流入口および前記液体を排出する排出口を有する液体室を備えたことで、排出口から液体を排出して迅速に降圧するドレン弁としての機能を有するとともに(降圧動作)、圧力を調整する液体の圧力が所定の圧力よりも高くなった場合には、前記排出口から所定流量の液体を排出して前記液体の圧力を調整する液体圧力調整機構を備えたことで、液体の圧力を所定の圧力に保持する圧力調整弁として機能を有する(昇圧動作および圧力調整動作)。
このため、本発明に係る圧力調整ドレン弁は、昇降圧弁としての機能と圧力調整弁としての機能を一まとまりに構成することで、小型化して設置スペースを削減することができる。
本発明に係る圧力調整ドレン弁において、前記液体圧力調整機構は、前記排出口を閉塞する方向に所定の押圧力を付与して前記弁体を押圧する弾性部材を備えたことで、所定の押圧力を安定して付与することができるため、安定して液体を設定圧力まで昇圧し(昇圧動作)、保持することができる(圧力調整動作)。また、前記液体圧力調整機構は、支持部材を進退させて押圧力を調整するねじ部を有する押圧力調整機構を備えたことで、簡易な構成で支持部材を進退させて押圧力を所定値に設定することができる(ねじ部による押圧力調整機能)。
また、本発明に係る圧力調整ドレン弁は、前記支持部材を前記押圧方向に往復移動させるピストンシリンダ機構を備えたことで、前記液体の昇圧動作および降圧動作を迅速に行うことができる。
つまり、ピストンシリンダ機構によって前記支持部材を後退させることで、前記押圧力を開放し前記排出口から前記液体を排出して、迅速かつ確実にドレン動作(降圧動作)を行うことができる。
また、ピストンシリンダ機構によって前記支持部材を押圧方向に前進させることで、弾性部材に対して所定の撓み量を与えることができるため、弾性部材が発生する押圧力を安定して保持することができる(昇圧動作および圧力調整動作)。
このようにして、本発明に係る圧力調整ドレン弁は、一つの弁で液体の圧力を調整する圧力調整弁と昇圧用・降圧用の昇降圧弁との2つの機能を有し、別に圧力調整弁またはリリーフ弁(ドレン弁)を設ける必要がなくなるとともに安定して液体を設定圧力まで昇圧して保持することができる。
また、前記シリンダの後部に圧力流体を供給して前記ピストンを前進方向に移動させる圧力流体供給口を備えたことで、圧力流体供給口から圧縮エア等の圧力流体を供給することによって前記支持部材を押圧方向に前進させることができる。
また、前記ピストンの前進方向の移動を規制するストッパ部材を備えたことで、前記ピストンの前進端を高精度に規制することができるため、弾性部材の撓み量を高精度に規制するとともに弾性部材が発生する押圧力をより安定して保持することができる。
また、前記圧力流体供給口から圧力流体を排出することで、前記押圧力を開放し前記排出口から前記液体を排出することができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載の圧力調整ドレン弁であって、ドレン動作において、前記昇降圧機構は、前記支持部材を後退させて前記押圧力を開放し前記排出口から前記液体を排出すること、を特徴とする。
請求項に係る発明によれば、ピストンシリンダ機構によって迅速かつ確実に前記押圧力を開放し前記排出口から前記液体を排出して降圧することができる。
請求項に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の圧力調整ドレン弁であって、圧力調整動作において、前記液体圧力調整機構は、前記昇降圧機構によって前記支持部材を前記弾性部材の押圧方向に移動させた状態で支持するとともに、前記弁体は前記弾性部材によって前記排出口を閉塞する方向に押圧力を受けながら当該排出口から所定流量の液体を排出して前記液体の圧力を調整すること、を特徴とする。
請求項に係る発明によれば、前記昇降圧機構によって前記支持部材を前記弾性部材の押圧方向に移動させた状態で支持することで、弾性部材に対して所定の撓み量を与えて、弾性部材が発生する押圧力を安定して保持することができる。
また、前記排出口を閉塞する方向に所定の押圧力を付与して前記弁体を押圧することで、前記液体の圧力に応じて前記排出口から所定流量の液体を排出して前記液体の圧力を調整することができる(余水ドレンによる圧力調整動作)。
本発明に係る圧力調整ドレンは、液体の圧力を調整する圧力調整弁と昇圧用・降圧用の昇降圧弁との2つの機能を有し、別に圧力調整弁またはリリーフ弁(ドレン弁)を設けることなく安定して液体を設定圧力まで昇圧して保持することができる。
本発明の実施形態に係る圧力調整ドレン弁の構成および動作を説明するための正面断面図であり、昇圧時および圧力調整時における動作を示す。 本発明の実施形態に係る圧力調整ドレン弁の動作を説明するための正面断面図であり、降圧時における全量ドレンの様子を示す。 本発明の実施形態に係る圧力調整ドレン弁の動作を説明するための正面断面図であり、ねじ部により押圧力を調整(設定)するときの様子を示す。
本発明の実施形態に係る圧力調整ドレン弁1について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。圧力調整ドレン弁1は、例えば、ウォータージェット加工機(不図示)等に使用する高圧の液体Q(高圧水)の圧力を調整する圧力調整機能付きのドレン弁である。圧力調整ドレン弁1は、圧力調整弁、並びに、昇圧および降圧を制御する昇降圧弁(リリーフ弁やドレン弁)の2つの機能を有する。
圧力を調整する液体Q(高圧水)は、例えば高圧ポンプ(不図示)等で生成され、液圧流路(不図示)を流通して、ウォータージェット加工機(不図示)の噴射ノズル(不図示)等まで供給される。
圧力調整ドレン弁1は、図1に示すように、円筒形状をなした筐体2と、筐体2の先端部(図1の下方)に配設された液体室3と、液体Qの圧力を調整する液体圧力調整機構4と、を備えている。
なお、本実施形態に係る圧力調整ドレン弁1において、説明の便宜上、筐体2の中心軸方向に対して液体室3が配設された部分を前部(図1の下方)といい、反対側(図1の上方)の部分を後部という。
筐体2は、液体圧力調整機構4等の構成要素を収容するための基体となる部材である。
液体室3は、液圧流路(不図示)を流通する液体Qを導入するための空間であり、液体Qの流入口31と、流入口31から導入された液体Qを排出する排出口32と、を備えている。
液体室3では、流入口31から流入した液体Qを排出口32から排出する。液体圧力調整機構4は、液体Qの圧力に応じて所定量の液体Q1を排出口32から排出して、液体Qの圧力を調整(余水ドレン)する。
液体圧力調整機構4は、排出口32の開口縁部に配設された弁座33と、排出口32を閉塞または開放させる弁体34と、排出口32を閉塞する方向に所定の押圧力Pを付与して弁体34を押圧する弾性部材5と、弾性部材5の後端部を支持する支持部材6と、支持部材6を弾性部材5の押圧方向に進退させて押圧力Pを調整するねじ部63を有する押圧力調整機構Fと、支持部材6を押圧方向に往復移動させるピストンシリンダ機構9を有する液体Qの昇降圧機構Tと、を備えている。
弁座33は、排出口32の開口縁部に沿う形状をなした円環状の部材である。
弁体34は、弁座33に嵌入されて排出口32を閉塞する棒状をなした弁部34aと、弁部34aの先端部に形成された先細りのテーパ部34bと、弁部34aに連結された円板形状をなした弁体保持部34cと、を備えている。弁体34は、筐体2の内周部にガイドされるように弁座33に対して進退自在に収容されている。
テーパ部34bは、弁座33の内周部に当接するように挿通されて排出口32を閉塞することができる。弁体保持部34cは、弾性部材5の先端部に当接され、弾性部材5が発生する押圧力P(弁体34を弁座33に押し付ける力)を受け止める。
テーパ部34bは、液体Qからの圧力を受けると弁体34を上向きに移動させる分力を発生させる。この上向きの分力は液体Qの圧力が高くなるほど大きくなる。そのため、液体Qの圧力が高くなり、分力が押圧力Pよりも大きくなると、液体Qの圧力の上昇とともに弁体34は徐々に後部方向へ移動して排出口32が開放され、排出口32からの余水ドレンQ1の量も増大する。また、液体Qの圧力が低くなるほど上向きの分力が小さくなるため、排出口32からの余水ドレンQ1の量は減少する。
液体Qの圧力と押圧力Pが均衡した状態のとき、弁体34は、排出口32に対して浮遊した状態で全開する。弁体34が全開になると、液体Qは設定圧力になる。換言すれば、液体Qの圧力に対して押圧力Pが均衡する位置まで弁体34は移動するため、液体Qの設定圧力と押圧力Pが均衡するように、押圧力調整機構Fによって押圧力Pの大きさを適正に調整することで、液体Qの設定圧力を調整できる。
弾性部材5は、撓みやねじり等の弾性変形によって押圧力Pを発生する部材であり、コイルスプリングやゴムスプリング等の種々のばね部材を使用することができる。弾性部材5は、弾性部材5の先端部が弁体保持部34cに当接するように筐体2に収容されている。
支持部材6は、先端部が円板形状をなした弾性部材保持部61と、弾性部材保持部61の中心から筐体2の軸方向に沿って立設された軸部材62と、軸部材62に形成されたねじ部63と、を備えている。
弾性部材保持部61は、弾性部材5の後端部に当接している。ねじ部63は、支持部材6とピストンシリンダ機構9を構成するピストン92とを連結するとともに、ピストンシリンダ機構9と弾性部材保持部61との距離(位置関係)を調整する連結手段である。
かかる構成により、弾性部材5は、外周部が筐体2の内側でガイドされ、先端部が弁体保持部34cで支持され、後端部が弾性部材保持部61で支持されている。
〈昇降圧機構〉
昇降圧機構Tは、昇圧動作および圧力調整動作を行う場合には、ピストンシリンダ機構9によって、支持部材6を弾性部材5の押圧方向に移動させる。昇圧後、液体Qの圧力が設定値よりも高くなると、排出口32から所定流量の液体Q1を排出して液体Qの圧力を調整する圧力調整動作に移行する。
一方、降圧動作であるドレン動作(全量ドレン)を行う場合には、図2に示すように、支持部材6を後退させて押圧力Pを開放し弁体34を後部方向に移動させて排出口32を開き液体Q2を排出する。
なお、ドレン動作(全量ドレン)は、作業者が作業の終了時に行ってもよいし、予め所定のドレン圧を設定して、このドレン圧に到達したことを検知して自動的に行ってもよい。所定のドレン圧は、圧力調整ドレン弁1が使用される目的や仕様に応じて初期設定等によって適宜設定される。
ピストンシリンダ機構9は、図1に示すように、筐体2の後部に固定されたシリンダ91と、シリンダ91内で筐体2の軸方向に往復移動自在に配設されたピストン92と、ピストン92の軸方向に形成されたねじ穴93と、ピストン92を前進方向に移動させる圧力流体供給口94と、を備えている。
ピストンシリンダ機構9は、図示しない制御装置によって、圧力流体供給口94から圧力流体である圧縮エアAをシリンダ91内に供給してピストン92を前進方向に移動させる。また、圧縮エアAをシリンダ91内から開放するとピストン92を後退方向に移動する。ピストン92を前進方向に移動させると、排出口32を閉塞することが可能な状態になる。ピストン92が後退方向に移動すると、排出口32は開放される(図3参照)。
なお、「排出口32を閉塞することが可能な状態」とは、ピストン92が前進方向に移動して排出口32を閉塞することが可能な状態において、押圧力Pが作用している状態で、液体Qの圧力に応じて、所定量の液体Q1が排出口32から排出される状態(余水ドレン)を含む。すなわち、昇圧動作中において、液体圧力調整機構4により排出口32が開放されて余水ドレンが行われている状態(圧力調整動作)を含む。
シリンダ91は、ピストン92の前進方向の移動を規制するストッパ部材である前壁91aと、ピストン92の後退方向の移動を規制する後壁91bと、ピストン92の外周部を往復移動自在にガイドするガイド壁91cと、を備えている。
ピストン92は、円盤状に形成された本体部92aと、本体部92aから後方に突出して形成されたボス部92bと、本体部92aの外周部に配設されたシール部材92cと、を備えている。
ねじ穴93は、ボス部92bに形成されている。ねじ穴93は、ねじ部63と螺合している。ねじ穴93とねじ部63を螺合することで、押圧力調整機構Fが機能する。
〈押圧力調整機構〉
押圧力調整機構Fは、弾性部材5が弁体34を弁座33に付勢する押圧力Pを調整する機構である。かかる構成により、ピストン92に対してねじ部63を回転させて支持部材6を弾性部材5の押圧方向に進退させて押圧力Pを調整する。
具体的には、液体Qの圧力を高く設定する場合、ねじ部63を前進方向にねじ込むことで、弾性部材5による押圧力Pを増大させる。また、図3に示すように、液体Qの圧力を低く設定したい場合、ねじ部63を後退方向に移動させて、弾性部材5による押圧力P1を減少させる(P1<P)。
例えば、図3に示すように、ねじ部63を後退方向に移動させて液体Qの圧力を低く設定した状態から、図1に示すように、ねじ部63を前進方向にねじ込むことで、弾性部材5による押圧力Pを増大させ、液体Qの圧力を設定する。弾性部材5の押圧力Pを図3に示す押圧力P1よりも大きく設定した場合には(P1<P)、排出口32から排出される所定量の液体Q1の排出量が少なくなるので液体Qの圧力は高くなる。
以上のように構成された圧力調整ドレン弁1の動作について、図1から図3を参照しながら説明する。
圧力調整ドレン弁1は、図1に示すように、昇圧動作および圧力調整動作を行う場合は、ピストンシリンダ機構9により、圧力流体供給口94から圧縮エアAをシリンダ91内に供給してピストン92を前壁91aに当接させて支持部材6を前進方向に移動させる。
支持部材6を前進方向(弾性部材5の押圧方向)に移動させると、弾性部材5が押圧されて押圧力Pを発生する。このように、支持部材6により支持された弾性部材5の押圧力Pによって、弁体34が排出口32を閉塞する。
このとき、排出口32は押圧力調整機構Fにより設定した所定の押圧力Pで閉塞されるため、液体Qの圧力が設定値よりも高くなると排出口32から所定流量の液体Q1,Q2が排出され、液体Qの圧力が調整される(余水ドレンによる圧力調整動作)。
[全量ドレン動作]
一方、ドレン動作(全量ドレン)を行う場合には、圧力調整ドレン弁1は、図3に示すように、昇降圧機構Tを構成するピストンシリンダ機構9によって、圧力流体供給口94内から圧縮エアAを開放することでピストン92を後壁91bに当接するよう移動させて支持部材6を後退させる。支持部材6を後退させることにより、排出口32を開放し、開放された排出口32から液体Q3を排出する。
以上のように構成された本実施形態に係る圧力調整ドレン弁1は、以下のような作用効果を奏する。
すなわち、圧力調整ドレン弁1は、ピストンシリンダ機構9によって支持部材6を後退させることで、排出口32に対する押圧力Pを開放し排出口32から液体Q3を排出して、迅速かつ確実にドレン動作(降圧動作)を行うことができる。
また、図1と図2に示すように、ピストンシリンダ機構9により、昇圧動作中においても弾性部材5に対して所定の撓み量を与え、弾性部材5が発生する押圧力Pを安定して保持できる(昇圧動作)。
このようにして、圧力調整ドレン弁1は、一つの弁で液体Qの圧力を調整する圧力調整弁、および昇圧用・降圧用の昇降圧弁(ドレン弁)との2つの機能を有し、別に圧力調整弁またはリリーフ弁を設けることなく安定して液体Qを設定圧力まで昇圧して保持することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施形態においては、ピストンシリンダ機構9を作動させる圧力流体として圧縮エアAを使用したが、これに限定されるものではなく、油圧で作動させてもよい。
1 圧力調整ドレン弁
2 筐体
3 液体室
4 液体圧力調整機構
5 弾性部材
6 支持部材
9 ピストンシリンダ機構
31 流入口
32 排出口
33 弁座
34 弁体
34a 弁部
34b テーパ部
34c 弁体保持部
61 弾性部材保持部
62 軸部材
63 ねじ部
91 シリンダ
91a 前壁(ストッパ部材)
91b 後壁
92 ピストン
93 ねじ穴
94 圧力流体供給口
A 圧縮エア(圧力流体)
F 押圧力調整機構
P,P1 押圧力
Q,Q1,Q2 液体
T 昇降圧機構

Claims (3)

  1. 圧力を調整する液体の流入口および前記液体を排出する排出口が形成された液体室と、
    前記排出口から所定流量の液体を排出して前記液体の圧力を調整する液体圧力調整機構と、を有する圧力調整ドレン弁であって、
    前記液体圧力調整機構は、
    前記排出口に対して進退自在に配設され当該排出口を閉塞または開放させる弁体と、
    前記排出口を閉塞する方向に所定の押圧力を付与して前記弁体を押圧する弾性部材と、
    前記弾性部材の後端部を支持する支持部材と、
    この支持部材を前記弾性部材の押圧方向に進退させて前記押圧力を調整するねじ部を有する押圧力調整機構と、
    前記支持部材を前記押圧方向に往復移動させるピストンシリンダ機構を有する前記液体の昇降圧機構と、を備え
    前記ピストンシリンダ機構は、シリンダと、このシリンダ内に収容されたピストンと、前記シリンダの後部に圧力流体を供給して前記ピストンを前進方向に移動させる圧力流体供給口と、前記ピストンの前進方向の移動を規制するストッパ部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記弾性部材の後端部に当接する弾性部材保持部と、前記弾性部材保持部の中心から後方へ向けて軸方向に沿って立設され、前記ねじ部を介して前記ピストンに連結されている軸部材と、を備えることを特徴とする圧力調整ドレン弁。
  2. ドレン動作において、前記昇降圧機構は、前記支持部材を後退させて前記押圧力を開放し前記排出口から前記液体を排出すること、
    を特徴とする請求項に記載の圧力調整ドレン弁。
  3. 圧力調整動作において、前記液体圧力調整機構は、前記昇降圧機構によって前記支持部材を前記弾性部材の押圧方向に移動させた状態で支持するとともに、前記弁体は前記弾性部材によって前記排出口を閉塞する方向に押圧力を受けながら当該排出口から所定流量の液体を排出して前記液体の圧力を調整すること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧力調整ドレン弁。
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