JP6526308B1 - データ収集用自律無人航空機、その制御方法及び制御プログラム - Google Patents

データ収集用自律無人航空機、その制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自律無人航空機による分散したセンサ装置からのデータ収集の効率化を図る。【解決手段】検出したセンサデータを示すセンサ信号を複数回に亘って送信するセンサ装置(131〜13N)の上空を飛行する自律無人航空機(11)であって、センサ信号を受信する移動基地局部(55)と、センサ信号に対応するセンサデータを収集データとして順次記憶するセンサデータ記憶部(56)と、自律無人航空機(11)を自律操縦する自律操縦部(5424)と、自律無人航空機が着陸したか否かを判定する着陸判定部(5429)と、自律無人航空機(11)が着陸したと判定されたとき、センサデータ記憶部(56)に記憶された収集データを示す収集信号を地上基地局(16)に送信することを示す送信指示を移動基地局部(55)に出力する収集データ送信指示部(5430)と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、データ収集用自律無人航空機、その制御方法及び制御プログラムに関する。
インターネットに多様かつ多数の物が接続され、及びそれらの物から送信され、又はそれらの物に送信される大量の情報の円滑な流通が国民生活及び経済活動の基盤となる社会の実現を図る、インターネット・オブ・シングス(IoT:Internet of Things)の実用化が進められている。IoTの通信方式には、省電力で、なおかつカバーするエリアの広い(LPWA:Low Power and Wide Area)無線方式であることが求められる。LPWA無線方式としては、例えばLoRa、SIGFOX、NB−IoTがある。LPWA無線方式の通信距離は数Kmである。
しかし、広大なエリア、例えば、広大な牧場、山岳地帯等にある多くの対象物から遍くデータを収取するには1つの地上基地局だけでは、不十分である。したがって、多くの地上基地局を分散配置する方法が考えられるが、設置場所、メンテナンス、電源供給に課題があり、実用的でも経済的でもない。そこで、広大なエリアでの通信距離不足を補う方法として、無人航空機、例えばドローン等を用いて、対象物の上空を飛行して、対象物からのデータ収集を行う方法がある。無人航空機とは、構造上人が乗ることできない機器あって、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるものをいう。
特許文献1には、航空機に搭載された移動通信装置が、端末装置からのユーザ情報を受信し、地上基地局にユーザ情報を転送する無線通信システムが記載されている。
また、特許文献2には、小型無人飛翔体を飛ばして各検知センサ装置から、センサデータを無線通信により読み込み、内部メモリ(メモリカード)に書き込んで記憶させ、小型無人飛翔体からメモリカードを外して、センサデータを取集する方法が記載されている。
再公表特許第2016/135947号公報 特開2018−143215号公報
特許文献1に記載の無線通信システムでは、航空機に搭載された移動通信装置と端末装置との間でユーザ情報の送信タイミングを調整するために第1の通信方式を用いている。ユーザ情報は第2の通信方式を用いて端末装置から移動通信装置に送信されるので、2つの通信方式を必要とする。又、空中にある移動通信装置から地上基地局にユーザ情報を転送するので、無線の不安定さや圏外状態等により通信品質の劣化が生じやすい。
特許文献2に記載のデータ取得方法は、小型無人飛翔体の操縦と小型無人飛翔体からメモリカードを外して、センサデータを取集する作業は人間が行っているので、データ収集の効率化が図れない。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、自律無人航空機による分散したセンサ装置からのデータ収集の効率化を図ることを課題とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る自律無人航空機は、検出したセンサデータを示すセンサ信号を複数回に亘って送信するセンサ装置の上空を飛行する自律無人航空機であって、センサ信号を受信する移動基地局部と、センサ信号に対応するセンサデータを収集データとして順次記憶するセンサデータ記憶部と、自律無人航空機を自律操縦する自律操縦部と、自律無人航空機が着陸したか否かを判定する着陸判定部と、自律無人航空機が着陸したと判定されたとき、センサデータ記憶部に記憶された収集データを示す収集信号を地上基地局に送信することを示す送信指示を移動基地局部に出力する収集データ送信指示部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る自律無人航空機は、自律無人航空機の位置を示す位置情報を取得する自機位置取得部を更に有し、自律操縦部は、位置情報を用いて、自律無人航空機を所定の位置に着陸させる、ことが好ましい。
本発明に係る自律無人航空機は、センサ装置からの電波強度が所定の停止強度以上であるか否かを判定する電波強度判定部と、電波強度が所定の停止強度以上であると判定されたときに、自律無人航空機を空中停止させる空中停止指示部と、自律無人航空機が空中停止したことに応じて、センサ信号を受信することを示す受信指示を移動基地局部に出力する受信指示部と、を更に有することが好ましい。
本発明に係る自律無人航空機の制御方法は、検出したセンサデータを示すセンサ信号を複数回に亘って送信するセンサ装置の上空を飛行する自律無人航空機の制御方法であって、自律無人航空機が着陸したか否かを判定することと、自律無人航空機が着陸したと判定されたとき、センサデータ記憶部に記憶された収集データを示す収集信号を地上基地局に送信することを示す送信指示を移動基地局部に出力することと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る自律無人航空機の制御プログラムは、検出したセンサデータを示すセンサ信号を複数回に亘って送信するセンサ装置の上空を飛行する自律無人航空機の制御プログラムであって、自律無人航空機が着陸したか否かを判定することと、自律無人航空機が着陸したと判定されたとき、センサデータ記憶部に記憶された収集データを示す収集信号を地上基地局に送信することを示す送信指示を移動基地局部に出力することと、を含む処理を、プロセッサに実行させることを特徴とする。
本発明に係る自律無人航空機によれば、分散する各センサ装置からのデータ収集の効率化と高品質化が可能となる。
実施形態に係る自律無人航空機によるデータ収集の1例の概要を示す図である。 ドローンの外観の1例を示す斜視図である。 ドローン本体部の構成の1例を示す概要図である。 制御部のブロック構成の1例を示す図である。 制御記憶部に記憶される基地位置テーブル、センサ装置位置テーブル、及び飛行計画ファイルの1例を示す図であり、(a)は基地位置テーブルの1例を示す図であり、(b)はセンサ装置位置テーブルの1例を示す図であり、(c)飛行計画ファイルの1例を示す図である。 センサデータ収集処理の一例を示すフローチャートである。 収集データ送信処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の一側面に係る自律無人航空機、その制御方法及び制御プログラムについて、図を参照しつつ説明する。但し、本開示の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。尚、以下の説明及び図において、同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[実施形態における自律無人航空機のデータ収集の概要]
図1は、実施形態に係る自律無人航空機によるデータ収集の1例の概要を示す図である。
自律無人航空機11は、例えば、複数のローターを回転させることで揚力を発生させつつ飛行するドローン11である。ドローン11は、不図示の移動基地局部を搭載する。移動基地局部は、例えばLPWA通信方式の無線装置である。LPWA無線通信方式は、例えばLoRa、SIGFOX、NB−IoTである。
ドローン11は、基地12から、離陸し、各センサ装置131、132、・・・、13Nがつけられた対象物141、142、・・・、14Nの上空を自律飛行する。センサ装置131、132、・・・、13Nがつけられた対象物141、142、・・・、14Nは、例えば、放牧されている牛、登山者である。牛につけられたセンサ装置は、例えば、体温、心拍数を計測する生体センサである。したがって、1つのセンサ装置は、複数のセンサを有してもよい。又、センサ装置は、設置されている場所における、例えば気温、雨量、日照量を計測するセンサ装置であってもよい。各センサ装置131〜13Nは、検出したセンサデータを示すセンサ信号を複数回に亘って送信する。
ドローン11に搭載された不図示の移動基地局部は、各センサ装置131、132、・・・、13Nと無線通信を行い、各センサ信号を複数回に亘って受信する。受信したセンサ信号に対応するセンサデータが、ドローン11に搭載された不図示のセンサデータ記憶部に収集データとして記憶される。センサ信号の受信にあたっては、ドローン11はセンサ装置の近傍の上空に空中停止、いわゆるホバリングして、センサ信号を受信することが好ましい。通信が安定し、高い通信品質が維持されるからである。
ドローン11は不図示のGPS装置を搭載する。各センサ装置131〜13Nの位置情報は飛行前にドローン11に与えられていることが好ましい。ドローン11は、各センサ装置131〜13Nの位置情報に基づき、自機の位置を確認しながらセンサ装置近傍の上空に飛行することができる。
又、例えば、各センサ装置131〜13Nは、それぞれ、複数の測位衛星15からの電波信号を受信して位置を計測するクローバル・ポジショニング・システム(GPS:Global Positioning System)装置を有してもよい。ドローン11は、各センサ装置131〜13Nから各センサの位置信号を含むセンサ信号を受信して、センサ装置近傍の上空に自律的に飛行するようにすることができる。
ドローン11は、各センサ装置131〜13Nからのセンサデータの収集が終わると、基地12に着陸する。基地12は、例えば、ドローン11が、離陸又は着陸するためのベース、例えば円錐台を備える。又、基地12の近傍には、地上基地局16が設けられている。ドローン11が基地12のベースに着陸したとき、ドローン11に搭載された移動基地局部は、収集した収集データに対応する収集信号を地上基地局16に送信する。着陸後であれば、多量の収集信号を送信しても、通信の安定性と信頼性が図れるからである。更に収集信号は、地上基地局16を介して、例えばインターネット17上に送られる。
[ドローンの外観概要]
図2は、ドローンの外観の1例を示す斜視図である。
ドローン11は、ドローン本体部20から4つの支柱21.22、23,24がそれぞれ脚部25、26,27,28に接続している。各脚部の上部にはそれぞれ不図示の電気モータ31、32,33、34が内蔵され、4つの回転翼35,36、37、38に接続されている。ドローン11は、4つの回転翼35〜38の回転により揚力と推進力を得て飛行することができる。ドローン本体部20は、不図示の制御部と電源を内蔵し、電源から各支柱内に配線された電気コードにより電力が供給され、各電気モータが駆動される。制御部は、4つの電気モータそれぞれの回転速度と回転方向を制御することにより、ドローン11の飛行を制御する。更に、各脚部の下側先端には、ドローンの着陸を検出する着陸検出部41、42,43,44を有する。
ドローン本体部20の上部には、移動基地局部用の通信アンテナ45を有する。各センサ装置131〜13N及び地上基地局16と通信するためである。又、複数の測位衛星15からの電波信号を受信するGPSアンテナ46を有する。更に、緊急時に、ドローン操縦者がドローン11を手動で遠隔操縦するための操縦アンテナ47を有してもよい。移動基地局用の通信アンテナ45、GPSアンテナ46、及び操縦アンテナ47は、ドローン本体部20に内蔵されていてもよい。
[ドローン本体部の構成の概要]
図3は、ドローン本体部の構成の1例を示す概要図である。
ドローン本体部20は、電源部51、回転制御部52、航法センサ部53、制御部54、移動基地局部55、及びセンサデータ記憶部56を有する。電源部51は、飛行用電源511、制御用電源512、通信用電源513を有する。各電源は、1つ又は複数の、例えば、リチウムイオン2次電池、リチウム電池、ニッカド電池により構成される。更に、電源部51は、各電源のそれぞれの電力残量を検出する電力残量検出部514を有する。電力残量検出部514は、制御部54に接続される。各電源の残存電力量信号を制御部54に送るためである。
飛行用電源511は、回転制御部52を介して、4つの電気モータ31〜34に電力を供給して、回転翼35〜38を回転させる。各回転翼の回転速度は供給電力に応じて変化し、供給電力の調整は回転制御部52が行う。ドローン11の飛行を制御する制御部54が回転制御部52に接続され、制御部54は、回転制御部52が飛行に応じた適切な供給電力を電気モータ31〜34に供給するように制御する。
制御用電源512は、航法センサ部53、制御部54、及びセンサデータ記憶部56に電源を供給する。通信用電源513は、移動基地局部55に電力を供給する。
3つの電源は1つにまとめてもよい。又、例えば、制御用電源512と通信用電源513とを1つにまとめてもよい。
航法センサ部53は、制御部54に接続され、ドローン11の飛行情報、例えば、速度、加速度、傾き、位置を計測し、制御部54に伝える。制御部54は、得られた飛行情報に基づきドローン11の飛行を制御する。航法センサ部53は、慣性計測装置531(IMU:inertial measurement unit)とGPS装置532を有し、GPS装置532は、GPSアンテナ46に接続される。
制御部54は、ドローン11の飛行制御、各センサ装置131〜13Nの位置検出、各センサ装置131〜13N及び基地12への飛行ルート制御、移動基地局部55と各センサ装置131〜13Nの通信制御等を行う。又、制御部54は、操縦者がドローン11を手動で操縦できるように操縦アンテナ47と接続される。
移動基地局部55は、制御部54に接続される。移動基地局部55は、通信アンテナ45と接続され、例えば、LoLa通信方式により各センサ装置と通信することができる。又、移動基地局部55は、各センサ装置からの通信信号の電波強度を計測することができる。制御部54は、移動基地局部55が計測した電波強度により、各センサ装置とドローン11との距離を推定できる。
センサデータ記憶部56は、制御部54と移動基地局部55に接続されている。センサデータ記憶部56は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD:hard disk drive)、ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)、着脱式フラッシュメモリユニットである。センサデータ記憶部56には、移動基地局部55が、各センサ装置131〜13Nから収集したセンサデータが記憶され、収集データとして蓄積される。制御部54は、センサデータ記憶部56の残記憶容量を検出し、残記憶容量が少ない場合は、ドローンの飛行ルートを変更して基地12に着陸することができる。
更に、制御部54は、ドローン11の脚部に設けられた着陸検出部41〜44に接続される。ドローン11が基地12に着陸すると、着陸検出部41〜44からの着陸検出信号を受信した制御部54は、移動基地局部55が、センサデータ記憶部56に蓄積された収集データを収集信号として地上基地局16に送信するように制御することができる。着陸検出部41〜44は、例えば、基地12の円錐台上部面に接触したことを検知するタッチセンサである。又、着陸検出部は本体底面に取り付けられた超音波距離センサであってもよい。超音波距離センサは超音波を地上方向に向け発信して、反射波を受信することにより、ドローン11と基地12の円錐台上部面との距離を計測することにより、着陸を検出することができる。
[制御部のブロック構成]
図4は、制御部のブロック構成の1例を示す図である。
制御部54は、制御記憶部541と、制御処理部542とを有する。制御記憶部541は、1又は複数の半導体メモリにより構成される。例えば、RAMや、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性メモリの少なくとも一つを有する。制御記憶部541は、制御処理部542による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。
制御記憶部541は、ドライバプログラムとして、回転制御部52、慣性計測装置(IMU)531等を制御するデバイスドライバプログラムを記憶する。コンピュータプログラムは、例えば、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて制御記憶部541にインストールされてもよい。また、プログラムサーバ等からダウンロードしてインストールしてもよい。
更に、制御記憶部541は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。制御記憶部541は、基地12との位置情報を記録した基地位置テーブル5411、各センサ装置の位置情報を記録したセンサ装置位置テーブル5412、飛行計画ファイル5413等を記憶する。
制御処理部542は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。制御処理部542は、ドローン11の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、MCU(Micro Computer Unit)等のプロセッサである。
制御処理部542は、制御記憶部541に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、制御処理部542は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行してもよい。制御処理部542は、飛行計画取得部5421、センサ装置カウンタ5422、自機位置取得部5423、自律操縦部5424、電波強度判定部5425、空中停止指示部5426、受信指示部5427、距離判定部5428、着陸判定部5429、収集データ送信指示部5430、手動操縦部5431等を有する。
手動操縦部5431は、ドローン11を操縦者が手動で操縦するための処理を行う。自律操縦部5424による自律飛行中であっても、操縦者の指示により制御部54は、自律操縦部5424に対して、割込制御を行い手動操縦部5431により、ドローン11を操縦することが可能になる。緊急性を要するセンサ装置との通信を行う際に有効である。又、手動操縦部5431による割込制御が終了したときには、自律操縦部5424は、中断された自律飛行を再開することが可能となる。
制御処理部542が有するこれらの各部は、独立した集積回路、回路モジュール、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして制御部54に実装されてもよい。
図5は、制御記憶部に記憶される基地位置テーブル、センサ装置位置テーブル、及び飛行計画ファイルの1例を示す図である。図5(a)は基地位置テーブルの1例を示す図であり、図5(b)はセンサ装置位置テーブルの1例を示す図であり、図5(c)飛行計画ファイルの1例を示す図である。
ドローン11が離陸又は着陸可能な基地12は、複数あってもよい。基地位置テーブル5411は、それぞれの基地IDと基地の位置を示す、例えば、緯度、経度、及び高度のデータを記憶する。なお、高度のデータはなくともよい。
図5(b)はセンサ装置位置テーブルの1例を示す図である。センサ装置位置テーブル5412は、それぞれの基地IDと基地の位置を示す、例えば、緯度、経度、及び高度のデータを記憶する。なお、高度のデータはなくともよい。
図5(c)は、飛行計画ファイルの1例を示す図である。飛行計画ファイル5413は、ドローン11が着陸を予定している基地の基地ID、センサデータを収集するセンサ装置の数、及びセンサデータを収集するセンサ装置のセンサ装置IDが記憶されている。ドローン11は、飛行計画ファイル5413に記憶されているセンサ装置のセンサIDの順番に従いセンサ装置上空を飛行し、記載されている基地IDの基地に着陸する。
[センサデータ収集処理フロー]
図6は、制御処理部542により実行されるセンサデータ収集処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すセンサデータ収集処理は、予め制御記憶部541に記憶されているセンサデータ収集プログラムに基づいて、主に制御処理部542によりドローン11の各要素と協働して実行される。
飛行計画取得部5421は、飛行計画ファイル5413からセンサデータを収集するセンサ装置数Nを取得する(ST601)。センサ装置カウンタ5422はカウンタの値nを初期値1にセットする(ST602)。飛行計画取得部5421は、飛行計画ファイル5413から第1番のセンサ装置のセンサ装置IDを取得し、センサ装置位置テーブル5412からセンサ装置IDに対応するセンサ装置の位置データを取得する(ST603)。自機位置取得部5423は、ドローン11の位置データをGPS装置532から取得する(ST604)。自律操縦部5424は、第1番のセンサ装置の位置データとドローン11の位置データに応じて、ドローン11を第1番目のセンサ装置位置の上空に向け飛行させる(ST605)。
電波強度判定部5425は、移動基地局部55を介して、第1番目のセンサ装置からの電波信号の強度を判定する(ST606)。電波信号強度が所定の停止強度E以上である(ST606:YES)ときは、空中停止指示部5426は、ドローン11を空中停止させる(ST607)。電波信号強度が所定の停止強度Eより小さい(ST606:NO)ときは、自律操縦部5424は、更にドローン11を第1番目のセンサ装置位置の上空に向け飛行させる(ST605)。
ドローン11が空中停止した状態で、受信指示部5427は、移動基地局部55に第1番目のセンサ装置からのセンサ信号を受信する受信指示を出力する(ST608)。移動基地局部55は、受信したセンサ信号に対応する収集データを、センサデータ記憶部56に記憶させる。ドローン11が第1番目のセンサ装置に近い上空で空中停止した状態で、センサ信号を受信することで通信品質は安定する。又、センサ装置が設置された場所の地形、気象によってそれぞれのセンサ装置からの電波強度が異なることがある。第1番目のセンサ装置からの電波強度が強い状態で、移動基地局部55はセンサ信号を受信するので通信品質は高くなる。
センサデータ取得と記憶(ST608)が完了すると、センサ装置カウンタ5422はカウンタ値nに1をインクリメントする(ST609)。飛行計画取得部5421は、センサ装置カウンタの値nがデータ収集するセンサ装置の数Nを超えるか否かを判定する(ST610)。
センサ装置カウンタの値nがデータ収集するセンサ装置の数Nを超えない(ST610:NO)ときは、ST603に戻り、飛行計画取得部5421は飛行計画ファイル5413から第2番目のセンサ装置との位置データを取得する(ST603)。センサ装置カウンタnの値がセンサ装置の数Nを超えるまでST603〜ST610の処理ループが繰り返され、各センサ装置からのセンサ信号に対応するセンサデータが収集データとしてセンサデータ記憶部56に順次記憶される。センサ装置カウンタの値nがデータ収集するセンサ装置の数Nを超えた(ST610:YES)ときは、センサデータ収集処理は終了する。
[収集データ送信処理フロー]
図7は、センサデータ収集後、制御処理部542により実行される収集データ送信処理の一例を示すフローチャートである。図7に示す収集データ送信処理は、予め制御記憶部541に記憶されている収集データ送信処理プログラムに基づいて、主に制御処理部542によりドローン11の各要素と協働して実行される。
飛行計画取得部5421は飛行計画ファイル5413から着陸する基地12の基地IDを取得し、基地位置テーブル5411から基地IDに対応する着陸する基地12の位置データを取得する(ST701)。自機位置取得部5423は、ドローン11の位置データをGPS装置532から取得する(ST702)。自律操縦部5424は、着陸する基地12の位置データとドローン11の位置データに応じて、ドローン11を着陸する基地12の上空に向け飛行させる(ST703)。
距離判定部5428は、着陸する基地12の位置データとドローン11の位置データに基づいて着陸する基地12とドローン11との距離が所定の距離L(m)以下であるか否かを判定する(ST704)。着陸する基地12とドローン11との距離が所定の距離Lを超える(ST704:NO)ときは、ST702に戻る。着陸する基地12とドローン11との距離が所定の距離L(m)以下である(ST704:YES)ときは、自律操縦部5424はドローン11を降下させる(ST705)。
着陸判定部5429は、着陸検出部41〜44からの着陸検出信号に基づきドローン11が基地12に着陸したか否かを判定する(ST706)。ドローン11が基地12に着陸した(ST706:YES)ときは、収集データ送信指示部5430は、移動基地局部55に地上基地局16にセンサデータ記憶部56に記憶された収集データを送信する送信指示を出力する(ST707)。その後、収集データ送信処理は終了する。ドローン11が着陸して安定した状態で、地上基地局16に収集データ信号を送るので、上空で送信するよりも通信品質は向上する。ドローン11が基地12に着陸していない(ST706:YES)ときは、ST705に戻り、自律操縦部5424はドローン11を更に降下させる(ST705)。
本実施形態のドローン11は、4つの回転翼35、36,37、38を有するとして説明したが、別の例として、6つ、又は8つの回転翼を有していてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換、及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
11 自律無人航空機
12 基地
131〜13N センサ装置
141〜14N 対象物
15 測位衛星
16 地上基地局
17 インターネット
20 ドローン本体部
21〜24 支柱
25〜28 脚部
31〜34 電気モータ
35〜38 回転翼
41〜44 着陸検出部
45 通信アンテナ
46 GPSアンテナ
47 操縦アンテナ
51 電源部
52 回転制御部
53 航法センサ部
54 制御部
55 移動基地局部
56 センサデータ記憶部

Claims (5)

  1. 検出したセンサデータを示すセンサ信号を複数回に亘って送信するセンサ装置の上空を飛行する自律無人航空機であって、
    前記センサ信号を受信する移動基地局部と、
    前記センサ信号に対応するセンサデータを収集データとして順次記憶するセンサデータ記憶部と、
    前記自律無人航空機を自律操縦する自律操縦部と、
    前記自律無人航空機が着陸したか否かを判定する着陸判定部と、
    前記自律無人航空機が着陸したと判定されたとき、前記センサデータ記憶部に記憶された前記収集データを示す収集信号を地上基地局に送信することを示す送信指示を前記移動基地局部に出力する収集データ送信指示部と、
    を有する自律無人航空機。
  2. 前記自律無人航空機の位置を示す位置情報を取得する自機位置取得部を更に有し、
    前記自律操縦部は、前記位置情報を用いて、前記自律無人航空機を所定の位置に着陸させる、請求項1に記載の自律無人航空機。
  3. 前記センサ装置からの電波強度が所定の停止強度以上であるか否かを判定する電波強度判定部と、
    前記電波強度が所定の停止強度以上であると判定されたときに、前記自律無人航空機を空中停止させる空中停止指示部と、
    前記自律無人航空機が空中停止したことに応じて、前記センサ信号を受信することを示す受信指示を前記移動基地局部に出力する受信指示部と、
    を更に有する請求項1又は2に記載の自律無人航空機。
  4. 検出したセンサデータを示すセンサ信号を複数回に亘って送信するセンサ装置の上空を飛行する自律無人航空機の制御方法であって、
    前記自律無人航空機が着陸したか否かを判定することと、
    前記自律無人航空機が着陸したと判定されたとき、センサデータ記憶部に記憶された収集データを示す収集信号を地上基地局に送信することを示す送信指示を移動基地局部に出力することと、
    を含む制御方法。
  5. 検出したセンサデータを示すセンサ信号を複数回に亘って送信するセンサ装置の上空を飛行する自律無人航空機の制御プログラムであって、
    前記自律無人航空機が着陸したか否かを判定することと、
    前記自律無人航空機が着陸したと判定されたとき、センサデータ記憶部に記憶された収集データを示す収集信号を地上基地局に送信することを示す送信指示を移動基地局部に出力することと、
    を含む処理を、プロセッサに実行させることを特徴とする制御プログラム。
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