JP2000236748A

JP2000236748A - ロープによる高枝切りのこぎり

Info

Publication number: JP2000236748A
Application number: JP11080246A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Takagi; 敏高木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-02-17
Filing date: 1999-02-17
Publication date: 2000-09-05

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の高枝を切る器具は、パイプの先端にの
こぎりが固定されているため、パイプ全体を上下に動か
して枝を切るのであるが、パイプがふるえるのと重いの
とで高い太い枝は切れなかった。【解決の手段】この高枝切りのこぎりは、パイプ
（１）の先にスライドするスライドパイプ（２）を嵌め
入れ、のこぎり（３）とロープ（４）を留めるリング
（５）を取り付ける。スライドパイプ（２）は下よりス
プリング（６）にて押し上げられ、パイプ（１）の下か
らロープ（４）を引く事によりのこぎり（３）で枝
（７）を切り、緩めるとスプリングの反発力でのこぎり
が上にあがる。以上のようにスライドパイプ（２）が上
下するため、取り付けたのこぎりで枝が切れる。パイプ
が長く高くなると重くなるため、軸（１６）にて軸止さ
れたパイプ支え（１２）を高枝に引っかけて作業するの
で枝が震えてものこ刃が外れることがない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明に属する技術分野】この発明は、高枝を切る為の
のこぎりに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の高枝切りのこぎりは、細枝切りの
カッターに付随して取り付け使用するもので、パイプ本
体を上下して枝を切るものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、のこぎり
が取り付けられたパイプを上下することなく高枝が切れ
るようにする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するに
は、伸縮または継ぎ足しするパイプとのこぎりを固着し
ない事である。それにはパイプ本体の上部に、スプリン
グの反力と手の力で上下にスライドする物に、のこぎり
とリングを取り付け、リングにロープを結びパイプの下
部でロープを引っ張り、手をゆるめるとスプリングの反
力でのこぎりが上にあがる。このようにパイプは固定さ
せ、手でロープを引く力とスプリングの反力で高枝を切
ることが出来る。この高枝切りのこぎりは、パイプとロ
ープを長くすれば従来の物よりも高い枝を切ることが出
来る。図のようなパイプ支えでパイプを高枝に掛けるた
め、パイプの重みを支えることがなく、ロープを引く力
だけで良い。

【０００５】

【発明の実施の形態】この発明は、長いパイプを上下す
る事なく、のこぎりだけが上下して枝を切る事を特長と
する。図によって説明すると、伸縮または継ぎ足しする
パイプ（１）又は（８）の上部に、スライドパイプ
（２）又はスライド体（１０）を取り付け、それぞれに
のこぎり（３）とロープ（４）を留めるリング（５）を
取り付ける。図１図２では、パイプ（１）の上部の外側
をスライドするスライドパイプ（２）に、のこぎり
（３）とロープ（４）を留めるリング（５）を取り付け
る。スライドパイプ（２）はスプリング止め（１５）に
て止められたスプリング（６）にて押し上げられてい
て、リング（５）に留めたロープ（４）をパイプ（１）
の下より引っ張ることでスライドパイプ（２）に取り付
けたのこぎりが下がり枝（７）を切り、ロープ（４）を
緩めるとスプリング（６）の反力でスライドパイプ
（２）が上がる為取り付けられたのこぎり（３）も上が
る。スライドパイプ（２）は、内側に凸部を設け、切り
溝（９）に嵌まり上下にスライドする。

【０００６】図３では、パイプ（８）の上部内側をスラ
イドするスライド体（１０）の外部に凸部を設け、切り
溝（９）に嵌めた凸部にのこぎり（３）とロープ（４）
を留めるリング（５）を取り付け、スプリング（１１）
で押し上げられる。図３でも図１図２と同様にロープ
（４）を引っ張りのこぎり（３）で枝（７）を切り、ス
プリング（１１）の反力でスライド体（１０）が上が
る。従来の高枝切りでは、パイプを長く伸ばすとパイプ
と共に枝も震え、切りかけた枝ののこぎりの溝から外れ
てしまい長いパイプは使えなかった。この高枝切りで
は、パイプ（１）又は（８）の上部にパイプ支え（１
２）を軸（１６）にて軸止され、枝（７）に引っ掛ける
ため枝が震えてものこぎりの刃が外れる事がない。図４
では、パイプ（１）又は（８）の下に、突起（１３）を
設けたＴ型パイプ（１４）をスライドするよう嵌め入
れ、突起（１３）にロープ（４）を巻き付け、ロープ
（４）と共に突起（１３）を握り、上下にスライドする
とスプリング（６）（１１）の作用でスライドパイプ
（２）又はスライド体（１０）が上下して取り付けられ
たのこぎり（３）が枝を切る事が出来る。

【０００７】

【発明の効果】この発明は、伸縮又は継ぎ足しするパイ
プの先端ののこぎりが、パイプ上部の内側又は外側をス
ライドするスライド部に取り付けてあり、このスライド
部を手の力とスプリングの反力で上下する事により枝が
切れる。なおパイプの先にはパイプ支えが取り付けてあ
り、このパイプ支えを切る枝に引っ掛けることにより、
枝が切り落とされても長い重いパイプがはづれる様なこ
とがない。ロープをパイプの下部で引くため、パイプの
長さが限定されない。今までは電線にかかる枝切りはク
レーン車等に乗り切っていたが、道路に車を止めるため
交通に支障をきたした。この高枝切りならば歩道で出来
るので、交通の障害にならない。また杉木立の下枝切り
も、木に登る事なく作業ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】

【図３】は側面図

【図２】背面図

【図４】パイプ（１）及びパイプ
（８）の下部図

【符号の説明】

１：８・・・・・・パイプ２・・・・・・・・スライドパイプ３・・・・・・・・のこぎり４・・・・・・・・ロープ５・・・・・・・・リング６：１１・・・・・スプリング７・・・・・・・・枝９・・・・・・・・切り溝１０・・・・・・・スライド体１２・・・・・・・パイプ支え１３・・・・・・・突起１４・・・・・・・Ｔ型パイプ１５・・・・・・・スプリング止め１６・・・・・・・軸

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】パイプ（１）の上部にスライドするスラ
イドパイプ（２）を設け、スライドパイプ（２）にのこ
ぎり（３）とロープ（４）を留め、スライドパイプ
（２）の下にスライドパイプ（２）を押し上げるスプリ
ング（６）を入れ、パイプ（１）の下方でロープ（４）
を引っ張り、のこぎり（３）を引き枝（７）を切り、ロ
ープ（４）を緩めるとスプリング（６）の反力でのこぎ
り（３）が上がる、ロープによる高枝切りのこぎり。
【請求項２】パイプ（８）の上部内側に、スライドす
るスライド体（１０）を入れ、スライド体（１０）にの
こぎり（３）とロープ（４）を留め、パイプ（８）の内
部のスプリング（１１）にてスライド体（１０）が押し
上げられる請求項１記載の、ロープによる高枝切りのこ
ぎり。
【請求項３】パイプ（１）又は（８）の下に、突起
（１３）を設けたスライドするＴ形パイプ（１４）をス
ライドするように嵌め、突起（１３）にロープ（４）を
巻き付けた請求項１記載の、ロープによる高枝切りのこ
ぎり。