JP3172829U - 広告装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付工数を増大させることなく、且つ美観を損なうことなく、外装カバーをより強固に額縁フレームに固定できる広告装置を提供する。
【解決手段】本広告装置は、外周面21に広告表示シート91の周縁部が固定されることにより広告表示シート91が張り渡される枠状の額縁フレーム2と、一端側が額縁フレーム2の外周面21に固定され、他端側が広告表示面911側に延びる外装カバー5とを備える。外装カバー5の一端側は、ネジ止めにより外装カバーの一端側を額縁フレーム2の外周面21に固定するネジ止め部52と、係合部51とを備える。係合部51は、外装カバー5を、額縁フレーム2の外周面21に近づく第1の方向に移動させた後に第1の方向とは異なる第2の方向に移動させることにより、外装カバー5と額縁フレーム2とを係合させる。
【選択図】図4

Description

本考案は、広告装置に関し、特に外装カバーの額縁フレームに対する固定技術に関する。
従来、ビルの壁面等に支持され、広告を表示する上下等に長い広告装置が知られる(例えば、特許文献1)。特許文献1の広告装置は、上下に長い枠状の本体フレームを備える。本体フレーム内部には、蛍光灯やLED等の光源が収容される。本体フレームの表側には、枠状の額縁フレームが設けられる。額縁フレームの外周面には、広告表示シートの周縁部がテンションバーにより固定される。これにより、枠状の額縁フレームに広告表示シートが張り渡され、広告装置の表側に広告表示面が形成される。広告装置の裏側にも同様にして広告表示シートが張り渡され、広告表示面が形成される。これら各広告表示シートの広告表示面は、本体フレーム内部に収容された光源により、内側から照らすことが可能になっている。
ところで、特許文献1の広告装置では、額縁フレームの外周面、および広告表示面の外縁部を覆う枠状の外装カバーが額縁フレームの外周面に取り付けられる。外装カバーは、断面視L字状に形成され、その基端部が額縁フレームの外周面にねじ止めされる。
特開2002−251142号公報
特許文献1の外装カバーは、基端部が額縁フレームの外周面にネジ止めされることにより額縁フレームに固定される。しかしながら、自由端である外装カバーの広告表示面側には、風等により、該広告表示面側を外側(額縁フレームの外周面から離隔する側)に開かせようとする力がかかる。そのため、外装カバーは、できるだけ強固に額縁フレームに固定することが好ましい。一方、外装カバーを額縁フレームに強固に固定するために、美観を損なってしまうこと、および外装カバーの取付工数が増大してしまうことは避けたい。従って、取付工数を増大させることなく、且つ美観を損なうことなく外装カバーをより強固に額縁フレームに固定できる広告装置の開発が望まれている。
本考案は、取付工数を増大させることなく、且つ美観を損なうことなく、外装カバーをより強固に額縁フレームに固定できる広告装置を提供することを目的とする。
本考案の広告装置は、枠状であり、外周面に広告表示シートの周縁部が固定されることにより前記広告表示シートが張り渡される額縁フレームと、外装カバーであって、張り渡された前記広告表示シートにより形成される広告表示面と直交する直交方向における前記外装カバーの一端側が、前記外装カバーと前記額縁フレームの外周面との間に前記広告表示シートの周縁部が挟まれるように前記外周面に固定され、前記直交方向における前記外装カバーの他端側が前記広告表示面側に延びる外装カバーと、を備え、前記外装カバーの一端側は、ネジ止めにより前記外装カバーの一端側を前記額縁フレームの外周面に固定するネジ止め部と、前記外装カバーを、前記額縁フレームの外周面に近づく第1の方向に移動させた後に前記第1の方向とは異なる第2の方向に移動させることにより、前記額縁フレームから離れる方向への前記外装カバーの移動を規制するように前記外装カバーと前記額縁フレームとを係合させる係合部と、により前記額縁フレームの外周面に固定されることを特徴とする。
本考案によれば、外装カバーを額縁フレームの外周面に近づく第1の方向に移動させた後、第1の方向とは異なる第2の方向に移動させることで、係合部により外装カバーと額縁フレームの外周面とが係合した状態となる。この状態で、ネジ(ネジ止め部)により外装カバーの一端側を額縁フレームの外周面に固定することにより、係合部による外装カバーと額縁フレームとの係合状態を維持する。
このようにして、本考案では、外装カバーをネジ止め部と係合部との2カ所により額縁フレームに固定するので、外装カバーを強固に額縁フレームに固定できる。
また、本考案では、係合部は、外装カバーをネジ等によって額縁フレームに係合させるのではなく、外装カバーを第1の方向および第2の方向に移動させることによって額縁フレームに係合させるので、外装カバーの取付工数を増大させることがない。
ここで、外装カバーの先端側(広告表示面に近接する側)を額縁フレームに固定する方法として、外装カバーの先端側を外装カバーの表面側からネジ等を外装カバーに打ち込むことにより、外装カバーを額縁フレームに固定する方法が考えられる。この場合、ネジが外部に露出することにより広告装置の美観が損なわれる。また、額縁フレームの外周面にネジにより凹凸が生じるので、額縁フレームの外周面にカバー部材を取り付ける場合に不都合が生じる。
本考案によれば、外装カバーの下方にあり、外部に露出することが無い係合部により外装カバーの先端側を額縁フレームに固定するので、広告装置の美観が損なわれることがない。また、額縁フレームの外周面に凹凸を生じさせることがないので、額縁フレームの外周面にカバー部材を取り付ける場合にも都合がよい。
本考案の広告装置において、前記係合部は、前記額縁フレームの外周面に形成された挿入穴であって第1穴部と、前記第1穴部とは異なる方向に延び且つ前記第1穴部と連通する第2穴部と、を備える挿入穴と、前記外装カバーにおいて前記挿入穴に対応する位置に形成され前記挿入穴に挿入される係止突起であって、前記係止突起が前記挿入穴に挿入された状態において、前記第1穴部内に位置する第1突起部と、前記第1突起部から延出し、前記第2穴部内に位置する第2突起部とを有する係止突起と、を備えることが好ましい。
外装カバー側に挿入穴が形成され、額縁フレーム側に係止突起が形成される場合、外装カバーの内面側に挿入穴が位置することとなり、外装カバーを額縁フレームに近接させる際に挿入穴が見づらく、額縁フレーム側の係止突起を挿入穴に挿入しづらい。
この考案によれば、外装カバー側に係止突起が形成され、額縁フレーム側に挿入穴が形成されるので、挿入穴を見ながら外装カバーの係止突起を挿入穴に挿入でき、作業性を良好にできる。
本考案の広告装置において、前記第1穴部および前記第1突起部は、前記広告表示面と平行に延び、前記第2穴部および前記第2突起部は、前記広告表示面と垂直、かつ前記広告表示面側に延びることが好ましい。
この考案によれば、挿入穴および係止突起の形状を、簡素かつ互いが強固に係合する形状にできる。
本考案の広告装置において、前記挿入穴の入口側には、前記挿入穴の深さ方向に進むに従って前記広告表示面側に近づく方向に延び、前記係止突起の前記挿入穴への挿入をガイドするガイド面があることが好ましい。
この考案によれば、外装カバーを額縁フレームに近接させる際に、ガイド面により係止突起を挿入穴へ案内でき、作業性をより良好にできる。
本考案の広告装置において、前記ネジ止め部は、先端側に進むに従い前記広告表示面から離隔するように前記外装カバーから前記額縁フレーム側に斜めに立ちあがる固定板部と、前記額縁フレームの外周面に形成されるとともに、枠状の前記額縁フレームの中央側に近付くに従い前記広告表示面から離隔する側に延び、前記固定板部が当接する受面部と、前記固定板部を前記受面部に固定するネジと、を備えることが好ましい。
この考案によれば、固定板部および受面部が広告表示面から離隔する側に斜めに形成されているとともに、第2穴部および第2突起部が広告表示面側に延びる。そのため、使用者は、挿入穴に外装カバーの係止突起が挿入されるように、外装カバーを額縁フレームに近接させた後(第1の方向に移動させた後)、固定板部を受面部側に押すことにより、すなわち外装カバーを広告表示面側に移動させることにより(第2の方向に移動させることにより)、係止突起を広告表示面側に移動させることができ、第2突起部を第2穴部に差し込むことができる。この状態において、受面部上に載置された固定板部を受面部にネジ止めすることにより、係止突起を挿入穴に係合させた状態に維持でき、外装カバーを額縁フレームに強固に固定できる。
この考案によれば、使用者は、外装カバーを額縁フレームに取り付ける際に、簡単な動作で係止突起を挿入穴に係合させることができる。
本考案の広告装置において、前記額縁フレームの外周面には、前記広告表示シートの周縁部を前記外周面に固定するテンションバーを収容する凹部が形成され、前記挿入穴の前記広告表示面側の壁部は、前記凹部の壁部を兼ね、前記挿入穴の前記広告表示面側の前記壁部からは、前記第2穴部を形成するリブが突出することが好ましい。
この考案によれば、挿入穴の壁部は、凹部の壁部を兼ねるので、額縁フレームをコンパクトにできる。また、この考案によれば、前記壁部のリブにより第2穴部を形成するので、額縁フレームの構成を簡素にできる。
本考案の広告装置において、前記額縁フレームは、前記外周面を構成する第1側辺部と、前記第1側辺部の前記広告表示面側の端部と一端が接続し、前記広告表示面に対して傾斜する斜辺部と、一端が前記斜辺部の他端に接続し、他端が前記第1側辺部に接続する第2側辺部とを備え、前記額縁フレームの内部には、前記斜辺部に沿う傾斜姿勢で保持され、前記斜辺部を補強する補強板と、前記斜辺部の前記一端側に近接する前記補強板の一端側を保持する第1保持リブと、前記斜辺部の前記他端側に近接する前記補強板の他端側を保持する第2保持リブと、が設けられていることが好ましい。
この考案によれば、第1、第2保持リブにより、斜辺部に沿う傾斜姿勢で補強板を保持できるので、該補強板により斜辺部の強度を補強できる。従って、この考案によれば、額縁フレームの内部に斜辺部補強用のリブや中空状の補強部を設ける場合に比べ、額縁フレームの構成を簡素にしながら十分な強度を確保できる。
組み立て式の広告装置を示す斜視である。 本体フレームの縦断面図である。 図2のA−A線断面図である。 額縁枠材および外装カバーの断面拡大図である。 枠材本体を示す断面図である。 受け金具を示す断面図である。 外装カバーの断面図である。 外装カバーの額縁フレームへの取付方法を説明するための図である。 額縁フレームおよび外装カバーの断面図である。 額縁フレームおよび外装カバーの断面図である。
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、組み立て式の広告装置100を示す斜視図である。
広告装置100は、上下に長い枠状の本体フレーム1と、本体フレーム1の表側および裏側に設けられた枠状の額縁フレーム2と、額縁フレーム2の外周面21に周縁部が固定され、額縁フレーム2間に張り渡される広告表示シート91(以下、表示シートと記載)とを備える。表示シート91には、該表示シート91が額縁フレーム2間に張り渡されることにより、広告表示面911が形成される。広告表示面911には、広告が印刷されている。表示シート91としては、例えば塩化ビニール製のものを採用できる。
また、広告装置100は、額縁フレーム2に取り付けられて額縁フレーム2の外周面21および広告表示面911の外縁部を覆う枠状の外装カバー5と、本体フレーム1内部に設けられ、広告表示面911を内側から照らす光源とを備える。なお、ここでは光源として蛍光灯92を採用する構成を例示するが、これに限られるものではなく、光源として例えばLEDや有機EL等を採用することも可能である。
図2は、本体フレーム1の縦断面図である。
本体フレーム1は、側面がアンカー93により建造物の壁面Wに連結される。本体フレーム1は、縦2本、横2本の長手状の本体枠材11の各端部が相互に連結されることにより枠状に形成される。本体枠材11は、アルミの押し出し成形材である。本体フレーム1は、横部材12およびブレース13により補強される。
図3は、図2のA−A線断面図である。
額縁フレーム2は、本体フレーム1の表側および裏側に枠状に設けられ、表示シート91を本体フレーム1の表側および裏側に張り渡す。額縁フレーム2は、縦2本、横2本の長手状の額縁枠材22(図3では縦の額縁枠材22のみ図示)の各端部が相互に連結されることにより枠状に形成される。額縁枠材22は、アルミの押し出し成形材である。鉛直に配置された額縁枠材22間には、額縁フレーム2を補強する横部材20が架け渡される。
図4は、額縁フレーム2よび外装カバー5の断面拡大図である。図4では、広告装置100の外周面21側が上側に来るとともに、広告表示面911側が左側に来る。
額縁フレーム2は、本体フレーム1に対し、図4に示すアンカー93側の一辺は、蝶番61およびネジ62,63により固定され、他の3辺は、固定プレート64(図3)およびネジ65,66により固定される。広告装置100のメンテナンス時は、前記他の3辺の本体フレーム1に対する固定を解除することで、額縁フレーム2を、アンカー93側の一辺を基端に蝶番61により本体フレーム1に対して開閉できる。なお、額縁フレーム2において、蝶番61および固定プレート64が取り付けられる部位は、額縁フレーム2の受け金具42が延び方向(図4の紙面垂直方向)に直交する方向(図4中左方向)に切欠かれることにより、取付スペースが確保されている。従って、図4において、蝶番61は、受け金具42(図6参照)と重るようにして描かれているが、実際は、受け金具42の切欠かれた部位に配置されている。また、図4において、ネジ423は、蝶番61を固定しているのではなく、受け金具42を額縁フレーム2(枠材本体41)に対して固定している。
額縁フレーム2の額縁枠材22は、切断面の外郭形状が直角三角形状であり、額縁フレーム2の外周面21を構成する第1側辺部23と、第1側辺部23の広告表示面911側の端部と一端が接続し、広告表示面911に対して傾斜する斜辺部24と、一端が斜辺部24の他端に接続し、他端が第1側辺部23に接続する第2側辺部25とを備える。
斜辺部24と第1側辺部23との間には、額縁枠材22の伸び方向(図4の紙面垂直方向)に延びる中空状の第1強度部261が形成される。第2側辺部25と斜辺部24との間には、額縁枠材22の伸び方向に延びる中空状の第2強度部262が形成される。
第1、第2強度部261,262において、額縁枠材22内部にて互いに対向する各対向面には、補強板27を斜辺部24に沿う傾斜姿勢で斜辺部24と共に保持する保持リブ263,264が設けられている。補強板27および保持リブ263,264は、図4の紙面垂直方向に延びている。
額縁フレーム2の外周面21には、表示シート91の周縁部を外周面21に固定するテンションバー28を収容する溝状の凹部29が形成されている。テンションバー28は、表示シート91の周縁部上に載置され、外周面21にネジ止めされることにより表示シート91の周縁部を外周面21に固定する。
額縁フレーム2の外周面21において、凹部29より広告表示面911側から離隔する側には、挿入穴30が形成されている。挿入穴30は、図4の紙面垂直方向に延びる溝状に形成されている。挿入穴30は、広告表示面911と平行に延びる穴部本体301(第1穴部)、穴部本体301の先端から広告表示面911側に延びる窪み302(第2穴部)とを備えた断面視L字形状に形成されている。挿入穴30の入口側には、挿入穴30の深さ方向に進むに従って広告表示面911側に延びるガイド面303がある。
挿入穴30の内径において広告表示面911と垂直方向(図4の左右方向)の長さは、外装カバー5の係止突起51における前記垂直方向(図4の左右方向)の最大長より大きい。外装カバー5の外周面21において、挿入穴30より広告表示面911側から離隔する側には、枠状の額縁フレーム2の中央側に近付くに従い広告表示面911から離隔する側に延びる受面部31が形成されている。受面部31も、図4の紙面垂直方向に延びている。受面部31には、ネジ32が挿入される孔が形成される。
図5は、額縁枠材22の枠材本体41を示す断面図、図6は、枠材本体41に取り付けられる受け金具42を示す断面図である。
額縁枠材22は、枠材本体41、および外装カバー5を受ける受面部31を枠材本体41に設けるための受け金具42を備える。枠材本体41には、図5の紙面垂直方向に延びる溝状、かつ断面視L字形状の接合穴411が形成されている。接合穴411の下端には、広告表示面911側に膨出し、かつ図5の紙面垂直方向に延びる窪み412が形成されている。接合穴411の内径において広告表示面911と垂直方向(図5の左右方向)の長さは、受け金具42の接合突起421における前記垂直方向(図6の左右方向)の最大長より大きい。
受け金具42の枠材本体41との対向面(図6の下方の面)において、広告表示面911から離隔する側には、図5の紙面垂直方向に延びる断面視L字形状の接合突起421が形成されている。接合突起421は、先端に広告表示面911側に膨出する爪部422が形成されている。以下、該突起421を用いた受け金具42の枠材本体41への固定方法を説明する。
まず、接合突起421を上方から接合穴411に入れた後、受け金具42を広告表示面911側にスライド移動させ、接合突起421の爪部422を接合穴411の窪み412に差し込む(図4)。その後、受け金具42の広告表示面911に近接する側をネジ423(図4)により枠材本体41に固定する。このように、本考案では、受面部31の下方に接合突起421が形成されているので、受面部31が形成されているためにネジを用いて固定することができない受け金具42の広告表示面911から離隔する側も、ネジを用いることなく容易に枠材本体41に固定できる。
図7は、外装カバー5の断面図である。
図7および図4に示すように、外装カバー5は、断面視L字形状に形成される。外装カバー5は、額縁フレーム2の外周面21との間に表示シート91の周縁部が挟まれるように、広告表示面911と直交する直交方向における一端側(図4中右側)が外周面21に固定され、前記直交方向における他端側(図4中左側)が広告表示面911の外縁部を覆うように前記一端側から広告表示面911側に延びる。
外装カバー5において挿入穴30に対応する位置には、挿入穴30に挿入される断面視L字形状の係止突起51が形成される。係止突起51は、図5の紙面垂直方向に延びる。係止突起51は、外装カバー5から広告表示面911と平行に延び、穴部本体301内に配置される腕部511(第1突起部)と、広告表示面911と垂直、かつ広告表示面911側に延び、窪み302内に配置される爪部512(第2突起部)とを備える。本実施形態では、この係止突起51と、係止突起51が挿入される挿入穴30とを備えて、額縁フレーム2から離れる方向への外装カバー5の移動を規制する係合部6が構成される。
外装カバー5において、広告表示面911と直交する直交方向において広告表示面911と離隔する側端部には、固定板部52が形成される。固定板部52は、先端側に進むに従い広告表示面911から離隔するように外装カバー5から額縁フレーム2側に斜めに立ちあがる。固定板部52には、ネジ32が挿入される孔が形成される。本実施形態では、この固定板部52と、受面部31と、ネジ32とを備えて、ネジ止めにより外装カバー5の一端側を額縁フレーム2の外周面21に固定するネジ止め部7が構成される。
図8(A)〜(D)は、外装カバー5の額縁フレーム2への取付方法を説明するための図である。
まず、係止突起51が額縁フレーム2の挿入穴30に挿入されるように、外装カバー5を額縁フレーム2の外周面21に近接させる(外装カバー5を第1の方向に移動させる)。この際、図8(A)、(B)に示すように、係止突起51の挿入穴30への挿入をガイド面303によりガイドできる。
このようにして係止突起51を挿入穴30に挿入した後、図8(C)に示すように、係止突起51が挿入穴30の底に当接するまで外装カバー5を額縁フレーム2側に押しこむ。
続いて、固定板部52を受面部31に当接するまで押す。すると、図8(D)に示すように、外装カバー5が広告表示面911と近接する側に移動し(外装カバー5が第2の方向に移動し)、係止突起51の爪部512が挿入穴30の窪み302に差し込まれる。これにより、額縁フレーム2から離れる方向(図8(D)中上方向)への外装カバー5の移動を規制するように外装カバー5が額縁フレーム2に係合する。この状態で、固定板部52をネジ32により受面部31に固定することで、外装カバー5が額縁フレーム2に強固に固定される。また、ネジ32が固定板部52をネジ止め固定した状態において、ネジ32の頭は、外装カバー5の外側から視認しにくい位置となるため、額縁フレーム2に装着された外装カバー5の固定にネジが用いられていることは一見して分かりにくく、美観の向上にも寄与している。
本実施形態によれば、外装カバー5を、係止突起51および挿入穴30が係合する係合部6と、固定板部52が受面部52にネジ止めされるネジ止め部7との2カ所により額縁フレーム2に固定するので、外装カバー5を強固に額縁フレーム2に固定できる。
外装カバー5の先端側(広告表示面911に近接する側)を額縁フレーム2に固定する方法として、外装カバー5の先端側を外装カバー5の表面側からネジ等を外装カバー5に打ち込むことにより、外装カバー5を額縁フレーム2に固定する方法が考えられる。この場合、ネジが外部に露出することにより広告装置100の美観が損なわれる。また、額縁フレーム2の外周面21にネジにより凹凸が生じるので、額縁フレーム2の外周面21にカバー部材を取り付ける場合に不都合が生じる。
本実施形態では、外装カバー5の下方にあり、外部に露出することが無い係合部6により外装カバー5の先端側を額縁フレーム2に固定するので、広告装置100の美観が損なわれることがない。また、額縁フレーム2の外周面21に凹凸を生じさせることがないので、額縁フレーム2の外周面21にカバー部材を取り付ける場合にも都合がよい。
本実施形態では、外装カバー5を額縁フレーム2の外周面21に近接させた後、固定板部52を受面部31に当接するまで押すことで係止突起51を挿入穴30に係合させる。従って、係止突起51を挿入穴30に係合させるのに、特別な作業を必要としないので、外装カバー5の取付工数を増大させることがない。
本実施形態では、ガイド面303により、係止突起51の挿入穴30への挿入をガイドできるので、作業性が良好である。
本実施形態では、額縁フレーム2内部に設けた保持リブ263,264により補強板27を斜辺部に沿う傾斜姿勢で保持するので、額縁フレーム2の壁部の構成を複雑にすることなく、補強板27により十分に斜辺部24を補強できる。
〔第2実施形態〕
以下、前記実施形態と同一機能部位には同一符号を付してその説明を省略する。
図9は、額縁フレーム2Aおよび外装カバー5の断面図である。
本実施形態では、挿入穴30の広告表示面911側の壁部33は、テンションバー28を収容する凹部29の壁部33を兼ねる。挿入穴30の広告表示面911側の壁部33からは、広告表示面911から離隔する側に穴形成リブ34(第2リブ)が突出する。穴形成リブ34は、図9の紙面垂直方向に延びており、壁部33を補強する役割と、係止突起51の爪部512が差し込まれる窪み302を形成する役割とを兼ねる。
また、本実施形態では、第1実施形態において斜辺部24と第1側辺部23との間にあった中空状の第1強度部261(図4)が省略され、保持リブ263,264が第2強度部262内に設けられている。
本実施形態では、挿入穴30の壁部33は、凹部29の壁部33を兼ねるので、挿入穴30専用の壁部を設ける場合に比べ、額縁フレーム2をコンパクトにできる。また、本実施形態では、斜辺部24と第1側辺部23との間の第1強度部261を省略してあるので、額縁フレーム2をよりコンパクトにできる。
〔第3実施形態〕
図10は、額縁フレーム2Bおよび外装カバー5の断面図である。
本実施形態でも、挿入穴30の壁部33は、凹部29の壁部33を兼ねるとともに、斜辺部24と第1側辺部23との間の第1強度部261は省略されるため、額縁フレーム2Bをコンパクトにできる。本実施形態では、穴形成リブ34は、壁部33を湾曲形成することにより設けられている。保持リブ263,264は、額縁フレーム2B内部における第1側辺部23と第2強度部262との間の空間に設けられている。
なお、上述の各実施形態では、係合部6は、外装カバー5側に設けられた係止突起51と、額縁フレーム2,2A,2B側に設けられた挿入穴30とを備えて構成されていたが、係合部は、額縁フレームの外周面側に設けられた係止突起と、外装カバー側に設けられた挿入穴とを備えて構成されていてもよい。
また、上述の各実施形態では、額縁フレーム2,2A,2Bが平面視略長方形状である場合を例示したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、正方形状や四角形以外の多角形状の輪郭を有する額縁フレームを採用することもできることは言うまでもない。
上述の各実施形態では、本体フレーム1に対して表側および裏側の両方の額縁フレーム2が開閉可能に設置されている例を示したが、表側または裏側の片側の額縁フレームのみが本体フレームに対して開閉可能に設置されていてもよい。
上述の各実施形態では、広告装置100は、本体フレーム1内に光源が設けられるタイプのものであったが、広告装置は、本体フレーム内に光源が設けられないタイプのものであってもよい。
2,2A,2B…額縁フレーム、5…外装カバー、6…係合部、7…ネジ止め部、21…額縁フレームの外周面、23…第1側辺部、24…斜辺部、25…第2側辺部、27…補強板、29…凹部、30…挿入穴、31…受面部、32…ネジ、34…リブ(穴形成リブ)、51…係合部(係止突起)、52…固定板部、91…広告表示シート、100…広告装置、263…第1保持リブ、264…第2保持リブ、301…第1穴部、302…第2穴部(窪み)、303…ガイド面、511…第1突起部、512…第2突起部(爪部)、911…広告表示面。

Claims (7)

  1. 枠状であり、外周面に広告表示シートの周縁部が固定されることにより前記広告表示シートが張り渡される額縁フレームと、
    前記額縁フレームの外周面との間に前記広告表示シートの周縁部が挟まれるように、張り渡された前記広告表示シートにより形成される広告表示面と直交する直交方向における一端側が前記外周面に固定され、前記直交方向における他端側が前記広告表示面側に延びる外装カバーと、を備え、
    前記外装カバーの一端側は、
    ネジ止めにより前記外装カバーの一端側を前記額縁フレームの外周面に固定するネジ止め部と、
    前記外装カバーを、前記額縁フレームの外周面に近づく第1の方向に移動させた後に前記第1の方向とは異なる第2の方向に移動させることにより、前記額縁フレームから離れる方向への前記外装カバーの移動を規制するように前記外装カバーと前記額縁フレームとを係合させる係合部と、
    により前記額縁フレームの外周面に固定される広告装置。
  2. 請求項1に記載の広告装置において、
    前記係合部は、
    前記額縁フレームの外周面に形成された挿入穴であって、第1穴部と、前記第1穴部とは異なる方向に延び且つ前記第1穴部と連通する第2穴部と、を備える挿入穴と、
    前記外装カバーにおいて前記挿入穴に対応する位置に形成され前記挿入穴に挿入される係止突起であって、前記係止突起が前記挿入穴に挿入された状態において、前記第1穴部内に位置する第1突起部と、前記第1突起部から延出し、前記第2穴部内に位置する第2突起部とを有する係止突起と、を備える広告装置。
  3. 請求項2に記載の広告装置において、
    前記第1穴部および前記第1突起部は、前記広告表示面と平行に延び、前記第2穴部および前記第2突起部は、前記広告表示面と垂直、かつ前記広告表示面側に延びる広告装置。
  4. 請求項3に記載の広告装置において、
    前記挿入穴の入口側には、前記挿入穴の深さ方向に進むに従って前記広告表示面側に延び、前記係止突起の前記挿入穴への挿入をガイドするガイド面がある広告装置。
  5. 請求項3に記載の広告装置において、
    前記ネジ止め部は、
    先端側に進むに従い前記広告表示面から離隔するように前記外装カバーから前記額縁フレーム側に斜めに立ちあがる固定板部と、
    前記額縁フレームの外周面に形成されるとともに、枠状の前記額縁フレームの中央側に近付くに従い前記広告表示面から離隔する側に延び、前記固定板部が当接する受面部と、
    前記固定板部を前記受面部に固定するネジと、
    を備える広告装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれかに記載の広告装置において、
    前記額縁フレームの外周面には、前記広告表示シートの周縁部を前記外周面に固定するテンションバーを収容する凹部が形成され、
    前記挿入穴の前記広告表示面側の壁部は、前記凹部の壁部を兼ね、
    前記挿入穴の前記広告表示面側の前記壁部からは、前記第2穴部を形成するリブが突出する広告装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の広告装置において、
    前記額縁フレームは、前記外周面を構成する第1側辺部と、前記第1側辺部の前記広告表示面側の端部と一端が接続し、前記広告表示面に対して傾斜する斜辺部と、一端が前記斜辺部の他端に接続し、他端が前記第1側辺部に接続する第2側辺部とを備え、
    前記額縁フレームの内部には、前記斜辺部に沿う傾斜姿勢で保持され、前記斜辺部を補強する補強板と、前記斜辺部の前記一端側に近接する前記補強板の一端側を保持する第1保持リブと、前記斜辺部の前記他端側に近接する前記補強板の他端側を保持する第2保持リブと、が設けられている広告装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019121503A (ja) * 2017-12-31 2019-07-22 株式会社▲高▼天 内照式照明装置
JP2020184448A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 株式会社▲高▼天 内照式照明装置及びその照明装置の透光性表面材取り付け用構成体
KR20230038384A (ko) * 2021-09-10 2023-03-20 정성의 광고판

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