JP6512442B2 - 建築構造 - Google Patents

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Description

本発明は、学校の校舎などに用いて好適な建築構造に関する。
従来、学校の校舎などの施設においては、天井高さを3.0m(あるいはそれ以上)にし、建物の内部に極力広い空間を確保することが求められる(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。
そして、これを実現するために、大スパン、大階高、例えば、7m×7m×9m程度の標準柱スパン、4m程度の階高にして架構構造(建築構造)を設計・構築するようにしている。
特開2001−146790号公報 特開平01−125438号公報 特開2009−13616号公報 特開2002−97715号公報
一方、市街地の狭小敷地において、3階建校舎を建築する場合には、階高が4m程度であると建物高さが10mを超えることから、日影規制の適用を受ける。これにより、建築構造が複雑なセットバックを伴う形態の構造になり、さらにこのセットバックを伴う建物形態になることに起因して、学校施設としてのフレキシビリティの確保が困難になってしまうケースが多々ある。
上記事情に鑑み、本発明は、所望の天井高さを確保しつつ極力低階高にし、低階高でありながら大スパンを実現して広い無柱空間を確保することを可能にする建築構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の建築構造は、鉄骨造の建築構造であって、建物外周側に耐震要素を配置し、建物外周側の大梁よりも建物中央側を通る大梁の梁成を小さくし、上階スラブの裏面に接して天井材を配置することによって天井高さが確保されており、前記上階スラブの裏面に接して前記天井材を配置することによって天井高さを確保した室の空調を行うための空調設備が、他の室の天井空間の内部、及び/又は壁の内部に集約配置されていることを特徴とする。
この発明においては、建物外周側にブレースなどの耐震要素を配置することによって、建物中央側を通る大梁の梁成を小さくすることができ、且つ小さな梁成の大梁で大スパンを実現することができる。これにより、建物中央側に低階高でありながら所望の天井高さを確保することが可能になるとともに、広い無柱空間を形成することが可能になる。
また、二重天井を適用せず、上階スラブの裏面に吸音材などの天井材を取り付けることによって、例えば、3.2m程度の低階高でありながら3.0m程度の天井高さを実現することが可能になる。
さらに、二重天井を適用せず、上階スラブの裏面に吸音材などの天井材を取り付けて低階高で所望の天井高さを確保するようにした場合であっても、この部屋の空調を、他の室の天井空間の内部、及び/又は壁の内部に集約配置した空調設備で行うことが可能になる。
また、本発明の建築構造においては、建物のファサードには耐震要素としてブレース又は斜柱が用いられていることがさらに望ましい。
この発明においては、建物外周に耐震要素を配置するようにした場合に、建物のファサードの耐震要素としてブレース又は斜柱を用いることで、見栄えをよくすることができる。
本発明の建築構造によれば、建物外周に耐震要素を配置することによって、大梁の梁成を600mm程度にすることができ、3階建てで10m未満にした建物、すなわち、階高を3.2m程度の低階高にして日影制限を受けない建物を実現することができる。
これにより、建物高さが10mを超えて日影制限を受けた場合のようにセットバックを伴う建物形態にする必要がなく、全ての階で、整形の使いやすい平面計画を実現することが可能になる。
また、建物中央側を通る大梁の梁成を小さくしたり、従来の二重天井を採用せず、上階スラブ裏面に天井材を取り付けて天井面を形成するなどすることによって、天井高さ3.0mを確保することができる。
これにより、このように低階高でありながら十分な天井高さを確保するとともに、梁成の小さな大梁を用いて大スパン、ひいては例えば300mを超える無柱空間を実現できる。よって、建物内スペースの利用の自由度を大幅に高めることができ、例えば将来の間仕切り改修などに対応しやすい建物にすることができる。
本発明の一実施形態に係る建築構造の一例を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る建築構造の一例を示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係る建築構造を備えた建物のファサードの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る建築構造を備えた建物のファサードの一例を示す図である。
以下、図1から図4を参照し、本発明の一実施形態に係る建築構造について説明する。
ここで、本実施形態は、低階高でありながらロングスパンを小さい梁成で実現し、建築・構造・設備を一体にして広い無柱空間の確保を実現した建築構造に関するものである。そして、ここでは、建築構造が天井高さを3.0mにし、建物の内部に極力広い空間を確保することが求められる学校の校舎(施設)であるものとして説明を行う。
具体的に、本実施形態の建築構造Aは、図1及び図2に示すように、例えば鉄骨造建物であり、建物外周に耐震要素1を配置することによって、梁スパン13.4mに対し、梁成600mmの小さな梁成の大梁4を採用するようにしている。すなわち、本実施形態では、建物外周に耐震要素1を配置することによって、建物中央の大梁成を最小化できるようにしている。
これにより、3階建ての建物構造(校舎)Aにおいて、階高が3.2m程度となり、建物の高さが10m未満となっている。
また、建物外周の耐震要素は特に限定を必要としないが、ブレースを採用することが好ましい。さらに、図3、図4に示すように、前面道路に面するファサードの耐震要素1としては、ブレース1a、あるいはブレース効果で耐震性を確保する斜柱1bを採用することによって、見栄えをよくすることが好ましい。
また、教室は、従来の二重天井を採用せず、上階スラブ裏面に吸音材(天井材)2を貼り付けるなどして取り付けて天井面を形成する。これにより、天井高さ3.0mが確保されている。
さらに、廊下、準備室等の天井(天井高さ2.4m)の内部や壁の内部に空調設備3を集約し、天井高さ3.0mの教室に教室の壁面から空調空気(給気OA)を供給する。
また、内部の教育活動をより地域にアピールできるため、全面ガラス張りの施設にしてもよい。
そして、上記のように構成した本実施形態の建築構造Aにおいては、建物外周側にブレースなどの耐震要素1を配置することによって、建物中央側を通る大梁4の梁成を小さくすることができ、且つ小さな梁成の大梁4で大スパンを実現することができる。これにより、建物中央側に低階高でありながら所望の天井高さを確保することが可能になるとともに、広い無柱空間を形成することが可能になる。
また、二重天井を適用せず、上階スラブの裏面に吸音材などの天井材2を取り付けることによって、例えば、3.2m程度の低階高でありながら3.0m程度の天井高さを実現することが可能になる。
さらに、二重天井を適用せず、上階スラブの裏面に吸音材などの天井材2を取り付けて低階高で所望の天井高さを確保するようにした場合であっても、この室の空調を、他の室の天井空間の内部、及び/又は壁の内部に集約配置した空調設備3で行うことが可能になる。
また、建物外周に耐震要素1を配置するようにした場合に、建物のファサードの耐震要素1としてブレース又は斜柱を用いることで、見栄えをよくすることができる。
したがって、本実施形態の建築構造Aによれば、建物外周に耐震要素1を配置することによって、大梁4の梁成を600mm程度にすることができ、3階建てで10m未満にした建物、すなわち、階高を3.2m程度の低階高にして日影制限を受けない建物を実現することができる。
これにより、建物高さが10mを超えて日影制限を受けた場合のようにセットバックを伴う建物形態にする必要がなく、全ての階で、整形の使いやすい平面計画を実現することが可能になる。
また、建物中央側を通る大梁4の梁成を小さくしたり、従来の二重天井を採用せず、上階スラブ裏面に天井材2を取り付けて天井面を形成するなどすることによって、天井高さ3.0mを確保することができる。
これにより、このように低階高でありながら十分な天井高さを確保するとともに、梁成の小さな大梁4を用いて大スパン、ひいては例えば300mを超える無柱空間を実現できる。よって、建物内スペースの利用の自由度を大幅に高めることができ、例えば将来の間仕切り改修などに対応しやすい建物にすることができる。
以上、本発明に係る建築構造の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 耐震要素
2 天井材
3 空調設備
4 大梁
A 建築構造

Claims (2)

  1. 鉄骨造の建築構造であって、
    建物外周側に耐震要素を配置し、建物外周側の大梁よりも建物中央側を通る大梁の梁成を小さくし
    上階スラブの裏面に接して天井材を配置することによって天井高さが確保されており、
    前記上階スラブの裏面に接して前記天井材を配置することによって天井高さを確保した室の空調を行うための空調設備が、他の室の天井空間の内部、及び/又は壁の内部に集約配置されていることを特徴とする建築構造。
  2. 請求項1に記載の建築構造において、
    建物のファサードには耐震要素としてブレース又は斜柱が用いられていることを特徴とする建築構造。
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