例示的な実施例の一態様によれば、通信システムでTDD(Time Division Duplex)を支援する第1トランシーバ(transceiver)の方法において、第1フレームのn番目(n−th)のサブフレームで第2トランシーバから伝送されたアップリンクデータを受信する段階と、前記第1フレーム以後に第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第2トランシーバにダウンリンクデータを伝送する段階とを含み、前記nは、整数(integer)であり、前記n番目のサブフレームは、アップリンク時区間及びダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして選択的に運用されることができる時区間であり、前記第1フレームの前記n番目のサブフレームは、前記アップリンク時区間であり、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームは、前記選択的に運用されることができる時区間のうち前記ダウンリンク時区間として活性化された(activated)時区間を示す動的(flexible)サブフレームであることができる。
一態様によれば、前記n番目のサブフレームは、前記動的サブフレームとして運用されない場合、前記アップリンク時区間として運用され、前記n番目のサブフレームと隣接するn+1番目((n+1)−th)サブフレームは、前記ダウンリンク時区間であることができる。
一態様によれば、前記第1フレームは、特別(special)サブフレームを含み、前記n+1番目のサブフレームは、前記特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンク時区間であることができる。
一態様によれば、前記第2フレームで前記動的サブフレームが前記特別サブフレームと前記n+1番目のサブフレームとの間に前記n番目のサブフレームを含んで整数(integer)であるp個が存在する場合、前記p個の動的サブフレームは、n−p+1番目のサブフレームから前記n番目までの時間軸上で隣接するサブフレームであることができる。
一態様によれば、前記アップリンク時区間で前記第2トランシーバから伝送された前記アップリンクデータに対するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)が支援される場合、前記動的サブフレームの配列(arrangement)に対する構成情報(configuration information)に基づいて前記第2トランシーバの前記アップリンクデータ伝送に相当するHARQ応答を伝送する時点を示す情報をメモリに維持する段階をさらに含むことができる。
一態様によれば、前記ダウンリンク時区間で前記第2トランシーバに伝送する前記ダウンリンクデータに対するHARQが支援される場合、前記動的サブフレームの配列に対する構成情報に基づいて前記第2トランシーバのHARQ応答に相当する前記ダウンリンクデータの伝送時点を示す情報をメモリに維持する段階をさらに含むことができる。
一態様によれば、前記動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を前記第2トランシーバに伝送する段階と、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームが前記動的サブフレームとして活性化されるように、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送を排除する(excluding)段階とをさらに含むことができる。
一態様によれば、前記n番目のサブフレームを含んで前記動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報は、前記第1トランシーバ及び前記第2トランシーバであらかじめ約束されたものであることができる。
一態様によれば、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームが前記動的サブフレームから解除され(being released from)、前記アップリンク時区間になるように、前記第3フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報を伝送する段階をさらに含むことができる。
一態様によれば、前記動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を前記第2トランシーバに伝送する段階と、n−p+1番目のサブフレームから前記n番目のサブフレームまでの時間軸上で連続的に隣接するp個のサブフレームそれぞれが前記動的サブフレームで活性化されるように、前記第2フレームの前記n−p+1番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送を排除する段階とをさらに含み、前記pは、整数(integer)であることができる。
一態様によれば、RRC(Radio Resource Control)シグナリングを利用して前記動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報を前記第2トランシーバに伝送する段階をさらに含むことができる。
一態様によれば、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームが前記動的サブフレームとして活性化されるように、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送を排除する(excluding)段階と、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームが前記動的サブフレームから解除され(being released from)、前記アップリンク時区間になるように、前記第3フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報を伝送する段階とをさらに含むことができる。
一態様によれば、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームが前記アップリンク時区間になるように、前記RRCシグナリングを利用して前記動的サブフレームを解除する段階をさらに含むことができる。
一態様によれば、前記第1フレームのn−1番目のサブフレームは、前記n番目のサブフレームと隣接する特別サブフレーム−前記特別サブフレームは、時間軸上で一部のダウンリンク時区間、保護時区間及び一部のアップリンク時区間を含む−であり、前記第1フレームの前記n−1番目のサブフレームと前記n−1番目のサブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームとの間に整数(integer)であるq個のアップリンクサブフレームが存在する場合、前記第2フレームの前記n−1番目のサブフレームからn+q−1番目のサブフレームまでの隣接するq+1個のサブフレームが前記動的サブフレームとして運用されることができる。
一態様によれば、前記第2フレームの前記n−1番目のサブフレームは、ダウンリンク帯域(frequency region)の少なくとも一部の帯域及び前記n−1番目のサブフレームの全体時区間を占有し、前記第2トランシーバに前記ダウンリンクデータを伝送可能な時区間であることができる。
一態様によれば、伝送を中止するサブフレームに関する情報を含むブランキングマスク(blanking mask)信号を前記第1トランシーバと隣接する第3トランシーバに伝送する段階をさらに含むことができる。
一態様によれば、伝送を中止するサブフレームに関する情報を含むブランキングマスク信号を前記第1トランシーバと隣接する第3トランシーバから受信する段階と、運用可能な動的サブフレームのうち前記伝送を中止するサブフレームに属するサブフレームを前記動的サブフレームとして決定する段階とをさらに含むことができる
一態様によれば、前記第1トランシーバと隣接する第3トランシーバで干渉を受ける周波数帯域情報を示すオーバーロード指示子(overload indicator)を前記第3トランシーバから受信する段階と、前記第3トランシーバで干渉を与えることができる周波数帯域情報を示す干渉指示子(interference indicator)を前記第3トランシーバから受信する段階と、前記オーバーロード指示子及び前記干渉指示子のうち少なくとも1つに基づいて前記動的サブフレームとして運用される時区間で相対的に干渉が多い周波数帯域より干渉が少ない周波数帯域に優先的に前記ダウンリンクデータをスケジューリングする段階とをさらに含むことができる。
例示的な実施例の一態様によれば、通信システムでTDD(Time Division Duplex)を支援する第2トランシーバ(transceiver)の方法において、第1フレームのn番目(n−th)のサブフレームで第1トランシーバにアップリンクデータを伝送する段階と、前記第1フレーム以後に第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第1トランシーバから伝送されたダウンリンクデータを受信する段階とを含み、前記nは、整数(integer)であり、前記n番目のサブフレームは、アップリンク時区間及びダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして選択的に運用されることができる時区間であり、前記第1フレームの前記n番目のサブフレームは、前記アップリンク時区間であり、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームは、前記選択的に運用されることができる時区間のうち前記ダウンリンク時区間として活性化された(activated)時区間を示す動的(flexible)サブフレームであることができる。
一態様によれば、前記n番目のサブフレームは、前記動的サブフレームとして運用されない場合、前記アップリンク時区間として運用され、前記n番目のサブフレームと隣接するn+1番目((n+1)−th)のサブフレームは、前記ダウンリンク時区間であることができる。
一態様によれば、前記第1フレームは、特別(special)サブフレームを含み、前記n+1番目のサブフレームは、前記特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンク時区間であることができる。
一態様によれば、前記第2フレームで前記動的サブフレームが前記特別サブフレームと前記n+1番目のサブフレームとの間に前記n番目のサブフレームを含んで整数(integer)であるp個が存在する場合、前記p個の動的サブフレームは、n−p+1番目のサブフレームから前記n番目までの時間軸上で隣接するサブフレームであることができる。
一態様によれば、前記アップリンク時区間で前記第1トランシーバに伝送される前記アップリンクデータに対するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)が支援される場合、前記動的サブフレームの配列(arrangement)に対する構成情報(configuration information)に基づいて前記第1トランシーバのHARQ応答及び再伝送スケジューリング情報のうち少なくとも1つに相当する前記アップリンクデータを伝送する時点を示す情報をメモリに維持する段階をさらに含むことができる。
一態様によれば、前記動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を前記第1トランシーバから受信する段階をさらに含み、前記ダウンリンクデータを受信する段階は、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が前記第1トランシーバから受信されない場合、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第1トランシーバから伝送された前記ダウンリンクデータを受信する段階であることができる。
一態様によれば、前記n番目のサブフレームを含んで前記動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に関する構成情報は、前記第1トランシーバ及び前記第2トランシーバであらかじめ約束されたものであることができる。
一態様によれば、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報を受信する段階と、前記動的サブフレームから解除された前記第3フレームの前記n番目のサブフレームで、前記アップリンクスケジューリング情報に相当するアップリンクデータを伝送する段階とをさらに含むことができる。
一態様によれば、前記動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を前記第1トランシーバから受信する段階と、前記第2フレームのn−p+1番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が前記第1トランシーバから受信されない場合、前記n−p+1番目のサブフレームから前記n番目のサブフレームまでの時間軸上で連続的に隣接するp個のサブフレームそれぞれが前記動的サブフレームとして活性化されることを認知する段階とをさらに含み、前記pは、整数であることができる。
一態様によれば、RRC(Radio Resource Control)シグナリングを利用して前記動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報を前記第1トランシーバから受信する段階をさらに含むことができる。
一態様によれば、前記ダウンリンクデータを受信する段階は、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が前記第1トランシーバから受信されない場合、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第1トランシーバから前記ダウンリンクデータを受信する段階であることができる。
一態様によれば、前記RRCシグナリングを通じて前記動的サブフレームの解除に関する情報を受信した場合、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームが前記アップリンク時区間になるように前記動的サブフレームを解除する段階をさらに含むことができる。
一態様によれば、前記第1フレームのn−1番目のサブフレームは、前記n番目のサブフレームと隣接する特別サブフレーム−前記特別サブフレームは、時間軸上で一部のダウンリンク時区間、保護時区間及び一部のアップリンク時区間を含む−であり、前記第1フレームの前記n−1番目のサブフレームと前記n−1番目のサブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームとの間に整数(integer)であるq個のアップリンクサブフレームが存在する場合、前記第2フレームの前記n−1番目のサブフレームからn+q−1番目のサブフレームまでの隣接するq+1個のサブフレームが前記動的サブフレームとして運用されることができる。
一態様によれば、前記第2フレームの前記n−1番目のサブフレームは、ダウンリンク帯域(frequency region)の少なくとも一部の帯域及び前記n−1番目のサブフレームの全体時区間を占有し、前記第1トランシーバからダウンリンクデータが伝送された時区間であることができる。
例示的な実施例の一態様によれば、通信システムでTDD(Time Division Duplex)を支援する第1トランシーバ(transceiver)の方法において、第1フレームのn番目(n−th)のサブフレームで第2トランシーバから伝送されたデータを受信する段階と、前記第1フレーム以後に第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第2トランシーバにデータを伝送する段階を含み、前記nは、整数(integer)であり、前記第1フレーム及び前記第2フレームは、前記n番目のサブフレームと隣接するダウンリンク時区間であるn+1番目のサブフレームを含み、前記n番目のサブフレームは、選択的にアップリンク時区間及び前記ダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして運用されることができる時区間であることができる。
例示的な実施例の一態様によれば、通信システムでTDDを支援する第2トランシーバの方法において、第1フレームのn番目のサブフレームで第1トランシーバにデータを伝送する段階と、前記第1フレーム以後に第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第1トランシーバからデータを受信する段階とを含み、前記nは、整数(integer)であり、前記第1フレーム及び前記第2フレームは、前記n番目のサブフレームと隣接するダウンリンク時区間であるn+1番目のサブフレームを含み、前記n番目のサブフレームは、選択的にアップリンク時区間及び前記ダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして運用されることができる時区間であることができる。
例示的な実施例の一態様によれば、通信システムでTDD(Time Division Duplex)を支援する第1トランシーバ(transceiver)において、第1フレームのn番目(n−th)のサブフレームで第2トランシーバから伝送されたアップリンクデータを受信する受信部と、前記第1フレーム以後に第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第2トランシーバにダウンリンクデータを伝送する送信部と、前記n番目のサブフレーム及び動的(flexible)サブフレームを識別する制御部とを含み、前記nは、整数(integer)であり、前記n番目のサブフレームは、アップリンク時区間及びダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして選択的に運用されることができる時区間であり、前記第1フレームの前記n番目のサブフレームは、前記アップリンク時区間であり、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームは、前記選択的に運用されることができる時区間のうち前記ダウンリンク時区間として活性化された(activated)時区間を示す前記動的サブフレームであることができる。
一態様によれば、前記n番目のサブフレームは、前記動的サブフレームとして運用されない場合、前記アップリンク時区間として運用され、前記n番目のサブフレームと隣接するn+1番目((n+1)−th)サブフレームは、前記ダウンリンク時区間であることができる。
一態様によれば、前記第1フレームは、特別(special)サブフレームを含み、前記n+1番目のサブフレームは、前記特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンク時区間であることができる。
一態様によれば、前記第2フレームで前記動的サブフレームが前記特別サブフレームと前記n+1番目のサブフレームとの間に前記n番目のサブフレームを含んで整数(integer)であるp個が存在する場合、前記p個の動的サブフレームは、n−p+1番目のサブフレームから前記n番目までの時間軸上で隣接するサブフレームであることができる。
一態様によれば、前記アップリンク時区間で前記第2トランシーバから伝送された前記アップリンクデータに対するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)が支援される場合、前記動的サブフレームの配列(arrangement)に対する構成情報(configuration information)に基づいて前記第2トランシーバの前記アップリンクデータ伝送に相当するHARQ応答を伝送する時点を示す情報を維持するメモリをさらに含むことができる。
一態様によれば、前記ダウンリンク時区間で前記第2トランシーバに伝送する前記ダウンリンクデータに対するHARQが支援される場合、前記動的サブフレームの配列に対する構成情報に基づいて前記第2トランシーバのHARQ応答に相当する前記ダウンリンクデータの伝送時点を示す情報を維持するメモリをさらに含むことができる。
一態様によれば、前記送信部は、前記動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を前記第2トランシーバに伝送し、前記制御部は、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームが前記動的サブフレームとして活性化されるように、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送が排除されるように制御することができる。
一態様によれば、前記n番目のサブフレームを含んで前記動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報は、前記第1トランシーバ及び前記第2トランシーバであらかじめ約束されたものであることができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームが前記動的サブフレームから解除され(being released from)、前記アップリンク時区間になるように、前記第3フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が伝送されるように制御することができる。
一態様によれば、前記送信部は、前記動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を前記第2トランシーバに伝送し、前記制御部は、n−p+1番目のサブフレームから前記n番目のサブフレームまでの時間軸上で連続的に隣接するp個のサブフレームそれぞれが前記動的サブフレームとして活性化されるように、前記第2フレームの前記n−p+1番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送が排除されるように制御し、前記pは、整数(integer)であることができる。
一態様によれば、前記送信部は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングを利用して前記動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報を前記第2トランシーバに伝送することができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームが前記動的サブフレームとして活性化されるように、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送が排除されるように制御し、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームが前記動的サブフレームから解除され(being released from)、前記アップリンク時区間になるように、前記第3フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が伝送されるように制御することができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームが前記アップリンク時区間になるように、前記RRCシグナリングを利用して前記動的サブフレームを解除することができる。
一態様によれば、前記第1フレームのn−1番目のサブフレームは、前記n番目のサブフレームと隣接する特別サブフレーム−前記特別サブフレームは、時間軸上で一部のダウンリンク時区間、保護時区間及び一部のアップリンク時区間を含む−であり、前記第1フレームの前記n−1番目のサブフレームと前記n−1番目のサブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームとの間に整数(integer)であるq個のアップリンクサブフレームが存在する場合、前記第2フレームの前記n−1番目のサブフレームからn+q−1番目のサブフレームまでの隣接するq+1個のサブフレームが前記動的サブフレームとして運用されることができる。
一態様によれば、前記第2フレームの前記n−1番目のサブフレームは、ダウンリンク帯域(frequency region)の少なくとも一部帯域及び前記n−1番目のサブフレームの全体時区間を占有し、前記第2トランシーバにダウンリンクデータを伝送可能な時区間であることができる。
一態様によれば、前記制御部は、伝送を中止するサブフレームに関する情報を含むブランキングマスク(blanking mask)信号が前記第1トランシーバと隣接する第3トランシーバに伝送されるように制御することができる。
一態様によれば、前記制御部は、伝送を中止するサブフレームに関する情報を含むブランキングマスク信号が前記第1トランシーバと隣接する第3トランシーバから受信されるように制御し、運用可能な動的サブフレームのうち前記伝送を中止するサブフレームに属するサブフレームを前記動的サブフレームとして決定することができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記第1トランシーバと隣接する第3トランシーバで干渉を受ける周波数帯域情報を示すオーバーロード指示子(overload indicator)が前記第3トランシーバから受信されるように制御し、前記第3トランシーバで干渉を与えることができる周波数帯域情報を示す干渉指示子(interferenceindicator)が前記第3トランシーバから受信されるように制御し、前記オーバーロード指示子及び前記干渉指示子のうち少なくとも1つに基づいて前記動的サブフレームとして運用される時区間で相対的に干渉が多い周波数帯域より干渉が少ない周波数帯域に優先的に前記ダウンリンクデータをスケジューリングすることができる。
例示的な実施例の一態様によれば、通信システムでTDD(Time Division Duplex)を支援する第2トランシーバ(transceiver)において、第1フレームのn番目(n−th)のサブフレームで第1トランシーバにアップリンクデータを伝送する送信部と、前記第1フレーム以後に第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第1トランシーバから伝送されたダウンリンクデータを受信する受信部と、前記n番目のサブフレーム及び動的(flexible)サブフレームを識別する制御部とを含み、前記nは、整数(integer)であり、前記n番目のサブフレームは、アップリンク時区間及びダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして選択的に運用されることができる時区間であり、前記第1フレームの前記n番目のサブフレームは、前記アップリンク時区間であり、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームは、前記選択的に運用されることができる時区間のうち前記ダウンリンク時区間として活性化された(activated)時区間を示す前記動的サブフレームであることができる。
一態様によれば、前記n番目のサブフレームは、前記動的サブフレームとして運用されない場合、前記アップリンク時区間として運用され、前記n番目のサブフレームと隣接するn+1番目((n+1)−th)のサブフレームは、前記ダウンリンク時区間であることができる。
一態様によれば、前記第1フレームは、特別(special)サブフレームを含み、前記n+1番目のサブフレームは、前記特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンク時区間であることができる。
一態様によれば、前記第2フレームで前記動的サブフレームが前記特別サブフレームと前記n+1番目のサブフレームとの間に前記n番目のサブフレームを含んで整数(integer)であるp個が存在する場合、前記p個の動的サブフレームは、n−p+1番目のサブフレームから前記n番目までの時間軸上で隣接するサブフレームであることができる。
一態様によれば、前記アップリンク時区間で前記第1トランシーバに伝送される前記アップリンクデータに対するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)が支援される場合、前記動的サブフレームの配列(arrangement)に対する構成情報(configuration information)に基づいて前記第1トランシーバのHARQ応答及び再伝送スケジューリング情報のうち少なくとも1つに相当する前記アップリンクデータを伝送する時点を示す情報を維持するメモリをさらに含むことができる。
一態様によれば、前記受信部は、前記動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を前記第1トランシーバから受信し、前記制御部は、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が前記第1トランシーバから受信されない場合、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第1トランシーバから伝送された前記ダウンリンクデータが受信されるように制御することができる。
一態様によれば、前記n番目のサブフレームを含んで前記動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報は、前記第1トランシーバ及び前記第2トランシーバであらかじめ約束されたものであることができる。
一態様によれば、前記受信部は、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報を受信し、前記制御部は、前記動的サブフレームから解除された前記第3フレームの前記n番目のサブフレームで、前記アップリンクスケジューリング情報に相当するアップリンクデータが伝送されるように制御することができる。
一態様によれば、前記受信部は、前記動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を前記第1トランシーバから受信し、前記制御部は、前記第2フレームのn−p+1番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が前記第1トランシーバから受信されない場合、前記n−p+1番目のサブフレームから前記n番目のサブフレームまでの時間軸上で連続的に隣接するp個のサブフレームそれぞれが前記動的サブフレームとして活性化されることを認知し、前記pは、整数であることができる。
一態様によれば、前記受信部は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングを利用して前記動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報を前記第1トランシーバから受信することができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が前記第1トランシーバから受信されない場合、前記第2フレームの前記n番目のサブフレームで前記第1トランシーバから前記ダウンリンクデータが受信されるように制御することができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記RRCシグナリングを通じて前記動的サブフレームの解除に関する情報を受信した場合、前記第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームが前記アップリンク時区間になるように前記動的サブフレームを解除することができる。
一態様によれば、前記第1フレームのn−1番目のサブフレームは、前記n番目のサブフレームと隣接する特別サブフレーム−前記特別サブフレームは、時間軸上で一部のダウンリンク時区間、保護時区間及び一部のアップリンク時区間を含む−であり、前記第1フレームの前記n−1番目のサブフレームと前記n−1番目のサブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームとの間に整数(integer)であるq個のアップリンクサブフレームが存在する場合、前記第2フレームの前記n−1番目のサブフレームからn+q−1番目のサブフレームまでの隣接するq+1個のサブフレームが前記動的サブフレームとして運用されることができる。
一態様によれば、前記第2フレームの前記n−1番目のサブフレームは、ダウンリンク帯域(frequency region)の少なくとも一部の帯域及び前記n−1番目のサブフレームの全体時区間を占有し、前記第1トランシーバからダウンリンクデータが伝送された時区間であることができる。
本発明の一実施例によれば、TDD(Time Division Duplex)を支援する基地局の通信方法は、動的サブフレーム運用可否及びアップリンクに設定された動的サブフレーム候補のうち少なくとも1つを含む第1情報を端末に送信する第1送信段階と;前記動的サブフレーム候補をダウンリンクサブフレームに変更して使用するか否かを含む第2情報を前記端末に送信する第2送信段階と;前記動的サブフレーム候補をダウンリンクサブフレームに変更して使用する場合、前記動的サブフレーム候補をダウンリンクに設定し、前記端末に送信する第3送信段階とを含む。
本発明の他の実施例によれば、TDD(Time Division Duplex)を支援する端末機の通信方法は、動的サブフレーム運用可否及びアップリンクに設定された動的サブフレーム候補のうち少なくとも1つを含む第1情報を基地局から受信する第1受信段階と;前記動的サブフレーム候補をダウンリンクサブフレームに変更して使用するか否かを含む第2情報を前記基地局から受信する第2受信段階と;前記動的サブフレーム候補をダウンリンクサブフレームに変更して使用する場合、前記基地局から前記動的サブフレーム候補でダウンリンクを受信する第3受信段階と;を含むことを特徴とする。
他の実施例によれば、TDD(Time Division Duplex)を支援する基地局の通信装置は、端末機とデータを送受信できる送受信部と、動的サブフレーム運用可否及びアップリンクに設定された動的サブフレーム候補のうち少なくとも1つを含む第1情報を端末に送信し、前記動的サブフレーム候補をダウンリンクサブフレームに変更して使用するか否かを含む第2情報を前記端末に送信し、前記動的サブフレーム候補をダウンリンクサブフレームに変更して使用する場合、前記動的サブフレーム候補をダウンリンクに設定して前記端末に送信するように前記送受信部を制御する制御部とを含むことを特徴とする。
さらに他の実施例によれば、TDD(Time Division Duplex)を支援する端末機の通信装置は、基地局とデータを送受信できる送受信部と、動的サブフレーム運用可否及びアップリンクに設定された動的サブフレーム候補のうち少なくとも1つを含む第1情報を基地局から受信し、前記動的サブフレーム候補をダウンリンクサブフレームに変更して使用するか否かを含む第2情報を前記基地局から受信し、前記動的サブフレーム候補をダウンリンクサブフレームに変更して使用する場合、前記基地局から前記動的サブフレーム候補でダウンリンクを受信するように前記送受信部を制御する制御部とを含むことを特徴とする。
特定サブフレームがアップリンク時区間及びダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして選択的に運用されることによって、資源をさらに効果的で且つ柔軟に使用することができる方法及び装置が提供される。
また、TDDで変動するデータトラフィックの量によって一部のサブフレームが動的にアップリンク及びダウンリンクのうち1つとして運用されることによって、システム状態によってアップリンク用サブフレームとダウンリンク用サブフレームの比率を変更することができる方法及び装置が提供される。
また、動的サブフレームになり得る具体的な条件及び/または運用方案などを提供することによって、動的サブフレームが運用されることを識別することができる端末と識別することができない既存端末が共存する場合にも、エラーなしに動作可能な方法及び装置が提供される。
また、アップリンク用サブフレームとダウンリンク用サブフレームの比率が変更される場合、アップリンクデータまたはダウンリンクデータに対するHARQ応答及び/またはデータの伝送時点に関する情報を提供することによって、動的サブフレームが運用されるTDDで円滑にHARQが支援されることができるようにする方法及び装置が提供される。
また、動的サブフレームが運用される場合、隣接セルとスケジューリング情報または干渉関連情報を受信及び/または送信することによって、隣接セルとの干渉を最小化することができる方法及び装置が提供される。
また、多重キャリア方式で動的サブフレームが運用される場合、各キャリアで同一のインデックスのサブフレームが動的サブフレームとして運用されることによって、動的サブフレームが運用される多重キャリア間の交差スケジューリングが可能な方法及び装置が提供される。
以下、添付の図面に記載された内容を参照して本発明による実施例を詳細に説明する。但し、本発明が実施例によって制限されるかまたは限定されるものではない。各図面に提示された同一の参照符号は、同一の部材を示す。
本明細書で使用される“実施例”、 “例”、 “態様”、 “例示”などは、記述された任意の態様(aspect)または設計が他の態様または設計より良好であるか、または利点があるものと解釈すべきものではない。
また、“または”という用語は、排他的論理和“exclusive or”であるよりは、論理和“inclusive or”を意味する。すなわち、他に言及されない限りまたは文脈から明確ではない限り、“xがaまたはbを利用する”という表現は、包含的な自然順列(natural inclusive permutations)のうちいずれか1つを意味する。
また、本明細書及び請求項で使用される単数表現(“a”または“an”)は、他に言及しない限りまたは単数形態に関するものと文脈から明確ではない限り、一般的に“1つ以上”を意味するものと解釈すべきである。
また、本明細書に使用された“及び/または”という用語は、列挙された関連アイテムのうち1つ以上のアイテムの可能なすべての組合を指称し、含むものと理解すべきである。
また、“含む”及び/または“備える”という用語は、、当該特徴、段階、動作、モジュール、構成要素及び/またはコンポネントが存在することを意味するが、1つ以上の他の特徴、段階、動作、モジュール、構成要素、コンポネント及び/またはこれらのグループの存在または追加を排除しないものと理解すべきである。
また、本明細書で第1、第2などの用語が多様な構成要素を説明するために使用されることができるが、これら構成要素は、このような用語によって限定されない。このような用語は、2つ以上の構成要素間の区別のために使用されるだけであり、順序または優先順位を意味するものと解釈すべきものではない。
例示的な実施例によるトランシーバ(transceiver)は、通信システムに含まれ、信号及び/またはデータを送信及び/または受信することができる。例えば、トランシーバは、端末、基地局またはネットワークエンティティなどになることができる。前記信号及び/またはデータは、訓練シンボル(training symbol)、制御信号、制御情報、トラフィックまたはパッデングなどを含むことができる。トランシーバを含む通信システムは、データの変調・復調による特定信号形態及び/または特定プロトコルなどに限定されず、多様な信号形態及び/または多様な特定プロトコルを使用することができる。例えば、通信システムは、IEEE 802.16、WiMAXまたはLTE(Long Term Evolution)標準基盤のシステムなどを含むことができる。基地局は、端末の資源割り当てを行う主体であって、無線接続ユニット、基地局制御機、またはネットワーク上のノードのうち少なくとも1つであることができる。また、基地局は、中継器を含むことができる。端末は、セルラーフォン、スマートホン、コンピューター、または通信機能を行うことができるマルチメディアシステムなどを含むことができる。
例えば、通信システムでトランシーバは、第1トランシーバ及び/または第2トランシーバを含むことができる。第1トランシーバは、基地局であり、第2トランシーバは、端末であることができる。ダウンリンクデータ及び/またはダウンリンクデータに対してHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式が適用されることができる。
以下で、LTEシステム及び/またはLTE−A(LTE−Advanced)システムを例に取って例示的な実施例によるTDDを支援する方法及び装置を説明する。一態様によれば、TDD方式を運用するその他の無線通信システムにも例示的な実施例が適用可能である。
LTEシステムは、OFDM方式がダウンリンクに適用された代表的なシステムであり、アップリンクでは、SC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)が適用されるシステムである。また、LTE−Aシステムは、LTEシステムが多重バンドに拡張構成されるシステムを含むことができる。
LTEシステムのサブフレームは、時間軸に1msの長さと周波数軸に全体LTE伝送帯域幅(Bandwidth;BW)を有することができ、時間軸に沿って2つのスロットに区分されることができる。LTE伝送帯域幅は、多数個の資源ブロック(Resource Block;以下、“RB”という)よりなり、各RBは、資源割り当ての基本単位で使用されることができる。各RBは、周波数軸に配列された12個のトーンと時間軸に配列された14個のOFDMシンボルとで構成されることができる。サブフレームは、制御チャネルを伝送するための制御チャネル領域及び/またはデータチャネルを伝送するためのデータチャネル領域を含むことができる。また、制御チャネル領域及び/またはデータチャネル領域は、チャネル推定のための基準信号(Reference Signal;以下、RSという)が挿入されることができる。
基地局は、伝送特性を反映し、物理階層ダウンリンクデータチャネル(Physical Downlink Shared CHannel、以下、“PDSCH”という)を構成し伝送することができる。また、基地局は、物理階層ダウンリンク制御チャネル(PhysicalDownlinkControlCHannel、以下、“PDCCH”という)を介してPDSCHに適用された伝送特性を端末に伝送することができる。また、基地局は、PDCCHを介してアップリンクに対する伝送特性を端末機に伝送することができる。PDCCHを受信した端末は、基地局が命令した伝送特性を反映し、物理階層アップリンクデータチャネル(Physical Uplink Shared CHannel、以下、“PUSCH”という)を構成し伝送することができる。
HARQ方式が使用される無線通信システムで、受信機は、再伝送された信号と以前に受信した信号を結合し、受信性能を改善することができる。ここで、受信機は、トランシーバの受信機能を行うことができる少なくとも一部であって、端末または基地局であることができる。また、送信機は、トランシーバの送信機能を行うことができる少なくとも一部であって、データの伝送主体によって端末または基地局であることができる。受信機は、再伝送を考慮して以前に受信したが、復号失敗されたデータをメモリに格納することができる。
また、ACKまたはNACKのような受信機の応答信号が送信機まで伝達されるのにかかる時間の間に、送信機が他のデータを伝送することができるようにするためにHARQプロセスが定義されることができる。HARQプロセスによって、受信機は、HARQプロセス識別子(HARQ process identification、以下、“HARQ PID”という)を介して以前に受信されたどの信号と新しく受信された信号を結合するかを判断することができる。HARQプロセスで送信機が受信機にHARQ PIDを制御信号で通知するか否かによって同期式HARQ(synchronous HARQ)と非同期式HARQ(asynchronous HARQ)とに区分することができる。
同期式HARQでは、送信機が受信機にHARQ PIDを制御信号で通知しない代わりに、PDCCHが伝送されるサブフレーム(subframe)の一連番号またはインデックスを利用することができる。ここで、サブフレームは、時間軸上で資源割り当ての単位を意味することができる。
例えば、非同期式HARQでは、送信機が受信機にHARQ PIDを制御信号で通知することができる。基地局がDLのn番目のサブフレームでPDCCHを利用してUL伝送のためのスケジューリング情報を通じて資源割り当てを承認(grant)すれば、スケジューリング情報は、サブフレーム一連番号nによってHARQ PIDが決定されることができる。例えば、サブフレーム一連番号nに対応するHARQ PIDは、0であると仮定すれば、サブフレーム一連番号n+1に対応するHARQ PIDは、1であると定義されることができる。また、サブフレーム一連番号nで伝送されたUL承認(grant)のためのPDCCHは、新規データ指示子(newdata indicator、以下、“NDI”という)を含むことができる。NDIが直前NDI値から変更(toggled)されたら、当該UL grantは、新しいデータ伝送のためのPUSCHを割り当てるものであり、NDIが直前NDI値を維持したら、当該UL grantは、以前に伝送されたデータの再伝送のためのPUSCHを割り当てるものであることができる。
例えば、同期式HARQで同一の伝送ブロック(transport block、以下、“TB”という)の初期及び再伝送するタイミングは、サブフレームの一連番号によって決定されることができる。NDIが変更されたと仮定すれば、端末機は、新しいデータ伝送のためのPUSCHの初期伝送(initial transmission)をサブフレームn+4で行うことができる。端末機がサブフレームn+4で伝送したPUSCHデータを基地局が成功的に復号したか否かは、基地局がサブフレームn+8で伝送するPHICH(Physical HARQ Indicator CHannel、以下、“PHICH”という)を介して確認することができる。確認結果、PHICHがNACKが伝送された場合、端末機は、サブフレームn+12でPUSCHの再伝送を行うことができる。この際、基地局と端末機は、サブフレームn+4で初期伝送したTBは、サブフレームn+12で再伝送されるということを事前に約束しているので、別途のHARQ PIDを導入することなく、HARQ動作を正常に行うことができる。
また、同期式HARQで基地局が再伝送でPUSCHの伝送資源、変調及び符号化方式などのPUSCHの伝送特性を変更しようとする場合、これを指示するPDCCHの伝送が許容されることができる。PUSCHの伝送特性変更が許容されるHARQ方式を適応型同期式HARQ(adaptive synchronous HARQ)であると言う。適応型同期式HARQの場合、端末機の先符号化(precoding)方式などの伝送特性を指示するためにPHICHとともにPDCCHを伝送することができる。
図1は、一実施例の一態様によるTDDを運用するシステムを示す概念図である。
図1を参照して説明すれば、TDDを運用するシステム(以下、TDDシステムという)は、少なくとも1つのセルが同一の周波数バンドを使用してアップリンク及びダウンリンクのデータを伝送するシステムであることができる。TDDシステムは、同一の周波数の1個のバンドを時間軸上で多重化し、任意の時点から、ダウンリンクの伝送を行い、さらに他の任意の時点から、アップリンクの伝送を行うことができる。一態様によるTDDを支援する基地局102は、アップリンク及び/またはダウンリンクのトラフィック量をモニタリングすることができる。基地局102は、トラフィック量を考慮して動的サブフレームの運用可否を決定することができる。また、基地局102は、動的サブフレームとして運用されることができる候補(candidate)サブフレームを識別することができる。すなわち、基地局102は、動的サブフレームとして運用されることができる候補サブフレーム情報を含む構成(configuration)情報を格納部に維持し、構成情報をアクセスすることができる。また、基地局102は、あらかじめ設定された規則に従って候補サブフレームを識別することもできる。一態様による動的(flexible)サブフレームが運用されない場合、アップリンク伝送とダウンリンク伝送が基地局間に同一の時点で行われるように少なくとも互いに隣接するセルは、あらかじめ設定された時点にアップリンク及びダウンリンク伝送を行うことができる。基地局101は、相対的にセル伝送電力が大きい基地局(例えば、マクロeNodeB)であることができ、基地局102は、セル伝送電力が小さい基地局(例えば、小型eNodeB)であることができる。端末103は、基地局102からサービスを提供される端末であることができる。アップリンク伝送時点(すなわち、アップリンクサブフレーム)108で端末103は、自分が属する基地局102にアップリンク伝送を行うことができ、この際、隣接基地局101に属する端末もアップリンク伝送を行うことができる。
例えば、LTEシステムでは、動的(flexible)サブフレームが運用されない場合、7個のTDD構成を基礎にしてあらかじめ定められた送受信時間が運用されることができる。
前記表1を参照して説明すれば、TDD構成は、TDD構成(configuration)0〜TDD構成6のうち1つとして運用されることができる。サブフレーム(subframe)0〜サブフレーム9は、1つのラジオフレームを構成するサブフレームのインデックスまたは番号を示すことができる。LTEシステムでは、10msecのラジオフレーム(以下”フレーム”という)が10個の1msec長さのサブフレーム時間単位で構成されることができる。ここで、”D”は、ダウンリンクサブフレームであり、”U”は、アップリンクサブフレームであり、”S”は、特別サブフレームであることができる。特別サブフレームは、ダウンリンク部分(DwPTS)、保護区間(GP)、及び/またはアップリンク部分(UpPTS)を含むことができる。特別サブフレームに含まれたダウンリンク部分は、一般サブフレームに比べて短い時区間を有するが、一般ダウンリンクサブフレームの機能を行うことができる。システムは、特定TDD構成がセルに適用されるように制御し、当該セルに属する端末がそのTDD構成を認知することができるようにTDD構成情報を送信及び/または交換することができる。システムは、特別サブフレームを利用して基地局と端末がダウンリンク伝送動作からアップリンク伝送動作に切り替えられる時間を確保することができる。また、特別サブフレームは、ダウンリンクサブフレーム以後及びアップリンクサブフレーム以前に位置することができる。また、アップリンクサブフレームのうち少なくとも一部は、連続的に示され、ダウンリンクサブフレームのうち少なくとも一部も連続的に示されることができる。ダウンリンクとアップリンクの間の切替には、特別サブフレームの時区間が利用されることができる。
また、TDD構成によってHARQ時間関係が基地局及び/または端末にあらかじめ約束されるか、または設定されることができる。HARQ時間関係は、データ伝送に対する受信成功可否による再伝送時点の関係であることができる。HARQ時間関係は、3個の信号送信及び/または受信に関する情報を含むことができる。すなわち、HARQ時間関係は、基地局のHARQ応答(acknowledgement)及び伝送/再伝送スケジューリング情報のうち少なくとも1つに相当する端末がアップリンクデータを伝送する時点を示す情報、端末のアップリンクデータ伝送/再伝送に相当する基地局がHARQ応答を伝送する時点を示す情報、及び/または端末のHARQ応答に相当する基地局がダウンリンクデータを伝送する時点を示す情報を含むことができる。
下記表2は、表1のTDD構成によって、基地局のHARQ応答及び伝送/再伝送スケジューリング情報のうち少なくとも1つに相当する端末がアップリンクデータを伝送する時点を示す情報の一例である。
表2は、基地局のHARQ応答または再伝送スケジューリング情報に対するPUSCH伝送時点i−kを示すものであることができる。すなわち、表2で、基地局のHARQ応答(一例として、PHICH)または再伝送スケジューリング情報(一例として、PDCCH)の伝送時点がi番目のサブフレームである場合、前記i番目のサブフレームに相当する端末のデータ(一例として、PUSCH)伝送時点は、i−k番目のサブフレームであることができる。ここで、kは、表1の値であることができる。
下記表3は、表1のTDD構成によって、端末のアップリンクデータ伝送/再伝送に相当する基地局がHARQ応答を伝送する時点を示す情報の一例である。
表3は、PUSCH伝送に対する基地局のHARQ応答時点n+jを示すものであることができる。すなわち、表3で、端末のデータ(一例として、PUSCH)伝送/再伝送時点がn番目のサブフレームである場合、基地局のHARQ応答時点は、n+j番目のサブフレームであることができる。ここで、jは、表2の値であることができる。
下記表4は、表1のTDD構成によって、端末のHARQ応答に相当する基地局がダウンリンクデータを伝送する時点を示す情報の一例である。
表4は、端末のHARQ応答に対する基地局のデータ伝送時点m−{k}を示すものであることができる。表4で、端末のHARQ応答時点がmの場合、基地局のダウンリンクデータ伝送時点及び/またはダウンリンクスケジューリング情報伝送時点は、m−{k}であることができる。ここで、集合{k}は、表3の値であることができる。
図2は、一実施例の一態様によるTDDを運用するシステムを示す概念図である。
図2を参照すれば、基地局201でダウンリンクサブフレーム207として運用される時区間で、基地局201と隣接する基地局202は、ダウンリンクデータを伝送することができる。基地局202は、ダウンリンクトラフィック量が増加するにつれて、ダウンリンク資源を増加するために動的サブフレームを運用することを決定することができる。また、基地局201でアップリンクサブフレーム208として運用される時区間で、基地局202は、動的サブフレームを運用することができる。すなわち、基地局202は、基地局201のアップリンクサブフレーム208とは異なって、動的サブフレームを利用してダウンリンクデータを伝送することができる。
基地局201のアップリンクサブフレーム208では、基地局202の動的サブフレーム運用によってシステム内にアップリンク及びダウンリンクが同時に運用されるフレームに属する少なくとも一部の時区間が存在することができる。このように、一態様によるTDDシステムは、資源をさらに効率的に運用するために、アップリンク及び/またはダウンリンクのデータ量またはトラフィックを考慮して動的サブフレームを運用することができる。
以下、図5及び図6を参照して動的サブフレームについてさらに詳しく説明する。
TDDシステムが特定基地局のアップリンク及び/またはダウンリンク資源の量を変更するために当該システムに属する特定基地局と隣接する基地局を含む複数の基地局のTDD構成を一緒に変更する場合、システム全体の伝送効率が考慮されにくいことがある。一態様によるTDDを支援するシステム、基地局及び/または端末は、システムの複数のセルのTDD構成に影響を低減しながら、特定セルでアップ・ダウンリンクのデータ要求容量によって動的にTDD構成を変更する方式を支援することができる。候補(candidate)サブフレームは、動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームであって、アップリンク時区間及びダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして選択的に運用されることができる時区間であることができる。動的(flexible)サブフレーム(以下、”FlexSF”という)は、候補サブフレームのうち、ダウンリンク時区間として活性化された(activated)時区間であることができる。
図5は、一実施例の一態様によるTDDシステムの時間軸での資源運用に対する概念図である。図5で、”D”は、ダウンリンク時区間501、504、506を示し、”U”は、アップリンク時区間503を示し、”F”は、少なくとも1つのFlexSFを含む時区間505であることができる。また、ダウンリンク時区間からアップリンク時区間に切り替えられる時点で保護区間502が位置することができる。FlexSFは、次のいくつかの事項を考慮して識別されるか、決定されたものであることができる。動的サブフレームとして運用されることができる候補サブフレームは、一例として、表1のようなあらかじめ定められたTDD構成でアップリンクサブフレームとして運用されるサブフレームであることができる。すなわち、候補サブフレームは、動的サブフレームとして運用されない場合、アップリンク時区間として運用されることができる。端末は、ダウンリンクで伝送される基準信号を利用してチャネル情報を検出することができる。基準(reference)信号は、基地局からあらかじめ約束された時区間でまたは周期的に伝送される信号であることができる。特定ダウンリンクサブフレームがアップリンクサブフレームに変更されるか、または他の目的で運用される場合、端末のダウンリングクチャネル推定が難しいか、またはチャネル推定の正確度が低くなることができる。また、ダウンリンクサブフレームでアップリンク及び/またはダウンリンクスケジューリング情報、または制御情報などを伝送するシステムの場合、動的サブフレームを支援する端末ではない既存(legacy)端末は、ダウンリンクサブフレームがアップリンクサブフレームとして運用される場合、誤動作が発生するか、または遅延が発生することができる。したがって、FlexSFは、アップリンクサブフレームまたはアップリンク時区間のうち少なくとも一部の時区間で割り当てられることができる。例えば、第1フレームに属するアップリンク時区間503の少なくとも一部が第2フレームに属する動的サブフレーム505として運用されることができる。この際、基地局は、アップリンク時区間503でFlexSFとして運用可能なサブフレームを格納部に維持し、アップリンク及び/またはダウンリンクトラフィックの状態によってFlexSFを運用することができる。
また、一態様によるTDDを支援するシステム、基地局及び/または端末は、FlexSFを支援しながら、FlexSFを認知しない既存の端末の性能が劣化するか、または誤動作が発生しないようにする方案を提供することができる。
FlexSF 505は、第1フレームでアップリンクとして運用された時区間が第1フレーム以後に第2フレームでダウンリンク時区間として運用される時区間であることができる。もし、アップリンク時区間503の開始から中間時点の間にFlexSFが位置する場合、追加にアップリンク及びダウンリンク間の保護区間が必要なことがある。したがって、保護区間が追加されないように、FlexSF 505は、FlexSF 505の終了時点がアップリンク時区間503の終了時点と一致する位置、すなわちダウンリンク時区間506のすぐ以前のアップリンク領域に割り当てられることができる。例えば、FlexSF 505がn−番目のサブフレームの場合、n+1番目のサブフレームは、ダウンリンクサブフレームであることができる。
図6は、一実施例の一態様によるTDDシステムの時間軸での資源運用に対する概念図である。
フレーム601は、FlexSFが運用されない場合、一例として表1のTDD構成3を示すものである。例えば、前述したように、フレーム601でアップリンク時区間のうち、ダウンリンク時区間と隣接するサブフレームインデックス4が候補サブフレームであることができ、フレーム602に属するFlexSF 609は、インデックスが4のサブフレームであることができる。また、複数個のFlexSFを含むフレーム603及びフレーム604で、複数個のFlex SFは、特別サブフレームSとダウンリンクサブフレームDとの間に時間軸上で連続的に隣接するサブフレームであることができる。例えば、サブフレーム610がFlexSFの場合、サブフレーム610以後にサブフレーム610と隣接するアップリンクサブフレーム611は、FlexSFであることができる。具現によって、基地局が端末にサブフレーム610がFlexSFであることを通知するか、または端末がサブフレーム610がFlexSFであることを識別することができる場合、別途の情報及び/またはシグナリングなしにサブフレーム611がFlexSFとして運用されることが分かる。このように、フレームで動的サブフレームが特別サブフレームとn+1番目のサブフレーム−ここで、n+1番目のサブフレームは、前記特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンク時区間である−との間にn番目のサブフレームを含んで整数(integer)であるp個が存在する場合、p個の動的サブフレームは、n−p+1番目のサブフレームからn番目までの時間軸上で隣接するサブフレームであることができる。
また、フレーム605のように、フレームが時間軸で離隔された少なくとも2個のアップリンク時区間を含む場合、フレーム606、フレーム607またはフレーム608でそれぞれのアップリンク時区間は、少なくとも1つのFlexSFを含くんでもよく、または含まなくてもよい。例えば、フレーム608で2つの連続的に隣接するFlexSFは、2回配列されることができる。すなわち、フレームに2つの特別サブフレームが存在する場合、2つの連続的なFlexSFが存在することができる。
図3は、一実施例の一態様によるTDDを支援する基地局の例示図である。
図3の基地局は、制御部301及び/または送受信部312を含むことができる。ここで、送受信部312は、送信部(図示せず)及び/または受信部(図示せず)を含むことができる。
送信部及び/または受信部は、送受信部312のように1つのハードウェアモジュールとして具現されることができる。また、送信部及び/または受信部は、機能上、それぞれ区分されるハードウェアモジュール、ソフトウェアモジュールまたはハードウェアとソフトウェアの結合形態であってもよいい。送受信部312は、RF回路及び/またはアンテナを含むことができる。
また、基地局は、ダウンリンクスケジューリング情報生成部303、PUCCHデコーダー306、PUSCHデコーダー、時分割多重化器/逆多重化器(Time Division Multiplexer/Demultiplexer、以下、“TDM”という)311、X2メッセージエンコーダー309及び/またはX2メッセージデコーダー310をさらに含むことができる。
送受信部312に含まれた受信部は、第1フレームのn番目(n−th)のサブフレームで端末から伝送されたアップリンクデータを受信することができる。ここで、nは、整数(integer)である。送受信部312に含まれた送信部は、第1フレーム以後に第2フレームのn番目のサブフレームで端末にダウンリンクデータを伝送することができる。制御部301は、n番目のサブフレーム及び/または動的(flexible)サブフレームを識別することができる。ここで、前記n番目のサブフレームは、アップリンク時区間及びダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして選択的に運用されることができる時区間であることができる。すなわち、前記n番目のサブフレームは、FlexSFとして運用されることができる候補サブフレームであることができる。第1フレームのn番目のサブフレームは、アップリンク時区間であり、第2フレームのn番目のサブフレームは、選択的に運用されることができる時区間(すなわち、候補サブフレーム)のうちダウンリンク時区間として活性化された(activated)時区間を示す動的サブフレームであることができる。すなわち、前記n番目のサブフレームは、動的サブフレームとして運用されない場合、アップリンク時区間として運用されることができる。
また、前記n番目のサブフレームと隣接するn+1番目((n+1)−th)のサブフレームは、ダウンリンク時区間であることができる。第1フレームは、特別サブフレームを含むことができる。
前記n+1番目のサブフレームは、特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンク時区間であることができる。また、第2フレームで動的サブフレームが特別サブフレームとn+1番目のサブフレームとの間にn番目のサブフレームを含んで整数(integer)であるp個が存在する場合、p個の動的サブフレームは、n−p+1番目のサブフレームからn番目までの時間軸上で隣接するサブフレームであることができる。例えば、nは、図6のフレーム603で動的サブフレーム610、611が少なくとも1つ運用される場合、連続的に隣接する動的サブフレームのうち時間軸で最も遅いサブフレーム611に対するインデックスを示すことができる。
また、基地局は、メモリ320をさらに含むことができる。メモリ320は、アップリンク時区間で端末から伝送されたアップリンクデータに対するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)が支援される場合、動的サブフレームの配列(arrangement)に対する構成情報(configuration information)に基づいて端末のアップリンクデータ伝送に相当するHARQ応答を伝送する時点を示す情報を維持することができる。また、メモリ320は、ダウンリンク時区間で端末に伝送するダウンリンクデータに対するHARQが支援される場合、動的サブフレームの配列に対する構成情報に基づいて端末のHARQ応答に相当するダウンリンクデータの伝送時点を示す情報を維持することができる。制御部301は、端末のアップリンクデータ伝送に相当するHARQ応答を伝送する時点、及び/または端末のHARQ応答に相当するダウンリンクデータの伝送時点に関する情報をメモリ320からアクセスすることができる。制御部301は、メモリ320からアクセスした情報を利用してPUSCHデコーダー307から受信したアップリンクデータに相当するHARQ応答を伝送する時点及び/またはダウンリンクデータの伝送時点を制御することができる。すなわち、制御部301は、メモリ320からアクセスした情報によってHARQ応答(一例として、PHICH)が伝送されるようにPHICHエンコーダー304、TDM 311及び/または送受信部312に含まれた送信部を制御することができる。また、制御部301は、メモリ320からアクセスした情報によってダウンリンクデータ(一例として、PDSCH)が伝送されるようにPDSCHエンコーダー305、TDM311及び/または送受信部312に含まれた送信部を制御することができる。
ここで、TDM 311は、PHICHエンコーダー304、PDCCHエンコーダー308及び/またはPDSCHエンコーダー305などを用いて生成されたデータまたは信号を時分割多重化することができる。また、TDM 311は、送受信部312から受信されたPUCCH(Physical Uplink Control CHannel)及び/またはPUSCHを逆多重化することができる。ここで、PUCCHは、一例として、端末のHARQ応答を含むことができる。
また、送受信部312に含まれた送信部は、動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を端末に伝送することができる。制御部301は、第2フレームのn番目のサブフレームが動的サブフレームとして活性化されるように、第2フレームのn番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送が排除されるように制御することができる。この際、制御部301は、アップリンクスケジューリング情報生成部302、TDM 311及び/またはPDCCHエンコーダー308を制御することもできる。また、前記n番目のサブフレームを含んで動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報は、基地局及び端末であらかじめ約束されたものであることができる。
また、制御部301は、第2フレーム以後に第3フレームの前記n番目のサブフレームが動的サブフレームから解除され(being released from)、アップリンク時区間になるように、第3フレームの前記n番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が伝送されるように制御することができる。すなわち、動的サブフレームとして運用されるサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が伝送される場合、動的サブフレームから解除され、アップリンク時区間になることができる。
また、制御部301は、n−p+1番目のサブフレームから前記n番目のサブフレームまでの時間軸上で連続的に隣接するp個のサブフレームそれぞれが動的サブフレームとして活性化されるように、第2フレームのn−p+1番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送が排除されるように制御することができる。
送信部は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングを利用して動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報を端末に伝送することができる。制御部301は、第2フレームのn番目のサブフレームが動的サブフレームとして活性化されるように、第2フレームのn番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送が排除されるように制御することができる。また、制御部は、第2フレーム以後に第3フレームのn番目のサブフレームが動的サブフレームから解除され(being released from)、アップリンク時区間になるように、第3フレームのn番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が伝送されるように制御することができる。また、制御部301は、第2フレーム以後に第3フレームのn番目のサブフレームがアップリンク時区間になるように、RRCシグナリングを利用して動的サブフレームを解除することもできる。
他の態様によって、第1フレームのn−1番目のサブフレームが前記n番目のサブフレームと隣接する特別サブフレーム−特別サブフレームは、時間軸上で一部のダウンリンク時区間、保護時区間及び一部のアップリンク時区間を含む−であることができる。この際、第1フレームのn−1番目のサブフレームとn−1番目のサブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームとの間に整数(integer)であるq個のアップリンクサブフレームが存在する場合、第2フレームのn−1番目のサブフレームからn+q−1番目のサブフレームまでの隣接するq+1個のサブフレームが動的サブフレームとして運用されることができる。ここで、第2フレームのn−1番目のサブフレームは、ダウンリンク帯域(frequency region)の少なくとも一部の帯域及びn−1番目のサブフレームの全体時区間を占有し、端末にダウンリンクデータを伝送可能な時区間であることができる。例えば、図17のフレーム1701で、nは、動的サブフレーム(インデックス6、7、8のサブフレーム)が少なくとも1つ運用される場合、連続的に隣接する動的サブフレームのうち時間軸で最も早いアップリンクサブフレーム(インデックス7のサブフレーム)に対するインデックスを示すことができる。
制御部301は、スケジューラ(図示せず)をさらに含むことができる。制御部301に含まれたスケジューラは、アップリンク及び/またはダウンリンクスケジューリング情報をアップリンクスケジューリング情報生成部302及び/またはダウンリンクスケジューリング情報生成部303に伝送することができる。制御部301は、伝送を中止するアップリンク及び/またはダウンリンクサブフレームに関する情報を含むブランキングマスク(blanking mask)信号が図3の基地局と隣接する基地局に伝送されるようにX2メッセージエンコーダー309を制御することができる。また、制御部301は、隣接する基地局からブランキングマスク信号が受信されるようにX2メッセージデコーダー310を制御することができる。X2メッセージは、基地局間に送受信されるメッセージを示し、X2インターフェースを介してブランキングマスク信号を含むX2メッセージが送受信されることができる。制御部301は、運用可能な動的サブフレームのうち伝送を中止するアップリンク(またはダウンリンク)サブフレームに属するサブフレームを動的サブフレームとして決定することができる。
また、制御部301は、図3の基地局と隣接する基地局で干渉を受ける周波数帯域情報を示すオーバーロード指示子(overload indicator)が隣接する基地局から受信されるように制御し、隣接する基地局で干渉を与えることができる周波数帯域情報を示す干渉指示子(interference indicator)が隣接する基地局から受信されるように制御することができる。この際、制御部301は、オーバーロード指示子及び干渉指示子のうち少なくとも1つに基づいて動的サブフレームとして運用される時区間で相対的に干渉が多い周波数帯域より干渉が少ない周波数帯域に優先的にダウンリンクデータをスケジューリングすることができる。また、オーバーロード指示子及び/または干渉指示子は、X2メッセージエンコーダー309及び/またはX2メッセージデコーダー310を用いて送受信されることができる。
図4は、一実施例の一態様によるTDDを支援する端末の例示図である。
図4の端末は、制御部401及び/または送受信部412を含むことができる。ここで、送受信部412は、送信部(図示せず)及び/または受信部(図示せず)を含むことができる。送信部及び/または受信部は、送受信部412のように1つのハードウェアモジュールとして具現されることができる。また、送信部及び/または受信部は、機能的にそれぞれ区分されるハードウェアモジュール、ソフトウェアモジュールまたはハードウェアとソフトウェアの結合形態であってもよい。送受信部412は、RF回路及び/またはアンテナを含むことができる。
また、端末は、PHICHデコーダー404、PDCCHデコーダー408、PDSCHデコーダー405、PUCCHエンコーダー406、PUSCHエンコーダー407及び/またはTDM411をさらに含むことができる。
送受信部412に含まれた送信部は、第1フレームのn番目(n−th)のサブフレームで基地局にアップリンクデータを伝送することができる。ここで、nは、整数(integer)である。送受信部412に含まれた受信部は、第1フレーム以後に第2フレームのn番目のサブフレームで基地局から伝送されたダウンリンクデータを受信することができる。制御部401は、n番目のサブフレーム及び/または動的(flexible)サブフレームを識別することができる。ここで、前記n番目のサブフレームは、アップリンク時区間及びダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして選択的に運用されることができる時区間であることができる。すなわち、前記n番目のサブフレームは、FlexSFとして運用されることができる候補サブフレームであることができる。第1フレームのn番目のサブフレームは、アップリンク時区間であり、第2フレームのn番目のサブフレームは、選択的に運用されることができる時区間(すなわち、候補サブフレーム)のうちダウンリンク時区間として活性化された(activated)時区間を示す動的サブフレームであることができる。すなわち、前記n番目のサブフレームは、動的サブフレームとして運用されない場合、アップリンク時区間として運用されることができる。
また、前記n番目のサブフレームと隣接するn+1番目((n+1)−th)サブフレームは、ダウンリンク時区間であることができる。第1フレームは、特別サブフレームを含むことができる。前記n+1番目のサブフレームは、特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンク時区間であることができる。また、第2フレームで動的サブフレームが特別サブフレームとn+1番目のサブフレームとの間にn番目のサブフレームを含んで整数(integer)であるp個が存在する場合、p個の動的サブフレームは、n−p+1番目のサブフレームからn番目までの時間軸上で隣接するサブフレームであることができる。
また、端末は、メモリ420をさらに含むことができる。メモリ420は、アップリンク時区間で基地局に伝送されるアップリンクデータに対するHARQが支援される場合、前記動的サブフレームの配列に対する構成情報に基づいて基地局のHARQ応答及び再伝送スケジューリング情報のうち少なくとも1つに相当するアップリンクデータを伝送する時点を示す情報を維持することができる。制御部401は、基地局のHARQ応答及び再伝送スケジューリング情報のうち少なくとも1つに相当するアップリンクデータを伝送する時点に関する情報をメモリ420からアクセスすることができる。制御部401は、メモリ420からアクセスした情報を利用してPHICHデコーダー404から受信した基地局のHARQ応答及び/またはPDCCHデコーダー408から受信した再伝送(または伝送)スケジューリング情報に相当するアップリンクデータ(一例として、PUSCH)を伝送する時点を制御することができる。すなわち、制御部401は、メモリ420からアクセスした情報によってPUSCHが伝送されるようにPUSCHエンコーダー407、TDM 411及び/または送受信部412に含まれた送信部を制御することができる。PUCCHエンコーダー407は、基地局のダウンリンクデータに相当するHARQ応答を含むPUCCHをエンコードすることができる。
また、送受信部412に含まれた送信部は、動的サブフレームが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を基地局から受信することができる。制御部401は、第2フレームのn番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が基地局から受信されない場合、第2フレームのn番目のサブフレームで基地局から伝送されたダウンリンクデータが受信されるように制御することができる。また、前記n番目のサブフレームを含んで動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報は、基地局及び端末であらかじめ約束されたものであることができる。
また、送受信部412に含まれた受信部は、第2フレーム以後に第3フレームのn番目のサブフレーム−ここで、第2フレームでn番目のサブフレームが動的サブフレームとして運用される−に対するアップリンクスケジューリング情報を受信することができる。この際、制御部401は、アップリンクスケジューリング情報の受信によって、動的サブフレームから解除され、アップリンクサブフレームとして運用されることを認知することができる。制御部401は、動的サブフレームから解除された第3フレームのn番目のサブフレームで、アップリンクスケジューリング情報に相当するアップリンクデータが基地局に伝送されるように制御することができる。
また、制御部401は、第2フレームのn−p+1番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が基地局から受信されない場合、n−p+1番目のサブフレームからn番目のサブフレームまでの時間軸上で連続的に隣接するp個のサブフレームそれぞれが動的サブフレームとして活性化されることを認知することができる。
受信部は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングを利用して動的サブフレームとして運用されることができるサブフレームの配列に対する構成情報を基地局から受信することができる。制御部401は、第2フレームのn番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が基地局から受信されない場合、第2フレームのn番目のサブフレームで基地局からダウンリンクデータが受信されるように制御することができる。また、制御部は、第2フレーム以後に第3フレームのn番目のサブフレームがアップリンク時区間になるように、動的サブフレームから解除され(being released from)、アップリンク時区間になるように、第3フレームのn番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が伝送されるように制御することができる。また、RRCシグナリングを通じて動的サブフレームの解除に関する情報を受信した場合、制御部401は、第2フレーム以後に第3フレームのn番目のサブフレームがアップリンク時区間になるように動的サブフレームを解除することもできる。
他の態様によって、第1フレームのn−1番目のサブフレームが前記n番目のサブフレームと隣接する特別サブフレーム−特別サブフレームは、時間軸上で一部のダウンリンク時区間、保護時区間及び一部のアップリンク時区間を含む−であることができる。この際、第1フレームのn−1番目のサブフレームとn−1番目のサブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームとの間に整数(integer)であるq個のアップリンクサブフレームが存在する場合、第2フレームのn−1番目のサブフレームからn+q−1番目のサブフレームまでの隣接するq+1個のサブフレームが動的サブフレームとして運用されることができる。ここで、第2フレームのn−1番目のサブフレームは、ダウンリンク帯域(frequency region)の少なくとも一部の帯域及びn−1番目のサブフレームの全体時区間を占有し、端末にダウンリンクデータを伝送可能な時区間であることができる。
以下、図7〜図9を参照して一実施例の一態様による動的サブフレームの運用について説明する。FlexSFを運用する方式は、アップリンクデータ伝送のためのアップリンク資源割り当て情報(またはアップリンクに対する伝送/再伝送スケジューリング情報)(以下、“UL grant”という)の伝送を利用した動的サブフレームの運用、RRCシグナリング及びUL grantを利用した動的サブフレームの運用またはRRCシグナリングを利用した動的サブフレーム運用などを含むことができる。
図7は、UL grantを利用した動的サブフレームの運用を示す例示図である。フレーム701は、FlexSFが運用されない場合、TDD構成3を有する2個のフレームでアップリンク関連スケジューリング情報及びデータの送受信関係を示す。基地局及び端末は、FlexSFが運用されない場合、フレーム701に示された送受信関係を利用してPDCCHまたはPUSCHなどを送受信することができる。また、一態様によるFlexSFを支援しない既存の端末は、FlexSFが運用される場合にも、フレーム701として運用されるものと認識するか、またはFlexSFの運用可否を知らないことがある。一態様によるFlexSFを支援する新しい端末(一例として、3GPP Release(Rel.)11端末)は、どのアップリンクサブフレームがFlexSFとして運用される可能性があるかをあらかじめ把握することができる。すなわち、端末及び基地局は、動的サブフレームとして運用されることができる候補サブフレームの配列に対するグソングルルシステム規格によってあらかじめ約束し、メモリに維持することができる。
基地局は、システム情報702を利用して当該セルにFlexSFが運用されることができることに関する情報を端末に伝送することができる。既存の端末(一例として、3GPP Release(Rel.)10以前の端末)は、システム情報702に含まれたFlexSFが運用されることができることを示す情報をデコーディングすることができないか、または認知することができない。新しい端末は、FlexSFが運用されることができることを示す情報を認知し、FlexSFがイネーブル(enable)されているか否かを判断するために、候補サブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が伝送されるか否かをモニタリングすることができる。すなわち、基地局は、少なくとも1つの候補サブフレームのうち特定サブフレームがFlexSFとして運用されることに関する情報を端末に伝送するために、特定サブフレームに対するUL grantの伝送可否を利用することができる。アップリンク伝送(一例として、PUSCH)703は、ダウンリンクでUL grant(一例として、PDCCH)704の伝送可否によって決定されることができるので、基地局は、サブフレーム705をFlexSFとして運用するためにサブフレーム705に対するアップリンク伝送を活性化可能なダウンリンクサブフレーム706でUL grantの伝送を排除することができる。新しい端末は、FlexSFとして運用されることができる候補サブフレームに対するUL grantが伝送されるサブフレーム706でUL grantが受信されない場合、サブフレーム705がFlexSFとして活性化されることを認知し、サブフレーム705でダウンリンク受信モードで動作し、基地局で伝送されるデータを受信することができる。既存の端末は、サブフレーム706でUL grantがないので、サブフレーム705をアップリンクとして認知してもデータを伝送せず、基地局は、サブフレーム705でダウンリンクデータを伝送することができる。また、フレーム707のように、フレーム内に連続的に隣接するFlexSFを運用可能な候補サブフレームが存在し、サブフレーム708でUL grantがない場合、サブフレーム710がFlexSFとして運用され、サブフレーム709でUL grantの存在有無と関係なく、サブフレーム710と一緒にサブフレーム711もFlexSFとして活性化(activated)されることができる。
また、基地局は、動的サブフレームを不活性化するために、当該サブフレームに対する端末にUL grantを伝送することができる。例えば、フレーム712で先立ったフレームのサブフレーム#0でUL grantを伝送することによって、サブフレーム#4でFlexSFが不活性化され、端末がPUSCHを伝送することができる。
また、新しい端末は、アップリンクでPRACH(Physical Random Access CHannel)またはSRS(Sounding Reference Signal)のように定期的に伝送しなければならない信号がある場合、ダウンリンクサブフレーム713でUL grantが存在しない場合にも、サブフレーム714をFlexSFとして使用せず、FlexSFを不活性化し、PRACHまたはSRSなどのアップリンクチャネル伝送に使用することができる。このように、UL grantを利用した動的サブフレーム運用は、付加的な情報なしに基地局のUL grant存在有無によって端末がFlexSFの活性化/不活性化可否を識別することができ、データトラフィック変化に迅速に対応することができる方案を提供することができる。
図8は、RRCシグナリング及びUL grantを利用した動的サブフレームの運用を示す例示図である。基地局は、RRCシグナリング801を利用してFlexSFを運用可能な候補サブフレームの構成情報及び/またはFlexSFが運用されることができることを示す情報を端末に伝送することができる。また、基地局は、UL grantを利用して候補サブフレームをFlexSFとして活性化することができる。図7で、FlexSFが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を利用する方式の場合、FlexSFとして運用されることができる候補サブフレームに対する構成情報が基地局と端末との間にあらかじめ約束されているが、図8のRRCシグナリング及びUL grantを利用する方式の場合、基地局がRRCシグナリング801を通じて候補サブフレームに関する情報を端末に伝送することによって、候補サブフレームに対する構成情報を変更することができる。
また、図7で、特定時点にPRACHまたはSRSの伝送が割り当てられる場合、PRACHまたはSRSの伝送が割り当てられたサブフレームは、FlexSFとして運用されることができないが、図8で、セルまたは基地局は、RRCシグナリング801を利用してサブフレームに関する情報を調整することによって、PRACHまたはSRSのアップリンク伝送とFlexSF運用の衝突を回避することができる。RRCシグナリング801を伝送した後、候補サブフレームに対してFlexSFとして活性化するか否かは、UL grantによる識別可能である。UL grantによる動作は、前述したので、説明を省略する。
図9は、RRCシグナリングを利用した動的サブフレームの運用を示す例示図である。図9で、RRCシグナリング901を利用する方式は、セルまたは基地局が新しい端末にRRCシグナリング901を利用して運用されるFlexSFの構成情報を伝送することができる。FlexSFの構成情報が受信された端末は、当該サブフレームに対するUL grantの存在有無902と関係なく、FlexSFの構成情報に相当するサブフレームをダウンリンク時区間903として使用することができる。FlexSFの運用を中断する場合、基地局は、RRCシグナリング904を利用して端末が当該サブフレームをFlexSFから解除するように制御することができる。UL grantの受信可否と関係なくRRCシグナリングを利用する方式の場合、RRCシグナリングを利用するので、UL grant受信エラーによる問題を防止することができる。
以下、図10〜図17を参照して一実施例の一態様によるHARQ時間関係について説明する。すなわち、FlexSFの運用によって基地局及び/または端末で識別しなければならないHARQ関連データ及び/または信号の送受信時間関係に関する情報が提供される。HARQ時間関係は、FlexSFの運用による基地局のHARQ応答または再伝送スケジューリング情報に対するPUSCH伝送時点、PUSCH伝送に対する基地局のHARQ応答時点及び/または端末のHARQ応答に対する基地局のデータ伝送時点を含むことができる。FlexSFを支援する基地局及び/または端末は、HARQ時間関係に関する情報をメモリに維持し、TDD構成及び/またはFlexSFの運用可否によってメモリをアクセスし、HARQ関連データ及び/または信号の送受信時間を制御するか、または識別することができる。また、FlexSFを支援する基地局及び/または端末は、HARQ時間関係に関する情報を関数または数式などを利用して算出することもできる。
図10〜図14は、サブフレーム単位で動的サブフレームが運用可能なTDD構成のHARQ時間関係を示す例示図である。
図10は、TDD構成(configuration)3でサブフレーム単位で動的サブフレームが運用可能なHARQ時間関係を示す例示図である。フレーム1001は、FlexSFが運用されない場合、基地局及び/または端末(新しい端末または既存端末)で識別される情報であって、またはFlexSFが運用される場合FlexSFを支援しない端末で識別される情報とし、HARQ時間関係を示すものであることができる。フレーム1002は、FlexSFを支援する基地局及び/または新しい端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。1つのアップリンクサブフレームがFlexSFとして運用されれば、既存の端末には、当該アップリンクサブフレームにUL grantが伝送されないので、アップリンクHARQプロセスは、使用しなくてもよい。これにより、フレーム1001のように4番目のサブフレームがFlexSFとして運用されても、既存の端末は、アップリンク伝送をしないので、FlexSFの運用有無と関係なく、エラーなしに動作可能である。フレーム1002で新しい端末は、アップリンクサブフレームで既存の端末と同一に動作するが、FlexSFが運用され、ダウンリンク伝送可能なサブフレームが増加した場合ダウンリンクに対する伝送及び/またはHARQ時間関係は、フレーム1002に示されたように変更されることができる。HARQ時間関係は、下記表5、表6及び/または表7を含むことができる。
表5は、基地局のHARQ応答または再伝送スケジューリング情報に対するPUSCH伝送時点i−kを示すものであることができる。表5で、基地局のHARQ応答(一例として、PHICH)または再伝送スケジューリング情報(一例として、PDCCH)の伝送時点がi番目のサブフレームである場合、前記i番目のサブフレームに相当する端末のデータ(一例として、PUSCH)伝送時点は、i−k番目のサブフレームであることができる。ここで、kは、表5の値であることができる。TDD構成の3−1FlexSFは、TDD構成3のフレーム内の1個のFlexSFが運用されることを示し、3−2FlexSFは、TDD構成3のフレーム内の2個のFlexSFが運用されることを示し、3−3FlesSFは、TDD構成3のフレーム内の3個のFlexSFが運用されることを示すことができる。NAは、FlexSFの運用によって当該値が使用されないことを意味することができる。
表6は、PUSCH伝送に対する基地局のHARQ応答時点n+jを示すものであることができる。表6で、端末のデータ(一例として、PUSCH)の伝送/再伝送時点がn番目のサブフレームである場合、基地局のHARQ応答時点は、n+j番目のサブフレームであることができる。ここで、jは、表6の値であることができる。また、表6で、”F”は、TDD構成3でアップリンクサブフレームとして運用されたサブフレームインデックスであって、当該サブフレームがFlexSFとして運用されることによってPUSCHが伝送されないことを示すことができる。
表7は、端末のHARQ応答に対する基地局のデータ伝送時点m−{k}であることができる。表7で、端末のHARQ応答時点がmである場合、基地局のダウンリンクデータ伝送時点及び/またはダウンリンクスケジューリング情報伝送時点は、m−{k}であることができる。ここで、集合{k}は、表7の値であることができる。
図11は、TDD構成4でサブフレーム単位で動的サブフレームが運用可能なHARQ時間関係を示す例示図である。フレーム1101は、FlexSFが運用されない場合、基地局及び/または端末(新しい端末または既存の端末)で識別されるか、またはFlexSFが運用される場合、FlexSFを支援しない端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。フレーム1102は、FlexSFを支援する基地局及び/または新しい端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。TDD構成4でFlexSFとして運用可能な候補サブフレームの個数が2個であることができる。サブフレーム1102でインデックス3のサブフレームがFlexSFとして運用される場合、ダウンリンクに対する伝送及び/またはHARQ時間関係は、フレーム1101のTDD構成4とは異なって、フレーム1102に示されたように決定されることができる。HARQ時間関係は、下記の表8、表9及び/または表10を含むことができる。
表8は、基地局のHARQ応答または再伝送スケジューリング情報に対するPUSCH伝送時点i−kを示すものであることができる。表8で、基地局のHARQ応答(一例として、PHICH)または再伝送スケジューリング情報(一例として、PDCCH)の伝送時点がi番目のサブフレームである場合、前記i番目のサブフレームに相当する端末のデータ(一例として、PUSCH)伝送時点は、i−k番目のサブフレームであることができる。ここで、kは、表8の値であることができる。TDD構成の4−1FlexSFは、TDD構成4のフレーム内の1個のFlexSFが運用されることを示し、4−2FlexSFは、TDD構成4のフレーム内の2個のFlexSFが運用されることを示すことができる。NAは、FlexSFの運用によって当該値が使用されないことを意味することができる。
表9は、PUSCH伝送に対する基地局のHARQ応答時点n+jを示すものであることができる。表9で、端末のデータ(一例として、PUSCH)の伝送/再伝送時点がn番目のサブフレームである場合、基地局のHARQ応答時点は、n+j番目のサブフレームであることができる。ここで、jは、表9の値であることができる。また、表9で、”F”は、PUSCHが伝送されないサブフレームを示すことができる。
表10は、端末のHARQ応答に対する基地局のデータ伝送時点m−{k}を示すものであることができる。表10で、端末のHARQ応答時点がmである場合、基地局のダウンリンクデータ伝送時点及び/またはダウンリンクスケジューリング情報伝送時点は、m−{k}であることができる。ここで、集合{k}は、表10の値であることができる。
図12は、TDD構成5でサブフレーム単位で動的サブフレームが運用可能なHARQ時間関係を示す例示図である。フレーム1201は、FlexSFが運用されない場合、基地局及び/または端末で識別されるか、またはFlexSFが運用される場合、FlexSFを支援しない端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。フレーム1202は、FlexSFを支援する基地局及び/または新しい端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。TDD構成5でFlexSFとして運用可能な候補サブフレームの個数が1個であることができる。サブフレーム1202でインデックス3のサブフレームがFlexSFとして運用される場合、FlexSFの運用による追加されたダウンリンク伝送時区間に対するHARQ伝送時点に対する決定が追加されることができ、新しいHARQ時間関係は、フレーム1102に示された通りである。TDD構成5で1つのアップリンク時区間がFlexSFとして運用される場合、アップリンクサブフレームなしに動的サブフレームに継続的に維持されるものではなく、アップリンクサブフレームに動的に変更されることができる。HARQ時間関係は、下記表11、表12及び/または表13を含むことができる。
表11は、基地局のHARQ応答または再伝送スケジューリング情報に対するPUSCH伝送時点i−kを示すものであることができる。表11で、基地局のHARQ応答(一例として、PHICH)または再伝送スケジューリング情報(一例として、PDCCH)の伝送時点がi番目のサブフレームの場合、前記i番目のサブフレームに相当する端末のデータ(一例として、PUSCH)伝 送時点は、i−k番目のサブフレームであることができる。ここで、kは、表11の値であることができる。TDD構成の5−1FlexSFは、TDD構成5のフレーム内の1個のFlexSFが運用されることを示すことができる。NAは、FlexSFの運用によって当該値が使用されないことを意味することができる。
表12は、PUSCH伝送に対する基地局のHARQ応答時点n+jを示すものであることができる。表12で、端末のデータ(一例として、PUSCH)の伝送/再伝送時点がn番目のサブフレームである場合、基地局のHARQ応答時点は、n+j番目のサブフレームであることができる。ここで、jは、表12の値であることができる。また、表12で、”F”は、PUSCHが伝送されないサブフレームを示すことができる。
表13は、端末のHARQ応答に対する基地局のデータ伝送時点m−{k}を示すものであることができる。表13で、端末のHARQ応答時点がmである場合、基地局のダウンリンクデータ伝送時点及び/またはダウンリンクスケジューリング情報伝送時点は、m−{k}であることができる。ここで、集合{k}は、表13の値であることができる。
図13は、TDD構成2でサブフレーム単位で動的サブフレームが運用可能なHARQ時間関係を示す例示図である。フレーム1301は、FlexSFが運用されない場合、基地局及び/または端末で識別されるか、またはFlexSFが運用される場合、FlexSFを支援しない端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。フレーム1302は、FlexSFを支援する基地局及び/または新しい端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。TDD構成2は、1つのラジオフレーム(またはフレーム)に2つの連続しないアップリンクサブフレームを含むことができる。
FlexSFが運用される場合、最大2個のFlexSFが運用されることができ、時間軸で連続的に隣接するFlexSFは、運用されなくてもよい。フレーム1302は、1個のFlexSFが運用される場合、HARQ時間関係を示すものであることができる。HARQ時間関係は、下記表14、表15及び/または表16を含むことができる。
表14は、基地局のHARQ応答または再伝送スケジューリング情報に対するPUSCH伝送時点i−kを示すものであることができる。表14で、基地局のHARQ応答(一例として、PHICH)または再伝送スケジューリング情報(一例として、PDCCH)の伝送時点がi番目のサブフレームである場合、前記i番目のサブフレームに相当する端末のデータ(一例として、PUSCH)伝送時点は、i−k番目のサブフレームであることができる。ここで、kは、表14の値であることができる。TDD構成の2−1lefthalfは、TDD構成2のフレーム内の前半部に位置する1個のFlexSF(すなわち、サブフレームインデックス2)が運用されることを示し、2−1righthalfは、TDD構成2のフレーム内の後半部に位置する1個のFlexSF(すなわち、サブフレームインデックス7)が運用されることを示すことができる。NAは、FlexSFの運用によって当該値が使用されないことを意味することができる。
表15は、PUSCH伝送に対する基地局のHARQ応答時点n+jを示すものであることができる。表15で、端末のデータ(一例として、PUSCH)の伝送/再伝送時点がn番目のサブフレームである場合、基地局のHARQ応答時点は、n+j番目のサブフレームであることができる。ここで、jは、表15の値であることができる。表15の”F”は、PUSCHが伝送されないサブフレームを示すことができる。
表16は、端末のHARQ応答に対する基地局のデータ伝送時点m−{k}を示すものであることができる。表16で、端末のHARQ応答時点がmである場合、基地局のダウンリンクデータ伝送時点及び/またはダウンリンクスケジューリング情報伝送時点は、m−{k}であることができる。ここで、集合{k}は、表16の値であることができる。
図14は、TDD構成1でサブフレーム単位で動的サブフレームの運用が可能なHARQ時間関係を示す例示図である。フレーム1401は、FlexSFが運用されない場合、基地局及び/または端末で識別されるか、またはFlexSFが運用される場合、FlexSFを支援しない端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。フレーム1402は、FlexSFを支援する基地局及び/または新しい端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。フレーム1402に示されたように、TDD構成1で2個のサブフレームがFlexSFとして運用されることができる。HARQ時間関係は、表17、表18及び/または表19を含むことができる。
表17は、基地局のHARQ応答または再伝送スケジューリング情報に対するPUSCH伝送時点i−kを示すものであることができる。表17で、基地局のHARQ応答(一例として、PHICH)または再伝送スケジューリング情報(一例として、PDCCH)の伝送時点がi番目のサブフレームである場合、前記i番目のサブフレームに相当する端末のデータ(一例として、PUSCH)伝送時点は、i−k番目のサブフレームであることができる。ここで、kは、表17の値であることができる。TDD構成の1−2FlexSFは、TDD構成1のフレーム内の2個のFlexSF(すなわち、サブフレームインデックス3及びインデックス8)が運用されることを示すことができる。NAは、FlexSFの運用によって当該値が使用されないことを意味することができる。
表18は、PUSCH伝送に対する基地局のHARQ応答時点n+jを示すものであることができる。表18で、端末のデータ(一例として、PUSCH)の伝送/再伝送時点がn番目のサブフレームである場合、基地局のHARQ応答時点は、n+j番目のサブフレームであることができる。ここで、jは、表18の値であることができる。表15の”F”は、PUSCHが伝送されないサブフレームを示すことができる。
表19は、端末のHARQ応答に対する基地局のデータ伝送時点m−{k}を示すものであることができる。表19で、端末のHARQ応答時点がmである場合、基地局のダウンリンクデータ伝送時点及び/またはダウンリンクスケジューリング情報伝送時点は、m−{k}であることができる。ここで、集合{k}は、表19の値であることができる。
図15及び図16は、HARQ RTT(Round Trip Time)関係単位で動的サブフレームの運用が可能なTDD構成のHARQ時間関係を示す図である。
TDD構成6で1つのアップリンクインデックスは、1つのHARQ送受信にのみ使用されるものではなく、ラジオフレームの時間軸上で進行されながら、他のアップリンクHARQと関連することができる。すなわち、図15に示されたように、TDD構成6でのHARQ時間関係は、6個のラジオフレームがHARQ RTTとして6個のラジオフレーム単位で開始位置に戻ることができる構造であることができる。したがって、1つのサブフレーム単位でFlexSFが運用される前述した実施例とは異なって、1つのアップリンクHARQプロセスに使用するアップリンクサブフレームのうち一例として、図5及び/または図6を通じて前述したFlexSFを構成することができる条件に合致する一部のアップリンクがFlexSFとして運用されることができる。図16は、FlexSF 1601を支援する基地局及び/または新しい端末で識別されるHARQ時間関係を示すものであることができる。例えば、ラジオフレーム(i+3)1602は、以前ラジオフレーム(すなわち、ラジオフレーム(i+2))で1個のFlexSFが運用されることによって伝送時点1603を使用することができる。ラジオフレーム(i+4)1604では、新しいHARQ時間関係が定義されるので、ラジオフレーム(i+4)1604には、ラジオフレーム(i+3)1602で使用されたHARQ時間関係が同一に適用されないことがある。
また、HARQ RTT関係単位で動的サブフレームの運用が可能なTDD構成では、アップリンクサブフレームmを基準にしてm−4以前のダウンリンクに対するHARQ応答信号は、以前HARQ応答の伝送に使用されたダウンリンク伝送以後から伝送されることができる場合、前述した表5〜表19のようにHARQ時間関係が定義されることもできる。
図17は、半分(以下、Half)ラジオフレーム単位(またはラジオフレームの前半及び後半のうちいずれか1つに含まれた特別サブフレーム及びアップリンクサブフレームで構成された単位)に変更可能なTDD構成のHARQ時間関係を示す例示図である。
フレーム1701で1つのラジオフレームは、2個の特別サブフレームを含むことができる。FlexSF 1703が運用される場合、フレーム1702では、フレーム1701のフレームの後半部に位置する特別サブフレームと、特別サブフレームから特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームとの間に位置するアップリンクサブフレームがFlexSFとして運用されることができる。すなわち、第1フレームのn番目のサブフレームがアップリンクサブフレームであり、n−1番目のサブフレームがn番目のサブフレームと隣接する特別サブフレームであり、第1フレームのn−1番目のサブフレームとn−1番目のサブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームとの間に整数(integer)であるq個のアップリンクサブフレームが存在する場合、第1フレーム以後の第2フレームでn−1番目のサブフレームからn+q−1番目のサブフレームまでの隣接するq+1個のサブフレームがFlexSFとして運用されることができる。構成1でフレーム1702のようにFlexSFが運用される場合、構成4のようにHARQ時間関係が決定されることができる。すなわち、後半部の特別サブフレーム及びアップリンクサブフレーム(またはサブフレーム)が同時にダウンリンクサブフレームに変更される場合、他のあらかじめ定められたTDD構成のようにHARQ関連信号及びデータが送受信動作されることができる。この際、基地局は、5msec間隔でTDD構成を変更させることができる。また、FlexSFが運用される場合、新しい端末も既存の端末のように一部のアップリンク伝送が制限される他のTDD構成の実施例とは異なって、Halfラジオフレーム単位に変更可能なTDD構成の場合で新しい端末は、FlexSFを利用して新しいアップリンク伝送プロセスを適用することができる。また、FlexSF1703のように、特別サブフレームがFlexSFとして運用される場合、基地局は、当該サブフレームの全体時区間を占有し、ダウンリンク伝送に使用することができる。すなわち、特別サブフレームがFlexSFとして運用される場合、特別サブフレームとして運用された当該サブフレームは、基地局がダウンリンク帯域の少なくとも一部の帯域及び当該サブフレームの全体時区間を占有し、端末にダウンリンクデータを伝送可能な時区間であることができる。
例えば、TDD構成1でHalfラジオフレーム単位でFlexSFが運用される場合、FlexSFとして運用されるサブフレームは、インデックス7及びインデックス8を含むことができる。
また、FlexSFは、特別サブフレームとして運用されたインデックス6のサブフレームを含むことができる。TDD構成1でFlexSFが運用されない場合、インデックス6のサブフレームは、特別サブフレームの役目としてTDDのダウンリンクとアップリンク間の遷移に必要な保護区間を含むことができる。一方、TDD構成1でHalfラジオフレーム単位でFlexSFが運用される場合、インデックス7及びインデックス8のサブフレームがFlexSFとして運用されるので、インデックス6のサブフレームは、保護区間を含まなくてもよい。この際、インデックス6のサブフレームは、サブフレームの全体時区間を占有し、端末にダウンリンクデータを伝送可能な時区間であることができる。したがって、TDD構成1でFlexSFとして運用されることができるサブフレームに関する情報がインデックス7及びインデックス8のサブフレームに関する情報を含む場合、インデックス6のサブフレームに関する情報は含まれないとしても、端末及び/または基地局は、インデックス6のサブフレームがFlexSFとして運用されることを認知するか、またはインデックス6のサブフレームの全体時区間を占有し、ダウンリンクデータを伝送可能であることを認知することができる。
Halfラジオフレーム単位に変更可能なTDD構成の場合、HARQ時間関係は、下記表20、表21及び/または表22を含むことができる。
表20は、基地局のHARQ応答または再伝送スケジューリング情報に対するPUSCH伝送時点i−kを示すものであることができる。表20で、基地局のHARQ応答(一例として、PHICH)または再伝送スケジューリング情報(一例として、PDCCH)の伝送時点がi番目のサブフレームである場合、前記i番目のサブフレームに相当する端末のデータ(一例として、PUSCH)伝送時点は、i−k番目のサブフレームであることができる。ここで、kは、表20の値であることができる。TDD構成の”1 with half FlexSF”は、TDD構成1でHalfラジオフレーム単位でFlexSFが運用されることを示すことができる。NAは、FlexSFの運用によって当該値が使用されないことを意味することができる。
表21は、PUSCH伝送に対する基地局のHARQ応答時点n+jを示すものであることができる。表21で、端末のデータ(一例として、PUSCH)の伝送/再伝送時点がn番目のサブフレームである場合、基地局のHARQ応答時点は、n+j番目のサブフレームであることができる。ここで、jは、表21の値であることができる。表21の”F”は、PUSCHが伝送されないサブフレームを示すことができる。
表22は、端末のHARQ応答に対する基地局のデータ伝送時点m−{k}を示すものであることができる。表22で、端末のHARQ応答時点がmである場合、基地局のダウンリンクデータ伝送時点及び/またはダウンリンクスケジューリング情報伝送時点は、m−{k}であることができる。ここで、集合{k}は、表19の値であることができる。
図18は、一実施例の一態様によるデータ伝送のための資源を示す例示図である。特別サブフレーム1801は、ダウンリンク部分1802、保護区間1803、及び/またはアップリンク部分1804を含むことができる。サブフレーム1809及び/またはサブフレーム1810は、特別サブフレーム1801がFlexSFとして運用される場合、資源の構造を示すものであることができる。例えば、TDD構成1でHalfラジオフレーム単位でFlexSFが運用される場合、FlexSFとして運用されるインデックス6のサブフレームであることができる。サブフレーム1809及び/またはサブフレーム1810で、FlexSFを支援する新しい端末及び/または基地局は、当該サブフレームの全体時区間をすべてダウンリンク時区間として使用することができる。領域1805は、FlexSFを支援しない既存の端末に対する保護区間及びアップリンク部分であることができる。すなわち、FlexSFが運用される場合、FlexSFとして運用されるサブフレーム1809に対するアップリンクスケジューリング情報が伝送されないので、領域1805は、使用されない空きの領域であることができる。領域1806は、基地局がFlexSFを支援する新しい端末にダウンリンクスケジューリングした領域であることができる。領域1805の少なくとも一部を介して基準信号が伝送されない場合、領域1806は、基地局が端末専用の基準信号を利用してデータを伝送する資源を示すことができる。また、領域1807の少なくとも一部で端末が基準信号を伝送する場合、領域1808は、既存の一般ダウンリンク伝送と同一の方式で基地局がサブフレーム1810の全体時区間を占有し、新しい端末に伝送する資源を示すことができる。また、領域1808で既存の一般ダウンリンク伝送方式が適用される場合、基地局は、新しい端末に基準信号及び端末専用の基準信号を一緒に伝送することができる。
図19は、一実施例の一態様によるシステムの干渉制御を示す例示図である。
FlexSFを支援する基地局は、アップリンクサブフレームをダウンリンクで動的に運用することができる。この際、FlexSFを運用する基地局と隣接する隣接基地局のアップリンク伝送は、FlexSFを運用する基地局のFlexSFとして運用される時区間でのダウンリンク信号から干渉を受けることができる。このようなFlexSFの運用による基地局間の干渉を防止するために基地局(またはセル)1901は、基地局1901と隣接する隣接基地局1902に基地局間のX2リンク(またはメッセージ)1904を利用して第1信号を伝送することができる。第1信号は、基地局1901で伝送を中止するアップリンク及び/またはダウンリンクサブフレーム情報を示すブランキングマスク(blanking mask)信号を含むことができる。例えば、ブランキングマスク信号が基地局1901で伝送を中止するダウンリンクサブフレーム情報を示す場合、ブランキングマスク信号は、ダウンリンクデータスケジューリング及び/またはアップリンクデータスケジューリングを伝送しないダウンリンクサブフレームを示すものであることができる。基地局1901は、ブランキングマスク信号に相当するサブフレームでダウンリンクデータがスケジューリングされないか、またはアップリンク応答チャネル伝送及び/またはアップリンクスケジューリング情報が伝送されないように制御することができる。伝送を中止するアップリンクサブフレーム情報を示すブランキングマスク信号も、伝送を中止するダウンリンクサブフレーム情報を示すブランキングマスク信号と同一の役目をすることができる。
すなわち、ブランキングマスク信号が基地局1901で伝送を中止するアップリンクサブフレーム情報を示す場合、ブランキングマスク信号は、基地局1901でサービスされる端末から受信されるデータ及び/または制御情報がないか、または端末にアップリンクデータ及び/または制御信号がスケジューリングされないアップリンクサブフレームを示すものであることができる。第1信号を受信した隣接基地局1902は、FlexSFとして運用されることができる可用資源(すなわち、候補サブフレーム)1905のうち第1信号によって基地局1901で伝送を中止するアップリンク(またはダウンリンク)サブフレームに属するサブフレームに相当する資源1906をFlexSFとして運用することができる。したがって、基地局1902は、基地局1902から干渉を受けずに、FlexSFを運用することができる。
図20は、一実施例の一態様によるシステムの干渉制御を示す例示図である。例えば、LTEシステムでオーバーロード指示子(overload indicator)(以下、“第2信号”という)2003及び干渉指示子(high−interference indicator)(以下、“第3信号”という)2004を利用してFlexSFの運用による干渉が減少することができる。第2信号2003は、当該セル(または基地局)で干渉を受ける周波数帯域情報またはどの周波数帯域が干渉が高いかに関する情報を含む信号であり、第3信号2004は、当該セルで干渉を与えることができる周波数帯域情報または隣接セルでどの周波数帯域が干渉が高いものであるかに関する情報を含む信号であることができる。セルA 2001がセルAと隣接する隣接セルB 2002に第3信号2004を伝送するか、セルB 2002がセルA 2001に第2信号2003を伝送する場合、各セルは、アップリンク(FlexSFが運用される時区間)でどの帯域が隣接セルに高い干渉を与えるかまたはどの帯域が隣接セルから高い干渉を受けるかを認知することができる。FlexSFを運用するセル2002は、第2信号2003及び/または第3信号2004に基づいて動的サブフレームとして運用される時区間で相対的に干渉が多い周波数帯域2005より干渉が少ない周波数帯域2008に優先的にダウンリンクデータをスケジューリングすることができる。例えば、セル202は、干渉が少ない帯域2006にデータ伝送電力が高い端末をスケジューリングし、干渉が多い帯域2007にデータ伝送電力が低い端末をスケジューリングし、干渉を最小化することができる。
図21は、一実施例の一態様によるシステムの多重キャリア運用を示す例示図である。多重(multi)キャリアでFlexSFが運用される場合、多重キャリアのフレームでFlexSFが運用される位置(すなわち、サブフレームインデックス/インデックス)は、同一であることができる。例えば、要素キャリア(component carrier、以下、“CC”という)#Aのフレーム2101、CC #Bのフレーム2102及びCC #Cのフレーム2103のように、キャリアが多重キャリア伝送で運用される場合、各フレームの同一の位置でFlexSF 2104が運用されることができる。多重キャリアの同一の位置のサブフレームをFlexSFとして運用することによって、キャリア間の交差スケジューリングが円滑に動作することができる。
以下、図22及び図33を参照して一実施例の一態様による基地局及び/または端末のTDDを支援する方法を説明する。
基地局は、第1フレームのn番目のサブフレームで端末から伝送されたアップリンクデータを受信することができる。基地局は、第1フレーム以後に第2フレームのn番目のサブフレームで第2トランシーバにダウンリンクデータを伝送することができる。
端末は、第1フレームのn番目のサブフレームで基地局にアップリンクデータを伝送することができる。第1フレーム以後に第2フレームのn番目のサブフレームで基地局から伝送されたダウンリンクデータを受信することができる。
ここで、nは、整数であり、n番目のサブフレームは、アップリンク時区間及びダウンリンク時区間のうち少なくとも1つとして選択的に運用されることができる時区間(すなわち、候補サブフレーム)であることができる。また、第1フレームのn番目のサブフレームは、アップリンク時区間であり、第2フレームのn番目のサブフレームは、選択的に運用されることができる時区間(候補サブフレーム)のうちダウンリンク時区間として活性化された時区間を示す動的サブフレームであることができる。
図22は、一実施例の一態様による基地局のTDDを支援する方法を示す流れ図である。
段階2201で、基地局は、FlexSFが運用されることができる候補サブフレームに関する情報またはFlexSFが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報(system information)を端末に伝送することができる。
段階2202で、基地局は、スケジューリングする端末がFlexSFを支援する端末であるか否かを判断することができる。当該端末がFlexSFを支援しない場合、段階2206で、既存のTDD構成(configuration)でのデータチャネル(PUSCHまたはPDSCHなど)及び/または制御チャネル(PDCCHまたはPHICHなど)に対する送受信動作を行うことができる。
スケジューリングする端末がFlexSFを支援する端末の場合、段階2203で、基地局は、スケジューリングするサブフレームをFlexSFとして運用するか否かを判断することができる。当該サブフレームがFlexSFとして運用されない場合、段階2206に進入することができる。
基地局がスケジューリングするサブフレームをFlexSFとして運用する場合、段階2204で、基地局は、システム情報に含まれた候補サブフレームのうちFlexSFとして運用するサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送を排除することができる。
段階2205で、基地局は、FlexSFで端末にダウンリンクデータを伝送することができる。また、段階2205で、基地局及び/または端末は、FlexSFの運用による新しいHARQ動作を行うことができる。例えば、基地局及び/または端末は、図10〜図17または表5〜表22で前述したHARQ動作を行うことができる。
図23は、一実施例の一態様による端末のTDDを支援する方法を示す流れ図である。
段階2301で、端末は、FlexSFが運用されることができる候補サブフレームに関する情報またはFlexSFが運用されることができることを示す情報を含むシステム情報を基地局から受信することができる。
段階2302で、端末は、FlexSFを支援するか否かを判断することができる。
FlexSFを支援しない場合、段階2306で、既存のTDD構成でのデータチャネル及び/または制御チャネルに対する送受信動作を行うことができる。また、FlexSFを支援しない端末の場合、候補サブフレームに関する情報またはFlexSFが運用されることができることを示す情報に対する認識が不可能なので、段階2302での判断動作は省略されることができる。
FlexSFを支援する端末である場合、段階2303で、端末は、候補サブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が受信されるか否かによってFlexSFの運用可否を判断することができる。アップリンクスケジューリング情報が受信された場合、アップリンクスケジューリング情報に相当するサブフレームで段階2306の動作を行うことができる。
段階2304で、候補サブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が受信されない場合、端末は、当該候補サブフレームがFlexSFとして運用されることを識別することができる。また、段階2304で、端末にダウンリンクデータがスケジューリングされた場合、端末は、FlexSFでダウンリンクデータを受信することができ、FlexSFの運用による新しいHARQ動作を行うことができる。
以下、図24〜図27を参照して、基地局及び/または端末の動的サブフレームの運用方法を説明する。
図24は、一実施例の一態様による基地局のTDDを支援する方法を示す流れ図である。
段階2401で、基地局は、RRCシグナリングを利用して候補サブフレームに関する情報またはFlexSFに対する構成情報を端末に伝送することができる。
段階2402で、基地局は、n−k番目のサブフレームがn番目の候補サブフレームに対するスケジューリング情報を伝送する時区間であるか否かを判断することができる。基地局がn番目のサブフレームをFlexSFとして運用することができない場合またはn−k番目のサブフレームがn番目の候補サブフレームに対するスケジューリング情報を伝送するサブフレームではない場合、基地局は、n番目のサブフレームをアップリンクサブフレームとして運用するか、またはFlexSFを支援するための動作を終了することができる。
基地局がn番目のサブフレームをFlexSFとして運用することができる場合、段階2403で、基地局は、n番目の候補サブフレームに対するFlexSFとして活性化するか否かによってn−k番目のサブフレームでアップリンクスケジューリング情報伝送可否を判断することができる。アップリンクスケジューリング情報を伝送する場合(すなわち、n番目のサブフレームをFlexSFとして運用しない場合)、段階2406で、基地局は、n番目のサブフレームをアップリンクサブフレームとして運用することができる。
基地局がn−k番目のサブフレームでn番目のサブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報を伝送しない場合、段階2404で、基地局は、n番目のサブフレームからEDL−1番目のサブフレームまでFlexSFとして運用することができる。ここで、EDLは、n番目のサブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームのインデックスを示すことができる。例えば、図6のフレーム603で、FlexSFが少なくとも1つ運用される場合、nは、連続的に隣接するFlexSF 610、611のうち時間軸で最も早いサブフレーム610に対するインデックスを示すことができる。また、EDLは、フレーム603でサブフレームインデックス5であることができる。
段階2405で、基地局は、n+4以後あるいは定められた時間(n番目のサブフレーム以後、またはn番目のサブフレームを含む連続的に隣接するFlexSF)以後に最も早いアップリンクサブフレームであるEUL番目のサブフレームで端末から伝送されたPUCCHを受信することができる。
図25は、一実施例の一態様による端末のTDDを支援する方法を示す流れ図である。
段階2501で、端末は、基地局からRRC signalingを利用して候補サブフレームに関する情報またはFlexSFに対する構成情報を受信することができる。
段階2502で、端末は、n−k番目のサブフレームがn番目候補サブフレームに対するスケジューリング情報を伝送する時区間であるか否かを判断することができる。n−k番目のサブフレームがn番目候補サブフレームに対するスケジューリング情報を伝送するサブフレームではない場合、端末は、FlexSFを支援するための動作を終了することができる。
n−k番目のサブフレームがn番目候補サブフレームに対するスケジューリング情報を伝送するサブフレームの場合、段階2503で、端末は、n−k番目のサブフレームでアップリンクスケジューリング情報(UL grant)が受信されるか否かを判断することができる。n−k番目のサブフレームでアップリンクスケジューリング情報が受信された場合、段階2506で、端末は、n番目のサブフレームをアップリンク時区間として運用することができる。 n−k番目のサブフレームでアップリンクスケジューリング情報が受信されない場合、段階2504で、端末は、n番目のサブフレームからEDL−1番目のサブフレームまでFlexSFとして運用することができる。ここで、EDLは、n番目のサブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームのインデックスを示すことができる。また、端末は、FlexSFで基地局から伝送されたダウンリンクスケジューリング情報またはダウンリンクデータを受信することができる。
段階2505で、端末は、n番目のサブフレームまたはn番目のサブフレームを含む連続的に隣接するFlexSF以後に最も早いアップリンクサブフレームであるEUL番目のサブフレームでダウンリンクデータに対するHARQ応答情報を含むPUCCHを伝送することができる。
図26は、一実施例の一態様による基地局のTDDを支援する方法を示す流れ図である。
段階2601で、基地局は、FlexSFの構成情報(または候補サブフレームに関する情報)及びFlexSFの運用可否に関する情報を端末に伝送する。FlexSFの構成情報(または候補サブフレームに関する情報)は、当該情報の変更事項がある場合にのみ伝送されることもできる。ここで、基地局は、FlexSFの構成情報を直接端末に伝送することによって、図24の段階2503または図25の段階2503でのアップリンクスケジューリング情報の受信と関係なく基地局及び/または端末は、FlexSFがイネネーブルされているか否かを識別する。
段階2602で、基地局は、段階2601の決定結果及び/またはRRCシグナリングによってFlexSFの運用をするか否かを判断し、前記判断の結果によって手続きは段階2603または段階2606に進む。FlexSFをイネーブルにしないことが決定される場合、段階2606で、基地局は、n番目のサブフレームをアップリンクサブフレームとして運用することができる。
FlesSFが運用される場合、段階2603で、基地局は、n−kサブフレームがFlexSFとして運用されるn番目のサブフレームまたはFlexSFに対するスケジューリング情報を伝送する時区間であるか否かを判断することができる。基地局がn番目のサブフレームをFlexSFとして運用することができない場合またはn−k番目のサブフレームがn番目FlexSFに対するスケジューリング情報を伝送するサブフレームではない場合、基地局は、FlexSFを支援するための動作を終了することができる。
n−k番目のサブフレームがn番目のFlexSFに対するスケジューリング情報を伝送するサブフレームである場合、段階2604で、基地局は、n番目のFlexSFに対するアップリンクスケジューリング情報の伝送を排除することができる。段階2604及び段階2605は、図24の段階2404及び段階2405で前述したので、説明を省略する。
図27は、一実施例の一態様による端末のTDDを支援する方法を示す流れ図である。
段階2701で、端末は、RRCシグナリングを利用してFlexSFの構成情報及びFlexSFの運用可否に関する情報を基地局から受信することができる。
段階2702で、端末は、RRCシグナリングを通じて受信されたFlexSFの運用可否を判断することができる。FlexSFが運用されない場合、端末は、段階2706で、n番目のサブフレームをアップリンクサブフレームとして識別するか、またはアップリンクサブフレームとして運用することができる。
FlexSFが運用される場合、段階2703で、端末は、n−k番目のサブフレームがFlexSFとして運用されるn番目のサブフレームまたはFlexSFに対するアップリンクスケジューリング情報を伝送する時区間であるか否かを判断することができる。n−k番目のサブフレームがn番目のFlexSFに対するスケジューリング情報を伝送するサブフレームではない場合、端末は、FlexSFを支援するための動作を終了することができる。
n−k番目のサブフレームがn番目のFlexSFに対するアップリンクスケジューリング情報を伝送するサブフレームである場合、端末は、段階2704に進入することができる。端末は、FlexSFの構成情報を利用し、n−k番目のサブフレームでn番目FlexSFに対するアップリンクスケジューリング情報が受信されないことをあらかじめ把握することができる。段階2704及び段階2705は、図25の段階2504及び段階2505で前述したので、説明を省略する。
図28は、一実施例の一態様による基地局のTDDを支援する方法を示す流れ図である。例えば、図28は、図17のフレーム1702のように、特別サブフレームがFlexSFとして運用される場合、基地局のTDDを支援する方法であることができる。
段階2801で、基地局は、特別サブフレームを含み、特別サブフレームからESDL−1番目のサブフレームまでの隣接するサブフレームをFlexSFとして運用可能であるか否かを判断することができる。ここで、ESDLは、特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームのインデックスであることができる。段階2801で、当該サブフレームをFlexSFとして運用することができない場合、基地局は、特別サブフレームを含むFlexSFを支援する動作を終了することができる。
特別サブフレームを含むFlexSFをFlexSFとして運用可能な場合、段階2802で、基地局は、FlexSFとして運用可能な特別サブフレームで伝送されるダウンリンクスケジューリング情報(DL grant)またはダウンリンクデータに相当し、FlexSFを支援する端末があるか否かを判断することができる。段階2802で、ダウンリンクスケジューリング情報(またはダウンリンクデータ)に相当する端末が存在しないか、またはFlexSFを支援する端末が存在しない場合、基地局は、特別サブフレームを含むFlexSFを支援する動作を終了することができる。
段階2802の条件を満たす端末がある場合、段階2803で、基地局は、特別サブフレームに対するアップリンクスケジューリングを行うか否かを判断することができる。例えば、FlexSFを支援する新しい端末及びFlexSFを支援しない既存の端末が共存する場合、既存の端末に対するアップリンクスケジューリングが必要であるか否かを判断することができる。新しい端末及び既存の端末が共存する場合、資源の利用方式は、図18を通じて前述したので、説明を省略する。
段階2803で、基地局が特定端末(例えば、既存の端末)に対して特別サブフレームに属するアップリンク部分に対するアップリンクスケジューリングを行う場合、段階2806で、基地局は、特別サブフレームのダウンリンク部分(DL timing)に既存の端末または一部の端末に対するPDSCHを資源割り当てることができる。
段階2803で、基地局が特別サブフレームに対する特定端末(例えば、新しい端末)のアップリンクスケジューリングを行わない場合、段階2804で、基地局は、当該端末(または端末)に特別サブフレームで基準信号のうちCRS(Common Reference Signal)を伝送するか否かを判断することができる。段階2804で、特別サブフレームでCRSを伝送する場合、段階2807で、基地局は、CRSとともにダウンリンクデータ(一例として、PDSCH)を特別サブフレーム全体時区間を占有して伝送することができる。
段階2804で、特別サブフレームでCRSを伝送しない場合、段階2805で、基地局は、基準信号のうちDM RS(Demodulation Reference Signal)とともにダウンリンクデータ(一例として、PDSCH)を特別サブフレーム全体時区間を占有して伝送することができる。
図29は、一実施例の一態様による端末のTDDを支援する方法を示す流れ図である。
段階2901で、端末は、あらかじめ約束されたTDD構成情報(またはFlexSF構成情報)、システム情報及び/またはRRCシグナリングなどを利用し、特別サブフレームからESDL−1番目のサブフレームまでの隣接するサブフレームをFlexSFとして運用可能であるか否かを判断することができる。ここで、ESDLは、特別サブフレーム以後に最も早いダウンリンクサブフレームのインデックスであることができる。
特別サブフレームがFlexSFとして運用される場合、段階2903で、端末(一例として、既存の端末)は、特別サブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報を受信したか否かを判断することができる。例えば、図22〜図25で、システム情報またはRRCシグナリングを通じて基地局が端末にFlexSFが運用されることができることに関する情報を伝送し、候補サブフレームに対するFlexSFへの活性化可否は、候補サブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報の送/受信可否によって識別されることができる。また、図26及び図27の実施例のように、RRCシグナリングを通じて端末がFlexSFとして運用されることをあらかじめ把握することもできる。
段階2903で、端末が特別サブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報を受信した場合、段階2906で、端末は、ダウンリンク部分(DL timing)で基地局から伝送されたPDSCHを受信することができる。
段階2903で、端末が特別サブフレームに対するアップリンクスケジューリング情報が受信されない場合、段階2904で、特別サブフレームで基地局からCRSが伝送されるか否かを判断することができる。特別サブフレームでCRSが伝送される場合、段階2907で、端末は、特別サブフレーム全体時区間を占有し、CRSとともに伝送されたダウンリンクデータを受信することができる。
特別サブフレームでCRSが伝送されない場合、段階2905で、端末は、特別サブフレーム全体時区間を占有し、DM RSとともに伝送されたダウンリンクデータを基地局から受信することができる。
以下、図30〜図31を参照して、一例として、図19でのブランキングマスク(blanking mask)信号を利用して干渉を制御する方法について説明する。
図30は、一実施例の一態様による基地局の干渉を制御する方法を示す流れ図である。
段階3001で、基地局は、アップリンク伝送サブフレームのうち端末からの受信に使用しない伝送を中止するサブフレームを設定することができる。
段階3002で、基地局は、設定されたサブフレーム(または伝送を中止するサブフレーム)に関する情報を含むブランキングマスク(blanking mask)信号を生成することができる。ブランキングマスク信号は、伝送を中止するアップリンクサブフレーム及び/またはダウンリンクサブフレームに関する情報を含むことができる。
段階3003で、基地局は、生成されたブランキングマスク信号を隣接する基地局に伝送することができる。
段階3004で、基地局は、設定されたサブフレームが使用されないようにブランキングマスク信号と相当する当該サブフレームでスケジューリングを中止することができる。
図31は、一実施例の一態様による基地局の干渉を制御する方法を示す流れ図である。
段階3101で、基地局は、隣接基地局で伝送を中止するアップリンク(またはダウンリンク)サブフレームに関する情報を含むブランキングマスク信号を隣接基地局から受信することができる。
段階3102で、基地局は、受信された信号に含まれた情報を基盤にして隣接基地局の伝送を中止するアップリンク(またはダウンリンク)サブフレームに属する少なくとも一部のサブフレームを自分のセルのFlexSFとして決定することができる。
段階3103で、基地局は、FlexSFで端末にダウンリンクスケジューリングを行うことができる
以下、図32〜図33を参照して、一例として、図20でのオーバーロード指示子(overload indicator)及び干渉指示子(interference indicator)を利用して干渉を制御する方法について説明する。
図32は、一実施例の一態様による基地局の干渉を制御する方法を示す流れ図である。
段階3201で、基地局は、隣接基地局から受信されるアップリンク干渉信号を測定することができる。
段階3202で、基地局は、測定された干渉信号に基づいてオーバーロード指示子を生成することができる。
段階3203で、基地局は、スケジューリングする資源のうち高い電力を使用する端末の資源領域を識別することができる。
段階3204で、基地局は、識別された資源領域に基づいて干渉指示子を生成することができる。
段階3205で、基地局は、隣接基地局にオーバーロード指示子及び干渉指示子を伝送することができる。
図33は、一実施例の一態様による基地局の干渉を制御する方法を示す流れ図である。
段階3301で、基地局は、X2インターフェースを介してオーバーロード指示子及び干渉指示子を隣接基地局から受信することができる。
段階3302で、基地局は、受信されたオーバーロード指示子及び干渉指示子のうち少なくとも1つに基づいて、FlexSFとして運用される時区間で相対的に干渉が少ない周波数帯域に優先的にダウンリンクデータをスケジューリングすることができる。
前述した実施例は、多様なコンピュータ手段を用いて行われることができるプログラム命令形態で具現され、コンピュータ読み取り可能媒体に記録されることができる。前記コンピュータ読み取り可能媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。前記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計され、構成されたものであるか、またはコンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。
以上のように、本発明は、たとえ限定された実施例と図面によって説明されたが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の属する分野における通常の知識を有する者ならこのような記載から多様な修正及び変形が可能である。
したがって、本発明の範囲は、説明された実施例に限定して定められるべきものではなく、後述する特許請求範囲だけでなく、この特許請求範囲と均等なものなどによって定められるべきである。