JP2001112345A - 枝掛け機能付剪定鋏 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、園芸用の剪定鋏でとくに用途は、
梨園、ぶどう園で、整枝剪定の際に枝を剪定後、鉄線に
ひもを使用して枝を結ぶ、その時に剪定鋏を、ストッパ
をかけず、腰のサックにしまわずに枝または鉄線に安全
に容易にかけ、再度使用。するときは、剪定鋏を握るだ
けで簡単にはずれ使用でき、最後に腰のサックに収納す
るときは、片手でストッパーができる目的の剪定鋏を提
供する。 【解決手段】切り刃の背面部（５）使用で、フック
（３）を、受け刃（２）側にとりつけるまたフック
（３）は切り刃（１）をまたぐよう形成する。また鉄線
掛けの為に切り刃の背面部（５）使用のフック（３）に
切欠部を形成し、鉄線掛けフック部（４）とした。さら
に簡単なストッパーを製作することで、フック（３）の
かしめ部（７）付近に切欠部（８）をもうけ、切り刃
（１）側に１０分の４以下の回転をするように回転止め
部（１０）を有する金属回転板（６）に凸部（９）を形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、園芸用の剪定鋏
でとくに用途は、梨園、ぶどう園で、整枝剪定の際に枝
を剪定後、鉄線にひもを使用して枝を結ぶ、その時に剪
定鋏を、ストッパーをかけず、腰のサックにしまわずに
枝または鉄線に安全に容易にかけ、再度使用するとき
は、剪定鋏を握るだけで簡単にはずれ使用でき、最後に
腰のサックに収納するときは、片手でストッパーができ
る目的の剪定鋏に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、梨園、ぶどう園での整枝剪定作業
では、枝切り後に、剪定鋏を握りストッパーを両手でか
けて、腰まで手を伸ばし、腰のサックに剪定鋏を収納
し、また上の枝まで手を伸ばして、鉄線に枝をひもで結
ぶ、そして再度腰まで手を伸ばし剪定鋏をとり出しスト
ッパーを解除して、上まで手をのばす、以上の行程はこ
の動作が成長した梨の木で約３００回にも及ぶ、手の上
げ降ろしだけでも大変で、また腰のサックに旨く、剪定
鋏が入らないこともあり、かかる労力と時間に無駄があ
った。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の欠点を
解決するためのもので、以下にそれを述べます、 イ、梨園、ぶどう園での整枝剪定作業で、いちいち剪定
鋏を腰のサックに戻さず作業ができて、結果的に手の上
げ降ろし回数を大幅に減らすこと。 ロ、枝または鉄線に、剪定鋏をワンタッチで掛けたり外
したりできること。 ハ、枝または鉄線に、掛けた剪定鋏が風または他の枝の
ゆれによっても簡単にははずれず安全な作業ができるこ
と。 ニ、製作の難しい鍛造品の剪定鋏に、部品点数が少な
く、簡単な構造でストッパー機能をもたせること。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為のもので、従来から剪定鋏の付属必要部品である
立ちバネまたは虫バネの機能をいかした枝掛けフックに
関してであります、切り刃の背面部（５）を使用して、
枝の太さを考慮したフック（３）を、受け刃（２）側に
とりつける、またフック（３）は切り刃（１）をまたぐ
よう形成する。

【０００５】本発明は上記課題を解決する為のもので、
整枝剪定作業で木の枝張りの端で作業をする場合、また
は木そのものが未成熟の場合、鉄線を使用することに関
してであります、切り刃の背面部（５）使用のフック
（３）に切欠部を形成し、鉄線掛けフック部（４）とし
た。

【０００６】本発明は上記課題を解決する為のもので、
一部品のストッパーを、成形の難しい鍛造品に簡単にそ
の機能をもたせたものに関してであります、フック
（３）のかしめ部（７）付近に切欠部（８）をもうけ、
切り刃（１）側に１０分の４以下の回転をするように回
転止め部（１０）を有する金属回転板（６）に凸部
（９）を形成した。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明を使用するときは、剪定鋏
のハンドル部を握りストッパー（１１）を解除する、整
枝剪定作業の必要な枝を選んできり、その付近の枝をフ
ツクに当て、剪定鋏から手を離す、剪定鋏は立ちバネま
たは虫バネの機能によって、切り刃の背面部（５）とフ
ック（３）で固定される、またフック（３）は受け刃
（２）をまたぐよう形成しているので、剪定鋏は枝とほ
ぼ直角の状態となる。その後に、枝と鉄線をひもで結
ぶ、もう一度剪定鋏のハンドル部を握り枝よりはずし、
そしてひもを剪定鋏で切り次の剪定に、もつたまま入
る。

【０００８】また、整枝剪定作業で木の枝張りの端で作
業をする場合、または木そのものが未成熟の場合、鉄線
を使用する、この場合も剪定鋏のハンドル部を握りスト
ッパー（１１）を解除する、整枝剪定作業の必要な枝を
選んできり、その付近の鉄線を鉄線掛けフック部（４）
に当て、剪定鋏から手を離す、剪定鋏は立ちバネまたは
虫バネの機能によって、切り刃の背面部（５）と鉄線掛
けフック部（４）で固定されるその後に、枝と鉄線をひ
もで結ぶ、もう一度剪定鋏のハンドル部を握り鉄線より
はずし、そしてひもを剪定鋏で切り次の剪定に、もった
まま入る。

【０００９】剪定鋏のハンドル部を握り親指でストッパ
ー（１１）を手前に引くよう起こす、すると、金属板の
凸部（９）が フック（３）のかしめ部（７）付近の切
欠部（８）からはずれ剪定鋏のストッパーが解除され
る。そして回転止め部（１０）によりストッパー（１
１）は止まる。また剪定鋏をしまうときには、剪定鋏の
ハンドル部を握り親指でストッパー（１１）を前方に倒
す、すると金属板の凸部（９）がフック（３）のかしめ
部（（７）付近の切欠部（８）にはいりストッパーとし
て働く。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１、図２に示すように、剪定鋏の付属必要部品である立
ちバネまたは虫バネの機能をいかした枝掛けフックで、
切り刃の背面部（５）の面を使用する。フック（３）は
枝の太さを考慮し幅約内経３センチとし剪定作業でいつ
も掛けれる枝の幅とし、受け刃（２）側にとりつけるこ
とで立ちバネまたは虫バネのバネ力の機能をいかす。フ
ック（３）は、剪定鋏を掛けた枝と直角に保つ、または
外れ防止のため、受け刃（２）から始まり切り刃（１）
をまたぐよう形成する。フック（３）は、金属製の平板
をプレスで抜いたが、鍛造品でも後加工し製作できた。
受け刃（２）側への取りつけは、ネジ止めとしたが、溶
接でも簡単にとまった。本発明は以上のような構造で、
この作用を説明すると、本発明を使用するときは、剪定
鋏のハンドル部を握りストッパー（１１）を解除する、
整枝剪定作業の必要な枝を選んできり、その付近の枝を
フツクに当て、剪定鋏から手を離す、剪定鋏は立ちバネ
または虫バネの機能によって、切り刃の背面部（５）と
フック（３）で固定される、またフック（３）は受け刃
（２）をまたぐよう形成しているので、剪定鋏は枝とほ
ぼ直角の状態となる。その後に、枝と鉄線をひもで結
ぶ、もう一度剪定鋏のハンドル部を握り枝よりはずし、
そしてひもを剪定鋏で切り次の剪定に、もつたまま入
る。

【００１１】図３、に示すように、整枝剪定作業で木の
枝張りの端で作業をする場合、または木そのものが未成
熟の場合、鉄線を使用する。切り刃の背面部（５）使用
のフック（３）に鉄線のみを挟む程度の３ミリから５ミ
リ程度の切欠部を形成し、鉄線掛けフック部（４）とし
た。鉄線掛けフック部（４）の形成は、フック（３）を
作る時に一緒に製作する。本発明は以上のような構造
で、この作用を説明すると、整枝剪定作業で木の枝張り
の端で作業をする場合、または木そのものが未成熟の場
合、鉄線を使用する、この場合も剪定鋏のハンドル部を
握りストッパ（１１）を解除する、整枝剪定作業の必要
な枝を選んできり、その付近の鉄線を鉄線掛けフック部
（４）に当て、剪定鋏から手を離す、剪定鋏は立ちバネ
または虫バネの機能によって、切り刃の背面部（５）と
鉄線掛けフック部（４）で固定されるその後に、枝と鉄
線をひもで結ぶ、もう一度剪定鋏のハンドル部を握り鉄
線よりはずし、そしてひもを剪定鋏で切り次の剪定に、
もつたまま入る。

【００１２】図４、図５に示すように、鍛造品では、ス
トッパー部を形成するのは難しい、また後行程で必ず加
工が必要である。そこで後付け部品として鍛造品に簡単
にその機能をもたせた。フック（３）のかしめ部（７）
付近に切欠部（８）をもうけ、切り刃（１）側に１０分
の４以下の回転をするように回転止め部（１０）を有す
る金属回転板（６）に凸部（９）を形成した。金属回転
板（６）の製作は、金属製の平板をプレスで抜いたが、
鍛造品でも後加工をともない製作できた。金属回転板
（６）は、ネジとスプリングワッシャー止めとしたが、
トメワまたはリベット止めでも対応できた。本発明は以
上のような構造で、この作用を説明すると、剪定鋏のハ
ンドル部を握り親指でストッパー（１１）を手前に引く
よう起こすすると、金属回転板（６）の凸部（９）がフ
ック（３）のかしめ部（７）付近の切欠部（８）からは
ずれ剪定鋏のストッパーが解除される。そして回転止め
部（１０）によりストッパー（１１）は止まる。また剪
定鋏をしまうときには、剪定鋏のハンドル部を握り親指
でストッパー（１１）を前方に倒す、すると金属板回転
板（６）の凸部（９）がフック（３）のかしめ部（７）
付近の切欠部（８）にはいりストッパーとして働く。

【００１３】

【発明の効果】イ、梨園、ぶどう園での整枝剪定作業
で、いちいち剪定鋏を腰のサックに戻さず作業ができ
て、結果的に手の上げ降ろし回数を大幅に減らせた。 ロ、枝または鉄線に、剪定鋏をワンタッチで掛けたり外
したりできた。 ハ、枝または鉄線に、掛けた剪定鋏が風または他の枝の
ゆれによっても簡単にははずれず安全な作業ができた。 ニ、製作の難しい鍛造品の剪定鋏に、部品点数が少な
く、簡単な構造でストッパー機能をもたした。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の正面図

【図２】本発明の側面図

【図３】フックと鉄線掛けフック部を示す正面図

【図４】ストッパー機能を示す正面図

【図５】ストッパー部を示す側面図

【符号の説明】

１切り刃 ２受け刃 ３フック ４鉄線掛けフッ
ク部 ５切り刃の背面部 ６金属回転板 ７かしめ部
８切欠部 ９凸部 １０回転止め部 １１ストツパー １２
立ちバネ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】切り刃の背面部（５）使用で、フック
   （３）を、受け刃（２）側にとりつける、またフック
   （３）は切り刃（１）をまたぐよう形成する、枝掛け機
   能付剪定鋏。
2. 【請求項２】切り刃の背面部（５）使用のフック（３）
   に切欠部を形成し、鉄線掛けフック部（４）とした、請
   求項１の枝掛け機能付剪定鋏。
3. 【請求項３】フック（３）のかしめ部（７）付近に切欠
   部（８）をもうけ、切り刃（１）側に１０分の４以下の
   回転をするように回転止め部（１０）を有する金属回転
   板（６）に凸部（９）を形成した、請求項１の枝掛け機
   能付剪定鋏。