JP6527367B2 - 外装材、パネル材と挿通材の取合部の施工方法、パネル材と挿通材の取合部構造及び建物外部構築物 - Google Patents
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Description
そして、パネル材側被覆部をパネル材の一面に当接させ、挿通材側被覆部を挿通材の外面に固着することによって、容易にパネル材側被覆部と挿通材側被覆部でパネル材の貫通孔と挿通材の取合部を被覆することができ、この取合部の見栄えをよくすることができる。
この発明においては、例えばパネル材が傾斜している場合に、このパネル材の傾斜角度に応じた傾斜角度の傾斜面を一方の外装材片の挿通材側被覆部の内面に形成しておくと、一方の外装材片をその略半割の孔に挿通材を嵌め込むように設置し、他方の外装材片をその半割の孔に挿通材を嵌め込むように設置し、これら一方の外装材片と他方の外装材片の端部に設けられた互いの係合部と係合受部を係合させた状態で、一方の外装材片の挿通材側被覆部の内面の傾斜面が挿通材の外面から離れた状態でこれら一対の外装材片が取り付けられる。
そして、このように一対の外装材片を一体に取り付けた段階で、一方の外装材片の挿通材側被覆部の内面の傾斜面を挿通材の外面に接触させるように外装材を傾動させると、パネル材側被覆部がパネル材の一面に沿うように傾斜する。これにより、パネル材側被覆部を確実にパネル材の一面に沿うように配設できる。よって、パネル材が傾斜している場合であっても、好適にパネル材の貫通孔と挿通材の取合部を被覆することができ、この取合部の見栄えをよくすることができる。
また、外装材の孔の一方の開口が半円同士を所定の長さの直線で結んだ形の長孔状に形成されるとともに、この直線を備えることによって少なくとも一方の外装材片の挿通材側被覆部の両端部側に互いに対向する一対の平面部が形成され、且つ、一対の平面部の間隔を円柱棒状の挿通材の外径と略同等にして形成されている。
これにより、円柱棒状の挿通材に一対の外装材片を取り付けた状態で、一方の外装材片の両端部側に互いに対向して形成された一対の平面部が挿通材の外面に線接触して当接し、挿通材をクランプ保持するような形で一対の外装材片を取り付けることができる。そして、一対の外装材片を一体に取り付け、一方の外装材片の挿通材側被覆部の内面の傾斜面を挿通材の外面に接触させるように外装材を傾動させるまでの間、また必要に応じてそれ以降も、一対の平面部が挿通材に当接して一対の外装材片を保持することができる。よって、外装材の取付時の操作性、作業性をよくすることができる。
このように、この発明においては、挿通材の大きさに応じた切断指標が設けられ、この切断指標に応じて切断するだけで挿通材の大きさに容易に対応することが可能になる。
ここで、本実施形態は、オープンテラスなどの建物外部構築物の屋根部を構成する屋根パネルと雨樋の竪樋の取合部に取り付ける外装材、及びこの取合部の構造、施工方法、並びに建物外部構築物に関するものである。
これにより、屋根パネル6と竪樋8の取合部10が外装材12で被覆されて隠れ、大幅に見栄えが向上することになる。
なお、貫通孔9は予め貫通形成して設けられていてもよい。
一方、本実施形態では、第一実施形態に対して外装材の構成が異なる。よって、第一実施形態と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
また、上方を向く平面を備えて固着部34を形成してもよく、この場合には、屋根パネル6の下面と固着部34の平面の間にシーリング材35を介在させ、平面を屋根パネル6に押し付けることにより、固着部34を硬化したシーリング材35によって接着することができる。これにより、確実に外装材31を安定した状態で保持することができる。
これにより、屋根パネル6と竪樋8の取合部10が外装材31で被覆されて隠れ、大幅に見栄えが向上することになる。
また、図15に示すように、取合部10に好適に保持することが可能であれば、係合部33、係合受部32がなくてもよい。
2 桁梁
3 屋根部
4 垂木掛け
5 垂木
6 屋根パネル(パネル材)
7 母屋
8 竪樋(挿通材)
8a 外面
9 貫通孔
9a 周端部
10 取合部
11 シーリング材(シーリング部/接着剤)
12 外装材
13 パネル材側被覆部
14 挿通材側被覆部
15 外装材片
15a 端部
16 外装材片
16a 端部
18 係合部
19 係合受部
20 係合片
21 係合受孔
22 係止部
23 係止受部
25 中心孔(孔、挿通孔)
26 一方の開口
27 他方の開口
28 傾斜面(固定部)
30 平面部
31 外装材
31a 外面
31b 上端
31c 下端
31d 内面
31e 端部
31f 端部
32 係合受部
33 係合部
34 固着部
35 シーリング材(接着剤)
36 切断指標
A 建物外部構築物
B パネル材と挿通材の取合部構造
O1 中心軸
R 直線
S1 前後方向
S2 横方向
T 建物本体
T1 外壁
Claims (6)
- パネル材に貫通形成された貫通孔に挿通材を挿通してなる前記貫通孔と前記挿通材の取合部を被覆するための外装材であって、
前記パネル材の一面側に配設される環状のパネル材側被覆部と、前記パネル材側被覆部の内周側に一端を繋げ前記パネル材側被覆部と交差する方向に突設されるとともに前記パネル材側被覆部の内周に沿って延設された環状の挿通材側被覆部とを備えて形成され、
前記パネル材側被覆部と前記挿通材側被覆部の孔に前記挿通材を挿通して前記取合部を被覆するように構成されており、
略半環状の前記パネル材側被覆部と略半環状の前記挿通材側被覆部からなる一対の外装材片に分割可能に形成され、
且つ、前記一対の外装材片を環状に呈するように組み付けつつ前記孔に前記挿通材を挿通させるように配設した状態で、互いに係合させて前記一対の外装材片の端部同士を接続するための係合部及び/又は係合受部が前記各外装材片の前記パネル材側被覆部の端部に設けられ、
前記孔の中心軸方向一端側で前記パネル材側被覆部側の一方の開口の面積が前記中心軸方向他側で前記挿通材側被覆部側の他方の開口の面積よりも大きく形成されるとともに、
前記他方の開口が前記挿通材の断面視で外周縁によって囲まれた領域の面積と略同等の面積を備えるように形成され、
且つ、一方の前記外装材片の前記挿通材側被覆部の内面には、前記パネル材の前記挿通材に対する交差角度に応じ、前記一方の開口側から前記他方の開口側に向かうに従い漸次中心軸線に近づくように傾斜する傾斜面が設けられ、
前記挿通材が円柱棒状に形成されており、
前記孔の一方の開口が半円同士を所定の長さの直線で結んだ形の長孔状に形成されるとともに、前記直線を備えることによって少なくとも前記一方の外装材片の前記挿通材側被覆部の両端部側に互いに対向する一対の平面部が形成され、
且つ、前記一対の平面部の間隔を前記挿通材の外径と略同等にして形成されていることを特徴とする外装材。 - 請求項1記載の外装材において、
前記係合部は前記外装材片の端部から突出する係合片を備え、
前記係合受部は前記外装材片の端部側に形成され、前記係合片を挿通させる係合受孔を備え、
且つ、前記係合部及び前記係合受部には、前記係合受孔に前記係合片を挿通し、前記一対の外装材片を環状に呈するように一体に組み付けるとともに、互いに係止し合う係止部と係止受部を備えて形成されている外装材。 - 請求項1または請求項2に記載の外装材において、
前記挿通材の大きさに応じた切断指標が設けられており、
前記切断指標を指標にして切断することにより前記孔の大きさを前記挿通材の大きさに自在に合わせられるように構成されている外装材。 - パネル材に貫通形成された貫通孔に挿通材を挿通する挿通材設置工程と、
前記パネル材の一方の面側の前記パネル材と前記挿通材の取合部をシーリング処理して、前記貫通孔の周端部と前記挿通材の外面の間の隙間を閉塞させるシーリング処理工程と、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の外装材を取り付けて、前記パネル材の他方の面側の取合部を被覆する外装材設置工程とを備えていることを特徴とするパネル材と挿通材の取合部の施工方法。 - パネル材に貫通形成された貫通孔に挿通材を挿通してなる前記貫通孔と前記挿通材の取合部の構造であって、
前記パネル材の他面側の取合部の前記貫通孔の周端部と前記挿通材の外面の間の隙間を閉塞させるシーリング部と、
前記パネル材の一面側の取合部を被覆する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の外装材とを備えて構成されていることを特徴とするパネル材と挿通材の取合部構造。 - 複数の支柱と、前記支柱の上端部に接続して架設される梁と、前記支柱及び前記梁に支持され、格子状に組み付けられる母屋及び垂木と、前記垂木に支持されて屋根面を形成するパネル材とを備え、建物本体の外部に設けられる建物外部構築物であって、
前記パネル材に貫通形成された貫通孔に挿通材が挿通され、
前記貫通孔と前記挿通材の取合部に請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の外装材を取り付け、該外装材によって前記取合部を被覆して構成されていることを特徴とする建物外部構築物。
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