図1Aは、1または複数の開示されている実施形態が実施されることが可能である例示的な通信システム100を示している。通信システム100は、コンテンツ、たとえば音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などを複数のワイヤレスユーザに提供するマルチプルアクセスシステムであることが可能である。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。たとえば、通信システム100は、1または複数のチャネルアクセス方法、たとえば符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などを採用することができる。
図1Aに示されているように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク(CN)106、公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含むことができるが、開示されている実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定していることが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境において動作および/または通信を行うように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式のサブスクライバーユニット、ページャー、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家庭用電化製品などを含むことができる。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bを含むこともできる。基地局114a、114bのそれぞれは、CN106、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112などの1または複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェースを取るように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、Node−B、エボルブドNode−B(eNB)、ホームNode−B(HNB)、ホームeNB(HeNB)、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであることが可能である。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができることが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN104の一部であることが可能であり、RAN104は、その他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、たとえば基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどを含むこともできる。基地局114aおよび/または基地局114bは、特定の地理的領域内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、その地理的領域は、セル(図示せず)と呼ばれることもある。セルは、セルセクタにさらに分割されることが可能である。たとえば、基地局114aに関連付けられているセルは、3つのセクタに分割されることが可能である。したがって一実施形態においては、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルのそれぞれのセクタごとに1つのトランシーバを含むことができる。別の実施形態においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO:multiple-input multiple -output)技術を採用することができ、したがって、セルのそれぞれのセクタごとに複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信することができ、エアインターフェース116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であることが可能である。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されることが可能である。
より具体的には、上述したように、通信システム100は、マルチプルアクセスシステムであることが可能であり、1または複数のチャネルアクセススキーム、たとえばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどを採用することができる。たとえば、RAN104内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施することができ、この無線技術は、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))を使用してエアインターフェース116を確立することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/またはエボルブドHSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、ハイスピードダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/またはハイスピードアップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
別の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、エボルブドUTRA(E−UTRA)などの無線技術を実施することができ、この無線技術は、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。
その他の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、たとえばIEEE(登録商標) 802.16(すなわちWiMAX(worldwide interoperability for microwave access))、CDMA2000(登録商標)、CDMA2000 1X、CDMA2000EV−DO(CDMA2000 evolution- data optimized)、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(登録商標)(global system for mobile communications)、EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)、GSM/EDGE RAN(GERAN)などを実施することができる。
図1Aにおける基地局114bは、たとえばワイヤレスルータ、HNB、HeNB、またはAPであることが可能であり、局所的なエリア、たとえば事業所、家庭、乗り物、キャンパスなどにおけるワイヤレス接続を容易にするために、任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE 802.11などの無線技術を実施することができる。別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE 802.15などの無線技術を実施することができる。さらに別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用することができる。図1Aに示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、CN106を介してインターネット110にアクセスすることを求められないことが可能である。
RAN104は、CN106と通信状態にあることが可能であり、CN106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に提供するように構成されている任意のタイプのネットワークであることが可能である。たとえば、CN106は、コール制御、料金請求サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信などを提供すること、および/またはユーザ認証などのハイレベルセキュリティー機能を実行することが可能である。図1Aに示されていないが、RAN104および/またはCN106は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用しているその他のRANと直接または間接の通信状態にあることが可能であることが理解されるであろう。たとえば、CN106は、E−UTRA無線技術を利用している可能性があるRAN104に接続されていることに加えて、GSM無線技術を採用している別のRAN(図示せず)と通信状態にあることも可能である。
CN106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能することもできる。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、TCP/IPスイートにおけるトランスミッションコントロールプロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなるグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されている有線またはワイヤレスの通信ネットワークを含むことができる。たとえば、ネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用している可能性がある1または複数のRANに接続されている別のCNを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード機能を含むことができ、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、別々のワイヤレスリンクを介して別々のワイヤレスネットワークと通信するために複数のトランシーバを含むことができる。たとえば、図1Aに示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用している可能性がある基地局114a、およびIEEE 802無線技術を採用している可能性がある基地局114bと通信するように構成されることが可能である。
図1Bは、図1Aに示されている通信システム100内で使用されることが可能である例示的なWTRU102を示している。図1Bに示されているように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素(たとえば、アンテナ)122、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、グローバルポジショニングシステム(GPS)チップセット136、およびその他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、一実施形態との整合性を保持しながら、上述の要素同士の任意の下位組合せを含むことができることが理解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、マイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられている1もしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、集積回路(IC)、状態マシンなどであることが可能である。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102がワイヤレス環境において機能することを可能にするその他の任意の機能を実行することができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に接続されることが可能であり、トランシーバ120は、送信/受信要素122に接続されることが可能である。図1Bは、プロセッサ118とトランシーバ120を別々の構成要素として示しているが、プロセッサ118とトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ内に統合されることが可能である。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して、基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(たとえば、基地局114a)から信号を受信するように構成されることが可能である。たとえば、一実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されているアンテナであることが可能である。別の実施形態においては、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されているエミッタ/検知器であることが可能である。さらに別の実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および受信するように構成されることが可能である。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成されることが可能である。
加えて、送信/受信要素122は、図1Bにおいては単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用することができる。したがって、一実施形態においては、WTRU102は、エアインターフェース116を介してワイヤレス信号を送信および受信するために、複数の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するように、また、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されることが可能である。上述したように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがってトランシーバ120は、WTRU102が、たとえばUTRAおよびIEEE 802.11など、複数のRATを介して通信することを可能にするために複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に接続されることが可能であり、そこからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128へ出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、取り外し不能メモリ130および/または取り外し可能メモリ132など、任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすること、およびそれらのメモリにデータを格納することが可能である。取り外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、またはその他の任意のタイプのメモリストレージデバイスを含むことができる。取り外し可能メモリ132は、サブスクライバーアイデンティティーモジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。その他の実施形態においては、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリからの情報にアクセスすること、およびそのメモリにデータを格納することが可能である。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、また、WTRU102内のその他の構成要素への電力を分配および/または制御するように構成されることが可能である。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであることが可能である。たとえば、電源134は、1または複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118は、GPSチップセット136に接続されることも可能であり、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されることが可能である。WTRU102は、GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその情報の代わりに、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して位置情報を受信すること、および/または複数の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて自分の位置を特定することが可能である。WTRU102は、一実施形態との整合性を保持しながら、任意の適切な位置特定方法を通じて位置情報を得ることができる。
プロセッサ118は、その他の周辺機器138にさらに接続されることが可能であり、その他の周辺機器138は、さらなる特徴、機能、および/または有線接続もしくはワイヤレス接続を提供する1または複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。たとえば、周辺機器138は、加速度計、e−コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンドフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
図1Cは、図1Aに示されている通信システム100内で使用されることが可能である例示的なRAN104および例示的なCN106を示している。上述したように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE−UTRA無線技術を採用することができる。RAN104は、CN106と通信状態にあることも可能である。
RAN104は、eNB140a、140b、140cを含むことができるが、RAN104は、一実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のeNBを含むことができることが理解されるであろう。eNB140a、140b、140cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1または複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態においては、eNB140a、140b、140cは、MIMO技術を実施することができる。したがって、eNB140aは、たとえば、WTRU102aにワイヤレス信号を送信するために、およびWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。
eNB140a、140b、140cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されることが可能である。図1Cに示されているように、eNB140a、140b、140cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Cに示されているCN106は、モビリティーマネージメントエンティティー(MME)142、サービングゲートウェイ144、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、CN106の一部として示されているが、これらの要素のいずれかが、CNオペレータ以外のエンティティーによって所有および/または運営されることも可能であることが理解されるであろう。
MME142は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNB140a、140b、140cのそれぞれに接続されることが可能であり、コントロールノードとして機能することができる。たとえば、MME142は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの最初の接続中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当することができる。MME142は、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどのその他の無線技術を採用しているその他のRAN(図示せず)との間における切り替えを行うためのコントロールプレーン機能を提供することもできる。
サービングゲートウェイ144は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNB140a、140b、140cのそれぞれに接続されることが可能である。サービングゲートウェイ144は一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/WTRU102a、102b、102cから回送および転送することができる。サービングゲートウェイ144は、その他の機能、たとえば、eNB間でのハンドオーバ中にユーザプレーンを固定すること、WTRU102a、102b、102cにとってダウンリンクデータが利用可能である場合にページングをトリガーすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどを実行することもできる。
サービングゲートウェイ144は、PDNゲートウェイ146に接続されることも可能であり、PDNゲートウェイ146は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
CN106は、その他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。たとえば、CN106は、CN106とPSTN108との間におけるインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそうしたIPゲートウェイと通信することができる。加えて、CN106は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線またはワイヤレスのネットワークを含むことができる。
「資金援助者」とは、人(たとえば、WTRUのユーザ)であることが可能であり、その人は、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)のサブスクライバーであることが可能である。簡単にするために、資金援助者は、本出願においては「WTRU1」と呼ばれることが可能であり、そのWTRU1は、サービスにアクセスするために、および資金援助を開始するために使用されるデバイスであることが可能である。それにもかかわらず、その人(デバイスではない)は、資金援助者であることが可能であり、この人は、サービスにアクセスするために、および資金援助を開始するために、その他のデバイス(たとえば、パーソナルコンピュータ(PC))を使用することができる。同様に、「資金援助されるエンティティー」も、人、典型的にはPLMNサブスクライバー(たとえば、WTRUのユーザ)であることが可能である。簡単にするために、資金援助されるエンティティーは、本出願においては「WTRU2」と呼ばれることが可能であり、そのWTRU2は、資金援助されるイベントを消費するために使用されるデバイスであることが可能である。
ユーザは、アプリケーションサービスに関して別のユーザを資金援助することができる。資金援助者(WTRU1)、および資金援助されるイベントの受領者(WTRU2)が、同じモバイルネットワークオペレータ(MNO)のサブスクライバーであることが可能である場合の、またはWTRU2がMNOのサブスクライバーであることが可能ではない場合の統合。WTRU1のMNOと、APとの間におけるサービスコラボレーションが存在することが可能である。サービスコラボレーションを伴わないケースが存在することも可能であり、これは、ローミングシナリオ、ならびに、WTRU1のユーザおよびWTRU2のユーザが別々のMNOのサブスクライバーであることが可能であるケースを含む。
資金援助は、他者とのサービスの共有を可能にすることができる。1つの使用ケースにおいては、ユーザが、友人の家において友人を訪問する場合がある。訪問しているユーザは、有料ライブイベントストリーミングサービスへのアクセスを有する場合があり、友人のテレビジョン(TV)上でライブイベントを見たいと望む場合がある。別の使用ケースにおいては、ショーを見ているユーザが、公共交通機関上で友人と出会って、その友人のデバイス上でそのショーのプレゼンテーションを複製する場合がある。あるいは、ユーザは、その後の時点で(たとえば、1週間以内に)そのショーを見ようと誰かにデジタル招待状を送信する場合がある。すべてのケースにおいて、招待主が、関連付けられているサービス料金に対して責任を負う場合がある。アプリケーションプロバイダは、特定のレベルの使用まで何らかの形態の無料共有を可能にすることもできる。
アプリケーション資金援助に関連付けられている料金が資金援助者に適切に請求されることが可能であることを確実にするために、何らかのレベルの統合が定義されることが可能である。現在、資金援助情報は、資金援助がその他のエンドユーザによって申し出られることが可能である動的な状況に適用可能ではないと言える。
セルラーネットワークサブスクライバーは、ユーザデータアクセス、監視、および課金のためにセルラーネットワークと相互運用するための契約を有するアプリケーションを使用することに関して別のサブスクライバーを資金援助することができる。WTRU1は、資金援助を可能にする(場合によっては、これを一式のサービスに制限する)ために、自分のMNOとの間での事前契約を結ぶことができる。この情報は、MNOネットワーク(ホームサブスクライバーサーバ(HSS:home subscriber server)、サブスクライバープロファイルリポジトリ(SPR:subscriber profile repository)/ユーザデータリポジトリ(UDR:user data repository))内に格納されることが可能である。WTRU1は、別のユーザを資金援助することをアプリケーションサーバ(AS)に申し出ることができる。ASは、(ネットワークにおける、および潜在的にはWTRU2との間での)承認をチェックすること、ならびに、直接またはWTRU1を通じてWTRU2に適切なトリガー(たとえば、ハイパーリンク)を提供することによってその申し出を受けることが可能である。このシーケンスの一部は、事前に実行されることが可能である(たとえば、ASは、1回限りの資金援助トークン(sponsorship tokens)をWTRU1に事前に提供することができる。次いでWTRU1は、そのようなトークンを含むユニフォームリソースロケータ(URL)をWTRU2へその後の時点で通信することができる。その後に(たとえば、トリガーを受信した直後に、またはこのトリガーを受信した1週間後に)、WTRU2は、資金援助されるアプリケーションセッションを開始することができる。セッションサービス品質(QoS:quality of service)および課金構成中に、図2に示されているようなポリシーおよび課金ルール機能(PCRF:policy and charging rules function)240は、この資金援助が承認されることが可能であることを確実にするために資金援助者のプロファイルをチェックすることができる。次いでセッションは、進行することができる。その資金援助者は、資金援助されるセッションに関して後ほど課金されることが可能である。
本明細書において説明されているように、所与のアプリケーションサービスのユーザ同士の間における資金援助および共有をサポートする強化された3GPP CNオペレーションは、サービスそのものに適用されることが可能であるが、その上、ネットワークリソース使用(たとえば、サービスにアクセスするために十分なリソースを被資金援助者に提供すること)をカバーすることもできる。これは、たとえ被資金援助者のプランがこのレベルのサービスを可能にしていない場合でも、当てはまることができる。図2を参照すると、AS205は、既に3GPP CNオペレータとの間での契約を有していることが可能であり、これは、AS205が、サブスクライバープロファイルアクセス、QoS、および課金のためにCNとの間で相互運用することを可能にする。
ユーザプロファイル情報要素(IE)が、HSSまたはSPR/UDR内に格納されることが可能であり、このユーザプロファイル情報要素(IE)は、おそらくはアプリケーションごとに、ユーザによってその他のユーザを資金援助するための契約を指定し、ターゲットWTRU、有効時間、またはコストの点でのさまざまな制限を含む。資金援助に関連したアプリケーション固有の制限が、HSS245またはAS205において導入されることも可能である。たとえば、一片のコンテンツに対する同時に資金援助されるアクセスの数に対する制限が存在することが可能である。グループ資金援助に関連したさらなるサブスクライバープロファイルIE、および転送可能な資金援助トークンが含まれることも可能である。
エンドユーザは、アプリケーションサーバを含めて、別のユーザに資金援助を提案することができる。この資金援助は、サービスそのものに関するものであることが可能であるが、アクセスネットワークにおけるリソース割当てのコストをカバーすることもできる。このプロセス中に、AS205は、資金援助者ユーザプロファイルにアクセスし、このオペレーションが可能にされていることを確認し、次いで、その後の使用のために内部の被資金援助イベント記述子を作成することができる。AS205または資金援助者のいずれかは最後に、資金援助されるサービスにアクセスするための情報をオペレーションのWTRUターゲットに通信することができる。
AS205は、WTRUに資金援助トークンを提供することができ、WTRUは、資金援助されるイベントへのアクセスをその他のWTRUに与えるために、その資金援助トークンをそれらのWTRUに通信することができる。これらのトークンは、限られた範囲、使用回数、または有効期間を有することができる。これらのトークンは、AS205において、何らかの形態の事前に割り当てられた被資金援助イベント記述子に関連付けられることが可能である。資金援助トークンは、その他のWTRUへ転送可能であってもよく、または転送可能でなくてもよい。
WTRUは、別のユーザによって資金援助されるアプリケーションセッションを開始することができ、その場合、AS205は、このセッション開始を既存の被資金援助イベント記述子とマッチさせ、PCRF240を通じてセッションQoSおよび課金を構成し、区別できる課金キーを使用することによって、いかなる課金もその資金援助者に向けられることが可能であることを確実にする。PCRF240は、資金援助されるイベントが承認されることを確実にするために、資金援助者および資金援助されるWTRUの両方のサブスクライバープロファイルをチェックすることができる。承認された場合には、セッションは、ポリシーおよび課金実施機能(PCEF:policy and charging enforcement function)を通じて構成されることが可能である。AS235によるPCRF240を通じた事前承認チェックを可能にするために、AS205とPCRF240との間におけるRx参照ポイント235を介してメッセージが導入されることが可能である。
説明されているフローの諸部分は、独立して適用されることが可能であり、それによってサポートは、一方では、WTRUが別のWTRUとサービスを共有することを可能にすることができ、他方では、サポートは、WTRUが、別のWTRUに与えられるサービスに関して課金されることが可能となるようAS205がCNに要求することを可能にすることができる。
条件付きモードのWTRUベースの資金援助が実施されることが可能であり、それによってWTRUは、別のWTRUが既存のアカウントを使用してサービスにアクセスすることができない場合には自分がその別のWTRUのためにサービスを資金援助する準備が整っていることを表明する。
3GPP以外のコンテキストにおいては、QoS、課金、および、サブスクライバープロファイルへのアクセスのためにアクセスプロバイダネットワークと統合されたアプリケーションサービスは、WTRUベースの資金援助または共有を可能にすることができる。
3GPPの資金援助機能は、オペレーションを可能にするトークンを得たいという資金援助者WTRU1からの要求を含むことができる。被資金援助者WTRU2は、WTRU1の代わりにセッションの資金援助をAS205に行わせるためのトリガーの形態としてのトークンを(セッション開始時に)ASに提供することができる。
AS205と3GPP CNとの間における強化されたインターフェースは、課金イベントがAS205によって送信されることを可能にするために使用されることが可能であり、その場合、課金イベントは、実際のトラフィックには関連しておらず、AS205によって提供されるサービスに関連している。Rx参照ポイント235は、この機能をサポートするように修正されることが可能である。AS205と課金システムとの間における介在物としての(場合によっては、PCRFと、またはP−GWと統合されている)ゲートウェイ機能が実装されることが可能である。サードパーティーASと課金システムとの間において直接のインターフェースが確立されることが可能である。
同じMNOを伴うコラボレーティブケースに相当する第1の実施形態においては、WTRU1およびWTRU2は、MNO Yのサブスクライバーである。MNO YとAP Xとの間において、契約が存在する。
図2は、課金ノード210と相互接続されているアプリケーションサーバ(AS)205を含むネットワークアーキテクチャー200を示している。課金ノード210は、オンライン課金システム(OCS:online charging system)215およびオフライン課金システム(OFCS:offline charging system)220を含むことができる。アーキテクチャー200は、AS205と、モバイルノード(MN)などのワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)との間における相互接続を提供することができる。AS205および課金ノード210は、(オンライン課金用の)Mo参照ポイント225、および/または(オフライン課金用の)Mf参照ポイント230を介して直接相互接続されることが可能である。Mo参照ポイント225は、Diameterベースプロトコルに基づくRoインターフェースに基づくことが可能であり、Mf参照ポイント230は、Diameterベースプロトコルに基づくRfインターフェースに基づくことが可能である。アーキテクチャー200においては、サービス(またはコンテンツ)にアクセスすることに関連した料金は、Mo参照ポイント225およびMf参照ポイント230を介して伝達されることが可能である。
オフライン課金に関しては、Rfインターフェースは(したがって、Mf参照ポイント230も)、イベントベースの課金およびセッションベースの課金をサポートすることができる。AS205は、アカウンティングレコードタイプEVENTまたはSTART/INTERIM/STOPのアカウンティングデータを含むアカウンティング要求(ACR)メッセージを送信することができる。オンライン課金に関しては、Roは(したがって、Mo参照ポイント225も)、即座のイベント課金、ユニット予約を伴うイベント課金、およびユニット予約を伴うセッション課金をサポートすることができる。AS205は、credit−control−request(CCR)メッセージ(適切な値へのセットのCC−requested−typeを含む)を送信することができる。
AS205およびPCRF240課金インターフェース更新は、以降で説明されているように生じることが可能である。AS205は、Mo参照ポイント225またはMf参照ポイント230を介して第1のWTRUユーザ(WTRU1)に課金することができるため、ユーザ資金援助は、サービスおよび接続に関して別々に可能にされ得る。
1つの手順は、サービス資金援助(たとえば、AS205によって配信されるコンテンツのためのアクセスのコスト)に関して適用可能とすることができ、別の手順は、接続資金援助(たとえば、第2のWTRU(WTRU2)のために満足できる体感品質(QoE)を伴ってそのコンテンツを配信するために必要とされる優先トラフィック処理のためのコストに関して適用可能とすることができる。この手順は、サービスのユーザ資金援助(たとえば、コンテンツにアクセスするためのコスト)を含むことができ、これは、AS205によってMo参照ポイント225またはMf参照ポイント230を介して、WTRU2ではなく直接WTRU1に課金することによって、またはWTRU2に課金してWTRU1のアイデンティティーを資金援助者として含めることによって実行されることが可能である。OCS215およびOFCS220は、WTRU1に関する課金データレコード(CDR)を作成することができ、このCDRは、このCDRがWTRU2のユーザ資金援助に関連していることを示すIEを含む。したがって、WTRU1の請求書は、料金とともにこの情報に言及することができる。
別の手順は、AS205によってRxインターフェース235を介して、Rxメッセージ内でユーザ資金援助者アイデンティティーに言及することによって実行されるユーザ資金援助を含むことができる。
ユーザ資金援助タイプは、アプリケーションレイヤにおいてWTRU1によって制御されることが可能である。AS205へ送信されるユーザ資金援助要求において、ユーザ資金援助者は、サービスのみ、優先トラフィック処理(すなわち接続)のみ、ならびに、サービスおよび優先トラフィック処理という選択肢の中から資金援助のタイプを選択することができる。AS205は、WTRU1によって選択されたユーザ資金援助タイプに応じて、上述の手順を独立して使用することによって機能することができる。
このシステムは、OCS215に対するユーザ資金援助関連チェックを可能にすることができる。PCRF235は、WTRU1がユーザ資金援助を実行する上で十分なクレジットを有しているかどうかをチェックするために、OCS215に対する自分の既存のインターフェースを使用することができる。たとえば、WTRU1のためのユーザ資金援助割当量(たとえば、1カ月あたり最大で100メガバイトまでのデータトラフィックが資金援助されることが可能であること)を表すために、MNOによって特定のユーザ資金援助ポリシーカウンタがセットアップされることが可能である。
Rx参照ポイント235を介した資金援助者アイデンティティーの分類が生じることが可能である。通常の資金援助者(MNOとの間での資金援助契約を有するエンティティー)と、ユーザ資金援助者(たとえば、WTRU1などのサブスクライバー)との間において区別を行うために、Rxシグナリングが強化されることが可能である。PCRF240は、オペレータポリシーによって可能にされている場合には、資金援助される優先トラフィック処理プロファイルに関して承認チェックを実行することができ、その一方で、ユーザ資金援助に関する承認チェックは異なることが可能である(たとえば、このケースにおける承認は、WTRU1のサブスクライバープロファイルをチェックすることを必要とすることが可能である)。エンティティーとユーザ資金援助者との間におけるこの区別は、資金援助者アイデンティティーのフォーマット上でいくつかのヒューリスティックを使用することによって可能にされ得る(たとえば、移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)は、ユーザ資金援助のみのために使用されることが可能である)。それでもなお、これは、資金援助者アイデンティティー文字列を分析すること、ならびに、エンティティーアイデンティティーおよびユーザ資金援助者アイデンティティーの両方のフォーマット上にさらなる制限を課すことを必要とする場合があり、それは、システムに複雑さを加え、資金援助機能を不必要に制限する場合がある。
適切な分類のために、下記の例示的なメソッドが使用されることが可能である。これらは、資金援助者アイデンティティーの分類の実施態様の2つの例である。
Sponsored−Connectivity−Data::=<AVP Header:530>
[Sponsor−Identity]
[User−Sponsor−Identity]
(Sponsor−IdentityまたはUser−Sponsor−Identityのいずれかが存在することが可能である)
[Application−Service−Provider−Identity]
[Granted−Service−Unit]
[Used−Service−Unit]
*[AVP]
−または−
Sponsored−Connectivity−Data::=<AVP Header:530>
[Sponsor−Identity]
[Sponsor−Identity−Type]
[Application−Service−Provider−Identity]
[Granted−Service−Unit]
[Used−Service−Unit]
*[AVP]
第1の例においては、タイプUTF8Stringの新たなuser−sponsor−identityが使用されることが可能である。Sponsored−connectivity−dataは、唯一の資金援助者アイデンティティー属性値ペア(AVP)、(MNOとの間での資金援助契約を有するエンティティーに関しては)sponsor−identity、または(モバイルネットワークのサブスクライバーである資金援助者に関しては)user−sponsor−identityを含むことができる。
あるいは、第2の同等なエンコーディングが、一例として提供されることが可能であり、この場合、sponsor−identityは、両方のタイプの資金援助者に関して使用されることが可能であるが、新たな列挙されるAVP sponsor−identity−typeが、サポートされる値SPONSOR_TYPE_ENTITY(0)、すなわち、このAVPが存在しない場合の(下位互換性のための)デフォルト値、およびSPONSOR_TYPE_USER(1)を伴って付加されることが可能である。
第3の選択肢としては、AVP定義において変更はないが、資金援助者タイプを伝達する方法でSponsor−Identityを使用することに同意することがAPおよびMNOに委ねられる。たとえば、ユーザ資金援助者を識別するためのMSISDNまたはMSISDN@mnol.comまたはWTRUネットワークアクセス識別子(NAI)、およびエンティティー資金援助者を識別するためのその他の文字列である。
Mf参照ポイントを介した資金援助者アイデンティティーの分類が生じることが可能である。既存の被資金援助データ接続機能に関して、2つの展開シナリオが存在する。第1のシナリオにおいては、PCRFは、資金援助されるインターネットプロトコル(IP)フローのためにサービス固有の課金キーを割り振ることができる。結果として、その課金キーを使用して、アカウンティングレコードおよび使用データのその後の相関付けが実行されることが可能である。第2のシナリオにおいては、資金援助者識別子およびアプリケーションサービスプロバイダアイデンティティーが、PCRFからPCEFへのポリシー制御および課金(PCC:policy control and charging)ルール内に含まれることが可能であり、PCEFは、この情報を課金ノードに提供することができる。
この第2のシナリオにおいては、ユーザ資金援助者と、MNOとの間での契約を有するエンティティーとの間における区別を可能にするために、Mf参照ポイントシグナリング(これは、Rfシグナリングと同等であると想定される)が強化されることが可能である。結果として、課金ノード(たとえば、課金データ機能(CDF))は、アカウンティングレコードがユーザ資金援助者に関連している可能性があることに気づくことができ、その料金をこのユーザに適用することができる。
下記のものは、この分類の実施態様の一例である。Service−Data−Container AVPが、ACRメッセージ内に含まれることが可能である。Service−data−container AVPは、パケット交換(PS)情報AVP内に含まれることが可能であり、パケット交換(PS)情報AVPは、service−information AVP内に含まれることが可能であり、service−information AVPは、ACR内に含まれることが可能である。
Service−Data−Container::= <AVP Header:2040>
[AF−Correlation−Information]
[Charging−Rule−Base−Name]
[Accounting−Input−Octets]
[Accounting−Output−Octets]
[Accounting−Input−Packets]
[Accounting−Output−Packets]
[Local−Sequence−Number]
[QoS−Information]
[Rating−Group]
[Change−Time]
[Service−Identifier]
[Service−Specific−Info]
[SGSN−Address]
[Time−First−Usage]
[Time−Last−Usage]
[Time−Usage]
*[Change−Condition]
[3GPP−User−Location−Info]
[3GPP2−BSID]
[Sponsor−Identity]
[User−Sponsor−Identity]
(Either Sponsor−Identity or User−Sponsor−Identity may be present)
[Application−Service−Provider−Identity]
−または−
Service−Data−Container::=<AVP Header:2040>
[AF−Correlation−Information]
[Charging−Rule−Base−Name]
[Accounting−Input−Octets]
[Accounting−Output−Octets]
[Accounting−Input−Packets]
[Accounting−Output−Packets]
[Local−Sequence−Number]
[QoS−Information]
[Rating−Group]
[Change−Time]
[Service−Identifier]
[Service−Specific−Info]
[SGSN−Address]
[Time−First−Usage]
[Time−Last−Usage]
[Time−Usage]
*[Change−Condition]
[3GPP−User−Location−Info]
[3GPP2−BSID]
[Sponsor−Identity]
[Sponsor−Identity−Type]
[Application−Service−Provider−Identity]
第1の例においては、タイプUTF8Stringの新たなuser−sponsor−identityが使用されることが可能である。Sponsored−connectivity−dataは、(MNOとの間での資金援助契約を有するエンティティーに関しては)sponsor−identity、または(モバイルネットワークのサブスクライバーである資金援助者に関しては)user−sponsor−identityを含むことができる。
あるいは、第2の同等なエンコーディングが、一例として提供されることが可能であり、この場合、sponsor−identityは、両方のタイプの資金援助者に関して使用されることが可能であるが、新たな列挙されるAVP sponsor−identity−typeが、サポートされる値SPONSOR_TYPE_ENTITY(0)、すなわち、このAVPが存在しない場合の(下位互換性のための)デフォルト値、およびSPONSOR_TYPE_USER(1)を伴って付加されることが可能である。
別の選択肢としては、AVP定義においては変更なしとすることができるが、資金援助者タイプを伝達する方法(たとえば、ユーザ資金援助者を識別するためのMSISDNまたはMSISDN@mnol.comまたはWTRU−NAI、およびエンティティー資金援助者を識別するためのその他の文字列)でsponsor−identityを使用することに同意することがAPおよびMNOに委ねられることが可能である。
Mo参照ポイントを介した資金援助者アイデンティティーの分類が生じることが可能である。Mf参照ポイントに関して(すなわち、オフライン課金ケースに関して)上述した強化は、Mo参照ポイントに関して(すなわち、オンライン課金ケースに関して)も適用可能とすることができる。なぜなら、service−data−container AVPは、credit−control−requestメッセージ内に含まれることも可能であるためである。
MNOによって所有されるASが生じることが可能である。この実施形態は、ASがMNOによって所有され展開されるケースに拡張されることが可能である。このケースにおけるソリューションの実際のシグナリングにおいては、変更はない。
マイナーな強化の例は、「資金援助許可がASを関与させている」という部分においてWTRU1の承認をチェックするためにASは典型的にはPCRFと対話することはないことを含む。
同じMNOを伴う、コラボレーティブケースに相当する第2の実施形態においては、WTRU1およびWTRU2は、MNO Yのサブスクライバーである。MNO YとAP Xとの間において、契約が存在する。
ASが課金ノードと相互接続されるアーキテクチャーが構成されることが可能である。Mo/Mfを介したASと課金ノードとの直接相互接続が、ASによってユーザに直接課金するために使用されることが可能であり、ユーザ資金援助者は、サービスのみ、優先トラフィック処理のみ、またはそれらの両方を資金援助することができる。ASは、MNOによって所有され展開されることが可能である。
図3Aおよび図3Bは、ともに併せて、ASがMNOによって所有され展開されることが可能であるユーザ資金援助手順300のメッセージフロー図である。ユーザは、同じMNOの別のサブスクライバーのためにアプリケーションセッションを資金援助することができる。コンテキスト情報がネットワーク構造のために提供されることが可能であり、そこでは、ASがモバイルネットワークとの間での契約を有する。WTRU1およびWTRU2は、同じモバイルネットワークのサブスクライバーであることが可能である。
WTRU1は、MNOに対する契約を有するASによって提供されるサービスにアクセスすることができる。WTRU1は、ホームネットワーク内に存在していることが可能であり、またはローミングしていることが可能である。WTRU2は、同じMNOのサブスクライバーであることが可能である。WTRU2は、ホームネットワーク内に存在していることが可能である。WTRU1は、たとえば、ASによって提供される映画サービスからの特定の映画のストリーミング、またはこのサービスからの任意の映画のストリーミングなどのアプリケーションセッションを2週間以内に最大で4時間にわたって資金援助しようと努めることができる。
図3Aに示されているように、WTRU1のユーザプロファイルにおいて、および/またはASにおいて、ユーザ資金援助データが構成されることが可能である(302)。WTRU1は、WTRU2からアイデンティティーおよび承認を得ることができ、WTRU1は、代わりに、WTRU2を関与させることなく、WTRU2のユーザまたはWTRU2そのもののアイデンティティーを得ることもできる(304)。WTRU2のユーザ資金援助が開始されることが可能である(サービス資金援助タイプパラメータまたは接続資金援助タイプパラメータのうちの少なくとも1つ)(306)。ASは、(HSS、SPR、またはUDRから)承認されたユーザ資金援助オペレーションをWTRU1サブスクライバーが有しているかどうかをチェックすることができる(308)。ASは、サービストリガーをWTRU2に提供することができ、またはASは、トリガーをWTRU1に提供することができ、WTRU1は、そのトリガーをWTRU2に提供する(310)。WTRU1は、(おそらくは事前に、たとえばサインアップ時に、または毎月)資金援助トークンを得ることができ、その資金援助トークンは、範囲/時間において制限されること(およびサービス資金援助タイプまたは接続資金援助タイプのうちの少なくとも1つに関連付けられること)が可能である(312)。WTRU1は、WTRU2へのトリガー(たとえば、トークンを含むURL)を提供することを、おそらくはそうするための承認をWTRU2に要求した後に行うことができる(314)。
図3Bに示されているように、WTRU2は、トリガー(たとえば、埋め込まれているトークン(埋め込みトークン(embedded token))を伴うハイパーリンク)を使用して、資金援助されるセッションを開始することができる(316)。ASは、(たとえばトークンを使用して)セッションを資金援助者とマッチさせることができる(318)。ASは、課金システムと対話すること(たとえば、オフライン課金のための強化されたアカウンティングレコードメッセージ、またはオンライン課金のための強化されたクレジットコントロール要求を送信すること)が可能であり、ASは、(現在または後ほどセッション中またはセッション後に生じる)イベントベースの対話、またはセッションベースの対話を使用することができる(320)。この対話は、サービスコストが(WTRU1がサービスを資金援助することを選択した場合には)WTRU1に、またはそうでなければWTRU2のユーザに課金されることが可能であることを確実にすることができる。ASは、WTRU1のユーザが接続を資金援助することを選択した場合にはユーザ資金援助者としてWTRU1のユーザを含めて、このセッションに関するネットワークリソースをRxインターフェースを介してPCRF(QoS、課金)に要求することができる(このケースにおいては、プロセスの一部として、ASおよび/またはPCRFは、資金援助が許可されているかどうかを確認するためにWTRU1のおよびWTRU2のプロファイル情報をチェックすることができる)(322)。PCRFは、PCCルールをPCEFへ送信すること、およびQoSルールをアクセスネットワークノードへ送信することが可能である。オンラインケースにおいては、PCRFは、ユーザ資金援助のためにWTRU1のクレジット残高をチェックする目的でSyインターフェースを使用することができる。ASは、WTRU2に応答して、サービスの配信を進めることができる(324)。PCEFは、セッション使用情報を課金エンティティーに通信することができる(326)。資金援助される接続に関する課金は、WTRU1に請求するために後ほど使用されることが可能であり、またはWTRU1の前払いから差し引かれることが可能である(328)。
図3Cおよび図3Dは、ともに併せて、資金援助要求手順330のメッセージフロー図である。図3Cに示されているように、アイデンティティー、ならびに、特定のサービスに関して資金援助する/資金援助される意志および能力についてやり取りするために、WTRU1とWTRU2との間において(オフラインおよび/またはオンラインで)最初の通信が確立されることが可能である(332)。WTRU1は、資金援助要求メッセージ(ターゲット:WTRU2、範囲:特定のコンテンツ、持続時間、コスト、時間ウィンドウなど)をASへ送信して、WTRU2を資金援助することを申し出ることができ、WTRU2のアイデンティティー、ならびに資金援助に関する範囲情報(たとえば、特定のコンテンツまたは特定のカテゴリーのコンテンツへのアクセスとしての、コストまたはサービス持続時間の点での制限)を提供することができる(334)。この要求は、アプリケーションレイヤにおいて実行されることが可能であり、サービスは、この資金援助機能に関して明示的なサポートを有することができる。
資金援助要求を受信すると、ASは、WTRU1が別のユーザを資金援助することを承認されていることをチェックすることができる。このチェックの目的は、ユーザ体験を強化することである。一般に、この段階で手順を停止することは、その後にWTRU2がアプリケーションセッションを開始する時点で手順が失敗するのにまかせるよりもユーザフレンドリーである場合がある。このチェックは、いくつかの方法で実行されることが可能である。
第1の選択肢(336)においては、UDRが使用されることが可能である。ASは、資金援助に関連したWTRU1プロファイル情報を求めてUDRにクエリーを行って、WTRU1がWTRU2を資金援助することを承認されていることを確認することができる。
第2の選択肢(338)においては、ASは、資金援助に関連したWTRU1プロファイル情報をHSSから得ることができる。
図3Dに示されているように、第3の選択肢(340)においては、ASは、PCRFに事前承認を求めることができる。次いでPCRFは、SPR/UDRからWTRU1プロファイル情報を得ること、WTRU2を資金援助するための自分の承認をチェックすること、およびASに応答することが可能である。これは、ASとRxとの間におけるPCRFおよびRx参照ポイントに対する変更(たとえば、新たなセッションを作成すること、または既存のセッションを修正することの代わりに、その後のセッションの事前承認を要求するためのAARメッセージに対する修正)を必要とする場合がある。
この資金援助されるイベントが承認されていることを確認するために、WTRU2のユーザプロファイルが使用されることも可能である。たとえば、資金援助されるイベントの最近の履歴は、WTRU2の資金援助される割当てが超過されていることを示すこと(そのような割当てがASによって課されていると想定した場合)が可能である。
ASは、このチェックをより早期に、たとえば、WTRU1がサービスにサインオンして、資金援助を可能にするようにアプリケーションアカウントを構成した時点で実行することができ、それによってASは、この結果をキャッシュすることができる。ASは、このチェックを省略することができ、その結果、WTRU2は、WTRU1がこのサービスに関してWTRU2を資金援助することを承認されていない場合には、資金援助されるサービスを拒否される場合がある。
ASは、いくつかの課金が関与している場合などに、WTRU1に確認を要求することができる(342)。WTRU1は、確認する前に最終的な課金を見直すことができる。これは、WTRU2が適切なIP接続プランを有していない場合に必要とされることがあるあらゆる不測の追加料金を含むことができる。ASは、WTRU1に確認を要求することができる。ASは、その後の使用のために内部の被資金援助イベント記述子を作成することができる(344)。ASは、WTRU1およびWTRU2のアイデンティティー、トークン、トリガーURL、アプリケーションレベル範囲、資金援助されるイベントを消費する上での有効期日、ならびに許可されたサービス持続時間のうちのすべてまたはいくつかをイベント記述子内に含めることができる。
ASは、肯定的なまたは否定的な成功コードを用いてWTRU1に応答することができる(346、348)。成功のケースにおいては、ASは、トリガー(たとえば、資金援助されるイベントを識別するトークンを含む、資金援助されるコンテンツへのハイパーリンク)を、(たとえば、ショートメッセージサービス(SMS)を使用して)WTRU2に提供することができる(346)。ASは、この情報をWTRU1への応答内に含めて提供することができ、WTRU1は、それを、たとえば近距離無線通信、SMS、またはEメールを使用して、WTRU2へ送信することができる(346)。
図3Eおよび図3Fは、ともに併せて、被資金援助セッション開始のための手順350のメッセージフロー図である。図3Eに示されているように、WTRU2は、たとえば、トークンを含むハイパーリンクをたどることによって、資金援助されるアプリケーションセッションを開始することができる(352)。資金援助されるアプリケーションセッションを開始しようという決断は、WTRU2のユーザによって開始されることが可能である(たとえば、資金援助されるショーを都合のよい時間に見ること)。WTRU1のユーザは、進行中のライブショーを共有するためにWTRU2のユーザを資金援助することができる。WTRU2は、資金援助開始プロセスが完了されるとすぐにサービスを受信し始めることができる。資金援助されるアプリケーションは、ASによって開始されることも可能である(たとえばASは、資金援助されるライブショーが開始したときにSMSをWTRU2へ送信することができる)。WTRU2からアプリケーションセッション要求を受信すると、ASは、たとえば、WTRU2によって使用されるサービスURL内に含まれているトークンを使用して、このトークンを、AS上に格納されている被資金援助イベント記述子データ構造とマッチさせることによって、このセッションをその資金援助者とマッチさせることができる(354)。ASは、進行する前に承認チェックを実行することができる。たとえば、承認チェックは、同じビデオショーを同時に資金援助しすぎることを防止することができ、資金援助機能の悪用を防止することができる。ASは、QoSおよび課金のためにアプリケーションセッションを構成するためにPCRFと通信することができる(たとえば、Rxを介したAARメッセージ)。たとえば、セッション識別子と、課金キーと、資金援助者アイデンティティーと、アプリケーションサービスプロバイダアイデンティティーと、資金援助に関連したその他のパラメータとを含むことができるAARメッセージが送信されることが可能である(356)。
PCRFは、この資金援助されるイベントが承認されていること(たとえば、WTRU1のプロファイルが、この特定のサービスの資金援助を承認していること)を確実にするために、(SPR/UDRから)資金援助者のプロファイルをチェックすることができる(358)。たとえば、WTRU2は、資金援助されることが可能であるWTRUのホワイトリストの一部であることが可能である。この同じテストのための入力としてWTRU2プロファイルが使用されることも可能である(たとえば、WTRU2が、所与の期間内にあまりにも多くの回数にわたって資金援助されている場合には、資金援助されるイベントが承認されないことが可能であり、および/またはWTRU2のデータプランが、必要とされているQoSをサポートしていない場合には、WTRU1プロファイルは、追加料金が許容可能であるかどうかを示すことができる)。PCRFは、PCEFを通じてセッションを構成することができる。PCEFは、OCSまたはOFCSなどの課金システムノードと、OCSへのGyインターフェースを介して、またはOFCSへのGzインターフェースを介して対話することができる。
PCRFは、WTRU1およびWTRU2プロファイルに、ならびにASからの要求において提供される情報に基づいて、資金援助者に対するWTRU1承認を評価することができる(360)。PCRFは、現在のセッションに関する課金キーを含むASに対する応答(たとえば、AA回答)を送信することができる(362)。
図3Fに示されているように、PCRFは、セッションのフローを構成するPCEFに対する要求(たとえば、ルーティングエリア(RA)要求)を送信することができる(364)。PCEFは、QoSルールをインストールまたは修正すること(366)、およびPCRFへ応答を送信すること(368)が可能である。PCEFは、(この資金援助されるイベントに関してWTRU2のための特定の課金キー、または別法として、アプリケーションサービスプロバイダアイデンティティーと資金援助者アイデンティティーとに関連付けられているWTRU2のための課金キーを使用して、)課金キーに関連した課金情報を送信することができる(370)。資金援助されるイベントに関する課金は、WTRU1のサブスクライバーに請求するために後ほど使用されることが可能であり、またはWTRU1のサブスクライバーの前払いから差し引かれることが可能である(372)。
複数のWTRUが同時にサポートされることが可能である。たとえば、イベントの主催者は、そのイベントに存在するすべてのユーザに向けたサービスを資金援助することができる。ASは、グループ資金援助をサポートすることができる。すなわち、ASは、複数のエンドユーザに関して有効なトークンを提供して処理することができる。たとえばASは、最大で1,000人のエンドユーザに関して有効なトークンを、彼らが、資金援助されるセッションを単一の有効期日中に開始する限り、発行することができる。さらに、そのトークンは、WTRU1(またはAS)によってすべての受領者に提供されることが可能である。たとえば、WTRU1は、すべての意図されている受領者に複数のSMSメッセージを送信することができ、または別法として、トークンをウェブまたはイントラネットページ上にポストすることができる。WTRU1のサブスクライバープロファイルは、グループ資金援助を有効にする/無効にするための、またはグループ資金援助に制限を課すための新たなIEを含むことができる。たとえば、グループ資金援助に関する受領者の最大数が含まれることが可能であり、および/またはグループ資金援助に関するコスト制限が有効にされることが可能である。これらの情報要素は、単一のアプリケーションの範囲を有すること、またはすべてのアプリケーションに関してグローバルであることが可能である。
転送可能なトークンがサポートされることも可能である。すなわち、トークンは、WTRU2からWTRU3へ送信されることが可能である。次いでWTRU3は、そのトークンを使用して、サービスを消費する。たとえば、ユーザが、資金援助されるサービスへのリンク(たとえば、ライブスポーツイベントへのアクセス)を友人に誕生日ギフトとして送信するが、この友人は、そのショーを見る時間がなく、そのリンクを自分の息子に転送しようと決める(その息子は、そのショーを自分自身のデバイス上で別のサブスクリプションのもとで見ることになる)。
図3Aおよび図3Bに提示されているメッセージフローは、転送されるトークンに適用されることが可能である。トークンは、ASにおいて転送可能または転送不能としてマークされることが可能である。たとえば、WTRU1は、宛先WTRU2アイデンティティーを「WTRU1サブスクライバーがWTRU2の資金援助を開始する」要求内に含めて提供することによって、転送不能なトークンをASに要求することができる。WTRU1は、WTRU2のアイデンティティーをその要求内に含めないことが可能である。ASは、転送可能なトークンをWTRU1に提供する前に、WTRU1がそれらのトークンを得ることを許可されているかどうかをチェックすることができる。WTRU2または別のWTRU3が、転送されたトークンを使用してサービスにアクセスした場合には、ASは、そのトークンを、資金援助されるセッションと照合し、WTRU1からのオリジナルの資金援助要求内でWTRU2が明確に言及されていた場合には、WTRU3からの要求を拒否することができる。明確な指示がない場合には、資金援助されるサービスは、さらに進むことができる。
ASは、資金援助のターゲットが特定されていないトークンを提供することができる(たとえば、ASが一式の月極トークンをWTRU1に提供する前述のケース)。このケースにおいては、ASは、転送されるトークンと同様の方法で、WTRU2/WTRU3からのサービス要求を処理することができる。この状況においては、(アプリケーションごとの、および/またはコスト制限に関連付けられている)転送可能な資金援助を有効にすること/無効にすることを含めるために、さらなるサブスクライバープロファイルIEが利用されることが可能である。
上述の手順の部分的な適用が実行されることも可能である。たとえば、上述の手順のうちのより少ないステップが独立して実行されることが可能である。共有は、課金に焦点を合わせることなく生じることが可能であり、ユーザ資金援助は、予備的なやり取りの間に生じることが可能である。
課金に対する影響を伴わない共有に関しては、資金援助は、共有と置き換えられることが可能である。WTRU1は、(おそらくは、WTRU1のデバイス上で現在再生されているショーと同期化されている)ライブショーおよび/またはそのショーのストリーミングへのアクセスなど、サービスへのアクセスを可能にするためにWTRU2にトークンを提供することができる。
トークンのやり取りは、上述のように生じることが可能である。WTRU2は、ASとの間でのアプリケーションセッションを開始することができる。ASは、トークンを共有トークンと解釈することができる。ASは、PCRFへ送信されるセッションセットアップメッセージ(たとえば、AAR)内に資金援助者アイデンティティーを含めないことが可能である。アプリケーションセッションQoSおよび課金は、上述のように処理されることが可能である。
条件付きの資金援助が生じることも可能である。条件付きの資金援助に関しては、WTRU1は、WTRU2、および必要な場合には資金援助者のみとセッションを共有したいと希望する。たとえば、WTRU2が既に、ASによって提供されるサービスの月極サブスクライバーである場合には、典型的には、WTRU1がWTRU2を資金援助する必要はない。条件付きの資金援助は、ASにおいて(すなわち、アプリケーションレイヤにおいて)実施されることが可能である。アプリケーションは、WTRU2が既にサービスのサブスクライバーであるかどうか、およびWTRU2がメンバーであるかどうかをチェックし、アプリケーションは、資金援助者アイデンティティーを、PCRFに向けたセッションセットアップメッセージ(たとえばDiameter AAR)内に含めて提供しないことが可能である。WTRU2がサブスクライバーではない場合には(またはWTRU2のサブスクリプションが、WTRU1がWTRU2と共有したいと望む特定のサービスを含んでいない場合には)、資金援助は、たとえば上述のフローに従って、進行することができる。
ユーザが予備的なやり取り(たとえば、統合されたアカウントのためのサポート)を伴わずに資金援助を行っている状況においては、ASは、WTRU2がWTRU1によって資金援助されていることを事前に知ることができる。たとえば、別々のサブスクリプションを有する何人かの家族が、単一のアカウントを使用して単一のサービスにアクセスしようと決める場合がある。そのような単一のアカウントは、これらの特定の他のユーザのためのすべてのサービスアクセスを資金援助するように構成されることが可能である。これをサポートするためには、ユーザサブスクライバープロファイルは、特定のパラメータ(たとえば、Yというコスト制限内で(または無限のコスト制限を伴って)アプリケーションXに関する資金援助を行うためのWTRUのリスト)を含むことができる。
この説明の応用例は、一般的な、非3GPP固有のコンテキストに関して提供されている。QoSおよび課金を提供する、およびサードパーティーアプリケーションプロバイダのための統合フックを提供するアクセスネットワークオペレータは、ユーザ資金援助および共有をサポートするように強化されることが可能である。
図4は、アプリケーションサービスプロバイダ405がアクセスプロバイダネットワーク410との間での契約を確立することができるアーキテクチャーコンテキスト400を示している。この契約の一部として、アプリケーションサービスプロバイダ405は、アクセスプロバイダネットワーク410を介してサービスにアクセスするWTRU(たとえば、WTRU1およびWTRU2)のためのQoSおよび課金を制御することができる。アプリケーションサービスプロバイダ405は、サブスクライバープロファイルの一部分にアクセスすることもできる。
図5Aおよび図5Bは、ともに併せて、ユーザベースの資金援助を実施する手順500のハイレベルメッセージフロー図である。
図5Aに示されているように、第1のフェーズ(505)において、時刻t0に(たとえば、サブスクリプション時に)、WTRU1サブスクライバープロファイルは、資金援助が承認されている(場合によっては、いくつかは制限を伴って、サービスごとに、ターゲットWTRUごとに、ソースWTRUごとになど)ことを示すように更新されることが可能である。この更新は、サブスクライバー(たとえば、ウェブサービスを通じて)、またはアクセスネットワークオペレータ(たとえば、契約に基づいて)によって入力されることが可能である。ASおよび/またはサブスクライバープロファイルは、さらなる資金援助関連サービス設定(たとえば、同じコンテンツに対して同時に資金援助されるアクセスの最大数を保持することができる。
第2のフェーズ(510)において、時刻t1に、WTRU1サブスクライバーがWTRU2を資金援助したいと望む場合には、資金援助許可は、ASを関与させることが可能である。WTRU1は、WTRU2からアイデンティティーおよび場合によっては承認を得ることができる(その代わりに、WTRU1は、WTRU2を関与させることなく、WTRU2のアイデンティティーを得ることもできる)(515)。WTRU1サブスクライバーは、WTRU2の資金援助を開始することができる(520)。ASは、(QoS/課金コントロールから、またはサブスクライバープロファイルから)WTRU1サブスクライバーがこの種類のオペレータを承認しているかどうかをチェックすることができる(525)。ASは、サービストリガーをWTRU2に提供することができ、またはASは、トリガーをWTRU1に提供することができ、WTRU1は、そのトリガーをWTRU2に提供することができる(530)。代替の第2のフェーズ(535)において、時刻t1に、WTRU1サブスクライバーがWTRU2を資金援助したいと望む場合には、資金援助許可は、ASを関与させないことが可能である。おそらくは事前に(たとえばサインアップ時に、または毎月)、WTRU1は、資金援助トークンを得ることができ、その資金援助トークンは、範囲/時間において制限されることが可能である(540)。WTRU1は、WTRU2へのトリガー(たとえば、トークンを含むURL)を提供することを、おそらくはそうするための承認をWTRU2に要求した後に行うことができる(545)。
図5Bに示されているように、第3のフェーズ(550)において、時刻t2に、WTRU2サブスクライバーが、資金援助されるセッションを開始したいと望む場合には、WTRU2は、トリガー(たとえば、埋め込みトークンを伴うハイパーリンク)を使用して、資金援助されるセッションを開始することができる(555)。ASは、(たとえばトークンを使用して)セッションを資金援助者とマッチさせることができる(560)。ASは、QoS/課金のためにセッションを構成することができる(565)。プロセスの一部として、ASは、資金援助が許可されているかどうかを確認するために資金援助者(WTRU1サブスクライバー)のプロファイル情報をチェックすることができる。セッションを構成するためにQoS/課金コントロールが使用されることが可能である(570)。ASは、WTRU2に応答して、サービスの配信を進めることができる(575)。
アプリケーションプロバイダは、WTRU1の代わりにWTRU2を資金援助することができる。資金援助者は、3GPP CNの観点からは、アプリケーションプロバイダであると言える。WTRU1は、WTRU1の代わりにWTRU2を資金援助するようASをトリガーすることができる。HSSおよび/またはSPR/UDR内のサブスクライバープロファイルは、(ASが資金援助トークンを許可する前にチェックすることができる)資金援助関連構成を依然として含むことができ、および/またはASは、この情報をすべて内部に格納することができる。
第1の例、すなわち、ユーザベースの資金援助においては、WTRUは、固定された基準で課金されることが可能である。WTRU1は、ASによって提供されるサービスのサブスクライバーとして、(典型的には、資金援助されるイベントの最大コスト制限または最大数内で)無料でまたは固定された追加サブスクリプション料金の一部として他のWTRUを資金援助する資格が与えられることが可能である。3GPP CNの観点からは、アプリケーションプロバイダは、WTRUを資金援助することができる。内部では、ASは、(たとえば、資金援助されるイベントのカウントおよび/またはサービスコストの合計を保持することによって、)資金援助に関する認められた制限内にWTRU1がとどまることを確実にすることができる。
図6Aおよび図6Bは、ともに併せて、アプリケーションプロバイダが別のWTRUの代わりにWTRUサービスを資金援助するための手順600のハイレベルメッセージフロー図である。資金援助は、無料、または固定されたサブスクリプションパッケージの一部であるため、ASは、資金援助されるセッションのコストがWTRU1の請求書内に統合されることが可能であることを確実にすることを必要としないことが可能である。
図6Aに示されているように、第1のフェーズ(605)において、時刻t0に(たとえば、サブスクリプション時に)、HSS/SPR/UDR上のWTRU1サブスクライバープロファイルは、資金援助に関連したIEを投入されることが可能である。AS上のWTRU1サブスクライバープロファイルが、そのようなIEを投入されることも可能である。
第2のフェーズ(610)において、時刻t1に、WTRU1サブスクライバーがWTRU2を資金援助したいと望む場合には、資金援助許可は、ASを関与させることが可能である。WTRU1は、WTRU2からアイデンティティーおよび場合によっては承認を得ることができる(その代わりに、WTRU1は、WTRU2を関与させることなく、WTRU2のアイデンティティーを得ることもできる)(615)。WTRU1サブスクライバーは、WTRU2の資金援助を開始することができる(620)。ASは、(AS内で、またはPCRFを通じてUDR、HSS、もしくはSPRから)WTRU1サブスクライバーがこの種類のオペレータを承認しているかどうかをチェックすることができる(625)。ASは、サービストリガーをWTRU2に提供することができ、またはASは、トリガーをWTRU1に提供することができ、WTRU1は、そのトリガーをWTRU2に提供することができる(630)。代替の第2のフェーズ(635)において、時刻t1に、WTRU1サブスクライバーがWTRU2を資金援助したいと望む場合には、資金援助許可は、ASを関与させないことが可能である。おそらくは事前に(たとえばサインアップ時に、または毎月)、WTRU1は、資金援助トークンを得ることができ、その資金援助トークンは、範囲/時間において制限されることが可能である(640)。WTRU1は、WTRU2へのトリガー(たとえば、トークンを含むURL)を提供することを、おそらくはそうするための承認をWTRU2に要求した後に行うことができる(645)。
図6Bに示されているように、第3のフェーズ(650)において、時刻t2に、WTRU2サブスクライバーが、資金援助されるセッションを開始したいと望む場合には、WTRU2は、トリガー(たとえば、埋め込みトークンを伴うハイパーリンク)を使用して、資金援助されるセッションを開始することができる(655)。ASは、(たとえばトークンを使用して)セッションを資金援助者とマッチさせることができる(660)。ASは、WTRU1の内部のプロファイル内の(または別法として、HSS/UDR/SPR内の)資金援助使用を更新することができる。ASは、アプリケーションプロバイダを資金援助者として使用して(資金援助される接続に関する通常の手順に従って)PCRF(QoS、課金)においてセッションを構成することができる(665)。ASは、WTRU2に応答して、サービスの配信を進めることができる(670)。
資金援助者WTRUは、資金援助されるセッションごとに課金されることが可能である。WTRU1のユーザは、固定された支払いの範囲外で他のWTRUを資金援助している。たとえば、各セッションのコストは、被資金援助者の使用の実効時間に基づく。さまざまな支払いモデルが使用されることが可能である(たとえばWTRU1は、一定のコストまでは無料で他のWTRUを資金援助し、次いで超過使用に関しては支払いを行うことができる)。アプリケーションプロバイダは、(3GPP CNの観点からは)実質的にセッションを資金援助している。したがってASは、何らかの種類の課金イベントを使用して、課金をWTRU1のサブスクライバーへ向け直すことが必要である。これらの課金イベントは、PCEFを通る実際のセッションには関連しておらず、代わりに1回限りのコスト(単発のイベント)を示すか、または時間ベースの課金イベントの開始もしくは終了を示す。
課金イベントの実施態様の一例においては、Rxインターフェースは、課金イベントがASによってPCRFへ送信されることを可能にする(たとえば、XXX、サービスのコストをWTRU1に課金する)ように強化されることが可能である。課金イベントは、PCRFおよびPCEFを通じて課金サーバへ伝達されることが可能である。より詳細には、新たな「Charging−Event−Type」属性値ペア(AVP)タイプが定義されて、「1回限り」、「開始」、および「停止」などの値を有することが可能である。このAVPは、課金イベントを表すために(ASからPCRFへの)AA要求コマンドにおいて使用されることが可能である。セッションID値またはレンジは、課金イベントタイプに関連させるために確保されることが可能である(すなわち、このセッションIDが実際のセッションに関連することはない)。
ASは、オフライン課金システムおよび/またはオンライン課金システムとの間での直接相互接続を有することができる。サードパーティーASと課金システムとの間におけるこれらの新たなインターフェースは、課金トリガー機能(AS)とオンライン課金機能との間におけるRo、および課金トリガー機能(AS)とオフライン課金機能との間におけるRfを含む参照ポイントに基づくことが可能である。
ASは、課金ゲートウェイを通じて課金システムと相互接続することができる。この課金ゲートウェイは、課金機能への参照ポイントに対する課金トリガー機能の役割を有することができる。ASと課金ゲートウェイとの間において、参照ポイントが導入されることが可能である。この参照ポイントは、Ro、Rf、またはこれらの参照ポイントの機能のサブセットを実施することができる。
図7A、図7B、および図7Cは、課金イベントがサードパーティーASによって3GPP CNへ送信されることを可能にすることのアーキテクチャー図を示している。
図7Aにおいては、強化されたRxインターフェース705が、1回限りの課金コマンドなどの課金イベントがAS710によってPCRF715へ送信されることを可能にすることができる。
図7Bにおいては、オンライン課金機能(OCF)720、および/または、課金データ機能(CDF)725などのオフライン課金機能への直接相互接続が、AS730によって課金イベントを送信するために使用されることが可能である。
図7Cにおいては、課金ゲートウェイ745を通じたOCF735および/またはCDF740への間接相互接続が、AS750によって課金イベントを送信するために使用されることが可能である。
図8Aおよび図8Bは、ともに併せて、ユーザ資金援助のための手順800のハイレベルメッセージフロー図である。ASは、典型的には、資金援助許可がAS部分を関与させる場合にはWTRU1の承認をチェックするためにPCRFと対話しないことが可能である。コラボレーティブケースにおいては、ローミング状況において同じMNOを伴って、WTRU1およびWTRU2は、同じMNO Yに関するサブスクライバーであることを可能にされ得る。AP Xは、MNO Yとの間での契約を有することができる。WTRU2は、MNO Wにおいてローミングしていることが可能である。MNO Wは、ユーザに対して追加コストでMNO Yサブスクライバーのための優先トラフィック処理を提供するためにMNO Yとの間でのローミング契約を有することができる。
図8Aに示されているように、HSS/SPR/UDR上のWTRU1サブスクライバープロファイルは、資金援助に関連したIEを投入されることが可能である。AS上のWTRU1サブスクライバープロファイルが、そのようなIEを投入されることも可能である(805)。
資金援助許可がASを関与させる場合(810)には、WTRU1は、WTRU2からアイデンティティーおよび承認を得ることができ、またはWTRU2を関与させることなく、WTRU2のアイデンティティーを得ることもできる(815)。WTRU2のユーザ資金援助が、WTRU1によってASに対して開始されることが可能である(サービス資金援助タイプパラメータまたは接続資金援助タイプパラメータのうちの少なくとも1つ)(820)。ASは、(HSS、SPR、またはUDRから)WTRU1サブスクライバーがユーザ資金援助オペレーションを承認しているかどうかをチェックすることができる(825)。ASは、サービストリガーをWTRU2に提供することができ、またはASは、サービストリガーをWTRU1に提供することができ、WTRU1は、そのトリガーをWTRU2に提供する(830)。
資金援助許可がASを関与させない場合(835)には、(おそらくは事前に、たとえばサインアップ時に、または毎月)、WTRU1は、資金援助トークンを得ることができ、その資金援助トークンは、範囲/時間において制限されることが可能である(およびサービスまたは接続のうちの少なくとも1つの中からの資金援助タイプに関連付けられることが可能である)(840)。WTRU1は、WTRU2へのトリガー(たとえば、トークンを含むURL)を提供することを、おそらくはそうするための承認をWTRU2に要求した後に行うことができる(845)。
図8Bに示されているように、WTRU2は、トリガー(たとえば、埋め込みトークンを伴うハイパーリンク)を使用して、資金援助されるセッションを開始することができる(850)。ASは、(たとえばトークンを使用して)セッションを資金援助者とマッチさせることができ、ASは、ASにおけるWTRU1のプロファイル内の、またはHSS、UDR、もしくはSPR内の資金援助使用を更新することができ、ASは、WTRU1に固有の課金キーを選択することができる(855)。ASは、(たとえば、オフライン課金のための強化されたアカウンティングレコードメッセージ、またはオンライン課金のための強化されたクレジットコントロール要求を送信することによって)課金システム(OCSまたはOFCS)と対話することができる(860)。サービスコストが(WTRU1のユーザがサービスを資金援助することを選択した場合には)WTRU1に、またはそうでなければWTRU2に課金されることを確実にするために、(現在または後ほどセッション中またはセッション後に生じる)イベントベースの対話、またはセッションベースの対話が使用されることが可能である。WTRU1が接続を資金援助することを選択した場合には、ASは、(サービス課金とともに、または別に)Mo/Mf参照ポイントを介してWTRU1に課金することができる(860)。ASは、WTRU1のユーザが接続を資金援助することを選択した場合にはアプリケーションプロバイダを資金援助者として使用して、(このケースにおいては、資金援助される接続に関する通常の手順に従って、)Rxインターフェースを介して、PCRF(QoS、およびおそらくは課金キー)においてセッションをセットアップすることができる(865)。PCRFは、PCCルールをPCEFにダウンロードすることができ、PCEFは、課金サブシステムと通信することができる。ASは、WTRU2に応答して、サービスの配信を進めることができる(870)。
図9は、アプリケーションのコンテキストに関するネットワークアーキテクチャー900を示している。WTRU1は、以降で説明されているソリューションに影響を与えることなく、ホームネットワークにおいて、または別のPLMNにおいて表されることが可能である。なぜなら、WTRU1の関与は、アプリケーションレイヤにおいて存在することが可能であるためである。WTRU2は、PLMN Wにおいてローミングしていることが可能である。図9は、ホームに回送されるローミングアーキテクチャーを示しており、それによって、データトラフィックは、ホームネットワークを通じてWTRU2へ/WTRU2から回送されることが可能である。
図10は、さらなるコンテキストに関するネットワークアーキテクチャー1000を示している。WTRU1は、以降で説明されているソリューションに影響を与えることなく、ホームネットワークにおいて、または別のPLMNにおいて表されることが可能である。なぜなら、WTRU2の関与は、アプリケーションレイヤにおいて存在することが可能であるためである。WTRU2のWTRU2は、PLMN Wにおいてローミングしている。図10は、ローカルブレイクアウトローミングアーキテクチャーを示しており、それによって、WTRU2への/WTRU2からのデータトラフィックは、訪問されたネットワークPGWにおいてブレイクアウトしていることが可能になる。
WTRU1は、アプリケーションサービスまたは優先トラフィック処理のうちの少なくとも1つを資金援助することができる。サービスのユーザ資金援助に関しては、ASは、WTRU1に課金するためにMNO YとともにMo/Mfを使用することができる。WTRU1がWTRU2のための優先トラフィック処理を資金援助する場合には、AP Xは、MNO Yとの間での自分のRx相互接続を介して優先トラフィック処理を要求することができる。AP Xは、Rxを介した要求内にWTRU1のアイデンティティーを資金援助者アイデンティティーとして挿入することができる。PCRF Yは、WTRU1がWTRU2を資金援助することを承認されていることを確実にするためにチェックを実行することができ、次いでPCRF Yは、PCRF Wを通じてリソースを要求するためにS9を使用する。
WTRU1のサブスクライバーアイデンティティー(ID)がRxを介して資金援助者として設定されることが可能であるローミングケースが存在することが可能である。ローカルブレイクアウトケースにおいては、PCRF Yは、S9を介したメッセージ内に資金援助者アイデンティティーを挿入することが可能である。PCRF Wは、(資金援助者アイデンティティーも含む)PDN GW W内のPCCルール、およびQoSルールをアクセスノードにダウンロードすることができる。PDN GW Wは、資金援助者に課金することができる(すなわち、ユーザアイデンティティーとしてWTRU2を使用しながらも、WTRU1が資金援助者である旨に言及する課金関連メッセージを送信するか、または、ユーザアイデンティティーとしてWTRU1を使用して、おそらくは、WTRU2が被資金援助者である旨に言及する課金関連メッセージを送信する)。最後に、WTRU1は、既に配置されているローミング課金の仕組みを通じて課金されることが可能である。ホームに回送されるケースにおいては、PCRF Yは、S9を介したメッセージ内に資金援助者アイデンティティーを挿入すること、または挿入しないことが可能である。PCRF Wは、それが存在している場合には、それを無視することができる。PCRFは、QoSルールをアクセスノードにダウンロードすることができる。ホームネットワークにおいては、PDN GW Yは、資金援助者に課金することができる(すなわち、ユーザアイデンティティーとしてWTRU2を使用しながらも、WTRU1が資金援助者である旨に言及する課金関連メッセージを送信するか、または、ユーザアイデンティティーとしてWTRU1を使用して、おそらくは、WTRU2が被資金援助者である旨に言及する課金関連メッセージを送信する)。最後に、WTRU1は、既に配置されているローミング課金の仕組みを通じて課金されることが可能である。
図11Aおよび図11Bは、ともに併せて、同じMNOおよびローミングを伴うローカルブレイクアウトコラボレーティブケースに関する手順1100のハイレベルメッセージフロー図である。結果として、WTRU1は、OCS/OFCS Yを通じてサービスに関して1回、および、ちょうどまるでWTRU1がMNO WにおいてローミングしていたかのようにMNO Wを通じて接続(すなわち、優先トラフィック処理)に関して1回、課金されることが可能である。
図11Aに示されているように、WTRU1のユーザは、WTRU2のユーザ資金援助(サービスまたは接続のうちの少なくとも1つ)を開始することができ、それによってWTRU2は、(非ローミングケースと同様に)サービストリガーを得ることができる(1105)。WTRU2は、トリガー(たとえば、埋め込みトークンを伴うハイパーリンク)を使用して、資金援助されるセッションを開始することができる(1110)。ASは、(たとえばトークンを使用して)セッションを資金援助者とマッチさせることができ、ASにおけるWTRU1のプロファイル内の、またはHSS、UDR、もしくはSPR内の資金援助使用を更新することができ、ASは、WTRU1に固有の課金キーを選択することができる(1115)。ASは、(WTRU1のユーザの資金援助者アイデンティティーを含めて)Rxインターフェースを介してサービスセッショントラフィックのための優先トラフィック処理をセットアップすることができる(1120)。PCRFは、ユーザ資金援助承認のためにWTRU1のサブスクライバープロファイルをチェックすることができ、インターネットプロトコル接続アクセスネットワーク(IP−CAN)セッション修正手順の一部としてWTRU2のサブスクライバープロファイルをチェックすることができる(1125)。オンラインケースにおいては、PCRFは、ユーザ資金援助のためにWTRU1のクレジット残高をチェックする目的でSyインターフェースを使用することができる。WTRU2はローミングしていることが可能であるため、PCRF Yは、IP−CANセッション修正要求をPCRFへ通信するためにS9を使用することができる(WTRU2は、ユーザであることが可能であり、資金援助者アイデンティティーは、WTRU1のユーザであることが可能である)(1130)。
図11Bに示されているように、非ローミングケースとまったく同様に、セッションの前、最中、および/または後に、ASは、WTRU1のユーザがサービスを資金援助することを選択した場合には、WTRU2のサービスアクセスに関してWTRU1に課金することができる(1135)。PCRF Wは、WTRU1のユーザの資金援助者アイデンティティーを含むPCCルールをPDN GW Wにダウンロードすることができ、QoSルールをアクセスノードWにダウンロードすることもできる(1140)。WTRU2は、優先トラフィック処理を用いてサービスへのアクセスを得ることができる(1145)。PGW Wは、Ro/Rfインターフェースを介してOCS/OFCSへ課金情報を通信することができ、WTRU1は、セッションの資金援助者として指定されることが可能である(1150)。オンライン課金ケースにおいては、PGW Wは代わりに、OCS Wの代わりに直接OCS Yと通信することができる。ローミング契約によって、MNO WおよびMNO Y課金システムは通信を行うことができる(たとえば、MNO Wは、オンラインケースにおいてはWTRU1のクレジットをチェックして確保することができ、MNO Wは、オフラインケースにおいてはCDRをMNO Yに提供することができる)(1155)。
図12Aおよび図12Bは、ともに併せて、同じMNOおよびローミングを伴う、ホームに回送されるコラボレーティブケースに関する手順1200のハイレベルメッセージフロー図である。結果として、WTRU1は、OCS/OFCS Yを通じてサービスに関して1回、および、ちょうどまるでWTRU1がMNO WにおいてローミングしていたかのようにMNO Wを通じて接続(すなわち、優先トラフィック処理)に関して1回、課金されることが可能である。
図12Aに示されているように、WTRU1のユーザは、WTRU2のユーザの資金援助(サービスまたは接続のうちの少なくとも1つ)を開始することができ、WTRU2は、(非ローミングケースと同様に)サービストリガーを得ることができる(1205)。WTRU2は、トリガー(たとえば、埋め込みトークンを伴うハイパーリンク)を使用して、資金援助されるセッションを開始することができる(1210)。ASは、(たとえばトークンを使用して)セッションを資金援助者とマッチさせることができ、ASにおけるWTRU1のプロファイル内の、またはHSS、UDR、もしくはSPR内の資金援助使用を更新することができる(1215)。ASは、WTRU1に固有の課金キーを選択することができる。ASは、(WTRU1のユーザの資金援助者アイデンティティーを含めて)Rxインターフェースを介してサービスセッショントラフィックのための優先トラフィック処理をセットアップすることができる(1220)。PCRFは、ユーザ資金援助承認のためにWTRU1のサブスクライバープロファイルを、およびIP−CANセッション修正手順の一部としてWTRU2のサブスクライバープロファイルをチェックすることができる(1225)。オンラインケースにおいては、PCRFは、ユーザ資金援助のためにWTRU1のクレジット残高をチェックする目的でSyインターフェースを使用することができる。WTRU2はローミングしているため、PCRF Yは、IP−CANセッション修正要求をPCRF Wへ通信するために(たとえば、QoSルールをPCRF Wへプッシュするために、この場合、WTRU2はユーザであり、資金援助者アイデンティティーはWTRU1のユーザである)、S9を使用することができる(1230)。
図12Bに示されているように、PCRF Wは、(WTRU1の資金援助者アイデンティティーを含めて)PCCルールをPGW Yにダウンロードすることができる(1235)。PCRF Wは、QoSルールをアクセスノードWにダウンロードすることができる(1240)。非ローミングケースとまったく同様に、セッションの前、最中、および/または後に、ASは、WTRU1がサービスを資金援助することを選択した場合には、WTRU2のサービスアクセスに関してWTRU1に課金することができる(1245)。WTRU2は、優先トラフィック処理を用いてサービスへのアクセスを得ることができる(1250)。PGW Yは、Ro/Rfインターフェースを介してOCS/OFCSへ課金情報を通信することができ、その場合、WTRU1は、セッションの資金援助者として指定される(1255)。
AP Xは、Rxインターフェースを介して資金援助者として設定されることが可能である。AP Xは、資金援助者に言及するすべてのメッセージにおいて資金援助者としてWTRU1の代わりに使用されることが可能である。したがってAP Xは、関連したコストに関してMNO Yによって課金されることが可能である。加えて、AS Xは、優先トラフィック処理のコストを反映するために、Mo/Mfを介してWTRU1に課金することができる。
WTRU1およびWTRU2は、別々のMNO(それぞれ、MNO YおよびMNO Z)のサブスクライバーであることが可能である。AP Xは、MNO Yとの間での契約を有することができる。WTRU2は、自分のホームネットワーク内に存在していることが可能であり、またはローミングしていることが可能である。WTRU1は、サービスのみ、接続のみ、または両方を資金援助することを選択することができる。
非ローミング状況においては、WTRU2は、自分のホームネットワークZ内に存在している。WTRU1がサービスアクセスに関してWTRU2を資金援助する場合には、AS Xは、Mo/Mfを介してWTRU1に課金することができる。WTRU2は、別のMNOのサブスクライバーである。WTRU1が接続(すなわち、優先トラフィック処理)に関してWTRU2を資金援助する場合には、AP Xは、PCRF Yを通じてMNO Z上のネットワークリソースを確保するためにRxを使用することができる。PCRF Yは、WTRU1がWTRU2を資金援助することを承認されていることを確認することができる。PCRF Yは、メッセージをPCRF Zへ転送するためにS9を使用することができ、PCRF Zは、リソースを効果的に確保すること(たとえば、PCCルールをPDN GW Z内に、QoSルールをアクセスネットワークZノード内にダウンロードすること)が可能である。PDN GW Zは、ユーザとしてWTRU2を、および資金援助者としてWTRU1を使用して、MNO Zの課金サブシステムとの間で課金情報を通信することができる。最後に、WTRU1は、ローミング契約と同様に、MNO ZとMNO Yとの間における契約を通じて課金されることが可能である。この契約は、実質的には、通常のローミング契約のマイナーな拡張と見なされることが可能であり、この場合、MNO Zは、MNO Yのサブスクライバーであるユーザ資金援助者の代わりにユーザのためのリソースを確保することに同意している。
図13は、別々のMNOを伴う非ローミングコラボレーティブケースに関する手順1300のハイレベルメッセージフロー図を示している。図13に示されていないが、それぞれのPLMN(YおよびZ)は、対応するPCRF(YおよびZ)ならびにアクセスノード(YおよびZ)を含むことができる。AS Xは、サービスに関してWTRU1に課金するために、およびPLMN Z上のネットワークリソースを確保するために、PLMN Yとの間での自分のサービスコラボレーションを使用することができる。あるいは、AP Xは、MNO Zとの間でのビジネス関係契約を有することができる。WTRU1が接続に関してWTRU2を資金援助する場合には、AS Xは、PCRF Zを通じてMNO Z上のネットワークリソースを直接確保するためにRxを使用することができる。このケースにおいては、このステップに先立って、AP Xは、Mhを介してWTRU1のサブスクライバープロファイルにアクセスすることによってWTRU2を資金援助するためのWTRU1承認を確認することができる。
図13に示されているように、WTRU1は、WTRU2のユーザ資金援助を要求し、トリガー(サービス資金援助タイプサービスまたは接続資金援助タイプのうちの少なくとも1つ)を得ることができる(1305)。ASは、WTRU1のユーザがWTRU2のユーザを資金援助することを承認されていることを確認することができる(1310)。WTRU1は、ユーザ資金援助トリガーをWTRU2へ転送することができる(1315)。WTRU2は、ASトリガーを使用して、サービスにアクセスすることができる(1320)。ASは、(Mo/Mfを介して)サービスアクセスに関してWTRU1のユーザに課金することができる(1325)。ASは、Rxを介してリソースを確保することができる(その場合、ユーザはWTRU2であり、資金援助者はWTRU1である)(1330)。PCRF Yは、WTRU1に関する承認を確認することができる(1335)。PCRF Yは、S9を介してリソースを確保することができる(ユーザはWTRU2であり、資金援助者はWTRU1である)(1340)。PCRF Zは、WTRU2に関する承認を確認することができる(1345)。PCRF Zは、リソースを許可して、PGW ZおよびアクセスノードZとのセッションをセットアップすることができる(1350)。次いでPLMN Zは、応答をPLMN Yへ送信することができ(1355)、次いでPLMN Yは、応答をAS Xへ送信することができる(1360)。WTRU2のセッションは進行することができる(1365)。WTRU1は、ローミングのような契約(roaming-like agreement)を通じてWTRU2の接続に関して課金されることが可能である(1370)。
図14は、別々のMNOを伴う非ローミングコラボレーティブケースに関する手順1400のハイレベルメッセージフロー図を示している。図14に示されていないが、それぞれのPLMN(YおよびZ)は、対応するPCRF(YおよびZ)ならびにアクセスノード(YおよびZ)を含むことができる。AS Xは、サービスに関してWTRU1に課金するためにPLMN Yとの間での自分のサービスコラボレーションを、およびPLMN Z上のネットワークリソースを確保するためにPLMN Zとの間での自分のビジネス関係を使用することができる。
図14に示されているように、WTRU1は、WTRU2のユーザ資金援助を要求し、トリガー(サービス資金援助タイプサービスまたは接続資金援助タイプのうちの少なくとも1つ)を得ることができる(1405)。ASは、WTRU1のユーザがWTRU2のユーザを資金援助することを承認されていることを確認することができる(1410)。WTRU1は、ユーザ資金援助トリガーをWTRU2へ転送することができる(1415)。WTRU2は、ASトリガーを使用して、サービスにアクセスすることができる(1420)。ASは、(Mo/Mfを介して)サービスアクセスに関してWTRU1のユーザに課金することができる(1425)。ASは、Rxを介してリソースを確保することができる(その場合、ユーザはWTRU2であり、資金援助者はWTRU1である)(1430)。PCRF Zは、リソースを許可して、PGW ZおよびアクセスノードZとのセッションをセットアップすることができる(1435)。PLMN Zは、応答メッセージをAS Xへ送信することができる(1440)。WTRU2のセッションは進行することができる(1445)。WTRU1は、ローミングのような契約を通じてWTRU2の接続に関して課金されることが可能である(1450)。
WTRU2は、ネットワークWにおいてローミングすることが可能である。それらの仕組みは、非ローミングケースと同様であり、主として異なるのは、PCRF ZがPLMN Wにおいてネットワークリソースを確保するためにS9を使用することができるという点である。WTRU1は、非ローミングケースにおけるのと同様に、ローミングのような契約を通じてWTRU2の接続に関して課金されることが可能であるが、このケースにおいては、それは、MNO WとMNO Yとの間における契約である。資金援助者としてWTRU1を伴う、ユーザの資金援助される要求を受信した場合には、PCRF Wは、そのような契約が存在することを確認することができ、またはそうでない場合には、その資金援助される要求を拒否することができる。
図15は、別々のMNOを伴うローミングコラボレーティブケースに関する手順1500のハイレベルメッセージフロー図を示している。図15に示されていないが、それぞれのPLMN(W、Y、およびZ)は、対応するPCRF(W、Y、およびZ)ならびにアクセスノード(W、Y、およびZ)を含むことができる。図15に示されているように、WTRU1は、WTRU2のユーザ資金援助を要求し、トリガー(サービス資金援助タイプサービスまたは接続資金援助タイプのうちの少なくとも1つ)を得ることができる(1505)。ASは、WTRU1のユーザがWTRU2のユーザを資金援助することを承認されていることを確認することができる(1510)。WTRU1は、ユーザ資金援助トリガーをWTRU2へ転送することができる(1515)。WTRU2は、ASトリガーを使用して、サービスにアクセスすることができる(1520)。ASは、(Mo/Mfを介して)サービスアクセスに関してWTRU1のユーザに課金することができる(1525)。ASは、Rxを介してリソースを確保することができる(その場合、ユーザはWTRU2であり、資金援助者はWTRU1である)(1530)。PCRF Yは、WTRU1に関する承認を確認することができる(1535)。PCRF Yは、S9を介してリソースを確保することができる(ユーザはWTRU2であり、資金援助者はWTRU1である)(1540)。PCRF Zは、S9を介してリソースを確保することができる(ユーザはWTRU2であり、資金援助者はWTRU1である)(1545)。PCRF ZおよびWは、PGW Z(ホームに回送されるアクセスのケース)またはPGW W(訪問されるアクセスのケース)およびアクセスノードWを関与させる、ホームに回送されるまたは訪問されるアクセスの手順に従って、リソースを許可することができる(1550)。PLMN Wは、WTRU1のユーザ資金援助に関してPLMN Yから承認を受信することができる。応答メッセージ1555が、PLMN WからPLMN Zへ、PLMN Yへ、AS Xに転送して戻されることが可能である。WTRU2のセッションは進行することができる(1560)。WTRU1は、WとYとの間におけるローミングのような契約を通じてWTRU2の接続に関して課金されることが可能である(1565)。
図16は、別々のMNOを伴うローミングコラボレーティブケースに関する手順1600のハイレベルメッセージフロー図を示している。図16に示されていないが、それぞれのPLMN(W、Y、およびZ)は、対応するPCRF(W、Y、およびZ)ならびにアクセスノード(W、Y、およびZ)を含むことができる。図15によって示されているシナリオとは異なり、このシナリオにおいては、ビジネス関係が、AS XとPLMN Zとの間において存在することが可能であり、AX Xがネットワークリソースを要求するためにPLMN Zと直接対話することを可能にする。図16に示されているように、WTRU1は、WTRU2のユーザ資金援助を要求し、トリガー(サービス資金援助タイプサービスまたは接続資金援助タイプのうちの少なくとも1つ)を得ることができる(1605)。ASは、WTRU1のユーザがWTRU2のユーザを資金援助することを承認されていることを確認することができる(1610)。WTRU1は、ユーザ資金援助トリガーをWTRU2へ転送することができる(1615)。WTRU2は、ASトリガーを使用して、サービスにアクセスすることができる(1620)。ASは、(Mo/Mfを介して)サービスアクセスに関してWTRU1のユーザに課金することができる(1625)。ASは、Rxを介してリソースを確保することができる(その場合、ユーザはWTRU2であり、資金援助者はWTRU1である)(1630)。PCRF Zは、S9を介してリソースを確保することができる(ユーザはWTRU2であり、資金援助者はWTRU1である)(1635)。PCRF ZおよびPCRF Wは、PGW Z(ホームに回送されるアクセスのケース)またはPGW W(訪問されるアクセスのケース)およびアクセスノードWを関与させる、ホームに回送されるまたは訪問されるアクセスの手順に従って、リソースを許可することができる(1640)。PLMN Wは、WTRU1のユーザ資金援助に関してPLMN Yから承認を受信することができる。応答メッセージが、WからZへ、AS Xに転送して戻されることが可能である(1645)。WTRU2のセッションは進行することができる(1650)。WTRU1のユーザは、WとYとの間におけるローミングのような契約を通じてWTRU2の接続に関して課金されることが可能である(1655)。
AP Xは、WTRU1のMNO Yとの間でのサービスコラボレーションを有さないことが可能である。WTRU1は、MNO Yとの間での自分の現在のアクセスプランを使用して、AP Xとの間でのアプリケーションセッションを開始することができる。必要とされる場合には、WTRU1は、そのセッションに関してMNO Yによる優先トラフィック処理を要求することができる。WTRU1は、プレビュー期間の後に優先トラフィック処理を確認すること(または確認しないこと)が可能である。確認された場合には、WTRU1は、後ほど優先トラフィック処理に関して請求を受けることが可能である。
状況に応じて、APとMNOとの間においてビジネス契約が存在すること、または存在しないことが可能である。
ビジネス契約がある場合には、サービスコラボレーションは存在しないことが可能である。したがって、MNO Yは、AP Xの代わりにWTRU1に請求を行うことはできないと言える。それでもなお、AP Xは、(たとえば、Rxを通じて)ネットワークリソースを依然として確保することができる。なぜなら、AP Xは、MNO Yとの間でのビジネス契約を有することができるためである。WTRU1に課金するためにMo/Mfを使用する代わりに、AP Xは、その他の仕組みを通じて(たとえば、クレジットカードまたはAP Xからの月次明細を通じて)WTRU1に課金することができる。たとえサービス提携契約がなくても、MNO Yは、Rxを介した接続のユーザ資金援助を依然としてサポートすることができる(たとえば、WTRU1は、WTRU2によるネットワークリソース使用に関してMNO Yによって課金されることが可能である)。
ビジネス契約がない場合には、ユーザは、優先トラフィック処理を得ることができる。いかなるユーザも優先トラフィック処理を要求できるようにするためにプレビュー機能が開発されることが可能である。ユーザ資金援助方法は、専用のAS(ユーザ資金援助AS)の利用を通じてこの機能を完全に回避することができ、ユーザ資金援助ASは、コラボレーティブケースにおいて既に開発されている手順を再利用することを可能にすることができる。なぜなら、ユーザ資金援助ASは、MNO Yとの間でそのようなコラボレーションを有することができるためである。
非ローミング状況において、同じMNOを伴い、ビジネス契約がない、非コラボレーティブケースにおいては、WTRU1およびWTRU2は、両方とも同じMNO Yのサブスクライバーであることが可能である。MNO Yは、AP Xとの間での契約を有さないことが可能である。WTRU1は、WTRU2のセッションの資金援助を開始する場合には、1)サービスのみを資金援助すること、2)MNO Yによる優先処理を資金援助すること、または3)サービスおよびMNO Yによる優先処理の両方を資金援助することが可能である。
ケース1)および3)においては、サービス/コンテンツ資金援助が、AP Xからあらゆるデジタルグッズと同様に購入されることが可能である。このプロセスは、アプリケーション固有であり、(数ある可能なシナリオの中の)一例においては、WTRU1は、AP Xのポータル上で購入を実行し、ハイパーリンクを提供され、そのハイパーリンクは、EメールによってWTRU2へ送信されることが可能である。AP Xは、(たとえば、WTRU1のクレジットカードまたはその他の手段を使用して、)WTRU1に課金することができる。
ケース2)および3)においては、ユーザ資金援助ASが存在することが可能である。このASは、データ接続に関するユーザ資金援助要求を処理することを担当する。ユーザ資金援助ASは、たとえば、専用のASとして展開されることや、MNO Y、またはMNO Yとの間でのサービスコラボレーション契約を有するサードパーティーによって展開されることが可能である。WTRU1は、ユーザ資金援助要求をユーザ資金援助ASへ送信することができる。この要求は、有効期限の時間、最大時間またはコストなど、ならびにWTRU2のアイデンティティーに言及することができる。WTRU1は、ASからURLなどのトリガーを得ることができる。あるいは、APは、資金援助トリガーを事前にWTRU1に提供することができ、その資金援助トリガーは、(後ほど特定されることになる)ユーザを資金援助するために使用されることが可能である。WTRU1は、トリガーをWTRU2に提供することができる。次いでWTRU2は、トリガー、ならびにトラフィックフィルタなどのセッション情報を含めて、優先トラフィック処理をユーザ資金援助ASに要求することができる。次いでユーザ資金援助ASは、PCRFへのRxを使用して、WTRU2の代わりにセッション優先トラフィック処理をセットアップすることができる。ユーザ資金援助ASは、MNOによって、またはMNOとコラボレートするAPによって運営されているASである。
図17は、非ローミングケース(MNO ZにおけるWTRU2)およびローミングケース(MNO WにおけるWTRU2)の両方に関してビジネス契約がなく、同じMNOを伴う、非コラボレーティブケースに関する手順1700のハイレベルメッセージフロー図を示している。
ローミング状況を伴い、ビジネス契約がなく、同じMNOを伴う、非コラボレーティブケースにおいては、MNO YのサブスクライバーであるWTRU1と同様であるWTRU2は、MNO Wにおいてローミングしている。上述のケース1)および3)において、ユーザへの追加コストでユーザのための優先トラフィック処理を提供するためのMNO Yとの間でのローミング契約をMNO Wが有していると想定すると、サービス/コンテンツ資金援助は、MNOを関与させることなく、APによって実行されることが可能である。データ接続のユーザ資金援助、すなわち、上述のケース2)および3)に関しては、WTRU1は、ユーザ資金援助AS Yを通じてWTRU2の優先トラフィック処理を資金援助することができる。この変形形態は、上述の非ローミング変形形態と同様であるが、ここでは、ユーザ資金援助AS Yが優先トラフィック処理を設定する。なぜなら、WTRU2は、図17に示されているようにローミングしているためである。
図17に示されているように、WTRU1のユーザは、WTRU2のユーザのユーザ資金援助を要求し、トリガー(資金援助タイプ、サービス)を得ることができる(1705)。WTRU1のユーザは、WTRU2のユーザ資金援助を要求し、トリガー(接続のみ)を得ることができる(1710)。あるいは、WTRU1は、ASから事前にユーザ資金援助トリガーを得ておくことができる(1715)。WTRU1は、ユーザ資金援助トリガーをWTRU2へ転送することができる(1720)。WTRU2は、ASトリガーを使用して、サービスにアクセスすることができる(1725)。アプリケーション固有の資金援助が実施されることが可能である(WTRU1のユーザがASによって課金されることが可能である)(1730)。WTRU2のユーザは、ユーザ資金援助ASトリガーを使用して、優先トラフィック処理を要求することができる(1735)。ユーザ資金援助ASは、非ローミングケースまたはローミングケースに関してWTRUのユーザの代わりに優先トラフィック処理をセットアップすることができる(1740)。WTRU1のユーザは、ローミングのような契約を通じてMNO YまたはWによって課金されることが可能である。
図18は、異なるMNOを関与させるコラボレーティブでない状況に関する手順1800のハイレベルメッセージフロー図を示している。WTRU2は、MNO Zのサブスクライバーであることが可能である(その一方でWTRU1は、MNO Yのサブスクライバーであることが可能である)。第1のサブケースにおいては、APとMNO Yとの間においてビジネス契約が存在することが可能である。第2のサブケースにおいては、そのようなビジネス契約が存在しないことが可能である。
ビジネス契約があるケースにおいては、いかなるサービスコラボレーションも存在しないことが可能である。したがって、MNO Yは、AP Xの代わりにWTRU1に請求を行うことはできないと言える。それでもなお、AP Xは、(たとえば、Rxインターフェースを通じて)ネットワークリソースを依然として確保することができる。AP Xは、WTRU1の代わりにWTRU2を資金援助することができると言える。WTRU1に課金するためにMo/Mfを使用する代わりに、AP Xは、その他の仕組みを通じて(たとえば、クレジットカードまたはAP Xからの月次明細を通じて)WTRU1に課金することができる。
非ローミング状況においては、使用されるユーザ資金援助ASは、MNO Yの代わりにMNO Zによって(またはMNO Zと連携して)展開されることが可能である。MNO Zは、ユーザのための優先トラフィック処理を、典型的には使用に対する追加コストで、提供するためのMNO Yとの間でのローミング契約を有することができる。
図18に示されているように、WTRU1のユーザは、WTRU2のユーザのユーザ資金援助を要求し、トリガー(資金援助タイプ、サービス)を得ることができる(1805)。WTRU1のユーザは、WTRU2のユーザ資金援助を要求し、トリガー(接続のみ)を得ることができる(1810)。あるいは、WTRU1は、ASから事前にユーザ資金援助トリガーを得ておくことができる(1815)。WTRU1は、ユーザ資金援助トリガーをWTRU2へ転送することができる(1820)。WTRU2は、ASトリガーを使用して、サービスにアクセスすることができる(1825)。アプリケーション固有の資金援助が実施されることが可能である(WTRU1のユーザがASによって課金されることが可能である)(1830)。WTRU2のユーザは、ユーザ資金援助ASトリガーを使用して、優先トラフィック処理を要求することができる(1835)。ユーザ資金援助ASは、非ローミングケースまたはローミングケースに関してWTRUのユーザの代わりに優先トラフィック処理をセットアップすることができる(1840)。WTRU1のユーザは、ローミングのような契約を通じてMNO Zによって、またはローミングのような契約を通じてWによって課金されることが可能である。
WTRU2は、MNO Zのサブスクライバーであり、MNO Wにおいてローミングしていることが可能である。ユーザへの追加コストでユーザのための優先トラフィック処理を提供するためのMNO Yとの間でのローミング契約をMNO Wが有している場合(すなわち、WTRU2がローミングしているMNOと、WTRU1のMNOとの間においてローミング契約が存在することが可能である場合)には、サービス/コンテンツ資金援助は、MNOを関与させることなく、APによって実行されることが可能である。データ接続のユーザ資金援助に関しては、WTRU1は、ユーザ資金援助AS Zを通じてWTRU2の優先トラフィック処理を資金援助することができる。この変形形態は、上述の非ローミング変形形態と同様である。ここでは、優先トラフィック処理を設定するためにユーザ資金援助AS Zが使用されることが可能である。なぜなら、WTRU2はローミングしているためである。
WTRU1は、MNO Yのサブスクライバーであることが可能であり、WTRU2は、MNOのサブスクライバー(たとえば、ISDNアクセスネットワークサブスクライバー)ではないことが可能である。AP Xは、MNO Yとの間でのサービスコラボレーション契約を有することができ、またはAP Xは、そのような契約を有さない。
コラボレーティブケースがある状況においては、Rxを介した課金イベントメッセージ、開始/停止をサポートすること、および1回限りのイベントが使用されることが可能である。APとMNOとの間における直接のMo/Mfインターフェースが使用されることも可能である。WTRU1の請求書は、この特定の課金が実際にWTRU2の資金援助されるセッションであったということに言及することができる。あるいは、WTRU1の請求書は、資金援助されるイベントに関するすべての課金を、資金援助されるアイデンティティー(WTRU2、Carolなど)ごとに1つのアイテムではなく、単一の統合されたアイテムに再グループ化することができる。さらなる属性値ペア(AVP)を用いてMo/Mfシグナリングを強化すること、およびこの新たなAVPを使用することによって、ACR(accounting-request)メッセージ(Mf)、CCR(credit-control-request)メッセージ(Mo)内に、またはその他のMo/Mfメッセージ内に。WTRU2はMNOのサブスクライバーではないため、課金メッセージは、WTRU2のUser−Nameを使用すべきではなく、代わりに、これらのメッセージのUser−Name AVPは、WTRU1のネットワークアドレス識別子(NAI)であるべきである。通常の課金と、ユーザ資金援助関連の課金との間において区別を行うために、「user−sponsoring」と名付けられた新たなAVPは、列挙されたAVP(このAVPが存在しない場合のデフォルト値であるNOT_USER_SPONSORED(0)、および、ユーザ資金援助が行われるセッションに現在のメッセージが関連していることを示すUSER_SPONSORED(1)のいずれかを保持する)、またはUTF8String AVP(アプリケーション固有のID(たとえば、この特定の資金援助されるセッションに関して一時的に割り当てられているユーザ名)、Eメールアドレス、WTRU1によってプロセスの一部として提供され、かつWTRU1にとってのみ意味があるユーザ名(たとえばWTRU1が、受領者として「WTRU2」に言及すると、この文字列は、実際の受領者をWTRU1に思い出させるためにのみ使用される)、もしくはIPアドレスなど、資金援助されるユーザのアイデンティティーを保持する)のいずれかである。
図19は、ASによってCNへ送信される課金メッセージ(典型的には、Mfを介したACR、またはMoを介したCCR)が、資金援助されるイベントの受領者を識別する新たなIEを含むように強化されている、(ASがMo/Mf参照ポイントへのアクセスを有するというアーキテクチャー上の選択に従う)手順1900のハイレベルメッセージフロー図を示している。
図19に示されているように、(別のアクセスネットワークにおける)WTRU2は、WTRU1から、またはASからサービストリガー(たとえば、URL)を得ることができる(1905)。WTRU2は、資金援助されるセッションを開始することができる(1910)。ASは、WTRU1のプロファイルから承認を確認することができる(1915)。ASは、Mo/Mfを介して課金システムと対話すること(たとえば、オフライン課金のための強化されたアカウンティングレコードメッセージ、またはオンライン課金のための強化されたクレジットコントロール要求を送信すること)が可能である(1920)。ASは、(現在または後ほどセッション中またはセッション後に生じる)イベントベースの対話、または(セッションの前、最中、およびセッションの完了後の)セッションベースの対話を使用することができる。この対話は、サービスコストがWTRU1のユーザに課金されることを確実にすることができる。ASは、サービスをWTRU2へ配信することができる(1925)。
非コラボレーティブケースにおいては、AP Xは、WTRU1の代わりに資金援助を行うWTRU2のデータ接続を可能にすることはできない。なぜなら、WTRU2のデータ接続は、MNO Yの制御下にないためである。AP Xは、MNO Yとの間でのサービス契約を有しておらず、したがってAP Xは、Mo、Mf、またはその他の任意のインターフェースを使用して、MNO Yを通じたサービス/コンテンツアクセスに関してWTRU1に課金することはできない。いかなるサービス/コンテンツ資金援助も、ASによって(たとえば、アプリケーションがクレジットカードサービスを使用して課金を管理している場合には、ASの内部で)実行されることが可能である。
WTRU1は、自分のアカウントからWTRU2のアカウントへクレジットを転送することができる。WTRU2は、WTRU1と同じMNOまたは異なるMNOのサブスクライバーであることが可能である。次いでWTRU2は、(転送中にWTRU1によって設定された制限を伴って、または伴わずに)任意のサービスまたはデータ接続に伴ってクレジットを使うことができる。WTRU1は、おそらくは使用上の制限を付加して、自分のアカウントからWTRU2のアカウントへのクレジット転送を要求するコマンドを発行する。その後、WTRU2がMNO課金システムを通じて課金される際には、その課金システムは、使用条件が満たされているかどうかをチェックすることができ、このケースにおいては、WTRU1によって提供されたクレジットが使用される。そうでない場合には、WTRU2が通常どおり課金されることが可能である。
図20Aおよび図20Bは、ともに併せて、WTRU1のユーザがクレジットをWTRU2のユーザへ転送するための手順2000のハイレベルメッセージフロー図である。新たなクレジット転送サポートAS(CTS−AS)が使用されることが可能である。CTS−ASは、クレジット転送を求める要求を受け入れ、次いでオペレーションを実行するために課金システムと対話することができる。CTS−ASは、MNO Yとの(およびMNO間でのクレジット転送をサポートするためには、MNO Zとの)サービスコラボレーションを伴う非IMS ASとして実装されることが可能である。したがって(WTRU1からCTS−ASへの)最初のクレジット転送メッセージは、HTTPを介したXMLなどのアプリケーションレイヤメッセージとして実施されることが可能である。CTS−ASがPLMNの課金システムと相互接続するためにMo/Mfを使用するケースにおいては、CTS−ASは、これらのインターフェースを使用して、WTRU1に課金すること(または課金ユニットを確保すること)、ならびにWTRU2に対してユーザ資金援助クレジットを許可すること/キャンセルすることが可能である。ユーザ資金援助クレジット許可/キャンセルメッセージは、Mo/Mfを介した新たなメッセージであることが可能であり、またはMo/Mfを介した既存のメッセージ内に新たな情報要素を付加することによって可能にされ得る。ユーザ資金援助クレジット許可/キャンセルメッセージが資金援助者アイデンティティーを含むことを可能にするための既存のMo/Mf(ならびにRo/Rf)メッセージAVPに対する強化の例は、上述のように伝達されることが可能であり、既存のRequest−Action AVPは、USER_SPONSORING_GRANT、USER_SPONSORING_GRANT_CANCELLATIONなどの新たなタイプを用いて拡張されることが可能であり、(クレジット金額および条件を含む)さらなる許可情報が、下記のように、新たなAVPを使用して伝達されることが可能である。
Grant−Information::=<AVP Header:(AVP−number−to−be−determined)>
*[Application−Service−Provider−Identity](existing
AVP,to set allowed service(s))
[Multiple−Services−Credit−Control](existing AVP,to set granted or used amount)
[Stop−time](existing AVP,to send the time limit of the grant, if any)
[Grant−ID](new AVP,e.g. an integer or a string,set by the charging system and unique within this charging system,used to correlate messages)
Multiple−Services−Credit−Control AVPは、グループ化されたタイプである。たとえば、含まれているAVP「Requested−Service−Unit」は、ユーザ資金援助が行われる許可された金額を(許可要求内に)保持するために使用されることが可能であり、「Used−Service−Units」は、実際に使用された金額を(キャンセル応答内に)保持するために使用されることが可能である。
CTS−ASは、(CTS−ASがMNO Yとの間での自分のサービスコラボレーションを通じてアクセスすることができるWTRU1のサブスクライバープロファイルに応じて、オフラインまたはオンライン課金システムを使用してWTRU1に課金することができる。CTS−ASは、たとえば両方のケースにおいてイベントベースの課金を使用することができる。このケースにおいては、「金額確保」メッセージは、実際に全額に関する課金である。許可にタイムリミットがある場合には、CTS−ASは、使用されていない部分に関してWTRU1に返金することができる。
課金ノード(たとえばOCS、たとえばCDF機能)は、ユーザ資金援助をサポートして、一式の関連した情報要素、すなわち、資金援助されるユーザのID、資金援助者ID、条件、およびクレジット金額を保持するように強化されている。この情報は、課金メッセージ(たとえば、ACRまたはCCRメッセージ)の受信時に使用されることが可能であり、マッチが存在する場合には、アカウントに課金する代わりに、資金援助されたクレジットを消費する。
図20Aに示されているように、WTRU1は、クレジット転送をWTRU2に要求することができる(これは、条件に関連付けられることが可能である)(2005)。クレジットの金額が、WTRU1のアカウントにおいて確保されることが可能である(2010)。ユーザ資金援助が行われるクレジットの許可が、WTRU2へ送信されることが可能である(これは、条件に関連付けられることが可能である)(2015)。課金ノードは、資金援助されるクレジットをWTRU1の条件に(および請求書編成のためにWTRU1のIDに)関連付けることができる(2020)。WTRU2は、ネットワークリソースを使用すること、および/またはPDN Zとの間でのサービスコラボレーションを伴うAPによって提供されるサービスを消費することが可能である(2025)。PDN Zノード(たとえば、PCRF)またはAS Xは、WTRU2のユーザに課金することができる(2030)。課金ノードは、課金情報(たとえば、アプリケーション名)をWTRU1ユーザの条件と比較することができる(2035)。マッチが存在する場合には、WTRU1ユーザのクレジットが使用されることが可能である。これが十分ではない場合には、WTRU2ユーザの通常のクレジットが使用されることが可能であり、残りに関しては、マッチが存在しない場合には、WTRU2の通常のクレジットが使用されることが可能である。
図20Bに示されているように、WTRU2ユーザは、課金システム情報に基づいて後ほど請求を受けることが可能である(2040)。WTRU2ユーザの請求書は、WTRU1のユーザアイデンティティーおよび条件を含めて、特定のアイテムとしてWTRU1のユーザ資金援助が行われるクレジットに言及することができる。ユーザ資金援助が行われるクレジットの転送に対するタイムリミットをWTRU1のユーザが設定しているという条件で(2045)、WTRU1が最大のタイムピリオドを含んでいたケースにおいては、この時点で、この特定の資金援助に関してそのタイムピリオドは満了することが可能である(2050)。WTRU2ユーザに対するユーザ資金援助が行われるクレジットがキャンセルされることが可能である(2055)。応答は、WTRU1のユーザクレジットのうちのいくらが実際に使用されたかを示すことができる(2060)。WTRU1のユーザは、所与の金額に関して課金されることが可能であり、確保されたクレジットのうちの残りは、解放されることが可能である(2065)。
実施形態
1.ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)によるユーザ資金援助の方法であって、
第1のWTRUが、アプリケーションサーバ(AS)を介して第2のWTRUのユーザ資金援助を開始することと、
第1のWTRUが、ASからサービストリガーを受信すること、およびそのサービストリガーを第2のWTRUに提供することと、
第2のWTRUが、サービストリガーを使用して、ASとの資金援助されるセッションを開始することと、
ASが、第2のWTRUへコンテンツを配信するために必要とされる優先トラフィック処理を提供する要求をネットワークへ送信することであり、第1のWTRUのユーザは、その優先トラフィック処理について課金される、ことと
を含む、方法。
2.ASが、オンライン課金機能(OCF)および課金データ機能(CDF)を含む課金システムとの直接通信リンクを確立すること
をさらに含む、実施形態1に記載の方法。
3.第1のWTRUに関連付けられたユーザプロファイル内のユーザ資金援助データを構成することと、
第1のWTRUが、第2のWTRUからの承認を得ることと
をさらに含む、実施形態1または2に記載の方法。
4.サービストリガーは、埋め込みトークンを伴うハイパーリンクに関連付けられている、実施形態1乃至3のいずれか1つに記載の方法。
5.サービストリガーは、トークンを含むユニフォームリソースロケータ(URL)に関連付けられている、実施形態1乃至4のいずれか1つに記載の方法。
6.第1のWTRUが資金援助トークンを得ることをさらに含む、実施形態1乃至5のいずれか1つに記載の方法。
7.第1のWTRUのサブスクライバープロファイルが、アプリケーションサーバ(AS)上に存在する、実施形態1乃至6のいずれか1つに記載の方法。
8.第1のWTRUのサブスクライバープロファイルが、ホームサブスクライバーサーバ(HSS)上に存在する、実施形態1乃至7のいずれか1つに記載の方法。
9.第1のWTRUのサブスクライバープロファイルが、サブスクライバープロファイルリポジトリ(SPR)上に存在する、実施形態1乃至8のいずれか1つに記載の方法。
10.第1のWTRUのサブスクライバープロファイルが、ユーザデータリポジトリ(UDR)上に存在する、実施形態1乃至9のいずれか1つに記載の方法。
11.第1のWTRUが、クレジットを第2のWTRUへ転送するようASに要求すること
をさらに含む、実施形態1乃至10のいずれか1つに記載の方法。
12.ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)によるユーザ資金援助の方法であって、
第1のWTRUが、アプリケーションサーバ(AS)からの第2のWTRUのユーザ資金援助を要求することと、
ASが、オンライン課金機能(OCF)および課金データ機能(CDF)を含む課金システムとの直接通信リンクを確立することと
を含む、方法。
13.第1のWTRUが、ASからユーザ資金援助トリガーを得ること、およびそれらの資金援助トリガーを第2のWTRUへ転送することと、
第2のWTRUが、ASトリガーを使用して、ASからのサービスにアクセスすることと、
第2のWTRUとASとの間のセッションを確立することと
をさらに含む、実施形態12に記載の方法。
14.ASが、第2のWTRUへコンテンツを配信するために必要とされる優先トラフィック処理を提供する要求をネットワークへ送信することであり、第1のWTRUのユーザは、その優先トラフィック処理について課金される、こと
をさらに含む、実施形態12または13に記載の方法。
15.第1のWTRUのユーザは、ローミングのような契約を通じて第2のWTRUの優先トラフィック処理について課金される、実施形態12乃至14のいずれか1つに記載の方法。
16.ASが、第1のWTRUのユーザが第2のWTRUのユーザを資金援助することを承認されていることを確認することと、
第1のWTRUが、ASからサービストリガーを受信することと、
第1のWTRUが、サービストリガーを第2のWTRUに提供することと、
第2のWTRUが、サービストリガーを使用して、ASとの間での資金援助されるセッションを開始することと、
第2のWTRUが、ASからのサービスを受信することと
をさらに含む、実施形態12乃至15のいずれか1つに記載の方法。
17.第1のWTRUが、クレジットを第2のWTRUへ転送するようASに要求すること
をさらに含む、実施形態12乃至16のいずれか1つに記載の方法。
18.実施形態1乃至17のいずれか1つに記載の方法を実行するように適合されていることを特徴とするシステム。
19.アプリケーションサーバ(AS)であって、
第2のワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)を資金援助する第1のWTRUへサービストリガーを送信するように構成された送信機
を備え、
送信機は、第2のWTRUへコンテンツを配信するために必要とされる優先トラフィック処理を提供する要求をネットワークへ送信するようにさらに構成され、第2のWTRUのユーザは、オンライン課金機能(OCF)および課金データ機能(CDF)を含む課金システムを介してその優先トラフィック処理について課金される、アプリケーションサーバ(AS)。
20.アプリケーションサーバ(AS)のための方法であって、
第2のワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)を資金援助する第1のWTRUへサービストリガーを送信することと、
第2のWTRUへコンテンツを配信するために必要とされる優先トラフィック処理を提供する要求をネットワークへ送信することであり、第2のWTRUのユーザは、オンライン課金機能(OCF)および課金データ機能(CDF)を含む課金システムを介してその優先トラフィック処理について課金される、こととを含むことを特徴とする方法。
21.第1のワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)であって、
アプリケーションサーバ(AS)を介して第2のWTRUのユーザ資金援助を開始するように構成された送信機と、
ASからサービストリガーを受信するように構成された受信機と
を備え、
送信機は、サービストリガーを第2のWTRUへ転送するようにさらに構成されており、第2のWTRUはそのサービストリガーを使用してASとの資金援助されるセッションを開始することができ、第1のWTRUのユーザは、第2のWTRUに提供されたサービスおよび優先トラフィック処理について課金システムを介して課金され、その課金システムは、オンライン課金機能(OCF)および課金データ機能(CDF)を含む、第1のワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)。
22.サービストリガーは、埋め込みトークンを伴うハイパーリンクに関連付けられている、実施形態21に記載の第1のWTRU。
23.第1のワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)のための方法であって、
アプリケーションサーバ(AS)を介して第2のWTRUのユーザ資金援助を開始することと、
ASからサービストリガーを受信することと、
サービストリガーを第2のWTRUへ転送することであり、第2のWTRUはそのサービストリガーを使用してASとの間での資金援助されるセッションを開始することができ、第1のWTRUのユーザは、第2のWTRUに提供されたサービスおよび優先トラフィック処理について課金システムを介して課金され、その課金システムは、オンライン課金機能(OCF)および課金データ機能(CDF)を含む、こととを含む、方法。
24.サービストリガーは、埋め込みトークンを伴うハイパーリンクに関連付けられている、実施形態23に記載の方法。
上記では特徴および要素が特定の組合せで説明されているが、それぞれの特徴または要素は、単独で、またはその他の特徴および要素のうちの任意のものとの組合せで使用されることが可能であることを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。加えて、本明細書に記載されている実施形態は、コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読メディア内に組み込まれているコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装されることが可能である。コンピュータ可読メディアの例は、(有線接続またはワイヤレス接続を介して伝送される)電子信号、およびコンピュータ可読ストレージメディアを含む。コンピュータ可読ストレージメディアの例は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、磁気メディア(たとえば、内蔵ハードディスクまたは取り外し可能ディスク)、光磁気メディア、および、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学メディアを含むが、それらには限定されない。ソフトウェアと関連付けられているプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、Node−B、eNB、HNB、HeNB、AP、RNC、ワイヤレスルータ、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装するために使用されることが可能である。