JP6520729B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信線を介してフレームを送受信する技術に関する。
従来、通信線に複数の通信装置が接続され、通信線を介して該通信装置間においてフレームを送受信する技術が知られている。フレームの送受信は、予め定められたプロトコルに従って行われる。
特許文献1に記載の技術では、フレームを送信する通信装置と受信する通信装置との間で、複数のプロトコルのうちのいずれのプロトコルに従って通信を行うかを予め通信を行うことによって設定し、プロトコルが設定された以降にフレームの送受信を行う。以下、特許文献1に記載の技術を従来技術という。
特開2007−310780号公報
しかしながら、従来技術では、フレームの送受信を行う前にプロトコルを設定するための通信を必要とするため、予め定められた単一のプロトコルに従って通信を行う場合よりも通信線の占有率が増加するという問題があった。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、通信線に接続され互いに通信可能な通信装置間における通信方式の設定を、通信線における占有率を増加させることなく、切り替える技術を提供することを目的としている。
本発明の通信装置(32)は、通信線(5)を介してフレームの送受信を行う通信装置であって、接続取得部(S320、S330)と、設定部(S335、S355)と、を備える。
接続取得部は、予め設定された第1の通信方式によってフレームを送受信可能であり、一又は複数の第1の通信方式よりも単位時間あたりの情報量が多い一又は複数の第2の通信方式でフレームを送受信不可能な装置である低速装置が、通信線に接続されているか否かを示す情報を表す接続情報を取得する。設定部は、接続情報が、低速装置が通信線に接続されていることを表す場合に、当該通信装置がフレームを送受信する際に用いる通信方式を表す利用方式を第1の通信方式に設定し、接続情報が、低速装置が通信線に接続されていないことを表す場合に、利用方式を第2の通信方式に設定する。
このような構成によれば、通信方式の設定は取得した接続情報に基づいて切り替えられるので、従来技術のように通信方式を設定する為の通信を予め行う必要がない。このため、通信線に接続され互いに通信可能な通信装置間における通信方式の設定を、通信線における占有率を増加させることなく、切り替えることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
通信システム、低速装置、両機能装置の構成を示すブロック図。 低速装置が送信するフレームの一例を示す図。 両機能装置が送信するフレームの一例を示す図。 カウント処理のフローチャート。 受信時処理のフローチャート。 送信時処理のフローチャート。 判断時間の変化の一例を示す図。 低速装置及び両機能装置の遷移状態の一例を示す図。 両機能装置が送信するフレームの他の一例を示す図。 低速装置が使用するID、及び両機能装置が使用するIDの一例を示す図。 低速装置を照合ECUとして用いる通信システムにおける、低速装置及び両機能装置の遷移状態の一例を示す図。 低速装置を外部装置として用いる通信システムにおける、低速装置及び両機能装置の遷移状態の一例を示す図。 CAN−FDフレームの送信に失敗した際に判断時間を時間閾値の1/2に設定する他の実施形態における、判断時間の変化の一例を示す図。 他の実施形態において、第1の両機能装置と第2の両機能装置とが通信線に接続されているときに用いられる通信方式を説明する図。 他の実施形態において、第1の両機能装置が通信線に接続されているときに用いられる通信方式を説明する図。 他の実施形態において、第2の両機能装置が通信線に接続されているときに用いられる通信方式を説明する図。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。
[1.構成]
本実施形態の通信システムは、車両に搭載され、共通の通信線に接続された車両制御用のECU等の各種車載機器を通信可能に接続するためのものである。
このような、車両に搭載される通信システムである所謂車載ネットワークとして、通信速度が最大1Mbps程度のCAN(Controller Area Network、登録商標)がある。また、通信速度が最大8Mbps程度となって、CANよりも高速で通信が可能なCAN−FD(CAN with Flexible Data-Rate、登録商標)がある。高速で通信可能とは、単位時間あたりに通信によって伝送可能な情報量が多いことをいう。
CAN−FDは、フレームの構成のうち、データ及びCRC(Cyclic Redundancy Check)の領域を高速化し、他の領域はCANと同一にすることで、CANと共通の通信線を利用して、CANよりも高速の通信を可能とするものである。高速とは、単位時間あたりに伝送される情報量が多いことをいう。フレームとは、送受信されるひと固まりのデータ、すなわち、通信装置間で送受信されるデータの単位のことをいう。
図1に示す本実施形態の通信システム1は、通信線5と、通信線5に共通に接続された複数の電子制御装置(以下、ECUという)2、3とを備える。
本実施形態では、ECUには、2種類のECUが存在する。一方は、通信方式としてCANプロトコルのみに従ったフレームを用いた通信を可能とするECU(以下、低速装置という)2である。他方は、通信方式としてCANプロトコル及びCAN−FDプロトコルの何れかを選択し、選択したプロトコルに従ったフレームを用いた通信を可能とするECU(以下、両機能装置という)3である。通信方式とは、例えばCANやCAN−FD等のネットワーク上での通信に関する予め定められた約束事や手順等を表すものであり、通信方式にはプロトコルが含まれる。
通信システム1は、2つの低速装置2a及び2bと、2つの両機能装置3a及び3bと、を備える。なお以下では、低速装置2a、低速装置2bというように個々の構成を示す必要が無い場合には、低速装置2のように、符号の後の添え字を省略して記載する。
低速装置2は、低速トランシーバ21と、低速制御部22とを備える。低速トランシーバ21は、通信線5を介してCANを構築するための通信回路である。低速制御部22は、低速トランシーバ21を介して他の低速装置2及び両機能装置3との間で、CANプロトコルに従った通信を行う制御回路である。
低速制御部22は、CPU221と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ222)とを有する、後述する両機能制御部32と同様の、周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。
低速制御部22は、CPU221がプログラムを実行することで、各種の機能を実現する。
例えば、低速制御部22は、CANプロトコルに従ったフレームの送受信を行う。また、低速制御部22は、フレームを送信する際に、該フレームが低速装置2から送信されたものであることを表す情報である低速情報を付加する。低速情報とは、フレームの送信元となる低速装置2が、CANプロトコルに対応して通信可能であり、CAN−FDプロトコルには非対応であることを表す情報である。
具体的には図2に示すように、低速制御部22は、送信するフレームにおけるID部の最下位ビット(以下、LSBという)を常に0に設定することによって、低速情報を付加する。
その他、低速制御部22は、低速装置2における全ての構成を作動させるウェイクアップ状態と、少なくともフレームの送信を停止させるスリープ状態のいずれかに、低速装置2の作動状態を遷移させる。
図1に戻り説明を続ける。両機能装置3は、両機能トランシーバ31と、両機能制御部32とを備える。両機能トランシーバ31は、通信線5を介してCANまたはCAN−FDを構築可能な通信回路である。言い換えれば、両機能トランシーバ31は、CANプロトコル及びCAN−FDプロトコルのうち選択されたプロトコルに対応して通信を行うことが可能な通信回路である。両機能制御部32は、両機能トランシーバ31を介して、低速装置2及び他の両機能装置3との間でのCANプロトコルに従った通信、他の両機能装置3との間でのCAN−FDに従った通信のいずれかを選択して行うことが可能な制御回路である。
両機能制御部32は、CPU321と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ322)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。両機能制御部32の各種機能は、CPU321が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ322が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、両機能制御部32を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
両機能制御部32は、CPU321がプログラムを実行することで、各種の機能を実現する。なお、両機能制御部32における各種の機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素を、論理回路やアナログ回路等を組み合わせたハードウェアを用いて実現してもよい。
例えば、両機能制御部32は、CANプロトコル又はCAN−FDプロトコルに従ったフレームの送受信を行う。また、両機能制御部32は、フレームを送信する際に該フレームが両機能装置3から送信されたものであることを表す情報である両機能情報を付加する。両機能情報とは、フレームの送信元となる両機能装置3が、CANプロトコルに対応して通信可能であり、且つ、CAN−FDプロトコルに対応しても通信可能であることを表す情報である。
両機能制御部32は、具体的には図3に示すように、送信するフレームにおけるID部のLSBを常に1に設定することによって、両機能情報を付加する。
また、両機能制御部32は、両機能装置3における全ての構成を作動させるウェイクアップ状態と、少なくともフレームの送信を停止させるスリープ状態のいずれかに、両機能装置3の作動状態を遷移させる。
また、両機能制御部32は、通信方式をCANプロトコル及びCAN−FDプロトコルのうちいずれか一方に切り替える機能である切替機能を備える。両機能制御部32は、後述するカウント処理、受信時処理、送信時処理を実行することによって、切替機能を実現する。
[2.処理]
次に、両機能制御部32におけるCPU321が実行する各種処理について、図4〜6のフローチャートを用いて説明する。以下の説明において主語が省略されている場合、CPU321を主語とする。
[2−1.カウント処理]
はじめに、CPU321が実行するカウント処理について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。カウント処理は、時間を計測する機能を実現するためのものである。カウント処理は、予め定められた周期であるカウント周期Tc毎に繰り返し実行される。なお、カウント周期Tcの値はメモリ322に予め記録されている。
S110では、CPU321は、図示しないカウンタのカウント値を1だけ増加させ、本カウント処理を終了する。カウンタは、CPU321に予め備えられており、リセット信号を受信するとカウント値を0にセット(以下、リセットという)するように構成されている。なお、カウンタは、ソフトウェアで実現されてもよいし、ハードウェアで実現されてもよい。
CPU321は、カウント処理では、カウンタがリセット信号を受信してから次にリセット信号を受信するまでの時間に応じたカウント値を取得可能である。
[2−2.受信時処理]
次に、CPU321が実行する受信時処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。受信時処理は、低速装置2からフレームが通信線5上に送信されていない時間をカウンタに計測させるための処理である。受信時処理は、通信線5からフレームを受信する毎に繰り返し実行される。
S210では、受信したフレームにおけるID部のLSBの値を取得する。前述のように、ID部のLSBが0である場合は、受信したフレームが低速装置2から送信されたフレームであることを表し、ID部のLSBが1である場合は、受信したフレームが両機能装置3から送信されたフレームであることを表す。
S220では、ID部のLSBの値が0であるか否かを判断する。つまり、受信したフレームが低速装置2から送信されたものであるか否かを判断する。
ID部のLSBの値が0である場合は処理をS230へ移行させ、ID部のLSBの値が1である場合は、本受信時処理を終了する。なお、受信したフレームにおけるID部のLSBの値が1であるということは、受信したフレームが両機能装置3から送信されたものであることを表す。
S230では、カウンタに対してリセット信号を出力する。そして、本受信時処理を終了する。
つまり、受信時処理では、低速装置2から送信されたフレームを取得する毎にカウンタに対してリセット信号を出力するので、カウンタに、低速装置2から最新のフレームが通信線5上に送信されてから現在までの時間を計測させることができる。
[2−3.送信時処理]
次に、CPU321が実行する送信時処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。送信時処理は、受信したフレームに含まれる情報に基づいて、フレームを送信する際の通信方式の設定を切り替えるための処理である。送信時処理は、両機能装置3に電源が投入されている間、繰り返し実行される。
S300では、送信指令を受けたか否かを判断する。送信指令とは、当該両機能装置3にフレームを送信させる指示を表すものをいう。当該両機能装置3とは、本送信時処理を実行している両機能制御部32を備える両機能装置3をいう。送信指令を受けていない場合は本送信時処理を終了し、送信指令を受けた場合は処理をS310へ移行させる。
S310では、当該両機能装置3が、両通信機能を備えるか否かを判断する。両通信機能とは、CANプロトコル及びCAN−FDプロトコルの何れかを選択してフレームを送受信可能な機能をいう。 本実施形態では、当該両機能装置3が両通信機能を備える装置であることを表す情報が、メモリ322に予め記録されている。CPU321は、メモリ322から該情報を取得し、当該両機能装置3が両通信機能を備える装置であると判断して、処理をS320へ移行させる。
なお、本実施形態では、当該両機能装置3は両通信機能を備えるため、両機能制御部32は、S310では、常に処理をS320へ移行させる。ただし、後述するように、本送信時処理を低速装置2の低速制御部22に適用してもよい。その場合は、低速制御部22はS310において両通信機能を備えないと判断し、処理をS315へ移行させてよい。
S315では、送信するフレームにおけるID部のLSBを0に設定し、処理をS355へ移行させる。ID部は、フレームにおける、送信先を特定可能なIDを格納する部分である。このようにして、送信するフレームに低速情報が付加される。
S320では、送信するフレームにおけるID部のLSBを1に設定し、処理をS325へ移行させる。このようにして、送信するフレームに両機能情報が付加される。
S325では、判断時間を取得する。判断時間とは、低速装置2から送信されたCANプロトコルに対応した最新のフレームが受信されてから現在までの時間をいう。判断時間は、カウント周期Tcとカウンタから取得したカウント値とを乗算することにより取得される。
S330では、判断時間が予め定められた時間閾値以上であるか否かを判断する。ここで、判断時間が時間閾値未満である場合は、低速装置2が通信線5に接続されているものと判断して、処理をS355に移行させる。一方、判断時間が時間閾値以上である場合は、低速装置2が通信線5に接続されていないものと判断して、処理をS335に移行させる。
なお、前述のようにカウント値は低速装置2から送信されたフレームを取得する毎にリセットされる。つまり、CPU321は、低速装置2から送信されたフレームを取得したことに基づいて、通信線5に低速装置2が接続されていると判断している。
時間閾値とは、予めメモリ322に記録されている値であり、通信線5上に低速装置2が接続されていないと判断できる程度に長い時間に設定された値をいう。時間閾値は、通信システム1に応じて定められてよい。低速装置2が接続されていないということは、例えば、通信線5と低速装置2との接続が切断されている場合や、低速装置2がスリープ状態に移行した場合のように、実質的に低速装置2がフレームの送受信を行えない状態にあることをいう。
S335では、利用方式をCAN−FDプロトコルに設定する。利用方式とは、フレームを送信する際に用いる通信方式をいう。
S340では、設定した利用方式に従ってフレームを送信する。
S345では、フレームの送信に成功したか否かを判断する。フレームの送信に成功した場合は本送信時処理を終了し、成功しなかった場合は処理をS350に移行させる。フレームの送信が成功しなかったことは、例えば、送信したフレームを表す信号と、通信線5上をサンプリングした信号との違いをチェックすることにより行われる。違いがあった場合は、フレームの送信に失敗したと判断する。
S350では、カウンタのカウント値をリセットする。具体的には、カウンタにリセット信号を出力する。そして、処理をS355へ移行させる。つまり、両機能制御部32は、フレームの送信に失敗した場合(S345;NO)は、低速装置2が通信線5に出現した為であると判断して、カウント値をリセットするように構成されている。
S355では、利用方式をCANプロトコルに設定する。本ステップにて利用方式がCANプロトコルに設定されるのは、低速装置2からのフレームを取得した場合と、CAN−FDプロトコルに従って送信したフレームに送信エラーが生じた場合である。
S360では、設定した利用方式に従ってフレームを送信する。そして、本送信時処理を終了する。
つまり、送信時処理では、受信したフレームに含まれる情報に基づいて、CANプロトコルでしか通信を行えない低速装置2が通信線5に存在しないことを検出すると通信方式をCAN−FDプロトコルに設定し、低速装置2が通信線5に存在することが検出された場合は直ちに通信方式をCANプロトコルに設定する。
[3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)両機能制御部32は、通信線5を介してフレームの送受信を行う。両機能制御部32は、S325、S330では、予め設定されたCANプロトコルによってフレームを送受信可能であり、CANプロトコルよりも単位時間あたりの情報量が多いCAN−FDプロトコルでフレームを送受信不可能な装置である低速装置2が、通信線5に接続されているか否かを示す情報として、判断時間が時間閾値以上であるか否かを示す情報を取得する。以下、低速装置2が通信線5に接続されているか否かを示す情報を接続情報という。
両機能制御部32は、S335では、接続情報が、低速装置2が通信線5に接続されていることを表す場合に、つまり判断時間が時間閾値未満である場合に、当該両機能装置3がフレームを送受信する際に用いる通信方式を表す利用方式をCANプロトコルに設定し、接続情報が、低速装置2が通信線5に接続されていないことを表す場合に、つまり判断時間が時間閾値以上である場合に、利用方式をCAN−FDに設定する。
これによれば、通信線5上に低速装置2が接続されているときは、通信方式がCANプロトコルに設定されるので、両機能制御部32を備える両機能装置3は低速装置2との間で通信を行うことができる。一方、通信線5上に低速装置2が接続されていないときは、通信方式がCAN−FDプロトコルに設定されるので、両機能制御部32を備える両機能装置3は他の両機能装置3との間で高速で通信を行うことができる。
また、このような通信方式の設定の切り替えは、受信したフレームが表す内容に基づいて行われるので、従来技術のように、フレームの送受信を行う前に装置間で通信方式を設定する為の通信を行う必要がない。このため、通信線5の占有率を低下させること無く、通信方式の設定の切り替えを行うことができる。
(3b)両機能制御部32は、S210では、低速装置2から送信されたフレームが通信線5上に出現したことを表す情報として、フレームにおけるID部の値が0であることを、繰り返し取得してもよい。両機能制御部32は、S330では、ID部の値が0である最新のフレームが取得されてから現在までの時間を表す判断時間が予め定められた時間閾値以上である場合に、通信線5に低速装置2が接続されていないと判断してもよい。なお、両機能制御部32は、S330による、判断時間が予め定められた時間閾値以上であるという判断結果を、接続情報として取得してもよい。
これによれば、通信線5上におけるフレームの監視に基づいて通信方式を切り替えるので、従来技術のようにフレームの送受信を行う前に装置間で通信方式を設定する為の通信を行う必要が無い。
(3c)両機能制御部32は、S330では、フレームにおけるID部の値が0であることが取得される毎に、通信線5に低速装置2が接続されていると判断してもよい。
これによれば、図7に示すように、フレームにおけるID部の値が0であることが取得される毎に、すなわち、通信線5上の低速装置2からフレームが受信される毎に判断時間がリセットされるので、通信線5上に低速装置2から送信されたフレームが出現していない時間を判断時間として計測することができる。
ここで、一例として図8に示すように、通信システム1における低速装置2a、2b、両機能装置3a、3bがウェイクアップ状態及びスリープ状態に遷移する場合の通信方式の切り替えについて説明する。時刻t1では、通信システム1において通信線5上の全ての低速装置2がスリープ状態に遷移する。両機能制御部32を備える両機能装置3a、3bは、時刻t1から時間閾値Tsを経過した後は、通信線5には低速装置2が存在しないものと判断し、通信方式をCANプロトコルからCAN−FDプロトコルに切り替える。これにより、通信線5に接続されている両機能装置3a、3bは、互いに、CAN−FDプロトコルに従ったフレームの送受信を行うことができる。
時刻t2では、通信線5に接続された低速装置2のうち低速装置2aがスリープ状態からウェイクアップ状態に遷移し、CANプロトコルに従ったフレームを送信するものとする。両機能装置3a、3bは、直ちに、通信方式をCAN−FDプロトコルからCANプロトコルに切り替える。これにより、ウェイクアップした低速装置2aは、CANプロトコルに従って、両機能装置3a、3bとの間でフレームの送受信を行うことができる。
(3d)両機能制御部32は、CANプロトコル及びCAN−FDプロトコルの何れかを選択してフレームを送受信可能な機能である両通信機能を有する。フレームには、該フレームの送信元となる装置が、CANプロトコルで通信を行うことができCAN−FDプロトコルで通信を行うことができないことを表す低速情報、並びに両通信機能を有することを表す両機能情報、のいずれか一方が含まれる。両機能制御部32は、S330では、通信線5から低速情報が含まれるフレームを受信した場合に出現情報を取得したものと判断し、通信線5から両通信情報が含まれるフレームを受信した場合に出現情報を取得していないものと判断してもよい。
出現情報とは、例えば前述のように、フレームにおけるID部の値が0であることのように、低速装置2から送信されたフレームが通信線5上に出現したことを表す情報をいう。
これによれば、受信したフレームに基づいて、該フレームに含まれる低速情報及び両機能情報を用いて、通信線5上に低速装置2が接続されているか否かを判断することができる。
(3e)両機能装置3は、S320では、フレームの送信指令を受けると、両機能情報含むフレームを生成してもよい。これによれば、両機能装置3からは両機能情報を含むフレームが送信されるので、受信したフレームに含まれる両機能情報に基づいて、該フレームが低速装置2から送信されたものではないと判断することが可能となる。
なお、本実施形態では、両機能制御部32が通信装置としての一例に相当する。また、両機能制御部32が、接続取得部、設定部、出現取得部、接続判断部、生成部としての一例に相当する。また、S325、S330が接続取得部としての処理の一例に相当し、S335、S355が設定部としての処理の一例に相当する。また、S210が出現取得部としての処理の一例に相当し、S330が接続判断部としての処理の一例に相当する。また、S320が生成部としての処理の一例に相当する。
また、CANが第1の通信プロトコルとしての一例に相当し、CAN−FDが第2の通信プロトコルとしての一例に相当する。
[4.他の実施形態]
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(4a)上記実施形態では、両機能制御部32は、S320では、フレームにおけるID部に両機能情報を含むようにフレームを生成していたが、これに限定されるものではない。両機能制御部32は、S320にて、ID部に代えて、フレームにおける送受信するためのデータを格納するデータ部に両機能情報を含むように、フレームを生成してもよい。低速制御部22は、両機能制御部32と同様に、ID部に代えてデータ部に低速情報を含むように、フレームを生成すればよい。
例えば図9に示すように、両機能制御部32は、送信するフレームにおけるデータ部のLSBを常に1に設定するように構成されもよい。この場合、低速制御部22は、図示しないが、送信するフレームにおけるデータ部のLSBを常に0に設定するように構成されてもよい。これにより、上記実施形態と同様の効果が奏される。
なお、ID部のLSB及びデータ部のLSBに限ることなく、両機能制御部32は、フレームにおける予め定められた位置に両機能情報を含むように構成されてもよい。そして、低速制御部22は、フレームにおいて、両機能装置3が両機能情報が付加した位置と同じ位置に、低速情報を含むように構成されてもよい。
(4b)上記実施形態では、フレームにおけるID部の値が0であることを、出現情報の一例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、次に示すような情報を出現情報として用いてもよい。
すなわち、例えば、通信システムにおいて、両機能装置が使用するID、および低速装置が使用するIDが予め定められている場合に、低速装置のみが使用するIDを含むフレームが通信線5から取得されたことを、出現情報として用いてもよい。
例えば図10に示すように、両機能装置が使用するID、および低速装置が使用するIDが予め定められている場合、両機能制御部は、低速装置のみが使用し両機能装置が使用しないIDである0x2を含むフレームが通信線5に所定の時間以上の間出現しなかった場合に、通信線に低速装置が接続されていないと判断してもよい。
(4c)上記実施形態では、一例として図1に示すように、2つの低速装置2a、2bと2つの両機能装置3a、3bとが通信線5に接続されている通信システム1について説明したが、これに限定されるものではない。通信システムにおいて、通信線5に接続される低速装置2及び両機能装置3の数は任意であってよい。
例えば、通信システムは、通信線5に、1つの低速装置2aと複数の両機能装置3a、3bとが接続されるように構成されていてもよく、このような通信システムに、上記実施形態を適用してもよい。
例えば、低速装置2aは、車両のキーを照合するECUであって、イグニッションオンとなる迄はウェイクアップ状態であるが、車両のキーを照合してイグニッションオンとなった後はスリープ状態に遷移するようなECUである照合ECUであってもよい。そして、両機能装置3a、bは、車両の各種制御を行うためのECUであって、スリープ状態とウェイクアップ状態を任意に遷移するものであってもよい。なお、両機能装置3は、スリープ状態であっても両機能制御部32には電源が供給されるものとする。
このような通信システムでは、図11に示すように、車両のキーについて照合が行われてイグニッションオンとなった時刻t3から時間閾値Tsが経過した以降は、低速装置2がスリープ状態となるので、通信方式をCANプロトコルからCAN−FDプロトコルに切り替えることができる。これによれば、通信システムでは、イグニッションオン以降は、CAN−FDプロトコルに従って高速で通信を行うことができる。
また例えば、低速装置2aは、照合ECUでは無く、車両の外部から通信線5に接続及び非接続とすることが可能であり、車両の内部に搭載された両機能装置3a、3bと通信を行う装置を表す外部装置であってもよい。
このような通信システムでは、図12に示すように、外部装置である低速装置2aが通信線5に接続された時刻t4以降は、該低速装置2aからCANプロトコルに従ったフレームが送信されると直ちに、通信方式をCAN―FDプロトコルからCANプロトコルに切り替えることができる。また、外部装置である低速装置2aが通信線5から取り外されて非接続となる時刻t5から時間閾値Tsが経過した以降は、通信方式をCANプロトコルからCAN−FDプロトコルに切り替えることができる。これによれば、通信システムでは、外部装置である低速装置2aが接続されていないときは、CAN−FDプロトコルに従って高速で通信を行うことができる。
(4d)上記実施形態では、両機能制御部32は、S350では、CAN−FDプロトコルに対応したフレームの送信に失敗した場合に判断時間をリセットしていたが、これに限定されるものではない。例えば、両機能制御部32は、S350において、判断時間をリセットせず、判断時間を時間閾値の1/2の値に設定するように構成されてもよい。
CAN−FDプロトコルに対応したフレームの送信の失敗の原因としては、通信線5上に低速装置2が存在するようになったこと以外の他の要因も考えられ得る。このため、失敗の原因が他の要因である場合には、速やかに、再び通信方式をCAN−FDプロトコルに切り替えることが望ましい。
両機能制御部32は、前述のようにS350にて判断時間を時間閾値の1/2の値に設定することにより、図13に示すように、次に時間閾値を超えるまでの時間T1を、判断時間をリセットしたときに次に時間閾値を超えるまでの時間T2よりも、短い時間とすることができる。つまり、短時間でCAN−FDプロトコルに対応したフレームの再送信が可能となる。ここで、判断時間の設定値を時間閾値の1/2の値に設定することは一例であり、判断時間の設定値は現在の判断時間値よりも小さい任意の値に設定されてよい。
なお、両機能制御部32は、CAN−FDプロトコルに対応したフレームの送信に失敗した場合に、更に複数回、フレームを再送信するように構成されてもよい。
(4e)上記実施形態では、判断時間を用いて低速装置2が通信線5に接続されているか否かを判断した(S330)が、これに限定するものではない。例えば、カウント値が予め定められた閾値以上となったか否かということを用いて、低速装置2が通信線5に接続されているか否かを判断してもよい。
(4f)上記実施形態では、両機能制御部32が送信時処理を実行していたが、低速制御部22が同様の送信時処理を実行してもよい。この場合、メモリ222に、送信時処理を実行する低速制御部22を搭載した低速装置2が、CANプロトコルにのみ対応してフレームを送信可能であることを表す情報が記録されていてもよい。
低速装置2は、図6に示すフローチャートにおいて、フレームの送信指令を受けた場合(S300;YES)に、S310にて当該低速装置2が両通信機能を備えないと判断(S310;NO)し、利用方式をCANプロトコルに設定する(S355)、というように作動する。
(4g)上記実施形態では、通信システム1において、通信方式を、CANプロトコル及びCAN−FDプロトコルのいずれか一方に切り替えるものであったが、通信方式はこれらに限るものではない。例えば、第1の通信プロトコルに対して、フレームの構成のうちデータ及びCRCの領域を高速化し、他の領域は第1の通信プロトコルと同一にすることで、第1の通信プロトコルと共通の通信線を利用して、第1の通信プロトコルよりも高速の通信を可能とするような第2の通信プロトコルが定められているような通信方式を、CAN−FD及びCANに代えて、上記実施形態に適用してもよい。また、例えば、低速情報か両機能情報かを判断する部分以外を高速化してもよい。
(4h)上記実施形態では、低速装置2及び両機能装置3といった2種類の装置が通信線5に接続される例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1及び第2の通信プロトコルと、第2の通信プロトコルよりも高速の第3の通信プロトコルとを利用可能な装置である高速装置が、低速装置2及び両機能装置3とともに通信線5に接続されてもよい。
この場合、低速装置2、両機能装置3、高速装置という3種類の装置をフレームの送信元として識別する必要があるため、各装置から送信されるフレームに含まれる低速情報、両機能情報、および高速装置が送信元であることを表す情報は、例えば2ビットで表されてもよい。
そして、高速装置は、低速装置2からフレームが送信されない時間である判断時間(以下、第1の判断時間という)と、両機能装置3からフレームが送信されない時間である第2の判断時間とを計測し、第1の判断時間が時間閾値(以下、第1の時間閾値という)以上である場合に低速装置2が通信線5上に存在しないと判断し、第2の通信プロトコルでフレームを送受信するように構成されてもよい。
また、高速装置は、第1の判断時間が第1の時間閾値以上であり、且つ、第2の判断時間が所定の閾値である第2の時間閾値以上である場合に、低速装置2及び両機能装置3の両方が通信線5上に存在しないと判断し、第3の通信プロトコルでフレームを送受信するように構成されてもよい。
つまり、高速装置は、例えば、図6に示すフローチャートにおいてS325〜S355をサブルーチン化し、該サブルーチンを、通信線5上に存在する装置の間で共通に利用できる通信方式のうち最も高速の通信方式を利用方式として設定するように、構成されればよい。
これによれば、通信線に対する装置の接続状況に応じて、効率よくフレームの送受信を行うことができる。
なお、この場合、高速装置が備える該高速装置についての制御を行う制御部が特許請求の範囲における通信装置の一例に相当し、低速制御部22及び両機能制御部32が低速装置の一例に相当し、第1の通信プロトコル及び第2の通信プロトコルが第1の通信方式の一例に相当し、第3の通信プロトコルが第2の通信方式の一例に相当する。
(4i)上記実施形態では、低速装置2と両機能装置3とが通信線5に接続される例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図14に示すように、第1の両機能装置100a、100bと、第2の両機能装置200a、200bといった、複数の両機能装置が通信線5に接続されていてもよい。
一例として、第1の両機能装置100は、第1の通信プロトコルと第2の通信プロトコルとでフレームを送受信可能な装置であり、第2の両機能装置200は、第1の通信プロトコルと第3の通信プロトコルとによりフレームを送受信可能な装置である。
ここで、第1の両機能装置100は、スリープ状態への遷移、又は通信線5から外される等によって、第2の両機能装置200が通信線5上に存在しない場合、使用できる通信方式のうち最も高速の方式で、すなわち第2の通信プロトコルでフレームを送受信するように構成されてもよい。
一方、第2の両機能装置200は、第1の両機能装置100が通信線5上に存在しない場合、使用できる通信方式のうち最も速い方式で、すなわち第3の通信プロトコルでフレームを送受信するように構成されてもよい。
つまり、第1の両機能装置100、第2の両機能装置200は、例えば、図6に示すフローチャートにおいてS325〜S355をサブルーチン化し、該サブルーチンを、通信線5上に存在する装置の間で共通に利用できる通信方式のうち最も高速の通信方式を利用方式として設定するように、構成されればよい。
これによれば、通信線に対する装置の接続状況に応じて、効率よくフレームの送受信を行うことができる。
例えば、図14に示すように、第1の両機能装置100及び第2の両機能装置200が通信線5に接続されている場合、第1の両機能装置100及び第2の両機能装置200は、共通して使用できる第1の通信プロトコルでフレームの送受信を行う。
また、図15に示すように、第1の両機能装置100のみが通信線5上に存在する場合、第1の両機能装置100は、第2の通信プロトコルでフレームの送受信を行う。また、図16に示すように、第2の両機能装置200のみが通信線5上に存在する場合、第2の両機能装置200は、第3の通信プロトコルでフレームの送受信を行う。
なお、ここで説明した各両機能装置が使用する通信方式の組合せは一例であり、例えば、第1の両機能装置100が第1及び第3の通信プロトコルを使用し、第2の両機能装置200が第1及び第2の通信プロトコルを使用するように構成されていてもよい。
第1の両機能装置100が特許請求の範囲でいう通信装置としての一例に相当する場合、第2の両機能装置200が低速装置としての一例に相当する。そして、第1の通信プロトコルが第1の通信方式の一例に相当し、第2の通信プロトコルが第2の通信方式の一例に相当する。また、第2の両機能装置200が通信装置としての一例に相当する場合、第1の両機能装置100が低速装置としての一例に相当する。そして、第1の通信プロトコルが第1の通信方式の一例に相当し、第3の通信プロトコルが第2の通信方式の一例に相当する。
(4j)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(4k)上述した両機能制御部32、両機能装置3、通信システム1の他、当該両機能制御部32を機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、通信方式の切替方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
3 両機能装置、5 通信線、32 両機能制御部。

Claims (7)

  1. 通信線(5)を介してフレームの送受信を行う通信装置(32)であって、
    予め設定された一又は複数の第1の通信方式によってフレームを送受信可能であり、前記第1の通信方式よりも単位時間あたりの情報量が多い一又は複数の第2の通信方式でフレームを送受信不可能な装置である低速装置が、前記通信線に接続されているか否かを示す情報を表す接続情報を取得する接続取得部(S325、S330)と、
    前記接続情報が、前記低速装置が前記通信線に接続されていることを表す場合に、当該通信装置が前記フレームを送受信する際に用いる通信方式を表す利用方式を前記第1の通信方式に設定し、前記接続情報が、前記低速装置が前記通信線に接続されていないことを表す場合に、前記利用方式を前記第2の通信方式に設定する設定部(S335、S355)
    を備える通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記低速装置から送信されたフレームが前記通信線上に出現したことを表す情報である出現情報を繰り返し取得する出現取得部(S210)と、
    最新の前記出現情報が取得されてから現在までの時間を表す判断時間が予め定められた時間閾値以上である場合に、前記通信線に前記低速装置が接続されていないと判断する接続判断部(S330)と、
    を更に備え、
    前記接続取得部は、前記接続判断部による判断結果を前記接続情報として取得する
    通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記接続判断部は、前記出現情報が取得される毎に、前記通信線に前記低速装置が接続されていると判断する
    通信装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の通信装置であって、
    当該通信装置は、前記第1の通信方式及び前記第2の通信方式の何れかを選択してフレームを送受信可能な機能である両通信機能を有し、
    前記フレームには、該フレームの送信元となる装置が、第1の通信方式で通信を行うことができ前記第2の通信方式で通信を行うことができないことを表す低速情報、並びに前記両通信機能を有することを表す両機能情報、のいずれか一方が含まれ、
    前記接続判断部は、前記通信線から前記低速情報が含まれるフレームを受信した場合に前記出現情報を取得したものとし、前記通信線から前記両通信情報が含まれるフレームを受信した場合に前記出現情報を取得していないものとする
    通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    フレームの送信指令を受けると、前記両機能情報を含むフレームを生成する生成部(S320)
    を更に備える通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置であって、
    前記生成部は、前記フレームの送信先を特定するためのデータを格納する識別部に前記両機能情報を含むように、該フレームを生成する
    通信装置。
  7. 請求項5に記載の通信装置であって、
    前記生成部は、前記フレームにおける送受信するためのデータを格納するデータ部に前記両機能情報を含むように、該フレームを生成する
    通信装置。
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