JP6529202B1 - 伐倒方向制御器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】伐採した木や枝の伐倒方向を制御できる器具を提供する。【解決手段】伐倒方向制御器具1が、ロープ20を取り付けたフック10と、フック10を着脱可能に収納できる収納筒40を有する竿30とを備える。これにより、伐採対象の木にロープ20を容易に引っ掛けることができるので、伐採した木や枝の伐倒方向を制御可能となる。フック10が、回転可能に取り付けられた止め金具11を有し、ロープ20が止め金具11の後端に取り付けられる。フック10の湾曲部の内側および止め金具11のフック10側の少なくとも一部を波型にする。竿30の先端部にロープ20を保持するガイド41を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、伐採した木の伐倒方向を制御する器具に関する。
架空ケーブル付近の木が成長し、架空ケーブルに接触する場合がある。架空ケーブルに接触している木や枝を放置したままにすると、ケーブルの断線などの事故が発生するおそれがある。また、リスなどのげっ歯類が木から架空ケーブルに渡り、ケーブルをかじる被害が発生するおそれもある。そのため、架空ケーブル近辺の木や架空ケーブルに接触している木や枝を伐採する必要がある(非特許文献1参照)。
高所の枝の伐採には、一般的な園芸用の高枝切り鋏、長尺棒の先端にのこぎりを取り付けた器具などを用いることができる。
「通信アクセス設備における生物被害事例と対策」、NTT技術ジャーナル、日本電信電話株式会社、2015年10月、第27巻、第10号、pp. 67-70
木や枝を伐採する際、近くに民家等が存在する場所では、伐採した木や枝の伐倒方向のコントロールが必要である。このような場合、伐採対象の木に梯子をかけて上り、木の上部にロープを結び付けておき、木を切断する時、ロープを引っ張ることで木の伐倒方向をコントロールしていた。
しかしながら、梯子等を作業現場に持っていくことは大変なことが多く、さらに、木に登りロープを結び付ける作業にも危険が伴うという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、伐採した木や枝の伐倒方向を制御できる器具を提供することを目的とする。
本発明に係る伐倒方向制御器具は、伐採対象の木にロープを取り付けるための伐倒方向制御器具であって、先端が曲げられた湾曲部を有するフックと、前記フックに取り付けられたロープと、前記フックを着脱可能に取り付ける取付部を有する竿と、を備え、前記フックは、回転可能に取り付けられた止め金具を有し、前記フックの湾曲部の内側および前記止め金具のフック側の少なくとも一部が波型であり、前記ロープは前記止め金具に取り付けられ、前記ロープを引っ張ったときに、前記止め金具が前記フックの湾曲部の方向へ回転することを特徴とする。
上記伐倒方向制御器具において、前記竿は、前記ロープを保持するガイドを有することを特徴とする。
本発明によれば、伐採した木や枝の伐倒方向を制御できる器具を提供することができる。
第1の実施形態の伐倒方向制御器具の構成を示す概略図である。 伐倒方向制御器具を木に引っ掛ける様子を示す図である。 木に引っ掛けたロープを引っ張る様子を示す図である。 第1の実施形態の変形例の伐倒方向制御器具の構成を示す概略図である。 ロック解除時の第2の実施形態の伐倒方向制御器具の構成を示す概略図である。 ロック時の第2の実施形態のフックの様子を示す概略図である。 第2の実施形態のフックの変形例の構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の伐倒方向制御器具1の構成を示す概略図である。
伐倒方向制御器具1は、伐採する木や枝にロープを引っ掛け、ロープを引っ張ることで、伐採された木や枝の伐倒方向をコントロールするための器具である。
図1の伐倒方向制御器具1は、着脱可能なフック10、フック10に取り付けたロープ20、地上から木の高さ程度までの長さの竿30、及びフック10を差し込むための収納筒40を備える。
フック10は、伐採される木に引っ掛ける金属部品であり、湾曲した先端と収納筒40に差し込まれる直線部分で構成される。なお、フック10の先端に釣り針のようなかえしを設け、引っ掛けた木からフック10が外れにくくしてもよい。また、大きさの異なる複数種類のフック10を用意しておき、木や枝の大きさに応じて使い分けてもよい。
ロープ20は、フック10の直線部分の、フック10を収納筒40に差し込むのに邪魔にならない位置に取り付けられる。フック10を木に引っ掛けるときは木の根元あたりで竿30を操作し、フック10を木に引っ掛けた後は、木から少し離れた位置でロープ20を引っ張るので、ロープ20の全長を竿30の全長よりも長くしておく。
竿30は、先端に取り付けたフック10を木に引っ掛けるための長尺の棒である。竿30は、振り出し式でも、差し込み式でもよく、地上から木の高さ程度まで届く長さ(例えば、全長5〜6m)があればよい。
収納筒40は、竿30の先端に取り付けられた、フック10を差し込むための筒状の収納部である。収納筒40は、フック10を木に引っ掛けるまでの間、フック10を保持できればよい。収納筒40の内径は、フック10の直線部分の径よりも大きければよい。
次に、伐倒方向制御器具1の使用方法について説明する。
まず、作業者は、フック10を収納筒40に差し込み、竿30を必要な長さに調節する。
図2Aに示すように、作業者は、竿30の先端に取り付けたフック10を伐採対象の木の上部(切り落とされる側)に引っ掛ける。フック10の先端が木に突き刺さる必要はない。
作業者は、フック10を所望の位置に引っ掛けた後、竿30を引いてフック10を収納筒40から取り外す。このとき、フック10は木に引っ掛かり、フック10に取り付けたロープ20が垂れ下がっている状態である。この後の作業で竿30は不要であるので片付けてもよい。
作業者は、ある程度木を切ったら、図2Bに示すように、木から少し離れた位置からロープ20を引っ張る。作業者がロープ20を引っ張ると、切断された木はロープ20を引っ張る方向に倒れる。
次に、第1の実施形態の変形例の伐倒方向制御器具1について説明する。
図3は、第1の実施形態の変形例の伐倒方向制御器具1の構成を示す概略図である。図3の伐倒方向制御器具1は、図1の伐倒方向制御器具1に対して、竿30の先端部にロープを通すガイド41を備えた。
フック10が木に引っ掛からないで竿30から外れて落下し、作業者を直撃する危険性がある。そこで、ロープ20をガイド41に通しておき、作業者は、ロープ20を持ちながら竿30を操作することで、万が一、フック10が外れてしまった場合でも、ガイド41がロープ20を保持するので、フック10の落下を防止できる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態の伐倒方向制御器具1は、フック10に木を挟むロック機構を備えた。
図4Aおよび図4Bは、第2の実施形態の伐倒方向制御器具1の構成を示す概略図である。図4Aはロック解除時の様子を示し、図4Bはロック時の様子を示す。
第2の実施形態の伐倒方向制御器具1は、第1の実施形態と同様に、フック10、ロープ20、竿30、収納筒40、及びガイド41を備える。
フック10には、止め金具11が、支点12を中心に、所定の範囲で回転可能に取り付けられている。図4Bでは、止め金具11がフック10の先端に接触した状態を図示しているが、止め金具11は、フック10と重なる位置まで回転可能であってもよいし、フック10と接触しない位置まで回転可能であってもよい。
ロープ20は、止め金具11の後端に取り付けられる。
フック10は、止め金具11より下の位置に、ロープ20を通すためのガイド13を備える。ロープ20をガイド13に通すことにより、ロープ20を引っ張ったとき、止め金具11にはガイド13の方向に力が加えられるので、止め金具11を閉じた状態に回転できる。ガイド13より下の直線部分が収納筒40に差し込まれる。ロープ20は、竿30の備えるガイド41を通される。
また、図4A,4Bに示すように、竿30の先端を上部の幅が下部よりも広いU字型又はY字型に加工してもよい。U字部31は、フック10を木に引っ掛けるときにフック10を支えるものであるが、例えば、フック10を引っ掛ける位置を間違えたときに、フック10を木から外すために利用できる。竿30の先端をU字型又はY字型とすることで、収納筒40に収納されたフック10の回転を抑え、フック10を竿30から外すときに邪魔にならない。
第2の実施形態の伐倒方向制御器具1も、フック10を収納筒40に差し込み、竿30を操作してフック10を木に引っ掛けた後、竿30からフック10を外してロープ20を引っ張る。ロープ20を引っ張るとき、フック10の備えるロック機構により、木をしっかりと保持できる。
図4Aに示すように、ロープ20を緩めた状態では、止め金具11は、自重により、開いた状態となる。フック10を木に引っ掛けるときは、ロープ20を緩めて止め金具11を開いた状態とする。
図4Bに示すように、ロープ20を引っ張った状態では、止め金具11の先端がフック10の湾曲部のほうへ移動し、閉じた状態となる。
図5は、第2の実施形態のフック10の変形例の構成を示す概略図である。
図5の止め金具11は、フック10側を波型に加工している。この加工により、止め金具11を閉じたときに木をしっかりと保持できる。波型の形状を、ロープ20を引っ張ったときに木に引っ掛かるようなのこぎり型としてもよい。あるいは、フック10の内側を波型に加工してもよい。止め金具11およびフック10の少なくとも一部を波型に加工してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、伐倒方向制御器具1が、ロープ20を取り付けたフック10と、フック10を着脱可能に収納できる収納筒40を有する竿30とを備えることにより、伐採対象の木にロープ20を容易に引っ掛けることができるので、伐採した木や枝の伐倒方向を制御可能となる。
本実施の形態によれば、フック10が、回転可能に取り付けられた止め金具11を有し、ロープ20が止め金具11の後端に取り付けられることで、ロープ20を引っ張ったときに、止め金具11がフック10の湾曲部の方向へ回転し、伐採する木や枝をより確実に保持できる。フック10の湾曲部の内側および止め金具11のフック10側の少なくとも一部を波型にすることで、木や枝をしっかりと保持できる。
本実施の形態によれば、竿30の先端部にロープ20を保持するガイド41を備えることにより、フック10の落下を防止できる。
1…伐倒方向制御器具
10…フック
11…止め金具
12…支点
13…ガイド
20…ロープ
30…竿
31…U字部
40…収納筒
41…ガイド

Claims (2)

  1. 伐採対象の木にロープを取り付けるための伐倒方向制御器具であって、
    先端が曲げられた湾曲部を有するフックと、
    前記フックに取り付けられたロープと、
    前記フックを着脱可能に取り付ける取付部を有する竿と、を備え、
    前記フックは、回転可能に取り付けられた止め金具を有し、前記フックの湾曲部の内側および前記止め金具のフック側の少なくとも一部が波型であり、
    前記ロープは前記止め金具に取り付けられ、前記ロープを引っ張ったときに、前記止め金具が前記フックの湾曲部の方向へ回転する
    ことを特徴とする伐倒方向制御器具。
  2. 前記竿は、前記ロープを保持するガイドを有することを特徴とする請求項1に記載の伐倒方向制御器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116158270A (zh) * 2022-12-13 2023-05-26 贵州电网有限责任公司 一种用于控制树木倒伏方向的辅助装置
CN116171792A (zh) * 2022-12-30 2023-05-30 贵州电网有限责任公司 一种控制树木倒伏方向的钩锁装置

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