〔実施形態〕
本発明の実施形態について図1〜図26に基づいて説明すれば以下の通りである。
図1に基づいて本例に係る表示システム1の構成を説明する。
図1は本発明の本例に係る表示システム1の機能ブロック図である。
図1に示す通り、表示システム1はテレビジョン受像機3と情報処理装置20とを備え、テレビジョン受像機3はチューナー4と表示装置10とを備えている。
なお、一例として、情報処理装置20は、テレビジョン受像機3とインターネット等の通信経路によって接続されるサーバとして実現される。ただし、本実施形態はこれに限定されるものではない。また、情報処理装置20と表示装置10とを一体として実現する構成、換言すれば、情報処理装置20の機能を表示装置10が実現する構成も本実施形態に含まれる。
表示装置10は制御部11、表示制御部12、表示部13、記憶部14、関連情報取得部15、ユーザ信号取得部17、タイミング特定部30、及びマイク31を備えている。
制御部11は、表示装置10の各部に対する全般的な制御を行う。表示制御部12は、表示部13を制御する。表示制御部12は、例えば、番組、コマーシャルメッセージ及び関連情報等のコンテンツを表示部13に表示する場合において、上記表示に関する制御を行う。なお、制御部11が表示制御部12を備えた構成であっても構わない。表示部13は、表示制御部12の指示に基づき、表示画面の表示を行う。関連情報取得部15は、情報処理装置20から関連情報の取得を行う。ここで、本実施例における関連情報とは、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する情報であって、当該番組の放送中又は放送後に当該番組の放送内容に基づいて生成される。
例えば、コンテンツプロバイダ等は、メタ情報のうち、特に当該番組の放送中又は放送後に生成された所謂後メタ情報から、関連情報を生成し、ユーザに対し提供する。この場合、関連情報は、上記後メタ情報、及び上記後メタ情報に基づき生成された情報である。
記憶部14は、ユーザの視聴履歴データ及び関連情報取得部15が取得した上記関連情報データの保持を行う。ユーザ信号取得部17は、ユーザが関連情報の参照を希望するという旨の信号及びユーザが上記関連情報の表示の終了を希望する旨の信号を取得する。上記信号はリモコンから、あるいは表示装置10cに対する直接の操作により発せられる。マイク31は、周囲の音を集音する。
タイミング特定部30は、ユーザの反応に応じて反応タイミングを特定する。
タイミング特定部30は、ユーザ信号取得部17が取得したユーザの操作、例えば、ユーザによる、表示装置10のリモコンの「いいね」ボタン操作により発された信号に応じて、ユーザが反応した反応タイミングを特定することができる。
また、タイミング特定部30は、マイク31が集音した音に応じてユーザの反応の反応タイミングを特定することができる。
例えば、タイミング特定部30は、マイク31がユーザの特定の発声(例えば、「いいね」という発声)を集音した場合に、ユーザが反応したと判定して、ユーザの反応の反応タイミングを特定することができる。また、タイミング特定部30は、マイク31が所定以上の盛り上がり音を集音した場合に、ユーザが反応したと判定して、ユーザの反応の反応タイミングを特定することができる。表示制御部12は、タイミング特定部30が特定した反応タイミングに応じて定まる関連情報を優先的に表示する。
情報処理装置20は、制御部21、関連情報生成部22、記憶部23、取得部32、抽出部33、関連情報出力部24及び受信部25を備えている。
制御部21は、情報処理装置20の各部に対する全般的な制御を行う。関連情報生成部22は、受信部25が受信したメタ情報に基づき各番組に関する関連情報の生成を行う。記憶部23は、関連情報生成部22が生成した上記関連情報データを保持する。取得部32は、ユーザの反応を示すユーザ反応情報を表示装置10から取得する。抽出部33は、取得部32が取得したユーザの反応に応じて反応タイミングを特定し、特定した反応タイミングに応じて、記憶部23に記憶された関連情報から、反応タイミングに応じて定まる関連情報を抽出し、特定する。表示制御部12は、関連情報取得部15が取得した関連情報のうち、タイミング特定部30が特定した反応タイミングに応じて定まる関連情報である場合反応タイミングに応じて定まる関連情報であることを示す情報を表示する。すなわち、表示制御部12は、抽出部33が抽出し、特定した関連情報を表示する場合、反応タイミングに応じて定まる関連情報であることを示す情報を表示する。関連情報出力部24は、表示装置10に対して関連情報の送信を行う。受信部25は、メタ情報配信装置2からメタ情報の受信を行う。
メタ情報配信装置2は、各番組の放送内容から抽出したメタ情報の配信元であり、例えば、当該番組の放送中又は放送後に当該番組内容に関連したメタ情報であって、時系列に沿ったメタ情報を提供する装置等を指す。
上記メタ情報に関して更に説明すれば以下の通りである。メタ情報とは、一例として、放送されたテレビ番組やCMから抽出した内容を、テキスト化、データベース化したデータである。例えば、当該放送の音声を音声解析や手作業等によりテキスト化、又はデータベース化したデータであり、一例として、当該放送の5分〜20分後に生成される。
メタ情報は、当該番組の放送時間より前に生成することも可能ではあるが、当然に当該番組の放送中または放送後の方がより詳細な情報を生成することが可能である。
以下、本明細書においてメタ情報とは、特にことわりのない限り、番組の放送中または放送後に生成された情報のことを指す。一例として、メタ情報は、番組データ、商品データ、店舗データ及びCMデータに大別でき、それぞれ以下のような情報を含み得る。以下では、番組の放送中または放送後に生成されたメタ情報を、後メタ情報とも呼称する。
・番組データ
・放送日、曜日、放送時間
・放送局、番組名
・番組放送時間
・ジャンル
・商品概要
・店舗データ
・店舗名、住所
・店舗概要、URL
・放送での紹介状況
・ジャンル
・CMデータ
・放送日、放送時間
・放送局
・ジャンル
・CM広告主企業
・CM商品名
また、上記後メタ情報及び上記後メタ情報に基づき生成された情報を、本明細書において関連情報という。関連情報は、上述のように、例えば、関連情報生成部22によって生成される。
続いて、表示制御部12が表示部13に表示させる関連情報表示画面71について図2に基づいて説明する。
図2は後メタ情報に基づき生成された関連情報の一例を含むカードの表示例である。カード71A〜71Dに含まれる情報は、放送中または放送後の番組の内容から抽出されたメタ情報から生成された関連情報である。例えば図2の71Aにおいては、データ名72A、商品ジャンル72B、商品名72C,放送時間72D,放送局72E、番組名72F、及び情報提供者名72Gを含む。
また、関連情報表示画面71は、カード(図2に示す例においてはカード71A)に対応付けて、例えば『「いいね!」ボタン対象』というテキスト情報72Hを含む場合がある。このテキスト情報72Hは、ユーザの反応に応じて特定された反応タイミングに応じて定まる関連情報であることを示す情報である。テキスト情報72Hは、例えば、ユーザにより、表示装置10のリモコンの「いいね」ボタンが操作された番組の内容に関するカードを表示する場合に関連情報表示画面71に含まれる。
また、カウントダウン表示73に示すように、関連情報表示を終了させるまでの時間を表示しても構わない。
画面に表示する関連情報は図2に示す構成に限定されるものではなく、例えば当該関連情報がURLを含み、上記URLを選択すると、上記URLのページに画面が遷移するという構成でもよい。
また、関連情報として、後メタ情報に含まれる情報をそのまま用いる構成としてもよいし、後メタ情報に含まれる情報を参照したうえで、関連情報を生成する構成としてもよい。
後メタ情報に基づく関連情報の生成の一例として、
・制御部11が、後メタ情報に含まれるリンク先情報を、例えばアフィリエイトに関する情報を含むように書き換えたうえで、関連情報として用いるという構成
・制御部11が、後メタ情報に含まれる情報に文言を追加したうで、関連情報として用いるという構成
などが挙げられる。
以下、各例ではユーザが少なくとも一部を視聴した関連情報を表示する構成について説明する。
<関連情報表示の例1−1>
(商品を紹介する場合)
本例について、図1及び図3〜図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、画面表示の終了に起因して関連情報を表示する表示装置の構成例について説明する。
図3は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
図4は図3で示す処理において、ユーザが番組視聴を開始し、表示画面に関連情報が表示されるまでを示したシーケンス図であり、以下画面に関連情報が表示されるまで、図4のステップ番号ごとの説明を行う。
メタ情報配信装置2は、放送波による番組の放送中または放送後に番組ごとに当該番組の内容から抽出したメタ情報を時系列に沿って生成する。情報処理装置20が備える受信部25は上記メタ情報をメタ情報配信装置2から受信する。(S501)
関連情報生成部22は上記メタ情報を参照し、当該番組に関連した関連情報を生成する。制御部21は関連情報生成部22が生成した上記関連情報を記憶部23に格納する。(S502)
ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、図3の50Aに示すように、表示制御部12が表示部13に当該番組の映像の表示を開始する。
本実施例において、ユーザが表示部13に表示されている商品に興味を持った場合に、表示装置10は、ユーザの反応を捉えることができる。一例として、表示装置10のリモコンが「いいね」ボタンを備え、ユーザは当該「いいね」ボタンを押下することで、表示装置10に対して、商品に興味を持っていることを伝えることができる。また、他の例として、ユーザが発声し、マイク31がユーザの発声を集音することで、表示装置10に対して、商品に興味を持っていることを伝えることができる。
図3の50Aに示す例のように、表示部13に「○○写真集」という本の紹介が表示され、ユーザが「この本、面白いかも」と感じた場合、ユーザは表示装置10のリモコンの「いいね」ボタンを押下することができる。
タイミング特定部30は、ユーザの反応に応じて反応タイミングを特定する。(S503)タイミング特定部30は、例えば、ユーザによる表示装置10のリモコンの「いいね」ボタン操作、マイク31が集音したユーザの音声に応じて、ユーザが反応した反応タイミングを特定することができる。図3に示す例においては、11:50に「いいね」ボタンが押下されたので、タイミング特定部30は、ユーザが反応した反応タイミングが11:50であると特定する。
また、表示制御部12は、タイミング特定部30がユーザの反応を特定したことに応じて、「受け付けました」と表示部13に表示させることができる。
取得部32は、ユーザの反応を示すユーザ反応情報を表示装置10から取得する。(S504)ユーザ反応情報は、ユーザが反応した時刻を示す情報、およびその時刻にユーザが視聴していた番組を示す情報を含む。
抽出部33は、取得部32が取得したユーザ反応情報に応じてユーザが反応した反応タイミングを特定するとともに、番組を特定し、特定した反応タイミング、および番組に応じて、記憶部23に記憶された関連情報から、表示装置10に出力すべき関連情報を抽出する。(S505)具体的には、抽出部33は、時刻と番組とから、ユーザが反応した商品を特定し、当該商品に関連する関連情報を表示装置10に出力すべき関連情報として記憶部23に記憶された関連情報から抽出し、特定する。
関連情報出力部24は、抽出部33が抽出した関連情報を含む関連情報を、表示装置10に送信する。(S506)
関連情報取得部15は上記関連情報を受信し、制御部11は上記関連情報を記憶部14に格納する。(S507)
次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示装置10のリモコンの電源ボタンを押下する等の表示部13の画面表示をOFFにする操作を行う。(S508)
表示制御部12は、図3の50Bに示すように、記憶部14に格納されている上記関連情報を表示部13に表示する。(S509)また、表示制御部12は、タイミング特定部30が特定した反応タイミングに応じて定まる関連情報を表示する場合、反応タイミングに応じて定まる関連情報であることを示す情報を表示する。
本実施例においては、ユーザが反応した商品に関する関連情報であることを示す情報も表示部13に表示するので、表示部13の限られた画面内に、よりユーザにとって有益な情報を表示することができる。
本実施例において、上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行う場合、ユーザは、表示装置10のリモコンの赤、青、緑、黄等色ボタンを押下する。
図3に示す例では、表示制御部12は、3枚のカードを表示させており、各々のカードの縁部には異なる色を付す。この異なる色は、赤、青、緑、黄等であり、表示装置10のリモコンの色ボタンの色と対応付いている。例えば、50Bの真中のカードの縁部は赤であった場合、表示装置10のリモコンの赤ボタンが押下されると、表示制御部12は、図3の50Cのような画面を表示させる。図3の50Cは、「○○写真集」という本の購入についての詳細な情報を表示する画面である。
また、図3の50Cのように上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行った場合においては、表示制御部12は所定の時間の経過後に表示部13の画面をOFFにするという当初の操作をキャンセルする。
上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行わない場合、所定の時間の経過後に表示制御部12は、図3の50Dのように表示部13の画面をOFFにする。また、ユーザが再度表示部13の画面表示をOFFにする操作を行った場合、すぐさま上記関連情報の表示を終了する構成でもよい。
ステップS503からステップS509までにおいて上述したように、表示装置10は、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であって、当該番組の放送中又は放送後に当該番組の放送内容に基づいて生成された関連情報を取得する関連情報取得部15と、ユーザの反応に応じて反応タイミングを特定するタイミング特定部30と、タイミング特定部30が特定した反応タイミングに応じて定まる関連情報を表示部13に表示する表示制御部12とを備えている。
上記の構成によれば、ユーザが番組の視聴を終了したタイミングで関連情報を提供できるので、番組の視聴を阻害することなく関連情報を提供できる効果を奏する。
また、ステップS504からステップS506までにおいて上述したように、情報処理装置20は、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であって、当該番組の放送中又は放送後に当該番組の放送内容に基づいて生成された関連情報を記憶する記憶部23と、ユーザの反応を示すユーザ反応情報を取得する取得部32と、取得部32が取得したユーザの反応に応じて反応タイミングを特定し、特定した反応タイミングに応じて、記憶部23に記憶された関連情報から、表示装置10に出力すべき関連情報を抽出する抽出部33と、抽出部33が抽出した関連情報を表示装置10に出力する関連情報出力部24とを備えている。
上記の構成によれば、不要な関連情報は表示装置10に送信しないため、ネットワークと表示装置10とに対する負荷を軽減させる効果を奏する。
(場所を紹介する場合)
図5の60Aに示す例のように、表示部13に茨城県のそば屋の「○○」の店舗の紹介が表示され、ユーザが「このお店、行ってみたい」と感じた場合、ユーザは表示装置10のリモコンの「いいね」ボタンを押下することができる。
図5に示す例においては、12:30に「いいね」ボタンが押下されたので、タイミング特定部30は、ユーザが反応した反応タイミングが12:30であると特定する。
関連情報取得部15は抽出部33が時刻と番組とから特定した店舗に関連する関連情報を含む関連情報を受信し、制御部11は上記関連情報を記憶部14に格納する。
ユーザが番組の視聴を終了し、表示部13の画面表示をOFFにする操作を行うと、表示制御部12は、図5の60Bに示すように、記憶部14に格納されている上記関連情報を表示部13に表示する。
また、ユーザの表示装置10のリモコンの色ボタンの押下に応じ、表示制御部12は、店舗についての詳細な情報を表示する画面である図5の60Cのような画面を表示させる。
さらに、本実施例においては、店舗のような場所を紹介する関連情報が選択された場合、図5の60Cに表示される情報を、スマートフォン61にも送信することができる。これにより、ユーザは、表示装置10に紹介され興味を持った場所を訪れた場合に、その場所にて関連情報を参照することができる。
また、上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行わない場合、所定の時間の経過後に表示制御部12は、図5の60Dのように表示部13の画面をOFFにする。
なお、放送中の番組において、商品または場所についての紹介がされていない場合においても、ユーザは、商品または場所に興味を持っており、その商品または場所の関連情報を参照したい旨を、表示装置10に対して伝えることができる。例えば、放送中の番組で関連情報を参照したい商品または場所が映されたタイミングでユーザがリモコンの「いいね」ボタンを押下する操作を行って、商品または場所に興味を持っていることを示す信号を表示装置10に送信する。ユーザ信号取得部17が上記信号を取得すると、タイミング特定部30は、ユーザの反応に応じて、ユーザの反応の反応タイミングを特定し、情報処理装置20にユーザ反応情報を出力することができる。そして、情報処理装置20は、ユーザ反応情報に応じて特定したタイミング、および番組に応じて、表示装置10に出力すべき関連情報を抽出することができる。
なお、以下、関連情報が商品である場合を例に挙げて、各例について説明するが、関連情報が場所である場合においても、以下の各例は成り立つ。
<関連情報表示の例1−2>
本例について図1、図3、及び図18に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、ユーザによる反応のタイミングに応じて、情報処理装置が、関連情報に優先度を付与する構成例について説明する。なお便宜上、上記の例において説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、説明を省略する。
本例においても図1に示す構成を用いる。ただし、本例においては、関連情報生成部22が、関連情報に対して優先度を付与する。
図18は、ユーザが番組視聴を開始し、表示画面に関連情報が表示されるまでを示したシーケンス図である。以下、図18のステップ番号ごとの説明を行う。
メタ情報配信装置2は、放送波による番組の放送中または放送後に番組ごとに当該番組の内容から抽出したメタ情報を時系列に沿って生成する。情報処理装置20が備える受信部25は上記メタ情報をメタ情報配信装置2から受信する。(S501)
関連情報生成部22は上記メタ情報を参照し、当該番組に関連した関連情報を生成する。制御部21は関連情報生成部22が生成した上記関連情報を記憶部23に格納する。(S502)
ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、図3の50Aに示すように、表示制御部12が表示部13に当該番組の映像の表示を開始する。
本実施例において、ユーザが表示部13に表示されている商品に興味を持った場合に、表示装置10は、ユーザの反応を捉えることができる。一例として、表示装置10のリモコンが「いいね」ボタンを備え、ユーザは当該「いいね」ボタンを押下することで、表示装置10に対して、商品に興味を持っていることを伝えることができる。また、他の例として、ユーザが発声し、マイク31がユーザの発声を集音することで、表示装置10に対して、商品に興味を持っていることを伝えることができる。
図3の50Aに示す例のように、表示部13に「○○写真集」という本の紹介が表示され、ユーザが「この本、面白いかも」と感じた場合、ユーザは表示装置10のリモコンの「いいね」ボタンを押下することができる。
タイミング特定部30は、ユーザの反応に応じて反応タイミングを特定する。(S503)タイミング特定部30は、例えば、ユーザによる表示装置10のリモコンの「いいね」ボタン操作、マイク31が集音したユーザの音声に応じて、ユーザが反応した反応タイミングを特定することができる。図3に示す例においては、11:50に「いいね」ボタンが押下されたので、タイミング特定部30は、ユーザが反応した反応タイミングが11:50であると特定する。
また、表示制御部12は、タイミング特定部30がユーザの反応を特定したことに応じて、「受け付けました」と表示部13に表示させることができる。
取得部32は、ユーザの反応を示すユーザ反応情報を表示装置10から取得する。(S504)ユーザ反応情報は、ユーザが反応した時刻を示す情報、およびその時刻にユーザが視聴していた番組を示す情報を含む。
抽出部33は、取得部32が取得したユーザ反応情報に応じてユーザが反応した反応タイミングを特定するとともに、番組を特定し、特定した反応タイミング、および番組に応じて、記憶部23に記憶された関連情報から、表示装置10に出力すべき関連情報を抽出する。(S505)具体的には、抽出部33は、時刻と番組とから、ユーザが反応した商品を特定し、当該商品に関連する関連情報を表示装置10に出力すべき関連情報として記憶部23に記憶された関連情報から抽出し、特定する。
なお、抽出部33は、1つのユーザ反応情報に対して複数の関連情報を抽出してもよい。例えば、抽出部33が、タイミング特定部30が特定した上記反応タイミングの前後の所定の時間幅に含まれる所定の時間に紐づけられた1又は複数の関連情報を抽出する構成でもよい。
関連情報生成部22は、抽出部33が抽出した関連情報に対して優先度を付与する。(S511)上記の構成を換言すると、優先度が付与される関連情報は、タイミング特定部30が特定した上記反応タイミングの前後の所定の時間幅に含まれる所定の時間に紐づけられた関連情報である。上記の構成によれば、優先度の有無により、上記所定の時間幅に含まれるタイミングに紐づけられた関連情報であるか否かを判別できる。
関連情報生成部22は、通常、上記特定した反応タイミングにより近いタイミングに紐づけられた関連情報に対してより高い優先度を付与する。また、関連情報生成部22は、通常、上記特定した反応タイミングと同じ時間だけ離れたタイミングに紐づけられた関連情報であっても、上記特定した反応タイミングに放送されていた番組又はシーンと同じ番組又はシーンに紐づけられた関連情報に対してより高い優先度を付与する。なお、同一の関連情報であっても、送信先毎に、当該関連情報に付与される優先度は異なる。
また、抽出部33が抽出した関連情報以外の関連情報に対しても優先度が付与される構成でも構わない。
関連情報出力部24は、抽出部33が抽出した関連情報を含む関連情報を、表示装置10に送信する。(S506)
関連情報取得部15は上記関連情報を受信し、制御部11は上記関連情報を記憶部14に格納する。(S507)
次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示装置10のリモコンの電源ボタンを押下する等の表示部13の画面表示をOFFにする操作を行う。(S508)
表示制御部12は、記憶部14に格納された関連情報であって、上記反応タイミングに応じて定まる優先度が付与された関連情報を表示部13に表示する。上記の構成によれば、当該関連情報における優先度により、ユーザに対する重要度を区分することができる。
なお、表示制御部12は、当該関連情報に付与された優先度に応じた表示態様で、上記関連情報を表示部13に表示する。優先度に応じた表示態様の例としては、優先度が高い関連情報には、装飾した枠を付加する構成等が挙げられる。(S512)上記の構成によれば、例えば、より優先度の高い関連情報を装飾することで、ユーザが当該関連情報を認識しやすくなる効果を奏する。
また、表示制御部12は、表示部13に一度に表示可能な関連情報の数よりも、表示候補である関連情報の数が多い場合に、上記優先度が高い関連情報を優先して表示部13に表示する。表示制御部12は、例えば、表示部13に一度に表示可能な関連情報が3つであって、表示候補である関連情報が4つである場合においては、優先度が高い上位3つの関連情報を表示部13に表示する。上記の構成によれば、表示部13に一度に表示可能な関連情報の数よりも、表示候補である関連情報の数が多い場合においても、より好適な関連情報をユーザに対して提示することができる。
なお、例えばユーザのリモコン操作によって、画面をスクロール又は切り替えることにより、関連情報取得部15が取得した関連情報を全て表示部13に表示可能な構成でもよい。
なお、関連情報取得部15が取得した関連情報が1つも存在しない場合、表示制御部12は、好適な関連情報が存在しない旨を表示部13に表示してもよい。
また、表示制御部12は、タイミング特定部30が特定した反応タイミングに応じて定まる関連情報を表示する場合、反応タイミングに応じて定まる関連情報であることを示す情報を表示する。
本実施例においては、ユーザが反応した商品に関する関連情報であることを示す情報も表示部13に表示するので、表示部13の限られた画面内に、よりユーザにとって有益な情報を表示することができる。
本実施例において、上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行う場合、ユーザは、表示装置10のリモコンの赤、青、緑、黄等色ボタンを押下する。
図3に示す例では、表示制御部12は、3枚のカードを表示させており、各々のカードの縁部には異なる色を付す。この異なる色は、赤、青、緑、黄等であり、表示装置10のリモコンの色ボタンの色と対応付いている。例えば、50Bの真中のカードの縁部は赤であった場合、表示装置10のリモコンの赤ボタンが押下されると、表示制御部12は、図3の50Cのような画面を表示させる。図3の50Cは、「○○写真集」という本の購入についての詳細な情報を表示する画面である。
また、図3の50Cのように上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行った場合においては、表示制御部12は所定の時間の経過後に表示部13の画面をOFFにするという当初の操作をキャンセルする。
上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行わない場合、所定の時間の経過後に表示制御部12は、図3の50Dのように表示部13の画面をOFFにする。また、ユーザが再度表示部13の画面表示をOFFにする操作を行った場合、すぐさま上記関連情報の表示を終了する構成でもよい。
上記の構成によれば、ユーザが番組の視聴を終了したタイミングで関連情報を提供できるので、番組の視聴を阻害することなく関連情報を提供できる効果を奏する。
<関連情報表示の例1−3>
本例について図1、図3、図19及び図20に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、ユーザによる反応のタイミングに応じて、表示装置が、関連情報に優先度を付与する構成例について説明する。なお便宜上、上記の例にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、説明を省略する。
図19は、本例に係る表示システム1cの機能ブロック図である。図19に示す通り、表示システム1cは、図1に示す表示システム1に加えて、表示装置10cが、優先度決定部19を備える構成である。優先度決定部19は、関連情報に対して優先度の付与を行う。
図20は、ユーザが番組視聴を開始し、表示画面に関連情報が表示されるまでを示したシーケンス図である。以下、図20のステップ番号ごとの説明を行う。
メタ情報配信装置2は、放送波による番組の放送中または放送後に番組ごとに当該番組の内容から抽出したメタ情報を時系列に沿って生成する。情報処理装置20が備える受信部25は上記メタ情報をメタ情報配信装置2から受信する。(S501)
関連情報生成部22は上記メタ情報を参照し、当該番組に関連した関連情報を生成する。
また、関連情報生成部22は、少なくとも各関連情報に対して、当該関連情報が、当該番組における何れの時刻の放送に対応するものであるかという情報を含ませる。
制御部21は関連情報生成部22が生成した上記関連情報を記憶部23に格納する。(S502)
ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、図3の50Aに示すように、表示制御部12が表示部13に当該番組の映像の表示を開始する。
本実施例において、ユーザが表示部13に表示されている商品に興味を持った場合に、表示装置10は、ユーザの反応を捉えることができる。一例として、表示装置10のリモコンが「いいね」ボタンを備え、ユーザは当該「いいね」ボタンを押下することで、表示装置10に対して、商品に興味を持っていることを伝えることができる。また、他の例として、ユーザが発声し、マイク31がユーザの発声を集音することで、表示装置10に対して、商品に興味を持っていることを伝えることができる。
図3の50Aに示す例のように、表示部13に「○○写真集」という本の紹介が表示され、ユーザが「この本、面白いかも」と感じた場合、ユーザは表示装置10のリモコンの「いいね」ボタンを押下することができる。
タイミング特定部30は、ユーザの反応に応じて反応タイミングを特定する。(S503)タイミング特定部30は、例えば、ユーザによる表示装置10のリモコンの「いいね」ボタン操作、マイク31が集音したユーザの音声に応じて、ユーザが反応した反応タイミングを特定することができる。図3に示す例においては、11:50に「いいね」ボタンが押下されたので、タイミング特定部30は、ユーザが反応した反応タイミングが11:50であると特定する。
制御部11は、タイミング特定部30が特定した反応タイミングを記憶部14に格納する。
また、表示制御部12は、タイミング特定部30がユーザの反応を特定したことに応じて、「受け付けました」と表示部13に表示させることができる。
取得部32は、ユーザの反応を示すユーザ反応情報を表示装置10から取得する。(S504)ユーザ反応情報は、ユーザが反応した時刻を示す情報、およびその時刻にユーザが視聴していた番組を示す情報を含む。
抽出部33は、取得部32が取得したユーザ反応情報に応じてユーザが反応した反応タイミングを特定するとともに、番組を特定し、特定した反応タイミング、および番組に応じて、記憶部23に記憶された関連情報から、表示装置10に出力すべき関連情報を抽出する。(S505)具体的には、抽出部33は、時刻と番組とから、ユーザが反応した商品を特定し、当該商品に関連する関連情報を表示装置10に出力すべき関連情報として記憶部23に記憶された関連情報から抽出し、特定する。
なお、抽出部33は、1つのユーザ反応情報に対して複数の関連情報を抽出してもよい。例えば、抽出部33が、タイミング特定部30が特定した上記反応タイミングの前後の所定の時間幅に含まれる所定の時間に紐づけられた1又は複数の関連情報を抽出する構成でもよい。
関連情報出力部24は、抽出部33が抽出した関連情報を含む関連情報を、表示装置10に送信する。(S506)
関連情報取得部15は上記関連情報を受信する。優先度決定部19は、記憶部14に格納された上記反応タイミングを参照して、上記関連情報に対して優先度を付与する。優先度決定部19は、通常、上記特定した反応タイミングにより近いタイミングに紐づけられた関連情報に対してより高い優先度を付与する。また、優先度決定部19は、通常、上記特定した反応タイミングと同じ時間だけ離れたタイミングに紐づけられた関連情報であっても、上記特定した反応タイミングに放送されていた番組又はシーンと同じ番組又はシーンに紐づけられた関連情報に対してより高い優先度を付与する。制御部11は上記関連情報を記憶部14に格納する。(S513)
次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示装置10のリモコンの電源ボタンを押下する等の表示部13の画面表示をOFFにする操作を行う。(S508)
表示制御部12は、記憶部14に格納された関連情報であって、上記反応タイミングに応じて定まる優先度が付与された関連情報を表示部13に表示する。上記の構成によれば、当該関連情報における優先度により、ユーザに対する重要度を区分することができる。
なお、表示制御部12は、当該関連情報に付与された優先度に応じた表示態様で、上記関連情報を表示部13に表示する。優先度に応じた表示態様の例としては、優先度が高い関連情報には、装飾した枠を付加する構成等が挙げられる。(S512)上記の構成によれば、例えば、より優先度の高い関連情報を装飾することで、ユーザが当該関連情報を認識しやすくなる効果を奏する。
また、表示制御部12は、表示部13に一度に表示可能な関連情報の数よりも、表示候補である関連情報の数が多い場合に、上記優先度が高い関連情報を優先して表示部13に表示する。表示制御部12は、例えば、表示部13に一度に表示可能な関連情報が3つであって、表示候補である関連情報が4つである場合においては、優先度が高い上位3つの関連情報を表示部13に表示する。上記の構成によれば、表示部13に一度に表示可能な関連情報の数よりも、表示候補である関連情報の数が多い場合においても、より好適な関連情報をユーザに対して提示することができる。なお、例えばユーザのリモコン操作によって、画面をスクロールすることにより、関連情報取得部が取得した関連情報を全て表示部13に表示可能な構成でもよい。なお、関連情報取得部15が取得した関連情報が1つも存在しない場合、表示制御部12は、好適な関連情報が存在しない旨を表示部13に表示してもよい。
また、表示制御部12は、タイミング特定部30が特定した反応タイミングに応じて定まる関連情報を表示する場合、反応タイミングに応じて定まる関連情報であることを示す情報を表示する。
本実施例においては、ユーザが反応した商品に関する関連情報であることを示す情報も表示部13に表示するので、表示部13の限られた画面内に、よりユーザにとって有益な情報を表示することができる。
本実施例において、上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行う場合、ユーザは、表示装置10のリモコンの赤、青、緑、黄等色ボタンを押下する。
図3に示す例では、表示制御部12は、3枚のカードを表示させており、各々のカードの縁部には異なる色を付す。この異なる色は、赤、青、緑、黄等であり、表示装置10のリモコンの色ボタンの色と対応付いている。例えば、50Bの真中のカードの縁部は赤であった場合、表示装置10のリモコンの赤ボタンが押下されると、表示制御部12は、図3の50Cのような画面を表示させる。図3の50Cは、「○○写真集」という本の購入についての詳細な情報を表示する画面である。
また、図3の50Cのように上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行った場合においては、表示制御部12は所定の時間の経過後に表示部13の画面をOFFにするという当初の操作をキャンセルする。
上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行わない場合、所定の時間の経過後に表示制御部12は、図3の50Dのように表示部13の画面をOFFにする。また、ユーザが再度表示部13の画面表示をOFFにする操作を行った場合、すぐさま上記関連情報の表示を終了する構成でもよい。
上記の構成によれば、ユーザが番組の視聴を終了したタイミングで関連情報を提供できるので、番組の視聴を阻害することなく関連情報を提供できる効果を奏する。
なお、以下の説明においては、タイミング特定部30による反応タイミングの特定、抽出部33による反応タイミングに応じて定まる関連情報の抽出、関連情報生成部22又は優先度決定部19による関連情報に対する優先度の付与、および表示制御部12による反応タイミング又は優先度に応じて定まる関連情報の優先的な表示又は優先度に応じた態様での表示についての説明を場合により省略する。
また、以下の各例における関連情報に優先度を付与する場合において、情報処理装置20等が備える関連情報生成部22が、関連情報に優先度を付与する構成と、表示装置10c等が優先度決定部19を備え、優先度決定部19が、関連情報に優先度を付与する構成とは、本例において上述したように、相互に代替可能である。
<関連情報表示の表示タイミング例1−1>
本例について、図1及び図6〜図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、画面表示の終了に起因して関連情報を表示する表示装置の構成例について説明する。
図6は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
図7は図6で示す処理において、ユーザが番組視聴を開始し、表示画面に関連情報が表示されるまでを示したシーケンス図であり、以下画面に関連情報が表示されるまで、図4のステップ番号ごとの説明を行う。
メタ情報配信装置2は、放送波による番組の放送中又は放送後に当該番組の内容から抽出したメタ情報を時系列に沿って生成する。情報処理装置20が備える受信部25は上記メタ情報をメタ情報配信装置2から受信する。(S101)
関連情報生成部22は上記メタ情報を参照し、当該番組に関連した関連情報を生成する。制御部21は関連情報生成部22が生成した上記関連情報を記憶部23に格納する。(S102)
ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、図6の80Aに示すように、表示制御部12が表示部13に当該番組の映像の表示を開始し、制御部11は当該番組の視聴履歴を記憶部14に保存する。(S103)なお、メタ情報(後メタ情報)は当該番組放送よりも後に生成されるので、例えばユーザが当該番組放送を開始した時間から上記番組の視聴を開始した場合においては、ステップS103はステップS101よりも先に行われる。
関連情報出力部24は記憶部23に格納されている上記関連情報を、表示装置10に送信する。(S104)
関連情報取得部15は上記関連情報を受信し、制御部11は上記関連情報を記憶部14に格納する。(S105)
次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示部13の画面表示をOFFにすることによってコンテンツ(番組)の表示を終了する操作を行う。(S106)
制御部11はユーザによる画面表示の終了操作に起因して、記憶部14に格納されている視聴履歴を参照し、上記関連情報がユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であるか否かの判定を行う。(S107)
表示制御部12は上記判定に基づき、図3の80Bに示すように、記憶部14に格納されている上記関連情報のうち、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組の所定の関連情報を表示部13に表示する。(S108)
上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行わない場合、所定の時間の経過後に表示制御部12は、図6の80Dのように表示部13の画面をOFFにする。また、ユーザが再度表示部13の画面表示をOFFにする操作を行った場合、すぐさま上記関連情報の表示を終了する構成でもよい。図6の80Cのように上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行った場合においては、表示制御部12は所定の時間の経過後に表示部13の画面をOFFにするという当所の操作をキャンセルする。
ステップS107及びステップS108において上述したように、表示制御部12は、画面表示の終了に起因して関連情報を表示部13に表示させる。
上記の構成によれば、ユーザが番組の視聴を終了したタイミングで関連情報を提供できるので、番組の視聴を阻害することなく関連情報を提供できる効果を奏する。
<関連情報表示の表示タイミング例1−2>
本例について、図6、図8及び図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、表示装置10aに表示する関連情報を情報処理装置20aにより決定する構成例について説明する。
以下、図8に基づいて本例に係る表示システム1aの構成を説明する。
なお便宜上、上記の例にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、説明を省略する。
図8は本例に係る表示システム1aの機能ブロック図である。表示装置10aは図1で示す構成に加えて送信部16を備え、情報処理装置20aは受信部25aが終了通知取得部26を備える。
送信部16は情報処理装置20aの受信部25aに対して番組の視聴履歴及び表示装置10aの表示部13の画面をOFFにする操作を行った旨の信号を送信する。終了通知取得部26は上記の信号を受信し、当該表示装置10aの表示部13の画面をOFFにする操作が行われた旨の判定を行う。
次に本例における表示システム1aの処理の流れについて図6、図8及び図9に基づき説明する。
図6は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
図9は図6で示す処理において、ユーザが番組視聴を開始し、表示画面に関連情報が表示されるまでを示したシーケンス図であり、以下画面に関連情報が表示されるまで、図9のステップ番号ごとの説明を行う。
ステップS103までの処理は関連情報表示の表示タイミング例1−1と同様である。
次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示装置10aの表示部13の画面表示をOFFにすることによってコンテンツ(番組)の表示を終了する操作を行う。(S106)
送信部はユーザによる画面表示の終了操作に起因して、情報処理装置20aに対して、番組の視聴履歴及び表示部13の画面をOFFにする操作を行った旨の信号を送信する。(S109)
情報処理装置20aの受信部25aは上記信号を受信する。(S110)
関連情報出力部24は上記視聴履歴に基づき、記憶部23が保持している関連情報のうち、上記ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報のみを表示装置10aに送信する。(S204)
関連情報取得部15は関連情報出力部24から送信された上記関連情報を取得し、制御部11は上記関連情報を記憶部14に格納する。(S205)
表示制御部12は、図6の80Bに示すように、上記関連情報を表示部13に表示する。(S108)
上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行わない場合、所定の時間の経過後に表示制御部12は、図6の80Dのように表示部13の画面をOFFにする。また、ユーザが再度表示部13の画面表示をOFFにする操作を行った場合、すぐさま上記関連情報の表示を終了する構成でもよい。図6の80Cのように上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行った場合においては、表示制御部12は所定の時間の経過後に表示部13の画面をOFFにするという当所の操作をキャンセルする。
上記の構成においても関連情報表示の表示タイミング例1−1と同様な効果を奏する。
<関連情報表示の表示タイミング例1−3>
本例について、図6、図8及び図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、表示装置10に表示する関連情報を情報処理装置20により決定する構成例について説明する。
関連情報表示の表示タイミング例1−2ではユーザが画面表示をOFFにする操作を行ってから表示装置10aから情報処理装置20aに視聴履歴を送信したが、本例では所定の時間ごとに、あるいはチャンネルを変更するごとに視聴履歴を情報処理装置20に送信する構成について示す。なお、本例においても関連情報表示の表示タイミング例1−1の場合と同様に図1に示す構成を使用する。
本例における表示システム1の処理の流れについて図6及び図10に基づき説明する。図6は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
図10は図6で示す処理において、ユーザが番組視聴を開始し、表示画面に関連情報が表示されるまでを示したシーケンス図であり、以下画面に関連情報が表示されるまで、図10のステップ番号ごとの説明を行う。
ステップS103までの処理は関連情報表示の表示タイミング例1−1と同様である。
送信部16は記憶部14に格納されている上記視聴履歴を情報処理装置20に送信する。(S111)
情報処理装置20の受信部25は上記視聴履歴を受信する(S112)
制御部21は上記視聴履歴に基づき、記憶部23に格納されている関連情報が当該ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であるか否かの判定を行う。
関連情報出力部24は上記判定に基づき、記憶部23が保持している関連情報のうち、上記ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報のみを表示装置10に送信する。(S304)
表示装置10の関連情報取得部15は上記関連情報を取得し、制御部11は上記関連情報を記憶部14に格納する。(S305)
ユーザが所定の番組の視聴を終了するまで、所定の時間ごとに、あるいはチャンネルを変更するごとにステップS111からステップS305までの工程を繰り返す。
次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示装置10aの表示部13の画面表示をOFFにすることによってコンテンツ(番組)の表示を終了する操作を行う。(S106)
表示制御部12は、ステップS106におけるユーザによるコンテンツ表示の終了操作に起因して、記憶部14に格納されているユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する上記関連情報を表示部13に表示する。(S108)
上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行わない場合、所定の時間の経過後に表示制御部12は、図6の80Dのように表示部13の画面をOFFにする。また、ユーザが再度表示部13の画面表示をOFFにする操作を行った場合、すぐさま上記関連情報の表示を終了する構成でもよい。図6の80Cのように上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行った場合においては、表示制御部12は所定の時間の経過後に表示部13の画面をOFFにするという当所の操作をキャンセルする。
上記の構成においても関連情報表示の表示タイミング例1−1と同様な効果を奏する。
<関連情報表示の表示タイミング例1に係る付記事項>
上記の各例では、ユーザによる画面表示の終了操作に起因して、表示画面に関連情報を表示したが、本願発明は上記の構成に限定されない。例えば入力モードを切り替えること等によって視聴中のコンテンツ表示を終了する操作、即ち視聴するコンテンツを切り替える操作に起因して、表示画面に関連情報を表示する構成でも構わない。
<関連情報表示の表示タイミング例2>
本例について、図1及び図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、関連情報を取得したことに起因して、上記関連情報又は上記関連情報を取得した旨の情報を提供する表示装置10の構成例について説明する。
本例においても関連情報表示の表示タイミング例1−1の場合と同様に図1に示す構成を使用する。
次に本例における表示システム1の処理の流れについて図1及び図11に基づき説明する。
図11は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
メタ情報配信装置2は放送波による番組の放送中または放送後に当該番組の内容から抽出したメタ情報を時系列に沿って生成する。情報処理装置20が備える受信部25は上記メタ情報をメタ情報配信装置2から受信する。関連情報生成部22は上記メタ情報を参照し、当該番組に関連した関連情報を生成する。制御部21は関連情報生成部22が生成した上記関連情報を記憶部23に格納する。
表示装置10の主電源が付いている場合に、関連情報取得部15は情報処理装置20の関連情報出力部24から随時上記関連情報を取得する。ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、表示制御部12は、図11の81Aに示すように表示部13に当該番組の映像の表示を開始し、制御部は当該番組の視聴履歴を記憶部14に保存する。制御部11は記憶部14に保存された上記視聴履歴を参照し、情報処理装置20から取得した関連情報がユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であるか否かの判定を行う。上記関連情報がユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であった場合には、上記判定に基づき、表示制御部12は上記関連情報、または図11の81Bのように上記関連情報を取得した旨の情報を表示部13に表示する。上記関連情報または上記関連情報を取得した旨の情報を表示する場合には通常、表示部13の一部、例えば画面の隅に上記情報を表示する。次いでユーザがリモコン等で上記情報を選択した場合には、図11の81C及び81Dに示すように、上記関連情報を表示部13の画面全体に表示する。
即ち、表示制御部12は、関連情報を取得したことに起因して、上記関連情報又は上記関連情報を取得した旨の情報を表示部13に表示させる。
上記の構成によれば、番組の視聴を極力阻害せずに、ユーザが少し前に観ていた番組の関連情報を提供できる効果を奏する。
<関連情報表示の表示タイミング例2に係る付記事項>
本例においても表示装置10が視聴履歴を送信する送信部16を備え、情報処理装置20において、当該ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報のみ関連情報出力部24から関連情報取得部15へ送信されるという構成であっても構わない。
また、関連情報取得部15が上記関連情報を取得して即時に表示部13に表示せずとも、番組毎のデータがそろうまで、一定の時間が経過するまで、一定の時刻になるまで、表示部に表示できる最大数の情報がそろうまで、又はコマーシャルメッセージの開始まで上記表示の開始を待機するという構成でもよい。また、関連情報を一定の時間が経過する毎に表示する構成でもよい。
また、画面への表示だけでなく、LEDでの情報取得通知や音声によるアナウンス、
リモコンのバイブレーション機能などを、ユーザへの通知手段としてもよい。
<関連情報表示の表示タイミング例3>
本例について、図1及び図12に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、表示装置10の主電源は付いているが表示画面は表示されていない場合に関連情報を取得したことに起因して画面を表示し、上記関連情報を表示する表示装置10の構成例について説明する。なお、上記の(表示)画面について補足すると、上記画面が表示されていない状態とは、画面が表示装置10の主電源が付いていない場合と同様の状態であり、画面が表示されている状態とは、画面に動画像が表示されている状態又は画面表示に用いるバックライト又は表示素子自体が点灯又は発光している状態を意味する。
本例においても関連情報表示の表示タイミング例1−1の場合と同様に図1に示す構成を使用する。
次に本例における表示システム1の処理の流れについて図1及び図12に基づき説明する。
図12は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
メタ情報配信装置2は放送波による番組の放送中または放送後に当該番組の内容から抽出したメタ情報を時系列に沿って生成する。情報処理装置20が備える受信部25は上記メタ情報をメタ情報配信装置2から受信する。関連情報生成部22は上記メタ情報を参照し、当該番組に関連した関連情報を生成する。制御部21は関連情報生成部22が生成した上記関連情報を記憶部23に格納する。
ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、表示制御部12は、図12の82Aに示すように、表示部13に当該番組の映像の表示を開始し、制御部11は当該番組の視聴履歴を記憶部14に保存する。次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示部13の画面をOFFにする操作を行う。上記操作後においても記憶部14に保存された視聴履歴は消去されない。
表示装置10においては、表示部13に画面が表示されておらずとも、表示装置10の主電源が付いていれば関連情報取得部15は情報処理装置20の関連情報出力部24から随時上記関連情報を取得する。制御部は記憶部14に格納されている当該表示装置10による視聴履歴を参照する。上記関連情報がユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であった場合には、表示制御部12は、図12の83Cのように、表示部13の画面表示をONにし、上記関連情報を表示部13に表示する。
即ち、表示制御部12は、上記関連情報を取得したことに起因して画面を表示し、上記関連情報を表示部13に表示させる。
上記の構成によれば、関連情報の取得に起因して自動的に表示部13の画面が表示し、関連情報を表示するのでユーザが表示画面の画面を表示していない場合においてもユーザに即時性の高い情報を提供できる効果を奏する。
<関連情報表示の表示タイミング例3に係る付記事項>
本例においても表示装置10が視聴履歴を送信する送信部16を備え、情報処理装置20において、当該ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報のみ関連情報出力部24から関連情報取得部15へ送信されるという構成であっても構わない。
表示制御部12がユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報を表示部13に表示するのは、上記関連情報1件ごとに限定されない。例えば表示部13に表示できる最大数の関連情報が記憶部14に蓄積するごとに、表示制御部12が上記関連情報を表示部13に表示する構成であっても構わない。
また、関連情報取得部15が上記関連情報を取得して即時に表示部13に表示せずとも、番組毎のデータがそろうまで、一定の時間が経過するまで、一定の時刻になるまで、表示部に表示できる最大数の情報がそろうまで、又はコマーシャルメッセージの開始まで上記表示の開始を待機するという構成でもよい。また、関連情報を一定の時間が経過する毎に表示する構成でもよい。
また、画面を起動するだけでなく、LEDでの情報取得通知や音声によるアナウンス、
リモコンのバイブレーション機能などを、ユーザへの通知手段としてもよい。
<関連情報表示の表示タイミング例4−1>
本例について、図1、図13及び図14に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、画面表示の開始に起因して関連情報を表示する表示装置10の構成例について説明する。なお上記の画面表示の開始とは、表示画面上における動画像表示の開始又は画面表示に用いるバックライト又は表示素子自体の点灯又は発光の開始を意味する。
本例においても図1に示す構成を使用する。
次に本例における表示システム1の処理の流れについて図1、図13及び図14に基づき説明する。
図13は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
図14は図13で示す処理において、ユーザが番組視聴を開始し、表示画面に関連情報が表示されるまでを示したシーケンス図であり、以下画面に関連情報が表示されるまで、図14のステップ番号ごとの説明を行う。
ステップS103までの処理は関連情報表示の表示タイミング例1−1と同様である。
ユーザが番組の視聴を開始して以降、情報処理装置20の関連情報出力部24から表示装置10の関連情報取得部15に随時、各種番組の関連情報が送信される。(S104)
制御部11は関連情報取得部15が取得した上記関連情報を記憶部14に格納する。(S105)
次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示部13の画面表示をOFFにする操作を行う。上記操作後においても記憶部14に保存された視聴履歴は消去されない。(S106)
表示装置10の主電源が付いていれば表示部13の画面表示がOFFであっても、関連情報取得部15は関連情報出力部24から各種番組の関連情報を随時取得する。
再度ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、表示制御部12による表示部13の画面表示をONにする。(S113)
上記画面表示の開始に起因して制御部11は記憶部14に格納されている視聴履歴を参照し、上記関連情報がユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であるか否かの判定を行う。(S107)
表示制御部12は、図13の83Cに示すように、上記判定に基づき記憶部14に格納されている上記関連情報のうち、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組の所定の関連情報を表示部13に表示する。(S108)
上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照を行わない場合、所定の時間の経過後に表示制御部12は上記番組映像を表示部13に表示する。
ステップS107及びステップS108において上述したように、表示制御部12は、画面表示の開始に起因して関連情報を表示部13に表示させる。
上記の構成によれば、表示装置10を使用する場合にユーザが前回までに視聴していた番組の関連情報をすぐさま表示することができる効果を奏する。また、時間帯や曜日に応じた関連情報を表示することができる効果を奏する。
<関連情報表示の表示タイミング例4−2>
本例について、図13、図15及び図16に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、表示装置10aに表示する関連情報を情報処理装置20bにより決定する例の構成例について説明する。
図15に基づいて本例に係る表示システム1bの構成を説明する。
なお便宜上、上記の例にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、説明を省略する。
図15は本例に係る表示システム1bの機能ブロック図である。表示装置10aは図1で示す構成に加えて送信部16を備え、情報処理装置20bは受信部25bが開始通知取得部27を備える。
送信部16は情報処理装置20bの受信部25bに対して番組の視聴履歴及び表示装置10aの表示部13の画面をONにする操作を行った旨の信号を送信する。開始通知取得部27は上記の信号を受信し、当該表示装置10aの表示部13の画面をONにする操作が行われた旨の判定を行う。
次に本例における表示システム1bの処理の流れについて図13、図15及び図16に基づき説明する。
図16は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
図16は図13で示す処理において、ユーザが番組視聴を開始し、表示画面に関連情報が表示されるまでを示したシーケンス図であり、以下画面に関連情報が表示されるまで、図16のステップ番号ごとの説明を行う。
ステップS112までの処理は関連情報表示の表示タイミング例1−3と同様である。
次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示部13の画面表示をOFFにする操作を行う。(S106)上記操作後においても記憶部14に保存された視聴履歴は消去されない。
再度ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、表示制御部12による表示部13の画面表示をONにする。(S113)
画面表示の開始に起因して、送信部16は情報処理装置20bに対して、ユーザが番組の表示部13の画面をONにする操作を行った旨の信号を送信する。(S114)
情報処理装置20bの開始通知取得部27は上記信号を受信する。(S115)
関連情報出力部24は上記視聴履歴に基づき、記憶部23が保持している関連情報のうち、上記ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報のみを表示装置10aに送信する。(S204)
関連情報取得部15は関連情報出力部24から送信された上記関連情報を取得し、制御部11は上記関連情報を記憶部14に格納する。(S205)
表示制御部12は記憶部14に格納されているユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する上記関連情報を表示部13に表示する。(S108)
上記の構成においても関連情報表示の表示タイミング例4−1と同様な効果を奏する。
<関連情報表示の表示タイミング例4−3>
本例について、図1、図13及び図17に基づき説明すれば、以下の通りである。
本例においては、表示装置10に表示する関連情報を情報処理装置20により決定する例の構成例について説明する。
本例においても図1に示す構成を使用する。
次に本例における表示システム1の処理の流れについて図1、図13及び図17に基づき説明する。
図13は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
図17は図13で示す処理において、ユーザが番組視聴を開始し、表示画面に関連情報が表示されるまでを示したシーケンス図であり、以下画面に関連情報が表示されるまで、図17のステップ番号ごとの説明を行う。
ステップS305までの処理は関連情報表示の表示タイミング例1−1と同様である。
ユーザが所定の番組の視聴を終了するまで、所定の時間ごとに、あるいはチャンネルを変更するごとにステップS111からステップS305までの工程を繰り返す。
次いでユーザが番組の視聴を終了し、表示部13の画面表示をOFFにする操作を行う。上記操作後においても記憶部14に保存された視聴履歴は消去されない。(S106)
表示装置10の電主電源が付いていれば表示部13の画面表示がOFFであっても、関連情報取得部15は関連情報出力部24から各種番組の関連情報を随時取得する。
再度ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、表示制御部12による表示部13の画面表示をONにする。(S113)
画面表示の開始に起因して、表示制御部12は記憶部14に格納されているユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する上記関連情報を表示部13に表示する。(S108)
上記の構成においても関連情報表示の表示タイミング例4−1と同様な効果を奏する。
<関連情報表示の表示タイミング例5>
本例について、図1に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、ユーザの任意の表示タイミングで関連情報を表示する表示装置10の構成例について説明する。
メタ情報配信装置2は放送波による番組の放送中または放送後に当該番組の内容から抽出したメタ情報を時系列に沿って生成する。情報処理装置20が備える受信部25は上記メタ情報をメタ情報配信装置2から受信する。関連情報生成部22は上記メタ情報を参照し、当該番組に関連した関連情報を生成する。制御部21は関連情報生成部22が生成した上記関連情報を記憶部23に格納する。
ユーザが所定の番組の視聴を行う場合、表示制御部12が表示部13に当該番組の映像の表示を開始し、制御部11は当該番組の視聴履歴を記憶部14に保存する。関連情報出力部24は記憶部23に格納されている上記関連情報を、関連情報取得部15に送信する。制御部11は関連情報取得部15が取得した上記関連情報を記憶部14に格納する。
ユーザが任意の表示タイミングで例えばリモコンを使用し、上記関連情報を参照したい旨の信号を当該表示装置10cに送信する。ユーザ信号取得部が上記信号を取得すると、制御部11は記憶部14に格納されている視聴履歴と上記関連情報を参照し、上記関連情報がユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関した関連情報であるか否かの判定を行う。表示制御部12はユーザが少なくとも一部を視聴した上記関連情報のみを表示部13に表示する。所定の時間の経過により、あるいは例えばリモコンにより、ユーザ信号取得部17に対して上記関連情報を終了させる旨の信号を送信することによって表示制御部12は表示部13への上記関連情報の表示を終了し、元の番組映像の表示に戻る。
上記の構成によれば、表示装置10cが受信して蓄積した関連情報を任意の表示タイミングで確認することができる。
<表示タイミング例5に係る付記事項>
本例においても表示装置10が視聴履歴を送信する送信部16を備え、情報処理装置20において、当該ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報のみ関連情報出力部24から関連情報取得部15へ送信されるという構成であっても構わない。
本例における関連情報の表示に関して、以前ユーザが閲覧したことのある関連情報を表示するモードを搭載する構成でもよい。
なお、表示装置において、ユーザが興味を持っている商品または場所の関連情報を抽出してもよい。すなわち、表示装置の制御部は、ユーザ信号取得部が商品またはスポットの関連情報を参照したい旨の信号を取得すると、「いいね」ボタンが押下された商品またはスポットを特定するための情報、例えばタイムスタンプおよび番組の情報を記憶部に保存する。そして、表示装置の制御部は、記憶部に格納されているユーザが「いいね」をした商品または場所を特定するための情報を参照して、記憶部に格納されている関連情報から、ユーザが参照を希望する関連情報を抽出してもよい。
また、情報処置装置が、送信部を備えた複数のテレビジョン受像機のそれぞれからユーザが「いいね」をした商品またはスポットを特定する情報を受信し、「いいね」の数が多い商品またはスポットに関する関連情報を、複数のテレビジョン受像機のそれぞれに送信する構成であってもよい。
<関連情報の端末表示例>
本例について、図1、図21、及び図22に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、表示装置が取得した関連情報をスマートフォン等の端末装置に送信する構成について説明する。なお便宜上、上記の例にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、説明を省略する。
図21は、本例に係る表示システム1d及び携帯端末装置50の機能ブロック図である。図21に示す通り、表示システム1dは、図1に示す表示システム1に加えて、表示装置10dが、関連情報送信部18を備える構成である。関連情報送信部18は、外部の装置に対して、関連情報のデータを送信する。また、制御部11は、携帯端末装置50に関連情報又は関連情報を取得した旨の情報を表示させる遠隔報知部としても機能する。
また、携帯端末装置50は、表示制御部52、関連情報取得部53、及び表示部54を備えている。表示制御部52は、表示部54における画面表示に係る処理を行う。関連情報取得部53は、関連情報の取得を行う。表示部54は、画像、テキスト、又はオブジェクト等を表示する表示パネルである。
関連情報取得部15が関連情報を情報処理装置から受信し、制御部11が、上記関連情報を記憶部14に格納するステップS507までの処理においては、<関連情報表示の例1−2>における処理と同様である。以下、同ステップS507より後の処理について説明する。
制御部(遠隔報知部)11は、記憶部14に格納されている関連情報を関連情報送信部18から携帯端末装置50に送信する。なお、制御部11が、記憶部14に番組の視聴履歴データを保存し、上記視聴履歴データを参照することにより、記憶部14に格納されている関連情報のうち、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組の所定の関連情報のみを関連情報送信部18から携帯端末装置50に送信する構成でもよい。
携帯端末装置50の関連情報取得部53は上記関連情報を受信する。
図22は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
携帯端末装置50の表示制御部52は、図22の90Aに示すように、表示部54に関連情報を受信した旨を表示する。
情報処理装置20から携帯端末装置50に送信される上記関連情報は、プッシュメールの形態で送信されてもよい。例えば、携帯端末装置50には、情報処理装置20から受信するプッシュメールを開く専用のアプリケーションがインストールされており、ユーザのプッシュメールを開く操作に応じて、アプリケーションが起動し、上記関連情報が表示される構成であってもよい。また、携帯端末装置50で、情報処理装置20から受信したプッシュメールに含まれるURLをウェブブラウザで開くことで、上記関連情報が表示される構成であってもよい。
携帯端末装置50に対して、ユーザが関連情報を参照する操作を行うと、図22の90B,90Cに示すように、ユーザ操作に応じた表示が行われる。上述の処理は、制御部(遠隔報知部)11が、関連情報又は関連情報を取得した旨の情報を携帯端末装置50に表示させると言い換えることもできる。また、表示制御部52は、図22の90Bに示すような関連情報の一覧画面において、当該関連情報に付与された優先度に応じた態様で当該関連情報を表示してもよい。優先度に応じた表示態様の例としては、優先度が高い関連情報には、装飾した枠を付加する構成等が挙げられる。
図22に示すように、関連情報取得部15が上記関連情報を受信した時には、表示部13には既に別のシーンまたは別の番組が表示されているため、表示部13にメタ情報を表示すると、番組の視聴を阻害することとなる。一方で、上記の構成によれば、関連情報を携帯端末装置50に表示して提供できるので、番組の視聴を阻害することなく関連情報を提供できる効果を奏する。
<関連情報の報知例>
本例について、図23及び図24に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、表示装置が取得した関連情報を所定の電気機器に送信する構成について説明する。なお便宜上、上記の例にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、説明を省略する。
図23は、本例に係る表示システム1d及び電気機器の機能ブロック図である。図23に示す通り、電気機器60は、報知制御部62、関連情報取得部63、及び報知部64を備えている。また、制御部11は、電気機器60に関連情報又は関連情報を取得した旨の情報を表示させる遠隔報知部としても機能する。
関連情報取得部63は、表示装置10から関連情報送信部18を介して送信される関連情報の取得を行う。報知制御部62は、報知部64を制御する。報知制御部62は、取得した関連情報を報知部64に報知させる場合において、報知に関する制御を行う。報知部64は、関連情報又は関連情報を取得した旨を報知する。
関連情報取得部15が関連情報を情報処理装置から受信し、制御部11が、上記関連情報を記憶部14に格納するステップS507までの処理においては、<関連情報表示の例1−2>における処理と同様である。以下、同ステップS507より後の処理について説明する。
制御部(遠隔報知部)11は、記憶部14に格納されている関連情報を関連情報送信部18から電気機器60に送信する。なお、制御部11が、記憶部14に番組の視聴履歴データを保存し、上記視聴履歴データを参照することにより、記憶部14に格納されている関連情報のうち、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組の所定の関連情報のみを関連情報送信部18から電気機器60に送信する構成でもよい。
電気機器60の関連情報取得部63は上記関連情報を受信する。
図24は本例における関連情報表示の流れを示す図である。
電気機器60の報知制御部62は、図24に示すように、報知部64に関連情報を受信した旨を音声(発話)により報知させる。
また、図24に示す例では、関連情報を受信した旨に加え、当該関連情報をテレビジョン受像機3で確認してほしい旨を報知させる。上述の処理は、制御部(遠隔報知部)11が、関連情報又は関連情報を取得した旨の情報を電気機器60に報知させると言い換えることもできる。
なお、情報処理装置20から電気機器60に送信される上記関連情報は、携帯端末等においてしばしば用いられる所謂プッシュメールの形態で送信されてもよい。例えば、電気機器60には、情報処理装置20から受信するプッシュメールを開く専用のアプリケーションがインストールされており、ユーザのプッシュメールを開く操作に応じて、アプリケーションが起動し、上記関連情報が表示される構成であってもよい。また、電気機器60で、情報処理装置20から受信したプッシュメールに含まれるURLをウェブブラウザで開くことで、図23には図示しない、電気機器60が別途備える表示部(表示パネル)に上記関連情報が表示される構成であってもよい。
また、報知部64が関連情報を報知する場合、又は電気機器60が別途備える表示部が関連情報を表示する場合には、当該関連情報に付与された優先度に応じた順番又は態様により、当該関連情報を報知又は表示してもよい。優先度に応じた表示態様の例としては、優先度が高い関連情報には、装飾した枠を付加する構成等が挙げられる。
図24に示すように、関連情報取得部15が上記関連情報を受信した時には、表示部13には既に別のシーンまたは別の番組が表示されているため、表示部13にメタ情報を表示すると、番組の視聴を阻害することとなる。一方で、上記の構成によれば、関連情報を電気機器60から音声(発話)により報知させて提供できるので、番組の視聴を阻害することなく関連情報を提供できる効果を奏する。
また、報知方法について、上記音声(発話)により報知に限定されず、他の方法、例えば上記の表示部に表示させることによる報知などであってもよい。
<関連情報表示時間の制御例>
本例について、図1及び図25に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、関連情報の内容に応じて上記関連情報を表示する時間を決定する表示装置10の構成例について説明する。なお便宜上、上記の例にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、説明を省略する。本例においても、図1に示す構成を用いる。
ユーザが番組の視聴を終了し、表示装置10のリモコンの電源ボタンを押下する等の表示部13の画面表示をOFFにする操作を行うステップS508までの処理においては、<関連情報表示の例1−2>における処理と同様である。以下、同ステップS508より後の処理について説明する。
表示制御部12は、記憶部14に格納された関連情報を表示部13に表示する。なお、制御部11が、記憶部14に番組の視聴履歴データを保存し、上記視聴履歴データを参照することにより、表示制御部12は、記憶部14に格納されている関連情報のうち、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組の所定の関連情報のみを表示部13に表示する構成でもよい。
表示制御部12は、上記関連情報の内容に応じて関連情報を表示部13に表示させる時間を決定する。上記関連情報の内容とは、例えば表示する上記関連情報の個数、あるいは表示している上記関連情報が含む文字数等が挙げられる。
表示制御部12は、上記時間の経過後に、表示部13の画面をOFFにする。例えば図25の85Bに示すように表示する関連情報が3つ存在すれば上記関連情報を30秒間表示し、図25の85Dに示すように表示する関連情報が1つしか存在しなければ上記関連情報は10秒間しか表示しないといった構成が挙げられる。このように、表示制御部12は、関連情報の表示する内容に応じて上記関連情報を表示部13に表示させる時間を決定する。
また、表示制御部12は、例えば表示する1又は複数の関連情報に付与された優先度の合計値に応じて当該1又は複数の関連情報を表示部13に表示する時間を決定する構成でもよい。また、表示制御部12は、図25の85B及び85Dに示すような関連情報の一覧画面において、当該関連情報に付与された優先度に応じた態様で当該関連情報を表示してもよい。優先度に応じた表示態様の例としては、優先度が高い関連情報には、装飾した枠を付加する構成等が挙げられる。
また、ユーザが再度表示部13の画面表示をOFFにする操作を行った場合、すぐさま上記関連情報の表示を終了する構成でもよい。上記関連情報の表示中に上記関連情報の参照等を行った場合においては、表示制御部12は所定の時間の経過後に表示部13の画面をOFFにするという当所の操作をキャンセルする。
上記の構成によれば、長時間表示する必要が無い関連情報においては表示する時間を短縮することにより表示画面の表示の終了をすぐさま確認することができ、更に節電に寄与する効果を奏する。
本例においては、画面表示の終了に起因して表示装置10が、関連情報を画面に表示する構成による説明を行ったが、本発明は上記の構成に限定されない。上述の関連情報表示の表示タイミング例それぞれに示したタイミングで、表示装置10が、当該関連情報を画面に表示する構成でもよい。
<関連情報の抽出表示例>
本例について、図1及び図26に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本例においては、情報源に応じた表示態様にて関連情報を表示する表示装置の構成について説明する。なお便宜上、上記の例にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、説明を省略する。本例においても、図1に示す構成を用いる。
ただし、受信部25は、メタ情報配信装置2、並びに、図1には図示しない一般視聴者及びネットショッピング出店者等の複数の情報源から、メタ情報を受信する。
メタ情報配信装置2は、番組の放送中または放送後に当該番組の内容から抽出したメタ情報を時系列に沿って生成する。一般視聴者、または、ネットショッピング出店者は、番組の放送中または放送後に放送内容に関連する情報を、例えばインターネット上の投稿サイトや掲示板等に書き込むことにより生成する。情報処理装置20が備える受信部25は、メタ情報配信装置2、一般視聴者、およびネットショッピング出店者等の複数の情報源からの情報を受信する。
関連情報生成部22は複数の情報源から受信した情報を参照し、番組の放送内容に関連した関連情報を生成する。なお、関連情報生成部22によって生成された関連情報のそれぞれには、情報源を示す情報が含まれている。制御部21は関連情報生成部22が生成した関連情報を記憶部23に格納する。
以降、表示制御部12が表示部13に当該番組の映像の表示を開始する処理から、ユーザが番組の視聴を終了し、表示装置10のリモコンの電源ボタンを押下する等の表示部13の画面表示をOFFにする操作を行うステップS508までの処理においては、<関連情報表示の例1−2>における処理と同様である。以下、同ステップS508より後の処理について説明する。
表示制御部12は、図26の86Cに示すように、記憶部14に格納されている関連情報を情報源に応じた表示態様にて表示部13に表示する。即ち、表示制御部12は、関連情報の情報源が複数存在する場合に、上記情報源に応じた表示態様にて関連情報を表示部13に表示させる。
なお、制御部11が、記憶部14に番組の視聴履歴データを保存し、上記視聴履歴データを参照することにより、表示制御部12は、記憶部14に格納されている関連情報のうち、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組の所定の関連情報のみを表示部13に表示する構成でもよい。
表示制御部12は、各関連情報の情報源に応じて予め設定された表示態様によって、関連情報を表示する。表示制御部12は、例えば、関連情報を囲むフレームの色または形、関連情報に付すマークの色、形、または数(図26の86Cでは星形マークの数)、および関連情報を表示する位置等の、関連情報の情報源に応じた表示態様で、関連情報を表示部13に表示する。なお、関連情報の情報源と、表示態様との対応を示す表示態様対応テーブルが記憶部14に記憶されており、表示制御部12は、この記憶部14に記憶されている表示態様対応テーブルを参照して関連情報を表示してもよい。
また、表示制御部12は、図26の86Cに示すような関連情報の一覧画面において、当該関連情報に付与された優先度に応じた態様で当該関連情報を表示してもよい。優先度に応じた表示態様の例としては、優先度が高い関連情報には、装飾した枠を付加する構成等が挙げられる。
関連情報の表示中に、ユーザが関連情報の参照等を行わない場合、所定の時間の経過後に表示制御部12は、図26の86Eのように表示部13の画面をOFFにする。また、ユーザが再度表示部13の画面表示をOFFにすることによってコンテンツ(番組)の表示を終了する操作を行った場合、すぐさま関連情報の表示を終了する構成でもよい。図26の86Dに示すように関連情報の表示中にユーザが関連情報を参照する操作等を行った場合においては、表示制御部12は所定の時間の経過後に表示部13の画面をOFFにするという当所の操作をキャンセルする。
上記の構成によれば、番組の放送中に明示的に紹介された商品や場所の情報に加えて、番組の放送中に明示的に紹介されていない、例えば映っただけの、商品や場所に関する関連情報を提供することができる。また、ユーザが番組の視聴を終了したタイミングで関連情報を提供できるので、番組の視聴を阻害することなく関連情報を提供できる効果を奏する。
本例においては、画面表示の終了に起因して表示装置が、関連情報を画面に表示する構成による説明を行ったが、本発明は上記の構成に限定されない。上述の関連情報表示の表示タイミング例それぞれに示したタイミングで、表示装置が、当該関連情報を画面に表示する構成でもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
表示装置10の制御ブロック(特に関連情報取得部15および表示制御部12)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、表示装置10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であって、当該番組の放送中又は放送後に当該番組の放送内容に基づいて生成された関連情報を取得する関連情報取得部15と、ユーザの反応に応じて反応タイミングを特定するタイミング特定部30と、上記タイミング特定部30が特定した反応タイミングに応じて定まる関連情報を表示部13に表示する表示制御部12とを備えている構成である。
上記の構成によれば、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関するメタ情報と、視聴中のユーザの反応を組み合わせることで、有益な情報を表示することができる。
本発明の態様2に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1において、上記タイミング特定部30は、ユーザによる操作に応じて上記反応タイミングを特定してもよい。
上記の構成によれば、タイミング特定部30は、例えば、ユーザによる、表示装置10のリモコンの「いいね」ボタン操作により発された信号に応じて、ユーザが反応した反応タイミングを特定することができる。
本発明の態様3に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1又は2において、周囲の音を集音するマイク31を更に備え、上記タイミング特定部30は、上記マイク31が集音した音に応じて上記反応タイミングを特定してもよい。
上記の構成によれば、例えば、タイミング特定部30は、マイク31がユーザの特定の発声(例えば、「いいね」という発声)を集音した場合に、ユーザが反応したと判定して、ユーザの反応の反応タイミングを特定することができる。
本発明の態様4に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から請求項3の何れか1項において、上記表示制御部は、上記関連情報取得部15が取得した関連情報のうち、上記タイミング特定部30が特定した反応タイミングに応じて定まる関連情報を表示する場合、反応タイミングに応じて定まる関連情報であることを示す情報を表示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザが、当該関連情報が、自身の望む関連情報であることを速やかに確認でき、見逃してしまうことを抑制する効果を奏する。
本発明の態様5に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から4までの何れかにおいて、上記表示制御部12は、上記反応タイミングに応じて定まる優先度が付与された関連情報を表示部13に表示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、当該関連情報における優先度により、ユーザに対する重要度を区分することができる。
本発明の態様6に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様5において、上記優先度が付与される関連情報は、上記タイミング特定部30が特定した上記反応タイミングの前後の所定の時間幅に含まれるタイミングに紐づけられた関連情報である構成としてもよい。
上記の構成によれば、優先度の有無により、上記所定の時間幅に含まれるタイミングに紐づけられた関連情報であるか否かを判別できる。
本発明の態様7に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様5又は6において、上記表示制御部12は、当該関連情報に付与された優先度に応じた表示態様で上記関連情報を表示部13に表示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、例えば、より優先度の高い関連情報を装飾することで、ユーザが当該関連情報を認識しやすくなる効果を奏する。
本発明の態様8に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様5から7までの何れかにおいて、上記表示制御部12は、上記優先度が高い関連情報を優先して表示部13に表示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、表示部13に一度に表示可能な関連情報の数よりも、表示候補である関連情報の数が多い場合においても、より好適な関連情報をユーザに対して提示することができる。
本発明の態様9に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から8までの何れかにおいて、上記表示制御部12は、画面表示の終了に起因して上記関連情報を表示部13に表示させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザが番組の視聴を終了したタイミングで関連情報を提供できるので、番組の視聴を阻害することなく関連情報を提供できる効果を奏する。
本発明の態様10に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から8までの何れかにおいて、上記表示制御部12は、上記関連情報を取得したことに起因して、上記関連情報又は上記関連情報を取得した旨の情報を表示部13に表示させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、番組の視聴を極力阻害せずに、関連情報を提供できる効果を奏する。
本発明の態様11に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から8までの何れかにおいて、上記表示制御部12は、上記関連情報を取得したことに起因して画面を表示し、上記関連情報を表示部13に表示させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、関連情報の取得に起因して自動的に表示部13の画面が表示し、関連情報を表示するのでユーザが表示画面の画面を表示していない場合においてもユーザに即時性の高い情報を提供できる効果を奏する。
本発明の態様12に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から8までの何れかにおいて、上記表示制御部12は、画面表示の開始に起因して上記関連情報を表示部13に表示させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、表示装置(10、10a、10c及び10d)を使用する場合に関連情報をすぐさま表示することができる効果を奏する。
本発明の態様13に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から12までの何れかにおいて、遠隔報知部11を更に備え、上記遠隔報知部11は、上記関連情報又は上記関連情報を取得した旨の情報を携帯端末装置に表示させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、番組視聴を邪魔することなく、且つ、別の場所にいてもユーザが情報取得可能なように、後メタ情報及び後メタ情報に基づき生成された関連情報を提供できる。
本発明の態様14に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から12までの何れかにおいて、遠隔報知部11を更に備え、上記遠隔報知部11は、上記関連情報又は上記関連情報を取得した旨の情報を電気機器に報知させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、番組視聴を邪魔することなく、ユーザが見ていた番組の放送内容に基づいて生成された関連情報を電気機器から報知させることができる。
本発明の態様15に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から14までの何れかにおいて、上記表示制御部12は、上記関連情報の表示する内容に応じて上記関連情報を表示部13に表示させる時間を決定する構成としてもよい。
上記の構成によれば、より適切な時間、番組の関連情報を表示する表示装置(10、10a、10c及び10d)を実現できる。
本発明の態様16に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、上記の態様1から15までの何れかにおいて、上記表示制御部12は、上記関連情報の情報源が複数存在する場合に、上記情報源に応じた表示態様にて関連情報を表示部13に表示させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、番組に関する多様な関連情報を提供することができる。
本発明の態様17に係るテレビジョン受像機(3、3a、3c及び3d)は、態様1から16までの何れかに記載の表示装置(10、10a、10c又は10d)を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、態様1から13までに示した効果を奏するテレビジョン受像機(3、3a、3c及び3d)を実現できる。
本発明の態様18に係る情報処理装置(20、20a及び20b)は、ユーザが少なくとも一部を視聴した番組に関する関連情報であって、当該番組の放送中又は放送後に当該番組の放送内容に基づいて生成された関連情報を記憶する記憶部23と、ユーザの反応を示すユーザ反応情報を取得する取得部32と、上記取得部32が取得したユーザの反応に応じて反応タイミングを特定し、特定した反応タイミングに応じて、上記記憶部23に記憶された関連情報から、表示装置(10、10a、10c又は10d)に出力すべき関連情報を抽出する抽出部33と、上記抽出部33が抽出した関連情報を上記表示装置に出力する関連情報出力部24とを備えている構成である。
上記の構成によれば、不要な関連情報は表示装置(10、10a、10c及び10d)に送信しないため、ネットワークと上記表示装置とに対する負荷を軽減させる効果を奏する。
本発明の態様19に係る表示システム(1、1a、1b、1c及び1d)は、態様1から16までのいずれかに記載の表示装置(10、10a、10c又は10d)と上記関連情報を出力する情報処理装置(20、20a又は20b)と、を備えている構成としてもよい。
本発明の態様20に係る制御プログラムは、上記の態様1から16までの何れかに係る表示装置(10、10a、10c又は10d)としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記コンピュータを上記関連情報取得部15、上記タイミング特定部30及び上記表示制御部12として機能させる構成としてもよい。
本発明の態様21に係る記録媒体は、態様20に係る制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってもよい。
本発明の各態様に係る表示装置(10、10a、10c及び10d)は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記表示装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記表示装置をコンピュータにて実現させる表示装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施例についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施例にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。