JP6524247B2 - 回転電機の製造方法、回転電機のステータ、及びそのステータを備える回転電機 - Google Patents

回転電機の製造方法、回転電機のステータ、及びそのステータを備える回転電機 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機の製造方法に関し、特にその回転電機の着磁工程に関する。
近年、電動機の効率を高めるため、ステータの1つのティースに直接コイル線を巻回する集中巻きと呼ばれる巻線方式を採用することが多くなっている。ステータの複数のティースにまたがってコイル線を巻回す分布巻きと呼ばれるものよりも、コイル線長を短くできるためコイル線抵抗による損失を減らし、電動機の効率を高めることができる。また、集中巻きを採用することにより、コイルの体積が小さくできるため電動機を小型化できるという特徴がある。
集中巻のステータを採用した電動機の回転子には一般的に永久磁石が用いられている。回転子の永久磁石の着磁方式は、ステータと回転子とを組み立てる前において回転子が永久磁石を有している組立前着磁方式と、ステータと回転子とを組み立てた後にステータに大電流を流し、その発生磁場により回転子の磁性部材に着磁をする組込着磁方式の2通りある。組込着磁方式は、組立の際にその回転子の永久磁石の磁力による影響がないため、組立前着磁方式より組立性が良いものとなっている。なお回転子の磁性部材は、まだ着磁されていない磁性材料により構成されている。
特許文献1では、集中巻のステータを採用した電動機の回転子の組込着磁として、3相Y結線のステータの3相のうち2相間に着磁電源を接続し、高圧パルス電圧を印加することによって磁束を発生させて回転子の磁性部材を着磁する方法が開示されている。
特許文献2では、希土類磁石が高温で必要な飽和着磁磁場が低下することを利用し、組込着磁時に回転子の内側に熱媒を流通させ、回転子の磁性部材の温度を上げた状態で組込着磁する方法が開示されている。
特許文献3では、組込着磁をする際に、回転子の位相を変化させ2回着磁する方法が開示されている。1回の着磁では磁束密度分布が均一でないため、回転子に着磁の弱い部分が出てきてしまうが、回転子の着磁の弱い部分を補完している。
特許第3889532号公報 特開2013−240224号公報 特許第3601288号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、組込着磁に必要となる磁場は2T以上であり、その際にコイル線にかかる電圧は数kV程度、電流は数千Aと大きなものとなる。これにより、組込着磁時にコイル線の絶縁被膜への負荷がかかるという課題がある。
また、特許文献2に開示されている技術では、回転子を構成する回転軸に熱媒体を通すため、熱媒体を循環させる設備が必要となり、設備が大型化するという課題がある。
また、特許文献3に開示されている技術では、2回組込着磁をすることで組込着磁に必要な磁束密度のむらを平均化しているが、着磁に必要となる最低磁束密度は、組込着時を1回実施する場合と変わらない。よって、特許文献1に開示されている技術と同様にコイル線の絶縁被膜への負荷がかかるという課題がある。
この発明は、これらの課題を解決するものであり、組込着磁時に設備を大型化することなく、コイル線表面の絶縁被膜に与えるダメージを軽減しつつ、回転子の磁性材料に従来と同様の磁力を与えられる組込着磁ができる回転電機の製造方法、回転電機のステータ、及びそのステータを備える回転電機を提供することを目的としている。
本発明に係る回転電機の製造方法は、内側に突出して設けられている複数のティースを有する円筒状のステータと、該ステータの内径部に回転可能に設けられ磁性部材を有する回転子と、を備える回転電機の製造方法であって、数の前記ティースのそれぞれに電気的に独立した複数のコイルを集中巻きで巻回す巻回工程と、数の前記コイルのそれぞれに着磁電圧を印加することにより前記磁性部材に着磁する着磁工程と、数の前記コイルを、各前記コイルに電流が流れた際に生じる磁界が同一方向に生じるように電気的に接続する接続工程と、を有する。
本発明によれば、回転電機のステータの一つのティースに複数のコイルが並列に巻かれている状態で組込着磁を行うため、必要な最大電圧が並列に巻いたコイルの数だけ少なくなり、コイル線の絶縁皮膜への負荷を軽減できる。また、組込着磁の際に、回転子を高温にする必要がないため、組込着磁の設備を大型化する必要がない回転電機の製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る回転電機のステータの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転軸に垂直な断面におけるステータ及び回転子の構造の説明図である。 図1のステータから分割コアを抜き出したものである。 図3の分割コアの断面を表した図である。 図4の分割コアにおいて、コイルのそれぞれのターン数を変更した例である。 本発明の実施の形態2に係る回転電機のステータの分割コアの斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る回転電機のステータの分割コアの斜視図である。 図7のロウ付け部の断面を表した図である。 本発明の実施の形態4に係る回転電機のステータの分割コアの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。符号に添え字(例えば「10a」の「a」)が付されている場合、添え字が付されていない符号については、その添え字が付されたもの全体を指すものである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転電機のステータ10の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転軸52に垂直な断面におけるステータ10及び回転子50の構造の説明図である。図3は、図1のステータ10から分割コア20を抜き出したものである。ステータ10は、複数の分割コア20を円形に配置して構成されている。ステータ10は、例えば電動機等の回転電機の筐体の内側に予め固定される。図2に示されるように、ステータ10の内径側、ティース23が円形に並べられている内側に所定の空隙を隔てて、着磁されていない磁性部材51を有する回転子50が挿入されている。回転子50は、回転電機の筐体内部において、回転軸52が軸受等に支持されることにより、回転可能な状態で保持される。なお、回転電機の筐体及び軸受は図示省略されている。
(巻回工程)
複数ある分割コア20は、それぞれティース23がステータ10の内径側に突出させて設けられている。ティース23には、複数のコイル40が巻回されている。図1〜図3では、説明を簡単にするために、2本のコイル40(40a、40b)が巻回されており、それぞれのコイル40(40a、40b)は、それぞれコイル線が1ターンだけ巻回されたものが示されている。また、それぞれのコイル40(40a、40b)の巻方向は、同一方向である。始端部41aは、コイル40aの巻き始めの時の部分を示し、終端部42aはコイル40aの巻き終わりの部分を示す。同じように、始端部41bは、コイル40bの巻き始めの時の部分を示し、終端部42bは、コイル40bの巻き終わりの部分を示す。ステータ10が回転電機内に固定され、回転子50の磁性部材51に着磁する工程を経る前においては、コイル40aとコイル40bとは、それぞれ電気的に独立している。なお、巻回工程は、実施の形態1において説明されている、電気的に独立した2本のコイル40a及びコイル40bをそれぞれ1ターンだけ巻回された構成のものを製造する工程に限定されるものでは無い。2本以上のコイル40が1つのティース23に巻回されていても良いし、各コイル40が1ターン以上巻回されていても良い。
(着磁工程)
集中巻のステータ10を採用した回転電機の回転子50には永久磁石が用いられる。回転子50の永久磁石の着磁方式は、ステータ10と回転子50とを組み立てる前に磁性部材51に着磁する組立前着磁方式がある。また、ステータ10と回転子50とを組み立てた後にステータ10に高電圧を印加し、その発生磁場により磁性部材51に着磁し、永久磁石を得る組込着磁方式がある。組込着磁方式は、組み立ての際にその回転子50の磁性部材51が磁力を有しておらず、磁力の作業への影響がないため、組立前着磁方式より組立性が良いものとなっている。実施の形態1に係る回転電機においては、組込着磁方式を採用している。
図4は、図3の分割コア20の断面を表した図である。図3の分割コア20の長手方向に垂直な面で断面を取ると図4に示されるように表される。組込着磁は、ティース23に巻回された複数の電気的に独立なコイル40を、着磁電源に電気的に並列接続した状態で電圧の印加を行う。つまり、コイル40aとコイル40bとは、始端部41a、41bを着磁電源の2つの電極のうち一方の電極に接続し、終端部42a、42bを他方の電極に接続し、高圧の直流電圧を印加する。これにより、コイル40aとコイル40bとに同じ方向の磁界が生じ、その磁界により回転子50の磁性部材51が着磁される。
(コイル40aとコイル40bとの接続工程)
その後、分割コア20のコイル40a及びコイル40bの電気的な接続を行う。図3に示されている1つの分割コア20において、ステータ10の内径側にあるコイル40aとステータ10の外径側にあるコイル40bとの電気的な接続は、直列に接続される。すなわち、外径側のコイル40bの終端部42bと内径側のコイル40aの始端部41aとが接続され、1つのコイル40としてコイル40内を流れる電流がステータ10の外径側から内径側へ向けて一方向に流れるように接続される。つまり、コイル40aとコイル40bとが接続された状態でコイル40に電流が流れると、コイル40a、コイル40bにそれぞれ同じ回転方向の電流が流れ、同一方向の磁界が生じるように接続される。なお、ステータ10を構成する各分割コア20は、それぞれが同じ構造である。
(効果)
上記で説明したように、組込着磁をする際には、分割コア20に巻き回されている電気的に独立した複数のコイル40a及びコイル40bを並列に接続し、直流電圧を印加する。よって、組込着磁に必要な電圧は、組込着磁時に電気的に独立したコイル数だけ分割することができるため、1つあたりのコイル40にかかる電圧は、コイル数が分割されるほど低くてすみ、ひいてはコイル40のコイル線の絶縁被膜への負荷を軽減することができる。
図5は、図4の分割コア20において、コイル40のそれぞれのターン数を変更した例である。実施の形態1では一例として電気的に独立した2本のコイル40a及びコイル40bをそれぞれ1ターンだけ巻回された構成を示したが、コイル40の本数、それぞれのコイル40のターン数は、これに限定されない。例えば図4のように電気的に独立した2本のコイル40aとコイル40bとをそれぞれ52ターンずつ巻き回した構成も可能である。図4において、コイル40aはハッチングを施して表してある。
実施の形態2.
実施の形態2においては、実施の形態1に対し、それぞれの分割コア20における複数のコイル40同士の接続の方法を変更したものである。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る回転電機のステータ10の分割コア20の斜視図である。組込着磁を実施した後において、分割コア20に巻き回してある複数のコイル40aとコイル40bとの電気的な接続を圧着により行うものである。コイル40aとコイル40bとのコイル線の圧着については、例えば、「JIS C 2806」に規定されている銅線用裸圧着スリーブといった、筒型の突合せ用スリーブ30を用いる。突合せ用スリーブ30の内部にコイル40aの始端部41aとコイル40bの終端部42bとを挿入し、その状態で圧着して電気的な接続を行う。筒型の突合せ用スリーブ30により圧着を行うことにより、簡易な工程で電気的な接続ができ、回転電機の生産性が高くなる。
実施の形態3.
実施の形態3も、実施の形態1に対し、それぞれの分割コア20における複数のコイル40同士の接続の方法を変更したものである。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図7は、本発明の実施の形態3に係る回転電機のステータ10の分割コア20の斜視図である。組込着磁を実施した後において、分割コア20に巻き回してある複数のコイル40aとコイル40bとの電気的な接続をロウ60を用いてロウ付けにより行うものである。コイル40aとコイル40bとのコイル線を図6のように接した状態にし、コイル線の周りにロウ60を付着させて電気的な接続を行う。
図8は、図7のロウ付け部の断面を表した図である。図7におけるロウ60の部分で、始端部41a及び終端部42bのコイル線の中心軸に略垂直な断面を取ると図8の様に表される。ロウ60の形状はロウ60の消費を抑えるため、図8のようにコイル線の表面を覆う形にすることが望ましい。組込着磁後にコイル40aの始端部41aとコイル40bの終端部42bとをロウ60を用い電気的な接続を行うことにより、回転電機を構成する部品数が少なくでき、直接材料費を安くできるという効果がある。例えばステータ10が圧縮機に組み込まれる場合は、圧縮機内の温度が最大で130℃まで上がるため、ロウ60は、それ以上の融点を持ち、また安価である、例えば合金組成がSn96.5%−Ag3%−Cu0.5%の鉛フリーはんだといった材料を用いると良い。
実施の形態4.
実施の形態4も、実施の形態1に対し、それぞれの分割コア20における複数のコイル40同士の接続の方法を変更したものである。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図9は、本発明の実施の形態4に係る回転電機のステータ10の分割コア20の斜視図である。組込着磁を実施した後において、分割コア20に巻き回してある複数のコイル40aとコイル40bとの電気的な接続を、スイッチ70の切替により行うものである。組込着磁前にコイル40aの始端部41aとコイル40bの終端部42bとをスイッチ70につないでおく。そして、スイッチ70は、スライド部71をスライドさせることにより、コイル40a及びコイル40bが電気的に独立している状態と電気的に直列に接続されている状態とを切り替えられるようにされている。このようにしておくことで、組込着磁時にはコイル40aとコイル40bとが電気的に独立にされており、また組込着磁後はスイッチ70の切り替えでコイル40aとコイル40bとが電気的に直列に接続されている状態をワンタッチで切り替えることができる。この構成により、組込着磁後において、分割コア20のコイル40の電気的な接続を短時間で行うことができるという効果がある。スイッチ70は、例えば、スライド部71をずらすことにより、2つの接点間の接続、非接続を切り替えることができるスライドスイッチ等を用いると良い。
(発明の効果)
(1)本発明に係る回転電機の製造方法は、内側に突出して設けられている複数のティース23を有する円筒状のステータ10と、ステータ10の内径部に回転可能に設けられ磁性部材51を有する回転子50と、を備える回転電機の製造方法であって、複数のティース23のそれぞれに複数のコイル40を集中巻きで巻回す巻回工程と、複数のコイル40のそれぞれに着磁電圧を印加することにより磁性部材51に着磁する着磁工程と、複数のコイル40を、各コイル40に電流が流れた際に生じる磁界が同一方向に生じるように電気的に接続する接続工程と、を有する。
このように構成することにより、例えば、回転電機のステータ10の一つのティース23に並列に巻回されたコイル40a及びコイル40bのそれぞれに並列に電圧をかけて組込着磁を行うことができる。よって、着磁に必要な最大電圧は、並列に巻いたコイル40の数だけ少なくなる。よって、各コイル40にかけた電圧よる各コイル40のコイル線の絶縁皮膜への負荷を軽減できる。ひいては、回転電機の信頼性を向上できる。また、組込着磁の際に、従来と同じ設備で組込着磁が可能であり、設備の大型化の必要がない。
(2)上記(1)の回転電機の製造方法において、接続工程は、複数のコイル40の接続を圧着により行う。このように構成することにより、簡易な工程で電気的な接続ができ、回転電機の生産性が高くなる。
(3)上記(1)の回転電機の製造方法において、接続工程は、複数のコイル40の接続をロウ付けにより行う。このように構成することにより、回転電機を構成する部品数が少なくでき、直接材料費を安くできるという効果がある。
(4)上記(1)の回転電機の製造方法において、接続工程は、複数のコイル40の接続を、電気的に接続されている状態と電気的に接続されていない状態とを切り替えることができるスイッチ70により行う。このように構成することにより、組込着磁後において、分割コア20のコイル40の電気的な接続を短時間で行うことができるという効果がある。
(5)また、本発明に係る回転電機のステータは、円筒状で、内径側に突出して設けられている複数のティース23を有する、回転電機のステータ10であって、複数のティース23のそれぞれは、電気的に独立した複数のコイル40が集中巻で巻回されている。
このように構成することにより、回転電機のステータ10の一つのティース23に並列に巻回されたコイル40a及びコイル40bのそれぞれに並列に電圧をかけることができる。よって、上記(1)〜(4)に係る回転電機の製造方法における着磁工程が実現でき、各コイル40にかけた電圧よる各コイル40のコイル線の絶縁皮膜への負荷を軽減できる。また、ひいては、回転電機の信頼性を向上できる。また、組込着磁の際に、従来と同じ設備で着磁工程が可能であり、設備の大型化の必要がない。
(6)上記(5)の回転電機のステータ10は、複数のコイル40は、各コイル40に電流が流れた際に生じる磁界が同一方向に生じるように、複数のコイル40の接続は、電気的に接続されている状態と電気的に接続されていない状態とを切り替えることができるスイッチ70により行われる。このように構成することにより、上記(5)と同様な効果を得つつ、組込着磁後において、分割コア20の複数のコイル40の電気的な接続を短時間で行うことができる。
(7)本発明に係る回転電機は、上記(6)の回転電機のステータ10を備える。このように構成することにより、各コイル40にかけた電圧よる各コイル40のコイル線の絶縁皮膜への負荷を軽減しつつ、従来と同等な磁力を有する回転子を備える回転電機が提供できる。また、組込着磁の際に、従来と同じ設備で組込着磁が可能であり、設備の大型化の必要がなく回転電機が製造できる。また、分割コア20の複数のコイル40の電気的な接続を短時間で行うことができ、回転電機の製造にかかる時間を短縮できる。
10 ステータ、20 分割コア、23 ティース、30 突合せ用スリーブ、40 コイル、40a コイル、40b コイル、41a 始端部、41b 始端部、42a 終端部、42b 終端部、50 回転子、51 磁性部材、52 回転軸、60 ロウ、70 スイッチ、71 スライド部。

Claims (8)

  1. 内側に突出して設けられている複数のティースを有する円筒状のステータと、該ステータの内径部に回転可能に設けられ磁性部材を有する回転子と、を備える回転電機の製造方法であって、
    複数の前記ティースのそれぞれに電気的に独立した複数のコイルを集中巻きで巻回す巻回工程と、
    複数の前記コイルのそれぞれに着磁電圧を印加することにより前記磁性部材に着磁する着磁工程と、
    複数の前記コイルを、各前記コイルに電流が流れた際に生じる磁界が同一方向に生じるように電気的に接続する接続工程と、を有する、回転電機の製造方法。
  2. 前記着磁工程は、
    複数の前記コイルを並列に着磁電源に接続し、着磁電圧を印加する、請求項1に記載の回転電機の製造方法。
  3. 前記接続工程は、
    前記ティースに巻き付けられている複数の前記コイルを直列に接続する、請求項1又は2に記載の回転電機の製造方法。
  4. 前記接続工程は、
    前記複数のコイルの接続を圧着により行う、請求項1に記載の回転電機の製造方法。
  5. 前記接続工程は、
    前記複数のコイルの接続をロウ付けにより行う、請求項1に記載の回転電機の製造方法。
  6. 前記接続工程は、
    前記複数のコイルの接続を、電気的に接続されている状態と電気的に接続されていない状態とを切り替えることができるスイッチにより行う、請求項1に記載の回転電機の製造方法。
  7. 円筒状で、内径側に突出して設けられている複数のティースを有する、回転電機のステータであって、
    複数の前記ティースのそれぞれは、
    電気的に独立した複数のコイル巻回されており、
    複数の前記コイルは、
    流が流れた際に生じる磁界が同一方向に生じるように直列に接続され
    複数の前記コイルの接続は、
    電気的に接続されている状態と電気的に接続されていない状態を切り替えることができるスイッチにより行われる、回転電機のステータ。
  8. 請求項に記載の回転電機のステータを備える、回転電機。
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