JP6521294B2 - 課金処理装置、課金処理システム、課金処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
そのため、上述の電子式料金収受システムのいくつかは、走行中の車両の真の車種区分をその場で判別可能な車種判別装置を更に備えている。このような電子式料金収受システムは、まず、上記車種判別装置により走行する車両の(真の)車種区分を判別し、その後、無線通信を通じて、当該判別した車種区分に応じた額の課金処理を行う。
一方、車両の車軸数を確定できないと、走行する車両の車種区分を判別できない場合が生じる。そのため、上記電子料金収受システムでは、車載器との無線通信による課金処理を行う段階において走行する車両の車軸数を確定できるようにすべく、車線上において車種判別装置が配される位置から、想定される最大車長(例えば、18m)以上離れた位置に上記通信可能エリアが設けられる。
このようにすることで、課金処理装置は、車載器との通信処理が可能な段階で車種区分を判別できなかった場合であっても、上位装置が、当該車載器との通信処理の後に取得した車両の車種判別結果に基づく情報により、正規の課金処理を行うことができる。したがって、最大車長に応じた設置スペースを確保できない場合であっても、十分に細分化された車種区分に応じた額で課金することができる。
このようにすることで、車載器との通信処理が可能な段階で車種区分を判別できない場合であっても、上位装置は、車載器との通信処理の完了後に作成される訂正明細情報に基づいて、正規の課金処理を行うことができる。更に、上位装置は、仮明細情報に基づく利用履歴をも受け付けることで、車載器に記録された課金額に整合する情報を、別途利用者に向けて提供することができる。
このようにすることで、課金処理装置から上位装置へ出力する明細情報が、既に訂正された訂正済明細情報の一つとなるので、上位装置との通信に要する情報量を低減させることができ、課金処理システムの処理全体を簡素化させることができる。
このようにすることで、上位装置は、仮明細情報に記録された課金額ではなく、訂正明細情報に記録された正規の課金額に基づいて電子決済処理を行うことができる。したがって、対象とする車両の真の車種区分に応じた正規の課金処理を行うことができる。
このようにすることで、車載器に記録された課金額と、上位装置が行う決済処理により利用者が実際に負担する課金額と、の不整合を解消することができる。
このようにすることで、上位装置から訂正の結果を受け付けた出口用通信処理装置のうち、利用者が利用しなかった出口用通信処理装置において、車載器への記録が既になされ、記憶しておく必要のなくなった訂正の結果を適切に消去することができる。
以下、第1の実施形態に係る課金処理システムについて、図1〜図9を参照ながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る課金処理システムの概要を示す図である。
図1に示す課金処理システム100は、料金収受設備1と、中央決済処理装置70と、を有している。
料金収受設備1は、有料道路である高速道路の入口料金所に設けられ、高速道路の利用者から、当該利用者が乗車する車両Aの車種区分に応じた額の課金を行うための設備である。
図1に示す例では、高速道路の利用者が乗車する車両Aは、入口料金所に設けられた料金収受設備1において一般道路側から高速道路側へと通じる車線Lを走行している。車線Lの両側にはアイランドIが敷設されており、料金収受設備1を構成する各種路側装置が設置されている。
以下、一般道路側(図1における+X方向側)を車線Lの「上流側」、又は、車線Lの「進行方向手前側」とも記載する。また、高速道路側(図1における−X方向側)を車線Lの「下流側」、又は、車線Lの「進行方向奥側」とも記載する。
課金処理装置1Aは、車種判別部10と、通信用車両検知器20と、通信アンテナ21と、課金通信処理部30と、を備えている。また、車種判別部10は、更に、進入側車両検知器11と、踏板12と、ナンバープレート読取機13と、判別処理部14と、を有している。
車種判別部10は、課金処理装置1Aのうち車線Lの最も上流側に設けられ、アイランドI上に設けられた進入側車両検知器11及びナンバープレート読取機13と、車線Lの路面上に設けられた踏板12と、を通じて取得する各種検出情報に基づいて、走行する車両Aの車種区分を判別する。
踏板12は、車線Lの路面上において車線幅方向に伸びるように配置され、走行する車両Aのタイヤによる踏み付けを検出する。進入側車両検知器11と踏板12との車線方向(±X方向)における位置は同じである。踏板12は、踏まれた位置及び範囲を検出可能とされており、踏板12の検出結果と進入側車両検知器11の検出結果とを組み合わせることで、車両Aの車軸数、トレッド幅及びタイヤ幅を特定することができる。
ナンバープレート読取機13は、車両Aを進行方向奥側から撮影するとともに、その撮像データから当該車両Aに取り付けられたナンバープレートに関する情報(車両ナンバー、プレートサイズ等)を読み取る。
なお、本実施形態において、判別処理部14は、図1に示すように、進入側車両検知器11に内蔵されている態様で図示しているが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、他の実施形態に係る判別処理部14は、アイランドI上に配された課金通信処理部30等に内蔵される態様、又は、遠隔地に設置された他の装置に内蔵され通信ネットワークを介して接続される態様であってもよい。
通信アンテナ21は、車種判別部10よりも下流側に設けられ、車両Aの車載器αとの間で無線による通信処理(以下、単に「無線通信」と表記)を行う。具体的には、通信アンテナ21は、所定周波数(例えば、5.8GHz程度)の電磁波を送受可能に形成されており、当該電磁波を介することで車載器αとの無線通信を行う。
また、通信アンテナ21は、所定位置(通信可能エリアQ内)に到来した車両Aが搭載する車載器αと無線通信を行う。
また、課金通信処理部30は、上記無線通信の結果を、遠隔地Jに設置された中央決済処理装置70(上位装置)に出力する。
具体的には、図2は、車体サイズが大きい車種区分(本実施形態では、「大型車」及び「特大車」)に属する車両Aが車線Lに進入した場合の例を示している。
ここで、「大型車」(又は「特大車」)である車両Aの車長d2が、間隔d1よりも大きい場合を考える。
そこで、第1の実施形態に係る車種判別部10は、車両Aの特徴に関する情報(後述する「特徴情報」)のうち、車軸数以外の特徴情報で判別可能な車種区分(仮の車種区分)を示す情報を、車載器αとの無線通信を完了する前の段階で課金通信処理部30に出力する。
図3は、第1の実施形態に係る課金処理システムの機能構成を示す図である。
図3に示すように、課金処理システム100は、課金処理装置1Aを有する料金収受設備1と、遠隔地J(図1)に設置された中央決済処理装置70と、を有する。
踏板12は、車両Aのタイヤによる踏み付けに応じた情報であって、車両Aの車軸数(即ち、タイヤによって踏まれた回数)、車両Aのトレッド幅及びタイヤ幅を特定可能な踏み付け情報N2を、判別処理部14に出力する。
ナンバープレート読取機13は、取得した撮像データから、車両Aのナンバープレートに記された車両ナンバー、当該ナンバープレートのサイズ(プレートサイズ)等を示すナンバープレート情報N3を抽出し、これを判別処理部14に出力する。
ここで、後述するように、判別処理部14は、車両Aが進入側車両検知器11を通過中の段階(車両Aの車軸数が未確定の段階)であっても、車軸数以外の上記特徴情報に基づいて絞り込むことができる仮の車種区分(上述の5つの区分よりも少ない区分数の区分)を判別し、当該判別した仮の車種区分を示す仮車種区分情報D2を出力する。
また、この場合、判別処理部14は、車両検知情報N1に基づき車両Aの車体全体が進入側車両検知器11を通過し終わったことを検出すると、車両Aの車軸数を特定するとともに当該車両Aの真の車種区分(上述の5つの区分)を判別し、当該判別した車種区分を示す本車種区分情報D1を出力する。
課金通信処理部30は、進入側車両検知器11からの車両検知情報N1を通じて、車両Aが通信可能エリアQに到来したことを検知した場合に、通信アンテナ21から無線通信用の電磁波を出力(放射)し、車載器αとの無線通信を開始する。また、課金通信処理部30は、通信用車両検知器20からの車両検知情報N4を通じて、車両Aが通信可能エリアQから退出したことを検知した場合に、通信アンテナ21から無線通信用の電磁波の出力(放射)を停止する。
具体的には、課金通信処理部30は、上記課金用の無線通信において、本車種区分情報D1に応じた課金額を車載器αに記録するとともに、当該無線通信の結果であって当該課金額を示す本明細情報M1を、中央決済処理装置70に出力する。
具体的には、課金通信処理部30は、上記課金用の無線通信において、仮車種区分情報D2に応じた課金額を車載器αに記録するとともに、当該無線通信の結果であって当該課金額等を示す仮明細情報M2を、中央決済処理装置70に出力する。その後、課金通信処理部30は、当該無線通信の完了後において、仮明細情報M2に紐付けられた情報であって、車種判別部10から取得した本車種区分情報D1に応じた課金額等を示す訂正明細情報M2*を中央決済処理装置70に出力する。
課金訂正処理部71は、課金処理装置1Aの課金通信処理部30から取得した仮明細情報M2を、当該課金通信処理部30から取得した訂正明細情報M2*に基づいて訂正する処理を行う。
図4に示すように、車種判別部10の判別処理部14は、更に、車軸数確定部140と、仮車種区分情報確定部141と、本車種区分情報確定部142と、を備えている。
なお、車軸数確定部140は、車両検知情報D1に基づき、車両Aの車体全体(車長d2(図2))が進入側車両検知器11を通過し終わったことを検出するまでは、車軸数を確定(出力)しない。
具体的には、本車種区分情報確定部142は、仮車種区分情報確定部141による仮車種区分情報D2が「軽自動車」、「普通車」又は「中型車」を示していた場合には、本車種区分情報確定部142は、仮車種区分情報D2が示す仮の車種区分をそのまま採用し、直ちに、同じ車種区分を示す本車種区分情報D1を課金通信処理部30に出力する。この場合、仮車種区分情報確定部141は、課金通信処理部30に対しては仮車種区分情報D2を出力しない。
ここで、本車種区分情報確定部142は、仮車種区分情報D2が「特大車の疑い」を示していた場合には、車軸数確定部140から確定した車軸数を受け付けて、「大型車」か「特大車」か、を判別するまでは、課金通信処理部30に対し本車種区分情報D1を出力しない。この場合、仮車種区分情報確定部141は、先行して「特大車の疑い」を示す仮車種区分情報D2を課金通信処理部30に出力する。
一方、車両Aが車軸数を用いなければ判別できない車種区分(「大型車」、「特大車」)に属していた場合には、車種判別部10は、まず、車軸数以外の特徴情報を取得した段階(即ち、車両Aの車載器αが通信可能エリアQから退出する前の段階)で、仮の車種区分(「特大車の疑い」)を示す仮車種区分情報D2を出力する。そして、車種判別部10は、その後、車両Aの車軸数が確定した段階(即ち、車両Aの車載器αが通信可能エリアQから退出した後の段階)で、真の車種区分(「大型車」又は「特大車」)を示す本車種区分情報D1を出力する。
図5は、第1の実施形態に係る本明細情報を説明する図である。
また、図6は、第1の実施形態に係る仮明細情報を説明する図である。
また、図7は、第1の実施形態に係る訂正明細情報を説明する図である。
ここで、課金通信処理部30は、上記課金用の無線通信において、車載器αから、当該車載器αに予め登録された各種情報、即ち、車載器α固有の識別番号である「車載器ID」、電子決済処理に必要な「カードID」、車載器αのセットアップ時に登録された「車両ナンバー」等を読み取る。
更に、課金通信処理部30は、上記課金用の無線通信において、車両Aが利用(通過)した入口料金所を特定するための「料金所情報」、当該入口料金所を利用した年月日及び時刻を示す「時刻情報」、車両A(利用者)に対する「課金額」、車種判別部10によって判別された「車種区分」等を、車載器αに記録する。これにより、利用者は、車載器αに記録された上記各種情報に基づいて、高速道路の利用履歴(走行ルート、走行日時、累計課金額等)を確認することができる。
本明細情報M1には、図5に示すように、車載器αから読み取った「車載器ID」、「カード情報」、「車両ナンバー」が記録される。また、本明細情報M1には、上記「料金所情報」、「時刻情報」に加え、車種判別部10から取得した本車種区分情報D1に示される「車種区分」(真の車種区分)、及び、当該車種区分に応じた「課金額」が記録される。
更に、本明細情報M1には、本明細情報M1、仮明細情報M2、訂正明細情報M2*の別を示す「識別情報」が記録される。ここで、本明細情報M1の「識別情報」には、“本明細”等と記録される。
仮明細情報M2には、図6に示すように、本明細情報M1と同様、「車載器ID」、「カード情報」、「車両ナンバー」、「料金所情報」及び「時刻情報」が記録される。
また、仮明細情報M2には、車種判別部10から取得した仮車種区分情報D2に基づく「車種区分」(仮の車種区分)、及び、当該仮の車種区分に応じた「課金額」が記録される。ここで、課金通信処理部30が取得する仮車種区分情報D2とは、具体的には、車両Aが「大型車」か「特大車」の何れかに属することを示す情報(「特大車の疑い」)である。したがって、この場合、課金通信処理部30は、例えば、車両Aの車種区分を暫定的に「特大車」とみなすとともに、当該「特大車」である仮の車種区分に応じた「課金額」を記録する。
また、仮明細情報M2の「識別情報」には、“仮明細”等と記録される。
訂正明細情報M2*には、図7に示すように、「車載器ID」、「カード情報」、「車両ナンバー」、「料金所情報」及び「時刻情報」が記録される。ここで、訂正明細情報M2*に記録される「車載器ID」、「カード情報」、「車両ナンバー」、「料金所情報」及び「時刻情報」は、先に行われた車載器αとの無線通信の結果に基づくもの(即ち、仮明細書情報M2と同一の内容)とされる。
また、訂正明細情報M2*には、無線通信完了後に車種判別部10から取得した本車種区分情報D1に基づく「車種区分」(真の車種区分)、及び、当該車種区分に応じた「課金額」が記録される。
また、訂正明細情報M2*の「識別情報」には、“訂正明細”等と記録される。
図8、図9は、それぞれ、第1の実施形態に係る課金処理装置の処理フローを示す第1の図、第2の図である。
次に、図8及び図9を参照しながら、第1の実施形態に係る課金処理装置1A(及び車載器α、中央決済処理装置70)の処理フローを説明する。
図8、図9に示す処理フローは、時刻t0において、車両Aが進入側車両検知器11(図1、図3)に進入した段階から開始される。
進入側車両検知器11からの車両検知情報N1に基づいて車両Aが進入したことを検出すると、車種判別部10は、直ちに、踏板12(図3)による踏み付け情報N2、及び、ナンバープレート読取機13(図3)によるナンバープレート情報N3を取得して、車両Aの車種区分を判別する処理を開始する(ステップS01)。
このとき、車種判別部10は、車両Aの進入検知とともに取得される踏み付け情報N2及びナンバープレート情報N3に基づいて、直ちに車両Aの車種区分を判別する。ここで、車両Aが「軽自動車」、「普通車」、「中型車」の何れかに属するものであった場合、車種判別部10は、上述したように、車両Aが進入側車両検知器11を通過し終わる前に、当該車両Aの車種区分を確定することができる。したがって、車種判別部10は、少なくとも車両A(車載器α)が通信可能エリアQ(図1、図2)から退出する前の段階で、車両Aの真の車種区分を確定し、当該車種区分を示す本車種区分情報D1を課金通信処理部30に出力する(図8参照)。
課金通信処理部30は、上記無線通信を通じて、車載器αに登録された各種情報(「車載器ID」、「カードID」等)を読み取る。また、課金通信処理部30は、「料金所情報」、「時刻情報」、「車種区分」及び当該車種区分に応じた「課金額」等を車載器αに記録する(ステップS02)。
なお、ステップS02において、課金通信処理部30は、車載器αに対し、本車種区分情報D1に示される「車種区分」、及び、当該車種区分に応じた「課金額」等を記録する。
次に、課金通信処理部30は、無線通信(ステップS02の処理)の結果に基づいて、本明細情報M1を生成する(ステップS03)。
ここで生成される本明細情報M1には、「車載器ID」、「料金所情報」、「時刻情報」等の他、本車種区分情報D1に示された「車種区分」(例えば“普通車”)、及び、当該車種区分に応じた「課金額」(例えば“¥6,000”)等が記録される(図5参照)。
課金通信処理部30は、ステップS03で生成した本明細情報M1を、直ちに、中央決済処理装置70に出力する。
また、中央決済処理装置70は、後日、利用者が本明細情報M1に記録された課金額、利用日時等を確認できるように、本明細情報M1に記録された情報をWebサービス上で閲覧可能とするためのWeb情報更新処理を行う。
進入側車両検知器11からの車両検知情報N1に基づいて車両Aが進入したことを検出すると、車種判別部10は、直ちに、踏板12による踏み付け情報N2、及び、ナンバープレート読取機13によるナンバープレート情報N3を取得して、車両Aの車種区分を判別する処理を開始する(ステップS11)。
このとき、車種判別部10は、車両Aの進入検知とともに取得される踏み付け情報N2及びナンバープレート情報N3に基づいて、直ちに車両Aの車種区分を判別する。ここで、車両Aが「大型車」又は「特大車」の何れかに属するものであった場合、車種判別部10は、上述したように、車両Aが進入側車両検知器11を通過し終わって車両Aの車軸数を確定した後でないと、車種区分(「大型車」か「特大車」か)を特定することができない。したがって、車種判別部10は、少なくとも車両A(車載器α)が通信可能エリアQ(図1、図2)から退出する前の段階で、車両Aの仮の車種区分(「特大車の疑い」)を示す仮車種区分情報D2を課金通信処理部30に出力する(図9参照)。
課金通信処理部30は、上記無線通信を通じて、車載器αに登録された各種情報(「車載器ID」、「カードID」等)を読み取る。また、課金通信処理部30は、「料金所情報」、「時刻情報」、「車種区分」及び当該車種区分に応じた「課金額」等を車載器αに記録する(ステップS12)。
なお、ステップS12において、課金通信処理部30は、車載器αに対し、仮車種区分情報D2に基づいて暫定的に規定された「車種区分」(仮の車種区分)、及び、当該仮の車種区分に応じた「課金額」等を記録する。
次に、課金通信処理部30は、無線通信(ステップS12の処理)の結果に基づいて、仮明細情報M2を生成する(ステップS13)。
ここで生成される仮明細情報M2には、「車載器ID」、「料金所情報」、「時刻情報」等の他、仮車種区分情報D2に基づいて暫定的に規定された「車種区分」(例えば“特大車”)、及び、当該仮の車種区分に応じた「課金額」(例えば“¥17,000”)等が記録される(図6参照)。
課金通信処理部30は、ステップS13で生成した仮明細情報M2を、直ちに、中央決済処理装置70に出力する。
ここで生成される訂正明細情報M2*には、時刻t2に取得した本車種区分情報D1に示される「車種区分」(例えば“大型車”)、及び、当該車種区分に応じた「課金額」(例えば“¥11,000”)等が記録される(図7参照)。なお、課金通信処理部30は、訂正明細情報M2*の「車載器ID」、「料金所情報」、「時刻情報」等については、仮明細情報M2に記録された各情報と同一の内容を記録する。
ここで、中央決済処理装置70の課金訂正処理部71は、仮明細情報M2、訂正明細情報M2*に記録された「識別情報」、及び、「車載器ID」、「料金所情報」、「時刻情報」等を照合して、後に受け付けた訂正明細情報M2*に対応する仮明細情報M2を特定する。そして、仮明細情報M2に記録された「車種区分」(“特大車”)及び「課金額」(“¥17,000”)を、訂正明細情報M2*に記録された「車種区分」(“大型車”)及び「課金額」(“¥11,000”)に訂正する(ステップS15)。
また、中央決済処理装置70は、後日、利用者が仮明細情報M2に記録された課金額、利用日時等、及び、訂正明細情報M2*によって訂正された実際に支払う課金額を確認できるように、仮明細情報M2及び訂正明細情報M2*に記録された情報をWebサービス上で閲覧可能とするためのWeb情報更新処理を行う。
この場合、中央決済処理装置70は、仮明細情報M2を受け付けてから予め規定された所定時間経過後において、当該仮明細情報M2に対応する訂正明細情報M2*の受け付けがないことを検知して、先に受け付けた仮明細情報M2に基づく電子決済処理を行う。
以上、第1の実施形態に係る課金処理装置1Aによれば、課金通信処理部30は、車載器αとの通信処理の段階で車種判別部10による本車種区分情報D1を取得していた場合には、本車種区分情報D1に基づく課金用の無線通信を車載器αとの間で行う。
また、課金通信処理部30は、上記無線通信の段階で車種判別結果を取得していない場合には、仮車種区分情報D2に基づく課金用の無線通信を車載器αとの間で行うとともに、当該無線通信の結果と、当該無線通信の後に取得した本車種区分情報D1と、に基づく情報を中央決済処理装置70に出力する。
また、課金処理装置1Aは、車載器αとの無線通信が可能な段階で車種区分を判別できない場合であっても、車載器αとの無線通信の完了後に取得した車両Aの真の車種区分(本車種区分情報D1)に基づいて、正規の課金処理を行うことができる。
したがって、料金収受設備1の設置スペースが狭小のため、車種判別部10と通信可能エリアQの終端との間隔を車両の最大車長よりも短くした場合であっても、十分に細分化された車種区分に応じた額で課金することができる。
また、課金処理装置1Aは、車載器αとの無線通信が可能な段階で車種区分を判別できない場合であっても、車載器αとの無線通信の完了後に作成される訂正明細情報M2*に基づいて、正規の課金処理を行うことができる。更に、仮明細情報M2に基づく利用履歴も上位(中央決済処理装置70)で管理されるため、車載器αとの無線通信が可能な段階で記録された(仮の)課金額に整合する利用履歴を、Webサービス等を通じて確認することができる。
このようにすることで、仮明細情報M2に記録された課金額ではなく、訂正明細情報M2*に記録された正規の課金額に基づいて電子決済処理を行うことができる。したがって、車両Aの真の車種区分に応じた正規の課金処理を行うことができる。
次に、第2の実施形態に係る課金処理システムについて、図10〜図12を参照ながら説明する。
図10に示すように、課金処理システム100は、第1の実施形態に係る課金処理装置1Aと、中央決済処理装置70と、複数の出口用通信処理装置80と、を備えている。
中央決済処理装置70は、第1の実施形態と同様に、クレジットカード会社等を通じて、課金処理装置1Aから受け付けた各種明細情報(本明細情報M1、仮明細情報M2及び訂正明細情報M2*)に応じた電子決済処理、及び、Web情報更新処理等を行う。
訂正情報通知部72は、課金訂正処理部71が仮明細情報M2を訂正明細情報M2*に基づいて訂正した場合に、当該訂正の結果を示す車載器用訂正情報T1を、複数の出口用通信処理装置80a、80b、80c、・・・に出力(通知)する。
消去指令部73は、出口用通信処理装置80a、80b、・・・の一つから所定の処理の完了通知(訂正完了通知T2(後述))を受け付けた場合に、他の出口用通信処理装置80a、80b、・・・に、車載器用訂正情報T1の消去を指示するための消去指令T3を出力する。
出口用通信処理装置80a、80b、・・・は、当該出口用通信処理装置80a、80b、・・・の各々における所定位置(通信可能エリア内)に到来した車両Aの車載器αとの間で無線通信を行って、車載器用訂正情報T1を車載器αに記録する。
第2の実施形態に係る課金訂正処理部71は、明細情報訂正処理(図9のステップS15)を行った後、当該処理の結果を示す車載器用訂正情報T1を生成する。
具体的には、図11に示すように、車載器用訂正情報T1には、課金処理装置1A(課金通信処理部30)が読み取った「車載器ID」、訂正明細情報M2*に基づく訂正後の「車種区分」(真の車種区分)、及び、当該訂正後の車種区分に応じた「課金額」が記録されている。
また、車載器用訂正情報T1には、当該車載器用訂正情報T1の別を識別可能な「発行ID」が付される。
図12に示す処理フローは、中央決済処理装置70が、課金通信処理部30から訂正明細情報M2*を受け取った後(図9参照)に実施される。
中央決済処理装置70は、訂正明細情報M2*を受け付けると、第1の実施形態と同様の明細情報訂正処理(ステップS15)及び電子決済処理(ステップS16)を行う(図9参照)。なお、中央決済処理装置70の課金訂正処理部71は、ステップS15の明細情報訂正処理が完了した時点で車載器用訂正情報T1(図11)を生成する。
車載器用訂正情報T1を受け付けた全ての出口用通信処理装置80a、80b、・・・は、車載器用訂正情報T1に記録された「車載器ID」に示される車載器αの待ち受けを行う。
このとき、当該出口料金所に設置された出口用通信処理装置80bは、車両Aが通信可能エリアに到来したことを検知して、車両Aの車載器αと無線通信を開始する(時刻t4)。
以上、第2の実施形態に係る課金処理システム100によれば、中央決済処理装置70が、仮明細情報M2を訂正明細情報M2*に基づいて訂正した場合に、当該訂正の結果(車載器用訂正情報T1)を複数の出口用通信処理装置80a、80b、・・・の各々に出力する。また、出口用通信処理装置80a、80b、・・・は、出口料金所における各々の通信可能エリア内に到来した車両Aの車載器αとの間で無線通信を行って、車載器用訂正情報T1を当該車載器αに記録する。
一方、第2の実施形態においては、訂正の対象となった情報が記録された車載器α(車両A)が出口料金所に到来した際に、当該出口料金所に設けられた出口用通信処理装置80a、80b、・・・が、その車載器αに対し、更に、車載器用訂正情報T1に基づく正規の課金額を記録する。
また、中央決済処理装置70が全ての出口用通信処理装置80a、80b、・・・に車載器用訂正情報T1を出力し、当該全ての出口用通信処理装置80a、80b、・・・が車載器αの待ち受けを行うので、利用者がどの出口料金所を利用した場合であっても、確実に、車載器αに車載器用訂正情報T1を記録することができる。
以上、第1、第2の実施形態について詳細に説明したが、各実施形態に係る課金処理システム100の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
一方、課金通信処理部30は、車載器αとの上記無線通信の完了後において、車種判別部10から本車種区分情報D1を取得する。
課金処理装置1Aが備える課金訂正処理部71は、保持されていた仮明細情報M2を、別途取得した本車種区分情報D1に応じた課金額に基づいて訂正する。そして、課金訂正処理部71は、上記訂正の結果得られた明細情報である「訂正済明細情報」を中央決済処理装置70に出力する。
この場合、中央決済処理装置70は、既に訂正がなされている訂正済明細情報のみを受け付けて、当該訂正済明細情報に基づいて電子決済処理を実施する。
課金処理装置の設置個所における条件によっては、車線上に踏板を設置することができない場合が想定される。
そして、判別処理部14は、進入側車両検知器11からの車両検知情報がOFF(車両なし)となった際に、通信用車両検知器20からの車両検知情報がOFF(車両なし)のままであった場合には、車両Aは、進入側車両検知器11から通信用車両検知器20までの距離以下の車長と判定する。
また、判別処理部14は、進入側車両検知器11からの車両検知情報がOFFとなった際に、通信用車両検知器20からの車両検知情報がON(車両あり)で、なおかつ、発進側車両検知器60からの車両検知情報がOFFのままであった場合には、車両Aは、進入側車両検知器11から発進側車両検知器60までの距離以下の車長と判定する。
同様に、判別処理部14は、進入側車両検知器11からの車両検知情報がONの状態のまま、発進側車両検知器60からの車両検知情報がONとなった場合には、車両Aは、進入側車両検知器11から発進側車両検知器60までの距離よりも長い車長と判定する。
次に、第3の実施形態に係る課金処理システムについて、図13〜図14を参照ながら説明する。
また、図14は、第3の実施形態に係る対応車種区分情報を説明する図である。
第3の実施形態に係る課金処理装置1Aは、高速道路の入口料金所に設置される。なお、課金処理装置1Aの具体的な機能構成は、第1、第2の実施形態と同様であるため、図示を省略する。
この場合、更に、課金処理装置1Aは、車載器αとの無線通信の完了後、車両Aが進入側車両検知器11を通過し終わった際に、車種判別部10からの車種判別結果(本車種区分情報D1)を取得する。そして、課金処理装置1Aは、車載器αとの無線通信の結果より得られた「車載器ID」と、車載器αとの無線通信の完了後に取得した本車種区分情報D1と、を対応付けて対応車種区分情報V1を生成する。
課金処理装置1Aは、生成した対応車種区分情報V1を中央決済処理装置70に出力する。
そして、車載器αを搭載する車両Aがいずれかの出口料金所に到来した際、当該出口料金所に設けられた出口用通信処理装置80a、80b、・・・は、車載器α(車両A)との無線通信を行う。ここで、出口用通信処理装置80a、80b、・・・は、車載器αに記録された「車種区分」を参照し、当該「車種区分」が入口料金所にて記録された仮の車種区分であることを検知する。この場合、出口用通信処理装置80a、80b、・・・は、更に、当該車載器αの「車載器ID」を読み込むとともに、当該「車載器ID」と、予め中央決済処理装置70から受け付けていた対応車種区分情報V1の「車載器ID」との照合を行う。
照合の結果、両者が一致していた場合には、出口用通信処理装置80a、80b、・・・は、対応車種区分情報V1に記録された「車種区分」(真の車種区分)に応じた課金額を示す本明細情報M1を生成するとともに、当該本明細情報M1を中央決済処理装置70に出力する。
このようにすることで、出口料金所にて課金処理を行う場合であって、かつ、当該出口料金所にて十分に細分化された車種区分を判別するための設置スペースがない場合であっても、真の車種区分に基づく正規の課金処理を行うことができる。
このようにすることで、車両Aが利用しなかった出口料金所の出口用通信処理装置80a、80b、・・・において、待ち受ける必要がなくなった対応車種区分情報V1を適切に消去することができる。したがって、逐次受け付ける対応車種区分情報V1が蓄積され、各出口用通信処理装置80a、80b、・・・に設けられた記憶領域が圧迫されることを未然に防止することができる。
上述の課金処理システムでは、仮車種区分情報確定部141は、進入してくる車両A(図1)の進入検知時点(車両Aが進入側車両検知器11に到達し、判別処理部14が車両検知情報N1を受け付けた時点)で取得されたトレッド幅、タイヤ幅、ナンバープレート情報に基づいて仮車種区分情報D2を確定するものとして説明した。そして、当該仮車種区分情報D2が「軽自動車」、「普通車」又は「中型車」を示していた場合には、本車種区分情報確定部142は、仮車種区分情報D2が示す仮の車種区分を車両Aの真の車種区分として採用するものとして説明した。
しかしながら、このような態様の場合、「軽自動車」、「普通車」、「中型車」に属する車両Aが被牽引車を牽引していた場合には、当該車両Aが牽引車であることを識別することができず、料金のランクアップ等に対応することができない。
具体的には、まず、本実施形態に係る通信用車両検知器20は、車線L上における、上記課金用の通信処理が可能な最終地点に対応する位置に設置される。そして、仮車種区分情報確定部141は、車両Aの進入検知時点に取得した上記トレッド幅、タイヤ幅、ナンバープレート情報に加え、車両Aの進入検知時点から通信用車両検知器20による車両検知信号を受け付けた時点までに検出された車軸数に基づいて仮車種区分情報D2を確定する。
例えば、仮車種区分情報確定部141は、車載器αとの課金用の無線通信を経て、当該車載器αに予め登録された車両Aの車種区分を読み取り、当該読み取った車種区分を仮車種区分情報D2として確定してもよい。即ち、「仮の車種判別結果」には、車載器αに予め登録された情報であって、車両Aの車種区分を示す情報も含まれるものとする。
また、課金処理装置1A等の各種機能が、ネットワークで接続される複数の装置に渡って具備される態様であってもよい。
1A 課金処理装置
10 車種判別部
11 進入側車両検知器
12 踏板
13 ナンバープレート読取機
14 判別処理部
140 車軸数確定部
141 仮車種区分情報確定部
142 本車種区分情報確定部
20 通信用車両検知器
21 通信アンテナ
30 課金通信処理部
40 路側表示器
50 発進制御機
60 発進側車両検知器
70 中央決済処理装置(上位装置)
71 課金訂正処理部
72 訂正情報通知部
73 消去指令部
80a、80b、80c 出口用通信処理装置
100 課金処理システム
A 車両
α 車載器
L 車線
I アイランド
J 遠隔地
N1 車両検知情報
N2 踏み付け情報
N3 ナンバープレート情報
N4 車両検知情報
D1 本車種区分情報
D2 仮車種区分情報
M1 本明細情報
M2 仮明細情報
M2* 訂正明細情報
T1 車載器用訂正情報
T2 訂正完了通知
T3 消去指令
V1 対応車種区分情報
Q 通信可能エリア
Claims (20)
- 走行する車両を外部から検知して物理的な情報を得る複数の検知手段と、
複数の前記検知手段により得られた複数種類の物理的な情報に基づいて、走行する車両の車種区分を判別する車種判別部と、
所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で課金用の通信処理を行う課金通信処理部と、
を備え、
前記課金通信処理部は、
前記通信処理の段階で前記車種判別部による車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく課金用の通信処理を前記車載器との間で行い、
前記通信処理の段階で前記複数種類の物理的な情報のうちいずれかの物理的な情報を得られないことにより前記車種判別結果を取得していない場合には、得られた前記複数種類の物理的な情報にもとづく仮の車種判別結果に基づく課金用の通信処理を前記車載器との間で行うとともに、当該通信処理の結果と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果と、に基づく情報を上位装置に出力する
課金処理装置。 - 前記課金通信処理部は、
前記通信処理の段階で前記車種判別結果を取得していた場合には、当該通信処理において前記車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す本明細情報を前記上位装置に出力し、
前記通信処理の段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す仮明細情報と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果に応じた課金額を示す訂正明細情報と、を前記上位装置に出力する
請求項1に記載の課金処理装置。 - 前記課金通信処理部は、
前記通信処理の段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す仮明細情報を、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果に応じた課金額に基づいて訂正した訂正済明細情報を前記上位装置に出力する
請求項1に記載の課金処理装置。 - 請求項2に記載の課金処理装置と、
前記上位装置と、
を備え、
前記上位装置は、
前記課金処理装置から取得した前記仮明細情報を、当該課金処理装置から取得した前記訂正明細情報に基づいて訂正する課金訂正処理部を備える
課金処理システム。 - 前記課金処理装置は、有料道路の入口料金所に設けられ、
前記有料道路の出口料金所に設けられた出口用通信処理装置を更に備え、
前記上位装置は、
前記仮明細情報を前記訂正明細情報に基づいて訂正した場合に、当該訂正の結果を前記出口用通信処理装置に出力し、
前記出口用通信処理装置は、所定位置に到来した前記車両の車載器との間で通信処理を行って、前記訂正の結果を前記車載器に記録する
請求項4に記載の課金処理システム。 - 前記出口用通信処理装置は、
前記訂正の結果を前記車載器に記録した場合に、当該記録の完了通知を前記上位装置に出力し、
前記上位装置は、
一の前記出口用通信処理装置から前記完了通知を受け付けた場合に、他の前記出口用通信処理装置に、前記訂正の結果の消去を指示するための消去指令を出力する
請求項5に記載の課金処理システム。 - 複数の検知手段が、走行する車両を外部から検知して物理的な情報を得る検知ステップと、
車種判別部が、複数の前記検知手段により得られた複数種類の物理的な情報に基づいて、走行する車両の車種区分を判別する車種判別ステップと、
課金通信処理部が、所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で通信処理を行う通信ステップと、
を有する課金処理方法であって、
前記通信ステップにおいて、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別ステップにおける車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、
前記通信処理を行う段階で前記複数種類の物理的な情報のうちいずれかの物理的な情報を得られないことにより前記車種判別結果を取得していない場合には、得られた前記複数種類の物理的な情報にもとづく仮の車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行うとともに、当該通信処理の結果と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果と、に基づく情報を上位装置に出力する
課金処理方法。 - 走行する車両を外部から検知して物理的な情報を得る複数の検知手段と、複数の前記検知手段により得られた複数種類の物理的な情報に基づいて、走行する車両の車種区分を判別する車種判別部を有する課金処理装置のコンピュータを、
所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で通信処理を行う通信処理手段として機能させるプログラムであって、
前記通信処理手段は、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別部による車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、
前記通信処理を行う段階で前記複数種類の物理的な情報のうちいずれかの物理的な情報を得られないことにより前記車種判別結果を取得していない場合には、得られた前記複数種類の物理的な情報にもとづく仮の車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行うとともに、当該通信処理の結果と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果と、に基づく情報を上位装置に出力する
プログラム。 - 走行する車両の車種区分を判別する車種判別部と、
所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で課金用の通信処理を行う課金通信処理部と、
を備え、
前記課金通信処理部は、
前記通信処理の段階で前記車種判別部による車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく課金用の通信処理を前記車載器との間で行い、
前記通信処理の段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、仮の車種判別結果に基づく課金用の通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果と、に基づく情報を上位装置に出力する
課金処理装置。 - 車種判別部が、走行する車両の車種区分を判別する車種判別ステップと、
課金通信処理部が、所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で通信処理を行う通信ステップと、
を有する課金処理方法であって、
前記通信ステップにおいて、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別ステップにおける車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、仮の車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果と、に基づく情報を上位装置に出力する
課金処理方法。 - 走行する車両の車種区分を判別する車種判別部を有する課金処理装置のコンピュータを、
所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で通信処理を行う通信処理手段として機能させるプログラムであって、
前記通信処理手段は、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別部による車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、仮の車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果と、に基づく情報を上位装置に出力する
プログラム。 - 走行する車両の車種区分を判別する車種判別部と、
所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で課金用の通信処理を行う課金通信処理部と、
を備え、
前記課金通信処理部は、
前記通信処理の段階で前記車種判別部による車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく課金用の通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す本明細情報を上位装置に出力し、
前記通信処理の段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、仮の車種判別結果に基づく課金用の通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す仮明細情報と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果に応じた課金額を示す訂正明細情報と、を前記上位装置に出力する
課金処理装置。 - 走行する車両の車種区分を判別する車種判別部と、
所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で課金用の通信処理を行う課金通信処理部と、
を備え、
前記課金通信処理部は、
前記通信処理の段階で前記車種判別部による車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく課金用の通信処理を前記車載器との間で行い、
前記通信処理の段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、仮の車種判別結果に基づく課金用の通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す仮明細情報を、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果に応じた課金額に基づいて訂正した訂正済明細情報を上位装置に出力する
課金処理装置。 - 請求項12に記載の課金処理装置と、
前記上位装置と、
を備え、
前記上位装置は、
前記課金処理装置から取得した前記仮明細情報を、当該課金処理装置から取得した前記訂正明細情報に基づいて訂正する課金訂正処理部を備える
課金処理システム。 - 前記課金処理装置は、有料道路の入口料金所に設けられ、
前記有料道路の出口料金所に設けられた出口用通信処理装置を更に備え、
前記上位装置は、
前記仮明細情報を前記訂正明細情報に基づいて訂正した場合に、当該訂正の結果を前記出口用通信処理装置に出力し、
前記出口用通信処理装置は、所定位置に到来した前記車両の車載器との間で通信処理を行って、前記訂正の結果を前記車載器に記録する
請求項14に記載の課金処理システム。 - 前記出口用通信処理装置は、
前記訂正の結果を前記車載器に記録した場合に、当該記録の完了通知を前記上位装置に出力し、
前記上位装置は、
一の前記出口用通信処理装置から前記完了通知を受け付けた場合に、他の前記出口用通信処理装置に、前記訂正の結果の消去を指示するための消去指令を出力する
請求項15に記載の課金処理システム。 - 車種判別部が、走行する車両の車種区分を判別する車種判別ステップと、
課金通信処理部が、所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で通信処理を行う通信ステップと、
を有する課金処理方法であって、
前記通信ステップにおいて、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別ステップにおける車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す本明細情報を上位装置に出力し、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、仮の車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す仮明細情報と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果に応じた課金額を示す訂正明細情報と、を前記上位装置に出力する
課金処理方法。 - 走行する車両の車種区分を判別する車種判別部を有する課金処理装置のコンピュータを、
所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で通信処理を行う通信処理手段として機能させるプログラムであって、
前記通信処理手段は、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別部による車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す本明細情報を上位装置に出力し、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、仮の車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す仮明細情報と、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果に応じた課金額を示す訂正明細情報と、を前記上位装置に出力する
プログラム。 - 車種判別部が、走行する車両の車種区分を判別する車種判別ステップと、
課金通信処理部が、所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で通信処理を行う通信ステップと、
を有する課金処理方法であって、
前記通信ステップにおいて、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別ステップにおける車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、仮の車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す仮明細情報を、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果に応じた課金額に基づいて訂正した訂正済明細情報を上位装置に出力する
課金処理方法。 - 走行する車両の車種区分を判別する車種判別部を有する課金処理装置のコンピュータを、
所定位置に到来した前記車両に搭載された車載器との間で通信処理を行う通信処理手段として機能させるプログラムであって、
前記通信処理手段は、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別部による車種判別結果を取得していた場合には、当該車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、
前記通信処理を行う段階で前記車種判別結果を取得していない場合には、仮の車種判別結果に基づく通信処理を前記車載器との間で行い、当該通信処理において前記仮の車種判別結果に応じた課金額を前記車載器に記録するとともに、当該通信処理の結果であって当該課金額を示す仮明細情報を、当該通信処理の後に取得した前記車種判別結果に応じた課金額に基づいて訂正した訂正済明細情報を上位装置に出力する
プログラム。
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