JP6528580B2 - エンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置 - Google Patents

エンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置 Download PDF

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Description

本発明は、エンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置に関し、特に、油路が形成されたエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置に関する。
従来より、スライダと、そのスライダの長手方向に転動体を介して移動可能とされたスライダとを有し、スライダの移動方向両端に設けられたエンドキャップに設けられた転動体循環路に潤滑剤を供給する給油口を備えた直動案内装置が提案されている。
そのようなエンドキャップを備えた直動案内装置の例としては、特許文献1に開示された技術が挙げられる。すなわち、エンドキャップの胴部上面に形成された給油口に対して、給油継手部品がチャック機構を用いて固定する形状をなしているため、直動案内装置の取付け姿勢に関わらずエンドキャップに安定して保持され、取付け作業も容易な直動案内装置である。
特開2008−267591号公報
しかしながら、特許文献1に開示された直動案内装置においては、エンドキャップ側に給油継手部品が係合する凹部を形成する際、金型にてコマを使用して、いわゆる無理抜きする必要があった。このように、凹部を形成する際に無理抜きすると、エンドキャップにおいて給油口の薄肉側で割れが発生してしまうことがある。これは、給油口の薄肉側(給油口とスライダの移動方向の端面との間)の距離が短いことに起因するものであり、給油継手部品の取付に影響を及ぼすことなく改善する余地があった。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであり、その目的は、給油継手部品の取付に影響を及ぼすことなく、作製時に金型を無理抜きしても薄肉部分に割れが生じにくいエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置を提供することにある。
上記目的を達成するためのエンドキャップのある態様は、直動案内装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用され、
案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、
上記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、
上記胴部の上面に給油口が形成され、この給油口から上記方向転換路に連通する油路が形成され、
上記給油口と、その上側に配置される潤滑剤供給源の給油出口とを接続する給油継手部品が設置される凹部を上記給油口の上側に有し、
上記凹部には、その周方向に沿って係止部と切り欠き部とが形成され、
前記係止部は、前記凹部に前記給油継手部品が設置された際の前記給油継手部品の外周面に沿って形成された環状凸部の前記胴部の上面側への移動を制限して前記スライダ本体の直動方向に沿って一以上形成され、
前記切り欠き部は、前記凹部に形成され、前記環状凸部に係合する環状凹部に連通し、
前記スライダ本体の幅方向に沿って形成されている。
ここで、上記エンドキャップにおいては、上記係止部が上記スライダ本体の直動方向に沿って対をなして形成されてもよい。
また、上記エンドキャップにおいては、上記胴部の上面には、上記スライダ本体の幅方向に沿って段差部が形成されてもよい。
また、上記エンドキャップにおいては、上記凹部の内周面と、上記給油継手部品の外周面との間に配置される環状の緩衝部材を収容する収容溝が上記凹部の内周面に設けられてもよい。
また、上記目的を達成するための直動案内装置のある態様は、長手方向に延びるレール側転動面を外面に有する案内レールと、その案内レールに相対移動可能に跨架され、スライダ本体、及びそのスライダ本体の直動方向の両端面の少なくとも一方に設けられたエンドキャップを備えたスライダとを有し、
上記エンドキャップは、上記案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、
上記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、
上記胴部の上面に給油口が形成され、この給油口から上記方向転換路に連通する油路が形成され、
上記給油口と、その上側に配置される潤滑剤供給源の給油出口とを接続する給油継手部品が設置される凹部を上記給油口の上側に有し、
上記凹部には、その周方向に沿って係止部と切り欠き部とが形成され、
前記係止部は、前記凹部に前記給油継手部品が設置された際の前記給油継手部品の外周面に沿って形成された環状凸部の前記胴部の上面側への移動を制限して前記スライダ本体の直動方向に沿って一以上形成され、
前記切り欠き部は、前記凹部に形成され、前記環状凸部に係合する環状凹部に連通し、
前記スライダ本体の幅方向に沿って形成されている。
ここで、上記直動案内装置においては、上記係止部が上記スライダ本体の直動方向に沿って対をなして形成されてもよい。
また、上記直動案内装置においては、上記胴部の上面には、上記スライダ本体の幅方向に沿って段差部が形成されてもよい。
また、上記直動案内装置においては、上記凹部の内周面と、上記給油継手部品の外周面との間に配置される環状の緩衝部材を収容する収容溝が上記凹部の内周面に設けられてもよい。
本発明によれば、給油継手部品の取付に影響を及ぼすことなく、作製時に金型を無理抜きしても薄肉部分に割れが生じにくいエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置を提供することができる。
直動案内装置のある実施形態における構成を示す斜視図である。 エンドキャップのある実施形態における構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は凹部付近の部分断面図である。 エンドキャップの要部の構成を示す平面図であり、(a)はある実施形態における平面図、(b)は従来の平面図である。 エンドキャップのある実施形態における給油継手部品との接続態様を示す図であり、(a)は給油継手部品の断面図、(b),(c)はエンドキャップ及び給油継手部品の断面図である。 エンドキャップの他の実施形態における給油継手部品との接続態様を示す断面図である。
以下、本発明に係るエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、転動体として円筒ころを用いた直動案内装置に備えられるエンドキャップを例にして説明するが、直動案内装置の構成は、これに限定されるものではなく、例えば、転動体として鋼球を用いた構成としてもよい。また、本実施形態では、左右二列の転動体循環路を備えた直動案内装置に備えられるエンドキャップを例にして説明するが、直動案内装置の構成は、これに限定されるものではなく、例えば、左右一列の転動体循環路を備えた構成としてもよく、左右三列以上の転動体循環路を備えた構成としてもよい。
(直動案内装置)
図1は、本実施形態の直動案内装置の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、直動案内装置100は、長手方向に延びるレール側転動面111を外面に有する案内レール110と、上記長手方向に相対移動可能に案内レール110に跨架されるスライダ120とを備えている。
スライダ120は、スライダ本体120Aと、スライダ本体120Aの移動方向(上記長手方向)の両端面に、それぞれ、固定部材122によって着脱自在に接合されているエンドキャップ1,1とから構成されている。
スライダ本体120Aは、案内レール110の幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部とからなり、断面形状がU字形に形成される。スライダ本体120Aは、両脚部には、それぞれ、レール側転動面111と対向するスライダ側転動面(図示せず)を有するとともに、両脚部の肉厚部分をスライダ本体120Aの移動方向に貫通する転動体戻り路(図示せず)を有している。レール側転動面111とスライダ側転動面との間には、負荷転動路が形成されている。
<エンドキャップ>
図2は、エンドキャップのある実施形態における構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は凹部付近の部分断面図である。本実施形態のエンドキャップ1は、上述した直動案内装置100に備えられるエンドキャップであり、図2(a)に示すエンドキャップ1の「正面」は、スライダ本体120Aとの接合面(背面)の反対側の面を指す。以下、案内レール110に対するスライダ120の移動方向におけるエンドキャップ1の両端面のうち、スライダ本体120Aに対向する(接合する)面を「背面」、その反対側の面を正面として説明する。また、エンドキャップ1を構成する胴部1A(後述)を基準として脚部1B,1B(後述)が突出する向きを「下方(下側)」、その反対側の向きを「上方(上側)」として説明する。これは、エンドキャップ1に接続される部材(例えば、後述する給油継手部品)についてもその接続された状態の位置で同様に規定する。
図2(a)に示すように、エンドキャップ1は、案内レール110の幅方向両側に配置される脚部1B,1Bと、両脚部1B,1Bと直交する方向に延びて両脚部1B,1Bを連結する胴部1Aとからなり、スライダ本体120Aの断面形状とほぼ同型のU字状の断面形状をなす。エンドキャップ1の両脚部1B,1Bのスライダ本体120A側の面には、転動体戻り路に連通する転動体の方向転換路1Cを構成する外側溝1Dが形成される。
また、図2(b)に示すように、エンドキャップ1の胴部1Aの上方の面である上面1aには、上方に開口する給油口2が形成されている。この給油口2は、エンドキャップ1の幅方向の中心位置に形成され、エンドキャップ1のスライダ本体110A側の面に形成された、方向転換路1Cに連通する油路(図示せず)と接続されている。
[段差部]
ここで、図2(a),(b)に示すように、胴部1Aの上面1aには、スライダ本体120Aの幅方向に沿って所定の範囲で段差部7が形成されてもよい。この段差部7は、胴部1Aにおける脚部1B,1Bが設けられない部分の上面1aに上方に盛り上がるように平坦面を有して形成される。
<凹部>
また、図2(b)に示すように、エンドキャップ1の給油口2の上側には円形の凹部3が形成されている。この凹部3は、後述する給油継手部品10の下端突出部12に対応させた形状になっている(図4参照)。すなわち、方向転換路1Cに連通している給油口2は、凹部3を介して胴部1Aの上面1aに開口している。
また、図2(c)に示すように、凹部3は、開口端部分3aと、給油口2に接する奥側部分3bが、図4に示す給油継手部品10の下端突出部12の上下部12aの直径dに対応させた直径dの円穴に形成されている。また、両部分の環状凹部3cの最大直径Dを、図4に示す給油継手部品10の下端突出部12の環状凸部12bの最大直径Dと同じにして、この環状凹部3cに環状凸部12bが密着される形状としている。
図3は、エンドキャップの要部の構成を示す平面図であり、(a)はある実施形態における平面図、(b)は従来の平面図である。図3(a)に示すように、凹部3の開口端部分3aは、周方向に沿って係止部4と切り欠き部5とで構成されている。
[係止部]
係止部4は、図3(a)に示すように、後述する給油継手部品10(図4(a)参照)の下端突出部12の周方向に沿って形成された環状凸部12bを胴部1Aの上面1a側への移動を制限するために凹部3の径方向内方へ突出する突出片である。係止部4は、凹部3の周方向の所定の範囲で連続して設けられる。例えば、係止部4は、凹部3において、スライダ本体120Aの直動方向(図中矢印IVで示す)に沿って一以上形成されている。この係止部4は、スライダ本体120Aの直動方向に沿って片側だけ形成されても、対をなして形成されてもよい。また、係止部4が占める領域は、直動方向に沿って凹部3の内周面の縁部から給油口2の軸方向の中心部までの10%〜85%が好ましい。上記領域が10%未満だと、給油継手部材の給油口と給油口との位置合わせが難しい。一方、上記領域が85%超だと、「距離S(S)」が薄くなり、段差部7が破損する可能性がある。
[切り欠き部]
切り欠き部5は、図3(a)に示すように、凹部3において、環状凹部3cに連通する切り欠きであり、スライダ本体120Aの幅方向(図中矢印Vで示す)に沿って所定の範囲で形成されている。この幅方向は、胴部1Aを基準として脚部1B,1Bが設けられる方向である。この切り欠き部5は、スライダ本体120Aの幅方向に沿って片側だけ形成されても、対をなして形成されてもよい。また、切り欠き部5が占める領域は、幅方向に沿って凹部3の内周面の縁部から給油口2の軸方向の中心部までの10%〜13%が好ましい。上記領域が10%未満だと、開口端部分3aと上下部12aとの接触面積が小さくなりすぎ、給油継手部品10が抜けやすく、給油がうまくできない。一方、上記領域が13%超だと、開口端部分3aと上下部12aの接触面積が大きくなり、給油継手部品10が取りづらくなる可能性がある。
このように、本実施形態のエンドキャップ1の胴部1Aの上面1aに形成された凹部3には、係止部4及び切り欠き部5が形成される。すなわち、本実施形態のエンドキャップ1は、図3(b)に示す従来のエンドキャップ1’の凹部3’のように、その全周に亘って係止部4’のみが形成されているのではなく、係止部4及び切り欠き部5が周方向にそれぞれ所定の範囲で形成される。
[給油継手部品]
図4(a)に示すように、給油継手部品10は、ほぼ円柱状の本体部11と、本体部11の下面に設けられた円板状の下端突出部12とを有する。給油継手部品10は、本体部11の上面から下端突出部12の下面まで貫通する油路13が形成されている。下端突出部12は、直径dの円筒状の上下部12a,12aと、これら上下部12a,12aに上下方向に挟まれ、最大直径がDの環状凸部(チャック部)12bとからなり、この環状凸部12bが半径方向に伸縮する。
この給油継手部品10は、耐油性を備える弾性材料、例えば、熱可塑性エラストマー及びゴムを用いた成形法で得ることができ、エンドキャップ1と同じ材料、例えばPOMなどの合成樹脂を用いた射出成形法で得ることができる。
[給油継手部品の取り付け]
給油継手部品10をエンドキャップ1に取り付ける際には、図2(c),図4(b)に示すように、下端突出部12をエンドキャップ1の凹部3の上に載せて押し込む。このようにすることにより、下方の上下部12aを開口端部分3aから環状凹部3cに入れた後に、開口端部分3aを構成する係止部4及び切り欠き部5のうち、係止部4に対しては、環状凸部12bを半径方向に縮ませて(図4(b)参照)、環状凹部3cに収める。一方、開口端部分3aを構成する係止部4及び切り欠き部5のうち、切り欠き部5に対しては、環状凸部12bをそのまま通過させて(図4(c)参照)、環状凹部3cに収める。よって、給油継手部品10の下端突出部12が、エンドキャップ1の凹部3に密着状態で配置される。
そして、給油継手部品1の油路13の上側の開口部に、図示しない潤滑油供給源の給油出口を連通させることによって、その給油出口から油路13、給油口2及び油路(図示せず)を経て方向転換路1Cに潤滑油が供給される。
以上説明したように、本実施形態によれば、凹部に係止部及び切り欠き部を設けたので、給油継手部品の取付けに影響を及ぼすことなく、作製時に金型を無理抜きしても薄肉部分に割れが生じにくいエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置を提供することができる。具体的には、従来のエンドキャップに形成された凹部は、図3(b)に示すように、幅方向における凹部3‘の縁部と段差部7’の境界部分7’aとの距離sに比べて、直動方向における凹部3‘の縁部とエンドキャップ1’の端面との距離sが短い。そのため、従来のエンドキャップ1’においては、金型にてコマを使用して無理抜きする場合、凹部3’の薄い部分に応力が集中して割れが発生してしまう可能性があった。
これに対し、本実施形態のエンドキャップに形成された凹部は、図3(a)に示すように、幅方向における凹部3の縁部と段差部7の境界部分7aとの距離sに比べて、直動方向における凹部3の縁部とエンドキャップ1の端面との距離sが長い。そのため、エンドキャップ1において金型を無理抜きしても凹部3に割れが発生しにくい。よって、本実施形態のエンドキャップによれば、エンドキャップ(凹部)に割れを発生させることなく、給油継手部品も容易に取り付けることができ、給油継手部品が容易に外れることもない。
(他の実施形態)
次に、本発明に係るエンドキャップ及びそれを用いた直動案内装置の他の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、凹部の形状が上述の実施形態と異なるだけであるので、エンドキャップに対する給油継手部品の取付態様のみの説明とし、上述の第1実施形態と同じ符号を付した同様の構成については説明を省略する。図5は、エンドキャップの他の実施形態における給油継手部品との接続態様を示す断面図である。
図5に示すように、本実施形態のエンドキャップ1は、凹部3の内周面、特に開口端部分3aに環状の収容溝8が設けられている。この収容溝8には、給油継手部品10の外周面との間に配置される環状の緩衝部材9が収容されている。この緩衝部材9としては、例えばOリングが挙げられ、そのOリングの円周長の弾性変形量は切り欠き部5の「開き寸法」に基づいて決定される。この「開き寸法」は、切り欠き部5が凹部3に1つのみ形成される場合には、切り欠き部5の内縁部と、エンドキャップ1の幅方向に沿ってそれに対向する凹部3の内縁部との寸法である。一方、切り欠き部5が凹部3に対向して2つ形成される場合には、エンドキャップ1の幅方向に沿って対向する2つの切り欠き部5,5の内縁部間の寸法が「開き寸法」である。
このように、エンドキャップ1に収容溝8及び緩衝部材9を設けることによって、給油継手部品10の挿抜時における凹部3の開きを最小限にすることができる。また、本実施形態によれば、給油継手部品10の挿入時に、下端突出部12の環状凸部12bと収容溝8との間で発生する緩衝部材9の摩耗粉が、下端突出部12の環状凸部12bで阻止され、給油継手部品10の内部に入ることがない。さらに、本実施形態によれば、収容溝8に収容された緩衝部材9によって潤滑油漏れを確実に防ぐことができる。
本実施形態の直動案内装置は、例えば、工作機械,搬送装置などの機械装置全般に用いられる直動案内装置に好適である。
1 エンドキャップ
2 給油口
3 凹部
3c 環状凹部
4 係止部
5 切り欠き部
6 環状凹部
7 段差部
8 収容溝
9 緩衝部材
10 給油継手部品
12b 環状凸部
100 直動案内装置
111 レール側転動面
110 案内レール
120 スライダ
120A スライダ本体

Claims (6)

  1. 直動案内装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用され、
    案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、
    前記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、
    前記胴部の上面に給油口が形成され、この給油口から前記方向転換路に連通する油路が形成され、
    前記給油口と、その上側に配置される潤滑剤供給源の給油出口とを接続する給油継手部品が設置される凹部を前記給油口の上側に有し、
    前記凹部には、その周方向に沿って係止部と切り欠き部とが形成され、
    前記係止部は、前記凹部に前記給油継手部品が設置された際の前記給油継手部品の外周面に沿って形成された環状凸部の前記胴部の上面側への移動を制限して前記スライダ本体の直動方向に沿って一以上形成され、
    前記切り欠き部は、前記凹部に形成され、前記環状凸部に係合する環状凹部に連通し、
    前記スライダ本体の幅方向に沿って形成されていることを特徴とするエンドキャップ。
  2. 前記係止部が前記スライダ本体の直動方向に沿って対をなして形成されている請求項1に記載のエンドキャップ。
  3. 前記切り欠き部が前記スライダ本体の幅方向に沿って対をなして形成されている請求項1に記載のエンドキャップ。
  4. 前記胴部の上面には、前記スライダ本体の幅方向に沿って段差部が形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンドキャップ。
  5. 前記凹部の内周面と、前記給油継手部品の外周面との間に配置される環状の緩衝部材を収容する収容溝が前記凹部の内周面に設けられる請求項1に記載のエンドキャップ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のエンドキャップを備えたことを特徴とする直動案内装置。
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