JP2015144353A - 通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】回路素子に高耐圧性が要求される低速な差動通信路において、高速な通信を実現可能とする通信システムを提供する。【解決手段】通信ノード2a,2bは、差動通信路1に直接接続される低速トランシーバ3と、差動通信路にコンデンサカップリングされる高速トランシーバ4とを有し、送信側の通信ノード2は、低速トランシーバ3による低速通信を行っている際に、高速通信へ切替えるためのコマンドを送信してから高速トランシーバ4による高速通信を開始する。【選択図】図1
Description
本発明は、差動通信路における通信速度を切り替え可能な通信システムに関する。
現在、車載通信ネットワークの1つに通信速度が1Mbps程度のCAN(Controller Area Network;登録商標)がある。近年は、車両に搭載されるECU(Electronic Controller Unit)の数が増加しているため、通信速度の向上が要求されている。高速な通信プロトコルとしては、例えば100Mbps程度の車載Ethernet(登録商標)がある。しかし実際に、車載Ethernetを導入しようとすると、別途専用の通信路が必要となり、開発コストも含めコストが問題となる。
また、最大通信速度が8Mbps程度であるCAN−FD(CAN with Flexible Data rate;登録商標)も提案されている。CAN−FDでは、データ及びCRC(Cyclic Redundancy Check)の転送のみ高速化することで、低速なCANの通信路をそのまま使用することを可能にしている。
CAN−FDの場合、通信速度が速くなるだけで、信号振幅等のDC特性はCANと同じであるから、トランシーバは同様な回路で構成される。自動車の場合、通信路がバッテリ電源電圧に短絡してもトランシーバが破壊されないことが必要であるため、トランシーバを構成する回路には高耐圧の素子が使用される。そして、通信速度の上限は、回路素子の周波数特性によっても制限される。
車載Ethernetのような100Mbpsオーダーの高速通信を行うには、トランシーバを微細化した高速な素子で構成する必要があるが、そのような素子は耐圧が低く、CANのような通信路には直接接続することができないという問題がある。
車載Ethernetのような100Mbpsオーダーの高速通信を行うには、トランシーバを微細化した高速な素子で構成する必要があるが、そのような素子は耐圧が低く、CANのような通信路には直接接続することができないという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路素子に高耐圧性が要求される低速な差動通信路においても、高速な通信を実現可能とする通信システムを提供することにある。
請求項1記載の通信システムによれば、複数の通信ノードは、差動通信路に直接接続される低速通信用トランシーバと、差動通信路に交流結合される高速通信用トランシーバとを有している。尚、低速通信用トランシーバしか備えていない通信ノードが混在していても良い。そして、送信側の通信ノードは、低速通信用トランシーバによる低速通信を行っている際に、高速通信へ切替えるためのコマンドを送信してから、高速通信用トランシーバによる高速通信を開始する。
このように構成すれば、高速通信用トランシーバは差動通信路に交流結合されているので、差動通信路が直流電源に短絡したとしても、高速通信用トランシーバを構成している高速で動作する低耐圧の回路素子が破壊されることが無い。したがって、通信速度を従来よりも大幅に向上させることができる。
請求項2記載の通信システムによれば、送信側の通信ノードは、高速通信を終了すると、低速通信へ切替えるためのコマンドを送信して低速通信に切り換えるので、受信側の通信ノードは高速通信から低速通信への移行を確実に認識できる。
請求項3記載の通信システムによれば、通信ノードは、プリアンブルと、データと、誤り検出用符号との転送を高速通信で行う。
そして、請求項4記載の通信システムによれば、高速通信用トランシーバの受信部に備えたクロックデータリカバリ回路が、プリアンブルを受信している期間に当該プリアンブルよりクロック周波数を検出してロックし、以降の高速通信に使用するクロック信号を供給する。したがって、受信側の通信ノードは、高速通信における通信速度が任意であっても対応して受信処理を行うことが可能になる。
そして、請求項4記載の通信システムによれば、高速通信用トランシーバの受信部に備えたクロックデータリカバリ回路が、プリアンブルを受信している期間に当該プリアンブルよりクロック周波数を検出してロックし、以降の高速通信に使用するクロック信号を供給する。したがって、受信側の通信ノードは、高速通信における通信速度が任意であっても対応して受信処理を行うことが可能になる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態の通信システムは、一対の通信線1H,1Lからなる差動通信路1と、この差動通信路1に接続される複数の通信ノード2a,2b,2c,…で構成されている。これらのうち、通信ノード2a,2bは、低速トランシーバ3(低速通信用トランシーバ),高速トランシーバ4(高速通信用トランシーバ)及び制御回路5を備えており、通信ノード2cは、低速通信トランシーバ3及び制御回路5のみを備えている。また、図示しないが、通信線1H,1Lの両端は、終端抵抗により終端されている。
以下、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態の通信システムは、一対の通信線1H,1Lからなる差動通信路1と、この差動通信路1に接続される複数の通信ノード2a,2b,2c,…で構成されている。これらのうち、通信ノード2a,2bは、低速トランシーバ3(低速通信用トランシーバ),高速トランシーバ4(高速通信用トランシーバ)及び制御回路5を備えており、通信ノード2cは、低速通信トランシーバ3及び制御回路5のみを備えている。また、図示しないが、通信線1H,1Lの両端は、終端抵抗により終端されている。
低速トランシーバ3は通信線1H,1Lに直接接続されているが、高速トランシーバ4は、コンデンサ6H,6Lを介して通信線1H,1Lに接続されており、交流結合されている。制御回路5は、マイクロコンピュータにより構成され、トランシーバ3及び4の何れか一方を使用して他の通信ノード2に信号を送信したり、他の通信ノード2から送信された信号を受信する。
図2に示すように、低速トランシーバ3は、制御回路5より出力された二値信号に応じて通信線1H,1Lをドライブし、差動信号を送信するドライバ3Tと、通信線1H,1Lより受信した差動信号を二値レベル信号に変換して制御回路5に出力するコンパレータ3Rとで構成されている。また、高速トランシーバ4は、同様のドライバ4T及びコンパレータ4Rを備えているが、コンパレータ4Rの出力信号は、クロックデータリカバリ回路(以下、CDR回路と称す)7を介して制御回路5に出力されている。
低速トランシーバ3は、高耐圧で動作速度が遅い回路素子で構成されている。ここでの「高耐圧」とは、本実施形態の通信システムが、例えば車載通信に適用され、差動通信路1が車両のバッテリ電源に短絡した場合でも、回路素子が破壊されない程度を言う。一方、高速トランシーバ4は、低耐圧で動作速度が速い回路素子で構成されている。そして、制御回路5は、通信を低速で行う場合は低速トランシーバ3を使用し、通信を低速で行う場合は高速トランシーバ4を使用する。
次に、本実施形態の作用について説明する。低速トランシーバ3により低速通信を行う場合は、例えばCANに準拠して、SOF,アービトレーションフィールド,コントロールフィールド,データフィールド,CRCフィールド,ACK,EOFなどを含む通信フレームを送信する。そして、低速通信から高速通信に切り換える(通信モード切り換え)場合は、図3に示す手順で通信を行う。
(1)先ず、低速トランシーバ3により、通信速度を低速から高速に切り替えるためのコマンドを送信する。
(2)次に、所定のアイドル期間を設ける。このアイドル期間では、差動通信路1の信号状態を一定に維持する。例えばCANの場合は、リセッシブ(非ドライブ状態),ドミナント(ドライブ状態)の何れかを維持する。これは、高速トランシーバ4が差動通信路1にコンデンサカップリングされているので、その容量分を含む時定数を超えて、高速トランシーバ4の直流レベルを安定させることが目的である。また、この間に、受信ノード側では高速通信モードに移行する。
(2)次に、所定のアイドル期間を設ける。このアイドル期間では、差動通信路1の信号状態を一定に維持する。例えばCANの場合は、リセッシブ(非ドライブ状態),ドミナント(ドライブ状態)の何れかを維持する。これは、高速トランシーバ4が差動通信路1にコンデンサカップリングされているので、その容量分を含む時定数を超えて、高速トランシーバ4の直流レベルを安定させることが目的である。また、この間に、受信ノード側では高速通信モードに移行する。
(3)そして、送信ノードは、高速トランシーバ4を用いて高速通信を開始し、プリアンブルを送信する。プリアンブルは、高速通信における通信レートに対応した周波数を提示するため、前記周波数を示す信号形態で送信を行う。この時、受信ノードは、CDR回路7によりプリアンブルから前記周波数情報や位相情報を抽出してロックし、制御回路5に通信レートに応じたクロック信号を供給する。
(4)続いて、データ及び(5)CRC(Cyclic Redundancy Check,誤り検出符号)を送信する。
(6)高速通信を終了すると、再び所定のアイドル期間を設け、差動通信路1の直流れレベルを安定させる。
(7)最後に、低速トランシーバ3により、通信速度を高速から低速に切り替えるためのコマンドを送信する。
尚、何れかの通信ノード2が再度高速通信を開始する場合は、上記(1)〜(8)の手順を繰り返す。
(6)高速通信を終了すると、再び所定のアイドル期間を設け、差動通信路1の直流れレベルを安定させる。
(7)最後に、低速トランシーバ3により、通信速度を高速から低速に切り替えるためのコマンドを送信する。
尚、何れかの通信ノード2が再度高速通信を開始する場合は、上記(1)〜(8)の手順を繰り返す。
図4に示すように、受信ノード側は、低速トランシーバ3により高速通信へのモード切り換えコマンドを受信する(S1)。この時、高速トランシーバ4が待機状態(例えば、動作用電源が遮断されている状態)となっている場合は、動作状態に切り替える(S2)。次に、高速通信で送信されたプリアンブルを受信し、CDR回路7で周波数情報や位相情報を抽出すると、その周波数をロックする(S3)。そして、CDR回路7で前記周波数のクロック信号を生成すると共に、受信データを再生する(S4)。
受信ノードは、CRCを受信完了した段階で、高速トランシーバ4を待機状態にする場合は、高速トランシーバ4の動作モードを「待機状態」に切り換える(S5)。それから、制御回路5において、受信したCRCに基づきエラーの有無を確認し(S6)、その有無に対応した処置を、低速トランシーバ3によって行う(S7)。すなわち、エラーが無ければアクノリッジを返し、エラーがあれば再送要求を送信するなどの処置を行う。そして、通信速度を高速から低速に切り替えるためのコマンドを受信する(S8)。
図5に示すように、低速通信は、例えばCANに準拠して行い、差動通信路1を非ドライブ状態とするリセッシブ(差動信号のローレベル,データ値「1」)と、差動通信路1をドライブ状態とするドミナント(差動信号のハイレベル,データ値「0」)とを送信する。低速通信におけるリセッシブでの通信線1H,1Lの電位は、例えば何れも2.5V(中心電圧)であり、ドミナントでの通信線1H,1Lの電位は例えばそれぞれ3.5V,1.5Vである(差電圧2.0V)。そして、低速通信から高速通信へ移行する際のアイドル期間は、リセッシブの状態を所定期間維持する。
この場合、高速通信での差動信号振幅は、リセッシブを判定するための差動信号の閾値を超えない範囲に設定して行う。例えば、前記閾値が0.5Vであるとすれば、高速通信の各信号線1H,1Lの振幅変化が2.25Vから2.75Vの範囲を超えないように設定する。
ここで、高速通信では、例えば通信線1Hがハイレベル,通信線1Lがローレベルの状態をドミナントとし、通信線1Hがローレベル,通信線1Lがハイレベルの状態をリセッシブとする。前記ハイレベルを2.7V,ローレベルを2.3Vとすれば、ドミナントでの差電圧は0.4V,リセッシブでの差電圧は−0.4Vとなる。このように設定すれば、低速通信におけるリセッシブの判定閾値を超えることはないので、高速通信の実行中に低速トランシーバ3を動作させていても、差動通信路1の信号状態が変化した、と認識されることはない。
以上のように本実施形態によれば、通信ノード2a,2bは、差動通信路1に直接接続される低速トランシーバ3と、差動通信路にコンデンサカップリングされる高速トランシーバ4とを有し、送信側の通信ノード2は、低速トランシーバ3による低速通信を行っている際に、高速通信へ切替えるためのコマンドを送信してから高速トランシーバ4による高速通信を開始する。このように構成すれば、高速トランシーバ4が差動通信路1コンデンサカップリングされているので、差動通信路1が例えば車両に搭載されているバッテリの電源電圧に短絡しても高速トランシーバ4を構成している回路素子が破壊されることが無い。したがって、高速トランシーバ4を用いて通信速度を従来よりも大幅に向上させることができ、例えば100Mbpsを超えるような高速通信も実行可能になる。
また、送信ノードは、高速通信を終了すると、低速通信へ切替えるためのコマンドを送信して低速通信に切り換えるので、受信ノードは高速通信から低速通信への移行を確実に認識できる。そして、通信ノード2は、プリアンブルと、データと、CRCとの転送を高速通信により行うので、例えば既存のCAN−FDなどの通信プロトコルにそのまま適用できる。
更に、高速トランシーバ4の受信部に備えたCDR回路7が、プリアンブルを受信している期間に当該プリアンブルよりクロック周波数を検出してロックし、以降の高速通信に使用するクロック信号を供給するので、受信ノードは、高速通信における通信速度が任意であっても対応して受信処理を行うことが可能になる。
加えて、高速トランシーバ4は、高速通信を行う際の差動信号の振幅変化が、低速トランシーバ3により低速通信を行う際の差動信号の判定閾値を跨がないように設定した。具体的には、高速通信を開始する直前のアイドル期間に差動通信路1をリセッシブ状態にしておき、高速通信を行う際の差動信号の振幅変化を、前記リセッシブの判定閾値未満に設定する。したがって、高速通信の実行中に低速トランシーバ3を動作させていても、差動通信路1の信号状態が変化したと認識されることが無く、特段の処置を行う必要が無いので制御が簡単になる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施形態では、図6に示すように、低速通信から高速通信に移行する際のアイドル期間において差動通信路1をドミナント状態にする。この場合、高速通信での差動信号振幅は、ドミナントを判定するための差動信号の閾値を超えない(下回らない)範囲に設定して行う。例えば、前記閾値が0.9Vであるとすれば、高速通信での信号線1Hの振幅変化は2.95V超となるように、信号線1Lの振幅変化は2.05V未満となるように設定する。
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施形態では、図6に示すように、低速通信から高速通信に移行する際のアイドル期間において差動通信路1をドミナント状態にする。この場合、高速通信での差動信号振幅は、ドミナントを判定するための差動信号の閾値を超えない(下回らない)範囲に設定して行う。例えば、前記閾値が0.9Vであるとすれば、高速通信での信号線1Hの振幅変化は2.95V超となるように、信号線1Lの振幅変化は2.05V未満となるように設定する。
ここで、高速通信では、例えば通信線1Hがハイレベル,通信線1Lがローレベルの状態をドミナントとし、通信線1Hがローレベル,通信線1Lがハイレベルの状態をリセッシブとする。但し、第2実施形態では、通信線1H,1Lそれぞれのハイレベル,ローレベルが異なる。例えば、以下のように設定する。
ハイレベル ローレベル
通信線1H 3.7V 3.3V
通信線1L 1.7V 1.3V
すると、ドミナントに対応する差電圧は2.4V,リセッシブに対応する差電圧は1.6Vとなる。したがって、低速通信におけるリセッシブの判定閾値を超えることはない。
ハイレベル ローレベル
通信線1H 3.7V 3.3V
通信線1L 1.7V 1.3V
すると、ドミナントに対応する差電圧は2.4V,リセッシブに対応する差電圧は1.6Vとなる。したがって、低速通信におけるリセッシブの判定閾値を超えることはない。
以上のように第2実施形態によれば、高速トランシーバ4は、高速通信を開始する直前のアイドル期間に差動通信路1をドミナント状態にしておき、高速通信を行う際の差動信号の振幅変化を、前記ドミナントの判定閾値を上回る状態に設定した。したがって、この場合も第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、図7に示すように、低速通信の場合のドミナント,リセッシブの関係が、第1実施形態における高速通信と同じパターンとなる場合である。すなわち、通信線1Hがハイレベル(3.5V),通信線1Lがローレベル(1.5V)の場合がドミナントであり(差電圧2.0V)、通信線1Hがローレベル,通信線1Lがハイレベルの場合がドミナントである(差電圧−2.0V)。
この場合も、低速通信から高速通信に移行する際のアイドル期間において差動通信路1をドミナント状態にすることで、高速通信は第2実施形態と同様の信号振幅変化によって実現できる。
第3実施形態は、図7に示すように、低速通信の場合のドミナント,リセッシブの関係が、第1実施形態における高速通信と同じパターンとなる場合である。すなわち、通信線1Hがハイレベル(3.5V),通信線1Lがローレベル(1.5V)の場合がドミナントであり(差電圧2.0V)、通信線1Hがローレベル,通信線1Lがハイレベルの場合がドミナントである(差電圧−2.0V)。
この場合も、低速通信から高速通信に移行する際のアイドル期間において差動通信路1をドミナント状態にすることで、高速通信は第2実施形態と同様の信号振幅変化によって実現できる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
図2に示す通信ノード2の高速通信用トランシーバ4を、送信部のドライバ4Tは含まず、コンパレータ4R及びCDR回路7からなる受信部のみで構成される高速通信用レシーバに置き換えた通信ノードが1つ以上、別途差動通信路1に接続されていても良い。
通信速度を低速から高速に切り替えるためのコマンドに変えてコントロールフィールドのビットを割り当てても良い。
アイドル期間は必ずしも必要ではなく、低速通信/高速通信間の移行において、信号線1H,1Lの直流レベルを安定させる必要がある場合に設定すれば良い。
図2に示す通信ノード2の高速通信用トランシーバ4を、送信部のドライバ4Tは含まず、コンパレータ4R及びCDR回路7からなる受信部のみで構成される高速通信用レシーバに置き換えた通信ノードが1つ以上、別途差動通信路1に接続されていても良い。
通信速度を低速から高速に切り替えるためのコマンドに変えてコントロールフィールドのビットを割り当てても良い。
アイドル期間は必ずしも必要ではなく、低速通信/高速通信間の移行において、信号線1H,1Lの直流レベルを安定させる必要がある場合に設定すれば良い。
通信速度を高速から低速に切り替えるためのコマンドに替えて、高速通信の終了を示すコマンドを送信しても良い。例えばEOFのビットを割り当てても良い。
誤り検出用符号はCRCに限ることなく、その他の符号を用いても良い。
低速通信は、必ずしもCANのプロトコルに準拠する必要はない。
高速通信における通信レートが既知であれば、CDR回路7は必ずしも必要ではない。
また、各信号状態に対応する電圧レベルの具体数値は、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
誤り検出用符号はCRCに限ることなく、その他の符号を用いても良い。
低速通信は、必ずしもCANのプロトコルに準拠する必要はない。
高速通信における通信レートが既知であれば、CDR回路7は必ずしも必要ではない。
また、各信号状態に対応する電圧レベルの具体数値は、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
図面中、1は差動通信路、2a,2bは通信ノード、3は低速トランシーバ(低速通信用トランシーバ)、4は高速トランシーバ、6はコンデンサを示す。
Claims (8)
- 差動通信路(1)に直接接続される低速通信用トランシーバ(3)と、
前記差動通信路に交流結合される高速通信用トランシーバ(4)とを有する通信ノード(2a,2b)を複数備えてなる通信システムであって、
送信側の通信ノードは、前記低速通信用トランシーバによる低速通信を行っている際に、高速通信への切替えを行うためのコマンドを送信してから、前記高速通信用トランシーバによる高速通信を開始することを特徴とする通信システム。 - 前記送信側の通信ノードは、前記高速通信を終了すると、低速通信への切替えを行うためのコマンドを送信して前記低速通信に切り換えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記通信ノードは、プリアンブルと、データと、誤り検出用符号との転送を前記高速通信で行うことを特徴とする請求項1又は2記載の通信システム。
- 前記高速通信用トランシーバの受信部は、クロックデータリカバリ回路(7)を備え、
前記クロックデータリカバリ回路は、前記プリアンブルを受信している期間に、当該プリアンブルよりクロック周波数を検出してロックし、以降の高速通信に使用するクロック信号を供給することを特徴とする請求項3記載の通信システム。 - 前記通信ノードに加えて、
前記低速通信用トランシーバと、前記差動通信路に交流結合されて受信処理を行う受信部のみを備える高速通信用レシーバとを有する通信ノードを1つ以上備えていることを特徴とする請求項4記載の通信システム。 - 前記高速通信用トランシーバは、高速通信を行う際の差動信号の振幅変化が、前記低速通信用トランシーバにより低速通信を行う際の差動信号の判定閾値を跨がないように設定されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の通信システム。
- 前記高速通信用トランシーバは、高速通信を開始する直前は、前記差動通信路を所定期間だけ前記差動信号のローレベル判定閾値を下回る信号状態にしており、高速通信を行う際の差動信号の振幅変化が、前記ローレベル判定閾値未満に設定されていることを特徴とする請求項6記載の通信システム。
- 前記高速通信用トランシーバは、高速通信を開始する直前は、前記差動通信路を所定期間だけ前記差動信号のハイレベル判定閾値を上回るレベルの信号状態にしており、高速通信を行う際の差動信号の振幅変化が、前記ハイレベル判定閾値を超える範囲に設定されていることを特徴とする請求項6記載の通信システム。
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