JP6512973B2 - 浴室空調機 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室空調機に関する。特に、本発明は、本体ケース内に湯水を生成する液々熱交換器を備えた浴室空調機に関する。
従来、浴室内に温風を送風する暖房機能とともに、浴室内にミストを噴霧するミスト機能を備えた浴室空調機が知られている。この種の浴室空調機でミスト運転を実行する場合、液々熱交換器で給水源からの水と熱媒とを熱交換することにより湯水を生成し、生成した湯水をミストノズルに供給している。本体ケース内に液々熱交換器やそれに接続される配管を収容した場合、低温の水が流れる液々熱交換器や配管で結露が生じやすく、本体ケースの下方開口部を覆う下面カバーに開設された吸込口から浴室内に結露が落下して、人に当たって不快感を与えやすい。このため、例えば、吸込口の一側面側に液々熱交換器や配管を配設することが提案されている(特許文献1)。
特開2015−55422号公報
ところで、浴室空調機では、最近、装置のコンパクト化が求められている。そのため、本体ケース内に部品を配設するためのスペースが少なくなり、液々熱交換器に接続される配管が吸込口の上方に延設されるため、吸込口の一側面側に液々熱交換器を配設しても、配管からの結露が浴室内に落下しやすくなる。
また、浴室内の空気を吸い込むために、下面カバーの吸込口を介して浴室と本体ケース内とは連通しているから、吸込口の一側面側に液々熱交換器や配管を配設しても、浴室内から下面カバーに向かってシャワーなどの水がかけられると、吸込口から本体ケース内に水が侵入する。その結果、銅等の金属からなるこれらの部品が水に濡れ、腐食が発生したり、発生した錆が浴室内に落下する虞がある。
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、装置をコンパクト化しつつ、浴室内への結露の落下を防止するとともに、配管の腐食や錆の発生を防止することにある。
本発明は、下方開口部を有する本体ケースと、
吸込口、及び吹出口を有し、本体ケースの下方開口部を覆う下面カバーと、を備え、
本体ケース内に、
吸込口から吹出口へ向かって空気の送風路を形成する送風ファンと、
給水源から供給される水と熱媒とを熱交換する液々熱交換器と、
液々熱交換器に接続された給水管及び出湯管と、
液々熱交換器に接続された湯水用熱媒導入管及び湯水用熱媒導出管と、が収容された浴室空調機であって、
下面カバーは、吸込口及び吹出口の外周に形成された所定幅の外周壁と、吸込口と吹出口との間に対向する外周壁を連結する所定幅の連結壁とを有し、
給水管、出湯管、湯水用熱媒導入管、及び湯水用熱媒導出管からなる配管群の少なくとも一部は、吸込口の上方に設けられており、
吸込口の上方に位置する配管群を下方から覆うように、下面カバーとの間に結露用カバーが設けられ
結露用カバーは、吸込口に対向する底壁を有し、
結露用カバーの底壁の少なくとも一部は、下面カバーの連結壁上まで延在されているとともに、連結壁側が低くなるように傾斜面で形成されている浴室空調機である。
液々熱交換器に接続される配管群の少なくとも一部を、下面カバーの吸込口の上方に設けることにより、本体ケース内のスペースを有効活用でき、装置をコンパクトにできる。
また、吸込口の上方に位置する配管群を下方から覆うように、下面カバーとの間に結露用カバーを設けることにより、吸込口の上方に設けた配管群から生じる結露が浴室内に落下するのを防止できる。
さらに、浴室内から下面カバーに水がかけられた場合でも、結露用カバーにより吸込口の上方に位置する配管群が水に濡れるのを防止できる。
そして、結露用カバーの底壁の少なくとも一部を、下面カバーの連結壁上まで延在させるとともに、連結壁側が低くなるように傾斜面で形成することにより、多量の結露が結露用カバーに滴下しても、確実に結露が吸込口から浴室内に落下するのを防止できる。
上記浴室空調機において、好ましくは、
下面カバーと結露用カバーの底壁との間に、送風路となる間隙を有する。
下面カバーと結露用カバーの底壁との間に、送風路となる間隙を設けることにより、結露用カバーを設けたことによる送風路内の通気抵抗の差を低減でき、均一に本体ケース内に空気を流すことができる。
上記浴室空調機において、好ましくは、
下面カバーは、グリル桟が横架された吸込口と、吸込口と並設された吹出口とを有し、
結露用カバーの底壁の少なくとも一部は、横架されたグリル桟の少なくとも一方の端部側に位置する外周壁上まで延在される。
下面カバーの外周壁上まで結露用カバーを延在させることにより、結露用カバー上に滴下した結露が吸込口から浴室内に落下するのを防止できる。
上記浴室空調機において、好ましくは、
外周壁上に位置する結露用カバーには、結露用カバー上の結露を下方の外周壁上に滴下させる流出部が形成される。
下面カバーの外周壁上まで延在させた結露用カバーに、結露用カバー上の結露を下方の外周壁上に滴下させる流出部を形成することにより、多量の結露が結露用カバー上に滴下しても、より確実に吸込口から浴室内に落下するのを防止できる。
以上のように、本発明によれば、液々熱交換器に接続される配管群の少なくとも一部を下面カバーの吸込口の上方に配設するとともに、これらの下方を覆うように結露用カバーを設けているから、装置のコンパクト化を図りながら、配管群に生じる結露の浴室内への落下を防止して、結露による不快感を防止できる。
また、本発明によれば、浴室内から下面カバーに向かって水がかけられ、吸込口から本体ケース内に水が侵入した場合でも、結露用カバーにより吸込口の上方に位置する配管群が水に濡れるのを防止できるから、配管群の腐食や錆の発生を防止できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る浴室空調機の一例を示す概略分解斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る浴室空調機の一例を示す概略断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る浴室空調機の一例を示す要部概略斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る結露用カバーの一例を示す概略斜視図である。
以下、本発明を適用したミスト機能付き浴室空調機について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る浴室空調機は、浴室4の天井壁41に埋設して使用される所謂天井埋設型の浴室暖房乾燥機1であって、浴室4の天井裏40に吊り下げ状態で設置される下面開放箱状の本体ケース11と、本体ケース11下面の下方開口部110を天井壁41に開設された取付口410の下方から覆う下面カバー12とを備えている。
本体ケース11の内部空間(以下、「ケース内部」という)10には、浴室4内の空気をケース内部10に導入し、送風路13を通じて浴室4内へ送出するまたは排気筒14を通じて室外へ排出する給気手段としての送風ファン15、送風ファン15によって形成される送風路13へ送り込まれた空気を加熱する加熱手段としての気液熱交換器16、ミスト用の水を加熱する加熱手段としての液々熱交換器19や、これらの熱交換器16,19に接続された後述する配管163,164,191,192,193,194が組み込まれている。
本体ケース11の周壁111は、前壁11A、後壁11B、左右の側壁11C,11Dで構成されており、前壁11Aの外側面に排気筒14が設けられている。なお、本明細書では、前壁11Aの外側面を浴室暖房乾燥機1の正面とし、本体ケース11を正面側から見たときの奥行き方向を前後方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
周壁111の下端外周、すなわち下方開口部110の外周縁には、全周に亘ってフランジ112が形成されており、本体ケース11は、下方開口部110を取付口410に上方から臨ませ、且つフランジ112の下面を取付口410の外周上面に当接させた状態で、図示しない複数の吊り下げボルト及びナットによって天井裏40に固定される。
下面カバー12の外周枠121は、全周に亘って上向きに起立形成されており、下面カバー12は、外周枠121の上端面を取付口410の外周下面に当接させた状態で、複数のカバー固定ネジ17によって本体ケース11に固定される。このように、浴室暖房乾燥機1は、本体ケース11下面のフランジ112と下面カバー12の外周枠121とで天井壁41の取付口410周縁を上下から挟み付けるようにして設置される。
下面カバー12には、浴室4内の空気をケース内部10に導入するための吸込口21と、ケース内部10に導入された空気を送出したり、ミストを噴霧したりするための吹出口22とが開設されている。吸込口21には、左右方向に長い複数のグリル桟210が横架されており、下面カバー12の後方側の半面領域に開設されている。吹出口22は、左右方向に長い略長方形状の一つの長孔であり、下面カバー12の前方側の半面領域に開設されている。吸込口21及び吹出口22の外周、すなわち吸込口21及び吹出口22の開口縁と下面カバー12の外周枠121との間には、所定幅の外周壁120が形成されており、並設する吸込口21と吹出口22との間には、左右の外周壁120を連結する連結壁122が形成されている。
送風ファン15は、シロッコファンであって、本体ケース11の左右の側壁11C,11D相互間に軸支され、ファンケース151の外周面に設けられた空気送出口150を前方へ向けた姿勢でケース内部10の後壁11B寄りの位置に収容されている。
図2及び図3に示すように、気液熱交換器16は、図示しない熱源機から供給される熱媒の熱により空気を加熱する熱媒循環式の熱交換器であって、左右方向へ縦並びに配設される複数の吸熱フィン161と、吸熱フィン161に左右方向から貫設される複数の吸熱管162とで構成され、送風路13の下流端寄りの位置に収容されている。なお、図3では、煩雑化を避けるために、本体ケース11や送風ファン15などは省略されている。
各吸熱管162の管端相互は、U字曲管163により接続され、一つの熱媒流路を構成している。また、上記熱媒流路の入口側の管端には、温風用熱媒導入管164が接続され、熱媒流路の出口側の管端には、温風用熱媒導出管165が接続されている。
図1及び図2に戻って、吸込口21から吹出口22へ繋がる送風路13は、送風ファン15を回転させることによって形成される。ケース内部10において、送風路13は、下方開口部110近傍の後壁11B及び左右の側壁11C,11Dと、ファンケース151と、送風ファン15の空気送出口150から下方開口部110へ向かって延設される本体筒部131と、本体筒部131の下方開口部110側の端部(以下、「下流端部」という)133から下面カバー12の吹出口22へ向かって延設される可動筒部132とで構成される。本体筒部131、及び可動筒部132はいずれも、左右方向に広幅の略矩形筒状に形成されており、可動筒部132の下端開口部23は、送風路13の下流端である下面カバー12の吹出口22に上方から臨んでいる。
可動筒部132の下端開口部23寄りの位置には、運転時に空気の吹出し方向を変更し、停止時に下端開口部23を被閉するルーバ20が軸支されている。また、可動筒部132の一方の側壁の外側面には、ルーバ20の角度を調整するための風向制御モータ200が取り付けられている。
本体筒部131は、ケース内部10に位置決め状態で固定されており、本体筒部131の下流端部133に気液熱交換器16が組み込まれている。従って、送風ファン15を回転させた状態で、図示しない熱源機から熱媒を気液熱交換器16に循環させると、吸込口21からケース内部10に吸込まれて送風路13を流れる空気が加熱され、加熱された空気が吹出口22から吹出される暖房運転が行われる。
本体筒部131における気液熱交換器16の配設部より上流側の位置には、送風ファン15によってケース内部10に導入された空気の送出経路を、吹出口22側(循環側)と排気筒14側(排気側)とに切替可能な風路切替ダンパ18が設けられている。従って、本実施の形態によれば、排気ファンを別途設けることなく、送風ファン15により換気運転や乾燥運転を行うことができる。これにより、さらに装置のコンパクト化が図られている。
液々熱交換器19は、複数並列された伝熱プレート190,190間に流路が形成されるプレート式熱交換器であって、図示しない熱源機から供給される熱媒と、給水源から供給される水とが交互に流れると、伝熱プレート190を介して熱交換が行われてミスト用の湯水が生成されるように構成されており、送風路13の上流端寄りの位置に収容されている。
図3に示すように、液々熱交換器19の後面下方の左右両端にはそれぞれ、水を供給する給水管191及び加熱された湯水をミストノズル29に導出する出湯管192が接続されており、液々熱交換器19の後面上方の左右両端にはそれぞれ、湯水用熱媒導入管193及び湯水用熱媒導出管194が接続されている。湯水用熱媒導入管193は、既述した温風用熱媒導出管165の下流端と接続されており、湯水用熱媒導出管194には、流量調整弁198が介設されている。従って、本実施の形態では、気液熱交換器16の熱媒流路と液々熱交換器19の熱媒流路とは直列接続されており、図示しない熱源機から供給される熱媒は、気液熱交換器16を流れた後、液々熱交換器19を流れて循環するように構成されている。これにより、配管群のコンパクト化が図られている。
給水管191は、温風用熱媒導入管164と同様に、本体ケース11の側壁11Cと気液熱交換器16との間を通って液々熱交換器19まで延設されており、給水管191には、フィルタ195や給水電磁弁196が介設されている。出湯管192は、本体ケース11の側壁11Dと気液熱交換器16との間を通ってミストノズル29まで延設されており、出湯管192には、電磁弁197が介設されている。
出湯管192の下流端に設けられるミストノズル29(図1及び図2)は、ノズル孔が吹出口22に臨むように配設されている。従って、暖房運転と同様に、気液熱交換器16で加熱された空気を吹出口22から浴室4内に吹出させながら、液々熱交換器19で加熱された湯水をミストノズル29に供給することにより、浴室4内にミストを噴霧させるミスト運転が行われる。
図2及び図3に示すように、湯水を生成する湯水用部品である、液々熱交換器19、並びに給水管191、出湯管192、湯水用熱媒導入管193、及び湯水用熱媒導出管194からなる配管群の一部は、下方視で、吸込口21の前方部の上方であって、前後方向でファンケース151と本体筒部131との間に配設されている。このように、これらの湯水用部品の少なくとも一部をケース内部10の部品間のスペースに収容させることにより、装置のコンパクト化が図られている。
図1〜図4に示すように、吸込口21の上方に位置する液々熱交換器19及び上記配管群の下方であって、下面カバー12との間には、これらの湯水用部品を下方から覆う樹脂製の結露用カバー8が配設されている。結露用カバー8は、左右方向に長い略矩形状の底壁81と、底壁81の後端及び左右方向の両端からそれぞれ上方に立設する立設壁82B,82C,82Dとを備え、底壁81の前端が前方に向かって開放したチリトリ状に形成されている。
図3に示すように、結露用カバー8の底壁81の左右方向の一端は、下方開口部110が下面カバー12で覆われたとき、側方の外周壁120の上方まで延在し、他端は、出湯管192と電磁弁197との接続部の下方まで延在している。なお、底壁81は、左右方向の両端が、外周壁120の上方に位置するように延在していてもよい。底壁81の前端は、既述した吸込口21と吹出口22との間に形成された連結壁122の上方まで延在しており、後端は、液々熱交換器19の前方に延設された湯水用熱媒導出管194の下方を覆う位置まで延在している。従って、図1に示すように、下方視で、吸込口21の上方に位置する液々熱交換器19及び上記配管群からなる湯水用部品の略全体が下方から結露用カバー8で覆われており、これらの湯水用部品は結露用カバー8を介して吸込口21と対向している。
図2に示すように、左右方向中央より本体ケース11の側壁11D側の結露用カバー8の底壁半体81aは、後方よりも前方の連結壁122側が低くなるように傾斜面で形成されている。また、図4に示すように、左右方向中央より側壁11C側の結露用カバー8の底壁半体81bは、上方に位置するフィルタ195や流量調整弁198等の部材を配設するために、後端が底壁半体81aのそれよりも下方に突出するように形成されている。これにより、左右方向中央より側壁11C側の結露用カバー8には、下方に突出する凹部86が形成されている。また、凹部86の側壁を構成する立設壁82Cには、切欠き部(以下、「流出部」という)85が形成されている。なお、流出部85は、外周壁120上に位置する底壁81の一部を穿設することにより形成されてもよい。
結露用カバー8は、底壁81と下面カバー12との間に、最も狭い部分で一定の隙間S(本実施の形態では、約10mm)が形成されるように、本体筒部131及び電子部品のカバー部材250(図1)に図示しないボルト及びナットによって固定される。従って、送風ファン15を回転させて、結露用カバー8の下方に位置する吸込口21から浴室4内の空気が吸込まれると、結露用カバー8と下面カバー12との間の隙間Sは送風路13の一部を構成する。
なお、図示しないが、本体筒部131の後壁の左右方向略中央には、下面カバー12を仮保持するための連結紐が連結されるクランプが配設されており、クランプの下方に位置する結露用カバー8の前端には、連結紐を挿通させるために切欠かれた挿通部84が設けられている。また、結露用カバー8の後端には、位置決めのためにファンケース151の下方に形成された被係合部と係合するよう後方に突出する突設部88,88が形成されている。
上記浴室暖房乾燥機1でミスト運転が行われる場合、各熱媒導入管164,193及び熱媒導出管165,194を介して熱源機と気液熱交換器16及び液々熱交換器19との間で熱媒が循環されるとともに、液々熱交換器19には、給水管191を介して水が供給される。それゆえ、高温の熱媒のみが流れる気液熱交換器16や各熱媒導入管164,193及び熱媒導出管165,194には結露は生じ難いが、低温の水が流れる給水管191や液々熱交換器19の表面に結露が生じやすい。
一方、既述したように、本実施の形態では、液々熱交換器19やそれに接続されている配管群をケース内部10の小スペースに収容して装置をコンパクトにするため、これらの湯水用部品は、下面カバー12の吸込口21の上方に配設される。従って、発生する結露は、下方の吸込口21に向かって滴下するが、吸込口21の上方に位置する液々熱交換器19及び配管群からなる湯水用部品の下方には、結露用カバー8が設けられているから、滴下する結露を結露用カバー8によって受け止めることができ、吸込口21から浴室4内に結露が落下するのを防止できる。
また、上記湯水用部品を吸込口21の上方に配設すると、浴室4内から下面カバー12に向かってシャワーなどの水がかけられた場合、吸込口21を介してケース内部10に水が侵入し、湯水用部品が水に濡れやすくなる。しかしながら、本実施の形態によれば、吸込口21の上方に配設された湯水用部品の下方を覆うように結露用カバー8が設けられているから、浴室4内からケース内部10に水が侵入した場合でも、湯水用部品が水に濡れ難い。これにより、銅等の金属からなる湯水用部品の腐食や錆の発生を防止できる。また、湯水用部品に錆が発生した場合でも、下方の結露用カバー8により錆が浴室4内に落下するのを防止できる。
また、結露用カバー8を設けることによって、結露用カバー8が設けられている領域と、結露用カバー8が設けられていない領域とで、送風路13内に通気抵抗の差が生じやすいが、上記実施の形態によれば、下面カバー12と結露用カバー8との間には一定の隙間Sが形成されるように結露用カバー8が配設されているから、該隙間Sが送風路13の一部を構成する。これにより、ケース内部10に均一に空気を流すことができる。
また、左右方向において、結露用カバー8の底壁81の一端は、下方開口部110が下面カバー12で覆われたとき、外周壁120の上方まで延在されているから、滴下した結露が結露用カバー8から横溢しても、下面カバー12の外周壁120上で受け止められ、吸込口21から浴室4内に落下するのを防止できる。また、外周壁120上まで延在されている結露用カバー8には、流出部85が形成されているから、結露用カバー8上に滞留した結露を流出部85から円滑に外周壁120上に滴下させることができる。さらに、結露用カバー8の底壁81の前端は、吸込口21を越えて吸込口21と吹出口22との間の連結壁122上まで延在されているとともに、底壁81の一部は、連結壁122側が低くなるように傾斜面で形成されているから、多量の結露が結露用カバー8上に滴下しても、結露を円滑に連結壁122上に滴下させることができ、結露用カバー8の後方から下方の吸込口21に結露が横溢し、浴室4内に落下するのを防止できる。しかも、結露用カバー8の下方に位置する連結壁122は、吸込口21側が吹出口22側よりも高くなるように傾斜面で形成されているから、多量の結露が連結壁122上に滴下しても、結露が吸込口12に向かって流れ難く、さらに浴室4内への結露の落下を低減できる。
なお、上記実施の形態では、ミスト機能を有する浴室暖房乾燥機について説明したが、本発明は、打たせ湯機能を有する浴室空調機のように、液々熱交換器やそれに接続された配管群以外に、他の配管も吸込口上に配設される浴室空調機にも適用できる。また、排気筒や風路切替ダンパを備えておらず乾燥機能を有さない浴室空調機や、暖房機能を有さず、乾燥機能を有する浴室空調機にも適用できる。
1 浴室暖房乾燥機(浴室空調機)
11 本体ケース
110 下方開口部
12 下面カバー
21 吸込口
22 吹出口
120 外周壁
122 連結壁
15 送風ファン
16 気液熱交換器
164 温風用熱媒導入管
165 温風用熱媒導出管
19 液々熱交換器
191 給水管
192 出湯管
193 湯水用熱媒導入管
194 湯水用熱媒導出管
8 結露用カバー
81 底壁
85 流出部

Claims (4)

  1. 下方開口部を有する本体ケースと、
    吸込口、及び吹出口を有し、本体ケースの下方開口部を覆う下面カバーと、を備え、
    本体ケース内に、
    吸込口から吹出口へ向かって空気の送風路を形成する送風ファンと、
    給水源から供給される水と熱媒とを熱交換する液々熱交換器と、
    液々熱交換器に接続された給水管及び出湯管と、
    液々熱交換器に接続された湯水用熱媒導入管及び湯水用熱媒導出管と、が収容された浴室空調機であって、
    下面カバーは、吸込口及び吹出口の外周に形成された所定幅の外周壁と、吸込口と吹出口との間に対向する外周壁を連結する所定幅の連結壁とを有し、
    給水管、出湯管、湯水用熱媒導入管、及び湯水用熱媒導出管からなる配管群の少なくとも一部は、吸込口の上方に設けられており、
    吸込口の上方に位置する配管群を下方から覆うように、下面カバーとの間に結露用カバーが設けられ
    結露用カバーは、吸込口に対向する底壁を有し、
    結露用カバーの底壁の少なくとも一部は、下面カバーの連結壁上まで延在されているとともに、連結壁側が低くなるように傾斜面で形成されている浴室空調機。
  2. 請求項1に記載の浴室空調機において、
    下面カバーと結露用カバーの底壁との間に、送風路となる間隙を有する浴室空調機。
  3. 請求項2に記載の浴室空調機において、
    下面カバーは、グリル桟が横架された吸込口と、吸込口と並設された吹出口とを有し、
    結露用カバーの底壁の少なくとも一部は、横架されたグリル桟の少なくとも一方の端部側に位置する外周壁上まで延在されている浴室空調機。
  4. 請求項3に記載の浴室空調機において、
    外周壁上に位置する結露用カバーには、結露用カバー上の結露を下方の外周壁上に滴下させる流出部が形成されている浴室空調機。
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