JP6529918B2 - 原子炉格納容器及びそのドレンサンプ機構 - Google Patents
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Description
(構 成)
図1は本発明に係るドレンサンプ機構の第1実施形態を示す断面図である。図2は図1のドレンサンプを示す平面図である。図3は図2のドレンサンプにサンプカバーを設置した状態を示す平面図である。図4は図1のA部を示す拡大断面図である。なお、従来と同一又は対応する部分には、同一の符号を付して説明する。
したがって、本実施形態では、ドレン孔カバー19を設置した状態で通常運転時に原子炉格納容器4内で漏水が発生した場合、その漏水は、原子炉格納容器4の下部に位置するドレンサンプ6の近傍に流下し、漏水用流路9a及びドレン小孔11を通してドレンサンプ6内に流入する。漏水用流路9aは、通常運転時は漏水を通し、炉心溶融事故時には耐熱材破片12とともにドレンサンプ6への溶融コリウムの侵入を防ぐためのものである。
このように本実施形態によれば、漏水用流路9aの内部に耐熱材破片12を配置したことにより、ドレン孔カバー19の設置面積を削減するとともに、ドレンサンプ6への溶融コリウムの侵入を未然に防止することが可能になる。
(構 成)
図5は本発明に係るドレンサンプ機構の第2実施形態においてドレン小孔に設置する弁を示す縦断面図である。図6は図5の平面図である。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部分には、同一の符号を付して説明する。その他の実施形態及び変形例も同様とする。
したがって、本実施形態では、通常運転時に原子炉格納容器4内で漏水が発生した場合、その漏水は、原子炉格納容器4の下部に位置するドレンサンプ6の近傍に流下し、漏水用流路9a、通水部15及びドレン小孔11を通してドレンサンプ6内に流入する。
このように本実施形態によれば、炉心溶融事故時に低融点金属により構成された支持部14が溶融して弁体16が弁座17と接触し、ドレン小孔11を閉止することにより、溶融コリウムがドレン小孔11に侵入するのを未然に防止することが可能になる。
図7は本発明に係るドレンサンプ機構の第2実施形態においてドレン小孔に設置する弁の変形例を示す縦断面図である。図8は図7の平面図である。
(構 成)
図9は本発明に係るドレンサンプ機構の第3実施形態を示す部分拡大断面図である。図10は本発明に係るドレンサンプ機構の第3実施形態を示す平面図である。
したがって、本実施形態では、ドレン孔カバー19の一側を炉心溶融事故時に溶融コリウムの接近にて溶融する2本の支持部14により支持することで、ドレン孔カバー19と床4aとの間に狭隘な漏水用流路9aを設けることができる。そのため、通常運転時は原子炉格納容器4からの漏水を漏水用流路9a及びドレン小孔11を通してドレンサンプ6内に流入させることができる。
このように本実施形態によれば、ドレン孔カバー19の一側を炉心溶融事故時に溶融コリウムの接近により溶融する2本の支持部14により支持し、ドレン孔カバー19の底面と床4aとの間に狭隘な漏水用流路9aを設けたことにより、製造が容易で単純な構造にも関わらず、溶融コリウムをドレン小孔11へ侵入するのを未然に防止することができる。
(構 成)
図11は本発明に係るドレンサンプ機構の第4実施形態を示す断面図である。図12は図11の直方体耐熱材を示す底面側の斜視図である。
したがって、本実施形態では、通常運転時に原子炉格納容器4内で漏水が発生した場合、その漏水は、原子炉格納容器4の下部に位置するドレンサンプ6の近傍に流下し、ドレン孔カバー19の漏水用微細流路22、ドレン小孔連通部23及びドレン小孔11を通してドレンサンプ6内に流入する。
このように本実施形態によれば、ドレンサンプ6の開口部6aを閉止するサンプカバー9と、ドレン小孔11上端に設置されたドレン孔カバー19に分割構成され、ドレン孔カバー19の底面に蛇行する漏水用微細流路22を形成したことにより、サンプカバー9に使用する耐熱材の設置面積を削減するとともに、ドレン小孔11への溶融コリウムの侵入を未然に防止することが可能になる。
(構 成)
図13は本発明に係るドレンサンプ機構の第5実施形態における円形耐熱材を示す拡大底面図である。
したがって、本実施形態では、底面に漏水用微細流路22を有するドレン孔カバー24をドレン小孔11に被せるだけで、入口部21から侵入してきた溶融コリウムを漏水用微細流路22内で冷却して固化させることができる。これにより、ドレン小孔11への侵入を阻止することができる。
このように本実施形態によれば、ドレン小孔11の上部に円形のドレン孔カバー24を設置するだけで、通常運転時は、あらゆる方向からの漏水をドレン小孔11へと流入させることができる。一方、炉心溶融事故時には、ドレン小孔11への溶融コリウムの侵入を未然に防止することが可能になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
Claims (7)
- 原子炉格納容器の床部に開口部が覆われて設けられ、当該原子炉格納容器内で生じた漏水を集めるドレンサンプと、
一端が前記ドレンサンプの周囲の前記床部に開口するとともに他端が前記ドレンサンプに連通するドレン孔と、
前記ドレン孔に連通する漏水用通路が設けられるとともに前記ドレン孔を上方から覆い、かつ耐熱材からなるドレン孔カバーとを備え、
前記ドレン孔カバーは、炉心溶融事故時に生じる炉心溶融物の前記ドレン孔への侵入を妨げるように構成されることを特徴とする原子炉格納容器のドレンサンプ機構。 - 前記ドレンサンプの前記開口部は前記ドレン孔カバーにより一体的に覆われることを特徴とする請求項1に記載の原子炉格納容器のドレンサンプ機構。
- 前記ドレン孔カバーの前記漏水用流路内には、炉心溶融事故時の炉心溶融物を凝固させる耐熱材破片を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の原子炉格納容器のドレンサンプ機構。
- 前記ドレン孔に、前記炉心溶融事故時に接近する前記炉心溶融物の熱により閉止する弁をさらに設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の原子炉格納容器のドレンサンプ機構。
- 前記ドレン孔カバーの一側を、前記ドレン孔の周辺の床との間に漏水用流路を形成するように前記ドレン孔カバーの一側を支持するとともに、前記炉心溶融事故時に接近する前記炉心溶融物の熱により溶融して前記漏水用流路を閉止する支持部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の原子炉格納容器のドレンサンプ機構。
- 前記ドレン孔カバーの底面に漏水用微細流路を形成し、この漏水用微細流路に前記ドレン孔と連通する連通部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の原子炉格納容器のドレンサンプ機構。
- 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のドレンサンプ機構を備えることを特徴とする原子炉格納容器。
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