JP6528580B2 - エンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置 - Google Patents
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Description
案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、
上記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、
上記胴部の上面に給油口が形成され、この給油口から上記方向転換路に連通する油路が形成され、
上記給油口と、その上側に配置される潤滑剤供給源の給油出口とを接続する給油継手部品が設置される凹部を上記給油口の上側に有し、
上記凹部には、その周方向に沿って係止部と切り欠き部とが形成され、
前記係止部は、前記凹部に前記給油継手部品が設置された際の前記給油継手部品の外周面に沿って形成された環状凸部の前記胴部の上面側への移動を制限して前記スライダ本体の直動方向に沿って一以上形成され、
前記切り欠き部は、前記凹部に形成され、前記環状凸部に係合する環状凹部に連通し、
前記スライダ本体の幅方向に沿って形成されている。
また、上記エンドキャップにおいては、上記胴部の上面には、上記スライダ本体の幅方向に沿って段差部が形成されてもよい。
また、上記エンドキャップにおいては、上記凹部の内周面と、上記給油継手部品の外周面との間に配置される環状の緩衝部材を収容する収容溝が上記凹部の内周面に設けられてもよい。
上記エンドキャップは、上記案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、
上記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、
上記胴部の上面に給油口が形成され、この給油口から上記方向転換路に連通する油路が形成され、
上記給油口と、その上側に配置される潤滑剤供給源の給油出口とを接続する給油継手部品が設置される凹部を上記給油口の上側に有し、
上記凹部には、その周方向に沿って係止部と切り欠き部とが形成され、
前記係止部は、前記凹部に前記給油継手部品が設置された際の前記給油継手部品の外周面に沿って形成された環状凸部の前記胴部の上面側への移動を制限して前記スライダ本体の直動方向に沿って一以上形成され、
前記切り欠き部は、前記凹部に形成され、前記環状凸部に係合する環状凹部に連通し、
前記スライダ本体の幅方向に沿って形成されている。
また、上記直動案内装置においては、上記胴部の上面には、上記スライダ本体の幅方向に沿って段差部が形成されてもよい。
また、上記直動案内装置においては、上記凹部の内周面と、上記給油継手部品の外周面との間に配置される環状の緩衝部材を収容する収容溝が上記凹部の内周面に設けられてもよい。
図1は、本実施形態の直動案内装置の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、直動案内装置100は、長手方向に延びるレール側転動面111を外面に有する案内レール110と、上記長手方向に相対移動可能に案内レール110に跨架されるスライダ120とを備えている。
スライダ本体120Aは、案内レール110の幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部とからなり、断面形状がU字形に形成される。スライダ本体120Aは、両脚部には、それぞれ、レール側転動面111と対向するスライダ側転動面(図示せず)を有するとともに、両脚部の肉厚部分をスライダ本体120Aの移動方向に貫通する転動体戻り路(図示せず)を有している。レール側転動面111とスライダ側転動面との間には、負荷転動路が形成されている。
図2は、エンドキャップのある実施形態における構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は凹部付近の部分断面図である。本実施形態のエンドキャップ1は、上述した直動案内装置100に備えられるエンドキャップであり、図2(a)に示すエンドキャップ1の「正面」は、スライダ本体120Aとの接合面(背面)の反対側の面を指す。以下、案内レール110に対するスライダ120の移動方向におけるエンドキャップ1の両端面のうち、スライダ本体120Aに対向する(接合する)面を「背面」、その反対側の面を正面として説明する。また、エンドキャップ1を構成する胴部1A(後述)を基準として脚部1B,1B(後述)が突出する向きを「下方(下側)」、その反対側の向きを「上方(上側)」として説明する。これは、エンドキャップ1に接続される部材(例えば、後述する給油継手部品)についてもその接続された状態の位置で同様に規定する。
また、図2(b)に示すように、エンドキャップ1の胴部1Aの上方の面である上面1aには、上方に開口する給油口2が形成されている。この給油口2は、エンドキャップ1の幅方向の中心位置に形成され、エンドキャップ1のスライダ本体110A側の面に形成された、方向転換路1Cに連通する油路(図示せず)と接続されている。
ここで、図2(a),(b)に示すように、胴部1Aの上面1aには、スライダ本体120Aの幅方向に沿って所定の範囲で段差部7が形成されてもよい。この段差部7は、胴部1Aにおける脚部1B,1Bが設けられない部分の上面1aに上方に盛り上がるように平坦面を有して形成される。
また、図2(b)に示すように、エンドキャップ1の給油口2の上側には円形の凹部3が形成されている。この凹部3は、後述する給油継手部品10の下端突出部12に対応させた形状になっている(図4参照)。すなわち、方向転換路1Cに連通している給油口2は、凹部3を介して胴部1Aの上面1aに開口している。
[係止部]
係止部4は、図3(a)に示すように、後述する給油継手部品10(図4(a)参照)の下端突出部12の周方向に沿って形成された環状凸部12bを胴部1Aの上面1a側への移動を制限するために凹部3の径方向内方へ突出する突出片である。係止部4は、凹部3の周方向の所定の範囲で連続して設けられる。例えば、係止部4は、凹部3において、スライダ本体120Aの直動方向(図中矢印IVで示す)に沿って一以上形成されている。この係止部4は、スライダ本体120Aの直動方向に沿って片側だけ形成されても、対をなして形成されてもよい。また、係止部4が占める領域は、直動方向に沿って凹部3の内周面の縁部から給油口2の軸方向の中心部までの10%〜85%が好ましい。上記領域が10%未満だと、給油継手部材の給油口と給油口との位置合わせが難しい。一方、上記領域が85%超だと、「距離S2(S4)」が薄くなり、段差部7が破損する可能性がある。
切り欠き部5は、図3(a)に示すように、凹部3において、環状凹部3cに連通する切り欠きであり、スライダ本体120Aの幅方向(図中矢印Vで示す)に沿って所定の範囲で形成されている。この幅方向は、胴部1Aを基準として脚部1B,1Bが設けられる方向である。この切り欠き部5は、スライダ本体120Aの幅方向に沿って片側だけ形成されても、対をなして形成されてもよい。また、切り欠き部5が占める領域は、幅方向に沿って凹部3の内周面の縁部から給油口2の軸方向の中心部までの10%〜13%が好ましい。上記領域が10%未満だと、開口端部分3aと上下部12aとの接触面積が小さくなりすぎ、給油継手部品10が抜けやすく、給油がうまくできない。一方、上記領域が13%超だと、開口端部分3aと上下部12aの接触面積が大きくなり、給油継手部品10が取りづらくなる可能性がある。
図4(a)に示すように、給油継手部品10は、ほぼ円柱状の本体部11と、本体部11の下面に設けられた円板状の下端突出部12とを有する。給油継手部品10は、本体部11の上面から下端突出部12の下面まで貫通する油路13が形成されている。下端突出部12は、直径d1の円筒状の上下部12a,12aと、これら上下部12a,12aに上下方向に挟まれ、最大直径がD1の環状凸部(チャック部)12bとからなり、この環状凸部12bが半径方向に伸縮する。
給油継手部品10をエンドキャップ1に取り付ける際には、図2(c),図4(b)に示すように、下端突出部12をエンドキャップ1の凹部3の上に載せて押し込む。このようにすることにより、下方の上下部12aを開口端部分3aから環状凹部3cに入れた後に、開口端部分3aを構成する係止部4及び切り欠き部5のうち、係止部4に対しては、環状凸部12bを半径方向に縮ませて(図4(b)参照)、環状凹部3cに収める。一方、開口端部分3aを構成する係止部4及び切り欠き部5のうち、切り欠き部5に対しては、環状凸部12bをそのまま通過させて(図4(c)参照)、環状凹部3cに収める。よって、給油継手部品10の下端突出部12が、エンドキャップ1の凹部3に密着状態で配置される。
これに対し、本実施形態のエンドキャップに形成された凹部は、図3(a)に示すように、幅方向における凹部3の縁部と段差部7の境界部分7aとの距離s1に比べて、直動方向における凹部3の縁部とエンドキャップ1の端面との距離s2が長い。そのため、エンドキャップ1において金型を無理抜きしても凹部3に割れが発生しにくい。よって、本実施形態のエンドキャップによれば、エンドキャップ(凹部)に割れを発生させることなく、給油継手部品も容易に取り付けることができ、給油継手部品が容易に外れることもない。
次に、本発明に係るエンドキャップ及びそれを用いた直動案内装置の他の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、凹部の形状が上述の実施形態と異なるだけであるので、エンドキャップに対する給油継手部品の取付態様のみの説明とし、上述の第1実施形態と同じ符号を付した同様の構成については説明を省略する。図5は、エンドキャップの他の実施形態における給油継手部品との接続態様を示す断面図である。
2 給油口
3 凹部
3c 環状凹部
4 係止部
5 切り欠き部
6 環状凹部
7 段差部
8 収容溝
9 緩衝部材
10 給油継手部品
12b 環状凸部
100 直動案内装置
111 レール側転動面
110 案内レール
120 スライダ
120A スライダ本体
Claims (6)
- 直動案内装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用され、
案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、
前記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、
前記胴部の上面に給油口が形成され、この給油口から前記方向転換路に連通する油路が形成され、
前記給油口と、その上側に配置される潤滑剤供給源の給油出口とを接続する給油継手部品が設置される凹部を前記給油口の上側に有し、
前記凹部には、その周方向に沿って係止部と切り欠き部とが形成され、
前記係止部は、前記凹部に前記給油継手部品が設置された際の前記給油継手部品の外周面に沿って形成された環状凸部の前記胴部の上面側への移動を制限して前記スライダ本体の直動方向に沿って一以上形成され、
前記切り欠き部は、前記凹部に形成され、前記環状凸部に係合する環状凹部に連通し、
前記スライダ本体の幅方向に沿って形成されていることを特徴とするエンドキャップ。 - 前記係止部が前記スライダ本体の直動方向に沿って対をなして形成されている請求項1に記載のエンドキャップ。
- 前記切り欠き部が前記スライダ本体の幅方向に沿って対をなして形成されている請求項1に記載のエンドキャップ。
- 前記胴部の上面には、前記スライダ本体の幅方向に沿って段差部が形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンドキャップ。
- 前記凹部の内周面と、前記給油継手部品の外周面との間に配置される環状の緩衝部材を収容する収容溝が前記凹部の内周面に設けられる請求項1に記載のエンドキャップ。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のエンドキャップを備えたことを特徴とする直動案内装置。
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JP2015148085A JP6528580B2 (ja) | 2015-07-27 | 2015-07-27 | エンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置 |
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