JP6512533B2 - 同期通信方法 - Google Patents

同期通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6512533B2
JP6512533B2 JP2015140013A JP2015140013A JP6512533B2 JP 6512533 B2 JP6512533 B2 JP 6512533B2 JP 2015140013 A JP2015140013 A JP 2015140013A JP 2015140013 A JP2015140013 A JP 2015140013A JP 6512533 B2 JP6512533 B2 JP 6512533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
synchronization
synchronization code
control unit
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015140013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017022615A (ja
Inventor
竹内 聡
聡 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2015140013A priority Critical patent/JP6512533B2/ja
Publication of JP2017022615A publication Critical patent/JP2017022615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6512533B2 publication Critical patent/JP6512533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、同期通信方法に係わり、特に使用者が差し出した手をセンサにて検知して吐止水を行う自動水栓装置の同期通信方法に関する。
駅や飲食店、ホテル、大型商業施設などの公共施設のトイレや洗面所などにおいては、使用者が手を差し出したり、引っ込めたりすると自動的に吐水や止水を行う自動水栓装置が広く採用されている。
この自動水栓装置の構成としては、センサの検知によって得られた人体の感知状態やLEDの表示状態、温度、学習結果などの情報をコントローラに対して通信し、センサとコントローラとの通常通信のやり取りによって自動水栓装置の吐水及び止水動作を制御し、利便性や節水性の向上を図ることができる。
センサとコントローラとの通常通信における通信方式の一例について図5に示す。新センサ102は、旧センサ100の性能を変化・向上させたものである。また、旧コントローラ200は、旧センサ100との旧通信方式に対応したものであり、新コントローラ202は、新センサ102との新通信方式に対応したものである。対応した通信方式に基づいて通常通信が行われ、センサとコントローラはこの通信方式に含まれた機能を用いることができる。
図5に示すように、新センサ102が旧コントローラ200との旧通信方式にも対応できるようにすることで、旧コントローラ200が搭載された製品において、旧センサ100を新センサ102にそのまま置き換えることができるため好ましい。また同様に、新コントローラ202が旧センサ100との旧通信方式にも対応できるようにすることで、旧センサ100が搭載された製品において、旧コントローラ200を新コントローラ202にそのまま置き換えることができるため好ましい。
このような、従来製品との互換性を保証するために、コントローラとセンサが共に旧通信方式と新通信方式を保証する制御方法が必要となる。
コントローラとセンサとの互換性を確保するためには、同期通信を行うことでコントローラとセンサとを同期状態にする方法がある。同期通信としては、特許文献1のようなフレーム同期システムがある(特許文献1参照)。
また、センサとコントローラとの同期通信の一例を図6に示す。図6においては、新通信方式として同期させるための新同期コードと、旧通信方式として同期させるための旧同期コードをコントローラからセンサへ交互に送信することで、同期が成立した同期コードに基づいた通信方式にて通常通信を行う方法である。
特許第2591296号公報
しかしこの方法では、センサがコントローラから送信された新同期コードを正常に受信したかどうかコントローラが判断できない。ここで、新コントローラと新センサが接続された状態において、同期通信開始後コントローラから送信された新同期コードがノイズ等の影響により同期に失敗した場合、本来ならば新通信方式として同期させるべきものであるにも係らず、コントローラが旧同期コードを送信し、誤って旧通信方式として同期してしまう恐れがある。この場合、旧通信方式には新センサの情報が含まれていないため、新センサとしての機能を用いることができない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、新旧通信互換のあるコントローラとセンサ間の通信方式を、正しい通信方式が選択されるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る同期通信方法によれば、同期コードとして少なくとも第一同期コード及び第二同期コードを有する制御手段から検知手段へ同期コードを送信し、送信された同期コードが検知手段と同期可能であった場合に、送信された同期コードに基づいた設定を制御手段が行う同期通信方法であって、検知手段は、同期コードの受信に成功した場合に制御手段に向けて送信する受信成功コードと、同期コードの情報に応じて制御手段に向けて送信する同期可否コードと、を有し、制御手段は、同期通信開始時に、第一同期コードを検知手段へ送信する第一送信工程と、第一送信工程を行った後に、検知手段から送信された受信成功コードを受信する応答工程と、応答工程を行った後に、検知手段から送信された同期可否コードを受信して同期を成立させるか判定する同期成立工程と、同期成立工程が成立した場合に、第一同期コードに基づいた設定を行う第一設定工程と、応答工程が成立したが、同期成立工程が成立しなかった場合に、第二同期コードを検知手段へ送信する第二送信工程と、第二送信工程を行った後に、第二同期コードと同期可能であった場合に、第二同期コードに基づいた設定を行う第二設定工程と、を備えた同期通信方法。
この構成によれば、同期通信を行う際に、制御手段から検知手段へ送信される同期コードは、まず第二同期コードよりも先に第一同期コードから送信される。そして、検知手段は制御手段から送信された同期コードに応じて制御手段へ受信成功コード及び同期可否コードを送信するが、第一送信工程が行われた後に、応答工程が行われて同期成立工程が行われた場合、制御手段は検知手段が第一同期コードに基づいた通信方式に対応したものでないと判断し、次に第二同期コードを検知手段へ送信する。したがって、応答工程が行われなければ第二送信工程が行われないので、検知手段が第一同期コード及び第二同期コードのどちらにも同期し得るものであり、第二同期コードよりも第一同期コードと同期するのが好ましいものにおいて、誤って第二同期コードと同期が成立することを抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る同期通信方法は、制御手段は、第二送信工程を行う前に第一送信工程を複数回行ってもよい。
このように構成された本発明においては、1回の送信で例えばデータ化けなどの影響により、検知手段が本来は第一同期コードと同期するべきであるにも係らず同期が成立しなかったとしても、第二送信工程に移る前に第一送信工程を複数回行うことで、そういった同期ミスが生じる確率を低減することができる。
また、本発明の一態様に係る同期通信方法は、第二送信工程によって検知手段と制御手段との同期が成立した後に、制御手段は再度第一送信工程を行う第三送信工程を備えてもよい。
このように構成された本発明においては、誤って第二同期コードとの同期が成立してしまった場合においても、再び第一送信工程を行うことによって第一同期コードとの同期を成立させることができ、正しい通信方式に設定を更新することができる。
また、本発明の一態様に係る同期通信方法は、制御手段は、第三送信工程を所定期間だけ行ってもよい。
このように構成された本発明においては、制御手段は所定期間を経過すると第三送信工程を終了することで、不要な通信による電力消費を低減することができる。
本発明によれば、新旧通信互換のあるコントローラとセンサ間の通信方式を、正しい通信方式が選択されるようにすることができる。
本発明の実施形態による自動水栓装置の主構成を表すブロック図である。 本発明の実施形態による同期通信に用いられるコードの関係図である。 本発明の実施形態による同期通信のメイン処理における制御部のフローチャートである。 本発明の実施形態による同期通信のサブ処理における制御部のフローチャートである。 本発明の変形例1による同期通信のメイン処理における制御部のフローチャートである。 本発明の変形例1による同期通信のサブ処理における制御部のフローチャートである。 本発明の変形例2による同期通信のサブ処理における制御部のフローチャートである。 センサとコントローラとの通常通信における通信方式の一例である。 センサとコントローラとの同期通信の一例である。
添付資料を参照して、本発明の実施形態による同期通信方法を以下に説明する。
<自動水栓装置の構成>
まず、図1Aを参照して、本発明の実施形態による同期通信方法を適用した自動水栓装置の構成について説明する。図1Aは、本発明の実施形態による自動水栓装置の主構成を表すブロック図である。
図1Aに示すように、自動水栓装置1は、水栓本体の先端部に設けた吐水口12と、開閉することによって吐水口12からの水の吐止水を行う開閉弁14と、人体を感知するセンサ(検知手段)20と、センサ20の感知に応じて開閉弁14の開閉を制御する制御部(制御手段)30と、を備えている。制御部30は、電源40より電力供給を受けて制御動作を行っている。
センサ20は、人体の検出結果の信号を制御部30へと送信し、制御部30は、その検出結果の信号に応じて開閉弁14を開閉させ、吐水口12から水を吐水及び止水させる、通常通信を行う。
<制御部とセンサの同期通信>
次に、図1Bを参照して、本発明の実施形態による同期通信によって設定される通信方式について説明する。図1Bは、本発明の実施形態による同期通信に用いられるコードの関係図である。
図1Aに示すように、制御部30は同期コードCを有する。また、センサ20は受信成功コードAと同期可否コードBを有する。電源40からの電力供給によって制御部30が起動した場合、制御部30とセンサ20との通常通信を行う前に、制御部30が同期コードCをセンサに送信することで同期通信を行う。
センサ20は、制御部30から送信された同期コードCに対して適正に受信した場合は、制御部30へ受信成功コードAを送信する。また、センサ20は制御部30に対して、制御部30から送信された同期コードCの内容に応じた同期可否コードBを送信する。
ここで、制御部30として、新制御部30aと旧制御部30b、センサ20として、新センサ20aと旧センサ20bがあるとして、これらの同期通信における通信内容について説明する。
図1Bに示すように、旧制御部30bは同期コードCとして、第二同期コードC2を有し、旧センサ20bは同期可否コードBとして、第二成立コードB2を有する。また、新制御部30aは同期コードCとして、第一同期コードC1及び第二同期コードC2を有し、新センサ20aは同期可否コードBとして、第一成立コードB1及び第二成立コードB2を有する。
同期通信において、旧制御部30bから旧センサ20bへ第二同期コードC2が送信されると、旧センサ20bは同期可否コードBとして第二成立コードB2を旧制御部30bへ送信する。この第二成立コードB2を旧制御部30bが受信すると、旧制御部30bは旧センサ20bが第二同期コードC2に対応したものと判断し、第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定する。
また、同期通信において、新制御部30aから新センサ20aへ第一同期コードC1が送信されると、新センサ20aは同期可否コードBとして第一成立コードB1を新制御部30aへ送信する。この第一成立コードB1を新制御部30aが受信すると、新制御部30aは新センサ20aが第一同期コードC1に対応したものと判断し、第一同期コードC1に基づいた通信方式に設定する。
さらに、同期通信において、新制御部30aから旧センサ20bへ第二同期コードC2が送信されると、旧センサ20bは同期可否コードBとして第二成立コードB2を新制御部30aへ送信する。この第二成立コードB2を新制御部30aが受信すると、新制御部30aは旧センサ20bが第二同期コードC2に対応したものと判断し、第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定する。
なお、同期通信において、旧センサ20bは第一同期コードC1に対応していないため、新制御部30aから旧センサ20bへ第一同期コードC1が送信されたとしても、第一成立コードB1が旧センサ20bから新制御部30aへ送信することはない。そのため、新制御部30aと旧センサ20bとでは、第一同期コードC1に基づいた通信方式に設定されることはない。
また、旧制御部30bは同期コードCとして第一同期コードC1を有していないため、旧制御部30bと旧センサ20b及び旧制御部30bと新センサ20aとでは、第一同期コードC1に基づいた通信方式に設定されることはない。
このようにすることで、旧制御部30bと新センサ20a及び新制御部30aと旧センサ20bという組み合わせにおいても、第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定でき、その通信方式としての機能を用いることができる。
一方で、新制御部30aは第二同期コードC2を有しており、新センサ20aは第二同期コードC2に対応しているため、通信方式が設定されていない状態で新制御部30aから新センサ20aへ第二同期コードC2が送信された場合は、新制御部30aと新センサ20aとの間で、第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定されることがある。その場合は、第一同期コードC1に基づいた通信方式としての機能を用いることができない。
同期通信によって通信方式が設定されるまでは通常通信が行われず、通信方式が設定されると、センサ20と制御部30は設定された通信方式にて通常通信を行い、設定された通信方式に含まれた機能を用いて自動水栓装置1の吐止水制御を行うことができる。
さらに、制御部30は、カウンタ36とタイマ38を有する。後述するように、カウンタ36はセンサ20から受信したコードに基づいてカウントが行われ、タイマ38は同期通信を終了するまでの時間をカウントするものである。なお、同期通信開始時は、カウンタ36及びタイマ38のカウントは0である。
<同期通信の通信フロー>
次に、図2A、図2Bを参照して、本発明の実施形態による同期通信の制御フローについて説明する。図2Aは、本発明の実施形態による同期通信のメイン処理における制御部のフローチャートである。図2Bは、本発明の実施形態による同期通信のサブ処理における制御部のフローチャートである。
同期通信は、通常通信における通信方式の設定を行うメイン処理と、メイン処理において誤った通信方式に設定されていないか確認を行うサブ処理の、大きく2つに分けられる。
<メイン処理>
まず、同期通信が始まると、制御部30はメイン処理から開始する。図2Aに示すように、制御部30はカウンタ36のカウントが+3未満であるか否かを判断する(S1)。
ステップS1において、カウンタ36のカウントが+3未満であれば、制御部30はセンサ20に対して第一同期コードC1を送信する(S2)。
センサ20は、ステップS2において制御部30から第一同期コードC1が送信されると、第一同期コードC1を適正に受信した場合は受信成功コードAを制御部30へ送信し、さらにこのときのセンサ20が第一同期コードC1に対応したものであれば、同期可否コードBとして第一成立コードB1を制御部30へ送信する。
制御部30は、ステップS2を行った後、まずセンサ20からの受信成功コードAを受信したか否かを判断する(S3)。ステップS3において、受信成功コードAを受信したと判断した場合は、次にセンサ20から第一成立コードB1を受信したか否かを判断する(S4)。そして、ステップS4において、第一成立コードB1を受信したと判断した場合は、制御部30は第一同期コードC1に基づいた通信方式に設定すると同時に、カウンタ36のカウントをリセットする(S6)。そして、同期通信におけるメイン処理を終了する。
ステップS3において、制御部30が受信成功コードAを受信したと判断されなかった場合は、カウンタ36のカウントをリセットして(S6)、ステップS1へと折り返す。
また、ステップS4において、制御部30が第一成立コードB1を受信したと判断されなかった場合は、制御部30はカウンタ36のカウントを+1増やして(S7)、ステップS1へと折り返す。
続いて、ステップS1においてカウンタ36のカウントが+3以上であると判断された場合、つまり同期通信開始後にセンサ20が第一同期コードC1を3回連続で適正に受信していずれも同期が成立しなかった場合、制御部30はセンサ20に対して第二同期コードC2を送信すると同時に、カウンタ36のカウントをリセットする(S8)。
センサ20は、ステップS8において制御部30から第二同期コードC2が送信されると、このときのセンサ20が第二同期コードC2に対応したものであれば、同期可否コードBとして第二成立コードB2を制御部30へ送信する。
制御部30は、ステップS8を行った後、センサ20から第二成立コードB2を受信したか否かを判断する(S9)。そして、ステップS9において、第二成立コードB2を受信したと判断した場合、制御部30は、第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定する(S10)。そして、同期通信におけるメイン処理を終了する。
ステップS9において第二成立コードB2を受信しなかったと判断された場合、ステップS1へと折り返す。
<サブ処理>
同期通信においてメイン処理が終了すると、次にサブ処理へと移行する。図2Bに示すように、サブ処理が開始すると、制御部30はメイン処理において第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定されたか否かを判断する(S11)。
ステップS11において、第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定されていると判断した場合、制御部30は、タイマ38をスタートさせる(S12)。ステップS11において、第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定されていないと判断した場合、つまり、第一同期コードC1に基づいた通信方式に設定されていると判断した場合、制御部30は同期通信におけるサブ処理を終了する。
制御部30は、ステップS12においてタイマ38をスタートさせた後、タイマ38のカウントが所定時間Xを経過しているか否かを判断する(S13)。タイマ38のカウントが所定時間Xを経過していると判断した場合、タイマ38のカウントをクリアして(S14)、同期通信におけるサブ処理を終了する。
ステップS13において、タイマ38のカウントが所定時間Xを経過していないと判断した場合、制御部30はセンサ20に対して、第一同期コードC1を送信する(S15)。
センサ20は、ステップS15において制御部30から第一同期コードC1が送信されると、このときのセンサ20が第一同期コードC1に対応したものであれば、同期可否コードBとして第一成立コードB1を制御部30へ送信する。
制御部30は、ステップS15を行った後、センサ20から第一成立コードB1を受信したか否かを判断する(S16)。ステップS16において、第一成立コードB1を受信したと判断した場合、制御部30は、第一同期コードC1に基づいた通信方式に設定を変更すると同時に、タイマ38のカウントをクリアする(S17)。そして、同期通信におけるサブ処理を終了する。
ステップS16において、第一成立コードB1を受信したと判断しなかった場合、ステップS13へと折り返す。
同期通信におけるサブ処理が終了すると、センサ20と制御部30は、設定された通信方式に基づいて通常通信を開始する。
<作用・効果>
次に、本発明の実施形態による同期通信の作用効果を説明する。
本発明の実施形態においては、同期通信の開始時には、まず第二同期コードC2よりも先に第一同期コードC1が制御部30からセンサ20へ送信される。そして、センサ20は、制御部30から送信された第一同期コードC1を適正に受信した場合は受信成功コードAを制御部30へ送信し、その上で第一同期コードC1との同期に成功した場合は同期可否コードBを制御部30へ送信することになる。このとき制御部30は、受信成功コードAを受信したものの、第一成立コードB1を受信しなかった場合、センサ20が第一同期コードC1に基づいた通信方式に対応するものではないと判断し、その後に第二同期コードC2をセンサ20へ送信する。したがって、センサ20が第一同期コードC1及び第二同期コードC2のどちらにも同期し得るものであり、第二同期コードC2よりも第一同期コードC1と同期するのが好ましいものにおいて、誤って第二同期コードC2と同期が成立することを抑制することができる。
また、制御部30は、第一同期コードC1の送信を複数回行い、3回連続で適正に受信したものの、いずれも同期が成立しなかった場合に第二同期コードC2の送信を行う。これにより、1回の送信で例えばデータ化けなどの影響により、センサ20が本来は第一同期コードC1と同期するべきであるにも係らず同期が成立しなかったとしても、第二同期コードC2の送信を行う前に第一同期コードC1の送信を複数回行うことで、そういった同期ミスが生じる確率を低減することができる。
さらに、制御部30は、第二同期コードC2との同期が成立した場合、タイマ38のカウントが所定時間Xを経過するまで同期通信を継続する。これにより、誤って第二同期コードC2との同期が成立してしまった場合においても、再び第一同期コードC1の送信を行うことによって第一同期コードC1との同期を成立させることができ、正しい通信方式に設定を更新することができる。
さらに、制御部30は、タイマ38のカウントが所定時間Xを経過すると同期通信を終了する。これにより、不要な通信による電力消費を低減することができる。
<変形例>
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものではない。
<変形例1>
例えば、上記実施形態においては、制御部30は、同期コードCとして第一同期コードC1と第二同期コードC2を有していたが、本発明はこれに限らず、さらに第三同期コードC3を有していてもよい。図3Aは、本発明の変形例1による同期通信のメイン処理における制御部のフローチャートである。図3Bは、本発明の変形例1による同期通信のサブ処理における制御部のフローチャートである。
ここで、センサ20が第三同期コードC3に基づいた通信方式に対応するものであれば、同期通信において第三同期コードC3を制御部30から適正に受信すると、同期可否コードBとして第三成立コードB3を制御部30へ送信する。
変形例1において、第二同期コードC2は、第三同期コードC3と同一のコードが含まれている。そのため、センサ20が第一同期コードC1又は第二同期コードC2に基づいた通信方式に対応するものであったとしても、同期通信において、制御部30からセンサ20へ第三同期コードC3が送信されると同期が成立し、第三同期コードC3に基づいた通信方式に設定されることがある。
変形例1におけるメイン処理では、図3Aに示すように、ステップS’8において、制御部30はカウンタ36のカウントが+6未満であるか否かを判断する(S’8)。ステップS’8において、カウンタ36のカウントが+6未満であれば、制御部30はセンサ20に対して第二同期コードC2を送信する(S’9)。
センサ20は、ステップS’9において制御部30から第二同期コードC2が送信されると、第二同期コードC2を適正に受信した場合は受信成功コードAを制御部30へ送信し、さらにこのときのセンサ20が第二同期コードC2に対応したものであれば、同期可否コードBとして第二成立コードB2を制御部30へ送信する。
制御部30は、ステップS’9を行った後、まずセンサ20からの受信成功コードAを受信したか否かを判断する(S’10)。ステップS’10において、受信成功コードAを受信したと判断した場合は、次にセンサ20から第二成立コードB2を受信したか否かを判断する(S’11)。そして、ステップS’11において、第二成立コードB2を受信したと判断した場合は、制御部30は第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定すると同時に、カウンタ36のカウントをリセットする(S’12)。そして、同期通信におけるメイン処理を終了する。
ステップS’10において、制御部30が受信成功コードAを受信したと判断されなかった場合は、カウンタ36のカウントを+3へとして(S’13)、ステップS1へと折り返す。
また、ステップS’11において、制御部30が第二成立コードB2を受信したと判断されなかった場合は、制御部30は、カウンタ36のカウントを+1増やして(S’14)、ステップS1へと折り返す。
ステップS’8において、カウンタ36のカウントが+6未満でないと判断した場合、つまり同期通信開始後にセンサ20が第一同期コードC1及び第二同期コードC2をそれぞれ3回ずつ連続で適正に受信したもののいずれも同期が成立しなかった場合、制御部30はセンサ20に対して第三同期コードC3を送信すると同時に、カウンタ36のカウントをリセットする(S’15)。その後は、第三同期コードC3の送信に応じたフローとなる(S’16、17)。
変形例1におけるサブ処理では、図3Bに示すように、メイン処理において第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定された場合は、上記実施形態と同様に第一同期コードC1の送信を所定時間行い(S’19〜S’24)、メイン処理において第三同期コードC3に基づいた通信方式に設定された場合は、第一同期コードC1及び第二同期コードC2の送信を所定時間行う(S’19〜S’27)。
このように、制御部30は第三同期コードC3よりも先に第二同期コードC2をセンサ20へ送信し、受信成功コードAを受信したものの第二成立コードB2を受信しなかった場合、センサ20が第二同期コードC2に基づいた通信方式に対応するものでないと判断し、第三同期コードC3をセンサ20へ送信する。これにより、第二同期コードC2に第三同期コードC3と同一のコードが含まれ、センサ20が第二同期コードC2及び第三同期コードC3のどちらにも同期し得るものであり、第三同期コードC3よりも第二同期コードC2と同期するのが好ましいものにおいて、誤って第三同期コードC3と同期が成立することを抑制することができる。
<変形例2>
また、上記実施形態においては、制御部30は、サブ処理において同期通信を終了するまでの時間をカウントするためのタイマ38を有していたが、本発明はこれに限らず、制御部30はタイマ38の代わりにカウンタ36を用いてもよい。図4は、本発明の変形例2による同期通信のサブ処理における制御部のフローチャートである。
変形例2による同期通信のメイン処理は、図2Aに示す上記実施形態と同様とする。
図4に示すように、サブ処理が開始すると、制御部30はメイン処理において第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定されたか否かを判断する(S”11)。
ステップS”11において、第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定されていると判断した場合、制御部30は、カウンタ36のカウントが+5であるか否かを判断する(S”12)。カウンタ36のカウントが+5であると判断した場合、カウンタ36のカウントをクリアして(S”13)、同期通信におけるサブ処理を終了する。
ステップS”11において、第二同期コードC2に基づいた通信方式に設定されていないと判断した場合、つまり、第一同期コードC1に基づいた通信方式に設定されていると判断した場合、制御部30は同期通信におけるサブ処理を終了する。
ステップS”11において、カウンタ36のカウントが+5未満であると判断した場合、制御部30はセンサ20に対して、第一同期コードC1を送信する(S”14)。
センサ20は、制御部30から第一同期コードC1が送信されると、センサ20が第一同期コードC1に対応したものであれば、同期可否コードBとして第一成立コードB1を制御部30へ送信する。
制御部30は、ステップS”14を行った後、センサ20から第一成立コードB1を受信したか否かを判断する(S”15)。ステップS”15において、第一成立コードB1を受信したと判断した場合、制御部30は、第一同期コードC1に基づいた通信方式に設定を変更すると同時に、カウンタ36のカウントをクリアする(S”16)。そして、同期通信におけるサブ処理を終了する。
ステップS”15において、第一成立コードB1を受信したと判断しなかった場合、制御部30はカウンタ36のカウントを+1増やし(S”17)、ステップS”12へと折り返す。
このように、制御部30は、第二同期コードC2との同期が成立した場合、カウンタ36のカウントが+5であると判断する、つまり第二同期コードC2との同期成立後に第一同期コードC1の送信を5回行うまで同期通信を継続することで、誤って第二同期コードC2との同期が成立してしまった場合においても、再び第一同期コードC1の送信を行うことによって第一同期コードC1との同期を成立させることができ、正しい通信方式に設定を更新することができる。
さらに、制御部30は、カウンタ36のカウントが所定回数の5回行われると同期通信を終了することで、不要な通信による電力消費を低減することができる。
また、上記変形例2においては、同期通信を終了させるカウンタ36のカウントを+5としたが、本発明はこれに限らず、用途に応じて適宜変更してもよい。
また、上記実施形態においては、制御部30が第二同期コードC2の送信を行うS7に移行するためのカウンタ36のカウントを+3としたが、本発明はこれに限らず、用途に応じて適宜変更してもよい。
前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 自動水栓装置
12 吐水口
14 開閉弁
20 センサ(検知手段)
20a 新センサ
20b 旧センサ
30 制御部(制御手段)
30a 新制御部
30b 旧制御部
36 カウンタ
38 タイマ
40 電源
A 受信成功コード
B 同期可否コード
B1 第一成立コード
B2 第二成立コード
B3 第三成立コード
C 同期コード
C1 第一同期コード
C2 第二同期コード
C3 第三同期コード

Claims (4)

  1. 同期コードとして少なくとも第一同期コード及び第二同期コードを有する制御手段から検知手段へ前記同期コードを送信し、送信された同期コードが前記検知手段と同期可能であった場合に、前記送信された同期コードに基づいた設定を前記制御手段が行う同期通信方法であって、
    前記検知手段は、
    前記同期コードの受信に成功した場合に前記制御手段に向けて送信する受信成功コードと、
    前記同期コードの情報に応じて前記制御手段に向けて送信する同期可否コードと、を有し、
    前記制御手段は、
    同期通信開始時に、前記第一同期コードを前記検知手段へ送信する第一送信工程と、
    前記第一送信工程を行った後に、前記検知手段から送信された前記受信成功コードを受信する応答工程と、
    前記応答工程を行った後に、前記検知手段から送信された前記同期可否コードを受信して同期を成立させるか判定する同期成立工程と、
    前記同期成立工程が成立した場合に、前記第一同期コードに基づいた設定を行う第一設定工程と、
    前記応答工程が成功したが、前記同期成立工程が成立しなかった場合に、前記第二同期コードを前記検知手段へ送信する第二送信工程と、
    前記第二送信工程を行った後に、前記第二同期コードと同期可能であった場合に、前記第二同期コードに基づいた設定を行う第二設定工程と、
    を備えた同期通信方法。
  2. 前記制御手段は、前記第二送信工程を行う前に前記第一送信工程を複数回行う、
    請求項1に記載の同期通信方法。
  3. 前記第二送信工程によって前記検知手段と前記制御手段との同期が成立した後に、前記制御手段は、再度前記第一送信工程を行う第三送信工程を備えた、
    請求項1又は2に記載の同期通信方法。
  4. 前記制御手段は、前記第三送信工程を所定期間だけ行う、
    請求項3に記載の同期通信方法。
JP2015140013A 2015-07-13 2015-07-13 同期通信方法 Active JP6512533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015140013A JP6512533B2 (ja) 2015-07-13 2015-07-13 同期通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015140013A JP6512533B2 (ja) 2015-07-13 2015-07-13 同期通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017022615A JP2017022615A (ja) 2017-01-26
JP6512533B2 true JP6512533B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=57888525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015140013A Active JP6512533B2 (ja) 2015-07-13 2015-07-13 同期通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6512533B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2591296B2 (ja) * 1990-09-20 1997-03-19 日本電気株式会社 フレーム同期システム
FR2709627B1 (fr) * 1993-09-02 1995-11-24 Sgs Thomson Microelectronics Procédé de correction d'un message dans une installation.
DE19737850A1 (de) * 1997-08-29 1999-04-08 Siemens Ag Verfahren und Kommunikationssystem zur Synchronisation zweier Vorrichtungen auf ein vorgebbares Datenübertragungsverfahren
JP2001119737A (ja) * 1999-10-19 2001-04-27 Toshiba Corp 構内交換システムとその交換装置及び端末装置
JP2001154763A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Nec Shizuoka Ltd ローカルエリアネットワークボードの省電力装置
JP2002358731A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Toshiba Corp データスクランブル/デ・スクランブル方法、この方法を用いた装置およびこの方法によるデータを記憶する媒体
JP2004265469A (ja) * 2003-02-19 2004-09-24 Sony Corp データ記録方法および装置、データ記録媒体、データ再生方法および装置、データ送信方法および装置、データ受信方法および装置
JP5640338B2 (ja) * 2009-07-23 2014-12-17 株式会社ナカヨ 複数の内線通信プロトコルバージョンを有する電話主装置および内線電話機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017022615A (ja) 2017-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7082640B2 (ja) マルチタッチ同時ディスペンスのシステム及び方法
US7656793B2 (en) Collision detection in a non-dominant bit radio network communication system
WO2012114436A1 (ja) 通信装置および通信方法
TW201843598A (zh) 用於在串列通訊鏈路上以均勻潛時傳輸事件之裝置及方法
JP6512533B2 (ja) 同期通信方法
CN106462533A (zh) 用于多码元字的同步方法
TW201210316A (en) Stereographic glasses
FR2843846B1 (fr) Procede pour commander un systeme de reseau domestique
EP2278570B1 (en) Switch module and lighting control system comprising the switch module
JP6368663B2 (ja) 空気調和機システム、及びプログラム
US20140297913A1 (en) Slave control device and method for programming a slave control device
KR0147471B1 (ko) 데이터 전송속도 감지기능을 가진 이서네트
EP3108607B1 (en) Control of tx/rx mode in serial half-duplex transceiver separately from communicating host
US20160203705A1 (en) Remote control device and controller
JP5206009B2 (ja) フォルトトレラントコンピュータ、同期制御方法、及びプログラム
JP2015142178A5 (ja) 記録装置、撮像装置、及び記録装置の制御方法
JP4501695B2 (ja) 通信方法、受信装置、送信装置、及び通信システム
JP2016056663A (ja) 衛生洗浄装置及びトイレシステム
JP5961345B2 (ja) 通信装置、制御信号生成方法、シャッターメガネ、及び通信システム
JP2012127561A (ja) 給湯装置
JP2012085025A (ja) 通信機器およびそのプログラム
JP2007114858A (ja) 定周期の伝送と受信データの表示方法および表示装置
JP6409741B2 (ja) 空気調和機
JP2020136812A (ja) 水回り機器
JP4080828B2 (ja) トイレ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6512533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190331