JP6521885B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、流し台などに固定装置を用いて固定可能に組み込まれる加熱調理器に関する。
従来、特許文献1に開示された流し台などへの固定装置を備えた加熱調理器が知られている。特許文献1の加熱調理器では、本体の前側に固定装置を設けている。固定装置は、加熱調理器を流し台などのカウンタートップに固定する。
具体的には、作業者が固定装置の操作ネジを緩める方向に回転させて加熱調理器の前側に引き出すと、ナットが押圧金具を押圧し、固定金具の背面を押す。さらに作業者が操作ネジを緩めると、固定金具は、回動軸を中心に回動し、先端部が上方に移動する。移動した固定金具の先端部は、流し台などのカウンタートップに接触し、加熱調理器を固定する。
特許第4302598号公報
近年では、加熱調理器の高性能化に伴い、製品重量が増加している。製品重量が増加すると、カウンタートップと加熱調理器のトッププレートの下面に設けられた止水用パッキンとの摩擦が増加し、設置された加熱調理器が動き難くなる。このため、加熱調理器は、従来のような固定装置を用いて固定しなくても動くことが稀である。よって、製品重量がある機種の加熱調理器には、固定装置を搭載しない場合がある。
しかしながら、カウンタートップの表面状況、あるいは、ユーザの使用状況などにより、加熱調理器が稀に動くため、ユーザが望む場合など必要に応じて固定装置を取り付けられることが望まれた。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、必要に応じて固定装置を後から付け足すことが可能な加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明の加熱調理器は、本体と、前記本体の上部に配置されて被加熱調理容器が載置されるトッププレートと、を備え、前記本体は、前記本体の前側かつ前記トッププレートの下方であって後方に後退した位置にて外郭を構成する縦壁を有し、前記縦壁には、前記縦壁に形成されたスリットによって前記縦壁の一部を折り曲げ可能な舌片部が設けられたものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、縦壁には、縦壁に形成されたスリットによって縦壁の一部を折り曲げ可能な舌片部が設けられている。このため、固定装置が必要な場合には、舌片部を折り曲げ、縦壁に開口を形成し、固定装置を後から付け足すことができる。したがって、製品出荷後においても必要に応じて、現地にて特別な工具を用いることなく固定装置を後から付け足すことができる。
また、固定装置を後から付け足さない場合には、舌片部は、折り曲げられず、加熱調理器に虫が侵入したり作業者が作業中に指を入れたりするサイズの開口を縦壁に形成させない。これにより、加熱調理器の衛生面および安全面が向上する。
さらに、舌片部は、縦壁に形成されたスリットによって縦壁の一部を構成している。このため、縦壁に他の部品が必要なく、部品点数が削減でき、コストが抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦壁を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦壁に開口を形成した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦壁に開口を形成した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦壁に開口を形成した状態を図4のA−A断面で示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦壁に固定装置を取り付けた状態での概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦壁に固定装置を取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦壁に固定装置を取り付けた状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦壁に固定装置を取り付けた状態を図8のB−B断面で示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の縦壁に取り付けられる固定装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の固定装置を用いて固定した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の固定装置を用いて固定した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の固定装置を用いて固定した状態を図12のC−C断面で示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の縦壁を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る加熱調理器の実施の形態について説明する。なお、図面の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。また、各図において同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。さらに、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の概略構成を示す斜視図である。
実施の形態1の加熱調理器100は、本体1が図示しない流し台などのキッチンキャビネットに形成された据え付け用の開口部に組み込まれた状態で使用される、いわゆるビルトイン型のものである。本体1は、上面を開口した概ね箱状の部材であり、本体1の外郭を形成している。
加熱調理器100の本体1の上部には、上枠フレーム2が組み付けられている。本体1と上枠フレーム2とが組み合わされて形成される内部空間には、種々の部品が収容される。上枠フレーム2の上面の開口には、鍋などの被加熱調理容器が載置されるトッププレート3が嵌め込まれている。トッププレート3は、本体1の上部に配置されている。本体1がキッチンキャビネットに組み込まれると、キッチンキャビネットの天面に形成された開口から上枠フレーム2およびトッププレート3が露出する。上枠フレーム2およびトッププレート3は、天板ユニット4を構成する。
本体1内には、内部でグリル加熱やコンベクション加熱を行うグリル庫5が設けられている。グリル庫5は、キッチンキャビネットの前面に形成された前面開口から、グリル扉6を露出させる。なお、実施の形態1では、本体1内の左側にグリル庫5を設けた例を示すが、グリル庫5の位置はこれに限定されない。グリル庫5は、たとえば、本体1内の右側あるいは中央に設けることもできる。また、グリル庫5を設けなくてもよい。
トッププレート3は、耐熱性ガラスあるいはセラミックなどの非金属材料で構成されている。トッププレート3には、鍋などの被加熱調理容器が載置される図示しない加熱口が配置されている。トッププレート3の表面あるいは裏面には、加熱口に被加熱調理容器を載置する際の目印となる表示が施されている。
本体1の上部であってトッププレート3の手前側には、ユーザからの加熱調理に関する操作入力を受け付ける第1操作部7が設けられている。
また、本体内のグリル庫5とは反対側である右側には、ユーザからの加熱調理に関する操作入力を受け付ける第2操作部8が設けられている。
トッププレート3の背面側には、排気口カバー9が設けられている。排気口カバー9には、通風可能な開口が形成され、排気の気流がスムースに通過することができる。排気口カバー9が設けられることで、排気口カバー9の下方に設けられた図示しない本体排気口への異物の侵入が抑制されている。本体排気口の下方には、グリル庫5内と連通し、グリル庫5内からの排気を行う図示しないグリル庫ダクトの端部が開口し、グリル庫5からの排気と本体1内の排気とが本体排気口から外部へ排出される。
本体1の内部には、加熱口の下方に、加熱源としての図示しない誘導加熱コイルが設けられている。誘導加熱コイルは、巻線が環状に巻き回されて構成されて被加熱調理容器を誘導加熱により加熱する誘導加熱コイルである。実施の形態1では、誘導加熱コイルが2つ左右に並べて配置され、正面視において重ならない位置に配置されている。
なお、誘導加熱コイルを3つ設けているものや、2つの誘導加熱コイルの他に、ラジエントヒーターなどが後方に設けられているものもある。
本体1は、本体1の前側かつトッププレート3の下方であって後方に後退した位置に、本体1の外郭を構成する縦壁10を有している。縦壁10が本体1の前側から後方に後退することで、本体1の前側から凹んで水平方向に延びる凹部空間11が形成される。凹部空間11は、縦壁10と縦壁10の上方の天板ユニット4の下面12と縦壁10の下方のグリル庫5および第2操作部8の上面13とによって形成される。凹部空間11は、加熱調理器100がキッチンキャビネットに組み込まれると、天板ユニット4の下面12をカウンタートップ40に支持される領域である。
縦壁10には、加熱調理器100の前側を流し台などのキッチンキャビネットのカウンタートップ40に固定する固定装置30を取り付けるための取付部20が形成されている。取付部20は、縦壁10における本体1の左右方向の中央部に形成されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦壁10を示す斜視図である。
取付部20は、舌片部21と、袋部22と、位置決め孔23と、ビス孔24と、を備えている。
縦壁10には、縦壁10に形成された第1スリット25および第2スリット26によって縦壁10の一部を折り曲げ可能な舌片部21が設けられている。舌片部21は、矩形形状であり、下側および左右両側を連続した第1スリット25によって周囲の縦壁10から切り離されている。舌片部21は、上側の根元に第2スリット26が形成され、第2スリット26の左右両側の2つの接続部27で根元が周囲の縦壁10と接続されている。第1スリット25は、舌片部21を周囲の縦壁10から切り離している。第2スリット26は、舌片部21を接続部27である根元で折り曲げ易くしている。
第1スリット25および第2スリット26は、虫が侵入したり作業者が作業中に指を入れたりするサイズよりも狭い幅の間隙である。
なお、第1スリット25および第2スリット26が本発明のスリットに相当する。
縦壁10の舌片部21の左右幅よりも広がって斜上となる位置には、下方に開口した2つの袋部22が設けられている。袋部22は、周囲の縦壁10よりも本体1の前側に突出し、厚みのある板状の後述する軸受け部32を縦壁10の前面に貼り付けたときに端部を固定する。袋部22の直下には、縦壁10に第3スリット28を形成し、軸受け部32が第3スリット28に本体1の前側から差し込まれ、軸受け部32の端部が袋部22に嵌まるように回動できる。
縦壁10の舌片部21からビス孔24よりも遠い左右両側には、位置決め孔23が形成されている。位置決め孔23には、袋部22に端部を固定した軸受け部32に設けられた位置決め突起32dが差し込まれる。
縦壁10の舌片部21の左右両側かつ袋部22の下方には、ビス孔24が形成されている。ビス孔24は、袋部22に端部を固定しかつ位置決め突起32dを位置決め孔23に差し込んだ軸受け部32を縦壁10にビス37で固定する。
以上のように、実施の形態1の加熱調理器100では、固定装置30を必要な場合にだけ取り付け可能に縦壁10に取付部20が設けられている。
以下に、固定装置30を取り付ける場合に縦壁10に形成する開口29について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦壁10に開口29を形成した状態を示す斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦壁10に開口29を形成した状態を示す正面図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦壁10に開口29を形成した状態を図4のA−A断面で示す説明図である。
後述する固定装置30は、操作ネジ34を緩めて固定金具31の水平片31bの先端部を上方に移動させるため、操作ネジ34を縦壁10の後方に突出させておく必要が生じる。そのため、操作ネジ34が縦壁10の後方に突出するような開口29が必要となる。このように、舌片部21を折り曲げることで縦壁10に形成される開口29は、本体1の前側をキッチンキャビネットのカウンタートップ40に固定する固定装置30を、縦壁10の後方に突出するように取り付けるためのものである。
実施の形態1の加熱調理器100では、作業者がドライバーなどで縦壁10に設けられた舌片部21を本体1の前側から縦壁10の後方に押圧して折り曲げる。これにより、舌片部21は、縦壁10の後方に根元の接続部27で折れ曲がり、開口29が形成される。
ここで、開口29を形成する際、作業者が舌片部21をドライバーなどで押圧することから、ドライバーなどが縦壁10の後方に進入する。縦壁10の後方には、加熱調理器100の制御基板あるいは誘導加熱コイルなどの種々の精密部品が配置されている。このため、縦壁10の後方に進入し過ぎたドライバーなどが加熱調理器100の内部の部品を損傷させるおそれがある。
そこで、図5に示すように、舌片部21の後方には、本体1の前方から舌片部21を縦壁10の後方に折り曲げるドライバーの設定以上の進入を防止するカバー14が設けられている。カバー14は、舌片部21の後方を中心とした縦壁10の後方を覆う。カバー14は、折り曲げられた舌片部21の上方に一端部を有し、この一端部から後方に一定距離水平に延び、その後、下方に傾斜して底板15に接触する。これにより、縦壁10の後方に配置されている部品は、カバー14によって保護されている。よって、縦壁10の後方に進入し過ぎたドライバーなどが加熱調理器100の内部の部品を損傷させることを防止できる。
また、舌片部21の周囲には、ドライバーなどで舌片部21を折り曲げ易くするために第1スリット25および第2スリット26が設けられている。これに対し、カバー14を備えることにより、冷却風が加熱調理器100の内部から第1スリット25および第2スリット26を通じて漏れ出すことを防止できる。
以下に、縦壁10に開口29を形成した後に固定装置30を取り付けた加熱調理器100について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦壁10に固定装置30を取り付けた状態での概略構成を示す斜視図である。図7は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦壁10に固定装置30を取り付けた状態を示す斜視図である。図8は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦壁10に固定装置30を取り付けた状態を示す正面図である。図9は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦壁10に固定装置30を取り付けた状態を図8のB−B断面で示す説明図である。図10は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の縦壁10に取り付けられる固定装置30を示す分解斜視図である。
固定装置30は、固定金具31と、軸受け部32と、押圧金具33と、操作ネジ34と、円筒部35と、ナット36と、を有している。
固定金具31は、垂直片31aおよび垂直片31aの下端部を直角に曲げた2つの水平片31bを有した二股のL字状に形成されている。固定金具31は、垂直片31aの上部に左右方向に延びる回動軸31cを有する。
軸受け部32は、固定金具31を回動自在にするためのものである。軸受け部32は、固定金具31の回動軸31cを受ける円弧状部32bを有する2つの垂直片32aと、2つの垂直片32aを繋ぎ後方に後退した開口内に入り込む部分が設けられた水平片32cと、を有する板状部材である。軸受け部32は、取付部20の袋部22に差し込まれる垂直片32aの上端部と、取付部20の位置決め孔23に挿入される垂直片32aの左右両端部の位置決め突起32dと、を有している。軸受け部32には、垂直片32aに、取付部20のビス孔24と共に共締めされる孔部32eが形成されている。また、軸受け部32には、水平片32cに、操作ネジ34が螺合して差し込まれるネジ孔部32fが形成されている。
押圧金具33は、中央部に貫通孔33bが設けられた本体部33aおよび本体部33aの両側に設けられた腕部33cによりコの字状に形成され、固定金具31の背面側に配置されて腕部33cが固定金具31の垂直片31aの両側に位置する。
操作ネジ34は、固定金具31の垂直片31aの間から押圧金具33の貫通孔33bに挿入されて軸受け部32のネジ孔部32fに螺合されて押圧金具33を固定金具31の垂直片31aの背面に当接させると共に押圧金具33の移動を規制する。操作ネジ34は、ドライバーなどが差し込まれて回転力を受ける切込みを有する頭部34aと、軸受け部32のネジ孔部32fおよびナット36に螺合するネジ山が設けられたネジ部34bと、を有している。操作ネジ34は、頭部34aを本体1の前側に位置させ、頭部34aに接続されたネジ部34bを縦壁10の後方まで延ばす。
円筒部35は、固定金具31の垂直片31aにおける2つの水平片31bの根元の凹部に配置され、操作ネジ34のネジ部34bを挿通し、操作ネジ34の頭部34aとナット36との間の距離をかせぐ。
ナット36は、軸受け部32と押圧金具33との間に配置され、操作ネジ34のネジ部34bと螺合する。
次に、上記のような各部からなる固定装置30の加熱調理器100への取付手順の一例について説明する。
まず、円筒部35および押圧金具33の貫通孔33bの順に操作ネジ34を挿通して貫通孔33b内に円筒部35を位置させる。次に、操作ネジ34のネジ部34bにナット36を螺合して円筒部35に当接させ、その位置に固定する。
そして、操作ネジ34のネジ部34bを軸受け部32のネジ孔部32fに螺合し、ナット36が軸受け部32の近傍に達するようにする。
次に、軸受け部32の垂直片32aの上端部を取付部20の袋部22に固定するように第3スリット28に差し込む。ここで、固定金具31を軸受け部32の円弧状部32bに回動軸31cが配置されるように組み込む。このとき、押圧金具33が固定金具31の背面側に配置されて腕部33cが固定金具31の垂直片31aの両側に位置する。
そして、軸受け部32の位置決め突起32dを取付部20の位置決め孔23に差し込む。その後、ビス37を軸受け部32の孔部32eを共締めするようにビス孔24に螺合する。
これにより、固定金具31は、軸受け部32に回動可能に支持される。
加熱調理器100に固定装置30を取り付けた状態では、押圧金具33の本体部33aが固定金具31の水平片31bの背面に当接すると共に、押圧金具33の腕部33cが固定金具31の垂直片31aの両側に位置する。また、固定金具31の水平片31bは、凹部空間11を形成する縦壁10の下方のグリル庫5および第2操作部8の上面13に沿って水平に延びる。
以下に、固定装置30を用いて加熱調理器100の前側を流し台などのキッチンキャビネットのカウンタートップ40に固定する場合について説明する。
図11は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の固定装置30を用いて固定した状態を示す斜視図である。図12は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の固定装置30を用いて固定した状態を示す正面図である。図13は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の固定装置30を用いて固定した状態を図12のC−C断面で示す説明図である。
作業者が固定装置30を取り付けた加熱調理器100をキッチンキャビネットの内部に設置する。
次に、作業者は、ドライバーをカウンタートップ40とグリル庫5および第2操作部8の上面13との開口部から挿入し、操作ネジ34を緩める方向に回転させる。これにより、押圧金具33が前方に移動し、それに伴い固定金具31が回動軸31cを中心に水平片31bを上方に移動させるように回動する。
そして、作業者が操作ネジ34を緩める方向に回転させ続けると、固定金具31の水平片31bの先端部は、カウンタートップ40の下面41に当接する。
さらに、作業者が操作ネジ34を緩めると、固定金具31の水平片31bの先端部がカウンタートップ40の下面41に圧着され、加熱調理器100の本体1の前側がカウンタートップ40に強固に固定される。
以上のように、実施の形態1の加熱調理器100によれば、縦壁10には、縦壁10に形成された第1スリット25および第2スリット26によって縦壁10の一部を折り曲げ可能な舌片部21が設けられている。このため、固定装置30が必要な場合には、舌片部21を折り曲げ、縦壁10に開口29を形成し、固定装置30を後から付け足すことができる。したがって、製品出荷後においても必要に応じて、現地にて特別な工具を用いることなく固定装置30を後から付け足すことができる。
また、固定装置30を後から付け足さない場合には、舌片部21は、折り曲げられず、加熱調理器100に虫が侵入したり作業者が作業中に指を入れたりするサイズの開口29を縦壁10に形成させない。これにより、加熱調理器100の衛生面および安全面が向上する。
さらに、舌片部21は、縦壁10に形成された第1スリット25および第2スリット26によって縦壁10の一部を構成している。このため、縦壁10に他の部品が必要なく、部品点数が削減でき、コストが抑制できる。
実施の形態2.
図14は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器100の縦壁10を示す斜視図である。
図14を用いて、実施の形態2を説明する。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
取付部20は、舌片部21と、袋部22と、位置決め孔23と、ビス孔24と、を備えている。
縦壁10には、縦壁10に形成された第1スリット25および第2スリット26によって縦壁10の一部を折り曲げ可能な舌片部21が設けられている。舌片部21は、左右対称に設けられる2つの矩形形状であり、上下両側および左右方向中央に延びる連続したH字状の第1スリット25によって周囲の縦壁10から切り離されている。舌片部21は、左右両側の根元に第2スリット26が形成され、第2スリット26の上下両側の2つの接続部27で根元が周囲の縦壁10と接続されている。第1スリット25は、舌片部21を周囲の縦壁10から切り離している。第2スリット26は、舌片部21を接続部27である根元で折り曲げ易くしている。
すなわち、舌片部21は、折り曲げ領域の中心から左右の外側に折り曲げ可能に2つ設けられている。
2つの舌片部21における折り曲げ領域の中心には、本体1の前側から舌片部21を縦壁10の後方に折り曲げるドライバーなどを位置決めする位置決め部50が形成されている。
位置決め部50は、第1スリット25における空間領域を広げた孔部で形成されている。
実施の形態2の加熱調理器100では、2つの舌片部21における折り曲げ領域の中心には、本体1の前側から舌片部21を縦壁10の後方に折り曲げるドライバーなどの押圧部を位置決めする位置決め部50が形成されている。このため、舌片部21を縦壁10の後方に折り曲げる際にドライバーなどの押圧部を位置決めすることができる。よって、ドライバーなどは、位置ずれせずに押し易い。したがって、舌片部21が縦壁10の後方に折り曲げ易くなる。
以上の実施の形態1、2によれば、加熱調理器100は、本体1を備えている。本体1の上部に配置されて被加熱調理容器が載置されるトッププレート3を備えている。本体1は、本体1の前側かつトッププレート3の下方であって後方に後退した位置にて外郭を構成する縦壁10を有している。縦壁10には、縦壁10に形成された第1スリット25および第2スリット26によって縦壁10の一部を折り曲げ可能な舌片部21が設けられている。
この構成によれば、縦壁10には、縦壁10に形成された第1スリット25および第2スリット26によって縦壁10の一部を折り曲げ可能な舌片部21が設けられている。このため、固定装置30が必要な場合には、舌片部21を折り曲げ、縦壁10に開口29を形成し、固定装置30を後から付け足すことができる。したがって、製品出荷後においても必要に応じて、現地にて特別な工具を用いることなく固定装置30を後から付け足すことができる。
また、固定装置30を後から付け足さない場合には、舌片部21は、折り曲げられず、加熱調理器100に虫が侵入したり作業者が作業中に指を入れたりするサイズの開口29を縦壁10に形成させない。これにより、加熱調理器100の衛生面および安全面が向上する。
さらに、舌片部21は、縦壁10に形成された第1スリット25および第2スリット26によって縦壁10の一部を構成している。このため、縦壁10に他の部品が必要なく、部品点数が削減でき、コストが抑制できる。
舌片部21を折り曲げることで縦壁10に形成される開口29は、本体1の前側をキッチンキャビネットのカウンタートップ40に固定する固定装置30を、縦壁10の後方に突出するように取り付けるためのものである。
この構成によれば、固定装置30が必要な場合には、舌片部21を折り曲げ、縦壁10に開口29を形成し、縦壁10の後方に突出する固定装置30を後から付け足すことができる。
固定装置30は、垂直片31aおよび垂直片31aの下端部を直角に曲げた水平片31bを含む固定金具31と、固定金具31を回動自在にするための軸受け部32と、中央部に貫通孔33bが設けられた本体部33aおよび本体部33aの両側に設けられた腕部33cを含み固定金具31の背面側に配置されて腕部33cが垂直片31aの両側に位置する押圧金具33と、固定金具31の垂直片31aの間から押圧金具33の貫通孔33bに挿入されて軸受け部32のネジ孔部32fに螺合されて押圧金具33を固定金具31の垂直片31aの背面に当接させると共に押圧金具33の移動を規制する操作ネジ34と、を有している。
この構成によれば、この構成の固定装置30を後から付け足すことができる。
舌片部21の後方には、本体1の前方から舌片部21を縦壁10の後方に折り曲げるドライバーなどの設定以上の進入を防止するカバー14が設けられている。
この構成によれば、縦壁10の後方に進入し過ぎたドライバーなどが加熱調理器100の内部の部品を損傷させることを防止できる。
また、舌片部21の周囲には、ドライバーなどで舌片部21を折り曲げ易くするために第1スリット25および第2スリット26が設けられている。これに対し、カバー14を備えることにより、冷却風が加熱調理器100の内部から第1スリット25および第2スリット26を通じて漏れ出すことを防止できる。
舌片部21は、折り曲げ領域の中心から外側に折り曲げ可能に2つ設けられている。2つの舌片部21における折り曲げ領域の中心には、本体1の前側から舌片部21を縦壁10の後方に折り曲げるドライバーなどの押圧部を位置決めする位置決め部50が形成されている。
この構成によれば、2つの舌片部21における折り曲げ領域の中心には、本体1の前側から舌片部21を縦壁10の後方に折り曲げるドライバーなどの押圧部を位置決めする位置決め部50が形成されている。このため、舌片部21を縦壁10の後方に折り曲げる際に、ドライバーなどの押圧部を位置決めすることができる。よって、ドライバーなどは、位置ずれせずに押し易い。したがって、舌片部21が縦壁10の後方に折り曲げ易くなる。
なお、上記の実施の形態の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
固定装置は、上記の実施の形態の構成のものに限られない。本体の前側をキッチンキャビネットのカウンタートップに固定する固定装置は、舌片部を折り曲げることで縦壁に形成される開口から縦壁の後方に突出するように取り付けられるものでよい。
また、舌片部は、折り曲げ領域の中心から外側に折り曲げ可能に複数設けられるものでよい。
さらに、複数の舌片部における折り曲げ領域の中心には、本体の前側から舌片部を縦壁の後方に折り曲げるドライバーなどの押圧部を位置決めする位置決め部が形成されてもよい。ここで、位置決め部は、ドライバーなどの先端部の押圧部を位置決めできれば、たとえば、孔形状、凹部形状または切込み形状などであってもよい。
1 本体、2 上枠フレーム、3 トッププレート、4 天板ユニット、5 グリル庫、6 グリル扉、7 第1操作部、8 第2操作部、9 排気口カバー、10 縦壁、11 凹部空間、12 下面、13 上面、14 カバー、15 底板、20 取付部、21 舌片部、22 袋部、23 位置決め孔、24 ビス孔、25 第1スリット、26 第2スリット、27 接続部、28 第3スリット、29 開口、30 固定装置、31 固定金具、31a 垂直片、31b 水平片、31c 回動軸、32 軸受け部、32a 垂直片、32b 円弧状部、32c 水平片、32d 位置決め突起、32e 孔部、32f ネジ孔部、33 押圧金具、33a 本体部、33b 貫通孔、33c 腕部、34 操作ネジ、34a 頭部、34b ネジ部、35 円筒部、36 ナット、37 ビス、40 カウンタートップ、41 下面、50 位置決め部、100 加熱調理器。

Claims (5)

  1. 本体と、
    前記本体の上部に配置されて被加熱調理容器が載置されるトッププレートと、
    を備え、
    前記本体は、前記本体の前側かつ前記トッププレートの下方であって後方に後退した位置にて外郭を構成する縦壁を有し、
    前記縦壁には、前記縦壁に形成されたスリットによって前記縦壁の一部を折り曲げ可能な舌片部が設けられた加熱調理器。
  2. 前記舌片部を折り曲げることで前記縦壁に形成される開口は、前記本体の前側をキッチンキャビネットのカウンタートップに固定する固定装置を、前記縦壁の後方に突出するように取り付けるためのものである請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記固定装置は、垂直片および前記垂直片の下端部を直角に曲げた水平片を含む固定金具と、前記固定金具を回動自在にするための軸受け部と、中央部に貫通孔が設けられた本体部および前記本体部の両側に設けられた腕部を含み前記固定金具の背面側に配置されて前記腕部が前記垂直片の両側に位置する押圧金具と、前記固定金具の前記垂直片の間から前記押圧金具の貫通孔に挿入されて前記軸受け部のネジ孔部に螺合されて前記押圧金具を前記固定金具の前記垂直片の背面に当接させると共に前記押圧金具の移動を規制する操作ネジと、を有する請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記舌片部の後方には、前記本体の前方から前記舌片部を前記縦壁の後方に折り曲げる部材の設定以上の進入を防止するカバーが設けられた請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記舌片部は、折り曲げ領域の中心から外側に折り曲げ可能に複数設けられ、
    複数の前記舌片部における折り曲げ領域の中心には、前記本体の前側から前記舌片部を前記縦壁の後方に折り曲げる部材の押圧部を位置決めする位置決め部が形成された請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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