JP6522138B2 - リザーブタンク取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、リザーブタンク取付構造に関する。
従来の例えばブレーキフルードを貯留しておくためのリザーブタンク取付構造は、車両のエンジンルーム内側壁に金属製のブラケットを固定して、このブラケットに対してリザーブタンクから延設された取付片をボルト部材(以下、締結部材とも記す)により締結している。
これにより、リザーブタンクは、片持ち状のブラケットに吊り下げられた状態で固定される(例えば、特許文献1等参照)。
特開2014−8815号公報
しかしながら、従来のリザーブタンク取付構造では、取付片がリザーブタンクのキャップ開口部周縁を基端として延設されている。このため、車両の揺れなどによりリザーブタンクに加わる荷重は、キャップ開口部を中心とする狭い範囲に集中してしまう。
本発明は、車両の揺れに伴って生じる荷重を分散できるリザーブタンク取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、上面部にキャップ開口部が形成されたリザーブタンクと、リザーブタンクを車体側に保持するブラケットとを備えるリザーブタンク取付構造であって、リザーブタンクの上面部には、キャップ開口部を挟んで車両前後に離間した位置から、それぞれ車幅方向外側に向けて複数の支持部を延設して、ブラケットは、リザーブタンクの側面に向けて座面部を備え、座面部には、車両前後方向に間隔をおいて、各支持部を締結する締結点をそれぞれ形成して、締結点の間にキャップ開口部が配置される。
本発明によれば、リザーブタンクに加わる車両の揺れなどによって生じる荷重は、それぞれ車幅方向外側に向けて延設される各支持部を介して複数の締結点を形成する座面部に伝達される。複数の支持部は、上面部にてリザーブタンクの狭い範囲に荷重を集中させることなく面状に分散させることができる。
また、リザーブタンクは、支持部の下方に変位抑制リブを一体に設け、変位抑制リブは、ブラケットの座面部の側縁と対向する当接面を有する。変位抑制リブは、ブラケットの座面部の側縁に当接することにより、締結点を支点とするリザーブタンクの揺動を阻止する。
本発明によれば、車両の揺れに伴って生じる荷重を分散できるリザーブタンク取付構造を提供することができる。
車両のリザーブタンク取付構造を示すエンジンルームの模式的な斜視図である。 比較例のリザーブタンク取付構造で要部の拡大斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるリザーブタンク取付構造で、ブラケットにリザーブタンクが固定された様子を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるリザーブタンク取付構造で、リザーブタンクと、配管を介して接続されるマスタシリンダとの位置関係を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかるリザーブタンク取付構造で、リザーブタンクと、配管を介して接続されるマスタシリンダとの位置関係を示す上面図である。 本発明の一実施形態にかかるリザーブタンク取付構造で、リザーブタンクと、配管を介して接続されるマスタシリンダとの位置関係を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるリザーブタンク取付構造で、リザーブタンクと、配管を介して接続されるマスタシリンダとの位置関係を示す車両前方から見た正面図である。 本発明の一実施形態にかかるリザーブタンク取付構造で、リザーブタンク本体の下部の斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるリザーブタンク取付構造で、リザーブタンクを図8中矢視C方向から見た拡大斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。このうち、図1は、車両1のリザーブタンク取付構造を示すエンジンルームの模式的な斜視図である。また、図2は、比較例として示すリザーブタンク取付構造の要部の拡大斜視図である。
[車体の構成]
図1に示すように、車体11は、車両1の骨格を形成する骨格フレームと、パネルボディとを含んで主に構成されている。この車体11には、車室の前方に、フード(図示省略)によって上部開口部が開閉されるエンジンルーム12が形成されている。
エンジンルーム12は、エンジンENG、図示しないモータ、パワードライブユニットPDU(Power Drive Unit)等を収納する空間であり、内側を構成するエンジンルーム内側壁12aと、フード(図示省略)と、を備えて中空状に形成されている。エンジンルーム12内には、エンジンENGを駆動させて車両1を走行させるのに必要な周辺機器である補機が配置されている。なお、エンジンルーム12は、エンジンENGとモータの両方を配置してもよく、また、モータのみを配置したモータルームでもあってもよい。
エンジンルーム内側壁12aは、例えば、この比較例では金属製の取付ブラケット3が取り付けられる被取付部である。このエンジンルーム内側壁12aは、エンジンルーム12内の左右の側壁12b,12bと、エンジンルーム12と車室とを仕切る隔壁12cと、エンジンルーム12の前側の壁を形成するフロントグリルなどとを有して形成されている。
側壁12b,12bは、図示しない左右一対のサイドメンバに固定されたホイールハウジングや、ダンパハウジング等の金属製パネル材を有して形成されている。また、隔壁12cは、左右のサイドメンバに直交して配置されたクロスメンバに、ダッシュパネル等の金属製パネル材が接続されて形成されている。
[リザーブタンクの構成]
リザーブタンク2は、例えばブレーキに用いられるブレーキフルード(作動油)を貯溜しておくためのタンクである。
リザーブタンク2は、樹脂製のタンク本体21と、タンク本体21の上部に開口形成されたキャップ開口部23を塞ぐ樹脂製のキャップ24とを有して主に構成されている。リザーブタンク2は、ブレーキフルードをその供給先であるマスタシリンダ51に供給する際、エアの吸い込みを防止するために、エンジンルーム12内において、マスタシリンダ51(後記図4参照)より高い位置に配置されている。
[比較例]
図2は、比較例として示すリザーブタンク取付構造の要部の拡大斜視図である。この比較例では、一片の取付片5がリザーブタンク2から車幅方向外側(ここでは、ホイールハウジングの側壁12b方向)に向けて一体に突設されている。取付片5は、円筒部25の周縁を基端として、タンク本体21の上面部に形成されたキャップ開口部23から突設されている。
一方、エンジンルーム内側壁12aを構成するホイールハウジングまたはストラット部の側壁12bには、部品側面視にて略L字状の金属製の取付ブラケット3がボルト部材14およびピン部材15を、例えば車両上下方向に並べて固定されている。そして、取付ブラケット3の上面部に取付片5を重ね合わせて、ボルト孔を一致させた状態で、ボルト部材4を、例えば車両上方から下方へ向けて挿通して締結固定される。
また、この比較例の取付ブラケット3には、円弧形状の支持部13が一体に形成されている。リザーブタンク2の装着状態では、リザーブタンク2が取付ブラケット3に片持ち状に吊下げられるとともに、前記円筒部25の側面は支持部13に当接されて廻り止めが行われる。
このような比較例のリザーブタンク2の支持構造では、キャップ開口部23の周縁に形成された円筒部25によって、タンク本体21の重量が全て支持されている。
このため、車両1の揺れに伴って車両上下方向にリザーブタンク2の位置が変位すると、荷重がキャップ開口部23を中心として一点に集中してしまう。
[リザーブタンクの取付構造]
そこで、本実施形態のリザーブタンク取付構造では、リザーブタンク30の変位を吸収して車両1の揺れに伴って生じる荷重を分散できるようにすること目的としている。
具体的には、図3に示すように、リザーブタンク30と、車体11側に設けられる樹脂製のブラケット40とが一対の締結部材(ボルト部材)4,4によって固定されている。
そして、車両前後方向でボルト部材4,4が挿通されるボルト孔位置(締結点P1,P2)間に、キャップ開口部23が位置するように配置されている。
リザーブタンク30は、上下など複数のケースを接合して一体化された樹脂製容器からなるタンク本体31を有している。タンク本体31の上面部32には、支持部としての一対の前後側取付アーム35,36が各々一体に設けられている。この実施形態では一体成型により上面部32に前後側取付アーム35,36を設けているが、例えば接合により一体となるものであってもよい。
この実施形態の前後側取付アーム35,36は、リザーブタンク30の正面視(車両側方向から見た場合)では、キャップ開口部23を挟んで左右両側に離間されて位置している。
図3に示すように車体11にリザーブタンク30が装着された状態では、これらの前後側取付アーム35,36の基端部は、キャップ開口部23を挟んで車両前,後側に離間された位置にそれぞれ一体に連結されている。
前後側取付アーム35,36は、それぞれ一対の上向きリブ35c,35cおよび36c,36cを有して長手方向と直交する断面形状を略凹字状としている。これらの前後側取付アーム35,36は、車幅方向外側(図中、ブラケット40が取付けられるストラット部の側壁12b方向)に向けて、各端部を平行に延設している。
これらの前後側取付アーム35,36の端部には、それぞれの先端近傍にボルト部材4,4を挿通する図示省略のボルト孔がそれぞれ開口形成されている。これらのボルト孔の中心位置に相当する締結点P1,P2は、所定寸法Lを有して車両前後方向に離間されている。
一方、ブラケット40は、樹脂性材料で構成されて、前記ストラット部の上面部12dに対してボルト部材14,14によって固定される車体側固定部41と、この車体側固定部41よりも車体上下方向で低い位置に形成される座面部42と、これらの車体側固定部41および座面部42を一体に連結する縦壁部43とを有している。
このうち、座面部42は、リザーブタンク30の側面31aに向けて車幅方向内側に向けて延設されている。座面部42には、車両前後方向両側に所定寸法Lを有して、前記前後側取付アーム35,36の端部のボルト孔に対応するボルト孔が開口形成されている。
この実施形態の座面部42は、車両前後に沿った断面形状を鞍型形状として曲げ方向の剛性を向上させるとともに、ボルト孔が座面部42のなかでも、一段低い位置に開口形成されている。
リザーブタンク30を装着する際には、この座面部42のボルト孔と、前後側取付アーム35,36の端部のボルト孔とを車両上下方向で一致させる。そして、それぞれのボルト孔にボルト部材4,4を車両下方向に向けて挿入するとともに、それぞれブラケット40の裏面側にて図示しないナット部材と、これらのボルト部材4,4とを螺合させる。
リザーブタンク30の前後側取付アーム35,36の各端部は、それぞれボルト部材4,4を締結することにより、ブラケット40の座面部42に固定される。
図4〜図7は、本実施形態のリザーブタンク取付構造を車両に適用する際、配管50を介して接続されるマスタシリンダ51との位置関係を示すものである。
このうち、図4は、側面図、図5は、上面図、図6は、斜視図、図7は、車両前方から見た正面図である。
図4に示す本実施形態のリザーブタンク取付構造は、ブラケット40にリザーブタンク30を締結固定した状態における高さ関係を説明するものである。
この実施形態のブラケット40の座面部42に形成されているボルト孔は、座面部42の断面形状を鞍型形状として、車体側固定部41よりも車体上下方向で所定高さh(図4参照)分、低い位置に形成されている。
これにより、前後側取付アーム35,36の端部が座面部42に締結されたリザーブタンク30装着状態では、キャップ24の上端位置を所定高さh分、低くすることができる。
したがって、キャップ24の上方向への突出寸法を抑制してエンジンルーム12内におけるスペース効率を向上させることができる。
図5に示すように本実施形態のリザーブタンク30では、上面部32に設けられるキャップ開口部23の中心23aは、車両前後方向で前後側取付アーム35,36の締結点P1,P2間に位置するように配置されている。
この実施形態では、車両前後方向寸法にて、キャップ開口部23の中心23aから車両前方に所定寸法L1、離間させた位置に締結点P1が設けられるとともに、中心23aから車両後方へ所定寸法L2、離間させた位置に締結点P2が設けられている。
これにより、前後側取付アーム35,36の上面部32内における形成位置を前後方向寸法で、均等に設ける場合(L1×2)よりも、比較的大きく(L1×2<L1+L2)、すなわち、寸法L2を寸法L1よりも大きく、タンク本体31の上面部32の側縁32aに近接させて設定できる。
さらに詳しく説明すると車両後方へ後側取付アーム36の位置を均等な位置(L1=L2)と比較して、寸法L2として車両後方へ拡張する(L2>L1)ことにより、さらに荷重を分散させて支持剛性を向上させることができる。
このため、本実施形態では、締結点P2を締結点P1からさらに離間させて、上面部32の側縁32aに近接させた位置に設定できる。
前後側取付アーム35,36の基端部は、上面部32のキャップ開口部23を挟んで車両前後に離間した位置にそれぞれ配置される。これによりさらに特定の部位に荷重が集中することがないように、上面部32のほぼ全面が面状に連結される。
例えば、中心23aから締結点P1,P2までの寸法W1が小さい場合、図中の上面視では、締結点P1,P2が上面部32の範囲内に位置したり、あるいはキャップ開口部23に近接して、特定の範囲に応力が集中するおそれがある。
これにより、上面部32の面内外方向の剛性を向上させて、面内に加わる荷重を分散させた状態で支持することができる。特に本実施形態では、締結点P1,P2までの寸法L1,L2を車両前後方へ不均等(L2>L1)に拡張している。
このため、平面状の上面部32よりも比較的剛性の高いタンク本体31の前後側壁面部と、前後側取付アーム35,36の基端部とを連結させやすい配置とすることができる。これによって、接続部の剛性をさらに向上させることができる。
したがって、前記比較例のキャップ開口部23のように特定の部分に荷重を集中させることなく、タンク本体31の重さを分散させることができる。
さらに、締結点P1,P2の位置が車両前後方向に比較的大きく(L1+L2)離間されているため、車両1の振動によってピッチング方向にリザーブタンク30が揺動しにくい。そして、2つの締結点を設けているため、締結点が1つの場合と比較してヨーイング方向(車両上下軸を中心とする水平面内での回転方向)にも移動しない。
また、図6に示す本実施形態のリザーブタンク30では、前記複数の締結点P1,P2を結ぶ直線SLは、車両前後方向FRに延びる車両中心線(図示省略)との間に所定の角度αが設けられている。
さらに、締結点P1,P2は、車体側のボルト部材14,14を用いた取付位置とは、車両上下方向に高低差を有して締結されている。このため、車両1がローリング方向に揺れても、ボルト部材4,4を結ぶ直線SLを支点としてリザーブタンク30は揺動しにくい。
一方、図7に示すように、車両1の上下方向の振動により、リザーブタンク30は、直線SLを中心として図中矢印Aに示す方向へ揺動しようとする。
図2に示す比較例の金属製の取付ブラケット3および取付片5では、リザーブタンク30の車両上下方向の振動は、面直交方向に作用する曲げモーメントとなる。このため、取付片5に締結されるボルト部材4をキャップ開口部23の中心23aから車幅方向外側に離間させると、さらに揺動が大きくなるおそれがある。
そこで、本実施形態のリザーブタンク取付構造は図7に示す締結点P1,P2のボルト部材4,4を結ぶ直線SLを支点とするリザーブタンク30の揺動を抑制するため、前後側取付アーム35,36の下方に変位抑制リブ60,60(後記図8,図9参照)をそれぞれ一体に設けている。
これらの変位抑制リブ60,60は、前後側取付アーム35,36の下面35a,36aと、リザーブタンク30のタンク本体31の側面31aとの両面に跨がるように、ほぼ直交する2面に接続されている。
そして、本実施形態のリザーブタンク取付構造の変位抑制リブ60,60は、ブラケット40の座面部42の側縁42a(後記図9参照)と対向する位置に当接面61を有している。
たとえば、図7または図8中矢印Aに示す方向へリザーブタンク30が揺動しようとすると、当接面61,61は、座面部42の側縁42aに当接して、矢印Aに示す方向へのリザーブタンク30の変位を止めることができる。
図8,図9は、本実施形態の変位抑制リブの位置を説明する斜視図である。
このうち、図8は、本実施形態の変位抑制リブについて説明する拡大斜視図である。
本実施形態の変位抑制リブ60,60は、座面部42の側縁42aと対向する位置でかつ、ボルト部材4,4に対応するように車両前後方向に離間された位置に、例えば一対設けられている。
樹脂製のブラケット40は、座面部42の側縁42aに所定の厚み方向寸法を設定して、広い面積にて変位抑制リブ60からの荷重を容易に受け止めることができる。
一方、変位抑制リブ60,60は、前後側取付アーム35,36の下面35a,36aと、リザーブタンク30のタンク本体31の側面31aとに跨がって二面でタンク本体31と接続されて一体に形成されている。そして、側縁42aに所定の厚み方向寸法に応じて十分な受圧面積が得られるように当接面61,61は、所定の高さ方向の寸法h1を有している。
これにより、変位抑制リブ60,60は、タンク本体31に対して接続させている面積を、高さ方向の寸法h1の増大に比例させて拡大することができる。変位抑制リブ60,60は、下面35a,36aおよび側面31aの二面に接続されることにより、側縁42aが当接する際に移動の阻止に必要とされる所望の剛性を、下面35a,36aの一面を接続している構成に比して容易に得られる。
また、十分な変位抑制効果を得るために、高さ方向の寸法h1は、座面部42の側縁42aの厚み方向寸法と同じあるいはそれ以上であることが好ましい。この実施形態の変位抑制リブ60,60は、前後側取付アーム35,36の下面35a,36a一面のみに接続されているものに比して倒れ方向に変形しにくい。
このため、所望の高さh1の当接面61,61を変位抑制リブ60,60に設定することができる。
図9は、本実施形態にかかるリザーブタンク取付構造において、リザーブタンク30を図8中矢視C方向から見た拡大斜視図である。
本実施形態では、図7中矢印Aに示す方向へリザーブタンク30が揺動しようとしても、座面部42の側縁42aがこれらの当接面61,61に当接する。これにより、リザーブタンク30は揺動が阻止される。このため、図5に示されるように、キャップ開口部23の中心23aから締結点P1,P2の位置までの寸法W1を車幅方向外側に大きく離間させることが可能である。
また、本実施形態のリザーブタンク30は、車両1の振動によって生じる荷重の集中を避けて、前後側取付アーム35,36の基端部を上面部32に位置させて、タンク本体31を支持する剛性を向上させている。このため、荷重が加わる締結点P1,P2の位置は、車幅方向外側に延設された前後側取付アーム35,36の端部に形成することが好ましい。
しかしながら、キャップ開口部23の中心23aから締結点P1,P2の位置までの寸法W1を車幅方向外側に離間させた場合、前後側取付アーム35,36の突設寸法を長く片持ち状に設定していると、図7中矢印Aに示す揺動方向へリザーブタンク30が移動するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、前後側取付アーム35,36を上面部32から延設しても、座面部42の側縁42a,42aに一対の当接面61,61を当接させる変位抑制リブ60,60を設けているため、リザーブタンク30の移動を阻止することができる。
このため、上面部32から前後側取付アーム35,36を延設しても、リザーブタンク30に加わる荷重を上面部32にて面状に分散させることができる。
さらに、本実施形態の変位抑制リブ60は、2本の前後側取付アーム35,36の下面35a,36aと、リザーブタンク30のタンク本体31の側面31aとに跨がって二面で、タンク本体31と接続されている。
このように、下面35a,36aと側面31aとが直交する入隅部70,70に設けられた変位抑制リブ60,60がタンク本体31と前後側取付アーム35,36とを連結して、接続された前後側取付アーム35,36が補強される。これにより前後側取付アーム35,36の支持剛性を向上させることができる。
したがって、さらに、キャップ開口部23の中心23aから車幅方向外側に所定寸法W1分、片持ち状に張り出した前後側取付アーム35,36に、十分な支持剛性を与えることができる。
さらに、ブラケット40の側縁42aは、変位抑制リブ60の当接面61に当接して図7中矢印Aに示す方向への揺動を停止させる。
このため、ブラケット40は、タンク本体31の側面31aに干渉しない。また、変位抑制リブ60をタンク本体31に一体に形成することにより、タンク本体31の剛性を向上させることができる。
よって、耐損性を向上させて、耐久性を更に良好なものとすることができる。
なお、変位抑制リブ60を前後側取付アーム35,36に接続する位置は、図3に示す一対の上向きリブ35c,36cの少なくとも何れか一方の位置と一致させることが更に好ましい。
たとえば、前後側取付アーム35,36に上向きに形成された上向きリブ35c,35cおよび36c,36cの位置に一致するように、前後側取付アーム35,36の下方に形成される変位抑制リブ60,60の位置を設定することができる。これにより、前後側取付アーム35,36の断面形状は、断面凹字状からさらに上下両方向への曲げ応力が大きい略H形状とすることができる。
このため、2本の前後側取付アーム35,36の剛性をさらに向上させることができ、リザーブタンク30の車両上下方向への振動を抑制することができる。
また、図3に示されるように、上向きリブ35c,35cおよび36c,36cは、上面部32の面延設方向に沿って車幅方向へ容易に延長することができる。リザーブタンク30に車両上下方向に加わる荷重は、複数本の上向きリブ35c,36cにより、上面部32にて面状に分散される。
本実施形態では、上向きリブ35c,35cおよび36c,36cの位置と車両上下方向でそれぞれ一致する位置に変位抑制リブ60,60を形成することができる。このため、さらに固定されるリザーブタンク30の支持剛性を向上させることができる。
[構成・効果の総括]
以上のように、実施形態におけるリザーブタンク取付構造によれば、車体11の上下方向の振動により発生する荷重は、上面部32にて面状に分散されて吸収される。
上面部32に離されて形成された2本の前後側取付アーム35,36は、キャップ開口部23を中心とする狭い範囲に荷重を集中させることがない。
また、締結点P1,P2をキャップ開口部23の中心23aから車幅方向外側に所定寸法W1、離間させても、締結点P1,P2間を結ぶ直線SLを支点とする揺動が変位抑制リブ60,60によって抑制される。
このため、キャップ開口部23の中心23aから締結点P1,P2を離間させて、上面部32における荷重を前後側取付アーム35,36の連結部分が面状に分散させることによって応力集中を抑制することができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
上記実施形態においては、図7に示すように変位抑制リブ60,60をリザーブタンク30に設けたものを用いて説明してきたが特にこれに限らず、例えばブラケット40側に変位抑制リブ60,60を設ける構造でもよく、変位抑制リブ60,60の形状、数量および形成位置が特に限定されるものではない。
1 車両
2,30 リザーブタンク
3 取付ブラケット
4 ボルト部材
5 取付片
11 車体
12 エンジンルーム
12a エンジンルーム内側壁
12b 側壁
12c 隔壁
12d 上面部
13 支持部
14 ボルト部材
15 ピン部材
21,31 タンク本体
23 キャップ開口部
23a 中心
24 キャップ
25 円筒部
31a 側面
32 上面部
35,36 前後側取付アーム(支持部)
35a 下面
35c リブ
40 ブラケット
41 車体側固定部
42 座面部
42a 側縁
43 縦壁部
50 配管
51 マスタシリンダ
60 変位抑制リブ
61 当接面
70 入隅部
P1,P2 締結点
ENG エンジン
PDU パワードライブユニット

Claims (3)

  1. 平面状の上面部にキャップ開口部が形成されたリザーブタンクと、
    前記リザーブタンクを車体側に保持するブラケットとを備えるリザーブタンク取付構造
    であって、
    前記リザーブタンクの前記上面部には、前記ブラケットの座面部に締結される一対の支持部が一体に設けられ、
    前記一対の支持部は、前記キャップ開口部を挟んで車両前後に互いに離間して配置された一対の基端部と、前記基端部からそれぞれ車幅方向外側に向けて平行に延設された一対の端部と、を有し、
    前記基端部は、前記上面部の前後の側縁に一体に連結されていることを特徴とするリザーブタンク取付構造。
  2. 前記リザーブタンクは、取付アームの下方に変位抑制リブを一体に有し、前記変位抑制リブは、前記座面部の側縁と対向する当接面を有することを特徴とする請求項1に記載のリザーブタンク取付構造。
  3. 上面部にキャップ開口部が形成されたリザーブタンクと、
    前記リザーブタンクを車体側に保持するブラケットとを備えるリザーブタンク取付構造であって、
    前記リザーブタンクの前記上面部には、前記キャップ開口部を挟んで車両前後に離間した位置から、それぞれ車幅方向外側に向けて複数の支持部を延設して、
    前記ブラケットは、前記リザーブタンクの側面に向けて座面部を備え、前記座面部には、車両前後方向に間隔をおいて、前記各支持部を締結する締結点をそれぞれ形成して、前記締結点の間に前記キャップ開口部が配置され、
    前記リザーブタンクは、取付アームの下方に変位抑制リブを一体に有し、前記変位抑制リブは、前記座面部の側縁と対向する当接面を有することを特徴とするリザーブタンク取付構造。
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