JP6520654B2 - 鉛バッテリの劣化度を検出する方法および鉛バッテリの充電を制御する方法 - Google Patents

鉛バッテリの劣化度を検出する方法および鉛バッテリの充電を制御する方法 Download PDF

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Description

この発明は鉛バッテリに関し、とくに劣化度の検出および充電の制御に関する。
鉛バッテリは劣化に伴って特性が変化するため、精度の良い制御を行うためには劣化度を検出することが有用である。たとえば特許文献1には、劣化度に関連する劣化カウント値を用いて鉛バッテリを制御する技術が開示されており、とくに普通充電と均等充電との切り替えを劣化度に基づいて行うことが記載されている。
特開2010−112853号公報
しかしながら、従来の技術では、劣化度の検出誤差が蓄積されるという問題があった。たとえば特許文献1の方法では、劣化カウント値は積算されるのみであり、リセットされることがないので、実際の劣化度と劣化カウント値との間に誤差が生じた場合には誤差が蓄積されてしまう。この結果として、劣化度の検出誤差が大きくなる。
劣化度の誤差は様々な問題を起こす可能性があるが、その一例を特許文献1に沿って説明する。劣化カウント値が実際の劣化度より大きいと、均等充電の頻度が無駄に多くなり、液温が上昇して劣化を進めることになる。また、劣化カウント値が実際の劣化度より小さいと、均等充電の頻度が不足し、充電不足となったり、セル間のバラつきが十分に解消できなくなったりする。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたものであり、鉛バッテリの劣化度の検出誤差の蓄積を回避する、劣化度の検出方法および充電制御方法を提供することを目的とする。
この発明に係る、鉛バッテリの劣化度を検出する方法は、第1充電方式による充電中に、電圧または電流が所定の閾値に達する第1時点を検出する工程と、第1時点より後、第1充電方式と同じまたは異なる定電流方式による充電によって充電率が100%に到達する充電中に、所定の充電状態に達する第2時点を検出する工程と、第1時点と第2時点との間の、経過時間、充電量の変化量、または充電率の変化量に基づき、劣化度を検出する工程とを備える。
この構成によれば、充電中の第1時点と第2時点との間の、時刻の変化量(すなわち時間)、充電量の変化量、または充電率の変化量に基づいて劣化度が検出される。
劣化度は経過時間に基づいて検出されてもよい。
また、この発明に係る、鉛バッテリの劣化度を検出する方法は、充電中に、電圧または電流が所定の閾値に達する第1時点を検出する工程と、第1時点における充電量または充電率に基づき、劣化度を検出する工程とを備える。
この構成によれば、充電中の第1時点における充電量または充電率に基づいて劣化度が検出される。
劣化度は、直前の充電処理に関する情報のみに基づいて検出されてもよい。
また、この発明に係る、鉛バッテリの充電を制御する方法は、普通充電処理と、均等充電処理とを選択的に用い、上述の方法によって劣化度を検出する工程と、劣化度と、最後に実施された均等充電処理の後に実施された普通充電処理の回数とに基づいて、次の充電の際に普通充電処理を実施するか、または均等充電処理を実施するかを決定する工程と、を備える。
この発明によれば、充電中に取得した情報に基づいて劣化度を検出するので、誤差の蓄積を回避することができる。
本発明の実施の形態1に係る鉛バッテリを含む構成を示す図である。 実施の形態1に係る方法の一実施例を説明するグラフである。 劣化カウント値の算出方法の一例を示すグラフである。 実施の形態2に係る方法の一実施例を説明するグラフである。 実施の形態3に係る方法の一実施例を説明するグラフである。 実施の形態4に係る方法の一実施例を説明するグラフである。 実施の形態4に係る方法の一実施例を説明するグラフである。 実施の形態5に係る方法の一実施例を説明するグラフである。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る鉛バッテリを含む構成を示す図である。鉛バッテリは発電機に接続されて電力の供給を受けることにより充電され、また、負荷に接続されて放電することにより負荷に電力を供給する。鉛バッテリは複数のセルを備えてもよい。鉛バッテリはたとえば開放タイプのものであるが密閉タイプのものでもよく、また、液式のものであるがこれに限らない。
鉛バッテリには、鉛バッテリの充放電動作を制御する制御装置が接続される。制御装置はたとえばコンピュータにより構成され、マイクロプロセッサ等の演算手段および半導体メモリ等の記憶手段を備える。制御装置は、記憶手段に格納されたプログラムを実行することにより、本発明に係る方法を実施する。
制御装置は、時間と、鉛バッテリの端子間電圧および鉛バッテリに流れる電流のうち少なくとも一方とを、計測、算出または取得可能である。さらに、制御装置は、鉛バッテリの充電率、鉛バッテリの充放電電力、鉛バッテリの充放電量、鉛バッテリの充電率、等を計測、算出または取得可能であってもよい。なお、本明細書において、「充電量」とは充電に係る電力量を意味する場合があり、「放電量」とは放電に係る電力量を意味する場合がある。
鉛バッテリは、たとえば車両に搭載される。この場合には、発電機はモータジェネレータであってもよく、負荷は補機を含んでもよい。
図2は、本実施形態に係る方法の一実施例を説明するグラフである。このグラフは、鉛バッテリの定電流方式の充電処理における経過時間と電圧(端子間電圧)との関係を概略的に示す。曲線11は新品(劣化度小)の鉛バッテリに係るものであり、曲線12は新品よりも劣化した状態(劣化度中)の鉛バッテリに係るものであり、曲線13はさらに劣化した状態(劣化度大)の鉛バッテリに係るものである。いずれの曲線も、同じ電力量を放電した後の充電処理に係るものである。
劣化度小の鉛バッテリ(曲線11)では、充電開始時点では電圧が所定の電圧閾値Vth未満であるが、充電が進むにつれて電圧が上昇し、時刻t13(第1時点)においてVthに達する。制御装置はこの第1時点を検出する。第1時点より後、さらに充電が進むと、時刻t14(第2時点)において充電率が100%に達する。制御装置はこの第2時点を検出する。第1時点と第2時点との時間差(経過時間と言うこともできる。以下同じ)は、t14−t13=T1aである。
充電率が100%であるとは、たとえば、直前の放電動作における放電量と同じ電力量が充電された状態を意味する。この場合には、制御装置は、放電量および充電量を計測することにより充電率を算出することが可能である。また、充電率が100%であることは、特開2015−12653号公報に記載される方法を用いて検出されてもよいし、他の方法によって検出されてもよい。
一般的に鉛バッテリでは、劣化が進むにつれて内部抵抗が上昇するので、電圧がVthに早く到達するようになる。たとえば劣化度中の鉛バッテリ(曲線12)では、時刻t13より早い時刻t12(第1時点)においてVthに達する。第1時点と第2時点との時間差は、t14−t12=T1b(ただしT1b>T1a)である。また、劣化度大の鉛バッテリ(曲線13)では、時刻t12より早い時刻t11(第1時点)においてVthに達する。第1時点と第2時点との時間差は、t14−t11=T1c(ただしT1c>T1b)である。このように、鉛バッテリの劣化が進むにつれて、第1時点と第2時点と時間差が大きくなる。このような原理から、この時間差は鉛バッテリの劣化度と相関があるということができる。
制御装置は、第1時点と第2時点との間の経過時間(T1a,T1b,T1c)に基づいて劣化度を検出する。経過時間は、たとえば第2時点の時刻から第1時点の時刻を減算することによって算出することができる。劣化度の具体的な決定方法としては、たとえば経過時間の値をそのまま劣化度として用いてもよいし、経過時間を含む関数の値として劣化度を算出してもよい(温度に基づいて補正する等)。
このように、本発明の実施の形態1によれば、充電中に取得した情報(時刻、電圧、充電率等)に基づいて劣化度を検出する。とくに、説明した実施例では、直前の(最新の、または最後の)充電処理に関する情報のみに基づいて劣化度を検出する。このため、充電動作ごとに独立して劣化度を検出することができ、以前の充電動作に係る劣化度の誤差が蓄積されることがない。
検出された劣化度は、様々な用途に用いることができるが、本実施形態に係る用途の一例を以下に示す。
制御装置は、鉛バッテリの充電を制御する方法として、普通充電処理と均等充電処理とを選択的に用いる際に、この劣化度を利用する。普通充電処理とは、たとえば放電量の115%の充電量の充電を行う処理のことであり、均等充電処理とは、たとえば普通充電よりも多い量(たとえば10%だけ多い量)の充電を行う処理のことである。
本実施形態では、制御装置は、現時点で連続して実行されている普通充電処理の回数を表す充電カウント値を記憶する。たとえば、それまでに放電、普通充電、放電、均等充電、放電、普通充電、放電、普通充電、放電、普通充電、放電、という動作が行われている場合には、充電カウント値は3となる。言い換えると、充電カウント値は、最後に実施された均等充電処理の後に実施された普通充電処理の回数を表す。
制御装置は、上述のようにして検出される劣化度と、充電カウント値とに基づいて、次の充電の際に普通充電処理を実施するか、または均等充電処理を実施するかを決定する。たとえば、劣化度に基づいて劣化カウント値を算出し、この劣化カウント値と充電カウント値と変数として含む所定の判定関数の値を算出し、判定関数の値が所定の閾値以上であれば均等充電処理を実施すると決定し、そうでなければ普通充電処理を実施すると決定する。所定の判定関数は、たとえば劣化カウント値と充電カウント値との和であるが、重みづけ和を含む線形関数であってもよく、2次以上の項を含んでもよく、これら以外の変数または定数を含んでもよい。
図3は、劣化カウント値の算出方法の一例を示すグラフである。このグラフは、実数の値(または連続値)をとる劣化度を、整数の値(または離散値)をとる劣化カウント値に写像する、広義の単調増加関数であるということができる。すなわち、劣化度が小さい場合には劣化度が小さく、充電カウント値との和も小さいので均等充電処理の頻度が比較的低いが、劣化度が大きいほど劣化カウント値も大きくなり、充電カウント値との和も大きくなるため均等充電処理の頻度が増えることになる。図3のグラフを表す具体的な関数の形は、実験等に基づいて当業者が適宜設計可能である。
このように、本発明の実施の形態1によれば、均等充電処理の頻度を適切に維持することができるので、液温の上昇を抑えつつ均等充電の頻度を確保し、充電不足およびセル間のバラつきを低減することができる。
また、従来の制御方法と比較すると、均等充電時にリセットされない永続的・積算的なパラメータを持たないので、誤差が生じても累積的に拡大することがなく、誤差の影響が比較的小さい。
また、実施の形態1では、第1時点と第2時点との間の経過時間に基づいて劣化度を検出するので、放電量によらず正確に劣化度を検出することができる。すなわち、放電量が小さい場合には第1時点および第2時点ともに充電開始から短時間で到達することになり、放電量が大きい場合には第1時点および第2時点ともに充電開始から長時間かかることになるが、これらの時間差は放電量によらず一定と考えることができ、いずれの場合でも正確に劣化度を検出することができる。
上述の実施の形態1において、電圧閾値Vthの値は、鉛バッテリがガッシングしていない領域内(言い換えると、劣化するにつれて充電電圧が上昇する領域内)に設定することが望ましい。このような領域は、鉛バッテリの転極点以下の領域であるということができる。このような領域内におけるVthの具体的な値は、当業者が実験等を行って適宜決定することができる。
実施の形態1では、充電率が100%に達した時点を第2時点として検出しているが、第2時点の検出は他の基準に基づいて行われてもよい。たとえば、充電率の検出閾値を100%以外の値とし、この検出閾値に達した時点を第2時点としてもよいし、充電率以外の量を基準にして所定の充電状態に達した時点を第2時点としてもよい。
実施の形態1では、劣化度を充電処理の切り替え制御に用いているが、劣化度の有用性はこれに限定されない。たとえば、一定の充電量に対して放電可能な電力量の算出に用いてもよい。または、劣化度を数値として鉛バッテリの使用者に通知するだけでも有用である。
実施の形態2.
実施の形態1は定電流方式の充電処理に基づくものであるが、実施の形態2は定電圧方式の充電処理に基づくものである。以下、実施の形態1との相違点を説明する。
図4は、本実施形態に係る方法の一実施例を説明するグラフである。図2とは異なり、図4のグラフは、定電圧方式の充電処理における経過時間と電流との関係を概略的に示すものである。曲線21は新品(劣化度小)の鉛バッテリに係るものであり、曲線22は新品よりも劣化した状態(劣化度大)の鉛バッテリに係るものである。いずれの曲線も、同じ電力量を放電した後の充電処理に係るものである。
劣化度小の鉛バッテリ(曲線21)では、充電開始時点では電流が所定の電流閾値Ithより大きいが、充電が進むにつれて電流が減少し、時刻t22(第1時点)においてIthに達する。制御装置はこの第1時点を検出する。第1時点より後、さらに充電が進むと、時刻t23(第2時点)において充電率が100%に達する。制御装置はこの第2時点を検出する。第1時点と第2時点との時間差は、t23−t22=T2aである。
一方、劣化度大の鉛バッテリ(曲線22)では、時刻t21(第1時点)において電流がIthに達し、時刻t24(第2時点)において充電率が100%に達する。第1時点と第2時点との時間差は、t24−t21=T2b(ただしT2b>T2a)である。
制御装置は、実施の形態1と同様に、第1時点と第2時点との間の経過時間(T2a,T2b)に基づいて劣化度を検出する。このように、実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、充電中に取得した情報(時刻、電流、充電率等)に基づいて劣化度を検出するので、以前の充電動作に係る劣化度の誤差が蓄積されることがない。
また、実施の形態2においても実施の形態1と同様に、鉛バッテリの充電を制御する方法として、普通充電処理と均等充電処理とを選択的に用いる際に、この劣化度を利用することができる。
実施の形態1は定電流方式の充電処理に基づくものであり、実施の形態2は定電圧方式の充電処理に基づくものであるが、これら以外の充電方式に本発明を適用することも可能である。たとえば定電力方式の場合には、電圧が電圧閾値に達する時点を第1時点としてもよいし、電流が電流閾値に達する時点を第1時点としてもよい。また、準定電圧方式の場合にも同様に、電圧が電圧閾値に達する時点を第1時点としてもよいし、電流が電流閾値に達する時点を第1時点としてもよい。他の方式でも、充電中における電圧と電流との関係が一意に定まるものであれば、本発明を適用することができる。
実施の形態3.
実施の形態1および2では、第1時点までの充電方式と、第2時点までの充電方式とが同一である。すなわち、単一の充電方式による充電中に、第1時点および第2時点の双方を検出する。実施の形態3は、第1時点までの充電方式と、第2時点までの充電方式とを異ならせるものである。以下、実施の形態1および2との相違点を説明する。
図5は、本実施形態に係る方法の一実施例を説明するグラフである。図5のグラフは、定電圧方式と定電流方式とを組み合わせた充電処理における、経過時間と電流との関係を概略的に示すものである。
充電開始時点では、定電圧方式(第1充電方式)により充電されており、電流が所定の電流閾値Ithより大きいが、充電が進むにつれて電流が減少し、時刻t31(第1時点)においてIthに達する。制御装置は、第1充電方式による充電中に、第1時点を検出する。
第1時点より後、時刻t32において所定の条件が満たされることに応じ、制御装置は充電方式を切り替えて定電流方式(第2充電方式)とする。この所定の条件は当業者が適宜決定することができる。たとえば、第1充電方式が定電圧方式である場合には、電流が所定の切替閾値Ix(ただしIx<Ith)に達することを条件としてもよい。また、第1時点が検出されることに応じて充電方式を切り替えるようにしてもよい。
その後、さらに充電が進むと、時刻t33(第2時点)において充電率が100%に達する。このように、制御装置は、第1時点より後、第1充電方式とは異なる第2充電方式による充電中に、第2時点を検出する。第1時点と第2時点との時間差は、t33−t31=T3である。
制御装置は、実施の形態1および2と同様に、第1時点と第2時点との間の経過時間(T3)に基づいて劣化度を検出する。このように、実施の形態3においても、実施の形態1および2と同様に、充電中に取得した情報(時刻、電流、充電率等)に基づいて劣化度を検出するので、以前の充電動作に係る劣化度の誤差が蓄積されることがない。
また、実施の形態3では充電動作の段階に応じて異なる充電方式を用いることができるので、充電処理を柔軟に構成することができ、制御の自由度が高まる。
また、実施の形態3においても実施の形態1および2と同様に、鉛バッテリの充電を制御する方法として、普通充電処理と均等充電処理とを選択的に用いる際に、この劣化度を利用することができる。
実施の形態3において、第1充電方式は、定電流方式、定電圧方式、定電力方式、準定電圧方式、等のいずれであってもよい。定電流方式を用いる場合には、第1時点は電圧が電圧閾値Vthに達する時点である。定電力方式または準定電圧方式を用いる場合には、第1時点は、電流が電流閾値Ithに達する時点としてもよく、電圧が電圧閾値Vthに達する時点としてもよい。
第2充電方式は、第1充電方式とは異なる方式であれば、定電流方式、定電圧方式、定電力方式、準定電圧方式、等のいずれであってもよい。
また、第1および第2充電方式のいずれとも異なる充電方式をさらに併用してもよい。とくに、第1充電方式よりも前に他の充電方式を用いてもよく、第1充電方式と第2充電方式との間に他の充電方式を用いてもよく、第2充電方式の後に他の充電方式を用いてもよい。たとえば、第3充電方式によって充電を開始し、その後所定の条件が満たされることに応じて第1充電方式に切り替えて第1時点を検出し、検出時点で、または検出後所定の条件が満たされることに応じて第4充電方式に切り替え、その後所定の条件が満たされることに応じて第2充電方式に切り替えて第2時点を検出し、検出時点で、または検出後所定の条件が満たされることに応じて第5充電方式に切り替えてもよい。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、電圧閾値Vthまたは電流閾値Ithは固定値であった。実施の形態4は、実施の形態1〜3において、これらの閾値が温度に応じて変動するように構成したものである。制御装置は、鉛バッテリの液温を検出する液温センサを備えてもよい。
図6は、本実施形態に係る方法の一実施例を説明するグラフである。この図は、実施の形態1において電圧閾値を変数とした場合の例を示す。この例では、電圧閾値Vthは温度に応じて変化し、Vth=Vth0+Cvである。ただしVth0は閾値基準値(定数)であり、Cvは温度補正項であって温度の関数である。Vth0およびCvは制御装置の記憶手段に格納することができる。
図6の曲線41および曲線42は、いずれも同じ劣化状態の鉛バッテリが同じ電力量を放電した後の充電処理に係るものである。常温時(曲線41)ではCv=0であり、電圧閾値はVth=Vth0である。制御装置は時刻t41において第1時点を検出し、時刻t42において第2時点を検出する。第1時点と第2時点との時間差は、t42−t41=T4である。
低温時(曲線42)ではCv>0であり、電圧閾値はVth>Vth0である。低温時には、図示のように電圧の変化が常温時とは異なるが、温度補正項Cvの関数を適切に設定しておけば、制御装置は、常温時(曲線41)と同じく、時刻t41において第1時点を検出し、時刻t42において第2時点を検出するように構成することが可能である。第1時点と第2時点との時間差は、t42−t41=T4である。なお、この例では常温時と低温時とで時間差T4が等しいが、必ずしも等しくなるよう設定する必要はなく、温度による時間差の誤差を縮小するようCvが定義されていればよい。
図7は、実施の形態2において電流閾値を変数とした場合の例を示す。この例では、電流閾値Ithは温度に応じて変化し、Ith=Ith0+Ciである。ただしIth0は閾値基準値(定数)であり、Ciは温度補正項であって温度の関数である。Ith0およびCiは制御装置の記憶手段に格納することができる。
図7の曲線51および曲線52は、いずれも同じ劣化状態の鉛バッテリが同じ電力量を放電した後の充電処理に係るものである。常温時(曲線51)ではCi=0であり、電流閾値はIth=Ith0である。制御装置は時刻t51において第1時点を検出し、時刻t53において第2時点を検出する。第1時点と第2時点との時間差は、t53−t51=T5aである。
低温時(曲線52)ではCi<0であり、電圧閾値はIth<Ith0である。制御装置は時刻t52において第1時点を検出し、時刻t54において第2時点を検出する。第1時点と第2時点との時間差は、t54−t52=T5bである。低温時には、図示のように電流の変化が常温時とは異なるが、温度補正項Ciの関数を適切に設定しておけば、T5a=T5bとなるように構成することが可能である。この例では常温時と低温時とで時間差が等しくT5a=T5bであるが、必ずしも等しくなるよう設定する必要はなく、温度による時間差の誤差がより小さくなるようCiが定義されていればよい。
制御装置は、実施の形態1〜3と同様に、第1時点と第2時点との間の経過時間(T5a,T5b)に基づいて劣化度を検出する。このように、実施の形態4においても、実施の形態1〜3と同様に、充電中に取得した情報(時刻、電圧、電流、温度、充電率等)に基づいて劣化度を検出するので、以前の充電動作に係る劣化度の誤差が蓄積されることがない。
また、実施の形態4では液温に基づいて劣化度の補正を行うので、劣化度の検出精度をより改善することができる。
また、実施の形態4においても実施の形態1〜3と同様に、鉛バッテリの充電を制御する方法として、普通充電処理と均等充電処理とを選択的に用いる際に、この劣化度を利用することができる。
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、劣化度の検出を、第1時点と第2時点との間の経過時間(すなわち時刻の変化量)に基づいて行った。実施の形態5は、実施の形態1〜4において、これ以外の物理量の変化量に基づいて劣化度を検出するよう構成したものである。以下、実施の形態1〜4との相違点を説明する。
図8は、本実施形態に係る方法の一実施例を説明するグラフである。この例は、実施の形態1において、時間でなく充電量の変化量に基づいて劣化度を検出する構成としたものである。曲線61は新品(劣化度小)の鉛バッテリに係るものであり、曲線62は新品よりも劣化した状態(劣化度中)の鉛バッテリに係るものであり、曲線63はさらに劣化した状態(劣化度大)の鉛バッテリに係るものである。いずれの曲線も、同じ電力量を放電した後の充電処理に係るものである。
劣化度小の鉛バッテリ(曲線61)では、充電開始時点では電圧が所定の電圧閾値Vth未満であるが、充電が進むにつれて電圧が上昇し、充電量e63(第1時点)においてVthに達する。制御装置はこの第1時点を検出する。第1時点より後、さらに充電が進むと、充電量e64(第2時点)において充電量が所定値に達する。この所定値は、たとえば充電率100%に相当する充電量である。制御装置はこの第2時点を検出する。第1時点と第2時点との間の充電量の変化量は、e64−e63=E6aである。
劣化度中の鉛バッテリ(曲線62)では、充電量e63より少ない充電量e62(第1時点)においてVthに達する。第1時点と第2時点との間の充電量の変化量は、e64−e62=E6b(ただしE6b>E6a)である。また、劣化度大の鉛バッテリ(曲線63)では、充電量e62より少ない充電量e61(第1時点)においてVthに達する。第1時点と第2時点との間の充電量の変化量は、e64−e61=E6c(ただしE6c>E6b)である。
制御装置は、第1時点と第2時点との間の充電量の変化量(E6a,E6b,E6c)に基づいて劣化度を検出する。変化量は、第1時点から第2時点までの電流値を積算することによって算出することができる。または、第2時点の充電量から第1時点の充電量を減算することによって算出することができる。
このように、実施の形態5においても、実施の形態1〜4と同様に、充電中に取得した情報(電圧、電流、充電量等)に基づいて劣化度を検出するので、以前の充電動作に係る劣化度の誤差が蓄積されることがない。
また、実施の形態5では、時間でなく充電量を基準としているので、時間と充電量とを変換する演算の誤差を低減することができ、演算方法の設計によってはより正確な判断ができる。
また、実施の形態5においても実施の形態1〜4と同様に、鉛バッテリの充電を制御する方法として、普通充電処理と均等充電処理とを選択的に用いる際に、この劣化度を利用することができる。
上述の実施の形態5では、第1時点と第2時点との間の、充電量の変化量に基づいて劣化度を検出したが、変形例として、第1時点と第2時点との間の、充電率の変化量に基づいて劣化度を検出してもよい。
また、実施の形態5では、第2時点における充電量または充電率は、たとえば充電率100%としてあらかじめ決定しておくことができるので、あらかじめ決定した値(充電量または充電率)を用いて、第2時点を検出する工程(第2時点での充電量または充電率の検出)を省略してもよい。すなわち、充電中に、電圧または電流が所定の閾値に達する第1時点を検出し、第1時点における充電量または充電率に基づいて劣化度を検出してもよい。
この場合には、劣化度は、所定の基準充電量または基準充電率から第1時点における充電量または充電率を減算することにより検出することができる。たとえば第2時点の基準を「充電率が100%である状態」とする場合には、第1時点が検出された後、第2時点を実際に検出する前に、第1時点における充電率を100%から減算し、その結果に基づいて劣化度を検出することができる。
Ith 電流閾値(所定の閾値)、Vth 電圧閾値(所定の閾値)、t11〜t13 時刻(第1時点)、t14 時刻(第2時点)、T1a,T1b,T1c 時間差(経過時間)、t21,t22 時刻(第1時点)、t23,t24 時刻(第2時点)、T2a,T2b 時間差(経過時間)、t31 時刻(第1時点)、t33 時刻(第2時点)、T3 時間差(経過時間)、t41 時刻(第1時点)、t42 時刻(第2時点)、T4 時間差(経過時間)、t51 時刻(第1時点)、t52 時刻(第1時点)、t53 時刻(第2時点)、t54 時刻(第2時点)、T5a,T5b 時間差(経過時間)、e61〜e63 充電量(第1時点)、e64 充電量(第2時点)、E6a,E6b,E6c 充電量の変化量。

Claims (6)

  1. 鉛バッテリの劣化度を検出する方法であって、
    第1充電方式による充電中に、電圧または電流が所定の閾値に達する第1時点を検出する工程と、
    前記第1時点より後、前記第1充電方式と同じまたは異なる定電流方式による充電によって充電率が100%に到達する充電中に、所定の充電状態に達する第2時点を検出する工程と、
    前記第1時点と前記第2時点との間の、経過時間、充電量の変化量、または充電率の変化量に基づき、劣化度を検出する工程と
    を備える、方法。
  2. 前記劣化度は前記経過時間に基づいて検出される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記劣化度は、直前の充電処理に関する情報のみに基づいて検出される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 普通充電処理と、均等充電処理とを選択的に用いる鉛バッテリの充電を制御する方法であって、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の方法によって劣化度を検出する工程と、
    前記劣化度と、最後に実施された均等充電処理の後に実施された普通充電処理の回数とに基づいて、次の充電の際に普通充電処理を実施するか、または均等充電処理を実施するかを決定する工程と、
    を備える、方法。
  5. 普通充電処理と、均等充電処理とを選択的に用いる鉛バッテリの充電を制御する方法であって、
    前記鉛バッテリの劣化度を検出する工程と、
    前記劣化度と、最後に実施された均等充電処理の後に実施された普通充電処理の回数とに基づいて、次の充電の際に普通充電処理を実施するか、または均等充電処理を実施するかを決定する工程と、
    を備え
    前記鉛バッテリの劣化度を検出する工程は、
    第1充電方式による充電中に、電圧または電流が所定の閾値に達する第1時点を検出する工程と、
    前記第1時点より後、前記第1充電方式による充電中に、または前記第1充電方式とは異なる第2充電方式による充電中に、所定の充電状態に達する第2時点を検出する工程と、
    前記第1時点と前記第2時点との間の、経過時間、充電量の変化量、または充電率の変化量に基づき、前記鉛バッテリの劣化度を検出する工程と
    を備え、直前の充電処理に関する情報のみに基づいて前記劣化度を検出する、方法。
  6. 前記劣化度は前記経過時間に基づいて検出される、請求項に記載の方法。
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