JP6510026B1 - 内照式照明装置 - Google Patents
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しかし、直管蛍光灯形のLEDランプは、蛍光灯のソケットを用いて従来の蛍光灯と置き換えると、暗く感じるものであり、上記蛍光灯を用いた看板の明暗のムラは、単に蛍光灯の代りに直管蛍光灯形LEDランプを用いただけで改善されるとの知見は得られていなかった。
明暗のムラが大きくて見栄えが優れないものであった。
更に、上記区域における使用に本来必要な建築基準法上の不燃性を備えると共に、薄く取扱い作業性も比較的良好で、明暗のムラが小さくて見栄えが良い大型の内照式表示装置は、実際上知られていなかった。
一方、本発明者は、内照式照明装置の開発過程で、断面が同じフレーム部材を複数組み立てて開口部が形成された方形フレームを用いた際に、例えば断面が大凡L字型のフレーム部材の場合は、特に、長尺の方形フレームを形成する場合は、作業中に不測の力、特に曲げの力が加わった際にフレームに変形を生じる場合があるという知見を得た。
[1] 断面が中空の同じ直角三角形状のフレーム部材からなる、上下横フレーム部材及び左右縦フレーム部材が構成体として、方形に組み立てられて開口部が形成された長尺フレームと、前記開口部を覆うように前記長尺フレームの表面側に透光性表面材が取り付けられた透光部と、前記透光性表面材を前記長尺フレームの裏面側に配設されたLEDモジュールによって前記透光性表面材の裏面側から照明する照明部とを備えてなり、前記断面が中空の同じ直角三角形状のフレーム部材における表面側の頂点部に対応する部分が垂下して、透光性表面材の周縁部の挿入が可能な表面材係止溝が形成されていて、前記透光性表面材の周縁部に弾性係止片が取着されており、前記上下横フレーム部材及び左右縦フレーム部材が構成体として、L字型連結材により方形に組み立てられてなることを特徴とする内照式照明装置、
[2] 前記透光性表面材が透光性表示材である前記[1]記載の内照式照明装置、
[3] 前記長尺フレームを組み立てた際に、水平な底辺をなす部分と開口部に向かって斜辺をなす部分とが形成する角度θが55°〜70°である前記[1]又は[2]記載の内照式照明装置、
[4] 前記LEDモジュールが、フィルム状基板上に碁盤格子状に多数配設されて電気的に接続された広角発光LEDチップの上に、透明プラスチックフィルムが被覆されてなるユニットを備えてなる前記[1]ないし[3]何れか1に記載の内照式照明装置、
[5] 前記透光性表面材が、布帛、樹脂フィルム、樹脂シート、又は、和紙を樹脂でコーティングした素材である前記[1]ないし[4]何れか1に記載の内照式照明装置、及び
[6] 前記布帛が、ガラス繊維製の基布表面に難燃性樹脂を含浸させた不燃性を備えてなる前記[5]に記載の内照式照明装置、に関する。
本発明は、係る構成により以下のような効果を奏する。
また、断面が中空の同じ直角三角形状のフレーム部材における表面側の頂点部に対応する部分が垂下して、透光性表面材の周縁部の挿入が可能な表面材係止溝が形成されていて、透光性表面材の周縁部に弾性係止片が取着されているので、弾性係止片によって周縁部が表面材係止溝に確実・容易に係止されるため、透光性表面材のフレームへの取り付けがより確実・容易な内照式照明装置が提供される。
本発明において、透光性表面材の表面とLEDモジュールを構成するLEDチップとの間隔が約30mm〜約60mmである場合は、後述の第1実施形態及び第2実施形態に例示されるように、薄く、且つ透光性表面材を均一に照らすことができる内照式照明装置が提供される点で好ましい。透光性表面材が透光性表示材の場合は、広告・宣伝効果に直結する、表示材に表された文字や絵柄の見栄えに優れた内照式照明装置が提供される点で好ましい。
本発明におけるフレーム部材は、アルミニウム又はアルミニウム合金の押出材が、軽量で加工性が良く、様々なサイズのフレームに対応した軽量の内照式照明装置が供される。また、鉄フレーム部材のように組立時にメッキや塗装工程を必要とされない点で好ましい。
照明部においては、透光性表面材の裏面側に配設されたLEDモジュールが裏面側から発光して透光性表面材を照明する。
前記広角発光LEDチップは、発光角度が105°〜130°の範囲で同一であることが好ましく、形状が平面丸型又は角形の表面実装型(SMD型)が好ましい。配設個数は、内照式照明装置の通常の大きさから20個以上が好ましい。また、20個〜250個を1ユニットとしてモジュール化し、必要により複数ユニット使用すると、配線・取付けをより簡便にすることができる点で、好ましい。
透光性表面材の透光率は、通常40%〜60%とされ、40%〜50%が好ましく、42%〜47%が更に好ましい。40%未満であると内照式照明装置として、特に電飾看板として有効な照度や発色が得られなくなることがあり、また60%を超えるとLEDの光源の存在や配置が目立ってしまい、照明、広告や意匠のイメージを損なうことがある。
弾性係止片を透光性表面材の周縁部に取着する方法としては、縫製、ステープル、粘接着剤を用いる方法や、溶着による方法があげられ、簡便かつ確実な点で縫製が好ましく採用される。
図1は、本発明の第1実施形態の説明図であり、(a)は透光性表面材2及びLEDモジュール3の一部を破断した内照式照明装置1の平面図、及び(b)は、(a)におけるX−X線断面図であるが、便宜上、後述するL字型連結具18を省略して、フレーム部材2のみの断面を表したものである。
尚、斜辺部分2Bの現在図示されている先端2bをフレーム部材2の表面側の頂点部分と考えるならば、表面材係止溝11はフレーム部材2の表面側の頂点部分外側に形成されているとも言い得る。
また、上記断面が中空の大凡「直角三角形状」を保持出来ていることを条件に、表面材係止溝は垂直辺部分2C側に形成されていてもよい。
ガラスコンポジット基板(規格名称CEM−3)13、は切り揃えたガラス繊維を重ねてエポキシ樹脂を含浸してなるリジッド基板であり、表面には白色LEDチップ(配光角度約120°〜160°)12が実装されており、図示を省略したプリント配線や、コネクター7aと共にLEDモジュール7を構成している。
具体的には、図8のように、先ず左右の縦フレーム部材9a,9bに各々L字型連結具18を挿入・係止した後、右縦フレーム部材9bはL字型連結具18の一部が突き出た状態のままとし、左縦フレーム部材9aには、右縦フレーム部材9bのように一部が突き出た状態のL字型連結具18を上下の横フレーム部材10a,10bの連結具係止溝18bに挿入・係止する(上下の横フレーム部材10a,10bの連結具係止溝18bをL字型連結具18の一部が突き出た部分に挿入・係止する)。次いで、右縦フレーム部材9bに一時的に係止されて一部が突き出た状態のL字型連結具18、18を矢印の如く上下の横フレーム部材10a,10bの連結具係止溝18bに挿入・係止するのである。
上記リジッド基板(CEM−3)13は、図2に示される通り端部が基板係止溝13aに挿入されて係止されている。
この場合、表面材係止溝11を構成する垂直辺部分の上方部分2uや斜辺部分の垂下壁2dの内側部分の何れか一方若しくは両方に、部分的な突起を設けたり、連続的な凹凸を設けると、透光性表面材5がこれらに引っ掛かり、展張・張り、の調整が容易となる。
図5は、第2実施形態の説明図であり、(a)は透光性表面材25及びLEDモジュール27の一部を破断した内照式照明装置21の平面図、及び(b)は、(a)におけるX2−X2線断面図であるが、便宜上、フレーム部材22のみの断面を表したものである。尚、図6も含め、第2実施形態では図示の仕方や構成が第1実施形態と共通もしくは類似する場合が多いので、符号も、第1実施形態における符号と対応可能なものは、機械的に20番代又は30番代の符号を付与した。細かい説明は第1実施形態と同様の場合は、省略して簡略化する。
角度θが通常、55°〜70°とされる点は、第1実施形態と同様である。
LEDチップ32は、発光角度(いわゆるビュー角)が約110度で形状が平面角形の表面実装型(SMD型)(日亜化学工業社製NSSW100D、白色)を用いたが平面丸型であってもよい。このようなLEDモジュールは、例えば株式会社▲高▼天のPライトとして入手することができる。
尚、38aは止めネジである。
上下横フレーム部材20a,20bを例えば各1/2長の部材を2本ずつ使用するような場合は、図示しない平板状の連結具をも、直線的に付き合わせた部分において連結具係止溝38bに挿入・係止して連結する。
アルミ板20が裏打ちされた上記フィルム状基板33は、図6に示される通り端部が基板係止溝33aに挿入されて係止されている。
基板33の端縁近くの位置で長尺フレーム24に隣接する位置に配列されたLEDチップ32による光束の透過光も照明ムラが生じることなく、桜の模様は見栄え良く鮮明に映しだされ、全体として意匠性に優れたものであった。
2、22 フレーム部材
2A、22A 底辺をなす部分(底辺部分)
2a、22a 延伸部
2B、22B 斜辺をなす部分(斜辺部分)
2b、22b 上端
2d、22d 垂下壁
2C、22C 垂直辺部分
2c、22c 上端
2u、22u 上方部分
3、23 開口部
4、24 長尺フレーム
5、25 透光性表面材(透光性表示材)
5a、25a 周縁部
5b 弾性係止片
6、26 透光部
7、27 LEDモジュール
7a コネクター
8、28 照明部
9a、29a 左縦フレーム部材
9b、29b 右縦フレーム部材
10a、20a 上横フレーム部材
10b、20b 下横フレーム部材
11、31 表面材係止溝
11a、31a 係止溝底部
12、32 LEDチップ
13、33 基板
13a、33a 基板係止溝
14、34 斜辺部分下端の垂下壁
15、35 垂下壁の左右延伸板
16、36 垂直辺部分のL型延伸部
17 ポリ塩化ビニルフィルム(透明プラスチックフィルム)
18、38 L字型連結具
18a、38a 止めネジ
18b、38b 連結具係止溝
19 プリント配線
20 アルミ板
20a 接着剤層
Claims (6)
- 断面が中空の同じ直角三角形状のフレーム部材からなる、上下横フレーム部材及び左右縦フレーム部材が構成体として、方形に組み立てられて開口部が形成された長尺フレームと、前記開口部を覆うように前記長尺フレームの表面側に透光性表面材が取り付けられた透光部と、
前記透光性表面材を前記長尺フレームの裏面側に配設されたLEDモジュールによって前記透光性表面材の裏面側から照明する照明部とを
備えてなり、
前記断面が中空の同じ直角三角形状のフレーム部材における表面側の頂点部に対応する部分が垂下して、透光性表面材の周縁部の挿入が可能な表面材係止溝が形成されていて、
前記透光性表面材の周縁部に弾性係止片が取着されており、
前記上下横フレーム部材及び左右縦フレーム部材が構成体として、L字型連結材により方形に組み立てられてなることを特徴とする内照式照明装置。 - 前記透光性表面材が透光性表示材である請求項1記載の内照式照明装置。
- 前記長尺フレームを組み立てた際に、水平な底辺をなす部分と開口部に向かって斜辺をなす部分とが形成する角度θが55°〜70°である請求項1又は2記載の内照式照明装置。
- 前記LEDモジュールが、フィルム状基板上に碁盤格子状に多数配設されて電気的に接続された広角発光LEDチップの上に、透明プラスチックフィルムが被覆されてなるユニットを備えてなる請求項1ないし3何れか1項に記載の内照式照明装置。
- 前記透光性表面材が、布帛、樹脂フィルム、樹脂シート、樹脂板、又は、和紙を樹脂でコーティングした素材である請求項1ないし4何れか1項に記載の内照式照明装置。
- 前記布帛が、ガラス繊維製の基布表面に難燃性樹脂を含浸させた不燃性を備えてなる請求項5記載の内照式照明装置。
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