JP6524293B1 - エレベータの制御データ生成装置及びエレベータの制御データリニューアル方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 据付後に作業員による再調整作業を削除又は簡略化することができ、据付作業を効率的に実施することができ、設EL制御データの品質を確保する。【解決手段】 既設エレベータ制御装置に組み込まれている既設エレベータ制御データを取得する既設エレベータ制御データ取得部21と、取得した既設エレベータ制御データ中から、既設エレベータ制御装置6の出荷後に組み込まれた調整データを抽出する調整データ抽出部22と、新設エレベータ仕様情報に基づいて仮のエレベータ制御データを生成する仮エレベータ制御データ生成部23と、調整データと仮のエレベータ制御データとを合成して新設エレベータ制御データを生成する制御データ合成部24と、生成された新設エレベータ制御データを、出荷前試験を実施させるために試験端末側に転送する制御データ転送部26と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータの制御データ生成装置及びエレベータの制御データリニューアル方法に関する。
既設のエレベータ制御装置をリニューアルして新設のエレベータ制御装置を構築する際には、既設のエレベータ制御装置の制御データを利用して新設のエレベータ制御装置に移植する場合がある。
エレベータのリニューアルにあたり、制御データとして現地の階高データや巻上機の各種設定値等のパラメータは、リニューアル後の新設制御装置の設置後に、改めて調整作業を行って最適な値を設定しており、概ね物件個別に制御データが存在している。
しかしながら、従来におけるエレベータ制御データのリニューアルでは、リニューアル後と同一の制御データを新設エレベータ制御データに流用しているため、既設エレベータの据付後に、巻上機やエレベータかごの走行速度に何らかの変更が有った場合、これら調整データは新設エレベータ制御データには、反映されないという課題がある。
また、調整データを組み込んだ状態で出荷前試験が行われるので、新設エレベータ制御装置の品質保証の点で課題を含んでいた。
本発明の目的は、据付後に作業員による再調整作業を削除又は簡略化することができ、据付作業を効率的に実施することができ、設EL制御データの品質を確保することができるエレベータの制御データ生成装置及びエレベータの制御データリニューアル方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための実施形態は、既設エレベータ制御装置に組み込まれている既設エレベータ制御データを取得する既設エレベータ制御データ取得部と、取得した既設エレベータ制御データ中から、前記既設エレベータ制御装置の出荷後に組み込まれた調整データを抽出する調整データ抽出部と、新設エレベータ仕様情報に基づいて仮のエレベータ制御データを生成する仮エレベータ制御データ生成部と、前記調整データと前記仮のエレベータ制御データとを合成して新設エレベータ制御データを生成する制御データ合成部と、生成された新設エレベータ制御データを、出荷前試験を実施させるために試験端末側に転送する制御データ転送部と、を備える。
本発明の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、エレベータをELとも表記することとする。また、各図において、同一部材には同一番号を付している。
実施形態では、据付現場からのフィードバックとして据付調整データが登録されているバックアップサーバからリニューアル前の制御データの取り込み、リニューアル後の変更の相違に関わるエレベータ制御特有の差分を抽出し、さらには、制御マイコンの更新や制御方式の変更に伴う世代差又は制御方式の変更に伴う制御データの再計算、再変換を要するデータを判断の上、再設定を可能とし、その設定データを現地で制御装置に接続して変更するのではなく、予め、リニューアル後として出荷される制御装置の試験段階でデータを組み込み、品質部門によって出荷品質が確認された状態で出荷可能にする。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態の制御データ管理システム1Aは、制御データ生成装置2Aと、データセンタ3内に設置された制御データ管理サーバ4とを備えている。データセンタ3は通信回線5を介して制御データ生成装置2Aと接続されるとともに、既設エレベータ制御装置6から調整用端末7を介して既設制御データを入力し、また、新設エレベータ制御装置8には試験部門端末9を介して新設EL制御データを出力するように構成されている。
図1に示すように、第1実施形態の制御データ管理システム1Aは、制御データ生成装置2Aと、データセンタ3内に設置された制御データ管理サーバ4とを備えている。データセンタ3は通信回線5を介して制御データ生成装置2Aと接続されるとともに、既設エレベータ制御装置6から調整用端末7を介して既設制御データを入力し、また、新設エレベータ制御装置8には試験部門端末9を介して新設EL制御データを出力するように構成されている。
制御データ管理サーバ4は、既設EL制御データ蓄積部11と、新設EL制御データ蓄積部12とを備えている。
第1実施形態の制御データ生成装置2Aは、既設EL制御データ取得部21と、調整データ抽出部22と、(仮)新設EL制御データ生成部23と、制御データ合成部24と、新設EL制御データ保存部25と、制御データ転送部26とを備えている。
既設EL制御データ取得部21は、制御データ管理サーバ4の既設EL制御データ蓄積部11に保存されている既設EL制御データを取得する。
調整データ抽出部22は、既設EL制御データ取得部21が取得した既設EL制御データ中から、出荷後の点検時等で調整されたデータである調整データを抽出する。
(仮)新設EL制御データ生成部23は、新設EL制御データの設計者が所持する端末操作によって、新設EL仕様情報27を入力し、この新設EL仕様情報に基づき、仮の新設EL制御データを生成する。ここで、仮の新設EL制御データとは、既設エレベータ制御装置の出荷後に組み込まれた既設EL制御データ中の調整データを含まない新設EL制御データを指す。
制御データ合成部24は、調整データ抽出部22で抽出された調整データと(仮)新設EL制御データ生成部23で生成された仮の新設EL制御データとを合成して新設EL制御データを生成する。
新設EL制御データ保存部25は、制御データ合成部24で生成された新設EL制御データを保存する。
制御データ転送部26は、新設EL制御データ保存部25に保存された新設EL制御データをデータセンタ3に転送する。
制御データ管理サーバ4の既設EL制御データ蓄積部11は、調整用端末7から出力された既設EL制御装置6の既設EL制御データを入力して蓄積する。
制御データ管理サーバ4の新設EL制御データ蓄積部12は、制御データ転送部26から転送された新設EL制御データを入力して蓄積する。
調整用端末7は、既設EL制御装置6内の既設EL制御データを抽出して制御データ管理サーバ4に出力する。
試験部門端末9は、新設EL制御データ蓄積部12に蓄積された新設EL制御データを入力して出荷前の各種試験を実施し、試験済みの新設EL制御データを新設EL制御装置8に出力する。
<第1実施形態の作用説明>
次に、第1実施形態の制御データ管理システム1aで実行される処理手順を図2のフローチャートを参照して説明する。
次に、第1実施形態の制御データ管理システム1aで実行される処理手順を図2のフローチャートを参照して説明する。
新設EL制御データの生成操作が開始されると(ステップST11)、先ず、既設EL制御データ取得部21は、既設EL制御データを制御データ管理サーバ4の既設EL制御データ蓄積部11から取得する(ステップST12A)。また、既設EL制御データの取得処理と並行して(仮)新設EL制御データ生成部23は、新設EL仕様情報に基づき、仮の新設EL制御データを生成する(ステップST12B)。
調整データ抽出部22は、ステップST12Aで取得された既設EL制御データから調整データを抽出する(ステップST13)。ここで、調整データとは、出荷されたエレベータ制御装置内に組み込まれた制御データに対して、現場の環境や状況に応じて現地調整されたデータを指す。調整データは、納品先である物件毎に異なるデータとなる。
次いで、制御データ合成部24は、抽出された調整データと生成された仮の新設EL制御データとを合成する(ステップST14)。生成された新設EL調整データに対して調整データを合成することで、出荷後の現地調整が不要となる。調整データ合成後の新設EL制御データは新設EL制御データ保存部25に保存される。
制御データ転送部26は、新設EL制御データ保存部25に保存された調整データ合成後の新設EL制御データをデータセンタ3の制御データ管理サーバ4に転送され(ステップST15)、新設EL制御データ蓄積部12に蓄積される。新設EL制御データ蓄積部12内の新設EL制御データは試験部門端末9において出荷前試験が実行された後、新設EL制御装置8に組み込まれる。
このように、第1実施形態によれば、新設EL制御データには、既設EL制御データに組み込まれていた調整データが新設EL制御データに組み込まれた状態で出荷前試験を行うことができるので、新設EL制御データの品質を確保することができる。また、リニューアル後の据付現場に搬入される新設エレベータ制御装置には、既に調整データが書き込まれているので、据付後に作業員による再調整作業を削除又は簡略化することができ、据付作業を効率的に実施することができる。
<第2実施形態>
図3に示すように、第2実施形態の制御データ管理システム1Bは、制御データ生成装置2B内に世代情報・改廃情報保存部31と、マイコン世代判別部32と、変換データ抽出部33と、調整データ変換部34とを備える点が第1実施形態の制御データ管理システム1Aと異なっている。
図3に示すように、第2実施形態の制御データ管理システム1Bは、制御データ生成装置2B内に世代情報・改廃情報保存部31と、マイコン世代判別部32と、変換データ抽出部33と、調整データ変換部34とを備える点が第1実施形態の制御データ管理システム1Aと異なっている。
世代情報・改廃情報保存部31は、エレベータ制御装置内に組み込まれているマイクロコンピュータに関する世代情報と、制御プログラムのシンボルデータの改訂や廃止に関する情報が改廃情報として保存されている。ここで、シンボルデータは、制御プログラムの名前を示しており、改廃情報は、改訂や廃止等によって、シンボルデータがメモリ内のどの場所に格納されているのか(保存アドレス)、削除又は廃止されたデータか等を示す。
マイコン世代判別部32は、既設EL制御データに関するマイコンの世代情報と、シンボルデータの改廃情報とを世代情報・改廃情報保存部31内の保存データを参照して判別する。
変換データ抽出部33は、判別されたマイコンの世代情報及びシンボルデータの改廃情報に基づき、新設EL制御データに適用するように変換する必要のあるシンボルデータを抽出する。
調整データ変換部34は、抽出されたシンボルデータを新設EL制御データに適合するように変換する。変換後の調整データは、制御データ合成部24で合成され、新設EL制御データとして新設EL制御データ保存部25に保存される。
<第2実施形態の処理手順>
図4は第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図4中破線で囲んだステップが第2実施形態の特徴となる処理手順を示している。なお、図2に示した第1実施形態と同一の処理手順には同一番号を付して説明は省略する。
図4は第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図4中破線で囲んだステップが第2実施形態の特徴となる処理手順を示している。なお、図2に示した第1実施形態と同一の処理手順には同一番号を付して説明は省略する。
調整データ抽出部22によって、既設EL制御データから調整データが抽出されると(ステップST13)、マイコン世代判別部32は、既設EL制御データに関するマイコンの世代情報と、シンボルデータの改廃情報とを世代情報・改廃情報保存部31内の保存データを参照して判別する(ステップST21)。
次いで、変換データ抽出部33は、判別された既設エレベータのマイコン世代情報に基づき、抽出した調整データの中から変換を要する調整データを抽出する(ステップST22)。調整データ変換部34は、変換を必要とする調整データを、新設エレベータ制御装置8のマイコン世代へ適用する形式に変換する(ステップST23)。
そして、制御データ合成部24は、調整データ抽出部22で変換された調整データと(仮)新設EL制御データ生成部23で生成された仮の新設EL制御データとを合成して新設EL制御データを生成する(ステップST24)。変換された調整データが合成された新設EL制御データで、制御データ転送部26から制御データ管理サーバ4へ転送される(ステップST15)。
このように、第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、既設エレベータ制御装置と新設エレベータ制御装置との間で世代差がある場合でも、マイコンの世代情報と、シンボルデータの改廃情報とに基づき、調整データを変換して適用することができる。
<第3実施形態>
図5は、第3実施形態に係る制御データ管理システム1Cの構成を示している。
図5は、第3実施形態に係る制御データ管理システム1Cの構成を示している。
図5に示すように、第3実施形態の制御データ管理システム1Cは、調整データ限界値情報保存部41と、調整データ妥当性確認部42とを備え、調整データのフィルタ機能を有する点が第2実施形態の制御データ管理システム1Bと異なっている。
調整データ限界値情報保存部41は、調整データ変換部34で変換された調整データの上限値及び下限値を限界値として保存する。例えば、巻上機のモータの電流値が既設EL制御装置と新設EL制御装置とでは異なる場合があり、安全保護の面から限界値と定めている。
調整データ妥当性確認部42は、限界値に基づいて変換後の調整データの妥当性を確認し、限界値を超えるような妥当でない調整データは排除する。
<第3実施形態の処理手順>
図6は第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図4中破線で囲んだステップST31〜ST33が第3実施形態の特徴となる処理手順を示している。なお、図2に示した第1実施形態及び図4に示した第2実施形態と同一の処理手順には同一番号を付して説明は省略する。
図6は第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図4中破線で囲んだステップST31〜ST33が第3実施形態の特徴となる処理手順を示している。なお、図2に示した第1実施形態及び図4に示した第2実施形態と同一の処理手順には同一番号を付して説明は省略する。
ステップST23の処理において、調整データ変換部34で変換された調整データは、調整データ妥当性確認部42に出力される。調整データ妥当性確認部42では、調整データ限界値情報保存部41に保存されている調整データの限界値に基づいて変換後の調整データの妥当性を確認する(ステップST31)。限界値を超えるような妥当でない調整データが有る場合には、調整データからは排除する(ステップST32)。
そして、制御データ合成部24は、調整データ妥当性確認部42で妥当性が確認された調整データと(仮)新設EL制御データ生成部23で生成された仮の新設EL制御データとを合成して新設EL制御データを生成する(ステップST34)。妥当性が確認された調整データが合成された新設EL制御データは、制御データ転送部26から制御データ管理サーバ4へ転送される(ステップST15)。
そして、制御データ合成部24は、調整データ妥当性確認部42で妥当性が確認された調整データと(仮)新設EL制御データ生成部23で生成された仮の新設EL制御データとを合成して新設EL制御データを生成する(ステップST34)。妥当性が確認された調整データが合成された新設EL制御データは、制御データ転送部26から制御データ管理サーバ4へ転送される(ステップST15)。
このように第3実施形態によれば、第1、第2実施形態の効果に加え、調整データ中で妥当性の無いデータを排除するようにしたので、無用なデータや不自然なデータが新設EL制御データに組み込まれるのを排除することができ、新設EL制御データの品質向上を図ることができる。
<第4実施形態>
図7は、第4実施形態に係る制御データ管理システム1Dの構成を示している。
図7は、第4実施形態に係る制御データ管理システム1Dの構成を示している。
図7に示すように、第4実施形態の制御データ管理システム1Dは、調整データ機能分類情報保存部51と、調整データ取捨選択部52とを備える点が第3実施形態の制御データ管理システム1Dと異なっている。第4実施形態では、調整データを機能毎に分類分けすることで、不必要な機能や無駄な機能を排除して新設EL制御データの品質を向上させるものである。
調整データ機能分類情報保存部51は、調整データのシンボルデータを機能毎に分類した分類情報を保存する。
調整データ取捨選択部52は、機能分類情報に基づいて前記調整データが前記仮のエレベータ制御データのどの機能分類に属するかを決定する。
<第4実施形態の処理手順>
図8は第4実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図4中破線で囲んだステップST41〜ST43が第4実施形態の特徴となる処理手順を示している。なお、図2に示した第1実施形態、図4に示した第2実施形態及び図6に示した第3実施形態と同一の処理手順には同一番号を付して説明は省略する。
図8は第4実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図4中破線で囲んだステップST41〜ST43が第4実施形態の特徴となる処理手順を示している。なお、図2に示した第1実施形態、図4に示した第2実施形態及び図6に示した第3実施形態と同一の処理手順には同一番号を付して説明は省略する。
ステップST32の処理において、調整データ妥当性確認部42により妥当性が確認された調整データは、調整データ取捨選択部52に供給される。調整データ取捨選択部52は、調整データ機能分類情報に保存されている調整データ機能分類情報に基づき、調整データを機能毎に分類分けする(ステップST41)。そして、分類分けされた調整データを機能単位で仮の新設EL制御データと合成するか否かを取捨選択する(ステップST42)。なお、どの機能分類を合成するかの判断は調整データ取捨選択部52に予め設定したルールに基づいてもよく、また、設計者の判断により手動によりその都度選択してもよい。
こうして取捨選択された調整データは、制御データ合成部24で仮の新設EL制御データと合成され(ステップS43)、合成された新設EL制御データは、制御データ転送部26から制御データ管理サーバ4へ転送される(ステップST15)。
このように第4実施形態によれば、第1〜第3実施形態の効果に加え、調整データ中で不具合が発生する可能性がある機能を排除することができ、新設EL制御データの更なる品質向上を図ることができる。
<第5実施形態>
図9は、第5実施形態に係る制御データ管理システム1Eの構成を示している。
図9は、第5実施形態に係る制御データ管理システム1Eの構成を示している。
図9に示すように、第5実施形態の制御データ管理システム1Eは、図1に示した第1実施形態の構成に加え、オペレーション関連データ抽出部61と、オペレーション関連データ比較部62と、新旧データ選択・置換部63と、新設EL制御データ保存部64とを備える構成となっている。
オペレーション関連データ抽出部61は、既設エレベータ制御データ中から、既設エレベータ制御装置6個別に設定されるオペレーション関連データを抽出する。例えば、“3階は不停止階に設定”、“乗りかごの満員時にはブザを鳴動させる”、乗りかご満員時には途中階は通過する、又は満員時でも停止する”等、客先の要望に応じたオペレーションがあり、これらの情報がオペレーション関連データとして既設EL制御データ中に存在する。
オペレーション関連データ比較部62は、既設EL制御データから抽出されたオペレーション関連データと新設EL制御データ中のオペレーション関連データとの差分を比較する。
新旧データ選択・置換部63は、差分が抽出されたオペレーション関連データを新設EL制御データのオペレーション関連データと置換する。
新設EL制御データ保存部64は、オペレーション関連データが置換された新たな新設EL制御データを保存する。
<第5実施形態の処理手順>
図10は第5実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図10中破線で囲んだステップST51〜ST54が第5実施形態の特徴となる処理手順を示している。なお、図2に示した第1実施形態と同一の処理手順には同一番号を付して説明は省略する。
図10は第5実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図10中破線で囲んだステップST51〜ST54が第5実施形態の特徴となる処理手順を示している。なお、図2に示した第1実施形態と同一の処理手順には同一番号を付して説明は省略する。
ステップST12Aにおいて、既設EL制御データ取得部21で取得された既設EL制御データ中からオペレーション関連データがオペレーション関連データ抽出部61で抽出される(ステップST51)。オペレーション関連データ比較部62では、既設EL制御データから抽出されたオペレーション関連データと新設EL制御データ中のオペレーション関連データとの差分が比較される(ステップST52)。差分が発生したオペレーション関連データについては、既設EL制御データから抽出したオペレーション関連データに置き換えて(ステップST53)、新たな新設EL制御データを生成する。新たな新設EL制御データが新設EL制御データ保存部64に保存され、制御データ転送部26を介して制御データ管理サーバ4に転送される(ステップST54)。なお、データの置き換えを実行するか否かは新旧データ選択・置換部63に組み込まれたルールに基づくが、設計者による手動選択によってもよい。
このように第5実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、既設EL制御データのオペレーション関連データを継承することができるので、据付後に再設定する手間を回避でき、新設EL制御データの更なる品質向上を図ることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C,1D,1E…制御データ管理システム、2A,2B,2C,2D,2E…制御データ生成装置、3…データセンタ、4…制御データ管理サーバ、5…通信回線、6…既設EL制御装置、7…調整用端末、8…新設EL制御装置、9…試験部門端末、11…既設EL制御データ蓄積部、12…新設EL制御データ蓄積部、21…既設EL制御データ取得部、22…調整データ抽出部、23…(仮)新設EL制御データ生成部、24…制御データ合成部、25…新設EL制御データ保存部、26…制御データ転送部、31…世代情報・改廃情報保存部、32…マイコン世代判別部、33…変換データ抽出部、34…調整データ変換部、41…調整データ限界値情報保存部、42…調整データ妥当性確認部、51…調整データ機能分類情報保存部、52…調整データ取捨選択部、61…オペレーション関連データ抽出部、62…オペレーション関連データ比較部、63…新旧データ選択・置換部、64…新設EL制御データ保存部。
Claims (6)
- 既設エレベータ制御装置に組み込まれている既設エレベータ制御データを取得する既設エレベータ制御データ取得部と、
取得した既設エレベータ制御データ中から、前記既設エレベータ制御装置の出荷後に組み込まれた調整データを抽出する調整データ抽出部と、
新設エレベータ仕様情報に基づいて仮のエレベータ制御データを生成する仮エレベータ制御データ生成部と、
前記調整データと前記仮のエレベータ制御データとを合成して新設エレベータ制御データを生成する制御データ合成部と、
生成された新設エレベータ制御データを、出荷前試験を実施させるために試験端末側に転送する制御データ転送部と、
を備えることを特徴とするエレベータの制御データ生成装置。 - エレベータ制御装置に設置されるマイクロコンピュータの世代情報及び制御プログラムのシンボルデータの改廃情報に基づいて、前記既設エレベータ制御装置から抽出された調整データにおけるマイクロコンピュータの世代及びシンボルデータの改廃を判別するマイコン世代判別部と、
判別結果に基づき、前記調整データを新設エレベータ制御装置に設置されるマイクロコンピュータの世代及びシンボルデータの改廃に適用させるべく変更する調整データ変換部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御データ生成装置。 - 前記調整データ変換部で変換された調整データの上限値及び下限値を限界値として保存する限界値保存部と、
前記限界値に基づいて変換後の調整データの妥当性を確認する妥当性確認部と、を更に備え、
前記制御データ合成部は、妥当性が確認できた調整データと前記仮のエレベータ制御データとを合成して新設エレベータ制御データを生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータの制御データ生成装置。 - 前記調整データのシンボルデータを機能毎に分類した機能分類情報を保存した調整データ機能分類情報保存部と、
前記機能分類情報に基づいて前記調整データを前記仮のエレベータ制御データのどの機能分類に属するか分類分けし、前記仮の新設EL制御データと合成するか否かを取捨選択する調整データ取捨選択部と、を更に備え、
前記制御データ合成部は、妥当性が確認でき、かつ機能分類がされた調整データと前記仮のエレベータ制御データとを合成して新設エレベータ制御データを生成する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のエレベータの制御データ生成装置。 - 前記既設エレベータ制御データ中から、既設エレベータ制御装置個別に設定されるオペレーション関連データを抽出するオペレーション関連データ抽出部と、
抽出されたオペレーション関連データと前記仮の新設エレベータ制御データで設定されたオペレーション関連データとを比較するオペレーション関連データ比較部と、
比較の結果、両者の差分が生じた場合には、前記仮の新設エレベータ制御データで設定されたオペレーション関連データを既設EL制御データ中のオペレーション関連データで置換する置換部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御データ生成装置。 - 既設エレベータ制御装置に組み込まれている既設エレベータ制御データを取得し、
取得した既設エレベータ制御データ中から、出荷後に組み込まれた調整データを抽出し、
新設エレベータ仕様情報に基づいて仮のエレベータ制御データを生成し、
抽出された調整データと仮のエレベータ制御データとを合成して新設エレベータ制御データを生成し、
生成された新設エレベータ制御データに基づいて出荷前試験を実施した後、試験済みの新設エレベータ制御データを新設エレベータ制御装置に組み込む、
ことを特徴とするエレベータの制御データリニューアル方法。
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