JP6521917B2 - 直流電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可搬型の直流電源装置に関する。
原子力発電所内の電源系統には、通常、非常用の予備電源が設けられているが、東日本大震災では、津波の影響で予備電源が機能しなくなり、その結果として、原子炉の冷却機能喪失や核燃料損傷という事態に至った。このような事態を受けて施行された新規制基準には、原子力発電所から比較的離れた場所(津波の影響を受けにくい高所等)に可搬型の直流電源装置を配備すべきことが明記されている。
ところで、可搬型ではないものの、予備電源に関して特許文献1には、直流電源ユニット及び充電兼予備ユニットの垂下特性を、その運転状態に応じて制御することが記載されている。
特開2013−46454号公報
特許文献1に記載の技術では、負荷への出力電流が定格電流を超えている場合、前記した垂下特性の制御によって、負荷への出力電圧が定格電圧未満に制限される。このような技術を、例えば、原子力発電所の冷却水ポンプを駆動する電動機(負荷)に適用すると、場合によっては、この電動機を起動できない可能性がある。電動機の起動直後には過渡的な大電流が流れ、この大電流に伴う電圧降下と、前記した出力電圧の制限と、が相まって、起動に要する所定の電圧が電動機に印加されないためである。災害等が発生したときでも負荷を適切に駆動できるように、信頼性の高い可搬型の直流電源装置を設けることが求められている。
そこで、本発明は、信頼性の高い可搬型の直流電源装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、前記直流電力を負荷に出力する交直変換器と、前記交直変換器の出力側に接続され、前記負荷の起動直後の過渡状態において前記負荷に直流電圧を印加する安定化用蓄電池と、前記交直変換器及び前記安定化用蓄電池を収容する可搬型の収容体と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、信頼性の高い可搬型の直流電源装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る直流電源装置を含む電源システムの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る直流電源装置が備える交直変換器の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る直流電源装置が備える収容体における各機器の配置を示す模式的な側断面図である。 本発明の第1実施形態に係る直流電源装置における電流・電圧の変化を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る直流電源装置の構成図である。 本発明の第3実施形態に係る直流電源装置の構成図である。
≪第1実施形態≫
<電源システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る直流電源装置30を含む電源システム100の構成図である。
なお、図1では、常設交流電源11と常設交直変換器12(「常設整流器」ともいう。)とを接続する三相の配線や、交流電源21と交直変換器31とを接続する三相の交流ケーブルiの他、直流部分も一本線で図示している。
電源システム100は、直流負荷17(負荷)に電力を供給するシステムである。
図1に示すように、電源システム100は、原子力発電所等の建屋Kの内部に設けられた各機器と、交流電源車20と、可搬型の直流電源装置30と、を備えている。
以下では、建屋K内に設けられた各機器、及び交流電源車20について簡単に説明した後、本実施形態に係る直流電源装置30について詳細に説明する。
図1に示す建屋K内は、常設交流電源11と、常設交直変換器12と、常設蓄電池13と、交流電源盤14と、直流電源盤15と、遮断器16a〜16dと、複数の直流負荷17(例えば、直流電動機)と、が設けられている。
常設交流電源11で発電された交流電力は、遮断器16a、交流電源盤14、及び遮断器16bを順次に介して常設交直変換器12に入力され、この常設交直変換器12において直流電力に変換される。さらに、前記した直流電力は、常設交直変換器12から遮断器16c、直流電源盤15、及び遮断器16dを順次に介して、直流負荷17に供給される。
また、災害等によって常設交流電源11に不具合が生じた場合には、常設蓄電池13から遮断器16c、直流電源盤15、及び遮断器16dを順次に介して、直流負荷17に直流電力が供給されるようになっている。このように常設蓄電池13は、非常時の予備電源として機能するが、その容量が限られおり、また、場合によっては、この常設蓄電池13にも不具合が生じる可能性がある。そのような場合でも、長期間に亘って直流負荷17に給電できるように、後記する交流電源車20及び直流電源装置30が配備されている。
図1に示すように、直流負荷17は、遮断器16d、直流電源盤15、遮断器16f、及び配線hを順次に介して、直流ケーブル接続口gに接続されている。常設交流電源11等に不具合が生じた場合には、この直流ケーブル接続口gに直流ケーブルjの一端が差し込まれ、可搬型の直流電源装置30から直流ケーブルjを介して、直流負荷17に給電される。
交流電源車20は、直流電源装置30に交流電力を供給する電源車両である。交流電源車20は、通常時には、津波の影響の少ない高所等に配備されている。そして、災害が発生して、常設交流電源11等に不具合が生じた場合には、交流電源車20が建屋Kの付近に自走又は牽引によって移動される。
図1に示すように、交流電源車20は、交流電源21を備えている。このような交流電源21として、例えば、ガスタービン発電機を用いることができる。ガスタービン発電機は、図示はしないが、燃料が供給される燃焼器と、この燃焼器からの燃焼ガスの圧力によって回転し、互いに連結される圧縮機及びタービンと、タービン(又は圧縮機)に連結される発電機と、を備えている。このように、交流電源21としてガスタービン発電機を用いることで、交流電源車20からの給電を長期間に亘って行うことができる。
なお、交流電源21は、ガスタービン発電機に限定されず、例えば、ディーゼル発電機であってもよい。
直流電源装置30は、直流負荷17に直流電力を供給する電源車両である。直流電源装置30も交流電源車20と同様に、通常時には、津波の影響の少ない高所等に配備されている。また、災害が発生して、常設交流電源11等に不具合が生じた場合には、交流電源車20とともに直流電源装置30が建屋Kの付近に移動される。
図1に示すように、直流電源装置30は、交直変換器31と、安定化用蓄電池32と、遮断器33と、可搬型の収容体34と、を備えている。
交直変換器31は、交流電源21から供給される交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を直流負荷17に出力するコンバータである。交直変換器31の入力側は、交流ケーブルiを介して、交流電源21に接続される。交直変換器31の出力側は、遮断器33、直流ケーブルj、配線h、及び遮断器16f,16dを順次に介して、直流負荷17に接続される。
図2は、交直変換器31の構成図である。
図2に示すように、交直変換器31は、ブリッジ回路31aと、制御装置31bと、平滑コンデンサ31cと、を備えている。
ブリッジ回路31aは、サイリスタS1〜S6がブリッジ形に接続された回路である。U相に対応するサイリスタS1,S2について説明すると、平滑コンデンサ31cの正側にカソードが接続されるサイリスタS1と、平滑コンデンサ31cの負側にアノードが接続されるサイリスタS2と、の接続点がU相の配線に接続されている(V相、W相についても同様)。
制御装置31bは、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成されている。そして、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。制御装置31bは、サイリスタS1〜S6のゲートに所定のトリガ電流を流すことによって、交流電源21からの三相交流電力を直流電力に変換する機能を有している。
平滑コンデンサ31cは、ブリッジ回路31aから印加される電圧(脈流を含む直流電圧)を平滑化するコンデンサであり、ブリッジ回路31aの直流側に接続されている。
再び、図1に戻って説明を続ける。
安定化用蓄電池32は、直流負荷17の起動直後の過渡状態において、直流負荷17の電圧を安定化させるための蓄電池である。このような安定化用蓄電池32として、鉛蓄電池やリチウムイオン蓄電池等を用いることができる。
図1に示すように、安定化用蓄電池32は、交直変換器31の直流側に接続されている。また、安定化用蓄電池32は、遮断器33、及び直流ケーブルj等を介して、直流負荷17に接続されている。
遮断器33は、交直変換器31と直流負荷17との接続・遮断を切り替えるとともに、安定化用蓄電池32と直流負荷17との接続・遮断を切り替える機器である。図1に示すように、遮断器33は、交流電源21と安定化用蓄電池32との接続点よりも出力側(
直流負荷17側)に設けられている。
収容体34は、交直変換器31、安定化用蓄電池32、遮断器33等を収容する筐体である。
図3は、収容体34における各機器の配置を示す模式的な側断面図である。
なお、図3では、直流電源装置30を移動させるための駆動源であるエンジン等の図示を省略している。
図3に示す例では、変圧器(図示せず)を含む変圧器盤35pと、交直変換器31を含む交直変換器盤31p(「整流器盤」ともいう。)と、安定化用蓄電池32を含む蓄電池盤32pと、が直流電源装置30の前後方向で所定の間隔を設けて順次に配置されている。
また、変圧器盤35pと交直変換器盤31pとの間の空間eや、交直変換器盤31pと蓄電池盤32pとの間の空間fは、作業員がメンテナンス等を行うために設けられている。また、収容体34の後端付近には、直流ケーブルjの収容空間である直流ケーブル収容部qが設けられている。
なお、収容体34の平面視における面積(設置スペース)が小さくなるように、また、直流電源装置30の重量が小さくなるように、安定化用蓄電池32等の個数・配置を適宜に決めることが望ましい。
<電流・電圧の変化について>
災害によって常設交流電源11等(図1参照)に不具合が生じた場合には、前記したように、交流電源車20と直流電源装置30とが交流ケーブルiを介して接続され、直流電源装置30と直流負荷17とが直流ケーブルj等を介して接続される。そして、遮断器33,16f,16dが投入されることによって、交直変換器31又は安定化用蓄電池32から直流負荷17に直流電力が供給される。以下では、直流負荷17の起動直後の過渡状態と、その後の定常状態における電流・電圧の変化について説明する。
図4(a)は、直流負荷17に流れる電流の変化を示す説明図である(適宜、図1を参照)。
なお、図4(a)の時刻t0において遮断器33,16f,16dは開放状態であり、その後の時刻t1において遮断器33,16f,16dが投入されたとする。このように遮断器33,16f,16dが投入されると、直流負荷17の起動直後の過渡状態(時刻t1〜t4)において、直流負荷17に一時的に大電流が流れる。直流負荷17の一つである直流電動機は、起動時において逆起電力がゼロの状態だからである。図4(a)では、時刻t3において定格電流Isの3倍程度の電流Ipが直流負荷17に流れる例を示したが、実際には、定格電流Isの10倍程度の電流が流れることもある。
図4(b)は、交直変換器31の出力側の電圧の変化を示す説明図である。
図4(b)に示す例では、時刻t1までは、交直変換器31の出力側の電圧が、直流負荷17の定格電圧Vsで維持されているが、直流負荷17の起動直後(時刻t1の直後)には、前記したように、直流負荷17に大電流が流れるため(図4(a)参照)、直流ケーブルjや配線h等において大きな電圧降下が生じる。
一方、交直変換器31が備えるサイリスタS1〜S6(図2参照)には所定の制御遅れが生じているため、過渡状態での電圧の変化に追従できないことが多い。したがって、図4(b)の時刻t1〜t2では、交直変換器31の出力側の電圧が低下している。
仮に、安定化用蓄電池32が設けられていないとすると、前記した制御遅れと電圧降下とが相まって、図4(b)の一点鎖線で示すように、交直変換器31の出力側の電圧がさらに低下する。その結果、起動に要する所定値Vh以上(例えば、定格電圧Vsの75%以上)の電圧が直流負荷17に印加されず、場合によっては、直流負荷17を起動できない事態に陥る。
また、原子力発電所内(建屋K内:図1参照)の直流負荷17には、直流電動機の他に制御機器等も含まれているため、起動直後の電圧変動を所定の許容範囲内に抑えることが望ましい。しかしながら、従来の可搬型の直流電源設備では、起動時の大きな電圧降下の影響で直流電動機(直流負荷17)が起動しなかったり、また、電圧変動が制御機器(直流負荷17)の許容範囲を超える可能性があった。
これに対して本実施形態では、交直変換器31の出力側に安定化用蓄電池32が接続されている。したがって、直流負荷17の起動直後の過渡状態において、交直変換器31の出力側の電圧が、安定化用蓄電池32の満充電の電圧Vfまで低下した時刻t2から、定常状態に戻るまでの時刻t5までは、安定化用蓄電池32の直流電圧が直流負荷17に印加される。つまり、交直変換器31が負荷追従できない分の電圧が、安定化用蓄電池32によって補われる。これによって、直流負荷17の起動に要する所定値Vh以上の電圧が直流負荷17に印加され続けるため、直流負荷17を適切に起動できる。
なお、図4(b)に示す例では、直流負荷17を定常状態で駆動させているときの交直変換器31の出力側の電圧(定格電圧Vs)が、安定化用蓄電池32の満充電の電圧Vfよりも高くなるように設定されている(Vs>Vf)。
図4(c)は、安定化用蓄電池32の電圧の変化を示す説明図である。
図4(c)に示す例では、時刻t0〜t2において安定化用蓄電池32は満充電の状態であり、前記したように、時刻t2から安定化用蓄電池32の放電が開始される。
その後、直流負荷17が過渡状態から定常状態に移行して、時刻t4以後に定格電流Isが流れる状態になると(図4(a)参照)、それに伴って、交直変換器31の出力側の電圧が、所定の電圧Vgから定格電圧Vsに戻る(図4(b)の時刻t4〜t5)。
そして、交直変換器31の出力側の電圧が、安定化用蓄電池32の電圧を超える時刻t4以後は、交直変換器31を介して直流負荷17に給電されるとともに、安定化用蓄電池32が充電される。図4(c)に示す例では、時刻t6に安定化用蓄電池32が満充電の状態に戻っている。
<効果>
第1実施形態によれば、常設交流電源11や常設蓄電池13に不具合が生じても、交流電源車20及び可搬型の直流電源装置30を建屋K付近に移動させ、直流電源装置30等から直流負荷17に給電できる。
また、直流負荷17の起動直後の過渡状態において、交直変換器31が負荷追従できない間は、安定化用蓄電池32から直流負荷17に所定の直流電圧が印加される。これによって、直流負荷17に大容量の直流電動機が含まれている場合でも、直流負荷17を適切に起動できる。
また、直流負荷17には、前記したように、直流電動機の他に制御機器(図示せず)も含まれているが、直流電動機の過渡状態においても、制御機器の電圧変動を所定の許容範囲内に抑えることができる。
また、交直変換器31の定格電圧Vsは、安定化用蓄電池32の満充電の電圧Vfよりも高い(図4(b)、図4(c)参照)。したがって、直流負荷17が過渡状態から定常状態に移行した後は、交流電源21から交直変換器31を介して直流負荷17に給電するとともに、安定化用蓄電池32の充電も行うことができる。
また、安定化用蓄電池32は、直流負荷17の起動直後の過渡状態において放電し、直流負荷17が定常状態に戻った後は充電される。したがって、安定化用蓄電池32は、過渡状態において直流負荷17に給電できる分の容量を有していればよい。このように、本実施形態によれば、安定化用蓄電池32の小容量化を図ることができ、ひいては、直流電源装置30の軽量化・コンパクト化を図ることができる。
また、交流電源21としてガスタービン発電機を用いることで、災害等が起こっても長期間に亘って直流負荷17に給電し続けることができる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、直流電源装置30A(図5参照)が変圧器36をさらに備えている点が第1実施形態とは異なっているが、その他については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係る直流電源装置30Aを含む構成図である。
図5に示すように、直流電源装置30Aは、交直変換器31と、安定化用蓄電池32と、遮断器33と、収容体34と、変圧器36と、を備えている。
変圧器36は、交流電源21から印加される交流電圧を変化させ、変化後の交流電圧を交直変換器31に印加する機器である。変圧器36の1次側は、交流ケーブルiを介して交流電源21に接続されている。変圧器36の2次側は、交直変換器31の入力側(交流側)に接続されている。
なお、直流負荷17の起動直後の過渡状態と、その後の定常状態における電流・電圧の変化については、第1実施形態(図4参照)と同様であるから、説明を省略する。
<効果>
第2実施形態によれば、交流電源21の出力電圧が変圧器36によって所定の交流電圧に変換され、この交流電圧が交直変換器31に印加される。これによって、交直変換器31を介して直流負荷17に適切に給電できる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態は、交流電源車20を配備する代わりに、直流電源装置30B(図6参照)の収容体34内に交流電源21を設ける点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図6は、第3実施形態に係る直流電源装置30Bを含む構成図である。
図6に示すように、直流電源装置30Bは、交流電源21と、交直変換器31と、安定化用蓄電池32と、遮断器33と、収容体34と、を備えている。
交流電源21は、例えば、ガスタービン発電機であり、交直変換器31の入力側(交流側)に接続されている。
図6に示すように、交流電源21と、交直変換器31と、安定化用蓄電池32と、遮断器33と、が収容体34に収容されている。なお、直流負荷17の起動直後の過渡状態と、その後の定常状態における電流・電圧の変化については、第1実施形態(図4参照)と同様であるから、説明を省略する。
<効果>
第3実施形態によれば、直流電源装置30Bの収容体34内に交流電源21を設ける構成とすることで、交流電源車20を別に設ける構成(図1参照)と比較して、設備コストを低減できるとともに、設置スペースも削減できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る直流電源装置30等について各実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、第1実施形態では、交直変換器31(図2参照)がサイリスタS1〜S6を備える構成について説明したが、周知の三相ダイオードブリッジ回路を備えるコンバータ等、他の構成の交直変換器を用いてもよい。
また、各実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせ、直流電源装置30が変圧器36を備えるとともに、交流電源21を備える構成にしてもよい。
また、各実施形態では、直流電源装置30等によって原子力発電所の直流負荷17に給電する場合について説明したが、これに限らない。例えば、他の種類の発電設備や、通信設備、医療設備等への給電にも、各実施形態を適用できる。
また、各実施形態では、「負荷」に直流電動機が含まれる場合について説明したが、これに限らない。例えば、誘導電動機や同期電動機等、交流電力で駆動する「負荷」への給電にも各実施形態を適用できる。このような構成においては、交直変換器31から入力される直流電力を交流電力に変換し、この交流電力を「負荷」に出力するインバータがさらに設けられる。
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
100 電源システム
30,30A,30B 直流電源装置
31 交直変換器
32 安定化用蓄電池
33 遮断器
34 収容体
17 直流負荷(負荷)
20 交流電源車
21 交流電源
36 変圧器

Claims (5)

  1. 交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、前記直流電力を負荷に出力する交直変換器と、
    前記交直変換器の出力側に接続され、前記負荷の起動直後の過渡状態において前記負荷に直流電圧を印加する安定化用蓄電池と、
    前記交直変換器及び前記安定化用蓄電池を収容する可搬型の収容体と、を備えること
    を特徴とする直流電源装置。
  2. 前記負荷を定常状態で駆動させているときの前記交直変換器の出力側の電圧は、前記安定化用蓄電池の満充電の電圧よりも高いこと
    を特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記交流電源から印加される交流電圧を変化させ、変化後の交流電圧を前記交直変換器に印加する変圧器を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  4. 前記交直変換器及び前記安定化用蓄電池の他に前記交流電源も、前記収容体に収容されていること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の直流電源装置。
  5. 前記交流電源は、ガスタービン発電機であること
    を特徴とする請求項4に記載の直流電源装置。
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