JP6523123B2 - 磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法に係り、特に、シールドボックス内に被検体と高周波コイルを収容して磁気共鳴画像を撮像する磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法に関する。
従来、被検者の手全体を一度に撮像することを目的として、高周波電磁シールドルームを必要としない小型の磁気共鳴イメージング装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された小型磁気共鳴イメージング装置は、RFプローブの開口に被検部位である手全体を覆うことができるように局所高周波電磁シールドを設けてその中に手(被検部位)を入れて撮像する。そして、局所高周波電磁シールドを接地して、撮像時における被検者の前腕と高周波的結合をすることで、高周波電磁シールドルームを不要とする。
特開2009−131462号公報(請求項1、段落0017〜0022、図2)
しかしながら、特許文献1に記載された小型磁気共鳴イメージング装置は、被検体である手を挿入する局所高周波電磁シールドには開口部があるため、開口部から高周波が漏れるのでシールド性が悪化するという問題があった。
また、特許文献1に記載された小型磁気共鳴イメージング装置は、被検部位を限定した場合には好適であるが、例えば大きさや形が異なる犬や猫等の小動物に適用しようとすると操作性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、操作性を向上させて小動物等の被検体に柔軟に適合しやすく、かつ高周波電磁シールド性を高めることができる磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、傾斜磁場発生手段と静磁場発生手段とが配設されたガントリー内に被検体を収容して磁気共鳴画像を撮像する磁気共鳴イメージング装置であって、前記被検体を収容する被検体収容部と、前記被検体を受け入れるガントリー開口部と、前記被検体収容部に配設され高周波をシールドするシールド材で覆われたシールドボックスと、前記被検体に高周波パルスを照射し当該被検体からのNMR信号を検出する高周波コイルと、を備え、前記シールドボックスは、前記被検体と前記高周波コイルを出し入れ自在に収容する内部空間を形成する箱状のケース部を有し、前記ケース部の側面部に視認窓が設けられ、前記視認窓には、網目、貫通孔又はスリットが形成された金属製のパネルが配設されており、前記シールドボックス内に前記被検体と前記高周波コイルを収容して磁気共鳴画像を撮像すること、を特徴とする。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、前記被検体を受け入れるガントリー開口部からシールドボックスをガントリー内の被検体収容部に容易に出し入れすることができるため、操作性が向上する。
つまり、種々の被検体に適合できるように適切な形状のシールドボックスを利用し、シールドボックスに被検体と高周波コイルを収容して、シールドボックスをガントリー内の被検体収容部に配設して被検体を撮像することによって、操作性が向上し、かつ対象とする種々の被検体に好適に適合させることができる。
また、前記シールドボックス内に前記被検体と前記高周波コイルを収容して、開放された開口部を設けずにシールドボックスを遮蔽することで、高周波電磁シールド性を向上させることができる。また、撮像時に種々の被検体に合わせて所定の高周波コイルを装着することができるので、多種多様な被検体に対して好適に適合させることができる。
また、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、前記被検体と前記高周波コイルを収容するシールドボックスをシールド材で覆うことで、ガントリー開口部およびガントリー全体をシールドする必要がないので、シールド材の設置範囲を大幅に節減することができる。このため、シールド性を向上させるとともに磁気共鳴イメージング装置を小型化してコスト低減を図ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、前記シールドボックスは、前記被検体収容部に載置されるベース部と、前記ケース部と、このケース部に形成され前記被検体を出し入れするための開口部と、を有し、前記内部空間に前記被検体と前記高周波コイルを収容した状態で、前記開口部を前記ベース部によって塞いで前記内部空間を遮蔽すること、を特徴とする。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、前記ベース部と前記ケース部とを備えたことで、前記シールドボックス内に前記被検体と前記高周波コイルを出し入れ自在に収容する内部空間を形成する。
このため、被検体の出し入れが容易で、対象とする種々の被検体により好適に適合させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、前記パネルは、ステンレス製メッシュ金網であること、を特徴とする。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、側面部にステンレス製メッシュ金網が配設された視認窓を備えていることで、高周波シールド性を確保しながら被検体の状態を目視にて確認することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、前記被検体は小動物であること、を特徴とする。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、前記シールドボックスを有することで、大きさや体形が異なる種々の小動物を容易に出し入れすることができる。また、撮像時に種々の被検体に合わせて所定の高周波コイルを装着することができるので、特に小動物に対して好適に適合させることができる。
請求項5に係る発明は、静磁場発生手段と傾斜磁場発生手段とが配設されたガントリー内の被検体収容部に被検体を収容して撮像する磁気共鳴画像の撮像方法であって、前記ガントリーは、前記被検体を受け入れるガントリー開口部と、前記被検体収容部に配設され高周波をシールドするシールド材で覆われたシールドボックスと、前記被検体に高周波パルスを照射し当該被検体からのNMR信号を検出する高周波コイルと、を備え、前記シールドボックスは、前記被検体と前記高周波コイルを出し入れ自在に収容する内部空間を形成する箱状のケース部を有し、前記ケース部の側面部に視認窓が設けられ、前記視認窓には、網目、貫通孔又はスリットが形成された金属製のパネルが配設されており、前記シールドボックス内に前記被検体と前記高周波コイルを収容して磁気共鳴画像を撮像すること、を特徴とする。
本発明に係る磁気共鳴画像の撮像方法は、前記シールドボックス内に前記被検体と前記高周波コイルを収容して磁気共鳴画像を撮像することで、高周波シールド性を確保しながら大きさや体形が異なる種々の小動物を容易に出し入れすることができるため、小動物に対して好適に適合させることができる。
本発明は、小型化を図りながら種々の被検体に柔軟に適合しやすく、かつ高周波電磁シールド性を確保することができる磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴画像の撮像方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の全体構成を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るガントリーの構成を示す正面断面図である。 本発明の実施形態に係るシールドボックスを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るシールド材を示す正面図であり、(a)は網目状のシールド材、(b)はパンチングメタル状のシールド材、(c)はスリット状のガントリー本体シールド材を示す。 本発明の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の第1の動作を示すガントリーの正面断面図であり、(a)は被検体収容部にシールドボックスのベース部を配設した状態、(b)はベース部に被検体に高周波コイルを装着した状態、(c)はベース部にケース部をかぶせて高周波コイルをシールドした状態を示す。 本発明の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の第2の動作を示すガントリーの正面断面図であり、(a)は被検体収容部にシールドボックスのベース部を配設した状態、(b)はベース部に被検体に高周波コイルを装着した状態、(c)はベース部にケース部をかぶせて高周波コイルをシールドした状態を示す。 本発明の実施形態に係るシールドボックスの種々の形態を示すそれぞれ平面図(上段)および正面図(下段)であり、(a)はガントリーの開口部の形状に倣った円弧状型、(b)は本実施形態の直方体型、(c)は卵型のシールドボックスである。
本発明の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1について、被検体Wが犬や猫等の小動物である場合を例として、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
磁気共鳴イメージング装置1は、図1と図2に示すように、被検体収容部21を有するガントリー2と、被検体収容部21に装着されたシールドボックス3と、シールドボックス3内に配設される高周波コイル4と、ガントリー2の動作を制御する制御ユニット12と、撮像条件を設定し磁気共鳴画像を再構成するコンピュータ13と、撮像条件の設定操作画面表示や磁気共鳴画像などを表示するモニタ14と、を備えている。
なお、図1や図2に示すガントリー2は、説明の便宜上、説明に必要な主要な構成のみを簡略化して示しカバー部材等の付帯する装備については図示を省略する。
磁気共鳴イメージング装置1は、被検体Wを高周波コイル4にセットしてシールドボックス3内に被検体Wと高周波コイル4を収容して磁気共鳴画像を撮像する。
ガントリー2は、図2に示すように、シールドボックス3を出し入れするためのガントリー開口部21と、傾斜磁場発生手段である傾斜磁場発生コイル23,23と、静磁場発生手段である静磁場発生磁石24と、を備えている。
傾斜磁場発生コイル23,23は、ノイズフィルタ23a,23aを介して、電源ケーブル23b,23bによって制御ユニット12(図1参照)に接続されている。
高周波コイル4は、被検体Wに高周波パルスを照射し被検体Wからの微弱なNMR(Nuclear Magnetic Resonance)信号を検出する。
高周波コイル4は、ノイズフィルタ41を介して、高周波パルス照射用ケーブル42、および微弱なNMR信号(核磁気共鳴信号)を受信する高周波信号検出用ケーブル43を通じて制御ユニット12に接続されている。また、高周波信号検出用ケーブル43には、微弱なNMR信号を増幅するプリアンプ44が配設されている。
高周波コイル4は、被検体Wの形状等に応じて被検体Wに装着しやすいように種々の形態をなして構成することができるが、一例として円筒状の形状のものや、円筒状の形状の円筒を半円に割って半割にしたものを上下に向かい合わせて組み立て・分離できるように構成した物がある。
磁気共鳴イメージング装置1は、高周波コイル4によって被検体Wから検出した微弱なNMRをプリアンプ44で増幅し、さらに制御ユニット12で増幅・AD変換してからコンピュータ13(図1参照)にそのデータを転送する。コンピュータ13は、制御ユニット12によって増幅・AD変換されたデータに対してフーリエ変換などを行い被検体Wの画像を再構成し、モニタ14に表示する。
磁気共鳴イメージング装置1は、図1に示すように、コンピュータ13によってグラフィカルユーザインタフェース画面(GUI画面)をモニタ14に表示する。コンピュータ13は、操作者(不図示)が設定した撮像条件にしたがった命令を制御ユニット12に送る。制御ユニット12は、コンピュータ13の命令に従って傾斜磁場発生コイル23,23と高周波コイル4を適正に駆動する。
具体的には、制御ユニット12は、制御ユニット12内の傾斜磁場発生電源(不図示)により電源ケーブル23b,23bを介して傾斜磁場発生コイル3に出力を供給することで、適正な傾斜磁場を発生させる。電源ケーブル23b,23bには、ノイズフィルタ23a,23aが装着されているためノイズを低減することができる。
また、制御ユニット12は、制御ユニット12内の高周波発生器(不図示)により高周波パルス照射用ケーブル42を介して高周波コイル4に出力を供給することで、高周波コイル4から適正な高周波パルスを発生させる。高周波パルス照射用ケーブル42には、ノイズフィルタ41が装着されているためノイズを低減することができる。
傾斜磁場発生コイル23,23は、被検体収容部22を上下方向から挟むように、被検体収容部22の周りに配設されている。
静磁場発生磁石24は、傾斜磁場発生コイル23,23を上下、左右、後方から挟むように、傾斜磁場発生コイル23,23の周りに配設されている。ガントリー2の前方はガントリー開口部21が設けられている。
ガントリー2は、被検体収容部22の周りに傾斜磁場発生コイル23,23が配設され、傾斜磁場発生コイル23,23の周りに静磁場発生磁石24が配設され、全体を図示しないガントリーカバーで覆うように構成されている。
シールドボックス3は、被検体収容部22に載置されるベース部31と、内部空間を形成する箱状のケース部32と、このケース部32に形成され被検体Wを出し入れするための開口部33と、を備えている。
ベース部31は、被検体Wを載置するための部材であり、板状の基板31aと、基板31aの下面に配設されたシールド材である銅箔31bと、を備えている。
ケース部32は、上部に配設された上板32aと、上板32aの周囲に配設された4枚の側板32bと、上板32aの上面に配設されたシールド材である銅箔32cと、側板32bの外側を覆うに配設されたシールド材であるステンレス製のメッシュ金網32dと、側板32bに形成された視認窓32eと、を備えている。
なお、本実施形態においては、シールド材である銅箔31b、銅箔32c、およびメッシュ金網32dをシールドボックス3の外側(上下面と側面)に配設したが、これに限定されるものではなく、内側に配設してもよい。
開口部33は、ケース部32の下方に向けて大きく開口されている。開口部33によって開口面積を広く確保することができるため、被検体Wおよび高周波コイル4を容易にシールドボックス3から出し入れすることができる。
視認窓32eは、側板32bに形成された被検体Wの状態を視認するための開口窓である。視認窓32eにはメッシュ金網32dが配設されているため、通気性を有し、かつ高周波シールド性も確保することができる。
なお、シールド材は、本実施形態では、銅箔31b、銅箔32cやステンレス製のメッシュ金網32dで構成したが、これに限定されるものではなく、導電性が高い金属で、磁場分布への影響が少なく磁場分布の変化を起こしにくい材料を好適に採用することができる。
具体的には、図4に示すように、材料としてはアルミニウム、銅、銅繊維、ステンレス等を使用し、形態としては板状パネルを採用することができるが、磁界によって生じる渦電流を抑制してシールド性を向上させるために、電導体を網目状に形成した網目状パネル34a(図4(a)参照)、小さな貫通孔を多数形成したパンチングメタル状パネル34b(図4(b)参照)、多数のスリットSTを形成したスリット状パネル34c(図4(c)参照)、スリット状パネル34cのスリットSTの向きを異なる方向に並べてスリット状パネル34cとスリット状パネル34cの間に絶縁材を介在して形成した複合パネル(不図示)等を採用することができる。
なお、シールドボックス3には、適宜被検体Wに対して処理をするための麻酔ガス吸引ホースやパイプ、心拍や呼吸を監視するための装置の信号線等を通すための挿通孔(不図示)、空気や酸素を導入するホースやパイプの挿通孔や通風孔(不図示)を形成するが、特に限定されるものではないので詳細な説明は省略する。
続いて、以上のように構成した本発明の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1の第1の動作について、主として図2と図5を参照しながら説明する。
磁気共鳴イメージング装置1は、図2に示すように、静磁場発生磁石24と傾斜磁場発生コイル23とが配設されたガントリー2内の被検体収容部22にシールドボックス3を配置し、シールドボックス3内に被検体Wと高周波コイル4を収容して磁気共鳴画像を撮像する。
具体的には、図5(a)に示すように、ガントリー開口部21の前方に配設された移動可能な移動テーブルTにシールドボックス3のベース部31を載置する。そして、移動テーブルTに載置したベース部31の上に、高周波コイル4を被検体Wに装着した状態で、高周波コイル4と一緒に被検体Wを載せる。
なお、本実施形態においては、移動テーブルTを採用したが、被検体収容部22から引き出し可能に移動するスライドテーブル(不図示)を採用してもよい。
そして、図5(b)に示すように、ベース部31に被検体Wと高周波コイル4を載置した状態で、ケース部32の開口部33をベース部31で塞ぐようにして、ベース部31にケース部32をセットする。
そして、図5(c)に示すように、シールドボックス3の内部空間に高周波コイル4と被検体Wとを収容した状態で、シールドボックス3を被検体収容部22に収容する。
このようにして、磁気共鳴イメージング装置1は、シールドボックス3の内部空間に高周波コイル4と被検体Wとを収容して、シールドボックス3を外部に対して遮蔽して高周波磁気シールドした状態で、磁気共鳴画像を撮像する。
なお、本実施形態においては、高周波コイル5を被検体Wに装着してベース部31に載置したが、これに限定されるものではなく、高周波コイル4をベース部に配設して高周波コイル4に被検体Wを装着してもよい。
続いて、磁気共鳴イメージング装置1の第2の動作について、主として図2と図6を参照しながら説明する。
図6(a)に示すように、被検体収容部22にシールドボックス3のベース部31を載置する。そして、図6(b)に示すように、ベース部31の上に、高周波コイル4を被検体Wに装着した状態で、高周波コイル5と一緒に被検体Wを載せる。
そして、図6(c)に示すように、ベース部31に被検体Wと高周波コイル4を載置した状態で、ケース部32の開口部33をベース部31で塞ぐようにして、ベース部31にケース部32をセットする。
このようにして、磁気共鳴イメージング装置1は、シールドボックス3の内部空間に高周波コイル4と被検体Wとを収容して、シールドボックス3を外部に対して遮蔽して高周波磁気シールドした状態で、磁気共鳴画像を撮像する。
なお、前記した実施形態においては、高周波コイル5を被検体Wに装着してベース部31に載置したが、これに限定されるものではなく、高周波コイル4をベース部に配設して高周波コイル4に被検体Wを装着してもよい。
以上のように動作する磁気共鳴イメージング装置1は、以下のような作用効果を奏する。すなわち、シールドボックス3内に被検体Wと高周波コイル4を収容して、開放された開口部を設けずにシールドボックス3を遮蔽することで、高周波電磁シールド性を向上させることができる。また、撮像時に種々の被検体Wに合わせて所定の高周波コイル4を装着することができるので、多種多様な被検体Wに対して好適に適合させることができる。
また、磁気共鳴イメージング装置1は、被検体Wと高周波コイル4を収容するシールドボックス3をシールド材(銅箔31b、銅箔32c、およびメッシュ金網32d、図2を参照)で覆うことで、ガントリー開口部21およびガントリー2全体をシールドする必要がないので、シールド材の設置範囲を大幅に節減して、シールド性を向上させるとともに磁気共鳴イメージング装置1を小型化してコスト低減を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施形態においては、図6(b)に示すように、シールドボックス3を直方形のボックス型にしたが、これに限定されるものではなく、種々の被検体に合わせて、図6(a)に示すようなガントリーの開口部の形状に倣った円弧状型のシールドボックス3A、図6(c)に示すような卵型のシールドボックス3Bを採用してもよい。
また、本実施形態においては、シールドボックス3の開口部33をケース部32の下方に向けて開口するように形成したが、ケース部32の上方に向けて開口し、ベース部31に代えて蓋体によってケース部32を遮蔽してもよいし、ケース部32の開口部33に開閉扉を設けてもよく、要するにシールドボックス3に対象とする被検体Wを収容して、遮蔽できる構造であれば適宜被検体Wの形状等に合わせて改変することができる。
また、本実施形態では、被検体Wが小動物の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、水分が含まれる一まとまりの物であれば撮映が可能であり、野菜や樹木等の植物、および果実に適用することもできる。
1 磁気共鳴イメージング装置
2 ガントリー
3,3A,3B シールドボックス
4 高周波コイル
12 制御ユニット
13 コンピュータ
14 モニタ
21 ガントリー開口部
22 被検体収容部
23 傾斜磁場発生コイル
23a ノイズフィルタ
23b 電源ケーブル
24 静磁場発生磁石
31 ベース部
31a 基板
31b 銅箔(シールド材)
32 ケース部
32a 上板
32b 側板
32c 銅箔(シールド材)
32d メッシュ金網(シールド材)
32e 視認窓
33 開口部
34a 網目状パネル
34b パンチングメタル状パネル
34c スリット状パネル
41 ノイズフィルタ
42 高周波パルス照射用ケーブル
43 高周波信号検出用ケーブル
44 プリアンプ
W 被検体
ST スリット

Claims (5)

  1. 傾斜磁場発生手段と静磁場発生手段とが配設されたガントリー内に被検体を収容して磁気共鳴画像を撮像する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記被検体を収容する被検体収容部と、
    前記被検体を受け入れるガントリー開口部と、
    前記被検体収容部に配設され高周波をシールドするシールド材で覆われたシールドボックスと、
    前記被検体に高周波パルスを照射し当該被検体からのNMR信号を検出する高周波コイルと、を備え、
    前記シールドボックスは、前記被検体と前記高周波コイルを出し入れ自在に収容する内部空間を形成する箱状のケース部を有し、
    前記ケース部の側面部に視認窓が設けられ、前記視認窓には、網目、貫通孔またはスリットが形成された金属製のパネルが配設されており、
    前記シールドボックス内に前記被検体と前記高周波コイルを収容して磁気共鳴画像を撮像すること、
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記シールドボックスは、
    前記被検体収容部に載置されるベース部と、
    記ケース部と、
    このケース部に形成され前記被検体を出し入れするための開口部と、を有し、
    前記内部空間に前記被検体と前記高周波コイルを収容した状態で、前記開口部を前記ベース部によって塞いで前記内部空間を遮蔽すること、
    を特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記パネルは、ステンレス製メッシュ金網であること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記被検体はガントリー内シールドボックスに収容可能な小動物、植物、および果実であること、
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 静磁場発生手段と傾斜磁場発生手段とが配設されたガントリー内の被検体収容部に被検体を収容して撮像する磁気共鳴画像の撮像方法であって、
    前記ガントリーは、
    前記被検体を受け入れるガントリー開口部と、
    前記被検体収容部に配設され高周波をシールドするシールド材で覆われたシールドボックスと、
    前記被検体に高周波パルスを照射し当該被検体からのNMR信号を検出する高周波コイルと、を備え、
    前記シールドボックスは、前記被検体と前記高周波コイルを出し入れ自在に収容する内部空間を形成する箱状のケース部を有し、
    前記ケース部の側面部に視認窓が設けられ、前記視認窓には、網目、貫通孔又はスリットが形成された金属製のパネルが配設されており、
    前記シールドボックス内に前記被検体と前記高周波コイルを収容して磁気共鳴画像を撮像すること、
    を特徴とする磁気共鳴画像の撮像方法。
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