JP6512617B2 - 電池形電源装置、回路及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電池形電源装置、回路及び電子機器に関する。
スイッチをオンすることで、電動玩具を無線操縦可能にする無線システムがある。このようなシステムにおいて、無線通信駆動装置は、電池を装着するか、電池を装着してから装置本体の電源供給スイッチをオンすることによって受信駆動同路に電源が供給される。その後は、電池ボックスから無線通信駆動装置を取り出して電池を取り外すか、装置本体の電源供給スイッチをオフしない限り、通電状態が維持され電流が流れ続けてしまうことになる。
特許文献1には、電動式おもちゃ乗り物100の電池収納部に電池50及びアンテナと受信ICと同調回路と増幅回路とIC制御マイクロコンピュータとICモータドライバーとを備える無線受信駆動装置受信基板部20を収納した箱形無線受信駆動装置を収納し、該無線受信駆動装置受信基板部20の出力端子をモータ107の入力端子に接続する構成が開示されている。
もっとも、同文献には無線受信駆動装置の電源供給制御に関する技術的記載はなく、装置本体に電源供給スイッチを設けて使用者がこのスイッチを操作しなければ電源供給を止めることができず、電動玩具の非使用時に無線受信駆動装置に内蔵させた内蔵電池が消耗してしまうという問題がある。電動玩具の非使用時に内蔵電池の消耗を抑制するためるには、毎回、電動玩具の電池ボックスを開け、無線受信駆動装置を取り外し、この無線受信駆動装置からさらに内蔵電池を取り外すことが必要とされる。このような動く電動玩具は、安全性を考慮して電池ボックスの蓋は、ネジで固定するものが多く、その煩わしさはさらに増すこととなる。そのまま放置したままにすると、次に遊ぶときには電池がなくなっているため、新たな電池を用意して交換しなければならないといった煩わしさも顕在化していた。
実用新案登録第3143765号公報
目的は、内蔵電池の消耗を抑えることを可能とする電池形電源装置、回路及び電子機器を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る電池形電源装置は、負荷と電池ボックスと前記負荷と前記電池ボックスとの間に介在される電源スイッチとを有する外部負荷装置の前記電池ボックスに単独又は外部電池と直列に装着可能である。電池形電源装置は、電池規格に準じた形状及び寸法のハウジングと、前記ハウジングの内側に内蔵電池を収納するものであって、前記収納された内蔵電池の前後端子に接触する内側正極端子と内側負極端子とを有する電池収納部と、前記ハウジングの前端面に設けられ、前記内側正極端子に接続される外側正極端子と、前記ハウジングの後端面に設けられ、前記内側負極端子に接続される外側負極端子と、前記内側負極端子と前記外側負極端子との間、又は前記内側正極端子と前記外側正極端子との間に介在される出力トランジスタと、アンテナを介して外部情報処理装置から受信したRF信号に従って前記出力トランジスタの制御信号を発生する制御回路と、前記電源スイッチのオンオフに連動して、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧が変動するように、前記内側負極端子と前記外側負極端子との間、又は前記内側正極端子と前記外側正極端子との間に前記出力トランジスタと並列に介在される検出抵抗とを具備する。
本発明の一実施形態に係る電子機器は、負荷と、電源を収容する電源ボックスと、前記負荷と前記電源ボックスとの間に介在される電源スイッチと、前記電源スイッチのオン/オフを検出する電源スイッチ検出部と、前記負荷と前記電源ボックスとの間の電気的な接続を制御信号に従って遮断又は導通する回路遮断/導通部と、アンテナを介して外部情報処理装置から受信したRF信号に従って、前記制御信号を発生する制御部とを具備し、前記制御部は、前記電源スイッチ検出部により検出された前記電源スイッチのオン/オフに従って、前記アンテナを介したRF信号の送受信動作のオン/オフを切り替える。
本発明の一実施形態に係る回路は外部負荷と電源と電源スイッチとともに構成され、前記電源スイッチのオン/オフを検出する電源スイッチ検出部と、前記外部負荷と前記電源ボックスとの間の電気的な接続を制御信号に従って遮断又は導通する回路遮断/導通部と、アンテナを介して外部情報処理装置から受信したRF信号に従って、前記制御信号を発生する制御部とを具備し、前記制御部は、前記電源スイッチ検出部により検出された前記電源スイッチのオン/オフに従って、前記アンテナを介したRF信号の送受信動作のオン/オフを切り替える。
図1は、第1実施形態に係る無線通信機能を備える電池形電源装置の外観を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る電池形電源装置の内部構造を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る電池形電源装置の使用態様を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る電池形電源装置の一例を示す等価回路図である。 図5は、第1実施形態に係る電池形電源装置の他の例を示す等価回路図である。 図6は、図5の電池型電源装置による通信間隔の変更処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、第2実施形態に係る電池形電源装置の一例を示す等価回路図である。 図8は、図7のRFICの出力に対するDCDCコンバータのEN端子の入力信号の変化を示すタイミングチャートである。 図9は、第3実施形態に係る電池形電源装置の一例を示す等価回路図である。 図10は、第4実施形態に係る電池形電源装置の一例を示す等価回路図である。 図11は、図10のRFICによるPWM制御中の各端子の入出力の変化を示すタイミングチャートである。 図12は、図10のRFICの制御部による送受信動作のオン/オフの切り替え処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、第5実施形態に係る電池形電源装置の一例を示す等価回路図である。 図14は、図13の電源スイッチのオン/オフに伴って変動する各トランジスタの端子電圧レベルを示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る無線機能を備えた電池形電源装置100を説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
本実施形態の目的は、電池ボックスに電池形電源装置を装着したままでも、電池形電源装置と接続されたスイッチ(たとえば、電源スイッチ)に連動して電池形電源装置のオン/オフを制御することができる電池形電源装置、回路及び電子機器を提供することにある。また、外部の電源スイッチに連動して電池形電源装置をオン/オフするのではなく、電池形電源装置の送受信動作のオン/オフを制御することができる電池形電源装置、回路及び電子機器を提供することを目的の一つとする。電子機器においてスイッチ(たとえば、電源スイッチ)のオン又はオフを検出して、負荷(たとえば、無線通信装置や、動力源等)への出力を調整することのできる電池形電源装置、回路及び電子機器を提供することを目的の一とする。さらに、電圧レベル安定化、レベルシフト、論理整合、負荷から発生する逆起電圧によるCPU破壊、等を防止することのできる回路、電子機器及び電源供給方法を提供することを目的の一とする。
図1は、第1実施形態に係る無線通信機能を備える電池形電源装置100の外観を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る電池形電源装置100の内部構造を示す図である。第1実施形態に係る無線機能を備えた電池形電源装置100(以下、単に電池形電源装置100と称す)は、電池規格に準じた形状及び外寸で構成される。典型的には電池形電源装置100は、単3形規格準じた高さ及び直径の円柱体で構成される。しかし、電池形電源装置100は、他の電池規格に準じた形状及び寸法で構成されていてもよい。ここでは電池形電源装置100は単3形規格に準じているものとして説明する。なお、他の第2乃至第5実施形態に係る電池形電源装置100も第1実施形態に係る電池形電源装置100と同様の形状及び寸法で構成される。
電池形電源装置100の本体部117は単3形電池規格と同一の形状及び寸法で構成された円筒状体のハウジング118に外装されている。本体部117の上端面(前端面ともいう)の中央には、外側正極端子103として円形状の導電板が取り付けられる。本体部の下端面(後端面ともいう)の中央には、外側負極端子104として円形状の導電板が取り付けられる。ハウジング118の周面の一部分は長円形状に切り欠かれている。切り欠き部119の長さは単4乾電池と同等であり、幅は単4乾電池の幅より若干広い。ユーザは、この切り欠き部119から単4形電池を電池収納部102に対して挿抜することができる。電池収納部102の形状は単4形規格に準じた長さ及び直径の円柱形状のスペースである。電池収納部102の中心軸は電池形電源装置100の円柱中心軸に対して半径方向にオフセットされる。このオフセットは、ハウジング118と電池収納部102との間に僅かなスペースを提供する。この僅かなスペースに電池形電源装置100の各種機能を実現する基板107が搭載される。
電池収納部102の前端中央、つまり外側正極端子103と同じ側には内側正極端子105として導電板が取り付けられる。電池収納部102の後端中央、外側負極端子104と同じ側には内側負極端子106としてバネ性を有した導電板が取り付けられる。電池収納部102に収納された単4乾電池の正極端子は内側正極端子105に接触し、単4乾電池の負極端子は内側負極端子106に接触する。内側負極端子106は配線ケーブル108を介して外側負極端子104と基板107とに接続される。内側負極端子106は外側負極端子104と共通導電板で構成されてもよい。内側正極端子105は配線ケーブル109により基板107に接続される。外側正極端子103は配線ケーブル110により基板107に接続される。
図3は図1の電池形電源装置100の使用状態を示す図である。図3に示すように、外部負荷装置111は、負荷115と電池ボックス112と電源スイッチ(外部スイッチ)114とを有する。ここでは外部負荷装置111は1本の単3乾電池で駆動する。電池形電源装置100は電池ボックス112に単独で装着される。外部負荷装置111としては電動玩具、電動工作玩具、防災センサ、防犯センサ、懐中電灯、自転車ライト、電池式調理器、電気ウキ、電動ペット給餌装置、電池式ファン、電池式ハンドソープディスペンサー等の電子機器である。ここでは外部負荷装置111はモータ115で駆動する電動玩具として説明する。電動玩具の具体例としてはスイッチをオンすると一定速度で動くミニチュアの列車や、ミニチュアカー等である。モータ115には、伝達機構を介して車輪116が接続される。電源スイッチ114がオンされると、モータ115と電池ボックス112との電気的な接続が確保される。電源スイッチ114がオフされると、モータ115と電池ボックス112とは電気的に切断される。
外部情報処理装置200はスマートフォンや、携帯電話機や、タブレット端末、ラジオコントロール通信機等の通信機能及び操作機能等を備えた典型的には携帯型のディジタル電子機器である。もちろん、外部情報処理装置200は、電池形電源装置100を操作するための専用機であってもよい。ユーザは、外部情報処理装置200を操作することで、モータ115をオン/オフすることができる。また、ユーザは、外部情報処理装置200を操作することでモータ出力指示値を0%(駆動信号出力なし)から100%(駆動信号出力値最大)までの間の任意の値を指定することができる。電池形電源装置100は外部情報処理装置200と無線接続される。外部情報処理装置200から電池形電源装置100にはユーザにより選択されたモータ出力指示が無線で送信される。後述するように、電池形電源装置100の電池収納部102の内側正極端子105と外側正極端子103との間又は内側負極端子106と外側負極端子104との間に出力トランジスタ120が介在される。電池形電源装置100は外部情報処理装置200からのモータ出力指示に従って出力トランジスタ120をON/OFFさせることで、電源出力を調整する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る電池形電源装置100は、電源スイッチ114のオン/オフに連動してオン/オフする。具体的には、電池形電源装置100の無線通信機能が電源スイッチ114のオン/オフに連動してオン/オフする。図4は、第1実施形態に係る電池形電源装置100の一例を示す等価回路図である。ここでは、電池形電源装置100が単独で電池ボックス112に装着されている。電池形電源装置100の電池収納部102には内蔵電池が装着されている。
(回路構成)
第1実施形態に係る電池形電源装置100は、出力トランジスタ120、DCDCコンバータ(内部電源回路)121、RFIC(制御回路)122、インバータ123、プルアップ抵抗(検出抵抗)124、プルアップ抵抗125を有する。これら電子部品は基板107に実装される。
出力トランジスタ120は、典型的にはPチャンネルMOSFETであり、内側正極端子105と外側正極端子103との間に介在される。出力トランジスタ120のソース端子は、配線ケーブル109を介して内側正極端子105に接続される。出力トランジスタ120のドレイン端子は、配線ケーブル110を介して外側正極端子103に接続される。
プルアップ抵抗(検出抵抗)124は、内側正極端子105と外側正極端子103との間に、出力トランジスタ120と並列に配置される。プルアップ抵抗125は、出力トランジスタ120のゲート端子と内側正極端子105との間に介在される。
DCDCコンバータ121のVcc端子は内側正極端子105に接続され、EN端子は外側正極端子103に接続され、OUTPUT端子はRFIC122のVdd端子に接続される。DCDCコンバータ121は、内部電源回路であり、電池収納部102に装着された単4乾電池の電池電圧Vccを内部回路動作用の例えば3.0Vの電源電圧Vddに昇圧する。DCDCコンバータ121は、そのEN端子がハイレベルのとき電源電圧VddをRFIC122に給電し、そのEN端子がローレベルのとき電源電圧VddをRFIC122に給電しないように構成されている。ここでは、DCDCコンバータ121がRFIC122の駆動電圧を給電する内部電源回路として機能するが、RFIC122に駆動電圧を給電する内部電源回路はDCDCコンバータ121以外の他の電子部品等であってもよい。
出力トランジスタ120のドレイン端子とDCDCコンバータ121のEN端子との間にはインバータ123が介在される。DCDCコンバータ121の入力段にインバータ123を配置することで、モータ115に発生する逆起電圧によるDCDCコンバータの破壊等を回避することができる。インバータ123の入力端子は出力トランジスタ120のドレイン端子に接続され、出力端子はDCDCコンバータ121のEN端子に接続される。インバータ123は、入力信号を反転して出力する。
RFIC122は、電源電圧Vddで駆動し、電池形電源装置100を統括して制御する制御回路である。RFIC122のANT端子には無線通信用のアンテナ127が接続される。RFIC122のOUTPUT端子は出力トランジスタ120のゲート端子に接続される。RFIC122は、機能上、通信部、制御信号発生部、制御部等を備える。通信部は、制御部の制御に従って駆動され、アンテナ127を介して外部情報処理装置200とBluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信を行う。なお、RFIC122は、他の無線通信規格、例えば無線LAN規格に準拠した無線通信を行ってもよい。通信部は、アンテナ127を介して外部情報処理装置200からモータ115のオン/オフを表すコード無線信号を受信する。モータ115のオンを表すコード無線信号を受信したとき、制御信号発生部は、制御部の制御に従って駆動され、ローレベルのゲート制御信号を発生する。モータ115のオフを表すコード無線信号を受信したとき、制御信号発生部は、制御部の制御に従って、ハイレベルのゲート制御信号を発生する。または、制御信号発生部は、制御部の制御に従ってオフされ、それによりOUTPUT端子は開放される。制御信号発生部により発生されるゲート制御信号のハイレベルとは、出力トランジスタ120のしきい値電圧Vthよりも十分低い電圧値であり、ローレベルとは、出力トランジスタ120のしきい値電圧Vthよりも十分高い電圧値である。
出力トランジスタ120は、ゲートに入力されるゲート制御信号により印加される電圧(ゲート電圧)により、そのオン/オフが制御される。ゲート電圧がしきい値電圧Vthよりも十分低いローレベルであるとき、ソース・ドレイン間にチャネルが形成され、最大ドレイン電流が流れる。この状態は出力トランジスタ120がオン状態である。出力トランジスタ120がオンされると、電池形電源装置100の外側正極端子103と外側負極端子104との間に内蔵電池を介して電流が流れる。外部負荷装置111の電源スイッチ114がオン状態であれば、電池形電源装置100の外側正極端子103と外側負極端子104との間に電流が流れ、外部負荷装置111のモータ115が駆動する。一方、ゲート電圧がしきい値電圧Vthよりも十分高いハイレベルであるとき、ソース・ドレイン間にドレイン電流が流れない。この状態は出力トランジスタ120がオフ状態である。出力トランジスタ120がオフされると、電池形電源装置100の外側正極端子103と外側負極端子104との間が遮断される。これにより、外部負荷装置111の電源スイッチ114がオン状態であっても、外部負荷装置111の回路は遮断され、モータ115は駆動しない。
(動作説明)
以下、電源スイッチ114がオフされている状態を外部負荷装置11のオフ状態、電源スイッチ114がオンされているがモータ115が動作していない状態を外部負荷装置111の待機状態、モータ115が動作している状態を外部負荷装置111の動作状態という。また、RFIC122の制御部が駆動していない状態を電池形電源装置100のオフ状態、RFIC122の制御部は駆動しているが、無線通信部による送受信動作がオフされている状態を電池形電源装置100の待機状態、無線通信部による送受信動作がオンされている状態を電池形電源装置100の通信可能状態、RFIC122からゲート制御信号が出力されている状態を電池形電源装置100の動作状態という。
第1実施形態に係る電池形電源装置100の一つの特徴は、電源スイッチ114のオン/オフに連動して、外側正極端子103の、基準電位に対する電圧レベルが変動するように、内側正極端子105と外側正極端子103との間に出力トランジスタ120と並列にプルアップ抵抗(検出抵抗)124を配置したことにある。ここでは、基準電位はGND電位とする。電源スイッチ114がオフされているとき、外側正極端子103はプルアップ抵抗124を介して内側正極端子105に接続されるため、ハイレベルである。一方、電源スイッチ114がオフからオンに切り替わると、外側正極端子103は電源スイッチ114を経由してGNDに接続されるため、ハイレベルからローレベルに切り替わる。このように、電源スイッチ114のオン/オフに連動して外側正極端子103の電圧レベルは変動する。電池形電源装置100は、外側正極端子103の電圧レベルの変動を検出することで、電源スイッチ114のオン/オフを検出する。
外部負荷装置111が初期状態であるとき、インバータ123の入力端子はプルアップ抵抗124を介して内側正極端子105に接続されるためハイレベルであり、DCDCコンバータ121のEN端子(インバータ123の出力端子)はローレベルである。したがって、DCDCコンバータ121により発生された電源電圧VddがRFIC122に給電されない。そのため、電池形電源装置100はオフ状態である。
電源スイッチ114がオンされたとき、インバータ123の入力端子は電源スイッチ114を経由してGNDに接続されるためハイレベルからローレベルに切り替わり、DCDCコンバータ121のEN端子はローレベルからハイレベルに切り替わる。それにより、DCDCコンバータ121により発生された電源電圧VddがRFIC122に給電され、それによりRFIC122の制御部は駆動し、電池形電源装置100の状態はオフ状態から待機状態に遷移する。RFIC122が駆動されたのを契機に、制御部の制御に従って、無線通信部による送受信動作がオフからオンに切り替えられ、それにより電池形電源装置100は待機状態から通信可能状態に遷移する。
電源スイッチ114がオフされたとき、再びインバータ123の入力端子はプルアップ抵抗124を介して内側正極端子105に接続されるためローレベルからハイレベルに切り替わり、それによりRFIC122はオフされ、電池形電源装置100の状態は通信可能状態からオフ状態に切り替わる。
電池形電源装置100が通信可能状態であるとき、電池形電源装置100は、外部情報処理装置200から受信した無線信号に従って、種々の処理を行うことができる。例えば無線通信部を介して、外部情報処理装置200からモータ115のオンを指示するコード無線信号を受信したとき、制御信号発生部はローレベルのゲート制御信号を発生する。それにより出力トランジスタ120のゲート端子はローレベルになるため、出力トランジスタ120はオンし、モータ115が駆動する。このように、ユーザは、外部情報処理装置200を操作することで、外部負荷装置111を自由なタイミングでオンすることができる。
図4で説明したように、第1実施形態に係る電池形電源装置100によれば、外部負荷装置111の電源スイッチ114のオンに連動して電池形電源装置100の状態をオフ状態から通信可能状態に切り替え、電源スイッチ114のオフに連動して、通信可能状態からオフ状態に切り替えることができる。これにより、電池形電源装置100は、その状態をオフ状態と通信可能状態との間で切り替えるためのスイッチを装備する必要がなく、これは装置の小型化と部品コストの低減に寄与する。また、外部負荷装置111が初期状態であるとき、DCDCコンバータ121とRFIC122とが駆動していないため、不要な電力消費を低減することができる。
なお、第1実施形態に係る電池形電源装置100では、インバータ123の出力信号をDCDCコンバータ121に入力しているが、インバータ123の出力信号をRFIC122に入力する構成であってもよい。
図5は、第1実施形態に係る電池形電源装置100の他の例を示す等価回路図である。インバータ123の出力端子はRFIC122のINPUT端子に接続される。RFIC122の入力段にインバータ123を配置することで、モータ115に発生する逆起電圧によるRFIC122の破壊等を回避することができる。DCDCコンバータ121のEN端子は内側正極端子105に接続される。したがって、内蔵電池が電子収納部2に装着されている間、DCDCコンバータ121はオンされるため、電池形電源装置100は待機状態である。
RFIC122は、外側正極端子103の電圧レベルで判別される電源スイッチ114のオン/オフに従って、アンテナ127を介したRF信号の送受信動作のオン/オフを切り替える。図4で説明したように、電源スイッチ114のオン/オフは、インバータ123の出力信号の電圧レベルで判別できる。電源スイッチ114がオンしているとき、インバータ123の出力信号はハイレベルであり、電源スイッチ114がオフしているとき、インバータ123の出力信号がローレベルである。したがって、INPUT端子がローレベルのとき、電源スイッチ114はオフされていると判別されるため、制御部の制御に従って無線通信部による送受信動作がオフされ、電池形電源装置100の状態が通信可能状態から待機状態に切り替わる。INPUT端子がハイレベルのとき、電源スイッチ114はオンされていると判別されるため、制御部の制御に従って無線通信部による送受信動作がオンされ、電池形電源装置100の状態は待機状態から通信可能状態に切り替わる。制御部による無線通信部の送受信動作のオン/オフの切り替えは、無線通信部の通信モジュールへの駆動電圧Vddの給電を制御することで行われる。もちろん、制御部による無線通信部の送受信動作のオン/オフの切り替えは、通信モジュールが駆動している状態で、ソフトウェアで電波の出力を制御することで行われてもよい。
図5で説明したように、第1実施形態に係る電池形電源装置100の他の例によれば、外部負荷装置111の電源スイッチ114のオンに連動して、電池形電源装置100の状態を待機状態から通信可能状態に切り替え、電源スイッチ114のオフに連動して、通信可能状態から待機状態に切り替えることができる。これより、電池形電源装置100は、その状態を待機状態と通信可能状態との間で切り替えるためのスイッチを装備する必要がなく、これは装置の小型化と部品コストの低減に寄与する。また、外部負荷装置111が初期状態であるとき、DCDCコンバータ121とRFIC122とが駆動していないため、不要な電力消費を低減することができる。
また、図5のように回路を構成することで、内蔵電池が電池収納部102に装着されている間、電池形電源装置100は待機状態である。制御部は、電源スイッチ114のオン/オフに連動して、無線通信部による送受信動作のオン/オフ以外の処理を実行してもよい。例えば、制御部は、電源スイッチ114のオン/オフに連動して、外部情報処理装置200との間の通信間隔を変更させる。図6は、図5の電池型電源装置による通信間隔の変更処理の手順を示すフローチャートである。外部負荷装置111が初期状態であるとき、電池形電源装置100は待機状態である。無線通信部は、制御部の制御に従って、外部情報処理装置200と通信間隔T1で通信する(ステップS11)。電源スイッチ114がオンされたとき(ステップS12)、つまりRFIC122のINPUT端子がローレベルからハイレベルに切り替わったとき、無線通信部は、制御部の制御に従って、外部情報処理装置200と通信間隔T1よりも短い通信間隔T2で通信する(ステップS13)。通信間隔T1,T2はプリセットされていてもよいし、外部情報処理装置200を介してユーザにより設定された値であってもよい。電源スイッチ114がオフされたとき(ステップS14)、つまりRFIC122のINPUT端子がハイレベルからローレベルに切り替わったとき、処理ステップはステップS11に戻り、無線通信部は、制御部の制御に従って、外部情報処理装置200と通信間隔T1で通信する。
外部負荷装置111が待機状態であるとき、外部情報処理装置200との間の通信間隔を短くすることで、外部情報処理装置200からの指示に対する電池形電源装置100の応答速度を向上し、また、外部情報処理装置200との間の通信の接続性も向上することができる。また、外部負荷装置111がオフ状態(電源スイッチ114がオフ状態)であるとき、外部情報処理装置200との間の通信間隔を長くすることで、不要な電力消費を低減することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る電池形電源装置100は、第1実施形態に係る電池形電源装置100の出力トランジスタ120のゲート制御信号としてPWM信号を使用可能に構成される。
(回路構成)
図7は、第2実施形態に係る電池形電源装置100の一例を示す等価回路図である。第2実施形態に係る電池形電源装置100の一つの特徴は、DCDCコンバータ121のEN端子の前段にOR回路131が配置される点にある。
OR回路131は2つの入力端子と1つの出力端子とを有する。OR回路131は、その2つの入力端子のうち、少なくとも一方がハイレベルのとき、ハイレベルの信号を出力する。また、OR回路131は、その2つの入力端子の両方がローレベルのときローレベルの信号を出力する。OR回路131の出力端子はDCDCコンバータ121のEN端子に接続される。OR回路131の出力端子とDCDCコンバータ121のEN端子との間にはローパスフィルタ132が介在される。ローパスフィルタ132は、例えば抵抗とコンデンサとで構成される。ローパスフィルタ132は、遮断周波数より低い周波数の成分を通過させ、遮断周波数より高い周波数の成分を逓減させ、ノイズ等による瞬間的な信号の変動を抑制する。
OR回路131の一方の入力端子(第1入力端子)は、RFIC122のOUTPUT端子に接続される。OR回路131の他方の入力端子(第2入力端子)は、検出トランジスタ130を経由して内側正極端子105に接続される。また、OR回路131の第1、第2入力端子はプルダウン抵抗136,135を介してGNDに接続される。
RFIC122のOUTPUT端子と出力トランジスタ120のゲート端子との間にはインバータ133が介在される。インバータ133の出力は出力トランジスタ120のゲートに入力される。
検出トランジスタ130は、典型的にはPチャンネルMOSFETであり、電源スイッチ114のオン/オフを検出する。検出トランジスタ130のドレイン端子はOR回路131の第2入力端子に接続され、ソース端子は内側正極端子105に接続され、ゲート端子は外側正極端子103に接続される。第1実施形態と同様に、プルアップ抵抗(検出抵抗)124は、内側正極端子105と外側正極端子103との間に出力トランジスタ120と並列に配置される。それにより、電源スイッチ114のオン/オフに連動して、外側正極端子103の信号レベルをローレベルとハイレベルとの間で切り替えることができる。検出トランジスタ130のゲート端子を外側正極端子103に接続することで、電源スイッチ114のオン/オフに連動して検出トランジスタ130をオン/オフさせることができる。
制御信号発生部は、制御部の制御に従って、受信したモータ出力指示値に応じたゲート制御信号を発生する。ここでは、ゲート制御信号は、PWM(パルス幅信号変調)信号で提供される。例えば、モータ出力指示値が0%の場合において、制御信号発生部はデューティー比0%(ローレベルのみ)のPWM信号を発生する。モータ出力指示値が100%の場合において、制御信号発生部はデューティー比100%(ハイレベルのみ)のPWM信号を発生する。モータ出力指示値が50%の場合において、制御信号発生部はデューティー比50%(ローレベルとハイレベルの比が半分)の信号を発生する。制御信号発生部により発生されたPWM信号は出力トランジスタ120にゲート制御信号として入力される。
PWM信号がハイレベル(ゲート端子がローレベル)のとき、出力トランジスタ120はオン状態である。そのため、外部負荷装置111の回路は導通され、モータ115は駆動する。PWM信号(ゲート制御信号)がローレベル(ゲート端子がハイレベル)のとき、出力トランジスタ120はオフ状態である。そのため、外部負荷装置111の回路は遮断され、モータ115は駆動しない。PWM信号がゲート端子に入力されている間、モータ115は回転開始と回転停止とを所定の周期で繰り返す。出力トランジスタ120がオンからオフに切り替わると、モータ115はそのコイル特性により、徐々に回転が落ちていくこととなるが、出力トランジスタ120がオンからオフに切り替わると再度回転が速くなる。この特性を使って、PWM制御によりモータ115を任意の回転数で回転させることができる。
(動作説明)
第2実施形態に係る電池形電源装置100の一つの特徴は、DCDCコンバータ121の前段にOR回路131を配置した点にある。OR回路131は、RFIC122から出力されるゲート制御信号と検出トランジスタ130の検出信号との入力を受け、論理和の演算結果として、DCDCコンバータ121にハイレベル又はローレベルの信号を出力する。それにより、電源スイッチ114がオン状態であれば、電池形電源装置100が通信可能状態からオフ状態又は待機状態に切り替わるのを回避することができる。
具体的には、外部負荷装置111が初期状態であるとき、検出トランジスタ130もRFIC122もオフされているため、OR回路131の第1、第2入力端子はそれぞれプルダウン抵抗136,135を経由してGNDに接続されるため、ローレベルである。したがって、DCDCコンバータ121により発生された電源電圧VddがRFIC122に給電されない。そのため、電池形電源装置100はオフ状態である。
電源スイッチ114がオンされたとき、検出トランジスタ130のゲート端子は、電源スイッチ114を経由してGNDに接続されるためハイレベルからローレベルに切り替わる。OR回路131の第2入力端子は検出トランジスタ130を経由して内側正極端子105に接続されローレベルからハイレベルに切り替わり、それによりOR回路131はハイレベルの信号を出力する。DCDCコンバータ121のEN端子がローレベルからハイレベルに切り替わり、DCDCコンバータ121により発生された電源電圧VddがRFIC122に給電され、それによりRFIC122の制御部は駆動し、電池形電源装置100の状態はオフ状態から待機状態に切り替わる。RFIC122の制御部が駆動されたのを契機に、制御部の制御に従って、無線通信部による送受信動作がオフからオンに切り替えられ、電池形電源装置100の状態は待機状態から通信可能状態に切り替わる。出力トランジスタ120は、外部情報処理装置200からのモータ出力指示に応じたPWM信号に従ってその電源出力が調整される。
電源スイッチ114がオンされた状態で、出力トランジスタ120がオフされたとき(出力トランジスタ120のゲート端子がハイレベルであるとき)、検出トランジスタ130のゲート端子は電源スイッチ114を介してGNDに接続されるためローレベルであり、それにより検出トランジスタ130はオンされる。検出トランジスタ130がオンされることで、OR回路131の第1入力端子は検出トランジスタ130を介して内側正極端子105に接続されるためハイレベルであり、それによりOR回路131はハイレベルの信号をDCDCコンバータ121に出力する。
電源スイッチ114がオンされた状態で、出力トランジスタ120がオンされたとき(出力トランジスタ120のゲート端子がローレベルであるとき)、検出トランジスタ130のゲート端子は出力トランジスタ120を介して内側正極端子105に接続されるためハイレベルであり、それにより検出トランジスタ130はオフされる。OR回路131の第1入力端子は、プルダウン抵抗136を介してGNDに接続されるためローレベルである。一方で、出力トランジスタ120がオンされているとき、OUTPUT端子から出力されているゲート制御信号はハイレベルである。したがって、OR回路131の第2入力端子はOUTPUT端子に接続されるためハイレベルであり、それによりOR回路131はハイレベルの信号をDCDCコンバータ121に出力する。
したがって、ゲート制御信号により出力トランジスタ120がオフされている間、OR回路131の第1入力端子がハイレベル、第2入力端子がローレベルであるため、OR回路131はハイレベルの信号を出力する。一方、出力トランジスタ120がオンされている間、OR回路131の第1入力端子がローレベル、第2入力端子がハイレベルであるため、OR回路131はハイレベルの信号を出力する。
このように、電源スイッチ114がオンされていれば、出力トランジスタ120がゲート制御信号によりオン/オフされても、OR回路131はオン状態を維持することができる。それにより、ゲート制御信号にPWM信号を使用した場合でも、電池形電源装置100の状態を通信可能状態で維持することができる。PWM信号の使用が可能となることで、電源出力を0%から100%の範囲で自在に調整できる電源装置を提供することができる。それにより、例えば第2実施形態に係る電池形電源装置100を電池ボックス112に装着するだけで、元々、電源出力を調整する手段を装備していない外部負荷装置111に電源出力を調整する手段を与えることができる。ユーザは、外部情報処理装置200を操作して、例えば電池形電源装置100を装着する電動玩具の動作速度を自由に変更することができる。
なお、第2実施形態では、OR回路131の出力信号をDCDCコンバータ121に入力する構成としたが、OR回路131の出力信号をRFIC122のINPUT端子に入力する構成にし、INPUT端子の信号レベルに従って、制御部により無線通信部による送受信動作のオン/オフが切り替えるようにしてもよい。
(第3実施形態)
第1、第2実施形態では、出力トランジスタ120にPチャンネルMOSFETを使用した場合の回路例について説明したが、出力トランジスタ120として、NチャンネルMOSFETを使用してもよい。NチャンネルMOSFETは、PチャンネルMOSFETに比べて安価なものがあり、NチャンネルMOSFETを使用することで、電池形電源装置100の部品コストを低減することができる。また、NチャンネルMOSFETは、PチャンネルMOSFETに比べて耐圧が高いものがあり、NチャンネルMOSFETを使用することで、電池形電源装置100に対して直列に接続できる外部電池の数を増やすことができる。これは、電池形電源装置100を使用できる外部負荷装置111の範囲の拡大が期待できる。なお、出力トランジスタ120は、バイポーラトランジスタであってもよく、その場合ゲート制御信号はベース制御信号と読み替えられる。
(回路構成)
図9は、第3実施形態に係る電池形電源装置100の一例を示す等価回路図である。図9は、図7の回路の出力トランジスタ140をPチャンネルMOSFETからNチャンネルMOSFETに変更した場合の回路例である。図9に示すように、OR回路131とDCDCコンバータ121とRFIC122との間の配線は図7の回路と同一である。出力トランジスタ140は内側負極端子106と外側負極端子104との間に介在される。出力トランジスタ140のソース端子は内側正極端子105に接続され、ドレイン端子は外側負極端子104に接続され、ゲート端子はRFIC122のOUTPUT端子に接続される。
第3実施形態では、2つの検出トランジスタで電源スイッチ114のオン/オフを検出する。第1検出トランジスタ130はPチャンネルMOSFETである。第1検出トランジスタ130のソース端子は内側正極端子105に接続され、ゲート端子は第2検出トランジスタ141のドレイン端子に接続され、ドレイン端子はOR回路131の第2入力端子に接続される。また、第1検出トランジスタ130がオフされているとき、OR回路131の第2入力端子をローレベルで安定させるために、OR回路131の第2入力端子はプルダウン抵抗135を介してGNDに接続される。さらに、第2検出トランジスタ141がオフされているとき、第1検出トランジスタ130のゲート端子をハイレベルで安定させるために、第1検出トランジスタ130のゲート端子はプルアップ抵抗134を介して内側正極端子105に接続される。第2検出トランジスタ141はNチャンネルMOSFETである。第2検出トランジスタ141のソース端子はGNDに接続され、ゲート端子は外側負極端子104に接続され、ドレイン端子は第1検出トランジスタ130のゲート端子に接続される。また、電源スイッチ114がオフされているとき、第2検出トランジスタ141のゲート端子をローレベルで安定させるために、第2検出トランジスタ141のゲート端子はプルダウン抵抗143を介しGNDに接続される。
(動作説明)
外部負荷装置111が初期状態(電源スイッチ114がオフ状態)であるとき、第2検出トランジスタ141は、そのゲート端子がプルダウン抵抗143を介してGNDに接続されるためローレベルであり、オフ状態である。第1検出トランジスタ130は、そのゲート端子がプルアップ抵抗134を介して内側正極端子105に接続されるためハイレベルであり、オフ状態である。外部負荷装置111が初期状態でRFIC122は駆動していないため、ゲート制御信号は出力されない。したがって、OR回路131は、その第1、第2入力端子がそれぞれプルダウン抵抗136,135を経由してGNDに接続されるためローレベルであるため、ローレベルの信号を出力する。
電源スイッチ114がオンされたとき、第2検出トランジスタ141は、そのゲート端子が外側負極端子104、モータ115、電源スイッチ114、外側正極端子103を経由して内側正極端子105に接続されハイレベルであるため、オンされる。第1検出トランジスタ130は、そのゲート端子が第2検出トランジスタ141を経由してGNDに接続されローレベルであるため、オンされる。OR回路131の第2入力端子は第1検出トランジスタ130を経由して内側正極端子105に接続されローレベルからハイレベルに切り替わり、それによりOR回路131はハイレベルの信号を出力する。DCDCコンバータ121のEN端子がローレベルからハイレベルに切り替わり、DCDCコンバータ121により発生された電源電圧VddがRFIC122に給電され、それによりRFIC122の制御部は駆動し、電池形電源装置100の状態はオフ状態から待機状態に切り替わる。RFIC122の制御部が駆動されたのを契機に、制御部の制御に従って、無線通信部による送受信動作がオフからオンに切り替えられ、電池形電源装置100の状態は待機状態から通信可能状態に切り替わる。出力トランジスタ120は、外部情報処理装置200からのモータ出力指示に応じたPWM信号に従ってその電源出力が調整される。
以上説明した第3実施形態に係る電池形電源装置100によれば、電源スイッチ114のオン/オフに連動して、その状態をオフ状態と通信可能状態との間で切り替えることができる。また、電源スイッチ114がオンされていれば、出力トランジスタ120がゲート制御信号によりオン/オフされても、OR回路131はオン状態を維持することができる。それにより、ゲート制御信号にPWM信号を使用した場合でも、電池形電源装置100の状態を通信可能状態で維持することができる。つまり、出力トランジスタ120にNチャンネルMOSFETを用いた場合であっても、出力トランジスタ120にPチャンネルMOSFETを用いた第2実施形態に係る電池形電源装置100と同様に動作させることができ、同様の効果を得られる。
(第4実施形態)
第2実施形態に係る電池形電源装置100は、DCDCコンバータ121のEN端子の前段にOR回路131を配置し、OR回路131でRFIC122から出力されたPWM信号と検出トランジスタ130から出力された検出信号との論理和をとることで、出力トランジスタ120のゲート制御信号としてPWM信号を使用した場合でも、電源スイッチ114がオン状態であれば、電池形電源装置100を通信可能状態で維持することができる。第4実施形態に係る電池形電源装置100では、第2実施形態のOR回路131で行われる処理をRFIC122の内部で行う。
(回路構成)
図10は、第1実施形態の図5の回路のインバータ123をPチャンネルMOSFETに換挿したときの回路例である。検出トランジスタ130のゲート端子は、外側正極端子103に接続され、ソース端子はDCDCコンバータ121のOUTPUT端子に接続され、ドレイン端子はRFIC122のINPUT端子に接続される。また、電源スイッチ114がオフされているとき、検出トランジスタ130のゲート端子をハイレベルで安定させるために、検出トランジスタ130のゲート端子はプルアップ抵抗134を介してDCDCコンバータ121のINPUT端子に接続される。さらに、検出トランジスタ130がオフされているとき、RFIC122のINPUT端子をローレベルで安定させるために、RFIC122のINPUT端子はプルダウン抵抗137を介してGNDに接続される。RFIC122のOUTPUT端子は出力トランジスタ120のゲート端子に接続される。RFIC122のOUTPUT端子と出力トランジスタ120のゲート端子との間には、インバータ133が介在される。インバータ133の入力端子はRFIC122のOUTPUT端子に接続され、出力端子は出力トランジスタ120のゲート端子に接続される。また、RFIC122のOUTPUT端子が開放されているとき、出力トランジスタ120のゲート端子をハイレベルで安定させるためにインバータ133の入力端子はプルダウン抵抗138を介してGNDに接続される。
(動作説明)
図11は、図10のRFIC122によるPWM制御中の各端子の入出力の変化を示すタイミングチャートである。図12は、図10のRFIC122による送受信動作のオン/オフの切り替え処理の手順を示すフローチャートである。制御部は、制御信号発生部により発生され、OUTPUT端子から出力されたゲート制御信号とINPUT端子に入力される信号との論理和に従って、無線通信部による送受信動作のオン/オフを制御する。具体的には、制御部は、OUTPUT端子から出力するゲート制御信号とINPUT端子に入力される信号との論理和がハイレベルのとき送受信動作をオンし、ローレベルのときオフする。
図12に示すように、外部負荷装置111が初期状態(電源スイッチ114がオフ状態)であるとき、RFIC122のINPUT端子はローレベル、OUTPUT端子はローレベルである(ステップS21)。したがって、これら2つの端子の信号レベルの論理和はローレベルであるため、無線通信部による送受信動作はオンされていない。したがって、電池形電源装置100は、送受信動作がオフされた待機状態である。INPUT端子がローレベルからハイレベルに切り替わったとき、つまり電源スイッチ114がオンされたとき(ステップS22)、これら2つの端子の信号レベルの論理和はローレベルからハイレベルに切り替わる。それにより、制御部の制御に従って無線通信部による送受信動作がオンされ、電池形電源装置100の状態は待機状態から通信可能状態に切り替わる(ステップS23)。
INPUT端子がハイレベルのとき(ステップS24のYes)、制御部の制御に従って無線通信部による送受信動作がオン状態で維持され、それにより電池形電源装置100は通信可能状態で維持される(ステップS26)。INPUT端子がローレベルのとき、制御部はOUTPUT端子の信号レベルに従って、送受信動作のオン/オフを切り替える。INPUT端子がローレベル、OUTPUT端子がハイレベルのとき、ゲート制御信号のハイレベルにより出力トランジスタ120がオンされ、モータ115が駆動している状態である。したがって、電池形電源装置100は通信可能状態で維持すべきである。そのため、INPUT端子がローレベル(ステップS24のNo)、OUTPUT端子がハイレベルのとき(ステップS25のYes)、制御部の制御に従って無線通信部による送受信動作がオン状態で維持され、それにより電池形電源装置100は通信可能状態で維持される(ステップS26)。INPUT端子がローレベル、OUTPUT端子がローレベルのとき(または開放されているとき)は、電源スイッチ114がオフされている状態であり、不要な電力消費の低減の観点から、電池形電源装置100を通信可能状態から待機状態に切り替えるべきである。したがって、INPUT端子がローレベル(ステップS24のNo)、OUTPUT端子がローレベルのとき(ステップS25のNo)、制御部の制御に従って無線通信部による送受信動作がオンからオフに切り替えられ、それにより電池形電源装置100の状態は通信可能状態から待機状態に切り替わる(ステップS27)。
以上説明した制御部による送受信動作のオン/オフの切り替え制御により、図11に示すように、電源スイッチ114がオフされている間、送受信動作をオフし、電源スイッチ114がオンされている間、送受信動作をオンすることができる。したがって、第4実施形態に係る電池形電源装置100は、第2実施形態のようにOR回路131を配置することなく、第2実施形態に係る電池形電源装置100に比べて部品点数を少なくした状態で、ゲート制御信号としてPWM信号を使用することができる。なお、ここでは電源スイッチ114のオン/オフに連動して電池形電源装置100の通信機能をオン/オフするとしたが、図5で説明したように、電源スイッチ114のオン/オフに連動して電池形電源装置100の通信間隔を変更させてもよい。例えば、電源スイッチ114がオン状態であるとき通信間隔を短くすることで、外部情報処理装置200からの指示に対する電池形電源装置100の応答速度を向上し、また、外部情報処理装置200との間の通信の接続性も向上することができる。また、電源スイッチ114がオフされた状態で、外部情報処理装置200との間の通信間隔を長くすることで、不要な電力消費を低減することができる。
また、制御部による送受信動作のオン/オフの切り替えを制御する方法は上記に限定されない。例えば、制御部は、OUTPUT端子からゲート制御信号を出力している間、無線通信部による送受信動作のオン/オフ制御を行わないようにしてもよい。これにより、ゲート制御信号により出力トランジスタ120がオン/オフされ、INPUT端子の入力信号の電圧レベルが変化しても、電池形電源装置100を、OUTPUT端子からゲート制御信号が出力される直前の状態、つまり通信可能状態で維持することができる。
(第5実施形態)
外部負荷装置111の負荷としてモータ115を用いた場合において、第5実施形態に係る電池形電源装置100は、外部負荷装置111のモータ115に流す電流の向きを変更することができる。
(回路構成)
図13は、第5実施形態に係る電池形電源装置100の一例を示す等価回路図である。第5実施形態に係る電池形電源装置100は、Hブリッジ回路160を備える。Hブリッジ回路は電池に対して並列に設けられる。Hブリッジ回路160は、4つの出力トランジスタ161,162,163,164を有する。第1、第3出力トランジスタ161,163はPチャンネルMOSFETである。第2、第4出力トランジスタ162,164はNチャンネルMOSFETである。
検出トランジスタ130のゲート端子は外側正極端子103に接続される。電源スイッチ114がオフされているとき、検出トランジスタ130のゲート端子をハイレベルで安定させるために、検出トランジスタのゲート端子はプルアップ抵抗134を介して内側正極端子105に接続される。
第1出力トランジスタ161のソース端子は内側正極端子105に接続され、ドレイン端子は外側正極端子103に接続され、ゲート端子はインバータ156を介してRFIC122のOUTPUT1端子に接続される。RFIC122のOUTPUT1端子が開放されているとき、第1出力トランジスタ161のゲート端子をハイレベルで安定させるために、第1出力トランジスタ161のゲート端子はプルアップ抵抗151を介して内側正極端子105に接続される。電源スイッチ114がオフされているとき、第1出力トランジスタ161のドレイン端子をハイレベルで安定させるために、第1出力トランジスタ161のドレイン端子はプルアップ抵抗134を介して内側正極端子105に接続される。
第2出力トランジスタ162のソース端子は内側負極端子106に接続され、ドレイン端子は外側正極端子103に接続され、ゲート端子はRFIC122のOUTPUT2端子に接続される。RFIC122のOUTPUT2端子が開放されているとき、第2出力トランジスタ162のゲート端子をローレベルで安定させるために、第2出力トランジスタ162のゲート端子はプルダウン抵抗152を介して内側負極端子106に接続される。電源スイッチ114がオフされているとき、第2出力トランジスタ162のドレイン端子をハイレベルで安定させるために、第2出力トランジスタ162のドレイン端子はプルアップ抵抗134を介して内側正極端子105に接続される。
第3出力トランジスタ163のソース端子は内側正極端子105に接続され、ドレイン端子は外側負極端子104に接続され、ゲート端子はインバータ157を介してRFIC122のOUTPUT2端子に接続される。RFIC122のOUTPUT2端子が開放されているとき、第3出力トランジスタ163のゲート端子をハイレベルで安定させるために、第3出力トランジスタ163のゲート端子はプルアップ抵抗153を介して内側正極端子105に接続される。
第4出力トランジスタ164のソース端子は内側負極端子106に接続され、ドレイン端子は外側負極端子104に接続され、ゲート端子はRFIC122のOUTPUT1端子に接続される。RFIC122のOUTPUT1端子が開放されているとき、第4出力トランジスタ164のゲート端子をハイレベルで安定させるために、第4出力トランジスタ164のゲート端子はプルアップ抵抗154を介して内側正極端子105に接続される。
OR回路131の第1入力端子の前段にはOR回路145が配置される。OR回路145の第1入力端子はとRFIC122のOUTPUT1端子に接続され、第2入力端子はRFIC122のOUTPUT2端子に接続される。これにより、OUTPUT1端子とOUTPUT2端子の一方からゲート制御信号が出力されていれば、OUTPUT端子が2つになった場合であっても、第2実施形態と同じように、OUTPUT1端子又はOUTPUT2端子からハイレベルのゲート制御信号が出力され、第1、第4出力トランジスタ161,164がオンされた場合であっても、第2、第3出力トランジスタ162,163がオンされた場合であっても、電池形電源装置100の送受信動作がオンされている状態を維持することができる。したがって、ゲート制御信号としてPWM信号を使用することができる。
(回路動作)
図14は、図13の電源スイッチ114のオン/オフに伴って変動する各トランジスタの端子電圧を示す図である。
電源スイッチ114がオフされている状態で、第1、第3出力トランジスタ161、163は、それらのソース端子がハイレベル、それらのゲート端子がプルアップ抵抗151,153を介して内側正極端子105に接続されるためハイレベルであるためオフ状態である。第2出力トランジスタ162は、そのソース端子がローレベル、ゲート端子がプルダウン抵抗152を介して内側負極端子106に接続されローレベルであるためオフ状態である。第4出力トランジスタ164は、そのソース端子がローレベル、ゲート端子がプルアップ抵抗154を介して内側正極端子105に接続されるためハイレベルでありオン状態である。検出トランジスタ130は、そのソース端子がハイレベル、ゲート端子がプルアップ抵抗134を介して内側正極端子105に接続されるためハイレベルでありオフ状態である。
電源スイッチ114がオンされたとき、検出トランジスタ130のゲート端子は第4出力トランジスタ164を介して内側負極端子106に接続されるためハイレベルからローレベルに切り替わり、それにより検出トランジスタ130はオンされる。検出トランジスタ130がオンされることで、OR回路131の第2入力端子はハイレベルになり、DCDCコンバータ121からRFIC122に駆動電圧Vddが給電され、RFIC122が駆動され、電池形電源装置100の状態はオフ状態から通信可能状態に切り替わる。
第5実施形態に係る電池形電源装置100は、無線通信部を介して外部情報処理装置200からモータ回転方向の切替指示とに関するコード無線信号を受信する。モータを正回転させるためのコード無線信号を受信したとき、制御信号発生部により発生されたゲート制御信号は、制御部の制御に従って、OUTPUT1端子から出力される。一方、モータを逆回転させるためのコード無線信号を受信したとき、制御信号発生部により発生されたゲート制御信号は、制御部の制御に従って、OUTPUT2端子から出力される。ゲート制御信号がOUTPUT1端子から出力されたとき、第1、第4出力トランジスタ161、164が互いに同時にオン/オフされる。同様に、ゲート制御信号がOUTPUT2端子から出力されたとき、第2、第3出力トランジスタ162、163は互いに同時にオン/オフされる。なお、OUTPUT1端子とOUTPUT端子2とから同時にゲート制御信号が出力されないように設定されている。それにより、第1、第4出力トランジスタ164がオンされているときに、第2、第3出力トランジスタ163がオンされることはなく、回路の誤動作、回路ショート等を回避できる。
以上説明したように、電源スイッチ114がオフされている状態で、4つの出力トランジスタ161,162,163,164のうち1つの出力トランジスタ、ここでは第4出力トランジスタ164をオン状態にしておくことで、電源スイッチ114がオンされたとき、検出トランジスタ130のゲート端子をハイレベルからローレベルに切り替えることができる。つまり、4つの出力トランジスタ161,162,163,164のうち1つの出力トランジスタをオン状態にしておくことは、電池形電源装置100による電源スイッチ114のオン/オフの検出を可能にする。電源スイッチ114のオン/オフを検出できるため、電池形電源装置100がモータ115の正逆回転を可能にするためのHブリッジ制御回路を備える場合であっても、既に説明したように、電源スイッチ114のオン/オフに連動して、電池形電源装置100の通信機能のオン/オフ、通信間隔の変更等を行うことができる。
なお、第1乃至第5実施形態に係る電池形電源装置100を構成する回路は、外部負荷と外部電源と電源スイッチとともに構成される回路である。したがって、外部負荷と外部電源と電源スイッチとを有する他の電子機器に、電池形電源装置100の回路を組み込むことで、その電子機器は、第1乃至第5実施形態に係る電池形電源装置100と同様の動作をし、同様の効果を得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…電池形電源装置、103…外側正極端子、104…外側負極端子、105…内側正極端子、106…内側負極端子、108,109,110…配線ケーブル、114…電源スイッチ、115…モータ、120…出力トランジスタ、121…DCDCコンバータ、122…RFIC、123…インバータ、124,125…プルアップ抵抗。

Claims (13)

  1. 負荷と、電池ボックスと、前記負荷と前記電池ボックスとの間に介在される電源スイッチとを有する外部負荷装置の前記電池ボックスに単独又は外部電池と直列に装着可能な電池形電源装置であって、
    電池規格に準じた形状及び寸法のハウジングと、
    前記ハウジングの内側に内蔵電池を収納するものであって、前記収納された内蔵電池の前後端子に接触する内側正極端子と内側負極端子とを有する電池収納部と、
    前記ハウジングの前端面に設けられ、前記内側正極端子に接続される外側正極端子と、
    前記ハウジングの後端面に設けられ、前記内側負極端子に接続される外側負極端子と、
    前記内側負極端子と前記外側負極端子との間、又は前記内側正極端子と前記外側正極端子との間に介在される出力トランジスタと、
    アンテナを介して外部情報処理装置から受信したRF信号に従って前記出力トランジスタの制御信号を発生する制御回路と、
    前記電源スイッチのオンオフに連動して、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧が変動するように、前記内側負極端子と前記外側負極端子との間、又は前記内側正極端子と前記外側正極端子との間に前記出力トランジスタと並列に介在される検出抵抗と、
    を具備することを特徴とする電池形電源装置。
  2. 前記制御回路は、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧レベルで判別される前記電源スイッチのオン/オフに従って、前記アンテナを介したRF信号の送受信動作のオン/オフを切り替えることを特徴とする請求項1記載の電池形電源装置。
  3. 前記制御回路は、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧レベルで判別される前記電源スイッチのオン/オフに従って、前記外部情報処理装置との間の通信間隔を変化させることを特徴とする請求項1記載の電池形電源装置。
  4. 前記内蔵電池の電池電圧から所定の駆動電圧を発生する内部電源回路をさらに備え、
    前記内部電源回路は、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧レベルで判別される前記電源スイッチのオン/オフに従って、前記制御回路への前記駆動電圧の給電を開始又は停止することを特徴とする請求項1記載の電池形電源装置。
  5. 前記内蔵電池の電池電圧から所定の駆動電圧を発生する内部電源回路をさらに備え、
    前記制御回路と前記内側正極端子との間又は前記内部電源回路と前記内側正極端子との間に介在され、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧レベルに従ってオン/オフする検出トランジスタをさらに備える請求項1記載の電池形電源装置。
  6. 前記内部電源回路又は前記制御回路に対して、前記検出トランジスタのオン/オフを示す検出信号と前記制御信号との入力を受け、前記検出信号と前記制御信号との論理演算結果を出力する論理回路をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の電池形電源装置。
  7. 前記制御信号はPWM信号であることを特徴とする請求項6記載の電池形電源装置。
  8. 前記論理回路の出力側にローパスフィルタが配置されることを特徴とする請求項6記載の電池形電源装置。
  9. 前記負荷に供給する電流の向きを変更するために、4つのトランジスタを有するHブリッジ制御回路をさらに備え、
    前記電源スイッチがオフ状態において、前記4つのトランジスタのうち1つのトランジスタがオンされていることを特徴とする請求項1記載の電池形電源装置。
  10. 負荷と、電池ボックスと、前記負荷と前記電池ボックスとの間に介在される電源スイッチとを有する外部負荷装置の前記電池ボックスに単独又は外部電池と直列に装着可能な電池形電源装置であって、
    電池規格に準じた形状及び寸法のハウジングと、
    前記ハウジングの内側に内蔵電池を収納するものであって、前記収納された内蔵電池の前後端子に接触する内側正極端子と内側負極端子とを有する電池収納部と、
    前記ハウジングの前端面に設けられ、前記内側正極端子に接続される外側正極端子と、
    前記ハウジングの後端面に設けられ、前記内側負極端子に接続される外側負極端子と、
    前記内側負極端子と前記外側負極端子との間、又は前記内側正極端子と前記外側正極端子との間に介在される出力トランジスタと、
    アンテナを介して外部情報処理装置から受信したRF信号に従って前記出力トランジスタの制御信号を発生する制御回路と、
    前記内蔵電池の電池電圧から所定の駆動電圧を発生する内部電源回路と、
    前記電源スイッチのオンオフに連動して、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧が変動するように、前記外側負極端子又は前記内側正極端子と前記内部電源回路との間に介在される検出抵抗と、
    を具備することを特徴とする電池形電源装置。
  11. 前記制御回路は、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧レベルで判別される前記電源スイッチのオン/オフに従って、前記アンテナを介したRF信号の送受信動作のオン/オフを切り替えることを特徴とする請求項10記載の電池形電源装置。
  12. 前記制御回路は、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧レベルで判別される前記電源スイッチのオン/オフに従って、前記外部情報処理装置との間の通信間隔を変化させることを特徴とする請求項10記載の電池形電源装置。
  13. 前記内部電源回路は、前記外側負極端子又は前記外側正極端子の、基準電圧に対する電圧レベルで判別される前記電源スイッチのオン/オフに従って、前記制御回路への前記駆動電圧の給電を開始又は停止することを特徴とする請求項10記載の電池形電源装置。
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