JP6523136B2 - 半導体装置及び電子機器 - Google Patents

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本発明の実施形態は、半導体装置及び電子機器に関する。
電源供給が絶たれた場合のバックアップ用電源として、電気二重層コンデンサが実装された半導体装置が提供されている。
特開2000−269100号公報
本発明の実施形態は、半導体装置及び電子機器の性能を向上させる。
実施形態の半導体装置は、第一面を有し、ホストと接続可能なインターフェース部を備えた基板と、前記第一面に実装されたメモリと、前記第一面に実装され、前記メモリを制御可能なコントローラと、前記ホストから第一電力供給を受け、前記メモリ及び前記コントローラへの第二電力供給を行う電源回路と、前記第一面に実装され、前記第一電源供給が絶たれた場合に、前記メモリ及び前記コントローラへの第三電力供給を行うコンデンサと、前記コンデンサを覆ったカバーと、前記カバーを前記第一面に接着する接着部と、を有し、前記メモリ及び前記コントローラは、前記カバーの外側に位置する。
第1実施形態に係る半導体装置が組み込まれたシステムを例示した斜視図。 半導体装置がホスト装置に搭載された場合を示した一部切欠き斜視図。 ホスト装置を構成するタブレット部の一部切欠き断面図。 第1実施形態に係る半導体装置を示し、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図。 第1実施形態に係る半導体装置のシステム構成を例示したブロック図。 NANDメモリおよびコントローラを示した断面図。 コントローラのシステム構成を例示したブロック図。 第1実施形態に係る半導体装置に実装されたコンデンサ及びその周辺構成の概略を示した図。 第1実施形態に係る半導体装置の一部の断面を示した図。 第2実施形態に係る半導体装置に実装されたコンデンサ及びその周辺構成の概略を示した図。 第3実施形態に係る半導体装置に実装されたコンデンサ及びその周辺構成の概略を示した図。 第4実施形態に係る半導体装置の一部の断面を示した図。 第5実施形態に係る半導体装置の一部の断面を示した図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
本明細書では、いくつかの要素に複数の表現の例を付している。なおこれら表現の例はあくまで例示であり、上記要素が他の表現で表現されることを否定するものではない。また、複数の表現が付されていない要素についても、別の表現で表現されてもよい。
また、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係や各層の厚みの比率などは現実のものと異なることがある。また、図面相互間において互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることもある。
(第1実施形態)
図1乃至図3は、第1実施形態に係る半導体装置1と該半導体装置1が組み込まれたシステム100を示す。システム100は、「電子機器」の一例である。半導体装置1は、「半導体モジュール」及び「半導体記憶装置」の其々一例である。本実施形態に係る半導体装置1は、例えばSSD(Solid State Drive)等のメモリシステムであるが、これに限られるものではない。
図1に示すように、半導体装置1は、例えばサーバ等のシステム100内に記憶装置として組み込まれる。システム100は、半導体装置1と該半導体装置1が装着されたホスト装置2とを含む。ホスト装置2は、例えば上方に開口した複数のコネクタ3(例えばスロット)を有する。
複数の半導体装置1は、ホスト装置2のコネクタ3に其々装着され、略鉛直方向に起立した姿勢で互いに並べて支持される。このような構成によれば、複数の半導体装置1をコンパクトに纏めて実装可能であり、ホスト装置2の小型化を図ることができる。
なお半導体装置1は、例えばノートブック型ポータブルコンピュータやタブレット端末、その他デタッチャブルノートPC(personal computer)のような電子機器のストレージデバイスとして使用されるものでもよい。
以下図2及び図3を用いて、半導体装置1が、ホスト装置2に対応するデタッチャブルノートPCに実装された例について説明する。尚、当該デタッチャブルノートPCはホスト装置2の一例であるためここでは同様の符号を付して、デタッチャブルノートPC2として説明する。またここでは、半導体装置1が接続されたデタッチャブルノートPC2全体をシステム100とする。以下では、デタッチャブルノートPCに半導体装置1が実装される場合を例として説明を行う。
図2は、半導体装置1がデタッチャブルノートPCに実装された場合の図である。図3は、図2に示したデタッチャブルノートPCの表示部110(タブレット型ポータブルコンピュータ201)の断面図である。デタッチャブルノートPCは、表示部110と、第1の入力受付装置であるキーボード部120とが其々互いに切り離し可能に接続部130で接続される。尚、ポータブルコンピュータ201及びデタッチャブルノートPCは、其々ホスト装置2の一例である。
図2及び図3に示す通り、半導体装置1はデタッチャブルノートPCの表示部側に実装される。このため、表示部110を取り外した場合も、タブレット型のポータブルコンピュータ201として機能させることが可能であり、第2の入力受付装置として機能する。
ポータブルコンピュータ201は、電子機器の一例であり、例えばユーザが手で持って使用できる大きさを有している。
ポータブルコンピュータ201は、筐体202、表示モジュール203、半導体装置1およびマザーボード205を主要な要素として備えている。筐体202は、保護板206、ベース207およびフレーム208を有している。保護板206は、ガラスあるいはプラスチック製の四角い板であり、筐体202の表面を構成している。ベース207は、例えばアルミニウム合金又はマグネシウム合金のような金属製であり、筐体202の底を構成している。
フレーム208は、保護板206とベース207との間に設けられている。フレーム208は、例えばアルミニウム合金又はマグネシウム合金のような金属製であり、実装部210とバンパー部211とを一体に有している。実装部210は、保護板206とベース207との間に設けられている。本実施形態によると、実装部210は、保護板206との間に第1の実装スペース212を規定するとともに、ベース207との間に第2の実装スペース213を規定している。
バンパー部211は、実装部210の外周縁部に一体に形成されて、第1の実装スペース212および第2の実装スペース213を周方向に連続して取り囲んでいる。さらに、バンパー部211は、保護板206の外周縁部とベース207の外周縁部との間に跨るように筐体202の厚み方向に延びて、筐体202の外周面を構成している。
表示モジュール203は、筐体202の第1の実装スペース212に収容されている。表示モジュール203は、保護板206で覆われているとともに、保護板206と表示モジュール203との間に手書き入力機能を有するタッチパネル214が介在されている。タッチパネル214は、保護板206の裏面に接着されている。
図3に示すように、半導体装置1は、筐体202の第2の実装スペース213にマザーボード205と一緒に収容されている。半導体装置1は、基板11、NANDメモリ12、コントローラ13、及びその他DRAM14等の電子部品を備えている。
基板11は、例えばプリント配線板であり、導体パターン(図示せず)が形成された第1面11aと該第1面11aの反対側に位置した第2面11bとを有している。回路部品は、基板11の第1面11a及び第2面11bに実装されて、導体パターンに半田付けされている。
マザーボード205は、基板224および半導体パッケージおよびチップのような複数の回路部品225を備えている。基板224は、複数の導体パターン(図示していない)が形成されている。回路部品225は、基板224に実装されて、該基板224の導体パターンに半田付けに伴い電気的に接続されている。
図4は、半導体装置1の外観を示す。図4において、(a)は平面図、(b)は下面図、(c)は側面図である。また図5は、半導体装置1のシステム構成の一例を示す。
図4に示すように半導体装置1は、基板11と不揮発性半導体記憶素子としてのNAND型フラッシュメモリ(以下、NANDメモリと略す)12、コントローラ13、NANDメモリ12よりも高速記憶動作が可能な揮発性半導体記憶素子であるDRAM(Dynamic Random Access Memory)14、オシレータ15(OSC)、EEPROM16(Electrically Erasable and Programmable ROM)、電源回路17、温度センサ18、抵抗等のその他の電子部品19、及びコンデンサ20を有する。尚、後述するがコンデンサ20は例えばカバー50に覆われるが、その構成を図4においては省略する。
尚、本実施形態のNANDメモリ12やコントローラ13は、電子部品である半導体パッケージとして実装される。例えばNANDメモリ12の半導体パッケージは、SiP(System in Package)タイプのモジュールであり、複数の半導体チップが1つのパッケージ内に封止されている。コントローラ13は、NANDメモリ12の動作を制御する。
基板11は、例えばガラスエポキシ樹脂等の材料で構成された略矩形状の回路基板であり、半導体装置1の外形寸法を規定する。基板11は、第1面11aと、該第1面11aとは反対側に位置した第2面11bとを有する。なお、本明細書において、基板11を構成する面の内、第1面11a及び第2面11b以外の面を基板11の「側面」と定義する。
半導体装置1において、第1面11aは、NANDメモリ12、コントローラ13、DRAM14、オシレータ15、EEPROM16、電源回路17、温度センサ18、抵抗等のその他の電子部品19、及びコンデンサ20等が実装される部品実装面である。
一方で、本実施形態において基板11の第2面11bは、部品が実装されない非部品実装面である。このように、基板11とは独立に設けられた浮く数の部品を基板11の一方の面に集中して配置することで、基板11表面からの部品の突出を片面側のみに集めることが可能である。これにより、部品が基板11の第1面11aと第2面11bとの両面から突出する場合と比較して、半導体装置1の薄型化を図ることができる。
図4に示す通り基板11は、第1縁部11cと、該第1縁部11cとは反対側に位置した第2縁部11dとを有する。第1縁部11cは、インターフェース部21(基板インターフェース部、端子部、接続部)を有する。
インターフェース部21は、例えば複数の接続端子21a(金属端子)を有する。インターフェース部21は、例えばホスト装置2のコネクタ3に差し込まれ、コネクタ3に電気的に接続される。インターフェース部21は、該インターフェース部21とホスト装置2との間で信号(制御信号及びデータ信号)をやり取りする。尚、ここでのホスト装置2とは、例えば前述したポータブルコンピュータ201である。
本実施形態に係るインターフェース部21は、例えばPCI Express(以下、PCIe)の規格に則したインターフェースである。すなわち、インターフェース部21とホスト装置2との間には、PCIeの規格に則した高速信号(高速差動信号)が流れる。なお、インターフェース部21は、例えばSATA(Serial Advanced Technology Attachment)、USB(Universal Serial Bus)、SAS(Serial Attached SCSI)などの他の規格に則したものでもよい。半導体装置1は、インターフェース部21を介してホスト装置2から電力の供給を受ける。
尚インターフェース部21には、基板11の短手方向に沿った中心位置からずれた位置にスリット21bが形成されており、ホスト装置2のコネクタ3側に設けられた突起(図示せず)などと嵌まり合うようになっている。これにより、半導体装置1が表裏逆に取り付けられることを防ぐことができる。
電源回路17は、例えばDC−DCコンバータであり、ホスト装置2から供給される電源から半導体パッケージ12などに必要な所定電圧を生成する。尚、電源回路17は、ホスト装置2から供給される電力の損失を抑えるために、インターフェース部21の近傍に設置されることが望ましい。
また本実施形態において電源回路17は、ホスト装置2からの電力供給が予告なく絶たれたこと(不正電源断)を検知すると、コンデンサ20からの電力供給に切り替え、不正電源断が起きたことを示す不正電源断通知FEIをコントローラ13に発行する。
コントローラ13は、NANDメモリ12の動作を制御する。すなわち、コントローラ13は、NANDメモリ12に対するデータの書き込み、読み出し、及び消去を制御する。
DRAM14は、揮発性メモリの一例であり、NANDメモリ12の管理情報の保管やデータのキャッシュなどに用いられる。オシレータ15は、所定周波数の動作信号をコントローラ13に供給する。EEPROM16は、制御プログラム等を固定情報として格納している。
温度センサ18は、半導体装置1の温度をコントローラ13に通知する。尚、本実施形態では基板11に1つの温度センサ18が搭載されており、半導体装置1の温度が温度センサ18によって監視される。
本実施形態において基板11には、NANDメモリ12、コントローラ13、及びDRAM14等の複数種類の電子部品が実装され、それぞれの温度は、半導体装置1の動作状態や、それぞれの電子部品にかかる負荷等によって異なる。このため厳密には、半導体装置1の温度は均一ではない。
そこで、本実施形態において「半導体装置1の温度」とは、温度センサ18が実装された位置で計測された温度であると定義する。換言すれば、本実施形態に「半導体装置1の温度」とは、温度センサ18の実装位置周辺の温度である。
本実施形態においてNANDメモリ12の個数や実装位置などは図面に限定されない。例えば、本実施形態ではNANDメモリ12を基板11の第1面11aに2つ(12a及び12b)実装した例を示すが、例えばNANDメモリ12の個数はこれに限定されない。
また、温度センサ18は必ずしも1つである必要は無く、例えば複数の温度センサ18が基板11に設けられ、複数の位置における温度を監視する構成としても良い。さらに温度センサ18は、必ずしも基板11上に設けられる必要は無く、コントローラ13の機能として設けられても良い。
また、温度センサ18はNANDメモリ12、コントローラ13等のパッケージ内部に実装しても良いし、パッケージ表面に貼り付けられるように設けられても良い。この場合、温度センサ18はNANDメモリ12単体の温度やコントローラ13単体の温度を、より正確に測ることが可能となる。
コンデンサ20は、前述した不正電源断時に、半導体装置1のバックアップ電源として機能する。尚、このような不正電源断時におけるデータ保護を目的としたバックアップ機能を一般にPLP(Power Loss Protection)機能という。尚、本実施形態においてコンデンサ20は、例えば電気二重層コンデンサ(EDLC:Electric Double Layer Capacitor)である。
不正電源断時には、前もって(ホスト装置2からの電力供給が絶たれる前に)充電されたコンデンサ20が、電源回路17に代わって半導体装置1に電力を供給する。
尚、コンデンサ20はコントローラ13から離れた位置に実装されるのが望ましい。コンデンサ20は一般に高熱環境下において、容量劣化が起こる可能性がある。一方で、一般に半導体装置1の動作中、コントローラ13の周辺は、他の領域と比較して温度が高くなりやすい。したがって、本実施形態ではコンデンサ20を図4に示すように、NANDメモリ12とコントローラ13との並び方向においてNANDメモリ12側に配置したが、コンデンサ20の実装位置は図4に限定されない。
さらに、前述の「NANDメモリ12とコントローラ13との並び方向においてNANDメモリ12側に配置」とは、基板11の第2縁部11dとNANDメモリ12との間の領域にコンデンサ20が配置されるだけでなく、NANDメモリ12とコントローラ13との間の領域において、コンデンサ20がNANDメモリ12側に寄せて配置される場合も含む。
したがってコンデンサ20は、NANDメモリ12との中心間距離よりも、コントローラ13との中心間距離が長くなるような位置に配置されるのが望ましい。
図6は、本実施形態におけるNANDメモリ12としての半導体パッケージ、及びコントローラ13としての半導体パッケージを開示した断面を示す。コントローラ13は、パッケージ基板41、コントローラチップ42、ボンディングワイヤ43、封止部(モールド材)44、及び複数の半田ボール45を有する。NANDメモリ12は、パッケージ基板31、複数のメモリチップ32、ボンディングワイヤ33、封止部(モールド材)34、及び複数の半田ボール35を有する。
基板11は、上述した通り例えば多層の配線基板であり、図示しない電源層、グランド層、及び内部配線を含み、ボンディングワイヤ33,43及び複数の半田ボール35,45等を介してコントローラチップ42と複数の半導体メモリ32とを電気的に接続する。尚、基板11は例えば8層であるがこれに限られない。
図6に示すように、パッケージ基板31,41には、複数の半田ボール35,45が設けられている。複数の半田ボール35,45は、例えばパッケージ基板31の第2面31bに格子状に配置されている。なお、複数の半田ボール35は、パッケージ基板31の第2面31bの全体にフルで配置される必要はなく、部分的に配置されてもよい。
また、パッケージ基板31、41とコントローラチップ42、及び半導体メモリ32との固定や、複数の半導体メモリ32同士の固定は、マウントフィルム38、48によって行われる。
尚、マウントフィルム38、48は、単体でパッケージ基板31、41に貼り付けられた後、メモリチップ32、及びコントローラチップ42が実装されても良い。また、例えばマウントフィルム48は、コントローラチップ42に用いられるウェハに貼り付けられ、当該ウェハをダイシングすることでチップ個片(コントローラチップ42)としても良い。メモリチップ32及びマウントフィルム38についても同様である。
また、図4に示すように、本実施形態におけるコントローラ13は略矩形状であり、短手方向の第1縁部13aと、該第1縁部13aの反対側に位置する第2縁部13bと、長手方向の第3縁部13cと、該第3縁部13cの反対側に位置する第4縁部13dとを有する。なお、前記第2縁部13bは、コントローラ13と隣り合って基板11上に搭載されたNANDメモリ12側に位置し、前記第1縁部13aは、基板11が有するインターフェース部21側に位置する。
尚、前述した半田ボール45は、コントローラ13の第1縁部13a側に存在する半田ボール45aと、第2縁部13b側に存在する半田ボール45bを含む。また、半田ボール35は、コントローラ13側に位置する半田ボール35aと、該半田ボール35aの反対側に位置する半田ボール35bを含む。
図7は、コントローラ13のシステム構成の一例を示す。図7に示すように、コントローラ13は、バッファ131、CPU132(Central Processing Unit)、ホストインターフェース部133、及びメモリインターフェース部134を有する。
尚、コントローラ13には前述のように、例えば温度センサ18の機能が設けられても良いし、電源回路17の機能が設けられても良く、コントローラ13のシステム構成はこれに限定されない。
バッファ131は、ホスト装置2から送られてくるデータをNANDメモリ12に書き込む際に、一定量のデータを一時的に記憶したり、NANDメモリ12から読み出されるデータをホスト装置2へ送り出す際に、一定量のデータを一時的に記憶したりする。
CPU132は、半導体装置1の全体の制御を司る。CPU132は、例えばホスト装置2から書込コマンド、読出コマンド、消去コマンドを受けてNANDメモリ12の該当領域に対するアクセスを実行したり、バッファ131を通じたデータ転送処理を制御したりする。
また、CPU132は前述した不正電源断通知FEIが発行された場合、コンデンサ20からの電力供給中に不正電源断処理を行う。尚不正電源断処理とは、例えば、DRAM14やバッファ131に格納されたデータの不揮発化処理である。換言すれば、DRAM14やバッファ131に格納されたデータを読み出し、NANDメモリ12への書き込み処理を行う。尚、不正電源断処理はこれに限られない。
一般にSSDなどの半導体装置1では、ホスト装置2からデータの書き込みを要求された場合、当該データをバッファ131に格納した時点で、ホスト装置2に書き込み完了を通知する。よって、不正電源断時にはバッファ131に格納されているが未だNANDメモリ12への書き込みが完了していない当該データの不揮発化処理を行う必要がある。
ホストインターフェース部133は、基板11のインターフェース部21と、CPU132及びバッファ131との間に位置する。ホストインターフェース部133は、コントローラ13とホスト装置2との間のインターフェース処理を行う。ホストインターフェース部133とホスト装置2との間には例えばPCIe規格に則した高速信号が流れる。
尚、ホストインターフェース部133は、コントローラ13内において、基板11のインターフェース部21の方向、すなわち第1縁部13a側に寄せて配置されている。この場合、ホストインターフェース部133と基板11のインターフェース部21との配線を、短くすることが可能になる。
例えば前記ホストインターフェース部133が、コントローラ13内において、インターフェース部21の反対方向、すなわち第2縁部13b側に寄せて配置されると、図4からも分かるように、コントローラチップの長手方向の長さ分だけ、インターフェース部21とホストインターフェース部133とを接続する配線距離も伸びてしまう。配線が長くなることで、寄生容量、寄生抵抗、及び寄生インダクタンス等が増え、信号配線の特性インピーダンスの維持が困難になる。また、信号遅延の原因にもなり得る。
以上の観点から、本実施形態において、ホストインターフェース部133は、コントローラ13内において第1縁部31aに寄せて配置されることが望ましく、例えばホスト装置2から命令が送られた場合、インターフェース部21はホスト装置2から信号を受け取り、基板11の配線パターンから半田ボール45aを介してホストインターフェース部133と信号のやり取りを行う。これによって半導体装置1の動作安定性の向上が図られる。
また、ホストインターフェース部133と、基板11のインターフェース部21との間には、電子部品が実装されないことが望ましい。
前述の通り、ホストインターフェース部133とインターフェース部21との間の配線距離が長い場合、信号配線のインピーダンス維持が困難になる、また、信号遅延の原因になる、などの問題が生じる。よって、ホストインターフェース部133とインターフェース部21とを接続する配線を最短距離で、すなわち直線的に行うために、ホストインターフェース部133とインターフェース部21との間に電子部品が実装されることは望ましくない。
また、電源回路17やDRAM14等の電子部品は、動作時にノイズを伴う可能性がある。これらの電子部品がホストインターフェース部133とインターフェース部21との間に実装されないことで、ホストインターフェース部133とインターフェース部21との間で交換される信号がノイズを拾う可能性を低くし、半導体装置1の動作安定性の向上を図ることができる。
メモリインターフェース部134は、NANDメモリ12と、CPU132及びバッファ131との間に位置する。メモリインターフェース部134は、コントローラ13とNANDメモリ12との間のインターフェース処理を行う。
本実施形態では、メモリインターフェース部134はコントローラ13内において、基板11のインターフェース部21とは反対側の方向、すなわち第2縁部13b側に寄せて配置されている。この場合、メモリインターフェース部134とNANDメモリ12との配線距離を短くすることが可能になる。
コントローラ13から送られる信号は、半田ボール45bを介して基板11の配線パターンへと伝わり、半田ボール35aからメモリチップ32へと伝えられる。これにより、配線距離が短くなり、半導体装置1の動作安定性の向上が図られる。
さらに、コントローラ13のメモリインターフェース部134と、基板11上のNANDメモリ12との間にも、電源回路17やDRAM14等が実装されないことが望ましい。これは、メモリインターフェース部134とインターフェース部21との間で交換される信号がノイズを拾う可能性を低くし、半導体装置1の動作安定性の向上を図るためである。
図8は、本実施形態に係る半導体装置1に実装されたコンデンサ20及びその周辺構成の概略を示した図である。本実施形態ではコンデンサ20は、上面50aを有したカバー50に覆われている。説明の便宜上図8では、カバー50を破線で表し、コンデンサ20を透視した図としている。さらに、説明の便宜上図8ではカバー50の外形を直方体としているが、カバー50の形状はこれに限定されず、例えばカバー50を基板11の側面側から見た場合に、略台形状になるような形状であっても良い。
図9は、前述のようにカバー50が、基板11の側面側から見た場合に、略台形状になるような形状である場合において、図8に示した線分ABの断面を示した図である。本実施形態においてカバー50の断面における外形は、前述のように例えば台形形状である。
本実施形態においてカバー50は、例えばポリカーボネートやABS樹脂等の、一般にプラスチックと称される材質であるとする。尚、ABS樹脂は、アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)共重合合成樹脂の総称である。
カバー50は、基板11の第1面11aに実装されたコンデンサ20を覆う。また、カバー50は、基板11の第1面11aと当接した箇所を、例えば接着剤等で接着することで、基板11に固定されるとともにコンデンサ20を覆う。換言すれば、カバー50は図示されない接着部(接続部)を介して基板11と接続されるとともに、コンデンサ20を覆う。
このときコンデンサ20は、カバー50及び基板11の第1面11aによって密閉された状態で覆われるのが望ましいが、必ずしも完全に密閉された状態である必要は無い。本実施形態ではコンデンサ20は、カバー50及び第1面11aによって密閉されて覆われているとして説明を行う。
また、本実施形態において「カバー50の外側」とは、カバー50に覆われない領域を示す。また、「カバー50に覆われる領域」は、カバー50の外面の内側の領域であり、カバー50の外面と内面との間の領域も「カバー50に覆われる領域」であるとする。以上より、「カバー50の外側」はカバー50の外面の外側の領域であり、本実施形態において、NANDメモリ12、コントローラ13、及びDRAM14等は、基板11の第1面11aにおいて、カバー50の外側に位置する。
また、前述のようにカバー50の断面における外形が台形形状である場合、基板11の第1面11aにおいてカバー50に覆われる領域は、カバー50の上面50aよりも広い。
一般に電気二重層コンデンサは、正極のシートと負極のシートとを円筒状に丸めた構造のもの(以降、円筒型と称する)や、正極のシートと負極のシートとを重ね合わせた構造のもの(以降、箱型と称する)がある。一般に円筒型のコンデンサは、例えば基板11に実装した場合に、箱型のコンデンサよりも実装高さ(ここでは基板11の厚さ方向の長さと定義)を有する構成となる。
一方で、近年のホスト(例えば前述したノートブック型ポータブルコンピュータやタブレット端末、その他デタッチャブルノートPC等)の薄型化に伴い、SSD等の半導体装置1は小型化及び薄型化が望まれる。このため、半導体装置1では箱型のコンデンサが用いられることが多い。尚、本実施形態においてもコンデンサ20は、箱型の電気二重層コンデンサであるとする。
しかし、箱型の電気二重層コンデンサは、一般にパッケージングの際に電極部を露出させる必要があるため、内部に水分が入りやすい構成となる。内部に水分が入った場合、電気二重層コンデンサに用いられる活性炭等の材料が当該水分を吸収し、電気二重層コンデンサの容量劣化の進行を招き得る。
そこで本実施形態ではコンデンサ20は、カバー50及び基板11によって覆われている。このような構成であれば、コンデンサ20に水分が入り込むことを抑制可能であり、ひいてはコンデンサ20の容量劣化の進行を抑制可能である。
また、カバー50は前述の通り、断面図において台形形状である。このため、仮にカバー50と基板11との接着が不十分で、基板11とカバー50との間に隙間が生じている場合であっても、外気に含まれた湿気は図9に示した矢印のようにカバー50の形状に沿って流れる。このため、基板11とカバー50との間からの湿気の侵入を防ぎやすい構成である。
さらに、本実施形態においてカバー50はプラスチック製である。プラスチックは一般に透光性を有するため、半導体装置1のユーザは、カバー50によって覆われたコンデンサ20を、カバー50を取り外すことなく目視可能である。
加えて、コンデンサ20がカバー50で覆われることで、外気中の埃や塵等がコンデンサ20に影響を及ぼすリスクや、半導体装置1(もしくはコンデンサ20)に外力がかかった場合に、当該外力によるコンデンサ20への負荷を軽減できる。
尚、カバー50は必ずしもプラスチック製である必要は無く、例えばアルミニウムやステンレス等の金属製であっても良い。金属製である場合、前述のプラスチック製のカバー50を用いる場合よりも強度が高い構成とすることができる。カバー50の材料は、使用環境や用途に応じて適宜選択可能である。
また、基板11の第1面11aの表面に、図示せぬグランド層の一部を露出させて、適当な金属を材料としたカバー50と当接するような構成とすることで、シールド効果を持たせることも可能である。尚、カバー50が金属製である場合、基板11との接着は、例えば半田付けによって行われても良い。
さらに、本実施形態において基板11は多層の配線基板である。したがって、基板11に実装されたNANDメモリ12、コントローラ13、及びその他DRAM14等の電子部品同士の接続やインターフェース部21との接続を、基板11の内部層の配線で行われる構成とすることで、カバー50を接着剤等で容易に固定(接着)することが可能である。すなわち、接着剤と配線との干渉を考慮せず、カバー50を設けることができる。
尚、本実施形態においてコンデンサ20は、基板11上のいずれの位置に実装されても良く、図面で示したものは一例に過ぎない。しかし、カバー50を設ける上で、基板11上の各種部品の実装位置を修正する必要がある場合、コントローラ13とNANDメモリ12とを接続する配線の長さと、コントローラ13とDRAM14とを接続する配線の長さとを、略同一にすることが望ましい。この際の「略同一」の示す範囲は、例えば半導体装置1の製造時においてタイミング測定をする際の許容範囲を基準としても良い。
(第2実施形態)
図10に、第2実施形態に係る半導体装置1に実装されたコンデンサ20及びその周辺構成の概略を示した図を示す。尚、本実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。また説明の便宜上図10では、図8と同様にカバー50を破線で表し、コンデンサ20を透視した図としている。
本実施形態においてコンデンサ20は、カバー50及び基板11の第1面11aで覆われている。尚、本実施形態の説明においてカバー50とコンデンサ20との間に位置する領域を第一領域と表現するとする。本実施形態において第一領域には、防湿剤60が設けられる。尚、防湿剤60は例えばシリカゲルであるが、これに限られず、カバー50の内側の第一領域に侵入した水分並びに湿気等を吸収、除去することができる材料であれば良い。
本実施形態において第一領域は、粒子状の多数の防湿剤60を含んでいる。このため、仮にカバー50及び基板11の第1面11aによる密閉が不十分である場合も、第一領域に侵入した水分並びに湿気がコンデンサ20に影響を及ぼし、コンデンサ20の容量を劣化させるリスクを低減可能である。
尚、防湿剤60は例えば第一領域全体を充填するように設けられても良い。また、防湿剤60は粒子状のものでなく、例えばシート状のものを用いてカバー50の内側の面(コンデンサ20と面した側)に固定される(接着される・貼り付けられる)構成としても良いし、粒子状の防湿剤とシート状の防湿剤とを併せて用いても良い。
さらには、カバー50を基板11に接着する接着剤に、防湿剤に用いることが可能な材料のフィラー等を混ぜることで、防湿効果を高める構成としても良い。
(第3実施形態)
図11に、第3実施形態に係る半導体装置1に実装されたコンデンサ20及びその周辺構成の概略を示した図を示す。尚、本実施形態の説明において、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施形態においてコンデンサ20は、樹脂70で覆われるが、説明の便宜上図11では、樹脂70を破線で表し、コンデンサ20を透視した図としている。
コンデンサ20は、前述の通り樹脂70で覆われる。尚、樹脂70の材料は、例えば熱硬化性のエポキシ樹脂であるがこれに限られない。よって換言すれば、コンデンサ20は樹脂70によりモールドされる。
樹脂70は前述の通り熱硬化性である。流動性を持った(硬化前の)樹脂70をコンデンサ20の周辺に流し、熱を加えて樹脂70を硬化させることで、コンデンサ20が樹脂70に覆われる構成となる。
本実施形態においては、樹脂70を熱硬化させる際に基板11への接着も同時に行われるため、接着剤等を用いて接着する必要が無い。また、第2実施形態の第一領域のような隙間も存在しない構成である。
また、本実施形態の樹脂70は前述の通り熱硬化前は流動性を有するため、基板11と樹脂70との間に隙間が生じにくい。このため、外部からの水分や湿気等の侵入をより防ぎやすい構成である。
さらに、本実施形態の樹脂70は前述の通り熱硬化前は流動性を有する。よって、硬化前の樹脂70に例えば、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)等の軟磁性金属や、珪素鋼(Fe−Si)、炭素鋼(Fe−C)、パーマロイ(Fe−Ni)、その他フェライトステンレス等の軟磁性合金のフィラーを混ぜることで、磁気に対するシールド効果を持たせることも可能である。同様に、必要に応じて材料を選択して添加することで、電磁シールド効果を持たせても良いし、例えばカーボン等の熱伝導率の高い材料を用いて、放熱性を高めてもよい。
(第4実施形態)
図12に、第4実施形態に係る半導体装置1の一部の断面を示した図を示す。尚、本実施形態の説明において、第1実施形態乃至第3実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態において半導体装置1は、装置筐体300を備えており、装置筐体300は、基板11の第1面11a側に位置した第一の装置筐体300aと、基板11の第2面11b側に位置した第二の装置筐体300bとを含む。尚基板11は、いずれかの方法で装置筐体300に固定される。尚装置筐体300は、例えば金属製である。また、本実施形態においてコンデンサ20は、カバー80に覆われている。
カバー80は、例えばグラファイトが挙げられる。グラファイトは、ベンゼン環が平面上に並んだグラフェンシートと呼ばれる巨大平面分子がスタッキングされた構成をとり、非常に高い熱伝導率を有する。尚、カバー80は、高い熱伝導性を有する合成樹脂材料(シリコーンゴム、エラストマ、他の柔軟性樹脂等)で形成されてもよい。
本実施形態においてカバー80は、コンデンサ20を覆うとともに、第一の装置筐体300a及びコンデンサ20と当接する。換言すれば、コンデンサ20は、カバー80を介して装置筐体300(第一の装置筐体300a)と熱的に接続される。尚、本実施形態において「熱的に接続」とは、例えば空気(外気)よりも高い熱伝導率を有した媒体を介して、積極的に熱輸送がされる構成を指す。
一般にコンデンサ20は高熱環境下において、容量が劣化することがある。さらに、コンデンサ20が高温環境下に長時間さらされた場合、コンデンサ20そのものが膨張する等の可能性も有る。
そこで、本実施形態における前述の構成によれば、例えばコンデンサ20が発熱した場合において、該熱はカバー80を介して装置筐体300(第一の装置筐体300a)へ拡散させることが可能となり、水分だけでなく熱からもコンデンサ20を保護することができる。このため、コンデンサ20の容量劣化の抑制に貢献できる。
尚、前述の説明は、カバー80の外側の温度よりもコンデンサ20の温度が高くなる場合を例にとって、カバー80の熱伝導率を高くする構成としたが、例えばカバー80の外側の温度がコンデンサ20の温度よりも高くなるような条件で半導体装置が用いられる場合は、熱伝導率の低い(断熱性の高い)材料でカバー80を構成しても良い。その他、カバー80の材料は、半導体装置1の使用環境に応じて、適宜変更しても良い。
(第5実施形態)
図13に、第5実施形態に係る半導体装置1の一部の断面を示した図を示す。尚、本実施形態の説明において、第1実施形態乃至第4実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
半導体装置1は、第4実施形態と同様に装置筐体300を備えており、装置筐体300は、基板11の第1面11a側に位置した第一の装置筐体300aと、基板11の第2面11b側に位置した第二の装置筐体300bとを含む。尚基板11は、いずれかの方法で装置筐体300に固定される。尚装置筐体300は、例えば金属製である。また、本実施形態においてコンデンサ20は、カバー90に覆われている。
また、本実施形態においてカバー90は、第一の装置筐体300aに固定(接着)されている。このとき、固定手段は接着剤や両面テープ等で接着しても良いし、第一の装置筐体300aに対してカバー90をネジ留めしても良い。さらに、本実施形態において半導体装置1は、基板11とカバー90との間に弾性材95を備える。
尚、弾性材95は弾性変形可能な物質であり、ゴムやシリコンエラストマ、その他樹脂等でも良く、その材料は限定されない。また、弾性材95は塑性変形可能な物質でも良い。
本実施形態において、第一の装置筐体300aが第二の装置筐体300bに固定されることで筐体300が形成され、基板11並びに該基板11に実装された各部品は筐体300に収容される。第一の装置筐体300aが第二の装置筐体300bに固定される時、カバー90には基板11方向への力が加わる。このとき、基板11の第1面11a上に予め準備された弾性材95は、図13に示すように、カバー90によって変形されるとともにカバー90と基板11とを隙間なく接続する。
以上の構成により、本実施形態においてもコンデンサ20を外部の水分・湿気等から保護することができ、コンデンサ20の容量劣化に貢献可能である。また、カバー90と基板11との間に弾性材95を設けることで、カバー90によってコンデンサ20をより密閉しやすい構成である。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1:半導体装置、2:ホスト装置(デタッチャブルノートPC)、3:コネクタ、11:基板、12:NANDメモリ、13:コントローラ、14:DRAM、15:オシレータ(OSC)、16:EEPROM、17:電源回路、18:温度センサ、19:他の電子部品、20:コンデンサ、21:インターフェース部、31:パッケージ基板、32:メモリチップ、33:ボンディングワイヤ、34:封止部、35:半田ボール、38:マウントフィルム、41:パッケージ基板、42:コントローラチップ、43:ボンディングワイヤ、44:封止部、45:半田ボール、48:マウントフィルム、50:カバー、60:防湿剤、70:樹脂、80:カバー、100:システム、110:表示部、120:キーボード部、130:接続部、131:バッファ、132:CPU、133:ホストインターフェース部、134:メモリインターフェース部、135:データ監視部、201:ポータブルコンピュータ、202:筐体、203:表示モジュール、205:マザーボード、206:保護板、207:ベース、208:フレーム、210:実装部、211:バンパー部、212:第1の実装スペース、213:第2の実装スペース、214:タッチパネル、224:基板、225:回路部品、300:装置筐体。

Claims (11)

  1. 第一面を有し、ホストと接続可能なインターフェース部を備えた基板と、
    前記第一面に実装されたメモリと、
    前記第一面に実装され、前記メモリを制御可能なコントローラと、
    前記ホストから第一電供給を受け、前記メモリ及び前記コントローラへの第二電力供給を行う電源回路と、
    前記第一面に実装され、前記第一電力供給が絶たれた場合に、前記メモリ及び前記コントローラへの第三電力供給を行うコンデンサと、
    バーと、
    前記カバーと前記第一面とを接続する接続部と、
    を有し、
    前記メモリ及び前記コントローラは、前記カバーの外側に位置し
    前記コンデンサは、前記カバーおよび前記基板によって覆われている、
    半導体装置。
  2. 前記カバーは、前記基板の一部を覆い、
    前記カバーの上面よりも、前記基板前記カバーに覆われる領域が大きい、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記カバーと前記コンデンサと前記第一面とに囲まれた第一領域には、防湿剤が含まれることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記基板は、第一面とは反対側に位置した第二面を有した多層の配線基板であり、
    前記基板に実装された部品と前記コンデンサとの接続は、前記第一面と前記第二面との間に位置した内部配線層により行われることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記基板は、グランド層を有し、
    前記カバーは、前記グランド層と少なくとも一部が当接することを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記基板は装置筐体に収容され、
    前記カバーは、前記コンデンサを覆うとともに、前記コンデンサと前記装置筐体とを熱的に接続することを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記基板は装置筐体に収容され、
    前記カバーは、前記装置筐体に固定されるとともに、前記コンデンサを覆うことを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記接続部は、弾性を有することを特徴とする
    請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記コンデンサは、
    前記メモリ及び前記コントローラの並び方向において、前記メモリ側に位置することを特徴とする
    請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. ホストと接続可能なインターフェース部を備えた基板と、
    前記基板に実装されたメモリと、
    前記基板に実装され、前記メモリを制御可能なコントローラと、
    前記板に実装され、前記ホストからの第一電力供給が絶たれた場合に、前記メモリ及び前記コントローラへの第二電力供給を行うコンデンサと、
    記基板に固定されたカバーと、
    を有し
    前記コンデンサは、前記カバーおよび前記基板によって覆われている、
    半導体装置。
  11. 筐体と、
    前記筐体に収容された表示モジュールと、
    前記表示モジュールと重なる位置で前記筐体に収容された第一基板と、
    前記表示モジュールと重なる位置で前記筐体に収容され、前記第一基板と電気的に接続された第二基板と、
    前記第二基板に実装されたメモリと、
    前記第二基板に実装され、前記メモリを制御可能なコントローラと、
    前記第一基板から第一電供給を受け、前記メモリ及び前記コントローラへの第二電力供給を行う電源回路と、
    前記第二基板に実装され、前記第一電力供給が絶たれた場合に、前記メモリ及び前記コントローラへの第三電力供給を行うコンデンサと、
    第二基板に固定されたカバーと、
    を有し、
    前記メモリ及び前記コントローラは、前記カバーの外側に位置し
    前記コンデンサは、前記カバーおよび前記第二基板によって覆われている、
    電子機器。
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