JP6524890B2 - 画像形成装置および制御プログラム - Google Patents

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この開示は、画像形成装置に関し、より特定的には、固有の識別情報を有する記憶装置を着脱可能な画像形成装置に関する。
レジューム機能は、コンピュータの電源を切る直前の状態を保存して、次に電源を入れたときに電源を切る直前の状態から作業を再開する機能として知られている。関連して、メモリ上のデータをハードディスクにコピーするハイバネーション機能や、ストレージ上の過去のある瞬間のファイルシステムのイメージを保持するスナップショット機能などが存在する。
このレジューム機能に関し、特開2011−170728号公報(特許文献1)は、前回認識したメモリデバイスから取得するメモリデバイス情報と今回認識したメモリデバイスから取得するメモリデバイス情報とが同じであって、かつ、前回認識したメモリデバイスから取得するファイルシステムと今回認識したメモリデバイスから取得するファイルシステムとが同じであると判断すると、レジューム情報によりレジューム再生させるメモリデバイス再生装置を開示している。
特開2011−170728号公報
近年、画像形成装置の多くはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の着脱式記憶装置(着脱式メモリ)を装着可能に構成されている。ユーザは、画像形成装置で読み取った画像データを着脱式メモリに保存したり、着脱式メモリに保存されている画像データを画像形成装置で印刷したりすることができる。
着脱式メモリのメモリ容量は増大傾向にある。そのため、画像形成装置に着脱式メモリを装着してから実際にユーザが操作可能になるまである程度の待ち時間が必要となる。
そこで、この待ち時間を短縮する為に、上記レジューム機能やスナップショット機能などを利用することが考えられる。
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、前回認識したメモリデバイス情報およびツリー構造がそれぞれ今回認識したメモリデバイス情報およびツリー情報と一致してはじめて、レジューム曲情報を取得する構成を採用している。したがって、同技術は、今回認識したツリー情報を取得するまで、言い換えれば、メモリデバイスのデータの読み出しを完了するまで、ユーザが操作可能な状態にならず、待ち時間を短縮することができない、という問題がある。
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、着脱式記憶装置にアクセス可能な状態になってから、ユーザが操作可能な状態になるまでの待ち時間を短縮する画像形成装置を提供することである。他の局面における目的は、着脱式記憶装置にアクセス可能な状態になってから、ユーザが操作可能な状態になるまでの待ち時間を短縮する画像形成装置の制御プログラムを提供することである。
画像形成装置は、固有の識別情報を有する記憶装置を着脱可能なインターフェースと、表示部と、記憶部と、制御部とを備える。制御部は、記憶装置が装着されている状態において所定の条件を満たすと、識別情報と、記憶装置に格納されたコンテンツを特定するための特定情報とを関連付けて記憶部に格納する格納手段と、装着されている記憶装置にアクセス可能な状態になると、装着されている記憶装置に一致する識別情報が記憶部に格納されているかを判断する第1判断手段と、第1判断手段により一致する識別情報が記憶部に格納されていると判断した場合に、装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了する前に、記憶部に格納された一致した識別情報に関連付られた特定情報を表示部の表示内容に反映する反映手段とを含む。
好ましくは、記憶装置は、コンテンツをツリー構造のフォルダに格納される。格納手段は、所定の条件を満たすと、さらにツリー構造を識別情報と関連付けて記憶部に格納する。反映手段は、第1判断手段により一致する識別情報が記憶部に格納されていると判断した場合に、記憶部に格納された一致した識別情報に関連付られたツリー構造を表示部の表示内容にさらに反映する。
好ましくは、第1判断手段は、記憶装置を装着された状態において、画像形成装置の電源供給を開始されると、装着されている記憶装置に一致する識別情報が記憶部に格納されているかを判断する。
好ましくは、反映手段は、第1判断手段により一致する識別情報が記憶部に格納されていないと判断した場合に、装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了した後に、当該取得した特定情報を表示部の表示内容に反映する。
好ましくは、制御部は、第1判断手段により一致する識別情報が記憶部に格納されていると判断した場合に、一致する識別情報に関連付られた記憶部に格納された特定情報と装着されている記憶装置に格納された特定情報とが一致するかを判断する第2判断手段をさらに備える。反映手段は、第2判断手段により特定情報が一致しないと判断した場合に、装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了した後に、当該取得した特定情報に基づいて表示部の先の表示内容を更新する。
好ましくは、制御部は、装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了した後に、装着されている記憶装置に格納されたコンテンツに基づく処理を受け付け可能な状態に変更する。
好ましくは、内蔵記憶装置をさらに備える。表示部は、ユーザの入力を受け付け可能に構成される。格納手段は、所定の条件を満たすと、内蔵記憶装置に格納されたコンテンツを特定する内蔵記憶特定情報をさらに記憶部に格納する。反映手段は、画像形成装置の電源供給が開始されると、内蔵記憶装置から内蔵記憶特定情報の取得が完了する前に、記憶部に格納された内蔵記憶特定情報を表示部の表示内容に反映する。制御部は、表示部を介してユーザから内蔵記憶装置に格納されたコンテンツに基づく処理の入力があった場合に、当該コンテンツに基づく処理を受け付ける。
好ましくは、所定の条件は、制御部が画像形成装置の電源供給を停止する指示の入力を受けることを含む。
好ましくは、特定情報は、コンテンツの名称、コンテンツのデータ形式、コンテンツが格納される場所のうち少なくとも1つを含む。
さらに好ましくは、コンテンツのデータ形式が、画像形成装置で画像処理が可能な所定のデータ形式であった場合、特定情報は、画像サイズおよびカラー情報のうち少なくとも1つをさらに含む。
別の局面に従うと、固有の識別情報を有する記憶装置を着脱可能な画像形成装置を制御する制御プログラムであって、制御プログラムは、画像形成装置のコンピュータに、画像形成装置に記憶装置が装着されている状態において所定の条件を満たすと、識別情報と、記憶装置に格納されたコンテンツを特定するための特定情報とを関連付けて記憶部に格納するステップと、装着されている記憶装置にアクセス可能な状態になると、装着されている記憶装置に一致する識別情報が記憶部に格納されているかを判断するステップと、一致する識別情報が記憶部に格納されていると判断した場合に、装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了する前に、記憶部に格納された一致する識別情報に関連付られた特定情報を表示部の表示内容に反映するステップとを実行させる。
一実施形態に従う画像形成装置は、着脱式記憶装置にアクセス可能な状態になってから、ユーザが操作可能な状態になるまでの待ち時間を短縮することができる。
実施形態に従う画像形成装置と、関連技術に従う画像形成装置とを比較して説明する図である。 実施形態に従う画像形成装置の外観構成を説明する図である。 実施形態に従う画像形成装置の主要なハードウェア構成を説明するブロック図である。 実施形態に従うスナップショットデータを説明する図である。 実施形態におけるスナップショットデータの取得制御を説明するフローチャートである。 実施形態に従うスナップショットデータを用いた制御を説明するフローチャートである。 実施形態に従う操作パネルを説明する図である。 実施形態に従うタッチパネルの表示内容を説明する図である。 実施形態に従うCPUの機能構成を説明するブロック図である。 変形例に従うスナップショットデータを用いた制御を説明するフローチャートである。 変形例に従うスナップショットデータを用いた制御を説明するフローチャートである。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
(A.概要)
画像形成装置の起動時間を短縮する技術として、画像形成装置のメインメモリが保持している内容をハードディスク等の補助記憶装置に退避させ、次回起動時に、前回の作業途中から再開できるハイバネーション技術が知られている。
しかしながら、同技術を画像形成装置に装着されたUSBメモリ等の着脱式メモリに適用することは難しい。その理由は、着脱式メモリのメモリ容量は固定されていないため、メモリ内のデータを複製するのに必要な容量および時間を予め予測することは難しいためである。
そこで、本実施形態における画像形成装置は、着脱式メモリのデータを全て記録するのではなく、当該メモリに格納されたコンテンツ(ファイル)を特定するための情報(以下、「メタデータ」とも称する。)を記録する。詳細は後述するが、メタデータとは、たとえば、ファイルの名称、ファイルのデータ形式などをいう。
以下、図1を用いて、本実施形態に従う画像形成装置1の制御の概要を説明する。図1では、本実施形態に従う画像形成装置1と、関連技術に従う画像形成装置1Aの制御を比較して説明を行う。なお、画像形成装置1および画像形成装置1Aのハードウェア構成は同じであるとする。
図1を参照して、時刻T1において、画像形成装置1および1Aは、着脱式メモリの装着を検出する。なお、当該着脱式メモリは同じメモリ容量、同じ転送速度であるとする。
時刻T2において、画像形成装置1および1Aは、装着されている着脱式メモリの初期化処理を完了する。時刻T3において、画像形成装置1は、初期化処理で取得した着脱式メモリの識別情報(ID)と、過去に取得した着脱式メモリの識別情報とが一致するか否かを判断する。
識別情報が一致すると判断した場合、時刻T4において画像形成装置1は、当該識別情報に関連付けて保存されているメタデータをタッチパネルなどの表示部の表示内容に反映する。すなわち、時刻T4においてユーザは、装着されている着脱式メモリに含まれると想定されるファイルの閲覧、画像処理の設定などの操作が可能になる。
時刻T5において、画像形成装置1および1Aは、装着されている着脱式メモリに格納されるデータの読み出しを完了する。画像形成装置1は、当該読み出しの完了とともに装着されている着脱式メモリ内のファイルに基づく処理(たとえば、印刷処理)を受け付け可能な状態にする。一方、画像形成装置1Aは、当該読み出しの完了とともに、装着されている着脱式メモリ内のファイルを表示部に表示し、当該ファイルに基づく処理を受け付け可能な状態にする。
画像形成装置1は、着脱式メモリを検出してからユーザが当該着脱式メモリのデータ(と同一と想定されるデータ)を操作可能な状態になるまでの待ち時間は時刻T1−T4間のtw1秒間である。一方、画像形成装置1Aの待ち時間は、時刻T1−T5間のtw1+tw2秒間である。
よって、画像形成装置1は、画像形成装置1Aに比してユーザの待ち時間をtw2秒間短縮することができる。なお、当該tw1+tw2秒間は、着脱式メモリのメモリ容量、転送速度、および画像形成装置のハードウェア構成によって変化するが、16ギガバイトのUSBメモリである場合、おおよそ10〜15秒程度である。一方、tw1秒は、おおよそ3秒程度である。
上記によれば、本実施形態に従う画像形成装置1は、着脱式メモリを装着してから、着脱式メモリのデータの読み出しが完了する前に、ユーザが操作可能な状態になるため、ユーザの待ち時間を短縮することができる。さらに、画像形成装置1は、メモリ容量が固定されていない着脱式メモリであっても、着脱式メモリのデータを全て取得せず、メタデータのみを取得する構成であるため、短時間でのデータ取得が可能になる。以下、当該概要を実現するための構成、制御について説明を行なう。
(B.画像形成装置1の構成)
<b1.外観構成>
図2は、本実施形態に従う画像形成装置1の外観構成を説明する図である。図2を参照して、画像形成装置1は、画像読取装置101と、操作パネル103と、プリントエンジン105と、給紙カセット107と、排出部109と、インターフェース111とを備える。
画像読取装置101は、原稿を読み取って画像データを後述する制御部10へ出力する画像読み取り部である。操作パネル103は、画像形成装置1を操作するための装置であって、タッチパネル103Aと物理ボタン群103Bとを含む。ユーザはタッチパネル103Aおよび物理ボタン群103Bを操作して、画像形成装置に対してアプリケーションの実行指示の入力を行なう。タッチパネル103Aは、ユーザ操作に応答した各種情報および/または各種操作を受け付けるためのメニュー画面などをユーザに対して表示するとともに、ユーザによりタッチ操作された位置を取得し、当該取得した位置に応じた入力情報を取得する。
なお、別の局面において、操作パネル103は、タッチパネル103Aの代わりにユーザの操作入力を受け付けることができない単なる表示装置を備える構成であってもよい。かかる場合、ユーザは、物理ボタン群103Bを用いて操作を行ってもよいし、マウス等のポインティングデバイス(不図示)を用いて操作を行ってもよい。
プリントエンジン105は、画像データを用紙(記録材)に形成する。給紙カセット107は、印刷指示の入力に応答して、用紙を搬送路(不図示)を介してプリントエンジン105に供給する。プリントエンジン105によって画像データが形成された用紙は、排出部109へと排出される。インターフェース111は、記憶装置2を着脱可能な端子である。
記憶装置2は、不揮発性メモリであって、画像データなどを格納する。記憶装置2は、固有の識別情報を有しており、たとえば、USBメモリ、SDカード、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)が挙げられる。本実施形態において、一例として、記憶装置2は、USBメモリとする。以下、記憶装置2をUSBメモリ2とも称する。
<b2.内部構成>
図3は、画像形成装置1の主要なハードウェア構成を説明するブロック図である。図3を参照して、画像形成装置1は、制御部10を含む。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)12と、ROM(Read Only Memory)14と、S−RAM(Static Random Access Memory)16と、NV−RAM(不揮発性メモリー)18とを含む。
CPU12は、装置全体を制御する。ROM14は、各種の制御プログラムを格納する。S−RAM16は、CPU12のワークエリアとして機能する。NV−RAM18は、画像形成に関わる各種の設定を記憶する。
制御部10には、バスを介して、内蔵記憶装置20と、画像読取装置101と、操作パネル103と、プリントエンジン105と、プリンターコントローラ28と、ネットワークI/F(インターフェース)30とが接続されている。
内蔵記憶装置20は、画像読取装置101で読み取った画像データなどを保存する。本実施形態において、一例として、内蔵記憶装置20は、ハードディスクドライブとする。以下、内蔵記憶装置20をHDD20とも称する。
ネットワークI/F30は、通信ネットワークを介して接続された他の装置(不図示)との間で各種の情報を送受信する。プリンターコントローラ28は、当該ネットワークI/F30により受信したプリントデータから複写画像を生成する。
(C.スナップショットデータ)
画像形成装置1は、USBメモリ2が装着されている状態において、所定の条件を満たすとUSBメモリ2のスナップショットデータ(以下、「SSデータ」とも称する。)および、USBメモリ2の識別情報を取得する。USBメモリ2の識別情報は、一例として、シリアル番号とする。
SSデータとは、ファイル(コンテンツ)のメタデータ、およびファイルを格納可能なフォルダのツリー構造の情報のことをいう。
メタデータとは、たとえば、ファイルの名称、ファイルの更新日時、ファイルのデータ形式(拡張子)、ファイルの格納場所などが挙げられる。
図4は、本実施形態に従うスナップショットデータを説明する図である。図4(a)は、USBメモリ2に格納されているデータの概要を説明する図である。図4(a)を参照して、USBメモリ2は、ファイルとフォルダとがツリー構造で管理されている。
SSデータのうち、ツリー構造の情報は、図4(b)のように記憶される。図4(b)を参照して、ツリー構造の情報は、フォルダと、当該フォルダが格納されいている親フォルダとが関連付けられる。
たとえば、フォルダ1およびフォルダ2は、ルートに保存されているため、親フォルダをもたない。フォルダ3は、フォルダ2に格納される。
SSデータのうちメタデータは、図4(c)のように記憶される。図4(c)を参照して、メタデータは、ファイル名、ファイルの更新日時、ファイルのデータ形式(拡張子)、ファイルの格納場所が関連付けられる。また、当該ファイルのデータ形式が画像形成装置1で画像処理が可能な所定のデータ形式であった場合、メタデータとして、画像サイズおよびカラー情報がさらに上記のデータに関連付けられる。カラー情報とは、モノクロ画像/カラー画像を判別する情報である。
本実施形態において、一例として、所定のデータ形式は、「pdf(portable document format)」「jpeg(joint photographic experts group)/jpg」「tiff(Tagged Image File Format)/tif」などが挙げられる。
たとえば、「動画1」のファイルは、2015年9月10日に更新され、データ形式が「mpg」であって、フォルダ1に格納される。「動画1」のファイルは、画像形成装置1で画像処理が可能な所定のフォーマットでないため、画像サイズおよびカラー情報は記憶されない。
一方、「画像1」のファイルは、2015年9月15日に更新され、データ形式が「jpeg」であって、フォルダ1に格納される。さらに、「画像1」のファイルは、画像形成装置1で画像処理が可能な所定のフォーマットであるため、画像サイズが640×480pixelであって、カラー画像であるという情報も併せて記憶される。
(D.スナップショットデータの取得制御)
以下に、図5を用いて画像形成装置1のSSデータを取得する制御について説明を行う。図5は、本実施形態におけるスナップショットデータの取得を説明するフローチャートである。図5に示される処理は、制御部10がROM14に格納される制御プログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子その他のハードウェアによって実行されてもよい。これらの前提(条件)は、図5以降のフローチャート図においても同様とする。
図5を参照して、ステップS2において、制御部10は、画像形成装置1の電源供給を停止する指示が入力されたかを判断する。当該電源供給の停止指示は、たとえば、ユーザが操作パネル103を介して制御部10に出力する。
制御部10は、画像形成装置1の電源供給を停止する指示が入力されたと判断する場合(ステップS2においてYES)、当該制御をステップS4に進める。一方、制御部10は、画像形成装置1の電源供給を停止する指示が入力されていないと判断する場合(ステップS2においてNO)、当該制御をステップS2に戻す。
ステップS4において、制御部10は、インターフェース111にUSBメモリ2が装着されているか否かを判断する。制御部10は、インターフェース111にUSBメモリ2が装着されていると判断する場合(ステップS4においてYES)、当該制御をステップS6に進める。一方、制御部10は、インターフェース111にUSBメモリ2が装着されていないと判断する場合(ステップS4においてNO)、当該制御をステップS10に進め、HDD20のSSデータを取得する。
ステップS6において、制御部10は、USBメモリ2の識別情報(ID)としてシリアル番号を取得し、当該情報をNV−RAM18に記憶する。
ステップS8において、制御部10は、USBメモリ2およびHDD20のSSデータを取得する。
ステップS12において、制御部10は、取得したSSデータをステップS6において取得した識別情報と関連付けてNV−RAM18に記憶する。このとき、既にNV−RAM18に別の識別情報およびSSデータが存在する場合、これらのデータを、取得した識別情報およびSSデータに更新する。
ステップS14において、制御部10は、電源装置(不図示)に対して画像形成装置1に対して電源供給を停止する旨の制御信号を送信する。電源装置は、当該制御信号を受けて、画像形成装置1に対する電源供給を停止する。
上記では、制御部10に画像形成装置1の電源供給を停止する指示が入力されたことを条件としてSSデータを取得するが、SSデータを取得する条件はこれに限られない。別の局面において、制御部10は、画像形成装置1にUSBメモリ2が装着されている状態において、所定時間毎にSSデータを取得する構成であってもよい。一例として、所定時間は、3分とする。
以下に、図6を用いて取得したSSに基づいてユーザの待ち時間を短縮する制御について説明を行う。
(E.スナップショットデータを用いた表示内容制御および画像処理の実行制御)
図6は、実施形態に従うスナップショットデータを用いた制御を説明するフローチャートである。
図6を参照して、ステップS20において、制御部10は、画像形成装置1に電源供給を開始されるとともにブートプログラムを起動する。
ステップS22において、制御部10は、前回電源供給を停止されたときにUSBメモリ2がインターフェース111に装着されていたか否かを判断する。以下、前回電源供給を停止されたときに装着されていたUSBメモリ2をUSBメモリ2Aと表記する。
制御部10は、前回電源供給を停止されたときにUSBメモリ2Aがインターフェース111に装着されていたと判断する場合(ステップS22においてYES)、当該制御をステップS24に進める。
一方、制御部10は、前回電源供給を停止されたときにUSBメモリ2Aがインターフェース111に装着されていなかったと判断する場合(ステップS22においてNO)、当該制御をステップS26に進める。
ステップS24において、制御部10は、現在インタフェース111にUSBメモリ2が装着されているかを否かを判断する。以下、現在装着されているUSBメモリ2をUSBメモリ2Bと表記する。
制御部10は、現在インタフェース111にUSBメモリ2Bが装着されていると判断する場合(ステップS24においてYES)、当該制御をステップS28に進める。
一方、制御部10は、現在インタフェース111にUSBメモリ2Bが装着されていない判断する場合(ステップS24においてNO)、当該制御をステップS26に進める。
ステップS26において、制御部10は、NV−RAM18に格納されたHDD20のSSデータをタッチパネル103Aの表示内容に反映する。その結果、ユーザは、HDD20内のデータ(ファイル,フォルダのツリー構造)の閲覧、画像処理の設定などの操作可能になる。
ステップS28において、制御部10は、装着されているUSBメモリ2Bの初期化処理を行うとともに、USBメモリ2Bの識別情報を取得する。なお、別の局面において、制御部10は、ステップS24およびステップS28の制御を、ステップS20におけるブートプログラムの起動時に行ってもよい。
ステップS30において、制御部10は、NV−RAM18に格納されたUSBメモリ2AおよびHDD20のSSデータと、USBメモリ2Aの識別情報とを読み出す。
ステップS31において、制御部10は、HDD20のSSデータを、タッチパネル103Aの表示内容に反映する。これによって、ユーザは、HDD20のデータ読み出しを完了する前に、ファイル確認や当該ファイルに基づく画像処理の設定などの操作を行うことができるようになる。
ステップS32において、制御部10は、USBメモリ2Aの識別情報と、USBメモリ2Bの識別情報とが一致するか否かを判断する。すなわち、制御部10は、USBメモリ2AとUSBメモリ2Bが同一のUSBメモリであるかを判断する。
制御部10は、USBメモリ2Aおよび2Bの識別情報が一致すると判断する場合(ステップS32においてYES)、当該制御をステップS34に進め、USBメモリ2AのSSデータをタッチパネル103Aの表示内容に反映する。
一方、制御部10は、USBメモリ2Aおよび2Bの識別情報が一致しないと判断する場合(ステップS32においてNO)、当該制御をステップS36に進め、USBメモリ2Bに格納されたデータの読み出しが完了するまで待機する。すなわち、ユーザは、データ読み出しが完了するまでUSBメモリ2Bのファイル確認などの操作を行うことができない。
ステップS36において、制御部10は、USBメモリ2Bに格納されたデータの読み出しが完了したと判断すると、当該制御をステップS42に進め、読み出したUSBメモリ2Bのデータをタッチパネル103Aの表示内容に反映する。その結果、ユーザはUSBメモリ2Bのファイル確認などの操作を行うことができるようになる。
別の局面において、制御部10は、ステップS36において、USBメモリ2Bに格納される各ファイルについて、データの読み出しが完了したファイルから順次、ステップ42において表示内容を反映する構成であってもよい。
ステップS38において、制御部10は、USBメモリ2Bに格納されたデータの読み出しが完了したと判断すると、当該制御をステップS40に進める。
ステップS40において、制御部10は、USBメモリ2AおよびUSBメモリ2Bのメタデータおよびフォルダのツリー構造が一致するか否かを判断する。
制御部10は、ステップS40において、USBメモリ2AおよびUSBメモリ2Bのメタデータおよびフォルダのツリー構造が一致すると判断する場合(ステップS40においてYES)、当該制御をステップS44に進め、USBメモリ2に格納されたファイルに基づく処理(たとえば、印刷処理)を受け付け可能な状態に変更する。
一方、制御部10は、ステップS40において、USBメモリ2AとUSBメモリ2Bとのメタデータおよびフォルダのツリー構造が一致しないと判断する場合(ステップS40においてNO)、当該制御をステップS42に進める。
すなわち、USBメモリ2Aおよび2Bは同一のUSBメモリであると判断したものの、前回電源供給を停止されてから今回電源供給を開始するまでの間にUSBメモリ2のデータが変更されたと判断した場合(ステップS40においてNO)である。かかる場合、制御部10は、ステップS34で変更前のデータ(SSデータ)に基づく表示を行っているため、ステップS42において、変更後のデータ(USBメモリ2Bから読み出したデータ)に基づいて、タッチパネル103Aの表示内容を変更する。
上記によれば、本実施形態に従う画像形成装置は、起動時に装着されている着脱式メモリの識別情報と、前回電源供給停止時に装着されていた着脱式メモリと識別情報とが一致する場合に、装着されている着脱式メモリのデータの読み出しが完了する前に、当該着脱式メモリの過去のSSデータに基づいてユーザが操作可能な状態にすることができる。すなわち、本実施形態に従う画像形成装置は、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
なお、図6に示される例では、制御部10は、ステップS40において、USBメモリ2AおよびUSBメモリ2Bのメタデータおよびフォルダのツリー構造が一致するか否かを判断しているが、これに限られない。たとえば、制御部10は、SBメモリ2AおよびUSBメモリ2Bのメタデータのみ、一致するか否かを判断する構成であってもよい。
以下、図6で説明した制御の具体例を、図7および図8を用いて説明する。
画像形成装置1に電源供給を開始すると、タッチパネル103A上に、図7のようなメニュー画面が表示される。
図6のステップS34において、制御部10は、USBメモリ2AのSSデータをタッチパネル103Aの表示内容に反映する。これにより、ユーザは、図7に示されるタッチパネル103A上の「外部メモリ」ボタンをタッチして、図8の状態(a)画面に遷移させ、USBメモリ2のデータを操作することができる。なお、別の局面において、制御部10は、識別情報が一致すると判断した場合に、ステップS34において、制御部10は、自動で状態(a)画面に遷移させる構成であってもよい。
ユーザは、状態(a)画面において任意のフォルダを選択することができる。たとえば、ユーザがフォルダ2を選択して「開く」ボタンをタッチすることで、フォルダ2の中身を展開することができる。
状態(b)画面は、ユーザがフォルダ3を開いた状態を示している。ユーザは、状態(b)画面において、任意のファイルを選択することができる。本例では、ユーザは、「画像1」ファイルを選択し、「画像処理」ボタンをタッチすることで、状態(c)画面に遷移する。なお、状態(b)画面において、画像形成装置1で画像処理が可能な所定のデータ形式以外のファイルについては、表示を行わない。
ユーザは、状態(c)画面において「画像1」ファイルの画像処理条件を設定することができる。状態(c)画面では、一例として、印刷条件の設定を行うことができる。たとえば、「画像1」ファイルはカラー画像であるため、ユーザは、「カラー」ボタンをタッチして、カラー/モノクロの設定を行う。なお、仮に「画像1」ファイルがモノクロ画像である場合、ユーザはカラーの印刷設定を行うことができず、自動的にモノクロに設定される。
また、印刷する用紙の設定として「自動」が選択された場合、制御部10は、「画像1」ファイルの画像サイズが640×480pixelであるとする情報を取得し、当該情報に基づいて、用紙サイズを決定する。
ユーザは、印刷条件の設定入力を終え「画像1」ファイルの印刷を行う場合、状態(c)画面において、物理ボタン群103Bのうちスタートボタン103bを押下する。
このとき、図5に示される制御がステップS44まで進み、制御部10がUSBメモリ2に格納されたファイルに基づく処理を受け付け可能な状態になっていれば、当該スタートボタン103bの押下に応じて、制御部10は、印刷処理を開始する。
一方、図5に示される制御がステップS44まで進んでいない場合、当該スタートボタン103bが押下されても、制御部10は、当該印刷処理を受け付けない。これは、前回電源供給を停止されてから今回電源供給を開始するまでの間にUSBメモリ2のデータが変更された可能性があるためである。
かかる場合において、たとえば、制御部10は、タッチパネル103A(状態(c)画面)上に、「USBメモリの読み出しが完了するまで少々お待ちください」といったメッセージを表示してもよい。
また、ユーザが状態(a)〜(c)画面において操作を行っている間に、前回電源供給停止時から今回電源供給を開始するまでの間にUSBメモリ2のデータが変更されたと判断される場合(ステップS40においてNO)もある。かかる場合、変更後のデータ(USBメモリ2Bから読み出したデータ)に基づいて状態(a)〜(c)の表示内容を変更する。表示内容を変更する際、たとえば、制御部10は、「読み出したUSBメモリの内容が異なっていたため、表示内容を変更します」といったメッセージを表示してもよい。
上記によれば、ユーザは、装着されている着脱式メモリのデータの読み出しが完了する前に、当該着脱式メモリの過去のSSデータに基づいて操作を行うことができる。さらに、本画像形成装置は、ユーザが過去のSSデータに基づいた操作を行っている間に、装着されている着脱式メモリのデータを読み出す処理を並行して行うことができるため、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
以下、図9を用いて、図5および6に示される制御について説明を行なう。図9は、CPU12の機能構成を説明するブロック図である。
図9を参照して、CPU12は、ROM14に格納される各種制御プログラムを実行することによって、関連格納部40と、ID判断部42と、反映部44として機能する。
まず、画像形成装置1の電源供給を停止する指示が関連格納部40に入力される。関連格納部40は、当該入力に応答して、USBメモリ2Aに制御信号を送信する。USBメモリ2Aは、制御信号の入力に応答して、NV−RAM18に識別情報とSSデータとを出力する。NV−RAM18は、USBメモリ2Aから入力を受けた識別情報とSSデータとを関連付けて格納する。
USBメモリ2Bを装着された状態において画像形成装置1に電源を供給されると、ID判断部42は、USBメモリ2Bから識別情報を取得する。さらに、ID判断部42は、当該USBメモリ2Bの識別情報が、NV−RAM18に格納されたUSBメモリ2Aの識別情報と一致するか否かを判断し、判断結果を反映部44に出力する。
反映部44は、ID判断部42からUSBメモリ2Aおよび2Bの識別情報が一致するという情報が入力された場合に、NV−RAM18に格納された当該識別情報と関連付けられたSSデータを取得する。続いて、反映部44は、取得したSSデータをタッチパネル103Aの表示内容に反映する。
その結果、ユーザは、装着されている着脱式メモリのデータの読み出しが完了する前に、当該着脱式メモリの過去のSSデータに基づいてファイルの閲覧、画像処理の設定などの操作が可能になる。
(F.変形例1−USBメモリ2の検出に応じた制御)
<f1.概要>
図6において、画像形成装置1は、USBメモリ2を装着している状態において電源供給を開始されたときに、各制御を行なった(図5のステップS24)。
本例において、画像形成装置1は、USBメモリ2にアクセス可能な状態になったときに、識別情報の比較等の各制御を行なう。
当該構成によれば、ユーザは、画像形成装置1の起動時のみならず、起動された状態において、USBメモリ2をインターフェース111に挿入したときにおいても、待ち時間を短縮することができる。当該変形例における画像形成装置1の制御について説明を行う。
<f2.スナップショットデータの取得制御>
図5に示されるSSデータの取得制御では、制御部10は、既にNV−RAM18に別の識別情報およびSSデータが存在する場合、これらのデータを、取得した識別情報およびSSデータに更新する(図5のステップS12)。
本変形例に従う制御部10は、取得した識別情報と同一の識別情報が既にNV−RAM18に存在する場合に、当該識別情報と関連付けられて格納されるSSデータを、今回取得したSSデータに更新する。
また、本変形例に従う制御部10は、取得した識別情報と同一の識別情報がNV−RAM18に存在しない場合、格納された識別情報とSSデータはそのままに、今回取得した識別情報とSSデータとを新たにNV−RAM18に格納する。
<f3.スナップショットデータを用いた表示内容制御および画像処理の実行制御>
図10は、変形例に従うスナップショットデータを用いた制御を説明するフローチャートである。なお、図6と同一符号を付している部分は同じであるので、説明は繰り返さない。
図10を参照して、ステップS50において、制御部10は、USBメモリ2の接続を検出したか否か、言い換えれば、USBメモリ2にアクセス可能な状態になったか否かを判断する。
もちろん、制御部10は、USBメモリ2を接続された状態で電源供給を開始されると、USBメモリ2の接続を検出する。
制御部10は、USBメモリ2の接続を検出したと判断する場合(ステップS50においてYES)、当該制御をステップS28に進める。一方、制御部10は、USBメモリ2の接続を検出しないと判断する場合(ステップS50においてNO)、当該制御をステップS50に戻す。
ステップS32Aにおいて、制御部10は、接続を検出したUSBメモリ2の識別情報に一致する識別情報がNV−RAM18に格納されているか否かを判断する。
制御部10は、接続を検出したUSBメモリ2の識別情報に一致する識別情報がNV−RAM18に格納されていると判断する場合(ステップS32AにおいてYES)、当該制御をステップS34Aに進める。一方、制御部10は、接続を検出したUSBメモリ2の識別情報に一致する識別情報がNV−RAM18に格納されていないと判断する場合(ステップS32AにおいてNO)、当該制御をステップS36に進める。
ステップS34Aにおいて、制御部10は、接続を検出したUSBメモリ2に一致する識別情報と関連付けられたSSデータをタッチパネル103Aの表示内容に反映する。
上記によれば、本変形例に従う画像形成装置は、起動時のみならず、USBメモリ2をインターフェース111に挿入したときにおいても、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
(G.変形例2−HDD20のスナップショットデータに基づく制御)
上記に、装着されているUSBメモリ2の読み出しが完了する前に、SSデータに基づいてユーザの待ち時間を短縮する構成について説明を行った。
本例では、装着されているUSBメモリ2の読み出しが完了する前に、ユーザがタッチパネル103A上で行なった操作内容によって、制御フローを切り替える構成について説明を行う。
具体的には、装着されているUSBメモリ2の読み出しが完了する前に、ユーザがUSBメモリ2のSSデータに基づく操作を行ったのか、HDD20のSSデータに基づく操作を行ったか、によって制御フローを切り替える。以下に、本変形例に従う制御について、図11を用いて説明を行う。
図11は、変形例に従うスナップショットデータを用いた制御を説明するフローチャートである。なお、図6と同一符号を付している部分は同じであるので、説明は繰り返さない。
図11を参照して、ステップS60において、制御部10は、タッチパネル103A上でファイルが選択されたか否か判断する。
制御部10は、タッチパネル103A上でファイルが選択されたと判断する場合(ステップS60においてYES)、当該制御をステップS64に進める。一方、制御部10は、タッチパネル103A上でファイルが選択されていないと判断する場合(ステップS60においてNO)、当該制御をステップS62に進める。
ステップS62において、制御部10は、装着されているUSBメモリ2のデータ読み出しが完了したか否かを判断する。
制御部10は、装着されているUSBメモリ2のデータ読み出しが完了したと判断する場合(ステップS62においてYES)、当該制御をステップS40に進める。一方、制御部10は、装着されているUSBメモリ2のデータ読み出しが完了していないと判断する場合(ステップS62においてNO)、当該制御をステップS60に戻す。
ステップS64において、制御部10は、選択されたファイルがUSBメモリ2のSSデータに基づくファイルであるか否かを判断する。
制御部10は、選択されたファイルがUSBメモリ2のSSデータに基づくファイルであると判断する場合(ステップS64においてYES)、当該制御をステップS38に進める。
一方、制御部10は、選択されたファイルがUSBメモリ2のSSデータに基づくファイルでない、すなわち、HDD20のSSデータに基づくファイルであると判断する場合(ステップS64においてYES)、当該制御をステップS44に進め、選択されたファイルに基づく処理を受け付け可能な状態になる。具体的には、図8の状態(c)画面において、物理ボタン群103Bのスタートボタン103bの押下を受け付ける。かかる状態でスタートボタン103bを押下されると、制御部10は、HDD20のデータ読み出しが完了するとともに、状態(c)画面で入力された設定に基づいて、画像処理(たとえば、印刷処理)を行う。
その理由は、HDD20は、内蔵記憶装置であり、前回電源供給を停止されてから今回電源供給を開始するまでの間にHDD20のデータが変更される可能性は低いためである。従って、制御部10は、HDD20のデータ読み出しが完了する前であっても、HDD20のSSデータに基づくファイルの処理が入力されると、当該処理の入力を受け付ける。
上記によれば、ユーザは、HDD20のSSデータに基づくファイルの画像処理を行いたい場合に、HDD20のデータ読み出しが完了するまで待たなくてもよい。すなわち、本変形例に従う画像形成装置は、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置、2 記憶装置、10 制御部、12 CPU、14 ROM、16 S−RAM、18 NV−RAM、20 内蔵記憶装置、40 関連格納部、42 判断部、44 反映部、101 画像読取装置、103 操作パネル、105 プリントエンジン、107 給紙カセット、109 排出部、111 インターフェース。

Claims (11)

  1. 画像形成装置であって、
    固有の識別情報を有する記憶装置を着脱可能なインターフェースと、
    表示部と、
    記憶部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記記憶装置が装着されている状態において所定の条件を満たすと、前記識別情報と、前記記憶装置に格納されたコンテンツを特定するための特定情報とを関連付けて前記記憶部に格納する格納手段と、
    装着されている記憶装置にアクセス可能な状態になると、前記装着されている記憶装置に一致する識別情報が前記記憶部に格納されているかを判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段により一致する識別情報が前記記憶部に格納されていると判断した場合に、前記装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了する前に、前記記憶部に格納された前記一致した識別情報に関連付られた特定情報を前記表示部の表示内容に反映する反映手段とを含む、画像形成装置。
  2. 前記記憶装置は、前記コンテンツをツリー構造のフォルダに格納され、
    前記格納手段は、前記所定の条件を満たすと、さらに前記ツリー構造を前記識別情報と関連付けて前記記憶部に格納し、
    前記反映手段は、前記第1判断手段により一致する識別情報が前記記憶部に格納されていると判断した場合に、前記記憶部に格納された前記一致した識別情報に関連付られたツリー構造を前記表示部の表示内容にさらに反映する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1判断手段は、記憶装置を装着された状態において、前記画像形成装置の電源供給を開始されると、前記装着されている記憶装置に一致する識別情報が前記記憶部に格納されているかを判断する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記反映手段は、前記第1判断手段により一致する識別情報が前記記憶部に格納されていないと判断した場合に、前記装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了した後に、当該取得した特定情報を前記表示部の表示内容に反映する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第1判断手段により一致する識別情報が前記記憶部に格納されていると判断した場合に、一致する識別情報に関連付られた前記記憶部に格納された特定情報と前記装着されている記憶装置に格納された特定情報とが一致するかを判断する第2判断手段をさらに備え、
    前記反映手段は、前記第2判断手段により特定情報が一致しないと判断した場合に、前記装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了した後に、当該取得した特定情報に基づいて前記表示部の先の表示内容を更新する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了した後に、前記装着されている記憶装置に格納されたコンテンツに基づく処理を受け付け可能な状態に変更する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 内蔵記憶装置をさらに備え、
    前記表示部は、ユーザの入力を受け付け可能に構成され、
    前記格納手段は、前記所定の条件を満たすと、前記内蔵記憶装置に格納されたコンテンツを特定する内蔵記憶特定情報をさらに前記記憶部に格納し、
    前記反映手段は、前記画像形成装置の電源供給が開始されると、前記内蔵記憶装置から前記内蔵記憶特定情報の取得が完了する前に、前記記憶部に格納された前記内蔵記憶特定情報を前記表示部の表示内容に反映し、
    前記制御部は、
    前記表示部を介してユーザから前記内蔵記憶装置に格納されたコンテンツに基づく処理の入力があった場合に、当該コンテンツに基づく処理を受け付ける、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定の条件は、前記制御部が前記画像形成装置の電源供給を停止する指示の入力を受けることを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記特定情報は、前記コンテンツの名称、前記コンテンツのデータ形式、前記コンテンツの更新日時、前記コンテンツが格納される場所のうち少なくとも1つを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記コンテンツのデータ形式が、前記画像形成装置で画像処理が可能な所定のデータ形式であった場合、前記特定情報は、画像サイズおよびカラー情報のうち少なくとも1つをさらに含む、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 固有の識別情報を有する記憶装置を着脱可能な画像形成装置を制御する制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、前記画像形成装置のコンピュータに、
    前記画像形成装置に前記記憶装置が装着されている状態において所定の条件を満たすと、前記識別情報と、前記記憶装置に格納されたコンテンツを特定するための特定情報とを関連付けて記憶部に格納するステップと、
    装着されている記憶装置にアクセス可能な状態になると、前記装着されている記憶装置に一致する識別情報が前記記憶部に格納されているかを判断するステップと、
    一致する識別情報が前記記憶部に格納されていると判断した場合に、前記装着されている記憶装置に格納された特定情報の取得が完了する前に、前記記憶部に格納された前記一致する識別情報に関連付られた特定情報を前記画像形成装置の表示部の表示内容に反映するステップとを実行させる、制御プログラム。
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